JP2013195748A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013195748A
JP2013195748A JP2012063355A JP2012063355A JP2013195748A JP 2013195748 A JP2013195748 A JP 2013195748A JP 2012063355 A JP2012063355 A JP 2012063355A JP 2012063355 A JP2012063355 A JP 2012063355A JP 2013195748 A JP2013195748 A JP 2013195748A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
lens group
refractive power
zoom
flare
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012063355A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenobu Sugita
茂宣 杉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012063355A priority Critical patent/JP2013195748A/ja
Publication of JP2013195748A publication Critical patent/JP2013195748A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】 コマフレアーが少なく、周辺光量の急激な低下が防止された、画面全体にわたり高い光学性能が得られるズームレンズを得ること。
【解決手段】 物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、フォーカシングに際して移動する正または負の屈折力のフォーカスレンズ群、正の屈折力のレンズ群Lpを有し、ズーミングに際して各レンズ群が移動するズームレンズであって、前記第2レンズ群を保持する保持鏡筒と、前記フォーカスレンズ群の像側に配置されているフレアーカット絞りが一体的に形成されていることを特徴とするズームレンズ。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、例えば一眼レフカメラ、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、TVカメラ、監視用カメラ等の撮影光学系に好適なものである。
近年の一眼レフカメラでは静止画撮影機能とともに動画撮影機能を有すること、動画撮影中にオートフォーカスできることが要望されている。動画を撮影するときのオートフォーカス方式としては、撮像信号中の高周波成分を検出することによって撮影光学系の合焦状態を評価する、高周波検出方式(コントラストAF方式)が多く用いられている。
コントラストAF方式を用いた撮像装置では、フォーカスレンズ群を光軸方向に高速で振動させて(以下、「ウォブリング」という)合焦状態からのズレ方向を検出する。そしてウォブリングの後、撮像センサの出力信号から画像領域の特定の周波数帯の信号成分を検出して、合焦状態となるフォーカスレンズ群の最適位置を算出する。
その後、最適位置にフォーカスレンズ群を移動させて合焦完了となる。フォーカスレンズ群をウォブリング駆動させるには、フォーカスレンズ群を小型軽量化する必要がある。ズームレンズを構成するレンズ群のうち、一部の小型軽量なレンズ群を用いてフォーカシングを行ったズームレンズが知られている(特許文献1、2)。
特許文献1では、正、負、負、正、正の屈折力の第1乃至5群レンズ群よりなるズームレンズにおいて、第3レンズ群でフォーカスを行うズームレンズを開示している。特許文献2では、正、負、正、正、正の屈折力の第1乃至第5レンズ群よりなる5群ズームレンズにおいて、第3レンズ群でフォーカスを行うズームレンズを開示している。
特開2009−251117号公報 特開2009−251114号公報
物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、そして1以上のレンズ群を含む後続レンズ群よりなるポジティブリード型のズームレンズは、高ズーム比、広画角でレンズ系全体の小型化が容易である。更に、良好な光学性能を得るのが比較的容易なズームタイプである。しかしながら、このズームタイプであって後続レンズ群にウォブリング駆動のフォーカスレンズ群を含むズームレンズでは次のような光学作用を有する。即ち、第2レンズ群と後続レンズ群のレンズ有効径の関係より、中間像高に多くの軸外光束が入射する。
