JP2013195228A - 磁場計測装置の異常検出装置 - Google Patents
磁場計測装置の異常検出装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013195228A JP2013195228A JP2012062512A JP2012062512A JP2013195228A JP 2013195228 A JP2013195228 A JP 2013195228A JP 2012062512 A JP2012062512 A JP 2012062512A JP 2012062512 A JP2012062512 A JP 2012062512A JP 2013195228 A JP2013195228 A JP 2013195228A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic field
- axis
- output
- conversion element
- magnetoelectric conversion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】第1のホール素子HX1は、基板平面に垂直な磁場を検出する。第2のホール素子HX2は、第1のホール素子HX1の出力と位相が180度異なる磁場と基板平面に垂直な磁場を検出する。X軸加減算部21Xは、ホール素子HX1とHX2の検出信号を加減算する。演算部22は、第1のホール素子HX1の出力と第2のホール素子HX2の出力とに基づいて異常を検出するために、所定の閾値を記憶する閾値記憶部25と、第1の磁電変換素子HX1の出力と第2の磁電変換素子HX2の出力との和と所定の閾値とに基づいて異常を検出する故障検出部24とを備えている。
【選択図】図5
Description
このような構成によって、図2に示したホール素子HX1とHX2は、磁気集束板4に入射する磁場のX軸成分及びZ軸成分を検出し、同様にHY1とHY2は、Y軸成分及びZ軸成分を検出する。
HVX=+Vx+Vz−(−Vx+Vz)=2Vx ・・・(1)
HVY=+Vy+Vz−(−Vy+Vz)=2Vy ・・・(2)
となる。つまり、磁場強度のX軸成分及びY軸成分である。Z軸成分はキャンセルされて検出されない。
ここで、回転角センサは、HVXとHVYから磁場の角度θを
θ=atan(HVY/HVX) ・・・(3)
として、算出する。
HVX_S=+Vx+Vz+(−Vx+Vz)=2Vz ・・・(4)
HVY_S=+Vy+Vz+(−Vy+Vz)=2Vz ・・・(5)
となって、磁場強度のZ軸成分が検出されることは、上述した特許文献1に記載されている。
また、回転角センサにおける磁気センサの故障検出方法として、例えば、特許文献2にあるような磁気抵抗効果素子を利用したものがある。この特許文献2では、磁気抵抗素子4つを利用してホイートストンブリッジ回路を形成し、信号検出用端子の出力が+端子側が+sinθであり、−端子側が−sinθであることから、通常の角度検出時は両端子の差分を利用して2sinθを出力し、故障検出時は、両端子の加算が0となることを利用したものである。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、複数の磁電変換素子の出力の和に基づきZ軸成分に着目して異常を検出演算するようにした磁場計測装置の異常検出装置を提供することにある。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記演算部が、所定の閾値を記憶した閾値記憶部と、前記第1及び第2の磁電変換素子の出力の和と前記所定の閾値とに基づいて異常を検出する故障検出部とを備えていることを特徴とする。
を備えていることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記受信部は、更に、前記異常検出装置に搭載され、前記磁気収束板を介して、前記基板平面に平行な磁場と前記基板平面に垂直な磁場とを検出する第3の磁電変換素子からの出力と、前記磁気収束板を介して、前記基板平面に平行でかつ前記第3の磁電変換素子の出力と位相が180度異なる磁場と前記基板平面に垂直な磁場とを検出する第4の磁電変換素子の出力とを受信し、前記故障検出部は、前記第1の磁電変換素子のX軸及びZ軸の出力(+Vx+Vz)と前記第2の磁電変換素子のX軸及びZ軸の出力(−Vx+Vz)との和((+Vx+Vz)+(−Vx+Vz)=2Vz)と、前記第3の磁電変換素子のY軸及びZ軸の出力(+Vy+Vz)と前記第4の磁電変換素子のY軸及びZ軸の出力(−Vy+Vz)との和((+Vy+Vz)+(−Vy+Vz)=2Vz)と、前記所定の閾値とに基づき異常を検出演算することを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8のいずれかに記載の磁場計測装置の異常検出装置を用いたことを特徴とする回転角検出装置である。
