JP2013190872A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013190872A
JP2013190872A JP2012055027A JP2012055027A JP2013190872A JP 2013190872 A JP2013190872 A JP 2013190872A JP 2012055027 A JP2012055027 A JP 2012055027A JP 2012055027 A JP2012055027 A JP 2012055027A JP 2013190872 A JP2013190872 A JP 2013190872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image processing
pixels
image
image data
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012055027A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Sasaki
哲哉 佐々木
Soichiro Yokota
聡一郎 横田
Shin Aoki
青木  伸
Kazunari Abe
一成 安部
Fumiko Sako
史子 酒匂
Masato Kusanagi
真人 草▲なぎ▼
Yuko Umezawa
優子 梅澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2012055027A priority Critical patent/JP2013190872A/ja
Publication of JP2013190872A publication Critical patent/JP2013190872A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

【課題】1ラインの複数画素を用いて画像処理を行う場合でも、一時保存のためのメモリを不要とする。
【解決手段】画像処理装置は、画像データをライン毎に保持する記憶部と、記憶部から読み出された画像データに対し、1ラインのn(n≧2)画素を用いる処理を行って出力画素を生成する画像処理部と、記憶部から画像データを読み出す際の第1クロック周波数を、記憶部に画像データを書き込む際の第2クロック周波数よりもn逓倍以上に制御する制御部と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関する。
ステレオカメラなどの画像処理装置においては、レンズの歪みや、イメージセンサとレンズ間の位置ズレ・回転ズレ、あるいはカメラ間の位置ズレ・回転ズレなどを補正する、いわゆるキャリブレーションが必要である。これは、予め撮影された既知の被写体の画像と理想画像との関係から、イメージセンサによって取得された画像データに対して画素位置変換処理を施すことにより補正を行う。
画像データに画素位置変換処理を施す場合、その変換前後の移動量に応じた数ラインのラインバッファ、もしくはフレームバッファが必要である。また、変換後の画素位置に対応する変換前の画素位置は、画素と画素の間になることが通常であり、その場合、なんらかの補間処理を行うことで滑らかな出力画像が得られるよう工夫されている。
上記のような補間処理を行うとき、例えば縦横2画素ずつの4画素を用いてバイリニアの補間処理を行う場合には、1ライン毎に2画素のデータが必要となる。しかし、通常、ラインバッファから画像データを読み出すのに1クロックで読み出せるのは1画素分のデータである。
そのため、1クロックで複数画素が必要となる補間処理などでは、同時に複数画素を取り出せるように、必要な画像データをラインバッファから他のバッファに格納するなどの技術がある。
しかし、従来の補間処理を含む画素位置変換処理においては、上記の通り複数画素を同時に取り出すことができる他のバッファが必要であった。これは、実際にはフリップフロップ群や、FPGAなどの場合にはハードウェアマクロのメモリ(BRAM:Block RAM)などによって構成される。
例えば、画素位置変換処理の補正量の範囲が65画素×51ライン、画素ビット数12ビット、2×2のバイリニア方式の補間処理であるとき、他のバッファがフリップフロップによって構成される場合には、12ビットのフリップフロップが3315個必要である。
また、他のバッファがBRAMによって構成される場合には、ビット幅12ビット、ビット深度65のBRAMが51ライン×2個必要である。
よって、従来技術では、1ラインの複数画素を用いて画像処理を行う場合、一時保存のためのメモリが必要であるという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、1ラインの複数画素を用いて画像処理を行う場合でも、一時保存のためのメモリを不要とする画像処理集積回路及び画像形成装置を提供することを提供することを目的とする。
