JP2013188845A - クランプ装置、該クランプ装置を備えるワーク加工用治具及びワークの加工方法 - Google Patents

クランプ装置、該クランプ装置を備えるワーク加工用治具及びワークの加工方法 Download PDF

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眞男 川崎
Yutaka Ikeda
豊 池田
Tetsuya Shimizu
哲也 清水
Kenji Fujimura
健司 藤村
Katsunori Ito
克紀 伊藤
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Abstract

【課題】ワークの固定位置にずれが生じにくいクランプ装置及びワーク加工用治具を提供すること。
【解決手段】鋳抜き穴2が設けられたワークWを固定するクランプ装置1であって、クランプ装置本体10と、軸部21及びテーパ部22を有すると共に軸方向に沿って進退可能なロッド部20と、テーパ部22の周面を覆うと共に、第1方向D1及び第2方向D2にそれぞれ対向して配置される二対のグリップ爪31と、シリンダ部51及びピストン部52により構成されるロッド駆動部50と、ピストン部52をシリンダ部51に対してロッド部20の周方向に回転不能に接続する軸回転拘束機構70と、ロッド部20をピストン部52に対して第1方向D1に移動可能、かつ、第2方向D2に移動不能に接続する移動規制機構80と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、ワークを固定するクランプ装置、該クランプ装置を備えるワーク加工用治具及びワークの加工方法に関する。
従来、エンジンを構成するシリンダブロックやシリンダヘッド等のワークは、鋳造により成形される。そして、鋳造により成形されたワークは、ワークを固定する治具としてのワーク加工用治具のパレットに固定され、このパレットに固定された状態のワークに切削加工等が施される(例えば、特許文献1参照)。
パレットにワークを固定する技術として、クランプ装置(いわゆるホールクランプ装置)を用いる技術が一例として提案されている。このクランプ装置は、クランプ装置本体と、このクランプ装置本体に対して進退可能に設けられると共に先端側に向かって徐々に径が大きく形成されたテーパ部を有するロッド部と、このロッド部の周面に配置されテーパ部の径方向に拡張可能なグリップ爪と、を備える。
以上のクランプ装置によれば、以下の手順でワークが固定される。ます、ワークのクランプ穴に前進位置に位置するロッド部及びグリップ爪が挿入される。次いで、ロッド部を後退させる。すると、テーパ部によってグリップ爪が径方向に拡大してクランプ穴に押し付けられる。これにより、ワークは、クランプ装置によって強固に固定される。
特開2011−143530号公報
ところで、鋳造工程を経て成形されるワークにおいては、ワーク製造の加工工程を削減するために、鋳造工程において生じる鋳抜穴をクランプ穴として利用する場合がある。このような場合、鋳抜穴にカジリ等の不具合が生じると、クランプ穴の一部の直径が拡大してしまう。
このように、クランプ穴の一部の直径が拡大してしまうと、クランプ装置によりワークをパレットに固定した場合に、ワークの固定位置が安定せず、パレットに固定されたワークを加工する加工精度が低下してしまう。
従って、本発明は、鋳造時の不具合等によりクランプ穴の一部が設計値以上に拡大した場合であっても、ワークの固定位置にずれが生じにくいクランプ装置及びワーク加工用治具を提供することを目的とする。
本発明は、所定の面にクランプ穴が設けられたワークを固定するクランプ装置であって、前記クランプ穴に対向するクランプ装置本体と、前記クランプ装置本体に設けられ、先端部が前記ワーク側に位置し基端部が前記クランプ装置本体の内部に位置する軸部、及び該軸部の先端部に設けられ先端側に向かって徐々に径が大きく形成されたテーパ部を有すると共に、軸方向に沿って進退可能なロッド部と、前記テーパ部の周面を覆うと共に、第1方向及び該第1方向に直交する第2方向にそれぞれ対向して配置され、該テーパ部の径方向に変形可能な少なくとも二対のグリップ爪と、前記クランプ装置本体の基端側に設けられるシリンダ部、及び該シリンダ部に摺動自在に配置され前記ロッド部の基端部に連結されるピストン部により構成されるロッド駆動部と、前記ピストン部を前記シリンダ部に対して前記ロッド部の周方向に回転不能に接続する軸回転拘束機構と、前記ロッド部を前記ピストン部に対して前記第1方向に移動可能、かつ、前記第2方向に移動不能に接続する移動規制機構と、を備えるクランプ装置に関する。
