JP2013190291A - 赤外線センサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】物体と背景との温度差にかかわらず、物体の移動が赤外線センサから所望の距離範囲の検出エリア内で起きたかどうかを判断する。
【解決手段】赤外線センサS1〜S8は、赤外線センサS1〜S8の赤外線受光エリアが一平面において放射状に分割されてなる複数の分割エリアに対応して設けられている。検出部20は、赤外線センサS1〜S8の出力に基づいて赤外線受光エリア内における物体の移動の有無を分割エリアごとに検出する。判定部30は、赤外線受光エリアでの分割エリアの配列における、検出部20によって物体の移動が検出された分割エリアの配置パターンに基づいて移動物体が赤外線センサS1〜S8から所定の距離範囲の検出エリア内にあるか否かを判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は赤外線センサを用いた赤外線センサ装置に関する。
人体が近くにいるときだけ稼動させる機能を組み込むことで省エネ等を実現する家電製品が存在する。また、防犯・セキュリティー分野においても、対象エリアに人体の侵入を検知すると警報を発し、様々な処理を行なう製品が存在する。
このような製品には、人体動作を検知するためのセンサとして赤外線センサ(主に焦電型センサ)が一般的に使用されている(例えば特許文献1を参照)。特許文献1には、人体検知センサ(赤外線センサ)の前に赤外線減衰フィルタを設置し、その赤外線減衰フィルタを調整することで赤外線センサの感度を制御し、人体検出エリアを設定する方法が開示されている。
通常、人体動作を検知するために一般的に使用されている赤外線センサは単体で使用されている。このような使用方法において、赤外線センサが人体動作を検出するエリアは人体と背景の温度差に依存する。つまり、人体が赤外線センサから離れれば離れるほど、又は人体近傍背景と人体の温度差が小さくなればなるほど、人体の動作によって赤外線センサの受光熱量の変化量、すなわち赤外線センサの感度は低下する。人体動作の検出が行なわれるエリアは人体近傍と人体の温度差に依存してしまうという問題があった。
図31は、赤外線センサと、人体と、検出エリア背景との温度の関係を説明するための図である。
対象物体から人体に受け渡される赤外線熱量Qは以下の(式1)で記述できる。
Figure 2013190291
上記(式1)において、σ=5.67×10-8[W・m-2・K-4]はステファン・ボルツマン定数、S1はセンサの受光面積、F12はセンサの対象物体に対する形態係数、T1はセンサ表面温度、T2は対象物体表面温度、ε1はセンサ輻射係数、ε2は対象物体輻射係数である。
ここで、図31左図のように、人体102が赤外線受光エリア104に存在しない場合は、赤外線センサ101は背景から以下の(式2)で表現される赤外線熱量Q1を受ける。また、図31右図のように、人体102が赤外線受光エリア104に存在する場合は、赤外線センサ101は人体102と背景103から以下の(式3)で表現される赤外線熱量Q2を受ける。
Figure 2013190291
Figure 2013190291
上記(式2),(式3)において、σ=5.67×10-8[W・m-2・K-4]はステファン・ボルツマン定数、S1はセンサの受光面積、F12 (00)はセンサの背景に対する形態係数、F12 (01)はセンサの背景に対する形態係数、F12 (1)はセンサの人体に対する形態係数、ε1はセンサ輻射係数、ε2 (0)は背景物体輻射係数、ε2 (1)は人体輻射係数、T1はセンサ表面温度、T2は人体表面温度、T3は背景表面温度である。
図32は、赤外線センサのセンサ検出エリアを人体が横切ったときに赤外線センサが受光する赤外線熱量の変化を説明するための図である。
図32に示されるように、人体102が赤外線センサ101の視野(赤外線受光エリア104)の外から視野内に侵入すると、赤外線センサ101が受ける赤外線熱量は、上記(式2)で示された赤外線熱量Q1から上記(式3)で示された赤外線熱量Q2に変化する。
赤外線センサ101の受光熱量の変化量Q2−Q1の値は、「人体102と赤外線センサ101の距離」と、「人体温度T2と背景温度T3との温度差」の二つのパラメータに依存する。なお、赤外線センサ101と人体102との間の距離が近いほど、人体102の動作によって生じる変化量Q2−Q1の値は大きくなる。また、人体温度T2と背景温度T3との温度差T2−T3が大きいほど、変化量Q2−Q1の値は大きくなる。
一般的には、赤外線センサ101は、赤外線熱量の変化量Q2−Q1の値が所定のしきい値を超えていれば、人体102の動作を検出したと判断する。変化量Q2−Q1の値は、上述のように、「赤外線センサ101と人体102との距離」と、「人体温度T2と背景温度T3との温度差」に依存する。
したがって、変化量Q2−Q1のしきい値が一意的に決定されていれば、赤外線センサ101が人体102の動作を検出するエリア104は、人体温度T2と背景温度T3との温度差T2−T3に依存することが分かる。つまり、温度差T2−T3が変化すると、赤外線センサ101が人体102の動作を検出するエリア104の大きさも変化する。
図33は、人体温度T2と背景温度T3との温度差が変化することによってセンサ検出エリアの大きさが変化する様子を説明するための図である。
図33に示されるように、例えば、温度差T2−T3=5℃のときの赤外線受光エリア104aは、温度差T2−T3=3℃のときの赤外線受光エリア104bよりも大きくなる。
このように、従来の赤外線センサ装置は、人体温度と背景温度との温度差が変化することによってセンサ検出エリアの大きさが変化する。なお、人体近傍の背景温度を検出するために温度センサと赤外線センサをモジュール化し、温度センサにより検出された背景温度にしたがって赤外線センサの信号増幅率を制御することで人体動作の検出エリアを一定に保つことができる。しかし、この場合、モジュールが設置されている場所が背景と同一温度でなければならない。例えば、モジュールが発熱物体の上に設置されている場合は、人体近傍の背景温度を正確に検出することができないという問題があった。
上記問題は、人体を検出するための赤外線センサ装置に限らず、背景と一定の温度差をもつ物体の移動を検出するための赤外線センサ装置で生じる。すなわち、従来の赤外線センサは、物体の移動が赤外線センサから所望の距離範囲外で起きた場合であっても、物体と背景との温度差の大きさによっては、物体の移動が赤外線センサから所望の距離範囲内で起きたと誤判定してしまうことがある。
本発明は、物体と背景との温度差にかかわらず、物体の移動が赤外線センサから所望の距離範囲の検出エリア内で起きたかどうかを判断できる赤外線センサ装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる赤外線センサ装置は、赤外線受光エリアが一平面において放射状に分割されてなる複数の分割エリアに対して、上記分割エリアごとに設けられた複数の赤外線センサと、上記赤外線センサの出力に基づいて上記赤外線受光エリア内における物体の移動の有無を上記分割エリアごとに検出する検出部と、上記赤外線受光エリアでの上記分割エリアの配列における、上記検出部によって物体の移動が検出された上記分割エリアの配置パターンに基づいて、移動物体が上記赤外線センサから所定の距離範囲の検出エリア内にあるか否かを判定する判定部と、を備えたものである。
本発明の赤外線センサ装置は、赤外線受光エリアが一平面において放射状に分割されてなる複数の分割エリアについて、赤外線受光エリアでの分割エリアの配列における、物体の移動が検出された分割エリアの配置パターンに基づいて、移動物体が赤外線センサから所定の距離範囲の検出エリア内にあるか否かを判定するようにしたので、物体の移動が所望の検出エリア内で起きたかどうかを判断できる。
本発明の一実施例を説明するための構成図である。 同実施例の赤外線受光エリアが一平面において放射状に分割されてなる複数の分割エリアを説明するための図である。 赤外線受光エリア内に人体が存在している状態を概略的に示す図である。 図3におけるX−X位置での概略的な断面図と、その断面において移動する人体の位置と時間との関係を示す図である。 図4の時刻t0から時刻t2のときのセンサ出力電圧V11〜V18と時間との関係を示す図である。 図4の時刻t0から時刻t2のときのハイパスフィルタ出力電圧V21〜V28と時間との関係を示す図である。 ハイパスフィルタHPF1〜HPF8の出力電圧V22〜V28が時分割多重化されるときの出力電圧V31の経時変化を示す図である。 スイッチSW1〜SW9の切り替えタイミングを説明するための図である。 増幅器の出力電圧V41とウインドウコンパレータの出力信号V51,V52の経時変化と、一連の評価終了時の検出上限レジスタ及び検出下限レジスタの値を示す図である。 赤外線受光エリアのうち、赤外線センサから所定の距離範囲に位置する検出エリアの例を示す図である。 図10におけるA−A位置での概略的な断面図と、その断面において移動する人体40Aの位置と時間との関係を示す図である。 図11の時刻t0から時刻t6のときのセンサ出力電圧V11〜V18と時間との関係を示す図である。 図11の時刻t0から時刻t6のときのハイパスフィルタ出力電圧V21〜V28と時間との関係を示す図である。 図10におけるB−B位置での概略的な断面図と、その断面において移動する人体40Bの位置と時間との関係を示す図である。 図14の時刻t0から時刻t6のときのセンサ出力電圧V11〜V18と時間との関係を示す図である。 図14の時刻t0から時刻t6のときのハイパスフィルタ出力電圧V21〜V28と時間との関係を示す図である。 図10の人体40Aについて時刻t0から時刻t1の間の赤外線センサS1〜S8の出力電圧について一連の評価が終了した時の検出上限レジスタ及び検出下限レジスタの値を示す図である 図10の人体40Bについて時刻t0から時刻t1の間の赤外線センサS1〜S8の出力電圧について一連の評価が終了した時の検出上限レジスタ及び検出下限レジスタの値を示す図である。 赤外線受光エリア外に人体40A,40Bが位置している状態を示す図である。 図19におけるA−A位置での概略的な断面図と、その断面において移動する人体40Aの位置と時間との関係を示す図である。 図20の時刻t0から時刻t7のときのセンサ出力電圧V11〜V18と時間との関係を示す図である。 図20の時刻t0から時刻t7のときのハイパスフィルタ出力電圧V21〜V28と時間との関係を示す図である。 図19におけるB−B位置での概略的な断面図と、その断面において移動する人体40Bの位置と時間との関係を示す図である。 図23の時刻t0から時刻t7のときのセンサ出力電圧V11〜V18と時間との関係を示す図である。 図23の時刻t0から時刻t7のときのハイパスフィルタ出力電圧V21〜V28と時間との関係を示す図である。 図19の人体40Aに対する、時刻t3から時刻t4の間の赤外線センサS1〜S8の出力電圧について一連の評価が終了した時の検出上限レジスタ及び検出下限レジスタの値を示す図である。 図19の人体40Bに対する、時刻t2から時刻t3の間の赤外線センサS1〜S8の出力電圧について一連の評価が終了した時の検出上限レジスタ及び検出下限レジスタの値を示す図である。 本発明の他の実施例を説明するための構成図である。 図19の人体40Aの移動に対する、図20の時刻t0から時刻t7のときの増幅器出力電圧V31〜V38及び判定部30の出力と時間との関係を示す図である。 図19の人体40Bの移動に対する、図20の時刻t0から時刻t7のときの増幅器出力電圧V31〜V38及び判定部30の出力と時間との関係を示す図である。 赤外線センサと、人体と、検出エリア背景との温度の関係を説明するための図である。 赤外線センサのセンサ検出エリアを人体が横切ったときに赤外線センサが受光する赤外線熱量の変化を説明するための図である。 人体温度T2と背景温度T3との温度差が変化することによってセンサ検出エリアの大きさが変化する様子を説明するための図である。
図1は、本発明の一実施例を説明するための構成図である。図2は、同実施例の赤外線受光エリアが一平面において放射状に分割されてなる複数の分割エリアを説明するための図である。
ライン状に並べられた赤外線センサS1〜S8が配置されている。赤外線センサS1〜S8は等間隔かつ排他的視野をもつ。すなわち、赤外線センサS1〜S8は共通した領域を視野にしない。
図2に示されるように、赤外線受光エリア10は、上方から見た平面で放射状に複数の分割エリア1〜8に分割されている。分割エリア1〜8は赤外線センサS1〜S8が赤外線を受光する領域である。分割エリア1〜8の番号は赤外線センサS1〜S8の数字番号に対応している。
検出部20と判定部30が備えられている。検出部20は、赤外線センサS1〜S8の出力に基づいて赤外線受光エリア10内における物体の移動の有無を分割エリア1〜8ごとに検出する。判定部30は、赤外線受光エリア10での分割エリア1〜8の配列における、検出部20によって物体の移動が検出された分割エリアの配置パターンに基づいて、移動物体が赤外線センサS1〜S8から所定の距離範囲の検出エリア内にあるか否かを判定する。
検出部20は、ダミーセンサS9、ハイパスフィルタHPF1〜HPF9、スイッチSW1〜SW9、増幅器OP、ウインドウコンパレータWC、検出上限レジスタREGU、検出下限レジスタREGDを備えている。
ダミーセンサS9は赤外線センサS1〜S8と同一の構造をもつ。また、ダミーセンサS9は、赤外線受光エリア10からの赤外線の受光が遮光されている。
ハイパスフィルタHPF1〜HPF9は、赤外線センサS1〜S8又はダミーセンサS9に対応して設けられている。ハイパスフィルタHPF1〜HPF9には、赤外線センサS1〜S8又はダミーセンサS9の出力電圧V11〜V19が入力される。
スイッチSW1〜SW8は、ハイパスフィルタHPF1〜HPF8の出力電圧V21〜V28を時分割多重に切り替えて出力電圧V31として増幅器OPの非反転入力端子(+)に入力させる。スイッチSW9は、増幅器OPの反転入力端子(−)へのハイパスフィルタHPF9の出力電圧V29の入力と遮断を切り替える。
増幅器OPは、分割エリア1〜8に対応させて、赤外線センサS1〜S8に接続されたハイパスフィルタHPF1〜HPF8の出力電圧V21〜V28と、ダミーセンサS9に接続されたハイパスフィルタHPF9の出力電圧V29との電圧差を増幅する。すなわち、増幅器OPは、出力電圧V31と出力電圧V29との電圧差を増幅する。
ウインドウコンパレータWCは、増幅器OPの出力電圧V41が検出上限電圧(V2U)よりも大きい又は検出下限電圧(V2D)未満のときに物体の移動を検出した信号(例えばH信号)を分割エリア1〜8に対応させて出力する。また、ウインドウコンパレータWCは、出力電圧V41が検出上限電圧以下且つ検出下限電圧以上のときに物体の移動を検出しなかった信号(例えばL信号)を分割エリア1〜8に対応させて出力する。検出上限電圧についての信号は出力信号V51に出力される。検出下限電圧についての信号は出力信号V52に出力される。
検出上限レジスタREGUは、分割エリア1〜8に対応させてウインドウコンパレータWCの出力信号V51の信号を記憶する。検出上限レジスタREGDは、分割エリア1〜8に対応させてウインドウコンパレータWCの出力信号V52の信号を記憶する。
判定部30は、レジスタREGU,REGDに記憶されたH信号の配置パターンに基づいて、移動物体が赤外線センサS1〜S8から所定の距離範囲の検出エリア内にあるか否かを判定する。すなわち、判定部30は、赤外線受光エリア10での分割エリア1〜8の配列における、検出部20によって物体の移動が検出された分割エリアの配置パターンに基づいて、この判定を行なう。
この実施例の赤外線センサ装置は、赤外線センサS1〜S8の出力信号に基づく信号を増幅し、それらを処理することで赤外線受光エリア10内での物体の動作の有無を判定するものである。物体として人体が赤外線センサ装置の前を移動したときを例に挙げて、この実施例のこの実施例の動作を下記に説明する。
赤外線センサS1〜S9はセンサ素子温度に依存した電圧を出力する熱型赤外線センサである。分割エリア1〜8を人体が通過したときの赤外線センサS1〜S8の出力電圧の変化は図32に示した熱量変化と同様である。
図3は、赤外線受光エリア10内に人体40が存在している状態を概略的に示す図である。図4は、図3におけるX−X位置での概略的な断面図と、その断面において移動する人体の位置と時間との関係を示す図である。図5は、図4の時刻t0から時刻t2のときのセンサ出力電圧V11〜V18と時間との関係を示す図である。図6は、図4の時刻t0から時刻t2のときのハイパスフィルタ出力電圧V21〜V28と時間との関係を示す図である。なお、図5において、電圧V11〜V18が重なる位置では各電圧が認識されやすいように、線が少しずらして描画されている。図6においても同様である。
図3の状態では、人体40は分割エリア1,2にちょうどまたがって位置している。この状態では、赤外線センサS1,S2のみが人体40から赤外線を受光している。人体40が図3の位置から矢印方向へ分割エリア3,4にちょうどまたがる位置まで移動した状況を考える。
図4に示されるように、人体40が分割エリア1,2のみに位置するときの時刻をt0とする。人体40が分割エリア2,3のみに位置するときの時刻をt1とする。人体40が分割エリア3,4のみに位置するときの時刻をt2とする。
人体40が時刻t0の位置から時刻t2の位置へ移動したとき、赤外線センサ1〜8の出力電圧V11〜V18の経時変化は図5に示されるように振舞う。具体的に説明すると、時刻t0から時刻t1の範囲においては、赤外線センサS1の視野に入る人体40の割合は時間が経過するにつれ単調減少する。時刻t1において、人体40は赤外線センサ1の視野から完全に存在しなくなる。したがって、赤外線センサ1の出力電圧V11は、時刻t0から時刻t1にかけて単調減少し、時刻t1以降は変化しない。
また、時刻t0から時刻t1の範囲において、赤外線センサS2の視野に入る人体40の割合はほぼ変化しない。したがって、赤外線センサS2の出力電圧V12もほぼ変化しない。上記のように考えると、時刻t0から時刻t2の範囲において、赤外線センサS1〜S8の出力電圧V11〜V18の経時変化は図5に記載のとおりになることが分かる。
赤外線センサS1〜S8の直後には、例えばカットオフ周波数が1Hz(ヘルツ)程度のハイパスフィルHPF1〜HPF8が配置されている。赤外線センサS1〜S8の出力電圧V11〜V18が増加方向に変化しているとき、ハイパスフィルタHPF1〜HPF8の出力電圧V21〜V28は、電圧値V1を基準にして増加方向に変化する。
逆に、赤外線センサS1〜S8の出力電圧V11〜V18が減少方向に変化しているとき、ハイパスフィルタHPF1〜HPF8の出力電圧V21〜V28は、電圧値V1を基準にして減少方向に変化する。また、出力電圧V11〜V18が静止しているとき、ハイパスフィルタHPF1〜HPF8の出力電圧V21〜V28は、電圧値V1と等しくなろうとする。
図5及び図6を参照して、ハイパスフィルタHPF1の出力電圧V21について考える。時刻t0から時刻t1において、赤外線センサS1の出力電圧V11は、減少方向に変化する。したがって、ハイパスフィルタHPF1の出力電圧V21は、時刻t0から時刻t1において、減少方向へ変化する。
また、赤外線センサS1の出力電圧V11は、時刻t1以降では変化しない。したがって、ハイパスフィルタHPF1の出力電圧V21は、時刻t1以降ではハイパスフィルタの時定数したがってゆっくりと電圧値V1に戻っていく。
ハイパスフィルタHPF2〜HPF8の出力電圧V22〜V28についても同様に考えれば、ハイパスフィルタHPF2〜HPF8の出力電圧V22〜V28の経時変化は図6に示されたようになる。
図7は、ハイパスフィルタHPF1〜HPF8の出力電圧V22〜V28が時分割多重化されるときの出力電圧V31の経時変化を示す図である。図8は、スイッチSW1〜SW9の切り替え時期を説明するための図である。
図7上図に示されたように、例えば時刻t0から時間Tが経過すると、まずスイッチSW1とSW9がオン状態になる。このとき、スイッチSW2〜SW8はオフ状態である。スイッチSW1,SW9がオン状態である期間をφ1とする。期間φ1では、図7下図に示されたように、出力電圧V31は出力電圧V21と等しくなる(図1も参照。)。
スイッチSW1が一定時間オン状態を保つと(期間φ1が終了すると)、スイッチSW1はオフ状態となり、次にスイッチSW2がオンになる。このとき、スイッチSW9はオン状態である。スイッチSW1,SW3〜SW8はオフ状態である。スイッチSW2とスイッチSW9がオン状態である期間をφ2とする。期間φ2では、図7下図に示されたように、出力電圧V31は出力電圧V22と等しくなる(図1も参照。)。
出力電圧V31として、出力電圧V21〜V28が順番に与えられる。これらの状況を示したものが図7の下図である。期間φ1から期間φ8までの間に、スイッチSW1〜SW9のオン状態の時期とオフ状態の時期を示した図が図8である。各スイッチSW1〜SW9とも、Hのときにオン状態であり、Lのときにオフ状態が保持される。
ハイパスフィルタHPF1〜HPF8の出力電圧V21〜V28と、ハイパスフィルタHPF9の出力電圧V29との電圧差は、一定時間Tごとに時分割多重化され、その後、増幅器OPによって増幅される。増幅器OPは、増幅器OPの入力オフセットを同時に増幅するのを防ぐために、オートゼロ機能を備えていることが好ましい。
図9は、増幅器OPの出力電圧V41とウインドウコンパレータWCの出力信号V51,V52の経時変化と、一連の評価終了時の検出上限レジスタREGU及び検出下限レジスタREGDの値を示す図である。
増幅器OPの出力電圧V41は、出力電圧V31と出力電圧V29との電圧差を増幅したものになる(図9上図参照)。出力電圧V41はウインドウコンパレータWCに入力される。ウインドウコンパレータWCは、検出上限電圧に関する出力信号V51と、検出下限電圧に関する出力信号V52を出力する。
図9に示されるように、ウインドウコンパレータWCは、出力電圧V41が検出上限電圧V2Uを超えると、出力信号V51としてH信号を出力し、出力信号V52としてL信号を出力する。また、出力電圧V41が検出下限電圧V2Dを下回ると、ウインドウコンパレータWCは、出力信号V51としてL信号を出力し、出力信号V52としてH信号を出力する。出力電圧V41が検出上限電圧V2Uと検出下限電圧V2Dの間である場合は、ウインドウコンパレータWCは、出力信号V51,V52として両方ともL信号を出力する。
出力信号V51の値(H又はL)は検出上限レジスタREGUに格納される。出力信号V51の値は検出下限レジスタREGDに格納される。検出上限レジスタREGUと検出下限レジスタREGDは、ここではそれぞれ8ビット構成である。検出上限レジスタREGUと検出下限レジスタREGDには、分割エリア1〜8についての一連の評価結果の一回分が格納される。
検出上限レジスタREGUと検出下限レジスタREGDに格納されたデータは、判定部30に入力される。判定部30は、それらのデータにおけるH信号の配置パターンに基づいて赤外線受光エリア10の所定の距離範囲の検出エリア内に人体40が存在するかどうかを判定する。すなわち、判定部30は、赤外線受光エリア10での分割エリア1〜8の配列における、検出部20によって物体の移動が検出された分割エリアの配置パターンに基づいて、この判定を行なう。
次に、判定部30の判定動作の例について説明する。
図10は、赤外線受光エリアのうち、赤外線センサから所定の距離範囲に位置する検出エリアの例を示す図である。
例えば、検出エリア10Aは、赤外線センサS1〜S8から1m(メートル)以内の範囲に設定される。検出エリア10A内の人体動作が検出される場合、赤外線センサS1〜S8から1m程度離れた地点に人体が存在するときにちょうど複数の分割エリア(図10では分割エリア1〜3)を人体がまたぐ程度に、赤外線センサS1〜S8の視野が調節される(図10の人体40Aを参照。)。
赤外線センサS1〜S8の前に光学レンズ等が設置されることにより、赤外線センサS1〜S8の視野は任意に調節され得る。なお、図10において、符号40A,40Bは人体を表わしている。人体の頭部は衣服等に覆われていないので、人体動作の検出には人体の頭部の動作が検出されるのが一般的である。図10において、人体40Bは検出エリア10A外の赤外線受光エリア10Bに位置している。
図11は、図10におけるA−A位置での概略的な断面図と、その断面において移動する人体40Aの位置と時間との関係を示す図である。図12は、図11の時刻t0から時刻t6のときのセンサ出力電圧V11〜V18と時間との関係を示す図である。図13は、図11の時刻t0から時刻t6のときのハイパスフィルタ出力電圧V21〜V28と時間との関係を示す図である。
図10の状態では、人体40Aは分割エリア1,2,3にちょうどまたがって位置している。この状態では、赤外線センサS1,S2,S3のみが人体40Aから赤外線を受光している。人体40Aが図10の位置から矢印方向へ図11の時刻t0から時刻t6のように移動したとする。このとき、センサ出力電圧V11〜V18の経時変化は図12に示されるようになる。また、ハイパスフィルタ出力電圧V21〜V28の経時変化は図13に示されるようになる。
図14は、図10におけるB−B位置での概略的な断面図と、その断面において移動する人体40Bの位置と時間との関係を示す図である。図15は、図14の時刻t0から時刻t6のときのセンサ出力電圧V11〜V18と時間との関係を示す図である。図16は、図14の時刻t0から時刻t6のときのハイパスフィルタ出力電圧V21〜V28と時間との関係を示す図である。
図10の状態では、人体40Bは分割エリア1,2にちょうどまたがって位置している。この状態では、赤外線センサS1,S2のみが人体40Bから赤外線を受光している。人体40Bが図10の位置から矢印方向へ図14の時刻t0から時刻t6のように移動したとする。このとき、センサ出力電圧V11〜V18の経時変化は図15に示されるようになる。また、ハイパスフィルタ出力電圧V21〜V28の経時変化は図16に示されるようになる。
図17は、図10の人体40Aについて時刻t0から時刻t1の間の赤外線センサS1〜S8の出力電圧について一連の評価が終了した時の検出上限レジスタ及び検出下限レジスタの値を示す図である。図18は、図10の人体40Bについて時刻t0から時刻t1の間の赤外線センサS1〜S8の出力電圧について一連の評価が終了した時の検出上限レジスタ及び検出下限レジスタの値を示す図である。
まず、人体40Aについて考える。図10に示されるように、時刻t0において人体40Aは分割エリア1,2,3の3つをちょうどまたがって位置している。したがって、時刻t0から時刻t1になるまでに一連の増幅及び変換処理が実施されたとき、図17に示されるように、検出上限レジスタREGUには分割エリア1〜8の順にH,L,L,L,L,L,L,Lが格納される。また、検出下限レジスタREGDには分割エリア1〜8の順にL,L,L,H,L,L,L,Lが格納される。ここで、H信号が示された分割エリア1,4は、人体40Aの移動が検出された分割エリアである。
判定部30が検出上限レジスタREGU及び検出下限レジスタREGDについてビットごと(分割エリア1〜8ごと)にOR演算を行なうと、分割エリア1〜8の順にH,L,L,H,L,L,L,Lの信号配置パターンが得られる。人体40Aは分割エリア1〜8のうち3つ分をちょうどまたがる位置に存在していたので、時刻t0から時刻t1までに一連の増幅及び変換処理が実施されれば、判定部30はH信号の間に2つのL信号が挟まれた信号配置パターンを得る。
次に、人体40Bについて考える。図10に示されるように、時刻t0において人体40Bは分割エリア1,2の2つをちょうどまたがって位置している。したがって、時刻t0から時刻t1になるまでに一連の増幅及び変換処理が実施されたとき、図18に示されるように、検出上限レジスタREGUには分割エリア1〜8の順にH,L,L,L,L,L,L,Lが格納される。また、検出下限レジスタREGDには分割エリア1〜8の順にL,L,H,L,L,L,L,Lが格納される。ここで、H信号が示された分割エリア1,3は、人体40Aの移動が検出された分割エリアである。
判定部30が検出上限レジスタREGU及び検出下限レジスタREGDについてビットごとにOR演算を行なうと、分割エリア1〜8の順にH,L,H,L,L,L,L,Lの信号配置パターンが得られる。人体40Bは分割エリア1〜8のうち2つ分をちょうどまたがる位置に存在していたので、時刻t0から時刻t1までに一連の増幅及び変換処理が実施されれば、判定部30はH信号の間に1つのL信号が挟まれた信号配置パターンを得る。
このように、人体40Aと人体40Bで示した例で分かるように、H信号に挟まれるL信号の個数により、人体が赤外線センサS1〜S8からどの距離で動作したのかを認識することができる。この実施例では人体動作の検出エリア10Aが赤外線センサS1〜S8から1m以内なので、上記の例では、2つのH信号に挟まれるL信号の個数が2個以上であれば、人体が検出エリア10A内で動作したということが分かる。
すなわち、2つのH信号の間に幾つのL信号が挟まれるかという方法で赤外線センサS1〜S8から人体までの距離を認識する方法を採用したこの実施例は、従来技術の懸念事項であった背景と人体の表面温度差によって検出エリアの範囲が変化してしまうという問題を解決できる。
人体と背景の温度差が大きいときは、出力電圧V21〜V28の変化量が大きくなるだけで、2つのH信号に挟まれるL信号の個数は変化しない。つまり、検出上限電圧V2Uと検出下限電圧V2Dを充分超えられる程度に背景と人体の温度差があれば、背景と人体の表面温度差によって検出エリア10Aの範囲が変化することはない。
さらに、この実施例では赤外線センサS1〜S8の直後にハイパスフィルタHPF1〜HPF8が設置されている。ハイパスフィルタHPF1〜HPF8の出力信号V21〜V28は、赤外線センサS1〜S8の視野(赤外線受光エリア10)に人体が存在しないとき又は人体が静止しているとき、電圧V1となる。出力信号V21〜V28は、赤外線受光エリア10内で人体が動作したときのみ、電圧値V1に対して変化する。
つまり、赤外線センサS1〜S8の直後にハイパスフィルタHPF1〜HPF8が設置されていることにより、純粋に人体の動き(物体の移動)のみを検出することができる。これにより、赤外線センサ特有のDC(直流電流)オフセットや、背景温度のむらの影響を除去することができる。
以上をまとめる。複数の赤外線センサをライン状に並べ、ダミーセンサを配置し、赤外線センサとダミーセンサの出力にハイパスフィルタをそれぞれ設置し、赤外線センサとダミーセンサの電圧差を増幅する回路を考える。増幅された上記電圧差がある一定以上であればH信号を出力し、そうでなければL信号を出力して2値化する回路構成において、人体がちょうど1ビット分(分割エリア1つ分)を移動するまでに、一連の変換及び評価処理を行なう。
評価処理によって得られた検出上限レジスタと検出下限レジスタに格納された信号情報について、各bitのOR演算を行なう。得られた信号情報について、2つのH信号に挟まれるL信号の個数によって人体が赤外線センサの検出エリア内で動作したかどうかを判断する。2つのH信号に挟まれるL信号によって人体と赤外線センサの距離を識別する方法は、従来技術の懸念事項であった背景と人体の温度差によって検出範囲が変動してしまうという問題を解決した。
上記の判定部30の判定動作の例では、初期状態(時刻t0)で人体40A又は40Bが赤外線センサS1〜S8の赤外線受光エリア10内で静止している場合を考えた。
次に、初期状態では人体がS1〜S8の赤外線受光エリア10外に存在し、その後赤、赤外線受光エリア10内に入ってくる場合を考える。
図19は、赤外線受光エリア外に人体40A,40Bが位置している状態を示す図である。図20は、図19におけるA−A位置での概略的な断面図と、その断面において移動する人体40Aの位置と時間との関係を示す図である。図21は、図20の時刻t0から時刻t7のときのセンサ出力電圧V11〜V18と時間との関係を示す図である。図22は、図20の時刻t0から時刻t7のときのハイパスフィルタ出力電圧V21〜V28と時間との関係を示す図である。
図23は、図19におけるB−B位置での概略的な断面図と、その断面において移動する人体40Bの位置と時間との関係を示す図である。図24は、図23の時刻t0から時刻t7のときのセンサ出力電圧V11〜V18と時間との関係を示す図である。図25は、図23の時刻t0から時刻t7のときのハイパスフィルタ出力電圧V21〜V28と時間との関係を示す図である。
図26は、図19の人体40Aについて時刻t3から時刻t4の間の赤外線センサS1〜S8の出力電圧について一連の評価が終了した時の検出上限レジスタ及び検出下限レジスタの値を示す図である。図27は、図19の人体40Bについて時刻t2から時刻t3の間の赤外線センサS1〜S8の出力電圧について一連の評価が終了した時の検出上限レジスタ及び検出下限レジスタの値を示す図である。
図1及び図10から図18を参照して説明した判定部30上記の判定動作と同様に考えると、人体40Aの位置に対して、出力電圧V11〜V18の経時変化は図21に示されたようになり、出力電圧V21〜V28の経時変化は図22に示されたようになる。
図19の人体40Aはちょうど3つの分割エリアにまたがる大きさである。したがって、一連の増幅及び変換処理が終了された時に検出上限レジスタREGUに格納される値は、図26に示されたように、連続するH信号の個数が最大4個になる。
他方、図19の人体40Bはちょうど2つの分割エリアにまたがる大きさである。したがって、一連の増幅及び変換処理が終了した時に検出上限レジスタREGUに格納される値は、図27に示されたように、連続するH信号の個数が最大3個になる。
図10に示された場合のように、初期状態から人体40A,40Bが赤外線センサS1〜S8の赤外線受光エリア10に位置している場合、判定部30は、H信号に挟まれるL信号の個数で人体40A,40Bと赤外線センサS1〜S8の距離を認識できる。
これに対し、図19に示されたように初期状態では人体40A,40Bが赤外線センサS1〜S8の赤外線受光エリア10外に位置している場合、判定部30は、連続するH信号の個数で人体40A,40Bと赤外線センサS1〜S8の距離を認識できる。
このように、状況によって人体40A,40Bと赤外線センサS1〜S8の距離を認識する方法は異なるが、しきい値以上変化したビットの位置、すなわち人体の移動が検出された分割エリアの配置パターンに基づいて人体40A,40Bと赤外線センサS1〜S8の距離を識別するという基本構成は同じである。
なお、判定部30は、図1及び図10から図18を参照して説明した判定動作と、図1及び図19から図27を参照して説明した判定動作の両方を行なってもよい。さらに、人体の移動が検出された分割エリアの配置パターンに基づく他の判定動作を行なってもよい。
図1にしめされた実施例では、赤外線センサS1〜S8の出力を時分割多重化するが、本発明の赤外線センサ装置は、増幅器及びウインドウコンパレータを赤外線センサごとに備えているようにしてもよい。
図28は、本発明の他の実施例を説明するための構成図である。
この実施例は、図1に示された実施例と比較して、スイッチSW1〜SW8とレジスタREGU,REGDを備えていない。さらに、この実施例は、赤外線センサS1〜S8に対応して増幅器OP1〜OP8及びウインドウコンパレータWC1〜WC8を備えている。
増幅器OP1〜OP8の非反転入力端子(+)には、対応するダミーセンサS1〜S8に接続されたハイパスフィルタHPF1〜HPF8の出力電圧V21〜V28が入力される。増幅器OP1〜OP8の反転入力端子(−)には、ダミーセンサS9に接続されたハイパスフィルタHPF9の出力電圧V29がそれぞれ入力される。増幅器OP1〜OP8はオートゼロ機能を備えていることが好ましい。
増幅器OP1〜OP8の出力電圧V31〜V38は、対応するウインドウコンパレータWC1〜WC8に入力される。ウインドウコンパレータWC1〜WC8は、増幅器OP1〜OP8の出力電圧V31〜V38が検出上限電圧(V2U)よりも大きい又は検出下限電圧(V2D)未満のときに物体の移動を検出した信号(例えばH信号)を出力する。また、ウインドウコンパレータWC1〜WC8は、出力電圧V31〜V38が検出上限電圧以下且つ検出下限電圧以上のときに物体の移動を検出しなかった信号(例えばL信号)を出力する。
検出上限電圧についての信号は出力信号V41U〜V48Uに出力される。検出下限電圧についての信号は出力信号V41D〜V48Dに出力される。出力信号V41U〜V48U,号V41D〜V48Dは判定部30に入力される。
次に、この実施例の動作について説明する。
例えば図19に示されたように人体40A,40Bが初期状態では赤外線センサS1〜S8の赤外線受光エリア10外に位置しており、その後、人体40A,40Bが初期状態から右に移動して赤外線受光エリア10内に入ることを考える。
さらに、人体40Aは検出エリア10A内を移動し、人体40Bは検出エリア10A外を移動するので、人体40Aの動作のみを検出することを考える。分割エリア1〜8に対する人体40Aの位置と時刻t0〜t7との関係は図20に示された関係と同じであるとする。この場合、赤外線センサS1〜S8の出力電圧V11〜V18の経時変化は図21と同じである。また、ハイパスフィルタHPF1〜HPF8の出力電圧V21〜V28の経時変化は図22と同じである。
図29は、図19の人体40Aの移動に対する、図20の時刻t0から時刻t7のときの増幅器出力電圧V31〜V38及び判定部30の出力と時間との関係を示す図である。
増幅器OP1〜OP8は、出力電圧V29に対する出力電圧V21〜V28の差電圧を増幅する。増幅器OP1〜OP8の出力電圧V31〜V38の経時変化は図29に示されたようになる。
図19に示されたように、赤外線受光エリア10において、人体40Aは分割エリア1〜8のうちちょうど3つをまたぐ大きさである。したがって、人体40Aが赤外線受光エリア10内を移動する際、人体40Aは、分割エリア1〜8のうち最大4つをまたぐことになる。
そのため、図29に示されるように、ある時刻において、検出上限電圧V2Uを超える出力電圧V31〜V38は最大4つである。また、ある時刻において、検出下限電圧V2Dを超える出力電圧V31〜V38は最大4つである。
判定部30は、ある時刻において、ウインドウコンパレータWC1〜WC8の検出上限電圧についての出力信号V41U〜V48UのうちH信号が4つ以上である場合、又は出力信号V41D〜V48DのうちH信号が4つ以上である場合に、赤外線受光エリア10のうち検出エリア10Aで人体40Aの移動を検出した信号(H信号)を出力する(図29下図参照。)。
また、図19に示された人体40Bに関しては、赤外線受光エリア10において、人体40Bは分割エリア1〜8のうちちょうど2つをまたぐ大きさである(図23を参照。)。したがって、人体40Bが赤外線受光エリア10内を移動する際、人体40Bは、分割エリア1〜8のうち最大3つをまたぐことになる。人体40Bの移動時におけるハイパスフィルタHPF1〜HPF8の出力電圧V21〜V28の経時変化は、図25と同じである。
図30は、図19の人体40Bの移動に対する、図20の時刻t0から時刻t7のときの増幅器出力電圧V31〜V38及び判定部30の出力と時間との関係を示す図である。
図30に示されたように、人体40Bが赤外線受光エリア10内で移動したとき(図19を参照。)、ある時刻において検出上限電圧V2Uを越える出力電圧V31〜V38は3個以下である。
上述のように、判別部30は、出力信号V41U〜V48UのうちH信号が4つ以上である場合、又は出力信号V41D〜V48DのうちH信号が4つ以上である場合に、赤外線受光エリア10のうち検出エリア10Aで人体40Aの移動を検出した信号(H信号)を出力する。したがって、判別部30の出力信号OUTは、赤外線受光エリア10内の人体40Bの移動に関してH信号にはならない。
このように、図28に示された実施例の赤外線センサ装置は、動作している人体40A,40Bと赤外線センサS1〜S8との距離を認識することで、検出エリア10A内の人体40Aの動作を検出することができる。
以上、本発明の実施例が説明されたが、本発明は、実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施例では、赤外線受光エリア10内における人体40A,40Bの移動を検出しているが、本発明はこれに限定されない。本発明の赤外線センサ装置の検出対象は人体以外の物体であってもよい。
また、上記実施例では上方から見た平面で赤外線受光エリア10が放射状に分割されているが、本発明において赤外線受光エリアが分割される平面は、上方から見た平面に限定されず、いずれの方向から見た平面であってもよい。
また、本発明の赤外線センサ装置において、検出部の構成は上記実施例の検出部20の構成に限定されない。本発明の赤外線センサ装置における検出部は、赤外線センサの出力に基づいて赤外線受光エリア内における物体の移動の有無を分割エリアごとに検出できる構成であれば、どのような構成であってもよい。
また、本発明の赤外線センサ装置において、判定部の判定方法は上記実施例の検出部30の判定方法に限定されない。本発明の赤外線センサ装置における判定部は、赤外線受光エリアでの分割エリアの配列における、検出部によって物体の移動が検出された分割エリアの配置パターンに基づいて移動物体が赤外線センサから所定の距離範囲の検出エリア内にあるか否かを判定できる方法であれば、どのような判定方法を用いてもよい。
1〜8 分割エリア
10 赤外線受光エリア
10A 検出エリア
20 検出部
30 判定部
S1〜S8 赤外線センサ
S9 ダミーセンサ
HPF1〜HPF9 ハイパスフィルタ
OP,OP1〜OP8 増幅器
WC,WC1〜WC8 ウインドウコンパレータ
REGU 検出上限レジスタ
REGD 検出下限レジスタ
特開2009−288498号公報

Claims (6)

  1. 赤外線受光エリアが一平面において放射状に分割されてなる複数の分割エリアに対して、前記分割エリアごとに設けられた複数の赤外線センサと、
    前記赤外線センサの出力に基づいて前記赤外線受光エリア内における物体の移動の有無を前記分割エリアごとに検出する検出部と、
    前記赤外線受光エリアでの前記分割エリアの配列における、前記検出部によって物体の移動が検出された前記分割エリアの配置パターンに基づいて、移動物体が前記赤外線センサから所定の距離範囲の検出エリア内にあるか否かを判定する判定部と、を備えた赤外線センサ装置。
  2. 前記判定部は、物体の移動が検出された前記分割エリアが連続する個数に基づいて前記判定を行なう請求項1に記載の赤外線センサ装置。
  3. 前記判定部は、物体の移動が検出された複数の前記分割エリアの間に挟まれた、物体の移動が検出されなかった前記分割エリアの個数に基づいて前記判定を行なう請求項1に記載の赤外線センサ装置。
  4. 前記検出部は、前記赤外線センサと同一の構造をもち、且つ前記赤外線受光エリアからの赤外線の受光が遮光されたダミーセンサと、
    前記赤外線センサ及び前記ダミーセンサごとに設けられ、前記赤外線センサ又は前記ダミーセンサの出力が入力される複数のハイパスフィルタと、
    前記分割エリアに対応させて、前記赤外線センサに接続された前記ハイパスフィルタの出力電圧と、前記ダミーセンサに接続された前記ハイパスフィルタの出力電圧との電圧差を増幅する増幅器と、
    増幅された前記差電圧が、検出上限電圧よりも大きい又は検出下限電圧未満のときに物体の移動を検出した信号を出力し、検出上限電圧以下且つ検出下限電圧以上のときに物体の移動を検出しなかった信号を出力し、かつそれらの信号を前記分割エリアに対応させて出力するウインドウコンパレータと、を備えている請求項1から3のいずれか一項に記載の赤外線センサ装置。
  5. 前記検出部は、前記赤外線センサに接続された前記ハイパスフィルタの出力電圧を時分割多重に切り替えて1つの前記増幅器に入力させる複数のスイッチと、前記分割エリアに対応させて前記ウインドウコンパレータの出力信号を記憶するレジスタと、を備えている請求項4に記載の赤外線センサ装置。
  6. 前記検出部は、前記赤外線センサに接続された前記ハイパスフィルタごとに前記増幅器及びウインドウコンパレータを備えている請求項4に記載の赤外線センサ装置。
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