JP2013191070A - 監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】情報処理システムにおける事象発生状況を監視するための技術を提供する。
【解決手段】監視装置2は、少なくともひとつの被監視装置8で発生した事象を示す事象情報を取得して蓄積する蓄積部12と、ユーザへ通知すべき事象情報の条件を示す通知条件と、通知すべき事象情報が検出された場合にその事象情報に付加すべき他の事象情報の条件を示す抽出条件とを設定する条件設定部15と、取得された事象情報が通知条件を満たす場合に、その事象情報をユーザへ通知すべき主事象情報として判定する判定部21と、取得された事象情報が主事象情報として判定された場合に、蓄積部に蓄積された事象情報の中から抽出条件を満たす事象情報を副事象情報として抽出する抽出部22と、主事象情報と副事象情報とをユーザへ通知する通知部23とを備える。
【選択図】図6

Description

本発明はデータ処理技術に関し、特に、情報処理システムを監視する技術に関する。
近年、監視対象とする情報処理システムの状態を把握し、そのログ情報などを自動取得して蓄積する監視装置が提案されている。(例えば特許文献1参照)
特開2008−257413号公報
情報処理システムの運用を管理する際、管理対象となる情報処理システムの状態を取得して蓄積し、異常を示す状態を取得した場合にはそれを検知してくれる監視システムを利用することがある。監視システムは、検知した異常を担当者に通知してくれたり、関連する情報全てを通知してくれたりするものの、その原因や対応方法を担当者が効率的に把握するための技術については十分に提案されていなかった。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、情報処理システムにおける事象発生状況の監視を支援するための技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の監視装置は、少なくともひとつの被監視装置で発生した事象を示す事象情報を取得して蓄積する蓄積部と、ユーザへ通知すべき事象情報の条件を示す通知条件と、通知すべき事象情報が検出された場合にその事象情報に付加すべき他の事象情報の条件を示す抽出条件とを設定する条件設定部と、取得された事象情報が通知条件を満たす場合に、その事象情報をユーザへ通知すべき主事象情報として判定する判定部と、取得された事象情報が主事象情報として判定された場合に、蓄積部に蓄積された事象情報の中から抽出条件を満たす事象情報を副事象情報として抽出する抽出部と、主事象情報と副事象情報とをユーザへ通知する通知部と、を備える。
以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、システム、プログラム、プログラムを格納した記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、複数の情報処理システムにおける事象発生状況の監視を支援できる。
取得した事象情報の判定条件を入力する画面を示す図である。 蓄積した事象情報の抽出条件を入力する画面を示す図である。 ユーザに通知される事象情報を表示する画面を示す図である。 監視システムが取得する事象情報のデータ構造を示す図である。 実施の形態のシステム構成を示す図である。 図5の監視装置の機能構成を示すブロック図である。 個体識別子グループと個体識別子の関係を示す図である。 監視装置の動作を示すフローチャートである。 図8のS20の事象情報抽出処理を詳細に示すフローチャートである。
実施の形態の監視システムは、ITサービス企業(例えばSI企業)に構築されたコンピュータシステムである。この監視システムは、監視対象とする情報処理システムの状態を示す事象情報を取得し、運用管理サービスに必要な情報をユーザに通知する。具体的には、各情報処理システムで発生した事象情報を取得し、取得した事象情報がある判定条件を満たす場合には、その事象情報をユーザであるITサービス企業の運用担当者に通知する。なお、事象情報の通知相手となるユーザは、監視対象となる情報処理システムを利用してサービスを受けている利用者でもよい。
