JP2013196517A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】より簡易な構成で、被写体の動作を解析すること。
【解決手段】本実施形態の情報処理装置1は、面積比算出部64と、動作解析部65と、を備える。面積比算出部64は、撮像画像に含まれる被写体像101(図4参照)の少なくとも一部を分割する基準線103(図4参照)に基づいて、被写体像101の面積比を算出する。動作解析部65に備えられた重心推定部71は、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて、被写体の重心を推定する。そして、動作解析部65は、重心推定部71により推定された重心に基づいて、被写体の動作を解析する。
【選択図】図2

Description

本発明は、被写体の動作を解析する、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来、ゴルフスイングでのユーザの動作の変化(重心の変化)を把握するために、荷重センサに設けたボードの上でユーザがスイングを行うことにより、スイング時におけるユーザの重心の変化を検出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−76634号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、荷重センサが設けられたボードなどの大がかりなデバイスがなければユーザの重心の変化を検出することができないため、ゴルフのスイング動作などにおける重心の変化を解析できる場所が限られてしまう、という問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、より簡易な構成で、被写体の動作を解析することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理装置は、
撮像画像に含まれる被写体の少なくとも一部を分割する基準線に基づいて、前記被写体の面積比を算出する面積比算出手段と、
前記面積比算出手段により算出された面積比に基づいて、前記被写体の動作を解析する動作解析手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、より簡易な構成で、被写体の動作を解析することができる。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。 図1の情報処理装置の機能的構成のうち、面積比算出処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 図2の機能的構成を有する図1の情報処理装置が実行する面積比算出処理の流れを説明するフローチャートである。 図1の情報処理装置の表示部に表示される指標の種別の一例を示している。 図1の情報処理装置の表示部に表示される指標の種別の一例を示している。 図1の情報処理装置の表示部に表示される指標の種別の一例であるグラフを示している。 図1の情報処理装置の表示部に表示される図6とは異なる指標の種別の一例であるグラフを示している。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。
情報処理装置1は、例えばゴルフスイング解析装置として構成される。
情報処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、表示部16と、入力部17と、撮像部18と、記憶部19と、通信部20と、ドライブ21と、を備えている。
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部19からRAM13にロードされたプログラムにしたがって各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、表示部16、入力部17、撮像部18、記憶部19、通信部20及びドライブ21が接続されている。
表示部16は、ディスプレイにより構成され、撮像部18により撮像された画像を表示する。
入力部17は、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。
撮像部18は、複数の撮像素子やAFE(Analog Front End)などから構成され、複数の撮像素子から得られる画素を含む画像データを生成する。撮像素子は、本実施形態ではCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ型の光電変換素子から構成される。撮像素子には、ベイヤ配列などの色フィルタが装着されている。撮像素子は、一定時間毎に、その間に入射されて蓄積された被写体像の光信号を光電変換(撮像)して、その結果得られるアナログの電気信号をAFEに順次供給する。
AFEは、当該アナログの電気信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理などの各種信号処理を施し、その結果得られるデジタル信号を、撮像部18の出力信号として出力する。
なお、以下、撮像部18の出力信号を、「画像データ」と呼ぶ。したがって、撮像部18からは画像データが出力されて、CPU11などに適宜供給される。本実施形態では、撮像部18から出力される画像データの単位は、撮像素子を構成する各画素の画素値(画像信号)の集合体、即ち、1枚の静止画像又は動画像を構成するフレームなどの画像データである。撮像部18により、被写体を撮像し、その結果得られる撮像画像の画像データを記憶部19に記憶するまでの一連の処理を以後、「撮像処理」と呼ぶ。撮像制御部61は、ユーザによる入力部17に対する撮影開始操作を受け付けたことを契機として、撮像部18を制御して撮像処理を開始する。撮像処理が開始されると、撮像制御部61は、撮像部18を制御して、ゴルフスイングを行っている人を被写体として、セットアップ〜フィニッシュまでの各フォームの撮影を行う。撮像制御部61は、ユーザによる入力部17に対する撮影終了操作を受け付けたことを契機として、撮像部18を制御して撮像処理を終了する。
記憶部19は、ハードディスク或いはDRAM(Dynamic Random Access Memory)などで構成され、各種画像のデータ、撮像画像のデータの他、アプリケーションプログラムなどの各種プログラムなどを記憶する。
通信部20は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
ドライブ21には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどよりなる、リムーバブルメディア41が適宜装着される。ドライブ21によってリムーバブルメディア41から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部19にインストールされる。また、リムーバブルメディア41は、記憶部19に記憶されている画像のデータなどの各種データも、記憶部19と同様に記憶することができる。
図2は、このような情報処理装置1の機能的構成のうち、面積比算出処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
面積比算出処理とは、ユーザにより図示せぬ電源ボタンが押下されたことを契機として開始される、次のような処理をいう。即ち、面積比算出処理とは、撮影した動画像からフレーム毎に静止画を抽出してから、抽出したフレームから後述する基準線を境界とした被写体の画像の面積比を算出し、算出した面積比に基づいて指標を表示するまでの一連の処理をいう。
CPU11においては、面積比算出処理の実行が制御される場合、撮像制御部61と、画像抽出部62と、被写体像生成部63と、面積比算出部64と、動作解析部65と、表示制御部66と、が機能する。
また、情報処理装置1の記憶部19の一領域として、撮像画像記憶部51と、重心記憶部52と、が設けられている。なお、撮像画像記憶部51及び重心記憶部52が記憶部19の一領域として設けられていることは例示であって、その他例えばリムーバブルメディア41の一領域として設けられるようにしてもよい。
撮像制御部61は、ユーザによる入力部17に対する各種操作などに応じて各種撮像条件を設定し、当該各種撮像条件に基づいて撮像部18の撮像動作を制御する。撮像部18は、撮像制御部61の制御に基づいて撮像動作をし、その結果得られる撮像画像のデータを出力して記憶部19のうち、撮像画像記憶部51に一旦記録させる。
画像抽出部62は、被写体のセットアップ〜フィニッシュまでのフォームの動画像から静止画を抽出する。具体的には、画像抽出部62は、撮像画像記憶部51に記憶された動画像を構成する複数のフレームの中から、それぞれ代表となるフォームのフレームを選択する。フレームの選択は、ユーザの入力部17の操作に基づき選択されたフレームをそれぞれ代表となるフレームとして選択することができる。そして、画像抽出部62は、選択したフレームを各フォームと対応付けた静止画として抽出する。
本実施形態においては、画像抽出部62により抽出されるフォームとして、「セットアップ」、「第1ハーフウェイバック」、「第2ハーフウェイバック」、「第1トップ」、「第2トップ」、「ハーフウェイダウン」、「インパクト」、「第1フォロー」、「第2フォロー」、「フィニッシュ」を含む複数のフォームを有する。「セットアップ」とは、アドレスしてから、スイングの準備が整った状態を示す。「第1ハーフウェイバック」とは、バックスイングで、クラブと地面が平行となった状態を示す。「第2ハーフウェイバック」とは、バックスイングで、第1ハーフウェイバックからさらにバックスイングした状態を示す。「第1トップ」とは、最も深くバックスイングされた状態を示す。「第2トップ」とは、第1トップの状態から、ダウンスイングを始めた状態を示す。「ハーフウェイダウン」とは、ダウンスイングで、クラブと地面が平行となった状態を示す。「インパクト」とは、クラブのクラブヘッドとボールとが当たる瞬間の状態を示す。「第1フォロー」とは、インパクトのポジションから、クラブが90度上がった状態を示す。「第2フォロー」とは、第1フォローから、さらにクラブが上がった状態を示す。「フィニッシュ」とは、スイングを終えた状態を示す。
画像抽出部62は、抽出した静止画のデータを被写体像生成部63へ供給する。
被写体像生成部63は、画像抽出部62が抽出した静止画から被写体像のデータを生成する。
具体的には、被写体像生成部63は、画像抽出部62が抽出した静止画のデータを取得する。そして、被写体像生成部63は、取得した静止画のデータに基づいて、αマップのデータを生成する。具体的には例えば、初期αマップのデータを生成するための二値化の最も単純な手法として、背景画像のデータを用いる手法が存在する。
背景画像とは、静止画のうち、静止画の前景物体となる被写体(例えば、後述の図4の被写体102)を除外した画像である。この場合、被写体像生成部63は、静止画のデータと、背景画像のデータの差分を二値化することによって、初期αマップを生成することができる。
なお、初期αマップを生成するための二値化の手法は、特にこれに限定されず、静止画像の各座標の画素値を二値化する手法であれば足り、その他の手法として、例えば次のような手法を採用してもよい。
即ち、被写体像生成部63は、静止画のデータから、被写体を含む領域を注目領域として検出する。ここで、静止画像に含まれる被写体は、例えば後述する図4の表示例では、被写体102である。
そして、被写体像生成部63は、当該注目領域を白色として、それ以外の領域を黒色とした2値化画像のデータ、即ち、白色の画素値「0」又は黒色の画素値「1」により構成されるデータを、初期αマップのデータとして生成して記憶部19に記憶させる。
なお、注目領域の検出手法は、特に限定されず、公知又は今後開発される任意の手法を採用することができる。
被写体像生成部63は、初期αマップのデータを記憶部19から読み出し、当該初期αマップのデータに対して適応的フィルタ処理を施す。
適応的フィルタ処理とは、加重平均フィルタをかける処理であって、当該加重平均フィルタに用いられる係数(以下、「フィルタ係数」と呼ぶ)が、静止画像の特性に応じて適応的に変化する処理をいう。
また、初期αマップのデータに対して適応的フィルタ処理が施された後のデータを、以下、「フィルタ後αマップのデータ」と呼ぶ。
なお、フィルタ後αマップのデータは、「0」と「1」の画素値(α値)のみならず、0乃至1の間の中間値の画素値(α値)も有する。即ち、フィルタ後αマップにおいては、画素値(α値)が「1」の画素は、完全に被写体(合成画像の前景物体)となる領域に含まれていることを意味する。また、画素値(α値)が「0」の画素は、完全に背景領域に含まれていることを意味する。一方、エッジ領域に含まれる各画素の画素値(α値)は、被写体(合成画像の前景物体)の成分が占める量が多くなるほど「1」に近づいていくような、0乃至1の間の多値となっている。
ここで、被写体像生成部63は、初期αマップを構成する各画素の各々を、処理の対象として注目すべき画素(以下、「注目画素」と呼ぶ)に順次設定し、注目画素毎に適応的フィルタ処理を順次実行する。
具体的には、被写体像生成部63は、初期αマップの注目画素に対して適用するフィルタ係数(以下、「注目画素用フィルタ係数」と呼ぶ)を演算する。
この場合、被写体像生成部63は、記憶部19に記憶された静止画のデータ(各画素値)のうち、注目画素と同一座標の画素(以下、「対応画素」と呼ぶ)のデータ(対応画素の画素値)を用いて、フィルタ係数を演算する。
ここで、このようにして演算された注目画素用フィルタ係数は、注目画素として設定された画素に対してのみ適用されるフィルタ係数である。換言すると、注目画素は順次変更されるので、初期αマップを構成する画素毎に、静止画像の対応画素の特性に基づいて適応的に変化したフィルタ係数が順次演算される。
被写体像生成部63は、演算した注目画素用フィルタ係数を記憶する。換言すると、注目画素は順次変更されるので、初期αマップを構成する画素毎のフィルタ係数の各々が記憶部19に記憶される。
被写体像生成部63は、記憶部19に記憶された注目画素用フィルタ係数を用いて、初期αマップの注目画素を含む複数の画素からなるブロック(以下、「フィルタウィンドウ」と呼ぶ)のデータに対して、加重平均フィルタをかける。これにより、注目画素の画素値(α値)は更新される。
即ち、初期αマップを構成する各画素の各々が注目画素に順次設定されて、被写体像生成部63による処理が繰り返されることで、初期αマップの各画素値(α値)の各々が更新される。その結果、更新後の各画素値(α値)の集合体が、フィルタ後αマップのデータとして得られることになる。
換言すると、注目画素は順次変更されるので、初期αマップを構成する画素毎に、静止画像の対応画素の特性に基づいて適応的に変化したフィルタ係数が用いられて、加重平均フィルタがかけられることになる。
このようにして生成されたフィルタ後αマップのデータは、記憶部19に記憶される。すると、被写体像生成部63は、当該フィルタ後αマップのデータを記憶部19から読み出すとともに、静止画像のデータを記憶部19から読み出す。
そして、被写体像生成部63は、読み出した静止画像やフィルタ後αマップなどの各データを用いて、被写体像のデータを生成し、記憶部19に記憶する。
面積比算出部64は、被写体像生成部63が生成した被写体像のデータに含まれる被写体像の少なくとも一部を分割する基準線に基づいて被写体像の面積比を算出する。
「基準線」とは、撮像部18の画角を分割する仮想的な線であって、撮像部18の画角内に入った被写体像の少なくとも一部を分割するように配置され、被写体のアドレス時の体の中心を通る直線として設定されている線である。本実施形態においては、基準線は、画角の幅方向略中央において、画角の高さ方向に沿って直線状に配置されている。そして、画角内の略中央に被写体が入るように情報処理装置1を配置して、撮像処理を行うことにより、画角の略中央に被写体像を配置して撮像データを出力することができる。これにより、画角の略中央に配置された被写体像を、仮想的な基準線を中心として、右方向と左方向とに分割することができる。そして、面積比算出部64は、基準線によって右側と左側の被写体像に分割された面積をそれぞれ算出し、算出した各々の面積に基づいて基準線の右側と左側の面積比を算出する。面積比算出部64は、算出した面積比を動作解析部65に供給する。
基準線は、被写体像である人間のスタンス(両足)の中央において、画角の高さ方向に沿って、撮像部18の画角を等分する面積比となるように配置することができる。
また、基準線は、被写体像である人間の頭、足、腰などの体のパーツの重さを考慮して配置することができる。例えば、被写体像の頭の高さにおいて配置された基準線により、頭を右方向と左方向とに分割するように配置することができる。これにより、頭の面積比を算出することにより、頭の重心移動のみを把握するように面積比を算出することができる。また、面積比算出部64は、体のパーツ毎に重み付けをして面積比を算出することができる。例えば、マーカーなどを使って特定のパーツを特定後、頭部の面積は、他のパーツの面積よりもn(「n」は、0以上の任意の数)倍するなどの補正を行う。そして、動作解析部65は、補正を行った後の面積比に基づいて重心を推定することができる。
また、基準線は、被写体が打つボールの位置や、被写体が持つクラブの番手に対応して異なる位置に配置することができる。
また、面積比算出部64は、被写体の面積比に対して重み付けをして面積比を算出することができる。例えば、面積比算出部64は、画像抽出部62により抽出されるフォームの種別に応じて、右側の面積と左側の面積とに重み付けをして面積比を算出することができる。具体的には、ハーフウェイバックのフォームの被写体像の面積比を算出する場合には、被写体から見て左側に10%プラスする重み付けをすることができる。また、フォローのフォームの被写体像の面積比を算出する場合には、被写体から見て右側に20%プラスする重み付けをすることができる。これにより、面積比算出部64は、被写体像の移動に伴う荷重を考慮して、面積比を算出することができる。
また、面積比算出部64は、画像抽出部62により抽出されるフォーム毎のフレーム間での面積変化(微分)を算出し、当該微分値が大きい(小さい)ほど、面積の重み付けの値を大きく(小さく)して、面積比を算出することができる。
また、面積比算出部64は、被写体の体の各部分を移動方向及び移動速度を反映して、面積の重み付けを行うこともできる。
動作解析部65は、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて、被写体の動作を解析する。ここで、後述の図3を参照して説明する面積比算出処理では、動作解析部65は、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて、被写体の動作として被写体の重心を解析する。このため、本実施形態の動作解析部65は、重心推定部71を含むこととしている。
重心推定部71は、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて被写体像の重心を推定する。ここで、後述の図3を参照して説明する面積比算出処理では、重心推定部71は、面積比算出部64により算出された面積比を表す指標に基づいて被写体の重心を推定する。このため、本実施形態の重心推定部71は、指標生成部81を含むこととしている。
指標生成部81は、面積比算出手段により算出された面積比に基づいて、前記面積比を示す指標を生成する。指標生成部81により生成される指標は、図4及び図5に示す後述の面積比情報104や、図6及び図7に示す後述のグラフなどである。前記指標生成部81により生成されるグラフは、基準線からの面積の比率に関するグラフや、基準線からの距離に関するグラフなどが含まれる。面積比を示す指標の生成の具体例については、後述の図4乃至図7を参照して説明する。指標生成部81は、生成した指標のデータを表示制御部66へ供給する。
