JP2013188000A - モータ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外力によるモータの回転を適切なトルクで制動して素早く減速させることができ、モータの回転が減速又は停止した状態を保持することができる低消費電力のモータ駆動装置の提供。
【解決手段】制御部16は、スイッチ4からモータ3の回転指示を受け付けていない場合であって、速度検出部14が検出した回転速度が所定値未満であるときに、FET31,33,35夫々をオンにすることによってモータ3の端子間を短絡する。また、制御部16は、スイッチ4からモータ3の回転指示を受け付けていない場合であって、速度検出部14が検出した回転速度が所定値以上であるときに、モータ3の回転を妨げる方向にトルクが発生する交流電圧に対応するパルス電圧をインバータ13からモータ3の端子間に印加させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータを駆動するモータ駆動装置に関する。
現在、モータは、産業機器、車載機器、家電製品及び情報機器等のあらゆる製品に搭載されている。モータ、より詳細にはモータが有するロータは、モータ駆動装置による電圧の印加によって回転し、ロータに接続されている回転対象物を回転させる。
また、モータは発電作用を有している。このため、モータ駆動装置とモータとが電気的に接続された状態で回転対象物が外力によって回転し、モータが回転対象物の回転に連動して回転した場合、誘起電圧を発生し、発生した誘起電圧がモータ駆動装置を構成する部品に印加する。
外力による回転対象物の回転に連動してモータが回転している状態で、モータ駆動装置がモータに電圧を印加することにより、モータを回転させた場合、非常に大きい誘起電圧が発生し、モータ駆動装置内の部品が破損する虞がある。
このような部品の破損を防止するためには、モータ駆動装置がモータを駆動する前に、モータの回転を制動してモータの回転速度を抑制しておく必要がある。
特許文献1に、モータ駆動装置がモータを駆動する前にモータの回転を制動するモータ駆動装置が開示されている。このモータ駆動装置は、モータを駆動する前に、外力によって回転しているモータの回転速度が所定速度以上である場合に、モータの回転によって発生する誘起電圧を放電することによって、モータが回転に使用するエネルギーを消費し、モータの回転を制動している。
また、特許文献2及び3夫々にモータの回転を制動するモータ駆動装置が開示されている。
特許文献2に記載されているモータ駆動装置は、モータの回転速度が第1の所定速度以上ではモータの端子間を短絡する。これにより、モータの回転によって発生した誘起電圧はモータのステータに装着されている巻線抵抗に印加され、モータの回転エネルギーが消費され、モータの回転が制動される。
更に、特許文献2に記載されているモータ駆動装置は、モータの回転速度が第1の所定速度未満である場合に、モータの回転方向と逆方向にモータを回転させるようにモータの端子間に電圧を印加し、モータの回転を制動する。また、特許文献2に記載されているモータ駆動装置は、モータの回転速度が第1の所定速度よりも遅い第2の所定速度以下である場合にモータの回転を自然に減速させる。
特許文献3に記載されているモータ駆動装置は、モータが有する複数のコイルに直流電流を流すことによって、該複数のコイルに磁気吸引力を発生させ、発生した磁気吸引力によってモータの回転を制動する。
特開2011−030330号公報 特開2007−160218号公報 特開平10−341590号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているモータ駆動装置は、モータの回転を制動する場合に発生するトルクを調整することができないため、適切なトルクでモータの回転を制動することができない。このため、モータの回転が急激に制動される虞がある。例えば、モータのロータにギアが接続されている場合、モータの回転の急激な制動によってギアの歯当たりが大きくなってギアが損傷し、ギアの寿命が短くなる。
特許文献2に記載されているモータ駆動装置には、モータの回転速度が第1の所定速度以上である場合、モータの端子間の短絡によってモータの回転を制動するため、モータの回転の制動によって発生するトルクを調整することができず、適切なトルクでモータの回転を制動することができないという問題がある。更に、特許文献2に記載されているモータ駆動装置では、モータの回転速度が高速である場合にモータの端子間の短絡による制動を行い、該制動によって発生するトルクは小さいため、モータの回転を素早く減速させることができないという問題もある。