また、前記軸回転拘束機構は、前記シリンダ部と前記ピストン部との間又は前記クランプ装置本体と前記ピストン部との間に配置され、前記ロッド部の軸方向に延びる第1拘束部材と、前記シリンダ部及び前記ピストン部、又は前記クランプ装置本体及び前記ピストン部に設けられ、前記第1拘束部材が挿入される第1拘束穴と、を備えることが好ましい。
また、前記ピストン部は、ピストン本体と、該ピストン本体に形成され前記ロッド部が挿入可能なロッド挿入孔と、該ロッド挿入穴を塞ぐと共に前記軸部の基端部を支持する蓋部と、を備え、前記軸回転拘束機構は、前記ロッド挿入孔の周面及び前記蓋部の側面の間に配置される第2拘束部材と、前記ロッド挿入孔の内周面及び前記蓋部の側面に設けられ前記第2拘束部材が挿入される第2拘束穴と、を更に備えることが好ましい。
また、前記移動規制機構は、前記ロッド部本体と前記蓋部との接触面のうちの一方の面に設けられ前記第1方向に延びる溝レールと、前記ロッド部本体と前記蓋部との接触面のうちの他方の面に凸状に形成され前記溝レールに係合可能な複数の係合突部と、を備えることが好ましい。
また、本発明は、長さ方向及び幅方向を有する治具パレットと、前記治具パレットの一方の面における長さ方向に沿う一対の側縁のうちの一方の側縁側に配置される第1クランプ装置と、前記一方の面における前記一対の側縁のうちの他方の側縁側に配置される第2クランプ装置と、を備えるワーク加工用治具であって、前記第1クランプ装置は、前記第1方向が前記長さ方向に一致するように配置される上述のいずれかに記載のクランプ装置であり、前記第2クランプ装置は、前記第1方向が前記幅方向に一致するように配置される上述のいずれかに記載のクランプ装置であるワーク加工用治具に関する。
また、前記第1クランプ装置が前記治具パレットの長さ方向の両端部近傍に2つ配置され、前記第2クランプ装置が前記治具パレットの長さ方向の中央部近傍に1つ配置されることが好ましい。
また、本発明は、上述のワーク加工用治具を用いて所定の面に複数のクランプ穴が設けられたワークを固定する工程と、前記ワーク加工用治具により固定された前記ワークに加工を施す工程と、を備えるワークの加工方法に関する。
本発明によれば、鋳造時の不具合等によりクランプ穴の一部が設計値以上に拡大した場合であっても、ワークの固定位置にずれが生じにくいクランプ装置及びワーク加工用治具を提供できる。
本発明の一実施形態に係るワーク加工用治具を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るワーク加工用治具を図1のA矢視方向から見た状態を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るクランプ装置によってワークが治具パレットに固定(クランプ)されている状態を示す外観斜視図である。 図3に示すシリンダヘッドのガスケット面を示す図である。 クランプ装置の断面を示す図であり、図1のB−B矢視断面図である。 図1に示すワーク加工用治具におけるクランプ装置部分を拡大して示す平面図である。 本発明の実施形態に係るプルロッドの下面及びこの下面に形成された溝レールを示す平面図である。 図4に示すクランプ穴に図5に示すクランプ装置のグリップ爪及びプルロッドが進入した状態(アンクランプ状態)を示す図である。 図5に示すクランプ装置が図3に示すシリンダヘッドを正常に固定した状態(クランプ状態)を示す縦断面図である。
以下、本発明のクランプ装置及びワーク加工用治具の好ましい一実施形態につき、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るワーク加工用治具100を示す平面図である。図2は、本発明の実施形態に係るワーク加工用治具100を図1のA矢視方向から見た状態を示す正面図である。
本実施形態のワーク加工用治具100は、クランプ穴が設けられたワークとしてのシリンダヘッドWに切削加工等を行う場合に、このシリンダヘッドWを固定(クランプ)し、また、その固定を解除(アンクランプ)する場合に用いられる。このワーク加工用治具100は、治具パレットPと、この治具パレットPに取り付けられた複数(3つ)の基準座支持部材110及び複数(3つ)のクランプ装置1と、を備える。
まず、本実施形態のワークとしてのシリンダヘッドWについて説明する。
図3は、本発明の実施形態に係るシリンダヘッドWがクランプ装置1によって治具パレットPに固定(クランプ)されている状態を示す外観斜視図である。図4は、図3に示すシリンダヘッドWのガスケット面Gaを示す図である。
