JP2013202992A - インキキー0点設定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インキキー開度の0点を精度良くかつ短時間で設定することができるインキキー0点設定装置を提供する。
【解決手段】本発明によるインキキー0点設定装置50は、インキ31を貯留するインキつぼ32を構成するインキ元ローラ33と複数のインキキー34とを含むオフセット印刷機1のインキキー開度の0点設定を行うためのものである。インキキー0点設定装置50は、オフセット印刷機1のフレーム2に、回動自在に取り付けられた固定具51と、固定具51に固定された光源52と、を備えている。このうち光源52は、インキ元ローラ33とインキキー34との隙間36の下方から、この隙間36を通ってインキつぼ32の上方に向けて光Lを照射する。
【選択図】図3

Description

本発明は、インキを貯留するインキつぼを構成するインキ元ローラとインキキーとを含むオフセット印刷機のインキキー開度の0点設定を行うインキキー0点設定装置に係り、とりわけ、インキキー開度の0点を精度良くかつ短時間で設定することができるインキキー0点設定装置に関する。
オフセット印刷機は、4つの印刷色(シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K))毎に設けられた4つの印刷ユニットを備えている。各印刷ユニットは、インキを版胴に供給するインキ供給部を有している。インキ供給部は、インキを貯留するインキつぼを含み、当該インキつぼは、インキ元ローラと、インキキーと、インキキーの両側に設けられた一対の側板とによって容器状に形成されている。このうちインキ元ローラとインキキーの先端との間に隙間(インキキー開度)が形成され、当該隙間からインキがインキ元ローラに供給されるようになっている。この隙間は、インキキーを回動させてインキキーの傾斜角度を変えることにより調整することができる。また、インキキーは、インキ元ローラの幅方向にわたって複数並設されており、各インキキーが個別に回動し、印刷絵柄のうちインキキーに対応する部分の形状に応じた適切な量のインキを版胴に供給するようになっている。
インキ元ローラに供給されたインキは、練りローラ群によって所定膜厚となるまで練られて版胴に供給される。版胴に供給されたインキは、ブランケット胴を介して用紙に転写され、用紙に所定の印刷絵柄が形成される。
インキ元ローラに供給されるインキの量は、印刷絵柄の面積率が大きい場合には多くなり、当該面積率が小さい場合には少なくなる。このことから、印刷絵柄の面積率とインキキー開度との関係を予め求めておき(プリセット)、この関係を利用して、新たな印刷絵柄を印刷する際にインキキー開度を調整している。このようにして、新たな印刷絵柄を印刷する場合であっても、試し刷りの回数を削減し、用紙のロスを低減すると共に、調整作業時間を短縮させている。
しかしながら、インキキー開度の0(ゼロ)点がずれている場合には、上述したプリセット技術を利用した場合であっても、実際のインキキー開度がずれる。このことにより、新たな印刷絵柄を印刷する際、試し刷りが増えるという問題がある。このため、プリセット技術を有効に利用するためには、インキキー開度の0点が適切に設定されているか否かが重要となってくる。
インキキー開度は、例えば、インキ元ローラに供給されて形成されたインキの膜厚を、各インキキーに対応する部分毎に膜厚計を用いて計測することによって調整することができる。しかしながら、1つの印刷ユニットには、複数のインキキーが設けられており、とりわけ、両面刷りのオフセット印刷機の場合には、各印刷色それぞれに印刷ユニットが用紙の上側および下側に設けられているため、合計8つの印刷ユニットが存在することになる。このため、全てのインキキーに対応する部分のインキの膜厚を計測することは、作業者の負荷を大きくさせ、計測に多くの時間が費やされるという問題がある。また、インキ元ローラとインキキーとの隙間は7μm〜15μm程度と微小であるため、当該隙間をセンサなどで直接計測することは困難である。
このようなことに対処するために、インキキー開度の0点を設定するためのインキキー0点設定装置およびインキキー0点設定方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。ここでは、用紙に印刷を実施することにより取得された印刷絵柄の画線率に対応したインキキー開度の情報を予め記憶しておき、この記憶された情報から線形近似によってインキキー開度の0点の設定を行っている。
特許4649471号公報
