JP2013205248A - 速度検出装置、走行位置算出装置及び速度算出方法 - Google Patents

速度検出装置、走行位置算出装置及び速度算出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】第1の目的は、回転検知装置からの回転検知信号に基づいて列車の速度を高精度に検出し得る手法を提案すること。第2の目的は、列車の位置を高精度に求め得る手段を提案すること。
【解決手段】速度検出部200では、滑走空転反知恵部208が、角速度センサ112の計測値に基づく慣性系ピッチ角θと、速度発電機20の計測値をもとに推定された速発系ピッチ角θとを比較することで、滑走空転の発生を検知する。そして、滑走空転補正部210は、滑走空転の発生が検知されていない場合には、速発系速度Vを検出速度Vとして出力する。一方、滑走空転の発生が検知されている場合には、滑走空転の発生期間の前後の速発系速度V及び角速度センサ112の計測値をもとに算出された慣性系速度Vを用いて、速発系速度Vを補正した補正速度Vを検出速度Vとして出力する。
【選択図】図3

Description

本発明は、回転検知装置から出力される列車の車軸又は車輪の回線速度に応じた回転検知信号に基づいて前記列車の速度を検出する速度検出装置等に関する。
車上側で列車の走行位置を算出(検出)する方法として、通過した地上子に基づいて絶対位置を取得し、列車の輪軸や車軸付近に取り付けられた速度発電機による計測値をもとに、この絶対位置からの走行距離を算出して、現在の列車の走行位置を算出する方法が一般的に知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−225188号公報
しかしながら、従来の速度発電機を用いる方法にはいくつかの問題点があった。1つ目は、車輪径の誤差である。車軸や車輪の回転を検知する回転検知装置としては、例えば、輪軸の軸端や車軸付近に設けられて輪軸の回転を検出する速度発電機や、歯車の山谷を検出するパルスジェネレータ等が知られているが、何れにしても、回転検知装置から出力される信号は、回転速度に応じた回転検知信号である。従来の方法では、この回転検知信号と、予め取得した車輪径とに基づいて速度を算出し、この速度をもとに走行位置を算出していた。ところが、車輪径は一定ではなく、車輪径誤差という誤差量を持つため、算出される速度が正確ではない可能性があった。
2つ目は、低速域における誤差である。例えば、速度発電機は、5km/h以下の低速域では検出不能となる。また、低速域では、加速度や減速度が大きく或いは急に変化する可能性がある。このため、走行中、常時速度を正確に検出しているとは言えない可能性があった。
3つ目は、滑走や空転の問題である。回転検知装置は輪軸の回転を検知するものであるから、車輪の滑走や空転が発生すると、その間の速度や走行距離を正確に算出することが困難であった。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、第1の目的は、回転検知装置からの回転検知信号に基づいて列車の速度を高精度に検出し得る手法を提案することである。第2の目的は、列車の位置を高精度に求め得る手法を提案することである。
上記課題を解決するための第1の形態は、
回転検知装置(例えば、図3の速度発電機20)から出力される列車の車軸又は車輪の回転速度に応じた回転検知信号に基づいて前記列車の速度を検出する速度検出装置(例えば、図3の速度検出部200)であって、
前記回転検知信号に基づく検出速度と前記列車に設けた加速度センサ(例えば、図3の加速度センサ111)により計測された計測加速度とを用いて、前記列車のピッチ角を推定するピッチ角推定手段(例えば、図3の速発系ピッチ角算出部205)と、
前記ピッチ角推定手段により推定された推定ピッチ角が、車輪の滑走又は空転(以下包括して「滑走空転」という)が発生した時の条件である所与の角度条件を満たすか否かを判定することで滑走空転の発生を検知する第1の滑走空転検知手段(例えば、図3の滑走空転判定部208)と、
前記第1の滑走空転検知手段による検知がなされた場合に、前記回転検知信号に基づく検出速度を補正する速度補正手段(例えば、図3の滑走空転補正部210)と、
を備えた速度検出装置である。
また、他の形態として、
