JP2013194583A - 送液装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】液状物の出力量の計測精度を向上させる。
【解決手段】本発明の送液装置は、貯蔵部に貯蔵された液状物を出力口から出力する送液装置であって、前記液状貯蔵物を送出する送液部と、前記送液部により送出された液状物の出力先を、前記出力口と前記貯蔵部のいずれかに切り替える切り替え部と、前記送液部と前記切り替え部との間の前記液状物の送液量を計測し、計測した計測送液量を示す計測結果を出力する計測部と、所定期間における前記計測部の出力に示される計測送液量の平均値および変化量を算出し、該算出した計測送液量の平均値および変化量に基づいて、前記所定期間に前記出力口から出力された前記液状物の量を算出する制御部と、を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、液状物を出力する送液装置およびその制御方法に関する。
様々な製品の製造時に液状材料(液状物)を出力する送液装置が用いられる。
図8は、一般的な送液装置100の構成を示すブロック図である。
図8に示す送液装置100は、貯蔵部110と、出力口120と、送出配管130と、送液部140と、出力配管150と、循環配管160と、切り替え部170とを有する。
貯蔵部110は、液状物を貯蔵する。
出力口120は、液状物を送液装置100の外部に出力する。
送液部140は、貯蔵部110に貯蔵されている液状物を送出配管130に送出する。送出配管130に送出された液状物は切り替え部170に入力される。
切り替え部170は、送出配管130に送出された液状物(以下、送出液状物と称する)の出力先を出力口120と貯蔵部110とのいずれかに切り替える。出力先が出力口120である場合には、送出液状物は出力配管150を介して出力口120から出力される。一方、出力先が貯蔵部110である場合には、送出液状物は循環配管160を介して貯蔵部110に循環する。
上述したような送液装置を用いて安定的に製品を製造するためには、供給が必要とされるときに、定められた量の液状物が正確に出力されるように、出力口120からの出力量を制御する必要がある。また、出力量を制御するためには、出力量を高精度に計測する必要がある。
特許文献1(特開2005−288387号公報)には、図9に示すように、出力口120からの液状物の出力圧力を計測する計測部210を設け、計測部210により計測される圧力が予め定められた圧力となるように液状物の送液量を制御することで、出力量を一定に保つ技術が開示されている。しかし、特許文献1に開示の技術においては、液状物の粘性が変化すると、配管における液状物の流れ方が変化し、同じ出力圧力であっても出力量が変化するため、出力量を正確に制御することができない。
そこで、特許文献2(特開2011−240281号公報)には、図10に示すように、出力口120と切り替え部170との間に、出力配管150を流れる液状物の送液量を計測する計測部310を設け、計測部310により計測された計測送液量の積算値を出力量として計測する技術が開示されている。
特許文献2に開示の技術においては、出力配管150を流れる液状部の送液量に基づいて出力量を計測するため、液状物の粘性が変化した場合にも、出力量の計測精度を向上させることができる。しかし、特許文献2に開示の技術においては、出力配管150を流れる液状物の計測送液量に誤差が含まれると、出力量にも誤差が積算されてしまい、出力量の計測精度が低下する。
図11は、出力配管の開閉状態と出力配管を流れる液状物の送液量との関係を示す図である。以下では、出力配管が開状態とは、送出液状物の出力先が出力配管である状態を示し、出力配管が閉状態とは、送出液状物の出力先が循環配管である状態を示す。
図11に示すように、時刻t111において、出力配管が閉状態から開状態に切り替わると、出力配管を流れる液状物の送液量の急峻な立ち上がりが生じる。また、時刻t112において、出力配管が開状態から閉状態に切り替わると、出力配管を流れる液状物の送液量の急峻な立ち下がりが生じる。液状物の送液量に大きな変動が生じると、送液量を正確に計測することができず、計測送液量には誤差が含まれることになる。そのため、特許文献2に開示の技術においては、出力配管を流れる液状物の計測送液量に含まれる誤差のために、出力量の計測精度が低下する。
なお、送出配管130を流れる送液液状物の送液量は、送出液状物の出力先が切り替わった場合には、変動が生じる。そこで、特許文献3(特開平6−231682号公報)には、図12に示すように、送液部140と切り替え部170との間に、送出配管130を流れる送出液状物の送液量を計測する計測部410を設ける技術が開示されている。これにより、送出配管130を流れる送出液状物の計測送液量の計測精度を向上させることができる。
特開2005−288387号公報 特開2011−240281号公報 特開平6−231682号公報
上述したように、送出配管を流れる液状物の送液量は、送出液状物の出力先の切り替わり時に変動が生じる。そのため、送出配管を流れる液状物の計測送液量にも誤差が含まれてしまい、送出配管を流れる液状物の計測送液量に基づいて出力量を計測しても、出力量の計測精度を十分に向上させることができない。
また、切り替え部以降の循環配管などで、詰まりなどのために液状物の流れ方が変化した場合には、配管内の圧力変化により、送出配管を流れる液状物の送液量と出力配管を流れる液状物の送液量とのバランスが変化することがある。このような場合にも、送出配管を流れる液状物の計測送液量に基づいて出力量を計測しても、出力量を正確に計測することができない。
本発明の目的は、液状物の出力量の計測精度を高めることができる送液装置およびその制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の送液装置は、
貯蔵部に貯蔵された液状物を出力口から出力する送液装置であって、
前記液状物を送出する送液部と、
前記送液部により送出された液状物の出力先を、前記出力口と前記貯蔵部とのいずれかに切り替える切り替え部と、
前記送液部と前記切り替え部との間の前記液状物の送液量を計測し、計測した計測送液量を示す計測結果を出力する計測部と、
所定期間における前記計測部の出力に示される計測送液量の平均値および変化量を算出し、該算出した計測送液量の平均値および変化量に基づいて、前記所定期間に前記出力口から出力された前記液状物の量を算出する制御部と、を有する。
上記目的を達成するために本発明の送液装置の制御方法は、
貯蔵部に貯蔵された液状物を送出する送液部と、前記送液部により送出された液状物の出力先を、出力口と前記貯蔵部とのいずれかに切り替える切り替え部と、を有し、前記液状物を前記出力口から出力する送液装置の制御方法あって、
前記送液部と前記切り替え部との間の前記液状物の送液量を計測し、
所定期間における前記計測した液状物の送液量の平均値および変化量を算出し、該算出した送液量の平均値および変化量に基づいて、前記所定期間に前記出力口から出力された前記液状物の量を算出する。
本発明によれば、液状物の出力量の計測精度を高めることができる。
本発明の一実施形態の送液装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す制御部の構成を示すブロック図である。 図1に示す送液装置の送液動作を示すフローチャートである。 図1に示す送液装置の送液動作中における配管圧力、出力量および計測送液量を示す図である。 図1に示す送液装置の送液動作中における配管圧力、出力量および計測送液量を示す図である。 図1に示す循環配管に詰まりが生じる前後での出力量および計測送液量の変化を示す図である。 図1に示す制御部の出力量の算出動作を示すフローチャートである。 図1に示す制御部の出力量の制御動作を示すフローチャートである。 関連する送液装置の構成の一例を示すブロック図である。 関連する送液装置の構成の他の一例を示すブロック図である。 関連する送液装置の構成の他の一例を示すブロック図である。 図10に示す送液装置における問題を説明するための図である。 関連する送液装置の構成の他の一例を示すブロック図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態の送液装置10の構成を示すブロック図である。
図1に示す送液装置10は、貯蔵部11と、出力口12と、送出配管13と、送液部14と、出力配管15と、循環配管16と、切り替え部17と、計測部18と、制御部19と、を有する。
貯蔵部11は、液状物を貯蔵する。
出力口12は、液状物を送液装置10の外部に出力する。
送液部14は、貯蔵部11に貯蔵されている液状物を送出配管13に送出する。送出配管13に送出された液状物は切り替え部17に入力される。
切り替え部17は、出力配管13に送出された送出液状物の出力先を出力口12と貯蔵部11とのいずれかに切り替える。出力先が出力口12である場合には、送出液状物は出力配管15を介して出力口12から出力される。一方、出力先が貯蔵部11である場合には、送出液状物は循環配管16を介して貯蔵部11に循環する。なお、通常、循環配管16は、出力配管15よりも径が小さい。
