JP2013185854A - 充電施設情報提供システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザに対して利用することができる可能性が高い充電施設の情報を適切に提供することができる充電施設情報提供システムを提供すること。
【解決手段】単位時間において充電施設が車両に占有されている時間の割合である利用密度を算出し、算出した利用密度が所定の閾値密度未満である充電施設を、利用することができる可能性の高い高利用可能性充電施設として抽出し、抽出した高利用可能性充電施設の情報をユーザに提供することを特徴とする充電施設情報提供システム。
【選択図】 図1
【解決手段】単位時間において充電施設が車両に占有されている時間の割合である利用密度を算出し、算出した利用密度が所定の閾値密度未満である充電施設を、利用することができる可能性の高い高利用可能性充電施設として抽出し、抽出した高利用可能性充電施設の情報をユーザに提供することを特徴とする充電施設情報提供システム。
【選択図】 図1
Description
本発明は、充電施設情報提供システムに関するものである。
車載装置が、充電施設を検索する際に、充電施設の空き情報と、使用中の充電施設の充電が完了する予定時刻の情報とを取得し、取得した情報に応じて、利用可能な充電施設の情報をユーザに提供する技術が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
しかしながら上記特許文献1に記載の方法では、充電が完了する予定時刻を算出する際に、満充電に達しても充電施設を占有するユーザが存在することや、満充電に達する前に充電施設を離れるユーザが存在することなどによる、充電施設の占有状況を考慮せずに算出されるものであるため、現在、他のユーザにより占有されていても、実際にユーザが使用する際には、利用することができる可能性が高い充電施設の情報を提供することができないという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、ユーザに対して利用することができる可能性が高い充電施設の情報を適切に提供することができる充電施設情報提供システムを提供することである。
本発明は、単位時間において充電施設が車両に占有されている時間の割合である利用密度を算出し、算出した利用密度が所定の閾値密度未満である充電施設を、利用することができる可能性の高い高利用可能性充電施設として抽出し、抽出した高利用可能性充電施設の情報をユーザに提供することで、上記課題を解決する。
本発明によれば、単位時間において充電施設が車両に占有されている時間の割合である利用密度が所定の閾値密度未満である充電施設を抽出し、該充電施設の情報をユーザに提供することで、ユーザは、利用することができる可能性が高い充電施設の情報を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<<第1実施形態>>
図1は、本実施形態に係る充電施設情報提供システムの構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る充電施設情報提供システムは、車両の外部に設置される情報センタ100と、充電施設200と、車両に搭載される車載装置300とから構成される。図1に示すように、情報センタ100は複数の充電施設200と無線通信することで情報の授受を行っており、車載装置300は複数の情報センタ100と無線通信することで、複数の充電施設200の情報を得ることができる。なお、図1に示す例においては、1つの車載装置300のみを例示して示し、1つの車載装置300のみが複数の情報センタ100と無線通信しているような構成を示しているが、本実施形態においては、複数の車載装置300が、個別に、複数の情報センタ100と無線通信を行うものとする。
図1は、本実施形態に係る充電施設情報提供システムの構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る充電施設情報提供システムは、車両の外部に設置される情報センタ100と、充電施設200と、車両に搭載される車載装置300とから構成される。図1に示すように、情報センタ100は複数の充電施設200と無線通信することで情報の授受を行っており、車載装置300は複数の情報センタ100と無線通信することで、複数の充電施設200の情報を得ることができる。なお、図1に示す例においては、1つの車載装置300のみを例示して示し、1つの車載装置300のみが複数の情報センタ100と無線通信しているような構成を示しているが、本実施形態においては、複数の車載装置300が、個別に、複数の情報センタ100と無線通信を行うものとする。
図2は、本実施形態に係る充電施設情報提供システムの構成を示すブロック図である。図2に示すように、情報センタ100は、充電施設200および車載装置300と、それぞれ、相互に通信が可能になっており、相互に情報の授受を行うことができるようになっている。
まず、本実施形態における、情報センタ100について説明する。なお、図2においては、本実施形態に係る充電施設情報提供システムを構成する複数の情報センタ100、充電施設200および車載装置300のうち、それぞれ一つのみを例示して示している。図2に示すように、情報センタ100は、制御装置110と、通信装置120と、データベース130とを備えている。情報センタ100は、車載装置300からの充電施設検索依頼に応じて、充電施設200の充電施設情報、および充電施設200の過去の利用状況の情報を、車載装置300に送信するための施設である。情報センタ100が送信する充電施設情報としては、たとえば、充電施設200の名称・位置・種別の情報である。また、充電施設200の過去の利用状況の情報は、所定の時間帯ごとの充電施設200が占有されている時間の割合の情報、所定の時間帯ごとの充電施設200が利用された回数の情報が挙げられる。なお、充電施設200の過去の利用状況の情報の詳細については、後述する。
なお、充電施設200は、車両に備えられたバッテリの充電を行なうための施設であり、図2に示すように、充電施設200は、制御装置210と、通信装置220と、充電装置230とを備えている。充電施設200は、充電装置230により、車両に備えられたバッテリを充電できる他、通信装置220により、情報センタ100に備えられている通信装置120と、無線通信により、電施設200の過去の利用状況の情報等の各種情報の送受信を行なうことができるようになっている。なお、情報センタ100に備えられている通信装置120との間で送受信される情報は、制御装置210により生成および蓄積されるようになっている。また、図2においては、充電施設200に備えられた充電装置230は3つである例を示したが、充電装置230の数は1つであっても、複数であってもよく、特に限定されない。
情報センタ100に備えられている通信装置120は、充電施設200に備えられている通信装置220、および車載装置300に備えられている通信装置320と、無線通信により、情報の送受信を行うための装置である。具体的には、まず、通信装置120は、充電施設200に備えられている通信装置220から、無線通信により、充電施設情報および利用履歴情報を受信する。
ここで受信される充電施設200の利用履歴情報は、図3に示すように、充電施設200に備えられている充電装置230が車両によって占有されている時間の情報である。図3においては、充電施設200に充電装置Aが備えられている場面を例示しており、「時間帯1」〜「時間帯4」の間で、車両が充電装置Aを占有している時間を塗りつぶして示している。図3に示す場面においては、充電装置Aが、t0〜t1の間に車両によって占有され、次いで、t2〜t3の間に別の車両に占有され、t4〜t5の間にさらに別の車両によって占有されている場面を示している。すなわち、充電装置Aは、図3に示すように、「時間帯1」、「時間帯2」および「時間帯4」においてそれぞれ1回ずつ占有されている。そして、この場合には、利用履歴情報として、充電装置Aが占有されている時間についての情報が、充電施設200により、通信装置220を介して送信され、情報センタ100は、通信装置120により、このような利用履歴情報を受信する。
