JP2013193192A - 切断装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】切断ヘッドをガイド軸に沿って移動させるものにあって、切断ヘッドの姿勢の保持のための構成を簡単にする。
【解決手段】プラテン3の上面側で被切断物をY方向へ移送する移送機構7は、X方向に延びる駆動ローラ12及びピンチローラ軸13を備える。カッタ4を有する切断ヘッド5は、カッタ移動機構8により、ガイド軸21に沿ってX方向に移動される。切断ヘッド5のキャリッジ19の下端部に、切断ヘッド5の姿勢の保持、即ちガイド軸21に対する回り止めを行うための、側面下向きのほぼU字状をなす摺接部35を設ける。摺接部35は、移送機構7に備わっているピンチローラ軸13に摺動可能に接触することにより、切断ヘッド5のX方向の移動を許容しつつ姿勢を保持する。
【選択図】図3
【解決手段】プラテン3の上面側で被切断物をY方向へ移送する移送機構7は、X方向に延びる駆動ローラ12及びピンチローラ軸13を備える。カッタ4を有する切断ヘッド5は、カッタ移動機構8により、ガイド軸21に沿ってX方向に移動される。切断ヘッド5のキャリッジ19の下端部に、切断ヘッド5の姿勢の保持、即ちガイド軸21に対する回り止めを行うための、側面下向きのほぼU字状をなす摺接部35を設ける。摺接部35は、移送機構7に備わっているピンチローラ軸13に摺動可能に接触することにより、切断ヘッド5のX方向の移動を許容しつつ姿勢を保持する。
【選択図】図3
Description
本発明は、シート状の被切断物を移送する移送機構と、前記被切断物を切断するカッタとを備えた切断装置に関する。
従来より、例えば紙等のシート状の被切断物を、切断データに従って所定形状に自動的に切断する切断装置が知られている。この切断装置は、被切断物を、移送機構によって前後方向(Y方向)に移送すると共に、カッタを有する切断ヘッドを、ガイド軸に沿って左右方向(X方向)に移動させることにより、被切断物を所望の形状に切断する(例えば特許文献1参照)。
ところで、この種の切断装置では、切断ヘッドがガイド軸回りに回転しないように、回り止め(姿勢の保持)の構造が設けられる。上記特許文献1(特に図17参照)では、ガイド軸に平行(左右方向)に延びる側面L字型の補助ガイド板を、フレームに設けると共に、キャリッジ(切断ヘッドに相当)の背面に、その補助ガイド板の先端側部分を前後方向から挟む摺動片及び摺動ローラを設けることにより、キャリッジ(切断ヘッド)の回り止めを行うようにしている。
上記特許文献1に記載された構成では、切断ヘッドの回り止めのために、補助ガイド板を設ける必要があった。そのため、その分だけ部品が多くなると共に、補助ガイド板の配設スペースも必要となるので、構成の簡単化及び省スペース化の観点から、改善が求められていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、切断ヘッドをガイド軸に沿って移動させるものにあって、切断ヘッドの姿勢の保持のための構成を簡単にすることができる切断装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の切断装置は、シート状の被切断物を移送する移送機構と、前記被切断物を切断するカッタとを備えた切断装置において、前記被切断物の移送方向と交差する方向に延びて機枠に固定されたガイド軸と、前記ガイド軸に摺動可能に支持され前記カッタを有する切断ヘッドと、前記切断ヘッドを前記ガイド軸に沿って移動させるカッタ移動機構と、前記ガイド軸とほぼ平行に設けられ前記移送機構に備わるローラ軸と、前記切断ヘッドに設けられ前記ローラ軸に摺動可能に接触して前記切断ヘッドの姿勢を保持する摺接部とを備えるところに特徴を有する。
