JP2013186940A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】発電時間と通電時間との間で乖離が生じた場合であっても、メンテナンス回数の増加を抑え、メンテナンスコストを低減可能な燃料電池システムの実現が望まれる。
【解決手段】燃料電池システムSの通電時間Tbを記憶する通電時間記憶手段13と、燃料電池システムSの稼働時間Taを記憶する稼働時間記憶手段12と、燃料電池システムSが発電していない間に通電された時間である過通電時間Txを求める過通電時間算出手段22と、通電時間Tbから過通電時間Txを減算する通電時間リセット処理を実行するリセット手段23と、を備え、過通電時間算出手段22が、過通電時間Txとして、稼働時間Taに対し通電時間Tbが超過した時間を求め、リセット手段23が、過通電時間Txが予め定められた設定値を越える場合に、通電時間リセット処理を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通電時間に応じて劣化する第1機器と、稼働時間に応じて劣化する第2機器とを備えた燃料電池システムに関する。
燃料電池システムのメンテナンスに関する技術として、例えば下記の特許文献1には、燃料電池システムが備える脱硫剤の交換時期を、発電量、排熱回収量、燃料使用量などのシステム情報に基づいて適切に表示することが開示されている。
しかし、特許文献1では、燃料電池システムの発電時間(稼働時間)に応じて劣化する脱硫剤のみに着目しており、例えば、燃料電池システムに備えられたガスセンサのように、通電時間に応じて劣化する機器のメンテナンスに関しては、何ら記載されていない。そのため、当然ながら、稼働時間に応じて劣化する機器や、通電時間に応じて劣化する機器といったように、劣化する条件が異なる複数の機器を備える燃料電池システムを対象とする場合、その適切なメンテナンスに関しては何ら開示がないと言える。
特開2004−362856号公報
ここで、劣化する条件が異なる複数の機器を備える燃料電池システムにおける、通常のメンテナンス時期について説明する。通常、複数の機器を備えた燃料電池システムは、設置時に通電させると同時に、稼動させ始めることを想定として、各機器の交換時期がなるべく重なるように設計されている。
図5に、劣化する条件が異なる複数の機器として、発電時間に応じて劣化するフィルタ及び通電時間に応じて劣化するセンサを備えた燃料電池システムのメンテナンス時期の一例を示す。図5の横軸は、燃料電池システムを設置してからの経過時間を示す。また、最上段の丸印は、燃料電池システムをメンテナンス時期を、2段目の三角印は、フィルタの交換時期を、3段目の三角印は、ガスセンサの交換時期を示す。(なお、ここでは、フィルタの発電時間は直接的には分からないため、システムの稼働時間を発電時間とみなし、稼働時間によりフィルタの交換時期を判断している)。図示するように、フィルタ及びセンサの交換時期が重なるように燃料電池システムを設計することで、燃料電池システムのメンテナンス回数の増加を抑えることができる。この例では、燃料電池システムのメンテナンス回数が、センサよりも交換頻度の高いフィルタの交換回数(4回)よりも増えないようになっている。
しかしながら、このようにメンテナンス回数の増加を抑えるように設計された燃料電池システムであっても、発電時間と通電時間との間に乖離が生じた場合には、機器の交換時期がずれ、メンテナンス回数が増大してしまう。
例えば、集合住宅に燃料電池システムが設置された場合、一般に住宅の完成と入居者が入居するまでの間に空白期間があるため、住宅の完成とともに設置された燃料電池システムは、入居者の入居に合わせて発電されるまでの間、通電のみし続けることになる。図6に、このような場合において、図5と同様の燃料電池システムを用いたときのメンテナンス時期を示す。図示するように、フィルタとガスセンサとの交換時期が異なってしまうため、燃料電池システムのメンテナンス回数が、本来は4回で済むところが6回に増加してしまう。
この例の他にも、メンテナンスの際に、何らかの理由でシステムが止まってしまった場合にも、発電時間と通電時間との間で乖離が生じ得る。
そこで、発電時間と通電時間との間で乖離が生じた場合であっても、メンテナンス回数の増加を抑え、メンテナンスコストを低減可能な燃料電池システムの実現が望まれる。
本発明に係る燃料電池システムの特徴構成は、通電時間に応じて劣化する第1機器と、稼働時間に応じて劣化する第2機器とを備えた燃料電池システムであって、
前記燃料電池システムの通電時間を記憶する通電時間記憶手段と、