しかしながら、特許文献1に示す0点設定方法では、実際に用紙に印刷される印刷絵柄は、インキキー開度だけではなく、湿し水やローラニップなどの影響も受けている。このため、多くの影響因子を含んだ0点設定となり、インキキー開度の0点設定の精度を高めることが困難になっている。また、実際に印刷を行い、用紙に形成された印刷絵柄の評価、解析を行っているため、インキキー開度の0点設定に多くの時間が費やされるという問題もある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、インキキー開度の0点を精度良くかつ短時間で設定することができるインキキー0点設定装置を提供することを目的とする。
本発明は、インキを貯留するインキつぼを構成するインキ元ローラと複数のインキキーとを含むオフセット印刷機のインキキー開度の0点設定を行うインキキー0点設定装置において、前記オフセット印刷機のフレームに、回動自在に取り付けられた固定具と、前記固定具に固定され、前記インキ元ローラと前記インキキーとの隙間の下方から当該隙間を通って前記インキつぼの上方に向けて光を照射する光源と、を備えたことを特徴とするインキキー0点設定装置を提供する。
なお、上述したインキキー0点設定装置においては、前記光源は、LED光を照射するLED光源からなる、ことが好ましい。
また、上述したインキキー0点設定装置においては、前記光源は、青色の光を照射する、ことが好ましい。
また、上述したインキキー0点設定装置においては、前記光源は、前記インキ元ローラの幅と同一の幅を有している、ことが好ましい。
また、上述したインキキー0点設定装置においては、前記固定具は、アダプターを介して前記フレームに取り付けられて、当該アダプターに回動自在に取り付けられている、ことが好ましい。
本発明によれば、インキキー開度の0点を精度良くかつ短時間で設定することができる。
図1は、オフセット印刷機の印刷ユニットの一例を示す側面図である。 図2は、印刷ユニットにおけるインキキーの一例を示す斜視図である。 図3は、本発明の実施の形態におけるインキキー0点設定装置を示す側面図である。
図1乃至図3を用いて、本発明の実施の形態におけるインキキー0点設定装置について説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
まず、本実施の形態におけるインキキー0点設定装置が取り付けられるオフセット印刷機について説明する。
オフセット印刷機1は、印刷される用紙60の搬送方向に沿って、4つの印刷色(シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K))毎に設けられた4つの印刷ユニット10を備えている。両面印刷の場合には、用紙60の上側および下側の両方に、各色の印刷ユニット10が設けられており、オフセット印刷機1には合計8つの印刷ユニット10が存在することになる。なお、各色の印刷ユニット10は、取り扱うインキ31の色が異なると共に用紙60に対する配置が異なるが、ほぼ同様の構成となっている。このため、以下では、用紙60の上側に配置された一の印刷色の印刷ユニット10を例にとって説明する。
印刷ユニット10は、所望の印刷絵柄に対応する版が形成された版胴11と、版胴11と用紙60との間に介在され、版胴11上のインキ31を用紙60に転写するブランケット胴12と、版胴11の上方に設けられ、版胴11にインキ31を供給するインキ供給部30と、を有している。インキ31はインキ供給部30から練りローラ群13に供給されて、所定の膜厚となるまで練られ、インキ着ローラ14を介して版胴11に供給される。
また、印刷ユニット10は、版胴11に湿し水21を供給する湿し水供給部20を有している。この湿し水供給部20は、湿し水21を貯留する水舟22と、水舟22から版胴11に湿し水21を供給する水元ローラ23、クロムローラ24および水着ローラ25と、を含んでいる。湿し水21は、水元ローラ23、クロムローラ24および水着ローラ25を介して版胴11の非絵柄領域に供給される。このようにして、インキ供給部30から供給された油性のインキ31が、湿し水21に反発して版胴11の絵柄領域に供給されるようになっている。
次に、インキ供給部30について説明する。
インキ供給部30は、インキ31を貯留するインキつぼ32と、インキ元ローラ33と、先端が下方に向かうように傾斜したインキキー(インキブレード)34と、インキキー34の両側に設けられた一対の側板35(図1および図3においては一方のみ図示)と、を有している。このうちインキつぼ32は、インキ元ローラ33と、インキキー34と、一対の側板35とによって構成されており、底面が傾斜すると共に上方が開放されて容器状に形成されている。インキ元ローラ33は、インキつぼ32から供給されるインキ31を受けて、練りローラ群13に供給するためのものである。なお、インキ元ローラ33は、その回転数が可変となっており、インキつぼ32から受けるインキ31の量を全体的に調整可能になっている。