上記構成によれば、カッタを有する切断ヘッドは、カッタ移動機構により、ガイド軸を摺動しながら、被切断物の移送方向と交差する方向に移動される。この際には、切断ヘッドに設けられた摺接部が、ガイド軸とほぼ平行に延びるローラ軸に接触して摺動することによって、切断ヘッドの姿勢が保持される。従って、切断ヘッドの回り止めの為のガイド部材等を設ける必要がなく、移送機構に備わるローラ軸を用いて、切断ヘッドの姿勢の保持のための構成を実現することが可能となる。
請求項2の切断装置は、請求項1の発明において、前記ローラ軸は、前記被切断物の厚み方向に変位可能に前記機枠に支持されており、前記摺接部は、前記ローラ軸の変位方向に相対移動可能に摺接しているところに特徴を有する。
請求項3の切断装置は、請求項1又は2の発明において、前記摺接部は、前記ローラ軸を前記被切断物の移送方向両側から挟む形状に形成されているところに特徴を有する。
本発明の請求項1の切断装置によれば、被切断物の移送方向と交差する方向に延びて機枠に固定されたガイド軸と、前記ガイド軸に摺動可能に支持されカッタを有する切断ヘッドと、前記切断ヘッドを前記ガイド軸に沿って移動させるカッタ移動機構と、前記ガイド軸とほぼ平行に設けられ移送機構に備わるローラ軸と、前記切断ヘッドに設けられ前記ローラ軸に摺動可能に接触して前記切断ヘッドの姿勢を保持する摺接部とを備えるので、切断ヘッドをガイド軸に沿って移動させるものにあって、切断ヘッドの姿勢の保持のための構成を簡単にすることができ、且つ回り止め用のガイド部材等を別途設ける必要がなく省スペース化を図ることができる、という優れた効果を奏する。
ここで、前記被切断物の種類によっては、その厚みが変化する。これに対応する為、請求項2の切断装置によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、前記ローラ軸は、前記被切断物の厚み方向に変位可能に前記機枠に支持されており、前記摺接部は、前記ローラ軸の変位方向に相対移動可能に摺接しているので、被切断物の厚みの変化に対応しつつ、切断ヘッドの姿勢を安定して保持することができる。
請求項3の切断装置によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、前記摺接部は、前記ローラ軸を前記被切断物の移送方向両側から挟む形状に形成されているので、摺接部を極めて簡単な構成とすることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1に示すように、切断装置1は、本体カバー2と、本体カバー2内に配設されたプラテン3と、カッタ4(図7参照)を有する切断ヘッド5とを備えている。前記本体カバー2は横長な矩形箱状をなしており、その前面部には横長に開口する給紙口2aが形成されている。例えば紙等のシート状の被切断物6は、保持シート10に保持された状態で、前記給紙口2aから差込まれて前記プラテン3上にセットされる。また、切断装置1には、被切断物6を第1方向である前後方向(Y方向)に移送する移送機構7が設けられている。また、切断装置1には、切断ヘッド5を、被切断物6の移送方向と交差(直交)する第2方向である左右方向(X方向)に移動させるカッタ移動機構8が設けられている。
前記本体カバー2の前面の右側部位には、フルカラー液晶ディスプレイからなるディスプレイ9が設けられると共に、ユーザが各種の指示や選択、入力の操作を行うための各種操作スイッチ65(図9にのみ図示)が設けられている。ディスプレイ9は、種々の模様や、ユーザに対して必要なメッセージ等を表示する表示手段として構成されており、各種操作スイッチ65の操作により、ディスプレイ9に表示された模様の選択や、各種パラメータの設定や機能の指示等が可能となっている。
