JP2013200645A - サーバ、通信システム、通信方法 - Google Patents

サーバ、通信システム、通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】特許文献1のM2M通信システムのサーバは、サービスの起動が遅延し、自身の負荷の低減率を自ら制御できないという問題があった。
【解決手段】本発明のサーバは、収集デバイスから所定のデータ収集方法でデータを収集する収集機能部と、サーバの負荷を監視し、サーバが所定の閾値を超えた高負荷状態であるかを判定するサーバ負荷監視機能部と、サーバ負荷監視機能部が前記高負荷状態と判定した場合、データ収集に関する優先度を求め、データ収集に関する優先度に応じて、前記サーバの負荷が低減するように新たな前記データ収集方法を決定するデータ収集方法決定機能部と、を備え、データ収集方法決定機能部は、新たに決定したデータ収集方法を収集機能部に通知し、収集機能部は、通知されたデータ収集方法にて収集デバイスからデータを収集する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サーバ、通信システム、負荷制御方法に関し、特に、M2M(Machine to Machine)サービスを提供するサーバ、通信システム、負荷制御方法に関する。
近年、ビルや家などに設置されるセンサ、センサの集合体である車や携帯端末等のデバイス(以下、収集デバイスと総称する)からデータをサーバが収集し、様々なサービスを実現するM2Mサービスが注目を浴びている。このM2Mサービスは、農場・工場の生産管理や、テレマティクス、ホームオートメーション等、様々な所で活用されている。例えば、農場に関しては、次のようなサービスが提供される。
まず、農地に設置したセンサ等の収集デバイスから温度・湿度・日照量などのデータがサーバに収集される。サーバは、収集したデータを分析し、現在の土壌状態や農作物の育成状態を利用者に通知したり、必要な作業の指示を出したりする。このようなM2Mサービスは、農業経営者に対しては、従来よりも高品質の農作物の生産や安定した生産を生むためのサポートをするものと、期待される。また、M2Mサービスは、農業経験のない利用者に対しては、農作物の育成に十分な知識がなくても簡単に農作物を作ることを可能にすると、期待される。
上述のM2Mサービスのサーバは、センサ等の収集デバイスからデータを収集し、蓄積し、データを解析する機能を持つ。また、このサーバは、データの解析結果に応じたサービスを起動する機能を持つ。この際、サーバは、データの解析結果が起動条件(以下、サービス起動条件という)を満たすかを確認した上で、サーバ上に配置されるアプリケーションや、サービス提供者が保持する別のサーバ上に配置されるアプリケーションを実行して、サービスを起動する。さらに、サーバは、サーバにアクセスするM2Mサービスの利用者やサービスからの要求に応じて、過去に蓄積しているデータをM2Mサービスの利用者やサービスに返送したり、最新のデータの収集や解析を行ったり、アクチュエータの制御等の処理を行う機能も持つ。なお、センサ等の収集デバイスは、M2Mサービスを提供するサーバに収集したデータを送信する機能を持つ。
しかし、上述のサーバは、収集デバイスからデータを一度に受けたり、サービスやM2Mサービス利用者から要求を一斉に受けたりするような事象が起こると、サーバの負荷が急激に高まる課題があった。なぜなら、サーバは、要求やデータを一斉に受けることで、その要求やデータに応じた各種処理、例えば、データベースの処理、データ収集、データ解析、サービスの起動、アクチュエータ制御等を同時に実行しなければならないからである。サーバの負荷が急激に高まった結果、過負荷状態となると、例えば、M2Mサービスが停止したり、データ収集が困難になったり、サーバに予期せぬ障害が出たりする。
このような事象は、例えば事故や災害の発生時などに発生すると考えられる。一例として地震発生時について説明すると、地震の発生により、地震センサはサーバに震度情報を送る。また、火災探知機や機器故障を知らせるセンサなどもサーバにデータを送ることになる。地震が広域であればあるほど、多くのセンサがサーバにデータを送ることが考えられる。これらのデータを受けたサーバは、それらのデータに基づいて関連するサービスを起動する。この時、サーバは、関連するサービスを複数起動する状況が考えられる。例えば、例えば、地震センサ1つにしても、地震警告を行う一斉通知サービスだけでなく、ユーザ個々に登録しているサービスもサーバは起動する。さらに、これらのサービスが起動されると、これらサービスの要求に応じた処理、例えば、最新のセンサデータの収集、地震地の動画データの収集、利用者への一斉通知をサーバはすることになる。同時にユーザからのアクセスも増えることも考えられるため、サーバの処理負荷は、急激に高まってしまう。
上述の課題を解決することができる技術が、例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されているシステムは、SNMP(Simple Network Management Protocol)マネージャとエージェントから構成されるシステムである。マネージャは、負荷情報生成手段とコマンド生成手段を備え、エージェントは、送信制御手段を備える。
負荷情報生成手段は、CPU(Central Processing Unit)占有率、トラップ受信状況、及び負荷事象発生時間から現在の負荷状態を示すマネージャ負荷情報を生成する。上述のトラップ受信状況とは、エージェントからの状態変化通知コマンドの受信状況であり、上述の負荷事象発生時間とは、マネージャが定期的に実行する処理が何秒後に実行されるかを示す情報である。また、コマンド生成手段は、マネージャ負荷情報を含むコマンドを生成し、該コマンドをエージェントに送信する。さらに、送信制御手段は、コマンドに含まれるマネージャ負荷情報に基づいて、状態変化通知コマンドの送信を制御する。
特許文献1に開示されているシステムは、例えば、以下のように動作する。
マネージャは、CPU占有率、トラップ受信状況、及び負荷事象発生時間から現在の負荷状態を示すマネージャ負荷情報を負荷情報生成手段にて生成する。このマネージャは、エージェントにマネージャ負荷情報を含むコマンドを送信する。さらに、マネージャ負荷情報を含むコマンドを受け取ったエージェントは、そのコマンドが持つマネージャの負荷情報に基づいて、状態通知コマンドの送信を制御する。
上述の構成や動作により、エージェントがマネージャの負荷状態を考慮して状態通知コマンドの送信を制御する為、マネージャは、負荷が急激に高まりにくくなり、例え、高負荷状態となっても、その負荷を低減することが可能となる。
国際公開第2008/149455号
しかし、特許文献1のマネージャとエージェントの機能を、上述のサーバと収集デバイスに適用した通信システム(以下、「特許文献1のM2M通信システム」という)は、サービスが起動するタイミングが遅れるという問題があった。また、特許文献1のM2M通信システムのサーバは、自身の負荷を自ら低減できないという問題もあった。
その理由としては、特許文献1のM2M通信システムは、データを収集する方法をサーバではなく、収集デバイスで決定するからである。収集デバイスはサーバへの負荷を低減させる際、サーバへのデータ送信を遅らせる。その結果、サーバにおいて、データの解析が遅延し、サービス起動条件を満たす解析結果が得られるまで、サービスの起動が遅延してしまう。また、上述の通り、収集デバイスから入力されるデータによって、サービスを起動するタイミングが変わる為、サーバは、自身の負荷を自ら、低減することができなかった。
本発明は、上記課題を解決するサーバ、通信システム、通信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のサーバは、少なくとも1つの収集デバイスに接続されたサーバであって、前記収集デバイスから所定のデータ収集方法でデータを収集する収集機能部と、前記サーバの負荷を監視し、前記サーバが所定の閾値を超えた高負荷状態であるかを判定するサーバ負荷監視機能部と、前記サーバ負荷監視機能部が前記高負荷状態と判定した場合、データ収集に関する優先度を求め、前記データ収集に関する優先度に応じて、前記サーバの負荷が低減するように新たな前記データ収集方法を決定するデータ収集方法決定機能部と、を備え、前記データ収集方法決定機能部は、新たに決定した前記データ収集方法を前記収集機能部に通知し、前記収集機能部は、通知された前記データ収集方法にて前記収集デバイスからデータを収集する。
上記目的を達成するために、本発明の通信システムは、少なくとも1つの収集デバイスとサーバから構成される通信システムであって、前記サーバは、前記収集デバイスから所定のデータ収集方法でデータを収集する収集機能部と、前記サーバの負荷を監視し、前記サーバが所定の閾値を超えた高負荷状態であるかを判定するサーバ負荷監視機能部と、前記サーバ負荷監視機能部が前記高負荷状態と判定した場合、データ収集に関する優先度を求め、前記データ収集に関する優先度に応じて、前記サーバの負荷が低減するように新たな前記データ収集方法を決定するデータ収集方法決定機能部と、を備え、
前記データ収集方法決定機能部は、新たに決定した前記データ収集方法を前記収集機能部に通知し、前記収集機能部は、通知された前記データ収集方法に基づいて前記収集デバイスに前記データを要求し、前記収集デバイスは、前記サーバからの要求に応じ、蓄積する前記データを前記サーバに送信する収集受付機能部を備える。
上記目的を達成するために、本発明の通信方法は、サーバは、収集デバイスから所定のデータ収集方法でデータを収集し、前記サーバの負荷を監視し、前記サーバが所定の閾値を超えた高負荷状態であると判定した場合、データ収集に関する優先度を求め、前記データ収集に関する優先度に応じて、前記サーバの負荷が低減するように新たな前記データ収集方法を決定し、新たに決定した前記データ収集方法にて前記収集デバイスからデータを収集する。
本発明によれば、M2Mサービスを提供する通信システムのサーバは、高負荷時であってもサービスの起動を遅延させず、また自身の負荷を自ら低減することができる。