図3に示すように、インキキー34は、オフセット印刷機1のフレーム2に、支点34aを中心に回動自在に取り付けられている。インキキー34の先端とインキ元ローラ33との間には、微小な隙間36(インキキー開度)が形成されている。このことにより、インキキー34を回動させることにより、インキキー開度を調整して、インキ元ローラ33に供給されるインキ31の量が調整可能になっている。ここで、フレーム2とは、印刷ユニット10を固定しておくためのものであって、その形状の一例が図3に示されている。
このようなインキキー34は、図2に示すように、インキ元ローラ33の幅方向(A方向)にわたって複数並設され、各々が個別に回動自在になっている。このようにして、印刷絵柄のうちインキキー34に対応する部分の形状に応じて、適切な量のインキ31を版胴11に供給している。すなわち、インキつぼ32から供給されるインキ31の量を部分的に調整可能になっている。
なお、図1に示すように、インキ供給部30と練りローラ群13との間には、呼び出しローラ37が介在されている。この呼び出しローラ37は、インキ供給部30のインキ元ローラ33からインキ31を受ける位置と、練りローラ群13にインキ31を渡す位置との間で移動自在になっており、インキ元ローラ33から練りローラ群13にインキ31を受け渡すようになっている。
次に、図3を用いて、インキキー開度の調整部40について説明する。
各インキキー34の下方に、インキキー開度を調整する調整部40が設けられている。すなわち、インキキー34毎に調整部40が設けられており、インキキー34は、その開度を個別に調整可能になっている。
調整部40は、フレーム2に支点41aを中心に回動自在に取り付けられた、インキキー34の先端部を押し上げる押上部材41(チップ)と、押上部材41を回動させる駆動部42(例えば、モータ)と、を有している。このうち押上部材41は、インキキー34の開度を増やす方向(隙間36を増やす方向)にバネ部材(図示せず)などによって付勢されている。押上部材41と駆動部42との間には、押上部材41に対して略直線状に前進または後退するロッド43が介在されている。また、ロッド43と駆動部42との間には、駆動部42の回転駆動力を直線駆動力に変換する変換機構44が設けられている。このような構成において駆動部42を駆動すると、変換機構44により駆動部42の回転駆動力が直線駆動力に変換され、ロッド43が押上部材41に対して進出または後退する。これにより、押上部材41が回動してインキキー34が回動する。このようにして、インキキー開度が調整されるようになっている。
次に、図3を用いて、本実施の形態によるインキキー0点設定装置50について説明する。ここで、インキキー0点設定装置50は、インキキー開度の0点設定を精度良くかつ短時間に行うためのものである。また、インキキー開度の0点とは、インキ元ローラ33とインキキー34との隙間36からインキ元ローラ33にインキ31が供給されることがないインキキーの最大の開度をいう。一例として、インキキー開度が0点になっている場合では、インキ元ローラ33とインキキー34との隙間36は、7μm〜15μmとなっている。
図3に示すように、インキキー0点設定装置50は、上述のフレーム2に支点51aを中心に回動自在に取り付けられた固定具51と、固定具51に固定された光源52と、を備えている。このうち固定具51は、アダプター53を介してフレーム2に取り付けられるようになっている。すなわち、アダプター53は、フレーム2に固定され、固定具51は、アダプター53に支点51aを中心に回動自在に取り付けられている。また、固定具51は、アダプター53と共にフレーム2から取り外し自在になっていることが好適である。
光源52は、インキ元ローラ33とインキキー34との隙間36の下方から当該隙間36を通って上方に向けて光Lを照射する。本実施の形態においては、光源52は、青色のLED光を照射するLED光源からなっている。また、光源52は、インキ元ローラ33の幅と同一の幅を有している。すなわち、インキ元ローラ33とインキキー34との隙間36を、インキ元ローラ33の幅方向全体にわたって光を照射するように構成されている。このような光源52は、インキ元ローラ33の幅方向に照度ムラがないように均一に光を照射可能であるように構成されていることが好適である。ここで、同一とは、厳密に同一という意味に限られることはなく、同一とみなすことができる程度の製造誤差等を含む意味として用いている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、停止しているオフセット印刷機1のインキつぼ32からインキ31が抜かれる。その後、インキ元ローラ33と各インキキー34とを清掃し、各々の表面からインキ31が取り除かれる。