このときの軸外光束は結像に応じて必要以上に多く、この中にはコマフレアーとなる光束が多く含まれている。このコマフレアーが原因となって中間像高の光学性能が低下する傾向があった。また中間像高から画面周辺像高にかけて入射する軸外光束が急に少なくなり、画面中間像高から画面周辺にかけての周辺光量が急に低下し、画像に明暗差が多くなり、観察画像の画質が低下する傾向があった。これらの傾向はフォーカシングに際して多く発生し、全物体距離にわたり良好なる光学性能を得るのが困難であった。
ポジティブリード型のズームレンズにおいて、簡易な構成の下で画面全体にわたり良好なる光学性能を得るには、フレアーカット絞りの構成及びその光軸方向の位置やウォブリング駆動させるフォーカスレンズ群の移動量等を適切に設定することが重要となっている。これらの構成が不適切であると、装置全体の簡素化を図りつつ全物体距離で、かつ画面全体にわたり良好なる光学性能を得るのが困難になる。
本発明は、前述したズームタイプであって、後続レンズ群にウォブリング駆動のフォーカスレンズ群を含むズームレンズにおける前述した課題を解決することができるズームレンズ及びそれを有する撮像装置を提供することを目的とする。
特に本発明は、コマフレアーが少なく、周辺光量の急激な低下が防止された、画面全体にわたり高い光学性能が得られるズームレンズ及びそれを有する撮像装置を提供することを目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、フォーカシングに際して移動する正または負の屈折力のフォーカスレンズ群、正の屈折力のレンズ群Lpを有し、ズーミングに際して各レンズ群が移動するズームレンズであって、前記第2レンズ群を保持する保持鏡筒と、前記フォーカスレンズ群の像側に配置されているフレアーカット絞りが一体的に形成されていることを特徴としている。
この他、本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、フォーカシングに際して移動する正または負の屈折力のフォーカスレンズ群、正の屈折力のレンズ群Lpを有し、ズーミングに際して各レンズ群が移動するズームレンズであって、前記レンズ群Lpを保持する保持鏡筒と、前記フォーカスレンズ群の物体側に配置されているフレアーカット絞りが一体的に形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、コマフレアーが少なく、周辺光量の急激な低下が防止された、画面全体にわたり高い光学性能が得られるズームレンズを実現することができる。
本発明における実施例1のズームレンズのレンズ断面図 本発明における実施例1のズームレンズの光線図 本発明における実施例1のレンズ鏡筒の説明図 本発明における実施例1の広角端における周辺光量の説明図 本発明の実施例1の諸収差図 本発明における実施例2のズームレンズのレンズ断面図 本発明における実施例2のズームレンズの光線図 本発明における実施例2のレンズ鏡筒の説明図 本発明における実施例2の広角端における周辺光量の説明図 本発明の実施例2の諸収差図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下、本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置の実施例について説明する。本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群を有する。更に第2レンズ群の像側に、フォーカシングに際して移動する正または負の屈折力のフォーカスレンズ群Lfと正の屈折力のレンズ群Lpを有している。フォーカスレンズ群Lfは、コントラストAFが行われる場合にウォブリング駆動される。
そして各レンズ群を移動させてズーミングを行う。第2レンズ群を保持する保持鏡筒と、フォーカスレンズ群の像側に配置されているフレアーカット絞りは一体的に形成されている。またはレンズ群Lpを保持する保持鏡筒と、フォーカスレンズ群の物体側に配置されているフレアーカット絞りは一体的に形成されている。
図1は本発明のズームレンズの実施例1の広角端におけるレンズ断面図である。図2は本発明のズームレンズの実施例1の広角端における光路図である。図3は本発明のズームレンズの実施例1に係るレンズ鏡筒の要部概略図である。図4は本発明のズームレンズの実施例1の広角端における各像高における周辺光量比の説明図である。図5(A)、(B)は本発明のズームレンズの実施例1の無限遠物体に合焦したときの広角端と望遠端における収差図である。