前記燃料電池システムの稼働時間を記憶する稼働時間記憶手段と、
前記燃料電池システムが発電していない間に通電された時間である過通電時間を求める過通電時間算出手段と、
前記通電時間から前記過通電時間を減算する通電時間リセット処理を実行するリセット手段と、を備え、
前記過通電時間算出手段が、前記過通電時間として、前記稼働時間に対し前記通電時間が超過した時間を求め、
前記リセット手段が、前記過通電時間が予め定められた設定値を越える場合に、前記通電時間リセット処理を実行する点にある。
この特徴構成によれば、燃料電池システムが発電していない間に通電のみが起きた場合には、その差分である過通電時間の分だけリセット手段によって、通電時間記憶手段が記憶する通電時間が修正される。よって、稼動開始時期と通電開始時期との間に乖離が生じた場合でも、リセット手段により修正された通電時間をもとに第一機器の交換時期が判断されるので、燃料電池システムの設計時どおりのメンテナンス時期にシステムのメンテナンスを行うことができる。すなわち、メンテナンス回数の増加を抑え、メンテナンスコストを低減可能な燃料電池システムの実現ができる。
ここで、前記過通電時間の積算値である過通電量を記憶する過通電量記憶手段を備え、
前記リセット手段が、前記過通電量が前記第1機器の動作保証期間のマージンを越える場合には、前記通電時間リセット処理を停止すると好適である。
この構成によれば、過通電量が動作保証期間のマージンを越えた場合には、リセット処理を行わないため、リセット処理により第一機器を動作保証期間を超えて使用されてしまう可能性を低く抑えることができる。
また、前記リセット手段が、前記通電時間リセット処理を燃料電池システムの稼動開始時に行うと好適である。
この構成によれば、燃料電池システムの稼動開始前に通電していた場合であっても、メンテナンス回数の増加を抑えることができる。
また、前記リセット手段が、前記通電時間リセット処理を燃料電池システムの稼動開始後に逐次行うと好適である。
この構成によれば、燃料電池システムの稼動開始後に、何らかの理由でシステムが止まってしまい、発電時間と通電時間とに乖離が生じた場合であっても、メンテナンス回数の増加を抑えることができる。
また、発電電力の積算値である発電電力量を記憶する発電電力量記憶手段と、
前記発電電力量の変化を監視する発電電力量監視手段と、を備え、
前記過通電時間算出手段が、前記発電電力量監視手段により前記発電電力量に変化がないと判断した時間を、前記過通電時間として求めると好適である。
この構成によれば、何らかの理由で、システムが稼動しているものの、発電がされていないような場合であっても、過通電時間算出手段により発電していない間に通電された時間を求めることができる。
本願発明に係る燃料電池システムのブロック図 本願発明に係る燃料電池システムのメンテナンス時期を示す図 本願発明に係る燃料電池システムのメンテナンス時期を示す図 本願発明に係る燃料電池システムの制御に関するフローチャート図 従来の燃料電池システムにおけるメンテナンス時期を示す図 従来の燃料電池システムにおけるメンテナンス時期を示す図
1.システム概要
以下では、本願発明に係る燃料電池システムSを説明する。燃料電池システムSは、通電時間Tbに応じて劣化する第1機器I1と、稼働時間Taに応じて劣化する第2機器I2とを備えている。本実施形態においては、燃料電池システムSは、第1機器I1としてガスセンサを、第2機器I2としてフィルタを備えている。このため、燃料電池システムSは、稼働時間Ta及び通電時間Tbに基づいて、第1機器I1及び第2機器I2の交換時期を判断するように構成されている。
また、燃料電池システムSは、燃料電池システムSに備えられた各機器の動作を制御する制御手段1を備える。制御手段1は、マイクロプロセッサ及び半導体メモリを含むマイクロコンピュータを主要な機器として構築される。この他に、燃料電池システムSは、特定の条件下で、燃料電池システムSの外部に警報を発する警報手段2、及び燃料電池システムSの動作を強制的に停止させる動作停止手段3を備えている。
2.制御手段
2−1.過通電時間の算出
以下では、燃料電池システムSが備える制御手段1の内部構成について詳細に説明する。制御手段1は、燃料電池システムSの通電時間Tbを記憶する通電時間記憶手段13と、燃料電池システムSの稼働時間Taを記憶する稼働時間記憶手段12とを備えている。ここで、稼動は、燃料電池システムSの各種機器を動作させている状態をいい、通電は、各種機器を動作させていないものの通電のみしている状態をいう。なお、稼動している場合には、正常時には発電を伴うが、稼動している場合でも何らかの異常により発電していない場合もあり得るため、稼働時間と発電時間は必ずしも対応するとは限らない。