回転検知装置(例えば、図3の速度発電機20)から出力される列車の車軸又は車輪の回転速度に応じた回転検知信号に基づいて前記列車の速度を検出する速度検出方法であって、
前記回転検知信号に基づく検出速度と前記列車に設けた加速度センサ(例えば、図3の加速度センサ111)により計測された計測加速度とを用いて、前記列車のピッチ角を推定するピッチ角推定ステップと、
前記ピッチ角推定ステップで推定された推定ピッチ角が、滑走空転が発生した時の条件である所与の角度条件を満たすか否かを判定することで滑走空転の発生を検知する第1の滑走空転検知ステップ(例えば、図7のステップA1)と、
前記第1の滑走空転検知ステップで検知がなされた場合に、前記回転検知信号に基づく検出速度を補正する速度補正ステップ(例えば、図8のステップB7)と、
を含む速度検出方法を構成しても良い。
この第1の形態等によれば、回転検知装置からの回転検知信号に基づく検出速度と、列車に設けた加速度センサにより計測された計測加速度とを用いて、列車のピッチ角が推定され、推定されたピッチ角が所与の角度条件を満たすか否かを判定することで、滑走空転の発生が検知される。そして、滑走空転の発生が検知された場合には、回転検知信号に基づく検出速度が補正される。これにより、滑走空転の発生を検知することができるとともに、滑走空転の発生を検知した場合には、回転検知信号に基づく検出速度を補正することが可能となり、より高精度な速度検出が可能となる。
また、第2の形態として、第1の形態の速度検出装置であって、
前記列車に設けた角速度センサにより計測された計測角速度を用いて前記列車の姿勢を検出する姿勢検出手段(例えば、図3の慣性航法姿勢角算出部201)と、
前記推定ピッチ角と前記姿勢検出手段により検出された検出姿勢との差を用いて、滑走空転の発生を検知する第2の滑走空転検知手段(例えば、図3の滑走空転判定部208)と、
を更に備え、
前記速度補正手段は、前記第2の滑走空転検知手段による検知がなされた場合にも、前記補正を行う、
速度検出装置を構成しても良い。
この第2の形態によれば、列車に設けた角速度センサによる計測角速度を用いて列車の姿勢が検出され、推定されたピッチ角とこの検出姿勢との差を用いて、滑走空転の発生が検知される。そして、滑走空転の発生が検知された場合は、第1の形態と同様に、回転検知信号に基づく検出速度が補正される。これにより、滑走空転の発生に対する検出速度の精度を一層向上させることが可能となる。
また、第3の形態として、第2の形態の速度検出装置であって、
前記推定ピッチ角と前記姿勢検出手段により検出された検出姿勢との差を用いて、前記角速度センサのバイアスを推定するバイアス推定手段(例えば、図3のバイアス推定部209)と、
前記バイアス推定手段により推定された推定バイアスに基づいて、前記角速度センサにより計測された計測角速度又は前記姿勢検出手段により検出された検出姿勢を補正する姿勢補正手段(例えば、図3の滑走空転補正部210)と、
を更に備えた速度検出装置を構成しても良い。
この第3の形態によれば、推定されたピッチ角と検出姿勢との差を用いて、角速度センサのバイアスが推定され、この推定バイアスに基づいて、角速度センサによる計測角速度又は検出姿勢が補正される。なお、計測角速度を補正することは、計測角速度に基づいて検出姿勢が求められるため、結果的には検出姿勢を補正することと等価であるといえる。このように、角速度センサのバイアスを推定し補正することで、検出姿勢の高精度化が図られ、その結果、滑走空転の発生をより精度良く検出することが可能となる。
また、第4の形態として、第3の形態の速度検出装置であって、
前記推定ピッチ角と前記姿勢検出手段により検出された検出姿勢との差の時間変化が、バイアスの変動量として認められる条件である所与の変動許容条件を満たすか否かを判定するバイアス変動判定手段(例えば、図3の滑走空転判定部208)を更に備え、
前記バイアス変動判定手段により肯定判定された場合には前記第2の滑走空転検知手段の作動が抑止され、否定判定された場合に前記バイアス推定手段の作動が抑止されることを特徴とする度検出装置を構成しても良い。