図6は本発明のズームレンズの実施例2の広角端におけるレンズ断面図である。図7は本発明のズームレンズの実施例2の広角端における光路図である。図8は本発明のズームレンズの実施例2に係るレンズ鏡筒の要部概略図である。図9は本発明のズームレンズの実施例2の広角端における各像高における周辺光量比の説明図である。図10(A)、(B)は本発明のズームレンズの実施例2の無限遠物体に合焦したときの広角端と望遠端における収差図である。図11は本発明の撮像装置の要部概略図である。
各実施例のズームレンズはビデオカメラやデジタルカメラそして銀塩フィルムカメラ等の撮像装置に用いられる撮影レンズ系(光学系)である。レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。レンズ断面図において、iは物体側からのレンズ群の順番を示し、Liは第iレンズ群である。SPは開口絞りである。Fcはフレアーカット絞りである。IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に、銀塩フィルム用カメラのときはフィルム面に相当する。
矢印は広角端から望遠端へのズーミングにおける各レンズ群とフレアーカット絞りFcと開口絞りSPの移動軌跡を示している。フォーカス(Focus)の矢印は、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際してのフォーカスレンズ群Lfの移動方向を示している。球面収差図はd線(実線)(波長587.6nm)、g線(破線)(波長435.8nm)について示している。非点収差図において破線はd線でのメリディオナル像面ΔM、実線はd線でのサジタル像面ΔSである。また、歪曲を示す図はd線における歪曲を示している。倍率色収差はg線について示している。
FnoはFナンバー、ωは半画角である。尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用レンズ群が機構上光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。実施例1のズームレンズの具体的な構成は次のとおりである。
実施例1のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1と、負の屈折力の第2レンズ群L2と、負の屈折力の第3レンズ群L3と、正の屈折力の第4レンズ群L4と、正の屈折力の第5レンズ群L5よりなっている。広角端から望遠端へのズーミングに際して各レンズ群が物体側へ移動する。第4レンズ群L4は正の屈折力のレンズ群Lpに相当する。
第3レンズ群L3は、第2レンズ群L2とレンズ群Lpとの間に配置されており、フォーカスレンズ群Lfに相当している。第2レンズ群L2は、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して物体側へ移動すると共に、コントラストAFが行われる場合には、フォーカス情報を得るためにウォブリング駆動される。
図3に示すように、第2レンズ群L2を保持する保持鏡筒HL2には、保持鏡筒HL2に一体化され、第3レンズ群L3(フォーカスレンズ群Lf)より像側まで延出したフレアーカット絞りFcが設けられている。このフレアーカット絞りFcは、中間像高に入射してコマフレアーを生じさせる不要の光束をカットしている。また、図4の周辺光量の像高特性が示すように、中間像高域から画面周辺にかけて緩やかに減光すると共に、コマフレアーを良好に軽減している。
実施例2のズームレンズの具体的な構成は、次のとおりである。実施例2のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1と、負の屈折力の第2レンズ群L2と、正の屈折力の第3レンズ群L3と、負の屈折力の第4レンズ群L4と、正の屈折力の第5レンズ群L5と、正の屈折力の第6レンズ群L6よりなっている。ズーミングに際して各レンズ群が移動する。
広角端から望遠端へのズーミングに際して第1レンズ群L1と第3乃至第6レンズ群L3〜L6は物体側へ移動し、第2レンズ群L2は像側へ凸状の軌跡を描いて移動する。第5レンズ群L5は正の屈折力のレンズ群Lpに相当する。第4レンズ群L4は第2レンズ群L2とレンズ群Lpとの間に配置されており、フォーカスレンズ群Lfに相当している。第4レンズ群L4は、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して物体側へ移動すると共に、コントラストAFが行われる場合には、フォーカス情報を得るためにウォブリング駆動される。。
図8に示すように、第5レンズ群L5を保持する保持鏡筒HL5には、保持鏡筒HL5に一体化され、第4レンズ群L4よりも物体側で更に第3レンズ群L3より物体側まで延出したフレアーカット絞りFcが設けられている。保持鏡筒HL5を第4レンズ群L4の物体側まで延出させて、フレアーカット絞りFcを第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間に配置する構成であっても良い。このフレアーカット絞りFcは、中間像高に入射してコマフレアーを生じさせる不要の光束をカットしている。
また、図9の周辺光量の像高特性が示すように、中間像高から画面周辺にかけて緩やかに減光すると共に、コマフレアーを良好に軽減している。
本発明の一例としてのズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2を有している。第2レンズ群L2の像側に正の屈折力のレンズ群Lpを有している。第2レンズ群L2とレンズ群Lpとの間に、フォーカシングに際して移動する正または負の屈折力のフォーカスレンズ群Lfを有している。図3に示すように、第2レンズ群L2を保持する保持鏡筒HL2とフレアーカット絞りFcは一体的に形成されている。フレアーカット絞りFcはフォーカスレンズ群Lfよりも像側に配置されている。
これにより、ズーミングに際して各レンズ群の移動を制限せずに、また新たな移動機構等を設けることもなく、中間像高へ入射する光束の一部をカットすることができる。第2レンズ群L2の最も像側のレンズ面頂点からフレアーカット絞りFcまでの広角端における光軸上の距離をD2cとする。望遠端において無限遠から至近端までフォーカシングするときのフォーカスレンズ群Lfの移動量をMft3とする。このとき、
1.0<|D2c/Mft3|<2.0 ・・・(1)
なる条件式を満足している。なお、至近端とは、フォーカスレンズ群Lfを移動させて至近側にフォーカスしたときに最短の被写体距離が得られるフォーカス位置をいう。
条件式(1)の上限を逸脱すると、保持鏡筒HL2から、フォーカスレンズ群Lfのフォーカス駆動分よりもレンズ群Lp側に大きく離れた位置にフレアーカット絞りFcが配置される。このため、第2レンズ群L2とレンズ群Lpの変倍駆動が制限されてしまい、好ましくない。条件式(1)の下限を逸脱すると、フォーカスレンズ群Lfとフレアーカット絞りFcが干渉してしまう。より好ましくは条件式(1)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
1.10<|D2c/Mft3|<1.85 ・・・(1a)
この他本発明の一例としてのズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2を有している。更に第2レンズ群L2の像側に正の屈折力のレンズ群Lpを有している。
第2レンズ群L2とレンズ群Lpとの間に、フォーカシングに際して移動する正または負の屈折力のフォーカスレンズ群Lfを有している。レンズ群Lpを保持するLp保持鏡筒HL5にはフレアーカット絞りFcが設けられている。フレアーカット絞りFcは、図8に示すように、フォーカスレンズ群Lfよりも像側の第5レンズ群L5を保持する保持鏡筒HL5と一体的に形成されている。これにより、ズーミングに際して各レンズ群の移動を制限せずに、また新たな移動機構等を設けることもなく、中間像高に入射する光束の一部をカットしている。
なお、図8に示す実施例2のズームレンズにおいては、第5レンズ群L5を保持する保持鏡筒HL5の一部によって第3レンズ群L3が保持されており、フレアーカット絞りFcと第3レンズ群L3と第5レンズ群L5がズーミングに際して一体的に移動する構成である。
レンズ群Lpの最も物体側のレンズ面頂点から、フレアーカット絞りFcまでの広角端における光軸上の距離をDpcとする。望遠端において無限遠から至近端までフォーカシングするときのフォーカスレンズ群Lfのの移動量をMft4とする。このとき、
1.0<|Dpc/Mft4|<2.0 ・・・(2)
なる条件式を満たしている。
条件式(2)の上限を逸脱すると、Lp保持鏡筒HL5からフォーカスレンズ群Lfのフォーカス駆動分よりも第2レンズ群L2側に大きく離れた位置にフレアーカット絞りFcが配置される。このため、第2レンズ群L2とレンズ群Lpの変倍駆動を制限してしまうので良くない。条件式(2)の下限を逸脱すると、フォーカスレンズ群Lfとフレアーカット絞りFcが干渉してくるので良くない。
条件式(2)は、より好ましくは条件式(2a)を満たすと良い。
1.10<|Dpc/Mft4|<1.95 ・・・(2a)
以上のように各実施例によれば、動画対応のウォブリング駆動が可能で小型軽量のフォーカスレンズ群を有し、広角側での中間像高のコマフレアーを軽減し、かつ周辺光量の急激な落ちを簡易な構造で回避することができる。
また各実施例において、フレアーカット絞りFcの内径をEacとする。第2レンズ群の像側のレンズ面の内径をEa2、レンズ群Lpの物体側のレンズ面の内径をEapとする。このとき、
0.60<Eac/{Eap+(Ea2−Eap)×Dpc/(Dpc+D2c)}<0.98 ・・・(3)
なる条件式を満足するのが良い。
なお、距離Dpc、D2cがズーミングによって変化するときは広角端における値とする。条件式(3)は、第2レンズ群L2の最も像側のレンズ面の内径と、レンズ群Lpの最も物体側のレンズ面の内径を結ぶ領域よりも、フレアーカット絞りFcの内径を内側に設定するための条件式である。条件式(3)の上限値を逸脱すると、中間像高に入射する光束をあまりカットすることが出来ない。条件式(3)の下限値を逸脱すると、中間像高だけでなく、最周辺光量までカットされてしまい、逆に減光が目立ってしまうので良くない。
更に好ましくは条件式(3)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.70<Eac/{Eap+(Ea2−Eap)×Dpc/(Dpc+D2c)}<0.95 ・・・(3a)
以上の各実施例においてフレアーカット絞りは、レンズ保持を兼ねているものも含む。
各実施例ではフレアーカット絞りFcをレンズ群を保持する保持鏡筒に一体的に設けることにより、独立して設けた場合に比べてレンズ鏡筒構造の簡素化を図っている。特に、各実施例ではフォーカスレンズ群Lfがフォーカシングで移動する分、変倍用のレンズ群が間隔を詰められないことを有効利用し、そのスペースに保持鏡筒HL2またはLp保持鏡筒HL5側から、保持鏡筒と一体のフレアーカット絞りFcを挿入している。そうすることで、新たな移動機構等を設けなくても、極めて簡易構成でかつ、各レンズ群の移動に制限を与えることなく、中間像高の光束を効果的に軽減している。
これにより、広角側での中間像高から最周辺像高にかけて、周辺光量の落ち方が急激になるのを防止し、その減衰率が大きい箇所において、撮影画像を見たときに、減光が目立ってしまうのを軽減している。
以上により、各実施例では動画対応のウォブリング駆動が可能な小型軽量のフォーカス群を有するポジティブリード型ズームレンズにおいて、広角側での中間像高のコマフレアーを軽減し、かつ周辺光量の急激な落ちを回避している。本発明のズームレンズは、例えば撮像装置、画像投影装置やその他の光学機器に、種々適用できる。
次に実施例1、2に示したズームレンズを撮像装置に適用した実施例を図11を用いて説明する。本発明の撮像装置はズームレンズを含む交換レンズ装置と、交換レンズ装置とカメラマウント部を介して着脱可能に接続され、ズームレンズが形成する光学像を受光して、電気的な画像信号に変換する撮像素子を含むカメラ本体とを備えている。
図11は一眼レフカメラの要部概略図である。図11において、10は実施例1、2のズームレンズ1を有する撮影レンズである。ズームレンズ1は保持部材である鏡筒2に保持されている。20はカメラ本体であり、撮影レンズ10からの光束を上方に反射するクイックリターンミラー3、撮影レンズ10の像形成位置に配置された焦点板4より構成されている。更に、焦点板4に形成された逆像を正立像に変換するペンタダハプリズム5、その正立像を観察するための接眼レンズ6などによって構成されている。
7は感光面であり、CCDセンサやCMOSセンサ等のズームレンズによって形成される像を受光する固体撮像素子(光電変換素子)や銀塩フィルムが配置される。撮影時にはクイックリターンミラー3が光路から退避して、感光面7上に撮影レンズ10によって像が形成される。各実施例のズームレンズはクイックリターンミラーのないミラーレスの一眼レフカメラにも同様に適用できる。
以下に実施例1、2に対応する数値実施例1、2を示す。各数値実施例においてiは物体側からの面の順番を示す。数値実施例においてriは物体側より順に第i番目のレンズ面の曲率半径、diは物体側より順に第i番目のレンズ厚及び空気間隔、ndiとνdiは各々物体側より順に第i番目のレンズの材料の屈折率とアッベ数である。BFはバックフォーカスである。非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH軸、光の進行方向を正とし、rを近軸曲率半径、各非球面係数をA4、A6、A8、A10、A12としたとき、
で与えるものとする。各非球面係数において「e−x」は「10-x」を意味する。また、焦点距離、Fナンバー等のスペックに加え、画角は全系の半画角、像高は半画角を決定する最大像高、レンズ全長は第1レンズ面から像面までの距離である。バックフォーカスBFは最終レンズ面から像面までの長さを示している。また、各レンズ群データは、各レンズ群の焦点距離、光軸上の長さ、前側主点位置、後側主点位置を表している。また、各光学面の間隔dが(可変)となっている部分は、ズーミングに際して変化するものであり、別表に焦点距離に応じた面間隔を記している。
数値実施例1、2の面番号1と数値実施例1の面番号31は設計上用いたダミー面である。ダミー面はズームレンズを構成するものではない。尚、以下に記載する数値実施例1、2のレンズデータに基づく、各条件式の計算結果を表1に示す。