前記プラテン3は、被切断物6の切断の際、保持シート10の下面を受けるもので、図2、図3にも示すように、前プラテン3aと後プラテン3bとからなり、機枠11に取り付けられている。このプラテン3の上面部は、水平面状をなし、被切断物6を保持した保持シート10が載置された状態で移送される。図1に示すように、前記保持シート10は、合成樹脂材料からなり、前後方向にやや長い矩形シート状に構成されている。保持シート10の上面には、左右の縁部10a、10bを除いた内側の領域に、粘着剤が塗布された粘着層が形成され、この粘着層部分に前記被切断物6が貼付けられて保持される。粘着層の粘着力は、被切断物6を簡単に剥がせるように比較的小さく設定されている。尚、保持シート10においては、例えば左角部を原点OとしたX−Y座標系が設定され、そのX−Y座標系に基づいて切断データが設定される。
前記移送機構7は、プラテン3の上面側で保持シート10をY方向(前後方向)へ移送させるもので、次のように構成される。即ち、図1、図2等に示すように、本体カバー2内には、機枠11が設けられている。その機枠11には、前記プラテン3の左右両側に夫々位置して、左右の側壁部11a、11bが向い合うように設けられている。図3にも示すように、それら左右の側壁部11a、11b間には、前記前プラテン3aと後プラテン3bとのなす隙間部分に位置して、X方向に夫々延びる駆動ローラ12及びピンチローラ軸13(ローラ軸に相当)が設けられている。駆動ローラ12とピンチローラ軸13は、上下方向に並ぶように配設されており、駆動ローラ12は下側に位置し、その上側にピンチローラ軸13が設けられている。
前記駆動ローラ12は、上端がプラテン3の上面とほぼ同等の高さとなるようにして(図3参照)、左右の両端側が、夫々前記側壁部11a、11bに回転可能に支持されている。これと共に、図2に示すように、駆動ローラ12の右端部は、右側の側壁部11bを貫通して右方に延び、その先端に径大な従動ギヤ17が固着されている。図2に示すように、右側の側壁部11bの外面側には、取付フレーム14が取付けられ、この取付フレーム14に、例えばステッピングモータからなるY軸モータ15が取付けられている。このY軸モータ15の出力軸には、径小な駆動ギヤ16が固定され、この駆動ギヤ16が前記従動ギヤ17に噛合っている。これにて、Y軸モータ15の正逆回転により、駆動ローラ12が正逆方向に回転駆動される。
前記ピンチローラ軸13は、左右の両端部が、夫々前記側壁部11a、11bに回転可能、且つ上下方向つまり被切断物6の厚み方向に若干量の変位が可能に支持されている。ピンチローラ軸13は、側壁部11a、11bの外面側において、ピンチローラ軸13の左右の両端部とそれら側壁部11a、11bとの間に夫々掛渡された引張コイルばね18、18により、常に下方(駆動ローラ12側)に付勢されている。また、図1、図2に示すように、ピンチローラ軸13には、左右の端部寄り部位に位置して、やや径大なローラ部13a、13bが設けられている。
これにて、保持シート10の左右の縁部10a、10bが、駆動ローラ12と、ピンチローラ軸13のローラ部13a、13bとの間において夫々挟持される。移送機構7は、保持シート10を駆動ローラ12とピンチローラ軸13(ローラ部13a、13b)との間に挟んだ状態で、Y軸モータ15の駆動に伴う駆動ローラ12の回転駆動によって、前後方向(Y方向)に自在に移送させる。
前記カッタ移動機構8は、切断ヘッド5(キャリッジ19)を、X方向(左右方向)へ自在に移動させるもので、次の構成を備える。
即ち、図1〜図3に示すように、左右の側壁部11a、11b間には、前記ピンチローラ軸13よりもやや後部寄りの上方に位置し、ピンチローラ軸13とほぼ平行、つまり左右方向(X方向)に延びるガイド軸21が配設されている。前記キャリッジ19には、図8等にも示すように、左右2箇所に位置してガイド筒部22、22が設けられ、これらガイド筒部22、22が、前記ガイド軸21に挿通されている。これにより、キャリッジ19ひいては切断ヘッド5は、ガイド軸21に沿って左右方向(X方向)に移動可能である。