また、特許文献2に記載されているモータ駆動装置には、モータの回転速度が第2の所定速度以下である場合、モータの回転を自然に減速させるので、この期間に再度、回転対象物に外力が加わるとモータの回転が再加速する。このため、特許文献2に記載されているモータ駆動装置には、モータの回転が減速又は停止した状態を保持できないという問題がある。
また、特許文献3に記載された方法でモータの回転を制動する場合、モータ駆動装置はモータが有する複数のコイルに直流電流を流し続けなければならず、電力が無駄に消費されるという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、外力によるモータの回転を適切なトルクで制動して素早く減速させることができ、モータの回転が減速又は停止した状態を保持することができる低消費電力のモータ駆動装置を提供することにある。
本発明に係るモータ駆動装置は、モータの端子間に電圧を印加することによって、前記モータを駆動するモータ駆動装置において、前記モータの回転指示を受け付ける受付手段と、前記モータの回転速度を検出する検出部とを備え、前記受付手段が回転指示を受け付けていない場合であって、前記検出部が検出した回転速度が第1速度未満であるときに、前記端子間を短絡し、前記検出部が検出した回転速度が前記第1速度以上であるときに、前記モータの回転を妨げる方向にトルクが発生するように前記端子間に電圧を印加するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、受付手段がモータの回転指示を受け付けていない場合であって、検出部が検出したモータの回転速度が第1速度以上であるときに、モータの回転を妨げる方向にトルクが発生するようにモータの端子間に電圧を印加し、モータの回転を制動する。そして、受付手段がモータの回転指示を受け付けていない場合であって、検出部が検出したモータの回転速度が第1速度未満になったときに、モータの端子間を短絡してモータの回転を制動する。
モータの回転を妨げる方向にトルクが発生するようにモータの端子間に電圧を印加する場合、モータの端子間に印加する電圧を調整することによって、モータの回転を妨げる方向のトルクを調整することが可能である。更に、モータの回転速度が第1速度未満になり十分に小さくなった場合にモータの端子間の短絡によりモータの回転を制動する。
このため、適切なトルクでモータの回転を制動することが可能となり、素早くモータの回転が減速する。また、モータの端子間を短絡している間、モータに電圧を印加する必要はなく、モータの回転の制動によって消費する電力は低い。更に、受付手段が回転指示を受け付けていない間、常にモータの回転が制動されているので、一旦減速したモータの回転が外力によって再加速することはない。このため、モータの回転が減速又は停止した状態が保持される。
本発明に係るモータ駆動装置は、前記受付手段が回転指示を受け付けた場合であって、前記検出部が検出した回転速度が第2速度以上であるときに、前記回転を妨げる方向にトルクが発生するように前記端子間に電圧を印加し、前記検出部が検出した回転速度が第2速度未満であるときに、前記モータの回転を開始するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、受付手段が回転指示を受け付けた場合であっても、検出部が検出した回転速度が第2速度以上であるときには、モータの回転を開始させずに、モータの回転を妨げる方向にトルクを発生するように端子間に電圧を印加してモータの回転を制動する。受付手段が回転指示を受け付けた場合であって、検出部が第2速度未満の回転速度を検出したとき、モータの回転を開始する。
これにより、モータは回転速度が第2速度未満であって十分に遅い場合に回転を開始するため、モータが回転を開始した場合に発生する誘起電圧は確実に低くなる。このため、モータに接続している部品の破損が確実に防止される。
本発明に係るモータ駆動装置は、前記第1速度は、前記端子間の短絡によって前記モータに発生するトルクが最大となる回転速度であることを特徴とする。
