JP2013202959A - 黒板装置及びこれに用いるケーブルドラグチェーン用ピース - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスプレイをスライド可能な構造として、ディスプレイへの配線をまとめつつ、ディスプレイのスライド時に、配線が邪魔になるのを防止しながら速やかに移動する。
【解決手段】黒板装置は、黒板部1と、黒板部1の主面1A上に摺動自在に装着されたディスプレイ部2と、ディスプレイ部2を収納するカバー部4と、一端をディスプレイ部2に、他端をカバー部4内に固定したケーブル6と、ケーブル6を被覆するケーブルドラグチェーン5と、黒板部1の上部に設けられて、ケーブルドラグチェーン5を案内するためのガイド部7と、カバー部4内に設けられてケーブルドラグチェーン5をかけるガイドプーリー8とを備える。黒板装置は、カバー部4内で余分なケーブルドラグチェーン5がガイドプーリー8から垂れるように構成しており、ディスプレイ部2の移動に応じて必要な分のケーブルドラグチェーン5が引き出され、あるいは垂れるように構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディスプレイなどの表示手段を設けた黒板装置と、この表示手段に接続するケーブル類をまとめるためのケーブルドラグチェーン用ピースに関する。
図28に示すように、黒板81にスクリーン82を設け、このスクリーン82上にプロジェクタ83で画像を投影可能とした黒板装置は開発されている(特許文献1参照)。
この方式では、黒板81から離間させた位置にプロジェクタ83を配置する必要があり、設置の手間がかかる。そこで、図29に示すように黒板91上に平面型大画面テレビのようなディスプレイ92を直接配置して、ディスプレイ92をスライド式に黒板91上を摺動自在に装着する構成が提案されている。この方式であれば、必要時にのみディスプレイ92を引き出して使用し、非使用時にはカバー94に収納することで、設置作業の手間を大幅に簡略化した使いやすいインタラクティブボードが実現できる。
しかしながら、ディスプレイ92には、駆動用の電源コード96Aや映像ソース信号用の信号ライン96B、あるいはTVチューナーの場合はTV信号線96C、ネットワーク接続する場合はLANケーブル96Dといった、多くのケーブル96を接続する必要がある。この場合、ディスプレイ92をスライド式とすると、ディスプレイ92の移動範囲を考慮して長めの配線を行う必要があり、配線の余裕によってスライド時に邪魔となり、ディスプレイを移動させる戸車93に噛み込んだり、あるいは垂れたケーブル96に引っかかるなどの懸念があった。
特開2010−155401号公報 国際特許出願公開第WO09/075069号
ところで、多数のケーブルを配線する場合において、これらのケーブルを束ねるためのケーブルドラグチェーンが開発されている(例えば特許文献2参照)。
このケーブルドラグチェーンは図30に示すように複数のピース85を折曲自在に連結して、内部にケーブル86を通すことで、ケーブル86をまとめつつこれを保護し、また折曲方向や折曲範囲を制限して、多数のケーブル86をまとめながら、また保護しながら配線できる。
ただ、以上のケーブルドラグチェーンは、多数のピースを一方向にのみ折曲できるように連結しているので、多種多様な用途や自由度が求められる用途においては、必ずしも便利に使用できない問題点があった。
また、以上の構造のケーブルドラグチェーンは、その延長方向において、互いに隣接するピース同士を各々の両端部で連結するので、その連結部においてはスムーズに折曲できる反面、ケーブルドラグチェーンをその延長方向に移動させる用途においては、必ずしもスムーズに移動できない場合があった。例えば、ケーブルドラグチェーンの端部を押して移動させようとすると、中間部分が折曲されて、蛇行する等の問題点があった。
本発明は、従来のこのような問題点を解決するためになされたものである。本発明の主な目的は、ケーブル類をまとめることが可能な黒板装置及びこれに用いるケーブルドラグチェーン用ピースを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、ディスプレイをスライド可能な構造として、ディスプレイへの配線をまとめつつ、ディスプレイのスライド時に、これらの配線が邪魔になるのを防止しながら、ディスプレイを速やかに移動できる黒板装置及びこれに用いるケーブルドラグチェーン用ピースを提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の第1の側面に係る黒板装置によれば、黒板部1と、この黒板部1の主面1A上に摺動自在に装着されたディスプレイ部2と、ディスプレイ部2を収納するため、黒板部1の主面1A上の一部に設けられたカバー部4と、一端をディスプレイ部2に固定すると共に、他端をカバー部4内の所定の位置に固定させており、ディスプレイ部2が黒板部1の主面1A上を摺動可能な長さとしたケーブル6と、ケーブル6を被覆するケーブルドラグチェーン5と、黒板部1の上部に設けられて、ケーブルドラグチェーン5を案内するためのガイド部7と、カバー部4内に設けられて、ケーブルドラグチェーン5をかけるためのガイドプーリー8とを備えている。黒板装置は、ケーブルドラグチェーン5をガイドプーリー8にかけた状態で、カバー部4内で余分なケーブルドラグチェーン5が垂れるように構成しており、ディスプレイ部2の移動に応じて必要な分のケーブルドラグチェーン5が引き出され、あるいは垂れるように構成している。
上記構成により、ケーブルドラグチェーンでケーブルを保護でき、またガイドプーリーでケーブルドラグチェーンをカバー部内に案内して、垂れたケーブルガイドチェーンがディスプレイ部の移動の邪魔とならず、また外部に表出させずに見栄えを改善できる。
本発明の第2の側面に係る黒板装置によれば、ガイド部7が、黒板部1の上端に沿って設けられたガイド溝41を備えて、ディスプレイ部2を移動させる状態において、ケーブルドラグチェーン5をガイド溝41に沿って移動させることができる。
上記構成により、ケーブルドラグチェーンを黒板部の上端に設けたガイド溝に配置することで、ケーブルガイドチェーンを前面から見えない構造としながら、ディスプレイ部の移動の邪魔になるのを有効に防止できる。
本発明の第3の側面に係る黒板装置によれば、ケーブルドラグチェーン5が、線状に連結してなる多数のピース50で構成されており、各々のピース50は、ケーブルドラグチェーン5の延長方向に延びるスライド凸部56を外周面に備えて、このスライド凸部56をガイド溝41の内面に摺動させて、ケーブルドラグチェーン5をガイド溝41に沿って移動させることができる。
上記構成により、スライド凸部をガイド溝の内面に接触させてながらケーブルドラグチェーンを移動できるので、摩擦抵抗を低減してスムーズにスライドできる特徴がある。
本発明の第4の側面に係る黒板装置によれば、ガイドプーリー8を、ディスプレイ部2を設けた平面よりも後側に配置することができる。
上記構成により、ディスプレイ部をカバー部内に収納させても、ガイドプーリーとディスプレイ部が干渉する事態を避けることができる。
