JP2013189144A - 車両走行システム及び車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】特別な連結構造を必要とせず、内燃機関で走行する車両と電動モータで走行する車両との間等で走行中にエネルギの授受を可能にする。
【解決手段】ステップS206で車両の加速度と重量とを乗じてバンパ加重を算出し、ステップS207に移行して、バンパ加重が閾値以上か否かの判定をする。ステップS207の判定が「YES」となったら、車両のバンパが破損する可能性があると判断して、ステップS208に移行し、バンパが破損しない最低限の範囲内で、車両のブレーキを自動的に作動させる。
【選択図】図5
【解決手段】ステップS206で車両の加速度と重量とを乗じてバンパ加重を算出し、ステップS207に移行して、バンパ加重が閾値以上か否かの判定をする。ステップS207の判定が「YES」となったら、車両のバンパが破損する可能性があると判断して、ステップS208に移行し、バンパが破損しない最低限の範囲内で、車両のブレーキを自動的に作動させる。
【選択図】図5
Description
本発明は、二つの車両の間で走行中にエネルギの授受を行えるようにした車両走行システムに関し、特に、特別な連結構造を備えなくても走行中にエネルギの授受を行えるようにした車両走行システムに関する。
二つの車両の間で走行中にエネルギの授受を可能とした従来の技術としては、エンジンを搭載した貨物自動車を先頭車両であって自走式の車両とし、ハイブリッド電気自動車又は電動式原動機搭載車両を後続車両であって非自走式の車両とし、そして、それら先頭車両と後続車両とをタンデムに連結することで、ハイブリッド電気自動車と同等の連結自動車を得るとともに、運動エネルギの一部を後続車両の回生ブレーキで電気エネルギに変換してバッテリに蓄えて有効活用するようにしたものが知られている(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、先頭車両と後続車両とを機械的に連結して走行させる構成であるため、それらの連結のためのジョイント部品等を各車両が備える必要があった。このため、車体の外観自体を作り替える必要があり、一般の車両には展開することが困難であるという課題があった。
本発明は、このような従来の技術が有する未解決の課題に着目してなされたものであって、特別な連結構造を必要とせず、先頭車両と後続車両とが連結して走行することを可能とする車両走行システム及び車両を提供することを目的としている。
本発明は、このような従来の技術が有する未解決の課題に着目してなされたものであって、特別な連結構造を必要とせず、先頭車両と後続車両とが連結して走行することを可能とする車両走行システム及び車両を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る車両走行システムは、接触状態で押しながら走行する先行車両及び後続車両の接触部分に加わる加重を検出し、その加重が許容加重を越えないようにそれら後続車両及び先行車両の少なくとも一方の加減速度等の走行状態を制御するようにした。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る車両は、他の車両との接触部分に加わる加重を検出する加重検出手段と、前記加重検出手段が検出した前記加重が許容加重を越えないように加速度又は減速度を制御する走行状態制御手段と、を備えた。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る車両は、他の車両との接触部分に加わる加重を検出する加重検出手段と、前記加重検出手段が検出した前記加重が許容加重を越えないように加速度又は減速度を制御する走行状態制御手段と、を備えた。
本発明によれば、後続車両が先行車両を後方から接触状態で押しながら各車両を走行させるときに、それら二つの車両間に加わる加重が許容加重を越えないように自動的に走行状態が制御されるため、車両のバンパ等が破損する可能性を低減でき、よって、特別な連結構造を設けることなく、接触状態での走行が行えるという効果がある。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1実施形態)
(構成)
図1は、本発明に係る車両走行システムの第1実施形態における車両の概念的な構成を示す平面図であり、この実施形態では、後続車両としのて車両Aが、先行車両としての車両Bを後方から接触状態で押しながら走行するという構成となっている。
即ち、図1において、車両A及び車両Bの進行方向は、左方から右方になっており、従って、図1に示す状態は、車両Aのノーズ(先端部)が車両Bのテール(尾端部)を押す状態に移行する直前を示している。
(第1実施形態)
(構成)
図1は、本発明に係る車両走行システムの第1実施形態における車両の概念的な構成を示す平面図であり、この実施形態では、後続車両としのて車両Aが、先行車両としての車両Bを後方から接触状態で押しながら走行するという構成となっている。
即ち、図1において、車両A及び車両Bの進行方向は、左方から右方になっており、従って、図1に示す状態は、車両Aのノーズ(先端部)が車両Bのテール(尾端部)を押す状態に移行する直前を示している。
車両Aは、エンジン(内燃機関)10を駆動源としガソリンをエネルギ源とした所謂ガソリン車であって、エンジン10で発生した駆動力は、クラッチ11及び変速機12を介してディファレンシャルギア13に伝達されるようになっている。ディファレンシャルギア13にはドライブシャフト13a、13aの内端側が連結され、そのドライブシャフト13a,13aの外端部には、前輪としての駆動輪14F、14Fが固定されている。なお、図1中、14R、14Rは、後輪となる従動輪である。また、図1は模式図であるため、サスペンションや操舵機構については図示を省略している。
そして、車両Aには、サスペンションのストローク量を検出するサスペンションストロークセンサ15と、車体に発生する前後方向の加速度を加速度センサ16と、ハンドルの操舵角を検出する操舵角センサ17と、アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルストロークセンサ18と、ブレーキペダルの踏み込み量を検出するブレーキストロークセンサ19と、車速を検出する車速センサ20とが設けられている。
さらに、車両Aにはマイクロコンピュータや必要なメモリ、インタフェース回路等から構成されたコントローラ21が搭載されていて、そのコントローラ21には、各センサ15〜20から出力された各信号が供給されるようになっている。
即ち、サスペンションストロークセンサ15が出力するサスペンションストローク検出信号SS1と、操舵角センサ17が出力する操舵角検出信号θ1と、アクセルストロークセンサ18が出力するアクセルストローク検出信号AS1と、ブレーキストロークセンサ19が出力するブレーキストローク検出信号BS1と、車速センサ20が出力する車速検出信号V1とが、コントローラ21に供給されるようになっている。
即ち、サスペンションストロークセンサ15が出力するサスペンションストローク検出信号SS1と、操舵角センサ17が出力する操舵角検出信号θ1と、アクセルストロークセンサ18が出力するアクセルストローク検出信号AS1と、ブレーキストロークセンサ19が出力するブレーキストローク検出信号BS1と、車速センサ20が出力する車速検出信号V1とが、コントローラ21に供給されるようになっている。
さらに、車両Aには、車体の前端部と後端部とにカメラ22F、22Rが設けられている。前端部のカメラ22Fは、進行方向前方に存在する他の車両や障害物などを撮影するたえのカメラであり、後端部の22Rは、進行方向の後方に存在する他の車両屋などを撮影するものである。そして、それらカメラ22F、22Rが撮影した画像情報はコントローラ21に供給されるようになっている。コントローラ21は、供給された画像情報に基づいて、前方車両又は後方車両との間の車間距離等を検出するようになっている。
また、車両Aには、送受信装置23が設けられている。送受信装置23は、車車間通信により、或いは、外部の情報センタを介した通信により種々の情報の遣り取りを行うために設けられたものである。本実施形態では、特に、送受信装置23は、車両Bの走行状態に関する情報を取得するため、及び、車両Aの走行状態に関する情報を車両Bに送信するために、コントローラ21によって制御されるようになっている。
そして、コントローラ21は、各センサ15〜20から供給される各検出信号、カメラ22F、22Rから供給される画像情報、送受信装置23から供給される通信情報に基づき、後述する演算処理を実行する。特に、本実施形態では、車両Aは、所謂ブレーキバイワイヤ、アクセルバイワイヤと称されるシステムが搭載されていて、コントローラ21がそれらバイワイヤシステムを制御することで、運転者の操作とは別に、車両Aの走行状態としての加減速度を制御できるようになっている。
一方、車両Bは、モータ40を駆動源としバッテリ41Aに蓄えられた電力をエネルギ源とした所謂電気自動車であって、モータ40で発生した駆動力は、変速機42を介してディファレンシャルギア43に伝達されるようになっている。また、モータ40は、三相同期電動機や三相誘導電動機等の力行程及び回生運動の両方が可能になっている交流モータであって、且つ、バッテリ41Aとしては、ニッケル水素電池或いはリチウムイオン電池が用いられる。そして、モータ40が発電機として動作する場合には、そのモータ40で発電された交流電流はインバータ41Bによって直流電流に変換されてバッテリ41Aに充電されるようになっている。
そして、ディファレンシャルギア43にはドライブシャフト43a、43aの内端側が連結され、そのドライブシャフト43a,43aの外端部には、前輪としての駆動輪44F、44Fが固定されている。なお、図1中、44R、44Rは、後輪となる従動輪である。また、図1は模式図であるため、車両Bについても、サスペンションや操舵機構については図示を省略している。
そして、車両Bには、サスペンションのストローク量を検出するサスペンションストロークセンサ45と、車体に発生する前後方向の加速度を加速度センサ46と、ハンドルの操舵角を検出する操舵角センサ47と、アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルストロークセンサ48と、ブレーキペダルの踏み込み量を検出するブレーキストロークセンサ49と、車速を検出する車速センサ50とが設けられている。
さらに、車両Bにはマイクロコンピュータや必要なメモリ、インタフェース回路等から構成されたコントローラ51が搭載されていて、そのコントローラ51には、各センサ45〜50から出力された各信号が供給されるようになっている。
即ち、サスペンションストロークセンサ45が出力するサスペンションストローク検出信号SS2と、操舵角センサ47が出力する操舵角検出信号θ2と、アクセルストロークセンサ48が出力するアクセルストローク検出信号AS2と、ブレーキストロークセンサ49が出力するブレーキストローク検出信号BS2と、車速センサ50が出力する車速検出信号V2とが、コントローラ51に供給されるようになっている。
即ち、サスペンションストロークセンサ45が出力するサスペンションストローク検出信号SS2と、操舵角センサ47が出力する操舵角検出信号θ2と、アクセルストロークセンサ48が出力するアクセルストローク検出信号AS2と、ブレーキストロークセンサ49が出力するブレーキストローク検出信号BS2と、車速センサ50が出力する車速検出信号V2とが、コントローラ51に供給されるようになっている。
さらに、車両Bには、車体の前端部と後端部とにカメラ52F、52Rが設けられている。前端部のカメラ52Fは、進行方向前方に存在する他の車両や障害物などを撮影するたえのカメラであり、後端部の52Rは、進行方向の後方に存在する他の車両屋などを撮影するものである。そして、それらカメラ52F、52Rが撮影した画像情報はコントローラ51に供給されるようになっている。コントローラ51は、供給された画像情報に基づいて、前方車両又は後方車両との間の車間距離等を検出するようになっている。
また、車両Bには、送受信装置53が設けられている。送受信装置53は、車車間通信により、或いは、外部の情報センタを介した通信により種々の情報の遣り取りを行うために設けられたものである。本実施形態では、特に、送受信装置53は、車両Aの走行状態に関する情報を取得するため、及び、車両Bの走行状態に関する情報を車両Aに送信するために、コントローラ51によって制御されるようになっている。
そして、コントローラ51は、各センサ45〜50から供給される各検出信号、カメラ52F、52Rから供給される画像情報、送受信装置53から供給される通信情報に基づき、後述する演算処理を実行する。特に、本実施形態では、車両Bは、所謂ブレーキバイワイヤ、アクセルバイワイヤと称されるシステムが搭載されていて、コントローラ51がそれらバイワイヤシステムを制御することで、運転者の操作とは別に、車両Bの走行状態としての加減速度を制御できるようになっている。
(制御内容)
次に、本実施形態における制御内容について説明する。
図2乃至図7は、車両Aのコントローラ21、車両Bのコントローラ51内で実行される処理の概要を示すフローチャートであり、これら各処理が実行されることで、ドライバのアクセルペダル操作やブレーキペダル操作とは別に、エンジン10、モータ40への駆動力(加速度)制御や、ブレーキ装置への制動力(減速度)制御が行われることで、車両Aが後方から車両Bを接触状態で押しながら各車両A及び車両Bが走行するようになっている。なお、コントローラ21、51内で実行される各演算処理は、例えば1サンプリング10msのように一定時間毎の割り込み処理として繰り返し実行される。
次に、本実施形態における制御内容について説明する。
図2乃至図7は、車両Aのコントローラ21、車両Bのコントローラ51内で実行される処理の概要を示すフローチャートであり、これら各処理が実行されることで、ドライバのアクセルペダル操作やブレーキペダル操作とは別に、エンジン10、モータ40への駆動力(加速度)制御や、ブレーキ装置への制動力(減速度)制御が行われることで、車両Aが後方から車両Bを接触状態で押しながら各車両A及び車両Bが走行するようになっている。なお、コントローラ21、51内で実行される各演算処理は、例えば1サンプリング10msのように一定時間毎の割り込み処理として繰り返し実行される。
そして、図2には、コントローラ21、51内で実行される処理の全体を示すフローチャートである。先ず、前提として、車両Aのドライバと車両Bのドライバとの間で、接触状態で押しながら走行することについて同意がなされているとする。そして、ステップS100において、車両A及び車両Bがそれぞれ独立に走行している独立走行状態から、車両Aが車両Bを後方から押す接触状態に移行する「接触状態移行処理」が実行される。そして、ステップS100で独立走行状態から接触状態に移行した後に、ステップS200に移行して、接触状態での走行を適切に行うための「接触走行処理」が実行される。さらに、ステップS300において、接触状態での走行を終了させる条件となったか否かを各種情報に基づいて判断する「接触走行終了判断処理」が実行され、このステップS300の処理で接触走行を継続させるという判断が行われた場合にはステップS200に戻り、ステップS300で接触走行を終了させるという判断が行われた場合には今回の処理全体が終了することになる。