本発明の一態様における画像処理装置は、画像データをライン毎に保持する記憶部と、前記記憶部から読み出された画像データに対し、1ラインのn(n≧2)画素を用いる処理を行って出力画素を生成する画像処理部と、前記記憶部から画像データを読み出す際の第1クロック周波数を、前記記憶部に画像データを書き込む際の第2クロック周波数よりもn逓倍以上に制御する制御部と、を備える。
本発明によれば、1ラインの複数画素を用いて画像処理を行う場合でも、一時保存のためのメモリを不要とする。
実施例における画像処理装置の構成の一例を示すブロック図。 歪み補正処理を説明するための図。 画素位置の最大の移動量の一例を示す図。 比較例における処理部の機能的構成の一例を示すブロック図。 補間処理の一例を示す図。 実施例における処理部の機能的構成の一例を示すブロック図。 ラインバッファの入出力信号を示す図。 実施例における画像処理の一例を示すフローチャート。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
[実施例]
<構成>
図1は、実施例における画像処理装置1の構成の一例を示すブロック図である。図1に示す画像処理装置1は、レンズ10と、イメージセンサ20と、FPGA30と、ROM40と、出力I/F50とを有する。
レンズ10は、被写体からの入射光をイメージセンサ20に出力する光学系である。イメージセンサ20は、入力された入射光を集光し、ディジタル画像信号(画像データ)に変換する。イメージセンサ20は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサや、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等である。
FPGA(Field Programmable Gate Array)30は、イメージセンサ20から画像データを取得し、各画像処理を行う。画像処理には、レンズ10の特性に起因する歪みや、イメージセンサ20とレンズ10などの光学系との相対的な位置ズレや回転ズレなどを補正する歪み補正処理(または画素位置変換処理とも称す)が含まれる。以降、FPGA30は、単に処理部30とも称す。
FPGA30は、通常、ROM(Read Only Memory)40等の不揮発性メモリにコンフィギュレーションデータを格納している。FPGA30は、電源が供給されると、コンフィギュレーションと呼ばれる動作が行われることによって、上記のような画像処理を実行するための内部回路を構成する。
ROM40は、上記のコンフィグレーションデータ以外に、歪み補正を実行するための画像補正パラメータを格納する。この画像補正パラメータは、レンズ10の特性や、レンズ10とイメージセンサ20との位置ズレや回転ズレなどによる画像の歪みが画像処理装置1毎に異なるため、その画像処理装置1独自のパラメータである。
なお、ここでは画像処理を行う構成として、FPGA30を例にしているが、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やDSP(Digital Signal Processor)等によって実現されてもよい。
出力I/F50は、FPGA30で画像処理が施された画像データを出力する。例えば、出力I/F50は、DAC(Digital to Analog Converter)によってアナログ映像信号に変換して図示しないディスプレイ装置に出力する。また、出力I/F50は、画像データを後段の認識処理装置などに出力してもよい。
<歪み補正>
次に、歪み補正処理(画素位置変換処理)について説明する。図2は、歪み補正処理を説明するための図である。
図2(A)は、FPGA30で取得が期待される理想画像を示す図である。図2(B)は、FPGA30で実際に取得される実画像を示す図である。図2(C)は、FPGA30で行われる、歪みによる画素位置の補正を示す図である。なお、図2に示す例では、説明を簡単にするために格子模様を画像データの例として挙げた。
図2に示すように、実際に取得される画像には歪みが生じる(図2(B)参照)。これらの歪みは、光学系が持っている特性やバラツキ、或いはレンズ10などの光学系とイメージセンサ20との位置ズレや回転ズレなどによって生じる。
そして、この歪みによって、画像を構成する各画素の位置が移動する。図2(C)に示すように、歪みによる各画素の移動方向や移動量は、画像中の画素位置によって異なる。例えば、画像内の左上端近傍の点Aにある画素は、歪みによって左上方向に大きく移動し、同様に画像内の左下端近傍点Bにある画素は、左下方向に大きく移動する。
一方、比較的画像中心に近い画像中心左上の点Eは、左上方向に移動するものの、点Aに比べてその移動量が小さい。また、画像の中心近傍の点Oは、ほとんど移動しない。つまり、画像中心に近いほど歪みによる画素の移動量は小さく、中心から離れるにつれて移動量は大きくなる。