本発明の第5の側面に係る黒板装置によれば、黒板部1の上面に、ガイドレール20を備えて、ディスプレイ部2は、ガイドレール20に配置されるガイドローラー15を固定しており、ディスプレイ部2をガイドレール20に懸吊して、ガイドレール20に沿って摺動可能に構成することができる。
上記構成によって、ディスプレイ部を黒板部の上面に懸吊して移動させることができる。
本発明の第6の側面に係る黒板装置によれば、ケーブルドラグチェーン5が、線状に連結してなる多数のピース50で構成されており、各々のピース50は、断面視を正方形状とした角パイプ状のピース本体51と、ピース本体51の対向する側面52の一端から、一方向に突出された一対の突出片53と、ピース本体51の側面52の略中央にそれぞれ設けられた本体側係止部54と、一対の突出片53の先端部にそれぞれ設けられた、本体側係止部54と係止可能な片側係止部55とを備えており、本体側係止部54の内、対向する面に設けられた一対の本体側係止部54は、他のピース50の片側係止部55と折曲自在に係止可能としており、さらに、一対の本体側係止部54と直交する側面52に設けられた他の一対の本体側係止部54も、他のピース50の片側係止部55と折曲自在に係止可能としている。
上記構成により、ピース同士を連結して、所定の面内でのみ折曲可能とすると共に、連結する片側係止部と本体側係止部の連結方向を90度回転させることで、折曲自在な方向を、第一面と直交する第二面に変更することができる。このように、折曲自在な方向を所望の部位で変更できるので、折曲方向の規制を容易に行うことができる。
本発明の第7の側面に係る黒板装置によれば、ガイド部7が、黒板部1の上端に沿って設けられたガイド溝41を備えており、ディスプレイ部2を移動させる状態において、ケーブルドラグチェーン5をガイド溝41に沿って移動させるようにしており、さらに、ガイド溝41に配置されるケーブルドラグチェーン5を構成する各々のピース50は、ディスプレイ部2側にピース本体51が位置して、カバー部4側に突出片53が位置する配列とすることができる。
上記構成により、ケーブルドラグチェーンは、ディスプレイ部側のピースが押される状態で、進行方向側に連結されたピースのピース本体を突出片で押圧するので、進行方向側に連結されたピースは、ピース本体の重心に近い部分が突出片で押圧される状態となってて、直線状に保持された状態で速やかにスライドできる。
本発明の第8の側面に係るケーブルドラグチェーン用ピースによれば、ケーブルドラグチェーン5を構成するピースであって、断面視を正方形状とした角パイプ状のピース本体51と、ピース本体51の対向する側面52の一端から、一方向に突出された一対の突出片53と、ピース本体51の側面52の略中央にそれぞれ設けられた本体側係止部54と、各突出片53の略中央にそれぞれ設けられた、本体側係止部54と係止可能な片側係止部55とを備えて、本体側係止部54の内、対向する面に設けられた一対の本体側係止部54は、他のピース50の片側係止部55と折曲自在に係止可能として、さらに、一対の本体側係止部54と直交する側面52に設けられた他の一対の本体側係止部54も、他のピース50の片側係止部55と折曲自在に係止可能としている。
上記構成により、ケーブルドラグチェーン用ピース同士を連結して、所定の第一面内でのみ折曲可能とすると共に、連結する片側係止部と本体側係止部とを、連結方向を軸として90度回転させることで、折曲自在な方向を、第一面と直交する第二面に変更することが可能となる。このように、折曲自在な方向を所望の部位で変更できるので、折曲方向の規制を容易に行える利点が得られる。
本発明の第9の側面に係るケーブルドラグチェーン用ピースによれば、ピース本体51が、側面52を切断ライン59で軸方向に切断し、この切断ライン59で側面52を開いて、ピース本体51の内部にケーブル6を収納することがでいる。
上記構成により、ピース本体を側面の切断ラインで開いて、ピースの内部に、簡単かつ容易にケーブルを収納し、また取り出しできる。
本発明の一実施の形態に係る黒板装置の正面図である。 図1に示す黒板装置の垂直横断面図である。 図1に示す黒板装置の平面図である。 図2に示す黒板装置の黒板部とディスプレイ部との連結構造を示す拡大断面図である。 図4に示す連結構造の要部拡大断面図である。 図5に示すガイドローラーの垂直縦断面図である。 ケーブルドラグチェーンの外観を示す斜視図である。 本発明の一実施例にかかるケーブルドラグチェーン用ピースの平面図である。 図8のピースの正面図である。 図8のピースの左側面図である。 図8のピースの右側面図である。 図8のピースの底面図である。 図8のピースのA−A線断面図である。 図8のピースのB−B線断面図である。 図8のピースの斜視図である 本発明の他の実施例にかかるケーブルドラグチェーン用ピースの平面図である。 図16のピースの正面図である。 図16のピースの左側面図である。 図16のピースの右側面図である。 図16のピースの底面図である。 図16のピースのA−A線断面図である。 図16のピースのB−B線断面図である。 互いに連結されるピースの第1の連結状態を示す分解斜視図である。 互いに連結されるピースの第1の連結状態を示す正面図である。 互いに連結されるピースの第2の連結状態を示す分解斜視図である。 ガイド部にケーブルドラグチェーンを配置する一例を示す斜視図である。 ガイド部にケーブルドラグチェーンを配置する他の一例を示す斜視図である。 従来のプロジェクタで黒板上に投影する様子を示す模式図である。 黒板上にディスプレイをスライド自在に装着した状態を示す模式図である。 従来のケーブルドラグチェーン5の一例を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための、黒板装置及びこれに用いるケーブルドラグチェーンを例示するものであって、本発明は、黒板装置及びケーブルドラグチェーンを以下のものに特定しない。なお、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部材の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。また、一部の実施例、実施形態において説明された内容は、他の実施例、実施形態等に利用可能なものもある。
(実施例1)
本発明の実施例1に係る黒板装置を、図1〜図6に基づいて説明する。これらの図において、図1は本発明の実施例1に係る黒板装置100の正面図を、図2は図1に示す黒板装置100の垂直横断面図を、図3は図1に示す黒板装置100の平面図を、図4は図2に示す黒板装置の黒板部とディスプレイ部との連結構造を示す拡大断面図を、図5は図4に示す連結構造の要部拡大断面図を、図6は図5に示すガイドローラーの垂直縦断面図を、図7はケーブルドラグチェーンの外観を示す斜視図をそれぞれ示している。
なお、本明細書において、前後方向は、黒板部の表面である主面側を「前」とし、黒板部の裏面側を「後」と定義する。