図1、図2に示すように、左側の側壁部11aの外面側の後部寄りには、水平状の取付板23が取付けられていると共に、右側の側壁部11bの外面側に補助取付板24が取付けられている。前記取付板23には、後側に位置して例えばステッピングモータからなるX軸モータ25が上向きに取付けられていると共に、その前側に垂直方向に延びるプーリ軸26が回転可能に設けられている。前記X軸モータ25の出力軸には、径小な駆動ギヤ27が固定されている。前記プーリ軸26には、タイミングプーリ28と径大な従動ギヤ29とが回転可能に支持されている。タイミングプーリ28と従動ギヤ29は一体的に形成されており、一体的に回転する。従動ギヤ29が前記駆動ギヤ27に噛合っている。
前記補助取付板24には、タイミングプーリ30が軸方向を上下方向として回転可能に設けられている。これらタイミングプーリ30と前記タイミングプーリ28との間には、無端状のタイミングベルト31がX方向に延びて水平に掛渡されている。このタイミングベルト31の途中部が、前記キャリッジ19の後面部の取付部32(図3等参照)に連結されている。尚、側壁部11a、11bのうちタイミングベルト31が通過する部分には、四角形の開口部11cが設けられている。これにて、カッタ移動機構8が構成され、X軸モータ25の正逆回転駆動により、その回転駆動力が従動ギヤ29及びタイミングプーリ28を介してタイミングベルト31に伝わり、キャリッジ19(切断ヘッド5)を左右方向に自在に移動させる。
前記切断ヘッド5は、キャリッジ19の前面側に、上下駆動機構36及びカッタホルダ20を左右に配置して構成される。この切断ヘッド5の構成を、図3〜図8も参照しながら説明する。図3、図8等に示すように、キャリッジ19は、正面から見てやや横長なほぼ矩形板状をなし、その上辺部には、左右に位置して前記ガイド筒部22、22が設けられている。また、キャリッジ19の背面部には、後方へ突出して前記タイミングベルト31に連結される取付部32(図3参照)が設けられている。
図8に示すように、キャリッジ19の前面部には、やや左寄り部に位置して、上下方向に延びる平面視L字状の第1係合部33が設けられていると共に、ほぼ中央部に位置して、上下方向に延びる第2係合部34が設けられている。前記第1係合部33及び前記第2係合部34には、詳しくは後述するが、カッタホルダ20に設けられた第1被係合部及び第2被係合部が上下方向(Z方向)にスライド移動可能に係合する。さらに、詳しくは後述するが、このキャリッジ19の下端部には、切断ヘッド5の姿勢の保持(回り止め)を行うための、摺接部35が設けられている。この摺接部35は、側面から見て下向きのほぼU字状をなし、左右方向に延びて設けられている。
前記上下駆動機構36は、次のように構成されている。図3〜図7に示すように、キャリッジ19の前面左側には、クランク状をなす取付板37が設けられている。この取付板37の左端部前面には、例えばステッピングモータからなるZ軸モータ38が後ろ向きに取付けられており、このZ軸モータ38の出力軸には径小な駆動ギヤ39が固定されている。取付板37には、図4〜図6に示すように、前記Z軸モータ38の右上部に位置して、前方に延びてギヤ軸40が取付けられている。このギヤ軸40には、径大な従動ギヤ41とピニオンギヤ42とが回転可能に支持されている。従動ギヤ41とピニオンギヤ42は一体的に形成されており、一体的に回転する。従動ギヤ41が前記駆動ギヤ39に噛合っている。
前記ギヤ軸40の右側には、ラック部材43が設けられる。このラック部材43は、左壁面と前壁面が繋がった形状をなし、上下方向に延びる。ラック部材43は、後述する軸46に上下動可能に支持されている。このラック部材43の左壁面には、上下方向に延びるラック部43aが形成されており、そのラック部43aに、前記ピニオンギヤ42が噛合っている。これにて、前記Z軸モータ38の駆動によりピニオンギヤ42が回転され、ラック部材43が上下動される。
