JP2013201573A - 端末装置、端末装置管理システム、および端末装置管理方法 - Google Patents

端末装置、端末装置管理システム、および端末装置管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】端末装置と認証サーバとの間の通信量を低減する。
【解決手段】複合機10は、利用制限を行うか否かを示す利用制限要否情報を認証サーバ20から取得し、この利用制限要否情報に基づいて利用制限の要否を判断し、利用制限が不要であると判断した場合、利用制限情報および利用履歴情報を認証サーバ20から取得する処理を行うことなく、ユーザの実行要求に応じた実行を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信ネットワークを介して通信可能に接続された複合機等の端末装置と認証サーバとが連携して動作する端末装置管理システムに関するものである。
従来、PC(パーソナルコンピュータ)やサーバ装置などの情報処理装置と複合機(MFP;multifunction peripheral)等の端末装置とを通信ネットワークを介して通信可能に接続し、情報処理装置において動作するアプリケーションと端末装置の機能とを連携させることにより、端末装置をトータルアプリケーションシステムの一部として動作させることが行われている。
例えば、特許文献1には、クライアントPCと、印刷制限サーバと、プリンタと、認証サーバとを備えたネットワーク対応印刷システムにおいて、ユーザ認証情報、ユーザ毎の印刷制限枚数、およびユーザ毎の累計印刷枚数を認証サーバに記憶させておき、認証サーバが記憶している上記各情報に基づいて印刷可否の判定を行うことが記載されている。
特開2004−102356号公報(2004年4月2日公開)
しかしながら、特許文献1の技術では、印刷制限サーバが認証サーバから当該ユーザの累積印刷枚数および印刷上限枚数を含むユーザ情報を取得する処理を、ユーザがクライアントPCの利用を開始する毎に毎回行う必要がある。このため、印刷制限を行う必要のないユーザの場合であってもクライアントPC、印刷制限サーバ、および認証サーバの間で不要な通信を行う必要があり、通信量の増大を招いていた。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、通信ネットワークを介して通信可能に接続された端末装置と認証サーバとが連携して動作することにより端末装置の利用制限を行う端末装置管理システムにおいて、端末装置と認証サーバとの間の通信量を低減することにある。
本発明の端末装置は、ユーザによる端末装置の利用履歴に応じて当該ユーザによる端末装置の利用を制限する利用制限処理を行うか否かを示した利用制限要否情報を記憶した利用制限要否記憶部と、ユーザによる端末装置の利用履歴を示す利用履歴情報とユーザに対する上記利用制限処理の利用制限内容を示す利用制限情報とを記憶したユーザ情報記憶部とを備えた認証サーバに対して通信ネットワークを介して通信可能に接続された端末装置であって、上記認証サーバから取得した上記利用制限要否情報に基づいて利用制限処理の要否を判断する処理と、利用制限処理が必要であると判断した場合に、上記端末装置を利用するユーザについての利用制限情報および利用履歴情報を上記認証サーバから取得し、取得した利用制限情報および利用履歴情報と上記ユーザが実行要求した処理の処理内容とに基づいて当該処理の実行可否を判断する処理と、利用制限が不要であると判断した場合に、上記ユーザについての利用制限情報および利用履歴情報を上記認証サーバから取得する処理を行うことなく、上記ユーザが実行要求した処理を実行する処理とを行う制御部を備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、端末装置の制御部は、当該端末装置を利用するユーザについての利用制限要否情報を認証サーバから取得し、取得した利用制限要否情報に基づいて当該ユーザによる当該端末装置の利用を制限する利用制限処理を行うことの要否を判断する。そして、利用制限が必要であると判断した場合には、当該ユーザについての利用制限情報および利用履歴情報を上記認証サーバから取得し、取得した利用制限情報および利用履歴情報と上記ユーザが実行要求した処理の処理内容とに基づいて当該処理の実行可否を判断する。一方、利用制限が不要であると判断した場合には、上記ユーザについての利用制限情報および利用履歴情報を上記認証サーバから取得する処理を行うことなく、上記ユーザが実行要求した処理の実行を許可する。これにより、利用制限が不要であると判断した場合に利用制限情報および利用履歴情報を認証サーバから取得する処理を行わないので、認証サーバと端末装置との間の通信量を低減することができる。
また、上記端末装置は、画像データに応じた画像を記録シート上に印刷する画像形成機能を有しており、上記利用制限内容は上記ユーザに対して許可する印刷可能枚数であり、上記利用履歴情報は上記ユーザが上記画像形成機能を用いて行った累積印刷枚数であり、上記制御部は、上記ユーザが実行要求した印刷処理に対応する印刷枚数と当該ユーザについての上記累積印刷枚数とを加算した結果が上記印刷可能枚数以下であるか否かに応じて当該印刷処理の実行可否を判断する構成としてもよい。
上記の構成によれば、端末装置を用いた印刷処理の実行可能枚数をユーザ毎に管理することができる。
また、上記利用制限要否情報は、利用制限処理を行うか否かをユーザ毎に示した情報であり、上記制御部は、端末装置を利用するユーザに対応する上記利用制限要否情報を上記認証サーバから取得し、取得した利用制限要否情報に基づいて利用制限処理の要否を判断する構成としてもよい。
上記の構成によれば、端末装置の利用制限処理の要否を、当該端末装置を利用するユーザ毎に管理することができる。また、認証サーバの利用制限要否記憶部に記憶されている認証制限要否情報のうち、端末装置を利用するユーザについての利用制限要否情報のみを取得するだけでよいので、認証サーバと端末装置との間の通信量を低減できる。
また、上記端末装置は、複数の装置機能を備えた複合機であり、上記利用制限要否情報は、利用制限処理を行うか否かを端末装置の装置機能毎に示した情報であり、上記制御部は、上記利用制限要否情報とユーザが端末装置に対して実行要求した処理に対応する装置機能とに基づいて利用制限処理の要否を判断する構成としてもよい。
上記の構成によれば、端末装置の利用制限の要否を端末装置が有する装置機能毎に管理することができる。例えば、プリンタ機能やコピー機能などの記録シートに対する印刷を伴うジョブについては利用制限を行い、スキャン機能、画像データ送信機能、画像データファイリング機能などの印刷を伴わないジョブについては利用制限を行わないといったように、装置機能毎に利用制限の要否を管理することができる。
また、上記利用制限要否情報は、利用制限処理を行うか否かを複数台の端末装置について端末装置毎に示した情報であり、上記制御部は、自装置に対応する利用制限要否情報を上記認証サーバから取得し、取得した利用制限要否情報に基づいて利用制限処理の要否を判断する構成としてもよい。
上記の構成によれば、認証サーバに対して通信可能に接続された複数の端末装置につい
て、利用制限の要否を端末装置毎管理することができる。
本発明の端末装置管理システムは、上記したいずれかの端末装置と、上記端末装置に対して通信ネットワークを介して通信可能に接続された認証サーバとを備えた端末装置管理システムであって、上記認証サーバは、ユーザによる端末装置の利用履歴に応じて当該ユーザによる端末装置の利用を制限する利用制限処理を行うか否かを、端末装置毎、ユーザ毎、または端末装置が有する装置機能毎に示した利用制限要否情報を記憶した利用制限要否記憶部と、ユーザによる端末装置の利用履歴を示す利用履歴情報とユーザに対する上記利用制限処理の利用制限内容を示す利用制限情報とを記憶したユーザ情報記憶部とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、端末装置が利用制限不要であると判断した場合に、端末装置が利用制限情報および利用履歴情報を認証サーバから取得する処理を行わないので、認証サーバと端末装置との間の通信量を低減することができる。
また、上記認証サーバは、上記端末装置の利用を許可するユーザのユーザ認証情報を記憶した認証情報記憶部と、上記端末装置から受信した当該端末装置を利用しようとするユーザのユーザ認証情報と上記認証情報記憶部に記憶しているユーザ認証情報とを照合することで上記ユーザによる上記端末装置の利用を許可するか否かの認証処理を行い、上記認証処理の結果を上記端末装置に応答するサーバ制御部とを備え、上記サーバ制御部は、上記認証処理において上記ユーザによる上記端末装置の利用を許可すると判断した場合に、認証処理結果と上記利用制限要否情報とを上記端末装置に応答する構成としてもよい。
上記の構成によれば、サーバ制御部が、認証処理においてユーザによる端末装置の利用を許可すると判断した場合に、認証処理結果と利用制限要否情報とを端末装置に応答する。これにより、認証処理結果と利用制限要否情報とを別々に端末装置に送信する場合に比べて通信回数を低減することができる。
本発明の端末装置管理方法は、端末装置と、上記端末装置に対して通信ネットワークを介して通信可能に接続された認証サーバとを備えた端末装置管理システムにおける端末装置管理方法であって、上記認証サーバは、ユーザによる端末装置の利用履歴に応じて当該ユーザによる端末装置の利用を制限する利用制限処理を行うか否かを示した利用制限要否情報を記憶した利用制限要否記憶部と、ユーザによる端末装置の利用履歴を示す利用履歴情報とユーザに対する上記利用制限処理の利用制限内容を示す利用制限情報とを記憶したユーザ情報記憶部とを備えており、端末装置が上記認証サーバから上記利用制限要否情報を取得する要否情報取得工程と、端末装置が上記利用制限要否情報に基づいて利用制限処理の要否を判断する要否判断工程と、要否判断工程で利用制限処理が必要であると判断した場合には、上記端末装置が当該端末装置を利用するユーザについての利用制限情報および利用履歴情報を上記認証サーバから取得し、取得した利用制限情報および利用履歴情報と上記ユーザが実行要求した処理の処理内容とに基づいて当該処理の実行可否を判断し、要否判断工程で利用制限処理が不要であると判断した場合には、上記端末装置が上記ユーザについての利用制限情報および利用履歴情報を上記認証サーバから取得する処理を行うことなく上記ユーザが実行要求した処理を実行する実行可否判断工程とを含むことを特徴としている。
上記の方法によれば、端末装置が利用制限不要であると判断した場合に、端末装置が利用制限情報および利用履歴情報を認証サーバから取得する処理を行わないので、認証サーバと端末装置との間の通信量を低減することができる。
以上のように、本発明の端末装置、端末装置管理システム、および端末装置管理方法によれば、認証サーバと端末装置との間の通信量を低減することができる。
本発明の一実施形態にかかる複合機管理システムの構成を示す説明図である。 図1に示した複合機管理システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示した複合機管理システムに備えられる複合機の表示部に表示される表示画面(ログイン画面)の一例を示す説明図である。 図1に示した複合機管理システムに備えられる認証サーバに記憶されているユーザ認証情報の一例を示す説明図である。 図1に示した複合機管理システムに備えられる認証サーバに記憶されている利用制限要否情報の一例を示す説明図である。 (a)および(b)は図1に示した複合機管理システムに備えられる認証サーバに記憶されている利用制限要否情報の一例を示す説明図である。 図1に示した複合機管理システムに備えられる認証サーバに記憶されている利用制限要否情報の一例を示す説明図である。 図1に示した複合機管理システムに備えられる認証サーバに記憶されている利用制限要否情報の一例を示す説明図である。 図1に示した複合機管理システムに備えられる認証サーバに記憶されている利用制限要否情報の一例を示す説明図である。
本発明の一実施形態について説明する。
(1.複合機管理システム1の構成)
図1は、本実施形態にかかる複合機管理システム(端末装置管理システム)1の構成を示す説明図である。この図に示すように、複合機管理システム1は、複合機(端末装置)10と、認証サーバ20とを備えており、これら各装置が通信ネットワーク30を介して通信可能に接続されている。なお、複合機管理システム1に含まれる複合機10の台数は複数であってもよく、認証サーバ20の台数も複数であってもよい。
また、通信ネットワーク30の構成は特に限定されるものではなく、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体についても特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、ブルートゥース(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
複合機10は、コピー機能(画像形成機能)、スキャン機能、プリンタ機能(画像形成機能)、ドキュメントファイリング機能、および通信機能を実行するデジタル複合機またはアナログ複合機であり、図1に示したように、機器制御部(制御部)11、操作パネル12、画像読取部13、画像形成部14、通信部15、および記憶部16を備えている。
操作パネル12は、ユーザに対して各種情報を通知するとともに、ユーザからの指示入力を受け付けるユーザインターフェイスである。具体的には、操作パネル12は、ユーザに呈示する情報を表示するための表示部12aと各種の入力キーを含む操作部(指示入力部)12bとを備えている。表示部12aの構成は特に限定されるものではなく、例えば
、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイなどを用いることができる。また、操作パネル12は、操作部12bと表示部12aとが一体的に構成されたタッチパネルであってもよい。
画像読取部13は、スキャナと、原稿をスキャナの読取位置に搬送する原稿搬送部とを備えており(いずれも図示せず)、原稿に印刷された文字や画像などを画像データとして読み取るスキャン機能を実行する。
画像形成部14は、用紙などの記録材(記録シート)に対して画像データに応じた画像を印刷するためのものであり、画像読取部13が取得した画像データに応じた画像を印刷するコピー機能、および外部装置から入力された画像データを印刷するプリンタ機能を実行する。なお、本実施形態では、画像形成部14として、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、定着装置、および用紙トレイなどを有する電子写真方式の印刷装置を用いている。ただし、画像形成部14の構成は特に限定されるものではなく、例えばインクジェット方式の印刷装置を用いてもよい。
通信部15は、通信ネットワーク30を介して認証サーバ20などの他の装置と通信を行う通信インターフェイスである。
記憶部16は、複合機10において用いられる各種データを記憶する記憶手段である。
機器制御部11は、CPU(Central Processing Unit)や専用プロセッサなどの演算処理部、および、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory,)、HDD(Hard Disc Drive)などの記憶手段(いずれも図示せず)などにより構成されるコンピュータ装置であり、上記記憶手段に記憶されている各種情報および各種制御を実施するためのプログラムを読み出して実行することで複合機10の各部の動作を制御する。
認証サーバ20は、サーバ制御部21、通信部22、および記憶部23を備えている。また、サーバ制御部21は認証アプリケーション部21aを備えている。また、記憶部23は、認証情報記憶部23a、利用制限要否記憶部(利用制限要否情報DB)23b、およびユーザ情報記憶部(ユーザ情報管理DB)23cを備えている。
通信部22は、通信ネットワーク30を介して複合機10などの他の装置と通信を行う通信インターフェイスである。
サーバ制御部21は、CPUや専用プロセッサなどの演算処理部、および、RAM、ROM、HDDなどの記憶手段(いずれも図示せず)などにより構成されるコンピュータ装置であり、上記記憶手段に記憶されている各種情報および各種制御を実施するためのプログラムを読み出して実行することで認証サーバ20の機能(例えば認証アプリケーション部21aの機能など)を実現する。
認証アプリケーション部21aは、複合機10を利用するユーザのユーザ認証処理、および複合機10の利用制限処理(例えばプリント処理やコピー処理の実行可能枚数をユーザ毎に制限する処理など)を行うアプリケーションである。なお、利用制限処理の詳細については後述する。
記憶部23は、認証サーバ20において用いられる各種データや認証サーバ20から複合機10に提供するための各種データを記憶する記憶手段であり、認証情報記憶部23a、利用制限要否記憶部23b、およびユーザ情報記憶部23cを備えている。
認証情報記憶部23aは、複合機10の利用を許可するユーザのユーザ認証情報(例えばログイン名およびパスワード)をユーザID(ユーザ識別情報)と対応付けて記憶する。図4は認証情報記憶部23aに記憶されるユーザIDおよびユーザ認証情報の一例を示す説明図である。
ユーザ情報記憶部23cは、複合機10を利用する各ユーザに対して適用する複合機10の利用制限情報(例えば利用可能コピー枚数(印刷可能枚数)、利用可能プリント枚数(印刷可能枚数)、利用可能スキャン枚数、利用可能ファイリング件数など)、および各ユーザによる複合機10の利用履歴情報(例えば累積コピー枚数(累積印刷枚数)、累積プリント枚数(累積印刷枚数)、累積スキャン枚数、累積ファイリング件数など)を記憶する。利用制限情報および利用履歴情報の詳細については後述する。
利用制限要否記憶部23bは、上記利用制限情報に基づいて複合機10の利用を制限する利用制限を行うことの要否を示す利用制限要否情報を記憶する。利用制限要否情報の詳細については後述する。
(2.複合機管理システム1の動作)
図2は、複合機管理システム1における処理の流れを示すフローチャートである。この図を参照しながら複合機管理システム1の動作について説明する。
まず、複合機10の機器制御部11は、認証機能が有効に設定されているか否かを判断する(S1)。なお、認証機能を有効に設定するか無効に設定するかは、複合機10の管理者が設定するようになっている。具体的には、複合機10の管理者は、操作パネル12を操作して管理者用のログイン情報を入力し、複合機10に管理者としてログインする。管理者の認証処理は複合機10で行ってもよく認証サーバ20で行ってもよく、通信可能に接続された他の装置で行ってもよい。管理者によって複合機10の認証機能が有効に設定されると、機器制御部11は認証機能が有効に設定された旨を、通信部15を介して認証サーバ20に通知する。認証サーバ20のサーバ制御部21(認証アプリケーション部21a)は、複合機10から送信された上記通知を通信部22が受信すると、複合機10の表示部12aに表示させるためのログイン画面データを記憶部23から読み出し、通信部22を介して複合機10に送信する。複合機10の機器制御部11は、通信部15が認証サーバ20から送信されるログイン画面データを受信すると、受信したログイン画面データを記憶部16に記憶させる。
S1において認証機能が有効に設定されていないと判断した場合、機器制御部11は、操作部12bを介してユーザから入力されるジョブ実行要求を受け付け(S2)、複合機10の各部の動作を制御してS2で受け付けたジョブ実行要求に応じた処理(例えばプリント処理、コピー処理、スキャン処理、あるいはドキュメントファイリング処理)を実行させ(S3)、処理を終了する。
一方、S1において認証機能が有効に設定されていると判断した場合、機器制御部11は、記憶部16からログイン画面データを読み出し、当該ログイン画面データに応じたログイン画面を表示部12aに表示させる(S4)。図3は表示部12aに表示されるログイン画面の一例を示す説明図である。なお、本実施形態では、複合機10が認証サーバ20からログイン画面データを予め受信して記憶部16に記憶させておくものとしているが、これに限らず、ログイン画面を表示する機会毎に認証サーバ20からログイン画面データを取得して表示させるようにしてもよい。
次に、機器制御部11は、操作部12bを介してユーザから入力されるユーザ認証情報(例えばログイン名およびパスワード)を取得し、取得したユーザ認証情報を、通信部1
5を介して認証サーバ20に送信させる(S5)。
認証サーバ20の認証アプリケーション部21aは、通信部22が複合機10から送信されたユーザ認証情報を受信すると(S21)、受信したユーザ認証情報に基づいてユーザ認証処理を行う(S22)。具体的には、複合機10から受信したユーザ認証情報と、認証情報記憶部23aに記憶している複合機10の利用を許可するユーザのユーザ認証情報とを照合する。そして、複合機10から受信したユーザ認証情報に対応するユーザ認証情報が認証情報記憶部23aに記憶されている場合には複合機10の利用を許可すると判定し、記憶されていない場合には複合機10の利用を許可しないと判定する。図4は、認証情報記憶部23aに記憶している複合機10の利用を許可するユーザのユーザ認証情報の一例を示す説明図である。
S23において複合機10の利用を許可すると判定した場合、認証アプリケーション部21aは、利用制限要否記憶部23bからS21でユーザ認証情報を受信したユーザに対応する利用制限要否情報を読み出し(S24)、通信部22を介して、複合機10に利用許可通知およびS24で読み出した利用制限要否情報を送信する(S25)。図5は、利用制限要否記憶部23bに記憶されている利用制限要否情報の一例を示す説明図である。この図に示す例では、利用制限の要否がユーザ毎に設定されている。なお、利用制限要否記憶部23bに記憶されている利用制限要否情報の中に、S21でユーザ認証情報を受信したユーザに対応する利用制限要否情報が含まれていない場合、認証アプリケーション部21aは、利用制限は不要であると判断する。
一方、S23において複合機10の利用を許可しないと判定した場合、認証アプリケーション部21aは、通信部22を介して複合機10に利用拒絶通知を送信する(S26)。
