JP2013192402A - 電柱昇降器 - Google Patents

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Tatsuya Ishizu
達也 石津
Tsukasa Yamahiro
司 山廣
Takahiro Aimoto
高宏 相本
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Abstract

【課題】 電柱第一足場の高さに合わせて安定して容易に設置でき、電柱第一足場まで安全に昇柱できる電柱昇降器を提供する。
【解決手段】 電柱2に昇降するための電柱昇降器1であって、筒体が他の筒体内に挿入されて挿入量を変えることで伸縮可能で軸線方向に複数の挿入孔Aが形成された昇降器本体10と、この昇降器本体10の挿入孔Aに挿入されることで昇降器本体10の伸縮を規制するとともに足場として機能するステップ20と、昇降器本体10を電柱2に固定する固定バンド30と、昇降器本体10の上端部に設けられて電柱2に設けられた足場ボルト2aに係止されるフック15aと、を備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電力柱や通信柱などの電柱に突設された足場ボルトに吊り下げて、地上とこの足場ボルトとの間の昇降を容易に行い得るようにした電柱昇降器に関する。
一般に、架空ケーブルや電線などが取り付けられる電力柱や通信柱などの電柱には、この電柱の上で各種作業(点検・清掃・補修・保守など)を作業員が容易に行うため、電柱を昇降できる手掛かりや足掛かりとなる棒状の足場ボルトが所定の間隔で水平に突設されている。この電柱の地上に最も近い最下端の足場ボルト(以下、電柱第一足場と称す。)は、子供のいたずらを防止すると同時に、歩行者の通行の妨げとならないように、比較的高い位置(約1.8m以上)に取り付けられている。
このため、電柱第一足場までの昇降は、専用の電柱昇降器を、地上から電柱第一足場に取り付けることで、作業員が地上から容易に電柱に昇柱できるようにしていた。このような従来の電柱昇降器としては、1本の柱状の昇降器本体に所定の間隔で複数左右に延びて突出するステップを一体に備え、この昇降器本体の上端に設けられたフックを電柱第一足場に係止させて吊り下げることで、ステップを足場として昇柱可能にする構造が、よく知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このため、電柱第一足場までの昇降は、地上から電柱第一足場に専用の電柱昇降器を取り付けることで、作業員が電柱に昇柱できるようにしていた。このような従来の電柱昇降器としては、1本の柱状の昇降器本体と、この昇降器本体に所定の間隔で複数左右に延びて突出するステップとを一体に備えた構造が、よく知られている(例えば、特許文献1参照。)。この従来の電柱昇降器は、昇降器本体の上端にフックを備え、このフックを電柱第一足場に係止させて吊り下げることで、昇降器本体の左右に延びたステップを足場として容易に昇柱できるようにしていた。
実開昭54−61401号公報
しかしながら、従来の電柱昇降器では、昇降器本体の長さは製品によって一定(1.5m前後)であるため、電柱第一足場が地上から高い位置にある場合には、昇降器本体の取付位置も比例して高くなる。その結果、昇降器本体の最下足場であるステップも地上から高い位置となるため、地上から昇降器本体へ飛び乗る行為など、不安全な行動をしなければならない。また、飛び乗る行為などの昇柱行動では、墜落防止である柱上安全帯の胴綱を地上から使用して昇柱することが困難であり、胴綱を外す必要があり安全に昇降することができないという不具合があった。
そこで、この発明は、電柱第一足場の高さに合わせて安定して容易に設置でき、電柱第一足場まで安全に昇柱できる電柱昇降器を提供することを目的としている。
前記の課題を解決するために、請求項1の発明は、電柱に昇降するための電柱昇降器であって、筒体が他の筒体内に挿入されて挿入量を変えることで伸縮可能で軸線方向に複数の挿入孔が形成された昇降器本体と、前記昇降器本体の挿入孔に挿入されることで前記昇降器本体の伸縮を規制するとともに足場として機能するステップと、前記昇降器本体を前記電柱に固定する固定バンドと、前記昇降器本体の上端部に設けられて前記電柱に設けられた足場ボルトに係止されるフックと、を備えることを特徴とする電柱昇降器である。
この発明によれば、昇降器本体の上端に設けられたフックを電柱の最下端の足場ボルト(電柱第一足場)に係止させ、この足場ボルトから地上までの高さに合わせて伸縮可能な昇降器本体を伸長させる。この状態では伸長させた昇降器本体が伸縮可能な状態で足場ボルトに吊り下げられる。そして、昇降器本体が足場ボルトに吊り下げられると、この昇降器本体の挿入孔にステップを挿入させることで伸縮を規制させる。これにより昇降器本体のステップを足場として昇降可能な状態となり、最後に固定バンドで電柱に昇降器本体を固定することにより、作業者が安全に昇柱することが可能になる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の電柱昇降器において、前記昇降器本体は、前記筒体の外周面に凹状に形成されて軸線方向に延びて電柱に当接させる窪み部を備える、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1および2のいずれか1項に記載の電柱昇降器において、前記昇降器本体の下端部に設けられ、前記昇降器本体の下端面からの突出量が調整可能で、地面に当接する台座を備える、ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、昇降器本体の軸線方向に複数の挿入孔が形成され、この挿入孔の所定の位置(高さ)にステップを調整しながら挿入させて足場として機能させるため、次のような効果を得ることが可能になる。
1.電柱第一足場の地上高さに関係なく、ステップの調整で一定の高さで昇柱できる。
2.身長の高低に係わらずステップ間隔を調整して最良の高さで昇降できる。
3.最良の高さにより飛び降り(飛び乗り)行動をしなくてよく、怪我を低減できる。
4.飛び乗りなどがなく地上から胴綱を付けて昇降柱ができる。
5.緊急時は挿入孔にドライバーや固い枝などを挿入してステップとして使用できる。
6.昇降器本体とステップとを別々にコンパクト収納でき、持ち運びが容易になる。
7.公衆から危険な作業をしていると思われなくなる。
8.昇降器本体のフックを電柱第一足場に係止させ、昇降器本体を伸長させてステップを挿入するだけで設置できるシンプルな取付方法であるため、簡単に電柱に取付できる。
請求項2に記載の発明によれば、昇降器本体に窪み部を付けて電柱に当接させて設置する構造により、電柱に窪み部が当接して安定して設置(ガタ付きなく設置)させることができる。また、窪み部を当接させることで設置時の目安となり、作用者が迷わず設置できる。その結果、電柱に昇降器本体を設置する作業時間を短縮(迷わず設置)でき、かつ、電柱に安定して設置することが可能になる
請求項3に記載の発明によれば、昇降器本体上端のフックを足場ボルトに係止させて吊り下げた状態において、下端部の長さ微調整用の台座を地上部(地面)まで下げて接地させることができるため、昇降器本体を安定して設置することができる。その結果、電柱の足場ボルトにかかる昇降時の衝撃や荷重を減らすことができ、安全に昇降することが可能になる。
この発明の実施の形態に係る電柱昇降器を示す外観斜視図であり、(a)は伸長状態を、(b)は収縮状態を各々示している。 図1に示したステップと挿入孔との構造を示す斜視図である。 図2に示した挿入孔にステップを挿入した状態を示す斜視図である。 図1に示した固定バンドを電柱に固定する前の状態を示す図である。 図1に示した電柱昇降器を電柱に装着する状態を示す図である。 図1の窪み部の他の実施形態を示す図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係る電柱昇降器1を示す外観斜視図であり、(a)は伸長状態を、(b)は収縮状態を各々示している。この電柱昇降器1は、図1(a)に示すように、主として、昇降器本体10、フック15a、ステップ20、固定バンド30、台座40により構成され、電柱に昇降するための最良の構造に形成されている。
昇降器本体10は、筒体が他の筒体内に挿入され、筒体どうしの挿入量を変えることで伸縮可能に形成されている。具体的に、図1(a)に示した昇降器本体10では、第1筒体11〜第5筒体15を備え、第1筒体11内に第2筒体12が収納され、この第2筒体12内に第3筒体13が収納されるというように、第4筒体14および第5筒体15まで各々収納されて、5段構造で釣竿のように伸縮するように形成されている。
この昇降器本体10は、伸縮可能な複数の第1〜第5筒体11〜15の軸線方向に、同間隔で複数の挿入孔Aが形成されている。この挿入孔Aは、三角形状に開口され、後述するステップ20が挿入されて電柱2(図5参照)に昇柱するための足場を形成するものである。すなわち、挿入孔Aは、第1〜第5筒体11〜15の軸線方向に所定の間隔で複数開口させることで、このうち最良の位置(高さ)を選択してステップ20を挿入できるようになっている。
この際、第5筒体15は、昇降器本体10の上端部に位置しており、この先端に電柱2の最下端の足場ボルト(電柱第一足場2a:図5参照)に係止されるフック15aを備えている。このフック15aは、第5筒体15の先端に円環状に形成され、電柱第一足場2aに挿入させて係止できるようになっている。すなわち、第5筒体15は、電柱第一足場2aの真下に位置するため、ステップ20が不要で挿入孔Aを軸線方向に複数形成する必要がない。この場合、第5筒体15には、第4筒体14から伸長させた状態で規制する挿入孔Aが、1箇所だけ開口されている。
また、昇降器本体10は、図1(a)に示したように、第1〜第5筒体11〜15の外周面に凹状に形成されて軸線方向に延びる回転防止用の窪み部Bを備えている。この窪み部Bは、各第1〜第5筒体11〜15が円筒状であるため、この筒体どうしが各々他の方向に回転して、前述した軸線方向の挿入孔Aがズレてしまうことを防止する役割をする。すなわち、窪み部Bは、昇降器本体10を伸長させて、後述するステップ20を挿入する際、挿入孔Aの位置がズレないように位置決めする役割をしている。
一方、ステップ20は、昇降器本体10の挿入孔Aに挿入されることで、昇降器本体10の伸縮を規制するとともに、電柱2昇降時の足場として機能する。このようなステップ20について、図2および図3を参照して詳しく説明する。図2は、図1に示したステップ20と挿入孔Aとの構造を示す斜視図である。また、図3は、図2に示した挿入孔Aにステップ20を挿入した状態を示す斜視図である。図2に示すように、ステップ20は、主として、昇降時の手掛かりや足掛かりとなる足場部21と、この足場部21の端部から延びる挿入部22と、この挿入部22の先端に軸支される抜け防止金具23と、により構成されている。
足場部21は、作業者が把持または足を乗せやすいように円柱状に延びており、この外周をゴムなどの材質によりコーティングされている。すなわち、足場部21は、外側面をゴムなどの材質で覆うことで、作業者が把持または踏んだ際に滑らないように形成している。また、挿入部22は、足場部21の端部から棒状に延びて、その形状が三角柱状に形成されている。抜け防止金具23は、挿入部22の先端に回動自在に軸支され、この挿入部22先端から薄板状に突出して端部を足場部21側に回動できるようになっている。これにより挿入部22は、昇降器本体10の挿入孔Aに挿入した後、抜け防止金具23を90度転(図4参照)させることで、挿入孔Aからの抜けを防止できる。
このようなステップ20は、図2に示したように昇降器本体10を伸縮させた時、例えば、第1筒体11の挿入孔A11と、第2筒体12の挿入孔A12との開口位置を一直線上に合わせて、挿入部22を挿入させて貫通させるように装着される。これにより第1筒体11と第2筒体12との伸縮動作が規制され、昇降器本体10を1本の棒状体として伸長させた状態に固定できる。この際、挿入孔Aは、挿入部22の三角柱形状に合わせて、前述した三角状に開口されており、挿入後の回転を防止している。すなわち、作業者がステップ20に手や足を掛けた際に、回転して手や足が外れないように防止している。
このステップ20は、図3に示すように、第1〜第5筒体11〜15(図3では第1〜第3筒体)全ての幅(直径)が各々異なるため、挿入部22の長さも筒体に応じて変える必要がある。しかし、ステップ20には、様々な筒体の幅に対応できるよう、スプリング24とワッシャー25とを取付けて対応している。このスプリング24とワッシャー25とは、足場部21側からスプリング24の付勢によりワッシャー25が押圧されることで、ステップ20のガタ付きを抑えることができる。すなわち、ステップ20は、各第1〜第5筒体11〜15毎に挿入部22の長さを変えなくても、スプリング24とワッシャー25とを備えることで、押圧して異なる長さの幅に対応できるようになっている。
また、昇降器本体10には、図1(a)に示した固定バンド30と台座40とを備え、電柱2に安定して装着できるようになっている。この固定バンド30について、図4を参照して詳しく説明する。図4は、図1に示した固定バンド30を電柱2に固定する前の状態を示す図である。この固定バンド30は、図4に示すように、昇降器本体10を電柱2に設置させた(立て掛けた)際に、倒れないように電柱2に巻き付けて固定させるためのものである。また、固定バンド30は、昇降器本体10に複数取付けられており、好ましくは、伸縮する第1〜第5筒体11〜15が各々連結する各連結部に取付けることが望ましい(図1(a)参照)。この固定バンド30は、電柱2の径に合わせて長さを調整(図示せず)して固定することが可能であり、様々な径の電柱2に対応可能に形成されている。
ここで、固定バンド30は、図4に示したように、昇降器本体10の窪み部Bの裏側に取付けられて、電柱2に巻き付けた際、窪み部Bを電柱2に押し付ける状態になる。これにより、窪み部Bが電柱2に当接して、電柱2に昇降器本体10を良好に固定することができる。より効果的に、例えば、図4に示した電柱2の外周曲面へ当たる窪み部Bに、ゴムコーティング部Cなどのゴム素材でコーティングすることで、滑り(ズレ落ち)や擦りキズを防止することも可能である。
一方、台座40は、図1(a)に示した昇降器本体10(第1筒体11)の下端部に設けられ、昇降器本体10の下端面からの突出量が調整可能で、地上(地面)に当接するようになっている。この台座40は、地上に当接させる円盤状の台部41と、この台部41の中央から垂直に延びてネジが形成されたネジ部42とを一体に備えている。ここで、第1筒体11は、外周の軸線方向に延びる窪み部Bを下端まで形成せず、この下端の円筒状内周に台部41のネジ部42を螺合させるネジを形成している。このように台座40は、昇降器本体10(第1筒体11)の下端部でネジの螺合により出没自在に取り付けられ、電柱2に設置した際に出没させて地上に接地させるようになっている。
次に、このような構成からなる電柱昇降器1を電柱2に装着する動作を、図1〜5を参照して詳しく説明する。図5は、図1に示した電柱昇降器1を電柱2に装着する状態を示す図である。まず、電柱昇降器1は、図1(b)に示すように、昇降器本体10(第1〜第5筒体11〜15)を収縮させた状態でステップ20とともに電柱2の近傍に搬入される。そして、この昇降器本体10を作業員が把持し、図5に示すように、昇降器本体10のフック15aを、電柱2の最下端の足場ボルトである電柱第一足場2aに係止させて吊り下げる。この際、昇降器本体10は、図4に示したように窪み部B側を電柱2に向け、外側に固定バンド30が配置されるように吊り下げられる。
その後、昇降器本体10を電柱第一足場2aに吊り下げると、図5に示した昇降器本体10(第1〜第5筒体11〜15)を下方(地上)に向かって、所定の長さに伸長させる。この際、第1〜第5筒体11〜15どうしは、摩擦力によって吊り下げられた自重では延びないため、作業員が1段ずつ均等な長さになるよう伸長させる。そして、昇降器本体10を適度な長さに伸長させた後、図2に示したように、筒体どうしが重なって連結された位置の挿入孔Aが、一直線上に位置するように伸縮具合を調整する。そして、この一直線上の挿入孔Aに貫通するように、ステップ20を挿入して伸縮を規制する。
ここで、ステップ20は、図5に示した昇降器本体10の挿入孔Aに、例えば、下方の1段目が右側から挿入した場合、2段目が左側に挿入するというように、左右交互に挿入されている。これにより、作業者は、昇降器本体10の左右交互のステップ20を足場として、容易に電柱第一足場2aまで昇柱することができる。
ところで、昇降器本体10は、第1〜第5筒体11〜15の各長さを約70cm程度とし、4段で約250cm程度としている。この際、70cmが4段で280cmであるが、図2に示した筒体どうしの重なり部があるため、約250cm程度になる。また、昇降器本体10の軸線方向に複数開口した挿入孔Aは、その間隔が約15cmとしている。
すなわち、ステップ20は、各段毎(各筒体の接続部毎)に差し込んで伸縮を規制するため、その間隔が70cm以下であり、作業員が無理なく昇降できる間隔に設置される。また、作業者の身長差なども、挿入孔Aが15cm間隔に開口しているため、各作業者に合った位置にステップ20を足すことで身長差も解消される。
そして、昇降器本体10の挿入孔Aにステップ20を挿入して伸縮を規制した後、昇降器本体10の下端部に設けられた台座40を出没させ、地上(地面)に当接させる最後の長さ調整を実行する。これにより昇降器本体10は、フック15aに余計な荷重をかけることなく、電柱2に沿って安定して設置することができる。
最後に、固定ベルト30を電柱2に巻き付けることで、昇降器本体10が電柱2に固定され、作業員が容易に電柱第一足場2aまで昇降できる状態に設置される。その後、電柱2上での各種作業が完了すると、固定ベルト30を外して電柱第一足場2aからフック15aを抜き取ることで電柱2から昇降器本体10を取り外すことができる。そして、昇降器本体10に挿入されたステップ20を抜き取ることで、図1(b)に示したように昇降器本体10を収縮した状態にでき、容易に持ち運ぶことが可能になる。以上で、電柱2への電柱昇降器1の装着動作が全て完了する。
以上のように、この電柱昇降器1によれば、昇降器本体10の軸線方向に複数の挿入孔Aが形成され、この挿入孔Aの所定の位置(高さ)にステップ20を調整しながら挿入させて足場として機能させるため、次のような効果を得ることが可能になる。
1.電柱第一足場2aの地上高さに関係なく、ステップ20の調整で一定の高さで昇柱できる。2.身長の高低に係わらずステップ20間隔を調整して最良の高さで昇降できる。3.最良の高さにより飛び降り(飛び乗り)行動をしなくてよく、怪我を低減できる。4.飛び乗りなどがなく地上から胴綱を付けて昇降柱ができる。5.緊急時は挿入孔Aにドライバーや固い枝などを挿入してステップ20として使用できる。6.昇降器本体10とステップ20とを別々にコンパクト収納でき、持ち運びが容易になる。7.公衆から危険な作業をしていると思われなくなる。8.昇降器本体10のフック15aを電柱第一足場2aに係止させ、昇降器本体10を伸長させてステップ20を挿入するだけで設置できるシンプルな取付方法であるため、簡単に電柱に取付できる。
また、この電柱昇降器1によれば、昇降器本体10に窪み部Bを付けて電柱2に当接させて設置する構造により、電柱2に窪み部Bが当接して安定して設置(ガタ付きなく設置)させることができる。また、窪み部Bを当接させることで設置時の目安となり、作用者が迷わず設置できる。その結果、電柱2に昇降器本体10を設置する作業時間を短縮(迷わず設置)でき、かつ、電柱に安定して設置することが可能になる。さらに、昇降器本体10に窪み部Bを付けることにより、筒体どうしの回転を防止し、ステップ20を挿入する挿入孔Aのズレを防止できるため、昇降器本体10にステップ20を容易に装着(挿入)できる。その結果、電柱2に昇降器本体10を設置するまでの作業時間を大幅に短縮することができる。
さらに、この電柱昇降器1によれば、昇降器本体10上端のフック15aを電柱第一足場2aに係止させて吊り下げた状態において、下端部の長さ微調整用の台座40を地上部(地面)まで下げて接地させることができるため、昇降器本体10を安定して設置することができる。その結果、電柱2の電柱第一足場2aにかかる昇降時の衝撃や荷重を減らすことができ、安全に昇降することが可能になる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、昇降器本体10の外周に小さく凹ませた窪み部B(図4参照)について説明しているが、これに限定されるものではなく、図6に示すように、電柱2の外周円弧に合わせて大きな幅で凹ませた窪み部Bを備え、電柱2の外周に沿って密着させて安定するように形成することも可能である。これにより、窪み部Bを電柱2に沿わせて密着させることで、電柱2での昇降器本体10の横ズレを防止でき、安定して装着することができる。
また、図2に示したステップ20の挿入部22を三角柱形状とし、これに合わせて挿入孔Aを三角に開口させたことについて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、挿入部22を三角以外の多角柱とし、これに合わせて挿入孔Aを多角形の開口とすることも可能である。
また、昇降器本体10を円筒形の筒体とすることについて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、四角などの多角形の柱体として形成することも可能である。
1 電柱昇降器
2 電柱
2a 電柱第一足場
10 昇降器本体
11〜15 第1〜第5筐体
15a フック
20 ステップ
21 足場部
22 挿入部
23 抜け防止金具
24 スプリング
25 ワッシャー
30 固定バンド
40 台座
41 台部
42 ネジ部
A 挿入孔
B 窪み部
C ゴムコーティング部

Claims (3)

  1. 電柱に昇降するための電柱昇降器であって、
    筒体が他の筒体内に挿入され、挿入量を変えることで伸縮可能で、軸線方向に複数の挿入孔が形成された昇降器本体と、
    前記昇降器本体の挿入孔に挿入されることで、前記昇降器本体の伸縮を規制するとともに、足場として機能するステップと、
    前記昇降器本体を前記電柱に固定する固定バンドと、
    前記昇降器本体の上端部に設けられ、前記電柱に設けられた足場ボルトに係止されるフックと、
    を備えることを特徴とする電柱昇降器。
  2. 前記昇降器本体は、前記筒体の外周面に凹状に形成されて軸線方向に延びて電柱に当接させる窪み部を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電柱昇降器。
  3. 前記昇降器本体の下端部に設けられ、前記昇降器本体の下端面からの突出量が調整可能で、地面に当接する台座を備える、
    ことを特徴とする請求項1および2のいずれか1項に記載の電柱昇降器。
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