JP2013205040A - 測定方法、測定装置、演算回路、測定プログラム - Google Patents

測定方法、測定装置、演算回路、測定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】従来の測定方法では、測定精度を向上させることが困難である。
【解決手段】測定対象物を分光分析により分析した結果に基づいて、前記測定対象物に含まれるタンパク質、脂質、炭水化物、水分、及び灰分の5つの成分のそれぞれの重量を、前記測定対象物の単位重量当たりの重量比率として測定する比率測定ステップS1と、前記5つの前記重量比率のうちの少なくとも一部の前記重量比率を補正することによって、前記5つの重量比率の合計を100%に補正する補正ステップS2と、前記5つの成分のうち、前記タンパク質、前記脂質、及び前記炭水化物の3つの前記成分のそれぞれについて、前記補正ステップ後の前記重量比率と、それぞれに対応する係数とを乗算することによって、前記測定対象物の単位重量当たりの各前記成分のカロリーである成分カロリーを算出するステップS3と、を含む、ことを特徴とする測定方法。
【選択図】図4

Description

本発明は、測定方法、測定装置、演算回路、測定プログラム等に関する。
従来から、物質の光に対する特性を分析することによって、物質を特定したり、物質の成分を分析する方法が知られている。物質の光に対する特性を分析する方法としては、例えば、物質が特定の波長の光を吸収しやすいという性質を利用して、分析対象物に吸収されやすい光の波長を分析する分光分析が挙げられる。
そして、従来、このような分光分析を利用して、食品のカロリーを測定する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−292128号公報
上記特許文献1には、食品に含まれる糖質(炭水化物)、タンパク質、及び脂肪の3つの成分のそれぞれの成分量を分光分析によって測定し、得られた各成分量にそれぞれ換算係数を乗じてから3つの成分量を加算することによって、食品のカロリー値を算出する方法が記載されている。
しかしながら、食品を構成する成分は、タンパク質、脂質、及び炭水化物の3つの成分だけではない。従来の測定方法では、タンパク質、脂質、及び炭水化物の他の成分が加味されていない。このため、従来の測定方法では、測定精度を向上させることが困難であるという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現され得る。
[適用例1]測定対象物を分光分析により分析した結果に基づいて、前記測定対象物に含まれるタンパク質、脂質、炭水化物、水分、及び灰分の5つの成分のそれぞれの重量を、前記測定対象物の単位重量当たりの重量比率として測定する比率測定ステップと、前記5つの成分の前記重量比率のうちの少なくとも一部の前記重量比率を補正することによって、前記5つの重量比率の合計を100%に補正する補正ステップと、前記5つの成分のうち、前記タンパク質、前記脂質、及び前記炭水化物の3つの前記成分のそれぞれについて、前記補正ステップ後の前記重量比率とそれぞれに対応する係数とを乗算することによって、前記測定対象物の単位重量当たりの各前記成分のカロリーである成分カロリーを算出するステップと、を含む、ことを特徴とする測定方法。
この適用例の測定方法では、測定対象物に含まれる5つの成分の重量を、それぞれ、測定対象物の単位重量当たりの重量比率として測定し、測定した5つの重量比率のうちの少なくとも一部の重量比率を補正することによって、5つの重量比率の合計を100%に補正する方法が採用されている。ここで、5つの成分は、タンパク質、脂質、炭水化物、水分、及び灰分である。
この測定方法では、5つの成分のうち、タンパク質、脂質、及び炭水化物の3つの成分のそれぞれについて、測定対象物の単位重量当たりの各成分のカロリーである成分カロリーを算出する。このとき、成分カロリーは、補正ステップ後の重量比率とそれぞれに対応する係数とを乗算することによって算出される。
この測定方法では、測定対象物のタンパク質、脂質、及び炭水化物の3つの成分の他に、測定対象物の水分及び灰分の成分についても重量比率を算出し、且つ、これらの5つの重量比率の合計を100%に補正してから、3つの成分について成分カロリーを算出する。つまり、この測定方法によれば、測定対象物のタンパク質、脂質、及び炭水化物の3つの成分の他に、測定対象物の水分及び灰分の成分についても加味することができるので、測定精度を向上させやすくすることができる。
[適用例2]上記の測定方法であって、前記3つの成分の前記成分カロリーを合算することによって、前記測定対象物の単位重量当たりのカロリーである単位重量カロリーを算出するステップを含む、ことを特徴とする測定方法。
この適用例では、3つの成分の成分カロリーを合算することによって、測定対象物の単位重量当たりのカロリーである単位重量カロリーを算出することができる。
[適用例3]上記の測定方法であって、前記測定対象物の重量を測定する重量測定ステップと、前記重量測定ステップの後に、前記測定対象物の重量と前記単位重量カロリーとを乗算することによって、前記測定対象物の総カロリーを算出するステップと、を含む、ことを特徴とする測定方法。
