JP2013204545A - 圧縮機、及びガスタービン - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを抑えながら効率向上を図った圧縮機を提供する。
【解決手段】ロータとともに軸線回りに回転する一段動翼11Aと、一段動翼11Aを径方向外側から覆うケーシング7とを備える圧縮機2であって、ケーシング7を加熱または冷却するガスGを流通させる第1の系統20と、ケーシング7から一段動翼11Aのチップ12Aに向けてガスGを噴出する第2の系統30と、第1の系統20と第2の系統30とにガスGを供給する共通のガス供給源50と、第1の系統20と第2の系統30とを流通するガスGの流れを制御する第1の制御弁41と第2の制御弁42とを有する制御手段40とを備えることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、圧縮機におけるストール及びサージ発生の回避、及びクリアランス制御に関するものである。
従来から、軸流式の圧縮機等の回転機械においては、作動状態によって動翼のチップ付近でストール(失速)が発生し、これによって、空気等の主流体の流れ全体にサージが引き起こされることが知られている。従って、このようなストールの発生を抑制するため、ストールの発生する領域へ向けて空気等の流体を噴出することで、主流体の流れを増速し、ストールマージンを増大させることができる。
また、別の問題として、圧縮機の運転開始時や、IGVを絞って低負荷運転を行なっている状態からIGVの開度を急激に大きくして負荷を上昇させる際等には、まず動翼が熱伸びした後に、動翼に対向するケーシングに熱伸びが発生する。即ち、動翼に対してケーシングの熱伸びが遅く、時間差が生じるため、動翼が熱伸びした際に動翼チップがケーシングに接触してしまうおそれがある。特に、IGVを絞って低負荷運転を行っている状態では、圧縮機の前方段がタービンとして働くために、主流体の温度が低下して、圧縮機前方段の動翼とケーシングが共に冷却されている。この状態から負荷を上昇させるためにIGV開度を急激に大きくすると、主流体の温度も急激に上昇することから、前述の事象が生じるおそれがある。
ここで、特許文献1に開示されたガスタービン圧縮機においては、主流路を流通する主流の一部を抽気し、この抽気により圧縮機後方ケースリング(ケーシング)の外周面に沿って流れる冷却流路を形成することで、圧縮機後方ケースリングの冷却を行なっている。特に圧縮機後方段では、前方段に比べて主流の温度が高くなり、動翼との間のクリアランスが下流側に向かって大きくなってしまう。これに対して、抽気を冷却流路に流通させることで、圧縮機後方ケースリングにおいて径方向への熱伸びを軸線方向に略均等にし、即ち、動翼チップと圧縮機後方ケースリングとの間のクリアランス制御を可能とし、圧縮機の効率向上を図っている。
特開2004−3492号公報
ところで、動翼チップとケーシングとの熱伸びの時間差に関して、特許文献1のような手法を適用してケーシングの温度調整を図りクリアランスの制御を行うことで、上述したような動翼チップのケーシングへの接触を回避することはできる。しかしながら、上述のストール発生の問題についても同時に解決しようとした場合には、配管の配置等によって必要となる設置スペースが大きくなってしまい、コストの面で好ましくない。また、スペースの制約から、クリアランス制御とストール発生の抑制とのいずれか一方を選択して設置した場合には、一方の問題に起因する圧縮機の効率低下の問題を解消することができない。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、コストを抑えながら効率向上を図った圧縮機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用している。
即ち、本発明に係る圧縮機は、ロータとともに軸線回りに回転する動翼と、前記動翼を径方向外側から覆い内側に主流の流路を画成するケーシングと、を備える圧縮機であって、前記ケーシングを加熱または冷却する媒体を流通させる第1の系統と、前記ケーシングから前記動翼のチップに向けて前記媒体を噴出する第2の系統と、前記第1の系統と前記第2の系統とに前記媒体を供給するこれら系統に共通の媒体供給源と、前記第1の系統と前記第2の系統とを流通する前記媒体の流れを制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
