JP2013194780A - 配管固定具とその使用方法 - Google Patents

配管固定具とその使用方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013194780A
JP2013194780A JP2012060373A JP2012060373A JP2013194780A JP 2013194780 A JP2013194780 A JP 2013194780A JP 2012060373 A JP2012060373 A JP 2012060373A JP 2012060373 A JP2012060373 A JP 2012060373A JP 2013194780 A JP2013194780 A JP 2013194780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
pair
marking
drain pipe
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012060373A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5491559B2 (ja
Inventor
Shoji Okada
昭司 岡田
Masanori Tsukamoto
政則 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TSUKAMOTO KUCHO SETSUBI KK
Kyokuto Kogyo KK
Original Assignee
TSUKAMOTO KUCHO SETSUBI KK
Kyokuto Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TSUKAMOTO KUCHO SETSUBI KK, Kyokuto Kogyo KK filed Critical TSUKAMOTO KUCHO SETSUBI KK
Priority to JP2012060373A priority Critical patent/JP5491559B2/ja
Publication of JP2013194780A publication Critical patent/JP2013194780A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5491559B2 publication Critical patent/JP5491559B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Abstract

【課題】配管の固定、切断、及びマーキングを連続して行うことができ、配管の円環断面に沿って精度良くマーキングすることが可能な配管固定具とその使用方法を提供すること。
【解決手段】対向配置された一対の挟持部4,4と、板ばねよりなっており、一対の挟持部4,4の間を連結する連結部8と、を備え、ドレン管20の外周面を連結部8の板面と当接させるとともに連結部8のばね性によって一対の挟持部4,4の間に挟持させることでドレン管20を固定可能なクリップ状の配管固定具2であって、一対の挟持部4,4の各々は、その側縁4aが固定されたドレン管20の管軸方向と直交するように延びており、一対の挟持部4,4の各々には、端辺から所定の位置に、挟持されたドレン管20の管軸方向と直交する方向に延びる複数のマーキング用スリット12a、14aが設けられたことを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、配管を固定するための配管固定具とその使用方法に関する。
一般に、ドレン管等の管継手による配管接続においては、配管を固定した状態で、配管の長さを調整するために配管を切断する作業が行われる。そして、配管の固定には、配管固定具が用いられることがある。このような配管固定具の一例として、配管の外周面を挟持することで配管を固定するクリップ状のものが知られている。このようなクリップ状の配管固定具が、例えば特許文献1に開示されている。
特開平11−230124号公報
ところで、配管接続の作業においては、配管を切断した後、切断されたその端口から予め設定された所定の位置まで接続すべき配管を挿入するためのマーキングが配管の外周面に施される。このため、配管を固定するために配管固定具を用いた場合、配管の切断後に配管から配管固定具を取り外してから、配管の外周面にマーキングをするための冶具等を配管の外周面にあてがい、マーキング作業を行わなければならなかった。
本明細書で開示される技術は、上記の課題に鑑みて創作されたものである。本明細書で開示される技術は、配管の固定、切断、及びマーキングを連続して行うことができ、配管の円環断面に沿って精度良くマーキングすることが可能な配管固定具とその使用方法を提供することを目的とする。
本明細書で開示される技術は、対向配置された一対の挟持部と、板ばねよりなっており、前記一対の挟持部の間を連結する連結部と、を備え、配管の外周面を前記連結部の板面と当接させるとともに前記連結部のばね性によって前記一対の挟持部の間に挟持させることで前記配管を固定可能なクリップ状の配管固定具であって、前記一対の挟持部の各々は、その側縁が固定された前記配管の管軸方向と直交するように延びており、前記一対の挟持部の各々には、前記端辺から所定の位置に、挟持された前記配管の管軸方向と直交する方向に延びる複数のマーキング用スリットが設けられたことを特徴とする配管固定具に関する。