例えば、判定条件として、「異常状態を示す事象情報を取得した場合に通知」と設定すると、監視対象となる情報処理システムが異常な状態となり、その状態を示す事象情報を取得した際に、監視システムはユーザへその旨を通知することとなる。そのため、監視システムから通知を受け取ったユーザは、特定の情報処理システムが異常な状態となっていることを適時に知ることができる。
一方で、監視システムから通知を受け取ったユーザは、前述の異常状態を解消するために、異常状態となった原因を示す事象情報や、異常状態となることで影響する他の情報処理システムの事象情報などを、監視システムに蓄積された事象情報から抽出する必要がある。この抽出作業は、適切な原因把握および影響分析を行うために多大な労力がかかることがあり、問題への対応に時間がかかってしまうこともある。
そこで、実施の形態の監視システムは、取得した事象情報がある判定条件を満たす場合に、あらかじめ設定した抽出条件を用いてユーザへ通知すべき関連する事象情報を抽出し、判定条件を満たす事象情報のみならず、抽出条件を満たす関連する事象情報を併せてユーザに通知する。これにより、異常状態を解消するために必要な前述の抽出作業が不要となり、ユーザは迅速に問題に対応することができる。
まず、監視システムが提供するユーザインターフェースおよび監視システムが取得する事象情報のデータ構造を示し、監視システムの概要について説明する。
図1は、取得した事象情報の判定条件を入力する画面を示す。判定条件入力画面は、入力欄として判定条件識別子61、事象識別子62、個体識別子63、状態識別子64、詳細情報検索条件66を備える。ユーザがキーボードなどの入力機器を通じて各入力欄に値を入力し登録ボタンを押下すると、入力された値が判定条件として監視装置2に格納される。
図2は、蓄積した事象情報の抽出条件を入力する画面を示す。抽出条件入力画面は、入力欄として判定条件識別子71、事象識別子72、個体識別子73、状態識別子74、詳細情報検索条件76、基点前抽出期間条件77A、基点後抽出期間条件77B、基点前抽出件数条件78A、基点後抽出件数条件78Bを有する。ユーザがキーボードなどの入力機器を通じて各入力欄に値を入力し登録ボタンを押下すると、入力された値が抽出条件として監視装置2に格納される。
図3は、ユーザに通知される事象情報を表示する画面を示す。通知情報表示画面には、監視装置2に設定された判定条件によって判定された事象情報である主事象情報31と、監視装置2に設定された抽出条件によって抽出された複数の副事象情報32とが一覧で表示される。主事象情報31と副事象情報32とには、主副識別子35が付与され、通知情報表示画面を見たユーザが容易に主事象情報31と副事象情報32とを識別できるような表示がなされる。
図4は、監視システムが取得する事象情報のデータ構造を示す。事象情報は属性情報として、事象識別子52、個体識別子53、状態識別子54、事象発生日時55、事象詳細情報56を有する。事象識別子52は、発生した事象をユニークに識別するための識別子であり、頭文字数桁が事象の種類を示すような特定の文字が設定されることがある。個体識別子53は、事象が発生した情報処理システムを特定するための識別子である。状態識別子54は、発生した事象が正常であるか異常であるかを識別するための識別子である。事象発生日時55は、事象が発生した日時を示す。事象詳細情報56は、発生した事象の詳細内容が記載され、例えば、数行程度のコメントが含まれる。
以上、説明した監視システムについて具体的な構成を説明する。
図5は、実施の形態のシステム構成を示す図である。監視システム1は、上述の監視システムを含む情報処理システムである。実施の形態では、監視装置2を1台含むこととしているが、後述している監視装置2の各機能は、ウェブサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバ等、複数の情報処理装置の連携により実現されてもよい。なお、監視装置2の詳細な機能構成は後述する。
入力装置3は、監視装置2にて行われる通知処理の設定条件をユーザが入力するために用いられる。具体的には、図1で示す判定条件入力画面及び、図2で示す抽出条件入力画面を通じて、ユーザがマウスやキーボード等を用いて入力した情報を、監視装置2に送信する。