次に、画素位置が最大でどの程度移動するかについて説明する。図3は、画素位置の最大の移動量の一例を示す図である。図3に示す例では、移動前の画素位置を原点(0,0)、右方向をX軸、上方向をY軸とした場合、画像内の左上端の点は凡そ(−30,20)の位置に移動する。つまり、X方向に関して−30、Y方向に関して+20だけ移動する。
画像内の左上端の点より少し画像中心よりの点A(図2(C)参照)は、これよりも少し小さい移動量となる。同様に、画像内の右上端の点は凡そ(30,20)の位置に、左下端の点は凡そ(−30,−20)の位置に、右下端の点は凡そ(30,−20)の位置に移動する。
つまり、画像内の全ての画素の最大移動量は、X方向に関して−30〜+30、Y方向に関して−20〜+20の範囲内である。すなわち、画素位置変換処理を行う際には、画素位置変換処理の対象画素の画素位置に対して、この範囲内の周辺画素があれば画素位置変換処理を行うことが可能である。なお、図3で示した数値については例を示したものであって、実際にはこの限りではない。
<比較例における処理部>
次に、実施例におけるFPGA30の構成を説明する前に、比較例におけるFPGA30の構成について説明する。この比較例を説明することで、実施例との差異を分かりやすくする。
図4は、比較例における処理部の機能的構成の一例を示すブロック図である。図4に示す処理部30は、ラインバッファ(ラインバッファ1〜N)102と、入力パッチバッファ104と、コントローラ106と、切替ネットワーク108と、画像処理部110と、タイミング信号生成部112とを有する。
ラインバッファ102は、入力されるラスタ画像(画像データ)をライン毎に記憶する記憶部である。このラインバッファ102のライン数は、図3を用いて説明したY方向の最大移動量で決定される。
図3に示す例では、Y方向に関してプラス方向に20画素、マイナス方向に20画素であるため、対象画素のラインも含めて41ラインのラインバッファ102が必要となる。ラインバッファ102は、処理部30がFPGAで構成されている場合には、ハードウェアマクロのメモリリソース(BRAM:Block RAM)などによって構成される。
入力パッチバッファ104は、一次バッファとも呼ばれ、ラインバッファ102に格納された画像データのうち、図3に示した領域の画像データをラインバッファ102から読み出して保持する。
すなわち、図3に示す例においては、入力パッチバッファ104は、X方向に関してプラス方向に30画素、マイナス方向に30画素、対象の画素を含めて横方向で計61画素、Y方向に関してプラス方向に20画素、マイナス方向に20画素、対象の画素を含めて縦方向で計41画素、つまり61画素×41ラインの画像データを保持する。
入力パッチバッファ104は、実際にはフリップフロップ群や、FPGAなどの場合にはハードウェアマクロのメモリリソース(BRAM:Block RAM)などで構成される。
入力パッチバッファ104がフリップフロップ群により構成される場合は、例えば画素のビット深度が12ビットの場合、12ビット幅のフリップフロップが61×41個、つまり2,501個のフリップフロップが必要となる。
入力パッチバッファ104がBRAMにより実現される場合は、後述する画像処理部110の補間処理の方法にもよるが、1ライン上で必要となる画素数×ラインバッファ数のBRAMが必要となる。
例えば、画像処理部110の補間処理が2×2画素を必要とするバイリニア方式の場合、2×41、すなわち82個のBRAMが必要となる。
コントローラ106は、入力パッチバッファ104に保持された61画素×41ラインの画像データのうち、どの画素を出力するかを決定する信号(X制御ビット、Y制御ビット)を出力する。
例えば、コントローラ106は、X座標の画素を出力するためのX制御ビット、Y座標の画素を出力するためのY制御ビットを生成する。これらの制御ビットは、入力パッチバッファ104から切替ネットワーク108のモジュールを介する1つ以上の経路のスイッチをオンにする(経路をアクティブにする)。
より具体的には、コントローラ106は、X方向についての画素移動量、Y方向に関しての画素移動量を出力する。それぞれの画素移動量には、整数部と小数部とが含まれている。画素移動量の整数部は切替ネットワーク108に送られ、小数部は画像処理部110に送られる。
切替ネットワーク108は、入力パッチバッファ104に保持された61画素×41ラインの画像データのうち、どの画素を出力するかを選択して出力する。ここでは例として、後段の画像処理部110で2×2の補間処理をするとして、切替ネットワーク108は、画素移動量の整数部分で決定する画素と、その隣接する画素の合計4画素の画像データとを出力する。
ここでは、画素移動量の整数部分によって決定される画素をa00、その隣接する画素をそれぞれa01、a10、a11とし、それらの位置関係の例を、後述する図5(A)に示す。
画像処理部110は、切替ネットワーク108で選択されて出力された4画素の、画素間の割合を考慮して1つの画像データを出力する。より具体的には、画像処理部110は、画素移動量で示される値が4画素のそれぞれの中心で構成される領域内のどこを示しているかによって、4画素の画素値の影響度を演算し、1画素分のデータとして出力する。画像処理部110による補間処理の詳細については後述する。
