JP2013199091A - ローラ成形用金型の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】内周面に凹凸やうねり等がなく、且つ、良好な同軸度を有するローラ成形用金型を効率的に製造し得る方法を提供する。
【解決手段】円筒形状を有するローラ成形用金型の製造方法であって、内径が等しい複数の管状部材を準備する部材準備工程と、複数の管状部材同士を連結して円筒部材を形成する連結工程と、円筒部材の内周面にメッキ層を形成するメッキ処理工程と、メッキ層を形成した円筒部材の内周面を、研削部を有するホーニングツールを円筒部材の一端から他端まで移動させることにより研磨してローラ成形用金型を調製するホーニング加工工程とを含むことを特徴とするローラ成形用金型の製造方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ローラ成形用金型の製造方法に関し、特に、複写機、プリンタ、ファクシミリ等のOA機器に使用されるローラの成形に用いる金型を製造する方法に関するものである。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の各種OA機器では、芯金の周囲に弾性層を形成してなるローラが、トナー搬送ローラ、現像ローラ、帯電ローラ、転写ローラおよびクリーニングローラ等として用いられている。
そして、一般に、芯金の周囲に弾性層を形成してなるローラは、円筒形状の金型(以下「円筒金型」という。)の内部に芯金を配置した後、円筒金型内にゴム等の弾性層となる材料を注入して硬化させることで製造されている。そのため、製造されたローラの外周面形状は、円筒金型の内周面形状に対応した形状となる。即ち、ローラの品質に大きな影響を及ぼすローラ外周面の形状は、円筒金型の内周面の形状に大きな影響を受ける。
従って、ローラの成形に用いる円筒金型としては、内周面に凹凸やうねり等がなく、良好な同軸度を有する円筒金型が求められている。また、ローラ成形用金型の製造方法としては、内周面に凹凸やうねり等がなく、良好な同軸度を有する円筒金型を製造することができる方法が求められている。
ここで、従来、ローラ成形用の円筒金型を製造する方法としては、コイル状鋼管に連続伸管加工を施して得た管状部材を円筒金型とする方法や(例えば、特許文献1参照)、棒状鋼材にガンドリルを用いた穴あけ加工を施して得た管状部材を円筒金型とする方法(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
特開平6−269842号公報 実開平5−12020号公報
しかし、コイル状鋼管に連続伸管加工を施して円筒金型を製造する方法には、金型内周面に継ぎ目などの凹凸がない円筒金型を製造することはできるものの、コイル状に巻き取られた鋼管を伸管して円筒形状にする際に管(円筒金型)の内面にうねりが発生してしまうという問題があった。
また、棒状鋼材にガンドリルを用いた穴あけ加工を施して円筒金型を製造する方法には、金型内周面に継ぎ目などの凹凸がない円筒金型を製造することはできるものの、金型の製造に要する時間およびコストが膨大になるという問題があった。更に、ガンドリルを用いた円筒金型の製造方法には、円筒金型の軸線方向の長さが長い場合や円筒金型の内径が小さい場合に、金型の製造に要する時間およびコストが特に増大すると共に、金型内周面の加工精度が悪化して良好な同軸度が得られないという問題があった。
そこで、本発明は、内周面に凹凸やうねり等がなく、且つ、良好な同軸度を有するローラ成形用金型を効率的に製造し得る方法を提供することを目的とする。
この発明は、上記課題を有利に解決することを目的とするものであり、本発明のローラ成形用金型の製造方法は、円筒形状を有するローラ成形用金型の製造方法であって、内径が等しい複数の管状部材を準備する部材準備工程と、前記複数の管状部材同士を連結して円筒部材を形成する連結工程と、前記円筒部材の内周面にメッキ層を形成するメッキ処理工程と、前記メッキ層を形成した円筒部材の内周面を、研削部を有するホーニングツールを円筒部材の一端から他端まで移動させることにより研磨してローラ成形用金型を調製するホーニング加工工程とを含むことを特徴とする。このように、内径が等しい複数の管状部材を連結してローラ成形用金型(円筒金型)を製造すれば、軸線方向の長さが長い円筒金型や内径の小さい円筒金型であっても、金型内周面の加工精度の悪化を抑制しつつ効率的に製造することができる。また、管状部材を連結して円筒部材とした後、該円筒部材の内周面にメッキ処理およびホーニング加工を施せば、内周面に凹凸やうねり等がなく、且つ、良好な同軸度を有するローラ成形用金型を製造することができる。
なお、本発明において、「内径が等しい」には、内径が完全に一致する場合以外に、本願発明の目的を達成し得る範囲内で、管状部材の製造時に不可避的に生じる設計値からの誤差により内径が完全には一致しない場合も含まれる。
ここで、本発明のローラ成形用金型の製造方法は、前記連結工程が、前記管状部材同士の締り嵌めによる連結を可能にするために、互いに連結される2本の管状部材のうち一方の管状部材の連結される側の端部内周面を第1厚みだけ削り取ると共に、他方の管状部材の連結される側の端部外周面を第1厚みよりも薄い第2厚みだけ削り取る端部加工工程と、前記端部加工工程の後に、前記管状部材同士を焼き嵌めまたは冷やし嵌めにより連結する締り嵌め工程とを含むことが好ましい。管状部材同士を焼き嵌めまたは冷やし嵌めにより連結すれば、管状部材を連結して円筒部材とする際に円筒部材の同軸度が悪化するのを抑制することができるので、より良好な同軸度を有するローラ成形用金型を製造することができるからである。
そして、本発明のローラ成形用金型の製造方法は、前記連結工程と前記メッキ処理工程との間に、研削部を有するホーニングツールを前記円筒部材の一端から他端まで移動させて円筒部材の内周面を研磨するメッキ前研磨工程を更に含むことが好ましい。メッキ処理の前に円筒部材の内周面をホーニングツールで研磨すれば、研磨後の平滑な内周面に対してメッキ処理およびホーニング加工を施すことができるので、内周面に凹凸やうねり等がないローラ成形用金型を確実に製造することができるからである。
本発明のローラ成形用金型の製造方法によれば、内周面に凹凸やうねり等がなく、且つ、良好な同軸度を有するローラ成形用金型を効率的に製造することができる。
(a)〜(e)は、本発明に従う代表的なローラ成形用金型の製造方法を用いてローラ成形用金型を製造する工程を説明する説明図である。 図1に示すローラ成形用金型の製造方法において用いるホーニング加工機の概略構成を示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。本発明のローラ成形用金型の製造方法に従い製造したローラ成形用金型は、トナー搬送ローラ、現像ローラ、帯電ローラ、転写ローラおよびクリーニングローラ等の各種OA機器用ローラの製造に用いられる。
ここで、本発明のローラ成形用金型の製造方法の一例では、図1(a)〜(e)に各製造工程を示すように、内径が等しい複数(図1では3本)の管状部材11,12,13を準備する部材準備工程と、複数の管状部材同士を連結して円筒部材20を形成する連結工程と、ホーニングツールを用いて円筒部材20の内周面を研磨するメッキ前研磨工程と、円筒部材20の両端部にテーパー面21を形成するテーパー面形成工程と、円筒部材20の内周面20Aにメッキ層を形成するメッキ処理工程と、ホーニングツールを用いてメッキ層形成後の円筒部材の内周面を研磨するホーニング加工工程とを順次実施する。なお、図1(a)〜(e)では、管状部材11,12,13、円筒部材20および円筒金型30は断面で示されている。
<部材準備工程>
部材準備工程は、図1(a)に示すように、内径が等しい3本の管状部材11,12,13を準備する工程である。ここで、管状部材としては、例えばダクタイル鋳鉄製の丸棒に対してドリルを用いた穴あけ加工およびホーニング加工を順次施して形成した管状部材など、任意の金属製の管状部材を用いることができる。
なお、準備する管状部材の寸法は、所望のローラ成形用金型の寸法に応じて適宜設計することができるが、管状部材は、軸線方向の長さが150mm以下であることが好ましく、更に、内周面の同軸度がφ0.01mm以下であることが好ましい。軸線方向の長さが150mm以下であれば、例えばφ0.01mm以下レベルの同軸度が要求される場合、即ち高精度な加工が要求される場合であっても管状部材を低コストで容易に製造することができるからである。また、内周面の同軸度がφ0.01mm以下であれば、管状部材を連結してなる円筒部材の同軸度が良好になるので、良好な同軸度を有するローラ成形用金型を製造することができるからである。
なお、「同軸度」とは、データム軸直線と同一直線上にあるべき軸線(内周面の軸線)のデータム軸直線からの狂いの大きさを指し、JIS B0621に準拠して定められる。
<連結工程>
連結工程は、図1(b),(c)に示すように、準備工程で準備した3本の管状部材11,12,13を軸線方向(図1では左右方向)に連結して円筒部材20を形成する工程である。ここで、管状部材同士の連結は、形成された円筒部材20の同軸度が管状部材11,12,13の同軸度と比較して大幅に悪化しなければ既知の手法を用いて行うことができるが、締り嵌めを用いて行うことが好ましい。締り嵌めを用いれば、管状部材同士を連結して円筒部材とした際に同軸度が悪化するのを抑制することができるからである。
具体的には、連結工程では、3本の管状部材11,12,13を、例えば以下のようにして締り嵌めを用いて連結することができる。なお、以下では、管状部材12,13を締り嵌めにより連結する手順について説明し、管状部材11,12を締り嵌めにより連結する手順については、管状部材12,13を連結する場合と同様であるので説明を省略する。
まず、図1(b)に示すように、互いに連結される管状部材12,13のうち管状部材13の連結される側(図1(b)では左側)の端部の内周面を既知の方法で第1厚みだけ削り取る。また、管状部材12の連結される側(図2(b)では右側)の端部の外周面を既知の方法で第2厚みだけ削り取る(端部加工工程)。
ここで、管状部材同士を締り嵌めにより連結可能にするために、端部加工工程では、第2厚みは第1厚みよりも薄くする。即ち、端部加工工程では、加工後の管状部材13の端部13Bの内径Dが、加工後の管状部材12の端部12Bの外径Dよりも小さくなるように管状部材12,13の端部を加工する。なお、管状部材同士を連結した部分の内周面に凹部が形成されることがないよう、管状部材12の外周面を削り取る範囲(端部12Bの軸線方向寸法)は、管状部材13の内周面を削り取る範囲(端部13Bの軸線方向寸法)よりも大きくする。
次に、図1(c)に示すように、端部の外周面を削り取った管状部材12と、端部の内周面を削り取った管状部材13とを焼き嵌めまたは冷やし嵌めにより連結する(締り嵌め工程)。このように、管状部材同士を焼き嵌めまたは冷やし嵌めにより連結すれば、常温下で管状部材12を管状部材13に圧入する場合と比較して連結部分での管状部材12,13の変形発生を抑制することができるので、製造された円筒金型の内周面にうねりや凹凸が発生するのを抑制することができる。また、管状部材を連結して円筒部材とする際に円筒部材の同軸度が悪化するのを抑制することができるので、より良好な同軸度を有する円筒金型を製造することができる。
<メッキ前研磨工程>
メッキ前研磨工程は、管状部材11,12,13を連結してなる円筒部材20の内周面20Aをホーニングツールで研磨することにより、円筒部材20の内周面20Aを平滑にする工程である。そして、この一例のローラ成形用金型の製造方法では、連結工程後であってメッキ処理工程前にメッキ前研磨工程を設けているので、研磨後の平滑な内周面に対してメッキ処理およびホーニング加工を施すことができ、内周面に凹凸やうねり等がないローラ成形用金型を確実に製造することができる。
ここで、円筒部材20の内周面20Aに対するホーニングツールを用いた研磨は、研削部を有するホーニングツールを円筒部材20の一端から他端へと移動させる(即ち、ワンパス加工する)ことにより実施することができる。
なお、ホーニングツールを用いた研磨は、特に限定されることなく図2に概略構成を示すようなホーニング加工機を用いて行うことができる。
ここで、図2に示すホーニング加工機は、切削部4Bを有するホーニングツール4と、ホーニングツール4が一端(図2では下側)に設けられた回転軸5と、ホーニングツール4および回転軸5を回転させながら軸方向(図2では上下方向)に移動させる駆動装置40とを備えている。
ホーニングツール4は、被加工物である円筒部材20の内径よりも小さい外径を有する円筒形状のフロントガイド部4Aと、電着した砥粒よりなる砥石4Dが周方向および軸方向の双方に間隔をおいて設けられた切削部4Bと、バックガイド部4Cとを先端側(図2では下側)から順に配設して構成されている。なお、砥石4Cも含めた切削部4Bの外径およびバックガイド部4Cの外径は、互いに略等しく、フロントガイド部4Aの外径よりも大きい。
回転軸5は、一端(図2では下側)にホーニングツール4が固定されている。また、回転軸5の他端は、駆動装置40に回転可能に取り付けられている。そして、回転軸5は、駆動装置40自体が軸方向(図2では上下方向)に移動することで、ホーニングツール4と共に軸方向に移動させられる。
駆動装置40は、ホーニングツール4の中心軸線に回転中心を合致させて取り付けられた回転軸5を回転させる回転駆動部41と、回転軸5を軸方向に加振する加振手段42と、駆動装置40全体を軸方向に移動させる上下駆動部(図示せず)とを備えている。
加振手段42は、例えば、回転するカム(円板カム)43と、カムフォロア44と、カムフォロア44の回転を規制すると共に軸方向の移動を可能にするストッパ45と、カムフォロア44を図2では上方に常時付勢するバネ46とを備えている。
そして、このホーニング加工機では、カムフォロア44と回転軸5とを、相互の回転を許容し、軸方向の相対変位を拘束するような形態で連結することにより、回転中心から円周までの距離が一定でないカム43が回転するのに伴って、バネ46によって上方に常時付勢されたカムフォロア44が上下に振動する。その結果、このホーニング加工機では、カムフォロア44に拘束された回転軸5および回転軸5の先端に一体的に配設されたホーニングツール4を上下に振動させることができる。
即ち、図2に示すホーニング加工機では、ホーニングツール4および回転軸5を、回転駆動部41および加振手段42を用いて回転および上下振動させながら、上下方向に移動させることができる。そして、このホーニングツール加工機によれば、ホーニングツール4の回転中心軸線と、被加工物である円筒部材20の軸線との同軸度を小さく抑えて円筒部材を加工することにより、同軸度の良好な内周面を有する円筒部材20を得ることができる。なお、被加工物である円筒部材20の加工は、ホーニングツール4を移動させる方向とは反対の方向へ潤滑油を流しながら行うことが好ましい。潤滑油を流しながら加工すれば、切り粉の目詰まりを防止することができるからである。また、加工による発熱を抑制して熱膨張による加工精度低下を抑制する観点からは、円筒部材20を潤滑液中に浸漬した状態で加工することが更に好ましい。
<テーパー面形成工程>
テーパー面形成工程は、図1(d)に示すように、ローラ成形時に円筒金型の両端に挿入されて円筒金型の両端を閉止するキャップ部材の挿入を容易にするためのテーパー面21を円筒部材20の両端部に形成する工程である。そして、テーパー面の形成は、既知の手段を用いて行うことができる。
なお、本発明のローラ成形用金型の製造方法では、円筒金型内に原料を注入してローラを成型する際に空気抜きを行うための溝を形成する工程をテーパー面形成工程の後に設けても良い。
<メッキ処理工程>
メッキ処理工程は、円筒部材20の内周面20Aに対し、無電解ニッケルメッキなどの既知の手法を用いてメッキ層(図示せず)を形成する工程である。なお、本発明のローラ成形用金型の製造方法では、メッキ層を形成する前に、円筒部材20の内周面20Aに対してアルカリ脱脂処理、塩酸処理、電解洗浄、硫酸処理などの既知の前処理を施しても良い。
<ホーニング加工工程>
ホーニング加工工程は、研削部を有するホーニングツールを用いてメッキ層形成後の円筒部材の内周面を研磨し、ローラ成形用金型(円筒金型)30を調製する工程である(図1(e)参照)。