シリンダヘッドWは、シリンダヘッドカバー、シリンダブロック等に結合されて自動車等に搭載されるエンジンの一部を構成する鋳造品であり、シリンダブロック側にガスケット面Gaを有している。このシリンダヘッドWのガスケット面Ga又はその近傍には、3つの基準座3、及び3つのクランプ穴として用いられる位置決めのための鋳抜き穴2が形成される。
基準座3は、シリンダヘッドWが治具パレットPに固定される場合に、シリンダヘッドWの高さ方向の位置決めを行うために用いられる。これらの基準座3は、シリンダヘッドWのガスケット面Gaを下面として、クランプ装置1をシリンダヘッドWの下方に配置した場合に、高さ方向の基準面となる。
また、基準座3は、略矩形形状を有するガスケット面Gaの長手方向に沿う一対の側縁のうちの一方の側縁の両端部近傍に2つ形成され、他方の側縁の中央部近傍に1つ形成される。
3つの鋳抜き穴2は、シリンダヘッドWが治具パレットPに固定される場合に、シリンダヘッドWを固定するために用いられる。
3つの鋳抜き穴2は、基準座3の配置に対応しており、略矩形形状を有するガスケット面Gaの長手方向に沿う一対の側縁のうちの一方の側縁の中央部近傍に1つ形成され、他方の側縁の両端部近傍に2つ形成される。また、前述の一方の側縁において1つの鋳抜き穴2は2つの基準座3の中間近傍に形成されており、前述の他方の側縁において2つの鋳抜き穴2の中間近傍に1つの基準座3が形成されている。
また、これら3つの鋳抜き穴2は、シリンダヘッド1の鋳造工程において、鋳型に形成された鋳造ピンが設けられた位置に形成される鋳抜穴である。この鋳抜穴は、鋳造ピンが鋳型から抜けやすいように、抜き勾配が形成された裁頭円錐状に形成される。
次に、ワーク加工用治具100及びクランプ装置1について説明する。
ワーク加工用治具100は、上述のように、治具パレットPと、3つの基準座支持部材110と、3つのクランプ装置1と、を備える。
治具パレットPは、図1に示すように、長さ方向LD及び幅方向WDを有する矩形平板状に構成される。この治具パレットPには、クランプ装置1に圧油Oを供給する圧油通路PO1,PO2、及びクランプ装置1に圧縮エアを供給する圧縮エア通路PA1が形成されている(図2参照)。
基準座支持部材110は、シリンダヘッドWを着座させ、治具パレットPにシリンダヘッドWを支持させる部材である。この基準座支持部材110は、中空円錐をその高さ方向から切断して当該中空円錐の半分以上の大きさに形成された本体部111と、この本体部111の頂部から上方に延在して基準座3と当接する着座面を構成する着座部112とを備える。本実施形態では、基準座支持部材110は、治具パレットPの上面の3箇所に三角形状(図1では逆三角形状)に配置される。これら3つの基準座支持部材110は、シリンダヘッドWを治具パレットPの上面に載置した場合に、3つの基準座3に対応する位置に配置される。
図5は、本実施形態に係るクランプ装置1を示す図1のB−B矢視断面図である。
クランプ装置1は、図1に示すように、治具パレットPの上面の3箇所に固定されている。これら3つのクランプ装置1は、シリンダヘッドWを治具パレットPの上面に載置した場合に、3つの鋳抜き穴2に対応する位置に配置される。
クランプ装置1は、図5に示すように、クランプ装置本体10と、ロッド部としてのプルロッド20と、二対のグリップ爪31(図6参照)を有するグリップ30と、グリップ支持部材40と、ロッド駆動部としてのロッド駆動源50と、軸回転拘束機構70と、移動規制機構80と、を備えて構成される。
クランプ装置本体10は、下部本体11と、この下部本体11の上部に配置される上部本体12と、を備える。
下部本体11は、上向きカップ状に形成され、底部11aと、後述のシリンダ部51を含むロッド駆動源50が取り付けられるシリンダ取付穴11bと、を有する。
上部本体12は、グリップ30及びプルロッド20が貫通する貫通孔12aを有する。上部本体12の先端(上端)側は、上方に突出した形状を有している。
プルロッド20は、ロッド駆動源50の駆動力によって、その軸方向に進退(昇降)し、グリップ30を径方向に拡縮させる軸状の部材である。
このプルロッド20は、軸部21と、テーパ部22と、絞り部23と、を有する。軸部21は、先端部がクランプ装置本体10の外部側に位置し、基端部がクランプ装置本体10の内部側に位置する。テーパ部22は、軸部21の先端部に突出して設けられ、その先端側に向かって徐々に径が大きく形成されている。
絞り部23は、テーパ部22の先端側に位置し、先端側に向かって徐々に径が小さく形成されている。
図6は、本実施形態のワーク加工用治具100におけるクランプ装置1部分を拡大して示す平面図である。
グリップ30は、図5及び図6に示すように、二対のグリップ爪31と、集束ばね(Oリング)32と、を備える。
