JP2013196716A - 光ピックアップ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】BD、DVD、CD用の3種のレーザ光が対物レンズに入射する場合に、それぞれのレーザ光に対する画角特性を適正に保ちながら、対物レンズを容易に設計可能な光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】光ピックアップ装置は、BD、DVD、CD用のレーザ光をそれぞれ出射するレーザ素子101a〜101cを同一CAN内に収容する半導体レーザ101と、各レーザ光が入射するとともに各レーザ光をそれぞれ対応するディスクに収束させるための回折構造P1〜P3を有する対物レンズと、半導体レーザ101から出射された各レーザ光を対物レンズに導く光学系(コリメータレンズ105)と、を備える。レーザ素子101bの出射光軸Odが光学系の光軸Osに整合するように、光学系と半導体レーザ101の配置が調整されている。
【選択図】図4
【解決手段】光ピックアップ装置は、BD、DVD、CD用のレーザ光をそれぞれ出射するレーザ素子101a〜101cを同一CAN内に収容する半導体レーザ101と、各レーザ光が入射するとともに各レーザ光をそれぞれ対応するディスクに収束させるための回折構造P1〜P3を有する対物レンズと、半導体レーザ101から出射された各レーザ光を対物レンズに導く光学系(コリメータレンズ105)と、を備える。レーザ素子101bの出射光軸Odが光学系の光軸Osに整合するように、光学系と半導体レーザ101の配置が調整されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、異なる波長のレーザ光を対応するディスクに照射可能な互換型の光ピックアップ装置に関する。
近年のディスクの多様化に伴い、異なる波長のレーザ光を対応するディスクに照射可能な互換型の光ピックアップ装置が開発され、ブルーレイディスクドライブ等の光ディスク装置に搭載されている。また、最近では、コンパクトディスク(CD)用のレーザ光源と、ディジタルバーサタイルディスク(DVD)用のレーザ光源と、ブルーレイディスク(BD)用のレーザ光源が一つのCAN内に配置されたマルチ発光タイプの半導体レーザが開発され、光ピックアップ装置に搭載されようとしている(たとえば、特許文献1参照)。
かかる半導体レーザが光ピックアップ装置に搭載される場合、各レーザ光源から出射されたレーザ光が共通の対物レンズに入射するよう、光学系が構成され得る。このように光学系を構成すると、異なるレーザ光源から出射されたレーザ光を統合するための光学素子を省略できるため、光学系の構成を簡素化でき、コストの削減を図ることができる。
しかしながら、上記のように異なる波長の3種のレーザ光が一つの対物レンズに入射する場合、全てのレーザ光に対して特性が適正となるように対物レンズを設計するのは困難である。たとえば、CDとDVDのみに対応可能な光ピックアップ装置の場合、対物レンズは、2種類のレーザ光に対して設計すれば良く、このため、両レーザ光に対して特性が適正となるように対物レンズを設計することは、比較的容易である。しかしながら、これにBD用のレーザ光が加わると、全てのレーザ光に対して特性が良好となるように対物レンズを設計することが困難となる。
光ピックアップ装置に用いる対物レンズが満たすべき最も重要な光学特性として、画角特性がある。画角特性とは、対物レンズの光軸に対して斜め方向からレーザ光が入射したときにレーザ光に生じるコマ収差の大きさを示すレンズの特性である。上記のように、2種類のレーザ光のみが対物レンズに入射する場合、各レーザ光に対する画角特性が良好となるよう対物レンズを設計することは、比較的容易である。しかしながら、3種類のレーザ光が対物レンズに入射するとなると、全てのレーザ光に対する画角特性が良好となるよう対物レンズを設計することは、極めて困難である。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、BD、DVD、CD用の3種のレーザ光が対物レンズに入射する場合に、それぞれのレーザ光に対する画角特性を適正に保ちながら、対物レンズを容易に設計可能な光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
本発明の主たる態様に係る光ピックアップ装置は、BD用のレーザ光を出射する第1の
レーザ光源、DVD用のレーザ光を出射する第2のレーザ光源およびCD用のレーザ光を出射する第3のレーザ光源を同一パッケージ内に収容するとともに、前記第1、第2および第3のレーザ光源から同一方向に前記各レーザ光を出射する半導体レーザと、前記各レーザ光が入射するとともに前記各レーザ光をそれぞれ対応するディスクに収束させるための回折構造を有する対物レンズと、前記半導体レーザから出射された前記各レーザ光を前記対物レンズに導く光学系と、を備える。ここで、前記第2のレーザ光源の出射光軸が前記光学系の光軸に整合するように、前記光学系と前記半導体レーザの配置が調整されている。
レーザ光源、DVD用のレーザ光を出射する第2のレーザ光源およびCD用のレーザ光を出射する第3のレーザ光源を同一パッケージ内に収容するとともに、前記第1、第2および第3のレーザ光源から同一方向に前記各レーザ光を出射する半導体レーザと、前記各レーザ光が入射するとともに前記各レーザ光をそれぞれ対応するディスクに収束させるための回折構造を有する対物レンズと、前記半導体レーザから出射された前記各レーザ光を前記対物レンズに導く光学系と、を備える。ここで、前記第2のレーザ光源の出射光軸が前記光学系の光軸に整合するように、前記光学系と前記半導体レーザの配置が調整されている。
本態様に係る光ピックアップ装置によれば、第2のレーザ光源の出射光軸が光学系の光軸に整合するよう光学系の配置が調整されるため、DVD用のレーザ光は、光学系を構成する光学部材によって曲げられることなく対物レンズに入射し、DVD用のレーザ光の対物レンズの光軸に対する傾きが抑制される。このため、DVD用のレーザ光に対するコマ収差が他のレーザ光に比べて大きくなるように対物レンズが設計されても、DVD用のレーザ光に対するコマ収差の発生が抑制され、DVD用のレーザ光に対する画角特性が適正に維持される。
また、上記のように対物レンズの設計によらずとも、DVD用のレーザ光に対する画角特性が適正に維持されるため、主としてBD用のレーザ光とCD用のレーザ光の画角特性を考慮して、対物レンズを設計すれば良く、これら2種類のレーザ光を対象に、対物レンズを容易に設計することができる。ここで、CD用のレーザ光の波長はBD用のレーザ光の波長の約2倍であるため、両レーザ光の画角特性が良好となるように、両レーザ光のための回折構造を容易に調整することができ、対物レンズの設計を簡便かつ効率的に行うことができる。
以上のとおり、本発明によれば、BD、DVD、CD用の3種のレーザ光が対物レンズに入射する場合に、それぞれのレーザ光に対する画角特性を適正に保ちながら、対物レンズを容易に設計可能な光ピックアップ装置を提供することができる。
本発明の特徴は、以下に示す実施の形態により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも本発明の一つの実施形態であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態により何ら制限されるものではない。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
<光ピックアップ装置の構成>
図1に、実施の形態に係る光ピックアップ装置の光学系を示す。図1(a)は、対物レンズアクチュエータを除いた光学系の上面図、図1(b)は、対物レンズアクチュエータ周辺部分を側面側から見た内部透視図、図1(c)は、半導体レーザ101におけるレー
ザ素子101a〜101cの配置状態を示す図である。
図1に、実施の形態に係る光ピックアップ装置の光学系を示す。図1(a)は、対物レンズアクチュエータを除いた光学系の上面図、図1(b)は、対物レンズアクチュエータ周辺部分を側面側から見た内部透視図、図1(c)は、半導体レーザ101におけるレー
ザ素子101a〜101cの配置状態を示す図である。
図1(a)を参照して、光ピックアップ装置は、半導体レーザ101と、回折格子102と、平板状の偏光ビームスプリッタ(PBS)103と、λ/4板104と、コリメータレンズ105と、レンズアクチュエータ106と、立ち上げミラー107と、対物レンズ108と、回折光学素子109と、光検出器110を備える。
半導体レーザ101は、波長405nm程度のBD用のレーザ光(以下、「BD光」という)と、波長660nm程度のDVD用のレーザ光(以下、「DVD光」という)と、波長785nm程度のCD用のレーザ光(以下、「CD光」という)を同一方向に出射する。
図1(c)に示すように、半導体レーザ101は、一つのCAN内に、BD光、DVD光、CD光をそれぞれ出射するレーザ素子101a、101b、101cを備える。レーザ素子101b、101cは、発光点の間隔がw2となるように、基板101d上に一体的に形成され、レーザ素子101aは、その発光点とレーザ素子101bの発光点との間隔がw1(w1>w2)となるように他の基板101eに形成されている。レーザ素子101a、101b、101cは、基板101d、101eがCAN内のサブマウント101fに設置されることにより、各発光点が一直線上に並ぶように配置されている。半導体レーザ101以降の光学系は、その光軸がDVD光の光軸に整合するように調整されている。
回折格子102は、半導体レーザ101から出射されたBD光、DVD光、CD光のうちBD光のみをメインビームと2つのサブビームに分割する。DVD光とCD光も回折格子102による回折作用を受けるが、これら光のサブビームの強度は、極めて小さくなっている。
PBS103は、回折格子102側から入射されたレーザ光を反射する。PBS103は、薄板状の平行平板となっており、その入射面に、偏光膜が形成されている。半導体レーザ101は、BD光、DVD光、CD光の偏光方向がPBS103に対してS偏光となるように配置されている。
λ/4板104は、PBS103によって反射されたレーザ光を円偏光に変換するとともに、ディスクからの反射光を、ディスクへ向かうときの偏光方向に直交する直線偏光に変換する。これにより、ディスクによって反射されたレーザ光はPBS103を透過して光検出器110へと導かれる。
コリメータレンズ105は、PBS103によって反射されたレーザ光を平行光に変換する。レンズアクチュエータ106は、λ/4板104とコリメータレンズ105を、コリメータレンズ105の光軸方向に駆動する。
レンズアクチュエータ106は、移動部材106aと、ギア106bと、モータ106cを備える。移動部材106aは、λ/4板104とコリメータレンズ105を保持している。移動部材106aは、コリメータレンズ105の光軸方向に移動可能にガイド(図示せず)に支持されている。また、移動部材106aにはギア(図示せず)が配され、このギアが、ギア106bに噛み合っている。ギア106bは、モータ106cの駆動軸に連結されている。モータ106cが駆動されることにより、移動部材106aに保持されたコリメータレンズ105がλ/4板104とともに移動する。こうして、コリメータレンズ105が制御信号に応じて移動されることにより、レーザ光に生じる収差(球面収差)が補正される。
立ち上げミラー107は、コリメータレンズ105を介して入射されたレーザ光を対物レンズ108に向かう方向に反射する。
対物レンズ108は、BD光、DVD光、CD光を対応するディスクの信号面上に収束させるよう設計されている。なお、対物レンズ108の設計方法については、追って、説明する。
対物レンズ108は、ホルダ121に保持され、ホルダ121は、対物レンズアクチュエータ122によって、フォーカス方向およびトラッキング方向に駆動される。このようにホルダ121が駆動されることにより、対物レンズ108が、フォーカス方向およびトラッキング方向に駆動される。
ディスクからの反射光は、λ/4板104によりPBS103に対してP偏光となる直線偏光に変換される。これにより、ディスクからの反射光は、PBS103を透過する。PBS103は、BD光、DVD光、CD光の光軸に対して45度傾くように配置されている。このため、BD光、DVD光、CD光が図1(a)のように収束状態でPBS103を透過すると、これらの光に非点収差が導入される。
回折光学素子109は、BD光、DVD光、CD光を回折させる。回折光学素子109は、BD光に対しては+1次の回折効率が高く、DVD光、CD光に対しては0次の回折効率が高くなるよう設計されている。BD光のメインビームは、回折光学素子109によってDVD光の光軸に近づく方向に曲げられ、光検出器110の受光面上において、DVD光の照射位置に照射される。
光検出器110には、DVD光とCD光の0次の回折光が照射される位置に、それぞれ、4分割センサが配置されている。BD光のメインビームは、上記のように回折光学素子109により回折されることにより、DVD光を受光する4分割センサに照射される。さらに、光検出器110には、回折光学素子109により回折されたBD光の2つのサブビームが照射される位置に4分割センサが配置されている。光検出器110のセンサレイアウトは、各センサからの出力により、再生RF信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号が生成されるよう設定されている。
<対物レンズの構成>
図2(a)は、対物レンズ108の光軸を含む当該光軸に平行な面によって対物レンズ108を切断したときの断面を模式的に示す図、図2(b)は、対物レンズ108の入射面を光源側から見たときの平面図である。
図2(a)は、対物レンズ108の光軸を含む当該光軸に平行な面によって対物レンズ108を切断したときの断面を模式的に示す図、図2(b)は、対物レンズ108の入射面を光源側から見たときの平面図である。
対物レンズ108は、平面視において真円の形状を有している。対物レンズ108は、光透過性に優れる樹脂材料により形成されている。対物レンズ108の光源側には、レンズ面R1が形成されており、対物レンズ108のディスク側には、レンズ面R2が形成されている。レンズ面R1、R2の表面には、それぞれ、反射防止膜が形成されている。
レンズ面R1は、光源側方向に突出する非球面形状の凸面となっている。レンズ面R1の径は、レンズ面R2の径よりも大きく、レンズ面R1の曲率は、レンズ面R2の曲率よりも大きい。
レンズ面R1、R2は、それぞれ、平行光の状態で入射したBD光、DVD光、CD光を、それぞれ、BD、DVDおよびCDの信号記録面上に集束させるよう構成されている。レンズ面R1に入射したBD光、DVD光およびCD光は、レンズ面R1で光軸に向か
う方向に屈折され、レンズ面R2に向かう。レンズ面R1にて屈折されたBD光、DVD光およびCD光は、レンズ面R2によって、さらに光軸に向かう方向に屈折される。こうして対物レンズ108により集束されたBD光は、BDに適する高い開口数(NA=0.85)にてBDに入射する。また、DVD光は、開口数(NA=0.6)にてDVDに入射し、CD光は、開口数(NA=0.45)にてCDに入射する。その後、BD光、DVD光およびCD光は、それぞれのカバー層で屈折され、信号記録面上にフォーカスされる。
う方向に屈折され、レンズ面R2に向かう。レンズ面R1にて屈折されたBD光、DVD光およびCD光は、レンズ面R2によって、さらに光軸に向かう方向に屈折される。こうして対物レンズ108により集束されたBD光は、BDに適する高い開口数(NA=0.85)にてBDに入射する。また、DVD光は、開口数(NA=0.6)にてDVDに入射し、CD光は、開口数(NA=0.45)にてCDに入射する。その後、BD光、DVD光およびCD光は、それぞれのカバー層で屈折され、信号記録面上にフォーカスされる。
レンズ面R1には、BD光、DVD光およびCD光を、それぞれ、BD、DVDおよびCD上に集束させるために、同心円輪状の回折構造が形成されている。かかる回折構造は、所定のピッチおよび高さを有する輪体状のブレーズ型回折構造である。これら回折構造は、回折作用によってBD光、DVD光、CD光の収束状態を変化させる。
レンズ面R1のうちCD光の有効径に対応する領域A3(以下、「3波共通領域」という)には、BD光、DVD光およびCD光を適正に収束させるよう設計された回折構造P3が形成されている。また、領域A3の部分を除いたDVD光の有効径に対応する領域A2(以下、「2波共通領域」という)にはBD光とDVD光を適正に収束させるよう設計された回折構造P2が形成されている。さらに、領域A3および領域A2の部分を除いたBD光の有効径に対応する領域A1(以下、「BD専用領域」という)にはBD光を適正に収束させるよう設計された回折構造P1が形成されている。
3波共通領域A3に形成される回折構造P3は、BD光、DVD光、CD光の3つの光を所定の位置に収束させる回折作用を実現するため、緻密に設計されたパターンを有する。これに対し、2波共通領域A2に形成される回折構造P2は、BD光とDVD光の2つの光を所定の位置に収束させる回折作用を実現できれば良いため、3波共通領域A3に形成される回折構造P2よりも緩やかに設計されたパターンを有し、BD専用領域A1に形成される回折構造P1は、BD光のみを所定の位置に収束させれば良いため、さらに緩やかに設計されたパターンを有する。上述の反射防止膜は、これら回折構造P1〜P3の上面を覆うように、レンズ面R1の全域に形成されている。
図2(a)には、BD専用領域A1の最も外側を通るBD光の光線と、2波共通領域A2の最も外側を通るDVD光の光線と、3波共通領域A3の最も外側を通るCD光の光線が示されている。レンズ面R1に入射する光は、レンズ面R1の周辺部に近いほど、入射角が大きくなる。図2(a)には、BD光、DVD光、CD光の最大入射角がα、β、γとして示されている。
なお、対物レンズ108の設計は、以下のように行われる。以下の設計は、BD光、DVD光、CD光の出射光軸が、全て、対物レンズ108の光軸に平行かつ一致すると仮定して行われる。
(1)まず、有効径が最大であるBD光に基づいて、レンズ面R1、R2の非球面形状が設定される。ここで、非球面形状は、BD光に対する開口数がBDに求められる開口数(NA=0.85)付近となり、且つ、BD光に対して正弦条件が守られるように設定される。正弦条件とは、光が対物レンズ108の光軸に対して斜めに入射する際に生じるコマ収差を抑制するための条件である。なお、ここでは、主として、3次コマ収差と5次コマ収差の合計が対象とされる(以下、同様)。
(2)次に、3波共通領域A3に対して、BD光、DVD光、CD光のための回折構造P3の設定と、レンズ面R1における非球面形状の調整が行われる。このとき、BD光の所定次数の回折光(記録/再生に用られる光)がBDのための開口数(NA=0.85)
に対応する焦点位置Pbに収束し、DVD光の所定次数の回折光(記録/再生に用られる光)がDVDのための開口数(NA=0.6)に対応する焦点位置Pdに収束し、且つ、CD光の所定次数の回折光(記録/再生に用られる光)がCDのための開口数(NA=0.45)に対応する焦点位置Pcに収束するよう、回折構造P3のパターン(輪体のピッチおよび高さ)が調整される。また、各回折光が、それぞれ、焦点位置Pb、Pd、Pcに収束するよう、3波共通領域A3におけるレンズ面R1の非球面形状が修正される。さらに、BD光とCD光に対して正弦条件が守られるように、回折構造P3のパターンとレンズ面R1の非球面形状が調整される。DVD光に対しては、正弦条件は無視され、単に、焦点位置PdにDVD光を収束させることのみを目的として、回折構造P3のパターンとレンズ面R1の非球面形状が調整される。以上の調整が、3波共通領域A3に対して繰り返され、回折構造P3のパターンおよびレンズ面R1の非球面形状と、焦点位置Pb、Pd、Pcが適宜微修正されながら、回折構造P3のパターンとレンズ面R1の非球面形状の望ましい解が求められる。
に対応する焦点位置Pbに収束し、DVD光の所定次数の回折光(記録/再生に用られる光)がDVDのための開口数(NA=0.6)に対応する焦点位置Pdに収束し、且つ、CD光の所定次数の回折光(記録/再生に用られる光)がCDのための開口数(NA=0.45)に対応する焦点位置Pcに収束するよう、回折構造P3のパターン(輪体のピッチおよび高さ)が調整される。また、各回折光が、それぞれ、焦点位置Pb、Pd、Pcに収束するよう、3波共通領域A3におけるレンズ面R1の非球面形状が修正される。さらに、BD光とCD光に対して正弦条件が守られるように、回折構造P3のパターンとレンズ面R1の非球面形状が調整される。DVD光に対しては、正弦条件は無視され、単に、焦点位置PdにDVD光を収束させることのみを目的として、回折構造P3のパターンとレンズ面R1の非球面形状が調整される。以上の調整が、3波共通領域A3に対して繰り返され、回折構造P3のパターンおよびレンズ面R1の非球面形状と、焦点位置Pb、Pd、Pcが適宜微修正されながら、回折構造P3のパターンとレンズ面R1の非球面形状の望ましい解が求められる。
なお、CD光の波長はBD光の波長の約2倍であるため、両レーザ光が所望の位置に収束し、且つ、両レーザ光に対して正弦条件が守られるように、回折構造P3のパターンとレンズ面R1の非球面形状を調整することは、比較的容易である。すなわち、このように波長が略整数倍の関係にある場合、BD光について行われた設計を微調整することによって、CD光を、正弦条件が守られるように焦点位置Pcに収束させることができる。また、DVD光については、正弦条件が考慮されないため、BD光とCD光について行われた設計を調整することにより、DVD光を焦点位置Pdに収束させることができる。
(3)こうして3波共通領域A3に対する設計が行われた後、2波共通領域A2に対して、BD光、DVD光のための回折構造P2の設定と、レンズ面R1における非球面形状の調整が行われる。このとき、回折構造P2のパターンと、レンズ面R1の非球面形状が、BD光の所定次数の回折光(記録/再生に用られる光)が上記の焦点位置Pbに収束し、かつ、DVD光の所定次数の回折光(記録/再生に用られる光)が上記の焦点位置Pdに収束するよう、調整される。また、BD光に対する正弦条件が守られるように、回折構造P2のパターンとレンズ面R1の非球面形状が調整される。DVD光に対しては、上記と同様、正弦条件は無視され、単に、焦点位置PdにDVD光を収束させることのみを目的として、2波共通領域A2に対する回折構造P2のパターンとレンズ面R1の非球面形状の調整が行われる。
(4)最後に、BD専用領域A1に対して、BD光のための回折構造P1が設定される。このとき、回折構造P1は、BD光の所定次数の回折光(記録/再生に用られる光)が、焦点位置Pbに収束するよう、パターンが設計される。このとき、適宜、BD光に対する正弦条件が満たされるよう、BD専用領域A1におけるレンズ面R1の非球面形状の修正が行われる。これにより、対物レンズ108の設計が完了する。
以上の設計において、焦点位置Pbに収束されるBD光の回折次数は、必ずしも、領域A1〜A3において、同じである必要はなく、互いに異なっていても良い。また、焦点位置Pdに収束されるDVD光の回折次数も、必ずしも、領域A2、A3において、同じである必要はなく、互いに異なっていても良い。
以上のように、対物レンズ108が、BD光とCD光に対して正弦条件が守られるように設計されると、レーザ光が対物レンズ108の光軸に対して斜めに入射する際に生じるコマ収差は、BD光とCD光に対するコマ収差が小さく、DVD光に対するコマ収差が大きくなる。
なお、BD光とCD光に対しては、上記のように正弦条件を守りながら、適宜、適した
設計を行うことができる。すなわち、BD光とCD光に対しては、設計のバランスをとることができ、何れか一方をより最適化する設計が可能である。つまり、CD光の方をより最適化する設計が行われると、CD光に生じるコマ収差を最も小さくでき、BD光の方をより最適化する設計が行われると、BD光に生じるコマ収差を最も小さくできる。コマ収差(λrms)は、波長λによって規格化されるため、たとえば、BD光に生じるコマ収差を10mλrms減少させると、CD光に生じるコマ収差は約5mλrms(10×405/785≒5)増加することになる。このように、CD光に対するコマ収差の増加量に対し、BD光に対するコマ収差の減少量が大きいため、所定のレンズ径の位置において、BD光に生じるコマ収差をCD光に生じるコマ収差に割り振ることにより、上記のように正弦条件を守りながら、BD光に生じるコマ収差をCD光に生じるコマ収差よりも小さくする設計が可能である。
設計を行うことができる。すなわち、BD光とCD光に対しては、設計のバランスをとることができ、何れか一方をより最適化する設計が可能である。つまり、CD光の方をより最適化する設計が行われると、CD光に生じるコマ収差を最も小さくでき、BD光の方をより最適化する設計が行われると、BD光に生じるコマ収差を最も小さくできる。コマ収差(λrms)は、波長λによって規格化されるため、たとえば、BD光に生じるコマ収差を10mλrms減少させると、CD光に生じるコマ収差は約5mλrms(10×405/785≒5)増加することになる。このように、CD光に対するコマ収差の増加量に対し、BD光に対するコマ収差の減少量が大きいため、所定のレンズ径の位置において、BD光に生じるコマ収差をCD光に生じるコマ収差に割り振ることにより、上記のように正弦条件を守りながら、BD光に生じるコマ収差をCD光に生じるコマ収差よりも小さくする設計が可能である。
したがって、上記のようにBD光とCD光に対して正弦条件を守るような設計が行われる場合、各光に生じるコマ収差の大小関係は、以下のように設定され得る。
(設計例1) DVD光>CD光>BD光
(設計例2) DVD光>BD光>CD光
(設計例2) DVD光>BD光>CD光
なお、記録/再生に用いるBD光(焦点位置Pbに収束されるBD光の回折光)の回折効率は、BD専用領域A1が最も高く、3波長共通領域A3が最も低い。すなわち、BD専用領域A1は、BD光に特化した設計が可能であるため、記録/再生に用いるBD光に対する回折効率を高く設定できる。これに対し、2波長共通領域A2は、BD光とDVD光の2つのレーザ光が適正に収束するように設計されるため、両レーザ光の回折効率を高める必要があり、このため、記録/再生に用いるBD光に対する回折効率が、BD専用領域A1よりも低くなる。また、3波長共通領域A3は、BD光、DVD光およびCD光の3つのレーザ光が適正に収束するように設計されるため、3つのレーザ光の回折効率を高める必要があり、このため、記録/再生に用いるBD光に対する回折効率が、2波長共通領域A2よりもさらに低くなる。同様に、記録/再生に用いるDVD光(焦点位置Pdに収束されるDVD光の回折光)に対する回折効率は、2波長共通領域A2の方が、3波長共通領域A3よりも高い。
上記設計において、回折構造P2、P1は、2波長共通領域A2およびBD専用領域A1に入射したCD光が、回折構造P2、P1によって、焦点位置Pcとは異なる方向に回折されるように設計される。されに、回折構造P1は、BD専用領域A1に入射したDVD光が、回折構造P1によって、焦点位置Pdとは異なる方向に回折されるよう設計される。
図3(a)〜(c)は、それぞれ、回折構造P1〜P3のパターン例を示す図である。これらの図には、対物レンズ108の光軸を含む当該光軸に平行な面によって対物レンズ108を切断しときの回折構造P1〜P3のブレーズの形状が模式的に示されている。
回折構造P1は、上記のように、BD光の所定次数の回折光が焦点位置Pbに収束し、且つ、BD光に対する正弦条件が守られるよう、ブレーズのピッチp1と高さd1が調整されている。また、回折構造P2は、上記のように、BD光、DVD光の所定次数の回折光が、それぞれ、焦点位置Pb、Pdに収束し、且つ、BD光に対する正弦条件が守られるよう、ブレーズのピッチp2と高さd2が調整されている。さらに、回折構造P3は、上記のように、BD光、DVD光、CD光の所定次数の回折光が、それぞれ、焦点位置Pb、Pd、Pcに収束し、且つ、BD光、CD光に対する正弦条件が守られるよう、ブレーズのピッチp3と高さd3が調整されている。
<光学系の調整>
図4は、光学系の光軸Osとレーザ素子101a〜101cとの関係を模式的に示す図である。なお、図4では、便宜上、図1に示す光学系のうち、半導体レーザ101(レーザ素子101a〜101c)と、コリメータレンズ105と、対物レンズ108のみが示されており、その他の光学部材は図示省略されている。
図4は、光学系の光軸Osとレーザ素子101a〜101cとの関係を模式的に示す図である。なお、図4では、便宜上、図1に示す光学系のうち、半導体レーザ101(レーザ素子101a〜101c)と、コリメータレンズ105と、対物レンズ108のみが示されており、その他の光学部材は図示省略されている。
図4に示すように、半導体レーザ101は、DVD光を出射するレーザ素子101bの出射光軸Odが光学系の光軸Osに平行かつ一致するように配置される。通常、光学系を構成する各光学部材(コリメータレンズ105等)は、各々の光軸が光学系の光軸Osに一致するように配置される。このため、DVD光の出射光軸Odは、コリメータレンズ105等の光学部材の光軸に整合し、これらの光学部材によって曲げられることなく、対物レンズ108へと向かう。他方、対物レンズ108は、中立位置において、その光軸が光学系の光軸Osに一致するように配置される。したがって、対物レンズ108が中立位置にあるとき、DVD光は、出射光軸Odが対物レンズ108の光軸に対して傾くことなく対物レンズ108の光軸に一致する状態で、対物レンズ108に入射する。すなわち、DVD光は、対物レンズ108が中立位置からチルトしなければ、対物レンズ108の光軸に対して傾くことなく、対物レンズ108のレンズ面R1に入射する。
また、このようにDVD光の出射光軸Odが光学系の光軸Osに一致するように半導体レーザ101が配置されると、BD光とCD光を出射するレーザ素子101a、101cの出射光軸Ob、Ocは、それぞれ、光学系の光軸Osから、発光点間隔に応じた距離だけずれることになる。このため、BD光とCD光の出射光軸Ob、Ocは、コリメータレンズ105等によって曲げられ、その結果、BD光とCD光は、それぞれ、出射光軸Ob、Ocが対物レンズ108の光軸に対して傾くようにして、対物レンズ108に入射する。すなわち、DVD光は、対物レンズ108の光軸に対し所定の角度(画角)だけ傾いた状態で、対物レンズ108のレンズ面R1に入射する。
しかしながら、上述のように、対物レンズ108は、BD光とCD光に対して正弦条件が守られるように設計されているため、このようにBD光とCD光が所定の画角をもって対物レンズ108のレンズ面R1に入射しても、BD光とCD光において、画角に基づくコマ収差の発生が抑制される。他方、対物レンズ108は、上記のように、DVD光に対しては正弦条件が無視されて設計されてはいるが、上記のように、DVD光は、半導体レーザ101の配置の調整により、対物レンズ108の光軸に対して傾くことなく対物レンズ108に入射するため、画角に基づくコマ収差の発生が抑制される。
したがって、上記のように対物レンズ108を設計した上で、図4のように、DVD光の出射光軸Odが光学系の光軸Osに整合するよう半導体レーザ101を配置することにより、画角に基づくコマ収差の発生が、BD光、DVD光、CD光の全てについて抑制され、全てのレーザ光に対する画角特性が適正に維持される。
<実施形態の効果>
以上、本実施の形態によれば、以下の効果が奏される。
以上、本実施の形態によれば、以下の効果が奏される。
DVD光を出射するレーザ素子101bの出射光軸Odが光学系の光軸Osに整合するよう光学系と半導体レーザ101の配置が調整されているため、対物レンズ108の光軸に対するDVD光の傾きが抑制される。このため、DVD光に対する画角に基づくコマ収差がBD光、CD光に比べて大きくなるように対物レンズ108が設計されても、DVD光に対するコマ収差の発生が抑制され、DVD光に対する画角特性が適正に維持される。
また、上記のように対物レンズ108の設計によらずとも、DVD光に対する画角特性
が適正に維持されるため、上記のように、主としてBD光とCD光の画角特性(正弦条件)を考慮して、対物レンズ108を設計することができ、これら2種類のレーザ光を対象に、対物レンズ108を容易に設計することができる。ここで、CD光の波長はBD光の波長の約2倍であるため、両レーザ光の画角特性(正弦条件)が良好となるように、両レーザ光のための回折構造とレンズ面R1の非球面形状を容易に調整することができ、対物レンズ108の設計を簡便かつ効率的に行うことができる。
が適正に維持されるため、上記のように、主としてBD光とCD光の画角特性(正弦条件)を考慮して、対物レンズ108を設計することができ、これら2種類のレーザ光を対象に、対物レンズ108を容易に設計することができる。ここで、CD光の波長はBD光の波長の約2倍であるため、両レーザ光の画角特性(正弦条件)が良好となるように、両レーザ光のための回折構造とレンズ面R1の非球面形状を容易に調整することができ、対物レンズ108の設計を簡便かつ効率的に行うことができる。
<変更例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施の形態も上記の他に種々の変更が可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施の形態も上記の他に種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態では、レーザ素子101a、101cがレーザ素子101bを挟むように、レーザ素子101a、101b、101cが半導体レーザ101に配置されたが、図5(a)に示すように、DVD光を出射するレーザ素子101bが他の2つのレーザ素子101a、101cに挟まれないようにレーザ素子101a、101b、101cが半導体レーザ101に配置されても良い。この場合、図5(b)に示すように、DVD光の出射光軸Odが対物レンズ108の光軸に整合される。
この変更例では、上記実施の形態に比べて、光学系の光軸Osに対するBD光の出射光軸Obのずれ量が大きくなるため、コリメータレンズ105等によって出射光軸Obが大きく曲げられ、対物レンズ108に対するBD光の画角が大きくなる。このため、本変更例は、上記実施の形態よりも、BD光に対する画角特性が劣化し易い。したがって、この点を考慮すると、上記実施の形態のように、レーザ素子101a、101cがレーザ素子101bを挟むように、レーザ素子101a、101b、101cが半導体レーザ101に配置されるのが望ましい。なお、図5(a)のようにレーザ素子101a〜101cが配置される場合、BD光に対する画角特性が劣化し易いため、上記設計例1のように、CD光に生じるコマ収差よりもBD光に生じるコマ収差の方が小さくなるよう、対物レンズ109が設計されると良い。
また、上記実施の形態では、レーザ素子101a、101b、101cが直線状に並ぶよう、レーザ素子101a、101b、101cが半導体レーザ101に配置されたが、図5(b)のように、BD光を出射するレーザ素子101aが、DVD光とCD光を出射するレーザ素子101b、101cに重なるように、レーザ素子101a、101b、101cが半導体レーザ101に配置されても良い。この場合も、上記実施の形態と同様、DVD光の出射光軸Odが対物レンズ108の光軸に整合される。なお、この場合、図5(b)のように、BD光の発光点がDVD光の発光点の真上に位置付けられるよう、レーザ素子101aを配置するのが望ましい。こうすると、BD光とDVD光の発光点間隔w4を最小とすることができ、DVD光の出射光軸Odを光学系の光軸Osに整合させた場合に、光学系の光軸Osに対するBD光の出射光軸Obのずれを抑制することができる。
さらに、上記実施の形態では、回折構造P1〜P3のパターン例が図3(a)〜(c)に例示されたが、回折構造P1〜P3のパターン例はこれに限定されるものではなく、BD光、DVD光およびCD光をそれぞれ対応する焦点位置Pb、Pd、Pcに収束でき、且つ、画角に基づくコマ収差がDVD光よりもBD光とCD光の方が小さくなるようなパターンであれば、どのようなパターンであっても良い。なお、各領域のパターンは、レンズ面R1における回折構造P1〜P3の形成を簡易かつ精度良く行えるよう、輪体の数がなるべく少なくなるように設定されるのが望ましい。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
101 … 半導体レーザ
101a … レーザ素子(第1のレーザ光源)
101b … レーザ素子(第2のレーザ光源)
101c … レーザ素子(第3のレーザ光源)
105 … コリメータレンズ(光学系)
108 … 対物レンズ
P1〜P3 … 回折構造
101a … レーザ素子(第1のレーザ光源)
101b … レーザ素子(第2のレーザ光源)
101c … レーザ素子(第3のレーザ光源)
105 … コリメータレンズ(光学系)
108 … 対物レンズ
P1〜P3 … 回折構造
Claims (6)
- BD用のレーザ光を出射する第1のレーザ光源、DVD用のレーザ光を出射する第2のレーザ光源およびCD用のレーザ光を出射する第3のレーザ光源を同一パッケージ内に収容するとともに、前記第1、第2および第3のレーザ光源から同一方向に前記各レーザ光を出射する半導体レーザと、
前記各レーザ光が入射するとともに前記各レーザ光をそれぞれ対応するディスクに収束させるための回折構造を有する対物レンズと、
前記半導体レーザから出射された前記各レーザ光を前記対物レンズに導く光学系と、を備え、
前記第2のレーザ光源の出射光軸が前記光学系の光軸に整合するように、前記光学系と前記半導体レーザの配置が調整されている、
ことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 請求項1に記載の光ピックアップ装置において、
前記対物レンズは、所定の画角で前記CD用、DVD用およびBD用のレーザ光が前記対物レンズに入射する場合、前記CD用のレーザ光と前記BD用のレーザ光に生じるコマ収差が前記DVD用のレーザ光に生じるコマ収差よりも小さくなるように設計されている、
ことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 請求項1または2に記載の光ピックアップ装置において、
前記第1の光源と前記第3の光源が前記第2の光源を挟むように、前記第1、第2および第3のレーザ光源が配置されている、
ことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 請求項1ないし3の何れか一項に記載の光ピックアップ装置において、
前記第1、第2および第3の光源が直線状に並ぶように、前記第1、第2および第3のレーザ光源が配置されている、
ことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 請求項1ないし4の何れか一項に記載の光ピックアップ装置において、
前記対物レンズは、所定の画角で前記CD用、DVD用およびBD用のレーザ光が前記対物レンズに入射する場合に、前記CD用のレーザ光に生じるコマ収差が最小となり、前記DVD用のレーザ光に生じるコマ収差が最大となるよう設計されている、
ことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 請求項1ないし4の何れか一項に記載の光ピックアップ装置において、
前記対物レンズは、所定の画角で前記CD用、DVD用およびBD用のレーザ光が前記対物レンズに入射する場合に、前記BD用のレーザ光に生じるコマ収差が最小となり、前記DVD用のレーザ光に生じるコマ収差が最大となるよう設計されている、
ことを特徴とする光ピックアップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012060539A JP2013196716A (ja) | 2012-03-16 | 2012-03-16 | 光ピックアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012060539A JP2013196716A (ja) | 2012-03-16 | 2012-03-16 | 光ピックアップ装置 |
Publications (1)
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JP2013196716A true JP2013196716A (ja) | 2013-09-30 |
Family
ID=49395469
Family Applications (1)
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JP2012060539A Pending JP2013196716A (ja) | 2012-03-16 | 2012-03-16 | 光ピックアップ装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2013196716A (ja) |
-
2012
- 2012-03-16 JP JP2012060539A patent/JP2013196716A/ja active Pending
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