このような配管固定具によれば、クリップ状とされていることから外径の異なる様々な配管を対応させることができ、また、配管が連結部の板面と一対の挟持部との三点に当接された状態で固定されることから、配管を確実に固定することができる。そして、配管が固定された状態では、挟持部の側縁が配管の管軸方向と直交するものとなっているので、挟持部の側縁に切断刃等を当てながら配管を切断することで、配管の管軸方向と直交する方向に沿って(円環断面に沿って)配管を切断することができる。また、挟持部に設けられたマーキング用スリットは配管の管軸方向と直交する方向に延びていることから、この状態でマーキング用スリットに沿って配管の外周面にペン等でマーキングすることにより、配管の切断面(円環断面)と平行に(配管の管軸方向と直交する方向に沿って)マーキングすることができる。さらに、配管は配管固定具に対して確実に固定されるので、マーキングする際にマーキングラインがずれること等を防止することもできる。このように、本発明に係る配管固定具によれば、配管の固定、切断、及びマーキングの一連の工程を連続して行うことが可能となるとともに、マーキング用の冶具等を用いる場合に比べて、配管の円環断面に沿って精度良くマーキングをすることができる。
前記配管と当接する部位にゴムがコーティングされ、前記一対の挟持部の各々は、折り曲げ角度が鈍角とされた蛇腹状の板状部材よりなっていてもよい。
この構成によると、配管固定具と配管との当接箇所における摩擦係数を高めることができ、さらに、断面視において配管固定具と配管との当接箇所を結んだ線が正三角形となるように挟持部の折り曲げ角度を調整することにより、固定された配管が配管固定具から外れ難いものとすることができる。これにより、配管を一層確実に固定することができる。
本明細書で開示される他の技術は、上記の配管固定具を使用する方法であって、前記配管の外周面を前記連結部の板面と当接させるとともに前記一対の挟持部の間に挟持させることで前記配管を固定する固定工程と、前記固定工程の後に、前記一対の挟持部の前記側縁に切断刃を当てながら該側縁に沿って前記配管を切断する切断工程と、前記切断工程の後に、前記マーキング用スリットに沿って前記配管の外周面にマーキングするマーキング工程と、を備えることを特徴とする配管固定具の使用方法に関する。
このような配管固定具の使用方法によれば、配管の固定、切断、及びマーキングの一連の工程を連続して行うことができるので、ドレン管等の管継手による配管接続作業において、従来に比べて作業時間を短縮させることが可能となる。
本明細書で開示される技術によれば、配管の固定、切断、及びマーキングを連続して行うことができ、配管の円環断面に沿って精度良くマーキングすることが可能な配管固定具とその使用方法を提供することができる。
配管固定具2の斜視図 配管固定具2の正面図 配管固定具2の側面図 ドレン管20を固定した状態の配管固定具の正面図 ドレン管20を固定した状態の配管固定具の側面図 ドレン管20を固定した状態の配管固定具の斜視図 ドレン管20を固定する際の配管固定具2の使用状態を示す斜視図 配管固定具2に固定されて端部が切断されたドレン管20にマーキングする際の使用状態を示す斜視図 変形例に係る配管固定具102の正面図
図1乃至図8を参照して実施形態を説明する。図1及び図2に示すように、実施形態に係る配管固定具2は、蛇腹状をなす板状の一対の挟持部4,4と、板ばねよりなっており、一対の挟持部4,4の間を連結する連結部8と、から構成され、クリップ状とされている。そして、配管固定具2を構成するこれらの部材は、金属製の材料よりなっている。なお、図1乃至図4における上側を配管固定具2における上部側とし、同図下側を配管固定具2における下部側とする。また、実施形態に係る配管固定具2は、後述するドレン管20(配管の一例)の固定、切断、及びマーキングの一連の工程を連続して行うことが可能となっており、実施形態においても、これらの一連の工程を行う場合における配管固定具2の使用方法を説明する。
一対の挟持部4,4は、それぞれ蛇腹状をなすように折り曲げられた板状部材から構成されている。本実施形態では、蛇腹状をなす板状部材の各板面を、配管固定具2の上部側から順に、把持部6、繋ぎ部10、第1固定部12、第2固定部14、当接部16、と称することとする(図1及び図2参照)。一対の挟持部4,4は、その上端が互いに最も離れており、下方に向かうに連れて近接していき、その下端(当接部16)において互いに当接するように傾いた形で配されており、その間が連結部8によって連結されている(図2参照)。把持部6は、配管固定具2を用いてドレン管20を挟持する際に把持する部位とされる。把持部6は、その上端6aが丸みを帯びたものとなっており、当該上端6aには、把持し易いようにゴムがコーティングされている。繋ぎ部10は、把持部6と第1固定部12とを繋ぐ短い部位であり、把持部6の下端から内側に大きく傾いた形で把持部6から連続している。第1固定部12と第2固定部14は、ドレン管20を固定する際にドレン管20の外周面に沿うものとされ、その一部がドレン管20の外周面と当接することでドレン管20を挟持する。第1固定部12と第2固定部14とは、正面視においてくの字形をなすように連接されている。なお、第1固定部12の板面には、上方から下方に延びるスリット状の一対の第1マーキング用スリット12a,12aが設けられており、第2固定部14の板面には、上方から下方に延びるスリット状の一対の第2マーキング用スリット14a,14aが設けられている。これらのマーキング用スリット12a、14aは、様々な径の配管の接続代に対応するように設けられており、挟持部4の側面4a(図5参照)と平行となるように延びている。当接部16は、その上端が互いに当接しており、その当接する部位から下方に向かってわずかに延びる形状とされている。
連結部8は、その全体が板ばねとされ、図2に示すように、正面視において凹状となるようにその両端部が上方へ折り曲げられ、折り曲げられたその両端部8bが挟持部4の把持部6における内側(一対の挟持部4,4が互いに対向する側)の板面にそれぞれ取り付けられている。連結部8の両端部8b,8bは、具体的には、把持部6に対してネジとボルトによって取り付けられ、強固に固定されている。連結部8の中央部8aは、一対の挟持部4,4の間に位置しており、外側(ドレン管20が固定される側とは反対側)に向かってわずかに湾曲したものとされている。連結部8の中央部8aは、ドレン管20が固定される際に、その内側がドレン管20の外周面と当接することとなる。なお、連結部8の中央部8aの内側には、ドレン管20が固定される際にドレン管20の外周面が損傷することを防止するためのゴムシート9が貼り付けられている。この連結部8における板ばねの弾性力によって、一対の挟持部4,4は、その当接部16が当接した状態で保持されている。
実施形態に係る配管固定具2の各部の寸法等について説明する。挟持部4において、把持部6の(上下方向の)長さは30mmとされ、繋ぎ部10の長さは10mmとされ、第1固定部12の長さは20mmとされ、第2固定部14の長さは22mmとされている。また、図2に示すように、把持部6と繋ぎ部10は148°の角度θ1をなして連なっており、繋ぎ部10と第1固定部12とは145°の角度θ2をなして連なっており、第1固定部12と第2固定部14とは145°の角度θ3をなして連なっており、第2固定部14と当接部16とは135°の角度θ4をなして連なっている。従って、蛇腹状をなす一対の挟持部4,4は、いずれもその折り曲げ角度が鈍角とされている。このような寸法及び角度によって挟持部4が形成されていることで、ドレン管20を好適に固定することができる。また、図3に示すように、第1固定部12において、挟持部4の一方の側縁4aから近い側の第1マーキング用スリット12aは、当該側縁からの距離W1が19mmとされている。また、第2固定部14において、挟持部4の一方の側縁4aから近い側の第2マーキング用スリット14aは、当該側縁からの距離W3が26mmとされている。そして、第1固定部12と第2固定部14において、一対の第1マーキング用スリット12a,12aの間隔W2、及び一対の第2マーキング用スリット14a,14aの間隔W4は、それぞれ10mmとされている。このような寸法12a、14aでマーキング孔が設けられていることで、様々な径の円管の接続代に対応できるものとなっている。
続いて図4を参照して配管固定具2によってドレン管20を固定する際の固定態様について説明する。配管固定具2によってドレン管20を固定する場合、一対の挟持部4,4の把持部6をそれぞれ把持して力を加えることで、連結部8の板ばねによる弾性力に逆らって、挟持部4の当接部16を離間させ、一対の挟持部4,4の間にドレン管20を挟持する。一対の挟持部4,4の間に挟持されるドレン管20は、その外周面が、連結部8の内側の面(具体的には、ゴムシート9の内面)と、一対の第2固定部14,14における内側の面と、の三箇所で当接して支持された状態とされる。そして、連結部8の板ばねによる弾性力によって、当該三箇所において、ドレン管20の外周面に対して管径の中心に向かう力が加えられる。なお、一対の第2固定部14,14における内側の面にはゴム(図示せず)がコーティングされており、これによりドレン管20を支持する際にドレン管20の外周面が損傷することが防止されている。このように配管固定具2では三箇所でドレン管20を支持するとともに、連結部8の板ばねによる弾性力によってドレン管20を確実に固定することができる。また、配管固定具2は連結部8の板ばねによって全体としてクリップ状とされているので、把持部6を把持する際に加える力を変えて一対の挟持部4,4が開く大きさを変えることにより、外径の異なる様々なドレン管20やその他の配管を一対の第2固定部14,14の間に挟持することができる。そして、一対の第2固定部14,14の間に挟持されたドレン管20の外周面をさらに連結部8の内側の面と当接させることで上記のようにドレン管20が固定されるものとなる。このようにドレン管20が固定された状態の配管固定具2は、正面視において、当接する三箇所を結んだ線がほぼ正三角形とされる。そして、ドレン管20が確実に固定された状態では、配管固定具2において挟持部4の側縁が延びる方向(図5における上下方向)と、固定されたドレン管20の管軸方向(図5における左右方向)とが直交するものとなる。