このような圧縮機によると、運転開始時、もしくは負荷を急激に増大させた際には、流路を流通する主流の流量が増大し、この主流が圧縮されることで発生する熱量も増大することとなる。従って、この熱によって動翼が昇温され、軸線の径方向外側に向かって動翼が熱膨張する。一方、この熱によってケーシングも昇温されることとなるが、動翼に比べて昇温速度が小さくなるため、熱膨張の速度も小さくなり、即ち、動翼の熱膨張には追従することができない。ここで、第1の系統によってケーシングを加熱することで、ケーシングを強制的に昇温させ、動翼の熱膨張に追従させるように、ケーシングを熱膨張させることでクリアランスの制御が可能となり、動翼のチップがケーシングに接触してしまうことを防止可能となる。
さらに、動翼とケーシングとの間のクリアランスは、ある程度の余裕をもって形成されている。このため、第1の系統によってケーシングを冷却することで、クリアランスを低減することも可能となる。また、流路が下流に向かうに従って、主流の圧力が高くなっていくため、下流側の方が上流側と比較して温度が上昇する。従って、ケーシングに軸線方向の温度分布が生じてしまうが、ケーシングを冷却することで、熱膨張量分布による軸線方向にクリアランスの差異を低減して、軸線方向に一定のクリアランスに維持することができる。
そして、第2の系統によって、ストール発生領域の主流の増速を行なうことで、ストール発生の抑制が可能となる。
さらに、第1の系統と第2の系統へは制御手段によって、媒体の供給量を調整しながら共通の媒体供給源から媒体を供給することができるため、省スペースを図りながら、動翼とケーシングとの間のクリアランス制御とともにストール発生の抑制が可能となる。
また、前記第1の系統と前記第2の系統とが並列して設けられ、前記制御手段は、前記第1の系統の入口側に設けられ、前記媒体を該第1の系統に流入可能とする第1の制御弁と、前記第2の系統の入口側に設けられ、前記媒体を該第2の系統に流入可能とする第2の制御弁とを有していてもよい。
このように、第1の系統と第2の系統とを並列とし、第1の制御弁、第2の制御弁を各々独立に操作することで、動翼とケーシングとの間のクリアランス制御と、ストール発生の抑制とをそれぞれ独立に制御でき、さらなる効率向上を図ることが可能となる。
さらに、前記第1の系統の下流側に前記第2の系統が直列に接続され、前記制御手段は、前記第1の系統の入口側に設けられ、前記媒体を前記第1の系統及び前記第2の系統へ流入可能とする制御弁を有していてもよい。
このように、第1の系統と第2の系統とを直列に接続し、制御弁を操作することで、クリアランス制御と、ストール発生の抑制とを一括で行ない、供給する媒体の流量を低減でき、さらなるコストの抑制が可能となる。また、ケーシングを流通し、ケーシングとの間で熱交換した後の媒体を動翼のチップへ向けて噴出することとなるため、ケーシングと、噴出する媒体との温度差を低減できる。即ち、流路内を流通する主流と、噴出される媒体との温度差を低減できるため、媒体が主流に混合することによって主流の温度が変動してしまうことを防止可能となる。
また、本発明に係る圧縮機は、前記第1の系統と前記第2の系統との接続部分と、前記媒体供給源との間を結ぶバイパス系統をさらに備え、前記制御手段は、前記バイパス系統に設けられ、前記媒体を該バイパス系統に流入可能とするバイパス制御弁をさらに有していてもよい。
このように、バイパス制御弁を操作することで、状況に応じて、バイパス系統へ媒体を流入させ、第1の系統へ媒体を流通させて熱交換を行う量を調整することができる。またこれにより、第2の系統へ流入する媒体の温度調整も可能となる。従って、より効果的にクリアランス制御とストール発生の抑制を行なうことができ、さらなる効率向上が可能となる。
さらに、本発明に係る圧縮機は、前記第1の系統と前記第2の系統との接続部分に接続された排気系統をさらに備え、前記制御手段は、前記排気系統に設けられ、前記媒体を該排気系統へ流入可能とする排気制御弁と、前記第1の系統と前記第2の系統との接続部分より下流側で、該第2の系統に設けられた噴出制御弁とをさらに有していてもよい。
このように、排気制御弁及び噴出制御弁を操作することで、状況に応じて、第1の系統での熱交換量、及び第2の系統へ流入する媒体の温度を調整しながら、第2の系統へ流入する媒体の流量調整を独立して行なうことが可能となり、より効果的にクリアランス制御とストール発生の抑制を行なうことができ、さらなる効率向上が可能となる。
また、前記動翼が前記軸線方向に複数段設けられ、前記第1の系統と前記第2の系統とが、同一の段に設けられていてもよい。
このように第1の系統と第2の系統とを設けることで、動翼のチップとケーシングとの間の接触を防止するよう、確実にクリアランスの制御が可能となる。
さらに、前記第1の系統と前記第2の系統とが、前記複数段のうちの最も上流側となる第一段に設けられていてもよい。