この第4の形態によれば、推定ピッチ角と検出姿勢との差の時間変化が所定の変動許容条件を満たすか否かが判定され、満たす場合には、推定ピッチ角と検出姿勢との差を用いた滑走空転の発生の検知が抑止され、満たさない場合には、推定ピッチ角と検出姿勢との差を用いた角速度センサのバイアスの推定が抑止される。変動許容条件を満たす場合とは、角速度センサのバイアス変動が想定される範囲内の場合であるから、この場合には、滑走空転の発生の検知を行わないようにして、誤検知を防止する。一方、変動許容条件を満たさない場合とは、角速度センサのバイアス変動が想定される範囲を超えている場合であるから、この間はバイアスを正しく判定できないため、バイアスの推定を抑止する。
また、第5の形態として、第2〜第4の何れかの形態の速度検出装置であって、
前記加速度センサにより計測された計測加速度と前記姿勢検出手段により検出された検出姿勢とを用いて前記列車の速度を算出する速度算出手段(例えば、図3の慣性航法速度算出部202)を更に備え、
前記速度補正手段は、前記速度算出手段により算出された速度を用いて前記補正を行う、
速度検出装置を構成しても良い。
この第5の形態によれば、加速度センサによる計測加速度と検出姿勢とを用いて列車の速度が算出され、算出された速度を用いて検出速度の補正が行われる。
また、第6の形態として、第1〜第5の何れかの形態の速度検出装置であって、
前記ピッチ角推定手段は、前記回転検知信号に基づく検出速度から加速度を算出する加速度算出手段(例えば、図3の速発系加速度算出部204)を有し、当該加速度算出手段により算出された加速度と前記加速度センサにより計測された計測加速度との差が重力加速度のピッチ角成分に相当する関係に基づいて前記ピッチ角を推定する、
速度検出装置を構成しても良い。
この第6の形態によれば、回転検知信号に基づく検出速度から加速度が算出され、この加速度と加速度センサによる計測加速度との差が重力加速度のピッチ角成分に相当する関係に基づいて、ピッチ角が推定される。回転検知信号に基づき算出される加速度は、列車の進行方向に沿った加速度であるため、勾配は含まれていない。そこで、この第6の形態のように、回転検知信号に基づく加速度と、加速度センサにより計測された計測加速度の差が重力加速度のピッチ角成分に相当するという関係に基づいて、ピッチ角を推定することができる。
第7の形態として、第1〜第6の何れかの形態の速度検出装置と、
前記速度検出装置により検出された速度と所定の軌道情報とを用いて前記列車の走行位置を算出する走行位置算出手段(例えば、図1の位置算出部122)と、
を備えた走行位置算出装置を構成しても良い。
この第7の形態によれば、高精度な検出速度を用いることで、走行位置を高精度に算出することが可能な走行位置算出装置を実現できる。
車上装置の内部構成図。 センサ座標系の設定の説明図。 速度検出部の詳細な機能構成図。 速発系ピッチ角の推定の説明図。 速発系ロール角の推定の説明図。 線路DBのデータ構造の一例を示す図。 滑走空転判定処理を説明するフローチャート。 速度補正処理を説明するフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。但し、本発明の適用可能な実施形態がこれに限定されるものではない。
[構成]
図1は、本実施形態の車上装置10の内部構成を示すブロック図である。この車上装置10は、列車に搭載される装置であり、加速度センサ111と、角速度センサ(ジャイロセンサ)112と、処理部120と、記憶部130とを有している。
加速度センサ111は、当該センサに対応付けられた三次元直交座標系であるローカル座標系(センサ座標系)における加速度a(a,a,a)を計測する。この加速度センサ111による計測値は、計測された時刻と対応づけて加速度蓄積データ132aとして蓄積記憶される。
角速度センサ112は、当該センサに対応付けられた三次元直交座標系であるローカル座標系(センサ座標系)の各軸回りの速度である角速度(θ,φ,γ)を計測する。この角速度センサ112による計測値は、計測された時刻と対応づけて角速度蓄積データ132bとして蓄積記憶される。
角速度センサ112におけるセンサ座標系と、加速度センサ111におけるセンサ座標系との座標軸は同一に設定されている。図2は、センサ座標系の設定を説明する図である。センサ座標系は、Xs軸が列車の左右方向に一致し、Ys軸が列車の前後方向に一致し、Zs軸が列車の上下方向に一致するように定められている。
処理部120は、例えばCPU等の演算装置で実現され、記憶部130に記憶されたプログラムやデータ、等に基づいて、車上装置10を構成する各部への指示やデータ転送を行い、車上装置10の全体制御を行う。本実施形態では、処理部120は、速度検出部200と、位置算出部122とを有している。