出力装置4は、ユーザへ通知すべき情報を監視装置2から受信して出力するために用いられる。具体的には、図3で示す通知情報表示画面を通じて、ユーザが利用する画面に情報を表示する。なお、出力装置4は、監視装置2から受信した前述のユーザへ通知すべき情報を電子メール本文に記載しユーザのメールアドレスに送信してもよいし、通知すべき情報を電光掲示板に表示してもよい。また、通知すべき情報をトリガーとして、警報装置を鳴動させてもよい。
外部記憶装置6は、監視装置2が入力装置3から受け付けた設定条件や、被監視装置8から取得した事象情報を保存するために用いられる。監視システム1は、外部記憶装置6を1台含むように記載されているが、後述するように、入力装置3から受け付けた設定条件を保存する外部記憶装置6aと、被監視装置8から取得した事象情報を保存する外部記憶装置6bとをそれぞれ別の外部記憶装置6として含んでいてもよいし、それらがさらに別の外部記憶装置6に分かれていてもよい。
被監視装置8は、監視システム1の監視対象となる情報処理システムであり、被監視装置8の状態を示す事象情報を監視装置2に送信する。送信する事象情報は、図4で示すデータ構造を持つ。なお、事象情報の送信および蓄積は、公知の監視システムが有している機能を用いてもよい。例えば、被監視装置8には監視ソフトウェアのエージェントがインストールされ、監視装置2に対応する監視ソフトのマネージャがインストールされる。また、実施の形態の監視システム1は、3台の被監視装置8から事象情報を取得するように記載されているが、事象情報を取得する被監視装置8の台数は問わない。
図6は、図5の監視装置2の機能構成を示すブロック図である。監視装置2は、事象取得部11と、事象蓄積部12と、事象格納部13と、条件設定部15と、条件保存部16と、条件格納部17と、判定部21と、抽出部22と、通知部23とを備える。
本明細書のブロック図において示される各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組み合わせによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者に理解されるところである。
例えば、図6の各機能ブロックは、監視プログラムとして記録媒体に格納され、監視装置2のストレージへインストールされてもよい。そして、監視プログラムの起動時に、各機能ブロックに対応するプログラムモジュールがメインメモリに読み出されてCPUにより実行されてもよい。
事象取得部11は、被監視装置8から受信した事象情報を事象蓄積部12と事象格納部13に格納する。事象蓄積部12と事象格納部13には被監視装置8から受信した事象情報をコピーした同一の内容を含む事象情報がそれぞれ格納される。
事象蓄積部12は、事象取得部11により格納された事象情報を外部記憶装置6aに記憶させる。事象情報は定期的に被監視装置8から事象取得部11を通じて事象蓄積部12に格納されるため、外部記憶装置6aには被監視装置8で発生した事象情報の過去履歴が蓄積される。そのため、外部記憶装置6aは、膨大な過去履歴の蓄積を可能とする大容量のストレージが用いられる。
事象格納部13は、事象取得部11により格納された事象情報を判定部21に参照させる。事象格納部13は、判定部21にて判定すべき事象情報を、適時に判定部21に参照させることを目的とし、事象情報の過去履歴を蓄積することを目的とする事象蓄積部12とは役割が異なる。そのため、事象格納部13は、事象情報の一時的な格納場所として機能し、具体的には、監視装置2に備えられるストレージやメインメモリなどがその格納先となる。
条件設定部15は、入力装置3を通じて図1に示す判定条件入力画面の各入力欄に入力された判定条件と、入力装置3を通じて図2に示す抽出条件入力画面の各入力欄に入力された抽出条件とを受け付けし、条件保存部16に格納する。なお、条件設定部は、設定された判定条件をもとに、自動的に抽出条件を作成して条件保存部16に格納してもよい。
条件保存部16は、条件設定部15により格納された判定条件と、抽出条件とを外部記憶装置6bに記憶させる。外部記憶装置6bに記憶される判定条件と抽出条件は、判定部21にて行われる判定処理や抽出部22で行われる抽出処理に用いられ、一度記憶された条件は年月単位にわたって用いられることが想定される。そのため、外部記憶装置6bは、年月単位にわたって記憶することが適当なストレージが用いられる。
条件格納部17は、外部記憶装置6bに記憶された判定条件および抽出条件を読み込み、判定部21や抽出部22に参照させる。条件格納部17は、判定部21が判定処理を行い、抽出部22が抽出処理を行うために必要な判定条件および抽出条件を一時的に格納する場所として機能する。具体的には、監視装置2に備えられるストレージやメインメモリなどがその格納先となる。
判定部21は、事象格納部13に格納された事象情報と条件格納部17に格納された判定条件を参照し、その事象情報がユーザに通知すべき主事象情報であるかどうか判定し、主事象情報と判定された場合には、その主事象情報と用いた判定条件を抽出部22に格納する。
判定処理は、その事象情報が有する属性情報と、判定条件として設定された各入力欄の値とが一致するか否かで判定する。具体的には、事象情報の属性情報である事象識別子52、個体識別子53、状態識別子54が、それぞれ、判定条件として設定された事象識別子62、個体識別子63、状態識別子64と一致するか否かを判定する。さらに、事象情報の属性情報である事象詳細情報56に記載された情報に、判定条件として詳細情報検索条件66に設定されるキーワードが含まれるかを判定してもよい。
判定条件として、個体識別子の代わりに個体識別子グループを個体識別子63に設定してもよい。図7は、個体識別子グループと個体識別子の関係を示す図である。例えば、図7に示す個体識別子グループである「グループA1」を個体識別子63に設定した場合、判定対象となる事象情報は、個体識別子53として「a001」、「a002」または「a003」の属性情報を有する事象情報となる。
抽出部22は、判定部21で主事象情報が判定された場合に、条件格納部17を参照して対応する抽出条件が存在するかを確認し、抽出条件が存在する場合には、その抽出条件を用いて外部記憶装置6に蓄積された事象情報を副事象情報として抽出する。ここで対応する抽出条件とは、例えば、抽出条件の判定条件識別子71に、主事象情報であると判定した際に用いた判定条件の判定条件識別子61と同じ識別子が設定されている抽出条件のことである。なお、判定条件と抽出条件とにそれぞれ設定された、その他の識別子や、その他の識別子の組み合わせが一致することにより、両者の対応関係を定義してもよい。
抽出処理では、抽出条件として設定された各入力欄の値と一致する属性情報を有する事象情報が抽出の対象となる。具体的には、事象情報の属性情報である事象識別子52、個体識別子53、状態識別子54が、それぞれ抽出条件として入力された事象識別子72、個体識別子73、状態識別子74と一致する事象情報を抽出する。さらに、事象情報の属性情報である事象詳細情報56に記載された情報に、判定条件として詳細情報検索条件76に設定されるキーワードが含まれるかを抽出条件としてもよい。
抽出処理では、前述の抽出条件と併せて、抽出条件として設定された基点前抽出期間条件77Aと基点前抽出件数条件78Aを用いて抽出件数の絞り込みを行ってもよい。具体的には、主事象情報の属性情報である発生日時を基点として、基点前抽出期間条件77Aとして設定された期間だけ過去に遡った日時以降に発生した事象情報を抽出する。さらに、その抽出件数が基点前抽出件数条件78Aに設定された件数より多い場合には、主事象情報の発生日時に近い発生日時を有する事象情報から順に絞り込み、抽出件数を基点前抽出件数条件78Aで設定した件数以下となるように抽出してもよい。
なお、抽出処理では、主事象情報であると判定した事象情報の発生日時より未来の発生日時を属性情報として有する事象情報を抽出の対象としてもよい。一方で、判定部21が主事象情報となる事象情報を判定した場合、主事象情報の発生日時より未来の発生日時を有する事象情報は、外部記憶装置6にまだ記憶されていないと考えられる。そこで、主事象情報を判定してから所定の待機時間が設定された待ち処理を行い、外部記憶装置6に主事象情報の発生日時より未来の発生日時を有する事象情報が記憶された後に抽出を行ってもよい。
未来の事象情報を抽出する際に、過去の事象情報を抽出する際と同様、抽出条件として設定された基点後抽出期間条件77Bと基点後抽出件数条件78Bとを用いて抽出件数の絞り込みを行ってもよい。具体的には、主事象情報の属性情報である発生日時を基点として、基点前抽出件数条件78Aとして設定された期間だけ未来の日時以前に発生した事象情報を抽出する。さらに、その抽出件数が基点後抽出件数条件78Bに設定された件数より多い場合には、主事象情報の発生日時に近い発生日時を有する事象情報から順に絞り込み、抽出件数を基点後抽出件数条件78Bで設定した件数以下となるように抽出してもよい。
以上、抽出部22で抽出した副事象情報と、判定部21で判定されて抽出部22に格納された主事象情報とを併せて通知部23に格納する。
通知部23は、抽出部22により格納された主事象情報と副事象情報とを含む通知ファイルを出力装置4に送信する。具体的には、出力装置4が図3で示す通知表示画面を表示する場合には、その画面に表示する事象情報の一覧として、通知ファイルを出力装置4に送信する。また、通知部23は、ユーザに送信する電子メール本文に記載すべき本文内容や、ユーザが確認すべき帳票に印刷する内容として、通知ファイルを出力装置4に送信してもよい。なお、通知ファイルには、主事象情報と副事象情報のいずれかが含まれていてもよい。
通知部23は、通知ファイルを出力装置4に送信する前に、主事象情報と副事象情報を識別するための主副識別子を通知ファイルに付与してもよい。また、通知ファイルに含まれる事象情報の順序を、事象情報が有する事象識別子52や、個体識別子53、事象発生日時55等の順でソートしてもよい。
以上の構成による監視装置2の動作を説明する。
図8は、監視装置2の動作を示すフローチャートである。被監視装置8にて監視すべき事象が発生し、被監視装置8が事象を監視装置2に送信すると(S10のY)、事象取得部11は事象情報を受信する(S12)。受信された事象情報は、事象蓄積部12と事象格納部13に格納される(S14)事象蓄積部12に格納された事象情報は、外部記憶装置6に記憶される(S15)。
事象格納部13に格納された事象情報は、判定部21により参照され、条件格納部17に格納されている判定条件に合致するか否か判定される(S16)。判定条件に合致する場合(S16のY)、抽出部22は、条件格納部17を参照して、合致した判定条件に対応する抽出条件が存在するか確認し(S18)、対応する抽出条件が存在する場合には(S18のY)、事象情報の抽出処理を行う(S20)。対応する抽出条件が存在しない場合には(S18のN)、事象情報抽出処理(S20)をスキップする。判定条件に合致しない場合には(S16のN)、監視装置2は処理を終了する。
判定部21で判定された主事象情報と、事象情報抽出処理(S20)で抽出した副事象情報は、通知部23に格納され、通知部23は、主事象情報と副事象情報とを含む通知ファイルを作成する(S22)。作成された通知ファイルは、出力装置4へ送信される(S24)。
図9は、図8のS20の事象情報抽出処理を詳細に示すフローチャートである。抽出部22は、主事象情報を判定した判定条件に対応する抽出条件を参照し、主事象情報の発生日時よりも未来の事象情報を抽出する必要があるかを判定する(S50)。未来の事象情報を抽出する必要がある場合には(S50のY)、所定の待機時間が設定された待ち処理を行い(S52)、外部記憶装置6に抽出対象となりうる未来の事象情報が蓄積されるまで処理待ちを行う。その後、主事象情報と対応する抽出条件を参照し、未来の事象情報を抽出する条件である基点後抽出条件を決定する(S54)。
基点後抽出条件の決定(S54)は、基点となる主事象情報の発生日時に、抽出条件の基点後抽出期間条件77Bの期間を加算し、基点より未来にあたる発生日時を算出する。さらに、対応する抽出条件に設定された事象識別子72、個体識別子73、状態識別子74、詳細情報検索条件76、基点後抽出件数条件78Bを含めて基点後抽出条件を決定する。
なお、主事象情報の発生日時よりも未来の事象情報を抽出する必要がない場合には(S50のN)、待ち処理(S52)と、基点後抽出条件の決定(S54)はスキップされる。
次に、主事象情報と対応する抽出条件を参照し、過去の事象情報を抽出する条件である基点前抽出条件を決定する(S56)。決定方法は基点後抽出条件の決定(S54)と同様である。S54とS56で決定された抽出条件を用いて、抽出部22は、外部記憶装置6に記憶されている事象情報の中から、抽出条件に合致する事象情報を副事象情報として抽出する(S58)。判定した主事象情報と抽出した副事象情報を通知部23に格納すると本図のフローは終了する。
本実施の形態の監視装置2によれば、判定条件とは別にそれに対応する抽出条件を設定することで、ユーザに通知すべき主事象情報のみならず、関連する副事象情報も併せてユーザに通知される。主事象情報の通知を受けてからユーザの手作業により副事象情報が収集するのではなく、あらかじめ通知すべき主事象情報の内容に応じて抽出すべき副事象情報の抽出条件を設定しておくことで、関連する事象情報を通知時にユーザが抽出する手間を省くことができる。
また、抽出期間条件77や抽出件数条件78を設定することにより、副事象情報として通知される副事象情報の件数を抑え、ユーザにとって有用となる情報を通知することができる。過去にわたる膨大な件数の事象情報がユーザに通知されてしまうと、その中から有用な情報をユーザが探し出す必要があり、かえって手間がかかってしまうからである。
特に、主事象情報の内容が被監視装置8の異常を示すものである場合には、ユーザは、異常状態を解消するために必要な前述の抽出作業が不要となり、迅速に問題に対応することができる。これにより、運用管理を行っている情報処理システムのサービスレベル向上につながると考えられる。
以下、本実施の形態の監視装置2における判定条件と対応する抽出条件の具体的な設定条件について説明する。
第1の設定条件では、判定条件の状態識別子64として異常を示す識別子を設定する一方、抽出条件の状態識別子74には条件を設定せず、個体識別子73に個体識別子63と同一の個体識別子を設定する。これにより、異常を示す主事象情報をトリガーとして、異常を示す事象が発生した被監視装置8について、事象情報の属性情報が正常であるか異常であるかを問わずに、異常発生前後の事象情報を副事象情報として抽出することができる。
第2の設定条件では、判定条件の個体識別子63として特定の被監視装置8を示す識別子を設定し、抽出条件の個体識別子73には、特定の被監視装置8とは別の被監視装置8を示す個体識別子を設定する。これにより、特定の被監視装置8で発生した主事象情報をトリガーとして、その被監視装置8に関連するその他の被監視装置8の事象を副事象情報として抽出することができる。
また、第2の設定条件の変形例として、抽出条件の個体識別子73に個体識別子グループを設定することで、そのグループに含まれる複数の被監視装置8の事象を副事象情報として抽出することができる。
第3の設定条件では、判定条件の事象識別子62として特定の事象を示す識別子を設定し、抽出条件の事象識別子72には、特定の事象の種類を示す事象識別子の頭文字数桁を部分一致条件として設定する。これにより、特定の主事象情報をトリガーとして、その事象と同じ種類を示す頭文字数桁を含む、その他の事象を副事象情報として抽出することができる。
第4の設定条件では、判定条件の詳細情報検索条件66として特定のキーワードを設定し、抽出条件の詳細情報検索条件76として同じキーワードを設定することで、過去に発生した事象情報の中で同じキーワードを詳細事象情報として有する事象を副事象情報として抽出することができる。
上記第1〜第4の設定条件と併せて、基点前抽出期間条件77Aおよび基点後抽出期間条件77Bを設定することで、主事象情報の発生日時を基点として、発生日時の近い事象情報を抽出対象とし、主事象情報との関連性が薄い副事象情報を抽出することを抑えることができる。これにより、ユーザが不必要に多い副事象情報の中から有用な副事象情報を見つけ出す労力を減らす効果が得られる。また、基点前抽出件数条件78Aおよび基点後抽出件数条件78Bを設定することでも、同様の効果を得ることができる。
なお、判定条件として設定する条件として、図1に示す、事象識別子62、個体識別子63、状態識別子64、詳細情報検索条件66について説明したが、その他の条件を含めてもよい。同様に、抽出条件として設定する条件として、図2に示す、事象識別子72、個体識別子73、状態識別子74、詳細情報検索条件76、基点前抽出期間条件77A、基点後抽出期間条件77B、基点前抽出件数条件78A、基点後抽出件数条件78Bについて説明したが、その他の条件を含めてもよい。