この適用例では、測定対象物の重量と単位重量カロリーとを乗算することによって、測定対象物の総カロリーを算出することができる。
[適用例4]測定対象物を分光分析により分析した結果に基づいて、前記測定対象物に含まれるタンパク質、脂質、炭水化物、水分、及び灰分の5つの成分のそれぞれの重量を、前記測定対象物の単位重量当たりの重量比率として測定する重量比率測定ステップと、前記5つの成分に対応する5つの前記重量比率のうちの少なくとも一部の前記重量比率を補正することによって、前記5つの重量比率の合計を100%に補正する補正ステップと、前記測定対象物の重量を測定する重量測定ステップと、前記5つの成分のうち、前記タンパク質、前記脂質、及び前記炭水化物の3つの前記成分のそれぞれについて、前記補正ステップ後の前記重量比率と、前記測定対象物の重量と、それぞれに対応する係数と、を前記成分ごとに乗算した3つの結果を合算することによって、前記測定対象物の総カロリーを算出するステップと、を含む、ことを特徴とする測定方法。
この適用例の測定方法では、測定対象物に含まれる5つの成分の重量を、それぞれ、測定対象物の単位重量当たりの重量比率として測定し、測定した5つの重量比率のうちの少なくとも一部の重量比率を補正することによって、5つの重量比率の合計を100%に補正する方法が採用されている。ここで、5つの成分は、タンパク質、脂質、炭水化物、水分、及び灰分である。
この測定方法では、5つの成分のうち、タンパク質、脂質、及び炭水化物の3つの成分のそれぞれについて、補正ステップ後の重量比率と、測定対象物の重量と、それぞれに対応する係数と、を成分ごとに乗算した3つの結果を合算することによって、測定対象物の総カロリーを算出する。
この測定方法では、測定対象物のタンパク質、脂質、及び炭水化物の3つの成分の他に、対象物の水分及び灰分の成分についても重量比率を算出し、且つ、これらの5つの重量比率の合計を100%に補正してから、3つの成分の重量比率に基づいて測定対象物の総カロリーを算出する。つまり、この測定方法によれば、測定対象物のタンパク質、脂質、及び炭水化物の3つの成分の他に、測定対象物の水分及び灰分の成分についても加味することができるので、測定精度を向上させやすくすることができる。
[適用例5]上記の測定方法であって、前記補正ステップでは、前記5つの重量比率のそれぞれを、前記5つの重量比率の合計で除算することによって、前記5つの重量比率を補正する、ことを特徴とする測定方法。
この適用例では、5つの重量比率のそれぞれを、5つの重量比率の合計で除算することによって、5つの重量比率を補正することができる。
[適用例6]測定対象物に照射する光を発する光源と、前記光のうち前記光源から前記測定対象物を経由した光を分光する分光素子と、前記分光素子によって分光された分光光を受光し、受光量に応じた信号を出力する受光素子と、前記受光素子からの前記信号に基づいて、前記測定対象物のカロリーを演算する演算部と、を有し、前記演算部は、前記受光素子からの前記信号に基づいて、前記測定対象物を分析することによって、前記測定対象物に含まれるタンパク質、脂質、炭水化物、水分、及び灰分の5つの成分のそれぞれの重量を、前記測定対象物の単位重量当たりの重量比率として測定し、前記5つの成分に対応する5つの前記重量比率のうちの少なくとも一部の前記重量比率を補正することによって、前記5つの重量比率の合計を100%に補正し、前記5つの成分のうち、前記タンパク質、前記脂質、及び前記炭水化物の3つの前記成分のそれぞれについて、前記補正後の前記重量比率と、それぞれに対応する係数とを乗算することによって、前記測定対象物の単位重量当たりの各前記成分のカロリーである成分カロリーを算出する、ことを特徴とする測定装置。
この適用例の測定装置では、受光素子からの信号に基づいて、測定対象物を分光分析することによって、測定対象物に含まれる5つの成分の重量を、それぞれ、測定対象物の単位重量当たりの重量比率として測定し、測定した5つの重量比率のうちの少なくとも一部の重量比率を補正することによって、5つの重量比率の合計を100%に補正することができる。ここで、5つの成分は、タンパク質、脂質、炭水化物、水分、及び灰分である。
この測定装置では、5つの成分のうち、タンパク質、脂質、及び炭水化物の3つの成分のそれぞれについて、測定対象物の単位重量当たりの各成分のカロリーである成分カロリーを算出することができる。ここで、成分カロリーは、補正後の重量比率と、3つの成分のそれぞれに対応する係数とを乗算することによって算出される。
この測定装置では、測定対象物のタンパク質、脂質、及び炭水化物の3つの成分の他に、測定対象物の水分及び灰分の成分についても重量比率を算出し、且つ、これらの5つの重量比率の合計を100%に補正してから、3つの成分について成分カロリーを算出することができる。つまり、この測定装置によれば、測定対象物のタンパク質、脂質、及び炭水化物の3つの成分の他に、測定対象物の水分及び灰分の成分についても加味することができるので、測定精度を向上させやすくすることができる。