速度検出部200は、速度検出装置として機能する機能部である。速度検出装置を構成する場合には、加速度センサ111及び角速度センサ112を含むこととしてもよい。また、位置算出部122は、走行位置算出装置として機能する機能部である。速度検出部200が位置算出部122に含まれる形態でもよい。
図3は、速度検出部200の詳細な機能構成を示すブロック図である。速度検出部200は、慣性航法姿勢角算出部201と、慣性航法速度算出部202と、速発系速度算出部203と、速発系加速度算出部204と、速発系ピッチ角算出部205と、遠心力算出部206と、速発系ロール角算出部207と、滑走空転判定部208と、バイアス推定部209と、滑走空転補正部210とを有し、自列車の速度Vを検出する。
慣性航法姿勢角算出部201は、角速度センサ112によって計測された角速度(θ,φ,γ)をもとに、列車の現在の姿勢角(θ,φ,γ)を算出する。具体的には、角速度センサ112によって計測された角速度(θ,φ,γ)を、バイアス推定部209によって算出されたバイアス補正値(Δθ,Δφ,Δγ)で補正する。そして、補正後の角速度に対する時間積分処理を行って、所定時間における姿勢角の変化分を算出し、これを直前の姿勢角に加算して、現在の姿勢角である慣性航法系姿勢角(θ,φ,γ)を算出する。なお、姿勢角の初期値(初期姿勢)は、例えば列車が水平状態の場合に、ピッチ角θ=ロール角φ=0として設定する。ヨー角γの初期値は任意に設定することができる。初期値は、例えば、線路DB134を参照して、予め設定された水平状態で停車する停車駅での停車時に設定する。
慣性航法速度算出部202は、列車の前後方向(Ys軸方向)における列車の現在の速度を算出する。具体的には、慣性航法姿勢角算出部201によって算出されたピッチ角θを用いて、加速度センサ111によって計測された前後方向加速度aを補正することで、走行に係るYs軸方向の加速度を先ず求める。加速度センサ111によって計測された前後方向加速度aは、重力加速度のYs軸方向成分の分だけ増減している。従って、ピッチ角θを用いて重力加速度のYs軸方向成分を求め、前後方向加速度aを補正することで、走行に係るYs軸方向の加速度を求める。そして、求めた加速度に対する時間積分処理を行って、所定時間における速度の変化分を算出し、これを直前の速度に加算して、列車の前後方向(Ys軸方向)の速度である慣性系速度Vを算出する。
速発系速度算出部203は、速度発電機20の計測値をもとに列車の前後方向に沿った速度である速発系速度Vを算出する。
速発系加速度算出部204は、速発系速度算出部203によって算出された速発系速度Vに対する時間微分処理を行って、所定時間における速度の変化分を算出し、列車の前後方向の加速度である速発系加速度aを算出する。
速発系ピッチ角算出部205は、加速度センサ111によって計測された前後方向加速度aと、速発系加速度算出部204によって算出された速発系加速度aとを比較することで、前後方向加速度aに含まれる重力加速度成分を抽出し、ピッチ角(速発系ピッチ角)θを算出する。
図4は、速発系ピッチ角θの算出方法を説明する図である。図4では、センサ座標系におけるYs−Zs平面を示している。加速度センサ111によって計測される前後方向加速度aは、重力加速度を含んでいるが、速発系加速度算出部204によって算出される速発系加速度aは、重力加速度を含んでいない。つまり、その差Δa(=a−a)は、重力加速度のうちの列車の前後方向(センサ座標系におけるYs軸方向)の成分である(図4ではYs軸の負方向成分となっている)。従って、重力加速度の大きさを「g」とすると、水平面(絶対座標系におけるXw−Yw平面)に対する、センサ座標系のYs軸の変位角であるピッチ角θは、次式(1)となる。
Figure 2013205248
遠心力算出部206は、滑走空転補正部210によって算出された検出速度Vと、角速度センサ112によって計測されたヨー角速度γとに基づいて、水平面(絶対座標系におけるXw−Yw平面)に沿った方向に作用する遠心力加速度Aを算出する。
速発系ロール角算出部207は、加速度センサ111によって計測された左右方向加速度aと、遠心力算出部206によって算出された遠心力加速度Aとから、左右方向加速度aに含まれる重力加速度成分を抽出し、ロール角(速発系ロール角)φを算出する。
図5は、速度系ロール角φの推定を説明する図である。図5は、センサ座標系におけるXs−Zs平面を示している。加速度センサ111によって計測される左右方向加速度aは、重力加速度と、遠心力加速度Aとを含んでいる。つまり、加速度センサ111によって計測される左右方向加速度aと、遠心力加速度Aのうち列車の左右方向(センサ座標系におけるXs軸に沿った方向)の成分との差Δa(=a−A×cosφ)は、重力加速度のうちの列車の左右方向(センサ座標系におけるXs軸に沿った方向)の成分である。従って、水平面に対する、センサ座標系のXs軸の変位角であるロール角φは、次式(2)となる。
Figure 2013205248
滑走空転判定部208は、慣性航法姿勢角算出部201によって算出された慣性系ピッチ角θと、速発系ピッチ角算出部205によって算出された速発系ピッチ角θとをもとに、滑走空転の発生を判定(検知)する。具体的には、次の二つの判定条件をともに満たしている場合には、滑走空転は「発生していない」と判定し、判定条件の何れかを満たさない場合には、滑走空転が「発生している」と判定する。
1つ目の条件(判定条件1)は、速発系ピッチ角θが、線路に定められる最大勾配(35‰)以下である」ことである。
2つ目の条件(判定条件2)は、「速発系ピッチ角θと慣性系ピッチ角θとの差Δθが、所定の許容バイアス変動量以下であること」である。判定条件2の成立条件は、詳細には、判定タイミングから過去短時間(例えば、1秒程度)の間のピッチ角の差Δθの変動量(振幅)が所定の許容バイアス変動量以下であり(短時間比較)、且つ、判定タイミングから過去長時間(例えば、数十秒程)の間のピッチ角の差Δθの変動量(振幅)が所定の許容バイアス変動量以下であること(長時間比較)である。ここで、短時間比較及び長時間比較それぞれに定められる許容バイアス変動量の閾値条件は、許容バイアス変動量データ133として記憶されている。
バイアス推定部209は、角速度センサ112によって計測される角速度(θ,φ,γ)に対するバイアス補正値(Δθ,Δφ,Δγ)を推定する。具体的には、慣性航法姿勢角算出部201によって算出される慣性系ピッチ角θと、速発系ピッチ角算出部205によって算出される速発系ピッチ角θとの差に基づいてピッチ角θのバイアス補正値Δθを推定する。推定タイミングにおける慣性系ピッチ角θと速発系ピッチ角θとの差をバイアス補正値Δθとしてもよいし、推定タイミングから過去所定期間の間に変動した差の平均値或いは中央値をバイアス補正値Δθとしてもよい。この場合、所定期間は例えば長時間比較の時間と同じとしてもよい。
ロール角φについても同様に、慣性航法姿勢角算出部201によって算出される慣性系ロール角φと、速発系ピッチ角算出部205によって算出される速発系ロール角φとの差に基づいてロール角φのバイアス補正値Δφを推定する。
また、ヨー角γについては、直線区間を走行中に角速度センサ112によって計測されたヨー角速度γを、バイアス補正値Δγとする。直線区間は、線路DB134を参照して判断する。
滑走空転補正部210は、滑走空転判定部208によって滑走空転の発生が判定(検知)された場合に、速発系速度算出部203によって算出された速発系速度Vを慣性系速度を用いて補正し、検出速度Vとして出力する。具体的には、滑走空転の発生直前(判定直前)の速発系速度Vp1、及び、慣性系速度Vi1と、滑走空転の終了直後の速発系速度Vp2、及び、慣性系速度Vi2とを用いて、滑走空転が発生している期間の慣性系速度Vを、次の式(3)に従って補正することで補正速度Vを算出する。そして、算出した補正速度Vを、検出速度Vとして出力する。
Figure 2013205248
また、滑走空転補正部210は、滑走空転が発生していないときには、速発系速度算出部203によって算出された速発系速度Vを、検出速度Vとして出力する。ここで、滑走空転補正部210によって出力される検出速度Vは、検出速度蓄積データ137として蓄積記憶される。
図1に戻り、位置算出部122は、速度検出部200によって検出された速度Vをもとに、列車の走行位置(走行距離)を算出する。例えば、速度検出部200によって検出された速度Vをもとに算出した相対走行距離を、所与の基準位置に加算することで、現在の列車の走行位置を算出する。基準位置は、通過した地上子の絶対位置等を用いることができる。位置算出部122によって算出された走行位置は、位置蓄積データ138として蓄積記憶される。