なお、図3に示すような利用履歴情報において、車両による占有開始時刻および占有終了時刻は、充電施設200により、車両の充電施設200の充電が行われる場所への入場時刻および退場時刻を検知することで得ることができる。入場時刻および退場時刻を検知する方法は、たとえば、車両の存在を検知するセンサや、充電用電源プラグの車両への挿抜を検知するセンサを充電施設200に設置して車両の入退場を検知する方法や、充電施設200が、車両が退場する際にユーザに対して課金する充電システムに係る充電施設である場合には、ユーザにより支払が行われた時刻を車両の退場時刻と判断する方法などを用いることができる。
また、充電施設200の利用履歴情報は、充電施設200に備えられている通信装置220から、所定のタイミングで定期的に送信されるものであり、送信された利用履歴情報は、データベース130に記憶され、蓄積される。
そして、通信装置120は、車載装置300に備えられている通信装置320から、無線通信により、充電施設検索依頼を受信し、受信した充電施設検索依頼に応じて、充電施設200の充電施設情報、および充電施設200の過去の利用状況の情報を送信する。また、通信装置120は、充電施設検索依頼とともに、充電施設200の検索の基準地点となる、充電施設検索依頼がされた車両の車両位置の情報も併せて受信する。
データベース130は、上述した通信装置120が受信した充電施設200の充電施設情報および利用履歴情報を記憶する。また、データベース130は、さらに地図データの情報も記憶する。
制御装置110は、たとえば、プログラムを格納したROMと、このROMに格納されたプログラムを実行するCPUと、アクセス可能な記憶装置として機能するRAMとから構成される。
制御装置110は、充電施設200に備えられている通信装置220から受信した充電施設情報と、該充電施設200の利用履歴情報とを、データベース130に記憶させる。そして、制御装置110は、データベース130に記憶された充電施設200の利用履歴情報に基づいて、充電施設200の過去の利用状況である、利用密度UDおよび利用回転率UPを算出する。
ここで、図3に示すように、充電施設200に1つの充電装置230が設置されている場面を例に、利用密度UDの算出方法を説明する。図3においては、充電装置Aについて、「時間帯1」〜「時間帯4」の間で、車両が充電装置Aを占有している時間を塗りつぶして示している。本実施形態においては、制御装置110は、下記式(1)に示すように、所定の時間帯ごとに、車両が充電装置230を占有している時間の割合を算出することで、利用密度UDを求める。
UD=(t_O/t_U)×100 ・・・(1)
なお、上記式(1)中、t_Oは所定の時間帯における車両が充電装置を占有している時間であり、t_Uは所定の時間帯における時間である。たとえば、図3における「時間帯1」が、8:00から11:00であるとすると、t_Uは3時間となり、t0が8:00で、t1が11:00であるとすると、t_Oは3時間となる。そのため、「時間帯1」における利用密度UDは、上記式(1)にしたがって計算すると100%と求められる。一方、「時間帯2」が、11:00から14:00であるとすると、t_Uは3時間であり、t2が12:00で、t3が14:00であるとすると、t_Oは2時間となり、これにより、「時間帯2」における利用密度UDは、上記式(1)にしたがい、66%と求められる。
UD=(t_O/t_U)×100 ・・・(1)
なお、上記式(1)中、t_Oは所定の時間帯における車両が充電装置を占有している時間であり、t_Uは所定の時間帯における時間である。たとえば、図3における「時間帯1」が、8:00から11:00であるとすると、t_Uは3時間となり、t0が8:00で、t1が11:00であるとすると、t_Oは3時間となる。そのため、「時間帯1」における利用密度UDは、上記式(1)にしたがって計算すると100%と求められる。一方、「時間帯2」が、11:00から14:00であるとすると、t_Uは3時間であり、t2が12:00で、t3が14:00であるとすると、t_Oは2時間となり、これにより、「時間帯2」における利用密度UDは、上記式(1)にしたがい、66%と求められる。
同様に、図4に示す、充電施設200に1つの充電装置230が設置されている場面を例に、利用回転率UPの算出方法を説明する。図4においては、充電施設200に備えられている充電装置Aについて、図3と同様に、「時間帯1」〜「時間帯4」の間で、車両が充電装置Aを占有している時間を塗りつぶして示している。本実施形態においては、制御装置110は、下記式(2)に示すように、所定の時間帯ごとに、充電装置230が車両によって利用された回数に基づいて利用回転率UPを求める。
UD=(C_U/t_U) ・・・(2)
なお、上記式(2)中、C_Uは所定の時間帯において充電装置230が車両によって利用された回数であり、t_Uは所定の時間帯における時間である。また、C_Uの単位は「回数」であり、t_Uの単位は「時間(h)」である。たとえば、図4に示すように、8:00から11:00を示す「時間帯1」においては、充電装置Aは終始車両に占有されているため、利用回数は1回であり、「時間帯1」における充電施設Aの利用回転率UPは1回を3時間で除した値である、0.33(回数/h)となる。また、14:00から17:00を示す「時間帯3」においては、車両による利用回数は3回であり、「時間帯3」における充電施設Aの利用回転率UPは3回を3時間で除した値である、1.00(回数/h)となる。
UD=(C_U/t_U) ・・・(2)
なお、上記式(2)中、C_Uは所定の時間帯において充電装置230が車両によって利用された回数であり、t_Uは所定の時間帯における時間である。また、C_Uの単位は「回数」であり、t_Uの単位は「時間(h)」である。たとえば、図4に示すように、8:00から11:00を示す「時間帯1」においては、充電装置Aは終始車両に占有されているため、利用回数は1回であり、「時間帯1」における充電施設Aの利用回転率UPは1回を3時間で除した値である、0.33(回数/h)となる。また、14:00から17:00を示す「時間帯3」においては、車両による利用回数は3回であり、「時間帯3」における充電施設Aの利用回転率UPは3回を3時間で除した値である、1.00(回数/h)となる。
なお、利用密度UDおよび利用回転率UPを算出する際には、予め定められた所定期間の利用履歴情報を用いることができる。所定期間としては、たとえば、1週間や、1ヶ月などとすることができる。また、利用密度UDおよび利用回転率UPを算出する際には、曜日(月曜日〜金曜日であるか、土曜日、日曜日、祝日であるか等)、天気、季節ごとに分類して蓄積した利用履歴情報を用いてもよく、その際には、分類ごとに利用密度UDおよび利用回転率UPが算出される。本実施形態においては、制御装置110は、これらの利用密度UDおよび利用回転率UPを定期的に算出し、データベース130に記憶させることができる。
一方、充電施設200に複数の充電装置230が設置されている場合は、制御装置110は、充電施設200に設置されている充電装置230全体の利用履歴に基づいて、充電施設200の利用密度UDおよび利用回転率UPを算出する。たとえば、図5に示すような、充電施設200に3つの充電装置230(充電装置B〜D)が設置されている場面においては、制御装置110は、下記式(3)に示すように、所定の時間帯における、充電装置B〜Dがそれぞれ占有されている時間の合計値t_Osumに基づいて、充電施設200全体の利用密度UDを求めることができる。
UD=(t_Osum/(n×t_U))×100 ・・・(3)