複合機10の機器制御部11は、認証サーバ20から送信された認証結果(利用許可通知および利用制限要否情報、または、利用拒絶通知)を通信部15が受信すると(S6)、受信結果に基づいてS5でユーザ認証情報を取得したユーザによる複合機10の利用を許可するか否かを判断する(S7)。なお、機器制御部11は、S6において利用許可通知を受信した場合、その利用制限要否情報を記憶部16に記憶させる。
S7において利用を許可しないと判断した場合、機器制御部11は、S4の処理に戻る。一方、S7において利用を許可すると判断した場合、機器制御部11は、操作部12bを介してユーザから入力されるジョブ実行要求を受け付ける(S8)。具体的には、機器制御部11は、ログイン画面に代えて、ジョブの実行要求を行うための操作画面を表示部12aに表示させ、ユーザからのジョブの実行要求の入力を受け付ける。
次に、機器制御部11は、S6で受信した利用制限要否情報に基づいて、利用制限の有無(要否)を判断する(S9)。
そして、S9において利用制限なし(利用制限不要)と判断した場合、機器制御部11は、複合機10の各部の動作を制御してS8で受け付けたジョブ実行要求に応じた処理(例えばプリント処理、コピー処理、スキャン処理、あるいはドキュメントファイリング処理)を実行させ(S3)、処理を終了する。すなわち、利用制限なし(利用制限不要)と判断した場合には、機器制御部11は、認証サーバ20に利用制限情報の問い合わせを行うことなくジョブを実行する。
一方、S9において利用制限有り(利用制限要)と判断した場合、機器制御部11は、通信部15を介して認証サーバ20に利用制限情報送信要求を送信する(S10)。この
利用制限情報送信要求には、ユーザを特定するための情報(例えばユーザ名)が含まれている。
認証サーバ20の認証アプリケーション部21aは、通信部22が複合機10から送信された利用制限情報送信要求を受信すると(S27)、当該要求に対応するユーザの利用制限情報および利用履歴情報(いずれも図示せず)をユーザ情報記憶部23cから読み出す(S28)。なお、利用制限情報としては、例えば、利用可能コピー枚数、利用可能プリント枚数、利用可能スキャン枚数、利用可能ファイリング件数などが挙げられる。また、利用履歴情報としては、対応するユーザの累計コピー枚数、累計プリント枚数、累計スキャン枚数、累計ファイリング件数などが挙げられる。なお、機器制御部11が利用制限情報送信要求にジョブの種別を示す情報(例えばコピー処理、プリント処理、スキャン処理、ドキュメントファイリング処理のいずれであるかを示す情報)を含めて送信し、認証アプリケーション部21aが対応するジョブに関する利用制限情報および利用履歴情報をユーザ情報記憶部23cから読み出すようにしてもよい。
次に、認証アプリケーション部21aは、S28で読み出した利用制限情報および利用履歴情報を、通信部22を介して複合機10に送信する(S29)。
複合機10の機器制御部11は、通信部15が認証サーバ20から利用制限情報および利用履歴情報を受信すると(S11)、受信したこれらの情報とS8で受け付けたジョブ実行要求とに基づいてジョブの実行を許可するか否かを判断する。
具体的には、機器制御部11は、S11で受信した利用履歴情報とS8で受け付けたジョブ実行要求とに基づいて、当該ジョブ実行要求に対応するジョブを実行した場合にS11で受信した利用制限情報に対応する利用制限条件に該当するか否かを判断する。例えば、S8で受け付けたジョブがコピー処理に関するジョブである場合、当該ジョブに対応するコピー枚数とS11で受信した利用履歴情報に対応する累積コピー枚数とを加算した結果が、S11で受信した利用制限条件に対応する利用可能コピー枚数を超過するか否かを判断し、超過する場合にはジョブの実行を不可と判断し、超過しない場合にはジョブの実行を可と判断する。
そして、S11においてジョブの実行を許可すると判断した場合、機器制御部11は、複合機10の各部の動作を制御してS8で受け付けたジョブ実行要求に応じた処理(例えばプリント処理、コピー処理、スキャン処理、あるいはドキュメントファイリング処理など)を実行させる(S13)。また、機器制御部11は、認証サーバ20に記憶している利用履歴情報をS13で実行したジョブの実行結果に応じて更新させるための利用履歴情報更新要求を通信部15から認証サーバ20に送信させ(S14)、処理を終了する。
認証サーバ20の認証アプリケーション部21aは、複合機10から送信された利用履歴情報更新要求を通信部22が受信すると(S30)、受信した利用履歴情報更新要求に応じてユーザ情報記憶部23cに記憶している利用履歴情報を更新し(S31)、処理を終了する。
また、S11においてジョブの実行を許可しないと判断した場合、機器制御部11は、S8で受け付けたジョブをキャンセルし(S15)、処理を終了する。なお、この際、表示部12aにジョブの実行を許可できない旨を表示させるようにしてもよい。
以上のように、本実施形態にかかる複合機管理システム1では、認証サーバ20が、複合機10の利用制限を行うか否かをユーザ毎に示した利用制限要否情報を記憶した利用制限要否記憶部23bと、利用制限を行うユーザについて、当該ユーザに対する複合機10
の利用制限内容を示す利用制限情報と当該ユーザによる複合機10の利用履歴を示す利用履歴情報とを対応付けて記憶したユーザ情報記憶部23cとを備えている。また、複合機10の機器制御部11は、複合機10を利用するユーザについての利用制限要否情報を認証サーバ20から取得し、取得した利用制限要否情報に基づいて当該ユーザに対する複合機10の利用制限の要否を判断する。そして、利用制限が必要であると判断した場合、複合機10の機器制御部11は、当該ユーザについての利用制限情報および利用履歴情報を認証サーバ20から取得し、取得した利用制限情報および利用履歴情報とユーザが実行要求した処理の処理内容とに基づいて当該処理の実行可否を判断する。また、利用制限が不要であると判断した場合、機器制御部11は、当該ユーザについての利用制限情報および利用履歴情報を認証サーバ20から取得する処理を行うことなく、当該ユーザが実行要求した処理の実行を許可する。
また、複合機10の機器制御部11は、認証サーバ20のユーザ情報記憶部23cに記憶されている複数のユーザについての利用制限情報および利用履歴情報のうち、自装置を利用しているユーザについての利用制限情報および利用履歴情報を認証サーバ23cから取得し、取得した利用制限情報および利用履歴情報とユーザが実行要求した処理の処理内容とに基づいて当該処理の実行可否を判断する。これにより、認証サーバ20において複合機10の利用制限内容をユーザ毎に適切に管理することができる。また、複合機10は、ユーザ情報記憶部23cに記憶されている複数のユーザについての利用制限情報および利用履歴情報のうち、当該複合機10を利用しているユーザについての利用制限情報および利用履歴情報のみを取得するだけでよいので、認証サーバ20と複合機10との間の通信量を低減できる。
これにより、利用制限が不要であると判断した場合には、複合機10が利用制限情報および利用履歴情報を認証サーバ20から取得する処理が行われないので、認証サーバ20と複合機10との間の通信量を低減することができる。
なお、本実施形態では、複合機(端末装置)10がコピー機能、スキャン機能、プリンタ機能、ドキュメントファイリング機能(画像ファイリング機能)、および通信機能を実行するデジタル複合機またはアナログ複合機である場合について説明したが、これに限るものではなく、少なくとも認証サーバ20との通信を行う通信機能と、ユーザの処理要求に応じて実行される少なくとも1つの装置機能とを備えていればよい。例えば、上記各機能に加えて、あるいは上記各機能のうち通信機能を除く機能のうちの一部または全部に代えて、他の機能(例えばファクシミリ機能、e-mail機能、画像データ編集処理機能など)を備えていてもよい。
また、本実施形態では、図5に示したように、複合機10の利用制限の要否をユーザ毎に設定した利用制限要否情報を認証サーバ20の利用制限要否記憶部23bに記憶させておく場合について説明したが、これに限るものではない。
例えば、図6(a)に示したように、利用制限の要否を複合機10の装置機能毎に設定した利用制限要否情報を認証サーバ20の利用制限要否記憶部23bに記憶させておき、複合機10のユーザの実行要求に応じた処理で用いられる装置機能に応じて利用制限の要否を判断するようにしてもよい。この場合、認証サーバ20のサーバ制御部21(認証アプリケーション部21a)は、図2に示したS25の処理において、利用制限の要否を複合機10の装置機能毎に設定した利用制限要否情報を認証許可通知とともに複合機10に送信する。また、複合機10の機器制御部11は、S9の処理において、認証サーバ20から受信した上記利用制限要否情報と、S8でユーザから受け付けたジョブ実行要求に対応する装置機能とに基づいて利用制限の要否を判断する。なお、認証サーバ20から複合機10に送信された利用制限要否情報の中にユーザのジョブ実行要求に対応する装置機能
についての利用制限要否情報が含まれていない場合に、機器制御部11が、S9において利用制限が必要であると判断するようにしてもよい。
また、図6(b)に示したように、利用制限の要否をユーザ毎かつ複合機10の装置機能毎に設定した利用制限要否情報を認証サーバ20の利用制限要否記憶部23bに記憶させておき、複合機10を利用するユーザおよび当該ユーザの実行要求に応じた処理で用いられる装置機能に応じて利用制限の要否を判断するようにしてもよい。この場合、認証サーバ20のサーバ制御部21(認証アプリケーション部21a)は、図2に示したS25の処理において、利用制限の要否をユーザ毎かつ複合機10の装置機能毎に設定した利用制限要否情報を認証許可通知とともに複合機10に送信する。また、複合機10の機器制御部11は、S9の処理において、認証サーバ20から受信した上記利用制限要否情報と、S8でユーザから受け付けたジョブ実行要求に対応する装置機能とに基づいて利用制限の要否を判断する。なお、認証サーバ20から複合機10に送信された利用制限要否情報の中にユーザのジョブ実行要求に対応する装置機能についての利用制限要否情報が含まれていない場合に、機器制御部11が、S9において利用制限が必要であると判断するようにしてもよい。
なお、複合機10の機器制御部11が、ユーザ情報記憶部23cに記憶されている自装置が有する複数の装置機能についての利用制限情報および利用履歴情報のうち、ユーザが自装置に対して実行要求した処理に対応する装置機能に応じた利用制限情報および利用履歴情報を認証サーバ20から取得し、取得した利用制限情報および利用履歴情報とユーザが実行要求した処理の処理内容とに基づいて当該処理の実行可否を判断する構成としてもよい。この構成によれば、複合機10の利用制限内容を当該複合機10の装置機能毎に適切に管理することができる。また、ユーザ情報記憶部23cに記憶されている複数の装置機能についての利用制限情報および利用履歴情報のうち、ユーザから実行要求された処理に対応する利用制限情報および利用履歴情報のみを取得するだけでよいので、認証サーバ20と複合機10との間の通信量を低減できる。
また、本実施形態では、認証サーバ20に対して1台の複合機10が通信可能に接続されている場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、認証サーバ20に対して複数台の複合機10が接続され、認証サーバ20が各複合機10についての利用制限の要否を管理する構成としてもよい。
例えば、図7に示したように、利用制限の要否を複合機毎に設定した利用制限要否情報(図7の例では複合機A,B,Cのそれぞれについて設定した利用制限要否情報)を認証サーバ20の利用制限要否記憶部23bに記憶させておき、認証サーバ20が認証情報を送信してきた複合機に対応する利用制限情報を当該複合機に応答するようにしてもよい。この場合、認証サーバ20のサーバ制御部21(認証アプリケーション部21a)は、図2に示したS25の処理において、認証情報を送信してきた複合機および当該認証情報に対応するユーザに応じた利用制限要否情報を認証許可通知とともに複合機10に送信する。また、複合機10の機器制御部11は、S9の処理において、認証サーバ20から受信した上記利用制限要否情報に基づいて利用制限の要否を判断する。
なお、複合機10の機器制御部11が、ユーザ情報記憶部23cに記憶されている複数の複合機(端末装置)についての利用制限情報および利用履歴情報のうち、自装置に対応する利用制限情報および利用履歴情報を認証サーバ20から取得し、取得した利用制限情報および利用履歴情報に基づいて当該処理の実行可否を判断する構成としてもよい。この構成によれば、認証サーバ20に接続された複数の複合機(端末装置)の利用制限内容を複合機(端末装置)毎に適切に管理することができる。また、ユーザ情報記憶部23cに記憶されている複数の複合機(端末装置)についての利用制限情報および利用履歴情報の
うち、自装置に対応する利用制限情報および利用履歴情報のみを取得するだけでよいので、認証サーバと複合機10との間の通信量を低減できる。
なお、図8に示すように、各複合機について、利用制限の要否を複合機毎かつ各複合機の装置機能毎に設定した利用制限要否情報を認証サーバ20の利用制限要否記憶部23bに記憶させておいてもよい。この場合、認証サーバ20は、認証情報を送信してきた複合機に対して、当該複合機の装置機能毎に設定された当該複合機についての利用制限要否情報を送信する。利用制限要否情報を受信した複合機は、その利用制限要否情報と、当該複合機のユーザの実行要求に応じた処理で用いられる装置機能とに応じて利用制限の要否を判断する。
また、図9に示すように、各複合機について、利用制限の要否を複合機毎かつユーザ毎かつ各複合機の装置機能毎に設定した利用制限要否情報を認証サーバ20の利用制限要否記憶部23bに記憶させておいてもよい。この場合、認証サーバ20は、認証情報を送信してきた複合機に対して、上記認証情報に対応するユーザについて当該複合機の装置機能毎に設定された利用制限要否情報を送信する。利用制限要否情報を受信した複合機は、その利用制限要否情報と、当該複合機のユーザの実行要求に応じた処理で用いられる装置機能とに応じて利用制限の要否を判断する。
また、本実施形態において、複合機10の機器制御部11および認証サーバ20のサーバ制御部21を、CPU等のプロセッサを用いてソフトウェアによって実現してもよい。この場合、複合機10および認証サーバ20は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである複合機10および認証サーバ20の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、複合機10および認証サーバ20に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによって達成される。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、複合機10および認証サーバ20を通信ネットワークと接続可能に構成し、通信ネットワークを介して上記プログラムコードを供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
また、複合機10および認証サーバ20の各ブロックは、ソフトウェアを用いて実現されるものに限るものではない。例えば、ハードウェアロジックによって構成されるものであってもよく、処理の一部を行うハードウェアと当該ハードウェアの制御や残余の処理を行うソフトウェアを実行する演算手段とを組み合わせたものであってもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、通信ネットワークを介して通信可能に接続された複合機等の端末装置と認証サーバとが連携して動作する端末装置管理システム、および当該端末装置管理システムに備えられる端末装置および認証サーバに適用できる。
1 複合機管理システム(端末装置管理システム)
10 複合機(端末装置)
11 機器制御部(制御部)
12 操作パネル
12a 表示部
12b 操作部
13 画像読取部
14 画像形成部
15 通信部
16 記憶部
20 認証サーバ
21 サーバ制御部
21a 認証アプリケーション部
22 通信部
23 記憶部
23a 認証情報記憶部
23b 利用制限要否記憶部
23c ユーザ情報記憶部
30 通信ネットワーク

Claims (8)

  1. ユーザによる端末装置の利用履歴に応じて当該ユーザによる端末装置の利用を制限する利用制限処理を行うか否かを示した利用制限要否情報を記憶した利用制限要否記憶部と、ユーザによる端末装置の利用履歴を示す利用履歴情報とユーザに対する上記利用制限処理の利用制限内容を示す利用制限情報とを記憶したユーザ情報記憶部とを備えた認証サーバに対して通信ネットワークを介して通信可能に接続された端末装置であって、