記憶部130は、例えばROMやRAM、ハードディスク等の記憶装置で実現され、処理部120が車上装置10を統合的に制御するためのシステムプログラムや、各種機能を実現するためのプログラムやデータ等を格納しているとともに、処理部120の作業領域として用いられ、処理部120が実行した演算結果や、加速度センサ111や角速度センサ112の計測データ等が一時的に格納される。本実施形態では、記憶部130には、速度検出プログラム131と、センサ蓄積データ132と、許容バイアス変動量データ133と、線路DB134と、補正用データ135と、滑走空転フラグ136と、検出速度蓄積データ137と、位置蓄積データ138とが記憶される。センサ蓄積データ132は、加速度蓄積データ132aと、角速度蓄積データ132bとを含んでいる。
線路DB134は、列車が走行する軌道の各所の条件が格納されたデータベースであり、データ構造の一例を図6に示す。図6において、線路DB134は、キロ程で示された地点毎に、当該地点の絶対座標系上の座標値、勾配角度、曲率半径、カント、当該地点が直線の場合の残り直線長等が格納されている。当該地点が停車場(駅)か否かの識別情報を含むこととしてもよい。
補正用データ135は、滑走空転補正部210が、補正速度Vの算出のために用いる各種データである。
[処理の流れ]
図7は、滑走空転判定部208が行う滑走空転判定処理の流れを説明するフローチャートである。先ず、滑走空転判定部208は、速発系ピッチ角算出部205によって算出された速発系ピッチ角θと、線路の最大勾配(具体的には、35‰)とを比較する。速発系ピッチ角θが最大勾配以上ならば(ステップA1:NO)、滑走空転が「発生している」と判定し、滑走空転フラグを「1」に設定する(ステップA15)。なお、最大勾配を35‰としたが、走行線区に応じた他の値としてもよいことは勿論である。
一方、速発系ピッチ角θが最大勾配を下回るならば(ステップA1:YES)、続いて、所定の短時間における、速発系ピッチ角θと慣性航法姿勢角算出部201によって算出された慣性系ピッチ角θとの差の変動量と、所定のバイアス変動量とを比較する(ステップA3)。ピッチ角θの差の変動量は、比較するタイミングにおける差としてもよいし、所定の短時間の間の差の平均値としてもよいし、中央値としてもよい。ピッチ角θの差の変動量が許容バイアス変動量を超えるならば(ステップA5:NO)、滑走空転が「発生している」と判定し、滑走空転フラグを「1」に設定する(ステップA15)。
一方、ピッチ角θの差の変動量が許容バイアス変動量以下ならば(ステップA5:YES)、続いて、所定の長時間における、速発系ピッチ角θと慣性系ピッチ角θとの差の変動量と、所定の許容バイアス変動量とを比較する(ステップA7)。ここでのピッチ角θの差の変動量も同様に、所定の長時間の間の差の平均値としてもよいし、中央値としてもよい。ピッチ角θの差の変動量が許容バイアス変動量を超えるならば(ステップA9:NO)、滑走空転が「発生している」と判定し、滑走空転フラグを「1」に設定する(ステップA15)。
一方、ピッチ角θの差の変動量が許容バイアス変動量以下ならば(ステップA9:YES)、滑走空転が「発生していない」と判断し、滑走空転フラグを「0」に設定する(ステップA13)。そして、バイアス推定部209が、バイアス補正値(Δθ,Δφ,Δγ)を決定する(ステップA15)。滑走空転判定処理は、このように行われる。
図8は、滑走空転補正部210が行う速度補正処理の流れを説明するフローチャートである。先ず、滑走空転判定部208によって設定される滑走空転フラグについて、前回の値から今回の値への変化を判断する。
その結果、滑走空転フラグが「1」から「0」に変化したならば(ステップB1:YES〜B3:YES)、滑走空転が終了したと判断して、速発系ピッチ角算出部205によって算出された現在の速発系速度Vを、滑走空転の終了時速度Vp2として記憶するとともに、慣性航法速度算出部202によって算出された現在の慣性系速度Vを、滑走空転の終了時速度Vi2として記憶する(ステップB5)。次いで、現在の慣性系速度Vをもとに、式(3)に従って補正速度Vを算出し(ステップB7)、算出した補正速度Vを、検出速度Vとして出力する(ステップB9)。更に、仮速度Vを検出速度Vとして出力した期間(滑走空転が発生していた期間)期間における検出速度Vを、算出した補正速度Vに更新する(ステップB11)。
また、滑走空転フラグが「0」のままならば(ステップB1:YES〜B3:NO)、滑走空転が発生していないと判断して、次式(4)に従って、速発系速度Vと慣性系速度Vとの速度変化比Vを算出・更新する(ステップB13)。そして、速発系速度Vを、検出速度Vとして出力する(ステップB15)。
Figure 2013205248
また、滑走空転フラグが「0」から「1」に変化したならば(ステップB1:NO〜B17:YES)、滑走空転の発生直後と判断し、直前の速発系速度V、及び、慣性系速度Vを、それぞれ、滑走空転の開始前速度Vp1,Vi1として記憶する(ステップB19)。
また、滑走空転フラグが「1」のままならば(ステップB1:NO〜B17:NO)、滑走空転の発生中と判断して、現在の慣性系速度V、及び、速度変化比Vをもとに、次式(5)に従って仮速度Vを算出し(ステップB21)、算出した仮速度Vを、検出速度Vとして出力する(ステップB23)。速度補正処理は、このように行われる。
Figure 2013205248
[作用効果]
このように、本実施形態によれば、車上装置10では、速度発電機20の計測値、及び、加速度センサ111によって検知された列車の前後方向加速度aを用いて速発系ピッチ角θを推定する。そして、角速度センサ112の計測値に基づく慣性系ピッチ角θと、推定した速発系ピッチ角θとを比較することで、滑走空転の発生を検知(判定)する。そして、滑走空転の発生が検知されていない場合には、速度発電機20の計測値をもとに算出した速発系速度Vを、検出速度Vとして出力する。一方、滑走空転の発生が検知されている場合には、速度発電機20の計測値をもとに算出した速発系速度Vを、滑走空転の発生直前の速発系速度Vp1及び慣性系速度Vi1と、滑走空転の終了直後の速発系速度Vp2及び慣性系速度Vi2とを用いて補正した補正速度Vを算出し、検出速度Vとして出力する。これにより、滑走空転の発生を検知することができるとともに、滑走空転の発生を検知した場合には、速発系速度Vを補正して検出速度Vとして出力することができるので、より高精度な速度検出が可能となる。
また、角速度センサ112の計測値をもとに算出した姿勢角と、速度発電機20の計測値をもとに推定した姿勢角とを比較することで、角速度センサ112のバイアス補正値を算出し、このバイアス補正値によって、角速度センサ112によって計測された角速度を補正する。これにより、速度検出の更なる高精度化が図れる。
更に、この検出速度Vを用いて、列車の位置を算出する。これにより、列車の走行位置(走行距離)の検出を、より高精度に行うことができる。
[変形例]
なお、本発明の適用可能な実施形態は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なのは勿論である。
(A)回転検知装置
上述の実施形態では、回転検知装置を速度発電機としたが、例えば、パルスジェネレータ等としてもよい。列車の車軸又は車輪の回転を検出して回転に応じた検知信号を出力する装置であれば、何れでも良い。
10 車上装置
111 加速度センサ、112 角速度センサ
120 処理部
200 速度検出部
201 慣性航法姿勢角算出部、202 慣性航法速度算出部
203 速発系速度算出部、204 速発系加速度算出部
205 速発系ピッチ角算出部、206 遠心力算出部
207 速発系ロール角算出部、208 滑走空転判定部
209 バイアス推定部、210 滑走空転補正部
122 位置算出部
130 記憶部
131 速度検出プログラム、132 センサ蓄積データ
133 許容バイアス変動量データ、134 線路DB
135 補正用データ、136 滑走空転フラグ
137 検出速度蓄積データ、138 位置蓄積データ
20 速度発電機
また、他の形態として、
回転検知装置(例えば、図3の速度発電機20)から出力される列車の車軸又は車輪の回転速度に応じた回転検知信号に基づいて前記列車の速度を算出する速度算出方法であって、
前記回転検知信号に基づく検出速度と前記列車に設けた加速度センサ(例えば、図3の加速度センサ111)により計測された計測加速度とを用いて、前記列車のピッチ角を推定するピッチ角推定ステップと、
前記ピッチ角推定ステップで推定された推定ピッチ角が、滑走空転が発生した時の条件である所与の角度条件を満たすか否かを判定することで滑走空転の発生を検知する第1の滑走空転検知ステップ(例えば、図7のステップA1)と、