タイミング信号生成部112では、垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、有効ライン信号Hrefなどの出力画像の同期信号を、処理部30での処理クロック数を考慮して生成する。
<補間処理>
次に、画像処理部110で行われる画像処理の一例としての補間処理について図5を用いて説明する。図5は、補間処理の一例を示す図である。
上述した通り、画像処理部110は、画素移動量で示される値が4画素のそれぞれの中心で構成される領域内のどこを示しているかによって、4画素の画素値の影響度を演算し、1画素分のデータとして出力する。補間処理の演算式は、次に式(1)である。
Figure 2013190872
dout:出力画素値
cx:X方向の小数値
cy:Y方向の小数値
a00、a01、a10、a11:それぞれの画素の画素値
画素移動量で示される値が、図5(B)に示す位置である場合、出力画素値は、次の式(2)により計算される。
Figure 2013190872
同様にして、画素移動量で示される値が、図5(C)に示す位置、すなわち、a00の中心である場合、出力画素値は次の式(3)により計算される。
Figure 2013190872
つまり、この場合にはa00がそのまま出力される。
以上のような補間処理が、画像処理部110で実行されうる。
<実施例における処理部>
次に、実施例における処理部30の機能的構成について説明する。図6は、実施例における処理部30の機能的構成の一例を示すブロック図である。図6に示す例では、処理部30は、ラインバッファ(ラインバッファ1〜N)202と、コントローラ206と、切替ネットワーク208と、画像処理部210と、タイミング信号生成部212とを有する。
図6に示す処理部30の構成は、図4に示す処理部の構成と比較して、入力パッチバッファ(一次バッファ)104がないことが分かる。比較例の処理部では、一次バッファ104があり、画素位置変換の最大移動量に応じた領域の画素を保持するようになっていた。
前述したように、一次バッファ104は、フリップフロップ群や、FPGAなどの場合にはハードウェアマクロのメモリリソース(BRAM:Block RAM)などで構成される。
一次バッファ104がフリップフロップ群により構成される場合は、例えば画素のビット深度が12ビットの場合、12ビット幅のフリップフロップが61×41個、つまり2,501個のフリップフロップが必要となる。
一次バッファ104がBRAMにより実現される場合は、後述する画像処理部110の補間処理の方法にもよるが、1ライン上で必要となる画素数×ラインバッファ数のBRAMが必要となる。
例えば、画像処理部110の補間処理が2×2画素を必要とするバイリニア方式の場合、2×41、すなわち82個のBRAMが必要となる。
上記の通り、比較例において、フリップフロップで構成する場合とBRAMで構成する場合とのどちらにおいても一次バッファ104が必要な理由は、後段の画像処理部110での補間処理において同時に複数画素が必要だからである。
補間処理が行われない場合には、ラインバッファ102に格納された画像データから、コントローラ106及び切替ネットワーク108で決定された1画素を出力すればよい。そのため、一次バッファ104は不要である。
しかしながら、補間処理が行われる場合には、例えば2×2画素のバイリニア方式の補間の場合、異なるライン上の2画素は前述のように直接ラインバッファ102から同時に読み込むことは可能だが、同一ライン上の2画素は同時に読み込むことはできない。
そのため、同時に複数画素が読み出せる一次バッファ104が必要である。または、ラインバッファ102を2倍の容量に増加し、1つのラインを2つのラインバッファに格納することでも、同時に2画素の画像データを得ることができる。
しかしながら、この方法ではラインバッファ102が2倍必要となるため、メモリリソースを無駄に消費することになってしまう。
そこで、以下、一次バッファを必要としない実施例の仕組みについて説明する。図7は、ラインバッファ202の入出力信号を示す図である。図7に示す例では、ラインバッファ202として、FPGAのハードウェアマクロのメモリリソース(BRAM)を使用した場合の例であり、Dual Port RAMである。
図7に示す例では、ポートAは、書き込み専用のポートであり、書き込みクロック信号clk_a、アドレス信号addr_a、ライトイネーブル信号we_a、データ入力din_aなどの入出力信号がある。
一方、ポートBは、読み取り専用のポートであり、読み出しクロック信号clk_b、アドレス信号addr_b、データ出力dout_bなどの入出力信号がある。
比較例の処理部においては、書き込みクロックclk_aと読み出しクロックclk_bは、同一の周波数のクロック信号であり、イメージセンサ20からのピクセルクロック信号pclkとも同一の周波数である。
実施例においては、同一ライン上で必要となる画素数に応じて、読み取りクロック信号clk_bを、書き込みクロック信号clk_aの2逓倍以上の周波数の信号を用いる。例えば、前述の2×2のバイリニア方式の補間処理が行われる場合には、同一ライン上で2画素の画像データが必要となる。そのため、書き込みクロック信号clk_aの周波数の2逓倍の読み出しクロック信号clk_bが用いられる。
別の例では、4×4のバイキュービック方式の補間処理が行われる場合、同様に書き込みクロック信号clk_aの周波数の4逓倍の読み出しクロック信号clk_bが用いられる。
これにより、従来の速度の2倍、4倍の速度でラインバッファ202から画像データを読み込むことができるようになるため、従来における1画素を読み込む時間間隔で必要画素を用いた補間処理などの画像処理を実行することが可能となる。
なお、上記の例ではラインバッファの読み取りクロック周波数を書き込みクロック周波数の2逓倍、4逓倍としたが、それ以上の読み取りクロック周波数であれば同様の効果が得られる。しかし、読み取りクロック周波数は、最低限の周波数にすることが望ましい。
図6に戻り、各構成における処理について説明する。タイミング信号生成部212は、予めnの値を設定しておく。このnは、画像処理部210の画像処理において、1ライン上で必要となる画素数を示す。
タイミング信号生成部212は、ラインバッファ(記憶部)202から画像データを読み出す際の読み出しクロック周波数(第1クロック周波数)を、記憶部に画像データを書き込む際の書き込みクロック周波数(第2クロック周波数)よりもn逓倍以上に制御する。タイミング信号生成部212は、制御した読み出しクロック周波数を、ラインバッファ202に通知する。書き込みクロック周波数は、例えば信号pclkのクロック周波数とする。
また、タイミング信号生成部212は、画像処理部210からnの値を通知された場合、このnの値に基づいて読み出しクロック周波数を決定してもよい。
ラインバッファ202は、画像データをライン毎に記憶する記憶部である。ラインバッファ202は、画像データの書き込みタイミングのn逓倍以上で、画像データが読み出される。
コントローラ206は、基本的には、比較例で説明したコントローラ106と同様の処理を行う。なお、コントローラ206は、タイミング信号生成部212で説明した読み出しクロック周波数の制御を、タイミング信号生成部212に代わって行ってもよい。この場合、コントローラ206は、画像処理部210からnの値を通知されてもよい。
また、タイミング信号生成部212とコントローラ206とは、読み出しクロック周波数を制御するということで、制御部とも呼ばれる。
切替ネットワーク208は、n逓倍で読み出された画像データを保持し、どの画素を出力するかを選択して画像処理部210に出力する。基本的な機能は、比較例の切替ネットワーク108と同様である。
画像処理部210は、記憶部から読み出された画像データに対し、1ラインのn(n≧2)画素を処理して出力画素を生成する。画像処理部210の基本的な機能は、比較例の画像処理部110と同様である。
例えば、画像処理部210は、2×2画素を用いたバイリニア補間処理、又は4×4画素を用いたバイキュービック補間処理を実行して画素位置変換処理を行う。また、画像処理部210は、ラインバッファ202から読み出されたn画素を処理して1画素の出力画素を生成する。
なお、画像処理部210は、複数の画像処理を実行可能な場合、処理対象の画像データに対する画像処理で用いるnの値をタイミング信号生成部212に通知する。
以上、実施例では、補間処理を含む画素位置変換処理において、フリップフロップ群やBRAMなどのハードウェアリソースを不要とする補間処理を実現することができる。
例えば、画像処理部210でバイリニアの補間処理を行う場合、2×2画素の入力画像データを用いて計算することによって、1画素分の出力画像データを得ることができる。この時、1ライン毎に2画素の入力画像データが必要であるが、ラインバッファ202が入力画像データのビット数と同じデータ幅を持つRAMを用いて実現されている場合、読み出しクロック1クロックで出力される画像データは1画素分である。
つまり、上記補間処理を行う場合には、1ラインについて2画素必要であるため、2クロック必要となる。
しかしながら、実施例における画像処理装置1では、補間処理に必要な画素が1ライン上でn個のときには、書き込みクロック周波数のn逓倍以上の読み出しクロック周波数を用いて画像データを出力する。
そのため、画像処理装置1は、同一時間でn倍の数の画像データをラインバッファ202から出力できるようになり、元のクロックの1クロック分の時間で補間処理に必要な画素を出力することができる。
以上より、一次バッファがなくともラインバッファ202から直接必要な対象画素を読み出すことができるようになり、一次バッファのハードウェアリソースを削減することができる。
また、実施例では画像処理部210における補間処理を用いて説明したが、同一ライン上の複数の画素を用いる画像処理全般に有効である。また、画像処理部210では、1ライン上のn画素を用いて1画素の出力画素を生成していたが、出力画素は、1画素に限られない。例えば、画像処理部210が縮小処理を行う場合などは、1ライン上のn画素を用いて複数の出力画素を生成してもよい。
<動作>
次に、実施例における画像処理装置1の動作について説明する。図8は、実施例における画像処理の一例を示すフローチャートである。図8に示す処理は、1つの画像データに対して行われる処理である。
ステップS101で、タイミング信号生成部212は、画像処理部210から通知されたnの値により読み出しクロック周波数を決定する。なお、タイミング信号生成部212は、nの値が予め設定されていてもよい。
ステップS102で、画像データが、書き込みクロック周波数に基づいて、ラインバッファに202に書き込まれる。この処理は、クロック信号のタイミングに応じて画像データがなくなるまでラインバッファ202に書き込まれる。
ステップS103で、ラインバッファ202から、読み出しクロック周波数に基づいて画像データが読み出され、画像データが切替ネットワーク208に出力される。このときの読み出しクロック周波数は、タイミング信号生成部212により制御された周波数が用いられる。
ステップS104で、画像処理部210は、ラインバッファ202から読み出された1ライン上のn画素を用いて画像処理を行う。例えば、画像処理部210は、2×2のバイリニア補間処理や、4×4のバイキュービック補間処理を行う。
以上、実施例によれば、書き込みクロック周波数を、同一ライン上で必要となる画素数分だけ逓倍したクロック周波数を用いてラインバッファからデータを読み出す。これにより、従来の一次バッファに用いられたフリップフロップ群やBRAMなどのメモリリソースを削減することができる。
なお、本発明は、上記実施例そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施例に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
1 画像処理装置
10 レンズ
20 イメージセンサ
30 処理部
40 ROM
202 ラインバッファ
206 コントローラ
208 切替ネットワーク
210 画像処理部
212 タイミング信号生成部
米国特許第8,116,587号明細書

Claims (5)

  1. 画像データをライン毎に保持する記憶部と、
    前記記憶部から読み出された画像データに対し、1ラインのn(n≧2)画素を用いる処理を行って出力画素を生成する画像処理部と、
    前記記憶部から画像データを読み出す際の第1クロック周波数を、前記記憶部に画像データを書き込む際の第2クロック周波数よりもn逓倍以上に制御する制御部と、
    を備える画像処理装置。
  2. 前記画像処理部は、
    2×2画素を用いたバイリニア補間処理、又は4×4画素を用いたバイキュービック補間処理を実行して画素位置変換処理を行う請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記画像処理部は、
    前記n画素を処理して1画素の出力画素を生成する請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 前記画像処理部は、
    複数の画像処理を実行可能であり、処理対象の画像データに対する画像処理で用いるnの値を前記制御部に通知し、
    前記制御部は、
    前記画像処理部から通知されたnの値により前記第1クロック周波数を決定する請求項1乃至3いずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 画像データをライン毎に記憶部に記憶する記憶ステップと、
    前記記憶部から読み出された画像データに対し、1ラインのn(n≧2)画素を用いる処理を行って出力画素を生成する画像処理ステップと、
    前記記憶部から画像データを読み出す際の第1クロック周波数を、前記記憶部に画像データを書き込む際の第2クロック周波数よりもn逓倍以上に制御する制御ステップと、
    を有する画像処理方法。
JP2012055027A 2012-03-12 2012-03-12 画像処理装置及び画像処理方法 Pending JP2013190872A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012055027A JP2013190872A (ja) 2012-03-12 2012-03-12 画像処理装置及び画像処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012055027A JP2013190872A (ja) 2012-03-12 2012-03-12 画像処理装置及び画像処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013190872A true JP2013190872A (ja) 2013-09-26

Family

ID=49391073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012055027A Pending JP2013190872A (ja) 2012-03-12 2012-03-12 画像処理装置及び画像処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013190872A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103702130A (zh) * 2013-12-26 2014-04-02 苏州科达科技股份有限公司 一种图像畸变修正算法中合并读取数据的方法
CN115550589A (zh) * 2022-08-12 2022-12-30 哈尔滨工业大学 一种基于FPGA的CoaXPress接口数据到CameraLink接口数据的高速实时转换装置及方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103702130A (zh) * 2013-12-26 2014-04-02 苏州科达科技股份有限公司 一种图像畸变修正算法中合并读取数据的方法
CN103702130B (zh) * 2013-12-26 2017-02-01 苏州科达科技股份有限公司 一种图像畸变修正算法中合并读取数据的方法
CN115550589A (zh) * 2022-08-12 2022-12-30 哈尔滨工业大学 一种基于FPGA的CoaXPress接口数据到CameraLink接口数据的高速实时转换装置及方法
CN115550589B (zh) * 2022-08-12 2024-05-24 哈尔滨工业大学 一种基于FPGA的CoaXPress接口数据到CameraLink接口数据的高速实时转换装置及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI524306B (zh) 圖像轉換和多視圖輸出系統及方法
JP4340915B2 (ja) 撮像画像信号の歪み補正方法、撮像画像信号の歪み補正装置、撮像方法および撮像装置
US10659746B2 (en) Image processing device and image processing method
JP6515455B2 (ja) 撮像装置及び撮像表示装置
KR100873880B1 (ko) 화상 처리 장치 및 화상 처리 방법
JP5602532B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2014072779A (ja) 撮像信号処理装置及び撮像信号処理方法
JP2015049402A (ja) 焦点ずれ量検出装置およびその制御方法、撮像装置
US7499082B2 (en) Distortion correction circuit for generating distortion-corrected image using data for uncorrected image
JP2013218654A (ja) 画像処理装置
US10713757B2 (en) Image processing apparatus, control method thereof, and storage medium
JP6557499B2 (ja) 焦点検出装置およびその制御方法、撮像装置、プログラム、ならびに記憶媒体
JP2013190872A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2007079708A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
US20130195379A1 (en) Image processing apparatus and method
JP6565326B2 (ja) 撮像表示装置及びその制御方法
JP2016163072A (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理装置の制御方法およびプログラム
JP5482589B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理用プログラム
JP2017017609A (ja) 画像処理装置
JP2015082677A (ja) イメージセンサおよびその動作方法、並びに電子機器
JP6094224B2 (ja) 画像処理装置
JP5040285B2 (ja) アドレス生成回路、バッファ回路、情報処理装置および撮像システム
EP2632151A2 (en) Image capturing device and image capturing method
JP6273881B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP6415086B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム