JP2013204726A - 防振装置 - Google Patents

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紀之 山本
Takeshi Okamura
健 岡村
Takuya Ito
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【課題】ブラスト処理時に中間板部材同士が絡まることを抑制できる防振装置を提供すること。
【解決手段】中間板部材40には、軸O方向の全域にわたるスリット状のスリット部41が形成されるところ、スリット部41の間隔寸法が、中間板部材40の板厚寸法よりも小さくされるので、一の中間板部材40のスリット部41へ他の中間板部材40の一部が挿入されることを抑制できる。よって、ブラスト処理時にスリット部41を介して中間板部材40同士が絡まることを抑制できる
【選択図】図2

Description

本発明は、防振装置に関し、特に、ブラスト処理時に中間板部材同士が絡まることを抑制できる防振装置に関するものである。
ゴム状弾性体からなるゴム基体で内筒部材と外筒部材との間を連結すると共に、ゴム基体に中間板部材を介在させた防振装置が知られている。中間板部材を介在させることで、軸直角方向のばね定数を確保しつつ、ゴム基体の硬度を下げることができるので、ねじり方向のばね定数を小さくすることができる。
特許文献1には、中間筒3(中間板部材)に、軸方向の全域にわたるスリット5(スリット部)と、そのスリット5と周方向に位相を異ならせて配設され軸方向に部分的に形成される一対のスリット6,6とを設けた防振ブッシュ(防振装置)が開示される。
この防振ブッシュによれば、中間筒3を2枚の板から別体に構成する場合と比較して、単数であることから加硫金型へ設置する際の作業効率を高めることができる。また、スリット6,6の間の連続部分7がヒンジ作用を奏して曲がり易くされるので、外筒4(外筒部材)に絞り加工を施した際に、中間筒3と内筒2(内筒部材)との間のゴム状弾性体1(ゴム基体)にも予圧縮を付与できる。
実開平4−82439(第3ページ第1段落、図1及び図2など)
しかしながら、上述した従来の防振装置では、軸方向の全域にわたるスリット5が形成されるため、加硫成形の前処理として、ブラスト処理(ドラム型のバレル内に複数の中間筒3(中間板部材)を収容し、バレルを回転させながら、例えば、脱脂、洗浄、表面粗化および化成処理を連続で行う処理)を行う際に、スリット5やスリット6,6を介して各中間筒3同士が絡まるという問題点があった。中間筒3同士が絡まると、取り外すための工数が必要になるばかりか、その取り外し作業時に油分が付着するため、再度のブラスト処理が必要となる。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、ブラスト処理時に中間板部材同士が絡まることを抑制できる防振装置を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段および発明の効果
請求項1記載の防振装置によれば、中間板部材には、軸方向の全域にわたるスリット状のスリット部が形成されるところ、スリット部の間隔寸法が、中間板部材の板厚寸法よりも小さくされるので、一の中間板部材のスリット部へ他の中間板部材の一部が挿入されることを抑制できる。よって、ブラスト処理時にスリット部を介して中間板部材同士が絡まることを抑制できるという効果がある。
請求項2記載の防振装置によれば、請求項1記載の防振装置の奏する効果に加え、中間板部材は、スリット部に対応する位置およびスリット部に対して周方向に180°位相を異ならせた位置において、軸方向端部をそれぞれ切り欠いて形成される第1窪み部および第2窪み部を備え、これら第1窪み部および第2窪み部は、一対のすぐり部内にそれぞれ配設されると共に幅寸法がスリット部の間隔寸法よりも大きくされるので、外筒部材に絞り加工を施した際に、中間板部材と内筒部材との間のゴム基体にも効果的に予圧縮を付与できると共に、第1窪み部および第2窪み部の形状を利用して加硫金型内での中間板部材の周方向の位置決めを行うことができる。
この場合、請求項2によれば、第1窪み部および第2窪み部の軸方向に沿う深さ寸法が、中間板部材の軸方向に沿う全長寸法の20%よりも小さくされるので、ブラスト処理時に、一の中間板部材の第1窪み部または第2窪み部へ他の中間板部材の一部が挿入され、両者が絡まることを抑制できるという効果がある。
請求項3記載の防振装置によれば、請求項2記載の防振装置の奏する効果に加え、中間板部材は、第1窪み部と第2窪み部とからなる組が軸方向一端側と他端側とにそれぞれ形成され、その分、中間板部材を曲がり易くすることができるので、外筒部材に絞り加工を施した際に、中間板部材と内筒部材との間のゴム基体への予圧縮の付与をより効果的に行うことができる。また、第1窪み部と第2窪み部とが同一の形状に形成されるので、中間板部材の周方向における方向性および軸方向における方向性を共に無くすことができ、その分、加硫金型へ設置する際の作業効率の向上を図ることができる。
請求項4記載の防振装置によれば、請求項3記載の防振装置の奏する効果に加え、中間板部材は、スリット部に対して周方向に180°位相を異ならせた位置に貫通形成されると共に軸方向一端側に形成される第2窪み部と軸方向他端側に形成される第2窪み部との間にそれぞれ所定の間隔を隔てて位置する一又は複数の貫通孔を備えるので、軸方向一端側に形成される第2窪み部と貫通孔との間、及び、軸方向他端側に形成される第2窪み部と貫通孔との間の少なくとも2ヶ所であって比較的離間した位置に連続部分を形成することができる。よって、連続部分が1ヶ所のみに形成される構造と比較して、中間板部材のブラスト処理時やゴム基体の加硫成形時、或いは、外筒部材に絞り加工を施す際における中間板部材のねじれを抑制することができるという効果がある。
請求項5記載の防振装置によれば、請求項4記載の防振装置の奏する効果に加え、貫通孔は、軸方向一端側に形成される第2窪み部と軸方向他端側に形成される第2窪み部との間の中間位置に一つのみが貫通形成され、貫通孔の幅寸法が、軸方向一端側および他端側に形成される第2窪み部の幅寸法と同じ寸法とされると共に、貫通孔の軸方向に沿う長さ寸法が、中間板部材の軸方向に沿う全長寸法の40%よりも大きく且つ70%よりも小さくされるので、軸方向一端側に形成される第2窪み部と貫通孔との間、及び、軸方向他端側に形成される第2窪み部と貫通孔との間の2ヶ所の連続部分を、比較的離間させつつも小さな面積で形成することができる。よって、中間板部材のブラスト処理時やゴム基体の加硫成形時、或いは、外筒部材に絞り加工を施す際における中間板部材のねじれを抑制する効果を確保しつつ、連続部分を曲がり易くして、外筒部材の絞り加工時に、中間板部材と内筒部材との間のゴム基体に予圧縮をより効果的に付与することができるという効果がある。
なお、このような幅寸法と軸方向に沿う長さ寸法とが共に大きな貫通孔の形成は、従来品(軸方向の全域にわたるスリット及び軸方向に部分的に形成される一対のスリットを設けたもの)ではブラスト処理時の中間板部材同士の絡まりを招くことから付与不可能なものであり、本発明のように、スリット部の間隔寸法を板厚寸法よりも小さくする構造を採用したことで初めて付与可能となったものである。これにより、上述した中間板部材のねじれの抑制と、ゴム基体への十分な予圧縮の付与とを行うことが可能となる。
請求項6記載の防振装置によれば、請求項2から5のいずれかに記載の防振装置の奏する効果に加え、中間板部材は、加硫成形前の状態において、スリット部の間隔寸法が中間板部材の板厚寸法よりも小さくされると共に、絞り加工が施されることで外筒部材が縮径される際の縮径量よりも大きくされるので、ブラスト処理時には、スリット部を介して中間板部材同士が絡まることを抑制しつつ、外筒部材に絞り加工を施す際には、中間板部材と内筒部材との間のゴム基体に予圧縮を確実に付与できるという効果がある。
(a)は、本発明の第1実施の形態における防振装置の上面図であり、(b)は、図1(a)のIb−Ib線における防振装置の断面図である。 中間板部材の斜視図である。 (a)は、中間板部材の上面図であり、(b)は、図3(a)の矢印IIIb方向視における中間板部材の側面図である。 (a)は、図3(a)の矢印IVa方向視における中間板部材の側面図であり、(b)は、図3(a)のIVb−IVb線における中間板部材の断面図である。 第2実施の形態における中間板部材の斜視図である。 (a)は、中間板部材の上面図であり、(b)は、図6(a)の矢印VIb方向視における中間板部材の側面図である。 (a)は、図6(a)の矢印VIIa方向視における中間板部材の側面図であり、(b)は、図6(a)のVIIb−VIIb線における中間板部材の断面図である。 第3実施の形態における中間板部材の斜視図である。 (a)は、中間板部材の上面図であり、(b)は、図9(a)の矢印IXb方向視における中間板部材の側面図である。 (a)は、図9(a)の矢印Xa方向視における中間板部材の側面図であり、(b)は、図9(a)のXb−Xb線における中間板部材の断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、第1実施の形態における防振装置100について説明する。図1(a)は、本発明の第1実施の形態における防振装置100の上面図であり、図1(b)は、図1(a)のIb−Ib線における防振装置100の断面図である。
図1に示すように、防振装置100は、筒状の内筒部材10と、その内筒部材10の外周側に配設される筒状の外筒部材20と、それら内筒部材10及び外筒部材20の間を連結すると共にゴム状弾性体から構成されるゴム基体30と、そのゴム基体30に介在(埋設)されると共に内筒部材10及び外筒部材20に同軸状に配設される中間板部材40とを備える。
内筒部材10及び外筒部材20は、金属材料からなり、同軸状に配設され、それら両部材10,20の間がゴム基体30により連結される。なお、防振装置100には、外筒部材30を径方向内方へ押圧して縮径させる絞り加工が施され、ゴム基体30に予備圧縮が付与されている。
ゴム基体30は、内筒部材10と中間板部材40との間および中間板部材40と外筒部材20との間をそれぞれ連結する本体部と、その本体部の軸O方向端面(図1(b)上側面)に形成される台座31とを備える。ゴム基体30の本体部は、一対のすぐり部30aを備え、それら一対のすぐり部30aは、内筒部材10を挟んで位置する(即ち、周方向に180°位相を異ならせて配設される)と共に軸O方向に沿って貫通形成される。
なお、ゴム基体30の台座部31は、内筒部材10と中間板部材40との間を連結するゴム基体30の本体部における軸O方向端面から突設される部分の幅寸法(図1(a)上下方向寸法)及び高さ寸法(図1(b)上下方向寸法)が、中間板部材40と外筒部材20との間を連結するゴム基体30の本体部における軸O方向端面から突設される部分の幅寸法および高さ寸法よりも大きくされる。加硫成形型のゴム注入孔(図示せず)は、中間板部材40の軸O方向端面に対応する径方向位置において、台座部31に接続される。
次いで、図2から図4を参照して、中間板部材40の詳細構成について説明する。図2は、中間板部材40の斜視図である。図3(a)は、中間板部材40の上面図であり、図3(b)は、図3(a)の矢印IIIb方向視における中間板部材40の側面図である。また、図4(a)は、図3(a)の矢印IVa方向視における中間板部材40の側面図であり、図4(b)は、図3(a)のIVb−IVb線における中間板部材40の断面図である。
図2から図4に示すように、中間板部材40は、軸Oを有する円筒状の部材(円筒状体)であり、その円筒状体に、スリット部41と、第1窪み部42と、第2窪み部43と、第1貫通孔44と、第2貫通孔45とが形成される。
スリット部41は、筒状体(中間板部材40)を軸O方向に沿ってスリット状に切除した形に形成される部位であり、軸O方向一端から他端までの全域にわたって連続されると共に(但し、本実施の形態では、第1窪み部44及び第1貫通孔44よって分断され軸O方向に不連続とされる)、間隔寸法G1が軸O方向に沿って一定とされる。
このスリット部41の間隔寸法G1は、中間板部材40の板厚寸法tよりも小さくされ、本実施の形態では、中間板部材40の板厚寸法tの約50%に設定される(G1=0.5×t)。これにより、複数の中間板部材40がバケット内に収容されブラスト処理が行われる場合に、一の中間板部材40のスリット部41へ他の中間板部材40の一部が挿入される(嵌り込む)ことを抑制できるので、中間板部材40同士が絡まることを抑制できる。
また、スリット部41の間隔寸法G1は、後述する絞り加工工程において外筒部材20が縮径される際の縮径量よりも大きくされる。これにより、外筒部材20に絞り加工を施す際に、スリット部41の隙間(間隔寸法G1)が無くなり、中間板部材40の縮径が困難となることで、中間板部材40と内筒部材10との間のゴム基体30に所望の予圧縮を付与できなくなることを回避できる。
第1窪み部42は、スリット部41に対応する位置(即ち、スリット部41と同位相となる周方向位置)において、筒状体(中間板部材40)の軸O方向端部を切り欠いて形成される部位であり、軸O方向一端側および軸O方向他端側(図3(b)上側および下側)の2ヶ所に一対が背中合わせに形成される。
具体的には、第1窪み部42は、正面視U字状に形成され(図3(b)参照)、幅寸法W1かつ深さ寸法L1とされる。第1窪み部42の幅寸法W1は、スリット部41の間隔寸法G1よりも大きくされ(G1<W1)、本実施の形態では、スリット部41の間隔寸法G1の約5倍に設定される(W1=5×G1)。また、第1窪み部42の深さ寸法L1は、本実施の形態では、中間板部材40の全長寸法L0の約10%に設定される(L1=0.1×L0)。
第2窪み部43は、スリット部41に対して周方向に180°位相を異ならせた位置(即ち、軸Oを挟んで第1窪み部42と対面する周方向位置)において、筒状体(中間板部材40)の軸O方向端部を切り欠いて形成される部位であり、軸O方向一端側および軸O方向他端側(図4(a)上側および下側)の2ヶ所に一対が背中合わせに形成される。
なお、本実施の形態では、第2窪み部43は、第1窪み部42と同一に構成される。即ち、第2窪み部43は、正面視U字状に形成され(図4(a)参照)、その幅寸法W2及び深さ寸法L2が、第1窪み部42の幅寸法W1及び深さ寸法L2とそれぞれ同一とされる(W2=W1、L2=L1)。
ここで、第1窪み部42及び第2窪み部43の深さ寸法L1,L2は、中間板部材40の全長寸法L0の約20%以下とされることが好ましい。20%以下とすることで、ブラスト処理時の中間板部材40同士の絡まりを抑制できるからである。また、20%以下とすることで、後述する一対の連続部分46の離間距離を大きくして、ブラスト処理時、ゴム基体30の加硫成形時および外筒20の絞り加工時における中間板部材40のねじれを抑制できるからである。
第1貫通孔44は、スリット部41に対応する位置(即ち、スリット部41と同位相となる周方向位置)において、筒状体(中間板部材40)の軸O方向中央部を切り欠いて(板厚方向に貫通させて)形成される部位であり、軸O方向一端側(図3(b)上側)に形成される第1窪み部42との間および軸O方向他端側(図3(b)下側)に形成される第1窪み部42との間にそれぞれ所定の間隔を隔てて配設される。
具体的には、第1貫通孔44は、正面視長穴状に形成され(図3(b)参照)、幅寸法W3かつ長さ寸法L3とされる。本実施の形態では、幅寸法W3が、第1窪み部42の幅寸法W1と同一とされ(W3=W1)、長さ寸法L3が、中間板部材40の全長寸法L0の約55%とされる(L3=0.55×L0)。
第2貫通孔44は、スリット部41に対して周方向に180°位相を異ならせた位置(即ち、軸Oを挟んで第1貫通孔44と対面する周方向位置)において、筒状体(中間板部材40)の軸O方向中央部を切り欠いて(板厚方向に貫通させて)形成される部位であり、軸O方向一端側(図4(a)上側)に形成される第2窪み部43との間および軸O方向他端側(図4(a)下側)に形成される第2窪み部43との間にそれぞれ所定の間隔を隔てて配設される。
なお、本実施の形態では、第2貫通孔45は、第1貫通孔44と同一に構成される。即ち、第2貫通孔45は、正面視長穴状に形成され(図4(a)参照)、その幅寸法W4及び深さ寸法L4が、第1貫通孔44の幅寸法W3及び長さ寸法L3とそれぞれ同一とされる(W4=W3、L4=L3)。