また、請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施の形態および変形例において示された各構成要素の単体もしくはそれらの連係によって実現されることも当業者には理解されるところである。
2…監視装置、3…入力装置、4…出力装置、6…外部記憶装置、8…被監視装置、11…事象取得部、12…事象蓄積部、13…事象格納部、15…条件設定部、16…条件保存部、17…条件格納部、21…判定部、22…抽出部、23…通知部、31…主事象情報、32…副事象情報、52…事象識別子、53…個体識別子、54…状態識別子、55…事象発生日時。

Claims (6)

  1. 少なくともひとつの被監視装置で発生した事象を示す事象情報を取得して蓄積する蓄積部と、
    ユーザへ通知すべき事象情報の条件を示す通知条件と、前記通知すべき事象情報が検出された場合にその事象情報に付加すべき他の事象情報の条件を示す抽出条件とを設定する条件設定部と、
    取得された事象情報が前記通知条件を満たす場合に、その事象情報をユーザへ通知すべき主事象情報として判定する判定部と、
    前記取得された事象情報が前記主事象情報として判定された場合に、前記蓄積部に蓄積された事象情報の中から前記抽出条件を満たす事象情報を副事象情報として抽出する抽出部と、
    前記主事象情報と前記副事象情報とをユーザへ通知する通知部と、
    を備えることを特徴とする監視装置。
  2. 前記抽出部が、前記主事象情報として判定された事象情報が取得されてから所定の待機時間後に前記副事象情報の抽出処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の監視装置。
  3. 前記事象情報は、正常又は異常を示す属性情報が設定されたものであり、
    前記通知条件は、異常を示す属性情報が設定された事象情報を前記主事象情報として判定することを定めたものであり、
    前記抽出条件は、正常を示す属性情報が設定された事象情報を前記副事象情報として抽出することを定めたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載された監視装置。
  4. 前記通知条件は、特定の被監視装置において発生したことを示す事象情報を前記主事象情報として判定することを定めたものであり、
    前記抽出条件は、前記特定の被監視装置と別の被監視装置において発生したことを示す事象情報を前記副事象情報として抽出することを定めたものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載された監視装置。
  5. 少なくともひとつの被監視装置で発生した事象を示す事象情報を取得するステップと、
    ユーザへ通知すべき事象情報を定めた第1条件を満たす事象情報を取得した場合に、前記通知すべき事象情報に付加すべき事象情報を定めた第2条件を満たす事象情報を検索するステップと、
    前記第1条件を満たす事象情報と、前記第2条件を満たす事象情報とをユーザへ通知するステップと、
    をコンピュータが実行することを特徴とする監視方法。
  6. 少なくともひとつの被監視装置で発生した事象を示す事象情報を取得して蓄積する機能と、
    ユーザへ通知すべき事象情報の条件を示す通知条件と、前記通知すべき事象情報が検出された場合にその事象情報に付加すべき他の事象情報の条件を示す抽出条件とを設定する機能と、
    取得された事象情報が前記通知条件を満たす場合に、その事象情報をユーザへ通知すべき主事象情報として判定する機能と、
    前記取得された事象情報が前記主事象情報として判定された場合に、前記蓄積する機能に蓄積された事象情報の中から前記抽出条件を満たす事象情報を副事象情報として抽出する機能と、
    前記主事象情報と前記副事象情報とをユーザへ通知する機能と、
    をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
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