そして、ステップS100の接触状態移行走行処理の具体的な内容は、図3及び図4に示すようになっている。
即ち、接触状態移行処理が開始されると、先ず、図3のステップS101において、送受信装置23、53を利用して、車両A及び車両B間で車車間通信を開始し、その通信状態を継続する。
ついで、ステップS102に移行し、車両A及び車両B間に、障害物が存在しているか否かを判定する。障害物としては、例えば、二輪自動車等の他の車両が考えられる。ステップS102における判定は、カメラ22F、カメラ52Rの撮像情報に基づく画像認識処理により行うことができる。なお、カメラ22F、52R以外に超音波センタやレーザーレーダーを搭載している車両の場合には、それらの検出信号を利用することもできる。
即ち、接触状態移行処理が開始されると、先ず、図3のステップS101において、送受信装置23、53を利用して、車両A及び車両B間で車車間通信を開始し、その通信状態を継続する。
ついで、ステップS102に移行し、車両A及び車両B間に、障害物が存在しているか否かを判定する。障害物としては、例えば、二輪自動車等の他の車両が考えられる。ステップS102における判定は、カメラ22F、カメラ52Rの撮像情報に基づく画像認識処理により行うことができる。なお、カメラ22F、52R以外に超音波センタやレーザーレーダーを搭載している車両の場合には、それらの検出信号を利用することもできる。
ステップS102において車両A及び車両B間に障害物が存在していると判定された場合には、その障害物の存在により接触走行状態への移行はできないと判断し、判定が「YES」となるまでステップS102において待機状態となる。
一方、ステップS102の判定が「YES」となったら、具体的な接触状態移行処理を実行するために、ステップS103に移行する。
ステップS103では、車両A及び車両Bの車速検出信号V1、V2に基づき、それぞれの車速Va、Vbを検出する。
ついで、ステップS104に移行し、車両A及び車両B間の車間距離を検出する。この車間距離は、カメラ22F、カメラ52Rの撮像情報に基づく画像認識処理により求めることができる。
一方、ステップS102の判定が「YES」となったら、具体的な接触状態移行処理を実行するために、ステップS103に移行する。
ステップS103では、車両A及び車両Bの車速検出信号V1、V2に基づき、それぞれの車速Va、Vbを検出する。
ついで、ステップS104に移行し、車両A及び車両B間の車間距離を検出する。この車間距離は、カメラ22F、カメラ52Rの撮像情報に基づく画像認識処理により求めることができる。
そして、ステップS105に移行し、ステップS103で算出した車両Aの車速Vaと及び車両Bの車速Vbに基づいて、現時点において車両A及び車両Bが急制動を行った場合のそれぞれの制動距離を算出する。なお、この制動距離は、例えば、実際の制動距離を実測したものをコントローラ21、51に保存しておき、それら過去の制動距離情報を利用することで算出することができる。
ついで、ステップS106に移行し、ステップS104で検出された車両A及び車両B間の車間距離と、ステップS105で算出した車両Aの制動距離及び車両Bの制動距離の差(制動距離差)とを比較し、車間距離が制動距離差よりも大きいか否かを判定する。
ついで、ステップS106に移行し、ステップS104で検出された車両A及び車両B間の車間距離と、ステップS105で算出した車両Aの制動距離及び車両Bの制動距離の差(制動距離差)とを比較し、車間距離が制動距離差よりも大きいか否かを判定する。
このステップS106における判定が「NO」の場合には、何かしらの理由で車両Bが急制動を行って停止しようとすると、仮にそれと同時に車両Aが急制動を行っても追突を回避するためには例えば急ハンドルを切ることが必要になってしまう。そこで、ステップS107に移行して、車両Aのドライバに減速するように警告する。警告の具体的な方法としては、例えば、車両Aに搭載されたナビゲーションやオーディオシステムから言葉や所定の音を発するという出すということが考えられる。ステップS107の処理を行ったら、ステップS102に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
一方、ステップS106の判定が「YES」となったら、ステップS108に移行し、車両Aの状態を自動パイロットモードにする。ここで、自動パイロットモードとは、車両Aに備えられたバイワイヤ機能等を用いて、加速、減速、操舵を自動で制御するモードのことである。
ついで、ステップS109に移行し、ステップS102と同様の手法で、車両A及び車両B間に障害物が存在しているか否かを判断し、障害物が存在している場合(判定が「YES」の場合)には、ステップS110に移行する。ステップS110では、車両Aと障害物との間の距離が安全車間距離と等しくなるまで車両Aを自動減速させ、安全車間距離と等しくなったら自動パイロットモードを解除しステップS102の演算に戻る。ここで安全車間距離とは、前方の車両が急停止しても後続車が安全に停止できる車間距離のことであり、車両速度が高いほど安全車間距離は長くなるように設定された距離である。車両速度と安全車間距離の関係は予め行った実験データを基に設定しておき、そして、車両Aの実際の車速Vaを用いて安全車間距離を算出する。
ついで、ステップS109に移行し、ステップS102と同様の手法で、車両A及び車両B間に障害物が存在しているか否かを判断し、障害物が存在している場合(判定が「YES」の場合)には、ステップS110に移行する。ステップS110では、車両Aと障害物との間の距離が安全車間距離と等しくなるまで車両Aを自動減速させ、安全車間距離と等しくなったら自動パイロットモードを解除しステップS102の演算に戻る。ここで安全車間距離とは、前方の車両が急停止しても後続車が安全に停止できる車間距離のことであり、車両速度が高いほど安全車間距離は長くなるように設定された距離である。車両速度と安全車間距離の関係は予め行った実験データを基に設定しておき、そして、車両Aの実際の車速Vaを用いて安全車間距離を算出する。
ステップS109で障害物が存在していない(判定が「NO」となった)場合には、図4のステップS111に移行する。
そして、ステップS111では、車両Aの制動性能が車両Bの制動性能よりも高いまたは等しいか否かの判断をする。ここで制動性能とは、車両A、車両Bが同じ車速で走行している状態から急停止した場合の制動距離の長さを示しており、制動距離が短い方が、制動性能が高いとしている。なお、制動性能の算出にはステップS105と同様、各車両A、Bに搭載したコントローラ21、51に蓄積されたこれまでの走行データを基に算出することができる。
そして、ステップS111では、車両Aの制動性能が車両Bの制動性能よりも高いまたは等しいか否かの判断をする。ここで制動性能とは、車両A、車両Bが同じ車速で走行している状態から急停止した場合の制動距離の長さを示しており、制動距離が短い方が、制動性能が高いとしている。なお、制動性能の算出にはステップS105と同様、各車両A、Bに搭載したコントローラ21、51に蓄積されたこれまでの走行データを基に算出することができる。
ステップS111で、車両Aの制動性能が車両Bの制動性能よりも低いと判定された場合、車両Bが急制動を行うと車両Aが急ハンドルによる回避動作を行うことになってしまうため、ステップS112に移行する。
そして、ステップS112では、車両Bの制動性能を車両Aの制動性能に変更する。つまり、制動性能を走行中に上げることは不可能なので、車両Bの制動性能を低い側に変更することで、両車両A、Bの性能制動を一致させるものである。