また、制御手段1は、燃料電池システムSが発電した電力の積算値である発電電力量を記憶する発電電力量記憶手段11と、発電電力量記憶手段11に記憶された発電電力量の変化を監視する発電電力量監視手段21と、を備えている。発電電力量監視手段21は、発電電力量記憶手段11に記憶された発電電力量の増加具合を監視し、燃料電池システムSが正常に発電しているか否かを判断するように構成されている。具体的には、発電電力量記憶手段11に記憶された発電電力量の単位時間当たりの変化量を求め、当該変化量が予め定められた設定値よりも多いか否かを調べるように構成されている。ここで、設定値としては、変化量が設定値よりも多ければ、燃料電池システムSは正常に発電しているとみなせ、逆に、設定値よりも少なければ、発電電力が変化しておらず、燃料電池システムSは正常に発電していないとみなせる程度に小さな値を設定すると良い。
さらに、制御手段1は、燃料電池システムSが発電していない間に通電された時間である過通電時間Txを求める過通電時間算出手段22を備えている。実施形態における過通電時間算出手段22は、以下に述べる2種類の算出方法で過通電時間Txを求めるように構成されている。
1つ目の算出方法では、過通電時間算出手段22は、過通電時間Txとして、稼働時間Taに対し通電時間Tbが超過した時間を求める。すなわち、過通電時間算出手段22は、通電時間記憶手段13に記憶された通電時間Tbと稼働時間記憶手段12に記憶された稼働時間Taとの差を、過通電時間Txとする。具体的には、過通電時間Txは
Tx=|Tb−Ta|
として求める。ただし、稼働時間Taが通電時間Tbより大きな場合には、燃料電池システムSに何らかの不具合が発生していると考えられるので過通電時間Txは求めない。
2つ目の算出方法では、過通電時間算出手段22は、発電電力量監視手段21により発電電力量に変化がないと判断されてからの経過時間を、過通電時間Txとして求める。本実施形態においては、過通電時間算出手段22が、発電電力量監視手段21から発電電力量に変化がないとの判断を受け始めてからの経過時間を計測するカウンタを備え、当該カウンタの値を過通電時間Txとする。
なお、2つ目の算出方法に関しては、上述のカウンタを、発電電力量監視手段21が備え、当該カウンタの値を過通電時間算出手段22に出力するように構成されていても構わない。この場合には、過通電時間算出手段22は、発電電力量監視手段21により出力されたカウンタの値を、そのまま過通電時間Txとして用いる。
2−2.過通電時間の利用
さらに、制御手段1は、通電時間記憶手段13に記憶されている通電時間Tbから、過通電時間算出手段22で求められた過通電時間Txを減算する通電時間リセット処理を実行するリセット手段23を備えている。すなわち、リセット手段23は、通電時間記憶手段13に記憶された通電時間Tbの値を書き換えるように構成されている。具体的には、リセット手段23は、先に求めた過通電時間Txを用いて
Tb=Tb−Tx
として新たな通電時間Tbを求める。この通電時間リセット処理により、第1機器I1の交換時期と第2機器I2の交換時期とが異なることを抑えることができる。なお、リセット手段23は、過通電時間Txが予め定められた設定値Xを越える場合に、通電時間リセット処理を実行する。ここで、リセット手段23が用いる設定値Xとしては、第1機器I1の動作保証期間のマージンよりも小さい値とすると良い。
また、制御手段1は、過通電時間Txの積算値である過通電量ΣTxを記憶する過通電量記憶手段14を備えている。すなわち、過通電量記憶手段14は、燃料電池システムSにおいて、現在までにリセット手段23により減算された通電時間Tbの合計が分かるように構成されている。本実施形態では、過通電量記憶手段14は、過通電時間算出手段22で求められ、リセット手段23による通電時間リセット処理に用いられた過通電時間Txの積算値を、過通電量ΣTxとして記憶するように構成されている。
そして、リセット手段23が、過通電量ΣTxが第1機器I1の動作保証期間のマージンを越える場合には、通電時間リセット処理を停止するこのような構成により、第1機器I1が動作保証期間を越えて使用されることを防ぐことができる。
ここで、リセット手段23は、通電時間リセット処理を燃料電池システムSの稼動開始時に行う構成とすると良い。図2に、燃料電池システムSの稼動開始時に通電時間リセット処理を行う場合の一例を示す。図2は、図5及び図6と同様の条件下において、燃料電池システムSを用いた場合のメンテナンス時期を示している。この図の例では、燃料電池システムSの通電から稼動までの間に空白期間があり過通電時間Txが生じている。ここで、本実施形態に係る燃料電池システムSは、稼動開始時にリセット手段23の通電時間リセット処理を行う。すなわち、第1機器I1の通電時間Tbから過通電時間Txを減算する。具体的には、
Tb=Tb−Tx
として通電時間Tbを求める。
燃料電池システムSの稼動開始時に通電時間リセット処理を行う場合には、過通電時間Txは通電時間Tbに等しいため、通電時間記憶手段13に記憶された第1機器I1の通電時間Tbは、0となる。すなわち、燃料電池システムSの開始時点においては、稼働時間Taと通電時間Tbとの両方が0となる。よって、図5に示すような理想的な時期にメンテナンスを行うことができる。ただし、稼動開始時点で過通電時間Txが第1機器I1の動作保証期間のマージンを越えていた場合には、リセット手段23は通電時間リセット処理を行わない。
また、リセット手段23は、通電時間リセット処理を燃料電池システムSの稼動開始後に逐次行う構成としても良い。図3に、燃料電池システムSの稼動開始後に通電時間リセット処理を行う場合の一例を示す。図3は、図2に示す燃料電池システムSの1回目のメンテナンス時に、何らかの理由で稼動を停止してしまった状況を表している。このため、稼働時間Taは、フィルタの交換時点でカウントを停止し、メンテナンス後には通電時間Tbのみがカウントされる。すなわち、稼動せずに通電のみが行われる過通電時間Txが生じる。
このような状況において、本実施形態に係る燃料電池システムSは、過通電時間Txが予め定められた設定値を越えた時点で、リセット手段23が通電時間リセット処理を行う。すなわち、
Tb=Tb−Tx
として通電時間Tbを求める。なお、図2の場合と異なり、通電時間Tbと過通電時間Txとは必ずしも等しくないため、通電時間Tbが0となるとは限らない。しかしながら、稼働時間Taは過通電時間Txの間はカウントされておらず、通電時間リセット処理により、通電時間Tbにおいて過通電時間Txをなかったものとみなせるので、実質的に、稼動も発電もしない過通電時間Txの長さの空白期間が生じるのみとなる。よって、通電時間リセット処理後に再度、燃料電池システムSを稼動させれば、稼働時間記憶手段12に記憶された稼働時間Taと、通電時間記憶手段13に記憶された通電時間Tbと間に乖離は生じることなく、理想的な時期にメンテナンスを行うことができる。
なお、燃料電池システムSの稼動開始後に、何らかの理由で複数回にわたって過通電時間Txが生じた場合には、過通電時間Txの積算値である過通電量ΣTxが第1機器I1の動作保証期間のマージンを越えない場合に限り、リセット手段23は動作する。過通電量ΣTxが第1機器I1の動作保証期間のマージンを越えた場合には、リセット手段23は通電時間リセット処理を行わない。
なお、本実施形態においては、過通電量ΣTxが第1機器I1の動作保証期間のマージンを越えた場合には、警報手段2により、外部に警報を発する、または動作停止手段3により燃料電池システムSを強制停止するように構成されている。このような構成により、第1機器I1が徒に使用されることを抑制し、第1機器I1の交換時期と第2機器I2の交換時期とがずれることを抑制することができる。
2−3.制御フロー
最後に、本実施形態における制御手段1の制御のフローを説明する。まず、制御手段1は、過通電量ΣTxを求めるために必要なシステム情報をチェックする(ステップ#1)。具体的には、発電電力量記憶手段11及び発電電力量監視手段21により発電電力量の変化状況をチェックする。すなわち、単位時間当たりの発電電力量の変化量が設定値より大きいか否かを調べ、燃料電池システムSが正常に発電しているかを判断する。また、稼働時間記憶手段12に記憶された稼働時間Ta及び通電時間記憶手段13に記憶された通電時間Tbをチェックする。
次に、制御手段1は、過通電時間算出手段22により、燃料電池システムSが正常に発電していない場合には、発電していないと判断されてからの経過時間を、過通電時間Txとして求める。もしくは、通電時間Tbが稼働時間Taより大きい場合には、稼働時間Taから通電時間Tbを引いた値を過通電時間Txとして求める(ステップ#2)。
ここで、制御手段1は、過通電時間Txが設定値Xより大きいか否かを判定する(ステップ#3)。過通電時間Txが設定値Xより小さな場合(ステップ#3:No)には、ステップ#1に戻る。
過通電時間Txが設定値Xより大きな場合(ステップ#3:Yes)には、過通電時間Txを過通電量記憶手段14に出力し、過通電量記憶手段14により過通電量ΣTxを算出する(ステップ#4)。
ここで、過通電量ΣTxが第1機器I1のマージンより大きいか否かを判定する(ステップ#5)。過通電量ΣTxが第1機器I1のマージンより小さい場合(ステップ#5:No)には、リセット手段23の通電時間リセット処理を行い(ステップ#6)、ステップ#1に戻る。
一方、過通電量ΣTxが第1機器I1のマージンより大きい場合(ステップ#5:Yes)には、リセット手段23の通電リセット処理を停止する。本実施形態においては、この場合には、警報手段2または動作停止手段3を動作させる。
以上のような構成により、本願発明に係る燃料電池システムSは、第1機器I1及び第2機器I2といった劣化条件の異なる複数の機器を備えながらも、第1機器I1及び第2機器I2の交換に係るメンテナンスコストの増大を抑制することができる。
3.その他の実施形態
(1)上記実施形態においては、リセット手段23が通電時間リセット処理を燃料電池システムSの稼動開始時と稼動開始後との両方で実行するように構成される場合の一例を示した。しかし、本発明は上記実施形態に限らない。すなわち、リセット手段23が通電時間リセット処理を燃料電池システムSの稼動開始時と稼動開始後とのいずれか一方でのみ実行するように構成しても構わない。
(2)上記実施形態においては、過通電時間算出手段22が、発電電力量記憶手段11に記憶された発電電力量に基づいて過通電時間Txを求めるとともに、稼働時間記憶手段12に記憶された稼働時間Ta及び通電時間記憶手段13に記憶された通電時間Tbに基づいて過通電時間Txを求める場合の一例を示した。しかし、本発明は上記実施形態に限らない。すなわち、過通電時間算出手段22が、稼働時間Ta及び通電時間Tbに基づいてのみ過通電時間Txを求める構成としても構わない。
通電時間に応じて劣化する第1機器と、稼働時間に応じて劣化する第2機器とを備えた燃料電池システムとして利用可能である。
1 :制御手段
2 :警報手段
3 :動作停止手段
11 :発電電力量記憶手段
12 :稼働時間記憶手段
13 :通電時間記憶手段
14 :過通電量記憶手段
21 :発電電力量監視手段
22 :過通電時間算出手段
23 :リセット手段
I1 :第1機器
I2 :第2機器
S :燃料電池システム
Ta :稼働時間
Tb :通電時間
Tx :過通電時間
X :設定値
ΣTx :過通電量

Claims (5)

  1. 通電時間に応じて劣化する第1機器と、稼働時間に応じて劣化する第2機器とを備えた燃料電池システムであって、
    前記燃料電池システムの通電時間を記憶する通電時間記憶手段と、
    前記燃料電池システムの稼働時間を記憶する稼働時間記憶手段と、
    前記燃料電池システムが発電していない間に通電された時間である過通電時間を求める過通電時間算出手段と、
    前記通電時間から前記過通電時間を減算する通電時間リセット処理を実行するリセット手段と、を備え、
    前記過通電時間算出手段が、前記過通電時間として、前記稼働時間に対し前記通電時間が超過した時間を求め、
    前記リセット手段が、前記過通電時間が予め定められた設定値を越える場合に、前記通電時間リセット処理を実行する燃料電池システム。
  2. 前記過通電時間の積算値である過通電量を記憶する過通電量記憶手段を備え、
    前記リセット手段が、前記過通電量が前記第1機器の動作保証期間のマージンを越える場合には、前記通電時間リセット処理を停止する請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記リセット手段が、前記通電時間リセット処理を燃料電池システムの稼動開始時に行う請求項1又は2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記リセット手段が、前記通電時間リセット処理を燃料電池システムの稼動開始後に逐次行う請求項1〜3の何れか一項に記載の燃料電池システム。
  5. 発電電力の積算値である発電電力量を記憶する発電電力量記憶手段と、
    前記発電電力量の変化を監視する発電電力量監視手段と、を備え、
    前記過通電時間算出手段が、前記発電電力量監視手段により前記発電電力量に変化がないと判断した時間を、前記過通電時間として求める請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
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