二対のグリップ爪31は、図6に示すように、第1方向D1及びこの第1方向D1に直交する第2方向D2にそれぞれ対向して配置される。これら二対のグリップ爪31は、図5に示すように、テーパ面311と、複数(2つ)の突起部312と、を備える。
テーパ面311は、プルロッド20のテーパ部22を間にして対向する面に、基端側から先端側に向かって徐々に径が大きく形成されている。
複数(2つ)の突起部312は、グリップ爪31それぞれの外面に、プルロッド20の軸方向に沿って形成されている。この二対のグリップ爪31は、鋳抜き穴2をクランプする場合に鋳抜き穴2に対して滑ることを防止し、グリップ力を発生させる。
また、二対のグリップ爪31を構成する4個のグリップ爪31A,31B,31C,31Dは、プルロッド20のテーパ部22の周面の一部分としての約1/4をそれぞれ覆うことにより、4個のグリップ爪31A,31B,31C,31D全体でテーパ部22の全周を覆うように対向して配置されている。
集束ばね32は、二対のグリップ爪31それぞれの基端部に装着されており、二対のグリップ爪31を構成する4個のグリップ爪31A,31B,31C,31Dを互いに接近させる方向に付勢する。これにより、プルロッド20が下降した場合、テーパ部22がテーパ面311を摺動しながら集束ばね32に抗して径方向に広がるようになっている。
グリップ支持部材40は、上部本体12の内部に位置しており、グリップ30の下方からグリップ30を支持している。グリップ30の上端部は、上部本体12から上方に突出している。また、グリップ支持部材40は、上部本体12内の貫通孔12a内から下方に向けて設けられた下向きカップ状の部材である。このグリップ支持部材40には、プルロッド20が貫通する貫通孔40aが形成されている。
ロッド駆動源50は、プルロッド20をクランプ位置又はアンクランプ位置に駆動させる駆動源である。ここで、クランプ位置とは、プルロッド20が後退(下降)して、グリップ30を広げ、グリップ30によってシリンダヘッドWを治具パレットPに固定(クランプ)させる位置である。また、アンクランプ位置とは、プルロッド20が前進(上昇)して、グリップ30をすぼませて、グリップ30による上記固定を解除(アンクランプ)させる位置である。
このロッド駆動源50は、シリンダ部51と、ピストン部52と、第1油圧室53と、第2油圧室54と、を備える。
シリンダ部51は、下部本体11に対して回転不能に嵌合した円筒状に形成されており、クランプ装置本体10の内部において下部本体11の底部11aより上方に位置する。
ピストン部52は、ピストン本体52aと、蓋部52bと、を備える。
ピストン本体52aは、ピストン部52の主要部分を構成する。このピストン本体52aは、小径の上部ピストン521と、大径の下部ピストン522と、ロッド挿入孔523と、を備える。
上部ピストン521は、グリップ支持部材40の内面に当接した状態で、グリップ支持部材40に対して摺動可能に構成される。この上部ピストン521は、摺動方向に交差する方向には移動不能に設けられている。上部ピストン521の内径は、プルロッド20における上部ピストン521に対応する位置の外径よりも若干大きく構成される。
下部ピストン522は、上部ピストン521に対してプルロッド20の反対側に設けられている。この下部ピストン522の外径は、シリンダ部51の内径と略等しく構成されている。即ち、下部ピストン522は、シリンダ部51の内面に当接した状態で、シリンダ部51に対して摺動可能に構成されており、摺動方向に交差する方向には移動不能に設けられている。下部ピストン522の内径は、プルロッド20における下部ピストン522に対応する位置(基端部)の外径よりも若干大きく構成される。
ロッド挿入孔523は、ピストン本体52aを上下方向に貫通して形成される。このロッド挿入孔523は、プルロッド20の最大直径と同等の内径部分を有して構成される。本実施形態のクランプ装置1では、このロッド挿入孔523からプルロッド20が挿入される。
蓋部52bは、ロッド挿入孔523の下部に配置され、ロッド挿入孔523を塞ぐ。この蓋部52bの上面は、プルロッド20の基端面に当接し、プルロッド20を支持する。
尚、蓋部52bは、この蓋部52bの下面側に配置されたスナップリング(図示せず)により、ロッド挿入孔523を塞いだ状態で、ピストン本体52aに固定される。
第1油圧室53は、クランプ装置本体10の下部本体11の底部11a、ピストン部52の下面及びシリンダ部51の内周面に囲まれた領域により構成される。この第1油圧室53は、下部本体11の底部11aに形成されたアンクランプポート113を介して、治具パレットPに形成された圧油通路PO1に通じている。これにより、圧油Oが圧油通路PO1から第1油圧室53に供給され、第1油圧室53の油圧が増大すると、下部ピストン522は上昇(前進)する。