ここで、ホーニング加工工程では、研削部を有するホーニングツールを円筒部材の一端から他端へと移動させる(即ち、ワンパス加工する)ことにより実施することができる。なお。ホーニング加工工程では、メッキ前研磨工程と同様のホーニング加工機を用いて円筒部材の内周面を研磨することができる。
そして、上述したローラ成形用金型の製造方法によれば、内径が等しい複数の管状部材を連結して製造しているので、従来のガンドリルを用いた製造方法等とは異なり、例えばローラ成形用金型の内径Dに対する軸線方向の長さLの比L/Dが15以上であるような、軸線方向の長さが長い円筒金型や、内径が小さい円筒金型であっても、金型内周面の加工精度の悪化を抑制しつつ効率的に低コストで製造することができる。
また、上述したローラ成形用金型の製造方法の一例によれば、管状部材11,12,13を連結して円筒部材20とした後、該円筒部材20の内周面20Aにメッキ処理およびホーニング加工を施しているので、内周面に凹凸やうねり等がなく、且つ、良好な同軸度を有するローラ成形用金型30を製造することができる。
そして、上記製造方法を用いて作製したローラは、外周面に凹凸やうねり等がなく、且つ、良好な同軸度を有することとなる。なお、ローラの製造は既知の方法を用いて行うことができ、例えば、円筒金型内に芯金を配置した状態で円筒金型の両端を樹脂製のキャップで閉止し、一方の樹脂製キャップに形成した空気抜き穴から空気を抜きつつ、他方の樹脂製キャップに形成した原料注入口から原料を円筒金型内に注入した後、円筒金型内の原料を硬化させることにより製造することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明のローラ成形用金型の製造方法は上述した一例に限定されることは無く、本発明のローラ成形用金型には、適宜変更を加えることができる。
本発明のローラ成形用金型の製造方法によれば、内周面に凹凸やうねり等がなく、且つ、良好な同軸度を有するローラ成形用金型を効率的に製造することができる。
4 ホーニングツール
4A フロントガイド部
4B 切削部
4C バックガイド部
4D 砥石
5 回転軸
11,12,13 管状部材
11A,12A,13A 内周面
20 円筒部材
20A 内周面
21 テーパー面
30 円筒金型
30A 内周面
12B 端部
13B 端部
40 駆動装置
41 回転駆動部
42 加振手段
43 カム
44 カムフォロア
45 ストッパ
46 バネ

Claims (3)

  1. 円筒形状を有するローラ成形用金型の製造方法であって、
    内径が等しい複数の管状部材を準備する部材準備工程と、
    前記複数の管状部材同士を連結して円筒部材を形成する連結工程と、
    前記円筒部材の内周面にメッキ層を形成するメッキ処理工程と、
    前記メッキ層を形成した円筒部材の内周面を、研削部を有するホーニングツールを円筒部材の一端から他端まで移動させることにより研磨してローラ成形用金型を調製するホーニング加工工程と、
    を含むことを特徴とする、ローラ成形用金型の製造方法。
  2. 前記連結工程が、
    前記管状部材同士の締り嵌めによる連結を可能にするために、互いに連結される2本の管状部材のうち一方の管状部材の連結される側の端部内周面を第1厚みだけ削り取ると共に、他方の管状部材の連結される側の端部外周面を第1厚みよりも薄い第2厚みだけ削り取る端部加工工程と、
    前記端部加工工程の後に、前記管状部材同士を焼き嵌めまたは冷やし嵌めにより連結する締り嵌め工程と、
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載のローラ成形用金型の製造方法。
  3. 前記連結工程と前記メッキ処理工程との間に、研削部を有するホーニングツールを前記円筒部材の一端から他端まで移動させて円筒部材の内周面を研磨するメッキ前研磨工程を更に含むことを特徴とする、請求項1または2に記載のローラ成形用金型の製造方法。
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