JP2013192065A - 無線通信端末および無線通信端末の制御方法 - Google Patents

無線通信端末および無線通信端末の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アクセスポイントのような狭域基地局および無線通信端末の処理負荷を低減することができる無線通信端末および無線通信端末の制御方法を提供する。
【解決手段】広域基地局および狭域基地局に接続可能な無線通信端末1は、無線通信端末1の広域基地局に対する相対速度を検出する第1の速度検出部13と、無線通信端末1の狭域基地局に対する相対速度を検出する第2の速度検出部23と、第1の速度検出部13が検出する相対速度が第1の所定の閾値以上であり、かつ、第2の速度検出部23が検出する相対速度が第2の所定の閾値以上である場合、狭域基地局には接続しないように制御する制御部30と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信端末および無線通信端末の制御方法に関するものである。より詳細には、本発明は、広域基地局および狭域基地局に接続可能な無線通信端末、および当該無線通信端末の制御方法に関するものである。
近年、例えば携帯電話機などのような無線通信端末において、CDMAやGSM(登録商標)等のワイドエリア(広域)の通信と、Wi‐Fiのような無線LAN等のローカルエリア(狭域)の通信との双方に対応したものが知られている(例えば、特許文献1など参照)。このような無線通信端末は、ワイドエリアのセルを形成する無線通信基地局(以下、「広域基地局」と記す)と、ローカルエリアのセルを形成する無線通信基地局(以下、「狭域基地局」と記す)との双方に接続することができる。以下、本明細書において、無線通信端末(移動端末)は、適宜「端末」と略記し、無線通信基地局は、適宜「基地局」と略記する。
Wi‐Fiによる通信が可能な端末は、Wi‐Fiの基地局(アクセスポイント)に接続すると、当該アクセスポイントのSSID(Service Set Identifier)を記録する。SSID(またはESSID)は、IEEE802.11シリーズの無線LANにおけるアクセスポイントの識別子である。複数のアクセスポイントを設置したネットワークを考慮して、ネットワーク識別子に拡張したものがESSID(Extended Service Set Identifier)である。
上述したような端末は、通常、当該端末に設定されたSSIDを有するアクセスポイントにのみ、接続を試行する。このような端末は、アクセスポイントのSSIDが記録されると、それ以降、端末が検出したアクセスポイントのSSIDが当該端末に記録されたSSIDに一致する場合、そのアクセスポイントに自動的に接続を行う。
また、例えばスマートフォン等のように、CDMAやGSM(登録商標)等のワイドエリアの通信方式およびWi‐Fi等のローカルエリアの通信方式の双方で通信可能な端末は、スループットなどの観点から、優先的にWi‐Fiのアクセスポイントに接続を試行する。
特開2003−309865号公報
Wi‐Fiに対応した端末は、移動している最中にSSIDが既知のWi‐Fiアクセスポイントを検出した場合、当該アクセスポイントに接続を試みる。しかしながら、端末がアクセスポイントに接続を完了するまでには秒単位の時間がかかるのが一般的であり、またWi‐Fiアクセスポイントは通信可能なエリアが比較的狭い。したがって、端末が高速で移動していると、アクセスポイントに接続を試みている間に受信レベルが低下してしまい接続することができなかったり、たとえ接続できたとしても即座にアクセスポイントとの通信が切断されてしまったりするという事態が起こり得る。このような状況においては、Wi‐Fiの通信とワイドエリア通信との間で通信方式の切り替えが頻繁に行われる結果、端末およびアクセスポイントに無駄な処理負荷がかかることになる。
したがって、かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、アクセスポイントのような狭域基地局および無線通信端末の処理負荷を低減することができる無線通信端末、および無線通信端末の制御方法を提供することにある。
上記目的を達成する第1の観点に係る発明は、
広域無線通信に用いられる広域基地局および当該広域基地局よりも通信エリアが狭い狭域基地局に接続可能な無線通信端末であって、
当該無線通信端末の前記広域基地局に対する相対速度を検出する第1の速度検出部と、
前記無線通信端末の前記狭域基地局に対する相対速度を検出する第2の速度検出部と、
前記第1の速度検出部が検出する相対速度が第1の所定の閾値以上であり、かつ、前記第2の速度検出部が検出する相対速度が第2の所定の閾値以上である場合、前記狭域基地局には接続しないように制御する制御部と、
を備えることを特徴とするものである。
第2の観点に係る発明は、第1の観点に係る無線通信端末において、