また、重心推定部71は、推定した被写体の重心を今回の重心として、重心記憶部52に記憶する。重心記憶部52に記憶される重心は、面積比算出部64により面積比が算出される度に重心記憶部52に記憶することができる。また、面積比算出部64は、ユーザの入力部17の操作に基づき、重心を記憶する操作を受け付けた場合にのみ、重心を重心記憶部52に記憶することもできる。
表示制御部66は、指標生成部81が生成した指標を表示部16に表示する制御を実行する。具体的には、表示制御部66は、ユーザによる入力部17に対する表示開始操作を受け付けたことを契機として、被写体像生成部63が生成した被写体像と、当該被写体像と対応する指標と、を対応付けて表示部16に表示する制御を実行する。面積比と指標とを対応付けて表示する具体例については、図4及び図5を参照して説明する。
次に、図3を参照して、このような図2の機能的構成の情報処理装置1が実行する面積比算出処理について説明する。
図3は、図2の機能的構成を有する図1の情報処理装置1が実行する面積比算出処理の流れを説明するフローチャートである。
情報処理装置1により面積比算出処理が実行されると、CPU11において図2の各機能ブロックが機能して、次のような処理が行われる。即ち、以下の各ステップの処理の動作主体は、ハードウェアではCPU11が該当する。但し、本発明の理解を容易なものとすべく、CPU11において機能する各機能ブロックが動作主体であるものとして、以下の各ステップの処理の説明をする。
面積比算出処理は、ユーザにより情報処理装置1の電源ボタン(図示せず)が押下されたことを契機として開始され、次のような処理が繰り返し実行される。
ステップS11において、撮像制御部61は、ユーザの入力部17の操作に基づき撮影開始操作を受け付けたか否かを判定する。撮影開始操作を受け付けていない場合には、ステップS11においてNOであると判定されて、処理はステップS11に戻される。即ち、撮影開始操作を受け付けるまでの間、ステップS11の処理が繰り返し実行されて、面積比算出処理は待機状態となる。これに対し、撮影開始操作を受け付けた場合には、ステップS11においてYESであると判定されて、処理はステップS12に進む。
ステップS12において、撮像制御部61は、ステップS13において撮影開始操作を受け付けたことを契機として、撮像処理を開始する。この撮像処理が行われている間、撮像制御部61は、ゴルフスイングをしている被写体を撮像する。
ステップS13において、撮像制御部61は、ユーザの入力部17の操作に基づき撮影終了操作を受け付けたか否かを判定する。撮影終了操作を受け付けていない場合には、ステップS13においてNOであると判定されて、処理はステップS13に戻される。即ち、撮影終了操作を受け付けるまでの間、ステップS13の処理が繰り返し実行されて、面積比算出処理は待機状態となる。この面積比算出処理が待機状態の間、撮像制御部61は、撮像処理を継続し続ける。これに対し、撮影終了操作を受け付けた場合には、ステップS13においてYESであると判定されて、処理はステップS14に進む。
ステップS14において、画像抽出部62は、撮像画像記憶部51に記憶された動画像に基づき、セットアップ〜フィニッシュまでの各々の静止画を抽出する。
ステップS15において、被写体像生成部63は、ステップS14において抽出した各静止画から被写体像のデータを生成する。
ステップS16において、面積比算出部64は、基準線に基づいて、ステップS15において生成した各被写体像を分割し、分割した各被写体の面積比を算出する。
ステップS17において、指標生成部81は、ユーザによる入力部17に対する表示開始操作を受け付けたか否かを判定する。表示開始操作を受け付けていない場合には、ステップS17においてNOであると判定されて、処理はステップS19に進む。これに対し、表示開始操作を受け付けている場合には、ステップS17においてYESであると判定されて、処理はステップS18に進む。
ステップS18において、重心推定部71は、被写体の重心を推定する。具体的には、指標生成部81は、ユーザによる入力部17に対する表示開始操作を受け付けたことを契機として、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて、被写体の重心を推定するための面積比を表す指標を生成する。ユーザは、入力部17を操作することにより、指標の種別を選択することができる。指標生成部81は、ユーザにより選択された種別に応じた指標を生成する。指標の種別としては、図4及び図5に示す後述の面積比情報104や、図6及び図7に示す後述のグラフなどがある。指標の種別については、後述の図4乃至図7を参照して説明する。そして、表示制御部66は、指標生成部81により生成された図4及び図5に示す後述の面積比情報104や、図6及び図7に示す後述のグラフなどの指標を表示部16に表示する制御を実行する。
ステップS19において、表示制御部66は、終了指示操作を受け付けたか否かを判定する。終了指示操作を受け付けていない場合には、ステップS19においてNOであると判定されて、処理は再度ステップS11に戻される。これに対し、終了指示操作を受け付けた場合には、ステップS19においてYESであると判定されて、面積比算出処理が終了となる。
次に、算出された面積比に基づいて指標を生成する処理の具体例について、図4乃至図7を参照して説明する。
図4は、図1の情報処理装置1の表示部16に表示される指標の種別の一例を示している。
情報処理装置1の表示部16には、被写体像のフォーム毎に生成された被写体像101A〜101Jが表示制御部66により順に表示される。図4(1)に示す被写体像101Aは、「セットアップ」のフォームに対応する被写体像である。図4(2)に示す被写体像101Bは、「第1ハーフウェイバック」のフォームに対応する被写体像である。図4(3)に示す被写体像101Cは、「第2ハーフウェイバック」のフォームに対応する被写体像である。図4(4)に示す被写体像101Dは、「第1トップ」のフォームに対応する被写体像である。図4(5)に示す被写体像101Eは、「第2トップ」のフォームに対応する被写体像である。図4(6)に示す被写体像101Fは、「ハーフウェイダウン」のフォームに対応する被写体像である。図4(7)に示す被写体像101Gは、「インパクト」のフォームに対応する被写体像である。図4(8)に示す被写体像101Hは、「第1フォロー」のフォームに対応する被写体像である。図4(9)に示す被写体像101Iは、「第2フォロー」のフォームに対応する被写体像である。図4(10)に示す被写体像101Jは、「フィニッシュ」のフォームに対応する被写体像である。以下、図4(1)〜図4(10)に示す被写体像101A〜101Jを特に区別しない場合には、単に「被写体像101」と呼ぶ。各被写体像101の画角内には、被写体102が写っている。
表示部16の上方には、被写体像101が配置されるともに、表示部16の下方には、各被写体像101A〜101Jに対応して算出された面積比情報104がそれぞれ配置されている。また、被写体像101の上には、画角の幅方向中央において、高さ方向に沿って基準線103が直線状に配置されている。
ユーザは、入力部17(図2参照)を操作して、表示開始操作を行うことで、ステップS18(図3参照)の指標の表示を開始させることができる。この時、指標生成部81は、重心記憶部52に記憶された、被写体のフォーム毎の面積比に基づき、当該面積比を表す指標として、面積比情報104を生成する。そして、表示制御部66は、指標生成部81により生成されたフォーム毎の面積比情報104を、被写体像生成部63により生成された各被写体像101A〜101Jと対応付けて表示部16に表示する制御を実行する。
例えば、「セットアップ」のフォームでは、被写体102は、画角の幅方向略中央に位置しているため、図4(1)の例では、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて生成された面積比情報104は、右側が51、左側が49となっている。これにより、被写体であるユーザの「セットアップ」のフォームは、スタンスの略中心であることを把握することができる。
これに対して例えば、「フォロー」のフォームでは、被写体102は、画角の左側に位置しているため、図4(8)の例では、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて生成された面積比情報104は、右側が27、左側が73となっている。これにより、被写体であるユーザの「フォロー」のフォームは、左側に重心が移っているスタンスであることを把握することができる。
次に、予め算出された被写体の重心比と、今回推定された被写体の重心とに基づいて指標を生成する処理の具体例について、説明する。
図5は、図1の情報処理装置1の表示部16に表示される指標の種別の一例を示している。
図5の例では、図4において説明した指標の例に加えて、予め算出された前回の被写体の重心、即ち、前回の被写体の面積比を示す参考線131及び被写体102のスタンス151,152と被写体102の重心の位置との関係を視覚的に表す重心位置点161が指標として表示される。
図5の例では、被写体像101は、表示部16内の上方に配置された上領域121と、表示部16内の下方に設けられた下領域122と、を含んで構成されている。
上領域121には、被写体102と、基準線103と、参考線131と、が表示されている。
「参考線131」とは、前回の被写体の重心位置を示す仮想的な線であって、基準線103と同様に、画角内に入った被写体像101の少なくとも一部を分割するように配置されている線である。本実施形態においては、参考線131は、基準線103と同様に、画角の幅方向略中央において、画角の高さ方向に沿って直線状に配置されている。
指標生成部81は、被写体が前回(今回の撮像処理以前)に撮像された動画像に基づいて推定された重心に基づいて、前回撮像された被写体102の重心位置を示す指標として参考線131を生成する。
下領域122には、被写体102のスタンスを示す左スタンス151及び右スタンス152と、左スタンス151と右スタンス152との間を結ぶ重心移動線141と、左スタンス151と右スタンス152との中心位置を示し、重心移動線141と直交する方向に配置された中心線142と、重心移動線141上に配置された重心位置点161と、が表示されている。
中心線142は、被写体102のセンタースタンスを表す仮想的な線であり、ここでは、中心線142と、基準線103とは略同位置に配置されている。
「重心位置点161」とは、被写体102の重心を示す仮想的な点であって、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて生成された面積比情報104から生成される。ユーザの入力部17の操作により、重心位置点161を表示する操作が行われた場合、指標生成部81は、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて、重心位置点161のデータを生成する。
そして、表示制御部66は、前回撮像された動画像に基づいて生成された参考線131と、生成された重心位置点161と、を表示部16に表示する制御を実行する。
例えば、図5(1)の「セットアップ」のフォームの例では、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて生成された面積比情報104は、右側が51、左側が49となっている。そして、表示部16に表示されている参考線131と、被写体像101の中心位置とは、略同じであることを把握することができる。
これに対して、例えば図5(4)の「第1トップ」のフォームの例では、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて生成された面積比情報104は、右側が72、左側が28となっている。したがって、図5(4)のフォームでは、被写体102の重心位置は、被写体像から見てかなり右側に寄っていることを把握することができるが、表示部16に表示されている参考線131の位置は、被写体像101の中心位置や重心位置点161とずれていることを把握することができる。これにより、被写体の重心の位置は、比較対象となる被写体の重心とどの程度差異があるか容易に把握することができる。
次に、指標として、基準線(図示せず)によって分割された被写体の面積の比率に関するグラフを表示する例について説明する。
図6は、図1の情報処理装置1の表示部16に表示される指標の種別の一例であるグラフを示している。
図6において表示されるグラフの縦軸には、基準線103によって分割される被写体の左右比率(%)が表示され、横軸には、撮像処理が開始されてからの経過時間t(秒)が表示されている。基準線103によって分割される被写体の左右比率(%)とは、基準線103に基づいて分割された被写体の面積比を表す比率であり、被写体102がセンタースタンスからどれだけ右側又は左側に偏っているか否かを示す指標の一種である。
経過時間t(秒)は、図4(1)の「セットアップ」のフォーム、経過時間t(秒)は、図4(2)の「ハーフウェイバック1」のフォーム、経過時間t(秒)は、図4(4)の「トップ」のフォーム、経過時間t(秒)は、図4(1)の「ハーフウェイダウン」のフォーム、経過時間t(秒)は、図4(1)の「インパクト」のフォーム、経過時間t(秒)は、図4(1)の「フォロー」のフォーム、経過時間t(秒)は、図4(1)の「フィニッシュ」のフォーム、の被写体像にそれぞれ対応している。