第2貫通孔45が、軸O方向一端側および他端側の第2窪み部43に対して所定の間隔を隔てて配設されることで、軸O方向一端側の第2窪み部43と第2貫通孔45との間、及び、軸O方向他端側の第2窪み部43と第2貫通孔45との間の2ヶ所に連続部分46が形成される。
なお、第2貫通孔45の長さ寸法L4は、中間板部材40の全長寸法L0の約40%以上かつ約70%以下とされることが好ましい。長さ寸法L4が約40%よりも小さくされると、連続部分46の面積が過大となり、絞り加工時の中間板部材40の縮径(連続部分46のヒンジ作用による曲げ変形)が困難となり、内筒部材10と中間板部材40との間のゴム基体30へ十分な予圧縮が付与できなくなる一方、長さ寸法L4が約60%よりも大きくされると、連続部分46の面積が過小となり、ブラスト処理時に中間板部材40のねじれ(連続部分46の変形)が発生するからである。
次いで、防振装置100の製造方法について説明する。防振装置100の製造は、まず、内筒部材10、外筒部材20及び中間板部材40にブラスト処理を施す。ブラスと処理では、各部材10,20,40が、その種別毎にドラム型のバレル内に複数がそれぞれ収容され、バレルを回転させながら、脱脂、洗浄、表面粗化および化成処理が連続で行われる。
この場合、中間板部材40は、スリット部41の間隔寸法G1が、中間板部材40の板厚寸法tよりも小さくされるので、一の中間板部材40のスリット部41へ他の中間板部材40の一部が挿入されることを抑制でき、ブラスト処理時にスリット部41を介して中間板部材40同士が絡まることを抑制できる。
また、中間板部材40は、第1窪み部42及び第2窪み部43の深さ寸法L1,L2が、中間板部材40の全長寸法L0の約10%とされ(L1=L2=0.1×L0)、十分に小さく(浅く)されているので、ブラスト処理時に、一の中間板部材40の第1窪み部42又は第2窪み部43へ他の中間板部材40の一部が挿入され、両者が絡まることを抑制できる。
ここで、中間板部材40は、軸O方向一端側に形成される第2窪み部43と第2貫通孔45との間、及び、軸O方向他端側に形成される第2窪み部43と第2貫通孔45との間の2ヶ所に連続部分46が形成されるので、連続部分が1ヶ所のみに形成される構造の場合と比較して、ブラスト処理時における中間板部材40のねじれ(連続部分46の変形)を抑制できる。
なお、連続部分46が2ヶ所に形成される構造は、後述するゴム基体30の加硫成形時、及び、外筒部材20に絞り加工を施す際においても、中間板部材40のねじれを抑制することに寄与する。
内筒部材10、外筒部材20及び中間板部材40にブラスト処理を施した後は、これら各部材10,20,40の所定範囲に接着剤を塗布し、乾燥させ、加硫成形工程に移行する。加硫成形工程では、まず、加硫金型の下型に、内筒部材10、外筒部材20及び中間板部材40を設置した後、上型および下側を型締めし、ゴム注入孔からゴム状弾性体(未加硫ゴム)を注入し、キャビティ内に充填させる。その後、キャビティ内のゴム状弾性体を加硫し、ゴム基体30を成形する。
この場合、中間板部材40は、第1窪み部42及び第2窪み部43をゴム基体30の一対のすぐり部30aに位置させる必要があるところ(即ち、加硫金型への設置時に周方向位置を位置決めする必要があるところ)、これら第1窪み部42及び第2窪み部43は、その幅寸法W1,W2がスリット部41の間隔寸法L1よりも大きくされるので、かかる第1窪み部42及び第2窪み部43の形状を利用して、加硫金型内での中間板部材40の周方向の位置決めを行うことができる。
特に、第1窪み部42及び第2窪み部43は、互いに同一の形状に形成されると共に、軸O方向一端側と他端側とにそれぞれ形成されるので、中間板部材40の周方向における方向性と軸O方向における方向性とを共に無くすことができ、その分、加硫金型へ設置する際の作業効率の向上が図られる。
加硫成形工程の後は、絞り加工工程へ移行する。絞り加工工程では、外筒部材20に絞り加工(径方向内方へ押圧して縮径させる加工)が施される。この場合、中間板部材40は、周方向の1ヶ所にスリット部41が形成されると共にそのスリット部41に対して周方向に180°位相を異ならせた位置に連続部分46(即ち、第2窪み部43及び第2貫通孔45)が形成され、これらスリット部41と連続部分46とに対応する部分が、一対のすぐり部30a内にそれぞれ配設されるので、外筒部材20に絞り加工を施した際には、連続部分46にヒンジ作用が奏して曲がり易くされることで、中間板部材40を縮径させ易くすることができ、その結果、中間板部材40と内筒部材10との間のゴム基体30にも効果的に予圧縮を付与できる。
特に、本実施の形態では、第2窪み部43の深さ寸法L2が、中間板部材40の全長寸法L0の約10%に設定され、第2貫通孔45の長さ寸法L4が、中間板部材40の全長寸法L0の約55%とされるので、2ヶ所に形成された連続部分46の離間距離を大きくしつつ、連続部分46の面積を小さくすることができる。
よって、外筒部材20に絞り加工を施す際には、2ヶ所の連続部分46の間隔を広くすることで、中間板部材40のねじれを抑制しつつ、連続部分46の面積を小さくすることで、かかる連続部分46にヒンジ作用を奏し易く(曲がり易く)して、中間板部材40と内筒部材20との間のゴム基体30に予圧縮をより効果的に付与することができる。
なお、このように、2ヶ所の連続部分46の離間距離を大きくする構造(即ち、第2貫通孔45の長さ寸法L4を大きくする構造)は、従来品(軸方向の全域にわたるスリット及び軸方向に部分的に形成される一対のスリットを設けたもの)ではブラスト処理時の中間板部材同士の絡まりを招くことから付与不可能なものであり、本実施の形態のように、スリット部41の間隔寸法G1を板厚寸法tよりも小さくすると共に、第1窪み部42及び第2窪み部43の深さ寸法L1,L2を小さくする構造を採用したことで初めて付与可能となったものである。これにより、中間板部材40のねじれの抑制と、ゴム基体30への十分な予圧縮の付与とを行うことが可能となる。
次いで、図5から図7を参照して、第2実施の形態における中間板部材240について説明する。第1実施の形態では、第1貫通孔44及び第2貫通孔45がそれぞれ1ヶ所に形成される場合を説明したが、第2実施の形態における中間板部材240は、第1貫通孔244及び第2貫通孔245がそれぞれ2ヶ所に形成される。なお、上述した第1実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図5は、第2実施の形態における中間板部材240の斜視図である。図6(a)は、中間板部材240の上面図であり、図6(b)は、図6(a)の矢印VIb方向視における中間板部材240の側面図である。また、図7(a)は、図6(a)の矢印VIIa方向視における中間板部材240の側面図であり、図7(b)は、図6(a)のVIIb−VIIb線における中間板部材240の断面図である。
なお、第2実施の形態における防振装置(図示せず)は、中間板部材240の構成が異なる点を除き、他の構成(内筒部材10、外筒部材20及びゴム基体30)は、第1実施の形態における防振装置100と同一であるので、その説明は省略する。
図5から図7に示すように、第2実施の形態における中間板部材240は、第1貫通孔244及び第2貫通孔245がそれぞれ2ヶ所に形成される。これら第1貫通孔244及び第2貫通孔245は、第1実施の形態における第1貫通孔44及び第2貫通孔45の長穴形状において、その直線部分を省略して形成される正面視円形状の貫通孔として形成される(図6(b)及び図7(a)参照)。よって、第1貫通孔244及び第2貫通孔255の直径寸法は、幅寸法W3,W4と同一とされる。
第2実施の形態における防振装置によれば、第1実施の形態における防振装置100と同様の作用効果を奏すると共に、次の作用効果を奏する。即ち、軸O方向一端側および他端側の第1貫通孔244の間に、スリット部41と同一の構成(軸O方向長さは異なる)であるスリット部241が形成され、軸O方向一端側および他端側の第2貫通孔255の間に、連続部分46と同一の構成(軸O方向長さは異なる)である連続部分246が形成されるので、第1実施の形態における長穴形状の第1貫通孔44及び第2貫通孔45を採用する場合と比較して、ブラスト処理時において中間板部材240同士が絡まることをより確実に抑制できる。同様に、ブラスト処理時、ゴム基体30の加硫成形時および外筒20の絞り加工時における中間板部材240のねじれ(連続部分46,246の変形)をより確実に抑制できる。
次いで、図8から図10を参照して、第3実施の形態における中間板部材340について説明する。第1実施の形態では、第1貫通孔44及び第2貫通孔45が形成される場合を説明したが、第3実施の形態における中間板部材340は、第1貫通孔44及び第2貫通孔45の形成が省略される。なお、上述した第1実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図8は、第3実施の形態における中間板部材340の斜視図である。図9(a)は、中間板部材340の上面図であり、図9(b)は、図9(a)の矢印IXb方向視における中間板部材340の側面図である。また、図10(a)は、図9(a)の矢印Xa方向視における中間板部材340の側面図であり、図10(b)は、図9(a)のXb−Xb線における中間板部材340の断面図である。
なお、第3実施の形態における防振装置(図示せず)は、中間板部材340の構成が異なる点を除き、他の構成(内筒部材10、外筒部材20及びゴム基体30)は、第1実施の形態における防振装置100と同一であるので、その説明は省略する。
図8から図10に示すように、第3実施の形態における中間板部材340は、第1実施の形態における中間板部材40に対し、第1貫通孔44及び第2貫通孔45の形成が省略される。よって、軸O方向一端側および他端側の第1窪み分42の間に、スリット部41と同一の構成(軸O方向長さは異なる)であるスリット部241が形成され、軸O方向一端側および他端側の第2窪み部43の間に、連続部分46と同一の構成(軸O方向長さは異なる)である連続部分246が形成される。第3実施の形態における防振装置においても、第1実施の形態における防振装置100と同様の作用効果を奏する。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
上記各実施の形態で挙げた数値は一例であり、他の数値を採用することは当然可能である。例えば、上記各実施の形態で説明した寸法値は、任意に選択することができる。よって、例えば、第1窪み部42の深さ寸法L1と第2窪み部43の深さ寸法L2とを異なる寸法値としても良い。
上記各実施の形態では、第1窪み部42を軸O方向一端側と軸O方向他端側との2ヶ所に設ける場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、軸O方向一端側または軸O方向他端側のいずれか一方のみに第1窪み部42を設ける(他方の第1窪み部42を省略する)ことは当然可能である。第2窪み部43についても同様である。
上記各実施の形態では、第1窪み部42及び第2窪み部43の両者を設ける場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、第1窪み部42又は第2窪み部43のいずれか一方のみを設ける(他方を省略する)ことは当然可能である。
上記第1実施の形態では、第1貫通孔44を中間板部材40の軸O方向の中央に配置する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、軸O方向の一端側または他端側に偏らせて配置することは当然可能である。第2貫通孔45についても同様である。また、第2実施の形態における第1貫通孔244及び第2貫通孔245についても同様であり、軸O方向の任意の位置に配置可能である。
上記第2実施の形態では、第1貫通孔244を2ヶ所に形成する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、第1貫通孔244を3ヶ所以上に形成することは当然可能である。第2貫通孔255についても同様である。
上記第2実施の形態では第1貫通孔244を正面視円形状に形成する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、他の形状を採用することは当然可能である。他の形状としては、例えば、長円形状や楕円形状などが例示される。
上記各実施の形態ではその説明を省略したが、中間板部材40,240,340の製造方法は、例えば、平板状の素材に、第1窪み部42や第2窪み部43等を形成(例えば、打ち抜き加工)した後に、その平板状の素材に曲げ加工(巻き加工)を施して、筒状に形成するものであっても良い。或いは、平板状の素材を筒状に形成した後に、第1窪み部42や第2窪み部43を形成するものであっても良い。
100 防振装置
10 内筒部材
20 外筒部材
30 ゴム基体
30a すぐり部
40,240,340 中間板部材
L0 中間板部材の全長寸法
t 中間板部材の板厚寸法
41,241,341 スリット部
G1 スリット部の間隔寸法
42 第1窪み部
W1 第1窪み部の幅寸法
L1 第1窪み部の深さ寸法
43 第2窪み部
W2 第2窪み部の幅寸法
L2 第2窪み部の深さ寸法
45,245 第2貫通孔(貫通孔)
W4 第2貫通孔の幅寸法
L4 第2貫通孔(貫通孔)の長さ寸法
O 軸

Claims (6)

  1. 筒状の内筒部材と、前記内筒部材の外周側に配設される筒状の外筒部材と、前記内筒部材および外筒部材を連結すると共にゴム状弾性体から構成されるゴム基体と、前記ゴム基体に介在されると共に前記内筒部材および外筒部材に同心状に配設される筒状の中間板部材とを備えた防振装置において、
    前記中間板部材は、
    軸方向の全域にわたってスリット状に形成されるスリット部を備えると共に、
    前記スリット部の間隔寸法が中間板部材の板厚寸法よりも小さくされることを特徴とする防振装置。
  2. 前記ゴム基体は、周方向に180°位相を異ならせて配設され軸方向に貫通される一対のすぐり部を備え、
    前記中間板部材は、
    前記スリット部に対応する軸方向端部を切り欠いて形成されると共に幅寸法が前記スリット部の間隔寸法よりも大きくされる第1窪み部と、
    前記第1窪み部に対して周方向に180°位相を異ならせた軸方向端部を切り欠いて形成されると共に幅寸法が前記スリット部の間隔寸法よりも大きくされる第2窪み部とを備え、
    前記外筒部材には、径方向内方へ押圧して縮径させる絞り加工が施され、
    前記一対のすぐり部の内の一方のすぐり部内に前記第1窪み部が配設されると共に他方のすぐり部内に前記第2窪み部が配設され、
    前記第1窪み部および第2窪み部の軸方向に沿う深さ寸法が、前記中間板部材の軸方向に沿う全長寸法の20%よりも小さくされることを特徴とする請求項1記載の防振装置。
  3. 前記中間板部材は、前記第1窪み部と第2窪み部とが同一の形状に形成されると共に、前記第1窪み部と第2窪み部とからなる組が軸方向一端側と他端側とにそれぞれ形成されることを特徴とする請求項2記載の防振装置。
  4. 前記中間板部材は、前記スリット部に対して周方向に180°位相を異ならせた位置に貫通形成されると共に軸方向一端側に形成される第2窪み部との間および軸方向他端側に形成される第2窪み部との間にそれぞれ所定の間隔を隔てて位置する一又は複数の貫通孔を備えることを特徴とする請求項3記載の防振装置。
  5. 前記貫通孔は、前記軸方向一端側に形成される第2窪み部と軸方向他端側に形成される第2窪み部との間の中間位置に一つのみが貫通形成され、
    前記貫通孔の幅寸法が、前記軸方向一端側および他端側に形成される第2窪み部の幅寸法と同じ寸法とされると共に、前記貫通孔の軸方向に沿う長さ寸法が、前記中間板部材の軸方向に沿う全長寸法の40%よりも大きく且つ70%よりも小さくされることを特徴とする請求項4記載の防振装置。
  6. 前記中間板部材は、加硫成形前の状態において、前記スリット部の間隔寸法が前記中間板部材の板厚寸法よりも小さくされると共に、前記絞り加工が施されることで前記外筒部材が縮径される際の縮径量よりも大きくされることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の防振装置。
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