これらの図に示す黒板装置100は、壁面WLに固定された黒板部1と、黒板部1の主面1Aに沿って摺動自在に装着されたディスプレイ部2と、ディスプレイ部2を収納するために、黒板部1の主面1A上の一部に設けられたカバー部4と、一端をディスプレイ部2に固定すると共に、他端をカバー部4内の所定の位置に固定して、ディスプレイ部2が黒板部1の主面1A上を摺動可能な長さとしたケーブル6と、このケーブル6を被覆するケーブルドラグチェーン5と、黒板部1の上部に設けられて、ケーブルドラグチェーン5を案内するためのガイド部7と、カバー部4内に設けられて、ケーブルドラグチェーン5をかけるためのガイドプーリー8とを備えている。この黒板装置は、ケーブルドラグチェーン5をガイドプーリー8にかけた状態で、カバー部4内で余分なケーブルドラグチェーン5が垂れるように構成しており、ディスプレイ部2の移動に応じて必要な分のケーブルドラグチェーン5がカバー部4から引き出され、あるいはカバー部4内において垂れるように構成している。
(黒板部1)
黒板部1は、板書が可能な主面1Aを前面に備えるボードである。ボード状の黒板部1は、図1に示すように、水平方向に延長してなる長方形の外形としており、図2に示すように、垂直な姿勢で壁面WLに固定されている。黒板部1は、ユーザーがチョーク等を用いて板書を行うことができる。また、金属製とすることで、マグネット等の磁性体を吸着できる。また、黒板部1には、チョークを使用して描くいわゆる黒板の他、マーカ等を使用して描くホワイトボードを利用することもできる。このように、本明細書においては、「黒板」をホワイトボードも含める概念として使用する。図1に示す黒板部1は、複数の支柱10を介して壁面WLに固定している。黒板部1は、支柱10との連結位置を調整して、所定の高さとなるように配置している。
(ディスプレイ部2)
ディスプレイ部2は、黒板部1の主面1Aに沿って、水平方向(図1において左右方向)に移動する。ディスプレイ部2は、黒板部1に沿って移動する移動体13と、この移動体13の前面に固定されたディスプレイ本体12とからなる。移動体13は、前面にディスプレイ本体12を固定する固定フレーム14とこの固定フレーム14を黒板部1に沿って移動させるガイドローラー15、16とを備えている。固定フレーム14は、黒板部1の主面1Aの前方に、主面1Aから離れて垂直姿勢で配置された2本の垂直フレーム14Aとこの2本の垂直フレーム14Aの上下を水平方向に連結してなる2本の水平フレーム14Bとからなる。この移動体13は、固定フレーム14を黒板部1から離間させることにより、黒板部1を固定フレーム14で傷つけることなく、また、スムーズに移動できるようにしている。移動体13は、固定フレーム14の上端に連結アーム17を介してガイドローラー15を連結すると共に、固定フレーム14の下端には支持アーム18を介してガイドローラー16を連結しており、ガイドローラー15、16を介して、固定フレーム14を黒板部1に沿って移動できるようにしている。移動体13は、固定フレーム14の上端の両側に連結アーム17を介してガイドローラー15を連結しており、ディスプレイ部2を黒板部1の前面側に懸吊する状態で配置している。
ディスプレイ本体12は、大画面液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL、SED等のFED、その他の薄型ディスプレイユニット等を採用できる。ディスプレイ本体12は、固定フレーム14の前面に垂直姿勢で固定されて、黒板部1の主面1Aに対して平行な姿勢で配置される。
さらに、図に示すディスプレイ本体12は、側縁にハンドル部19を設けている。図のディスプレイ本体12は、一方の側縁(図1において左側)の上下の2カ所に握り部を設けてハンドル部19としている。ユーザーは、このハンドル部19を把持して、ディスプレイ部2を左右に引いたり押したりできる。このハンドル部19は、図1の鎖線で示すように、ディスプレイ部2をカバー部4に収納した状態で、カバー部4の挿入口31から突出する構造としている。この構造は、カバー部4に収納されたディスプレイ部2を外側に引き出す時に、ハンドル部19を握って、簡単にディスプレイ部2を移動できる。さらに、図3に示すハンドル部19は、黒板部1の前面から離れて、ディスプレイ本体12に配置されている。黒板部1と離間させたハンドル部19はユーザが手で握りやすい。したがって、ユーザは、ハンドル部19をしっかりと握ることができるため、ハンドル部19を操作しやすい。以上のディスプレイ部2は、ハンドル部19を操作することで、固定フレーム14の上下に連結されたガイドローラー15、16を黒板部1に沿って移動させて、移動体13を略水平に移動させることができる。また、ディスプレイ部2を、不動状態の黒板部1の上部でしっかりと固定できるため、ディスプレイ部2を安定して黒板部1に連結できる。
ただし、本発明は、ディスプレイ部のディスプレイ本体を、以上の薄型ディスプレイユニットに限定しない。ディスプレイ部は、ディスプレイ本体に代わって、投影装置とスクリーン体を備えることもできる。投影装置とスクリーン体を備えるディスプレイ部は、図示しないが、黒板部の前面に配置可能なスクリーン体と、このスクリーン体に投影する投影装置とを備えることができる。スクリーン体は、移動体に連結されて巻き取り式とすることができ、投影装置には、移動体の上端から前方に突出して配置されて、スクリーン体に投影可能な周知のものが利用できる。
(水平移動機構3)
図1〜図5の黒板装置100は、ディスプレイ部2を黒板部1の主面1Aに沿って水平姿勢で移動させる水平移動機構3を備えている。この水平移動機構3は、黒板部1の上端に沿って固定されたガイドレール20と、固定フレーム14の上端部に連結されて、ガイドレール20に沿って移動するガイドローラー15と、固定フレーム14の下端部に連結されて、黒板部1の主面1Aに沿って移動するガイドローラー16とを備えている。
ガイドレール20は、溝型のレールで、黒板部1の上端に沿って、略水平方向に連続して配置されている。図5と図6のガイドレール20は、断面形状を上方開口の略コ字状として、黒板部1の上端面に固定している。このガイドレール20は、底板20Aの両側に、垂直に連結してなる一対の側壁20Bを備えており、側壁20Bの上端部を内側に折曲して、対向する折曲片20Cの間にスリット状の開口部21を設けている。ガイドレール20の内部には、このガイドレール20の内面に沿って移動するガイドローラー15を配置している。
ガイドローラー15は、ガイドレール20に沿って移動する本体部22と、この本体部22に垂直姿勢で連結されてガイドレール20内を転動する垂直ローラー23と、本体部22に水平姿勢で連結されてガイドレール20内に配置された水平ローラー24とを備えている。本体部22は、垂直姿勢で配置されて、ガイドレール20のスリット状の開口部21に沿って移動する垂直プレート22Aと、この垂直プレート22Aの両端に固定された一対の水平プレート22Bとを備えている。垂直プレート22Aは、スリット状の開口部21の開口幅よりも薄い金属プレートで、ガイドレール20の開口部21に沿って垂直姿勢で配置されて、上部をガイドレール20の上方に突出させている。垂直プレート22Aの上部の突出部は、固定フレーム14を連結する連結部22aとしており、連結アーム17を介して固定フレーム14の上端に固定している。垂直プレート22Aは、ガイドレール20の内部において、その両面に、回転軸25を介して垂直ローラー23を回転自在に連結している。垂直プレート22Aは、下端がガイドレール20の底板20Aに接触しないように、垂直ローラー23で支持されている。水平プレート22Bは、垂直プレート22Aの両端に水平姿勢で連結されており、回転軸26を介して水平ローラー24を回転自在に連結している。水平ローラー24の外形は、ガイドレール20の対向する側壁20Bの内幅とほぼ等しく、あるいはやや小さくしており、水平プレート22Bを側壁20Bの内面に接触しないようにしている。