清掃の後、インキキー0点設定装置50の固定具51が、オフセット印刷機1のフレーム2にアダプター53を介して取り付けられると共に、固定具51に光源52が固定される。このことにより、オフセット印刷機1へのインキキー0点設定装置50の取り付けが完了する。
インキキー0点設定装置50の取付が完了した後、インキ元ローラ33とインキキー34との隙間36から当該隙間36を通って上方に向けて、光源52から光が照射される。この場合、光源52が固定された固定具51を回動させて、インキつぼ32の上方で確認しやすい方向に光を照射するように、固定具51の取り付け角度が調整される。具体的には、固定具51の調整可能な取り付け角度範囲内において、光源52から照射される光の照度が最大となる角度に固定具51の角度が調整されることが好適である。
固定具51の取り付け角度の調整が完了した後、インキつぼ32の上方で照射された光が観察され、観察された光の照度に基づいてインキキー開度が調整される。ここで、観察される光は、インキ元ローラ33の幅方向に延びる帯状の光として観察される。
インキキー開度の調整の要否は、観察された光の照度が所望の照度であるか否かで判断される。ここで、所望の照度とは、インキキー開度が0点に設定されている状態、すなわち、インキ元ローラ33とインキキー34との隙間36が7μm〜15μmとなっている状態において、観察された光の照度である。より具体的には、観察された光の照度が所望の照度である場合、インキキー開度の調整は不要となる。一方、観察された光の照度が所望の照度から外れている場合には、対応する調整部40によりインキキー開度が調整される。すなわち、調整対象のインキキー34に対応する駆動部42が駆動されて、ロッド43が前進または後退し、これにより、押上部材41を介してインキキー34が回動する。このようにして、著性対称のインキキー34の開度が調整される。その後、再び光が観察され、観察された光の照度が所望の照度であるか否かが判断される。このようにして、各インキキー開度が調整され、インキキー開度の0点が設定される。なお、光の観察は、目視により行うことができるが、センサ(図示せず)等を設けて照度を確認するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、光源52がインキ元ローラ33の幅以上の幅を有しているため、インキ元ローラ33と複数のインキキー34との隙間36を通る光を一度に観察することができる。このことから、各インキキー34に対応する隙間36の部分を通る光の照度を相対的に比較することができる。このため、比較された光の照度に差がある場合には、少なくとも一方のインキキー開度を上述したように調整し、各インキキー開度の相対的なずれを容易に調整することが可能である。
インキキー34の0点の設定が完了した後、固定具51、光源52およびアダプター53が取り外される。その後、インキつぼ32にインキ31が貯留される。このことにより、オフセット印刷機1を稼働して用紙60への印刷を開始することができる。
このように本実施の形態によれば、インキ元ローラ33とインキキー34との隙間36の下方から当該隙間36を通って上方に向けて、光源52から光が照射されて、照射された光をインキつぼ32の上方において観察することができる。そして、観察された光の照度が所望の照度となるようにインキキー開度が調整されて、インキキー開度の0点を設定することができる。このことにより、インキキー開度の0点を設定する際に、湿し水21やローラニップといった他の影響因子が含まれることを回避することができ、設定誤差を低減することができる。このため、インキキー開度の0点を精度良く設定することができる。また、インキ31の膜厚を目視で計測してインキキー開度を調整する場合には、インキ元ローラ33とインキキー34との隙間36の寸法に、例えば30μm程度の誤差が生じ得るのに対し、本実施の形態のように光の照度を観察してインキキー開度を調整する場合には、10μm程度の誤差に抑えることが可能となる。このため、インキキー開度の0点を精度良く設定することができる。
また、本実施の形態によれば、上述のようにインキキー開度の0点を精度良く設定することができる。このことにより、プリセット技術を利用したインキキー開度の精度、すなわち、予め求めておいた印刷絵柄の面積率とインキキー開度との関係を利用して調整されたインキキー開度の精度を向上させることができる。このため、新たな印刷絵柄で用紙60に印刷を行う場合であっても、試し刷りの回数を削減し、用紙60のロスを低減すると共に、調整作業時間を短縮することができる。
