JP2013189847A - 自動ドア用取付装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動ドア用アルミフロントが出入口に予め設置された状態において、上枠に固着する固着部分と強度確保部分とを備え、逆L字状のハンガーローラの上方への移動を規制するレール上延部が形成され、下部に該レール上延部を支持する縦設板部を介して上面が凸条のレールが形成されたレール部10を備えた上部レール部材5が一体に設けられるベース部材2と,板状部材の一端のU字状のスリットにベース部材の裏側から挿入されるボルトを通し、表面からナットで締め付けベース部材2と連結固定するとともに、複数のボルト穴にボルトを螺合させて、ドアの開閉を行う駆動モータ50を固定するモータ取付部材13とを備え、モータ取付部材と堅枠側取付部材とをL字状に一体形成する取付金具と,によって構成する。
【選択図】図2
Description
駆動機構120は、既知構成のものであり(特開2002−115448号公報参照)、取付用横向ベース130に設けられており、駆動源としてのモータ140と、伝達機構150とを備えて構成されている。そして、モータ140からの駆動力が伝達機構150を介してドア110に伝達されてドア110の開閉が行われるようになっている。
前記第1ベルト機構151は、モータ140のモータ出力軸140aに軸着された第1歯付主動プーリ142と第1歯付従動プーリ143とを備え、これら第1歯付主動プーリ142と第1歯付従動プーリ143に、第1歯付ベルト144を巻き掛けて構成されている。
ドア110には、2つの連結具180a,180bを介してハンガーローラが取り付けられており、この2つの連結具の内、一方の連結具180bには、第2歯付ベルト147が連結されている。このようにして第2歯付きベルト147に連結されたドア110が、図示しない走行レール等を用いて、モータ140の駆動により開閉自在となっている。
そこで、従来から、モータ140に回転数の高いモータを使用し、減速してトルクを高くして、ドア110を開閉することが行われている。そのため、従来の自動ドア装置においては、減速機構170が必要なものとなっていた。
また、従来の自動ドア装置にあっては、ドア110を開閉するために大きなトルクを必要とするため、モータ140に回転数の高いモータを使用する必要がある。このため、ドア110が開閉する際に駆動するモータ140の回転によって、回転振動が生じ、この回転振動がベースに伝わり、異音を発している。そこで、従来の自動ドア装置にあっては、この異音の発生を抑えるため、モータ140と減速機構170が設けられた取付部材160を取り付けた取付用横向ベース130とフロントベースとの間にゴム等によって構成される防振材を介在させている。このため、装置そのものが大きくなり、部品点数も多いなるという問題点を有している。
アルミニウム引き抜き材によって所定の長さで真っ直ぐにのびるように形成されており、前記自動ドア用アルミフロントの上枠に固着する固着部分と、該固着部分に連設し、前記ドアを吊り下げたときの前記ドアの荷重を支える補強部材である中空構造に形成される強度確保部分とを備え、
前記強度確保部分には、逆L字状となる形状に形成され前記ドアに取り付けられるハンガーローラの上方への移動を規制するレール上延部が形成され、前記レール上延部の下部に該レール上延部を支持する縦設板部を介して前記レール上延部の下側に、上面が凸条のレールが形成されたレール部を備えた上部レール部材が一体に設けられるベース部材と,
板状に形成され上端部に段差部が設けられ、下側に前記ベース部材の一方の端部を差し込み前記段差部の位置まで挿入し、一端にU字状のスリットが形成され、該スリットに前記ベース部材の裏側から挿入されるボルトを通し、表面からナットで締め付け前記ベース部材と連結固定するとともに、複数箇所にボルト穴が形成され、該ボルト穴のそれぞれにボルトを螺合させて、前記ドアの開閉を行うダイレクトドライブ・モータからなる駆動モータを固定するモータ取付部材と、
板状の部材で形成され、該板状部材の側部に切欠孔が形成され、該切欠孔に前記自動ドア用アルミフロントの堅枠の外側からボルトを嵌合し、該ボルトにナットを螺嵌して締め付けることにより前記自動ドア用アルミフロントの堅枠に固定される堅枠側取付部材とを備え、
前記モータ取付部材と前記堅枠側取付部材とをL字状となるように一体に形成してなる取付金具と,
によって構成してなり、
前記ベース部材と前記駆動モータとを、前記取付金具によって共に前記自動ドア用アルミフロントの堅枠に取り付け支持するようにしたことを特徴としている。
前記堅枠側取付部材の側部上部及び側部下部に形成する前記切欠孔に前記自動ドア用アルミフロントの堅枠の外側から、ボルトを嵌合し、該ボルトにナットを螺嵌して、前記ボルトと前記ナットを締め付けることによって前記取付金具の前記堅枠側取付部材を前記自動ドア用アルミフロントの堅枠に固定するようにしたことを特徴としている。
図1、図2には、本発明に係る自動ドア取付装置の第1実施例が示されている。
図1に図示の自動ドア取付装置の第1実施例は、予め市販の自動ドア用アルミフロントAが堅枠Bに設置されている場合で、この市販の自動ドア用アルミフロントAに自動ドアを設置する取付ベースと自動ドアを開閉移動するモータを取り付ける内蔵タイプの自動ドア取付装置である。
図1は本発明に係る自動ドア取付装置の一実施の形態を示す全体正面図、図2は図1に示す自動ドア取付装置に自動ドア駆動用モータの取付組立斜視図である。
ベース部材2は、各アルミサッシメーカーが市販している自動ドア用アルミフロントに取り付けるドアを開閉するための駆動モータ50を取り付けるための内蔵式中芯吊りベースである。そして、このベース部材2は、いわゆるハンガーレールであって、自動ドア用アルミフロントの上枠A内に設けられるものである。
また、ベース部材2は、自動ドア用アルミフロントの上枠Aに固着される固着部分6と、中空構造となる強度確保部分7とを有して、例えば図2のような断面形状となるように形成されている。
そして、このレール上延部8は、ハンガーローラの上方への移動を規制するために形成されている。このレール上延部8とレール部10は、ハンガーローラの直径に合わせて配置されている。このレール部10は、水平方向に沿って形成されている。
レール部10の上側には、凸条(ここでは断面視蒲鉾形状となる突条)となるレール11がベース部材2の延在方向に真っ直ぐに形成されている。
取付金具3は、ベース部材2と、ドアの開閉を行う駆動モータ50とを一緒に自動ドア用アルミフロントの堅枠Bに固定する金具である。そして、この取付金具3は、ベース部材2の一端部とジョイントすると共に、ドアの開閉を行う駆動モータ50を取り付けるモータ取付部材12と、ベース部材2の一端部を自動ドア用アルミフロントの堅枠Bにコーナーピース4を介して固定するための堅枠側取付部材13とによって構成されている。
モータ取付部材12には、一端にU字状のスリット15が設けられており、このスリット15には、ベース部材2の裏側から挿入されるボルト16を通し、モータ取付部材12の表面からナット17で締め付け固定してベース部材2とモータ取付部材12とを連結固定するようになっている。
このようにモータ取付部材12は、2本のボルト16、19と、2本のナット17、20によってベース部材2と連結固定されている。
また、モータ取付部材12の略中央には、穴29が設けられている。この穴29は、貫通した穴である。
このDDモータは、損失、特にフリクションロス(ベルト、チェーン、歯車、減速機(ギアボックス)の摩擦による損失)を最小限にすることができ、シンプルな機構で、接触部が従来機構よりも減って、接触や振動を起こす部品が減っており、騒音を小さくすることができ、動作機構部品を減らすことができメンテナンスや交換の頻度が減らすことができるといった優れた特性を有している。
堅枠側取付部材13には、側部上部に切欠孔30が形成されている。この切欠孔30は、自動ドア用アルミフロントの堅枠Bの外側から、コーナーピース4を通して、ボルト31を嵌合し、このボルト31にナット32を螺嵌して自動ドア用アルミフロントの堅枠Bに固定するようになっている。
したがって、モータ取付部材12と堅枠側取付部材13とによって構成される取付金具3は、コーナーピース4と共に自動ドア用アルミフロントの堅枠Bに固定されている。
図中、37は、堅枠側取付部材13に設けられた駆動モータ50に電源を供給するための電線挿入孔である。この堅枠側取付部材13の電線挿入孔37に対応して、コーナーピース4にも、電線挿入孔38が設けられている。
したがって、ベース部材2と駆動モータ50は、自動ドア用アルミフロントの両側の堅枠Bによって固定支持される。
また、駆動モータ50に駆動対象に電動機(モーター)の回転力を間接的機構(ギアボックスなど)を介さずに直接伝達するダイレクトドライブ・モータ(DDモータ)を用いているため、従来よりも小さなモータを使用することができ、また、モータと別個に減速機を設ける必要が無く、フリクションロスを最小限にすることができるので、振動、騒音を小さくすることができ、従来のような防振ゴムを用いる必要がない。
さらに、モータと別個に減速機を設ける必要が無いので、駆動モータ50の取り付けを容易に行うことができる。
図3〜図5には、本発明に係る自動ドア取付装置の第2実施例が示されている。
図3〜図5に図示の自動ドア取付装置の第2実施例は、市販の自動ドア用アルミフロントが設置されておらず、既設あるいは新設の鴨居やフロント無目に自動ドアを設置する取付ベースと自動ドアを開閉移動するモータを取り付ける後付けタイプの自動ドア取付装置である。
ベース部材61は、各アルミサッシメーカーが市販している自動ドア用アルミフロントが取り付けられていない既設あるいは新設の鴨居や、フロント無目に自動ドアを設置する場合の後付けタイプのベースである。そして、このベース部材61は、いわゆるハンガーレールである。
また、ベース部材61は、上部に逆L字状となる形状に形成される上部カバー部材64が設けられている。この上部カバー部材64は、自動ドア装置の上側を覆うためのものである。この上部カバー部材64には、既設あるいは新設の鴨居や、フロント無目Cに固定するための縦設固定板部65が設けられており、この縦設固定板部65の下端部にL字状となる形状に形成される下部レール部材66が設けられている。
このように、ベース部材61は、上部カバー部材64と、縦設固定板部65と、下部レール部材66によって断面コの字状に構成されている。
このビス穴d1,d2,d3,d4の位置に合わせて、ベース部材61に、ビス68a,68b,68c,68dを穴明加工するようになっている。したがって、ベース部材61は、ビス68a,68b,68c,68dによって既設又は新設のフロント無目Cの任意の位置に直付けされる。
下部レール部材66の上側には、凸条(ここでは断面視蒲鉾形状となる突条)となるレール70がベース部材61の延在方向に真っ直ぐに形成されている。
取付金具62は、ベース部材61と、ドアの開閉を行う駆動モータ50とを一緒に固定する金具である。そして、この取付金具62は、ベース部材61の一端部とジョイントすると共に、ドアの開閉を行う駆動モータ50を取り付けるモータ取付部材71と、ベース部材61の一端部を塞ぐサイドカバー63を取り付けるサイドカバー取付部材72とによって構成されている。
モータ取付部材71には、一端にU字状のスリット74が設けられており、このスリット74には、ベース部材61の裏側から挿入されるボルト75を通し、モータ取付部材71の表面からナット76で締め付け固定してベース部材61モータ取付部材71とを連結固定するようになっている。
このようにモータ取付部材71は、2本のボルト75、78と、2本のナット76、79によってベース部材61と連結固定されている。
また、モータ取付部材71の略中央には、穴88が設けられている。この穴88は、貫通した穴である。
サイドカバー取付部材72には、穴89が形成されており、この穴89には、ボルト90を嵌合し、このボルト90にナット91を螺嵌してサイドカバー63をサイドカバー取付部材72に固定するようになっている。
このようにサイドカバー63は、ボルト90,93と、ナット91,94によってサイドカバー取付部材72に固定されている。
すなわち、サイドカバー63は、取付金具62のサイドカバー取付部材72に固定してサイドカバー取付部材72の外側を覆い、内部が見えないようにしている。
すなわち、サイドカバー63は、既設又は新設のフロント無目Cの任意の位置に設けたビス穴d1,d2,d3,d4,d5に、ベース部材61を貫通してビス68a,68b,68c,68dを螺嵌して、ベース部材61を既設又は新設のフロント無目Cに固定することによって、既設又は新設のフロント無目Cに固定している。
また、図中、96は、ビス97,98によってモータ取付部材71の上端に取り付けるモータ上部カバーである。
また、駆動モータ50に駆動対象に電動機(モーター)の回転力を間接的機構(ギアボックスなど)を介さずに直接伝達するダイレクトドライブ・モータ(DDモータ)を用いているため、従来よりも小さなモータを使用することができ、また、モータと別個に減速機を設ける必要が無く、フリクションロスを最小限にすることができるので、振動、騒音を小さくすることができ、従来のような防振ゴムを用いる必要がない。
さらに、モータと別個に減速機を設ける必要が無いので、駆動モータ50の取り付けを容易に行うことができる。
2,61…………………ベース部材
3,62…………………取付金具
4…………………………コーナーピース
5…………………………上部レール部材
7…………………………レール上延部
10………………………レール部
12………………………モータ取付部材
13,71………………モータ取付部材
50………………………駆動モータ
63………………………サイドカバー
64………………………上部カバー部材
65………………………縦設固定板部
66………………………下部レール部材
72………………………サイドカバー取付部材
Claims (2)
- 上枠が一対の堅枠に取り付けられて門型に形成され自動ドアを取り付けるための出入口正面の枠部材である市販の自動ドア用アルミフロントが物体が出入りする出入口に予め設置された状態において、前記自動ドア用アルミフロントの前記上枠に前記自動ドアを設置するための自動ドア取付装置であって,
アルミニウム引き抜き材によって所定の長さで真っ直ぐにのびるように形成されており、前記自動ドア用アルミフロントの上枠に固着する固着部分と、該固着部分に連設し、前記ドアを吊り下げたときの前記ドアの荷重を支える補強部材である中空構造に形成される強度確保部分とを備え、
前記強度確保部分には、逆L字状となる形状に形成され前記ドアに取り付けられるハンガーローラの上方への移動を規制するレール上延部が形成され、前記レール上延部の下部に該レール上延部を支持する縦設板部を介して前記レール上延部の下側に、上面が凸条のレールが形成されたレール部を備えた上部レール部材が一体に設けられるベース部材と,
板状に形成され上端部に段差部が設けられ、下側に前記ベース部材の一方の端部を差し込み前記段差部の位置まで挿入し、一端にU字状のスリットが形成され、該スリットに前記ベース部材の裏側から挿入されるボルトを通し、表面からナットで締め付け前記ベース部材と連結固定するとともに、複数箇所にボルト穴が形成され、該ボルト穴のそれぞれにボルトを螺合させて、前記ドアの開閉を行うダイレクトドライブ・モータからなる駆動モータを固定するモータ取付部材と、
板状の部材で形成され、該板状部材の側部に切欠孔が形成され、該切欠孔に前記自動ドア用アルミフロントの堅枠の外側からボルトを嵌合し、該ボルトにナットを螺嵌して締め付けることにより前記自動ドア用アルミフロントの堅枠に固定される堅枠側取付部材とを備え、
前記モータ取付部材と前記堅枠側取付部材とをL字状となるように一体に形成してなる取付金具と,
によって構成してなり、
前記ベース部材と前記駆動モータとを、前記取付金具によって共に前記自動ドア用アルミフロントの堅枠に取り付け支持するようにした
ことを特徴とする自動ドア取付装置。 - 前記取付金具の前記自動ドア用アルミフロントの堅枠への取付は,
前記取付金具を前記自動ドア用アルミフロントの堅枠に取り付ける際の連結材としての役割を果たすもので、前記取付金具の前記堅枠側取付部材への取付に先立って、前記自動ドア用アルミフロントの堅枠側に形成される通し穴に通したボルトボルトにナットを螺合し、ボルトとナットによって前記自動ドア用アルミフロントの堅枠に固定されるコーナーピースを前記取付金具と前記自動ドア用アルミフロントの堅枠との間に介在させて、
前記堅枠側取付部材の側部上部及び側部下部に形成する前記切欠孔に前記自動ドア用アルミフロントの堅枠の外側から、ボルトを嵌合し、該ボルトにナットを螺嵌して、前記ボルトと前記ナットを締め付けることによって前記取付金具の前記堅枠側取付部材を前記自動ドア用アルミフロントの堅枠に固定するようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の自動ドア取付装置。
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JP2012062720A (ja) * | 2010-09-17 | 2012-03-29 | Solic:Kk | 自動ドア用取付装置 |
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