以上のガイドローラー15は、水平ローラー24の外周面をガイドレール20の側壁20Bの内面に接触または接近する状態で配置することで、垂直プレート22Aをガイドレール20の内幅の中心に配置して、垂直プレート22Aがスリット状の開口部21に接触しないようにしながら、ガイドレール20の底板20Aに沿って転動する垂直ローラー23を介してガイドレール20の内部を走行する。ガイドローラー15は、垂直プレート22Aの両面に固定する垂直ローラー23によって、垂直プレート22Aを垂直姿勢に維持しながら、本体部22の両端の水平プレート22Bに固定された水平ローラー24によってガイドレール20の内部をスムーズに走行する。
また、図4に示す移動体13は、固定フレーム14の下端部であって、裏面側に突出して、黒板部1の主面1Aに沿って転動するガイドローラー16を固定している。図に示す移動体13は、固定フレーム14の下端から裏面側に突出する支持アーム18を設けており、この支持アーム18に、回転軸29を介して水平姿勢で回転自在にローラー28を連結している。ローラー28は、外周面に、ゴムやプラスチック等の緩衝材を設けており、黒板部1の主面1Aに沿ってローラー28を転動させながら、黒板部1の主面1Aが傷つくのを防止している。移動体13は、固定フレーム14の下端の両側にガイドローラー16を設けており、各々のローラー28を黒板部1の主面1Aに当接させて、黒板部1の前面に懸吊された固定フレーム14を主面1Aに対して平行な姿勢としている。これにより、ディスプレイ本体12が前後に傾斜することを防止しながら、ディスプレイ部2を黒板部1の主面1Aに沿って平行な姿勢で移動できるようにしている。
(カバー部4)
カバー部4は、黒板部1の端部であって、主面1Aの一部をカバーする状態で設けている。カバー部4は、その前面をディスプレイ部2の前面よりも前方に配置して、黒板部1に沿って移動するディスプレイ部2を収納する収納部30を内部に設けている。図1〜図3に示すカバー部4は、全体の形状をディスプレイ部2を収納できる大きさの戸袋状としている。カバー部4は、ディスプレイ部2の出入口となる挿入口31を開口しており、この挿入口31を通過するよう黒板部1を配置している。カバー部4は、ディスプレイ部2を使用しないときに、ディスプレイ部2を収納して、黒板部1を有効に使用することができ、また、カバー部4に前面4Aも、表示領域として使用することが可能である。
(ケーブル6)
ケーブル6は、ディスプレイ本体12に電力や情報信号を供給する。ケーブル6は、一端をディスプレイ本体12に接続して、他端をカバー部4内の所定の位置に固定している。ケーブル6は、電力を供給する電源コードと、情報信号を供給する信号ラインとを備える。電源コードは、外部電源に接続されて、ディスプレイ本体12に電力を供給する。信号ラインは、パソコンやプレーヤー、あるいはネットワーク回線に接続されて、映像ソース信号や音声信号、あるいは通信信号等の情報信号を供給し、あるいは、ディスプレイ本体12から外部に情報信号を出力する。このような信号ラインとして、LANケーブルやHDMIケーブル等のケーブルが使用される。また、ディスプレイ本体がTVチューナーの機能を備える場合は、ケーブルとしてTV信号線を接続することもできる。以上のケーブル6は、ディスプレイ部2が黒板部1に沿って移動できる全長を有している。
(ケーブルドラグチェーン5)
ケーブルドラグチェーン5は、ディスプレイ部2への配線である電源コードや信号ラインからなるケーブル6を被覆して、これらをまとめながら収納している。図1の黒板装置100は、ケーブルドラグチェーン5を、黒板部1の上端縁に沿って配置している。さらに、ケーブルドラグチェーン5は、ディスプレイ部2の移動体13と連動して、ディスプレイ部2の移動方向に移動できるように、黒板部1の上端縁に沿って設けたガイド部7に配置している。ガイド部7に配置されるケーブルドラグチェーン5は、一端をディスプレイ部2の上部の背面側に配置して、ここから突出するケーブル6をディスプレイ本体12に接続すると共に、他端をカバー部4の内部の所定の位置に固定している。
ケーブルドラグチェーン5は、図7に示すように、線状に連結してなる多数のピース50で構成されている。ケーブルドラグチェーン5は、互いに隣接するピース50同士を特定の方向に折曲できるように連結している。これにより、ケーブルドラグチェーン5は、多数のピース50が連結された状態において、その連結部において折曲できるようにしている。
(ケーブルドラグチェーン用ピース)
以下、ケーブルドラグチェーン用ピースの構造を、図8〜図15に基づいて説明する。これらの図において、図8はピースの平面図を、図9は図8に示すピースの正面図を、図10は図8のピースの左側面図を、図11は図8のピースの右側面図を、図12は図8のピースの底面図を、図13は、図8のピースのA−A線断面図を、図14は図8のピースのB−B線断面図を、図15は図8のピースの斜視図をそれぞれ示している。
なお、以下の説明において、ピースの軸方向とは、互いに連結されるピースからなるケーブルドラグチェーンの延長方向を意味するものとする。
ケーブルドラグチェーン5を構成する各々のピース50は、断面視を正方形状とした角パイプ状のピース本体51と、このピース本体51の対向する側面52の一端から、一方向に突出された一対の突出片53と、ピース本体51の側面52の略中央にそれぞれ設けられた本体側係止部54と、各突出片53の先端部にそれぞれ設けられた、本体側係止部54と係止可能な片側係止部55とを備えている。各々のピース50は、ピース本体51と突出片53と本体側係止部54と片側係止部55とをプラスチックで一体的に成形している。
(ピース本体)
図8〜図15に示すピース本体51は、横断面形状を正方形とする角パイプ状で、4つの側面52を備えている。ピース本体51は、対向する面である第1の側面52Aと第3の側面52Cの一端から、ピース本体51の軸方向に突出する一対の突出片53を一体成形している。図に示すピース本体51は、第1の側面52Aと第3の側面52Cの一端であって、図において上端の中央部から上方に突出して突出片53を設けている。図に示す突出片53は、側面52よりも幅の狭い板状で、先端部を円弧状に形成している。
(スライド凸部)
