JP2013196800A - 光照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ランプ光源の温度制御を容易にする光照射装置を得る。
【解決手段】ランプ光源11を直立状態で支持した光源支持プレート51と、ランプ光源11が後端開口15aから進入し、前端開口15bから光を出射する楕円反射鏡15を支持した反射鏡支持プレート52と、反射鏡支持プレート52上部の空間部に設けられ、ランプ光源11の口金12aを囲うとともに、光の透過窓33aを有したランプカバー30と、ランプカバー30の内側に先端部が臨み、楕円反射鏡15の前端開口15bから突出したランプ光源11の口金12aに冷却風を供給するノズル44とを備え、ランプカバー30にはノズル44に対向する排気孔32aを設けたことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、太陽電池に代表される各種光エネルギー利用機器の性能測定や加速劣化試験などに使用される光照射装置であって、太陽光、もしくは蛍光灯及びハロゲンランプなどの光源が出射する光と同等の光を疑似的に出射する光照射装置に関する。
例えば、疑似太陽光を照射する光照射装置において、筐体内に、ショートアーク型のランプ光源、ランプ光源からの光束を反射する楕円反射鏡を有するものが従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。従来の光照射装置では、ランプ光源が、長手方向の両端に口金を有すると共に、中間部に発光部を有しており、楕円反射鏡内に挿入されたランプ光源の口金が強制的に空冷されるのが一般的である。
特開2012−013459号公報
しかし、ランプ光源においては、発光部と口金の温度を、それぞれ異なる設定温度範囲に入るにように、かつ、口金は、発光部の設定温度範囲より低い設定温度範囲内に入るように温度制御される。従来の構成では、口金に冷却風を重点的にあてて口金を冷却することで、口金の温度制御を適切に行うことができる一方、発光部の熱が周囲に逃げてしまい、発光部の温度制御を適切に行うのが難しくなる場合があった。さらに、口金を冷やす冷却風とは別の気流がランプ光源に流れ込むような場合には、ランプ光源の温度制御は、一層難しいものとなっていた。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、ランプ光源の温度制御を容易にする光照射装置を得ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の光照射装置は、ランプ光源を直立状態で支持した光源支持プレートと、前記ランプ光源が後端開口から進入し、前端開口から光を出射する反射鏡を支持した反射鏡支持プレートと、前記反射鏡支持プレートに設けられ、前記ランプ光源を囲うとともに、光の透過窓を有したランプカバーと、前記ランプカバーの内側に先端部が臨み、前記反射鏡の前端開口から突出した前記ランプ光源の口金に冷却風を供給するノズルとを備え、前記ランプカバーには前記ノズルに対向する排気孔を設けたことを特徴とする。
また、本発明は、前記光照射装置において、前記ランプ光源が、両端部に口金を有し、一方の口金が前記反射鏡の前端開口から突出すると共に、他方の口金が支持機構に支持され、この支持機構が光源支持プレートに支持されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記光照射装置において、支持機構が、前記光源支持プレート面と平行な面内のX・Y方向に、かつ光源支持プレート面と垂直な面内のZ方向に移動自在に、前記ランプ光源を支持していることを特徴とする。
また、本発明は、前記光照射装置において、前記ノズル先端部を、前記ランプ光源の口金近くに延出させたことを特徴とする。
また、本発明は、前記光照射装置において、前記ノズル先端部を、前記口金のリード線と一直線状に並ばないように延出させたことを特徴とする。
また、本発明は、前記光照射装置において、前記ランプカバーに、前記透過窓を透過した光を制御する第2光学素子を配置し、前記冷却風を供給するブロワと、前記ブロワからの冷却風を前記ノズル及び前記第2光学素子に分配する分配手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、前記光照射装置において、前記分配手段が、前記ランプカバーの側面部に配置された分岐ボックスを備え、前記分岐ボックスに流入した冷却風が、前記分岐ボックス内で前記ランプカバーを貫通する前記ノズルに供給されるとともに、前記分岐ボックスから分配管を介して前記第2光学素子に供給されることを特徴とする。
本発明によれば、ランプ光源をランプカバーで囲み、さらに、口金に冷却風を供給するノズルと対向するランプカバーの部位に、排気孔を形成しているため、口金以外のランプ光源の部位は、ランプカバーにより囲まれたことにより、保温が図られると共に、冷却風は、ランプ光源に回り込むことなく、排気孔から排気されるため、ランプ光源の口金のみを効果的に冷却できる。
この発明に係る光照射装置の斜視図である。 光照射装置の上面図である。 図2のIII−III矢視断面図である。 光源ユニットの主要部の斜視図である。 プレートユニットの分解斜視図である。 反射鏡支持プレートに支持される各部材の配置関係を示す斜視図である。 図6のVII−VII矢視断面図である。 図7のVIII−VIII矢視断面図であり、冷却装置を省略して図示している。 図6において、冷却装置を省略した斜視図である。 フィルタユニットの斜視図である。 ミラーユニットの斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1〜図4において、光照射装置1は、台座2と、台座2の上部に設けられる光源ユニット10と、光源ユニット10に着脱自在に取り付けられるミラーユニット80と、光源ユニット10を駆動するための電源回路や制御基板を有する駆動部3とを備えている。
台座2は、外形が矩形で所定の厚さを有する中空の箱状に作成されている。駆動部3が、台座2の内部に設けられている。
光源ユニット10は、ランプ光源11と、ランプ光源11に電力を供給するためのリード線5と、ランプ光源11を支持してランプ光源11の位置を調整する支持機構としてのステージ7と、ランプ光源11からの光を反射する楕円反射鏡15と、楕円反射鏡15からの光を制御する第1光制御手段17及び第2光制御手段20とを備えている。また、光源ユニット10は、ランプカバー30と、ランプ光源11及び第2光制御手段20を冷却する冷却装置40と、光源ユニット10の主要構成を支持するプレートユニット50とを備えている。
プレートユニット50は、図4及び図5に示されるように、ランプ光源11を支持する光源支持プレート51と、楕円反射鏡15を支持する反射鏡支持プレート52と、第1光制御手段17を支持する光学素子支持プレート53と、これらのプレート51〜53を接続する複数本(ここでは、4本)のシャフト60と、光源支持プレート51、反射鏡支持プレート52、及び光学素子支持プレート53のそれぞれを、シャフト60に固定するための固定部材61とを備えている。
4本のシャフト60は、同一の長さのものが用いられている。
反射鏡支持プレート52には、4本のシャフト60が貫通されている。また、シャフト60の両端に、光源支持プレート51及び光学素子支持プレート53が反射鏡支持プレート52と介して互いに対面するように配置されている。光源支持プレート51、反射鏡支持プレート52、及び光学素子支持プレート53は、互いの間の平行度を保った状態で、それぞれ固定部材61を介してシャフト60に連結固定されている。
次いで、ランプ光源11の詳細について説明する。
図6〜図9において、ランプ光源11としては、例えば、キセノンランプ、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、超高圧水銀ランプなどを用いることができるが、本実施形態では、キセノンランプが用いられている。なお、このキセノンランプやハロゲンランプは、全波長域でブロードなスペクトル特性を有する。
ランプ光源11は、長手方向の両端に口金(高電圧側)12a、口金(グランド側)12bを有するとともに、長手方向の中間部に、発光部13を配した構成となっている。発光部13は、高圧キセノンガスが封入される封体14、及び封体14内に配置される一対の電極(図示せず)により構成される。一対の電極に給電することにより、発光部13から光が出射されるようになっている。
ステージ7は、ランプ光源11を支持して、ランプ光源11の位置を調整するものであり、互いに直交する3軸(X軸,Y軸,Z軸)方向のそれぞれに、ランプ光源11を移動させることが可能になっている。
楕円反射鏡15は、その内周面を反射面16とする椀状をなし、光軸方向の一端に後端開口15aが形成され、光軸方向の他端に前端開口15bが形成されている。
第1光制御手段17は、図4に示されるように、光学素子支持プレート53に設置される中空の直方体状のケース18と、ケース18に設けられるフライアイレンズ19とを有している。ケース18には、対面する一対の壁部に透過窓18aが設けられており、フライアイレンズ19は、例えば、一方の透過窓18aを覆うように、ケース18に支持されている。
第2光制御手段20は、図4に示されるように、ランプカバー30に支持されるフィルタユニット21と、光学素子支持プレート53に支持されるNDフィルタ27とを備えている。
NDフィルタ27は、光量調整用の減光フィルタである。
図10はフィルタユニット21の斜視図である。
図10において、フィルタユニット21は、それぞれ、第2光学素子としての波長変換フィルタ23及びNDフィルタ24と、これらを収納するケース22と、ケース22に取り付けられる取っ手26とを備えている。ケース22は、所定の幅で所定の長さを有し、断面矩形の扁平の筒状に作製されている。ケース22には、透過切欠き22aが、厚み方向に対面する一対の壁部に、ケース22の一端に開口するように設けられており、一対の透過切欠き22aの間に波長変換フィルタ23及びNDフィルタ24が重ねて配置されている。波長変換フィルタ23及びNDフィルタ24の外周面は、透過切欠き22aの開口に露出されている。波長変換フィルタ23は、誘電体多層膜から成り、ランプ光源11の出射光のスペクトル特性を、太陽光、もしくは蛍光灯及びハロゲンランプなどの光源が出射する光と同等のスペクトル特性に変換するものである。また、NDフィルタ24は、光量調整用の減光フィルタである。
ランプカバー30は、図6〜図9に示されるように、高さ方向に直交する断面が概略U字状のカバー側板32、及びカバー側板32の高さ方向の一端を塞ぐカバー天板33を有するカバー本体31を備えている。また、図7に示されるように、プレートユニット50の側面を塞ぐ外側板37が、ランプカバー30の一部を兼ねる。カバー天板33には、図9に示されるように、その中央部に、透過窓33aが設けられている。また、カバー側板32のうち、互いに対面する側壁のうちの一方には、複数の排気孔32aが形成されている。複数の排気孔32aは、網目状に設けられている。これにより、ランプ光源11が破裂した際でも、ランプ光源11の破片が、ランプカバー30の外部に飛散することが防止される。なお、後述するように、カバー側板32には、排気孔32aと概略対面する位置に、後述のノズル44が挿入される孔(図示せず)が形成されている。
冷却装置40は、図6及び図7に示されるように、反射鏡支持プレート52に支持される。
冷却装置40は、反射鏡支持プレート52上に設けられるブロワ41と、ブロワ41からの冷却風を分配して供給する分配手段42とを備えている。
分配手段42は、ブロワ41から流入される冷却風が分岐して放出するための一対の接続口(図示せず)が設けられた分岐ボックス43と、一方の接続口から突出されるノズル44と、他方の接続口から延在される分配管としてのフィルタ冷却管45と、フィルタ冷却管45に設けられる流量調整バルブ46とを備えている。ブロワ41の駆動に連動して、分岐ボックス43に流れ込む冷却風は、ノズル44及びフィルタ冷却管45のそれぞれに供給される。ノズル44は、分岐ボックス43内で、直接冷却風を供給される。また、流量調整バルブ46により、冷却風の分配比率を調整して、ノズル44とフィルタ冷却管45に流入させることが出可能になっている。
次いで、光源ユニット10の組み立て構造について説明する。
図1〜図4において、台座2は、光源ユニット10を支持する面を水平にして配置されている。プレートユニット50は、光源支持プレート51を下方に向けるとともに、光源支持プレート51、反射鏡支持プレート52、及び光学素子支持プレート53を水平にして、台座2に設けられている。
また、楕円反射鏡15が、前端開口15bを、反射鏡支持プレート52の下面に押し当て、ばね(不図示)により当該下面に付勢し密着させた状態で、反射鏡支持プレート52の下側に設けられている。このとき、楕円反射鏡15は、その光軸を反射鏡支持プレート52に直交させて配置されている。
プレート51の一面には、ステージ7が設けられている。ステージ7のX・Y軸方向は光源支持プレート51の面と平行な面内にあり、Z軸方向は光源支持プレート51の面と垂直な面内にある。また、ランプ光源11が、光軸を鉛直方向に一致させ、口金(グランド側)12bをステージ7に支持されている。ランプ光源11は、一対の電極(不図示)のうち、陽極(不図示)を上方に向けて配置されている。したがって、口金(高電圧側)12aが上位に位置している。ステージ7のX軸、Y軸は、プレート51の一面に平行な方向に設定され、ステージ7を用いて、ランプ光源11の水平方向の位置が調整されている。また、ステージ7のZ軸方向、言い換えれば、光源支持プレート51に直交する方向についても、ランプ光源11の位置が適宜調整可能である。
このランプ光源11は、楕円反射鏡15の後端開口15aから楕円反射鏡15内に挿入されている。このランプ光源11の口金(高電圧側)12aは、反射鏡支持プレート52のランプ挿入孔52b(前端開口15b)から突出し、封体14は、楕円反射鏡15の反射面16内に配置されている。このとき、楕円反射鏡15の光軸に、ランプ光源11の光軸が一致するように、ランプ光源11の位置がステージ7により調節されている。
また、図6〜図9に示されるように、カバー本体31は、上から見て、カバー側板32と外側板37との間に、ランプ挿入孔52bを囲むように反射鏡支持プレート52の上面に設けられている。また、カバー天板33は、透過窓33aをランプ挿入孔52bに対面させて、ランプ光源11の上方に配置されている。即ち、ランプカバー30が、反射鏡支持プレート52上部の空間部に設けられ、ランプ挿入孔52bから突出したランプ光源11の口金12aが囲まれている。
また、カバー天板33の透過窓33aには、図8に示されるように、楕円反射鏡15からの光の配光を制御するレンズ38が設けられている。また、カバー天板33の上面には、図6に示されるように、フィルタユニット21が設けられている。一対のガイド部材28が、互いの間に所定の間隔をあけ、カバー天板33の上面に沿って設けられている。さらに、フィルタユニット21が、水平方向にスライド自在にガイド部材28に支持されている。フィルタユニット21は、透過切欠き22aを、カバー天板33の透過窓33a(レンズ38)と対面する位置に配置したところで、ガイド部材28の端部に設けられるストッパにより挿入方向への移動が規制されるようになっている。さらに、図3に示されるように、光学素子支持プレート53に支持されるNDフィルタ27が、フィルタユニット21の上方に設けられている。
また、図6及び図7において、冷却装置40が、反射鏡支持プレート52上に設けられている。分岐ボックス43は、カバー側板32の一部に当接して設けられ、分岐ボックス43から延出されるノズル44は、カバー側板32を貫通している。また、ブロワ41が、分岐ボックス43に冷却風を送り込み可能に分岐ボックス43に隣接して設けられている。
ノズル44の吹き出し口44aは、口金(高電圧側)12aに向けて口金12aの近くに配置されている。なお、ノズル44は、反射鏡支持プレート52に概略平行に配置されている。
また、カバー側板32には、リード線端子9が設けられており、リード線端子9と口金12aとが、リード線5を介して図7に示すように接続されている。ノズル44の先端部が、口金12aのリード線5と一直線上に並ばないようにノズル44が延出されている。ここで、ノズル44の先端部やリード線5が、楕円反射鏡15にて反射される光束を横切ることになり、ノズル44とリード線5のそれぞれの影が、光束の照度ムラに影響する。ノズル44の先端中心と口金12aの中心を結ぶ線T1と、口金12aから延びるリード線5が引き出される方向を示す線T2とがなす角度θ(以下、ノズルリード線角度とする)は、180°に近づけすぎると、照度ムラに与える影響が増大する。また、ランプ光源11を交換する際の交換作業の効率が低下する。ランプ光源11の交換作業は、外側板37を開いたときに露出されるカバー側板32の開口部から行われることになるが、本実施形態では、ノズルリード線角度を180°に近づけすぎると、リード線5が、当該開口部とランプ光源11との間の作業スペースに配置されて邪魔となる。また、ノズルリード線角度を0°に近づけると、ランプ光源11の始動時のパルス電力が、ノズル44に向かってしまい、ランプ光源11の始動時の安定性が低下する。
本実施形態では、U字状のカバー側板32の底辺32b側に、楕円反射鏡15を近づけて配置し、この底辺32b側にノズル44を支持すると共に、リード線端子9はU字状のカバー側板32の先端32c側に配置し、ノズルリード線角度θを、120±5°とすることで、開口部からランプ光源11へのアクセスが容易となり、ランプ光源11の交換作業の効率が向上するとともに、ランプ光源11の始動時の安定性が確保される。
また、ノズル44の先端と概略対面するカバー側板32の部位には、複数の排気孔32aが配置される。また、フィルタ冷却管45の吹出し口45a側は、ガイド部材28の端部に連結されたストッパ29を貫通し、吹き出し口45aは、透過切欠き22aに露出される波長変換フィルタ23とNDフィルタ24の外周面、及びNDフィルタ27の外周面と相対している。
これにより、ブロワ41が駆動されると、ランプカバー30を貫通するノズル44及びフィルタ冷却管45に冷却風が供給され、それぞれの吹き出し口44a,45aから冷却風が吹き出される。
ノズル44からの冷却風は、口金12aに直接吹き付けられた後、ノズル44と概略対面する排気孔32aから、ランプカバー30の外側にスムーズに排気される。冷却風が、封体14側に過剰に回り込むことが抑制され、封体14の部位の保温効果を得ることができる。フィルタ冷却管45からの冷却風は、波長変換フィルタ23及びNDフィルタ24と、これに対面するNDフィルタ27の間を貫流する。波長変換フィルタ23及びNDフィルタ24とNDフィルタ27が冷却される。
また、光学素子支持プレート53の外面に、第1光制御手段17が設けられている。なお、光学素子支持プレート53の外面は、光源支持プレート51と反射鏡支持プレート52を介して対面する面とは逆側の面をいう。
このとき、第1光制御手段17は、ケース18の一部を透過窓53bに嵌め込んで設けられる。フライアイレンズ19は、ランプ光源11の軸に直交するように、第2基準面53aに水平に配置される。また、図3及び図4に示されるように、透過窓18aを透過する光の遮断とその解除を行うシャッタ4が光学素子支持プレート53に支持されている。
以上のように光源ユニット10が構成されている。
次いで、ミラーユニット80の構成について説明する。
図11はミラーユニット80の斜視図である。図1〜図3、及び図11において、ミラーユニット80は、所定の幅で所定の高さを有する一対の側板81と、一対の側板81間に支持されて、第1光制御手段17からの光束の光路を変更するための第1及び第2光路変更反射鏡82a,82bと、第1及び第2光路変更反射鏡82a,82bを経由した光束を平行光化するコリメーション光学系83とを備えている。
第1及び第2光路変更反射鏡82a,82bは、側板81の幅方向に離間して配置される。一対の側板81の高さ方向の一端側には、第1光路変更反射鏡82aに対応する位置に、入射口84が設定され、第2光路変更反射鏡82bに対応する位置に出射口85が設定されている。
また、コリメーション光学系83は、コリメーションレンズであり、出射口85と第2光路変更反射鏡82bとの間に配置されて側板81に支持される。側板81の高さ方向から入射口84に入射される光束は、第1光路変更反射鏡82aで反射されて第2光路変更反射鏡82bに向かう方向に進路を変更される。第2光路変更反射鏡82bで反射された光束は、側板81の高さ方向に進路を変更し、コリメーション光学系83を透過した後、出射口85から側板81の高さ方向に一致する方向に出射される。
以上のようにミラーユニット80が構成される。
ミラーユニット80は、側板81の高さ方向の一端面を光学素子支持プレート53の外面に当接させて光学素子支持プレート53に固定することで、光源ユニット10と一体化される。このとき、ミラーユニット80は、光学素子支持プレート53に当接される一対の側板81の側縁部が基準となって、光学素子支持プレート53の外面の所定位置に位置決めされる。所定位置とは、入射口84が、光学素子支持プレート53に搭載された第1光制御手段17の透過窓18aに対面し、かつ、出射口85が、光源ユニット10に隣接した位置に設置されるワークWと対面する位置である。これにより、光照射装置1が得られる。なお、ワークWは、太陽電池に代表される各種光エネルギー利用機器であり、ワークWが、太陽電池である場合には、光照射装置1は、疑似太陽光を照射する疑似太陽光照射装置として用いられる。
この場合、光照射装置1では、ランプ光源11から出射される光束Lは、楕円反射鏡15の反射面16で反射され、レンズ38により概略平行光化される。レンズ38を透過した光束Lは、さらに、フィルタユニット21の波長変換フィルタ23及びNDフィルタ24と、その上方に位置するもう一つのNDフィルタ27とを透過して、第1光制御手段17に入射される。
フィルタユニット21に入射された光束は、波長変換フィルタ23により、太陽光、もしくは蛍光灯及びハロゲンランプなどの光源が出射する光と同等のスペクトル特性に変換され、NDフィルタ24により、おおよそ目標とする光強度となるように、減光させる。さらに、もう一つのNDフィルタ27では、光束の減光量の微調整が行われる。
第1光制御手段17において、透過窓18aと対面する位置に設けられたフライアイレンズ19は、透過型インテグレータ光学系であり、入射されたランプ光源11からの光束の照度ムラを打ち消して、光束をミラーユニット80に向けて出射する。
図3に示されるように、ミラーユニット80では、入射口84から入射される光束Lの進行方向を、第1及び第2光路変更反射鏡82a,82bにより反転し、コリメーション光学系83により、光束を平行光化して、コリメーション光学系83と高さ方向に相対するワークWに向けて、高さ方向の光軸を有する光束を出射する。
この発明に係る光照射装置1は、ランプ光源11をランプカバー30で囲み、さらに、口金12aに冷却風を供給するノズル44と対向するランプカバー30の部位に、排気孔32aを形成しているので、口金12aを冷却した後の冷却風は、ランプ光源11に回り込むことなく、排気孔32aから排気され、口金12aのみが効果的に冷却されるとともに、口金12a以外のランプ光源11の部位は、反射鏡支持プレート52の下部に取り付けられた楕円反射鏡15内に位置するので、冷却風の影響を受けずに保温が図られる。
このため、口金12aに比べて高い温度に制御する封体14などが、過剰に冷却されることを防止できる。また、ランプカバー30の設置により、例えば、フィルタユニット21やNDフィルタ27を冷却する冷却風など、ノズル44から供給される冷却風以外の気流が、ランプ光源11に回り込むことを防止できる。従って、光照射装置1によれば、ランプ光源11の温度制御を容易に行うことができる。
また、光照射装置1は、ランプ光源11が、両端部に口金12aを有し、一方の口金12aが楕円反射鏡15の前端開口15bから突出すると共に、他方の口金12bがステージ7に支持され、このステージ7が光源支持プレート51に支持されている。
楕円反射鏡15の後端開口15aから延出されるランプ光源11の軸方向の他方の口金12bを、ステージ7を介して光源支持プレート51に支持することで、ランプ光源11の直立状態を確認しながら、安定した状態でランプ光源11を移動させることが可能になる。
ステージ7が、光源支持プレート51の面と平行な面内のX・Y方向に、かつ光源支持プレート51の面と垂直な面内のZ方向に前記ランプ光源11を移動自在に、ランプ光源11を支持しているので、ランプ光源11を直立状態に維持したまま移動可能となる。これにより、ランプ光源11を、反射鏡支持プレート52に設けられた楕円反射鏡15に対して、容易に同軸に配置することができる。
また、ノズル44の先端部を、ランプ光源11の口金12a近くに延出させたので、効率よく口金12aを冷やすことができる。
また、ノズル44の先端部を、口金12aのリード線5と一直線状に並ばないように延出させたので、照度ムラを極力抑えた光束を光照射装置1から供給できる。
また、ランプカバー30に、透過窓33aを透過した光を制御する第2光学素子たる波長変換フィルタ23やNDフィルタ24を配置し、冷却風を供給するブロワ41と、ブロワ41からの冷却風をノズル44及び第2光学素子23,24に分配する分配手段42とを設けたので、口金12aと第2光学素子23,24とに、共通のブロワ41からの冷却風を供給できる。これにより、口金12a及び第2光学素子23,24を冷却するために、別々のブロワ41を用意する必要がなくなり、部材コストを削減できる。
また、ランプカバー30の側面部に、分岐ボックス43が配置され、分岐ボックス43内でランプカバー30を貫通するノズル44に、冷却風を供給できるようにしたので、ノズル44に冷却風を送るのに余計な配管を引き回す必要もなく、分配手段42のコストを一層削減できる。
なお、上記実施の形態では、第1光学素子は、フライアイレンズ19であるものとして説明したが、このものに限定されず、第1光学素子は、光源ユニット10の光学系の仕様に必要なものを適宜採用すればよい。同様に、第2光学素子は、波長変換フィルタ23やNDフィルタ24に限らず、他の種類の光学素子を適宜採用すればよい。
また、ノズル44の吹き出し口44aは、口金(高電圧側)12aに向けて口金12aの近くに配置するものとして説明したが、口金12aに向けられていれば、口金12aの近くにないものでも、口金12aを重点的に冷却する効果は残る。
1 光照射装置
5 リード線
7 ステージ(支持機構)
11 ランプ光源
12a,12b 口金
15 楕円反射鏡(反射鏡)
15a 後端開口
15b 前端開口
19 フライアイレンズ(第1光学素子)
23 波長変換フィルタ(第2光学素子)
24 NDフィルタ(第2光学素子)
30 ランプカバー
33a 透過窓
41 ブロワ
42 分配手段
43 分岐ボックス
44 ノズル
45 フィルタ冷却管(分配管)
51 光源支持プレート
52 反射鏡支持プレート
53 光学素子支持プレート

Claims (7)

  1. ランプ光源を直立状態で支持した光源支持プレートと、前記ランプ光源が後端開口から進入し、前端開口から光を出射する反射鏡を支持した反射鏡支持プレートと、前記反射鏡支持プレート上部の空間部に設けられ、前記ランプ光源の口金を囲うとともに、光の透過窓を有したランプカバーと、前記ランプカバーの内側に先端部が臨み、前記反射鏡の前端開口から突出した前記ランプ光源の口金に冷却風を供給するノズルとを備え、前記ランプカバーには前記ノズルに対向する排気孔を設けたことを特徴とする光照射装置。
  2. 前記ランプ光源が、両端部に口金を有し、一方の口金が前記反射鏡の前端開口から突出すると共に、他方の口金が支持機構に支持され、この支持機構が光源支持プレートに支持されていることを特徴とする請求項1に記載の光照射装置。
  3. 前記支持機構が、前記光源支持プレート面と平行な面内のX・Y方向に、かつ光源支持プレート面と垂直な面内のZ方向に移動自在に、前記ランプ光源を支持していることを特徴とする請求項2に記載の光照射装置。
  4. 前記ノズル先端部を、前記ランプ光源の口金近くに延出させたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光照射装置。
  5. 前記ノズル先端部を、前記口金のリード線と一直線状に並ばないように延出させたことを特徴とする請求項4に記載の光照射装置。
  6. 前記ランプカバーに、前記透過窓を透過した光を制御する第2光学素子を配置し、前記冷却風を供給するブロワと、前記ブロワからの冷却風を前記ノズル及び前記第2光学素子に分配する分配手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光照射装置。
  7. 前記分配手段が、前記ランプカバーの側面部に配置された分岐ボックスを備え、前記分岐ボックスに流入した冷却風が、前記分岐ボックス内で前記ランプカバーを貫通する前記ノズルに供給されるとともに、前記分岐ボックスから分配管を介して前記第2光学素子に供給されることを特徴とする請求項6に記載の光照射装置。
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