本発明の第1の実施の形態における、M2Mサービスを提供する通信システムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における、収集デバイス150の識別子とサービスの関連付けの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における、サービスとサービス起動条件の関連付けの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における、サービスの識別子、そのサービスの起動に関する状態、および収集元識別子との関連付けの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における、サービスの識別子とサービスの優先度を示す情報との関連付けの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における、収集元識別子とデータ収集方法の関連付けの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における、解析機能部104でのサービスの起動に関する状態を判定する動作を表すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における、解析機能部104がサービス起動条件に近い状態、あるいは遠い状態を判断する動作の説明図である。 本発明の第1の実施の形態における、解析機能部104がサービス起動条件に近い状態、あるいは遠い状態を判断する動作の説明図である。 本発明の第1の実施の形態における、データ収集方法決定機能部110での新たな収集方法を決定する動作を表すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における、サーバ100でのサービス起動状態判定動作を表すシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態における、サーバ100でのサーバ負荷低減動作を表すシーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態における、M2Mサービスを提供する通信システムの構成例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における、解析機能部1204でのサービスの起動に関する状態を判定する動作を表すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における、データ収集方法決定機能部1210のデバイス収集方法決定動作を表すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における、サーバ1200でのサービス起動状態判定動作を表すシーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態における、サーバ1200でのサーバ負荷低減動作を表すシーケンス図である。
次に本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
[構成の説明]
図1は、本発明の第1の実施の形態における、M2Mサービスを提供する通信システムの構成例を示す図である。図1に示されるように、第1の実施の形態における、M2Mサービスを提供する通信システムは、サーバ100と少なくとも1つの収集デバイス150から構成される。サーバ100は、図1では省略するがネットワークを介して収集デバイス150と接続される。
以下、各部の構成及び機能を説明する。
(1)サーバ100の構成の説明
サーバ100は、収集機能部101と、データ収集方法記憶機能部102と、データ記憶機能部103と、解析機能部104と、登録サービス記憶機能部105と、サービス起動条件記憶機能部106と、サービス実行部107とを用いて構成される。加えて、サーバ100は、サービス起動状態記憶機能部108と、サーバ負荷監視機能部109と、データ収集方法決定機能部110と、サービス優先度記憶機能部111とを用いて構成される。
解析機能部104は、収集機能部101と、データ記憶機能部103と、登録サービス記憶機能部105と、サービス起動条件記憶機能部106と、サービス実行部107と、サービス起動状態記憶機能部108に接続される。また、収集機能部101は、データ収集方法記憶機能部102と、データ記憶機能部103と、解析機能部104と、データ収集方法決定機能部110に接続される。また、収集機能部101は、少なくとも1つの収集デバイス150それぞれと接続される。さらに、データ収集方法決定機能部110は、収集機能部101と、データ収集方法記憶機能部102と、サービス起動状態記憶機能部108と、サーバ負荷監視機能部109と、サービス優先度記憶機能部111に接続される。
(2)収集デバイス150の構成の説明
収集デバイス150は、収集受付機能部151から構成される。収集受付機能部151は、サーバ100の収集機能部101と接続される。収集デバイス150は、データを収集し、サーバと通信手段を持つデバイスである。例えば、収集デバイス150は、GPS(Global Positioning System)や温度計測などのセンサデバイスであってもよい。また、収集デバイス150は、複数のセンサデバイスをまとめるコーディネータ、ゲートウェイ、あるいは車、携帯端末、PDA(Personal Digital Assistants)等であってもよい。
次に、第1の実施の形態における、M2Mサービスを提供する通信システムの機能を説明する。まず、通信システムを構成するサーバ100の各部位の機能を説明する。
(3)サーバ100を構成する各部位の機能説明
(3−1)収集機能部101の機能
収集機能部101は、サーバ100が起動した際(初期化時)、データ収集方法記憶機能部102に、収集デバイス150毎に定められるデータ収集方法を要求する。例えば、データ収集方法は、収集機能部101が各収集デバイス150からデータを収集するタイミングを含んでいてもよい。収集機能部101は、データ収集方法をデータ収集方法記憶機能部102から受け取り、収集デバイス毎に把握する。また、収集機能部101は、把握したデータ収集方法で、収集デバイス150の収集受付機能部151からデータを収集する。この際、収集機能部101は、把握したデータ収集方法に基づいて収集受付機能部151にデータを送付するよう要求し、収集受付機能部151からデータを収集するとしてもよい。収集機能部101は、データを収集する度に、収集したデータを、収集元の収集デバイス150に対応する識別子(以下、収集元識別子という)と関連付けてデータ記憶機能部103に記録させる。また、収集機能部101は、収集元識別子を解析機能部104に通知する。収集元識別子の具体例としては、IPアドレスやMACアドレス、収集デバイス150を特定できる番号、あるいはそれらの組み合わせをさす。収集デバイス150を特定できる番号は、収集デバイス150が収集データに付与するものであってもよい。
さらに、収集機能部101は、データ収集方法決定機能部110からデータ収集方法を更新した旨の通知を受け取ると、データ収集方法記憶機能部102に対し、更新された収集方法を要求する。収集機能部101は、データ収集方法記憶機能部102から更新されたデータ収集方法を取得し、過去に把握したデータ収集方法を更新する。収集機能部101は、更新したデータ収集方法で、収集デバイス150からデータを収集し、データを収集する度に、収集したデータを、収集元識別子と関連付けてデータ記憶機能部103に記録させる。
(3−2)データ収集方法記憶機能部102の機能
データ収集方法記憶機能部102は、収集元識別子とデータ収集方法とを関連付けて記憶する。データ収集方法記憶機能部102は、関連付けられた収集元識別子とデータ収集方法を、それを要求する収集機能部101とデータ収集方法決定機能部110に渡す。また、データ収集方法記憶機能部102は、データ収集方法決定機能部110からの要求に応じて、記憶しているデータ収集方法を、新たなデータ収集方法に更新する。さらに、データ収集方法記憶機能部102は、収集機能部101にデータ収集方法を更新した旨の通知を行う。
なお、データ収集方法記憶機能部102には、本実施の形態のユーザによって、所定のデータ収集方法(通常時のデータ収集方法)が予め設定される。従い、データ収集方法記憶機能部102は、予め設定された通常時のデータ収集方法、若しくは、その後更新されるデータ収集方法(抑制されたデータ収集方法)を記憶する。
(3−3)データ記憶機能部103の機能
データ記憶機能部103は、収集機能部101からデータと収集元識別子とを受信し、記憶する。また、データ記憶機能部103は、解析機能部104からデータを要求される。データ記憶機能部103は、解析機能部104に要求されたデータを渡す。
(3−4)解析機能部104の機能
解析機能部104は、収集機能部101から収集元識別子を受け取り、この収集元識別子を登録サービス記憶機能部105に通知する。解析機能部104は、収集元識別子に対応するサービスの識別子を、登録サービス記憶機能部105から受け取る。サービスの識別子とは、収集デバイス150が取得したデータに関連して起動されるサービスを表す識別子である。(3−5)に後述するが、サービスの識別子は登録サービス記憶機能部105に予め記憶される。
また、解析機能部104は、サービスの識別子をサービス起動条件記憶機能部106に通知し、サービス起動条件記憶機能部106から、サービスの識別子に対応するサービス起動条件を受け取る。解析機能部104は、サービス起動条件に記載のデータを要求し、これらデータをデータ記憶機能部103から受け取る。解析機能部104は、収集したデータ、収集元識別子とサービスの識別子、サービス起動条件を用いて、サービスの起動に関する状態の判定を行う。この判定については、後述の(5)にて説明を行う。解析機能部104は、後述の(5)の判定により、サービスを起動する状態であると判定すると、そのサービスに関連するアプリケーション等の実行をサービス実行部107に要求し、サービスを起動する。あるいは、解析機能部104は、後述の(5)の判定により、サービス起動条件に対して近い状態、若しくは遠い状態と判定する。この場合、解析機能部104は、収集元識別子、サービスの識別子、サービスの起動に関する状態を関連付けた関連情報を、サービス起動状態記憶機能部108に通知し、記録させる。
(3−5)登録サービス記憶機能部105の機能
登録サービス記憶機能部105は、収集デバイス150の識別子、すなわち収集元識別子とサービスの識別子とを関連付けて記憶する。登録サービス記憶機能部105は、解析機能部104から収集元識別子が通知されると、収集元識別子に対応するサービスの識別子を解析機能部104に通知する。
ここで、図2は、収集デバイス150の識別子、すなわち収集元識別子とサービスの関連付けの一例を示す図である。例えば、図2では、デバイスA(に対応する収集元識別子)にはサービス1が、デバイスB(に対応する収集元識別子)にはサービス2が関連付けられている。またデバイスC(に対応する収集元識別子)にはサービス1、3が関連付けられている。図2のサービスは、サービスの識別子であってもよい。なお、上述の関連づけられた情報は、例えば、本実施の形態のユーザ、例えば、サービス利用者やPlatform提供者等のサーバ使用者が、登録サービス記憶機能部105に予め記憶させるものであってもよい。また、登録サービス記憶機能部105が初期設定時に生成するものであってもよい。さらに、上述の関連づけられた情報は、本実施の形態のユーザ、例えば、サービサ、すなわちプロバイダ等のサービス提供者が、本実施の形態のサーバ100に接続した別のサーバから登録サービス記憶機能部105に予め記憶させるものであってもよい。図中では、デバイスA、デバイスB、デバイスCに対応する収集元識別子は単にデバイスA、デバイスB、デバイスCと記載している。
(3−6)サービス起動条件記憶機能部106の機能
サービス起動条件記憶機能部106は、サービスの識別子ごとにサービス起動条件を関連付けて記憶する。サービス起動条件記憶機能部106は、サービスの識別子が通知されると、この識別子に関連するサービス起動条件を解析機能部104に通知する。