前記制御部は、前記第1の速度検出部が検出する相対速度が第1の所定の閾値未満である場合、前記狭域基地局に接続するように制御するものである。
第3の観点に係る発明は、第1または第2の観点に係る無線通信端末において、
前記制御部は、前記第1の速度検出部が検出する相対速度が第1の所定の閾値以上であり、かつ、前記第2の速度検出部が検出する相対速度が第2の所定の閾値未満である場合、前記狭域基地局に接続するように制御するものである。
第4の観点に係る発明は、第1乃至第3のいずれか1つの観点に係る無線通信端末において、
前記第1の速度検出部は、前記広域基地局から送信される信号を前記無線通信端末が受信する際のドップラー周波数に基づいて、前記無線通信端末の前記広域基地局に対する相対速度を検出するものである。
第5の観点に係る発明は、第4の観点に係る無線通信端末において、
前記第1の速度検出部は、前記広域基地局から送信される信号の周波数および前記無線通信端末のクロック周波数から前記ドップラー周波数を算出するものである。
第6の観点に係る発明は、第1乃至第5のいずれか1つの観点に係る無線通信端末において、
前記第2の速度検出部は、前記狭域基地局から送信される信号を前記無線通信端末が受信する際の受信レベルの変化に基づいて、前記無線通信端末の前記狭域基地局に対する相対速度を検出するものである。
また、上記目的を達成する第7の観点に係る発明は、
広域無線通信に用いられる広域基地局および当該広域基地局よりも通信エリアが狭い狭域基地局に接続可能な無線通信端末の制御方法であって、
当該無線通信端末の前記広域基地局に対する相対速度を検出する第1の速度検出ステップと、
前記無線通信端末の前記狭域基地局に対する相対速度を検出する第2の速度検出ステップと、
前記第1の速度検出ステップにおいて検出された相対速度が第1の所定の閾値以上であり、かつ、前記第2の速度検出ステップにおいて検出された相対速度が第2の所定の閾値以上である場合、前記狭域基地局には接続しないように制御する制御ステップと、
を含むことを特徴とするものである。
本発明によれば、アクセスポイントのような狭域基地局および無線通信端末の処理負荷を低減する無線通信端末、および無線通信端末の制御方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る無線通信端末が行う処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に係る無線通信端末が行う処理の例を説明する図である。 本発明の実施形態に係る無線通信端末が行う処理の他の例を説明する図である。 本発明の実施形態に係る無線通信端末が行う処理の更に他の例を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
以下の説明において、本発明の実施形態に係る端末は、広域基地局としてCDMA等のWAN(Wide Area Network)基地局と、狭域基地局としてWi‐Fiアクセスポイントとに接続可能なものとして説明する。すなわち、本実施形態に係る無線通信端末は、例えば後述するWAN基地局100のような広域無線通信に用いられる広域基地局、および当該広域基地局よりも通信エリアが狭い例えば後述するWi‐Fiアクセスポイント200のような狭域基地局に接続可能である。
また、本発明の実施形態に係る端末は、例えば携帯電話やスマートフォンなどの無線通信端末(移動端末)を想定して説明する。しかしながら、本発明において、広域基地局はCDMA等のWAN基地局100に限定されるものではなく、また狭域基地局はWi‐Fiアクセスポイント200に限定されるものでもない。本発明において、広域基地局は、広域無線通信に用いられる基地局等であればよく、狭域基地局は、広域基地局よりも通信エリアが狭い基地局等であればよい。また、本発明において、無線通信端末は携帯電話やスマートフォンなどに限定されず、広域基地局および狭域基地局に接続可能な任意の無線通信端末とすることができる。
まず、本発明の実施形態に係る無線通信端末について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る端末の概略構成を示す機能ブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る端末1は、WAN通信用アンテナ11、WAN通信部12、ドップラー周波数検出部13、およびクロック部14を備えている。また、端末1は、Wi‐Fi通信用アンテナ21、Wi‐Fi通信部22、受信レベル変化量検出部23、および制御部30を備えている。
WAN通信部12は、WAN通信用アンテナ11を介して、WAN基地局100と信号の送受信を行う。本実施形態において、WAN通信部12は、WAN基地局100と信号の送受信を行うために必要な例えばRF部などの諸機能部を含むものとする。
ドップラー周波数検出部13は、WAN通信部12がWAN基地局100から受信した信号の周波数からドップラー周波数を検出する。本実施形態においては、ドップラー周波数検出部13がドップラー周波数を検出することにより、端末1のWAN基地局100に対する相対速度を検出する。ドップラー周波数検出部13によるドップラー周波数の検出の具体的な態様は後述する。
クロック部14は、端末1のクロック周波数の信号をドップラー周波数検出部13に供給する。また、クロック部14は、端末1がWAN基地局100と通信を行う際の同期を取るために用いられるクロック周波数の信号なども供給する。
Wi‐Fi通信部22は、Wi‐Fi通信用アンテナ21を介して、Wi‐Fiアクセスポイント200と信号の送受信を行う。本実施形態において、Wi‐Fi通信部22は、Wi‐Fiアクセスポイント200と信号の送受信を行うために必要な例えばRF部などの諸機能部を含むものとする。
受信レベル変化量検出部23は、Wi‐Fi通信部22がWi‐Fiアクセスポイント200から信号を受信する際の受信レベルの変化量を検出する。本実施形態においては、受信レベル変化量検出部23が信号の受信レベルの変化量を検出することにより、端末1のWi‐Fiアクセスポイント200に対する相対速度を検出する。受信レベル変化量検出部23による信号の受信レベルの変化量の検出の具体的な態様は後述する。
制御部30は、端末1の各機能部をはじめとして、端末1の全体を制御および管理する。制御部30が行う本実施形態に特有の処理については、後述する。なお、以下の説明では、制御部30は、例えばWi‐FiアクセスポイントのSSIDを記憶する記憶部などの機能部を含んでいるものとして説明する。しかしながら、このような記憶部は、制御部30とは別個の機能部として設けることも当然できる。
ここで、ドップラー周波数検出部13がドップラー周波数を検出する具体的な態様の例を説明する。本実施形態におけるドップラー周波数とは、WAN基地局100から送信された信号を端末1(WAN通信部12)が受信した際に測定される周波数f’と、WAN基地局100から送信された信号の実際の周波数fとの差(f’−f)を意味する。
端末1がWAN基地局100に対して移動している場合、端末1が受信するWAN基地局100からの信号の周波数f’は、ドップラー効果により、WAN基地局100から送信された際の実際の周波数fからずれた(偏差した)ものとなる。また、端末1のクロック周波数は、端末1の移動によるドップラー効果の影響は受けない。このため、WAN基地局100との同期を取る際に端末1のクロック部14から供給されるクロックの周波数を利用して、WAN基地局100から送信された信号の実際の周波数fを知ることができる。
本実施形態において、端末1の移動速度をv、WAN基地局100の移動速度をv、電波の速度(つまり光速)をVとすると、ドップラー効果により、式f’=f×(V−v)/(V−v)のような関係が成立する。WAN基地局100は地上に据え付けられて移動しないとしてv=0とすると、端末1の移動速度vの値を求めることができる。なお、ここで求まるvは、端末1の実際の速度の大きさを表すものではなく、端末1の速度ベクトルの、WAN基地局100方向の成分の大きさを表すものである。
上記式をv=0として、端末1の移動速度vについて解くと、v=−(f’−f)×V/fとなる。このように、端末1の移動速度vはドップラー周波数と比例関係にあるため、ドップラー周波数検出部13は、ドップラー周波数を検出することにより、端末1の移動速度vすなわち端末1のWAN基地局100に対する相対速度を検出することができる。
このように、本実施形態において、ドップラー周波数検出部13は、無線通信端末1のWAN基地局100に対する相対速度を検出する。本実施形態において、ドップラー周波数検出部13は第1の速度検出部を構成する。特に、本実施形態において、ドップラー周波数検出部13は、WAN基地局100から送信される信号を無線通信端末1が受信する際のドップラー周波数に基づいて、無線通信端末1のWAN基地局100に対する相対速度を検出する。この場合、ドップラー周波数検出部13は、WAN基地局100から送信される信号の周波数および無線通信端末1のクロック周波数から前記ドップラー周波数を算出するのが好適である。
また、ここで、受信レベル変化量検出部23が信号の受信レベルの変化量を検出する具体的な態様の例を説明する。
受信レベル変化量検出部23は、Wi‐Fiアクセスポイント200から送信された信号を端末1(Wi‐Fi通信部22)が受信した際の受信信号レベルの変化を検出する。このために、例えば、受信レベル変化量検出部23は、Wi‐Fiアクセスポイント200から送信される信号を端末1が受信する際の受信信号レベルを随時測定するのが好適である。
このように、受信レベル変化量検出部23は、受信信号レベルを随時測定して、受信した信号の信号レベルの変化量を検出することにより、端末1とWi‐Fiアクセスポイント200との間の距離の変化を推定することができる。すなわち、受信レベルの変化量が所定の値以上の場合、受信レベル変化量検出部23は、端末1がWi‐Fiアクセスポイント200に対して相対的に移動していると判定することができる。一方、受信レベルの変化量が前記所定の値に満たない場合、受信レベル変化量検出部23は、端末1がWi‐Fiアクセスポイント200に対して相対的に移動していないと判定することができる。また、受信レベルの変化量の所定の値を段階的に設定することにより、受信レベル変化量検出部23は、端末1がWi‐Fiアクセスポイント200に対して相対的に移動している際の移動速度も推定することができる。
このように、本実施形態において、受信レベル変化量検出部23は、無線通信端末1のWi‐Fiアクセスポイント200に対する相対速度を検出する。本実施形態において、受信レベル変化量検出部23は第2の速度検出部を構成する。特に、本実施形態において、受信レベル変化量検出部23は、Wi‐Fiアクセスポイント200から送信される信号を無線通信端末1が受信する際の受信レベルの変化に基づいて、無線通信端末1のWi‐Fiアクセスポイント200に対する相対速度を検出する。
次に、本実施形態に係る端末1が行う処理を説明する。
図2は、端末1が行う処理を説明するフローチャートである。なお、以下の説明においては、端末1が移動している場合であっても、広域基地局すなわちWAN基地局100には接続可能であるものとして説明する。すなわち、以下の説明においては、端末1は、WAN基地局100との通信圏外には移動しないものとして説明する。
図2に示す処理が開始すると、制御部30は、端末1が接続可能なWi‐Fiアクセスポイント200を検出したか否かを判定する(ステップS11)。端末1の付近にWi‐Fiアクセスポイント200が存在することにより、接続可能なWi‐Fiアクセスポイント200が検出されたら、制御部30は、WAN基地局100から送信された信号の周波数を測定する(ステップS12)。
ステップS12においてWAN基地局100から送信された信号の周波数が測定されたら、制御部30は、ドップラー周波数検出部13が上述の方法によりドップラー周波数を算出するように制御する(ステップS13)。ステップS13においてドップラー周波数が算出されたら、制御部30は、算出したドップラー周波数が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS14)。
ステップS14においては、端末1がWAN基地局100に対して相対的に移動しているか否か、また移動している場合には当該移動の速さを判定する。したがって、ステップS14にて用いる閾値は、端末1が高速で移動しているためWi‐Fiアクセスポイント200に接続しにくいか、または接続できたとしても比較的早期に当該接続が切断されてしまうようなドップラー周波数を規定するのが好適である。逆に、ステップS14にて用いる閾値は、ドップラー周波数が当該閾値以上でなければ、端末1がWi‐Fiアクセスポイント200に接続してある程度の通信を行うことが見込めるようなドップラー周波数として規定するのが好適である。
ステップS14においてドップラー周波数が所定の閾値以上でなければ、制御部30は、ステップS11において検出されたWi‐Fiアクセスポイント200に接続を試行するように制御する(ステップS15)。なお、このように、ステップS14においてドップラー周波数が所定の閾値以上でない場合とは、端末1がWAN基地局100に対して相対的に移動していないか、または移動していたとしても低速である場合である。したがって、端末1は、Wi‐Fiアクセスポイント200と接続して通信を行うことができる。
図3は、上述のような処理が行われた状況の例を表す図である。図3においては、端末1がWAN基地局100と通信可能な領域をセル110によって示し、端末1がWi‐Fiアクセスポイント200と通信可能な領域をセル210によって示してある。
図3に示すように、端末1は、Wi‐Fiアクセスポイント200を検出した際に、WAN基地局100およびWi‐Fiアクセスポイント200に対して移動する相対速度が比較的小さい場合、Wi‐Fiアクセスポイント200に接続して通信を行う。
また、ステップS14においてドップラー周波数が所定の閾値以上なら、制御部30は、ステップS11において検出されたWi‐Fiアクセスポイント200の信号受信レベルの変化量を受信レベル変化量検出部23が算出するように制御する(ステップS16)。
ステップS16においてWi‐Fiアクセスポイント200の信号受信レベルの変化量が算出されたら、制御部30は、算出した信号受信レベルの変化量が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS17)。
ステップS17においては、端末1がWi‐Fiアクセスポイント200に対して相対的に移動しているか否か、また移動している場合には当該移動の速さを判定する。したがって、ステップS17にて用いる閾値は、端末1が高速で移動しているためWi‐Fiアクセスポイント200に接続しにくいか、または接続できたとしても比較的早期に当該接続が切断されてしまうような信号受信レベルの変化量を規定するのが好適である。逆に、ステップS17にて用いる閾値は、信号受信レベルの変化量が当該閾値以上でなければ、端末1がWi‐Fiアクセスポイント200に接続してある程度の通信を行うことが見込めるような受信レベルの変化量として規定するのが好適である。
ステップS17において受信レベルの変化量が所定の閾値以上でなければ、制御部30は、当該Wi‐Fiアクセスポイント200に接続を試行するように制御する(ステップS15)。なお、このように、ステップS17において受信レベルの変化量が所定の閾値以上でない場合とは、端末1がWAN基地局100に対して相対的に移動していないか、または移動していたとしても低速である場合である。さらに、この場合、ステップS14においてドップラー周波数が所定の閾値以上であるため、端末1はWi‐Fiアクセスポイント200に対しては相対的に移動していることを想定している。これは、Wi‐Fiアクセスポイント200が例えば電車や自動車や航空機などの移動体に設置され、端末1のユーザがこれら移動体に搭乗してWi‐Fiアクセスポイント200と共に移動するような場面を想定している。したがって、このような場合、端末1は、Wi‐Fiアクセスポイント200と接続して通信を行うことができる。
図4は、上述のような処理が行われた状況の例を表す図である。図4においては、図3で記した参照符号と同じ符号を付してある。図4においては、端末1およびWi‐Fiアクセスポイント200の両者が移動している様子を矢印により示してある。これらがほぼ同じ方向にほぼ同じ速さで移動していれば、これらはWAN基地局100に対しては相対的に移動しているが、これら両者は互いに相対的にほとんど移動していないことになる。
図4に示すように、端末1は、Wi‐Fiアクセスポイント200を検出した際に、WAN基地局100に対して移動する相対速度が比較的大きい場合でも、Wi‐Fiアクセスポイント200に対して移動する相対速度が比較的小さいなら、Wi‐Fiアクセスポイント200に接続して通信を行う。
一方、ステップS17において受信レベルの変化量が所定の閾値以上であれば、制御部30は、当該Wi‐Fiアクセスポイント200に接続を試行しないように制御する(ステップS17のYes)。この場合、制御部30は、ステップS11に戻って、他に接続可能なWi‐Fiアクセスポイント200を検出できないか否かを判定する。なお、このように、ステップS17において受信レベルの変化量が所定の閾値以上である場合とは、端末1がWAN基地局100に対して相対的に移動している場合である。さらに、この場合、ステップS14においてドップラー周波数が所定の閾値以上であるため、端末1はWi‐Fiアクセスポイント200に対しても相対的に移動していることを想定している。
このような場合、端末1は、Wi‐Fiアクセスポイント200と接続を試行しても、なかなか接続できなかったり、または接続できたとしても比較的早期に当該接続が切断されてしまうおそれがある。したがって、このような場合には、当初検出したWi‐Fiアクセスポイント200に接続を試行すると、端末1およびWi‐Fiアクセスポイント200に無駄な処理負荷がかかる。本実施形態に係る端末1は、このような場合、当初検出したWi‐Fiアクセスポイント200に接続を試行しないような制御が行われる。したがって、端末1およびWi‐Fiアクセスポイント200に無駄な処理負荷をかけることはなくなる。
このように、本実施形態において、制御部30は、ドップラー周波数検出部13が検出する相対速度が第1の所定の閾値以上であり、かつ、受信レベル変化量検出部23が検出する相対速度が第2の所定の閾値以上である場合、Wi‐Fiアクセスポイント200には接続しないように制御する。また、制御部30は、ドップラー周波数検出部13が検出する相対速度が第1の所定の閾値未満である場合、Wi‐Fiアクセスポイント200に接続するように制御する。さらに、制御部30は、ドップラー周波数検出部13が検出する相対速度が第1の所定の閾値以上であり、かつ、受信レベル変化量検出部23が検出する相対速度が第2の所定の閾値未満である場合、Wi‐Fiアクセスポイント200に接続するように制御する。
図5は、上述のような処理が行われた状況の例を表す図である。図5においても、図3で記した参照符号と同じ符号を付してある。図5においては、端末1のみが移動している様子を矢印により示してある。
図5に示すように、端末1は、Wi‐Fiアクセスポイント200を検出した際に、WAN基地局100に対して移動する相対速度が比較的大きい場合、Wi‐Fiアクセスポイント200に対して移動する相対速度も比較的大きいなら、Wi‐Fiアクセスポイント200には接続しない。
このように、本実施形態に係る端末1によれば、端末1およびWi‐Fiアクセスポイント200に無駄な処理負荷をかけることはない。したがって、本実施形態に係る端末1は、端末1およびWi‐Fiアクセスポイント200に対する処理負荷を低減することができ、これにより両者の消費電力も低減することができる。このため、例えば端末1をバッテリにより駆動する際であっても、当該バッテリを長持ちさせることができる。
また、本実施形態に係る端末1によれば、Wi‐Fiアクセスポイントに接続しておきながら当該接続がすぐに切断されてしまうようなことも抑制される。したがって、端末1の無線通信の品質を担保することができる。
本発明を諸図面や実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意すべきである。したがって、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意すべきである。例えば、各部材、各手段、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップなどを1つに組み合わせたり、あるいは分割したりすることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、ドップラー周波数検出部13または受信レベル変化量検出部23によって、端末1の相対速度を求めたが、例えばGPSなどを利用することによって端末1の位置を検出して速度を求めてもよい。しかしながら、本発明においては、上述したように、ドップラー周波数検出部13または受信レベル変化量検出部23によって、端末1のWAN基地局100またはWi‐Fiアクセスポイント200に対する相対速度を算出することができる。このため、本発明においては、GPSモジュールが実装されていなくても、Wi‐Fiアクセスポイントとの接続を効率的に行なうことができる。
1 無線通信端末
11 アンテナ
12 WAN通信部
13 ドップラー周波数検出部
14 クロック部
21 アンテナ
22 Wi‐Fi通信部
23 受信レベル変化量検出部
30 制御部
100 WAN基地局
200 Wi‐Fiアクセスポイント

Claims (7)

  1. 広域無線通信に用いられる広域基地局および当該広域基地局よりも通信エリアが狭い狭域基地局に接続可能な無線通信端末であって、
    当該無線通信端末の前記広域基地局に対する相対速度を検出する第1の速度検出部と、
    前記無線通信端末の前記狭域基地局に対する相対速度を検出する第2の速度検出部と、
    前記第1の速度検出部が検出する相対速度が第1の所定の閾値以上であり、かつ、前記第2の速度検出部が検出する相対速度が第2の所定の閾値以上である場合、前記狭域基地局には接続しないように制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする無線通信端末。
  2. 前記制御部は、前記第1の速度検出部が検出する相対速度が第1の所定の閾値未満である場合、前記狭域基地局に接続するように制御する、請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 前記制御部は、前記第1の速度検出部が検出する相対速度が第1の所定の閾値以上であり、かつ、前記第2の速度検出部が検出する相対速度が第2の所定の閾値未満である場合、前記狭域基地局に接続するように制御する、請求項1または2に記載の無線通信端末。
  4. 前記第1の速度検出部は、前記広域基地局から送信される信号を前記無線通信端末が受信する際のドップラー周波数に基づいて、前記無線通信端末の前記広域基地局に対する相対速度を検出する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線通信端末。
  5. 前記第1の速度検出部は、前記広域基地局から送信される信号の周波数および前記無線通信端末のクロック周波数から前記ドップラー周波数を算出する、請求項4に記載の無線通信端末。
  6. 前記第2の速度検出部は、前記狭域基地局から送信される信号を前記無線通信端末が受信する際の受信レベルの変化に基づいて、前記無線通信端末の前記狭域基地局に対する相対速度を検出する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の無線通信端末。
  7. 広域無線通信に用いられる広域基地局および当該広域基地局よりも通信エリアが狭い狭域基地局に接続可能な無線通信端末の制御方法であって、
    当該無線通信端末の前記広域基地局に対する相対速度を検出する第1の速度検出ステップと、
    前記無線通信端末の前記狭域基地局に対する相対速度を検出する第2の速度検出ステップと、
    前記第1の速度検出ステップにおいて検出された相対速度が第1の所定の閾値以上であり、かつ、前記第2の速度検出ステップにおいて検出された相対速度が第2の所定の閾値以上である場合、前記狭域基地局には接続しないように制御する制御ステップと、
    を含むことを特徴とする無線通信端末の制御方法。

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