第2油圧室54は、グリップ支持部材40の下端面、上部ピストン521の側面、下部ピストン522の上面、及びシリンダ部51の内周面に囲まれた領域により構成される(図9参照)。この第2油圧室54は、下部本体11及び上部本体12に形成されたクランプ圧油通路114を介して、治具パレットPに形成された圧油通路PO2に通じている。これにより、圧油Oが圧油通路PO2から第2油圧室54に供給され、第2油圧室54の油圧が増大すると、下部ピストン522は下降(後退)する。
以上のロッド駆動源50によれば、第1油圧室53に圧油Oが供給されると、ピストン部52が上昇してプルロッド20をアンクランプ位置に上昇させる(図8参照)。また、第2油圧室54に圧油Oが供給されると、ピストン部52が下降してプルロッド20をクランプ位置に下降させる(図9参照)。つまり、第1油圧室53及び第2油圧室54の油圧制御により、下部ピストン522を上昇又は下降させると共に、それらの移動を停止させることが可能である。
軸回転拘束機構70は、ピストン部52をシリンダ部51に対してプルロッド20の周方向に回転不能に接続する。この軸回転拘束機構70は、第1拘束部材71と、第1拘束穴72と、第2拘束部材73と、第2拘束穴74と、を有する。
第1拘束部材71は、シリンダ部51とピストン部52との間に配置される。この第1拘束部材71は、プルロッド20の軸方向に延びる。本実施形態の第1拘束部材71は、金属製の拘束ピンにより構成される。第1拘束部材71の長さは、プルロッド20のストローク量以上である。
第1拘束穴72は、シリンダ部51及びピストン部52に設けられている。本実施形態では、第1拘束穴72は、下部ピストン522の上面と、シリンダ部51における下部ピストン522の上面に当接する面からそれぞれプルロッド20の軸方向に延びて形成される。第1拘束穴72の内径は、第1拘束部材71の外径と同等であり、第1拘束部材71が挿入されたときに第1拘束部材71が摺動可能に構成される。これら第1拘束部材71及び第1拘束穴72によって、下部ピストン522とシリンダ部51とが回転不能に接続される。
第2拘束部材73は、ロッド挿入孔523の周面と蓋部52bの側面との間に配置される。本実施形態の第2拘束部材73は、金属製の球体により構成される。
第2拘束穴74は、ロッド挿入孔523の周面及び蓋部52bの側面に設けられている。この第2拘束穴74は、それぞれ、半球形状に形成される。第2拘束穴74の直径は、第2拘束部材73の直径と同等に構成される。これら第2拘束部材73及び第2拘束穴74によって、蓋部52bがピストン本体52aに対して回転不能に接続される。
移動規制機構80は、プルロッド20をピストン部52に対して第1方向D1に移動可能、かつ、第2方向D2に移動不能に接続する。この移動規制機構80は、複数(2個)の係合突部82と、溝レール81と、を備える。
係合突部82は、図5に示すように、蓋部52bの上面に設けられ、プルロッド20の下面に向かって上方に突出している。本実施形態では、係合突部82は、蓋部52bの中心から等距離の位置に2つ設けられる。
図7は、本発明の実施形態に係るプルロッド20の下面及びこの下面に形成された溝レール81を示す平面図である。
溝レール81は、図5及び図7に示すように、プルロッド20の下面に一本形成される。この溝レール81は、第1方向D1に沿って延びる。そして、溝レール81は、係合突部82に係合可能に構成される。
以上の移動規制機構80によれば、下面に溝レール81が設けられたプルロッド20は、上面に係合突部82が形成されたピストン部52(蓋部52b)に対して、溝レール81が延びる第1方向D1への移動が許容され、第1方向D1に直交する第2方向D2への移動が規制される。
尚、クランプ装置1には、気密性又は油密性を保つため、各構成部品同士の接触部にOリング90が装着されている。
本実施形態のワーク加工用治具100では、以上のクランプ装置1は、図6に示すように、治具パレットPの長さ方向LDに第1方向D1が沿う第1クランプ装置1A、及び治具パレットPの幅方向WDに第1方向D1が沿うよう第2クランプ装置1Bとして、治具パレットPの一方の面に配置される。
より具体的には、図1及び図6に示すように、第1クランプ装置1Aは、治具パレットPの一方の面における長さ方向LDに沿う一対の側縁のうちの一方の側縁の両端部の近傍に2つ配置される。また、第2クランプ装置1Bは、治具パレットPの一方の面における長さ方向LDに沿う一対の側縁のうちの他方の側縁の中央部の近傍に1つ配置される。
