JP2013197190A - 光発電モジュール、光発電モジュールアレイ、および移動体 - Google Patents

光発電モジュール、光発電モジュールアレイ、および移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】日陰による発電量の低下を抑制して電力取り出し効率を向上する光発電モジュール、光発電モジュールを備える光発電モジュールアレイおよび移動体を提供することを目的とする。
【解決手段】光発電モジュール1は、長方形をした素子外周の長辺LSが平行に配置された複数の光発電素子10(具体的には、例えば、光発電素子11〜光発電素子14、・・・、光発電素子15〜光発電素子18)と、長辺LSと交差する短辺方向Xdに延長されて光発電素子10(光発電素子11、・・・)を相互に接続する延長配線20(具体的には、例えば、延長配線21〜延長配線25)とを備え、延長配線20(延長配線21、・・・)は、特定された個数毎に光発電素子10(光発電素子11、・・・)を並列に接続している。
【選択図】図1A

Description

本発明は、長方形をした光発電素子が平行に配置された光発電モジュール、光発電モジュールを接続した光発電モジュールアレイ、および光発電モジュールを備える移動体に関する。
細長いセル形状をした太陽電池セルが知られている。このような太陽電池セルは、一方向に平行に太陽電池セルが配置される。太陽電池モジュールの長手方向に太陽電池セルの長手方向を一致させて太陽電池モジュールを長手方向と交差する方向で並列に配置した場合、隣接する太陽電池モジュールの段差による影が太陽電池セルに及び太陽電池モジュールの出力が低下することがある。
このような影対策として太陽電池セルの長手方向を太陽電池モジュールの長手方向に並列に配置した技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−111083号公報
しかし、特許文献1に開示された技術は、単に隣接して配置した光発電モジュールによる影の影響を抑制するに過ぎず、いわゆる日陰が太陽電池セルに落ちた場合の対策がなされていないことから、細長い太陽電池セルの形状を採用した太陽電池モジュールにおける日陰による影響が解消されていないという課題があった。
特に移動体のように日陰の影響が大きい用途に適用される太陽電池セル(太陽電池モジュール)においては、日陰対策が重要な課題である。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、長方形をした素子外周の長辺が平行に配置された複数の光発電素子の長辺に交差する短辺方向で延長して配置され、特定された個数毎に光発電素子を並列に接続する延長配線を備え、1次元方向で平行に配置された光発電素子を分散させて配置した状態で並列に接続することにより、日陰による発電量の低下を抑制して電力取り出し効率を向上する光発電モジュールを提供することを目的とする。
また、本発明は、本発明に係る光発電モジュールを複数備えることにより、日陰耐性に優れた電力取り出し効率の良い大容量の光発電が可能な光発電モジュールアレイを提供することを他の目的とする。
また、本発明は、本発明に係る光発電モジュールを備えることにより、日陰による発電量の低下を抑制して電力取り出し効率を向上して、移動時においても安定した光発電が可能な移動体を提供することを他の目的とする。
本発明に係る光発電モジュールは、長方形をした素子外周の長辺が平行に配置された複数の光発電素子と、前記長辺と交差する短辺方向に延長されて前記光発電素子を相互に接続する延長配線とを備えた光発電モジュールであって、前記延長配線は、特定された個数毎に前記光発電素子を並列に接続していることを特徴とする。
したがって、本発明に係る光発電モジュールは、光発電素子の長辺に交差する短辺方向で延長して配置され、特定された個数毎に光発電素子を並列に接続する延長配線を備えることから、1次元方向で平行に配置された長方形の光発電素子を分散させて配置した状態で並列に接続することができるので、日陰による発電量の低下を抑制して電力取り出し効率を向上する。
また、本発明に係る光発電モジュールでは、前記光発電素子は、前記短辺方向で第1側に配置された第1極性の第1電極と、前記短辺方向で第2側に配置された第2極性の第2電極とを備えることを特徴とする。
したがって、本発明に係る光発電モジュールは、第1極性を有する第1電極および第2極性を有する第2電極を延長配線に沿わせて配置することから、光発電素子と延長配線との接続が容易にできる。
また、本発明に係る光発電モジュールでは、前記第1電極および前記第2電極は、それぞれ前記長辺に沿わせて延長されていることを特徴とする。
したがって、本発明に係る光発電モジュールは、延長配線と第1電極との接続および延長配線と第2電極との接続を容易にかつ確実にすることができ、また、長辺に沿った広い範囲での集電が容易となる。
また、本発明に係る光発電モジュールでは、一群の前記光発電素子が直列に接続された直列部を備えることを特徴とする。