(数値実施例1)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 ∞ 1.50 58.82
2 144.577 2.20 1.84666 23.8 52.66
3 64.345 0.40 48.44
4 68.942 6.65 1.49700 81.5 48.38
5 -1245.101 0.15 47.61
6 55.835 5.66 1.77250 49.6 45.88
7 239.074 (可変) 44.97
8 72.254 1.30 1.83481 42.7 29.51
9 14.229 7.22 22.24
10 -45.915 1.00 1.77250 49.6 21.82
11 47.843 0.35 21.21
12 26.891 5.47 1.84666 23.8 21.26
13 -50.672 (可変) 20.45
14 -27.918 0.90 1.77250 49.6 17.34
15 209.240 (可変) 16.68
16(Fc) ∞ (可変) 14.29
17(絞り) ∞ 1.00 14.63
18 33.725 3.30 1.48749 70.2 15.45
19 -35.693 0.15 15.64
20 24.906 4.61 1.60738 56.8 15.62
21 -22.736 0.80 1.85026 32.3 15.22
22 87.616 1.91 15.05
23 -221.240 0.80 1.72047 34.7 14.54
24 16.217 2.57 1.84666 23.8 14.49
25 42.128 (可変) 14.39
26* 60.846 3.75 1.58313 59.4 15.93
27 -30.401 0.15 16.30
28 64.887 0.90 1.83400 37.2 16.30
29 13.266 4.56 1.66672 48.3 16.03
30 76.745 (可変) 16.12
31 ∞ 19.77

