JP2013196517A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本実施形態の情報処理装置1は、面積比算出部64と、動作解析部65と、を備える。面積比算出部64は、撮像画像に含まれる被写体像101(図4参照)の少なくとも一部を分割する基準線103(図4参照)に基づいて、被写体像101の面積比を算出する。動作解析部65に備えられた重心推定部71は、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて、被写体の重心を推定する。そして、動作解析部65は、重心推定部71により推定された重心に基づいて、被写体の動作を解析する。
【選択図】図2
Description
撮像画像に含まれる被写体の少なくとも一部を分割する基準線に基づいて、前記被写体の面積比を算出する面積比算出手段と、
前記面積比算出手段により算出された面積比に基づいて、前記被写体の動作を解析する動作解析手段と、
を備えることを特徴とする。
情報処理装置1は、例えばゴルフスイング解析装置として構成される。
入力部17は、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。
AFEは、当該アナログの電気信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理などの各種信号処理を施し、その結果得られるデジタル信号を、撮像部18の出力信号として出力する。
なお、以下、撮像部18の出力信号を、「画像データ」と呼ぶ。したがって、撮像部18からは画像データが出力されて、CPU11などに適宜供給される。本実施形態では、撮像部18から出力される画像データの単位は、撮像素子を構成する各画素の画素値(画像信号)の集合体、即ち、1枚の静止画像又は動画像を構成するフレームなどの画像データである。撮像部18により、被写体を撮像し、その結果得られる撮像画像の画像データを記憶部19に記憶するまでの一連の処理を以後、「撮像処理」と呼ぶ。撮像制御部61は、ユーザによる入力部17に対する撮影開始操作を受け付けたことを契機として、撮像部18を制御して撮像処理を開始する。撮像処理が開始されると、撮像制御部61は、撮像部18を制御して、ゴルフスイングを行っている人を被写体として、セットアップ〜フィニッシュまでの各フォームの撮影を行う。撮像制御部61は、ユーザによる入力部17に対する撮影終了操作を受け付けたことを契機として、撮像部18を制御して撮像処理を終了する。
通信部20は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
面積比算出処理とは、ユーザにより図示せぬ電源ボタンが押下されたことを契機として開始される、次のような処理をいう。即ち、面積比算出処理とは、撮影した動画像からフレーム毎に静止画を抽出してから、抽出したフレームから後述する基準線を境界とした被写体の画像の面積比を算出し、算出した面積比に基づいて指標を表示するまでの一連の処理をいう。
また、情報処理装置1の記憶部19の一領域として、撮像画像記憶部51と、重心記憶部52と、が設けられている。なお、撮像画像記憶部51及び重心記憶部52が記憶部19の一領域として設けられていることは例示であって、その他例えばリムーバブルメディア41の一領域として設けられるようにしてもよい。
本実施形態においては、画像抽出部62により抽出されるフォームとして、「セットアップ」、「第1ハーフウェイバック」、「第2ハーフウェイバック」、「第1トップ」、「第2トップ」、「ハーフウェイダウン」、「インパクト」、「第1フォロー」、「第2フォロー」、「フィニッシュ」を含む複数のフォームを有する。「セットアップ」とは、アドレスしてから、スイングの準備が整った状態を示す。「第1ハーフウェイバック」とは、バックスイングで、クラブと地面が平行となった状態を示す。「第2ハーフウェイバック」とは、バックスイングで、第1ハーフウェイバックからさらにバックスイングした状態を示す。「第1トップ」とは、最も深くバックスイングされた状態を示す。「第2トップ」とは、第1トップの状態から、ダウンスイングを始めた状態を示す。「ハーフウェイダウン」とは、ダウンスイングで、クラブと地面が平行となった状態を示す。「インパクト」とは、クラブのクラブヘッドとボールとが当たる瞬間の状態を示す。「第1フォロー」とは、インパクトのポジションから、クラブが90度上がった状態を示す。「第2フォロー」とは、第1フォローから、さらにクラブが上がった状態を示す。「フィニッシュ」とは、スイングを終えた状態を示す。
画像抽出部62は、抽出した静止画のデータを被写体像生成部63へ供給する。
具体的には、被写体像生成部63は、画像抽出部62が抽出した静止画のデータを取得する。そして、被写体像生成部63は、取得した静止画のデータに基づいて、αマップのデータを生成する。具体的には例えば、初期αマップのデータを生成するための二値化の最も単純な手法として、背景画像のデータを用いる手法が存在する。
背景画像とは、静止画のうち、静止画の前景物体となる被写体(例えば、後述の図4の被写体102)を除外した画像である。この場合、被写体像生成部63は、静止画のデータと、背景画像のデータの差分を二値化することによって、初期αマップを生成することができる。
なお、初期αマップを生成するための二値化の手法は、特にこれに限定されず、静止画像の各座標の画素値を二値化する手法であれば足り、その他の手法として、例えば次のような手法を採用してもよい。
即ち、被写体像生成部63は、静止画のデータから、被写体を含む領域を注目領域として検出する。ここで、静止画像に含まれる被写体は、例えば後述する図4の表示例では、被写体102である。
そして、被写体像生成部63は、当該注目領域を白色として、それ以外の領域を黒色とした2値化画像のデータ、即ち、白色の画素値「0」又は黒色の画素値「1」により構成されるデータを、初期αマップのデータとして生成して記憶部19に記憶させる。
なお、注目領域の検出手法は、特に限定されず、公知又は今後開発される任意の手法を採用することができる。
適応的フィルタ処理とは、加重平均フィルタをかける処理であって、当該加重平均フィルタに用いられる係数(以下、「フィルタ係数」と呼ぶ)が、静止画像の特性に応じて適応的に変化する処理をいう。
また、初期αマップのデータに対して適応的フィルタ処理が施された後のデータを、以下、「フィルタ後αマップのデータ」と呼ぶ。
なお、フィルタ後αマップのデータは、「0」と「1」の画素値(α値)のみならず、0乃至1の間の中間値の画素値(α値)も有する。即ち、フィルタ後αマップにおいては、画素値(α値)が「1」の画素は、完全に被写体(合成画像の前景物体)となる領域に含まれていることを意味する。また、画素値(α値)が「0」の画素は、完全に背景領域に含まれていることを意味する。一方、エッジ領域に含まれる各画素の画素値(α値)は、被写体(合成画像の前景物体)の成分が占める量が多くなるほど「1」に近づいていくような、0乃至1の間の多値となっている。
具体的には、被写体像生成部63は、初期αマップの注目画素に対して適用するフィルタ係数(以下、「注目画素用フィルタ係数」と呼ぶ)を演算する。
この場合、被写体像生成部63は、記憶部19に記憶された静止画のデータ(各画素値)のうち、注目画素と同一座標の画素(以下、「対応画素」と呼ぶ)のデータ(対応画素の画素値)を用いて、フィルタ係数を演算する。
ここで、このようにして演算された注目画素用フィルタ係数は、注目画素として設定された画素に対してのみ適用されるフィルタ係数である。換言すると、注目画素は順次変更されるので、初期αマップを構成する画素毎に、静止画像の対応画素の特性に基づいて適応的に変化したフィルタ係数が順次演算される。
即ち、初期αマップを構成する各画素の各々が注目画素に順次設定されて、被写体像生成部63による処理が繰り返されることで、初期αマップの各画素値(α値)の各々が更新される。その結果、更新後の各画素値(α値)の集合体が、フィルタ後αマップのデータとして得られることになる。
換言すると、注目画素は順次変更されるので、初期αマップを構成する画素毎に、静止画像の対応画素の特性に基づいて適応的に変化したフィルタ係数が用いられて、加重平均フィルタがかけられることになる。
このようにして生成されたフィルタ後αマップのデータは、記憶部19に記憶される。すると、被写体像生成部63は、当該フィルタ後αマップのデータを記憶部19から読み出すとともに、静止画像のデータを記憶部19から読み出す。
そして、被写体像生成部63は、読み出した静止画像やフィルタ後αマップなどの各データを用いて、被写体像のデータを生成し、記憶部19に記憶する。
「基準線」とは、撮像部18の画角を分割する仮想的な線であって、撮像部18の画角内に入った被写体像の少なくとも一部を分割するように配置され、被写体のアドレス時の体の中心を通る直線として設定されている線である。本実施形態においては、基準線は、画角の幅方向略中央において、画角の高さ方向に沿って直線状に配置されている。そして、画角内の略中央に被写体が入るように情報処理装置1を配置して、撮像処理を行うことにより、画角の略中央に被写体像を配置して撮像データを出力することができる。これにより、画角の略中央に配置された被写体像を、仮想的な基準線を中心として、右方向と左方向とに分割することができる。そして、面積比算出部64は、基準線によって右側と左側の被写体像に分割された面積をそれぞれ算出し、算出した各々の面積に基づいて基準線の右側と左側の面積比を算出する。面積比算出部64は、算出した面積比を動作解析部65に供給する。
また、基準線は、被写体像である人間の頭、足、腰などの体のパーツの重さを考慮して配置することができる。例えば、被写体像の頭の高さにおいて配置された基準線により、頭を右方向と左方向とに分割するように配置することができる。これにより、頭の面積比を算出することにより、頭の重心移動のみを把握するように面積比を算出することができる。また、面積比算出部64は、体のパーツ毎に重み付けをして面積比を算出することができる。例えば、マーカーなどを使って特定のパーツを特定後、頭部の面積は、他のパーツの面積よりもn(「n」は、0以上の任意の数)倍するなどの補正を行う。そして、動作解析部65は、補正を行った後の面積比に基づいて重心を推定することができる。