このように第1の系統と第2の系統とを設けることで、クリアランス制御とともに、ストールの発生し易い第一段の動翼、即ち一段動翼に向けて媒体を噴出することができるため、より確実に、効率向上を図ることが可能となる。
また、前記動翼が前記軸線方向に複数段設けられ、前記第1の系統と前記第2の系統とが、異なる段に設けられていてもよい。
このように、第1の系統と第2の系統とを設けることで、クリアランス制御が必要な段と、ストール発生の抑制が必要な段とが異なる場合であっても、これらを実行することが可能となる。また、大気温度が低い場合にIGVを絞って運転するような場合、主流の温度が低下することによって、圧縮機の前方段に氷が付着し、これが脱落して後方段の圧縮機翼に衝突して翼を損傷させるおそれがある。しかし、本発明の圧縮機は、後方段のケーシングを冷却し、温度上昇した媒体を前方段の動翼のチップへ向けて噴出できるため、氷の付着を防止することも可能であり、効率向上と信頼性の向上を図ることが可能となる。
さらに、本発明に係るガスタービンは、上記の圧縮機を備えることを特徴とする。
このようなガスタービンによると、圧縮機において、共通の媒体供給源から第1の系統と第2の系統へ媒体を供給するによって、省スペースによるコスト抑制を行いながら、クリアランス制御と、ストール発生の抑制が可能となるため、効率向上を図ることが可能となる。
本発明の圧縮機及びガスタービンによると、第1の系統と第2の系統へ媒体を供給する共通の媒体供給源によって、省スペースによるコスト抑制を行いながら、効率向上が可能となる。
本発明の第一実施形態に係るガスタービンの全体概略図である。 本発明の第一実施形態に係るガスタービンにおける圧縮機の要部を簡略化して示す図であって、図1のA部を示すものである。 本発明の第一実施形態の変形例に係るガスタービンにおける圧縮機の要部を簡略化して示す図である。 本発明の第二実施形態に係るガスタービンにおける圧縮機の要部を簡略化して示す図である。 本発明の第三実施形態に係るガスタービンにおける圧縮機の要部を簡略化して示す図である。 本発明の第四実施形態に係るガスタービンにおける圧縮機の要部を簡略化して示す図である。
以下、本発明の第一実施形態に係るガスタービン1について説明する。
図1に示すように、ガスタービン1は、入り口から空気を導入して圧縮空気Wを生成する圧縮機2と、この圧縮空気Wと燃料とを混合して燃焼ガスW1を生成する複数の燃焼器3と、燃焼器3から供給される燃焼ガスW1により回転動力を発生させ、ロータ6を軸線Oを回転中心として回転させるタービン4とを備えている。さらに、ガスタービン1は、タービン4を通過した燃焼ガスW1を排気する排気室5を備え、これらの構成要素を、圧縮空気W及び燃焼ガスW1の供給方向となる上流側から排気方向となる下流側に向けてこの順に備えている。
そして、このようにして燃焼ガスW1の熱エネルギーが回転エネルギーに変換され、ロータ6を介して、例えば不図示の発電装置が接続されることで電力を得ることが可能となっている。
圧縮機2は、ロータ6とともに軸線O回りに回転する動翼11と、動翼11の下流側に配置される静翼13と、動翼11の上流側に配置されるIGV(インレットガイドベーン)14と、これら構成部品を径方向外側から覆うケーシング7とを備えている。
また、図2に示すように、ケーシング7内部に設けられ、ケーシング7の温度制御を行う第1の系統20と、動翼11のチップ12に向けてガス(媒体)Gを噴出する第2の系統30と、これら第1の系統20及び第2の系統30にガスGを供給するガス供給源(媒体供給源)50と、ガスGの流れを制御する制御手段40とを備えている。
動翼11は、ロータ6から径方向外側に向かって突出するように、周方向に一定の間隔を空けて複数が設けられ、ロータ6に外周側から嵌め込まれることで、ロータ6と共に軸線O回りに回転可能とされている。そして、ロータ6に嵌め込まれてロータ6周りに環状に設けられた動翼11は、軸線O方向に間隔をあけて複数配列されており、即ち、段を構成している。そして、これらの段のうちで最も上流側に配置された動翼11が一段動翼11Aである。
また、図示はしないが、動翼11各々は、周方向を向く一方側面となる背面が凸状に形成され、他方側面となる腹面が凹状に形成される翼部材であり、周方向に隣接する動翼11同士の間は、圧縮空気Wの流通する流路Cとなっている。
そして、この流路Cにおいて、動翼11の前縁に対応する軸線O方向位置から、動翼11の後縁に対応する軸線O方向位置へ向かって、即ち、上流側から下流側へ向かって(図1の紙面左から右に向かって)空気が流通する際に空気が圧縮されて圧縮空気Wが生成されるようになっている。
静翼13は、動翼11と同様な翼部材であり、一段動翼11Aよりも下流側で、ケーシング7の径方向内側を向く面から突出するように周方向に一定の間隔を空けて複数設けられているとともに、各段の動翼11同士の間に配置されており、即ち、動翼1同様に段を構成している。
そして、静翼13は、動翼11同士の間の上記流路Cを通過した圧縮空気Wの流通方向を調整し、圧縮空気Wを後段の動翼11に効率よく流入させるものである。
IGV14は、動翼11や静翼13と同様な翼部材であり、ケーシング7の径方向内側を向く面から突出するように設けられている。IGV14は、開度調整機能を有し、圧縮機2の入り口から導入された空気が流路Cに流入する流量を調整可能としている。
ケーシング7は、軸線OPを中心とした筒状の部材であり、動翼11、静翼13、及びIGV14を径方向外側から覆うように配置されて、径方向内側に流路Cを画成している。そして、静翼13及びIGV14はこのケーシング7の径方向内側を向く面に固定されており、また、動翼11のチップ12とケーシング7の径方向内側を向く面との間には径方向にクリアランスSが形成されている。
図3に示すように、第1の系統20は、一段動翼11Aのチップ12Aに対向する位置で、ケーシング7の内部に設けられた熱交換器23と、熱交換器23の入口側に接続された第1の流入管21と、熱交換器23の出口側に接続された第1の排出管22とを有している。
熱交換器23は、ケーシング7の内部に埋め込まれて設置されており、例えば、コイル状に配管を形成し、熱媒体となるガス供給源50からのガスGを流通可能としたコイル式熱交換器等を用いることができる。
第1の流入管21は、配管部材であって、ガス供給源50からのガスGを熱交換器23へ流入可能としている。
第1の排出管22は、配管部材であって、ガス供給源50からのガスGを熱交換器23から外部へ排出可能としている。
そして、第1の系統20は、周方向に間隔をあけて複数が設けられている。
第2の系統30は、一端31aが、第1の流入管21の一端21aから分かれるように接続された第2の流入管31と、第2の流入管31の他端31bに接続されたケーシング7内外を連通する貫通孔32とを有している。
第2の流入管31は、配管部材であって、ガス供給源50からのガスGを貫通孔32内へ導入可能としている。
貫通孔32は、ケーシング7の径方向外側と内側とを貫通して連通しており、径方向外側から内側に向かうに従って、流路Cの上流から下流にむかって傾斜して形成され、また、ケーシング7の内面7aに形成された開口部は、一段動翼11Aの前縁側に位置している。そして、第2の流入管31からのガスGを導入し、一段動翼11Aのチップ12Aへ向けてガスGを噴出可能としている。
そして、第2の系統30は、周方向に間隔をあけて複数(例えば、第1の系統20と同じ数量)が設けられている。即ち、一つの第1の系統20と一つの第2の系統30とが接続されることで組をなして設けられ、この組が周方向に複数設けられていることとなる。
ガス供給源50は、周方向に複数設けられた第1の系統20における第1の流入管21の一端21a、及び第2の系統30における第2の流入管31の一端31aに接続されたガス供給管51を介して、第1の系統20、及び第2の系統30にガスGを供給する装置である。
そして、このガス供給源50のガスGは、圧縮機2の後段側から抽気した圧縮空気Wであってもよいし、外部圧縮機で生成された圧縮空気Wであってもよいし、その他、不活性のガス等であってもよい。そして、このガスGはケーシング7の加熱時にはケーシング7よりも高温のものを、ケーシング7の冷却時にはケーシング7よりも低温のものとする必要がある。
制御手段40は、第1の系統20に設けられた第1の制御弁41と、第2の系統30に設けられた第2の制御弁42とを有し、ガス供給源50から流入し、第1の系統20及び第2の系統30を流通するガスGの流れを制御するものである。なお、制御弁の数量を極力減らすために、ガス供給管51は一つのみが設けられ、第1の制御弁41と第2の制御弁の下流側にヘッダーを設け、それぞれ複数の第1の系統20と複数の第2の系統30に分岐させても良い。
また、第1の系統20に第1の制御弁41設け、第2の系統30に第2の制御弁42をそれぞれ独立して設ける代わりに、第1の系統20と第2の系統30の分岐点(図2では符号21a)に、三方弁を配置することにより、ガスGの流れを制御するようにしてもよい。
第1の制御弁41は、不図示の制御装置によって開閉動作可能な電磁弁装置であって、第1の流入管21の一端21aと、熱交換器23に接続された他端21bとの間の中途位置に設けられ、第1の流入管21の開放、閉塞を行なうことで、ガスGを流入させ、また流入を停止させるものである。
第2の制御弁42は、不図示の制御装置によって開閉動作可能な電磁弁装置であって、第2の流入管31の一端31aと、貫通孔32に接続された他端31bとの間に設けられ、第2の流入管31の開放、閉塞を行なうことで、ガスGを流入させ、また流入を停止させるものである。
このようなガスタービン1においては、運転開始時、もしくは負荷を急激に増大させた際には、圧縮機2において、流路Cを流通する圧縮空気Wの主流の流量が増大し、この主流が圧縮されることで発生する熱量も増大することとなる。特に、IGV14を絞って低負荷運転を行っている状態では、一段動翼11Aがタービンとして働く、つまり主流を膨張させることになる。このため、主流の温度が低下して、一段動翼11Aとケーシング7が共に冷却されている。この状態から負荷を上昇させるためにIGV14の開度を急激に大きくすると、圧縮機2が再び圧縮機として働き、主流の温度も上昇することとなる。
従って、この熱によって一段動翼11Aが昇温され、軸線Oの径方向外側に向かって一段動翼11Aが熱膨張する一方で、ケーシング7も昇温されることとなる。しかし、一段動翼11Aに比べて、ケーシング7の昇温速度が小さくなるため、ケーシング7の熱膨張の速度も小さくなり、即ち、一段動翼11Aの熱膨張にケーシング7の熱膨張が追従することができない。
ここで、第1の系統20において、第1の制御弁41を開放し、熱交換器23へケーシング7より高温となるガスGを流入させることによって、ケーシング7を加熱してケーシング7を強制的に昇温させ、一段動翼11Aの熱膨張に追従させるようにケーシング7を熱膨張させることができる。従って、一段動翼11Aのチップ12Aとケーシング7との間のクリアランスSの制御が可能となり、一段動翼11Aのチップ12Aがケーシング7に接触してしまうことを防止可能となる。
一方、定常的な運転状態では、動翼11とケーシング7との間のクリアランスSは、ある程度の余裕をもつように設計されている。このため、ガス供給源50のガスとして、ケーシング7より低温となるガスGを用いれば、第1の系統20における熱交換器23によってケーシング7を冷却することで、クリアランスSを低減でき、圧縮機2の効率向上が可能となる。
また、流路Cの下流に向かうに従って、圧縮空気Wの主流が順次圧縮されて昇圧されるため、流路Cの上流側から下流側に向かうに従って、圧縮空気Wの温度も上昇する。従って、ケーシング7に軸線O方向の温度分布が生じてしまうが、ケーシング7を冷却することで、熱膨張量分布による軸線O方向に動翼11のチップ12とケーシング7との間のクリアランスSの差異を低減できる。即ち、軸線O方向に一定のクリアランスSとすることが可能となる。
さらに、第2の系統30によって、ケーシング7の貫通孔32を通じて、一段動翼11Aのチップ12Aへ向けてガスGを噴出することができる。従って、流路C内において一段動翼11Aのチップ12A付近にストールが発生した場合にも、第2の系統30によってストール発生領域の主流の増速を行なうことで、ストール発生の抑制が可能となる。
さらに、第1の系統20と第2の系統30へのガス供給手段からのガスGの流入、流入停止、及び流量調整については、それぞれ独立した第1の制御弁41と第2の制御弁42とによって行うことができ、即ち、第1の系統20と第2の系統30とは並列して設けられている。従って、同一のガス供給手段を採用しながらも、一段動翼11Aとケーシング7との間のクリアランスSの制御と、一段動翼11Aのチップ12A付近のストール発生の抑制とを、それぞれ独立させて行なうことが可能となる。このため、省スペースを図りながら、クリアランスSの制御及びストール発生の抑制が可能である。
本実施形態のガスタービン1によると、第1の系統20と第2の系統30へガスGを供給する共通のガス供給源50によって、省スペースによるコスト抑制を行いながら、圧縮機2におけるクリアランスSの制御及びストール発生の抑制を確実に行なうことができ、運転効率向上が可能となる。
ここで、本実施形態では、一段動翼11Aのチップ12Aに向かってガスGを噴出するように第2の系統30が設けられ、この一段動翼11Aのチップ12Aに径方向に対向する位置においてケーシング7内部に熱交換器23を配置した第1の系統20が設けられているが、このような場合に限定されない。
即ち、図3に示すように、一段動翼11Aのチップ12Aに向かってガスGを噴出する第2の系統30を設け、かつ第1の系統20における熱交換器23を、後段の動翼11のチップ12に対向する位置に配置することができる。また、図示はしないが、第2の系統30によって後段側の動翼11のチップ12付近にガスGを噴出し、かつ第1の系統20における熱交換器23を、一段動翼11Aのチップ12Aに対向する位置に配置してもよい。換言すると、第1の系統20と、第2の系統30とを異なる段に配置することも可能である。
次に、本発明の第二実施形態に係るガスタービン100について説明する。
なお、第一実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
本実施形態では、第1の系統60、第2の系統70、制御手段74が、第一実施形態のものと異なっている。
図4に示すように、第1の系統60は、一段動翼11Aのチップ12Aに対向する位置で、ケーシング7の内部に設けられた熱交換器23と、熱交換器23の入口側に接続された第1の流入管61と、熱交換器23の出口側に接続された第1の流出管62とを有している。
熱交換器23、第1の流入管61は、第一実施形態で説明した熱交換器23と同じものである。
第1の流出管62は、配管部材であって、一端62aが熱交換器23の出口側に接続され、他端62bが、第2の系統70に接続され、第1の系統60から第2の系統70へガスGを流入可能とするものである。
制御手段74は、第1の系統60に設けられた制御弁75を有し、この制御弁75は、第一実施形態の第1の制御弁41同様に、不図示の制御装置によって開閉動作可能な電磁弁装置である。そして、第1の流入管61の一端61aと、熱交換器23に接続された他端61bとの間の中途位置に設けられ、第1の流入管61の開放、閉塞を行なうことで、ガスGを流入させ、また流入を停止させるものである。
第2の系統70は、一端71aが、第1の流出管62の他端62bに接続された第2の流入管71と、第2の流入管71の他端71bに接続されたケーシング7内外を連通する貫通孔32とを有している。
貫通孔32は、第一実施形態と同様のものである。
第2の流入管71は、配管部材であって、第1の系統20からのガスGを貫通孔32内へ導入可能としている。
このようにして、第1の系統60と第2の系統70とが直列に接続されていることとなる。このように、一つの第1の系統60と一つの第2の系統70とが直列に接続されて組をなしており、さらに、この組が周方向に複数設けられている。
このようなガスタービン100においては、第1の系統60と第2の系統70とを直列に接続し、制御弁75を操作することで、クリアランスSの制御と、ストール発生の抑制とを一括で行なうことで、供給するガスGの流量を低減でき、ガスGを無駄にしてしまうことがなく、さらなるコストの抑制が可能となる。
また、ケーシング7を流通し、ケーシング7との間で熱交換を行った後のガスGを一段動翼11Aのチップ12Aへ向けて噴出することとなるため、ケーシング7の温度と、噴出するガスGとの温度差を低減できる。即ち、流路C内を流通する圧縮空気Wの主流と、噴出されるガスGとの温度差を低減できるため、ガスGが圧縮空気Wの主流に混合することによって主流温度が変動してしまうことを防止可能となる。
本実施形態のガスタービン1によると、圧縮機におけるクリアランスSの制御及びストール発生の抑制でき、さらに、第1の系統60と第2の系統70とを直列に接続したことで、さらなるコストダウンと、運転効率のさらなる向上が可能となる。
なお、第一実施形態で説明したように、本実施形態においても第1の系統60における熱交換器23と、第2の系統70における貫通孔32を、それぞれ異なる段に設けてもよい。
ここで、大気温度が低い場合にIGV14を絞って運転するような場合、主流の温度が低下することによって、圧縮機2の前方段に氷が付着し、これが脱落して後方段の圧縮機翼に衝突して翼を損傷させるおそれがある。しかし、圧縮機2の後方段のケーシング7を冷却し、温度上昇したガスGを一段動翼11Aのチップ12Aへ向けて噴出する際には、例えば氷の付着を防止することも可能であるため、圧縮機2の運転効率を向上させるとともに、信頼性を向上させることができる。
次に、本発明の第三実施形態に係るガスタービン101について説明する。
なお、第一実施形態及び第二実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
本実施形態では、第二実施形態のガスタービン100が、バイパス系統80をさらに備えている点で、第一実施形態及び第二実施形態と異なっている。
図5に示すように、バイパス系統80は、第1の系統60と第2の系統70との接続部分とガス供給源50との間、即ち、第1の流出管62の他端62bと、第1の流入管61の一端61aとの間に設けられている。
また、このバイパス系統80は、一端81aが、第1の流入管61の一端61aに接続され、他端81bが、第1の流出管62の他端62bに接続された配管部材であるバイパス管81を有している。
制御手段84は、上述した制御弁75に加え、バイパス管81の一端81aと他端81bとの間の中途位置に設けられ、不図示の制御装置によって開閉動作可能な電磁弁装置であるバイパス制御弁85をさらに有している。そして、このバイパス制御弁85は、バイパス管81に流入するガスGの流量を調整可能とし、即ち、第1の系統60に流入するガスGの流量を調整可能としている。
このようなガスタービン101においては、バイパス制御弁85を操作することで、状況に応じて、バイパス系統80へガスGを流入させ、また流入量を調整することが可能となる。従って、第1の系統60へガスGを流通させて熱交換を行う量を調整することができる。
さらに、これによって、第2の系統70へ流入するガスGの温度調整が可能となるため、より効果的にクリアランスSの制御とストール発生の抑制を行なうことができ、さらなる圧縮機の効率向上が可能となる。
本実施形態のガスタービン101によると、第1の系統60と第2の系統70とに加え、バイパス系統80を設けたことで、運転効率のさらなる向上が可能となる。
なお、第一実施形態で説明したように、本実施形態においても第1の系統60における熱交換器23と、第2の系統70における貫通孔32を異なる段に設けてもよい。
次に、本発明の第四実施形態に係るガスタービン111について説明する。
なお、第一実施形態から第三実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
本実施形態では、第三実施形態のガスタービン101が、排気系統90をさらに備えている点で、第一実施形態から第三実施形態と異なっている。
図6に示すように、排気系統90は、第1の系統60と第2の系統70との接続部分である第1の流出管62の他端62bに、一端91aが接続された配管部材である排気管91を有している。
制御手段94は、不図示の制御装置によって開閉動作可能な電磁弁装置であり、排気管91の中途位置に設けられた排気制御弁95をさらに有している。そして、この排気制御弁95は、排気管91に流入するガスGの流量を調整可能とし、これにより、第2の系統70に流入するガスGの流量を調整可能としている。
さらに制御手段94は、第1の系統60と第2の系統70との接続部分である第1の流出管62の他端62bよりもガスGの流れの下流側で、第2の系統70における第2の流入管71の中途位置、即ち、貫通孔32の手前に設けられた噴出制御弁96を有している。この噴出制御弁96は、貫通孔32へのガスGの導入量を調整可能とするものである。
このようなガスタービン111においては、排気制御弁95及び噴出制御弁96を操作することで、状況に応じて、第1の系統60での熱交換量を調整しながら第2の系統70へ流入するガスGの温度調整が可能となる。これと同時に、第2の系統70へ流入するガスGの流量調整が独立して可能となる。
具体的には、排気制御弁95の開放度合いを小さくし、噴出制御弁96の開度度合いを大きくすると、第2の系統70を通じて貫通孔32から流路Cへ噴出されるガスGの流量が増加する。一方で、排気制御弁95の開放度合いを大きくし、噴出制御弁96の開度度合いを小さくすると、熱交換後のガスGが排気系統90へより多く流入することとなるので、貫通孔32から流路Cへ噴出されるガスGの流量を小さくすることができる。つまり、熱交換器23での熱交換を行う量は、バイパス制御弁85の操作で任意に行いつつ、これとは独立して、貫通孔32から流路Cへ噴出されるガスGの流量を任意に調整することができる。
なお、制御手段40における制御弁75、バイパス制御弁85、排気制御弁95、噴出制御弁96は、各々の系統に負担がかからないよう、相互に関連して開閉制御を行う必要がある。
このようにして、より効果的にクリアランスSの制御とストール発生の抑制を行なうことができ、さらなる圧縮機の効率向上が可能となる。
本実施形態のガスタービン111によると、第1の系統60と第2の系統70とに加え、排気系統90を設け、また排気制御弁95、噴出制御弁96を設けたことで、運転効率のさらなる向上が可能となる。
なお、第一実施形態で説明したように、本実施形態においても第1の系統60における熱交換器と、第2の系統70における貫通孔32を異なる段に設けてもよい。
以上、本発明の実施形態について詳細を説明したが、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において、多少の設計変更も可能である。
例えば、本発明における圧縮機は、ガスタービン1、100、101、111に用いられるものに限定されず、圧力比の比較的小さなファンやブロア等の送風機であってもよい。
また、上述の実施形態で説明したように、一段動翼11AへガスGを噴出するように第2の系統30、70を設け、またこの一段動翼11Aに対向する位置に第1の系統20、60の熱交換器23を配置した。しかしこのような場合に限定されず、例えば、後段側の動翼11へガスGを噴出するように第2の系統を設け、これに対向する位置に熱交換器23を配置してもよい。
1…ガスタービン 2…圧縮機 3…燃焼器 4…タービン 5…排気室 6…ロータ 7…ケーシング 11…動翼 11A…一段動翼 12…チップ 12A…(一段動翼の)チップ 13…静翼 14…IGV 20…第1の系統 21…第1の流入管 22…第1の排出管 23…熱交換器 30…第2の系統 31…第2の流入管 32…貫通孔 40…制御手段 41…第1の制御弁 42…第2の制御弁 50…ガス供給源(熱媒体供給源) 51…ガス供給管 60…第1の系統 61…第1の流入管 62…第1の流出管 70…第2の系統 71…第2の流入管 74…制御手段 75…制御弁 80…バイパス系統 81…バイパス管 84…制御手段 85…バイパス制御弁 90…排気系統 91…排気管 94…制御手段 95…排気制御弁 96…噴出制御弁 100…ガスタービン 101…ガスタービン 111…ガスタービン W…圧縮空気 W1…燃焼ガス O…軸線 C…流路 S…クリアランス G…ガス

Claims (9)

  1. ロータとともに軸線回りに回転する動翼と、
    前記動翼を径方向外側から覆い内側に主流の流路を画成するケーシングと、を備える圧縮機であって、
    前記ケーシングを加熱または冷却する媒体を流通させる第1の系統と、
    前記ケーシングから前記動翼のチップに向けて前記媒体を噴出する第2の系統と、
    前記第1の系統と前記第2の系統とに前記媒体を供給するこれら系統に共通の媒体供給源と、
    該媒体供給源から供給されて前記第1の系統と前記第2の系統とを流通する前記媒体の流れを制御する制御手段とを備えることを特徴とする圧縮機。
  2. 前記第1の系統と前記第2の系統とが並列して設けられ、
    前記制御手段は、
    前記第1の系統の入口側に設けられ、前記媒体を該第1の系統に流入可能とする第1の制御弁と、
    前記第2の系統の入口側に設けられ、前記媒体を該第2の系統に流入可能とする第2の制御弁とを有することを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記第1の系統の下流側に前記第2の系統が直列に接続され、
    前記制御手段は、前記第1の系統の入口側に設けられ、前記媒体を前記第1の系統及び前記第2の系統へ流入可能とする制御弁を有することを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  4. 前記第1の系統と前記第2の系統との接続部分と、前記媒体供給源との間を結ぶバイパス系統をさらに備え、
    前記制御手段は、前記バイパス系統に設けられ、前記媒体を該バイパス系統に流入可能とするバイパス制御弁をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の圧縮機。
  5. 前記第1の系統と前記第2の系統との接続部分に接続された排気系統をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記排気系統に設けられ、前記媒体を該排気系統へ流入可能とする排気制御弁と、
    前記第1の系統と前記第2の系統との接続部分より下流側で、該第2の系統に設けられた噴出制御弁とをさらに有することを特徴とする請求項4に記載の圧縮機。
  6. 前記動翼が前記軸線方向に複数段設けられ、
    前記第1の系統と前記第2の系統とが、同一の段に設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の圧縮機。
  7. 前記第1の系統と前記第2の系統とが、前記複数段のうちの最も上流側となる第一段に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の圧縮機。
  8. 前記動翼が前記軸線方向に複数段設けられ、
    前記第1の系統と前記第2の系統とが、異なる段に設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の圧縮機。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の圧縮機を備えることを特徴とするガスタービン。
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