非球面データ
第26面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.07588e-005 A 6= 2.30959e-008 A 8=-3.87838e-011 A10=-3.65447e-012 A12= 3.40414e-014

各種データ
ズーム比 7.38

広角 中間 望遠
焦点距離 18.30 50.00 135.00
Fナンバー 3.42 4.85 5.86
画角 36.74 15.28 5.78
像高 13.66 13.66 13.66
レンズ全長 130.10 155.80 189.92
BF 35.40 35.40 35.40

d 7 1.20 21.40 45.00
d13 3.01 3.86 7.57
d15 6.17 5.32 1.61
d16 19.37 5.46 1.50
d25 7.22 2.69 1.50
d30 0.43 24.37 40.02

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 90.30 16.56 6.43 -4.44
2 8 -46.90 15.33 -8.34 -25.23
3 14 -31.83 0.90 0.06 -0.45
4 17 40.75 15.14 -5.74 -13.67
5 26 47.12 9.36 -0.39 -5.93
(数値実施例2)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 ∞ 1.50 60.02
2 111.698 2.00 1.84666 23.9 52.66
3 55.370 7.65 1.49700 81.5 50.01
4 3384.032 0.15 49.68
5 53.774 6.23 1.66672 48.3 48.11
6 295.614 (可変) 47.31
7 152.605 1.45 1.91082 35.3 30.90
8 15.649 7.30 23.59
9 -48.289 1.20 1.77250 49.6 23.35
10 64.582 0.29 23.25
11 31.507 6.72 1.84666 23.8 23.64
12 -34.468 1.10 1.77250 49.6 23.08
13 145.612 (可変) 22.11
14(Fc) 87.716 1.95 1.78472 25.7 14.57
15 -58.571 (可変) 14.57
16 -34.608 0.70 1.90366 31.3 14.18
17 579.002 (可変) 14.45
18 22.161 4.00 1.60311 60.6 16.08
19 -55.101 1.61 15.76
20(絞り) ∞ 3.30 14.77
21 30.440 4.91 1.60311 60.6 13.77
22 -17.452 0.75 1.84666 23.8 12.84
23 -494.346 3.07 12.52
24 -24.672 0.70 1.80000 29.8 11.77
25 13.389 2.54 1.84666 23.8 11.95
26 53.386 (可変) 12.01
27* 94.305 3.99 1.68893 31.1 15.40
28 -27.400 16.47
非球面データ
第27面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.62044e-005 A 6= 2.02686e-009 A 8=-4.13481e-011 A10=-7.33645e-012 A12= 7.19025e-014

各種データ
ズーム比 7.02

広角 中間 望遠
焦点距離 18.60 51.00 130.50
Fナンバー 3.48 4.84 5.88
画角 36.29 14.99 5.98
像高 13.66 13.66 13.66
レンズ全長 140.52 160.20 190.00
BF 35.60 56.40 71.56

d 6 0.90 21.92 42.41
d13 26.18 6.70 1.50
d15 2.83 4.19 8.87
d17 7.09 5.73 1.05
d26 4.80 2.15 1.50

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 88.69 17.53 5.86 -5.78
2 7 -17.44 18.06 1.34 -11.69
3 14 45.02 1.95 0.66 -0.44
4 16 -36.12 0.70 0.02 -0.35
5 18 37.72 20.89 -21.54 -23.56
6 27 31.24 3.99 1.85 -0.54


L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群 L5 第5レンズ群 L6 第6レンズ群
Lf フォーカシングレンズ群 Lp レンズ群 Fc フレアーカット絞り
Focus フォーカシングで移動する群と、その移動方向

Claims (9)

  1. 物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、フォーカシングに際して移動する正または負の屈折力のフォーカスレンズ群、正の屈折力のレンズ群Lpを有し、ズーミングに際して各レンズ群が移動するズームレンズであって、前記第2レンズ群を保持する保持鏡筒と、前記フォーカスレンズ群の像側に配置されているフレアーカット絞りが一体的に形成されていることを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第2レンズ群の最も像側のレンズ面頂点から前記フレアーカット絞りまでの広角端における光軸上の距離をD2c、望遠端において無限遠から至近端へフォーカシングするときの前記フォーカスレンズ群の移動量をMft3とするとき、
    1.0<|D2c/Mft3|<2.0
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、フォーカシングに際して移動する正または負の屈折力のフォーカスレンズ群、正の屈折力のレンズ群Lpを有し、ズーミングに際して各レンズ群が移動するズームレンズであって、前記レンズ群Lpを保持する保持鏡筒と、前記フォーカスレンズ群の物体側に配置されているフレアーカット絞りが一体的に形成されていることを特徴とするズームレンズ。
  4. 前記レンズ群Lpの最も物体側のレンズ面頂点から前記フレアーカット絞りまでの広角端における光軸上の距離をDpc、望遠端において無限遠から至近端へフォーカシングするときの前記フォーカスレンズ群の移動量をMft4とするとき、
    1.0<|Dpc/Mft4|<2.0
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項3に記載のズームレンズ。
  5. 前記第2レンズ群の最も像側のレンズ面頂点から前記フレアーカット絞りまでの広角端における光軸上の距離をD2c、前記レンズ群Lpの最も物体側のレンズ面頂点から前記フレアーカット絞りまでの広角端における光軸上の距離をDpc、前記フレアーカット絞りの内径をEac、前記第2レンズ群の像側のレンズ面の内径をEa2、前記レンズ群Lpの物体側のレンズ面の内径をEapとするとき、
    0.60<Eac/{Eap+(Ea2−Eap)×Dpc/(Dpc+D2c)}<0.98
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前期保持鏡筒は、複数のレンズ群を保持することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群よりなり、ズーミングに際して各レンズ群が移動するズームレンズであって、
    前記第3レンズ群はフォーカシングに際して移動するフォーカスレンズ群であって、前記第2レンズ群を保持する保持鏡筒と、前記第3レンズ群の像側に配置されているフレアーカット絞りが一体的に形成されていることを特徴とするズームレンズ。
  8. 物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群、正の屈折力の第6レンズ群よりなり、ズーミングに際して各レンズ群が移動するズームレンズであって、
    前記第4レンズ群はフォーカシングに際して移動するフォーカスレンズ群であって、前記第5レンズ群を保持する第5保持鏡筒と、前記第4レンズ群の物体側に配置されているフレアーカット絞りが一体的に形成されていることを特徴とするズームレンズ。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
JP2012063355A 2012-03-21 2012-03-21 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 Pending JP2013195748A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012063355A JP2013195748A (ja) 2012-03-21 2012-03-21 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012063355A JP2013195748A (ja) 2012-03-21 2012-03-21 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013195748A true JP2013195748A (ja) 2013-09-30

Family

ID=49394761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012063355A Pending JP2013195748A (ja) 2012-03-21 2012-03-21 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013195748A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105022142A (zh) * 2015-08-06 2015-11-04 福建福光股份有限公司 广角微光摄像镜头
JP2015210371A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 富士フイルム株式会社 ズームレンズおよび撮像装置
JP2015210370A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 富士フイルム株式会社 ズームレンズおよび撮像装置
JP2018200472A (ja) * 2018-07-13 2018-12-20 株式会社ニコン 変倍光学系、光学装置及び変倍光学系の製造方法
JP2019124884A (ja) * 2018-01-19 2019-07-25 株式会社タムロン ズームレンズ及び撮像装置
US11635603B2 (en) 2013-07-29 2023-04-25 Nikon Corporation Variable power optical system, optical apparatus and manufacturing method for variable power optical system

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11635603B2 (en) 2013-07-29 2023-04-25 Nikon Corporation Variable power optical system, optical apparatus and manufacturing method for variable power optical system
JP2015210371A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 富士フイルム株式会社 ズームレンズおよび撮像装置
JP2015210370A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 富士フイルム株式会社 ズームレンズおよび撮像装置
US9477070B2 (en) 2014-04-25 2016-10-25 Fujifilm Corporation Zoom lens and imaging apparatus
US9651761B2 (en) 2014-04-25 2017-05-16 Fujifilm Corporation Zoom lens and imaging apparatus
CN105022142A (zh) * 2015-08-06 2015-11-04 福建福光股份有限公司 广角微光摄像镜头
JP2019124884A (ja) * 2018-01-19 2019-07-25 株式会社タムロン ズームレンズ及び撮像装置
JP2018200472A (ja) * 2018-07-13 2018-12-20 株式会社ニコン 変倍光学系、光学装置及び変倍光学系の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6061618B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
US9684155B2 (en) Optical system and image pickup apparatus including the same
JP5171982B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5414205B2 (ja) ズームレンズおよびそれを有する撮像装置
US10353186B2 (en) Zoom lens and image pickup apparatus including the same
JP2011141364A (ja) 光学系及びそれを有する撮像装置
JP2015197593A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
KR20180101269A (ko) 줌렌즈 및 이 줌렌즈를 갖는 촬상 장치
JP2016048355A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2011133739A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2013097184A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5930895B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2015028530A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2013195748A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2014021258A5 (ja)
JP2013235183A (ja) 光学系及びそれを有する撮像装置
JP5582918B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP6460711B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5455998B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2009186570A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2013156407A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5279943B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5058634B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP6436653B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5279944B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置