以上が実施形態に係る配管固定具2の構成であり、続いて配管固定具2の使用方法について説明する。ドレン管20の固定、切断、及びマーキングを行う一連の工程では、まず、図7に示すように、配管固定具2の把持部6を把持して一対の挟持部4,4を開き、上記のように配管固定具2によってドレン管20の一部を確実に固定する(固定工程の一例)。なお、本実施形態における固定工程では、ドレン管20の端部20aがわずかにはみだすような形でドレン管20を固定する(図5及び図6参照)。この状態では、ドレン管20の端口20eはドレン管20の管軸方向(図5における左右方向)と直交するとは限らない。次に、配管固定具2にドレン管20が確実に固定された状態でドレン管20を固定し、切断工具の切断刃を配管固定具2の挟持部4における一方の側縁(具体的にはドレン管20の端口20eに向けられた側の側縁)4aにあてがい、当該側縁4aに沿ってドレン管20の端部20aを切断する。即ち、図5における一点鎖線Aに沿ってドレン管20を切断する(切断工程の一例)。ここで、挟持部4の一方の側縁4aは、固定されたドレン管20の管軸方向と直交するものとなっているので、上記のようにドレン管20を切断することで、切断後のドレン管20の端口20f(図8参照)は、ドレン管20の管軸方向と直交する方向に沿ったものとなる。なお、ドレン管20の切断には、のこぎり等の手動の切断刃を用いてもよいし、電動の切断刃を用いてもよい。
次に、切断後のドレン管20に対してマーキングを行う(マーキング工程の一例)。配管固定具2を用いて固定されたドレン管20に対してマーキング作業を行う場合、図8に示すように、作業者は一方の手でドレン管20を固定し、他方の手でペン30を持ってペン30の先端30aを第1マーキング用スリット12a又は第2マーキング用スリット14aに挿入してドレン管20の外周面に当てる。この状態でペン30の先端30aをマーキング用スリット12a、14aに沿って移動させることにより、ドレン管2の外周面にその周方向に沿ってマークラインMLを付けることができる。このとき、配管固定具2とドレン管20とは互いに強固に固定された状態にあるので、マークキングを行う際に、配管固定具2がずれることがなく、その結果、マークラインMLを正確にひくことができる。また、切断後のドレン管20の端口20fと配管固定具2における挟持部4の一方の側縁4aとが平行なものとされており、当該一方の側縁4aとマーキング用スリット12a、14aとが平行なものとされていることから、上記のようにして付けられたマークラインMLは切断後のドレン管20の端口20fに平行なものとなる。換言すれば、マークラインMLはドレン管20の管軸方向(図8における上下方向)と直交するものとなる。従って、マーキング工程によって付けられたマークラインMLを接続代として、切断後のドレン管20の端口20fに別の配管を接続することにより、ドレン管20の端口20fから正確な寸法で別の配管を接続することができる。
以上のように実施形態に係る配管固定具2によれば、クリップ状とされていることから外径の異なる様々な配管を対応させることができ、また、ドレン管2が連結部8の板面と一対の挟持部4,4(一対の第2固定部14,14)との三点に当接された状態で固定されることから、ドレン管20を確実に固定することができる。そして、ドレン管20が固定された状態では、挟持部4の側縁4aがドレン管20の管軸方向と直交するものとなっているので、挟持部4の側縁4aに切断刃等を当てながらドレン管20を切断することで、ドレン管20の管軸方向と直交する方向に沿って(円環断面に沿って)ドレン管20を切断することができる。また、挟持部4に設けられたマーキング用スリット12、14はドレン管20の管軸方向と直交する方向に延びていることから、この状態でマーキング用スリット12,14に沿ってドレン管20の外周面にペン30等でマーキングすることにより、ドレン管20の切断面(円環断面)と平行に(ドレン管20の管軸方向と直交する方向に沿って)マーキングすることができる。さらに、ドレン管20は配管固定具2に対して確実に固定されるので、マーキングする際にマーキングラインMLがずれること等を防止することもできる。さらに、ドレン管20の管軸方向と直交する方向、即ち、円環断面に沿った方向にマーキングラインMLを正確に付けることができる。このように、実施形態に係る配管固定具2によれば、ドレン管20の固定、切断、及びマーキングの一連の工程を連続して行うことが可能となるとともに、マーキング用の冶具等を用いる場合に比べて、ドレン管20の円環断面に沿って精度良くマーキングをすることができる。
また、実施形態に係る配管固定具2では、ドレン管20と当接する部位にゴムがコーティングされ、一対の挟持部4,4の各々が、折り曲げ角度が鈍角とされた蛇腹状の板状部材よりなっている。このため、配管固定具2とドレン管20との当接箇所における摩擦係数を高めることができる。さらに、断面視において配管固定具2とドレン管20との当接箇所を結んだ線が正三角形となるように挟持部4の折り曲げ角度が調整されているので、固定されたドレン管20が配管固定具2から外れ難いものとすることができ、ドレン管20を一層確実に固定することができる。
また、実施形態に係る配管固定具を使用方法は、ドレン管20の外周面を連結部8の板面と当接させるとともに一対の挟持部4,4の間に挟持させることでドレン管20を固定する固定工程と、固定工程の後に、一対の挟持部4,4の側縁4aに切断刃を当てながらその側縁4aに沿ってドレン管20を切断する切断工程と、切断工程の後に、マーキング用スリット12a、14aに沿ってドレン管20の外周面にマーキングするマーキング工程と、を備えている。このため、ドレン管20の固定、切断、及びマーキングの一連の工程を連続して行うことができ、ドレン管20等の管継手による配管接続作業において、従来に比べて作業時間を短縮させることが可能となる。
続いて変形例に係る配管固定具102について説明する。図9は、変形例に係る配管固定具102の正面図を示したものである。なお、図9において、図2の参照符号に数字100を加えた部位は、図2において説明した部位と同一であり、構造、作用、効果についての重複説明は省略する。変形例に係る配管固定具102は、一対の挟持部104,104の上部に設けられた把持部106の上端106aが、それぞれ外側に折り曲げられた構成とされている。把持部106の上端106aがこのように折り曲げられていることで、一対の把持部106,106をその両側から把持する際に、一層把持し易いものとすることができる。さらに、一対の把持部106,106を把持した際に、この折り曲げられた部位が、手が上側に抜けてしまうことを防ぐ滑り止めの機能をも果たすので、ドレン管の固定作業を一層容易なものとすることができる。
上記の実施形態の変形例を以下に列挙する。
(1)上記の実施形態では、配管固定具における一対の挟持部の各々が蛇腹状とされたものを例示したが、挟持部の構成及び形状は限定されない。
(2)上記の実施形態では、配管固定具を用いてドレン管を固定する例を示したが、配管固定具を用いてドレン管以外の配管を固定することもできる。
(3)上記の実施形態では、配管固定具における挟持部に連結部がネジ留めされた構成を例示したが、挟持部に対する連結部の取付態様は限定されない。
(4)上記の実施形態以外にも、配管固定具における挟持部や連結部の構成、形状等については、適宜に変更可能である。
(5)上記の実施形態以外にも、配管固定具の挟持部におけるマーキング孔の配置等については、適宜に変更可能である。
以上、本発明の各実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2…配管固定具、4…挟持部、6…把持部、8…連結部、10…繋ぎ部、12…第1固定部、12a…第1マーキング用スリット、14…第2固定部、14a…第2マーキング用スリット、16…当接部、20…ドレン管、20a…ドレン管の端部、20e…ドレン管の端口、20f…(切断後の)ドレン管の端口、30…ペン、30a…ペンの先端

Claims (3)

  1. 対向配置された一対の挟持部と、板ばねよりなっており、前記一対の挟持部の間を連結する連結部と、を備え、配管の外周面を前記連結部の板面と当接させるとともに前記連結部のばね性によって前記一対の挟持部の間に挟持させることで前記配管を固定可能なクリップ状の配管固定具であって、
    前記一対の挟持部の各々は、その側縁が固定された前記配管の管軸方向と直交するように延びており、
    前記一対の挟持部の各々には、前記端辺から所定の位置に、挟持された前記配管の管軸方向と直交する方向に延びる複数のマーキング用スリットが設けられたことを特徴とする配管固定具。
  2. 前記配管と当接する部位にゴムがコーティングされ、
    前記一対の挟持部の各々は、折り曲げ角度が鈍角とされた蛇腹状の板状部材よりなっていることを特徴とする請求項1に記載の配管固定具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の配管固定具を使用する方法であって、
    前記配管の外周面を前記連結部の板面と当接させるとともに前記一対の挟持部の間に挟持させることで前記配管を固定する固定工程と、
    前記固定工程の後に、前記一対の挟持部の前記側縁に切断刃を当てながら該側縁に沿って前記配管を切断する切断工程と、
    前記切断工程の後に、前記マーキング用スリットに沿って前記配管の外周面にマーキングするマーキング工程と、
    を備えることを特徴とする配管固定具の使用方法。
JP2012060373A 2012-03-16 2012-03-16 配管固定具とその使用方法 Active JP5491559B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012060373A JP5491559B2 (ja) 2012-03-16 2012-03-16 配管固定具とその使用方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012060373A JP5491559B2 (ja) 2012-03-16 2012-03-16 配管固定具とその使用方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013194780A true JP2013194780A (ja) 2013-09-30
JP5491559B2 JP5491559B2 (ja) 2014-05-14

Family

ID=49394014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012060373A Active JP5491559B2 (ja) 2012-03-16 2012-03-16 配管固定具とその使用方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5491559B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017101713A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 株式会社オンダ製作所 管継手用のカバー、配管システム及び配管施工方法
JP2019513205A (ja) * 2016-03-02 2019-05-23 ノルマ ジャーマニー ゲーエムベーハー プロファイル・クランプ
CN109807851A (zh) * 2019-03-20 2019-05-28 海洋石油工程(青岛)有限公司 管线快速找点定位的工具和方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001289354A (ja) * 2000-04-04 2001-10-19 Taisei Corp 配管接続代マーキングスケール
JP2008178936A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd パイプ差し込み長さマーキング用治具
JP2013193144A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Kyokuto Kogyo Kk マーキング冶具

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001289354A (ja) * 2000-04-04 2001-10-19 Taisei Corp 配管接続代マーキングスケール
JP2008178936A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd パイプ差し込み長さマーキング用治具
JP2013193144A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Kyokuto Kogyo Kk マーキング冶具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017101713A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 株式会社オンダ製作所 管継手用のカバー、配管システム及び配管施工方法
JP2019513205A (ja) * 2016-03-02 2019-05-23 ノルマ ジャーマニー ゲーエムベーハー プロファイル・クランプ
CN109807851A (zh) * 2019-03-20 2019-05-28 海洋石油工程(青岛)有限公司 管线快速找点定位的工具和方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5491559B2 (ja) 2014-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007518584A (ja) 自在つかみ具
JP6325359B2 (ja) 配管の開先合わせ装置
JP5491559B2 (ja) 配管固定具とその使用方法
KR20120048069A (ko) 다구경 밴딩장치
US9254707B2 (en) Pipe fitting layout system
JP5685749B1 (ja) 線状鋼材折り曲げ工具
JP6003858B2 (ja) 配管挟持装置
CN102744621B (zh) 弯管夹紧装置
JP2014227653A (ja) 罫書き治具
KR101397983B1 (ko) 뒷댐재 용접용 고정지그
JP2018063248A (ja) 締付け装置
JP2015139850A (ja) マーキングツール及びマーキング方法
KR20140045064A (ko) 배관 변형 교정장치
JP5600701B2 (ja) マーキング冶具
US9636804B2 (en) Clamping device with two parallel jaws
JP5903312B2 (ja) 管軸調整治具及びバット融着機
JP2016031100A (ja) 管材クランプ装置
TWM508372U (zh) 擴管器之夾管鉗的磁性定位結構
US11298782B2 (en) Welding jig assembly
JP2016023699A (ja) クイックファスナ
KR20140026754A (ko) 곡관 굽힘길이 및 굽힘각도 측정장치
US9707631B2 (en) Plastic tube fitting removal tool
TWI401184B (zh) Clamping device
JP5886169B2 (ja) プライヤ
TWI490488B (zh) 拋棄式線材輔助夾具

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5491559

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250