したがって、本発明に係る光発電モジュールは、一群の光発電素子を直列に接続した直列部を備えることから、延長配線に沿わせて複数の直列部を容易に形成できるので、各直列部の直列段に対する並列接続を容易に実現することができる。
また、本発明に係る光発電モジュールでは、前記直列部は、相互に隣接する前記光発電素子によって形成されていることを特徴とする。
したがって、本発明に係る光発電モジュールは、相互に隣接する一群の光発電素子を直列に接続して直列部を形成していることから、延長配線に沿わせて複数の直列部を容易に形成することができる。
また、本発明に係る光発電モジュールでは、前記直列部に配置された前記光発電素子は、前記直列部の直列段での配置順と前記直列部のレイアウトパターンでの配置順とが同一であることを特徴とする。
したがって、本発明に係る光発電モジュールは、直列部に配置された光発電素子について、直列部の直列段での配置順と直列部のレイアウトパターンでの配置順とを一致させていることから、延長配線に沿わせて複数の直列部の間での並列接続を簡単な配線構造で容易に実現し、同一直列段に接続された光発電素子を分散して配置するので、日陰耐性を確実に向上させ、低コスト化を実現できる。
また、本発明に係る光発電モジュールでは、前記直列部に配置された前記光発電素子は、前記直列部の直列段での配置順と前記直列部のレイアウトパターンでの配置順とが異なることを特徴とする。
したがって、本発明に係る光発電モジュールは、直列部に配置された光発電素子について、直列部の直列段での配置順と直列部のレイアウトパターンでの配置順とを異ならせていることから、同一直列段に接続された光発電素子の分散の度合いを更に向上させるので、日陰耐性を更に向上させる。
また、本発明に係る光発電モジュールでは、前記延長配線を相互に接続する交差配線を備えることを特徴とする。
したがって、本発明に係る光発電モジュールは、延長配線を相互に接続する交差配線を備えることから、延長配線相互間での電流経路を形成して直列部に配置された光発電素子の直列段での配置順を自由に設定できるので、光発電素子の分散の度合いを容易にかつ確実に向上することができる。
また、本発明に係る光発電モジュールアレイは、複数の光発電モジュールを備える光発電モジュールアレイであって、前記光発電モジュールは、本発明に係る光発電モジュールであることを特徴とする。
したがって、本発明に係る光発電モジュールアレイは、本発明に係る光発電モジュールを複数備えることから、日陰耐性に優れた電力取り出し効率の良い大容量の光発電が可能となる。
また、本発明に係る光発電モジュールアレイでは、前記光発電モジュールは、並列に接続されていることを特徴とする。
したがって、本発明に係る光発電モジュールアレイは、光発電モジュールを並列に接続していることから、日陰耐性を向上させた状態で大電流を発生できる。
また、本発明に係る光発電モジュールアレイでは、前記光発電モジュールは、直列に接続されていることを特徴とする。
したがって、本発明に係る光発電モジュールアレイは、光発電モジュールを直列に接続していることから、日陰耐性を向上させた状態で高電圧を発生できる。
また、本発明に係る移動体は、複数の光発電素子を接続した光発電モジュールを備える移動体であって、前記光発電モジュールは、本発明に係る光発電モジュールであることを特徴とする。
したがって、本発明に係る移動体は、本発明に係る光発電モジュールを搭載することから、日陰による発電量の低下を抑制して電力取り出し効率を向上するので、移動時においても安定した光発電が可能となる。
本発明に係る光発電モジュールは、光発電素子の長辺に交差する短辺方向で延長して配置され、特定された個数毎に光発電素子を並列に接続する延長配線を備える。
したがって、本発明に係る光発電モジュールは、1次元方向で平行に配置された長方形の光発電素子を分散させて配置した状態で並列に接続することができるので、日陰による発電量の低下を抑制して電力取り出し効率を向上することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る光発電モジュールアレイは、本発明に係る光発電モジュールを複数備える。
したがって、本発明に係る光発電モジュールアレイは、日陰耐性に優れた電力取り出し効率の良い大容量の光発電が可能となるという効果を奏する。
また、本発明に係る移動体は、本発明に係る光発電モジュールを備える。
したがって、本発明に係る移動体は、日陰による発電量の低下を抑制して電力取り出し効率を向上するので、移動時においても安定した光発電が可能となるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る光発電モジュールにおける光発電素子のレイアウトパターンと延長配線との関係を模式的に示す模式平面図である。 図1Aに示した光発電モジュールの光発電素子と延長配線との接続関係を模式的に示す模式接続図である。 図1Aに示した光発電モジュールの作用を説明するために比較する従来構成の光発電モジュールのレイアウトパターンを模式的に示す模式平面図である。 比較する2種類の光発電モジュール(本発明に係る光発電モジュール、および従来構成に係る光発電モジュール)に対する日陰の状態を説明する日陰模式図である。 日陰による出力の変動を比較した2種類の光発電モジュールの出力特性を示すグラフである。 本発明の実施の形態2に係る光発電モジュールにおける光発電素子のレイアウトパターンと延長配線との関係を模式的に示す模式平面図である。 図3Aに示した光発電モジュールの光発電素子と延長配線との接続関係を模式的に示す模式接続図である。 本発明の実施の形態3に係る光発電モジュールアレイにおける光発電モジュールの接続状態(並列接続)を模式的に示す模式平面図である。 本発明の実施の形態3に係る光発電モジュールアレイにおける光発電モジュールの接続状態(直列接続)を模式的に示す模式平面図である。 本発明の実施の形態4に係る移動体の概略を模式的に示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