また、本実施の形態によれば、用紙60に印刷を行うことなく、インキキー開度の0点を設定することができる。例えば、1つのインキつぼ32における各インキキー開度の0点設定を30分程度で行うことが可能となり、4色両面刷りのオフセット印刷機1の場合には、1台当たり4時間でインキキー開度の0点設定を行うことが可能となる。このため、インキキー開度の0点を短時間で設定することができる。
また、本実施の形態によれば、光源52は、直進性が良好なLED光を照射するLED光源からなっている。このことにより、インキ元ローラ33とインキキー34との隙間36を通る光が拡散することを防止し、当該隙間36を通る光の照度の観察精度を向上させることができる。このため、インキキー開度の0点を精度良く設定することができる。また、光源52は、視認性の良好な青色の光を照射する。このことにより、観察される光の視認性を向上させて光の観察精度を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、光源52は、インキ元ローラ33の幅以上の幅を有している。このことにより、インキ元ローラ33の幅方向に複数並設されたインキ元ローラ33とインキキー34との隙間36を通る光を一度に観察することができる。このため、インキキー開度の0点を短時間で設定することが可能となる。また、この場合、各インキキー34に対応する隙間36の部分を通る光の照度を相対的に比較することができ、各インキキー開度の相対的なずれを容易に調整することができる。
なお、上述した本実施の形態においては、光源52は青色のLED光を照射するLED光源からなっている例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、視認性に問題がなければ、光源52から照射される光の色は、青色以外にも、白、緑、赤など他の色であってもよい。さらに、光源52には、LED光源以外に、直進性および視認性に問題がなければ、例えば、蛍光を照射する蛍光灯、レーザ光を照射するレーザ光源を適用することも可能である。なお、レーザ光源を用いる場合には、直接目視することを回避するために、レーザ光源から照射されたレーザ光を受けるセンサ(図示せず)等を設けて、レーザ光の照度を確認することが好ましい。
また、上述した本実施の形態においては、光源52が、インキ元ローラ33の幅と同一の幅を有している例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、光源52の幅は、インキ元ローラ33の幅よりも大きい幅を有していてもよい。さらに、光源52の幅は、インキキー34単体の幅に略同一であってもよい。この場合においても、光源52をインキ元ローラ33の幅方向に移動させることにより、インキ元ローラ33と各インキキー34との隙間36に光が照射されて、各インキキー34の開度を調整して0点設定を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明してきたが、本発明によるインキキー0点設定装置は、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1 オフセット印刷機
2 フレーム
31 インキ
32 インキつぼ
33 インキ元ローラ
34 インキキー
36 隙間
50 インキキー0点設定装置
51 固定具
52 光源
53 アダプター

Claims (5)

  1. インキを貯留するインキつぼを構成するインキ元ローラと複数のインキキーとを含むオフセット印刷機のインキキー開度の0点設定を行うインキキー0点設定装置において、
    前記オフセット印刷機のフレームに、回動自在に取り付けられた固定具と、
    前記固定具に固定され、前記インキ元ローラと前記インキキーとの隙間の下方から当該隙間を通って前記インキつぼの上方に向けて光を照射する光源と、を備えたことを特徴とするインキキー0点設定装置。
  2. 前記光源は、LED光を照射するLED光源からなることを特徴とする請求項1に記載のインキキー0点設定装置。
  3. 前記光源は、青色の光を照射することを特徴とする請求項1または2に記載のインキキー0点設定装置。
  4. 前記光源は、前記インキ元ローラの幅と同一の幅を有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のインキキー0点設定装置。
  5. 前記固定具は、アダプターを介して前記フレームに取り付けられて、当該アダプターに回動自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインキキー0点設定装置。
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