さらに、ピース本体51は、正方形の四隅に位置するコーナー部に、軸方向に延びるスライド凸部56を設けている。図に示すスライド凸部56は、ピース本体51の四隅のコーナーに沿って一体成形して設けている。これらのスライド凸部56は、互いに隣接する側面52の境界に沿って設けられている。ピース本体51の四隅に設けられるスライド凸部56は、四隅のコーナー部を面取りして湾曲面としている。このように、スライド凸部56を面取りする構造は、後述するガイド部7であるケーブルガイドレール40との摩擦抵抗を低減してスムーズにスライドできる特徴がある。図に示すピース本体51は、四隅に位置してスライド凸部56を設けているので、4つの側面52のうち、どの面を下面とする姿勢でケーブルガイドレール40に配置しても、下面の両側に位置するスライド凸部56をケーブルガイドレール40の底面40Aに接触させてスムーズにスライドできる。また、側面の上下に位置するスライド凸部56をケーブルガイドレール40の側壁40Bの内面に接触させてスムーズにスライドできる。
図に示すスライド凸部56は、第1の側面52Aと第4の側面52Dとの境界に沿って設けられる第1スライド凸部56Aと第1の側面52Aと第2の側面52Bとの境界に沿って設けられる第2スライド凸部56Bと、第2の側面52Bと第3の側面52Cとの境界に沿って設けられる第3スライド凸部56Cと、第3の側面52Cと第4の側面52Dとの境界に沿って設けられる第4スライド凸部56Dとからなる。ピース本体51の四隅に設けられるスライド凸部56は、平面視において、線対称な形状に成形している。第1スライド凸部56Aと第4スライド凸部56D、及び第2スライド凸部56Bと第3スライド凸部56Cは、図8の平面視において、第2の側面52Bと第4の側面52Dの中点を結ぶ中心線を対称の軸として線対称な形状に成形している。また、第1スライド凸部56Aと第2スライド凸部56B、及び第3スライド凸部56Cと第4スライド凸部56Dは、図8の平面視において、第1の側面52Aと第3の側面52Cの中点を結ぶ中心線を対称の軸として線対称な形状に成形している。
以上の形状のピース50は、例えば、図5に示すように、第2の側面52Bを下面としてケーブルガイドレール40内に配置される状態で、左右対象な位置に配置される第2スライド凸部56Bと第3スライド凸部56Cの下端をケーブルガイドレール40の底面40Aに接触させてケーブルガイドレール40内をスライドする。このように、左右対称な形状で突出するスライド凸部56の下端を摺動部としてケーブルガイドレール40内を摺動させることで、多数のピース50を連結してなるケーブルドラグチェーン5とケーブルガイドレール40との摩擦抵抗を小さくして、ケーブルドラグチェーン5をケーブルガイドレール40内でスムーズに摺動できる。また、これと同様に、第4の側面52Dを下面としてケーブルガイドレール40内に配置する状態においても、第1スライド凸部56Aと第4スライド凸部56Dの下端をケーブルガイドレール40内の底面40Aに沿って摺動させてスムーズに摺動できる。さらにまた、第1の側面52Aを下面側として、あるいは第3の側面52Cを下面側としてスライドさせる状態においても、第1スライド凸部56Aと第2スライド凸部56Bをケーブルガイドレール40内の底面40Aに沿って摺動させて、あるいは、第3スライド凸部56Cと第4スライド凸部56Dをケーブルガイドレール40内の底面40Aに沿って摺動させてスムーズに移動できる。
(収納スペース58)
さらに、ピース本体51は、筒部の内部にケーブル6を挿通する収納スペース58を設けている。ピース本体51は、この収納スペース58に所定の本数のケーブル6を収納できる内形としている。さらに、図に示すピース本体51は、内部の収納スペース58を区画壁57で2分割している。図に示すピース本体51は、第2の側面52Bの内側面と第4の側面52Dの内側面とを区画壁57で連結している。この区画壁57は、収納部を2分割して各々の区画部の内形を長方形としている。このように収納スペース58を複数の空間に分割する構造は、各々の区画部に特定のケーブル6を収納して整理しながら配線できる。ただ、ピースは、必ずしも区画壁を設けて収納スペース58を複数の区画部に分割する必要はない。
(本体側係止部)
さらに、図8〜図15に示すピース本体51は、4つの側面52の略中央であって、突出片53を設けた端部と反対側の端部に本体側係止部54を設けている。図に示す本体側係止部54は、ここに連結される突出片53を回動できるように連結する回動軸54Aである。図に示す回動軸54Aは、ピース本体51の側面52に対して垂直姿勢で突出すると共に、先端に突出片53の抜けを防止するための係止部54Bを設けている。図に示す本体側係止部54は、突出量をスライド凸部56の突出量以下としており、本体側係止部54をケーブルガイドレール40の内面に接触させることなくスライド凸部56をケーブルガイドレール40の内面に接触できるようにしている。4つの側面52に設けた4つの本体側係止部54の内、対向する側面52に設けられた一対の本体側係止部54は、他のピース50の突出片53に設けた片側係止部55と折曲自在に係止可能としている。
(片側係止部)
さらに、一対の突出片53は、先端部に、前述の本体側係止部54を係止する片側係止部55を設けている。図に示す片側係止部55は、前述の回動軸54Aである本体側係止部54を嵌入できる円形の連結孔55Aとしている。この片側係止部55は、貫通孔である連結孔55Aの内形を、回動軸54Aの外形よりも大きくすると共に、回動軸54Aの先端に設けた係止部54Bの外形よりも小さくしている。これにより、片側係止部55と本体側係止部54を介して連結される突出片53を、回動できるが抜けないように連結している。ただ、片側係止部は、一部に切欠を設けた、あるいは、一部を切断したリング状とすることもできる。このように切欠部や切断部を設けたリング状の片側係止部は、本体側係止部を簡単に通過させて連結できる特徴がある。
(他の実施例)
以上のピース50は、ピース本体51に設ける本体側係止部54を凸部形状として、突出片53に設ける片側係止部55を連結孔55Aとしているが、ピースは、図16〜図22に示すように、一対の突出片53の先端部に内側に対向して突出する回動軸55Cを設けて片側係止部55とし、これを挿入する連結孔54Cからなる本体側係止部54をピース本体51の4つの側面52に設けることもできる。これらの図に示す片側係止部55である回動軸55Cは、突出片53に対して垂直姿勢で内側に突出すると共に、先端に側面52の抜けを防止するための係止部55Dを設けている。このピース50は、本体側係止部54である連結孔54Cの内形を、回動軸55Cの外形よりも大きくすると共に、回動軸55Cの先端に設けた係止部55Dの外形よりも小さくしている。これにより、片側係止部55と本体側係止部54を介して連結される突出片53を、回動できるが抜けないように連結している。
(連結構造)
以上の構造のピース50は、本体側係止部54と片側係止部55とを係止して、互いに折曲自在に連結される。とくに、互いに連結されるピース50同士は、図23〜図25に示すように、第一面内で折曲自在に連結され、あるいは、第一面に直交する第二面内で折曲自在に連結される。
(第1の連結状態)