また、基準線は、被写体が打つボールの位置や、被写体が持つクラブの番手に対応して異なる位置に配置することができる。
また、面積比算出部64は、被写体の面積比に対して重み付けをして面積比を算出することができる。例えば、面積比算出部64は、画像抽出部62により抽出されるフォームの種別に応じて、右側の面積と左側の面積とに重み付けをして面積比を算出することができる。具体的には、ハーフウェイバックのフォームの被写体像の面積比を算出する場合には、被写体から見て左側に10%プラスする重み付けをすることができる。また、フォローのフォームの被写体像の面積比を算出する場合には、被写体から見て右側に20%プラスする重み付けをすることができる。これにより、面積比算出部64は、被写体像の移動に伴う荷重を考慮して、面積比を算出することができる。
また、面積比算出部64は、画像抽出部62により抽出されるフォーム毎のフレーム間での面積変化(微分)を算出し、当該微分値が大きい(小さい)ほど、面積の重み付けの値を大きく(小さく)して、面積比を算出することができる。
また、面積比算出部64は、被写体の体の各部分を移動方向及び移動速度を反映して、面積の重み付けを行うこともできる。
重心推定部71は、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて被写体像の重心を推定する。ここで、後述の図3を参照して説明する面積比算出処理では、重心推定部71は、面積比算出部64により算出された面積比を表す指標に基づいて被写体の重心を推定する。このため、本実施形態の重心推定部71は、指標生成部81を含むこととしている。
また、重心推定部71は、推定した被写体の重心を今回の重心として、重心記憶部52に記憶する。重心記憶部52に記憶される重心は、面積比算出部64により面積比が算出される度に重心記憶部52に記憶することができる。また、面積比算出部64は、ユーザの入力部17の操作に基づき、重心を記憶する操作を受け付けた場合にのみ、重心を重心記憶部52に記憶することもできる。
図3は、図2の機能的構成を有する図1の情報処理装置1が実行する面積比算出処理の流れを説明するフローチャートである。
情報処理装置1により面積比算出処理が実行されると、CPU11において図2の各機能ブロックが機能して、次のような処理が行われる。即ち、以下の各ステップの処理の動作主体は、ハードウェアではCPU11が該当する。但し、本発明の理解を容易なものとすべく、CPU11において機能する各機能ブロックが動作主体であるものとして、以下の各ステップの処理の説明をする。
図4は、図1の情報処理装置1の表示部16に表示される指標の種別の一例を示している。
これに対して例えば、「フォロー」のフォームでは、被写体102は、画角の左側に位置しているため、図4(8)の例では、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて生成された面積比情報104は、右側が27、左側が73となっている。これにより、被写体であるユーザの「フォロー」のフォームは、左側に重心が移っているスタンスであることを把握することができる。
図5は、図1の情報処理装置1の表示部16に表示される指標の種別の一例を示している。
図5の例では、被写体像101は、表示部16内の上方に配置された上領域121と、表示部16内の下方に設けられた下領域122と、を含んで構成されている。
「参考線131」とは、前回の被写体の重心位置を示す仮想的な線であって、基準線103と同様に、画角内に入った被写体像101の少なくとも一部を分割するように配置されている線である。本実施形態においては、参考線131は、基準線103と同様に、画角の幅方向略中央において、画角の高さ方向に沿って直線状に配置されている。
指標生成部81は、被写体が前回(今回の撮像処理以前)に撮像された動画像に基づいて推定された重心に基づいて、前回撮像された被写体102の重心位置を示す指標として参考線131を生成する。
「重心位置点161」とは、被写体102の重心を示す仮想的な点であって、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて生成された面積比情報104から生成される。ユーザの入力部17の操作により、重心位置点161を表示する操作が行われた場合、指標生成部81は、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて、重心位置点161のデータを生成する。
そして、表示制御部66は、前回撮像された動画像に基づいて生成された参考線131と、生成された重心位置点161と、を表示部16に表示する制御を実行する。
これに対して、例えば図5(4)の「第1トップ」のフォームの例では、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて生成された面積比情報104は、右側が72、左側が28となっている。したがって、図5(4)のフォームでは、被写体102の重心位置は、被写体像から見てかなり右側に寄っていることを把握することができるが、表示部16に表示されている参考線131の位置は、被写体像101の中心位置や重心位置点161とずれていることを把握することができる。これにより、被写体の重心の位置は、比較対象となる被写体の重心とどの程度差異があるか容易に把握することができる。
図6は、図1の情報処理装置1の表示部16に表示される指標の種別の一例であるグラフを示している。
図6において表示されるグラフの縦軸には、基準線103によって分割される被写体の左右比率(%)が表示され、横軸には、撮像処理が開始されてからの経過時間t(秒)が表示されている。基準線103によって分割される被写体の左右比率(%)とは、基準線103に基づいて分割された被写体の面積比を表す比率であり、被写体102がセンタースタンスからどれだけ右側又は左側に偏っているか否かを示す指標の一種である。
指標生成部81は、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて、被写体像生成部63により切り抜かれた被写体像毎に基準線103からの左右比率(%)を算出する。そして、表示制御部66は、図6のグラフに示すように、経過時間t毎に算出された、基準線103によって分割される被写体の左右比率(%)を表示部16に表示する制御を実行する。
図7は、図1の情報処理装置1の表示部16に表示される図6とは異なる指標の種別の一例であるグラフを示している。
図7において表示されるグラフの縦軸には、基準線103から被写体までの距離(cm)が表示され、横軸には、撮像処理が開始されてからの経過時間t(秒)が表示されている。基準線103から被写体までの距離(cm)とは、基準線103に基づいて分割された被写体102の面積比に基づいて算出された基準線103と被写体102の重心位置との間の距離であり、被写体102の重心位置がセンタースタンスからどれだけ右側又は左側に偏っているか否かを示す指標の一種である。
指標生成部81は、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて、被写体像生成部63により生成された被写体像101A〜101J毎に基準線103から被写体102までの距離(cm)を算出する。そして、表示制御部66は、図7のグラフに示すように、経過時間t毎に算出された、基準線103から被写体102までの距離(cm)を表示部16に表示する制御を実行する。
そして、動作解析部65は、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて、被写体の動作を解析する。
これにより、基準線103を基準とした撮像画像に含まれる面積比を基に被写体の動作を解析することで、スイングに重要な被写体の動作の変化(体重移動など)を、荷重センサなどの特殊な装置を使用しなくても容易に解析することができる。したがって、より簡易な構成で、被写体の動作を解析することができる。
重心推定部71は、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて、被写体の重心を推定する。そして、動作解析部65は、重心推定部71により推定された重心に基づいて、被写体の動作を解析する。
これにより、基準線103を基準とした撮像画像に含まれる面積比を基に被写体の重心を推定することで、スイングに重要な重心の変化(体重移動)を、荷重センサなどの特殊な装置を使用しなくても容易に推定することができる。したがって、より簡易な構成で、被写体の重心の変化を推定して被写体の動作を解析することができる。
指標生成部81は、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて当該面積比を表す指標(例えば、図4及び図5に示す面積比情報104や、図6及び図7に示すグラフ)を生成する。そして、重心推定部71は、指標生成部81によって生成された指標に基づいて被写体の重心を推定する。
これにより、面積比に基づいて生成された指標に基づいて被写体の重心を推定することで、被写体の重心の変化をより明確に推定し、被写体の動作を解析することができる。
表示制御部66は、指標生成部81によって生成された指標を表示する制御を実行する。これにより、ユーザは、被写体の動作の変化を視覚で容易に把握することができる。
これにより、プロや過去の自分の重心と、現在のユーザの重心とを容易に比較することができる。したがって、ユーザが他人や過去の自分の重心の変化と比較することで上達の為のレッスンなどに活用することができる。