そして、ステップS112では、車両Bの制動性能を車両Aの制動性能に変更する。つまり、制動性能を走行中に上げることは不可能なので、車両Bの制動性能を低い側に変更することで、両車両A、Bの性能制動を一致させるものである。
ステップS111の判定が「YES」の場合及びステップS112の処理を終えた場合には、ステップS113に移行し、車両Aの車速Vaが車両Bの車速Vbよりも速いか否かを判定する。ステップS113で、車両Aの車速Vaが車両Bの車速Vbよりも遅いと判定された場合には、ステップS114に移行する。そして、ステップS114では、車両Bを減速させる。本実施形態では、減速の目安として、車速を1秒で1km/hで減速させる程度の加速度変化(具体的には、0.3m/s2)となるよう、コントローラ51は車両Bのモータ40のトルク指令値を演算する。
車両Bが減速を始めたら、ステップS115に移行し、再び車両A及び車両B間に障害物が存在しているか否かの判定をし、障害物が存在する場合にはステップS110に戻って上記処理を繰り返し実行する。ステップS115で障害物が存在しないと判定された場合には、ステップS113に戻り、再度、車両Aの車速Vaが車両Bの車速Vbよりも速いか否かを判定する。
そして、ステップS113において、車両Aの車速Vaが車両Bの車速Vbよりも速いと判定された場合には、ステップS116に移行して、車両Aの減速度を算出する。
そして、ステップS113において、車両Aの車速Vaが車両Bの車速Vbよりも速いと判定された場合には、ステップS116に移行して、車両Aの減速度を算出する。
車両Aの減速度は、現在の車両Aの車速Va、現在の車両Bの車速Vb、ステップS105で算出した車両A及び車両Bの制動距離差、および現在の車両A及び車両Bの車間距離に基づき、先ず車両Aの車速Vaを1km/hで減速するために車間距離をどれくらい短くするかという観点で車間距離減少分ΔLを算出し、その車間距離減少分ΔLを1km/hで除することで、変化時間Δtを算出する。さらに1km/hを変化時間Δtで除することで、車両Aの減速度を算出する。
ついで、ステップS117に移行し、ステップS116で算出した車両Aの減速度が0か否かを判断し、その減速度が0でない場合は、ステップS118に移行して、ステップS116で算出した車両Aの減速度で車両Aを自動減速させ、再びステップS102の演算に戻る。
一方、ステップS117において車両Aの減速度が0であると判断された場合、車両A及び車両Bは接触に成功したと判定し、今回の接触状態移行処理を終了する。
一方、ステップS117において車両Aの減速度が0であると判断された場合、車両A及び車両Bは接触に成功したと判定し、今回の接触状態移行処理を終了する。
図4の処理を終えたら、図1のステップS200に示す接触走行処理が開始される。
図5は、接触走行処理の具体的な内容を示すフローチャートであり、先ず、ステップS202において、ブレーキストローク検出信号BS2に基づき、車両Bのブレーキペダル踏み込み量を検出し、踏み込み量が検出された場合には、車両Bは減速をしていると判断し、ステップS203の処理に移行する。ステップS202で車両Bのブレーキペダルが踏み込まれていないと判断された場合には、ステップS209に移行する。
図5は、接触走行処理の具体的な内容を示すフローチャートであり、先ず、ステップS202において、ブレーキストローク検出信号BS2に基づき、車両Bのブレーキペダル踏み込み量を検出し、踏み込み量が検出された場合には、車両Bは減速をしていると判断し、ステップS203の処理に移行する。ステップS202で車両Bのブレーキペダルが踏み込まれていないと判断された場合には、ステップS209に移行する。
ステップS203では、車両Bのブレーキペダル踏み込み量から、車両Bの目標駆動力を算出し、目標駆動力を実現するトルク指令値を演算する。ブレーキペダル踏み込み量から車両Bの目標駆動力を算出する手段の一例としては、図8に示す駆動力マップを用いて算出することが可能である。
そして、ステップS204に移行し、車両Aの加速度を加速度検出信号G1に基づいて検出し、ついでステップS205に移行して、ステップS204で検出した車両Aの加速度が0か否かの判定をする。ステップS205の判定が「YES」の場合には、車両Aが一定速度で走行していると判断し、ステップS209に移行する。ステップS205の判定が「NO」の場合には、車両Aは一定速度で走行していないと判断し、ステップS206に移行する。
そして、ステップS204に移行し、車両Aの加速度を加速度検出信号G1に基づいて検出し、ついでステップS205に移行して、ステップS204で検出した車両Aの加速度が0か否かの判定をする。ステップS205の判定が「YES」の場合には、車両Aが一定速度で走行していると判断し、ステップS209に移行する。ステップS205の判定が「NO」の場合には、車両Aは一定速度で走行していないと判断し、ステップS206に移行する。
ステップS206では、車両Aの加速度と、サスペンションストローク検出信号SS1から算出可能な車両Aの重量とを乗じて、車両Aのバンパ加重を算出する。
そして、ステップS207に移行し、ステップS206で算出した車両Aのバンパ加重が、閾値以上か否かの判定をする。ステップS207で用いる閾値は、ステップS206で算出したバンパ加重が、車両Aまたは車両Bのバンパを破損しない許容加重に基づいて設定された値であり、許容加重の上限値よりも若干低い値に設定される。設定の方法としては、例えば車両重量や車種ごとに応じた閾値マップを用いることで算出することができる。なお、車種ごとに算出する場合、例えば、カメラ22F等から供給される画像情報から車両の画像を検出し画像マッチング処理を実施すること車種を判別することも可能であるし、車車間通信により車種に関する情報を取得することも可能である。
そして、ステップS207に移行し、ステップS206で算出した車両Aのバンパ加重が、閾値以上か否かの判定をする。ステップS207で用いる閾値は、ステップS206で算出したバンパ加重が、車両Aまたは車両Bのバンパを破損しない許容加重に基づいて設定された値であり、許容加重の上限値よりも若干低い値に設定される。設定の方法としては、例えば車両重量や車種ごとに応じた閾値マップを用いることで算出することができる。なお、車種ごとに算出する場合、例えば、カメラ22F等から供給される画像情報から車両の画像を検出し画像マッチング処理を実施すること車種を判別することも可能であるし、車車間通信により車種に関する情報を取得することも可能である。
ステップS207の判定が「NO」の場合には、現在の接触走行を続けても車両A、車両Bのバンパを破損する可能性が小さいと判断し、ステップS202に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
これに対し、ステップS207の判定が「YES」となったら、車両Aのバンパ加重が閾値に達した場合であるから、このままでは車両A又は車両Bのバンパが破損する可能性があると判断して、ステップS208に移行する。
これに対し、ステップS207の判定が「YES」となったら、車両Aのバンパ加重が閾値に達した場合であるから、このままでは車両A又は車両Bのバンパが破損する可能性があると判断して、ステップS208に移行する。
そして、ステップS208では、車両A及び車両Bのバンパが破損しない最低限の範囲内で、車両Aのブレーキを作動させる。具体的には、車両Aのブレーキ量はステップS203で算出した車両Bの目標駆動力を送受信装置23から取得し、さらにステップS206で算出した車両Aのバンパ加重から、その差分を実現するよう車両Aに自動でブレーキをかける。自動ブレーキは、車両Aに備えられたバイワイヤ機能等を用いた自動減速装置を用いる。
ステップS208の処理を行ったら、ステップS206に戻り、ステップS207の判定が「NO」となるまで上記処理を繰り返し実行する。
そして、ステップS205の判定が「YES」となった場合、並びに、ステップS202の判定が「NO」となった場合には、ステップS209に移行して、アクセルストローク検出信号AS2に基づいて、車両Bのアクセルペダル踏み込み量を検出し、踏み込み量が検出された場合は、車両Bは加速をしていると判断し、図6の加速処理に移行するが、ステップS209の判定が「NO」の場合には、上記ステップS202に戻って上述した処理を繰り返し実行する。
そして、ステップS205の判定が「YES」となった場合、並びに、ステップS202の判定が「NO」となった場合には、ステップS209に移行して、アクセルストローク検出信号AS2に基づいて、車両Bのアクセルペダル踏み込み量を検出し、踏み込み量が検出された場合は、車両Bは加速をしていると判断し、図6の加速処理に移行するが、ステップS209の判定が「NO」の場合には、上記ステップS202に戻って上述した処理を繰り返し実行する。
ここで、ステップS209の判定が「YES」となった場合には、車両Bが加速を行っているときであるから、車両Aが車両Bに後方から接触して押しながら走行する状態を維持するために、車両Aの加速をさせる。
即ち、図6の加速処理が実行されると、先ずは、ステップS211において、ステップS209で検出した車両Bのアクセルペダル踏み込み量(アクセル開度AP)と車両Bの車速Vbとに基づき、例えば図9に示す駆動力マップから算出した目標駆動力を、送受信装置23から受信し、その目標駆動力を実現するよう、車両Aに自動でアクセルを作動させる。自動アクセル作動は、車両Aに備えられたバイワイヤ機能等を用いた自動加速装置を用いる。
即ち、図6の加速処理が実行されると、先ずは、ステップS211において、ステップS209で検出した車両Bのアクセルペダル踏み込み量(アクセル開度AP)と車両Bの車速Vbとに基づき、例えば図9に示す駆動力マップから算出した目標駆動力を、送受信装置23から受信し、その目標駆動力を実現するよう、車両Aに自動でアクセルを作動させる。自動アクセル作動は、車両Aに備えられたバイワイヤ機能等を用いた自動加速装置を用いる。
そして、ステップS212に移行し、加速度検出信号G1に基づいて車両Aの加速度を検出し、ついでステップS213に移行し、ステップS212で検出した車両Aの加速度が0か否かの判定をする。
そして、ステップS213の判定が「YES」の場合には、車両Aは一定の車速Vaで走行していると判断し、ステップS217に移行して、車両Bのモータトルク指令値を0にする。
そして、ステップS213の判定が「YES」の場合には、車両Aは一定の車速Vaで走行していると判断し、ステップS217に移行して、車両Bのモータトルク指令値を0にする。
これに対し、ステップS213の判定が「NO」の場合には、ステップS214に移行し、車両Aの加速度とサスペンションストローク検出信号SS1から算出される車両Aの重量とを乗じて、車両Aのバンパ加重を算出する。そして、ステップS215に移行し、ステップS207と同様の判定を行い、その判定が「YES」の場合にはステップS216に移行する。
ステップS216では、今度は制御対象を車両Bのモータトルクとし、車両A及び車両Bのバンパが破損しない最低限の範囲内で、車両Bのモータトルク指令値を制御する。具体的には、モータトルク指令値は、ステップS211で算出した車両Bの要求駆動力と、送受信装置53を介して受信した車両Aのバンパ加重から、その差分を実現するように演算する。
そして、ステップS217の処理を終えた時点で、とりあえず、今回の加速処理及び接触走行処理を終了し、図2のステップS300に移行する。
そして、ステップS217の処理を終えた時点で、とりあえず、今回の加速処理及び接触走行処理を終了し、図2のステップS300に移行する。
図7は、ステップS300の接触走行終了判断処理の具体的な内容を示すフローチャートである。
即ち、図7の処理が開始されると、先ず、ステップS301において、車両Aのドライバ及び車両Bのドライバに、接触走行状態を継続する意志があるか否かを判断する。具体的には、いずれかのドライバから継続意志がないということが示された場合には、ステップS301の判定は「YES」となる。意志の示し方は、特に限定されないが、ハンドルなどに設けられた専用のスイッチを操作することでもよいし、ナビゲーション装置が音声認識装置を備えている場合にはドライバからの音声入力で意志を示すようにしてもよい。
即ち、図7の処理が開始されると、先ず、ステップS301において、車両Aのドライバ及び車両Bのドライバに、接触走行状態を継続する意志があるか否かを判断する。具体的には、いずれかのドライバから継続意志がないということが示された場合には、ステップS301の判定は「YES」となる。意志の示し方は、特に限定されないが、ハンドルなどに設けられた専用のスイッチを操作することでもよいし、ナビゲーション装置が音声認識装置を備えている場合にはドライバからの音声入力で意志を示すようにしてもよい。
そして、ステップS301の処理を備えていれば、例えば、車両A又は車両Bが目的地に近づいた場合や、車両A及び車両Bの向かう方向が途中から違っているような場合に、ドライバの意志で直ちに接触走行を終了して車両A及び車両Bがそれぞれ独自に走行する状態に戻れることができる。
そこで、ステップS301の判定が「YES」の場合には、直ちにステップS304に移行する。
そこで、ステップS301の判定が「YES」の場合には、直ちにステップS304に移行する。
ステップS301の判定が「NO」の場合には、ステップS302に移行し、車両Bのバッテリ蓄電量(SOC)を検出する。そして、ステップS303に移行して、そのSOCが閾値以上であれば、車両Bにおけるこれ以上の回生動作は不可能であると判断して、ステップS304に移行する。
即ち、図10は、横軸は走行時間、縦軸はSOCを示していて、区間0〜aは本実施形態における接触状態移行処理を行っている時間、a〜bは平坦路において接触走行している区間、b〜cは上り坂において接触走行している区間、c〜dは下り坂において接触走行している区間、d〜eは再び平坦路において接触走行して区間を示している。
即ち、図10は、横軸は走行時間、縦軸はSOCを示していて、区間0〜aは本実施形態における接触状態移行処理を行っている時間、a〜bは平坦路において接触走行している区間、b〜cは上り坂において接触走行している区間、c〜dは下り坂において接触走行している区間、d〜eは再び平坦路において接触走行して区間を示している。
そして、SOCが閾値Xを越えると、バッテリ41Aに性能劣化が生じてしまうため、図10に実線で示すように、SOCの劣化を防ぐよう閾値Xを越える前に接触走行を強制的に終了させるために、ステップS304に移行する。なお、閾値Xは、例えば80%とする。
また、ステップS303の判定が「NO」の場合には、ステップS305に移行し、今度は、車両Aの燃料残量を検出する。そして、ステップS306に移行し、ステップS305で検出した燃料残量が閾値以下であれば、ステップS304に移行する。
また、ステップS303の判定が「NO」の場合には、ステップS305に移行し、今度は、車両Aの燃料残量を検出する。そして、ステップS306に移行し、ステップS305で検出した燃料残量が閾値以下であれば、ステップS304に移行する。
即ち、図11は、横軸には走行時間、縦軸は車両Aの燃料残量を示している。横軸の各区間0〜eの意味は、図10の場合と同様である。
そして、燃料残量が閾値Yを下回ると燃料不足によって車両Aが走行不可能になる恐れがあるため、図11の実線で示すように、閾値Yを越えたら燃料消費量が車両Aの走行に必要分のみになるよう、接触走行を強制的に終了させるために、ステップS304に移行する。なお、閾値Yは、例えば15リットルとする。
そして、燃料残量が閾値Yを下回ると燃料不足によって車両Aが走行不可能になる恐れがあるため、図11の実線で示すように、閾値Yを越えたら燃料消費量が車両Aの走行に必要分のみになるよう、接触走行を強制的に終了させるために、ステップS304に移行する。なお、閾値Yは、例えば15リットルとする。
ここで、図12は、図10、11に示した各区間において車両Aのエンジントルクおよび車両Bのモータトルクの出力を示した表である。モータトルクの+は力行、−は回生を示しており、エンジントルクの−はブレーキによる制動を示している。
そして、ステップS304では、接触走行不可能フラグをオン状態とする。一方、ステップS306の判定が「NO」の場合には、接触走行状態の継続が可能であると判断し、ステップS304の処理は実行せずに今回の図7の処理を終了する。
そして、ステップS304では、接触走行不可能フラグをオン状態とする。一方、ステップS306の判定が「NO」の場合には、接触走行状態の継続が可能であると判断し、ステップS304の処理は実行せずに今回の図7の処理を終了する。
そして、図2のステップS300判断は、図7のステップS304が実行された場合には「終了」となり、接触走行制御は終了し、車両A及び車両Bは各々自走を行う状態に戻る。一方、図7のステップS304の処理が実行されなければ、ステップS300の判断は「継続」となり、ステップS200に戻り、接触走行処理が継続する。
(動作)
次に、本実施形態の具体的な動作を説明する。
即ち、別々の出発地から発進した車両A及び車両Bが、目的地に到達する前の所定地点において出会ったとし、そのときに、車両Bのドライバから車両Aのドライバに対し、接触走行の依頼が出されて、その依頼を車両Aのドライバが了解したとする。車両Bのドライバとしては、車両Bのバッテリ残量が少なくなっていて、目的地に到達するまで電力が持たない可能性があるような場合に、接触走行の依頼を出すようなことが考えられる。
次に、本実施形態の具体的な動作を説明する。
即ち、別々の出発地から発進した車両A及び車両Bが、目的地に到達する前の所定地点において出会ったとし、そのときに、車両Bのドライバから車両Aのドライバに対し、接触走行の依頼が出されて、その依頼を車両Aのドライバが了解したとする。車両Bのドライバとしては、車両Bのバッテリ残量が少なくなっていて、目的地に到達するまで電力が持たない可能性があるような場合に、接触走行の依頼を出すようなことが考えられる。
そして、車両Aのドライバが接触走行を了解すると、図2の処理が開始され、先ずは、接触状態移行処理が実行される。
すると、図3及び図4に示した接触状態移行処理が実行されるが、本実施形態における接触状態移行処理においては、ステップS102、ステップS109、ステップS115の各処理が逐次行われるため、車両A及び車両B間に障害物が存在しない状態にならない限り接触状態への移行は行われない。従って、車両Aのドライバ等が接触状態に移行する最中にマニュアル操舵で障害物を回避するような面倒な操作を行う必要がない。
すると、図3及び図4に示した接触状態移行処理が実行されるが、本実施形態における接触状態移行処理においては、ステップS102、ステップS109、ステップS115の各処理が逐次行われるため、車両A及び車両B間に障害物が存在しない状態にならない限り接触状態への移行は行われない。従って、車両Aのドライバ等が接触状態に移行する最中にマニュアル操舵で障害物を回避するような面倒な操作を行う必要がない。
また、車両Aの先端部が車両Bの後端部に接触する前に、ステップS111、ステップS112の処理が行われるため、接触状態移行処理中に車両Bが急制動を行っても、車両Aのドライバが急ハンドルを切るような必要がない。
さらに、ステップS113、ステップS114の処理が実行されるため、あるところで車両Aの車速Vaが車両Vbの車速Vbよりも速い状態が維持され、車両Aは徐々に車両Bに近づいていくことになる。その後、ステップS117の判定が「NO」であれば、ステップS118の処理を経るため車両Aも徐々に減速し、ついには、ステップS117の判定が「YES」となる。ステップS117の判定が「YES」となったということは、車両Aの方が車両Bよりも速い車速で走行している状況において、車両Aの減速度が0になったということであるから、車両Aの先端部が車両Bの後端部に接触して押している状態になったと判断できる。
さらに、ステップS113、ステップS114の処理が実行されるため、あるところで車両Aの車速Vaが車両Vbの車速Vbよりも速い状態が維持され、車両Aは徐々に車両Bに近づいていくことになる。その後、ステップS117の判定が「NO」であれば、ステップS118の処理を経るため車両Aも徐々に減速し、ついには、ステップS117の判定が「YES」となる。ステップS117の判定が「YES」となったということは、車両Aの方が車両Bよりも速い車速で走行している状況において、車両Aの減速度が0になったということであるから、車両Aの先端部が車両Bの後端部に接触して押している状態になったと判断できる。
このように、本実施形態における接触状態移行処理によれば、走行中の車両Aと車両Bとを安全に接触状態にすることができる。
このため、車両Aと車両Bとを接触させるために両車両のバンパ等に特別な連結構造を作り込む必要がない。
そして、接触状態に移行した後は、図2のステップS200に移行して接触走行処理が実行される。具体的には、図5及び図6に示した接触走行処理が実行される。
このため、車両Aと車両Bとを接触させるために両車両のバンパ等に特別な連結構造を作り込む必要がない。
そして、接触状態に移行した後は、図2のステップS200に移行して接触走行処理が実行される。具体的には、図5及び図6に示した接触走行処理が実行される。
接触走行状態となると、車両Aが車両Bを押すことになるため、車両Aから車両Bにエネルギが送られたこととなり、車両Bの燃費向上が図られる。特に、車両Bのモータ40が発電機として作動する状態で走行すれば回生エネルギによってバッテリ41Aへの充電も可能になる。
この場合、ステップS202〜S209、ステップS211〜S217の処理が実行されるため、接触状態を維持するために、車両Aの駆動力が車両Bの駆動力よりも大きくなるように、又は、車両Bの制動力が車両Aの制動力よりも大きくなるように、それら車両A及び車両Bの少なくとも一方の加減速度が制御されるため、特別な連結構造を有しない車両であっても、接触走行状態を容易に維持することができる。
この場合、ステップS202〜S209、ステップS211〜S217の処理が実行されるため、接触状態を維持するために、車両Aの駆動力が車両Bの駆動力よりも大きくなるように、又は、車両Bの制動力が車両Aの制動力よりも大きくなるように、それら車両A及び車両Bの少なくとも一方の加減速度が制御されるため、特別な連結構造を有しない車両であっても、接触走行状態を容易に維持することができる。
さらに、本実施形態では、ステップS206〜S208、ステップS214〜S216の処理が実行されるため、車両Aや車両Bのバンパが破損するほどの大きな力で車両Aが車両Bを押すことを自動的に回避することができる。
そして、ステップS206、ステップS214で車両Aのバンパ加重を算出する際に、車両Aの加速度と車両Aの重量とを用いるようにしているため、一般的に大型になりやすい加重計を別途設ける必要がない。また、車両Aの重量については、車両諸元から固定値を持ってくるのではなく、走行中に取得されるサスペンションストローク検出信号SS1を利用しているため、乗車人数等で変化する実際の重量に基づいてバンパ加重を算出することができる。しかも、サスペンションストロークセンサ15であれば、一般的に小型の装置で済むため、加重計のように設置場所が問題となったりコスト高になったりすることを回避できる。
そして、ステップS206、ステップS214で車両Aのバンパ加重を算出する際に、車両Aの加速度と車両Aの重量とを用いるようにしているため、一般的に大型になりやすい加重計を別途設ける必要がない。また、車両Aの重量については、車両諸元から固定値を持ってくるのではなく、走行中に取得されるサスペンションストローク検出信号SS1を利用しているため、乗車人数等で変化する実際の重量に基づいてバンパ加重を算出することができる。しかも、サスペンションストロークセンサ15であれば、一般的に小型の装置で済むため、加重計のように設置場所が問題となったりコスト高になったりすることを回避できる。
また、ステップS207、ステップS215の処理は、バンパ加重と閾値とを比較することでバンパの破損の可能性を判断しているから、処理が簡易で済み、その処理のために長い時間を要したり、高価な演算処理装置を搭載したりといった不都合なこともない。
図2のステップS200の処理が一通り行われたら、一旦、ステップS300の処理が実行され、そのステップS300において接触走行処理を終了させる条件が成立したと判断されたら、直ちに接触走行処理が終了する。このため、不用意に接触走行状態が継続するようなことを回避できる。
図2のステップS200の処理が一通り行われたら、一旦、ステップS300の処理が実行され、そのステップS300において接触走行処理を終了させる条件が成立したと判断されたら、直ちに接触走行処理が終了する。このため、不用意に接触走行状態が継続するようなことを回避できる。
しかも、接触走行を行うために特別な連結構造を利用していないので、単に、車両Aが減速して車両Bとの車間距離を広げるだけで接触走行処理を終了させることができる。従って、一旦停車する必要もなく、短時間で済む。
そして、ステップS300の処理が実行されると、先ずは、図7のステップS301の処理が実行される。このため、車両Aのドライバ及び車両Bのドライバの少なくとも一方が接触走行の継続意志がなくなった場合には、直ちに接触走行状態が終了する。
そして、ステップS300の処理が実行されると、先ずは、図7のステップS301の処理が実行される。このため、車両Aのドライバ及び車両Bのドライバの少なくとも一方が接触走行の継続意志がなくなった場合には、直ちに接触走行状態が終了する。
このため、車両A又は車両Bが目的地又はその直ぐ近くに達したときや、車両A及び車両Bの走行方向が違ったとき等に直ぐに独立走行に戻ることができる。
また、ステップS302、ステップS303の処理が実行されるため、車両Bのバッテリ41AのSOCが閾値を越えてまで接触走行状態が継続してしまうことを回避できる。従って、バッテリ41Aの劣化を急に促進させるようなこともない。
また、ステップS302、ステップS303の処理が実行されるため、車両Bのバッテリ41AのSOCが閾値を越えてまで接触走行状態が継続してしまうことを回避できる。従って、バッテリ41Aの劣化を急に促進させるようなこともない。
さらに、ステップS305、ステップS306の処理が実行されるため、車両Aの燃料残量が極端に少なくなった状態であるのに接触走行状態が継続してしまうことを回避できる。従って、車両Aが途中でガス欠になる可能性を低減することができる。
ここで、本実施形態では、ステップS206、ステップS214の処理が加重検出手段に対応しステップS202〜S209、ステップS211〜S217の処理が走行状態制御手段に対応し、ステップS207、ステップS215の処理が加重判断手段に対応し、ステップS208、ステップS216の処理が加重調整手段に対応する。
ここで、本実施形態では、ステップS206、ステップS214の処理が加重検出手段に対応しステップS202〜S209、ステップS211〜S217の処理が走行状態制御手段に対応し、ステップS207、ステップS215の処理が加重判断手段に対応し、ステップS208、ステップS216の処理が加重調整手段に対応する。
(第1実施形態の効果)
(1)車両A及び車両Bの接触部分である車両Aのバンパの加重が許容加重を越えないように車両A又は車両Bの走行状態を制御するため、車両Aや車両Bのバンパが破損するほどの大きな力で車両Aが車両Bを押すことを自動的に回避することができる。従って、特別な連結構造を備えなくても、接触走行が可能である。
(2)バンパ加重と閾値とを比較することでバンパの破損の可能性を判断しているから、処理が簡易で済み、その処理のために長い時間を要したり、高価な演算処理装置を搭載したりといった不都合なこともない。
(1)車両A及び車両Bの接触部分である車両Aのバンパの加重が許容加重を越えないように車両A又は車両Bの走行状態を制御するため、車両Aや車両Bのバンパが破損するほどの大きな力で車両Aが車両Bを押すことを自動的に回避することができる。従って、特別な連結構造を備えなくても、接触走行が可能である。
(2)バンパ加重と閾値とを比較することでバンパの破損の可能性を判断しているから、処理が簡易で済み、その処理のために長い時間を要したり、高価な演算処理装置を搭載したりといった不都合なこともない。
(3)車両A及び車両Bの接触状態を維持するために、車両Aの駆動力が車両Bの駆動力よりも大きくなるように、又は、車両Bの制動力が車両Aの制動力よりも大きくなるように、それら車両A及び車両Bの少なくとも一方の加減速度が制御されるため、特別な連結構造を有しない車両であっても、接触走行状態を容易に維持することができる。
(4)車両Aのバンパ加重を算出する際に、車両Aの加速度と車両Aの重量とを用いるようにしているため、一般的に大型になりやすい加重計を別途設ける必要がない。
(4)車両Aのバンパ加重を算出する際に、車両Aの加速度と車両Aの重量とを用いるようにしているため、一般的に大型になりやすい加重計を別途設ける必要がない。
(5)車両Aの重量を、サスペンションストローク検出信号SS1に基づいて求めているため、乗車人数等で変化する実際の重量に基づいてバンパ加重を算出できる。
(6)後続車両をガソリン車である車両Aとし、先行車両を電気自動車である車両Bとしているから、比較的給油が容易なガソリン車から、市中における充電設備が未だに少ない電気自動車に対して、エネルギ授受を行うことができる。
(7)車両Aの燃料残量が極端に少なくなった状態であるのに接触走行状態が継続してしまうことを回避できるから、接触走行が原因で車両Aが途中でガス欠になる可能性を低減することができる。
(6)後続車両をガソリン車である車両Aとし、先行車両を電気自動車である車両Bとしているから、比較的給油が容易なガソリン車から、市中における充電設備が未だに少ない電気自動車に対して、エネルギ授受を行うことができる。
(7)車両Aの燃料残量が極端に少なくなった状態であるのに接触走行状態が継続してしまうことを回避できるから、接触走行が原因で車両Aが途中でガス欠になる可能性を低減することができる。
(8)車両BのバッテリSOCが閾値を越えてまで接触走行状態が継続してしまうことを回避できるから、接触走行が原因でバッテリの劣化を急に促進させるようなこともない。
(9)車両Aのドライバ及び車両Bのドライバの少なくとも一方が接触走行の継続意志がなくなった場合には、直ちに接触走行状態を終了させるため、車両A又は車両Bが目的地に達したとき等に直ぐに独立走行に戻ることができる。
(9)車両Aのドライバ及び車両Bのドライバの少なくとも一方が接触走行の継続意志がなくなった場合には、直ちに接触走行状態を終了させるため、車両A又は車両Bが目的地に達したとき等に直ぐに独立走行に戻ることができる。
(変形例)
第1実施形態では、後続車両としての車両Aがガソリン車であり、先行車両としての車両Bが電気自動車である場合を例に、本願発明に係る車両走行システムを適用した場合について説明したが、車両A、車両Bの組み合わせはこれに限定されるものではなく、後続車両である車両Aが電気自動車やハイブリッド車であってもよいし、先行車両である車両Bがガソリン車やハイブリッド車であってもよい。
ただし、先行車両が回生ブレーキシステムを備えた車両であれば、後続車両から受け取ったエネルギを蓄電することが可能になるから、先行車両は電気自動車又はハイブリッド車であることが望ましい。
第1実施形態では、後続車両としての車両Aがガソリン車であり、先行車両としての車両Bが電気自動車である場合を例に、本願発明に係る車両走行システムを適用した場合について説明したが、車両A、車両Bの組み合わせはこれに限定されるものではなく、後続車両である車両Aが電気自動車やハイブリッド車であってもよいし、先行車両である車両Bがガソリン車やハイブリッド車であってもよい。
ただし、先行車両が回生ブレーキシステムを備えた車両であれば、後続車両から受け取ったエネルギを蓄電することが可能になるから、先行車両は電気自動車又はハイブリッド車であることが望ましい。
また、第1実施形態では、バンパ加重を、加速度と車両重量とに基づいて算出するようにしているが、これに限定されるものではなく、バンパ加重を実測するための加重計を設ける構成としてもよい。
そして、第1実施形態では、サスペンションストローク量に基づいて車両重量を求めるようにしているが、これに限定されるものではなく、車両諸元から考えられる最大重量を記憶しておき、その記憶した値を車両重量として用いるようにしてもよい。
そして、第1実施形態では、サスペンションストローク量に基づいて車両重量を求めるようにしているが、これに限定されるものではなく、車両諸元から考えられる最大重量を記憶しておき、その記憶した値を車両重量として用いるようにしてもよい。
A:車両(後続車両)、B:車両(先行車両)、10:エンジン、11:クラッチ、12:変速機、13:ディファレンシャルギア、13a:ドライブシャフト、15:サスペンションストロークセンサ、16:加速度センサ、17:操舵角センサ、18:アクセルストロークセンサ、19:ブレーキストロークセンサ、20:車速センサ、21コントローラ、22F,23R:カメラ、23:送受信装置、40:モータ、41A:バッテリ、41B:インバータ、42:変速機、43:ディファレンシャルギア、43a:ドライブシャフト、43a:ドライブシャフト、45:サスペンションストロークセンサ、46:加速度センサ、47:操舵角センサ、48:アクセルストロークセンサ、49:ブレーキストロークセンサ、50:車速センサ、51:コントローラ、52F,52R:カメラ、53:送受信装置
Claims (10)
- 後続車両が先行車両を後方から接触状態で押しながら各車両を走行させる車両走行システムにおいて、
前記先行車両及び後続車両の接触部分に加わる加重を検出する加重検出手段と、
前記加重検出手段が検出した前記加重が許容加重を越えないように前記後続車両及び前記先行車両の少なくとも一方の走行状態を制御する走行状態制御手段と、
を備えたことを特徴とする車両走行システム。 - 前記走行状態制御手段は、
前記加重検出手段によって検出された前記加重が、前記許容荷重に基づいて設定された閾値に達しているか否かを判断する加重判断手段と、
前記加重判断手段によって前記加重が前記閾値に達していると判断されたときに、前記後続車両の減速度及び前記先行車両の加速度の少なくとも一方を調整して前記加重を減じる制御を実行する加重調整手段と、
を備える請求項1記載の車両走行システム。 - 前記走行状態制御手段は、さらに、前記後続車両の駆動力が前記先行車両の駆動力よりも大きくなるように、又は、前記先行車両の制動力が前記後続車両の制動力よりも大きくなるように、前記後続車両及び前記先行車両の少なくとも一方の走行状態を制御する請求項1又は2記載の車両走行システム。
- 前記加重検出手段は、前記後続車両の前後方向加速度と、前記後続車両の重量とに基づいて、前記加重を検出する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両走行システム。
- 前記加重検出手段は、前記後続車両のサスペンションストローク量に基づいて前記重量を求める請求項4記載の車両走行システム。
- 前記後続車両は、内燃機関を駆動源とした車両であり、前記先行車両は、電動モータで走行する機能を備えた電気自動車又はハイブリッド車両である請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車両走行システム。
- 前記接触状態での走行中に前記後続車両の残エネルギ量が閾値に達したことが検出された場合に、前記接触状態での走行を終了させる接触走行状態終了手段を備えた請求項1乃至6のいずれか1項に記載の車両走行システム。
- 前記先行車両は、回生ブレーキシステムを備えた電気自動車又はハイブリッド車両であり、
前記接触状態での走行中に前記先行車両における蓄電余力が閾値に達したことが検出された場合に、前記接触状態での走行を終了させる接触走行状態終了手段を備えた請求項1乃至7のいずれか1項に記載の車両走行システム。 - 運転者の意志に応じて前記接触状態での走行を終了させる接触走行状態終了手段を備えた請求項1乃至8のいずれか1項に記載の車両走行システム。
- 請求項1乃至9のいずれか1項に記載された車両走行システムを構成する前記後続車両又は前記先行車両としての車両であって、
他の車両との接触部分に加わる加重を検出する加重検出手段と、
前記加重検出手段が検出した前記加重が許容加重を越えないように加速度又は減速度を制御する走行状態制御手段と、
を備えたことを特徴とする車両。
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JP2012057860A JP2013189144A (ja) | 2012-03-14 | 2012-03-14 | 車両走行システム及び車両 |
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JP2012057860A JP2013189144A (ja) | 2012-03-14 | 2012-03-14 | 車両走行システム及び車両 |
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Cited By (1)
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CN117184016A (zh) * | 2023-11-03 | 2023-12-08 | 金琥新能源汽车(成都)有限公司 | 一种商用车自动刹车制动方法、设备及介质 |
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2012
- 2012-03-14 JP JP2012057860A patent/JP2013189144A/ja active Pending
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CN117184016A (zh) * | 2023-11-03 | 2023-12-08 | 金琥新能源汽车(成都)有限公司 | 一种商用车自动刹车制动方法、设备及介质 |
CN117184016B (zh) * | 2023-11-03 | 2024-01-19 | 金琥新能源汽车(成都)有限公司 | 一种商用车自动刹车制动方法、设备及介质 |
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