    上記認証サーバから取得した上記利用制限要否情報に基づいて利用制限処理の要否を判断する処理と、
    利用制限処理が必要であると判断した場合に、上記端末装置を利用するユーザについての利用制限情報および利用履歴情報を上記認証サーバから取得し、取得した利用制限情報および利用履歴情報と上記ユーザが実行要求した処理の処理内容とに基づいて当該処理の実行可否を判断する処理と、
    利用制限が不要であると判断した場合に、上記ユーザについての利用制限情報および利用履歴情報を上記認証サーバから取得する処理を行うことなく、上記ユーザが実行要求した処理を実行する処理とを行う制御部を備えていることを特徴とする端末装置。
  2. 上記端末装置は、画像データに応じた画像を記録シート上に印刷する画像形成機能を有しており、
    上記利用制限内容は上記ユーザに対して許可する印刷可能枚数であり、
    上記利用履歴情報は上記ユーザが上記画像形成機能を用いて行った累積印刷枚数であり、
    上記制御部は、上記ユーザが実行要求した印刷処理に対応する印刷枚数と当該ユーザについての上記累積印刷枚数とを加算した結果が上記印刷可能枚数以下であるか否かに応じて当該印刷処理の実行可否を判断することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 上記利用制限要否情報は、利用制限処理を行うか否かをユーザ毎に示した情報であり、
    上記制御部は、端末装置を利用するユーザに対応する上記利用制限要否情報を上記認証サーバから取得し、取得した利用制限要否情報に基づいて利用制限処理の要否を判断することを特徴とする請求項1または2に記載の端末装置。
  4. 上記端末装置は、複数の装置機能を備えた複合機であり、
    上記利用制限要否情報は、利用制限処理を行うか否かを端末装置の装置機能毎に示した情報であり、
    上記制御部は、上記利用制限要否情報とユーザが端末装置に対して実行要求した処理に対応する装置機能とに基づいて利用制限処理の要否を判断することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の端末装置。
  5. 上記利用制限要否情報は、利用制限処理を行うか否かを複数台の端末装置について端末装置毎に示した情報であり、
    上記制御部は、自装置に対応する利用制限要否情報を上記認証サーバから取得し、取得した利用制限要否情報に基づいて利用制限処理の要否を判断することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の端末装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の端末装置と、上記端末装置に対して通信ネットワークを介して通信可能に接続された認証サーバとを備えた端末装置管理システムであって、
    上記認証サーバは、
    ユーザによる端末装置の利用履歴に応じて当該ユーザによる端末装置の利用を制限する利用制限処理を行うか否かを、端末装置毎、ユーザ毎、または端末装置が有する装置機能
    毎に示した利用制限要否情報を記憶した利用制限要否記憶部と、
    ユーザによる端末装置の利用履歴を示す利用履歴情報とユーザに対する上記利用制限処理の利用制限内容を示す利用制限情報とを記憶したユーザ情報記憶部とを備えていることを特徴とする端末装置管理システム。
  7. 上記認証サーバは、
    上記端末装置の利用を許可するユーザのユーザ認証情報を記憶した認証情報記憶部と、
    上記端末装置から受信した当該端末装置を利用しようとするユーザのユーザ認証情報と上記認証情報記憶部に記憶しているユーザ認証情報とを照合することで上記ユーザによる上記端末装置の利用を許可するか否かの認証処理を行い、上記認証処理の結果を上記端末装置に応答するサーバ制御部とを備え、
    上記サーバ制御部は、上記認証処理において上記ユーザによる上記端末装置の利用を許可すると判断した場合に、認証処理結果と上記利用制限要否情報とを上記端末装置に応答することを特徴とする請求項6に記載の端末装置管理システム。
  8. 端末装置と、上記端末装置に対して通信ネットワークを介して通信可能に接続された認証サーバとを備えた端末装置管理システムにおける端末装置管理方法であって、
    上記認証サーバは、ユーザによる端末装置の利用履歴に応じて当該ユーザによる端末装置の利用を制限する利用制限処理を行うか否かを示した利用制限要否情報を記憶した利用制限要否記憶部と、ユーザによる端末装置の利用履歴を示す利用履歴情報とユーザに対する上記利用制限処理の利用制限内容を示す利用制限情報とを記憶したユーザ情報記憶部とを備えており、
    端末装置が上記認証サーバから上記利用制限要否情報を取得する要否情報取得工程と、
    端末装置が上記利用制限要否情報に基づいて利用制限処理の要否を判断する要否判断工程と、
    要否判断工程で利用制限処理が必要であると判断した場合には、上記端末装置が当該端末装置を利用するユーザについての利用制限情報および利用履歴情報を上記認証サーバから取得し、取得した利用制限情報および利用履歴情報と上記ユーザが実行要求した処理の処理内容とに基づいて当該処理の実行可否を判断し、要否判断工程で利用制限処理が不要であると判断した場合には、上記端末装置が上記ユーザについての利用制限情報および利用履歴情報を上記認証サーバから取得する処理を行うことなく上記ユーザが実行要求した処理を実行する実行可否判断工程とを含むことを特徴とする端末装置管理方法。
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