なお、上記式(3)中、nは充電施設200に設置されている充電装置230の数であり、t_Uは所定の時間帯における時間である。図5においては、「充電施設全体の利用密度」に示すように、「時間帯1」においては、充電装置B〜Dがそれぞれ占有されている時間の合計値t_Osumは長いため、充電施設200全体の利用密度UDは、比較的高く算出されることとなる。一方、「時間帯3」では、t_Osumは短いため、充電施設200全体の利用密度UDは比較的低く算出されることとなる。
UD=(t_Osum/(n×t_U))×100 ・・・(3)
なお、上記式(3)中、nは充電施設200に設置されている充電装置230の数であり、t_Uは所定の時間帯における時間である。図5においては、「充電施設全体の利用密度」に示すように、「時間帯1」においては、充電装置B〜Dがそれぞれ占有されている時間の合計値t_Osumは長いため、充電施設200全体の利用密度UDは、比較的高く算出されることとなる。一方、「時間帯3」では、t_Osumは短いため、充電施設200全体の利用密度UDは比較的低く算出されることとなる。
あるいは、充電施設200全体の利用密度UDを算出する際には、充電施設200に設置されている充電装置230が全て占有されている場合には、充電施設200が占有されていると判定し、充電施設200に設置されている充電装置230が少なくとも1つ空いている場合には、充電施設200に空きがあると判定することで、充電施設200全体の利用密度UDを算出することとしてもよい。すなわち、下記式(4)に示すように、所定の時間帯ごとに、充電施設200に設置されている充電装置230が全て占有されている時間t_Ofullの割合を算出することで、充電施設200全体の利用密度UDを算出する。
UD=(t_Ofull/t_U)×100 ・・・(4)
なお、上記式(4)中、t_Uは所定の時間帯における時間である。上記式(4)にしたがい、充電施設200全体の利用密度UDを算出することで、制御装置110は、利用できる充電装置230が少なくとも1つ空いている可能性が高い充電施設200の充電装置情報を得ることができる。
UD=(t_Ofull/t_U)×100 ・・・(4)
なお、上記式(4)中、t_Uは所定の時間帯における時間である。上記式(4)にしたがい、充電施設200全体の利用密度UDを算出することで、制御装置110は、利用できる充電装置230が少なくとも1つ空いている可能性が高い充電施設200の充電装置情報を得ることができる。
さらに、充電施設200全体の利用密度UDは、時刻ごとに、充電施設200に設置されている全ての充電装置230のうち、占有されている充電装置230の割合により求めてもよい。たとえば、充電施設200に3つの充電装置230が設置されている場面において、ある時刻に2つの充電装置230が占有されている場合は、その時刻における充電施設200全体の利用密度UDは、設置された3つの充電装置230のうち、占有されている2つの充電装置230の割合である66%と算出する。
同様に、制御装置110は、所定の時間帯における、複数の充電装置230のそれぞれの利用回数の合計値C_Usumに基づいて、充電施設200全体の利用回転率UPを求めることができる。具体的には、下記式(5)にしたがって、充電施設200全体の利用回転率UPを求めることができる。
UD=(C_Usum/(n×t_U)) ・・・(5)
なお、上記式(5)中、nは充電施設200に設置されている充電装置230の数であり、t_Uは所定の時間帯における時間である。また、C_Usumの単位は「回数」であり、t_Uの単位は「時間(h)」である。たとえば、図6に示すように、充電施設200に3つの充電装置230(充電装置B〜D)が設置されている場面では、「時間帯1」においては、充電装置B〜Dのいずれも利用回数は1回であることから、C_Usumは3回となる。そのため、「時間帯1」における充電施設200全体の利用回転率UPは、3回を、3×3時間で除した値である0.33(回数/h)となる。一方、「時間帯3」では、利用回数は、充電装置Bが3回、充電装置Cが3回、充電装置Dが5回であることから、C_Usumは11回となる。そのため、「時間帯3」における充電施設200全体の利用回転率UPは、11回を、3×3時間で除した値である1.22(回数/h)となる。
UD=(C_Usum/(n×t_U)) ・・・(5)
なお、上記式(5)中、nは充電施設200に設置されている充電装置230の数であり、t_Uは所定の時間帯における時間である。また、C_Usumの単位は「回数」であり、t_Uの単位は「時間(h)」である。たとえば、図6に示すように、充電施設200に3つの充電装置230(充電装置B〜D)が設置されている場面では、「時間帯1」においては、充電装置B〜Dのいずれも利用回数は1回であることから、C_Usumは3回となる。そのため、「時間帯1」における充電施設200全体の利用回転率UPは、3回を、3×3時間で除した値である0.33(回数/h)となる。一方、「時間帯3」では、利用回数は、充電装置Bが3回、充電装置Cが3回、充電装置Dが5回であることから、C_Usumは11回となる。そのため、「時間帯3」における充電施設200全体の利用回転率UPは、11回を、3×3時間で除した値である1.22(回数/h)となる。
そして、制御装置110は、車載装置300に備えられている通信装置320から受信した充電施設検索依頼に応じて、充電施設200の充電施設情報と、利用密度UDおよび利用回転率UPの情報とを、通信装置120を介して、充電施設検索依頼がされた通信装置320に対して送信する。
具体的には、車載装置300に備えられている通信装置320から充電施設検索依頼が送信されると、制御装置110は、通信装置120を介して、通信装置320から送信された充電施設検索依頼を受信する。この際において、充電施設検索依頼と併せて、車両位置の情報を受信する。そして、制御装置110は、データベース130に記憶された情報のなかから、受信した車両位置から所定距離以内に存在する充電施設200の充電施設情報および利用履歴情報を抽出する。なお、所定距離は、車両が自車両の位置から比較的短時間で到達可能な範囲内で、任意に設定することができ、たとえば10kmと設定することができる。そして、制御装置110は、抽出した利用履歴情報に基づいて、上述した方法にしたがって、充電施設200の利用密度UDおよび利用回転率UPを算出する。そして、制御装置110は、充電施設200の充電施設情報と、利用密度UDおよび利用回転率UPの情報とを、通信装置120を介して、充電施設検索依頼がされた通信装置320に対して送信する。
ここで、制御装置110が、通信装置120を介して、車載装置300に備えられている通信装置320に送信する情報の一例を図7に示す。図7に示す情報のうち、「充電施設の名称」、「充電施設の位置」、および「設置口数」は、充電施設200から送信された充電施設情報に含まれる情報である。「設置口数」は、充電施設200に設置されている充電装置230の情報を示しており、図7に示す例においては、充電施設200には、充電装置230として、3口の急速充電器が設置されているという情報を示している。
また、「利用密度、利用回転率」は、制御装置110が、データベース130に記憶された充電施設200の利用履歴情報に基づいて算出した利用密度UDおよび利用回転率UPの情報である。図7に示す例においては、「利用密度、利用回転率」は、所定の時間帯(8:00〜11:00、11:00〜14:00、14:00〜17:00、17:00〜20:00の時間帯)ごとに求めた、充電施設200の利用密度UDおよび利用回転率UPの情報を示している。
次に、本実施形態における、車載装置300について説明する。車載装置300は、車両に搭載され、図2に示すように、コントローラ310と、通信装置320と、GPS(Global Positioning System)330と、ディスプレイ340と、スピーカ350とを備えている。そして、これらはCAN(Controller Area Network)その他の車載LANによって接続され、相互に情報の授受を行なうようになっている。
通信装置320は、情報センタ100に備えられている通信装置120と、無線通信により、情報の送受信を行うための装置である。具体的には、まず、通信装置320は、コントローラ310からの指令に応じて、情報センタ100に対して充電施設検索依頼と、併せて車両位置の情報を送信する。そして、通信装置320は、情報センタ100に備えられている通信装置120から、充電施設200の充電施設情報と、利用密度UDおよび利用回転率UPの情報とを受信する。
コントローラ310は、たとえば、プログラムを格納したROMと、このROMに格納されたプログラムを実行するCPUと、アクセス可能な記憶装置として機能するRAMとから構成される。
コントローラ310は、自車両のバッテリを充電しようとするユーザからの充電施設検索の指示に応じて、充電施設検索依頼と、併せて車両位置の情報を、通信装置320を介して、情報センタ100に備えられている通信装置120へ送信する。ここで、車両位置の情報は、車載装置300の現在位置であり、GPS330により測位衛星から発信される電波を受信することで取得する。
また、コントローラ310は、通信装置320を介して、上述した情報センタ100に備えられている通信装置120から送信された充電施設200の充電施設情報と、利用密度UDおよび利用回転率UPの情報とを受信する。これらの情報は、コントローラ310が、情報センタ100に対して、上述した充電施設検索依頼を送信することに応じて、情報センタ100から送信される。
そして、コントローラ310は、受信した利用密度UDと利用回転率UPに基づいて、充電施設200を利用できる可能性を求める。具体的には、コントローラ310は、利用密度UDに閾値密度を設定することで、「利用密度 高」または「利用密度 低」かのいずれであるかを判定し、利用回転率UPに閾値回転率を設定することで、「利用回転率 高」または「利用回転率 低」かのいずれであるかを判定し、図8に示すように、充電施設200を利用できる可能性を求める。ここで、閾値密度は任意に設定することができ、たとえば、閾値密度を50%と設定することで、利用密度UDが50%以上である場合には「利用密度 高」と判定し、一方、利用密度UDが50%未満である場合には「利用密度 低」と判定する。また、同様に、閾値回転率も任意に設定することができ、たとえば、閾値回転率を1.30(回数/h)と設定することで、利用回転率UPが1.30(回数/h)以上である場合には「利用回転率 高」と判定し、一方、利用回転率UPが1.30(回数/h)未満である場合には「利用回転率 低」と判定する。
図8において、充電施設200の利用密度UDおよび利用回転率UPが「利用密度 高」、かつ「利用回転率 高」となる場合には、該充電施設200を利用できる可能性は中程度であると判断される。これは、利用密度UDが高く、充電施設200が車両に占有されている時間が長いこととなるが、一方では、利用回転率UPが高く、各車両の利用時間は短時間であるため、ユーザがこの充電施設200を利用する際には、先に充電しようとする車両が充電の順番を待っている場合でも、比較的早く充電の順番が回ってくると考えられるためである。
また、図8において、「利用密度 高」、かつ「利用回転率 低」となる場合には、その充電施設200を利用できる可能性は低いと判断される。これは、利用密度UDが高く、充電施設200が車両に占有されている時間が長いこととなり、また、利用回転率UPが低く、少ない車両台数で充電施設200を長時間占有していることとなり、ユーザがこの充電施設200を利用する際には、充電の順番が回ってくるまで比較的長い時間がかかると考えられるためである。
また、図8において、「利用密度 低」、かつ「利用回転率 高」となる場合には、その充電施設200を利用できる可能性は中程度であると判断される。これは、利用回転率UPが高く、多くの車両が充電施設200を利用していることとなるが、一方では、利用密度UDが低く、充電施設200が占有されている車両1台当たりの時間は短いこととなり、ユーザがこの充電施設200を利用する際には、短時間で充電の順番が回ってくると考えられる。
また、図8において、「利用密度 低」、かつ「利用回転率 低」となる場合には、その充電施設200を利用できる可能性は高いと判断される。これは、利用密度UDが低く、充電施設200が車両に占有されている時間が短いこととなり、さらに、利用回転率UPが低く、充電施設200を利用する車両も少ないことから、ユーザがこの充電施設200を利用する際には、充電待ちをしている台数が少なく、待ち時間なく充電を開始することができる可能性が高いと考えられるためである。
なお、図8に示した例においては、利用密度UDに閾値密度を設定することで、利用密度UDが「利用密度 高」または「利用密度 低」かのいずれであるかを判定し、利用できる可能性を求める例を示したが、閾値密度は複数設定することができ、利用密度UDの大きさを多段階で判定することができる。たとえば、閾値密度として、第1閾値密度および第2閾値密度の2つの値を設定することで、利用密度UDが第1閾値密度未満である場合には「利用密度 低」とし、利用密度UDが第1閾値密度以上、第2閾値密度未満である場合には「利用密度 中」とし、利用密度UDが第2閾値密度以上である場合には「利用密度 高」とすることができる。これにより、利用できる可能性をより詳細に求めることができる。また、利用回転率UPについても、同様に、閾値回転率を複数設定することができ、利用回転率UPの大きさを多段階で判定することができる。
そして、コントローラ310は、受信した充電施設200の充電施設情報、および利用できる可能性の情報を、ディスプレイ340やスピーカ350を介してユーザに提供する。ここで、図9は、充電施設200の充電施設情報および利用できる可能性を、ディスプレイ340を介してユーザに提供する一例を示した図である。ディスプレイ340には、たとえば、図9(A)に示すように、地図データ上において、充電施設200が存在する位置に充電施設のアイコンを配置した図が表示される。この場合に、ユーザに充電施設200の充電施設情報を提供する態様としては、たとえば、図8に示す例において、「利用できる可能性 高」および「利用できる可能性 中」と判定された充電施設200の充電施設情報はユーザに提供するが、「利用できる可能性 低」と判定された充電施設200の充電施設情報はユーザに提供しないといった方法を採用することができる。あるいは、「利用できる可能性 高」、「利用できる可能性 中」、および「利用できる可能性 低」と判定された充電施設200がそれぞれ識別可能なように、充電施設200の充電施設情報にフラグ情報を付加して、ユーザに提供する方法を採用してもよい。
そして、図9(A)に示す地図上に表示された充電施設のなかから、ユーザがいずれかの充電施設のアイコンを選択した場合には、たとえば、図9(B)に示すように、充電施設200の充電施設情報、および利用できる可能性の情報が、ディスプレイ340に表示される。
図9(B)においては、「充電施設名称」、「充電施設までの距離、時間」、および「充電施設 空き可能性」の各情報が表示されており、これらの情報は、上述した情報センタ100から受信した充電施設200の充電施設情報と、コントローラ310が求めた充電施設200を利用できる可能性の情報とに基づくものである。これらの情報のうち、「充電施設までの距離、時間」は、GPS330により取得した自車両の現在位置、および情報センタ100から受信した充電施設情報に基づくものであり、自車両の現在位置から、選択した充電施設200まで車両によって移動する際の距離・所要時間を示している。また、「充電施設 空き可能性」は、図8に示す「利用できる可能性」の情報に基づくものであり、コントローラ310は、「利用できる可能性」の高低の情報とともに、充電開始までに想定される待ち時間の情報などをディスプレイ340に表示することができる。
次いで、本実施形態の動作例を説明する。図10は、本実施形態における充電施設情報提供システムを用いて充電施設情報を提供する方法の一例を示すフローチャートである。図10においては、ユーザが、充電施設200を検索する場合における、充電施設情報提供システムの動作例を示している。
まず、ステップS101では、車載装置300は、充電施設200の検索操作が実行されたか否かを判定する。具体的には、ユーザが、車載装置300に対して充電施設200を検索する操作を実行した場合には、車載装置300に備えられているコントローラ310は、充電施設200の検索が実行されたと判定する。ここで、ユーザが、車載装置300に対して充電施設200を検索する操作を実行する方法としては、たとえば、ユーザが、ディスプレイ340に表示されている案内に従って、ユーザが車載装置300を操作することによって実行する方法が挙げられる。そして、ステップS101において、充電施設200の検索操作が実行されたと判定された場合には、ステップS102へ進む。一方、ステップS101において、充電施設200の検索操作が実行されなかったと判定された場合には、ステップS101で待機する。
ステップS102では、車載装置300は、情報センタ100に対して、充電施設検索依頼を送信する。具体的には、車載装置300に備えられているコントローラ310は、充電施設検索依頼を、車載装置300に備えられている通信装置320を介して、情報センタ100に備えられている通信装置120に送信する。
ステップS103では、情報センタ100は、ステップS102で送信された充電施設検索依頼に応じて、充電施設200の充電施設情報と、利用密度UDおよび利用回転率UPの情報を車載装置300へ送信する。具体的には、情報センタ100に備えられている制御装置110は、データベース130に記憶された情報に基づいて、充電施設200の充電施設情報および利用履歴情報を抽出し、抽出した利用履歴情報に基づき、上述した方法に従って、充電施設200の利用密度UDおよび利用回転率UPを算出する。そして、情報センタ100に備えられている制御装置110は、抽出した充電施設200の充電施設情報と、算出した充電施設200の利用密度UDおよび利用回転率UPとを、情報センタ100に備えられている通信装置120を介して、車載装置300へ送信する。なお、充電施設200に複数の充電装置230が設置されている場合には、充電装置230全体の利用履歴情報に基づいて、上述した上記式(3)〜(5)にしたがい、充電施設200の利用密度UDおよび利用回転率UPを算出することができる。また、車載装置300へ送信する充電施設200の利用密度UDおよび利用回転率UPは、充電施設検索依頼を受信するたびに算出して、送信することとしてもよいし、予め算出しておき、充電施設検索依頼に応じて送信することとしてもよい。
ステップS104では、車載装置300は、充電施設200の利用密度UDおよび利用回転率UPに基づき、充電施設200を利用できる可能性を求める。具体的には、まず、車載装置300に備えられているコントローラ310は、予め設定された閾値密度によって利用密度UDの高低を判定し、さらに、予め設定された閾値回転率によって利用回転率UPの高低を判定する。そして、たとえば、上述した図8に示すテーブルを参照し、利用密度UDの高低の情報と、利用回転率UPの高低の情報とに基づき、充電施設200ごとに、充電施設200を利用できる可能性を求める。
ステップS105では、車載装置300は、利用できる可能性が所定水準以上である充電施設200の充電施設情報を抽出する。具体的には、車載装置300に備えられているコントローラ310は、ステップS104で求めた充電施設200を利用できる可能性に基づき、利用できる可能性が所定水準以上である充電施設200を抽出する。たとえば、図8に示すテーブルを参照して利用できる可能性を求めた場合、「利用できる可能性 中」である充電施設200と、「利用できる可能性 高」である充電施設200とを抽出する。
ステップS106では、車載装置300は、ステップS105において抽出した充電施設200の充電施設情報を、ユーザに提供する。具体的には、車載装置300に備えられているコントローラ310は、ステップS105において抽出した充電施設200の充電施設情報を、ディスプレイ340やスピーカ350を介してユーザに提供する。たとえば、図9(A)に示すように、ディスプレイ340に表示された地図上において、利用できる可能性が所定水準以上である充電施設200が存在する位置に充電施設のアイコンを表示する。そして、ユーザが、地図上に表示されたいずれかのアイコンを選択すると、その充電施設200についての詳細な情報が、たとえば図9(B)に示すような表示方法で、ユーザに提供される。
以上のとおり、本実施形態においては、充電施設200の利用履歴情報に基づいて、単位時間に対する、充電施設200が車両に占有されている時間の割合である利用密度UDを、充電施設200ごとに算出し、算出した利用密度UDが所定密度未満である充電施設200を、利用できる可能性の高い充電施設200として抽出し、抽出した充電施設200の情報を、ユーザに提供する。これにより、車載装置300は、現在、他のユーザにより占有されていても、実際にユーザが使用する際には、利用することができる可能性が高い充電施設200の充電施設情報を、ユーザに提供することができる。
加えて、本実施形態においては、充電施設200の利用履歴情報に基づいて、単位時間当たりの、充電施設200の利用回数に基づく利用回転率UPを、充電施設200ごとに算出し、算出した利用回転率UPが所定回転率以上である充電施設200を、利用できる可能性の高い充電施設200として抽出し、抽出した充電施設200の情報を、ユーザに提供する。これにより、車載装置300は、現在、他のユーザにより占有されていても、実際にユーザが使用する際には、利用することができる可能性が高い充電施設200の情報をユーザに提供することができる。特に、車載装置300は、利用回転率UPが所定回転率以上である充電施設200を、利用できる可能性の高い充電施設200として抽出することにより、利用密度UDが高い場合であっても、利用できる可能性の高い充電施設200を抽出することができる。たとえば、ユーザが比較的短時間で利用する施設であるショッピングモールや、スーパーマーケット、コンビニなどに併設された充電施設200は、多くのユーザが利用することにより利用密度UDが高いものの、ユーザの利用形態としては、満充電となる前に比較的短時間で充電を中断して施設を離れる傾向にあることから利用回転率UPが高く、先に充電しようとする車両が充電の順番を待っている場合でも、比較的早く充電の順番が回ってくると考えられるため、利用することができる可能性が高い充電施設200と判断できる。本実施形態においては、車載装置300は、そのような利用回転率UPが高い充電施設200の情報を、利用することができる可能性が高い充電施設200の情報としてユーザに提供することができる。
さらに、本実施形態においては、充電施設200に複数の充電装置230が設置されている場合は、制御装置110は、充電施設200に設置されている充電装置230全体の利用履歴情報に基づいて、充電施設200の利用密度UDおよび利用回転率UPを算出する。これにより、車載装置300は、充電施設200に複数の充電装置230が設置されている場合においても、適切に充電施設200の利用状況を把握することができ、ユーザに対して、利用することができる可能性が高い充電施設200の充電施設情報を提供することができる。
<<第2実施形態>>
次いで、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態に示す充電施設情報提供システムは、上述した第1実施形態と同様に、図1および図2に示すような構成を有し、以下に説明する点において上述した第1実施形態と異なる以外は、上述した第1実施形態と同様に動作し、同様な作用を奏する。
次いで、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態に示す充電施設情報提供システムは、上述した第1実施形態と同様に、図1および図2に示すような構成を有し、以下に説明する点において上述した第1実施形態と異なる以外は、上述した第1実施形態と同様に動作し、同様な作用を奏する。
すなわち、第2実施形態においては、第1実施形態と同様に、利用できる可能性が高い充電施設200を抽出し、抽出した充電施設200の充電施設情報をユーザに提供する点において共通する一方で、利用できる可能性が高い充電施設200に加えて、現在利用可能な充電施設200を抽出してユーザに提供するという点において異なる。
以下、第2実施形態における動作について説明する。図11は、第2実施形態における動作例を示すフローチャートである。
まず、ステップS201では、上述した第1実施形態のステップS101と同様に、車載装置300は、充電施設200の検索操作が実行されたか否かを判定する。そして、ステップS201において、充電施設200の検索操作が実行されたと判定された場合には、ステップS202へ進む。一方、ステップS201において、充電施設200の検索操作が実行されなかったと判定された場合には、ステップS201で待機する。
ステップS202では、車載装置300は、充電施設検索依頼と、併せて自車両の車両位置情報を、情報センタ100に送信する。なお、車両位置情報は、車載装置300の現在位置であり、GPS330により測位衛星から発信される電波を受信することで取得することができる。
ステップS203では、情報センタ100は、ステップS202で送信された車両位置情報に基づき、車両位置から所定距離以内にある充電施設200の現在の充電施設情報と、充電施設200の利用履歴情報とを、データベース130に記憶された情報のなかから、充電施設200ごとに抽出する。
ステップS204では、情報センタ100は、車両位置から所定距離以内にある充電施設200についての、現在の充電施設情報と、利用密度UDおよび利用回転率UPとを、車載装置300に送信する。ここで送信する現在の充電施設情報には、充電施設200の名称・位置・種別の情報に加え、充電施設200の空き状況の情報が含まれる。充電施設200の空き状況の情報は、該充電施設200が現在利用可能であるか否かを示す情報であり、たとえば、充電施設200に備えられた各充電装置230の現在の占有状況を表す情報である。
ステップS205では、車載装置300は、情報センタ100により送信された充電施設200の現在の充電施設情報に基づき、現在利用可能な充電施設200を抽出し、抽出した現在利用可能な充電施設200が所定数以上あるか否かを判定する。具体的には、車載装置300に備えられているコントローラ310は、充電施設200の現在の充電施設情報に含まれる充電施設200の空き状況の情報に基づき、現在利用可能な充電施設200を抽出し、抽出した現在利用可能な充電施設200が所定数以上あるか否かを判定する。ここで、所定数は、任意に設定することができ、たとえば、1つと設定することで、現在利用可能な充電施設200が、車両位置から所定距離以内に存在するか否かを判定することができる。そして、現在利用可能な充電施設200が所定数以上あると判定された場合には、ステップS206へ進む。一方、現在利用可能な充電施設200が所定数以上ないと判定された場合には、ステップS211へ進む。
ステップS205において、現在利用可能な充電施設200が所定数以上あると判定された場合には、ステップS206へ進み、ステップS206では、車載装置300は、充電施設200の利用密度UDおよび利用回転率UPに基づき、充電施設200を利用できる可能性を求める。具体的には、車載装置300は、上述したステップS104と同様に、充電施設200の利用密度UDおよび利用回転率UPに基づき、たとえば、図8に示すテーブルにしたがい、充電施設200ごとに、充電施設200を利用できる可能性を求める。
ステップS207では、上述した第1実施形態のステップS105と同様に、車載装置300は、利用できる可能性が所定水準以上である充電施設200の充電施設情報を抽出する。すなわち、具体的には、車載装置300に備えられているコントローラ310は、ステップS206で求めた充電施設200を利用できる可能性に基づき、利用できる可能性が所定水準以上である充電施設200を抽出する。たとえば、図8に示すテーブルを参照して利用できる可能性を求めた場合、「利用できる可能性 中」である充電施設200と、「利用できる可能性 高」である充電施設200とを抽出する。
ステップS208では、車載装置300は、現在利用可能な充電施設200の充電施設情報と、利用できる可能性が所定水準以上である充電施設200の充電施設情報とを、ユーザに提供する。具体的には、車載装置300に備えられているコントローラ310は、ステップS205で抽出した、現在利用可能な充電施設200の充電施設情報と、ステップS207において抽出した、利用できる可能性が所定水準以上である充電施設200の充電施設情報とを、ディスプレイ340やスピーカ350を介してユーザに提供する。たとえば、図12(A)に示すように、ディスプレイ340に表示された地図上において、現在利用可能な充電施設200、および利用できる可能性が所定水準以上である充電施設200が存在する位置に充電施設のアイコンを表示する。そして、ユーザが、地図上に表示されたいずれかのアイコンを選択すると、その充電施設200についての詳細な情報が、たとえば図12(B)に示すような表示方法で、ユーザに提供される。図12(B)における「充電施設 空き情報」は、充電施設200の現在の空き状況を示す情報であり、たとえば、充電施設200に設置された充電装置230が現在全て占有されていれば「満車」と表示し、充電施設200に設置された充電装置230のうち1つ以上が現在利用可能である場合は、空いている充電装置230の数に応じて「混雑」や「空車」と表示する。また、車載装置300は、上述したように、充電施設200の充電施設情報をユーザに提供する際において、併せて、充電施設情報を提供した充電施設200のなかから、一の充電施設200を選択するように促すメッセージを、ディスプレイ340やスピーカ350を介してユーザに発信する。
ステップS209では、車載装置300は、ユーザが充電施設200を選択したか否かを判定する。ここでは、ユーザは、図12(B)に示すような「充電施設 空き情報」、「充電施設 空き可能性」、または「充電施設までの距離、時間」などの情報を総合的に判断して、自車両のバッテリの充電を行うための充電施設200を選択することができ、車載装置300は、ユーザが充電施設200を選択するまで待機することとなる。そして、ステップS209において、ユーザが充電施設200を選択したと判定された場合には、ステップS210へ進む。一方、ステップS209において、ユーザが充電施設200を選択していないと判定された場合には、ユーザが充電施設200を選択するまで、ステップS209で待機する。
ステップS209において、ユーザが充電施設200を選択したと判定された場合には、ステップS210へ進み、ステップS210では、車載装置300は、自車両の車両位置から、ユーザによって選択された充電施設200までの経路案内を行う。車載装置300が経路案内する方法としては、特に限定されず、ディスプレイ340やスピーカ350などを使用した公知の経路案内方法を用いることができる。
ステップS211では、車載装置300は、自車両が、ユーザによって選択された充電施設200に到着したか否かを判定する。そして、ステップS211において、自車両が、ユーザによって選択された充電施設200に到着したと判定された場合には、車載装置300は、充電施設情報提供システムを終了する処理を実行し、本処理を終了する。一方、ステップS211において、自車両が、ユーザによって選択された充電施設200に到着していないと判定された場合には、ステップS212へ進む。
ステップS211において、自車両が、ユーザによって選択された充電施設200に到着していないと判定された場合には、ステップS212へ進み、ステップS212では、車載装置300は、ユーザによって選択された充電施設200についての現在の充電施設情報を、情報センタ100から再度受信する。具体的には、まず、車載装置300に備えられているコントローラ310は、ユーザに対してユーザによって選択された充電施設200への経路案内をしている間に、情報センタ100に対し、該充電施設200の現在の充電施設情報を定期的に送信するよう要求指令を送信する。そして、コントローラ310は、要求指令に応じた情報センタ100が、定期的に送信する該充電施設200の現在の充電施設情報を、車載装置300に備えられている通信装置320を介して受信する。
ステップS213では、車載装置300は、ステップS212において受信した充電施設200の現在の充電施設情報に基づき、ユーザによって選択された充電施設200の利用状況が変化したか否かを判定する。具体的には、車載装置300に備えられているコントローラ310は、ユーザによって選択された充電施設200について、ステップS204で送信された充電施設情報と、ステップS212で受信した最新の充電施設情報とを比較し、充電施設200の空き状況に変化があるか否かを判定する。そして、ステップS213において、ユーザによって選択された充電施設200の利用状況が変化したと判定された場合には、ステップS214へ進む。一方、ステップS213において、ユーザによって選択された充電施設200の利用状況が変化していないと判定された場合には、ステップS211へ戻り、車載装置300は、ユーザによって選択された充電施設200への経路案内を継続する。すなわち、車載装置300は、ユーザによって選択された充電施設200までの経路案内を行っている間に、該充電施設200の利用状況が変化したか否かを判定する処理を繰り返し、判定の結果、該充電施設200の利用状況が変化していなければ、経路案内を継続することとなる。
ステップS213において、ユーザによって選択された充電施設200の利用状況が変化したと判定された場合には、ステップS214へ進み、ステップS214では、車載装置300は、ユーザによって選択された充電施設200が、現在利用可能な充電施設200であるか否かを判定する。具体的には、ユーザによって選択された充電施設200の空き状況が変化し、現時点において該充電施設200に備えられた充電装置230が全て占有されてしまった場合には、該充電施設200は現在利用可能な充電施設200ではなくなったと判定する。一方、ユーザによって選択された充電施設200の空き状況が変化しても、充電施設200に備えられた充電装置230に空きがあり、現時点において該充電施設200が利用可能である場合には、該充電施設200は現在利用可能な充電施設200であると判定する。そして、ステップS214において、ユーザによって選択された充電施設200が、現在利用可能な充電施設200であると判定された場合には、ステップS211へ戻り、車載装置300は、ユーザによって選択された充電施設200への経路案内を継続する。一方、ステップS214において、ユーザによって選択された充電施設200が、現在利用可能な充電施設200ではないと判定された場合には、ステップS202へ戻り、別の現在利用可能な充電施設200を改めて検索する。
一方、ステップS205において、現在利用可能な充電施設200が所定数以上ないと判定された場合には、ステップS215へ進み、ステップS215では、車載装置300は、充電施設200の情報を抽出する範囲として設定されていた所定距離を大きくし、新たな所定距離を設定する。これにより、再度ステップS203を実行する場合において、充電施設200の情報を抽出する範囲を広げることができ、その後のステップで、より広範囲から現在利用可能な充電施設200を抽出することが可能となる。ステップS205においては、具体的には、車載装置300に備えられているコントローラ310は、ステップS203で充電施設200の情報を抽出する範囲として設定されていた所定距離に対して一定距離を加算し、得られた距離を新たな所定距離として設定する。なお、一定距離は、任意に設定することができる距離であり、たとえば、5kmと設定した場合には、コントローラ310は、所定距離に5kmを加算した距離を、新たな所定距離として設定する。
ステップS216では、車載装置300は、車両のバッテリの充電残量に基づく走行可能距離を算出し、ステップS215で設定した新たな所定距離が、該走行可能距離以下であるか否かを判定する。具体的には、まず、車載装置300に備えられているコントローラ310は、車両のバッテリの充電残量に基づいて、車両が走行できる距離である走行可能距離を算出する。そして、コントローラ310は、ステップS215で設定した新たな所定距離と、走行可能距離とを比較し、新たな所定距離が走行可能距離以下であるか否かを判定する。そして、ステップS216において、新たな所定距離が、走行可能距離以下であると判定された場合には、ステップS202へ戻る。この際においては、ステップS202では、車載装置300は、ステップS215で設定した新たな所定距離の情報を、充電施設検索依頼とともに、情報センタ100へ送信し、情報センタ100は、所定距離の値を、車載装置300から送信された新たな所定距離の値に置き換える。これにより、ステップS203において、現在の充電施設情報と、利用履歴情報とを抽出する範囲を広げることができ、その後のステップで、より広範囲から現在利用可能な充電施設200を抽出することが可能となる。一方、ステップS216において、新たな所定距離が、走行可能距離以下ではないと判定された場合には、ステップS206へ進む。すなわち、新たな所定距離が、走行可能距離以下ではない場合は、より広範囲から現在の充電施設情報と、利用履歴情報とを抽出することができないため、改めて現在利用可能な充電施設200を抽出する処理は行わず、ステップS206以降のステップで、利用できる可能性が所定水準以上である充電施設200を抽出する処理を行う。
第2実施形態によれば、上述した第1実施形態による効果に加えて、次のような効果を奏する。
すなわち、第2実施形態においては、車載装置300は、車両位置から所定距離以内に存在する、充電施設200の現在の充電施設情報や、利用密度UDおよび利用回転率UPに基づいて、現在利用可能な充電施設200または利用できる可能性が所定水準以上である充電施設200を抽出し、抽出した充電施設200の充電施設情報を、ユーザに提供する。なお、この際において、車載装置300は、現在利用可能な充電施設200または利用できる可能性が所定水準以上である充電施設200の数が所定数未満であるか否かを判定し、該充電施設200の数が所定数未満ではない場合に、抽出した充電施設200の充電施設情報を、ユーザに提供することとしてもよい。これにより、第2実施形態によれば、車載装置300は、車両位置から所定距離以内に存在する、現在利用可能な充電施設200の充電施設情報および利用できる可能性が所定水準以上である充電施設200の充電施設情報を、ユーザに提供することができる。
すなわち、第2実施形態においては、車載装置300は、車両位置から所定距離以内に存在する、充電施設200の現在の充電施設情報や、利用密度UDおよび利用回転率UPに基づいて、現在利用可能な充電施設200または利用できる可能性が所定水準以上である充電施設200を抽出し、抽出した充電施設200の充電施設情報を、ユーザに提供する。なお、この際において、車載装置300は、現在利用可能な充電施設200または利用できる可能性が所定水準以上である充電施設200の数が所定数未満であるか否かを判定し、該充電施設200の数が所定数未満ではない場合に、抽出した充電施設200の充電施設情報を、ユーザに提供することとしてもよい。これにより、第2実施形態によれば、車載装置300は、車両位置から所定距離以内に存在する、現在利用可能な充電施設200の充電施設情報および利用できる可能性が所定水準以上である充電施設200の充電施設情報を、ユーザに提供することができる。
また、第2実施形態においては、さらに次のような効果を奏する。すなわち、第2実施形態においては、車載装置300は、充電施設200の現在の充電施設情報に基づき、車両位置から所定距離以内に存在する現在利用可能な充電施設200が所定数未満であると判定した場合には、走行可能距離の範囲内で、現在の充電施設情報を取得する範囲を広げて、現在の充電施設情報の再取得を行なう。そして、車載装置300は、再取得した充電施設200の現在の充電施設情報に基づき、より広範囲に存在する現在利用可能な充電施設200を抽出し、ユーザに提供する。これにより、車載装置300は、車両が実際に到達できる範囲内で、より広範囲に存在する現在利用可能な充電施設200の充電施設情報を、ユーザに提供することができる。
なお、上述の実施形態において、情報センタ100に備えられている制御装置110は、本発明の利用密度算出手段、利用回転率算出手段、および取得手段に、データベース130は本発明の記憶手段に、車載装置300に備えられているコントローラ310は、本発明の利用密度判定手段、抽出手段、提供手段、利用回転率判定手段、判定手段、および走行可能距離算出手段に、それぞれ相当する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、これらの実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
たとえば、上記の実施形態においては、図8に示すように、充電施設200の利用密度UDおよび利用回転率UPに基づいて、充電施設200を利用できる可能性を求める例を示しているが、充電施設200が充電予約を受付けることができる充電施設である場合には、予約状況を考慮して、充電施設200を利用できる可能性を求めてもよい。すなわち、充電施設200に多くの充電予約がなされている場合には、予約状況を考慮して、該充電施設200を利用できる可能性は低いものとする。
さらに、情報センタ100を介して、複数の車両同士が情報を共有している場合、共有している情報を考慮して、充電施設200を利用できる可能性を求めてもよい。たとえば、共有している情報に基づいて、自車両と他の車両が同じタイミングで同じ充電施設200を目的地として設定しようとしている場合や、他の車両が特定の充電施設200を目的地と設定し、すでに経路案内を開始している場合は、それらの充電施設200を利用できる可能性は低いものとする。また、たとえば、共有している情報に基づいて、他の車両が特定の充電施設200で一定時間充電を予定していることが予め分かっている場合にも、該充電施設200を利用できる可能性は低いものとする。
また、上記の実施形態においては、情報センタ100から送信された、充電施設200の利用密度UDおよび利用回転率UPに基づいて、車載装置300に備えられているコントローラ310が、充電施設200を利用できる可能性を求めることとしているが、情報センタ100に備えられている制御装置110が、充電施設200の利用密度UDおよび利用回転率UPに基づいて、充電施設200を利用できる可能性を求めて、求めた利用できる可能性を、車載装置300に送信するという構成としてもよい。
100…情報センタ
110…制御装置
120…通信装置
130…データベース
200…充電施設
210…制御装置
220…通信装置
230…充電装置
300…車載装置
310…コントローラ
320…通信装置
330…GPS
340…ディスプレイ
350…スピーカ
110…制御装置
120…通信装置
130…データベース
200…充電施設
210…制御装置
220…通信装置
230…充電装置
300…車載装置
310…コントローラ
320…通信装置
330…GPS
340…ディスプレイ
350…スピーカ
Claims (7)
- 車両に備えられたバッテリを充電するための充電装置が設置された充電施設の利用履歴の情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記充電施設の利用履歴の情報に基づいて、単位時間に対する、前記充電施設が前記車両に占有されている時間の割合である利用密度を、前記充電施設ごとに算出する利用密度算出手段と、
前記利用密度算出手段により算出された前記利用密度が、所定の閾値密度未満であるか否かを、前記充電施設ごとに判定する利用密度判定手段と、
前記利用密度判定手段により、前記利用密度が所定の閾値密度未満であると判定された充電施設を、利用することができる可能性の高い充電施設であると判定し、該充電施設を高利用可能性充電施設として抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記高利用可能性充電施設の情報をユーザに提供する提供手段と、を備えることを特徴とする充電施設情報提供システム。 - 請求項1に記載の充電施設情報提供システムにおいて、
前記記憶手段に記憶された前記充電施設の利用履歴の情報に基づいて、単位時間当たりの、前記充電施設の利用回数に基づく利用回転率を、前記充電施設ごとに算出する利用回転率算出手段と、
前記利用回転率算出手段により算出された前記利用回転率が、所定の閾値回転率以上であるか否かを、前記充電施設ごとに判定する利用回転率判定手段と、をさらに備え、
前記抽出手段は、前記利用密度が所定の閾値密度未満であると判定された充電施設に加えて、前記利用回転率判定手段により、前記利用回転率が所定の閾値回転率以上であると判定された充電施設についても、前記高利用可能性充電施設として抽出することを特徴とする充電施設情報提供システム。 - 請求項1に記載の充電施設情報提供システムにおいて、
前記利用密度算出手段は、前記充電施設に複数の前記充電装置が設置されている場合には、前記充電施設を構成する前記充電装置全体の利用履歴に基づいて、該充電施設の利用密度を算出することを特徴とする充電施設情報提供システム。 - 請求項2または3に記載の充電施設情報提供システムにおいて、
前記利用回転率算出手段は、前記充電施設に複数の前記充電装置が設置されている場合には、前記充電施設を構成する前記充電装置全体の利用履歴に基づいて、該充電施設の利用回転率を算出することを特徴とする充電施設情報提供システム。 - 請求項2〜4のいずれかに記載の充電施設情報提供システムにおいて、
現在の車両位置の情報に基づいて、現在の車両位置から所定距離以内に存在する充電施設の現在の情報である充電施設情報を、充電施設ごとに取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記充電施設情報、前記利用密度算出手段により算出された前記利用密度、および前記利用回転率判定手段により算出された前記利用回転率に基づいて、前記所定距離以内に存在する現在利用可能な充電施設または前記高利用可能性充電施設の数が、所定数未満であるか否かを判定する判定手段と、をさらに備え、
前記提供手段は、前記高利用可能性充電施設の情報に加えて、前記判定手段により現在利用可能な充電施設であると判定された充電施設の情報をユーザに提供することを特徴とする充電施設情報提供システム。 - 請求項5に記載の充電施設情報提供システムにおいて、
前記車両が備えるバッテリの充電残量に基づいて、前記車両が走行できる距離である走行可能距離を算出する走行可能距離算出手段をさらに備え、
前記取得手段は、前記判定手段により前記所定距離以内に存在する現在利用可能な充電施設の数が所定数未満であると判定された場合に、前記走行可能距離の範囲内で、前記充電施設情報を取得する範囲を広げて、前記充電施設情報の再取得を行なうことを特徴とする充電施設情報提供システム。 - 車両に備えられたバッテリを充電するための充電装置が設置された充電施設の情報に基づいて、単位時間に対する、前記充電施設が前記車両に占有されている時間の割合である利用密度を、前記充電施設ごとに算出し、
算出した前記利用密度が、所定の閾値密度未満である充電施設を、利用することができる可能性の高い充電施設であると判定して、該充電施設の情報をユーザに提供することを特徴とする充電施設情報提供方法。
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---|---|---|---|
JP2012049054A JP2013185854A (ja) | 2012-03-06 | 2012-03-06 | 充電施設情報提供システム |
Applications Claiming Priority (1)
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