計測部18は、送液部14と切り替え部17との間に設けられ、送出配管13を流れる液状物(送液部14により貯蔵部11から送出された液状物)の送液量を計測し、計測した計測送液量のデータを制御部19に出力する。
制御部19は、計測部18の出力に示される送出配管13を流れる液状物の送液量に基づいて出力口12から出力される液状物の出力量を算出する。また、制御部19は、算出した出力量が予め定められた量となるように、送液部14の駆動を制御する。
次に、制御部19の構成について図2を参照して説明する。
図2に示す制御部19は、データ取得部21と、出力量算出部22と、送液制御部23と、を有する。
データ取得部21は、計測部18から計測送液量の現在値のデータを取得する。また、データ取得部21は、切り替え部17から切り替えタイミングのデータを取得する。
出力量算出部22は、データ取得部21が取得した計測送液量の現在値のデータと切り替えタイミングのデータとに基づいて出力量を算出し、算出結果を送液制御部23に出力する。ここで、出力量算出部22は、所定期間(送出液状物の出力先が出力配管15である出力期間)における計測送液量の平均値および送液量の変化量を算出し、算出した計測送液量の平均値および送液量の変化量に基づいて、その所定期間に出力口11から出力された液状物の量である出力量を算出する。なお、出力量を算出する際の動作の詳細については後述する。
送液制御部23は、出力量算出部22の出力に示される出力量が予め設定された目標出力量と一致するように送液部14の駆動を制御する。
次に、本実施形態の送液装置10の動作について説明する。
図3は、本実施形態の送液装置10の送液動作を示すフローチャートである。
制御部19は、例えば、送液装置10の外部から、液状物の送液量の設定値の入力を受け付ける。また、切り替え部17は、例えば、送液装置10の外部から、切り替えタイミングの入力を受け付ける(ステップS31)。
次に、制御部19は、入力された送液量の液状物が送出されるように送液部13を駆動させる(ステップS32)。送液部13は、貯蔵部11に貯蔵されている液状物を送出配管13に送出する。なお、ステップS32においては、切り替え部17は、送出液状物の出力先を循環配管16とする。循環配管16が出力先であるため、送出液状物は循環配管16を介して貯蔵部11に循環する。
切り替えタイミングになると、切り替え部17は、送出液状物の出力先を出力配管15に切り替える。出力配管15が出力先となると、送出液状物は出力配管15を介して出力口12から出力される。次の切り替えタイミングになると、切り替え部17は、送出液状物の出力先を循環配管16に切り替える(ステップS33)。このように、ステップS33においては、液状物の出力と循環とが繰り返される。
次に、制御部19は、送液を終了する旨が入力されたか否かを判定する(ステップS34)。
送液を終了する旨が入力されていない場合には(ステップS34:No)、切り替え部17により、ステップS33の処理が繰り返される。
送液を終了する旨が入力された場合には(ステップS34:Yes)、制御部19は、その旨を切り替え部17に通知し、切り替え部17は、送出液状物の出力先を循環配管16に切り替えた上で、処理を終了する。
次に、送液動作中における配管圧力、出力量および計測送液量について、図4A,4Bを参照して説明する。ここで、図4Aは、出力圧力が十分に高くない場合を示し、図4Bは、出力圧力が十分高い場合を示す。
図4A(a)および図4B(a)は、出力配管15の開閉状態を示す。図4A(b)および図4B(b)は、出力配管15内の圧力(以下、出力圧力と称する)および循環配管16内の圧力(以下、循環圧力と称する)を示す。なお、図4A(b)および図4B(b)において、実線は出力圧力を示し、点線は循環圧力を示す。図4A(c)および図4B(c)は、出力量を示す。図4A(d)および図4B(d)は、計測送液量を示す。
図4A(a)および図4B(a)において、時刻t41から時刻t42まで、また、時刻t43から時刻t44までは出力配管15が閉状態である。また、時刻t42から時刻t43までは出力配管15は開状態である。
時刻t42において、出力配管15の閉状態から開状態への切り替わり時に、出力圧力が十分に高くないと、図4A(c)に示すように、出力量が安定するまでに時間がかかる。この時間を短くするためには、出力配管15が開状態となった際に、出力圧力を上げ、液状物が瞬時に押し出されるように、図4B(b)に示すように、出力配管15が閉状態である間に、循環圧力を十分に上げておく必要がある。
そこで、通常、送液装置においては、循環配管16は出力配管15よりも径を小さくしたり、切り替えタイミングを調整したりして、循環圧力や出力圧力を上がりやすくしている。そのため、図4A(d)および図4B(d)に示すように、出力配管15が閉状態では、計測送液量は減少する。一方、出力配管15が開状態では、計測送液量は上昇する。したがって、計測送液量には、液状物の循環時と出力時とで変動(脈動)が生じる。ここで、出力配管15の送液量と循環配管16の送液量とのバランスが常に一定であれば、計測送液量の平均値の推移と出力量との関係は比例関係となる。
次に、詰まりなどにより循環配管16の液状物の流れ方が変化した場合の計測送液量の変化について図5を参照して説明する。
図5(a)は出力配管15の開閉状態を示し、図5(b)は出力量を示し、図5(c)は計測送液量を示す。なお、図5(b)および図5(c)において、実線は循環配管16の液状物の流れ方の変化前の出力量および計測送液量を示し、点線は循環配管16における液状物の流れ方の変化後の出力量および計測送液量を示す。
図5において、時刻t51から時刻t52まで、また、時刻t53から時刻t54までは出力配管15は閉状態である。また、時刻t52から時刻t53までは出力配管15は開状態である。
循環配管16に詰まりが発生すると、詰まりが発生する前の正常時と比べて、循環配管16において液状物が流れにくくなるため、図5(c)に示すように、時刻t51から時刻t52までの期間において、正常時よりも計測送液量が低下する。そのため、時刻t52において出力配管15が開状態になった直後の計測送液量は正常時よりも低下する。
また、循環配管16の詰まりにより、液状物の循環時の循環圧力は通常時よりも大きくなる。そのため、時刻t52において出力配管15が開状態となると、循環圧力の上昇の影響により、通常時よりも多くの液状物が押し出され、計測送液量は増加する。したがって、図5(c)に示すように、時刻t52において出力配管15が開状態となった直後は、計測送液量は正常時よりも小さいが、その後、急激に増加して正常時よりも大きくなり、徐々に安定していく。
ここで、出力配管15が開状態となった直後における循環配管16の詰まりによる計測送液量の低下と配管圧力の上昇による計測送液量の増加とが相殺され、循環配管16の液状物の流れ方の変化が発生する前後での計測送液量の平均値は、略一定となることがある。しかし、実際には、図5(b)に示すように、配管圧力の上昇により出力量は増加する。そのため、計測送液量の平均値だけに基づいて出力量を算出しても、正確な測定結果を得ることができない。
そこで、本実施形態においては、計測送液量の平均値だけでなく、所定期間における計測送液量の最大値と最小値との差分である計測送液量の変化量も用いて、その所定期間における出力量を算出する。計測送液量の変化量には循環配管16の液状物の流れ方の変化の影響が反映されるため、計測送液量の平均値および変化量に基づいて出力量を算出することで、より正確に出力量を計測することができる。
次に、制御部19による出力量の算出動作について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、データ取得部21は、計測部18から計測送液量の現在値のデータを取得し、切り替え部17から切り替えタイミングのデータを取得する(ステップS61)。
出力量算出部22は、切り替えタイミングのデータに基づいて、出力期間を特定する。また、出力量算出部22は、出力期間における計測送液量の平均値および変化量を算出する(ステップS62)。
次に、出力量算出部22は、計測送液量の平均値および変化量に基づいて出力量を算出する。ここで、出力量算出部22は、例えば、式(1)に示される出力量と計測送液量の平均値および変化量との関係式を記憶しており、この関係式を用いて出力量を算出する。
MFOut=α1・MFAve+α2・MFp−p+β 式(1)
式(1)において、MFOutは出力量を示し、MFAveは計測送液量の平均値を示し、MFp−pは計測送液量の変化量を示す。また、α1,α2は所定の係数であり、βはオフセットである。α1,α2およびβは、例えば、多変量解析などを用いて事前に求めることができる。
出力配管15や循環配管16の液状物の流れ方が変化した場合に、計測送液量の平均値だけに基づいて出力量を算出しても、出力配管15や循環配管16の液状物の流れ方の変化の影響が反映されず、出力量を正確に算出することができない。そこで、計測送液量の平均値および変化量に基づいて出力量を算出することで、出力配管15や循環配管16の液状物の流れ方の変化の影響が反映された出力量を算出することができる。そのため、出力量の計測精度を向上させることができる。
次に、制御部19による出力量の制御動作について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図7において、図6と同様の処理については同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
まず、送液制御部23は、送液装置10の外部から目標出力量の設定値の入力を受け付ける(ステップS71)。
データ取得部21は、計測送液量の現在値のデータおよび切り替えタイミングのデータを取得し(ステップS61)、出力量算出部22は、これらのデータに基づき出力量を算出する(ステップS62)。
送液制御部23は、出力算出部22により算出された出力量と設定された目標出力量との差が0となるような送液部14への指示値(送出配管13への液状物の送出量)を算出する(ステップS72)。なお、送液部14への指示値は、例えば、PID(Proportional Integral Differential)演算などの演算制御により算出することができる。
次に、送液制御部23は、算出した指示値を送液部14の設定値として再設定する(ステップS72)。
次に、出力量算出部22は、送液を終了する旨が入力されたか否かを判定する(ステップS73)。
送液を終了する旨が入力されていない場合には(ステップS73:No)、ステップS61から処理が繰り返される。
送液を終了する旨が入力された場合には(ステップS73:Yes)、出力量算出部22は、処理を終了する。
このように本実施形態によれば、送液装置10は、出力期間における送出配管13を流れる液状物の計測送液量の平均値と変化量とに基づいて出力量を算出する。
計測送液量の平均値を用いて出力量を算出することで、例えば、図4A(d)および図4(d)に示される計測送液量の脈動の影響を抑えた出力量を算出することができる。
また、循環配管16の液状物の流れが変わると、管内の圧力も変化し、出力配管における送液量にも影響が生じる。その結果、図5(b)および図5(c)に示すように、出力期間における計測送液量の平均値は略一定であるにも関わらず、出力量は変化する場合がある。このような場合には、計測送液量の平均値のみを用いて出力量を算出しても、正確に出力量を計測することができない。そこで、本実施形態においては、計測送液量の平均値に加えて、計測送液量の変化量に基づいて出力量を算出する。計測送液量の変化量には、循環配管16の液状物の流れ方が変わったことによる影響が反映されるため、計測送液量の平均値および変化量に基づいて出力量を算出することで、より正確に出力量を計測することができる。
10 送液装置
11 貯蔵部
12 出力口
13 配管
14 送液部
15 出力配管
16 循環配管
17 切り替え部
18 計測部
19 制御部
21 データ取得部
22 出力量算出部
23 送液制御部

Claims (4)

  1. 貯蔵部に貯蔵された液状物を出力口から出力する送液装置であって、
    前記液状貯蔵物を送出する送液部と、
    前記送液部により送出された液状物の出力先を、前記出力口と前記貯蔵部のいずれかに切り替える切り替え部と、
    前記送液部と前記切り替え部との間の前記液状物の送液量を計測し、計測した計測送液量を示す計測結果を出力する計測部と、
    所定期間における前記計測部の出力に示される計測送液量の平均値および変化量を算出し、該算出した計測送液量の平均値および変化量に基づいて、前記所定期間に前記出力口から出力された前記液状物の量を算出する制御部と、を有することを特徴とする送液装置。
  2. 請求項1記載の送液装置であって、
    前記制御部は、前記算出した前記液状物の出力量と予め設定された目標出力量との差が小さくなるように前記送液部の駆動を制御することを特徴とする送液装置。
  3. 貯蔵部に貯蔵された液状物を送出する送液部と、前記送液部により送出された液状物の出力先を、出力口と前記貯蔵部のいずれかに切り替える切り替え部と、を有し、前記液状物を前記出力口から出力する送液装置の制御方法あって、
    前記送液部と前記切り替え部との間の前記液状物の送液量を計測し、
    所定期間における前記計測した液状物の送液量の平均値および変化量を算出し、該算出した送液量の平均値および変化量に基づいて、前記所定期間に前記出力口から出力された前記液状物の量を算出することを特徴とする送液装置の制御方法。
  4. 請求項3記載の送液装置の制御方法であって、
    前記算出した前記液状物の出力量と予め設定された目標出力量との差が小さくなるように前記送液部の駆動を制御することを特徴とする送液装置の制御方法。
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