即ち、これら3個のクランプ装置1は、3個の基準座支持部材110の略三角形配置(図1では逆三角形配置)に対し、略逆三角形状(図1では三角形状)に配置される。また、1個の第2クランプ装置1Bは、略三角形配置(図1では逆三角形配置)された2個の基準座支持部材110の間に配置される。
次に、クランプ装置1の動作について説明する。
図8は、シリンダヘッドWの鋳抜き穴2にクランプ装置1のグリップ爪31及びプルロッド20が進入した状態(アンクランプ状態)を示す図である。図9は、クランプ装置1がシリンダヘッドWを固定した状態(クランプ状態)を示す縦断面図である。
シリンダヘッドWを治具パレットPに固定する場合には、図8に示すように、圧油通路PO1から第1油圧室53に圧油Oが供給されると共に、第2油圧室54から圧油通路PO2を通じて圧油Oが排出される。これにより、第1油圧室53の油圧が第2油圧室54の油圧よりも増大するので、ピストン部52に連結したプルロッド20が上昇する。そして、プルロッド20のテーパ部22がグリップ30の上方に移動し、集束ばね32のばね力がグリップ30のグリップ爪31A,31B,31C,31Dを互いに接近させるので、グリップ30はすぼまった状態になる(アンクランプ状態)。この結果、鋳抜き穴2内にグリップ30が挿入可能な形状になる。この状態で、第1油圧室53の油圧を保持し、ピストン部52の上昇を停止させる。
次いで、シリンダヘッドWが治具パレットPの所定の位置に載置される。すると、図2に示すように、治具パレットPに取り付けられた基準座支持部材110がシリンダヘッドWの基準座3に当接すると共に、治具パレットPに取り付けられたクランプ装置1のプルロッド20のテーパ部22及びグリップ30がシリンダヘッドWの鋳抜き穴2に挿入される。
シリンダヘッドWが治具パレットPに載置されると、第2油圧室54に圧油Oが供給される。すると、図9に示すように、第2油圧室54の油圧が増大し、ピストン部52に連結されたプルロッド20が下降する。そして、下降するプルロッド20のテーパ部22が二対のグリップ爪31の内側に進入し、二対のグリップ爪31を径方向に押し広げて鋳抜き穴2の内壁に押圧する。この状態から、更にプルロッド20が下降しようとすることにより、グリップ30及びシリンダヘッドWも下方に引き込まれ、治具パレットPにシリンダヘッドWが固定される。
クランプ装置1により治具パレットPに固定されたシリンダヘッドWには、切削加工等の加工が施される。
ここで、本実施形態では、プルロッド20は、移動規制機構80により、ピストン部52(蓋部52b)に対して第1方向D1への移動が許容され、第2方向D2への移動が規制されている。これにより、鋳抜き穴2にかじりが発生した場合、このかじりが発生した部分が第1方向D1側にあれば、プルロッド20が第1方向D1にわずかに移動することで、鋳抜き穴2の内壁に二対のグリップ爪31を好適に押し付けられる。この場合、プルロッド20の第2方向D2における位置は変わらない。
一方、かじりが発生した部分が第2方向D2側にあった場合には、プルロッド20は、第2方向D2には移動できないので、プルロッド20の第2方向D2側に配置された一対のグリップ爪31(図6におけるグリップ爪31A,31C)は、鋳抜き穴2の内壁を好適(均一)に押圧できない。しかしながら、この場合、プルロッド20の第1方向D1側に配置された一対のグリップ爪31(図6におけるグリップ爪31B,31D)により鋳抜き穴2の内壁を好適に押圧できる。
このように、本実施形態のクランプ装置1によれば、鋳抜き穴2にかじりが発生して鋳抜き穴2の一部分の直径が大きくなった場合であっても、グリップ爪31により鋳抜き穴2の内壁を好適に押圧できる。また、鋳抜き穴2にかじりが発生した場合でも、少なくとも第2方向D2におけるプルロッド20の位置は変わらないので、クランプ装置1により固定したシリンダヘッドWの第2方向D2における位置のずれを防げる。
また、本実施形態では、第1拘束部材71及び第1拘束穴72により、ピストン本体52aは、シリンダ部51に対して回転不能に接続されている。また、第2拘束部材73及び第2拘束穴74により、蓋部52bは、ピストン本体52aに対して回転不能に接続されている。更に、移動規制機構80により、プルロッド20は、蓋部52bに対して周方向への回転も規制されている。そして、シリンダ部51は、下部本体11に回転不能に嵌合されている。これにより、プルロッド20は、クランプ装置本体10に対して回転不能に構成される。よって、クランプ装置1によりシリンダヘッドWをクランプする場合にプルロッド20が回転しないので、プルロッド20の移動許容方向及び移動規制方向が変わってしまうことを防げる。その結果、クランプ装置1によりシリンダヘッドWをクランプする場合において、シリンダヘッドWの位置決めをする方向の精度を高められる。
また、プルロッド20の軸方向に延びる第1拘束部材71と、この第1拘束部材71が挿入される第1拘束穴72と、により、ピストン本体52aとシリンダ部51とを接続した。これにより、プルロッド20の軸方向の移動を制限することなくピストン本体5aの回転を制限できる。
また、蓋部52bとピストン本体52aとを、球状の第2拘束部材73と、この球状の第2拘束部材73が挿入される第2拘束穴74と、により回転不能に接続した。これにより、簡単な構成で、蓋部52bのピストン本体52aに対する回転を制限できる。
また、移動規制機構80を、第1方向D1に延びる溝レール81と、この溝レール81に係合可能な複数の係合突部82と、により構成した。これにより、簡単な構成で、プルロッド20の移動方向を第1方向D1のみに規制できる。
また、プルロッド20を、絞り部23を含んで構成した。これにより、プルロッド20の先端側を鋳抜き穴2によりスムーズに挿入できる。
また、ワーク加工用治具100を、治具パレットPの長さ方向に沿う一対の側部のうちの一方の側部に、第1方向D1が長さ方向LDに一致するように配置される第1クランプ装置1Aと、一対の側部のうちの他方の側部に、第1方向D1が幅方向WDに一致するように配置される第2クランプ装置1Bと、を含んで構成した。これにより、第1クランプ装置1AによりシリンダヘッドWの幅方向WDの位置決めをすると共に、第2クランプ装置1BによりシリンダヘッドWの長さ方向LDの位置決めをした状態でシリンダヘッドWを治具パレットPに固定できる。よって、クランプ装置1によりシリンダヘッドWを強固に固定しつつ、シリンダヘッドWの固定位置にずれを生じにくくできる。その結果、ワーク加工用治具100に固定されたシリンダヘッドWに施す切削加工等の加工精度を向上できる。
以上、本発明のワーク加工用治具100及びクランプ装置1の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されることなく、種々の形態で実施することができる。
例えば、本実施形態では、第1油圧室53及び第2油圧室54の油圧によりプルロッド20の昇降を制御したが、これに限らない。即ち、プルロッドの下降のみを油圧制御し、第1油圧室に該当する領域にばねを配置してその弾性力を駆動力してプルロッドの上昇を行ってもよい。また、固定力が十分に発揮できるのであれば、プルロッドの上昇を油圧制御し、第2油圧室に該当する領域にばねを配置してその弾性力を駆動力してプルロッドの下降を行ってもよい。
また、本実施形態ではクランプ装置1を圧油Oによって作動させたが、これに限らない。即ち、クランプ装置を圧縮エアにより作動させてもよい。
また、本実施形態では、鋳抜き穴2を基準座3と別の位置に設けたが、これに限らない。即ち、クランプ穴を基準座と同じ位置に設けてもよい。
また、本実施形態では、第1拘束部材71を金属棒で構成し、この第1拘束部材71を、シリンダ部51及びピストン本体52aに形成した第1拘束穴72に挿入したが、これに限らない。即ち、第1拘束部材をシリンダ部又はピストン本体から突出するように、シリンダ部又はピストン本体と一体的に形成し、この第1拘束部材をピストン本体又はシリンダ部に形成した第1拘束穴に挿入してもよい。
また、本実施形態では、第1拘束部材71を、シリンダ部51とピストン部52との間に配置したが、これに限らない。即ち、第1拘束部材71を、ピストン部52とクランプ装置本体10(下部本体11のシリンダ取付穴11bにおけるピストン部52の下面と対向する部分)との間に配置して、ピストン部52の回転を拘束してもよい。
また、本実施形態では、第2拘束部材73を球状に構成し、この第2拘束部材73を、ロッド挿入孔523の周面及び蓋部52bの側面に形成した第2拘束穴74に挿入したが、これに限らない。即ち、第2拘束部材をロッド挿入穴の周面又は蓋部の側面から突出するように一体的に形成し、この第2拘束部材を蓋部の側面又はロッド挿入穴の周面に形成した第2拘束穴に挿入してもよい。
また、本実施形態では、蓋部52bに係合突部82を設け、プルロッド20の下面に溝レール81を設けたが、これに限らない。即ち、プルロッドの下面に係合突部を設け、蓋部5に溝レールを設けてもよい。
また、本実施形態では、クランプ装置1を治具パレットPに設けてシリンダヘッドWを治具パレットPに固定したが、これに限らない。即ち、クランプ装置を、シリンダヘッドを移動させる台車、車両等の移動体に設けてもよい。
また、本実施形態では、長さ方向LDの長さが幅方向WDの長さよりも長い平面視で矩形形状の治具パレットPによりワーク加工用治具100を構成したが、これに限らない。即ち、長さ方向の長さ及び幅方向の長さが等しい平面視で正方形の治具パレットによりワーク加工用治具を構成してもよい。
1 クランプ装置
1A 第1クランプ装置
1B 第2クランプ装置
2 鋳抜き穴(クランプ穴)
3 基準座
10 クランプ装置本体
11 下部本体
11b シリンダ取付穴
20 プルロッド(ロッド部)
21 軸部
22 テーパ部
30 グリップ
31 グリップ爪
50 ロッド駆動源(ロッド駆動部)
51 シリンダ部
52 ピストン部
52a ピストン本体
52b 蓋部
70 軸回転拘束機構
71 第1拘束部材
72 第1拘束穴
73 第2拘束部材
74 第2拘束穴
80 移動規制機構
81 溝レール
82 係合突部
100 ワーク加工用治具
110 基準座支持部材
523 ロッド挿入孔
D1 第1方向
D2 第2方向
LD 長さ方向
WD 幅方向
P 治具パレット
W シリンダヘッド(ワーク)

Claims (7)

  1. 所定の面にクランプ穴が設けられたワークを固定するクランプ装置であって、
    前記クランプ穴に対向するクランプ装置本体と、
    前記クランプ装置本体に設けられ、先端部が前記ワーク側に位置し基端部が前記クランプ装置本体の内部に位置する軸部、及び該軸部の先端部に設けられ先端側に向かって徐々に径が大きく形成されたテーパ部を有すると共に、軸方向に沿って進退可能なロッド部と、
    前記テーパ部の周面を覆うと共に、第1方向及び該第1方向に直交する第2方向にそれぞれ対向して配置され、該テーパ部の径方向に変形可能な少なくとも二対のグリップ爪と、
    前記クランプ装置本体の基端側に設けられるシリンダ部、及び該シリンダ部に摺動自在に配置され前記ロッド部の基端部に連結されるピストン部により構成されるロッド駆動部と、
    前記ピストン部を前記シリンダ部に対して前記ロッド部の周方向に回転不能に接続する軸回転拘束機構と、
    前記ロッド部を前記ピストン部に対して前記第1方向に移動可能、かつ、前記第2方向に移動不能に接続する移動規制機構と、を備えるクランプ装置。
  2. 前記軸回転拘束機構は、
    前記シリンダ部と前記ピストン部との間、又は前記クランプ装置本体と前記ピストン部との間に配置され、前記ロッド部の軸方向に延びる第1拘束部材と、
    前記シリンダ部及び前記ピストン部、又は前記クランプ装置本体及び前記ピストン部に設けられ、前記第1拘束部材が挿入される第1拘束穴と、を備える請求項1に記載のクランプ装置。
  3. 前記ピストン部は、ピストン本体と、該ピストン本体に形成され前記ロッド部が挿入可能なロッド挿入孔と、該ロッド挿入孔を塞ぐと共に前記軸部の基端部を支持する蓋部と、を備え、
    前記軸回転拘束機構は、前記ロッド挿入孔の周面及び前記蓋部の側面の間に配置される第2拘束部材と、前記ロッド挿入孔の内周面及び前記蓋部の側面に設けられ前記第2拘束部材が挿入される第2拘束穴と、を更に備える請求項1又は2に記載のクランプ装置。
  4. 前記移動規制機構は、
    前記ロッド部と前記蓋部との接触面のうちの一方の面に設けられ前記第1方向に延びる溝レールと、
    前記ロッド部と前記蓋部との接触面のうちの他方の面に凸状に形成され前記溝レールに係合可能な複数の係合突部と、を備える請求項3に記載のクランプ装置。
  5. 長さ方向及び幅方向を有する治具パレットと、
    前記治具パレットの一方の面における長さ方向に沿う一対の側縁のうちの一方の側縁側に配置される第1クランプ装置と、
    前記一方の面における前記一対の側縁のうちの他方の側縁側に配置される第2クランプ装置と、を備えるワーク加工用治具であって、
    前記第1クランプ装置は、前記第1方向が前記長さ方向に一致するように配置される請求項1〜4のいずれかに記載のクランプ装置であり、
    前記第2クランプ装置は、前記第1方向が前記幅方向に一致するように配置される請求項1〜4のいずれかに記載のクランプ装置であるワーク加工用治具。
  6. 前記第1クランプ装置が前記治具パレットの長さ方向の両端部近傍に2つ配置され、
    前記第2クランプ装置が前記治具パレットの長さ方向の中央部近傍に1つ配置される請求項5に記載のワーク加工用治具。
  7. 請求項5又は6に記載のワーク加工用治具を用いて所定の面に複数のクランプ穴が設けられたワークを固定する工程と、
    前記ワーク加工用治具により固定された前記ワークに加工を施す工程と、を備えるワークの加工方法。
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