JP2013187358A - 白色発光装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】高い演色性と、高い発光効率を両立する白色発光装置を提供する。
【解決手段】実施の形態の白色発光装置は、430nm以上470nm以下の波長領域にピーク波長を有する発光素子と、発光素子上に形成され、530nm以上580nm以下の第1のピーク波長と第1の半値幅の光を発光する第1の蛍光体と、第1のピーク波長より長い570nm以上620nm以下の第2のピーク波長と、第1の半値幅と等しいか狭い100nm以下の第2の半値幅の光を発光する第2の蛍光体と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明の実施の形態は、白色発光装置に関する。
発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)を用いた発光装置は、主に励起光源としてのLEDチップと蛍光体との組み合わせから構成される。そして、その組み合わせによって様々な色の発光色を実現することができる。
白色光を放出する白色LED発光装置には、青色領域の光を放出するLEDチップと蛍光体との組み合わせが用いられている。例えば、青色光を放つLEDチップと、蛍光体との組み合わせがあげられる。蛍光体としては主に青色の補色である黄色蛍光体が使用され、擬似白色光LEDとして使用されている。その他にも青色光を放つLEDチップと、緑色ないし黄色蛍光体、および赤色蛍光体が用いられている3波長型白色LEDが開発されている。
白色発光装置では、自然光に近い色を再現するために高い演色性、特に、高い平均演色評価数(Ra)を実現することが望まれる。また、低消費電力化のために高い発光効率の両立が求められる。
特開2006−261521号公報 特開2008−235552号公報
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、高い演色性と、高い発光効率を両立する白色発光装置を提供することにある。
実施の形態の白色発光装置は、430nm以上470nm以下の波長領域にピーク波長を有する発光素子と、前記発光素子上に形成され、530nm以上580nm以下の第1のピーク波長と第1の半値幅の光を発光する第1の蛍光体と、前記第1のピーク波長より長い570nm以上620nm以下の第2のピーク波長と、前記第1の半値幅と等しいか狭い100nm以下の第2の半値幅の光を発光する第2の蛍光体と、を備える。
実施の形態の発光装置の模式断面図である。 シミュレーションで得られた発光スペクトルの一例を示す図である。 実施の形態のシミュレーション結果の一例を示す図である。 演色性および発光効率の半値幅依存性を示す図である。 演色性および発光効率の半値幅依存性を示す図である。 演色性および発光効率の半値幅依存性を示す図である。 演色性および発光効率の半値幅依存性を示す図である。
以下、図面を用いて実施の形態について説明する。
実施の形態の白色発光装置は、430nm以上470nm以下の波長領域にピーク波長を有する発光素子と、発光素子上に形成され、530nm以上580nm以下の第1のピーク波長と第1の半値幅の光を発光する第1の蛍光体と、第1のピーク波長より長い570nm以上620nm以下の第2のピーク波長と第1の半値幅と同じか狭い100nm以下の第2の半値幅光を発光する第2の蛍光体と、を備える。
実施の形態の白色発光装置は、上記構成を備えることにより、高い演色性、特に高い平均演色評価数Raと、高い発光効率を実現することが可能となる。すなわち、青色光を発する発光素子と、ピーク波長の異なる2種の黄緑〜橙色蛍光体とを組み合わせることにより、高い演色性と高い発光効率の両立が可能となる。
図1は、実施の形態の発光装置の模式断面図である。この発光装置10は、白色光を発する白色発光装置である。特に、発光色が昼白色(5000K)となる白色発光装置である。
白色発光装置10は、発光素子を実装する平面を有する基板12を備えている。基板12には、例えば、高反射材料が用いられる。
そして、波長430nm以上470nm以下のピーク波長の光を発する発光素子14として、例えば、青色LEDチップが基板12の平面上に実装されている。青色LEDチップは、例えば金のワイヤ16を介して図示しない配線に接続されている。そして、この配線を介して外部から駆動電流が青色LEDチップに供給されることにより、青色LEDチップが励起用の青色光を発生する。
青色LEDチップは、例えば、発光層をGaInNとするAlGaInN系LEDである。
発光素子14上には、半球形状の透明樹脂からなる素子封止透明層18が設けられている。透明樹脂は例えばシリコーン樹脂である。
さらに、素子封止透明層18を覆うように、平面に対して垂直な断面における外周形状が半円状の第1の蛍光体層20が形成されている。第1の蛍光体層20には、発光素子14から出射される光を励起光とし、530nm以上580nm以下の第1のピーク波長と第1の半値幅の光を発光する第1の蛍光体が含有される。
第1の蛍光体(以下、Y1の略称も用いる)は、黄緑〜黄色蛍光体である。第1の蛍光体層20は、黄緑〜黄色蛍光体の粒子が、例えば透明なシリコーン樹脂中に分散されて形成される。第1の蛍光体層20は、青色LEDから発生された青色光を吸収して黄緑〜黄色光に変換する。
第1の蛍光体層20を覆うように、平面に対して垂直な断面における外周形状が半円状の第2の蛍光体層22が形成されている。第2の蛍光体層22には、発光素子14から出射される光を励起光とし、570nm以上620nm以下の第2のピーク波長と第1の半値幅と同じか狭い100nm以下の第2の半値幅の光を発光する第2の蛍光体が含有される。
第2の蛍光体(以下、Y2の略称も用いる)は、黄〜橙色蛍光体である。第2の蛍光体層22は、黄〜橙色蛍光体の粒子が、例えば透明なシリコーン樹脂中に分散されて形成される。第2の蛍光体層22は、青色LEDから発生された青色光を吸収して黄〜橙色光に変換する。
第1の蛍光体(Y1)としては、例えばYAG:Ce系蛍光体を用いることができる。
第2の蛍光体(Y2)としては、例えば珪酸塩系蛍光体を用いることができる。珪酸塩系蛍光体は、波長変動に対して、比重と粒子形状、および吸収スペクトルの変動が少なく、波長の違う蛍光体を混合し、ひとつの蛍光体としてデバイスの作製を行うことが容易である。そのため、デバイス作製が簡易化することができる。
具体的な珪酸塩系蛍光体としては(Sr(1−x−y−z)BaCaEuSi(0≦x<1、0≦y≦1、0.05≦z≦0.2)もしくは(Sr(1−x−y−z)BaCaEu)Si(0≦x<1、0≦y≦1、0.01≦z≦0.2)が挙げられる。
上記式により表される珪酸塩系蛍光体は、xおよびyの組成を変更することで発光波長を調整することが可能であり、同一母体において複数の発光波長を持つ蛍光体を得ることができる。なお、結晶構造を安定化したり、発光強度を高めたりするために、ストロンチウム(Sr)、バリウム(Ba)、及びカルシウム(Ca)の一部をMg及びZnの少なくともいずれか一方に置き換えてもよい。他の組成比の珪酸塩系蛍光体としては、MSiO、MSiO、MSiO、MSiO、MSiO及びMSi(MはSr、Ba、Ca、Mg、Be、Zn、及びYからなる群から選択される少なくとも1つの元素)が使用可能である。なお、発光色を制御するために、Siの一部をゲルマニウム(Ge)に置き換えてもよい(例えば、(Sr(1−x−y−z)BaCaEu(Si2(1−u))Ge)O)。また、Ti、Pb、Mn、As、Al、Pr、Tb、及びCeからなる群からなる群から選択される少なくとも1つの元素を共賦活剤として含有してもよい。
具体的には短波長の蛍光体としてCeを賦活した半値幅の広い蛍光体を、長波長の蛍光体としてはEuを賦活した半値幅の狭い蛍光体を用いることで、より発光効率と演色性の高い白色発光装置を得ることができる。
例えば、第1の蛍光体(Y1)としてピーク波長が548nm、半値幅が110nm程度のYAG:Ce蛍光体、第2の蛍光体(Y2)としてピーク波長が584nm、半値幅が90nm程度の珪酸塩系蛍光体を用いる。
これによって得られるスペクトルから求められるルーメン当量は328lm/W、Raは74である。
一方、1種のみの蛍光体、例えばYAG:Ce蛍光体1種を用いた場合、ルーメン当量は326lm/W、Raは72となり、2種の黄緑〜橙色蛍光体を用いる実施の形態で、高い演色性と高い発光効率が実現される。
以下、本実施の形態の作用・効果を示すシミュレーション結果について説明する。シミュレーションでは、白色発光装置の演色性と発光効率を求めた。
シミュレーションは実測した青色LEDのスペクトルと、ガウシアンで近似した黄緑〜橙色蛍光体のスペクトルを足し合わせることで計算を行った。なお、あらかじめ、代表的な黄緑〜橙色蛍光体で、実測スペクトルとガウシアンで近似したスペクトルとは、シミュレーション結果の差異は小さく、実用上シミュレーションによる演色性と発光効率との算出に問題ないことはあらかじめ確認した。
また、発光効率については、発光素子の効率や、蛍光体の効率を無視するために、発光効率の理論値、すなわち、ルーメン当量を指標として用いた。
まず、比較のために、青色発光素子と1種の黄色蛍光体の組み合わせについて、演色性と発光効率のシミュレーションを行った。
発光波長455nmの青色LEDのスペクトルに、黄色蛍光体の半値幅を変数とし、合計したスペクトルの色度が5000Kの昼白色(Cx=0.3452、Cy=0.3517)となるように黄色蛍光体のピーク波長とピーク強度比を調整した。ピーク波長は570nm近傍であった。
次に、青色発光素子と、黄緑〜橙色蛍光体から選ばれるピーク波長の異なる2種の蛍光体の組み合わせについて、演色性と発光効率のシミュレーションを行った。以後、ピーク波長が短波長側の蛍光体をY1、長波長側の蛍光体をY2と称する。
発光波長455nmの青色LEDのスペクトルに、蛍光体Y1、Y2それぞれの半値幅と発光波長を変数とし、それぞれの値で合計したスペクトルの色度が5000Kの昼白色(Cx=0.3452、Cy=0.3517)となるように黄緑〜橙色蛍光体のピーク強度比を調整した。
具体的なシミュレーションの手順としては、まず、蛍光体Y1と蛍光体Y2の半値幅を定数とし、Y1のピーク波長を530nm〜580nmを2nm刻み、Y2のピーク波長を570nm〜620nmの間を2nm刻みで変化させ、それぞれのピーク波長の組み合わせにおいて、スペクトルの色度が5000Kの昼白色となるようY1、Y2の強度比を調整した。結果得られるスペクトルから、演色性および発光効率を求めた。
その後、Y1とY2の半値幅の組み合わせを変化させて、同様のシミュレーションを行った。
図2は、シミュレーションで得られた発光スペクトルの一例を示す図である。図2(a)が本実施の形態、図2(b)は黄色蛍光体が1種の場合を示す。
図3は、実施の形態のシミュレーション結果の一例を示す図である。蛍光体Y1の半値幅が100nm、蛍光体Y2の半値幅が60nmの場合のシミュレーション結果を示す。
横軸は平均演色評価数Ra、縦軸はルーメン当量(lm/W)である。図中、実線は上述した黄色蛍光体1種の場合の結果である。また、プロットされた各点が2種の蛍光体Y1、Y2を適用した場合である。同一のマークは蛍光体Y1のピーク波長が同一である場合を示す。
図3中、1種の黄色蛍光体の曲線(実線)よりも上方になる点が、1種の黄色蛍光体の場合よりも、演色性および発光効率が向上する点となる。
1種の場合も、2種の場合も、演色性と発光効率とはトレードオフの関係となる。これは、演色性をあげるために発光スペクトルを幅広くすると、発光スペクトルのうち、視感度が最大となる555nmの波長領域から外れる部分の面積が増大するからと考えられる。
もっとも、図3に示すように、2種の蛍光体Y1、Y2を用いることにより、1種の黄色蛍光体の場合よりも、演色性および発光効率が向上する。より詳細には、Y1ピーク波長が短くなるにつれて、演色性および発光効率が向上する傾向がある。また、Y1ピーク波長が同一であれば、Y2ピーク波長が長いほど、いいかえれば、Y1ピーク波長とY2ピーク波長の差が大きいほど、演色性および発光効率が向上する傾向がある。
図4〜図7は、演色性および発光効率の半値幅依存性を示す図である。図4が蛍光体Y1の半値幅が100nm、図5が80nm、図6が60nm、図7が40nmの場合である。それぞれの図において、蛍光体Y2の半値幅を、40nm、60nm、80nm、100nmとした場合の結果を示している。
なお、図中、縦の点線は、Ra=70の軸である。また、図中、実線は1種の黄色蛍光体の場合である。
図4〜7から明らかなように、蛍光体Y2(第2の蛍光体)の半値幅(第2の半値幅)が蛍光体Y1(第1の蛍光体)の半値幅(第1の半値幅)と等しいか狭い場合に、1種の黄色蛍光体の場合よりも、演色性および発光効率が向上する。
さらに、蛍光体Y2(第2の蛍光体)の半値幅(第2の半値幅)が60nm以下の場合に効果が顕著となる。したがって、蛍光体Y2(第2の蛍光体)の半値幅(第2の半値幅)が60nm以下であることが望ましい。
また、Raは、実用的な観点からは、70以上あることが望ましい。Raが70以上の領域(各図中点線)で、1種の黄色蛍光体の場合よりも、演色性および発光効率が向上させる観点からは、蛍光体Y1(第1の蛍光体)のピーク波長(第1のピーク波長)が、550nm以下であることが望ましい。また、蛍光体Y2(第2の蛍光体)のピーク波長(第2のピーク波長)と蛍光体Y1のピーク波長(第1のピーク波長)との差が40nm以上であることが望ましい。
さらに、1種の黄色蛍光体では大幅に発光効率が低下し実現困難な80以上のRaを実現する観点からは、蛍光体Y1(第1の蛍光体)のピーク波長(第1のピーク波長)が、545nm以下であることが望ましい。また、蛍光体Y2(第2の蛍光体)のピーク波長(第2のピーク波長)と蛍光体Y1のピーク波長(第1のピーク波長)との差が60nm以上であることが望ましい。
また、蛍光体Y1の半値幅(第1の半値幅)は、Raと発光効率とのバランスを考慮し、120nm以下であることが好ましい。
なお、実施の形態の2種の黄緑〜橙色蛍光体に、さらに別種の蛍光体を蛍光体層に含有させることも可能である。しかしながら、蛍光体の種類を3種以上とすると、蛍光体間の再吸収等で発光効率が低下するおそれがある。したがって、蛍光体層に含まれる蛍光体は、2種の黄緑〜橙色蛍光体のみであることが望ましい。
本実施の形態によれば、高い演色性と高い発光効率を実現できる白色発光装置が提供される。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。上記、実施の形態はあくまで、例として挙げられているだけであり、本発明を限定するものではない。実施の形態の説明においては、白色発光装置、蛍光体等で、本発明の説明に直接必要としない部分等については記載を省略したが、必要とされる白色発光装置、蛍光体等に関わる要素を適宜選択して用いることができる。
例えば、実施の形態においては、発光層をGaInNとするAlGaInN系LEDを用いる場合を例に説明した。発光層(活性層)として、III−V族化合物半導体である窒化アルミニウムガリウムインジウム(AlGaInN)、あるいはII−VI族化合物半導体である酸化マグネシウム亜鉛(MgZnO)等を用いたLEDを用いることが出来る。例えば、発光層として用いるIII−V族化合物半導体は、Al、Ga、及びInからなる群から選ばれた少なくとも1種を含む窒化物半導体である。この窒化物半導体は、具体的には、AlGaIn(1−x−y)N(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦(x+y)≦1)と表わされるものである。このような窒化物半導体には、AlN、GaN、及びInNの2元系、AlGa(1−x)N(0<x<1)、AlIn(1−x)N(0<x<1)、及びGaIn(1−y)N(0<y<1)の3元系、更にすべてを含む4元系のいずれもが含まれる。Al、Ga、及びInの組成x、y、(1−x−y)に基づいて、紫外から青までの範囲の発光ピーク波長が決定される。また、III族元素の一部をホウ素(B)、タリウム(Tl)等に置換することができる。更に、V族元素のNの一部をリン(P)、ヒ素(As)、アンチモン(Sb)、ビスマス(Bi)等に置換することができる。
同様に、発光層として用いるII−VI族化合物半導体は、Mg及びZnの少なくとも1種を含む酸化物半導体することができる。具体的には、MgZn(1−z)O(0≦z≦1)と表されるものがあり、Mg及びZnの組成z、(1−z)に基いて、紫外領域の発光ピーク波長が決定される。
また、蛍光体層の透明基材としては、シリコーン樹脂を例に説明したが、励起光の透過性が高く、かつ耐熱性の高い任意の材料を用いることができる。そのような材料として、例えば、シリコーン樹脂の他に、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂等が使用可能である。特に、入手し易く、取り扱いやすく、しかも安価であることから、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂が好適に使用される。また、樹脂以外でも、ガラス、焼結体等を用いることもできる。
また、蛍光体としては、黄緑〜橙色蛍光体においては青色の波長領域の光を吸収して可視光を放射する材料で形成されるもので、例えば、実施の形態に挙げたYAG:Ce蛍光体、珪酸塩系蛍光体の他、窒化物および酸窒化物系蛍光体、Siを含む酸窒化物系蛍光体(SION)、アルミン酸塩系、硫化物系、酸硫化物系、硼酸塩系、燐酸塩硼酸塩系、燐酸塩系、及びハロリン酸塩系を母体材料とした蛍光体を使用することができる。各蛍光体の組成を下記に示す。
アルミン酸塩系蛍光体:MAl1017(但し、Mは、Ba、Sr、Mg、Zn、及びCaからなる群からなる群から選択される少なくとも1つの元素):
賦活剤として、Eu及びMnの少なくとも1つを含む。他の組成比のアルミン酸塩系蛍光体としては、MAl、MAl17、MAl13、MAl1219、MAl1917、MAl1119、MAl12、MAl1627、及びMAl12(MはBa、Sr、Ca、Mg、Be及びZnからなる群からなる群から選択される少なくとも1つの元素)が使用可能である。また、Mn、Dy、Tb、Nd、及びCeからなる群からなる群から選択される少なくとも1つの元素を賦活剤として含有していてもよい。
窒化物系蛍光体(主にシリコンナイトライド系蛍光体)および酸窒化物系蛍光体:LSi(2x/3+4y/3):Eu、又はLSi(2x/3+4y/3−2z/3):Eu(LはSr、Ca、Sr及びCaからなる群からなる群から選択される少なくとも1つの元素):
上記組成において、x=2かつy=5、又はx=1かつy=7であることが望ましいが、x及びyは、任意の値とすることができる。上記式により表される窒化物系蛍光体として、Mnが賦活剤として添加された(SrCa(1−x)Si:Eu、SrSi:Eu、CaSi:Eu、SrCa(1−x)Si10:Eu、SrSi10:Eu、CaSi10:Eu等の蛍光体を使用することが望ましい。これらの蛍光体には、Mg、Sr、Ca、Ba、Zn、B、Al、Cu、Mn、Cr、及びNiからなる群から選ばれる少なくとも1つの元素が含有されてもよい。また、Ce,Pr、Tb、Nd、及びLaからなる群から選ばれる少なくとも1つの元素を、賦活剤として含有してもよい。
またSiの一部をAlに置き換えたサイアロン系蛍光体:LSiAl(12−y)(16−z):Eu(LはSr、Ca、Sr及びCaからなる群からなる群から選択される少なくとも1つの元素)を用いても良い。
硫化物系蛍光体:(Zn(1−x)Cd)S:M(Mは、Cu、Cl、Ag、Al、Fe、Cu、Ni、及びZnからなる群から選択される少なくとも1つの元素、xは0≦x≦1を満足する数値):
なお、Sを、Se及びTeの少なくともいずれかに置き換えてもよい。
硼酸塩系蛍光体:MBO:Eu(MはY、La、Gd、Lu、及びInからなる群から選択される少なくとも1つの元素):
なお、賦活剤として、Tbを含有してもよい。他の組成比の硼酸塩系蛍光体として、CdO5:Mn、(Ce,Gd,Tb)MgB10:Mn、GdMgB10:Ce,Tbなどが使用可能である。
燐酸塩硼酸塩系蛍光体:2(M(1−x)M’)O・aP・bB(MはMg、Ca、Sr、Ba、及びZnからなる群から選ばれる少なくとも1つの元素、M’はEu、Mn、Sn、Fe、及びCrからなる群から選択される少なくとも1つの元素、x、a、bは0.001≦x≦0.5、0≦a≦2、0≦b≦3、0.3<(a+b)を満足する数値):
燐酸塩系蛍光体:(Sr(1−x)Ba(PO:Eu、又は(Sr(1−x)Ba:Eu、Sn:
なお、Ti及びCuのいずれか一方を、賦活剤として含有してもよい。
ハロリン酸塩系蛍光体:(M(1−x)Eu10(POCl、又は(M(1−x)Eu(POCl(MはBa、Sr、Ca、Mg、及びCdからなる群から選ばれる少なくとも1つの元素、xは0≦x≦1を満足する数値):
なお、Clの少なくとも一部を、フッ素(F)に置き換えてもよい。また、Sb及びMnの少なくとも1つを、賦活剤として含有してもよい。
上記の蛍光体を適宜選択して、また、長波長側の蛍光体に関してはこれらの蛍光体のうち、半値幅の狭い蛍光体を用いることが望ましい。
蛍光体の半値幅は主として賦活剤の種類によって規定され、特に狭い半値幅を持つ蛍光体としてはEu、Mn、Tb、Sm、Dy、Prのうち少なくとも1種を発光サイト(賦活剤)として含む蛍光体を用いることができる。
また、蛍光体層として、第1の蛍光体層と第2の蛍光体層の積層構造を例に説明したが、第1の蛍光体と第2の蛍光体が混合して1層の蛍光体層に含まれる構成であってもかまわない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての白色発光装置は、本発明の範囲に包含される。本発明の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物の範囲によって定義されるものである。
10 白色発光装置
14 発光素子
20 第1の蛍光体層
22 第2の蛍光体層

Claims (4)

  1. 430nm以上470nm以下の波長領域にピーク波長を有する発光素子と、
    前記発光素子上に形成され、530nm以上580nm以下の第1のピーク波長と、第1の半値幅の光を発光する第1の蛍光体と、
    前記第1のピーク波長より長い570nm以上620nm以下の第2のピーク波長と、前記第1の半値幅と等しいか狭い100nm以下の第2の半値幅の光を発光する第2の蛍光体と、
    を備えることを特徴とする白色発光装置。
  2. 前記第1のピーク波長が、550nm以下であることを特徴とする請求項1記載の白色発光装置。
  3. 前記第2の半値幅が60nm以下であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の白色発光装置。
  4. 前記第1のピーク波長と前記第2のピーク波長との差が40nm以上であることを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれか一項記載の白色発光装置。

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