ここで、図3は、サービスとサービス起動条件の関連付けの一例を示す図である。図3では、サービス1が起動条件(い)に、サービス2が起動条件(ろ)に、サービス3が起動条件(は)と(に)に関連付けられている。図3のサービスは、サービスの識別子であってもよい。また、サービス起動条件は、サービスの起動有無を判定するための条件であって、この条件とデータの種類を指定する情報やそのデータの収集期間を示す情報等が関連付けられている。ここで、データの種類としては、例えば、温度、湿度、位置情報、写真、動画、あるいは機器管理情報などがある。また、データの収集期間を示す情報としては、例えば、最新の情報、時間、期間、などがある。また、サービスの起動有無を判定するための条件としては、例えば、データの値/範囲/データの統計結果/判定プログラムを用いてもよい。
(3−7)サービス実行部107の機能
サービス実行部107は、Java(登録商標)、Javascript(登録商標)、C言語などで記述される複数のプログラム、アプリケーションを格納し、これらを解析機能部104からの要求によって起動し、サービスを提供する。
(3−8)サービス起動状態記憶機能部108の機能
サービス起動状態記憶機能部108は、解析機能部104から収集元識別子、サービスの識別子、およびサービスの起動に関する状態を関連付けた関連情報を受け取り、記憶する。
サービス起動状態記憶機能部108は、データ収集方法決定機能部110からの要求に応じて、関連情報をデータ収集方法決定機能部110に渡す。
ここで、図4は、収集デバイス150の識別子、すなわち収集元識別子、サービス、およびそのサービスの起動に関する状態との関連付けの一例を示す図である。図4のサービスは、サービスの識別子であってもよい。図4では、例えば、デバイスAに対応する収集元識別子にサービス1が関連付けられており、このサービス1の起動に関する状態が「近い」と登録されている。図中では、デバイスA、B、Cに対応する収集元識別子は、単にデバイスA、B、Cとしている。
(3−9)サーバ負荷監視機能部109の機能
サーバ負荷監視機能部109は、サーバ100の負荷を常時監視し、所定の負荷状況(閾値)と比較してサーバ100が高負荷状態かどうかを判定し、閾値を越える為、高負荷状態であると判断する場合は、その監視結果をデータ収集方法決定機能部110に通知する。さらにサーバ負荷監視機能部109は、データ収集方法決定機能部110からの要求に応じて、現在の監視結果をデータ収集方法決定機能部110に渡す。ここでの監視結果は、サーバの負荷状態を表す情報であり、負荷状況の判定結果、さらにサーバのCPU使用率やメモリ使用率などのサーバリソース使用量を指す。
本サーバの負荷が高くなる状況としては、例えば、収集機能部101が多数の収集デバイス150からのデータを受け取る処理が考えられる。それによって、これらのデータをデータ記憶機能部103に記録する処理、またはデータを解析する解析機能部104での処理などによって、サーバリソース使用量が増加し、サーバの負荷が高まることが考えられる。あるいは図1の構成図には明記していないが、サービス実行部107が自身の起動やユーザの要求を受けて、多数のサービスが一斉に起動する状況が例として挙げられる。さらに、このとき、起動した多数のサービス実行部107のアプリケーション等が、データの取得・解析要求を解析機能部104に出すことで、収集機能部101や解析機能部104によるサーバリソース使用量が増大し、サーバ負荷が高まることも考えられる。
(3−10)データ収集方法決定機能部110の機能
データ収集方法決定機能部110は、サーバ負荷監視機能部109から監視結果を受信する。データ収集方法決定機能部110は、高負荷状態の監視結果を受信すると、データ収集方法記憶機能部102に、各収集デバイスにおける現在のデータ収集方法に関する情報、すなわち収集元識別子とデータ収集方法を要求する。そして、データ収集方法決定機能部110は、現在の各収集デバイスの収集方法に関する情報を、データ収集方法記憶機能部102から受信する。また、データ収集方法決定機能部110は、収集元識別子、サービスの識別子、およびサービスの起動に関する状態を関連付けた関連情報をサービス起動状態記憶機能部108に要求する。データ収集方法決定機能部110は、関連情報をサービス起動状態記憶機能部108から受信する。さらに、データ収集方法決定機能部110は、サービス優先度記憶機能部111にサービスの優先度を示す情報を要求する。データ収集方法決定機能部110は、サービスの優先度を示す情報をサービス優先度記憶機能部111から受信する。
ここで、サービスの優先度を示す情報とは、サービス毎に、そのサービスの品質や遅延の許容などの情報に基づいて、サーバが処理する優先度(サービスの優先度)を規定した情報である。すなわち、サービスの優先度を示す情報は、サービスの識別子にサービスの優先度を関連付けた情報である。サービスの優先度を示す情報は、サービス提供者との契約時などに規定され、本実施の形態のユーザによってサービス優先度記憶機能部111に設定される。図5は、サービスの識別子とサービスの優先度との関連付けの一例を示す図である。ここでは、サービス1の識別子は、優先度「高」のサービスの優先度に関連付けられ、サービス2・3の識別子は、優先度「低」のサービスの優先度に関連付けられている。図中では、サービス1、サービス2、サービス3の識別子は、単にサービス1、サービス2、サービス3と記載している。
また、上述の各収集デバイスの収集方法に関する情報は、収集元識別子とデータ収集方法が関連付けられた情報であるが、例えば図6のように関連づけられる。図6は、収集元識別子とデータ収集方法の関連付けの一例を示す図である。ここでは、デバイスA・Cに対応する収集元識別子は、通常の周期で収集するデータ収集方法に関連付けられている。またデバイスBに対応する収集元識別子は、通常より2倍の収集周期でデータを収集するデータ収集方法に関連付けられている。図中では、デバイスA、B、Cに対応する収集元識別子は、単にデバイスA、B、Cとしている。なお、データ収集方法は、例えば、データを収集デバイスで圧縮させる方法、サーバ側で一定期間データを破棄する方法、データを収集に解析させたのち解析結果のみ収集する方法、またはこれらの組み合わせなど様々であってもよいし、これらに限定しない。
データ収集方法決定機能部110は、受け取った情報を用いて各収集デバイス150のデータ収集方法を新たに決定し、決定した収集方法に変更する。新たなデータ収集方法を決定する動作は、後述の(6)に記載する。データ収集方法決定機能部110は、新たな収集方法に変更後、サーバ負荷監視機能部109から監視結果を受け取り、サーバ負荷が所定の負荷状態になるまでデータ収集方法を更新する。所定の負荷状態は、本実施のユーザがデータ収集方法決定機能部110に設定する。
(3−11)サービス優先度記憶機能部111の機能
サービス優先度記憶機能部111は、(3−10)に上述のサービスの優先度を示す情報を記憶する。サービス優先度記憶機能部111は、要求に応じて、データ収集方法決定機能部110にサービスの優先度を示す情報を通知する。
(4)収集デバイス150の機能の説明
次に、通信システムを構成する収集デバイス150の各部位の機能を説明する。
(4−1)収集受付機能部151の機能
収集受付機能部151は、収集機能部101からの要求に応じて、収集機能部101にデータを返す。ここで、データとしては、収集デバイス150が持ち得るデータが対象となるが、例えば、収集デバイスセンシングしたデータや、管理情報、診断情報などがこれに当たる。さらに、図1の構成には明記しないが、収集デバイス150がさらにその他のデバイスと接続する場合に、その他のデバイスから収集するデータもこれに当たる。
[動作の説明]
図7は、本発明の第1の実施の形態における、解析機能部104でのサービスの起動に関する状態を判定する動作を表すフローチャートである。まず、図7を用いて、サービスの起動に関する状態を判定する動作を説明する。ここでは、収集デバイス150がデバイスAである場合を例として説明する。
(5)解析機能部104がサービスの起動に関する状態を判定する動作の説明
解析機能部104は、入力としてデバイスAを示す情報、すなわち収集元識別子を収集機能部101から受け取ると、解析対象のサービスが有るかを確認する(ステップS401)。すなわち、解析機能部104は、収集元識別子に対応するサービスの識別子を登録サービス記憶機能部105から受け取ったことで、解析対象のサービスがあると確認する。ここでは、デバイスAに関連するサービスとして、サービス1がそれに該当したものとして説明を行う。解析対象のサービスが無い場合は、解析機能部104は、動作を終了する。
次に、解析機能部104は、該当するサービスが有る場合、そのサービス起動条件を特定する(ステップS402)。すなわち、解析機能部104は、サービス起動条件記憶機能部106からサービス起動条件を受け取ることで、サービス起動条件を特定する。ここでは、サービス1に関連するサービス起動条件として起動条件(い)を特定したものとして説明を行う。
さらに、解析機能部104は、デバイスAから収集したデータのうち、起動条件(い)に記載されるデータの有無を確認する(ステップS403)。あるいは、データを取得できない場合は、新たな解析対象のサービスがあれば、そのサービスに関してデータの有無を確認する。ここでは、必要なデータを取得できたものとして説明を行う。
次に、解析機能部104は、取得したデータを、起動条件(い)を基にデータを解析する(ステップS404)。
解析の結果、解析機能部104は、データがサービス起動条件を満たすかどうかを確認し、サービスを起動する状態とするかを判断する(ステップS405)。
解析機能部104は、サービスを起動する状態であると判断した場合は、サービス起動条件に該当するサービスのうち、一つあるいは複数のサービスを起動する。(ステップS406)。この際、解析機能部104は、サービス実行部107よりアプリケーション等を実行して、サービス起動条件に該当するサービスを起動する。
なお、解析機能部104は、サービスを起動する状態でないと判断した場合は、サービスの起動条件に近い状態、あるいは遠い状態であるかどうかを判断する(ステップS407)。サービスの起動条件に近い状態、あるいは遠い状態を判断する動作については、後述の(5−1)に説明する。
さらに、解析機能部104は、サービスを起動する状態を、サービスの起動に関する状態として、サービス起動状態記憶機能部108に記憶する。あるいは、解析機能部104は、サービスを起動する状態でない場合に、サービス起動条件に近い、あるいは遠い状態であるかを、サービスの起動に関する状態として、サービス起動状態記憶機能部108に記憶する(ステップS408)。
解析機能部104は、さらに他に収集元識別子が入力され、解析対象のサービスが他に有るかの判定に動作を戻す。ここでは、デバイスAに関連するサービスは他に無いため、動作を終了するものとする。
以下に、解析機能部104がサービス起動条件に近いか遠いかを判断する動作の詳細について説明する。
(5−1)解析機能部104がサービス起動条件に近い状態、あるいは遠い状態を判断する動作の説明
解析機能部104は、次の収集タイミングにおいて、サービス起動条件に対して所定の値の範囲に収まる値の場合は、サービス起動条件に近いと判断し、所定の値の範囲に収まらない場合は遠いと判断する動作を行う。また、解析機能部104は、センサデータの統計情報から、サービスへの影響を判断する動作を行う。これらの動作は、図8を例に用い、以下に説明する。
図8−(1)、図8−(2)は、本発明の第1の実施の形態における、解析機能部104がサービス起動条件に近い状態、あるいは遠い状態を判断する動作の説明図である。また、図8−(1)、図8−(2)のグラフは、それぞれ縦軸がセンサデータの値、横軸が時間を示す。また、解析機能部104は、センサデータの値がDになった時点でサービスを起動する状態と判断する。
図8−(1)は、Tをデータの収集周期の時間として、直近の収集タイミングがnT時点での統計グラフを示す。解析機能部104は、このグラフの傾向を判断するために近似直線あるいは近似曲線を公知の技術で算出し、描く。ここでは最小二乗法で算出した近似線を描いた例を示している。解析機能部104は、近似線から次回の収集タイミング(n+1)T時点で、収集データがサービス起動条件に到達しないと推定し、サービス起動条件に遠い状態であると判断する。一方で、図8−(2)は、直近の収集タイミングが(n+1)T時点での統計グラフを示す。図8−(1)と同様の方法で描いた近似線から、次回の収集タイミング(n+2)T時点で、サービス起動条件に到達すると推定し、サービス起動条件に近い状態と判断する。
また、解析機能部104は、ある収集デバイスに関連するサービスが複数ある場合、すなわち、収集元識別子に複数のサービスの識別子が対応する場合は、サービス(の識別子)ごとの解析結果を合わせて、その収集デバイスのサービスの起動に関する状態を判断する。例えば、ある収集デバイスに関する複数のサービスの内、少なくとも一つ以上がサービス起動条件に近いと判断された場合は、その他のサービスの起動に関する状態がどうであろうと、その収集デバイスのサービスの起動に関する状態は近いとする。なお、解析機能部104は、複数の予測方法を組み合わせたり、予測結果に振れ幅を設定したりしてもよい。
次に、データ収集方法決定機能部110が新たな収集方法を決定する際の動作について説明をする。
(6)データ収集方法決定機能部110が新たな収集方法を決定する際の動作
図9は、データ収集方法決定機能部110での新たな収集方法を決定する動作を表すフローチャートである。以下に、図9を用いて、データ収集方法決定機能部110が新たな収集方法を決定する際の動作を説明する。
データ収集方法決定機能部110は、入力としてサーバ100が高負荷状況である通知をサーバ負荷監視機能部109から受けたときに、以下の動作を開始する。
まず、データ収集方法決定機能部110は、各収集デバイス150のデータ収集に関する優先度を判定する(ステップS901)。この判定動作については、後述の(6−1)に詳細を説明する。
次に、データ収集方法決定機能部110は、入力された、現在のデータ収集方法に関する情報と、上述のデータ収集に関する優先度の判定結果を基に、各収集デバイス150のデータ収集方法を以下のように新たに決定し、更新する(ステップS902)。
すなわち、データ収集方法決定機能部110は、ステップS901で判定した、各収集デバイス150のデータ収集に関する優先度の低い収集デバイスをランダムに選出する。データ収集方法決定機能部110は、選出した収集デバイス150について、そのデータ収集方法を抑制するような方法を新たなデータ収集方法として決定する。例えば、データ収集方法決定機能部110は、現在の収集周期から、より周期の長い収集方法に変更することを決定してもよい。さらに、データ収集方法決定機能部110は、優先度が所定の値を下回る場合に、順次その収集デバイス150のデータ収集方法を更新してもよい。なお、サーバ100の負荷を抑制する方法であれば、これらに限定しない。また、本動作は、収集デバイス150単体を対象としても良いし、所定の数の収集デバイス150を対象としても良い。さらにデータ収集方法決定機能部110は、データ収集に関する優先度の低いかどうかを、本実施の形態のユーザが設定した所定の閾値よりも小さいかどうかで判断してもよい。
次に、データ収集方法決定機能部110は、データ収集方法を更新したことと、更新するデータ収集方法をデータ収集方法記憶機能部102に通知する(ステップS903)。また、データ収集方法決定機能部110は、収集機能部101にもデータ収集方法を更新したことを通知する。
次に、データ収集方法決定機能部110は、サーバ100の負荷状態を確認する(ステップS904)。ここで、データ収集方法決定機能部110は、所定の安定状態であれば、処理を終了する。あるいはそうでない場合は、データ収集方法決定機能部110は、再度各収集デバイス150の収集方法を更新するステップS902に戻る。
ここで、データ収集方法決定機能部110は、既に収集方法を更新した収集デバイス150について、収集方法を再度更新しても良いし、新たに別の収集デバイス150について収集方法を更新しても良い。さらに、データ収集方法決定機能部110は、サーバ100の負荷情報の確認を、データ収集方法を更新後に、所定時間経過してから実施するようにしても良い。データ収集方法決定機能部110は、サーバ100が所定の安定状態になるまで、ステップS902からS904の動作を行い、データ収集方法の更新を繰り返す。
次に、各収集デバイス150のデータ収集に関する優先度を判定する動作について説明を行う。
(6−1)各収集デバイス150のデータ収集に関する優先度を判定する動作
ここでは、収集デバイス150として、例えば、デバイスAのデータ収集に関する優先度P_Aを判定する動作について説明する。ここで、デバイスAは、サービス1に関連する収集デバイス150である。サービス1(の識別子)に関連するサービスの起動に関する状態をS_1、サービス1(の識別子)に関連するサービスの優先度をQ_1とすると、P_Aは以下のように表現される。
P_A = α×S_1 + β×Q_1 (式1)
ここで、α、βは重み定数である。
重み定数α、βは、サービスの起動に関する状態とサービスの優先度との関係から定義される値である。βと比べてαを大きく設定すると、データ収集に関する優先度を決定する上で、サービスの起動に関する状態が支配的となる。一方、αと比べてβを大きく設定すると、データ収集に関する優先度を決定する上で、サービスの優先度が支配的となる。
S_1は、「近い」と登録されている場合は"S_1=2"、「遠い」と登録されている場合は"S_1=1"とする。また、Q_1は、サービスの優先度が「高い」と登録されている場合は"Q_1=2"、「低い」と登録されている場合は"Q_1=1"とする。
データ収集方法決定機能部110は、求められたP_Aが大きい値を示す収集デバイスに対して、そのデータ収集を抑制することはサービスへの影響が大きいと判断する。一方で、データ収集方法決定機能部110は、P_Aが小さい値を示す収集デバイス150に対しては、そのデータ収集を抑制することはサービスへの影響が小さいと判断する。
以上、収集デバイスAに関連するサービスが一つである場合について述べたが、サービスが複数ある場合は、各サービスから計算されるデータ収集に関する優先度を平均して、収集デバイスの優先度を算出してもよい。例えば、収集デバイスAにサービス1、サービス2が関連している場合、収集デバイスAのデータ収集に関する優先度P_Aは、以下の式により求めてもよい。以下、サービス1の識別子をサービス1、サービス2の識別子をサービス2という。
・P_A=(P_A_1+P_A_2)/2 (式2)
P_A_1は、サービス1に関連して算出される、データ収集に関する優先度である。また、P_A_2は、サービス2に関して算出される、データ収集に関する優先度である。
なお、サービス1とサービス2から算出される、データ収集に関する優先度のうち、優先度の高い値をP_Aとしても良い。
次に、本実施の形態のサーバ100全体の動作について説明をする。
(7)本実施の形態のサーバ100全体の動作
本実施の形態のサーバ100の全体の動作は、1)サービス起動状態判定動作、2)サーバ負荷低減動作、の2つの動作から構成される。以下、それぞれの処理について説明する。
(7−1)サービス起動状態判定動作
図10は、サーバ100でのサービス起動状態判定動作を表すシーケンス図である。図10を用い、サービス起動状態判定動作について説明する。
まず、収集機能部101は、データ収集方法記憶機能部102に各収集デバイス150の収集方法を要求する(ステップS1001)。
次に、データ収集方法記憶機能部102は、収集機能部101に各収集デバイス150のデータ収集方法の情報を返す(ステップS1002)。
次に、収集機能部101は、受け取ったデータ収集方法の情報を基に収集デバイス150の収集受付機能部151にデータを要求する(ステップS1003)。
収集受付機能部151は、蓄積したデータをサーバ100の収集機能部101に返す(ステップS1004)。なお、収集デバイス150は自己を表す識別子、すなわち収集元識別子を記憶しており、収集受付機能部151は、その収集元識別子をデータと共に送付してもよい。収集機能部101は、受信した収集元識別子をみて、どの収集デバイス150からデータを受信したかを判別できる。
収集機能部101は、受け取ったデータをデータ記憶機能部103に通知し、記録させる(ステップS1005)。
さらに、収集機能部101は、収集元識別子とデータを受け取ったことを解析機能部104に通知する(ステップS1006)。
解析機能部104は、登録サービス記憶機能部105に、収集デバイス150に関連するサービスの情報、すなわちサービスの識別子を要求する(ステップS1007)。
登録サービス記憶機能部105は、収集デバイス150に関連するサービスの情報、すなわちサービスの識別子を解析機能部104に返す。(ステップS1008)
解析機能部104は、受け取ったサービスの情報、すなわちサービスの識別子に関連するサービス起動条件を、サービス起動条件記憶機能部106に要求する(ステップS1009)。
サービス起動条件記憶機能部106は、サービスの情報、すなわちサービスの識別子に関連するサービス起動条件を、解析機能部104に返す(ステップS1010)。
解析機能部104は、受け取ったサービス起動条件に記載のデータをデータ記憶機能部103に要求する(ステップS1011)。
データ記憶機能部103は解析機能部104に、要求されたデータを返す(ステップS1012)。
解析機能部104は、受け取ったデータを基に各サービスの起動に関する状態を判定する(ステップS1013)。この判定方法に関しては、上述の(5)で図7を用いて説明した。
さらに解析機能部104はサービス起動状態記憶機能部108に、サービスの起動に関する状態を記録する(ステップS1014)。
次に、図11を用いて、サーバ負荷低減動作について説明する。図11は、サーバ100でのサーバ負荷低減動作を表すシーケンス図である。
(7−2)サーバ負荷低減動作
まず、サーバ負荷監視機能部109は、サーバが高負荷状態にあることをデータ収集方法決定機能部110に通知する(ステップS1101)。
次に、データ収集方法決定機能部110は、データ収集方法記憶機能部102に、現在のデータ収集方法に関する情報を要求する(ステップS1102)。
データ収集方法記憶機能部102は、データ収集方法決定機能部110に、現在のデータ収集方法に関する情報を返す(ステップS1103)。
データ収集方法決定機能部110はサービス起動状態記憶機能部108にサービスの起動に関する状態を要求する(ステップS1104)。
サービス起動状態記憶機能部108は、データ収集方法決定機能部110に、記憶する全てのサービスの起動に関する状態を返す(ステップS1105)。
データ収集方法決定機能部110は、サービス優先度記憶機能部111に、サービスの優先度を示す情報を要求する(ステップS1106)。
データ優先度記憶機能111は、データ収集方法決定機能部110に、記憶する全てのサービスの優先度を示す情報を返す(ステップS1107)。
データ収集方法決定機能部110は、ステップS1103、S1105、S1107の情報を基に、収集デバイスのデータ収集方法を新たに決定する(ステップS1108)。収集デバイスの新たなデータ収集方法を決定する動作は、上述の(6)で図9を用いて説明した。
次に、データ収集方法決定機能部110は、データ収集方法記憶機能部102に、新たに決定した収集方法を更新するよう要求する(ステップS1109)。
さらに、データ収集方法決定機能部110は、収集機能部101に、データ収集方法を更新した旨を通知する(ステップS1110)。
収集機能部101は、データ収集方法に関する情報、すなわち関連づけられた収集元識別子とデータ収集方法を、データ収集方法記憶機能部102に要求する(ステップS1111)。
データ収集方法記憶機能部102は、データ収集方法に関する情報を収集機能部101に返す(ステップS1112)。
なお、本実施の形態では、収集デバイス150とサーバ100との間でやりとりされるデータの収集方法として、サーバ100が収集デバイス150にデータを要求し、その応答として収集デバイス150がデータを返す、というサーバ100主導でのデータ収集方法を説明したがこれに限定しない。例えば、サーバ100はデータを常時受信できる状態をとり、収集デバイス150がデータのアップロードのタイミングを決定する条件を持ち、そのタイミングでデータをアップロードする形態も取り得る。この形態の場合、本実施の形態におけるステップS1111−S1112において収集機能部101は、収集デバイス150からアップロードされてくるデータを破棄するように動作することも可能である。あるいは、ステップS1109におけるデータ収集方法決定機能部110は、データ収集方法の更新に関する情報を収集機能部101に通知せず、収集デバイス150に対してデータのアップロードのタイミング等の指示や設定、すなわちデータ送信方法を送ってもよい。この場合、収集デバイス150は、サーバ100へのデータ送信方法を記憶するものとする。また、データ収集方法決定機能部110は、収集デバイス150がデータを加工・解析する機能を持つ場合に、その機能のON/OFFや加工方法・解析方法を収集デバイス150に指示することも可能である。
なお、本実施の形態ではサーバ100が内部にサービス実行部107を持つ構成としたが、これに限定しない。例えば、このサービス実行部107がサーバ100の外部にある構成としても良い。
さらに、負荷監視機能109は、サーバ100が高負荷状態であると判断する場合、若しくはデータ収集方法決定機能部110から要求される場合に、監視結果をデータ収集方法決定機能部110に渡していたが、一定期間ごとに監視結果を渡すようにしてもよい。
また、本実施の形態のデータ収集方法決定機能部110は、サーバ100の負荷が所定の閾値を下回る状態になると、過去にデータ収集を抑制した収集デバイスの収集方法を、通常時のデータ収集方法に戻しても良い。このとき、データ収集方法決定機能部110は、図9におけるステップS901での判定結果を基に、その優先度が高い順に通常時のデータ収集方法へ戻してもよい。あるいはデータ収集方法決定機能部110は、再度、収集デバイスの優先度を判定し、その判定結果を用いても良い。
さらに、収集機能部101は、データ収集方法決定機能部110からデータ収集方法の更新の通知があると、データ収集方法記憶機能部102からデータ収集方法を取得したが、定期的にデータ収集方法記憶機能部102からデータ収集方法を取得しても良い。あるいは、収集方法101は、データ収集方法決定機能部110から直接、新たなデータ収集方法を受け取って、自身が把握する収集方法を更新する、としても良い。
また、(3−9)に上述した所定の負荷状況が複数あってもよい。この場合、本実施の形態のサーバ100は、現在の負荷状態が所定の各負荷状況のどれに該当するかを判定し、該当する負荷状況に応じて、収集方法を抑制する収集デバイスの選択数や、その収集方法の抑制度を変更することができる。例えば、2つの状態に限らないが、所定の負荷状況として、高負荷状態直前と、高負荷状態がある場合について、サーバ100の動作の一例を以下に示す。
まず、サーバ負荷監視機能部109は、所定の負荷状況を基に、現在の負荷状態が高負荷状態直前若しくは、高負荷状態と判定した場合には、その監視結果をデータ収集方法決定機能部110に通知する。データ収集方法決定機能部110は、監視結果を受け取り、現在の負荷状態が高負荷状態、若しくは高負荷状態直前である場合、負荷状態に応じて、一度に収集方法を抑制する収集デバイスの数を増やす。例えば、データ収集方法決定機能部110は、高負荷状態時には4つの収集デバイスについてデータ収集を抑制し、高負荷状態直前時には、2つの収集デバイスについてデータ収集を抑制するとしてもよい。抑制する収集デバイスの数は、本実施のユーザによって、負荷状態毎にデータ収集方法決定機能部110に設定することができる。また、データ収集方法決定機能部110は、現在の負荷状態が高負荷状態、若しくは高負荷状態直前である場合、負荷状態に応じ、収集方法の抑制度を上げてもよい。例えば、データ収集方法決定機能部110は、高負荷状態時には通常の8倍の収集周期でデータを収集するデータ収集方法を、高負荷状態直前時には通常の4倍の収集周期でデータを収集するデータ収集方法を、新たなデータ収集方法として決定してもよい。本実施のユーザは、負荷状態毎に、データ収集方法をデータ収集方法決定機能部110に設定することができる。
[効果の説明]
本実施形態の通信システムのサーバは、高負荷時でもサービスの起動を遅延させず、また自身の負荷を自ら低減することができる。
その理由としては、サーバが、各データ収集に関して優先度を算出し、優先度低のデータ収集について抑制を行うからである。優先度低のデータ収集を抑制した結果、サーバは、収集するデータ量が少なくなるため、自らの負荷を低減することができる。また、サーバは、優先度高のデータ収集、例えば、本実施の形態のユーザに提供されるサービスに関係するデータ収集については、負荷が低減されている状態でデータ収集を継続できる。その結果、サーバは、本実施の形態のユーザに提供されるサービスについて、そのデータ解析が遅延することがなくなり、起動も遅延しない。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
[構成の説明]
図12は、本発明の第2の実施の形態における、M2Mサービスを提供する通信システムの構成例を示す図である。
本発明の第2の実施の形態における、M2Mサービスを提供する通信システムのサーバ1200は、解析機能部104の代わりに解析機能部1204を備え、データ収集方法決定機能部110の代わりにデータ収集方法決定機能部1210を備える。また、本発明の第2の実施の形態における、M2Mサービスを提供する通信システムのサーバ1200は、サーバリソース使用量記憶機能部1212が新たに追加される。その他の構成や動作は、第1の実施の形態と同じである為、ここでは、差分のみ説明する。なお、図12における収集デバイス1250についても、その構成や動作は、第1の実施の形態における収集デバイス150の構成と同様であるため説明を省略する。
(8)サーバ1200の構成
解析機能部1204は、サーバリソース使用量記憶機能部1212と接続され、サーバリソース使用量記憶機能部1212は、データ収集方法決定機能部1210と接続される。
(9)サーバ1200を構成する各部位の機能説明
(9−1)解析機能部1204の機能
解析機能部1204は、サーバリソース使用量を計測し、計測したサーバリソース使用量を用いて、サービスの起動に関する状態を判定する。この判定は、後述の(10)にて説明する。なお、サーバリソース使用量とは、例えば、CPU使用量やメモリ使用量、またはサービスの実行時間やデータサイズなどである。また、解析機能部1204は、計測したサーバリソース使用量を、収集デバイス1250の識別子、すなわち収集元識別子と関連付けてサーバリソース使用量記憶機能部1212に記憶させる。
(9−2)サーバリソース使用量記憶機能部1212の機能
サーバリソース使用量記憶機能部1212は、解析機能部1204から入力された、収集元識別子とサーバリソースの使用量とを関連付けて記憶する。サーバリソース使用量記憶機能部1212は、記憶している収集元識別子とサーバリソースの使用量をデータ収集方法決定機能部1210に、その要求に応じて通知する。
(9−3)データ収集方法決定機能部1210の機能
データ収集方法決定機能部1210は、サーバリソース使用量記憶機能部1212にサーバリソース使用量に関連する情報、すなわちサーバリソース使用量と収集元識別子を要求する。また、データ収集方法決定機能部1210は、サーバリソース使用量と収集元識別子を取得し、これを用いて、新たなデータ収集方法を決定する。この決定は、後述の(11)にて説明する。
[動作の説明]
まず、解析機能部1204における、サービスの起動に関する状態を判定する動作について、図13を用いて説明をする。図13は、解析機能部1204でのサービスの起動に関する状態を判定する動作を表すフローチャートである。
(10)解析機能部1204でのサービスの起動に関する状態を判定する際の動作説明
図13に示す通り、解析機能部1204は、まず入力として収集デバイス1250を特定する情報、すなわち収集元識別子を収集機能部101から受け取ると、サーバリソース使用量の計測を開始する(ステップS1301)。例えば、サーバリソース使用量としてCPU使用率を用いる場合、解析機能部1204は、CPU使用率の計測を、Linux(登録商標)のTopコマンドなどで計測してもよい。以降のステップS1302〜S1309は、図7におけるステップS401〜S408と同じ動作であり、説明を省略する。
もし、解析対象のサービスがない場合は、解析機能部1204は、サーバ使用量の計測を終了する(ステップS1310)。解析機能部1204は、サーバリソース使用量の計測結果を収集元識別子と共に、サーバリソース使用量記憶機能部1212に通知し、記憶させる(ステップS1311)。そして、解析機能部1204は、処理を終了する。
(11)データ収集方法決定機能部1210のデバイス収集方法決定動作
データ収集方法決定機能部1210は、以下の通り、各収集デバイス1250のうち、サービスへの影響が小さく、且つサーバ負荷低減の期待度が高い収集デバイス1250をデータ収集方法抑制の対象とすることを決定する。図14は、データ収集方法決定機能部1210のデバイス収集方法決定動作を表すフローチャートである。図14を用いて説明する。
まず、データ収集方法決定機能部1210は、図14に示す通り、図9のおけるステップS901と同様であるステップS1401を行い、各収集デバイス1250のデータ収集に関する優先度を判定する。
次に、データ収集方法決定機能部1210は、各収集デバイス1250のサーバリソース使用量に関する情報を、サーバリソース使用量記憶機能部1212から取得する。さらに、データ収集方法決定機能部1210は、サーバリソース使用量に関する情報を用いて、各収集デバイス1250のデータ収集方法を新たに決定する(ステップS1402)。データ収集方法の決定方法は、後述の(11−1)で説明する。
次に、データ収集方法決定機能部1210は、ステップS1402で新たに決定したデータ収集方法を収集機能部101に通知する(ステップS1404)。
以降のステップS1405は、図9におけるステップS904と同様であるため、説明を省略する。
次に、ステップS1402で述べた、データ収集方法決定方法について説明する。
(11−1)データ収集方法の決定方法
データ収集方法の決定方法として4つの方法を説明する。
(11−1−1)データ収集方法の決定方法1
まず、データ収集方法決定機能部1210は、各収集デバイスのデータ収集を抑制することによるサーバ負荷低減への期待度E_Aを計算する。そして、データ収集方法決定機能部1210は、得られたE_Aが大きい収集デバイスについて、データ収集を抑制することを決定する。例えば、データ収集方法決定機能部1210は、得られたE_Aが、所定の値よりも大きい収集デバイスについてデータ収集を抑制するとしてもよい。所定の値は、本実施の形態のユーザがデータ収集方法決定機能部1210に設定する。
サーバ負荷低減への期待度E_Aは以下のように表現される。ここで、R1_AはCPU使用量、R2_Aはメモリ使用量、R3_Aはサービスの実行時間、R4_Aはデータサイズである。サーバリソース使用量としてCPU使用量、メモリ使用量、サービスの実行時間、データサイズを用いる。
E_A=α×R1_A+β×R2_A+γ×R3_A+Δ×R4_A (式3)
ここでα、β、γ、Δは重み定数である。重み定数は、CPU使用率、メモリ使用量、サービスの実行時間、およびデータサイズの関係から規定される。例えば、βやγと比べてαを大きく設定すると、サーバ負荷低減の期待度を決定する上で、CPU使用率が支配的となる。α、β、γ、Δは、本実施の形態のユーザがデータ収集方法決定機能部1210に設定する。
ここで求められたE_Aが大きい値を示す収集デバイスに対して、そのデータ収集を抑制することはサーバ負荷低減に関する期待度が高いと判断される。ここで得られる結果を用いて、データ収集の方法を抑制することで、迅速にサーバ負荷低減を実施できる。
(11−1−2)データ収集方法の決定方法2
あるいは、データ収集方法決定機能部1210は、所定のサーバ負荷に抑えるために必要な制御対象となる収集デバイスと、その新たなデータ収集方法を決めても良い。サーバの負荷を表すCPU使用率を例にして、新たなデータ収集方法の決定方法を以下に示す。
まず、現在高負荷状態にあるサーバのCPU使用率をR1、負荷低減後のサーバ負荷の目標値をR2とすると、サーバ負荷を低減することが期待される値Rは、以下のように表現される。
R=R1−R2 (式4)
データ収集方法決定機能部1210は、目標値Rの負荷低減を行うために、データ収集を抑制する収集デバイスと新たなデータ収集方法を決定する。そのために、データ収集方法決定機能部1210は、ステップS1401の収集デバイスのデータ収集に関する優先度と、ステップS1402の収集デバイスのデータ収集に関するサーバリソース使用量の情報を用いる。すなわち、データ収集方法決定機能部1210は、以下の式5を満たす、データ収集に関する優先度の低い収集デバイス(以下、制御対象という)を対象にそのデータ収集を抑制することを決定する。
α×R ≦ R_A+R_B+R_C (式5)
R_A、R_B、R_Cは、制御対象として決定される収集デバイス(デバイスA、B、C)のサーバリソース使用量(CPU使用率)である。式5は、目標値Rと制御対象として決定される収集デバイスのサーバリソース使用量(CPU使用率)との関係をあらわしている。αは重み定数である。αを大きくとると、目標値Rより多くのサーバの負荷低減が実施されることになる。
(11−1−3)データ収集方法の決定方法3
さらに、別の方法では、その他のサーバリソース使用量、例えば、メモリ使用率や解析時間などを考慮して、各デバイスのCPU使用率に重みづけをしてもよい。このときの、サーバ負荷抑制の期待値Rと各収集デバイスのCPU使用率との関係は以下のように表現される。
α×R≦β×R_A+γ×R_B+Δ×R_C (式6)
β+γ+Δ=1 (式7)
ここで、α、β、γ、Δはそれぞれ重み定数である。αは、式7の重み定数と同様の意味を持つ定数である。また、β、γ、Δは、デバイスA、B、Cのその他のサーバリソース使用量(メモリ使用量や実行時間など)を加味して設定される値である。例えば、デバイスAの解析時間が、デバイスB、Cと比べて長い場合には、βの値はγ、Δより大きな値が設定される。データ収集方法決定機能部1210は、式6を満たす収集デバイスを対象にそのデータ収集を抑制する。
(11−1−4)データ収集方法の決定方法4
さらに別の方法では、全ての収集デバイスのサーバリソース使用量の合計値から、各収集デバイスのデータ収集抑制率を決定しても良い。ここで、サーバリソース使用量の合計値をRallとすると、各収集デバイスのサーバリソース使用量を、R_A、R_B、R_Cとすると、Rallは、次の式で表現される。
Rall=R_A+R_B+R_C (式8)
さらに、サーバ負荷低減の期待値Rと、Rallの関係は次の式で表現される。
R=α×Rall (式9)
ここで、式9の関係を満たすαを決定し、αに応じて、データ収集方法決定機能部1210は、各収集デバイスのデータ収集の抑制率を決定する。例えば、データ収集方法決定機能部1210は、サーバのデータ収集の周期Tであった周期を(1+α)Tにすることでデータ収集の頻度を下げる方法が考えられる。
次に、本実施の形態のサーバ1200全体の動作について詳細に説明する。
(12)本実施の形態のサーバ1200全体の動作
本実施の形態のサーバ1200全体の動作は、1)サービス起動状態判定動作、2)サーバ負荷低減動作、の2つ動作から構成される。以下、それぞれの処理の詳細について説明する。図15は、サーバ1200でのサービス起動状態判定動作を表すシーケンス図である。また、図16は、サーバ1200でのサーバ負荷低減動作を表すシーケンス図である。
まず、1)サービス起動状態判定動作について図15を用いて説明する。
ステップS1501〜S1512、S1514は、図10におけるステップS1001〜S1012、S1014と同様の動作であるため、その説明を省略する。
ステップS1513は、図13を用いた上述の(10)で説明したサービスの起動に関する状態の判定方法と同様である。ここでは、説明を省略する。
解析機能部1204は、サーバリソース使用量記憶機能部1212にステップS1513で計測したサーバリソース使用量に関する情報を通知し、記録させる(ステップS1515)。
次に、2)サーバ負荷低減動作について図16を用いて説明する。
ステップS1601〜S1607は、図11におけるステップS1101〜S1107と同様の動作のため説明を省略する。
データ収集方法決定機能部1210は、サーバリソース使用量記憶機能部1212に、サーバリソース使用量を要求する(ステップS1608)。
次に、サーバリソース使用量記憶機能部1212は、記憶するサーバリソース使用量をデータ収集方法決定機能部1210に返す(ステップS1609)。
さらに、データ収集方法決定機能部1210は、ステップS1603、S1605、S1607、S1609で得たデータを用いて収集デバイスのデータ収集方法を新たに決定する(ステップS1610)。この収集デバイスのデータ収集方法を新たに決定する方法については、図14で説明した、上述の(11)の内容と同様であるため、その説明を省略する。
以降のステップS1611〜S1614は、図11におけるステップS1109〜S1112と同様の動作であるため、その説明を省略する。
なお、解析機能部1204は、サービス起動条件を判定する間のサーバリソース使用量を計測するが、サービス起動条件を判定するために必要なデータを各機能から収集するステップを含めて、サーバリソース使用量を計測してよい。すなわち、解析機能部1204は、図15におけるステップS1507、S1508での登録サービスの取得、S1509、S1510でのサービス起動条件の習得、S1511,S1512でのデータ取得動作を行っている間のサーバリソース使用量を計測してよい。また、データ収集方法決定機能部1210は、サーバ1200の負荷が所定の閾値を下回る状態になると、データ収集を抑制した収集デバイスについて、サーバリソース使用量の大きい順、若しくは小さい順に通常時のデータ収集方法へ戻してもよい。所定の閾値は本実施の形態のユーザによってデータ収集方法決定機能部1210に設定されるとしてもよい。
[効果の説明]
本実施形態の通信システムのサーバは、迅速に自身の負荷を低減することができる。
その理由としては、本実施形態の通信システムのサーバは、データ収集抑制による負荷低減の期待度が大きい収集デバイスを決定し、その収集デバイスのデータ収集を抑制するからである。高負荷時、収集デバイスから必要以上にデータ収集を抑制することがなくなる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態のサーバ100は、収集デバイス150が一種類以上のデータを収集する場合のデータ収集方法を示したが、本実施の形態のサーバ100は、複数の種類のデータを収集し、データ毎に新たな収集方法を決定してもよい。
[構成の説明]
本発明の第3の実施の形態における、M2Mサービスを提供する通信システムの構成は、本発明の第1の実施の形態における、M2Mサービスを提供する通信システムの構成と同じである。以下、本実施形態のM2Mサービスを提供する通信システムを構成する各部位の機能について説明する。
データ収集方法記憶機能部102は、収集デバイスの識別子である収集元識別子と、データの種類に対応する識別子(以下、データの種類の識別子という)と、データ収集方法とを関連付けて記憶する。
サービス優先度記憶機能部111は、サービスの識別子と、サービスの優先度を示す情報と、およびデータの種類とを関連付けて記憶する。
データ収集方法決定機能部110は、データの種類ごとに収集デバイスの収集方法を新たに決定し、決定したデータの種類ごとの収集方法と、データの種類の識別子と、収集デバイスの識別子を関連づけた関連情報をデータ収集方法記憶機能部102に記録するよう通知する。新たな収集デバイスの収集方法の決定については、以下の(13−1)にて説明する。
収集機能部101は、データ収集方法記憶機能部102に記載されるデータ収集方法を用いて、収集デバイスからデータ単位でデータ収集を実行する。
[動作の説明]
データ収集方法決定機能部110は、サービス優先度記憶機能部111より、サービスの識別子と、サービスの優先度を示す情報と、およびデータの種類を取得する。データ収集方法決定機能部110は、サービス優先度記憶機能部111から取得した情報を基に、データの種類ごとに収集デバイスの収集方法を新たに決定し、関連情報をデータ収集方法記憶機能部102に記録するよう通知する。データ収集方法記憶機能部102は、収集元識別子、データの種類の識別子と、データの種類ごとのデータ収集方法とを関連付けて記憶する。さらに収集機能部101は、データ収集方法記憶機能部102に記載されるデータ収集方法を用いて、収集デバイスからデータ単位でデータ収集を実行する。例えば、収集するデータをデータa、データbとすると、収集機能部101は、データaについては周期Tで収集し、データbについてはデータ圧縮後にデータを収集する、といったように、データ単位に収集を行う。
(13−1)本実施の形態のデータ収集方法の決定について
データの種類ごとにデータ収集に関する優先度を算出する方法として、データ収集方法決定機能部110は、まずは図9のステップS901と同様の動作を行い、サービスの識別子ごとに収集デバイスのデータ収集に関する優先度を計算する。次に、データ収集方法決定機能部110は、その結果をサービスの識別子に関連するデータと関連付ける。例えば、以下のようにデータの種類ごとにデータ収集に関する優先度を算出する。
例えば、収集デバイスとしてデバイスAがあり、デバイスAに関連するサービスとしてサービス1、サービス2があるとする。すると、データ収集方法決定機能部110は、サービス1(の識別子)から計算される収集デバイスのデータ収集に関する優先度P_A_1、サービス2(の識別子)から計算されるその優先度P_A_2を算出する。また、サービス1に関連するデータをデータa、サービス2に関連するデータをデータbとすると、データ収集方法決定機能部110は、データaにデータ収集に関する優先度P_A_1を、データbにデータ収集に関する優先度P_A_2を関連付ける。データ収集方法決定機能部110は、どのサービスがどのデータに関連するかを、サービス優先度記憶機能部111から受け取った情報をもとに認識できる。
さらにデータ収集方法決定機能部110は、関連付けた結果を用い、データ収集に関する優先度の低い各データについてデータ収集を抑制するよう、新たにデータ収集方法を決定する。上述の例の場合、データ収集方法決定機能部110は、P_A_1とP_A_2とを比較し、その優先度が低い値を持つデータの収集方法を抑制するように収集方法を新たに決定する。
もし、1つのデータが複数のサービスに関連づけられ、複数の優先度を持つ場合は、データ収集方法決定機能部110は、複数の優先度を合わせて、その収集方法を決定する。例えば、データ収集方法決定機能部110は、複数の優先度のうち、最も高い優先度をこのデータの優先度とする。なお、本実施の形態におけるデータ収集方法決定機能部110は、サービスとデータの種類との関連をサービス優先度記憶機能部111から受け取った情報をもとに把握するが、サービスとデータの種類との関連情報を別の記憶機能から受け取る情報をもとに把握するとしても良い。例えば、この関連情報を持つ記憶機能部を新たに用意しても良いし、サービス起動条件記憶機能部106が持つサービス起動条件からその関連を把握するとしても良い。
その他の動作については、第1の実施の形態の動作と同様である為、詳細の説明を省略する。
[効果の説明]
本実施形態の通信システムのサーバは、収集デバイスから収集するデータ単位で、新たなデータ収集方法を決定することができるようになる。その理由としては、本実施形態の通信システムのサーバは、データ毎に、収集デバイスのデータ収集に関する優先度を算出するからである。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態のサーバ1200について説明する。
第2の実施の形態のサーバ1200は、収集デバイスごとにそのサーバリソース使用量を測定していたが、本実施の形態のサーバ1200は、収集デバイスのデータごとに、サーバリソース使用量を測定し、新たな収集方法を決定する。
[構成の説明]
本実施の形態における、M2Mサービスを提供する通信システムの構成は、第2の実施の形態における、M2Mサービスを提供する通信システムの構成と同じである。以下、本実施形態のM2Mサービスを提供する通信システムを構成する各部位の機能について説明する。
本実施の形態の解析機能部1204は、各収集デバイスのサービス毎に、サーバリソース使用量を測定する。さらに本実施の形態の解析機能部1204は、測定したサーバリソース使用量を、収集デバイスの識別子とサービスの識別子に関連付けて、サーバリソース使用量記憶機能部1212に通知し、記録させる。
本実施の形態のサーバリソース使用量記憶機能部1212は、収集デバイスの識別子とサービスの識別子とサーバリソース使用量とを関連付けた情報、すなわちサーバリソース使用量に関連する情報を記憶する。
本実施の形態のデータ収集方法決定機能部1210は、本実施の形態のサーバリソース使用量記憶機能部1212からサーバリソース使用量に関連する情報を取得し、これを用いて、各収集デバイス1250のデータ収集方法を新たに決定する。
[動作の説明]
本実施の形態の解析機能部1204は、各収集デバイスのデータ毎に、サーバリソース使用量を測定する。本実施の形態の解析機能部1204は、測定したサーバリソース使用量を、収集デバイスの識別子とサービスの識別子に関連付けて、サーバリソース使用量記憶機能部1212にサーバリソース使用量に関連する情報として通知し、記憶させる。本実施の形態のデータ収集方法決定機能部1210は、本実施の形態のサーバリソース使用量記憶機能部1212からサーバリソース使用量に関連する情報を取得する。次に、データ収集方法決定機能部1210は、第2の実施の形態における図14のステップS1401を行い、サービスごとにデータ収集に関する優先度を算出する。次に、データ収集方法決定機能部1210は、算出したデータ収集に関する優先度と、サービス毎のサーバリソース使用量とを用いて、以下の(14)の通り、データごとにデータ収集方法を決定する。そして、データ収集方法決定機能部1210は、決定した収集デバイスの識別子と、データの種類の識別子と、それぞれのデータの種類ごとの収集方法とを関連をデータ収集方法記憶機能部1202に記録する。
(14)本実施の形態のデータ収集方法の決定
サービス毎のデータ収集方法の決定方法について具体例を用いて説明する。ある収集デバイスを収集デバイスA、この収集デバイスに関連するサービスをサービス1、サービス2とする。また、サービス1に関連するデータをデータa、サービス2に関連するデータをデータb、サービス1に関して算出されたデータ収集に関する優先度P_A_1、サービス2に関して算出されたデータ収集に関する優先度P_A_2とする。また、サービス1のサーバリソース使用量をR_A_1、サービス2のサーバリソース使用量をR_A_2とすると、デバイスAの各データの収集に関する優先度P_a、P_bはそれぞれ次のような式で表現される。
P_a=α×P_A_1+β×1/R_A_1 (式10)
P_b=α×P_A_2+β×1/R_A_2 (式11)
ここでα、βは重み定数で、それぞれの値は、データ収集の抑制によるサービスへの影響度とサーバリソース使用量との関係性を考慮して、本実施の形態のユーザがデータ収集方法決定機能部1210に設定してもよい。例えば、βと比べてαを大きい値に設定すると、データ収集の抑制によるサービスへの影響度に関して、データ収集に関する優先度が支配的となる。
さらに、データ収集方法決定機能部1210は、P_aとP_bとを比較し、その優先度が低い値を持つデータの収集方法を抑制するように収集方法を新たに決定する。
その他の動作については、第2の実施の形態の動作と同様である為、詳細の説明を省略する。
[効果の説明]
本実施形態の通信システムのサーバは、サーバリソース使用量を考慮し、収集するデータ単位に新たなデータ収集方法を決定することができる。
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態の通信システムについて説明する。
[構成の説明]
本実施の形態における、M2Mサービスを提供する通信システムの構成は、第1の実施の形態における、M2Mサービスを提供する通信システムの構成と同じである。
本実施の形態のデータ収集方法決定機能部110は、収集デバイスからのデータ収集方法を新たに決定する際に、次回の収集タイミングを考慮して決定する。
[動作の説明]
本実施の形態のデータ収集方法決定機能部110は、次回データ収集のタイミングが、データ収集方法を決定する時点から、より近い時間である収集デバイス、あるいは収集デバイスのデータについて、データ収集を優先的に抑制することを決定する。なお、データ収集方法決定機能部110は、次回の収集タイミングを収集機能部101へ要求し取得してもよい。また、収集デバイスの次回収集時刻を記憶する収集タイミング記憶機能部を用意してもよい。この場合、収集機能部101が、収集デバイス150からデータを収集する際にこの記憶機能部に最新の次回収集タイミングを記録し、データ収集方法決定機能部110は、データ収集方法を決定する際、この記憶機能部から次回収集タイミングを取得するようにしてもよい。
[効果の説明]
本実施形態の通信システムのサーバは、サーバ負荷低減の効果が表れるまでの時間を早めることができるようになる。その理由として、本実施形態の通信システムのサーバは、収集タイミングがより近い収集デバイス、もしくは収集デバイスのデータについて、データ収集を優先的に抑制することを決定するからである。
なお、上述した実施の形態は、その形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
少なくとも1つの収集デバイスに接続されたサーバであって、
前記収集デバイスから所定のデータ収集方法でデータを収集する収集機能部と、
前記サーバの負荷を監視し、前記サーバが所定の閾値を超えた高負荷状態であるかを判定するサーバ負荷監視機能部と、
前記サーバ負荷監視機能部が前記高負荷状態と判定した場合、データ収集に関する優先度を求め、前記データ収集に関する優先度に応じて、前記サーバの負荷が低減するように新たな前記データ収集方法を決定するデータ収集方法決定機能部と、を備え、
前記データ収集方法決定機能部は、新たに決定した前記データ収集方法を前記収集機能部に通知し、前記収集機能部は、通知された前記データ収集方法にて前記収集デバイスからデータを収集する、
ことを特徴とするサーバ。
(付記2)
前記サーバは、前記データと前記データに関連するサービスのサービス起動条件を用いて、サービスの起動に関する状態の判定を行い、その判定結果を出力する解析機能部を備え、
前記データ収集方法決定機能部は、前記判定結果に対応する値と、前記データに関連するサービスの優先度に対応する値との加重平均値を、前記データ収集に関する優先度とする、
ことを特徴とする付記1に記載のサーバ。
(付記3)
前記データ収集方法決定機能部は、前記データ収集に関する優先度が比較的低い前記収集デバイスのデータ収集を抑制するように前記データ収集方法を決定する、
ことを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項に記載のサーバ。
(付記4)
前記解析機能部は、前記収集デバイス毎にサーバリソース使用量を計測し、
前記データ収集方法決定機能部は、前記サーバリソース使用量が比較的多い前記収集デバイス、若しくは少なくとも1つの前記サーバリソース使用量の重み付け加算値が所定の目標値、若しくは目標値以上となる前記収集デバイスについて、そのデータ収集を抑制するように新たな前記データ収集方法を決定する、
ことを特徴とする付記1乃至2のいずれか1項に記載のサーバ。
(付記5)
データ収集方法決定機能部は、前記収集機能部が複数の前記データを収集する場合、前記データ毎に前記データ収集に関する優先度を求め、前記データ収集に関する優先度の比較的低い前記データのデータ収集を抑制するように新たな前記データ収集方法を決定し、
さらに、前記データ収集方法決定機能部は、新たに決定した前記データ収集方法を前記収集機能部に通知し、前記収集機能部は、前記データ単位に、通知された前記データ収集方法にて前記データを収集する、
ことを特徴とする、付記1乃至3のいずれか1項に記載のサーバ。
(付記6)
前記解析機能部は、前記収集デバイスの前記データ毎に前記サーバリソース使用量を計測し、
データ収集方法決定機能部は、データ毎に前記データ収集に関する優先度と前記サーバリソース使用量との重み付け加算値を求め、前記重み付け加算値が比較的小さなデータについて、そのデータ収集を抑制するように新たな前記データ収集方法を決定し、
さらに、前記データ収集方法決定機能部は、新たに決定した前記データ収集方法を前記収集機能部に通知し、前記収集機能部は、前記データ単位に、通知された前記データ収集方法にて前記収集デバイスから前記データを収集する、
ことを特徴とする、付記4に記載のサーバ。
(付記7)
前記データ収集方法決定機能部は、次回データ収集を行うタイミングが、前記データ収集方法を決定する時点から比較的近い前記収集デバイスについて、前記データ収集を抑制するように新たなデータ収集方法を決定する、
ことを特徴とする付記1乃至6のいずれか1項に記載のサーバ。
(付記8)
前記データ収集方法決定機能部は、前記サーバの負荷が所定の閾値を下回る状態となった場合に、抑制した前記データ収集方法でデータ収集を行う前記収集デバイスについて、所定の通常時の収集方法に戻すことを決定する、
ことを特徴とする付記1乃至7のいずれか1項に記載のサーバ。
(付記9)
少なくとも1つの収集デバイスとサーバから構成される通信システムであって、
前記サーバは、前記収集デバイスから所定のデータ収集方法でデータを収集する収集機能部と、前記サーバの負荷を監視し、前記サーバが所定の閾値を超えた高負荷状態であるかを判定するサーバ負荷監視機能部と、前記サーバ負荷監視機能部が前記高負荷状態と判定した場合、データ収集に関する優先度を求め、前記データ収集に関する優先度に応じて、前記サーバの負荷が低減するように新たな前記データ収集方法を決定するデータ収集方法決定機能部と、を備え、
前記データ収集方法決定機能部は、新たに決定した前記データ収集方法を前記収集機能部に通知し、前記収集機能部は、通知された前記データ収集方法に基づいて前記収集デバイスに前記データを要求し、前記収集デバイスは、前記サーバからの要求に応じ、蓄積する前記データを前記サーバに送信する収集受付機能部を備える、
ことを特徴とする通信システム。
(付記10)
サーバは、収集デバイスから所定のデータ収集方法でデータを収集し、前記サーバの負荷を監視し、前記サーバが所定の閾値を超えた高負荷状態であると判定した場合、データ収集に関する優先度を求め、前記データ収集に関する優先度に応じて、前記サーバの負荷が低減するように新たな前記データ収集方法を決定し、新たに決定した前記データ収集方法にて前記収集デバイスからデータを収集する、
ことを特徴とする通信方法。
(付記11)
前記データ収集方法決定機能部は、前記サーバの負荷が所定の値を下回る状態となった場合に、抑制した前記データ収集方法でデータ収集を行う前記収集デバイスの内、前記データ収集に関する優先度の高いものから所定の通常時の前記データ収集方法に戻すことを決定する、
ことを特徴とする付記8に記載のサーバ。
(付記12)
前記データ収集方法決定機能部は、前記サーバの負荷が所定の値を下回る状態となった場合に、抑制した前記データ収集方法でデータ収集を行う前記収集デバイスの内、前記サーバリソース使用量の小さいものから所定の通常時の前記データ収集方法に戻すことを決定する、
ことを特徴とする付記8に記載のサーバ。
(付記13)
前記データ収集方法決定機能部は、前記サーバの負荷が所定の値を下回る状態となった場合に、抑制した前記データ収集方法でデータ収集を行う前記収集デバイスの内、前記サーバリソース使用量の大きいものから所定の通常時の前記データ収集方法に戻すことを決定する、
ことを特徴とする付記8に記載のサーバ。
(付記14)
前記所定の目標値が、現在の前記サーバの負荷と所定の負荷量の差である、
ことを特徴とする付記4に記載のサーバ。
(付記15)
前記サーバリソース使用量は、CPU使用率、メモリ使用量、サービスの実行時間のいずれか、若しくは組み合わせである、ことを特徴とする付記4に記載のサーバ。
(付記16)
前記収集機能部は、前記データ収集方法を管理する、ことを特徴とする付記1記載のサーバ。
(付記17)
前記収集デバイスは、前記サーバの要求に応じて収集したデータを前記サーバに送信することを特徴とする付記9に記載の通信システム。
(付記18)
前記収集デバイスは、前記サーバへのデータ送信方法を記憶する、ことを特徴とする付記9、若しくは付記17に記載の通信システム。
(付記19)
前記解析機能部は、前記サービスの起動に関する状態の判定として、
前記データが前記サービス起動条件を満たす場合には、サービスを起動する状態であると判定し、
前記データが前記サービス起動条件を満たさない場合は、次回のデータ収集タイミングで前記サービス起動条件を満たすかどうかを推定し、現在、前記データが前記サービス起動条件にどの程度、近い状態か、若しくは遠い状態かを判定する、
ことを特徴とする付記2乃至8のいずれか1項、若しくは付記11乃至15のいずれか1項に記載のサーバ。
(付記20)
データ収集方法決定機能部は、前記データ収集に関する優先度が比較的低い前記収集デバイスのデータ収集を抑制する、
ことを特徴とする付記9の通信システム。
(付記21)
前記データ収集に関する優先度が比較的低い前記収集デバイスのデータ収集を抑制するように前記データ収集方法を決定する、
ことを特徴とする付記10の通信方法。
100 サーバ
101 収集機能部
102 データ収集方法記憶機能部
103 データ記憶機能部
104 解析機能部
105 登録サービス記憶機能部
106 サービス起動条件記憶機能部
107 サービス実行部
108 サービス起動状態記憶機能部
109 サーバ負荷監視機能部
110 データ収集方法決定機能部
111 サービス優先度記憶機能部
150 収集デバイス
151 収集受付機能部
1200 サーバ
1204 解析機能部
1210 データ収集方法決定機能部
1212 サーバリソース使用量記憶機能部
1250 収集デバイス

Claims (10)

  1. 少なくとも1つの収集デバイスに接続されたサーバであって、
    前記収集デバイスから所定のデータ収集方法でデータを収集する収集機能部と、
    前記サーバの負荷を監視し、前記サーバが所定の閾値を超えた高負荷状態であるかを判定するサーバ負荷監視機能部と、
    前記サーバ負荷監視機能部が前記高負荷状態と判定した場合、データ収集に関する優先度を求め、前記データ収集に関する優先度に応じて、前記サーバの負荷が低減するように新たな前記データ収集方法を決定するデータ収集方法決定機能部と、を備え、
    前記データ収集方法決定機能部は、新たに決定した前記データ収集方法を前記収集機能部に通知し、前記収集機能部は、通知された前記データ収集方法にて前記収集デバイスからデータを収集する、
    ことを特徴とするサーバ。
  2. 前記サーバは、前記データと前記データに関連するサービスのサービス起動条件を用いて、サービスの起動に関する状態の判定を行い、その判定結果を出力する解析機能部を備え、
    前記データ収集方法決定機能部は、前記判定結果に対応する値と、前記データに関連するサービスの優先度に対応する値との加重平均値を、前記データ収集に関する優先度とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
  3. 前記データ収集方法決定機能部は、前記データ収集に関する優先度が比較的低い前記収集デバイスのデータ収集を抑制するように前記データ収集方法を決定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項に記載のサーバ。
  4. 前記解析機能部は、前記収集デバイス毎にサーバリソース使用量を計測し、
    前記データ収集方法決定機能部は、前記サーバリソース使用量が比較的多い前記収集デバイス、若しくは少なくとも1つの前記サーバリソース使用量の重み付け加算値が所定の目標値、若しくは目標値以上となる前記収集デバイスについて、そのデータ収集を抑制するように新たな前記データ収集方法を決定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項に記載のサーバ。
  5. データ収集方法決定機能部は、前記収集機能部が複数の前記データを収集する場合、前記データ毎に前記データ収集に関する優先度を求め、前記データ収集に関する優先度の比較的低い前記データのデータ収集を抑制するように新たな前記データ収集方法を決定し、
    さらに、前記データ収集方法決定機能部は、新たに決定した前記データ収集方法を前記収集機能部に通知し、前記収集機能部は、前記データ単位に、通知された前記データ収集方法にて前記データを収集する、
    ことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のサーバ。
  6. 前記解析機能部は、前記収集デバイスの前記データ毎に前記サーバリソース使用量を計測し、
    データ収集方法決定機能部は、データ毎に前記データ収集に関する優先度と前記サーバリソース使用量との重み付け加算値を求め、前記重み付け加算値が比較的小さなデータについて、そのデータ収集を抑制するように新たな前記データ収集方法を決定し、
    さらに、前記データ収集方法決定機能部は、新たに決定した前記データ収集方法を前記収集機能部に通知し、前記収集機能部は、前記データ単位に、通知された前記データ収集方法にて前記収集デバイスから前記データを収集する、
    ことを特徴とする、請求項4に記載のサーバ。
  7. 前記データ収集方法決定機能部は、次回データ収集を行うタイミングが、前記データ収集方法を決定する時点から比較的近い前記収集デバイスについて、前記データ収集を抑制するように新たなデータ収集方法を決定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のサーバ。
  8. 前記データ収集方法決定機能部は、前記サーバの負荷が所定の閾値を下回る状態となった場合に、抑制した前記データ収集方法でデータ収集を行う前記収集デバイスについて、所定の通常時の収集方法に戻すことを決定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のサーバ。
  9. 少なくとも1つの収集デバイスとサーバから構成される通信システムであって、
    前記サーバは、前記収集デバイスから所定のデータ収集方法でデータを収集する収集機能部と、前記サーバの負荷を監視し、前記サーバが所定の閾値を超えた高負荷状態であるかを判定するサーバ負荷監視機能部と、前記サーバ負荷監視機能部が前記高負荷状態と判定した場合、データ収集に関する優先度を求め、前記データ収集に関する優先度に応じて、前記サーバの負荷が低減するように新たな前記データ収集方法を決定するデータ収集方法決定機能部と、を備え、
    前記データ収集方法決定機能部は、新たに決定した前記データ収集方法を前記収集機能部に通知し、前記収集機能部は、通知された前記データ収集方法に基づいて前記収集デバイスに前記データを要求し、前記収集デバイスは、前記サーバからの要求に応じ、蓄積する前記データを前記サーバに送信する収集受付機能部を備える、
    ことを特徴とする通信システム。
  10. サーバは、収集デバイスから所定のデータ収集方法でデータを収集し、前記サーバの負荷を監視し、前記サーバが所定の閾値を超えた高負荷状態であると判定した場合、データ収集に関する優先度を求め、前記データ収集に関する優先度に応じて、前記サーバの負荷が低減するように新たな前記データ収集方法を決定し、決定した前記データ収集方法にて前記収集デバイスからデータを収集する、
    ことを特徴とする通信方法。
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