したがって、本発明によれば、磁気収束板とホール素子を用いた回転角センサによって、高精度な回転角検出を行うことが可能なばかりでなく、回転角センサを利用している状態での故障検出を行うことが可能となる。この本発明による効果は、特に、車載用途向けといった安全要求が厳しい用途で使用される回転角センサにおいては、非常に有益なものである。
演算部22は、第1の磁電変換素子HX1の出力と第2の磁電変換素子HX2の出力との和に基づいて異常を検出演算するものである。また、演算部22は、第3の磁電変換素子HY1の出力と第4の磁電変換素子HY2の出力との和に基づいて異常を検出演算するものである。
また、演算部22は、所定の閾値を記憶する閾値記憶部25と、第1の磁電変換素子HX1の出力と第2の磁電変換素子HX2の出力との和と所定の閾値とに基づいて異常を検出する故障検出部24とを備えている。
なお、上述したような磁場計測装置の異常検出装置を回転角検出装置(回転角センサ)に適用できることは明らかである。
通常の角度算出時において、X軸加減算部21XとY軸加減算部21Yは、従来と同様な減算部として動作する。その出力は、それぞれ式(1)と式(2)である。演算部22の角度算出部23は、X軸加減算部21XとY軸加減算部21Yの信号を受け、式(3)に従い角度を算出する。
HVX_S=+Vx+Vz+(−Vx+Vz)=2Vz ・・・(6)
HVY_S=+Vy+Vz−(−Vy+Vz)=2Vz ・・・(7)
となり、どちらも磁場強度のZ軸成分である。そして、X,Y軸成分はキャンセルされて検出されない。
以下、上述した故障検出部25の故障判定機能について説明する。
第1の磁電変換素子HX1と第2の磁電変換素子HX2とがX軸上に配置され、故障検出部24が、第1の磁電変換素子HX1のX軸及びZ軸の出力(+Vx+Vz)と第2の磁電変換素子HX2のX軸及びZ軸の出力(−Vx+Vz)との和((+Vx+Vz)+(−Vx+Vz)=2Vz)を閾値記憶部25に記憶されている第1の閾値(Vz_lim)と比較判定する。
つまり、磁場強度のZ軸成分は、X,Y軸成分に比べると小さい(Vx,Vy≫Vz)。そこで、このZ軸成分が一定の閾値(Vz_lim)を越えた場合、何等かの異常が生じたと考えることができる。
HVX_S=+0+0+(−Vx+Vz)=(−Vx+Vz)
つまり、本来検出すべき2Vzと大きく異なる値になるので、HX1又はHX2のいずれかからの信号線上に故障が発生したことが判定できる。
すなわち、故障検出部24は
|HVX_S|<Vz_lim ・・・(8)
|HVY_S|<Vz_lim ・・・(9)
であるかどうかを確認し、上式の関係が崩れれば、故障を判定する。ここで、||は絶対値を表す演算子である。式(8)は、HX1,HX2からの信号線上の故障を判定し、式(9)はHY1,HY2からの信号線上の故障を判定する。
したがって、式(8),式(9)は、HX1,HX2,HY1,HY2からの信号線上の故障を示すだけでなく、回転磁石の傾きに基づくような回転角センサの構成に故障があったことも検出できる。
以上のように、Z軸成分が理想的にゼロとならない場合に対し、そのようなZ軸成分をキャンセルするという上記とは異なる故障判定機能も以下のように考えられる。
第1の磁電変換素子HX1と第2の磁電変換素子HX2とがX軸上に配置されているとともに、第3の磁電変換素子HY1と第4の磁電変換素子HY2とがY軸上に配置され、故障検出部24が、第1の磁電変換素子HX1のX軸及びZ軸の出力(+Vx+Vz)と第2の磁電変換素子HX2のX軸及びZ軸の出力(−Vx+Vz)との和((+Vx+Vz)+(−Vx+Vz)=2Vz)と、第3の磁電変換素子HY1のY軸及びZ軸の出力(+Vy+Vz)と第4の磁電変換素子HY2のY軸及びZ軸の出力(−Vy+Vz)との和((+Vy+Vz)+(−Vy+Vz)=2Vz)との差分(+Vx+Vz+(−Vx+Vz)−(+Vy+Vz+(−Vy+Vz))=0)を閾値記憶部25に記憶されている第2の閾値(V0_lim)と比較判定する。
HVSS=HVX_S−HVY_S=+Vx+Vz+(−Vx+Vz)−{+Vy+Vz+(−Vy+Vz)}=0 ・・・(10)