指標生成部81は、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて、被写体像生成部63により切り抜かれた被写体像毎に基準線103からの左右比率(%)を算出する。そして、表示制御部66は、図6のグラフに示すように、経過時間t毎に算出された、基準線103によって分割される被写体の左右比率(%)を表示部16に表示する制御を実行する。
次に、指標として、基準線(図示せず)からの距離に関するグラフを表示する例について説明する。
図7は、図1の情報処理装置1の表示部16に表示される図6とは異なる指標の種別の一例であるグラフを示している。
図7において表示されるグラフの縦軸には、基準線103から被写体までの距離(cm)が表示され、横軸には、撮像処理が開始されてからの経過時間t(秒)が表示されている。基準線103から被写体までの距離(cm)とは、基準線103に基づいて分割された被写体102の面積比に基づいて算出された基準線103と被写体102の重心位置との間の距離であり、被写体102の重心位置がセンタースタンスからどれだけ右側又は左側に偏っているか否かを示す指標の一種である。
指標生成部81は、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて、被写体像生成部63により生成された被写体像101A〜101J毎に基準線103から被写体102までの距離(cm)を算出する。そして、表示制御部66は、図7のグラフに示すように、経過時間t毎に算出された、基準線103から被写体102までの距離(cm)を表示部16に表示する制御を実行する。
以上説明したように、本実施形態の情報処理装置1は、面積比算出部64と、動作解析部65と、を備える。面積比算出部64は、撮像画像に含まれる被写体像101(図4参照)の少なくとも一部を分割する基準線103(図4参照)に基づいて、被写体像101の面積比を算出する。
そして、動作解析部65は、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて、被写体の動作を解析する。
これにより、基準線103を基準とした撮像画像に含まれる面積比を基に被写体の動作を解析することで、スイングに重要な被写体の動作の変化(体重移動など)を、荷重センサなどの特殊な装置を使用しなくても容易に解析することができる。したがって、より簡易な構成で、被写体の動作を解析することができる。
さらに、本実施形態の情報処理装置1の動作解析部65は、重心推定部71をさらに備える。
重心推定部71は、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて、被写体の重心を推定する。そして、動作解析部65は、重心推定部71により推定された重心に基づいて、被写体の動作を解析する。
これにより、基準線103を基準とした撮像画像に含まれる面積比を基に被写体の重心を推定することで、スイングに重要な重心の変化(体重移動)を、荷重センサなどの特殊な装置を使用しなくても容易に推定することができる。したがって、より簡易な構成で、被写体の重心の変化を推定して被写体の動作を解析することができる。
さらに、本実施形態の情報処理装置1は、指標生成部81をさらに備える。
指標生成部81は、面積比算出部64により算出された面積比に基づいて当該面積比を表す指標(例えば、図4及び図5に示す面積比情報104や、図6及び図7に示すグラフ)を生成する。そして、重心推定部71は、指標生成部81によって生成された指標に基づいて被写体の重心を推定する。
これにより、面積比に基づいて生成された指標に基づいて被写体の重心を推定することで、被写体の重心の変化をより明確に推定し、被写体の動作を解析することができる。
さらに、本実施形態の情報処理装置1は、表示制御部66をさらに備える。
表示制御部66は、指標生成部81によって生成された指標を表示する制御を実行する。これにより、ユーザは、被写体の動作の変化を視覚で容易に把握することができる。
さらに、本実施形態の情報処理装置1の指標生成部81は、重心推定部71によって推定された被写体像の重心と比較対象となる重心(例えば、図2の重心記憶部52に記憶された重心)の相違を表す指標(例えば、図5に示す参考線131と面積比情報104)を生成する。
これにより、プロや過去の自分の重心と、現在のユーザの重心とを容易に比較することができる。したがって、ユーザが他人や過去の自分の重心の変化と比較することで上達の為のレッスンなどに活用することができる。
さらに、比較対象となる重心は、予め重心推定部71によって推定された重心である。
これにより、プロや過去の自分など、比較したい対象の重心を重心記憶部52に記憶しておくことで、ユーザがプロや過去の自分の重心と容易に比較することができる。したがって、ユーザが他人や過去の自分の重心の変化と比較することで上達の為のレッスンなどに活用することができる。
さらに、本実施形態の情報処理装置1の指標生成部81は、生成する指標として、基準線103によって分割された面積の比率に関するグラフ(例えば、図6のグラフ)を生成する。
これにより、生成された面積の比率に関するグラフに基づいて重心が推定されることから、ユーザはグラフを確認することで、被写体の重心の変化を容易に把握することができる。
さらに、本実施形態の情報処理装置1の指標生成部81は、生成する指標として、基準線103から被写体までの距離に関するグラフ(例えば、図7のグラフ)を生成する。
これにより、生成された基準線103から被写体までの距離に関するグラフに基づいて重心が推定されることから、ユーザはグラフを確認することで、被写体の重心の変化を容易に把握することができる。
さらに、本実施形態の情報処理装置1の基準線103は、撮像部18により撮像された被写体像101を略鉛直方向に分割する線である。
これにより、被写体像の右側と左側との重心の変化を推定することができる。
また、撮像画像は、撮像部18により撮像された画像である。
これにより、撮像機能を有するデジタルカメラなどにより撮像された撮像画像に基づいて、容易に被写体の重心を推定することができる。
また、面積比算出部64は、被写体の動作として、ゴルフのスイングが映り込んだ撮像画像に含まれる被写体像における被写体の面積比を算出する。
これにより、ゴルフのスイングに重要な重心の変化(体重移動)を、荷重センサなどの特殊な装置を使用しなくても容易に推定することができる。したがって、より簡易な構成で、被写体の重心の変化を推定することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良などは本発明に含まれるものである。
上述の実施形態においては、撮像制御部61は、ユーザによる入力部17に対する撮影終了操作を受け付けたことを契機として撮像処理を終了しているがこれに限られない。例えば、撮像制御部61は、ユーザによる入力部17に対する撮影開始操作を受け付けてから所定の単位時間が経過したことを契機として、撮影処理を終了することもできる。
また、上述の実施形態では、基準線は画角の高さ方向に沿って直線状に配置されているがこれに限られるものではない。例えば、基準線は画角の横方向や、斜め方向であってもよく、また、曲線や自由線であってもよい。また、基準線によって右側と左側の被写体像に分割しているがこれに限られるものではない。例えば、基準線によってn分割することもできる。
また、上述の実施形態では、重心推定部71は、面積比算出手段により算出された面積比を基に被写体像の重心を推定しているがこれに限られるものではない。例えば、重心推定部71は、多視点の映像に基づき取得される3D(three−dimensional)映像や、複数の撮像部18により撮像された複数の撮像画像に基づいて算出された体積比を基に被写体の重心を推定することができる。
また、重心推定部71は、3D映像や複数の撮像画像に基づいて算出された体積比及び体の各パーツの密度を考慮して、重心を推定することができる。
また、重心推定部71は、撮像画像に基づいて面積比算出部64によって算出された面積比に基づいて推定した重心と、別途設けられた荷重センサに基づき算出された実データの重心と、を比較し、各重心の差分を補正係数として、撮像画像より得られる重心を補正することができる。
また、上述の実施形態では、重心記憶部52には、重心推定部71により推定された重心が記憶されているが、これに限られるものではない。例えば、ゴルフのプロのフォームに基づいて生成された被写体像の重心を、予め重心記憶部52に記憶することができる。
また、上述の実施形態では、指標生成部81は、被写体が前回(今回の撮像処理以前)に撮像された動画像に基づいて推定された重心に基づいて、参考線131を生成しているがこれに限られるものではない。例えば、指標生成部81は、被写体102が前回(今回の撮像処理以前)に撮像された複数回の動画像に基づいて推定された複数の重心位置に基づいて、平均の重心位置を算出し、算出した重心位置の平均値に基づいて、参考線131を生成することができる。
また、指標生成部81は、プロや友人などを被写体とした動画像に基づいて重心位置を示す指標として参考線131を生成することもできる。
また、被写体102が前回(今回の撮像処理以前)に撮像された複数回の動画像に基づいて推定された複数の重心位置に基づいて、平均の重心位置を算出し、算出した重心位置の平均値に基づいて、参考線131を生成することができる。
また、上述の実施形態においては、指標生成部81は、被写体像生成部63により切り抜かれた被写体像毎に基準線103からの左右比率(%)を算出した値をプロットしているがこれに限られるものではない。例えば、指標生成部81は、所定の単位時間毎に基準線103からの左右比率(%)を算出した値をプロットすることができる。
また、上述の実施形態においては、指標生成部81は、被写体像生成部63により切り抜かれた被写体像101A〜101J毎に基準線103からの距離(cm)を算出した値をプロットしているがこれに限られるものではない。例えば、指標生成部81は、所定の単位時間毎に基準線103から被写体102までの距離(cm)を算出した値をプロットすることができる。
また、上述の実施形態では、基準線は、画角の幅方向略中央において、画角の高さ方向に沿って直線状に配置されているがこれに限られるものではない。例えば、画角の対角線に沿って斜め方向に沿って配置したり、人間の背骨のアーチに沿って曲線状に配置したり、することができる。
また、上述の実施形態では、本発明が適用される情報処理装置1は、ゴルフスイング解析装置を例として説明したが、特にこれに限定されない。例えば、ゴルフスイングの解析装置以外にも、テニスや野球などのスイングの解析装置に適用することができる。
また、例えば、本発明は、重心を推定する機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、ポータブルゲーム機などに適用可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図2の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータなどにネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図1のリムーバブルメディア41により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体などで構成される。リムーバブルメディア41は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスクなどにより構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)などにより構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)などにより構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図1のROM12や、図1の記憶部19に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換など種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書などに記載された発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
撮像画像に含まれる被写体の少なくとも一部を分割する基準線に基づいて、前記被写体の面積比を算出する面積比算出手段と、
前記面積比算出手段により算出された面積比に基づいて、前記被写体の動作を解析する動作解析手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
[付記2]
前記動作解析手段は、前記面積比算出手段により算出された面積比に基づいて、前記被写体の重心を推定する重心推定手段をさらに備え、
前記重心推定手段により推定された重心に基づいて、前記被写体の動作を解析することを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
[付記3]
前記面積比算出手段により算出された面積比に基づいて、当該面積比を表す指標を生成する指標生成手段をさらに備え、
前記重心推定手段は、前記指標生成手段によって生成された前記指標に基づいて、前記被写体の重心を推定することを特徴とする付記2に記載の情報処理装置。
[付記4]
前記指標生成手段によって生成された指標を表示する制御を実行する表示制御手段、
をさらに備えることを特徴とする付記3に記載の情報処理装置。
[付記5]
前記指標生成手段は、前記重心推定手段によって推定された前記被写体の重心と、比較対象となる重心の相違を表す指標を生成することを特徴とする付記3又は4に記載の情報処理装置。
[付記6]
前記比較対象となる重心は、予め前記重心推定手段によって推定された重心であることを特徴とする付記5に記載の情報処理装置。
[付記7]
前記指標生成手段は、
前記指標として、前記基準線によって分割された前記被写体の面積の比率に関するグラフを生成することを特徴とする付記3乃至6のうち何れか1つに記載の情報処理装置。
[付記8]
前記指標生成手段は、
前記指標として、前記基準線から前記被写体までの距離に関するグラフを生成することを特徴とする付記3乃至6のうち何れか1つに記載の情報処理装置。
[付記9]
前記基準線は、前記撮像画像に含まれる前記被写体を略鉛直方向に分割する線であることを特徴とする付記1乃至8のうち何れか1つに記載の情報処理装置。
[付記10]
前記撮像画像は、撮像手段により撮像された画像であることを特徴とする付記1乃至9のうち何れか1つに記載の情報処理装置。
[付記11]
前記面積比算出手段は、前記被写体の動作として、ゴルフのスイングが映り込んだ撮像画像に含まれる被写体の面積比を算出すること、
を特徴とする付記1乃至10のうち何れか1つに記載の情報処理装置。
[付記12]
面積比を算出する処理を制御する情報処理装置が実行する情報処理方法において、
撮像画像に含まれる被写体の少なくとも一部を分割する基準線に基づいて、前記被写体の面積比を算出する面積比算出ステップと、
前記面積比算出ステップによって算出された前記面積比に基づいて、前記被写体の動作を解析する動作解析ステップと、
を含む情報処理方法。
[付記13]
コンピュータを、
撮像画像に含まれる被写体の少なくとも一部を分割する基準線に基づいて、前記被写体の面積比を算出する面積比算出手段と、
前記面積比算出手段によって算出された前記面積比に基づいて、前記被写体の動作を解析する動作解析手段と、
として機能させることを特徴とするプログラム。
1・・・情報処理装置、11・・・CPU、12・・・ROM、13・・・RAM、14・・・バス、15・・・入出力インターフェース、16・・・表示部、17・・・入力部、18・・・撮像部、19・・・記憶部、20・・・通信部、21・・・ドライブ、41・・・リムーバブルメディア、51・・・撮像画像記憶部、52・・・重心記憶部、61・・・撮像制御部、62・・・画像抽出部、63・・・被写体像生成部、64・・・面積比算出部、65・・・動作解析部、66・・・表示制御部、71・・・重心推定部、81・・・指標生成部

Claims (13)

  1. 撮像画像に含まれる被写体の少なくとも一部を分割する基準線に基づいて、前記被写体の面積比を算出する面積比算出手段と、
    前記面積比算出手段により算出された面積比に基づいて、前記被写体の動作を解析する動作解析手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記動作解析手段は、前記面積比算出手段により算出された面積比に基づいて、前記被写体の重心を推定する重心推定手段をさらに備え、
    前記重心推定手段により推定された重心に基づいて、前記被写体の動作を解析することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記面積比算出手段により算出された面積比に基づいて、当該面積比を表す指標を生成する指標生成手段をさらに備え、
    前記重心推定手段は、前記指標生成手段によって生成された前記指標に基づいて、前記被写体の重心を推定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記指標生成手段によって生成された指標を表示する制御を実行する表示制御手段、
    をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記指標生成手段は、前記重心推定手段によって推定された前記被写体の重心と、比較対象となる重心の相違を表す指標を生成することを特徴とする請求項3又は4に記載の情報処理装置。
  6. 前記比較対象となる重心は、予め前記重心推定手段によって推定された重心であることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記指標生成手段は、
    前記指標として、前記基準線によって分割された前記被写体の面積の比率に関するグラフを生成することを特徴とする請求項3乃至6のうち何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記指標生成手段は、
    前記指標として、前記基準線から前記被写体までの距離に関するグラフを生成することを特徴とする請求項3乃至6のうち何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記基準線は、前記撮像画像に含まれる前記被写体を略鉛直方向に分割する線であることを特徴とする請求項1乃至8のうち何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記撮像画像は、撮像手段により撮像された画像であることを特徴とする請求項1乃至9のうち何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記面積比算出手段は、前記被写体の動作として、ゴルフのスイングが映り込んだ撮像画像に含まれる被写体の面積比を算出すること、
    を特徴とする請求項1乃至10のうち何れか1項に記載の情報処理装置。
  12. 面積比を算出する処理を制御する情報処理装置が実行する情報処理方法において、
    撮像画像に含まれる被写体の少なくとも一部を分割する基準線に基づいて、前記被写体の面積比を算出する面積比算出ステップと、
    前記面積比算出ステップによって算出された前記面積比に基づいて、前記被写体の動作を解析する動作解析ステップと、
    を含む情報処理方法。
  13. コンピュータを、
    撮像画像に含まれる被写体の少なくとも一部を分割する基準線に基づいて、前記被写体の面積比を算出する面積比算出手段と、
    前記面積比算出手段によって算出された前記面積比に基づいて、前記被写体の動作を解析する動作解析手段と、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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