<実施の形態1>
図1Aないし図2Cを参照して、本実施の形態に係る光発電モジュール1について説明する。
図1Aは、本発明の実施の形態1に係る光発電モジュール1における光発電素子10のレイアウトパターンと延長配線20との関係を模式的に示す模式平面図である。
図1Bは、図1Aに示した光発電モジュール1の光発電素子10と延長配線20との接続関係を模式的に示す模式接続図である。
本実施の形態に係る光発電モジュール1は、長方形をした素子外周の長辺LSが平行に配置された複数の光発電素子10(具体的には、例えば、光発電素子11〜光発電素子14、・・・、光発電素子15〜光発電素子18)と、長辺LSと交差する短辺方向Xdに延長されて光発電素子10(光発電素子11、・・・)を相互に接続する延長配線20(具体的には、例えば、延長配線21〜延長配線25)とを備え、延長配線20(延長配線21、・・・)は、特定された個数毎に光発電素子10(光発電素子11、・・・)を並列に接続している。
したがって、本発明に係る光発電モジュール1は、光発電素子10(光発電素子11など)の長辺LSに交差する短辺方向Xdで延長して配置され、特定された個数毎に光発電素子10(光発電素子11など)を並列に接続する延長配線20(延長配線21など)を備えることから、1次元方向で平行に配置された長方形の光発電素子10(光発電素子11など)を分散させて配置した状態で並列に接続することができるので、日陰による発電量の低下を抑制して電力取り出し効率を向上する。
以下では、光発電素子11、光発電素子12、・・・を特に区別する必要が無い場合は、単に光発電素子10とすることがある。延長配線21、延長配線22、・・・を特に区別する必要が無い場合は、単に延長配線20とすることがある。
光発電素子10は、細長い長方形の長辺LSが平行となるレイアウトパターンで配置(形成)されている。照射光側に配置された透光性絶縁基板に光発電素子10を形成(配置)した場合、素子外周に対して配線面(図に表されている面)は、受光面に対する裏面になるので、延長配線20が光発電素子10の受光特性に影響を及ぼすことは無い。光発電素子10は、例えば、薄膜シリコン太陽電池セル、CIGS(Copper Indium Gallium DiSelenide)太陽電池セルなどで適用されている細長いセル形状に適合する。また、光発電素子10は、受光面側に配置された透光性絶縁基板に対向して配置された結晶基板型太陽電池セルなどに適合することも可能である。
例えば4個の光発電素子10(光発電素子11〜光発電素子14)が平行に短辺方向Xd(一次元方向)に配置され相互に直列接続されて直列部31(直列部30)が構成される。また、同様に離れた位置に4個の光発電素子10(光発電素子15〜光発電素子18)が平行に短辺方向Xdに配置され相互に直列接続されて直列部32(直列部30)が構成される。以下では、直列部31、直列部32を特に区別する必要が無い場合は、単に直列部30とすることがある。なお、直列部31および直列部32の間には、他の直列部30が同様の間隔で配置されている。
なお、延長配線20が特定された個数毎に光発電素子10を並列に接続するとは、直列部30に配置された光発電素子10の個数によって並列に接続される間隔が特定されることであり、本実施の形態では、光発電素子10の4個毎に並列接続が施されている。つまり、4直列とされた直列部31(直列部30)の光発電素子11は、次に配置された直列部30の1個目の光発電素子10と並列に接続され、また、例えばn個目の直列部32の1個目の光発電素子15と並列に接続される。
本実施の形態では、理解の容易さを考慮して4個の光発電素子10によって直列部30が形成される場合について説明するが、更に多数の光発電素子10を直列に接続して直列段を多くした直列部30を形成(配置)すること、更に多くの直列部30を形成(配置)することが可能である。
光発電素子10は、短辺方向Xdで第1側に配置された第1極性(例えばp型)の第1電極T1と、短辺方向Xdで第2側に配置された第2極性(例えばn型)の第2電極T2とを備える。したがって、光発電モジュール1は、第1極性を有する第1電極T1および第2極性を有する第2電極T2を延長配線20に沿わせて配置することから、光発電素子10と延長配線20との接続が容易にできる。
なお、第1電極T1に対する延長配線20の接続点を第1電極接続点として図示し、第2電極T2に対する延長配線20の接続点を第2電極接続点として図示する。
第1電極T1および第2電極T2は、それぞれ長辺LSに沿わせて延長されている。したがって、光発電モジュール1は、延長配線20(延長配線21〜)と第1電極T1との接続および延長配線20(延長配線21〜)と第2電極T2との接続を容易にかつ確実にすることができ、また、長辺LSに沿った広い範囲での集電が容易となる。
延長配線21は、光発電素子11の第1電極T1および光発電素子15の第1電極T1に接続され、光発電素子11の第1電極T1および光発電素子15の第1電極T1を並列に接続する。
延長配線22は、光発電素子11の第2電極T2および光発電素子12の第1電極T1に接続されて光発電素子11および光発電素子12を直列に接続し、光発電素子15の第2電極T2および光発電素子16の第1電極T1に接続されて光発電素子15および光発電素子16を直列に接続する。また、延長配線22は、光発電素子11の第2電極T2および光発電素子12の第1電極T1と、光発電素子15の第2電極T2および光発電素子16の第1電極T1とを並列に接続する。
延長配線23は、光発電素子12の第2電極T2および光発電素子13の第1電極T1に接続されて光発電素子12および光発電素子13を直列に接続し、光発電素子16の第2電極T2および光発電素子17の第1電極T1に接続されて光発電素子16および光発電素子17を直列に接続する。また、延長配線23は、光発電素子12の第2電極T2および光発電素子13の第1電極T1と、光発電素子16の第2電極T2および光発電素子17の第1電極T1とを並列に接続する。
延長配線24は、光発電素子13の第2電極T2および光発電素子14の第1電極T1に接続されて光発電素子13および光発電素子14を直列に接続し、光発電素子17の第2電極T2および光発電素子18の第1電極T1に接続されて光発電素子17および光発電素子18を直列に接続する。また、延長配線24は、光発電素子13の第2電極T2および光発電素子14の第1電極T1と、光発電素子17の第2電極T2および光発電素子18の第1電極T1とを並列に接続する。
延長配線25は、光発電素子14の第2電極T2および光発電素子18の第2電極T2に接続され、光発電素子14の第2電極T2および光発電素子18の第2電極T2を並列に接続する。
したがって、延長配線20は、光発電素子11に対して光発電素子15を並列に接続し、光発電素子12に対して光発電素子16を並列に接続し、光発電素子13に対して光発電素子17を並列に接続し、光発電素子14に対して光発電素子18を並列に接続する。つまり、光発電素子11〜光発電素子14(直列部31)に対して光発電素子15〜光発電素子18(直列部32)を並列に接続する。
延長配線20は、光発電素子11〜光発電素子14を直列に接続して直列部31(直列部30)を構成し、また光発電素子15〜光発電素子18を直列に接続して直列部32(直列部30)を構成する。また、延長配線20は、直列部31が有する光発電素子10(光発電素子11〜光発電素子14)と直列部32が有する光発電素子10(光発電素子15〜光発電素子18)とを並列に接続することから、直列部31の各直列段は、直列部32の各直列段と並列に接続される。
上記したとおり、光発電モジュール1は、一群の光発電素子10(光発電素子11〜光発電素子14、光発電素子15〜光発電素子18)が直列に接続された直列部30(直列部31、直列部32)を備える。
したがって、本実施の形態に係る光発電モジュール1は、一群の光発電素子10(光発電素子11〜)を直列に接続した直列部30(直列部31、直列部32、・・・)を備えることから、延長配線20(延長配線21〜)に沿わせて複数の直列部30を容易に形成できるので、各直列部30の直列段に対する並列接続を容易に実現することができる。
なお、一群の光発電素子10とは、直列接続された複数の光発電素子10(光発電素子11〜)が直列接続に応じた一連の直列段を形成している光発電素子10(光発電素子11〜)の集まりを示す。図1A、図3Aでは、理解の容易さを考慮して光発電素子10(光発電素子11〜)が4個隣接して配置された直列部30(直列部31、直列部32)を例示する。また、直列部30を構成する光発電素子10は、隣接して配置される場合に限らず、分散して配置される場合も含まれる(実施の形態2参照)。
光発電モジュール1は、一次元配置された4直列の光発電素子10がn並列に接続された直並列接続となり、直列部30の各直列段は、互いに並列接続された他の直列部30の各直列段に対して並列に接続される。
すなわち、光発電モジュール1は、複数の光発電素子10を直列に接続した直列部30が延長配線20によって複数並列に接続され、複数の直列部30における同一の直列段に接続された光発電素子10が延長配線20によって互いに並列に接続されている。つまり、延長配線20は、離れて配置された光発電素子10を特定された個数毎に並列に接続し、また、直列部30を形成している。
なお、図示しない他の直列部30に配置された光発電素子10についても延長配線20は同一の規則性を持たせて接続される。
上記したとおり、光発電モジュール1では、直列部30は、相互に隣接する光発電素子10によって形成されている。この構成によって、光発電モジュール1は、相互に隣接する一群の光発電素子10(光発電素子11〜)を直列に接続して直列部30(直列部31、直列部32)を形成していることから、延長配線20に沿わせて複数の直列部30を容易に形成することができる。
本実施の形態に係る光発電素子10は、直列部31のレイアウトパターン(図1A)で、光発電素子11、光発電素子12、光発電素子13、光発電素子14の順に配置されている。また、光発電素子10は、直列部31の直列段での配置順(図1B)が、光発電素子11、光発電素子12、光発電素子13、光発電素子14の順に接続されている。
つまり、光発電モジュール1では、直列部30に配置された光発電素子10は、直列部30の直列段での配置順と直列部のレイアウトパターンでの配置順とが同一である。この構成によって、光発電モジュール1は、直列部30に配置された光発電素子10について、直列部30の直列段での配置順と直列部30のレイアウトパターンでの配置順とを一致させていることから、延長配線20に沿わせて複数の直列部30の間での並列接続を簡単な配線構造で容易に実現し、同一直列段に接続された光発電素子を分散して配置するので、日陰耐性を確実に向上させ、低コスト化を実現できる。
本実施の形態に係る光発電モジュール1では、他の直列部30(直列部32)に対して並列に接続された直列部30(直列部31)の光発電素子10は、他の直列部30(直列部32)で並列に接続された光発電素子10に対して等間隔で並列接続されている。つまり、相互に離れて配置された2つの直列部30における光発電素子10の配置順が2つの直列部30の間で相互に同一の配置とされている。
図2Aは、図1Aに示した光発電モジュール1の作用を説明するために比較する従来構成の光発電モジュール101のレイアウトパターンを模式的に示す模式平面図である。
光発電モジュール101は、光発電素子110を備える。光発電素子110は、光発電モジュール1における光発電素子10と同様に形成され配置されている。
但し、光発電素子110は、光発電素子10と異なり単純な直列接続が施され、図2Aでは、左から右に連続して直列に接続された光発電素子110によるストリングを構成している。なお、図の見易さを考慮して直列配線は図示を省略する。光発電モジュール101は、実装部101pによって一体に実装されている。
光発電モジュール101は、例えば280個直列に接続された光発電素子110を備える。光発電素子110の1個あたり1V(ボルト)の出力が得られるとすれば、280直列280V出力電圧の出力が得られる。
図2Bは、比較する2種類の光発電モジュール(本発明に係る光発電モジュール1、および従来構成に係る光発電モジュール101)に対する日陰SHの状態を説明する日陰模式図である。
光発電モジュール1の光発電素子10および光発電モジュール101の光発電素子110は、長辺LSの長さ、短辺SSの長さが同一とされているが、光発電素子10(図1A、図1B)の配線状態と光発電素子110(図2A)の配線状態とは異なる。光発電素子10の配線は、図1A、図1Bで示したとおり、延長配線20によって直鉄配線と並列配線が施されているのに対し、光発電素子101の光発電素子110は、左から右へ順次直列に接続されている。
つまり、光発電モジュール101が280直列280V出力電圧であるのに対し、光発電モジュール1は、例えば、7並列40直列(280個の光発電素子10、つまり、光発電モジュール101と同一の素子数である。)とされているので、40V出力電圧の出力が得られる。なお、電流は、7並列であることから、280直列の場合に比較して単純計算で7倍となる。
日陰SHを例えば図示したとおり、光発電素子10と同様な形状を有する細長い形状として想定する。つまり、長辺LSの全長に相当する有効長Lscに対して長辺LSの方向の照射長Lssを想定して出力状態の変動を比較する。本実施の形態に係る光発電モジュール1は、光発電素子10の形状が長辺LSおよび短辺SSで確定される長方形であることから、日陰SHは、長辺LSに沿う細長い形状であるとして比較する。なお、光発電モジュール1は、細長い形状の日陰SHに適用することが出力低減対策の面からは好ましいが、これに限らず、例えば直列部30の全体を覆う形状であっても良い。比較結果は、図2Cに示す。
図2Cは、日陰SHによる出力の変動を比較した2種類の光発電モジュールの出力特性を示すグラフである。
横軸は、有効長Lscに対する照射長Lssの比率、つまり照射光の照射状態であり、0から1までの相対値とされている。縦軸は、相対的な出力(a.u.)であり、0から1までの相対値とされている。
従来の光発電モジュール101は、光発電素子110が単純な直列接続であることから、日陰SHの影響を全体が直接に受けることになる。つまり、直列段の1個の光発電素子110に対して日陰SHが落ちた場合でも、1個の光発電素子110に対する日陰SHの状況によって全体がそのまま影響を受けることから、破線で示すとおり、有効長Lsc/照射長Lssの比率に従う特性となる。
他方、本実施の形態に係る光発電素子10は、上記したとおり、7並列40直列とされていることから、図2Bに示した日陰SHは7並列の中の1個(1並列分、つまり、1つの直列部30)のみに影響を与えることになる。したがって、有効長Lsc/有効長Lscが0の場合でも、6並列分の出力を確保することが可能となり、出力は約0.86となる。つまり、本実施の形態に係る光発電モジュール1は、日陰SHによる出力の低減を大きく低減することが可能となり、日陰SHに対する有効な対策となる。
<実施の形態2>
図3Aおよび図3Bを参照して、本実施の形態に係る光発電モジュール1について説明する。なお、本実施の形態に係る光発電モジュール1の基本的な構成は、実施の形態1に係る光発電モジュール1と同様であるので、符号を援用し、主に異なる事項について説明する。本実施の形態に係る光発電モジュール1は、直列部30に配置された光発電素子10のレイアウトパターンでの配置順と直列部30が構成する直列段での光発電素子10の配置順(直列段での位置)とが異なる構成とされている。
図3Aは、本発明の実施の形態2に係る光発電モジュール1における光発電素子10のレイアウトパターンと延長配線20との関係を模式的に示す模式平面図である。
図3Bは、図3Aに示した光発電モジュール1の光発電素子10と延長配線20との接続関係を模式的に示す模式接続図である。
本実施の形態に係る光発電モジュール1は、直列部31、直列部32、・・・(直列部30)を備える。直列部31は、相互に直列に接続されている光発電素子11〜光発電素子14で形成され、直列部32は、相互に直列に接続されている光発電素子15〜光発電素子18で形成されている。なお、図示しない他の直列部30に配置された光発電素子10についても延長配線20は同一の規則性を持たせて接続される。
延長配線21は、光発電素子11の第1電極T1および光発電素子18の第1電極T1に接続され、光発電素子11の第1電極T1および光発電素子18の第1電極T1を並列に接続する。
延長配線22は、光発電素子13の第1電極T1および光発電素子15の第1電極T1に接続され、光発電素子13の第1電極T1および光発電素子15の第1電極T1を並列に接続する。
延長配線23は、光発電素子12の第1電極T1および光発電素子16の第1電極T1に接続され、光発電素子12の第1電極T1および光発電素子16の第1電極T1を並列に接続する。
延長配線24は、光発電素子14の第1電極T1および光発電素子17の第1電極T1に接続され、光発電素子14の第1電極T1および光発電素子17の第1電極T1を並列に接続する。
延長配線25は、光発電素子14の第2電極T2および光発電素子17の第2電極T2に接続され、光発電素子14の第2電極T2および光発電素子17の第2電極T2を並列に接続する。
延長配線26は、光発電素子12の第2電極T2および光発電素子16の第2電極T2に接続され、光発電素子12の第2電極T2および光発電素子16の第2電極T2を並列に接続する。
延長配線27は、光発電素子13の第2電極T2および光発電素子15の第2電極T2に接続され、光発電素子13の第2電極T2および光発電素子15の第2電極T2を並列に接続する。
延長配線28は、光発電素子11の第2電極T2および光発電素子18の第2電極T2に接続され、光発電素子11の第2電極T2および光発電素子18の第2電極T2を並列に接続する。
したがって、延長配線20は、次に示すとおり、直列部31の太陽電池素子11〜と、直列部32の太陽電池素子15〜とをそれぞれ対応する直列段で並列に接続している。
延長配線21、延長配線28は、特定された個数毎に光発電素子11、光発電素子18を並列に接続する。なお、光発電素子11は、直列部31(直列部30)における1個目(1段目)、光発電素子18は、直列部32(直列部30)における4個目(4段目)として配置されている。
延長配線22、延長配線27は、特定された個数毎に光発電素子13、光発電素子15を並列に接続する。なお、光発電素子13は、直列部31における3個目、光発電素子15は、直列部32における1個目として配置されている。
延長配線23、延長配線26は、特定された個数毎に光発電素子12、光発電素子16を並列に接続する。なお、光発電素子12は、直列部31における2個目、光発電素子16は、直列部32における2個目として配置されている。
延長配線24、延長配線25は、特定された個数毎に光発電素子14、光発電素子17を並列に接続する。なお、光発電素子14は、直列部31における4個目、光発電素子17は、直列部32における3個目として配置されている。
また、本実施の形態に係る光発電モジュール1では、延長配線20に加えて交差配線40(交差配線41、交差配線42、交差配線43)を備える。交差配線41は、延長配線21と延長配線27を接続し、交差配線42は、延長配線22と延長配線26を接続し、交差配線43は、延長配線23と延長配線25を接続する。以下では、交差配線41、交差配線42、交差配線43を特に区別する必要が無い場合は、単に交差配線40とすることがある。
つまり、延長配線20は、交差配線40によって相互に接続され、交差配線40の接続状態によって直列部30における直列段の接続順(直列段での配置順、つまり、電流経路)が規定される。
直列部31における電流経路(直列段での配置順)は、理解の容易さを考慮して図示したダイオード記号の順方向で示すと、延長配線24→光発電素子14(図におけるレイアウトパターンの左から4個目)→延長配線25→交差配線43→延長配線23→光発電素子12(同じく2個目)→延長配線26→交差配線42→光発電素子13(同じく3個目)→延長配線27→交差配線41→延長配線21→光発電素子11(同じく1個目)→延長配線28となる。
直列部32における電流経路(直列段での配置順)は、理解の容易さを考慮して図示したダイオード記号の順方向で示すと、延長配線24→光発電素子17(図におけるレイアウトパターンの左から3個目)→延長配線25→交差配線43→延長配線23→光発電素子16(レイアウトパターンの2個目)→延長配線26→交差配線42→光発電素子15(レイアウトパターンの1個目)→延長配線27→交差配線41→延長配線21→光発電素子18(レイアウトパターンの4個目)→延長配線28となる。
直列部31では、直列段の配置順は、レイアウトパターンの配置順で4個目、2個目、3個目、1個目であるのに対し、直列部32では、直列段の配置順は、レイアウトパターンの配置順で3個目、2個目、1個目、4個目である。
つまり、本実施の形態に係る光発電モジュール1では、直列部30に配置された光発電素子10(光発電素子11〜)は、直列部30(直列部31、直列部32)の直列段での配置順と直列部30(直列部31、直列部32)のレイアウトパターンでの配置順とが異なる。
したがって、本実施の形態に係る光発電モジュール1は、直列部30に配置された光発電素子10について、直列部30の直列段での配置順と直列部30のレイアウトパターンでの配置順とを異ならせていることから、同一直列段に接続された光発電素子10の分散の度合いを更に向上させて配置するので、日陰耐性を更に向上させる。
また、本実施の形態に係る光発電モジュール1では、延長配線20を相互に接続する交差配線40を備える。この構成によって、光発電モジュール1は、延長配線20(延長配線21〜)を相互に接続する交差配線40(交差配線41〜)を備えることから、延長配線20(延長配線21〜)相互間での電流経路を形成して直列部30に配置された光発電素子10の直列段での配置順を自由に設定できるので、光発電素子10の分散の度合いを容易にかつ確実に向上することができる。したがって、光発電モジュール1の日陰耐性が更に向上する。
本実施の形態に係る光発電モジュール1では、他の直列部30に対して並列に接続された直列部30の光発電素子10は、他の直列部30で並列に接続された光発電素子10に対してそれぞれが異なる間隔で並列接続されている。つまり、相互に離れて配置された直列部30における光発電素子10の配置順が直列部30の間で相互に異なる配置とされている。
<実施の形態3>
図4Aおよび図4Bを参照して、本実施の形態に係る光発電モジュールアレイ1Aについて説明する。なお、本実施の形態に係る光発電モジュールアレイ1Aは、実施の形態1、実施の形態2に係る光発電モジュール1(光発電素子10、直列部30)を複数接続したものであり、基本的な構成は実施の形態1、実施の形態2で説明したとおりであるので、符号を援用し、主に異なる事項について説明する。
図4Aは、本発明の実施の形態3に係る光発電モジュールアレイ1Aにおける光発電モジュール1の接続状態(並列接続)を模式的に示す模式平面図である。
光発電モジュールアレイ1Aは、相互に接続された複数の光発電モジュール1を備える。光発電モジュール1は、実施の形態1、実施の形態2で説明したとおりである。したがって、本実施の形態に係る光発電モジュールアレイ1Aは、本発明に係る光発電モジュール1を複数備えることから、日陰耐性に優れた電力取り出し効率の良い大容量の光発電が可能となる。
なお、光発電モジュールアレイ1A(図4A)では、光発電モジュール1は、モジュール間に配置(接続)された並列配線46を介して並列に接続されている。したがって、光発電モジュールアレイ1Aは、光発電モジュール1を並列に接続していることから、日陰耐性を向上させた状態で大電流を発生できる。
なお、並列配線46は、延長配線20を相互に並列状態で接続する構成とされている。
図4Bは、本発明の実施の形態3に係る光発電モジュールアレイ1Aにおける光発電モジュール1の接続状態(直列接続)を模式的に示す模式平面図である。
図4Aに示した光発電モジュールアレイ1Aでは、光発電モジュール1が並列に接続されることから、電流容量が大きくなることがある。したがって、接続部(電力ケーブル部)に大きな電流が流れることから、大電流に起因する抵抗損が生じる虞がある。抵抗損を回避する必要がある場合は、図4Bに示したとおり、光発電モジュール1を直列に接続することが可能である。基本的な構成は、図4Aに示したとおりであるので主に異なる事項について説明する。
光発電モジュールアレイ1A(図4B)では、光発電モジュール1は、モジュール間に配置(接続)された直列配線45を介して直列に接続されている。したがって、光発電モジュールアレイ1Aは、光発電モジュール1を直列に接続していることから、日陰耐性を向上させた状態で高電圧を発生できる。また、高電圧に伴い低電流化が可能となることから、電流経路での抵抗損を低減することができる。
なお、直列配線45は、光発電モジュール1全体を一つにまとめて次段の光発電モジュール1へ接続する構成とされている。
<実施の形態4>
図5を参照して、本実施の形態に係る移動体50について説明する。なお、本実施の形態に係る移動体50は、実施の形態1ないし実施の形態3で説明した光発電モジュール1、光発電モジュールアレイ1Aを搭載したものであり、基本的な構成は実施の形態1ないし実施の形態3で説明したとおりであるので、符号を援用し、主に異なる事項について説明する。
図5は、本発明の実施の形態4に係る移動体50の概略を模式的に示す概略図である。
本実施の形態に係る移動体50は、複数の光発電素子10を接続した光発電モジュール1(あるいは、光発電モジュールアレイ1A)を搭載している。つまり、移動体50は、実施の形態1ないし実施の形態3に係る光発電モジュール1(あるいは、光発電モジュールアレイ1A)を備える。
光発電モジュール1で光発電により発生した電力は、電力変換部51に伝送され、適宜の電力変換が施されて例えば蓄電部52に蓄積される。あるいは、図示しない負荷(例えばモーター)に伝送されて消費される。
移動体50は、移動状況に応じて日陰SHの状態が時々刻々と変化することから、走行中に一定の照射光(太陽光)を安定して受光することができない。しかしながら、移動体50は、実施の形態1ないし実施の形態3に係る光発電モジュール1、光発電モジュールアレイ1Aを搭載していることから、日陰SHによる発電量の定価を防止することができる。したがって、搭載した光発電モジュール1による安定した電力量を確保することができるので、光発電に基づく電力を確保して信頼性の高い安定した移動を実現することが可能となる。
1 光発電モジュール
1A 光発電モジュールアレイ
1p 実装部
10、11、・・・ 光発電素子
20、21、・・・ 延長配線
30、31、32 直列部
40、41、・・・ 交差配線
45 直列配線
46 並列配線
50 移動体
51 電力変換部
52 蓄電部
LS 長辺
Lsc 有効長
Lss 照射長
SH 日陰
SS 短辺
T1 第1電極
T2 第2電極
Xd 短辺方向

Claims (12)

  1. 長方形をした素子外周の長辺が平行に配置された複数の光発電素子と、前記長辺と交差する短辺方向に延長されて前記光発電素子を相互に接続する延長配線とを備えた光発電モジュールであって、
    前記延長配線は、特定された個数毎に前記光発電素子を並列に接続していること
    を特徴とする光発電モジュール。
  2. 請求項1に記載の光発電モジュールであって、
    前記光発電素子は、前記短辺方向で第1側に配置された第1極性の第1電極と、前記短辺方向で第2側に配置された第2極性の第2電極とを備えること
    を特徴とする光発電モジュール。
  3. 請求項2に記載の光発電モジュールであって、
    前記第1電極および前記第2電極は、それぞれ前記長辺に沿わせて延長されていること
    を特徴とする光発電モジュール。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載の光発電モジュールであって、
    一群の前記光発電素子が直列に接続された直列部を備えること
    を特徴とする光発電モジュール。
  5. 請求項4に記載の光発電モジュール1であって、
    前記直列部は、相互に隣接する前記光発電素子によって形成されていること
    を特徴とする光発電モジュール。
  6. 請求項5に記載の光発電モジュールであって、
    前記直列部に配置された前記光発電素子は、前記直列部の直列段での配置順と前記直列部のレイアウトパターンでの配置順とが同一であること
    を特徴とする光発電モジュール。
  7. 請求項5に記載の光発電モジュールであって、
    前記直列部に配置された前記光発電素子は、前記直列部の直列段での配置順と前記直列部のレイアウトパターンでの配置順とが異なること
    を特徴とする光発電モジュール。
  8. 請求項7に記載の光発電モジュールであって、
    前記延長配線を相互に接続する交差配線を備えること
    を特徴とする光発電モジュール。
  9. 複数の光発電モジュールを備える光発電モジュールアレイであって、
    前記光発電モジュールは、請求項1から請求項8までのいずれか一つに記載の光発電モジュールであること
    を特徴とする光発電モジュールアレイ。
  10. 請求項9に記載の光発電モジュールアレイであって、
    前記光発電モジュールは、並列に接続されていること
    を特徴とする光発電モジュールアレイ。
  11. 請求項10に記載の光発電モジュールアレイであって、
    前記光発電モジュールは、直列に接続されていること
    を特徴とする光発電モジュールアレイ。
  12. 複数の光発電素子を接続した光発電モジュールを備える移動体であって、
    前記光発電モジュールは、請求項1から請求項8までのいずれか一つに記載の光発電モジュールであること
    を特徴とする移動体。
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