となるはずである。そして、磁場のZ軸成分をキャンセルした関係となっている。したがって、この関係が崩れた場合に故障が検出できる。例えば、先と同様にHX1からの信号線が短絡故障を起こしたとすると、
HVSS=−Vx−Vz
となって0でないため、故障が判定できる。
|HVSS|<Vzero_lim ・・・(11)
であるかどうかを確認し、式(11)の関係が崩れれば、故障を判定する。式(11)により、HX1,HX2,HY1,HY2からのいずれかの信号線上の故障を判定する。
第1の磁電変換素子HX1と第2の磁電変換素子HX2とがX軸上に配置されているとともに、第3の磁電変換素子HY1と第4の磁電変換素子HY2とがY軸上に配置され、故障検出部24が、第1の磁電変換素子HX1のX軸及びZ軸の出力(+Vx+Vz)と第2の磁電変換素子HX2のX軸及びZ軸の出力(−Vx+Vz)との和((+Vx+Vz)+(−Vx+Vz)=2Vz)と、第3の磁電変換素子HY1のY軸及びZ軸の出力(+Vy+Vz)と第4の磁電変換素子HY2のY軸及びZ軸の出力(−Vy+Vz)との和((+Vy+Vz)+(−Vy+Vz)=2Vz)との比(2Vz/2Vz=1)を閾値記憶部25に記憶されている第3の閾値(Vone_lim)と比較判定する。
HVDD=HVY_S/HVX_S=2Vz/2Vz=1 ・・・(12)
であるので、この関係が崩れた場合に故障が検出できる。
すなわち、故障検出部は閾値Vone_limを利用し、
1−Vone_lim<|HVDD|<1+Vone_lim ・・・(13)
であるかどうかを確認し、上式の関係が崩れれば、故障を判定する。上式により、HX1,HX2,HY1,HY2からのいずれかの信号線上の故障を判定する。
演算部22が、回転磁石の回転角度を検出する角度算出部23を備え、この角度算出部23からの角度情報を利用して、故障検出部24が、第1の磁電変換素子HX1のX軸及びZ軸の出力(+Vx+Vz)と第2の磁電変換素子HX2のX軸及びZ軸の出力(−Vx+Vz)との和((+Vx+Vz)+(−Vx+Vz)=2Vz)と、第3の磁電変換素子HY1のY軸及びZ軸の出力(+Vy+Vz)と第4の磁電変換素子HY2のY軸及びZ軸の出力(−Vy+Vz)との和((+Vy+Vz)+(−Vy+Vz)=2Vz)との比(2Vz/2Vz=1)のAtanが45°であるかどうかを閾値記憶部25に記憶されている第4の閾値(Ang_lim)と比較判定する。
Atan(HVY_S/HVX_S)=45° ・・・(14)
であることから故障を判定しても良い。故障検出部は閾値Ang_limを利用し、
45°−Ang_lim<Atan(HVY_S/HVX_S)<45°+Ang_lim
であるかどうかを確認し、上式の関係が崩れれば、故障を判定する。上式により、HX1,HX2,HY1,HY2からのいずれかの信号線上の故障を判定する。
図7において、シリコン基板平面をXY平面として、XY平面上の原点を中心に、円形の磁気集束板が配置され、磁気集束板の縁の下にホール素子が8つ配置されている。ホール素子HX1は、X軸から原点中心に反時計まわりにδ(>0°)の角度に配置され、HX2は−δ、HX3は180°+δ、HX4は180°−δの角度に配置されている。同様に、ホール素子HY1は90°+δ、HY2は90°−δ、HY3は270°+δ、HY4は270°−δの角度に配置されている。磁場はX軸から原点中心に反時計回りにθの角度に入射しているものとする。各ホール素子HX1〜HX4,HY1〜HY4の磁場による出力は、HVX1〜HVX4,HVY1〜HVY4とすると、
HVX1=+Vlcos(θ−δ)+Vz ・・・(15)
HVX2=+Vlcos(θ+δ)+Vz ・・・(16)
HVX3=−Vlcos(θ−δ)+Vz ・・・(17)
HVX4=−Vlcos(θ+δ)+Vz ・・・(18)
HVY1=+Vlsin(θ−δ)+Vz ・・・(19)
HVY2=+Vlsin(θ+δ)+Vz ・・・(20)
HVY3=−Vlsin(θ−δ)+Vz ・・・(21)
HVY4=−Vlsin(θ+δ)+Vz ・・・(22)
となる。ここで、Vlは入射磁場の横磁場成分の強度、Vzは磁場のZ軸成分による出力を表す。
HVX_ALL=(HVX1−HVX3)+(HVX2−HVX4)=2Vlcosθcosδ ・・・(23)
HVY_ALL=(HVY1−HVY3)+(HVY2−HVY4)=2Vlsinθcosδ ・・・(24)
となり、それぞれ磁場のX成分、Y成分に対応する。そして、センサが算出すべき角度θは
θ=atan(HVY_ALL/HVX_ALL) ・・・(25)
である。
HVX_ALL_SS=(HVX1+HVX3)−(HVX2+HVX4)=0 ・・・(26)
HVY_ALL_SS=(HVY1+HVY3)−(HVY2+HVY4)=0 ・・・(27)
となる関係や、或いは、
HVX_ALL_DD=(HVX1+HVX3)+(HVY1+HVY3) ・・・(28)
HVY_ALL_DD=(HVX2+HVX4)+(HVY2+HVY4) ・・・(29)
として、
HVX_ALL_DD−HVY_ALL_DD=0 ・・・(30)
となる関係を利用して、故障が発生した時には、これらの関係が崩れることを利用して故障を検出することができる。
HVX_ALL_SS=(0+HVX3)−(HVX2+HVX4)≠0 ・・・(31)
となるので、0に近い閾値を利用して、式(26)の関係が崩れたかどうか判定し、故障が検出できる。この場合、HVX1,HVX2,HVX3,HVX4からのいずれかの信号線上の故障を判定できる。
以上、本発明によれば、シリコン基板上に形成されたホール素子と磁気集束板を利用した回転角センサにおいて、磁気収束板の中心点に関して点対称の位置に配置された2つのホール素子からの信号の差を検出することにより、検出対象の磁場の角度情報を得ることが可能であり、2つのホール素子からの信号の和を検出することにより、回転角センサの故障に関する有益な故障検出情報を得ることが可能となる。
したがって、本発明によれば、磁気収束板とホール素子を用いた回転角センサによって、高精度な回転角検出を行うことが可能なばかりでなく、回転角センサを利用している状態での故障検出を行うことが可能となる。この本発明による効果は、特に、車載用途向けといった安全要求が厳しい用途で使用される回転角センサにおいては、非常に有益なものである。
磁場計測装置30に搭載された第1の磁電変換素子HX1は、磁気収束板4を介して、基板平面に平行な磁場と基板平面に垂直な磁場とを検出して信号を出力するものである。また、磁場計測装置30に搭載された第2の磁電変換素子HX2は、磁気収束板4を介して、基板平面に平行でかつ第1の磁電変換素子HX1の出力と位相が180度異なる磁場と基板平面に垂直な磁場とを検出して信号を出力するものである。
また、演算部42は、受信部40からの信号を受けて第1の磁電変換素子HX1の出力と第2の磁電変換素子HX2の出力との和に基づいて異常を検出するものである。また、演算部42は、受信部40からの信号を受けて第3の磁電変換素子HY1の出力と第4の磁電変換素子HY2の出力との和に基づいて異常を検出するものである。
また、演算部42は、所定の閾値を記憶する閾値記憶部45と、第1の磁電変換素子HX1の出力と第2の磁電変換素子HX2の出力との和と所定の閾値とに基づいて異常を検出する故障検出部44とを備えている。
2 集積回路(シリコン基板)
3 ホール素子
4 磁気集束板
11X X軸減算部
11Y Y軸減算部
12,22,42 演算部
21X,41X X軸加減算部
21Y,41Y Y軸加減算部
23,43 角度算出部
24,44 故障検出部
25,45 閾値記憶部
30 磁場計測装置
31 異常検出装置
40 受信部
121X,121Y,141X,141Y 加算部
122X,122Y,142X,142Y 減算部
HX1,HX2,HY1,HY2 ホール素子
Claims (9)
- 回転体に取り付けられた回転磁石と、該回転磁石に対向して配置された基板上に設けられた複数の磁電変換素子と、該複数の磁電変換素子上に設けられた磁気収束板とを備えた磁場計測装置の異常検出装置において、
前記磁気収束板を介して、前記基板平面に平行な磁場と前記基板平面に垂直な磁場とを検出して信号を出力する第1の磁電変換素子と、
前記磁気収束板を介して、前記基板平面に平行でかつ前記第1の磁電変換素子の出力と位相が180度異なる磁場と前記基板平面に垂直な磁場とを検出して信号を出力する第2の磁電変換素子と、
前記第1の磁電変換素子の出力と前記第2の磁電変換素子の出力との和に基づいて異常を検出演算する演算部と
を備えていることを特徴とする磁場計測装置の異常検出装置。 - 前記第1の磁電変換素子の出力と前記第2の磁電変換素子の出力とに基づいて前記磁場の大きさを計測する計測部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の磁場計測装置の異常検出装置。
- 前記演算部が、所定の閾値を記憶した閾値記憶部と、前記第1及び第2の磁電変換素子の出力の和と前記所定の閾値とに基づいて異常を検出する故障検出部とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁場計測装置の異常検出装置。
- 前記磁気収束板を介して、前記基板平面に平行な磁場と前記基板平面に垂直な磁場とを検出して信号を出力する第3の磁電変換素子と、
前記磁気収束板を介して、前記基板平面に平行でかつ前記第3の磁電変換素子の出力と位相が180度異なる磁場と前記基板平面に垂直な磁場とを検出して信号を出力する第4の磁電変換素子とを更に備え、
前記故障検出部は、
前記第1の磁電変換素子のX軸及びZ軸の出力と前記第2の磁電変換素子のX軸及びZ軸の出力との和と、前記第3の磁電変換素子のY軸及びZ軸の出力と前記第4の磁電変換素子のY軸及びZ軸の出力との和と、前記所定の閾値とに基づき異常を検出演算することを特徴とする請求項3に記載の磁場計測装置の異常検出装置。 - 回転体に取り付けられた回転磁石と、該回転磁石に対向して配置された基板上に設けられた複数の磁電変換素子と、該複数の磁電変換素子上に設けられた磁気収束板とを搭載した磁場計測装置に対して接触又は非接触で異常を検出する異常検出装置において、
前記異常検出装置に搭載され、前記磁気収束板を介して、前記基板平面に平行な磁場と前記基板平面に垂直な磁場とを検出する第1の磁電変換素子からの出力と、前記磁気収束板を介して、前記基板平面に平行でかつ前記第1の磁電変換素子の出力と位相が180度異なる磁場と前記基板平面に垂直な磁場とを検出する第2の磁電変換素子の出力とを受信する受信部と、
該受信部からの信号を受けて前記第1の磁電変換素子の出力と前記第2の磁電変換素子の出力との和に基づいて異常を検出する演算部と
を備えていることを特徴とする磁場計測装置の異常検出装置。 - 前記演算部が、前記第1及び第2の磁電変換素子の出力の和と所定の閾値とに基づいて異常を検出する故障検出部とを備えていることを特徴とする請求項5に記載の磁場計測装置の異常検出装置。
- 前記受信部は、更に、
前記異常検出装置に搭載され、前記磁気収束板を介して、前記基板平面に平行な磁場と前記基板平面に垂直な磁場とを検出する第3の磁電変換素子からの出力と、前記磁気収束板を介して、前記基板平面に平行でかつ前記第3の磁電変換素子の出力と位相が180度異なる磁場と前記基板平面に垂直な磁場とを検出する第4の磁電変換素子の出力とを受信し、
前記故障検出部は、
前記第1の磁電変換素子のX軸及びZ軸の出力と前記第2の磁電変換素子のX軸及びZ軸の出力との和と、前記第3の磁電変換素子のY軸及びZ軸の出力と前記第4の磁電変換素子のY軸及びZ軸の出力との和と、前記所定の閾値とに基づき異常を検出演算することを特徴とする請求項6に記載の磁場計測装置の異常検出装置。 - 前記磁電変換素子が、ホール素子であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の磁場計測装置の異常検出装置。
- 請求項1乃至8のいずれかに記載の磁場計測装置の異常検出装置を用いたことを特徴とする回転角検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012062512A JP5727958B2 (ja) | 2012-03-19 | 2012-03-19 | 磁場計測装置の異常検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012062512A JP5727958B2 (ja) | 2012-03-19 | 2012-03-19 | 磁場計測装置の異常検出装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013195228A true JP2013195228A (ja) | 2013-09-30 |
JP2013195228A5 JP2013195228A5 (ja) | 2014-03-27 |
JP5727958B2 JP5727958B2 (ja) | 2015-06-03 |
Family
ID=49394359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012062512A Active JP5727958B2 (ja) | 2012-03-19 | 2012-03-19 | 磁場計測装置の異常検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5727958B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015169637A (ja) * | 2014-03-11 | 2015-09-28 | 旭化成エレクトロニクス株式会社 | 非接触回転角センサ |
JP2016014620A (ja) * | 2014-07-03 | 2016-01-28 | キヤノン株式会社 | 位置検出装置及びそれを有するレンズ装置及び撮影装置 |
CN105841719A (zh) * | 2015-01-29 | 2016-08-10 | 株式会社电装 | 旋转角检测装置 |
KR20170064432A (ko) * | 2015-12-01 | 2017-06-09 | 엘지이노텍 주식회사 | 로터 위치 검출 장치 및 그 방법 |
WO2022004092A1 (ja) * | 2020-07-03 | 2022-01-06 | 株式会社不二越 | 角度センサ |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002071381A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-03-08 | Sentron Ag | 磁場方向検出センサ |
JP2004324720A (ja) * | 2003-04-23 | 2004-11-18 | Aisin Aw Co Ltd | 回転角度検出センサーの故障検出装置 |
JP2005078341A (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-24 | Ntn Corp | ワイヤレスセンサシステムおよびワイヤレスセンサ付軸受装置 |
JP2005265768A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-09-29 | Nsk Ltd | 角度検出装置 |
JP2006170223A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-29 | Ntn Corp | 車輪軸受装置の遠隔監視システム |
JP2006220669A (ja) * | 2006-05-12 | 2006-08-24 | Aisin Aw Co Ltd | 回転角度検出センサーの故障検出装置 |
JP2011196774A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | タイヤ半径測定装置、タイヤ半径の変位測定方法及び車輪 |
-
2012
- 2012-03-19 JP JP2012062512A patent/JP5727958B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002071381A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-03-08 | Sentron Ag | 磁場方向検出センサ |
JP2004324720A (ja) * | 2003-04-23 | 2004-11-18 | Aisin Aw Co Ltd | 回転角度検出センサーの故障検出装置 |
JP2005078341A (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-24 | Ntn Corp | ワイヤレスセンサシステムおよびワイヤレスセンサ付軸受装置 |
JP2005265768A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-09-29 | Nsk Ltd | 角度検出装置 |
JP2006170223A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-29 | Ntn Corp | 車輪軸受装置の遠隔監視システム |
JP2006220669A (ja) * | 2006-05-12 | 2006-08-24 | Aisin Aw Co Ltd | 回転角度検出センサーの故障検出装置 |
JP2011196774A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | タイヤ半径測定装置、タイヤ半径の変位測定方法及び車輪 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015169637A (ja) * | 2014-03-11 | 2015-09-28 | 旭化成エレクトロニクス株式会社 | 非接触回転角センサ |
JP2016014620A (ja) * | 2014-07-03 | 2016-01-28 | キヤノン株式会社 | 位置検出装置及びそれを有するレンズ装置及び撮影装置 |