また、図7に示すように、ラック部材43の上面部には、水平薄板状の上部支持片44が一体に設けられていると共に、ラック部材43の内部の上下方向中間やや下部に位置して、水平薄板状の中間支持片45が一体に設けられている。これら上部支持片44及び中間支持片45には、夫々貫通孔44a及び45aが形成されている。ラック部材43の内部には、上下方向に長い丸棒状の軸46が、前記貫通孔44a及び45aを上下動可能に挿通された状態で配置されている。
前記カッタホルダ20は、図4〜図7に示すように、取付筒部47と、軸支持部48と、第1被係合部57と、第2被係合部49(図6にのみ図示)とを一体的に有して構成されている。前記取付筒部47は、上下方向に延びるほぼ円筒状をなし、後述するように、カッタ4を有したカッタ支持筒50が取外し可能に取付けられる。第1被係合部57は、前記軸46の後方に位置して上下方向に延びて設けられる。第1被係合部57は、前記キャリッジ19の第1係合部33に上下動可能に係合している。第2被係合部49は、図6に示すように、平面視L字状に形成され、前記取付筒部47の背面側に上下方向に延びて設けられる。第2被係合部49は、前記キャリッジ19の第2係合部34に上下動可能に係合している。これにて、カッタホルダ20は、前記キャリッジ19に対し、上下動可能に支持される。この場合、カッタホルダ20は、後述するカッタ4の刃先4aが被切断物6を貫通する下降位置と、刃先4aが被切断物6から所定距離だけ離間した上昇位置との間で移動する。
前記軸支持部48は、前記取付筒部47の左側に位置し、図7に示すように、上板部48a及び下板部48bを有している。前記上板部48a及び下板部48bには、夫々前記軸46が挿通する円形孔48c、48cが形成されている。前記上板部48aは、前記ラック部材43の中間支持片45の上面に重なるように配置される。軸46は、上下方向途中部(やや上部寄り部位)と下端部に夫々止め輪51が係止されることで、軸支持部48に取り付けられている。軸46の外周部には、前記中間支持片45の下面と、下板部48bの上面との間に位置して、圧縮コイルばね53が設けられている。
これにより、軸支持部48即ちカッタホルダ20は、ラック部材43の上昇又は下降に伴って上昇又は下降する。これによって、カッタホルダ20は、カッタ4の刃先4aが被切断物6を貫通する下降位置と、刃先4aが被切断物6から所定距離だけ離間した上昇位置との間で移動する。ここで、カッタホルダ20が下降するときの動作を詳述する。ラック部材43の下降に伴ってカッタホルダ20が徐々に下降する。そして、カッタホルダ20は、カッタ4の刃先4aが被切断物6を貫通した位置にて下方への移動が停止する。その一方で、引き続き、ラック部材43のみが更に降下する。そして、ラック部材43が所定距離下降した後、停止する。即ち、カッタホルダ20の下降位置では、圧縮コイルバネ53がラック部材43の中間支持片45で下方へ所定距離分だけ圧縮された状態となっている。このため、圧縮コイルバネ50の付勢力(弾性力)により所定のカッタ圧(カッタ4が被切断物6を押圧する力)が得られる一方、当該付勢力に抗してカッタホルダ5(カッタ4)の上方への移動を許容する。
図7に示すように、前記カッタ支持筒50は、その外周面が前記取付筒部47の内周部に嵌合するような上下方向に長い円筒状をなし、その中心軸線に沿ってカッタ4が取付けられている。カッタ4は、カッタ軸4bの先端部(下端部)に刃部4aを有して構成され、刃部4aがカッタ支持筒50の下端から下方に突出している。カッタ支持筒50の下部には、前記刃部4aの周囲を覆うように、円筒キャップ状の押圧部54が上下動可能に設けられている。押圧部54とカッタ支持筒50との間には、コイルばね55(図7にのみ図示)が配置され、押圧部54を常に下方に付勢している。この押圧部54の下面中央部に、前記カッタ4の刃部4aが通過可能な孔54aが形成されている。
前記カッタ支持筒50は、前記取付筒部47に対して上方から嵌合され、ねじ56によって取付け固定される。これにて、カッタ4は、カッタホルダ20(カッタ支持筒50)に支持された状態で、上下駆動機構36により上下動される。このとき、通常時(非切断時)には、カッタ4は、図5、図7に示す上昇位置にあり、刃部4aが押圧部54により露出しないよう覆われている。
上下駆動機構36によりカッタホルダ20(カッタ支持筒50)が下降されると、まず、押圧部54の下面が被切断物6の上面に接触してそれ以上の下降ができなくなる。そして、コイルばね55のばね力に抗してカッタホルダ20(カッタ4)が更に下降することにより、刃部4aが押圧部54の孔54aを通って被切断物6を貫通(切断)する下降位置に至る。この状態で、移送機構7により保持シート10をY方向に自在に移動させると共に、カッタ移動機構8により切断ヘッド5をX方向に自在に移動させることにより、被切断物6に対する切断動作が実行される。
さて、上記したように、本実施形態においては、前記キャリッジ19の下端部には、切断ヘッド5の姿勢の保持、即ち、ガイド軸21に対する回り止めを行うための、摺接部35が設けられている。図3〜図8に示すように、この摺接部35は、側面から見て下向きのほぼU字状をなし、左右方向に延びる薄板状をなしている。図3に示すように、この摺接部35は、その内面が、前記移送機構7に備わっているピンチローラ軸13に摺動可能に接触することにより、キャリッジ19のX方向の移動を許容しつつ姿勢を保持する。
このとき、上記のように、ピンチローラ軸13が被切断物6の厚み方向(上下方向)に変位可能に支持されているので、摺接部35は、前記ピンチローラ軸13の変位方向である上下方向に相対移動可能に摺接している。また、摺接部35は、ピンチローラ軸13を被切断物6の移送方向両側、つまり前後方向から挟む形状に形成されている。尚、この摺接部35は、ピンチローラ軸13のうち、ローラ部13aとローラ部13bとの間の領域を移動するのであるが、この場合、キャリッジ19(切断ヘッド5)のX方向の移動範囲を妨げることがないことは勿論である。
次に、切断装置1の制御系の構成について、図9を参照しながら説明する。切断装置1全体の制御を司る制御回路(制御手段)61は、コンピュータ(CPU)を主体に構成されており、ROM62、RAM63、外部メモリ64が接続されている。ROM62には、切断動作を制御するための切断制御プログラムや、ディスプレイ9の表示を制御する表示制御プログラム等が記憶されている。RAM63には、各種処理に必要なデータやプログラムが一時的に記憶される。
制御回路61には、各種の操作スイッチ65の操作信号や各種検出センサ66等の信号が入力されると共に、ディスプレイ9が接続されている。ディスプレイ9の画面には、模様選択画面や、配置表示画面等が表示され、ユーザは、ディスプレイ9の表示を見ながら、各種操作スイッチ65を操作することで所望する模様を選択したり、切断位置を設定したりすることができる。また、制御回路61には、Y軸モータ15、X軸モータ25、Z軸モータ38を夫々駆動する駆動回路67、68、69が接続されている。制御回路61は、切断制御プログラムの実行により、Y軸モータ15、X軸モータ25、Z軸モータ38を制御し、保持シート10上の被切断物6に対する切断動作を自動で実行させる。
前記外部メモリ64は、複数種類の模様について、その模様を切断装置1で切断するための切断データが記憶されている。前記切断データは、基本サイズ情報及び切断ラインデータと、表示用のデータとを含んだものとされる。基本サイズ情報は、模様の縦横の大きさを表す値で、模様の形状に対応する形状データである。前記切断ラインデータは、複数の線分からなる切断ラインの頂点を夫々XY座標によって示した座標値のデータからなり、切断装置1のXY座標系で規定されている。
これにて、制御装置61は、被切断物6に対し模様を切断する場合、当該模様の切断データ(切断ラインデータ)に基づき、移送機構7により保持シート10(被切断物6)をY方向に移動させながら、カッタ移動機構8により切断ヘッド5(カッタ4)をX方向に移動させることにより、模様の輪郭線に沿って被切断物6を切断する。
上記構成の本実施形態の切断装置1によれば、次のような作用・効果を奏する。即ち、上記構成においては、図3に示すように、切断ヘッド5(キャリッジ19)は、カッタ移動機構8により、ガイド軸21を摺動しながら、X方向に移動される。この際には、切断ヘッド5に設けられた摺接部35が、ガイド軸21とほぼ平行に延びるピンチローラ軸13に接触して摺動することによって、切断ヘッド5の姿勢が保持(ガイド軸21回りの回り止め)される。従って、切断ヘッド5の姿勢の保持のための構成を簡単にすることができ、且つ回り止め用のガイド部材等を別途設ける必要がなく省スペース化を図ることができる。
ここで、ピンチローラ軸13は、機枠11に対して上下方向に変位可能に設けられ、例えば被切断物6の厚み寸法によって上下位置が変位する。本実施形態では、摺接部35は、前記ピンチローラ軸13の変位方向に相対移動可能に摺接しているので、ピンチローラ軸13が上下に変位しても、切断ヘッド35の姿勢を安定して保持することができる。しかも、摺接部35は、ピンチローラ軸13を被切断物6の移送方向両側から挟む形状、つまり前後から挟むほぼ逆U字状に形成されているので、極めて簡単な構成とすることができるのである。
尚、上記した実施形態では、摺接部35を摺動可能に接触させるローラ軸として、ピンチローラ軸13を採用したが、移送機構の構成によっては、例えば駆動ローラや、それ以外の被切断物が接触して送られる回転自在なローラ軸等を採用しても良い。また、摺動部の構成(形状)としても、側面C字状や円筒状など様々な変形例が考えられる。その他、移送機構や切断ヘッドの具体的な構成や、切断装置の全体的なハードウエア構成についても、種々の変更が可能である等、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
1 切断装置
4 カッタ
5 切断ヘッド
6 被切断物
7 移送機構
8 カッタ移動機構
11 機枠
13 ピンチローラ軸(ローラ軸)
19 キャリッジ
20 カッタホルダ
21 ガイド軸
35 摺動部
4 カッタ
5 切断ヘッド
6 被切断物
7 移送機構
8 カッタ移動機構
11 機枠
13 ピンチローラ軸(ローラ軸)
19 キャリッジ
20 カッタホルダ
21 ガイド軸
35 摺動部
Claims (3)
- シート状の被切断物を移送する移送機構と、前記被切断物を切断するカッタとを備えた切断装置において、
前記被切断物の移送方向と交差する方向に延びて機枠に固定されたガイド軸と、
前記ガイド軸に摺動可能に支持され前記カッタを有する切断ヘッドと、
前記切断ヘッドを前記ガイド軸に沿って移動させるカッタ移動機構と、
前記ガイド軸とほぼ平行に設けられ、前記移送機構に備わるローラ軸と、
前記切断ヘッドに設けられ、前記ローラ軸に摺動可能に接触して前記切断ヘッドの姿勢を保持する摺接部と
を備えることを特徴とする切断装置。 - 前記ローラ軸は、前記被切断物の厚み方向に変位可能に前記機枠に支持されており、
前記摺接部は、前記ローラ軸の変位方向に相対移動可能に摺接していることを特徴とする請求項1記載の切断装置。 - 前記摺接部は、前記ローラ軸を、前記被切断物の移送方向両側から挟む形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の切断装置。
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