[適用例7]上記の測定装置であって、前記測定対象物の重量を測定する重量測定装置を有し、前記演算部は、前記3つの成分の前記成分カロリーを合算した結果と、前記測定対象物の重量とを乗算することによって、前記測定対象物の総カロリーを算出する、ことを特徴とする測定装置。
この適用例では、3つの成分の成分カロリーを合算した結果と、測定対象物の重量とを乗算することによって、測定対象物の総カロリーを算出することができる。
[適用例8]測定対象物を分光分析により分析した結果に基づいて、前記測定対象物に含まれるタンパク質、脂質、炭水化物、水分、及び灰分の5つの成分のそれぞれの重量を、前記測定対象物の単位重量当たりの重量比率として測定し、前記5つの成分の前記重量比率のうちの少なくとも一部の前記重量比率を補正することによって、前記5つの重量比率の合計を100%に補正し、前記5つの成分のうち、前記タンパク質、前記脂質、及び前記炭水化物の3つの前記成分のそれぞれについて、前記補正ステップ後の前記重量比率とそれぞれに対応する係数とを乗算することによって、前記測定対象物の単位重量当たりの各前記成分のカロリーである成分カロリーを算出する、ことを特徴とする演算回路。
この適用例の演算回路では、測定対象物に含まれる5つの成分の重量を、それぞれ、測定対象物の単位重量当たりの重量比率として測定し、測定した5つの重量比率のうちの少なくとも一部の重量比率を補正することによって、5つの重量比率の合計を100%に補正することができる。ここで、5つの成分は、タンパク質、脂質、炭水化物、水分、及び灰分である。
この演算回路では、5つの成分のうち、タンパク質、脂質、及び炭水化物の3つの成分のそれぞれについて、測定対象物の単位重量における各成分のカロリーである成分カロリーを算出することができる。ここで、成分カロリーは、補正後の比率と、3つの成分のそれぞれに対応する係数とを乗算することによって算出される。
この演算回路では、測定対象物のタンパク質、脂質、及び炭水化物の3つの成分の他に、測定対象物の水分及び灰分の成分についても比率を算出し、且つ、これらの5つの比率の合計を100%に補正してから、3つの成分について成分カロリーを算出することができる。つまり、この演算回路によれば、測定対象物のタンパク質、脂質、及び炭水化物の3つの成分の他に、測定対象物の水分及び灰分の成分についても加味することができるので、測定精度を向上させやすくすることができる。
[適用例9]測定対象物を分光分析により分析した結果に基づいて、前記測定対象物に含まれるタンパク質、脂質、炭水化物、水分、及び灰分の5つの成分のそれぞれの重量を、前記測定対象物の単位重量当たりの重量比率として測定する比率測定ステップと、前記5つの成分の前記重量比率のうちの少なくとも一部の前記重量比率を補正することによって、前記5つの重量比率の合計を100%に補正する補正ステップと、前記5つの成分のうち、前記タンパク質、前記脂質、及び前記炭水化物の3つの前記成分のそれぞれについて、前記補正ステップ後の前記重量比率とそれぞれに対応する係数とを乗算することによって、前記測定対象物の単位重量当たりの各前記成分のカロリーである成分カロリーを算出するステップと、を含む、ことを特徴とする測定プログラム。
この適用例の測定プログラムでは、測定対象物に含まれる5つの成分の重量を、それぞれ、測定対象物の単位重量当たりの重量比率として測定し、測定した5つの重量比率のうちの少なくとも一部の重量比率を補正することによって、5つの重量比率の合計を100%に補正する方法が採用されている。ここで、5つの成分は、タンパク質、脂質、炭水化物、水分、及び灰分である。
この測定プログラムでは、5つの成分のうち、タンパク質、脂質、及び炭水化物の3つの成分のそれぞれについて、測定対象物の単位重量当たりの各成分のカロリーである成分カロリーを算出する。このとき、成分カロリーは、補正後の重量比率とそれぞれに対応する係数とを乗算することによって算出される。
この測定プログラムでは、測定対象物のタンパク質、脂質、及び炭水化物の3つの成分の他に、測定対象物の水分及び灰分の成分についても重量比率を算出し、且つ、これらの5つの重量比率の合計を100%に補正してから、3つの成分について成分カロリーを算出する。つまり、この測定プログラムによれば、測定対象物のタンパク質、脂質、及び炭水化物の3つの成分の他に、測定対象物の水分及び灰分の成分についても加味することができるので、測定精度を向上させやすくすることができる。
本実施形態における測定装置の概略の構成を示すブロック図。 本実施形態における分光素子を示す平面図。 図2中のA−A線における断面図。 本実施形態における測定方法の流れを示すフローチャート。
図面を参照しながら、実施形態について説明する。
本実施形態における測定装置1は、ブロック図である図1に示すように、重量測定装置2と、光源3と、分光素子5と、受光素子7と、信号処理部9と、制御装置11と、を有している。この測定装置1は、食物などの測定対象Wのカロリーを測定することができる。
重量測定装置2は、測定対象Wの重量を測定し、測定結果を制御装置11に出力する。
光源3は、測定対象Wに照射する光Lkを発する。光Lkには、750nm〜2500nmの波長域の光が含まれている。光源3から測定対象Wに照射された光Lkは、測定対象Wを経由して反射光Lrとして分光素子5に入射する。なお、反射光Lrには、拡散反射光が含まれる。拡散反射光は、光Lkが測定対象Wの内部で散乱してから測定対象Wの外に放射される光である。
分光素子5は、分光素子5に入射する反射光Lrを、複数の波長域に分光する。このような分光素子5としては、例えば、干渉フィルターなどの光学素子が採用され得る。
本実施形態では、分光素子5は、分光する波長域ごとに、その波長域に対応する分光光Ldを射出する。つまり、分光素子5は、反射光Lrを網羅する波長域よりも狭い範囲の波長域の分光光Ldを、反射光Lrの中から選択的に射出することができる。換言すれば、分光素子5は、反射光Lrを網羅する波長域において、射出する分光光Ldの波長を変化させることができる。干渉フィルターにおいて、射出する分光光Ldの波長を変化させることができるものは、波長可変干渉フィルターと呼ばれる。本実施形態では、波長可変干渉フィルターとしてエタロンが採用されている。
分光素子5について詳細を説明する。
分光素子5は、平面図である図2に示すように、平面視で正方形状の板状の光学部材であり、一辺が例えば10mmに形成されている。分光素子5は、図2中のA−A線における断面図である図3に示すように、第1基板13、第2基板15を備えている。
これらの第1基板13、第2基板15は、それぞれ例えば、石英ガラス、ソーダガラス、結晶性ガラス、鉛ガラス、カリウムガラス、ホウケイ酸ガラス、無アルカリガラスなどの各種ガラス、水晶などの透光性の基材からなり、板状の基材をエッチングすることにより形成されている。
そして、分光素子5は、第1基板13と第2基板15とが接合されて一体に構成される。この接合には、第1基板13、第2基板15の接合部分に設けられた接合膜17が結合することにより固定される。接合膜17としては、ポリオルガノシロキサンを主材料としたプラズマ重合膜が採用されている。
接合方法は、上記に限定されない。接合方法としては、接着剤などの粘着性材料による接合、金属膜と金属膜による接合など、種々の接合方法が採用され得る。
第1基板13は、例えば、厚みが500μmの基材をエッチング加工することによって形成され得る。この第1基板13には、エッチングにより円形状に窪んだ第1凹部19が設けられている。
第1凹部19の底部には、中央部に、円柱状に突出した反射膜形成部21が設けられている。反射膜形成部21の周りには、反射膜形成部21よりも一段低い領域が、電極形成部25として設定されている。
第1凹部19の反射膜形成部21には第1反射膜23が設けられている。第1反射膜23は、光の反射特性と透過特性とを有している。
第1反射膜23としては、例えばAg等の金属膜や、Ag合金等の合金膜を用いることができる。また、第1反射膜23を構成する膜としては、例えば、酸化チタンなどの高屈折層と、酸化シリコンなどの低屈折層とを積層した構成の誘電体多層膜も採用され得る。さらに、第1反射膜23としては、誘電体多層膜上に金属膜(又は合金膜)を積層した膜や、金属膜(又は合金膜)上に誘電体多層膜を積層した膜、単層の屈折層(酸化チタンや参加シリコン等)と金属膜(又は合金膜)とを積層した膜などの構成も採用され得る。
電極形成部25には、平面視で第1反射膜23を取り巻くようにリング状の第1駆動電極27が形成されている。なお、第1駆動電極27は、図2に示すように、引き出し電極29に接続されている。
第1駆動電極27及び引き出し電極29は導電膜であり、例えばITO(Indium Tin Oxide)膜などが用いられる。また、これらの導電膜はCr膜を下地とし、その上にAu膜を積層したCr/Au膜などを用いても良い。
引き出し電極29は、第1基板13の四隅のうちの一つの隅部に形成された接続パッド31aに接続されている。つまり、第1駆動電極27は、引き出し電極29を介して接続パッド31aと電気的導通が図られている。
第2基板15は、例えば、厚みが200μmの基材の一面をエッチング加工することによって形成され得る。第2基板15には、図3に示すように、第2凹部33が形成されている。分光素子5において、第2凹部33は、第2基板15の第1基板13側とは反対側に設けられている。分光素子5において、第2凹部33は、第2基板15の第1基板13側とは反対側から第1基板13側に向かって凹となる向きに形成されている。第2凹部33は、平面視で、環状に設けられている。第2凹部33は、エッチング加工により形成され得る。
第2凹部33によって、ダイアフラム35が構成されている。ダイアフラム35は、可動部35aと、薄肉部35bと、を有している。可動部35aは、基板中央を中心として円柱状に形成されている。薄肉部35bは、可動部35aの周囲に設けられており、可動部35aを保持している。薄肉部35bの厚みは、可動部35aの厚みより薄く形成されている。
第2凹部33によって、ダイアフラム35の薄肉部35bが構成され、可動部35aが第2基板15の厚み方向に移動しやすいように構成されている。
第2基板15には、第2反射膜37と、第2駆動電極39とが設けられている。第2基板15において、第2反射膜37と第2駆動電極39とは、それぞれ、第1基板13側に向けられた面に設けられている。
第2反射膜37は、平面視で、円形状に設けられており、可動部35aに重なる領域に設けられている。つまり、平面視で、可動部35aと第2反射膜37とは、重なっている。また、第2反射膜37は、ギャップ(隙間)を介して第1反射膜23に対面している。第2反射膜37は、光の反射特性と透過特性とを有している。第2反射膜37としては、第1反射膜23と同様な材料及び構成が採用され得る。
第2駆動電極39は、平面視で、環状に設けられており、第2反射膜37を囲んでいる。第2駆動電極39は、平面視で薄肉部35bに重なる領域に設けられている。つまり、平面視で、薄肉部35bと第2駆動電極39は、重なっている。また、第2駆動電極39は、隙間を介して第1駆動電極27に対面している。
分光素子5において、隙間を介して互いに対面する第1駆動電極27と第2駆動電極39とが静電アクチュエーター40を構成している。
なお、第2駆動電極39は、図2に示すように、引き出し電極43に接続されている。
第2駆動電極39及び引き出し電極43は、導電膜であり、例えばITO膜などが用いられる。また、これらの導電膜はCr膜を下地とし、その上にAu膜を積層したCr/Au膜などを用いても良い。
引き出し電極43は、Agペーストなどの導電性接着剤(図示せず)により第1基板13の四隅のうちの一つの隅部に形成された接続パッド31bに接続され、第1基板13と第2基板15との間の電気的導通が図られている。
上記の構成を有する分光素子5では、第1駆動電極27と第2駆動電極39との間に電圧を印加することによって静電アクチュエーター40を駆動させると、静電力により第1駆動電極27と第2駆動電極39との間に吸引力が作用する。この吸引力により、第2基板15の薄肉部35bが撓んで、可動部35aが第1基板13に近づく。これにより、第1反射膜23と第2反射膜37との間のギャップが変化する(小さくなる)。つまり、分光素子5では、静電アクチュエーター40を駆動させることによって、第1反射膜23と第2反射膜37との間のギャップ寸法を変化させることができる。そして、このギャップ寸法に応じて、分光素子5から射出される光の波長を変化させることができる。
図1に示すように、分光素子5から射出された分光光Ldは、受光素子7によって受光される。受光素子7は、受光した分光光Ldの光量に応じた検出信号Skを出力する。受光素子7としては、例えば、フォトダイオードなどの光電変換素子が採用され得る。本実施形態では、受光素子7によって、紫外光の波長域から近赤外光の波長域までの光を検知することができる。このような受光素子7としては、例えば、Siフォトダイオードが挙げられる。本実施形態では、受光素子7として、Siフォトダイオードが採用されている。
受光素子7から出力された検出信号Skは、信号処理部9に入力される。信号処理部9は、検出信号Skに種々の処理を施してから、検出信号Skを制御装置11に出力する。信号処理部9が検出信号Skに対して実施する処理としては、例えば、検出信号Skに示される電流や電圧を電気的に相互に変換する変換処理や、検出信号Skを増幅する増幅処理、アナログ値とデジタル値とを相互に変換するA/D変換処理などが挙げられる。
制御装置11は、制御部51と、駆動制御部53と、メモリー部55と、データベース57と、を有している。
制御部51は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などで構成され、測定装置1の動作を統括的に制御する。
駆動制御部53は、分光制御部61と、光源制御部63と、重量測定制御部65と、を有している。分光制御部61は、制御部51からの指令に基づいて、分光素子5の駆動を制御する。光源制御部63は、制御部51からの指令に基づいて、光源3の駆動を制御する。重量測定制御部65は、制御部51からの指令に基づいて、重量測定装置2の駆動を制御する。
メモリー部55は、RAM(Random Access Memory)や、ROM(Read Only Memory)などを含んでいる。メモリー部55には、各種のデータを一時的に展開する領域であるデータ展開部が設定されている。データ展開部に展開されるデータとしては、例えば、測定対象Wの測定にかかる測定処理等のプログラムデータなどが挙げられる。
データベース57には、測定対象Wの測定にかかる種々のデータが保存されている。データベース57に保存されているデータには、分光素子5の静電アクチュエーター40に印加する電圧Vと射出される分光光Ldの波長λとの対比を表すV−λデータや、分光スペクトルと成分量との対比を表す検量線を示す検量線データなどが含まれる。
上記の構成を有する測定装置1では、測定対象Wからの反射光Lrを分光分析することによって、測定対象Wのカロリーを測定することができる。
分光分析では、光源3からの光Lkを測定対象Wに照射した状態で、分光素子5に入射する反射光Lrを複数の波長域に分光し、波長域ごとに分光光Ldの強度(分光スペクトル)を測定する。なお、反射光Lrの分光は、V−λデータに基づいて、分光素子5の静電アクチュエーター40を駆動することによって行われる。
そして、波長域ごとに分光スペクトルを測定した結果に基づいて、分光光Ldの波長に対する分光スペクトルの特性(スペクトル特性)を分析する。
この分光分析により、測定対象Wに吸収されやすい光の波長が把握され得る。これにより、測定対象Wを構成する物質を、吸収されやすい光の波長に対応する物質として特定したり、測定対象Wの成分を分析したりすることができる。
本実施形態では、測定対象Wのカロリーを測定する方法として、図4に示す測定方法が採用されている。この測定方法では、以下に説明する種々の演算や、処理が制御部(図1)によって実施される。
本実施形態における測定方法では、まず、比率測定ステップS1において、測定対象Wに含まれるタンパク質、脂質、炭水化物、水分、及び灰分の5つの成分のそれぞれの重量を、測定対象Wの単位重量当たりの重量比率として測定する。
タンパク質、脂質、炭水化物、水分、及び灰分の5つの成分量は、それぞれ、上述した分光分析によって測定される。
なお、本実施形態では、5つの成分量を測定するときの分光分析において、750nm〜2500nmの波長の範囲で反射光Lrを複数の波長域に分光する方法が採用されている。本実施形態では、750nmから2500nmまでの1750nmの波長域を、10nmの刻み幅で175個の波長域に分割する。そして、175個の波長域のそれぞれについて、反射光Lrを各波長域内の所定の波長の分光光Ldに分光する。複数の波長域ごとに分光された複数の分光光Ldの波長間隔は、等間隔でも、等間隔でなくてもよい。
タンパク質、脂質、炭水化物、水分、及び灰分には、それぞれ、吸収しやすい光の波長(以下、吸光波長と呼ぶ)が存在する。タンパク質、脂質、炭水化物、水分、及び灰分のそれぞれについて、吸光波長における分光スペクトルの値を、データベース57に保存されている検量線データに照合することによって、5つの成分のそれぞれの成分量が測定され得る。
例えば、タンパク質の吸光波長を吸光波長λpとして、吸光波長λpにおける分光光Ldの強度(分光スペクトル)値がSPpであったとする。このときの分光スペクトルの値SPpを検量線データに照合することによって、測定対象Wの単位重量当たりに含まれるタンパク質の成分量が測定され得る。このときに得られる成分量は、測定対象Wの単位重量当たりに含まれる量であるので、測定対象Wに占めるタンパク質の重量比率(%)として測定される。他の4つの成分についても同様の方法で測定される。
ここで、ステップS1で測定されたタンパク質の重量比率をRp(%)とする。同様に、測定された脂質の重量比率をRf(%)とし、炭水化物の重量比率をRc(%)とし、水分の重量比率をRh(%)とし、灰分の重量比率をRm(%)とする。
次に、補正ステップS2において、上記5つの重量比率の合計を100%に補正する。補正ステップS2における補正は、上記5つの重量比率のそれぞれを、下記(1)式から(5)式のそれぞれに基づいて補正することによって達成され得る。
HRp=Rp/(Rp+Rf+Rc+Rh+Rm)・・・(1)
HRf=Rf/(Rp+Rf+Rc+Rh+Rm)・・・(2)
HRc=Rc/(Rp+Rf+Rc+Rh+Rm)・・・(3)
HRh=Rh/(Rp+Rf+Rc+Rh+Rm)・・・(4)
HRm=Rm/(Rp+Rf+Rc+Rh+Rm)・・・(5)
(1)式から(5)式において、HRpは補正後のタンパク質の重量比率であり、HRfは補正後の脂質の重量比率であり、HRcは補正後の炭水化物の重量比率であり、HRhは補正後の水分の重量比率であり、HRmは補正後の灰分の重量比率である。
なお、5つの重量比率の合計を100%に補正するという表現において、100%には、100%の近似値も含まれる。補正比率HRp、HRf、HRc、HRh、HRmのそれぞれの計算において、1%未満の値が発生する場合には、四捨五入などにより、1%未満の値を、1%又は0%に近似することがある。この近似に起因して、5つの補正比率HRp、HRf、HRc、HRh、HRmの合計が厳密に100%にならずに、誤差が発生することがある。このため、本実施形態では、5つの重量比率の合計を100%に補正するという表現において、100%の近似値も100%に含まれるものとする。
次に、成分カロリー算出ステップS3において、5つの成分のうちのタンパク質、脂質、及び炭水化物の3つの成分について、測定対象Wの単位重量における成分ごとのカロリーである成分カロリーを算出する。
タンパク質の成分カロリーCpは、下記(6)式により算出される。脂質の成分カロリーCfは、下記(7)式により算出される。炭水化物の成分カロリーCcは、下記(8)式により算出される。
Cp=HRp×Kp・・・(6)
Cf=HRf×Kf・・・(7)
Cc=HRc×Kc・・・(8)
(6)式から(8)式において、Kp、Kf、及びKcは、それぞれ、係数である。
成分カロリー算出ステップS3では、3つの成分に対応する3つの補正比率HRp、HRf、及びHRcのそれぞれに、係数を乗算することによって、成分カロリーが算出される。
このとき、3つの補正比率HRp、HRf、及びHRcのそれぞれに乗じる係数は、タンパク質、脂質、及び炭水化物のそれぞれに対応する係数が選定される。タンパク質、脂質、及び炭水化物のそれぞれに対応する係数は、「栄養表示基準(平成8年厚生省告示第146号)」のエネルギー換算係数に基づく。
この栄養表示基準によれば、タンパク質に対応する係数Kpの値は、「4」である。同様に、脂質に対応する係数Kfの値は、「9」であり、炭水化物に対応する係数Kcの値は「4」である。
次に、単位重量カロリー算出ステップS4において、測定対象Wの単位重量当たりのカロリーである単位重量カロリーを算出する。単位重量カロリーCuは、下記(9)式により算出される。
Cu=Cp+Cf+Cc・・・(9)
つまり、単位重量カロリー算出ステップS4では、タンパク質、脂質、及び炭水化物の3つの成分の成分カロリーを合算することによって、単位重量カロリーCuが算出される。
次に、重量測定ステップS5において、測定対象Wの重量Wtを測定する。
次に、総カロリー算出ステップS6において、測定対象Wの総カロリーCwを算出する。総カロリーCwは、下記(10)式により算出される。
Cw=Cu×Wt・・・(10)
なお、重量測定ステップS5の順序は、上記に限定されない。重量測定ステップS5の順序は、総カロリー算出ステップS6よりも前であれば、何処でもかまわない。
本実施形態において、測定対象Wが測定対象物に対応し、制御部51が演算回路としての演算部に対応している。
本実施形態では、測定対象Wに含まれる5つの成分の量を、それぞれ、測定対象Wの単位重量当たりの重量比率として測定し、測定した5つの重量比率を補正することによって、5つの重量比率の合計を100%に補正する方法が採用されている。そして、5つの重量比率を補正してから、タンパク質、脂質、及び炭水化物の3つの成分の重量比率に基づいて測定対象Wのカロリーを算出する方法が採用されている。なお、測定対象Wのカロリーには、成分カロリー、単位重量カロリー、及び総カロリーが含まれる。
この測定方法によれば、測定対象Wのタンパク質、脂質、及び炭水化物の3つの成分量の他に、測定対象Wの水分及び灰分の成分量についても加味することができるので、測定精度を向上させやすくすることができる。
なお、本実施形態では、比率測定の対象をタンパク質、脂質、炭水化物、水分、及び灰分の5つの成分としたが、比率測定の対象は、これらに限定されない。比率測定の対象としては、これらの5つを含めて6つ以上の成分としてもよい。
また、本実施形態では、5つの重量比率を補正することによって、5つの重量比率の合計を100%に補正する方法が採用されているが、補正方法は、これに限定されない。補正方法としては、5つの重量比率のうちの少なくとも1つを補正することによって、5つの比率の合計を100%に補正する方法も採用され得る。
また、本実施形態では、補正方法として、5つの重量比率に対して均等に補正を行う方法が採用されているが、これに限定されない。補正方法としては、例えば、5つの重量比率のうちの少なくとも1つについて、他の重量比率よりも補正量を偏らせる(重み付けを行う)方法も採用され得る。これは、例えば、検量線を算出する回帰分析において、5つのうちの特定の成分に対して重み付けを行うことが好適であるという結果が得られた場合に有効である。つまり、検量線を算出する回帰分析において、5つのうちの特定の成分に対して重み付けを行うことが好適であるという結果が得られれば、その結果に応じて、5つのうちの特定の成分について補正量に対する重み付けを行う方法も採用され得る。
また、本実施形態では、成分カロリー算出ステップS3、単位重量カロリー算出ステップS4、及び総カロリー算出ステップS6を、相互に個別のステップとして細分化した測定方法が採用されている。しかしながら、測定方法は、これに限定されない。測定方法としては、これらのステップS3、ステップS4、及びステップS6を1つのステップに統合した方法も採用され得る。
1…測定装置、2…重量測定装置、3…光源、5…分光素子、7…受光素子、9…信号処理部、11…制御装置、13…第1基板、15…第2基板、17…接合膜、19…第1凹部、21…反射膜形成部、23…第1反射膜、25…電極形成部、27…第1駆動電極、29…引き出し電極、31a,31b…接続パッド、33…第2凹部、35…ダイアフラム、35a…可動部、35b…薄肉部、37…第2反射膜、39…第2駆動電極、40…静電アクチュエーター、43…引き出し電極、51…制御部、53…駆動制御部、55…メモリー部、57…データベース、61…分光制御部、63…光源制御部、65…重量測定制御部、W…測定対象。

Claims (9)

  1. 測定対象物を分光分析により分析した結果に基づいて、前記測定対象物に含まれるタンパク質、脂質、炭水化物、水分、及び灰分の5つの成分のそれぞれの重量を、前記測定対象物の単位重量当たりの重量比率として測定する比率測定ステップと、
    前記5つの成分の前記重量比率のうちの少なくとも一部の前記重量比率を補正することによって、前記5つの重量比率の合計を100%に補正する補正ステップと、
    前記5つの成分のうち、前記タンパク質、前記脂質、及び前記炭水化物の3つの前記成分のそれぞれについて、前記補正ステップ後の前記重量比率とそれぞれに対応する係数とを乗算することによって、前記測定対象物の単位重量当たりの各前記成分のカロリーである成分カロリーを算出するステップと、を含む、
    ことを特徴とする測定方法。
  2. 前記3つの成分の前記成分カロリーを合算することによって、前記測定対象物の単位重量当たりのカロリーである単位重量カロリーを算出するステップを含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の測定方法。
  3. 前記測定対象物の重量を測定する重量測定ステップと、
    前記重量測定ステップの後に、前記測定対象物の重量と前記単位重量カロリーとを乗算することによって、前記測定対象物の総カロリーを算出するステップと、を含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載の測定方法。
  4. 測定対象物を分光分析により分析した結果に基づいて、前記測定対象物に含まれるタンパク質、脂質、炭水化物、水分、及び灰分の5つの成分のそれぞれの重量を、前記測定対象物の単位重量当たりの重量比率として測定する重量比率測定ステップと、
    前記5つの成分に対応する5つの前記重量比率のうちの少なくとも一部の前記重量比率を補正することによって、前記5つの重量比率の合計を100%に補正する補正ステップと、
    前記測定対象物の重量を測定する重量測定ステップと、
    前記5つの成分のうち、前記タンパク質、前記脂質、及び前記炭水化物の3つの前記成分のそれぞれについて、前記補正ステップ後の前記重量比率と、前記対象物の重量と、それぞれに対応する係数と、を前記成分ごとに乗算した3つの結果を合算することによって、前記測定対象物の総カロリーを算出するステップと、を含む、
    ことを特徴とする測定方法。
  5. 前記補正ステップでは、前記5つの重量比率のそれぞれを、前記5つの重量比率の合計で除算することによって、前記5つの重量比率を補正する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の測定方法。
  6. 測定対象物に照射する光を発する光源と、
    前記光のうち前記光源から前記測定対象物を経由した光を分光する分光素子と、
    前記分光素子によって分光された分光光を受光し、受光量に応じた信号を出力する受光素子と、
    前記受光素子からの前記信号に基づいて、前記測定対象物のカロリーを演算する演算部と、を有し、
    前記演算部は、
    前記受光素子からの前記信号に基づいて、前記測定対象物を分析することによって、前記測定対象物に含まれるタンパク質、脂質、炭水化物、水分、及び灰分の5つの成分のそれぞれの重量を、前記測定対象物の単位重量当たりの重量比率として測定し、
    前記5つの成分に対応する5つの前記重量比率のうちの少なくとも一部の前記重量比率を補正することによって、前記5つの重量比率の合計を100%に補正し、
    前記5つの成分のうち、前記タンパク質、前記脂質、及び前記炭水化物の3つの前記成分のそれぞれについて、前記補正後の前記重量比率と、それぞれに対応する係数とを乗算することによって、前記測定対象物の単位重量当たりの各前記成分のカロリーである成分カロリーを算出する、
    ことを特徴とする測定装置。
  7. 前記測定対象物の重量を測定する重量測定装置を有し、
    前記演算部は、
    前記3つの成分の前記成分カロリーを合算した結果と、前記測定対象物の重量とを乗算することによって、前記測定対象物の総カロリーを算出する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の測定装置。
  8. 測定対象物を分光分析により分析した結果に基づいて、前記測定対象物に含まれるタンパク質、脂質、炭水化物、水分、及び灰分の5つの成分のそれぞれの重量を、前記測定対象物の単位重量当たりの重量比率として測定し、
    前記5つの成分の前記重量比率のうちの少なくとも一部の前記重量比率を補正することによって、前記5つの重量比率の合計を100%に補正し、
    前記5つの成分のうち、前記タンパク質、前記脂質、及び前記炭水化物の3つの前記成分のそれぞれについて、前記補正ステップ後の前記重量比率とそれぞれに対応する係数とを乗算することによって、前記測定対象物の単位重量当たりの各前記成分のカロリーである成分カロリーを算出する、
    ことを特徴とする演算回路。
  9. 測定対象物を分光分析により分析した結果に基づいて、前記測定対象物に含まれるタンパク質、脂質、炭水化物、水分、及び灰分の5つの成分のそれぞれの重量を、前記測定対象物の単位重量当たりの重量比率として測定する比率測定ステップと、
    前記5つの成分の前記重量比率のうちの少なくとも一部の前記重量比率を補正することによって、前記5つの重量比率の合計を100%に補正する補正ステップと、
    前記5つの成分のうち、前記タンパク質、前記脂質、及び前記炭水化物の3つの前記成分のそれぞれについて、前記補正ステップ後の前記重量比率とそれぞれに対応する係数とを乗算することによって、前記測定対象物の単位重量当たりの各前記成分のカロリーである成分カロリーを算出するステップと、を含む、
    ことを特徴とする測定プログラム。
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