CN105841719A (zh) * | 2015-01-29 | 2016-08-10 | 株式会社电装 | 旋转角检测装置 |
KR20170064432A (ko) * | 2015-12-01 | 2017-06-09 | 엘지이노텍 주식회사 | 로터 위치 검출 장치 및 그 방법 |
KR102502933B1 (ko) | 2015-12-01 | 2023-02-23 | 엘지이노텍 주식회사 | 로터 위치 검출 장치 및 그 방법 |
WO2022004092A1 (ja) * | 2020-07-03 | 2022-01-06 | 株式会社不二越 | 角度センサ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5727958B2 (ja) | 2015-06-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5727958B2 (ja) | 磁場計測装置の異常検出装置 | |
US10578419B2 (en) | Magnetic angle sensor device and method of operation | |
US20170030738A1 (en) | Rotation angle measurement apparatus | |
US11500014B2 (en) | Current sensor and method for sensing a strength of an electric current | |
US9933462B2 (en) | Current sensor and current measuring device | |
CN111771128B (zh) | 电流测量装置、电流测量方法以及计算机可读取的非暂时性记录介质 | |
EP3845864B1 (en) | Magnetic position sensor system and method | |
US20130222300A1 (en) | In-vehicle apparatus including distortion detection element | |
WO2013005545A1 (ja) | 電流センサ | |
JP5852148B2 (ja) | 回転角計測装置 | |
JP5816958B2 (ja) | 電流センサ | |
WO2012046547A1 (ja) | 電流センサ | |
JP2015036636A (ja) | 電流センサ | |
JP2015190781A (ja) | 基板 | |
JP2013195228A5 (ja) | ||
CN110297196B (zh) | 磁传感器 | |
JP5487403B2 (ja) | 電流センサ | |
JP5507050B2 (ja) | 3dセンサ | |
JP6516057B1 (ja) | 磁気センサ | |
CN107621322B (zh) | 传感器装置 | |
US11150108B2 (en) | Redundant hall angle measurement in a chip | |
WO2012035905A1 (ja) | 電流センサ | |
JP2015090316A (ja) | 電流センサ | |
US20160097640A1 (en) | High rate rotation sensing | |
JP2019168468A (ja) | 磁気センサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140210 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140909 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140910 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141007 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150331 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150403 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5727958 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |