JP2013200080A - 空調制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】体調に応じた空調制御が可能な空調制御システムを提供する。
【解決手段】空調制御システムは、空調を制御する空調手段と、空調手段を制御する空調制御手段とを備える。空調制御手段は、体調情報と関連付けられて設定されている温度および湿度の少なくとも一方を補正する補正値が登録された体調補正テーブルを記憶する記憶手段と、体調情報の入力を受け付ける体調情報入力受付手段と、入力を受け付けた体調情報に基づいて、体調補正テーブルを参照して、補正値に従って調整するように空調手段に指示する補正指示手段と、補正指示手段により調整された空調調整後のユーザの満足度を問い合わせる問い合わせ手段と、ユーザからの回答に従って、空調手段に空調調整後の温度および湿度の少なくとも一方を再調整するように空調手段に指示する再補正指示手段と、ユーザからの回答に従って、体調補正テーブルの補正値を更新する更新手段とを含む。
【選択図】図5
【解決手段】空調制御システムは、空調を制御する空調手段と、空調手段を制御する空調制御手段とを備える。空調制御手段は、体調情報と関連付けられて設定されている温度および湿度の少なくとも一方を補正する補正値が登録された体調補正テーブルを記憶する記憶手段と、体調情報の入力を受け付ける体調情報入力受付手段と、入力を受け付けた体調情報に基づいて、体調補正テーブルを参照して、補正値に従って調整するように空調手段に指示する補正指示手段と、補正指示手段により調整された空調調整後のユーザの満足度を問い合わせる問い合わせ手段と、ユーザからの回答に従って、空調手段に空調調整後の温度および湿度の少なくとも一方を再調整するように空調手段に指示する再補正指示手段と、ユーザからの回答に従って、体調補正テーブルの補正値を更新する更新手段とを含む。
【選択図】図5
Description
本発明は、空調機の制御システムに関する。
空調機の制御方式として、空間内のユーザから温度や湿度等の温熱環境に対する申告、たとえば、「暑い」、「寒い」といった情報を入力してもらい、当該申告に基づいて、空調機の設定を変更しながら運転させるものがある(特許文献1〜3)。
しかしながら、「暑い」、「寒い」といった申告については、その際の環境に依存するがユーザの体調の変化に対応することはできない。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、その際の体調に応じた空調制御が可能な空調制御システムを提供する。
本発明のある局面に従う空調制御システムは、空調を制御する空調手段と、空調手段を制御する空調制御手段とを備える。空調制御手段は、ユーザの身体上の事情である体調情報と関連付けられて設定されている温度および湿度の少なくとも一方を補正する補正値が登録された体調補正テーブルを記憶する記憶手段と、体調情報の入力を受け付ける体調情報入力受付手段と、体調情報入力受付手段によって入力を受け付けた体調情報に基づいて、記憶手段に記憶されている体調補正テーブルを参照して、設定されている温度および湿度の少なくとも一方を補正値に従って調整するように空調手段に指示する補正指示手段と、補正指示手段により調整された空調調整後のユーザの満足度を問い合わせる問い合わせ手段と、問い合わせ手段に従うユーザからの回答に従って、空調手段に空調調整後の温度および湿度の少なくとも一方を再調整するように空調手段に指示する再補正指示手段と、問い合わせ手段に従うユーザからの回答に従って、体調補正テーブルの補正値を更新する更新手段とを含む。
好ましくは、体調情報の入力を受け付けて、当該情報を送信するためのリモコンをさらに備え、体調情報入力受付手段は、リモコンからの情報を受信する受信手段を含む。
特に、問い合わせ手段は、情報を表示可能なリモコンに対して空調調整後のユーザの満足度を確認する確認画面を表示するように指示する。
特に、リモコンは、ユーザの操作入力に従う満足度を示す回答を空調制御手段に送信する。
体調に応じた空調制御が可能な空調制御システムを提供する。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施の形態に従う空調制御システムの概念図である。
図1を参照して、空調制御システムとして、空調を制御する空調機器2と、空調機器2に対して入力指示等するためのリモコン6とが設けられる。リモコン6には、表示部と、操作部とが設けられており、表示部に表示される内容に従って操作部で操作した内容がリモコン信号(赤外線信号)として空調機器2に送信される。