本発明にあっては、モータの回転を妨げる方向に発生するトルクによる制動からモータの端子間の短絡による制動に切り替える第1速度は、該短絡によるモータに発生するトルクが最大となる回転速度である。このため、モータの端子間の短絡による制動がより効果的になる。
本発明に係るモータ駆動装置は、前記回転速度が前記第1速度である場合に前記回転を妨げる方向に発生するトルクは、前記回転速度が前記第1速度である場合に前記端子間の短絡によって発生するトルクと略一致していることを特徴とする。
本発明にあっては、モータの回転速度が第1速度である場合において、モータの回転を妨げる方向に発生するトルクと、モータの端子間の短絡によって発生するトルクとは略一致している。このため、モータの回転を妨げる方向に発生するトルクによる制動からモータの端子間の短絡による制動への切り替えがスムーズである。従って、制動が切り替わった場合にトルクが急激に変動してモータの回転対象物に大きな衝撃を与えることはなく、回転対象物が破損する虞がない。
本発明によれば、外力によるモータの回転を適切なトルクで制動して素早く減速させることができ、モータの回転が減速又は停止した状態を保持することができる低消費電力のモータ駆動装置を実現することができる。
本発明に係るモータ駆動装置の要部構成を示す回路図である。 短絡制動及び遅れ位相制動によって生じるトルクの特性を示すグラフである。 制御部が実行する動作の手順を示すフローチャートである。 制御部が実行する動作の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係るモータ駆動装置の要部構成を示す回路図である。このモータ駆動装置1は、交流電圧を出力する交流電源2と、モータ3と、モータ3の回転指示を出力するためのスイッチ4の一方の端子とに接続されている。スイッチ4の他方の端子は図示しない回路に接続されている。
モータ3は、3相のブラシレスDCモータであり、モータ3が有する図示しないステータにコイルLu,Lv,Lwが各別に巻装されている。コイルLuの一方の端子は、コイルLv,Lw夫々の一方の端子に接続されており、コイルLu,Lv,Lw夫々の他方の端子はモータ駆動装置1に各別に接続されている。
モータ3の端子間、即ち、コイルLu,Lv,Lw夫々の他方の端子間に、交流電圧に対応するパルス電圧がモータ駆動装置1によって印加された場合、モータ3、より詳細にはモータ3が有する図示しないロータが回転する。モータ3の回転により、モータ3のロータに接続された回転対象物、例えばギアが回転する。
モータ3は、ステータ、ロータ及びコイルLu,Lv,Lwの他に、永久磁石で構成されるロータから発生する磁界の大きさを検出し、ロータの磁極が切り替わった場合に出力電圧が大きく変化するホールセンサHu,Hv,Hwを有する。
スイッチ4は、モータ駆動装置1がモータ3の回転指示及び停止指示を受け付けるためのスイッチであり、使用者によってオン/オフされる。例えば、スイッチ4に接続されている回路が抵抗を有し、抵抗の一方の端子がスイッチ4の他方の端子に接続されて抵抗の他方の端子に一定の電圧が印加されている状態で、使用者がスイッチ4をオンにした場合、モータ駆動装置1に所定電圧以上の電圧が印加され、モータ駆動装置1は回転指示を受け付ける。また、前記状態で使用者がスイッチ4をオフにした場合、スイッチ4を介してモータ駆動装置1に印加される電圧が所定電圧以下となり、モータ駆動装置1は停止指示を受け付ける。
モータ駆動装置1は、整流回路11、コンデンサ12、インバータ回路13、速度検出部14、記憶部15及び制御部16を備える。整流回路11は、交流電源2及びコンデンサ12夫々の両端に各別に接続されており、コンデンサ12の両端は、更に、インバータ回路13に各別に接続されている。
交流電源2が出力した交流電圧は、整流回路11によって直流電圧に整流され、整流された直流電圧はコンデンサ12によって平滑化されてインバータ回路13に印加される。
インバータ回路13は、FET(Field Effect Transistor)30,31,・・・,35を有する。FET30,32,34夫々のドレインはコンデンサ12の一方の端子に、FET31,33,35夫々のソースはコンデンサ12の他方の端子に接続されている。
FET30のソースは、FET31のドレイン、及び、モータ3のコイルLuの他方の端子に、FET32のソースは、FET33のドレイン、及び、モータ3のコイルLvの他方の端子に、FET34のソースは、FET35のドレイン、及び、モータ3のコイルLwの他方の端子に接続している。
FET30,31,・・・,35夫々のゲートは、制御部16に各別に接続されている。FET30,31,・・・,35夫々は、Nチャネル型のFETであり、半導体スイッチとして機能する。FET30,31,・・・,35夫々について、制御部16によってゲートに所定電圧以上の電圧が印加された場合、ドレインからソースに電流が流れることが可能となってオンとなり、制御部16によってゲートに印加されている電圧が所定電圧未満に調整された場合、ドレインからソースに電流が流れずにオフになる。
インバータ回路13は、制御部16がFET30,31,・・・,35を各別にオン/オフすることによって、整流回路11及びコンデンサ12夫々によって整流及び平滑化が行われた直流電圧を、交流電圧に対応するパルス電圧に変換する。インバータ回路13は、変換したパルス電圧をモータ3の端子間に印加することによって、モータ3を回転させる。インバータ回路13は、モータ3の端子間に印加すべき交流電圧の絶対値に応じてパルス電圧のパルス幅を調整することによって、実質的な交流電圧をモータ3の端子間に印加する。
速度検出部14は、モータ3が有するホールセンサHu,Hv,Hwに各別に接続しており、ホールセンサHu,Hv,Hw夫々の出力電圧からモータ3、より詳細にはロータの回転速度を検出する。速度検出部14は、ロータの磁極が切り替わった場合に生じるホールセンサHu,Hv,Hw夫々の出力電圧の大きな変化を検知し、出力電圧の大きな変化を検知した時間間隔からモータ3の回転速度を検出している。
更に、速度検出部14は、ホールセンサHu,Hv,Hw夫々の出力電圧と、検出したモータ3の回転速度とからロータの回転位置、即ち、モータ3の回転によって発生する誘起電圧の位相を算出する。具体的には、速度検出部14は、ホールセンサHu,Hv,Hw夫々の出力電圧の大きな変化から、ロータのS極及びN極の切り替わり位置を検出する。速度検出部14は、切り替わり位置を検出した時点からの経過時間と、検出した回転速度との積に基づいて、ロータが切り替わり位置から回転した角度を演算する。速度検出部14は、検出した切り替わり位置と、演算したロータの回転角度とからロータの回転位置、即ち誘起電圧の位相を算出する。速度検出部14は、検出したモータ3の回転速度、及び、算出した誘起電圧の位相を制御部16に通知する。
なお、速度検出部14は特許請求の範囲における検出部に該当する。
記憶部15には、モータ駆動装置1がモータ3の回転指示を受け付けた場合に回転させるモータ3の目標回転速度を記憶してある。
制御部16は、スイッチ4の一方の端子に接続されており、使用者から開始指示及び停止指示を受け付ける。モータ駆動装置1の図示しない電源スイッチがオンになってモータ駆動装置1が起動してから開始指示を受け付けるまでの準備期間に、制御部16は、速度検出部14が検出したモータ3の回転速度を読み込むことによって、外力による回転対象物の回転に連動して回転しているモータ3の回転速度を認識する。
制御部16は、準備期間中に、回転速度N1以上のモータ3の回転速度を読み込んだ場合、速度検出部14が算出した誘起電圧の位相に対して遅れた位相でモータ3の端子間に電圧を印加することによって、モータ3の回転を妨げる方向にトルクを発生させて、モータ3の回転の制動を行う。このモータ3の回転の制動を以下では遅れ位相制動と記載する。制御部16は、インバータ回路13のFET30,31,・・・,35を各別にオン/オフすることによって、モータ3の端子間に印加する電圧を調整し、遅れ位相制動を行う。
制御部16は、準備期間中に、回転速度N1未満のモータ3の回転速度を読み込んだ場合、FET31,33,35夫々をオンにすることによってモータ3の端子間を短絡する。これにより、モータ3の回転によって発生した誘起電圧はコイルLu,Lv,Lw夫々の巻線抵抗に印加され、モータ3の回転エネルギーが消費され、モータ3の回転が制動される。以下、モータ3の端子間の短絡による制動を短絡制動と記載する。
図2は短絡制動及び遅れ位相制動によって生じるトルクの特性を示すグラフである。図2Aは短絡制動によるトルク特性を、図2Bは遅れ位相制動によるトルク特性を示している。図2Cには、短絡制動及び遅れ位相制動夫々のトルク特性が併記されている。図2A、図2B及び図2C夫々には、モータ3の回転速度に対するトルクが示されており、モータ3の回転を妨げる方向に発生するトルクは負のトルクで示されている。V1,V2,V3は、遅れ位相制動を行うためにインバータ13がモータ3の端子間に印加する交流電圧の振幅値であり、振幅値はV1,V2,V3の順に大きい。
短絡制動によって発生するトルクは、図2Aに示すように、モータ3の回転速度がゼロから所定速度になるまで回転速度の上昇と共に増加し、回転速度が所定速度を超えた場合、回転速度の上昇と共に減少する。遅れ位相制動から短絡制動に切り替えられる回転速度N1は、短絡制動によって生じるトルクが最大値T1となる前記所定速度に設定されている。回転速度N1は特許請求の範囲における第1速度に該当する。
遅れ位相制動によって発生するトルクは、図2Bに示すように、モータ3の端子間に印加する交流電圧の振幅値が同じ場合、モータ3の回転速度の上昇と共に増加する。また、遅れ位相制動によって発生するトルクは、同一の回転速度においては、モータ3の端子間に印加する交流電圧の振幅値がV1,V2,V3と大きくなるにつれて増加する。
制御部16は、準備期間中、短絡制動と遅れ位相制動とを併用することによって、外力によるモータ3の回転を制動する。この制動方法を、図2Cを用いて説明する。制御部16は、準備期間中に、速度検出部14が検出した回転速度がN1以上であった場合、モータ3の回転を妨げる方向にトルクが発生するような交流電圧に対応するパルス電圧をインバータ13からモータ3の端子間に印加させる。これにより、制御部16は遅れ位相制動を行い、モータ3の回転を減速させる。ここで、制御部16は、遅れ位相制動を行う場合に、モータ3の端子間に印加する交流電圧の振幅値を、速度検出部14が検出した回転速度に応じて調整することによってモータ3の回転に妨げる方向に発生するトルクを調整する。
制御部16は、モータ3の回転が減速して速度検出部14が検出した回転速度がN1になった場合に、遅れ位相制動から短絡制動に切り替える。このとき、制御部16は、遅れ位相制動を行っている間、速度検出部14が検出した回転速度がN1である場合に、振幅値がV2である交流電圧をインバータ13からモータ3の端子間に印加させるように構成されてある。ここで、振幅値V2は、図2Cに示すように、回転速度がN1である場合にトルクが略T1となる振幅値である。
遅れ位相制動から短絡制動に切り替わるモータ3の回転速度が短絡制動によってモータ3に発生するトルクが最大となる回転速度N1であるため、短絡制動がより効果的に行われる。
更に、遅れ位相制動から短絡制動に切り替わるモータ3の回転速度N1において、遅れ位相制動、及び、短絡制動夫々によって生じるトルクが略一致しているため、遅れ位相制動から短絡制動への切り替えがスムーズである。このため、遅れ位相制動から短絡制動に切り替わった場合にモータ3に発生するトルクが急激に変動してモータ3の回転対象物に大きな衝撃が加わることはなく、回転対象物の破損が防止される。
制御部16は、準備期間中、速度検出部14が検出した回転速度がN1未満になった場合、短絡制動によりモータ3の回転を減速させ、モータ3の回転速度がゼロになっても、モータ3の回転指示を受け付けるまで、短絡制動を継続して行う。
このため、準備期間中、モータ3の回転は常に制動されているため、一旦減速又は停止したモータ3の回転が外力によって再加速することはなく、モータ3の回転が減速又は停止した状態が保持される。更には、制御部16が短絡制動を行っている間、モータ3の端子間に電圧を印加する必要はなく、モータ3の回転の制動によって消費する電力は低い。
制御部16は、スイッチ4からモータ3の回転指示を受け付けた場合、速度検出部14が検出したモータ3の回転速度を読み込むことによって、外力による回転対象物の回転に連動して回転しているモータ3の回転速度を認識する。制御部16は、読み込んだモータ3の回転速度が、モータ3の端子間への電圧の印加によってモータ3が回転を開始した場合に過大な誘起電圧が発生しない回転速度N2未満であるか否かを判定する。
回転速度N2は特許請求の範囲における第2速度に該当する。
制御部16は、判定の結果、読み込んだモータ3の回転速度がN2以上であると判定した場合、速度検出部14が算出した誘起電圧の位相に対して遅れた位相でモータ3の端子間に電圧を印加することによって遅れ位相制動を行う。制御部16は、遅れ位相制動を行った後、再び速度検出部14が検出した回転速度を読み込み、読み込んだ回転速度がN2未満であるか否かを判定する。制御部16は、速度検出部14が検出した回転速度がN2未満となるまで遅れ位相制動を行い続ける。
制御部16は、速度検出部14から読み込んだ回転速度が回転速度N2未満であると判定した場合、FET30,31,・・・,35を各別にオン/オフすることによって、交流電圧に対応するパルス電圧をモータ3の端子間に印加し、モータ3の回転を開始する。
従って、モータ3は回転速度がN2未満であって十分に遅い場合に回転を開始するため、モータ3が回転を開始した場合に発生する誘起電圧を確実に低くすることができ、モータ3に接続している部品の破損を確実に防止することができる。
モータ3の回転が開始した後、制御部16は、記憶部15に記憶してある目標回転速度でモータ3を回転させる。そして、制御部16は、スイッチ4からモータ3の停止指示を受け付けた場合、速度検出部14が算出した位相に対して遅れた位相でモータ3の端子間に電圧が印加されるように、FET30,31,・・・,35を各別にオン/オフすることによって、遅れ位相制動を行う。これにより、制御部16はモータ3の回転を停止させる。
なお制御部16は特許請求の範囲における受付手段に該当する。
図3及び図4は制御部16が実行する動作の手順を示すフローチャートである。制御部16は、図示しない電源スイッチによってモータ駆動装置1が起動した状態から動作を開始する。
まず、制御部16は、スイッチ4からモータ3の回転指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS1)。制御部16は、モータ3の回転指示を受け付けていないと判定した場合(ステップS1:NO)、速度検出部14が検出した回転速度を読み込む(ステップS2)。これにより、制御部16は、外力によって回転しているモータ3の回転速度を認識する。
次に、制御部16は、ステップS1で読み込んだ回転速度がN1未満であるか否かを判定する(ステップS3)。制御部16は、回転速度がN1以上であると判定した場合(ステップS3:NO)、遅れ位相制動を行う(ステップS4)。制御部16は、回転速度がN1未満であると判定した場合(ステップS3:YES)、短絡制動を行う(ステップS5)。制御部16は、モータ3の回転指示を受け付けるまで、短絡制動又は遅れ位相制動を継続して行う。
制御部16は、モータ3の回転指示を受け付けたと判定した場合(ステップS1:YES)、速度検出部14が検出した回転速度を読み込む(ステップS6)。これにより、制御部16は、モータ3の回転を開始する前に、外力による回転対象物に連動して回転しているモータ3の回転速度を認識する。
次に、制御部16は、ステップS6で読み込んだ回転速度がN2未満であるか否かを判定する(ステップS7)。制御部16は、回転速度がN2以上であると判定した場合(ステップS7:NO)、遅れ位相制動を行い(ステップS8)、処理をステップS6に戻す。制御部16は、速度検出部14が検出したモータ3の回転速度がN2未満となるまで遅れ位相制動を継続して行う。
制御部16は、回転速度がN2未満であると判定した場合(ステップS7:YES)、FET30,31,・・・,35を各別にオン/オフしてインバータ13からモータ3の端子間に、交流電圧に対応するパルス電圧を印加することによって、モータ3の回転を開始する(ステップS9)。
ここで、制御部16は、記憶部15に記憶してある回転速度でモータ3を回転させる。
また、短絡制動及び/又は遅れ位相制動によって、モータ3の回転が停止した状態、又は、モータ3の回転速度が十分に遅くなった状態でモータ3の回転が開始されるため、モータ3の回転によって発生する誘起電圧は低く、誘起電圧の印加によってモータ駆動装置1内の部品が破損することはない。
制御部16は、ステップS9を実行した後、スイッチ4から停止指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS10)。制御部16は、停止指示を受け付けていないと判定した場合(ステップS10:NO)、ステップS10の判定を繰り返し、停止指示を受け付けるまでモータ3を回転させ続ける。
制御部16は、停止指示を受け付けたと判定した場合(ステップS10:YES)、通電位相が遅れた交流電圧に対応するパルス電圧をインバータ13からモータ3の端子間に印加させてモータ3の回転を制動することによって、モータ3の回転を停止する(ステップS11)。制御部16は、ステップS11を実行した後、動作を終了し、改めてステップS1から動作を実行する。
本実施の形態にあっては、制御部16は、インバータ13に遅れ位相制動を行わせる場合に、インバータ13からモータ3の端子に印加するパルス電圧を調整することによって、モータ3の回転を妨げる方向に作用するトルクを調整することができる。更に、モータ3の回転速度がN1未満になり十分に小さくなった場合にモータ3の端子間の短絡によりモータ3の回転を制動する。従って、モータ駆動装置1は外力によるモータ3の回転を適切なトルクで制動して素早く減速させることができる。
なお、制御部16は、スイッチ4から回転指示を受け付けた場合に、モータ3の回転速度の読み込み、回転速度がN2未満であるか否かの判定、及び、遅れ位相制動を行わずに、モータ3の回転を開始してもよい。このとき、図3及び図4に示す制御部16が実行する動作の手順では、制御部16は、ステップS1で回転指示を受け付けたと判定した場合、ステップS9を実行する。
通常、モータ駆動装置1が起動してから制御部16がモータ3の回転指示を受け付ける間に、制御部9が行う短絡制動及び/又は遅れ位相制動により十分にモータ3の回転速度が遅くなっている。このため、制御部16は、スイッチ4からモータ3の回転指示を受け付けた場合にモータ3の回転を開始しても、モータ3の回転の開始に伴って発生する誘起電圧は十分に小さく、モータ3に接続している部品の破損が防止される。
また、モータ3は、3相のブラシレスDCモータに限定されず、2相又は4相以上のブラシレスDCモータであってもよく、更には、ブラシレスDCモータに限定されない。
また、回転速度N1は、短絡制動によってモータ3に発生するトルクが最大となる回転速度に限定されない。この場合であっても、モータ駆動装置1は、適切なトルクによるモータ3の回転の制動、及び、素早いモータ3の回転の減速を低消費電力で行うことができ、減速したモータ3の回転は外力によって再加速することはなく、モータ3の回転が減速又は停止した状態が保持される。
また、FET30,31,・・・,35夫々は、Nチャネル型のFETに限定されず、Pチャネル型のFETであってもよい。更には、FET30,31,・・・,35夫々は、半導体スイッチであればよいので、バイポーラトランジスタであってもよい。
開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 モータ駆動装置
14 速度検出部
16 制御部
3 モータ
Lu,Lv,Lw コイル
N1,N2 回転速度

Claims (4)

  1. モータの端子間に電圧を印加することによって、前記モータを駆動するモータ駆動装置において、
    前記モータの回転指示を受け付ける受付手段と、
    前記モータの回転速度を検出する検出部と
    を備え、
    前記受付手段が回転指示を受け付けていない場合であって、前記検出部が検出した回転速度が第1速度未満であるときに、前記端子間を短絡し、前記検出部が検出した回転速度が前記第1速度以上であるときに、前記モータの回転を妨げる方向にトルクが発生するように前記端子間に電圧を印加するように構成してあること
    を特徴とするモータ駆動装置。
  2. 前記受付手段が回転指示を受け付けた場合であって、前記検出部が検出した回転速度が第2速度以上であるときに、前記回転を妨げる方向にトルクが発生するように前記端子間に電圧を印加し、前記検出部が検出した回転速度が第2速度未満であるときに、前記モータの回転を開始するように構成してあること
    を特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記第1速度は、前記端子間の短絡によって前記モータに発生するトルクが最大となる回転速度であること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のモータ駆動装置。
  4. 前記回転速度が前記第1速度である場合に前記回転を妨げる方向に発生するトルクは、前記回転速度が前記第1速度である場合に前記端子間の短絡によって発生するトルクと略一致していること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のモータ駆動装置。
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