図23と図24は、2個のピース50を折曲自在に連結する第1の連結状態を示している。この図において、一方(図において下側)のピース50から突出する一対の突出片53を、他方(図において上側)のピース50の第1の側面52Aと第3の側面52Cに設けた本体側係止部54に連結している。図において、互いに連結されるピース50同士は、各々の第1の側面52A同士及び第3の側面52C同士が互いに平行な姿勢となる状態で連結されている。このように連結されるピース50同士は、一対の突出片53に設けた片側係止部55と第1の側面52A及び第3の側面52Cに設けた本体側係止部54との連結部分において、回動軸Kを中心として互いに回動できる状態で連結される。互いに連結されるピース50同士は、図の矢印Aで示すように、突出片53が連結される回動軸54A(K)に対して垂直な面(第一面)内で折曲できるように連結される。
(第2の連結状態)
また、図25は、2個のピース50を折曲自在に連結する第2の連結状態を示している。この図において、一方(図において下側)のピース50から突出する一対の突出片53を、他方(図において上側)のピース50の第2の側面52Bと第4の側面52Dに設けた本体側係止部54に連結している。図において、互いに連結されるピース50同士は、各々の第1の側面52A及び第3の側面52C同士が互いに直交する姿勢となる状態で連結されている。このように連結されるピース50同士は、一対の突出片53に設けた片側係止部55と第2の側面52B及び第4の側面52Dに設けた本体側係止部54との連結部分において、回動軸Kを中心として互いに回動できる状態で連結される。互いに連結されるピース50同士は、図の矢印Bで示すように、突出片53が連結される回動軸54A(K)に対して垂直な面(第二面)内で折曲できるように連結される。
以上のように、互いに連結されるピース同士は、第1の連結状態における折曲面(第一面)と第2の連結状態における折曲面(第二面)とが互いに直交する状態となる。言い換えると、互いに連結されるピース同士は、折曲面の向きを好適な方向に選択しながら連結することができる。以上の構成により、ピース50同士を連結して、所定の面内でのみ折曲可能とすると共に、連結する片側係止部55と本体側係止部54の連結方向を90度回転させることで、折曲自在な方向を、第一面と直交する第二面に変更することができる。このように、折曲自在な方向を所望の部位で変更できるので、折曲方向の規制を容易に行うことができる。
ここで、互いに折曲されるピース50同士の最大折曲角αは、ピース本体51の側面52に設ける本体側係止部54の位置と、本体側係止部54を設けた側面52の連結端側のスライド凸部56の間隔と、この本体側係止部54に連結される突出片53の横幅とで特定される。本体側係止部54である回動軸54Aを中心として回動する突出片53の回動角がこれらによって特定されるからである。例えば、図24に示すように、回動軸54Aとピース本体51の連結端との距離dが大きくなると突出片53の回動角は小さくなり、反対に回動軸54Aと連結端との距離dを小さくすると突出片53の回動角は大きくなる。また、本体側係止部54を設けた側面52の連結端側のスライド凸部56の間隔Dが小さくなると突出片53の回動角は小さくなり、反対にスライド凸部56の間隔Dが大きくなると突出片53の回動角は大きくなる。さらに、本体側係止部54に連結される突出片53の横幅wが大きくなると突出片53の回動角は小さくなり、反対に突出片53の横幅wを小さくすると突出片53の回動角は大きくなる。したがって、各々のピース50は、これらのことを考慮して最大折曲角αが最適な角度となるように、以上の数値を決定する。互いに連結されるピース50同士の最大折曲角αは、15度〜60度、好ましくは20度〜50度、さらに好ましくは25度ないし45度となるように設計する。隣接するピース50同士の折曲角を大きくできるケーブルドラグチェーン5は、曲率半径を小さくしながら湾曲できる。ただ、小さな曲率半径で湾曲させると、収納されるケーブルの負担が大きくなる。したがって、これらのことを考慮して、隣接するピース50同士の最大折曲角αは、前述の範囲とする。
以上のように、複数のピース50が互いに連結されてケーブルドラグチェーン5が構成される。筒状のピース50で構成されるケーブルドラグチェーン5は、ピース50の一方の開口部から他方の開口部に向かってケーブル6を挿通して収納スペース58に配線できる。ただ、このようにケーブル6を挿通する方法は、複数のケーブルを全てのピース50の貫通させるのに手間がかかると共に、メンテナンスの際に、部分的に破損したピースを交換する作業に手間がかかる。図15に示すピース50は、上下の開口部からケーブル6を挿通することなく収納スペース58にケーブル7を挿通できるように、側面52を部分的に切断して収納スペース58を開口する切断ライン59を設けている。図に示すピース本体51は、第4の側面52Dにおいて、区画壁57に連結されるを中央部52aを両側部52bから切断している。すなわち、図に示すピース本体51は、第4の側面52Dを中央部52aと左右の側部52bとに3分割しており、これらの境界に設けた切断ライン59を開口して収納スペース58にケーブル6を挿入できるようにしている。このピース50は、例えば、図15において左側に位置する側部52bと第1の側面52Aを、中央部52aと区画壁57から離す状態で切断ライン59を開いて、一方(図において左側)の区画部58Aを開口して、内部にケーブル6を収納する。同様に、図15において右側に位置する側部52bと第3の側面52Cを、中央部52aと区画壁57から離す状態で切断ライン59で開いて、他方(図において右側)の区画部58Aを開口して、内部にケーブル6を収納する。この構造は、簡単にケーブル6を収納し、また取り出しできる。このように、ピース本体51を側面52で開いて内部にケーブル6を出し入れするピース本体51は、弾性を有するプラスチックで成形される。
(ガイド部7)
黒板部1の上端であって、ガイドレール20の後方には、ガイド部7を設けている。ガイド部7は、ディスプレイ部2に接続されるケーブル6を被覆するケーブルドラグチェーン5を案内するケーブルガイドレール40である。図5に示すケーブルガイドレール40は、上方開口の断面コ字状のガイド溝41を備えている。ケーブルガイドレール40は、黒板部1の上端に位置して、ガイドレール20の後方に隣接して設けている。このケーブルガイドレール40は、図に示すように、ケーブルドラグチェーン5を案内できる内幅と深さに成形している。ケーブルガイドレール40は、内部にケーブルドラグチェーン5を案内すると共に、黒板部1に沿って移動するディスプレイ部2に連動して、ケーブルドラグチェーン5を軸方向にスライドさせながら移動させる。
(ガイドプーリー8)
ガイドプーリー8は、図1に示すように、カバー部4の内部に設けられており、カバー部4内に収納されるケーブルドラグチェーン5がかけられている。ガイドプーリー8は、黒板部1の主面1Aと平行な姿勢であって、垂直面内で回転できるように、回転軸32を介してカバー部4の内部に配置されている。ガイドプーリー8は、上端面がガイド部7であるケーブルガイドレール40の端縁に接近する位置であって、ケーブルガイドレール40の端縁よりも下方に位置するように配置している。ガイドプーリー8は、ケーブルガイドレール40の端縁から引き出されたケーブルドラグチェーン5をかけた状態で、カバー部4内に収納される余分なケーブルドラグチェーン5を自重で垂れ下がらせるように回転する。さらに、ディスプレイ部2が引き出される状態では、垂れ下がったケーブルドラグチェーン5をカバー部4から引き出す方向に回転する。すなわち、ディスプレイ部2の移動に応じて、必要な分のケーブルドラグチェーン5がカバー部4から引き出され、あるいはカバー部4内において垂れるように構成している。
ここで、カバー部4に収納されるケーブルドラグチェーン5はガイドプーリー8に沿って折曲されながら垂れ下がるので、ケーブルドラグチェーン5を構成する多数のピースは、垂直面内で折曲できるように、言い換えると連結部における折曲面が黒板部1の主面1Aと平行な面となるように連結している。すなわち、ケーブルガイドレール40の内部に配置されるケーブルドラグチェーン5は、ピース50の第2の側面52Bまたは第4の側面52Dが下面となる姿勢で配置されている。これにより、カバー部4内に収納された余分な分のケーブルドラグチェーン5は、ガイドプーリー8の外周縁に沿って折曲されながら垂れ下がる状態となって、カバー部4のケーブル収納部33に収納される。ケーブル収納部33は、垂れ下がる状態で収納されるケーブルドラグチェーン5が捻れることなく収納できるように、ケーブルドラグチェーン5の横幅とほぼ等しく、あるいはやや大きな内幅としている。さらに、ケーブル収納部33は、側面と底面を閉塞する構造として、垂れ下がったケーブルドラグチェーン5がカバー部4の外部に垂れるのを防止している。
さらに、黒板装置は、カバー部の内部において、ガイドプーリーから垂れ下がるケーブルドラグチェーンを巻き取り式とすることもできる。ケーブルドラグチェーンを巻き取り式とする黒板装置は、例えば、ディスプレイ部の移動量に応じて、ケーブルドラグチェーンを引き出したり巻き付けたりできる構造として、長いケーブルドラグチェーンであってもスムーズに収納できる。
ところで、ケーブルガイドレール40に沿って移動するケーブルドラグチェーン5は、ユーザーによって左右に移動されるディスプレイ部2を駆動部として押されて移動し、あるいは引かれて移動する。したがって、ケーブルドラグチェーン5のディスプレイ部2側の端部は、好ましくは、駆動部であるディスプレイ部2に連結される。ケーブルドラグチェーン5は、ディスプレイ部2側の端部を、移動体13である固定フレーム14やガイドローラー15、または連結アーム17に固定することで、左右に移動されるディスプレイ部2に連動して速やかに移動される。さらに、移動体は、ケーブルドラグチェーンの端部を固定する専用のアームを備えることもできる。
左右に移動するディスプレイ部2に駆動されてケーブルガイドレール40に沿って移動するケーブルドラグチェーン5は、図1に示すように、ディスプレイ部2に押される状態でスライドしやすいように、ピース本体51をディスプレイ部2側とする姿勢で配置している。すなわち、ケーブルガイドレール40のガイド溝41に配置されるケーブルドラグチェーン5を構成する各々のピース50は、ディスプレイ部2側にピース本体51が位置して、カバー部4側に突出片53が位置する配列としている。この姿勢で配置されるケーブルドラグチェーン5は、ディスプレイ部2側のピース50が押される状態で、進行方向側に連結されたピース50のピース本体51を突出片53で押圧する。このとき、進行方向側に連結されたピース50は、ピース本体51の本体側係止部54であって、ピース50の側面52の略中央部分が突出片53で押されるので、連結部で折曲されて蛇行することなく、直線状に保持された状態で速やかにスライドする。したがって、ピース50は、本体側係止部54である回動軸54Aの位置をピース50の重心に接近させることで、直線状のケーブルドラグチェーン5の端部を押す状態で、ケーブルドラグチェーン5をスムーズにスライドできる。このため、以上のことを考慮して、本体側係止部54である回動軸54Aとピース本体51の連結端との距離dは、ピース本体51の全長Lの1/8〜1/2、好ましくは1/5〜1/2となるように調整される。
以上のように、ガイド部7であるケーブルガイドレール40に配置されるケーブルドラグチェーン5は、ディスプレイ部2側の端縁においてケーブル6が引き出されて、このケーブル6の先端がディスプレイ本体12に接続される。ここで、ケーブルガイドレール40に配置されるケーブルドラグチェーン5は、図26に示すように、ディスプレイ部2側の端部に配置される1以上のピース50を、水平面内で折曲できるように、言い換えると連結部における折曲面が水平面となるように連結している。すなわち、ケーブルドラグチェーン5のディスプレイ部2側の端部は、ピース50の第1の側面52Aまたは第3の側面52Cが下面となる姿勢で配置されている。これにより、ディスプレイ部2を駆動部として押されて移動するケーブルドラグチェーン5は、駆動部側の端部に位置するピース50が垂直面内で折曲されるのが阻止されて、ケーブルドラグチェーン5が蛇行するのを有効に防止できる。
さらに、ケーブルガイドレール40に配置されるケーブルドラグチェーン5は、図27に示すように、ディスプレイ部2側に配置される端部を、ケーブルガイドレール40から引き出して、先端をディスプレイ本体12の背面側まで延長することもできる。このケーブルドラグチェーン5は、ディスプレイ部2側の端部に配置される複数のピース50の連結の向きを変えることにより、ケーブルドラグチェーン5の端部の折曲方向を三次元的に変化させている。これにより、ディスプレイ本体12の近傍までケーブルドラグチェーン5を延長して、多数のケーブル6をまとめながら配線できる。
本発明の黒板装置及びこれに用いるケーブルドラグチェーン用ピースは、黒板部に沿って移動可能なディスプレイなどの表示手段を設けながら、この表示手段に接続するケーブル類をまとめて配置して、ディスプレー等の表示手段の移動と多数のケーブルの配線を機能的にできる。
100…黒板装置
1…黒板部
1A…主面
2…ディスプレイ部
3…水平移動機構
4…カバー部
4A…前面
5…ケーブルドラグチェーン
6…ケーブル
7…ガイド部
8…ガイドプーリー
10…支柱
12…ディスプレイ本体
13…移動体
14…固定フレーム
14A…垂直フレーム
14B…水平フレーム
15…ガイドローラー
16…ガイドローラー
17…連結アーム
18…支持アーム
19…ハンドル部
20…ガイドレール
20A…底板
20B…側壁
20C…折曲片
21…開口部
22…本体部
22A…垂直プレート
22a…連結部
22B…水平プレート
23…垂直ローラー
24…水平ローラー
25…回転軸
26…回転軸
28…ローラー
29…回転軸
30…収納部
31…挿入口
32…回転軸
33…ケーブル収納部
40…ケーブルガイドレール
40A…底面
40B…側壁
41…ガイド溝
50…ピース
51…ピース本体
52…側面
52A…第1の側面
52B…第2の側面
52C…第3の側面
52D…第4の側面
52a…中央部
52b…側部
53…突出片
54…本体側係止部
54A…回動軸
54B…係止部
54C…連結孔
55…片側係止部
55A…連結孔
55C…回動軸
55D…係止部
56…スライド凸部
56A…第1スライド凸部
56B…第2スライド凸部
56C…第3スライド凸部
56D…第4スライド凸部
57…区画壁
58…収納スペース
58A…区画部
59…切断ライン
81…黒板
82…スクリーン
83…プロジェクタ
84…ケーブルドラグチェーン
85…ピース
86…ケーブル
91…黒板
92…ディスプレイ
93…戸車
94…カバー
96…ケーブル
96A…電源コード
96B…信号ライン
96C…TV信号線
96D…LANケーブル
WL…壁面
K…回動軸

Claims (9)

  1. 黒板部(1)と、
    前記黒板部(1)の主面(1A)上に摺動自在に装着されたディスプレイ部(2)と、
    前記ディスプレイ部(2)を収納するため、前記黒板部(1)の主面(1A)上の一部に設けられたカバー部(4)と、
    一端を前記ディスプレイ部(2)に固定すると共に、他端を前記カバー部(4)内の所定の位置に固定させており、前記ディスプレイ部(2)が前記黒板部(1)の主面(1A)上を摺動可能な長さとしたケーブル(6)と、
    前記ケーブル(6)を被覆するケーブルドラグチェーン(5)と、
    前記黒板部(1)の上部に設けられた、前記ケーブルドラグチェーン(5)を案内するためのガイド部(7)と、
    前記カバー部(4)内に設けられた、前記ケーブルドラグチェーン(5)をかけるためのガイドプーリー(8)と、
    を備える黒板装置であって、
    前記ケーブルドラグチェーン(5)を前記ガイドプーリー(8)にかけた状態で、前記カバー部(4)内で余分なケーブルドラグチェーン(5)が垂れるように構成されており、
    前記ディスプレイ部(2)の移動に応じて必要な分のケーブルドラグチェーン(5)が引き出され、あるいは垂れるように構成されてなることを特徴とする黒板装置。
  2. 請求項1に記載の黒板装置であって、
    前記ガイド部(7)が、前記黒板部(1)の上端に沿って設けられたガイド溝(41)を備えており、
    前記ディスプレイ部(2)を移動させる状態において、前記ケーブルドラグチェーン(5)を前記ガイド溝(41)に沿って移動させるようにしてなることを特徴とする黒板装置。
  3. 請求項2に記載の黒板装置であって、
    前記ケーブルドラグチェーン(5)が、線状に連結してなる多数のピース(50)で構成されており、
    各々のピース(50)は、前記ケーブルドラグチェーン(5)の延長方向に延びるスライド凸部(56)を外周面に備えており、該スライド凸部(56)を前記ガイド溝(41)の内面に摺動させて、前記ケーブルドラグチェーン(5)を前記ガイド溝(41)に沿って移動させるようにしてなることを特徴とする黒板装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一に記載の黒板装置であって、
    前記ガイドプーリー(8)が、前記ディスプレイ部(2)を設けた平面よりも後側に配置されてなることを特徴とする黒板装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一に記載の黒板装置であって、
    前記黒板部(1)の上面に、ガイドレール(20)を備えており、
    前記ディスプレイ部(2)は、前記ガイドレール(20)に配置されるガイドローラー(15)を固定しており、
    前記ディスプレイ部(2)を前記ガイドレール(20)に懸吊して、前記ガイドレール(20)に沿って摺動可能に構成してなることを特徴とする黒板装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一に記載の黒板装置であって、
    前記ケーブルドラグチェーン(5)が、線状に連結してなる多数のピース(50)で構成されており、
    各々のピース(50)は、
    断面視を正方形状とした角パイプ状のピース本体(51)と、
    前記ピース本体(51)の対向する側面(52)の一端から、一方向に突出された一対の突出片(53)と、
    前記ピース本体(51)の側面(52)の略中央にそれぞれ設けられた本体側係止部(54)と、
    前期一対の突出片(53)の先端部にそれぞれ設けられた、前記本体側係止部(54)と係止可能な片側係止部(55)と、
    を備えており、
    前記本体側係止部(54)の内、対向する面に設けられた一対の本体側係止部(54)は、他のピース(50)の片側係止部(55)と折曲自在に係止可能としており、
    さらに、前記一対の本体側係止部(54)と直交する面に設けられた他の一対の本体側係止部(54)も、他のピース(50)の片側係止部(55)と折曲自在に係止可能としてなることを特徴とする黒板装置。
  7. 請求項6に記載の黒板装置であって、
    前記ガイド部(7)が、前記黒板部(1)の上端に沿って設けられたガイド溝(41)を備えており、
    前記ディスプレイ部(2)を移動させる状態において、前記ケーブルドラグチェーン(5)を前記ガイド溝(41)に沿って移動させるようにしており、
    さらに、前記ガイド溝(41)に配置される前記ケーブルドラグチェーン(5)を構成する各々のピース(50)は、ディスプレイ部(2)側にピース本体(51)が位置して、カバー部(4)側に突出片(53)が位置する配列としてなることを特徴とする黒板装置。
  8. ケーブルドラグチェーン(5)を構成するピースであって、
    断面視を正方形状とした角パイプ状のピース本体(51)と、
    前記ピース本体(51)の対向する側面(52)の一端から、一方向に突出された一対の突出片(53)と、
    前記ピース本体(51)の側面(52)の略中央にそれぞれ設けられた本体側係止部(54)と、
    前期一対の突出片(53)の先端部にそれぞれ設けられた、前記本体側係止部(54)と係止可能な片側係止部(55)と、
    を備えており、
    前記本体側係止部(54)の内、対向する面に設けられた一対の本体側係止部(54)は、他のピース(50)の片側係止部(55)と折曲自在に係止可能としており、
    さらに、前記一対の本体側係止部(54)と直交する面に設けられた他の一対の本体側係止部(54)も、他のピース(50)の片側係止部(55)と折曲自在に係止可能としてなることを特徴とするケーブルドラグチェーン用ピース。
  9. 請求項8に記載のケーブルドラグチェーン用ピースであって、
    前記ピース本体(51)が、前記側面(52)を切断ライン(59)で軸方向に切断しており、該切断ライン(59)で前記側面(52)を開いて、前記ピース本体(51)の内部にケーブル(6)を収納するようにしてなることを特徴とするケーブルドラグチェーン用ピース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016112817A (ja) * 2014-12-16 2016-06-23 株式会社青井黒板製作所 表示ボード用プロジェクターの走行装置
CN106313962A (zh) * 2016-09-13 2017-01-11 南宁市远才教育咨询有限公司 一种带led屏幕的活动黑板
CN106827884A (zh) * 2017-04-20 2017-06-13 武汉轻工大学 一种黑板和黑板装置
CN107344466A (zh) * 2017-06-19 2017-11-14 李何健 一种移动无缝黑板

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