図1を参照して、空調制御システムとして、空調を制御する空調機器2と、空調機器2に対して入力指示等するためのリモコン6とが設けられる。リモコン6には、表示部と、操作部とが設けられており、表示部に表示される内容に従って操作部で操作した内容がリモコン信号(赤外線信号)として空調機器2に送信される。
なお、リモコン6は、空調機器2と一体として設けられた構成とすることも可能である。本例においては、一例として赤外線信号を用いて空調機器2に制御指示する場合について説明するが、特に当該信号に限らず、他の無線信号を用いて指示するようにしても良い。また、無線に限らず、有線により指示することも可能である。
図2は、本発明の実施の形態に従う空調機器2のハードウェアを説明する図である。
図2を参照して、空調機器2は、空調機器2全体を制御するCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行するプログラム等を格納するとともワークメモリとしても用いられるメモリ12と、温度および湿度を測定するための環境センサ14と、リモコン6との間で赤外線信号を介して情報を送受信するためのリモコン送受信部16と、温度および湿度を所望の温度および湿度に調整するための温湿度制御部18と、風量を制御するための風量制御部20と、各部を接続する内部バスとを含む。
図2を参照して、空調機器2は、空調機器2全体を制御するCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行するプログラム等を格納するとともワークメモリとしても用いられるメモリ12と、温度および湿度を測定するための環境センサ14と、リモコン6との間で赤外線信号を介して情報を送受信するためのリモコン送受信部16と、温度および湿度を所望の温度および湿度に調整するための温湿度制御部18と、風量を制御するための風量制御部20と、各部を接続する内部バスとを含む。
空調機器2は、リモコン送受信部16は、ユーザ入力に伴うリモコン6からの制御指示、たとえば設定温度および設定湿度の操作指示を受けてCPU10に出力する。
CPU10は、リモコン6からの制御指示に従って温湿度制御部18および風量制御部20に対して環境センサ14で取得される温度および湿度が設定温度および設定湿度となるように指示する。
図3は、本発明の実施の形態に従うリモコン6の表示部に表示される体調入力画面の一例を説明する図である。
図3を参照して、ここでは、ユーザの体調情報として、「体調はいかかですか」の表示とともに、「調子が良い」、「調子が悪い」、「暑く感じる」、「ちょうど良い」、「寒く感じる」、「喉が渇く」、「咳が出る」、「咳込む」、「喉が痛い」といった身体の事情を選択可能な入力画面が示されている。なお、当該体調情報は、一例であり、特に当該情報に限られない。
当該体調入力画面は、図示しないがリモコン6の所定のボタンを操作することにより表示部に表示されるものとする。あるいは、空調機器2から当該画面を表示するように指示しても良い。なお、当該画面を表示するためのデータ等については予めリモコン6の図示しないメモリに格納されているものとする。
ユーザは、当該画面を見て、現在の体調情報を選択して空調機器2に送信することが可能である。
図4は、メモリ12に格納されている体調補正テーブルを説明する図である。
図4を参照して、ここでは、2つのテーブルが設けられている。
図4を参照して、ここでは、2つのテーブルが設けられている。
図4(A)には、温度を補正するための温度補正テーブルが示されている。
温度補正テーブルには、体調情報にそれぞれ対応する温度変化量が登録されている。
温度補正テーブルには、体調情報にそれぞれ対応する温度変化量が登録されている。
一例として、「調子が良い」、「調子が悪い」、「暑く感じる」、「ちょうど良い」、「寒く感じる」、「喉が渇く」、「咳が出る」、「咳込む」、「喉が痛い」の体調情報に対応してそれぞれ「−4」、「4」、「−3」、「0」、「2」、「0」、「0」、「1」、「1」の温度変化(℃)の調整を指示する補正値が登録されている。
図4(B)には、湿度を補正するための湿度補正テーブルが示されている。
湿度補正テーブルは、体調情報にそれぞれ対応する湿度変化量が登録されている。
湿度補正テーブルは、体調情報にそれぞれ対応する湿度変化量が登録されている。
一例として、「調子が良い」、「調子が悪い」、「暑く感じる」、「ちょうど良い」、「寒く感じる」、「喉が渇く」、「咳が出る」、「咳込む」、「喉が痛い」の体調情報に対応してそれぞれ「−15%」、「5%」、「0%」、「0%」、「0%」、「5%」、「8%」、「10%」、「10%」の湿度変化の調整を指示する補正値が登録されている。
当該温度補正テーブルおよび湿度補正テーブルを用いて、体調情報に従って温度および湿度の少なくとも一方の補正値が参照されて設定温度および設定湿度の補正指示がされる。
図5は、本発明の実施の形態に従う空調機の動作を説明するフロー図である。当該処理は、主にCPU10の処理である。
図5を参照して、まず、体調情報の入力が有るかどうかを判断する(ステップS2)。具体的には、リモコン6の表示部に表示された体調入力画面に従ってリモコン6から体調情報を含むリモコン信号を受信したかどうかを判断する。受信していない場合には、ステップS2の状態を維持する。
次に、ステップS2において、体調情報の入力が有ったと判断した場合(ステップS2においてYES)には、メモリ12に登録されている体調補正テーブルを参照して、入力された体調情報に基づいて設定温度および設定湿度を調整する(ステップS4)。
具体的には、体調補正テーブルを参照して、体調情報に従う補正値を取得し、当該補正値に従って調整するように温湿度制御部18に指示する。
次に調整が終了したかどうかを判断する(ステップS6)。具体的には、環境センサ14で測定された温度および湿度に従って、調整した温度および湿度であるかどうかを判断する。終了するまでステップS6の状態を維持する。
そして、ステップS6において調整が終了したと判断した場合(ステップS6においてYES)には、ユーザに空調調整後の満足度を問い合わせする(ステップS8)。具体的には、リモコン6に対して、後述する問い合わせ画面を表示するようにリモコン送受信部16から指示する。
そして、次に、リモコン6からの回答が有るかどうかを判断する(ステップS10)。具体的には、リモコン6からの回答情報を含むリモコン信号を受信したかどうかを判断する。
次に、回答が有ると判断した場合(ステップS10においてYES)には、回答が期待どおりかどうかを判断する(ステップS12)。
ステップS12において、回答が期待どおりであると判断した場合(ステップS12においてYES)には、そのまま処理を終了する(エンド)。
一方、ステップS12において、回答が期待どおりでないと判断した場合(ステップS12においてNO)には、回答内容に従って補正するとともに、テーブルを更新する(ステップS14)。具体的には、後述する修正テーブルに従って温湿度制御部18に対して再調整するように指示する。また、メモリ12に格納されている体調補正テーブルを修正テーブルで修正した内容に従って更新する。
そして、再びステップS8に戻り、再度、ユーザに満足度を問い合わせする。以降の処理については、上記で説明したのと同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
一方、回答が無いと判断した場合(ステップS10においてNO)には、再びステップS8に戻り、再度、ユーザに満足度を問い合わせする。
図6は、本発明の実施の形態に従うユーザに空調調整後の満足度を問い合わせる問い合わせ画面を説明する図である。なお、当該画面を表示するためのデータ等については予めリモコン6の図示しないメモリに格納されているものとし、空調機器2からの指示に従い表示部に表示されるものとする。
図6を参照して、ここでは、2つの画面が示されている。
図6(A)には、空調調整後の温度の満足度を問い合わせる画面が示されている。
図6(A)には、空調調整後の温度の満足度を問い合わせる画面が示されている。
ここでは、一例として、「期待より高い」、「期待どおり」、「期待より低い」の3つの回答を選択できる状態が示されている。ユーザは当該問い合わせ画面から満足度の回答をリモコンを操作して回答することが可能である。
図6(B)には、空調調整後の湿度の満足度を問い合わせる画面が示されている。
ここでは、一例として、「期待より高い」、「期待どおり」、「期待より低い」の3つの回答を選択できる状態が示されている。ユーザは当該問い合わせ画面から満足度の回答をリモコンを操作して回答することが可能である。
ここでは、一例として、「期待より高い」、「期待どおり」、「期待より低い」の3つの回答を選択できる状態が示されている。ユーザは当該問い合わせ画面から満足度の回答をリモコンを操作して回答することが可能である。
図7は、本発明の実施の形態に従う空調調整後のユーザの満足度に従い再調整するテーブルを説明する図である。
図7(A)は、温度を再調整する修正テーブルである。
具体的には、「期待より低い」との回答に対して温度については「0.5」補正値を調整する。「期待どおり」の回答に対しては補正値は調整しない。
具体的には、「期待より低い」との回答に対して温度については「0.5」補正値を調整する。「期待どおり」の回答に対しては補正値は調整しない。
「期待より高い」との回答に対して温度については「−0.5」補正値を調整する。
図7(B)は、湿度を再調整する修正テーブルである。
図7(B)は、湿度を再調整する修正テーブルである。
具体的には、「期待より低い」との回答に対して湿度については「1%」補正値を調整する。「期待どおり」の回答に対しては補正値は調整しない。
「期待より高い」との回答に対して温度については「−1%」補正値を調整する。
したがって、リモコン6を介して問い合わせ画面において、「期待より高い」、「期待より低い」と回答した場合には、さらに温度および湿度の少なくとも一方が再調整されてユーザが満足するまで微修正される。また、微修正されるとともに、体調補正テーブルの補正値の値も更新されるため次に操作する場合には、ユーザが満足する環境への設定を容易に行うことが可能である。
したがって、リモコン6を介して問い合わせ画面において、「期待より高い」、「期待より低い」と回答した場合には、さらに温度および湿度の少なくとも一方が再調整されてユーザが満足するまで微修正される。また、微修正されるとともに、体調補正テーブルの補正値の値も更新されるため次に操作する場合には、ユーザが満足する環境への設定を容易に行うことが可能である。
当該処理により、ユーザ個人が満足する体調補正テーブルを作成してユーザの利便性および快適性を向上させることが可能である。
なお、本例においては、1つの体調補正テーブルについて説明したが、ユーザ毎に体調補正テーブルを設けることによりユーザの好みに応じた空調制御を実行することが可能である。
また、体調補正テーブルについて、固定の体調補正テーブルではなく、たとえば季節毎、月毎等の体調補正テーブルを設けることによりよりユーザの好みに応じた空調制御を実行することが可能である。
また、本例においては、空調機器2側からリモコン6に対して満足度を問い合わせる画面を表示するように指示する場合について説明したが、特にこれに限らず、自発的にリモコンが表示するようにしても良い。たとえば、体調情報をリモコンで送信してから所定期間経過後に、空調調整後のユーザの満足度を調整する問い合わせ画面を表示するようにしてもよい。なお、当該所定期間は、空調調整が完了しているような適切な期間に設定されるものとする。
今回開示された実施の形態は例示であって、上記内容のみに制限されるものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 空調機器、6 リモコン、10 CPU、12 メモリ、14 環境センサ、16 リモコン送受信部、18 温湿度制御部、20 風量制御部。
Claims (4)
- 空調を制御する空調手段と、
前記空調手段を制御する空調制御手段とを備え、
前記空調制御手段は、
ユーザの身体上の事情である体調情報と関連付けられて設定されている温度および湿度の少なくとも一方を補正する補正値が登録された体調補正テーブルを記憶する記憶手段と、
前記体調情報の入力を受け付ける体調情報入力受付手段と、
前記体調情報入力受付手段によって入力を受け付けた体調情報に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記体調補正テーブルを参照して、設定されている温度および湿度の少なくとも一方を補正値に従って調整するように前記空調手段に指示する補正指示手段と、
前記補正指示手段により調整された空調調整後のユーザの満足度を問い合わせる問い合わせ手段と、
前記問い合わせ手段に従うユーザからの回答に従って、前記空調手段に空調調整後の温度および湿度の少なくとも一方を再調整するように前記空調手段に指示する再補正指示手段と、
前記問い合わせ手段に従うユーザからの回答に従って、前記体調補正テーブルの補正値を更新する更新手段とを含む、空調制御システム。 - 前記体調情報の入力を受け付けて、当該情報を送信するためのリモコンをさらに備え、
前記体調情報入力受付手段は、前記リモコンからの情報を受信する受信手段を含む、請求項1記載の空調制御システム。 - 前記問い合わせ手段は、情報を表示可能な前記リモコンに対して前記空調調整後のユーザの満足度を確認する確認画面を表示するように指示する、請求項2記載の空調制御システム。
- 前記リモコンは、ユーザの操作入力に従う満足度を示す回答を前記空調制御手段に送信する、請求項3記載の空調制御システム。
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- 2012-03-26 JP JP2012069201A patent/JP2013200080A/ja active Pending
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