前記第1の滑走空転検知ステップで検知がなされた場合に、前記回転検知信号に基づく検出速度を補正する速度補正ステップ(例えば、図8のステップB7)と、
を含む速度算出方法を構成しても良い。

Claims (8)

  1. 回転検知装置から出力される列車の車軸又は車輪の回転速度に応じた回転検知信号に基づいて前記列車の速度を検出する速度検出装置であって、
    前記回転検知信号に基づく検出速度と前記列車に設けた加速度センサにより計測された計測加速度とを用いて、前記列車のピッチ角を推定するピッチ角推定手段と、
    前記ピッチ角推定手段により推定された推定ピッチ角が、車輪の滑走又は空転(以下包括して「滑走空転」という)が発生した時の条件である所与の角度条件を満たすか否かを判定することで滑走空転の発生を検知する第1の滑走空転検知手段と、
    前記第1の滑走空転検知手段による検知がなされた場合に、前記回転検知信号に基づく検出速度を補正する速度補正手段と、
    を備えた速度検出装置。
  2. 前記列車に設けた角速度センサにより計測された計測角速度を用いて前記列車の姿勢を検出する姿勢検出手段と、
    前記推定ピッチ角と前記姿勢検出手段により検出された検出姿勢との差を用いて、滑走空転の発生を検知する第2の滑走空転検知手段と、
    を更に備え、
    前記速度補正手段は、前記第2の滑走空転検知手段による検知がなされた場合にも、前記補正を行う、
    請求項1に記載の速度検出装置。
  3. 前記推定ピッチ角と前記姿勢検出手段により検出された検出姿勢との差を用いて、前記角速度センサのバイアスを推定するバイアス推定手段と、
    前記バイアス推定手段により推定された推定バイアスに基づいて、前記角速度センサにより計測された計測角速度又は前記姿勢検出手段により検出された検出姿勢を補正する姿勢補正手段と、
    を更に備えた請求項2に記載の速度検出装置。
  4. 前記推定ピッチ角と前記姿勢検出手段により検出された検出姿勢との差の時間変化が、バイアスの変動量として認められる条件である所与の変動許容条件を満たすか否かを判定するバイアス変動判定手段を更に備え、
    前記バイアス変動判定手段により肯定判定された場合には前記第2の滑走空転検知手段の作動が抑止され、否定判定された場合に前記バイアス推定手段の作動が抑止されることを特徴とする請求項3に記載の速度検出装置。
  5. 前記加速度センサにより計測された計測加速度と前記姿勢検出手段により検出された検出姿勢とを用いて前記列車の速度を算出する速度算出手段を更に備え、
    前記速度補正手段は、前記速度算出手段により算出された速度を用いて前記補正を行う、
    請求項2〜4の何れか一項に記載の速度検出装置。
  6. 前記ピッチ角推定手段は、前記回転検知信号に基づく検出速度から加速度を算出する加速度算出手段を有し、当該加速度算出手段により算出された加速度と前記加速度センサにより計測された計測加速度との差が重力加速度のピッチ角成分に相当する関係に基づいて前記ピッチ角を推定する、
    請求項1〜5の何れか一項に記載の速度検出装置。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載の速度検出装置と、
    前記速度検出装置により検出された速度と所定の軌道情報とを用いて前記列車の走行位置を算出する走行位置算出手段と、
    を備えた走行位置算出装置。
  8. 回転検知装置から出力される列車の車軸又は車輪の回転速度に応じた回転検知信号に基づいて前記列車の速度を検出する速度検出方法であって、
    前記回転検知信号に基づく検出速度と前記列車に設けた加速度センサにより計測された計測加速度とを用いて、前記列車のピッチ角を推定するピッチ角推定ステップと、
    前記ピッチ角推定ステップで推定された推定ピッチ角が、滑走空転が発生した時の条件である所与の角度条件を満たすか否かを判定することで滑走空転の発生を検知する第1の滑走空転検知ステップと、
    前記第1の滑走空転検知ステップで検知がなされた場合に、前記回転検知信号に基づく検出速度を補正する速度補正ステップと、
    を含む速度検出方法。
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