これにより、プロや過去の自分など、比較したい対象の重心を重心記憶部52に記憶しておくことで、ユーザがプロや過去の自分の重心と容易に比較することができる。したがって、ユーザが他人や過去の自分の重心の変化と比較することで上達の為のレッスンなどに活用することができる。
これにより、生成された面積の比率に関するグラフに基づいて重心が推定されることから、ユーザはグラフを確認することで、被写体の重心の変化を容易に把握することができる。
これにより、生成された基準線103から被写体までの距離に関するグラフに基づいて重心が推定されることから、ユーザはグラフを確認することで、被写体の重心の変化を容易に把握することができる。
これにより、被写体像の右側と左側との重心の変化を推定することができる。
これにより、撮像機能を有するデジタルカメラなどにより撮像された撮像画像に基づいて、容易に被写体の重心を推定することができる。
これにより、ゴルフのスイングに重要な重心の変化(体重移動)を、荷重センサなどの特殊な装置を使用しなくても容易に推定することができる。したがって、より簡易な構成で、被写体の重心の変化を推定することができる。
また、重心推定部71は、3D映像や複数の撮像画像に基づいて算出された体積比及び体の各パーツの密度を考慮して、重心を推定することができる。
また、重心推定部71は、撮像画像に基づいて面積比算出部64によって算出された面積比に基づいて推定した重心と、別途設けられた荷重センサに基づき算出された実データの重心と、を比較し、各重心の差分を補正係数として、撮像画像より得られる重心を補正することができる。
また、指標生成部81は、プロや友人などを被写体とした動画像に基づいて重心位置を示す指標として参考線131を生成することもできる。
また、被写体102が前回(今回の撮像処理以前)に撮像された複数回の動画像に基づいて推定された複数の重心位置に基づいて、平均の重心位置を算出し、算出した重心位置の平均値に基づいて、参考線131を生成することができる。
また、例えば、本発明は、重心を推定する機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、ポータブルゲーム機などに適用可能である。
換言すると、図2の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
[付記1]
撮像画像に含まれる被写体の少なくとも一部を分割する基準線に基づいて、前記被写体の面積比を算出する面積比算出手段と、
前記面積比算出手段により算出された面積比に基づいて、前記被写体の動作を解析する動作解析手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
[付記2]
前記動作解析手段は、前記面積比算出手段により算出された面積比に基づいて、前記被写体の重心を推定する重心推定手段をさらに備え、
前記重心推定手段により推定された重心に基づいて、前記被写体の動作を解析することを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
[付記3]
前記面積比算出手段により算出された面積比に基づいて、当該面積比を表す指標を生成する指標生成手段をさらに備え、
前記重心推定手段は、前記指標生成手段によって生成された前記指標に基づいて、前記被写体の重心を推定することを特徴とする付記2に記載の情報処理装置。
[付記4]
前記指標生成手段によって生成された指標を表示する制御を実行する表示制御手段、
をさらに備えることを特徴とする付記3に記載の情報処理装置。
[付記5]
前記指標生成手段は、前記重心推定手段によって推定された前記被写体の重心と、比較対象となる重心の相違を表す指標を生成することを特徴とする付記3又は4に記載の情報処理装置。
[付記6]
前記比較対象となる重心は、予め前記重心推定手段によって推定された重心であることを特徴とする付記5に記載の情報処理装置。
[付記7]
前記指標生成手段は、
前記指標として、前記基準線によって分割された前記被写体の面積の比率に関するグラフを生成することを特徴とする付記3乃至6のうち何れか1つに記載の情報処理装置。
[付記8]
前記指標生成手段は、
前記指標として、前記基準線から前記被写体までの距離に関するグラフを生成することを特徴とする付記3乃至6のうち何れか1つに記載の情報処理装置。
[付記9]
前記基準線は、前記撮像画像に含まれる前記被写体を略鉛直方向に分割する線であることを特徴とする付記1乃至8のうち何れか1つに記載の情報処理装置。
[付記10]
前記撮像画像は、撮像手段により撮像された画像であることを特徴とする付記1乃至9のうち何れか1つに記載の情報処理装置。
[付記11]
前記面積比算出手段は、前記被写体の動作として、ゴルフのスイングが映り込んだ撮像画像に含まれる被写体の面積比を算出すること、
を特徴とする付記1乃至10のうち何れか1つに記載の情報処理装置。
[付記12]
面積比を算出する処理を制御する情報処理装置が実行する情報処理方法において、
撮像画像に含まれる被写体の少なくとも一部を分割する基準線に基づいて、前記被写体の面積比を算出する面積比算出ステップと、
前記面積比算出ステップによって算出された前記面積比に基づいて、前記被写体の動作を解析する動作解析ステップと、
を含む情報処理方法。
[付記13]
コンピュータを、
撮像画像に含まれる被写体の少なくとも一部を分割する基準線に基づいて、前記被写体の面積比を算出する面積比算出手段と、
前記面積比算出手段によって算出された前記面積比に基づいて、前記被写体の動作を解析する動作解析手段と、
として機能させることを特徴とするプログラム。
Claims (13)
- 撮像画像に含まれる被写体の少なくとも一部を分割する基準線に基づいて、前記被写体の面積比を算出する面積比算出手段と、
前記面積比算出手段により算出された面積比に基づいて、前記被写体の動作を解析する動作解析手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記動作解析手段は、前記面積比算出手段により算出された面積比に基づいて、前記被写体の重心を推定する重心推定手段をさらに備え、
前記重心推定手段により推定された重心に基づいて、前記被写体の動作を解析することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記面積比算出手段により算出された面積比に基づいて、当該面積比を表す指標を生成する指標生成手段をさらに備え、
前記重心推定手段は、前記指標生成手段によって生成された前記指標に基づいて、前記被写体の重心を推定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記指標生成手段によって生成された指標を表示する制御を実行する表示制御手段、
をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記指標生成手段は、前記重心推定手段によって推定された前記被写体の重心と、比較対象となる重心の相違を表す指標を生成することを特徴とする請求項3又は4に記載の情報処理装置。
- 前記比較対象となる重心は、予め前記重心推定手段によって推定された重心であることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
- 前記指標生成手段は、
前記指標として、前記基準線によって分割された前記被写体の面積の比率に関するグラフを生成することを特徴とする請求項3乃至6のうち何れか1項に記載の情報処理装置。 - 前記指標生成手段は、
前記指標として、前記基準線から前記被写体までの距離に関するグラフを生成することを特徴とする請求項3乃至6のうち何れか1項に記載の情報処理装置。 - 前記基準線は、前記撮像画像に含まれる前記被写体を略鉛直方向に分割する線であることを特徴とする請求項1乃至8のうち何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記撮像画像は、撮像手段により撮像された画像であることを特徴とする請求項1乃至9のうち何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記面積比算出手段は、前記被写体の動作として、ゴルフのスイングが映り込んだ撮像画像に含まれる被写体の面積比を算出すること、
を特徴とする請求項1乃至10のうち何れか1項に記載の情報処理装置。 - 面積比を算出する処理を制御する情報処理装置が実行する情報処理方法において、
撮像画像に含まれる被写体の少なくとも一部を分割する基準線に基づいて、前記被写体の面積比を算出する面積比算出ステップと、
前記面積比算出ステップによって算出された前記面積比に基づいて、前記被写体の動作を解析する動作解析ステップと、
を含む情報処理方法。 - コンピュータを、
撮像画像に含まれる被写体の少なくとも一部を分割する基準線に基づいて、前記被写体の面積比を算出する面積比算出手段と、
前記面積比算出手段によって算出された前記面積比に基づいて、前記被写体の動作を解析する動作解析手段と、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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JP2006053666A (ja) * | 2004-08-10 | 2006-02-23 | Olympus Corp | 画像処理プログラム、画像処理方法、画像処理装置及び記録媒体 |
JP2011254151A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-15 | Casio Comput Co Ltd | 動画再生装置、動画再生方法及びプログラム |
JP2012015727A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Nikon Corp | 電子カメラ |
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