JP2013184586A - 非接触給電装置 - Google Patents

非接触給電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013184586A
JP2013184586A JP2012051611A JP2012051611A JP2013184586A JP 2013184586 A JP2013184586 A JP 2013184586A JP 2012051611 A JP2012051611 A JP 2012051611A JP 2012051611 A JP2012051611 A JP 2012051611A JP 2013184586 A JP2013184586 A JP 2013184586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
wiring
magnetic body
wiring portion
disposed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012051611A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Naruse
有二 成瀬
Hisaaki Higashijima
尚秋 東島
Yusuke Minagawa
裕介 皆川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2012051611A priority Critical patent/JP2013184586A/ja
Priority to PCT/JP2013/055931 priority patent/WO2013133255A1/ja
Publication of JP2013184586A publication Critical patent/JP2013184586A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L5/00Current collectors for power supply lines of electrically-propelled vehicles
    • B60L5/005Current collectors for power supply lines of electrically-propelled vehicles without mechanical contact between the collector and the power supply line
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60MPOWER SUPPLY LINES, AND DEVICES ALONG RAILS, FOR ELECTRICALLY- PROPELLED VEHICLES
    • B60M7/00Power lines or rails specially adapted for electrically-propelled vehicles of special types, e.g. suspension tramway, ropeway, underground railway
    • B60M7/003Power lines or rails specially adapted for electrically-propelled vehicles of special types, e.g. suspension tramway, ropeway, underground railway for vehicles using stored power (e.g. charging stations)
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/14Inductive couplings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/005Mechanical details of housing or structure aiming to accommodate the power transfer means, e.g. mechanical integration of coils, antennas or transducers into emitting or receiving devices
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/10Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/40Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using two or more transmitting or receiving devices
    • H02J50/402Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using two or more transmitting or receiving devices the two or more transmitting or the two or more receiving devices being integrated in the same unit, e.g. power mats with several coils or antennas with several sub-antennas
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/70Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power involving the reduction of electric, magnetic or electromagnetic leakage fields
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L2200/00Type of vehicles
    • B60L2200/26Rail vehicles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】給電効率の低下を抑制する非接触給電装置を提供する。
【解決手段】送電コイルと充電コイルとの間で、非接触で磁気的な結合により電力を供給する非接触給電装置において送電コイルまたは受電コイルの少なくとも何れか一方のコイルは、矩形状のコイル面をもち、同一平面上に並べられ、かつ、互いの配線の少なくとも一部を隣接させた第1コイル及び第2コイルとを有し、第1コイル及び第2コイルは互いに平行に配置された4本の配線部111、113、121、123を有し、4本の配線部のうち、内側に配置された2本の配線部111、121を流れる電流が、外側に配置された2本の配線部113、123を流れる電流に対して逆向きである。
【選択図】図2

Description

本発明は、非接触給電装置に関するものである。
鉄道車両用非接触給電システムにおいて、軌道上に敷設される鉄道レール間に配置される8の字形状の給電コイルと、この給電コイルに給電する高周波電源と、前記鉄道レールを走行する鉄道車両の底部に配置され、前記8の字形状の給電コイルに走行時に対向する8の字形状の集電コイルと、この集電コイルに接続されるコンバータと、このコンバータに接続される充電式電池とを備え、前記給電コイルに対する前記集電コイルの相対的移動により前記集電コイルからの出力を前記充電式電池に充電するようにしたものが知られている(特許文献1)。
特開2010−125974号公報
しかしながら、上記の給電コイルは、8の字形状コイルを形成する内側の配線同士が、8の字形状コイルの中心点で交差しているため、集電コイルの移動に伴い、結合係数の変化量が大きく、給電効率が低下するという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、給電効率の低下を抑制する非接触給電装置を提供することである。
本発明は、送電コイルまたは受電コイルの少なくとも何れか一方のコイルは、互いに平行に配置された4本の配線部を有し、当該4本の配線部のうち、内側に配置された2本の配線部を流れる電流が、外側に配置された2本の配線部を流れる電流に対して逆向きになるよう、コイルを構成することによって上記課題を解決する。
本発明は、送電コイルに対する受電コイルの相対的な位置が、4本の配線部の平行方向に移動した場合に、コイル面のうちコイル間で対向している部分の大きさが変化しにくいため、結合係数の変化量を抑制し、給電効率の低下を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る非接触給電装置の斜視図である。 図1のII-II線に沿う断面図である。 図1のコイルの平面図である。 比較例に係るコイルの平面図である。 コイル間の位置ずれ量(Y/2L)に対する結合係数(κ)の特性を示すグラフである。 本発明の他の実施形態に係る非接触給電装置の送電側のコイルの平面図である。 比較例に係るコイルの平面図である。 本発明の他の実施形態に係る非接触給電装置の送電部の平面図である。 図8の磁性体の平面図である。 図9のX-X線に沿う断面図である。 本発明の他の実施形態に係る非接触給電装置の斜視図である。 図12のXI-XI線に沿う断面図である。 図11の磁性体と遮蔽板との間の間隔に対する結合係数及び磁束密度の特性を示すグラフである。 本発明の他の実施形態に係る非接触給電装置の導電側のコイルの平面図である。 図1のコイルを形成する基板の平面図である。 図1のコイルを形成する基板の平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
《第1実施形態》
図1は、本発明の実施形態に係る非接触給電装置の斜視図である。図2は、図1のII-II線に沿う断面のうち、送電側の構成を示す断面図である。本例の非接触給電装置は、例えば、車両に搭載されたバッテリに対して非接触で充電する装置として用いられる。以下、本例の非接触給電装置を車両用の給電装置として適用した例を説明するが、車両以外の他の装置に適用してもよい。なお、図2の点線の矢印は磁束の流れを表している。
非接触給電装置は、送電部100と受電部200とを備えている。送電部100は地上側に設けられ、受電部200は車両側に設けられる。送電部100は、コイル10と、磁性体20と、遮蔽板30とを備えている。コイル10は、受電部200の受電用のコイル40との間で、非接触で磁気的な結合により電力を供給する送電コイルである。コイル10は、道路などの地上に設けられ、コイル10の幅方向の長さは、車両の車幅より短い。
ここで、図2及び図3を用いて、コイル10の構成を説明する。図3はコイル10の平面図である。コイル10は、図3の紙面上で右側に配置されたコイル11と、左側に配置されたコイル12とを有し、コイル11及びコイル12は同一平面上で並べられている。コイル11は、矩形状のコイル面をもち、当該コイル面で1回、巻回されている。コイル12は、コイル11と同形状で、矩形状のコイル面をもち、当該コイル面で1回、巻回されている。またコイル11とコイル12は隙間を空けつつ、互いに隣接している。コイル11及びコイル12は8の字形状に巻回されている。なお、コイル面は、配線により1巻のコイルが形成される面を示し、後述するように本例では、配線の一部に段差を設けているため、当該段差による高さを含めてコイル面としてもよい。
コイル10の全体は、上記のコイル面と同一面上でみた時に、短辺及び長辺をもった矩形状になるように形成されている。また短辺に対して長辺は十分に長くなっている。そして、当該同一面上でみたときに、コイル10の短辺の中央部分に、コイルの引出線131、132が設けられている。引出線131とコイル11とを導通するための配線部133は、引出線131から屈曲して、コイル10の短辺に沿うよう当該短辺の中心部分まで形成され、引出線131から延在した配線である。
ここで、コイル10の長手方向(コイル10の長辺に沿う方向)をX方向とし、コイル10の幅方向(コイル10の短辺に沿う方向)をY方向とし、コイル10のコイル面の法線方向をZ方向とする。
コイル11は、配線部111〜114を有している。配線部111は、配線部133の端部からコイル10の長辺方向(図3の負側のX方向)に屈曲して、当該端部から延在した配線である。配線部112は、配線部111の端部からコイル10の短辺方向(図3の正側のY方向)に屈曲して、コイル11を形成するよう、当該端部から延在した配線である。配線部113は、配線部112の端部からコイル10の長辺方向(図3の正側のX方向)に屈曲し、配線部111の延在方向(図3の負側のX方向)と反対側の方向(図3の正側のX方向)で、配線部111と平行な方向に延在した配線である。配線部114は、配線部113の端部から屈曲し、配線部112の延在方向(図3の正側のY方向)と反対側の方向(図3の負側のY方向)に延在した配線である。これにより、配線111〜114で、1回巻のコイルが形成される。配線部111と配線部113は平行に配置され、配線部112と配線部114は平行に配置されている。
すなわち、配線部111、113の両端のうち一方の端部は配線部112により導通されている。また、配線部121、123の両端のうち一方の端部は配線部122により導通されている。また、配線部113の他方の端部と配線部121の他方の端部は配線部114により導通されている。また、配線部111の他方の端部と配線部123の他方の端部は、引出線131、132を介して電気的に接続されている。
コイル12は、配線部121〜124を有している。配線部121は、配線部114の端部からコイル10の(図3の負側のX方向)に屈曲して、当該端部から延在した配線である。配線部122は、配線部121の端部からコイル10の短辺方向(図3の負側のY方向)に屈曲して、コイル12を形成するよう、当該端部から延在した配線である。配線部123は、配線部122の端部からコイル10の長辺方向(図3の正側のX方向)に屈曲し、配線部121の延在方向(図3の負側のX方向)と反対側の方向(図3の正側のX方向)で、配線部121と平行な方向に延在した配線である。配線部124は、配線部123の端部から屈曲し、配線部122の延在方向(図3の負側のY方向)と反対側の方向(図3の正側のY方向)に延在した配線である。これにより、配線121〜124で、1回巻のコイルが形成される。配線部121と配線部123は平行に配置され、配線部122と配線部124は平行に配置されている。
各配線部111〜114、121〜124が互いに交差しないように、配線部114は、両端に段差を設け、Y軸方向に平行な部分のZ軸方向への高さが、他の配線部のZ軸方向の高さより低くなるよう形成されている。また引出線131から引出線132までのコイル11及びコイル12を形成する配線部111〜114、121〜124は、分岐しておらず、一本の直線である角柱状の配線をつなぎ合わせることで、コイル11、12が形成されている。なお、コイル11、12の配線は、一本の導線でもよく、あるいは複数の導線を捻ることで形成されてもよい。
また、配線部111、112、113、121〜124は、同一平面上に形成されている。これにより、コイル11とコイル12が同一平面上で隣接する位置で並べられている。また、コイル10の長手方向に沿った配線部111、113、121、123は互いに平行に配置されている。
図2に示すように、YZ面の断面において、コイル11の内側の配線が、配線部111となり、コイル11の外側の配線が配線部113となる。また、コイル12の内側の配線が配線部121となり、コイル11の外側の配線が配線部123となる。
コイル11の巻回方向は反時計回りの方向であり、コイル12の巻回方向は時計回りの方向である。すなわち、コイル11の巻回方向とコイル12の巻回方向は互いに逆方向になっている。引出線132から引出線131に電流を流すと、ある時刻において、配線部123に図3の負側のX軸方向に電流が流れた場合には、配線部121には図3の正側のX軸方向に電流が流れ、配線部113には図3の負側のX軸方向に電流が流れ、配線部111には図3の正側のX軸方向に電流が流れる。すなわち、配線部111、113、121、123のうち、内側に配置された配線部111、121を流れる電流が、外側に配置された配線部113、123を流れる電流に対して逆向きになる。
図1、2に戻り、磁性体20は、コイル10の上下面である一対の表面(Z方向を法線とする表面)のうち、受電側のコイル20と対向する対向面と反対側の表面上に設けられている。磁性体20は、鉄(電磁鋼)などの磁性材料で、板状に形成されている。磁性体20はコイル11、12のコイル面の下方から、所定の間隔を空けつつ、当該コイル面を覆うように配置されている。
YZ面の断面において、送電側のコイルの中心線Aから、コイル11、12の外側の配線部113、123までの長さをLCoとする。またYZ面の断面において、受電側のコイル40の中心線Aから磁性体20の外縁(磁性体20の長手方向の辺)までの長さをLとする。本例において、LとLCoとの間には、以下の式(1)の関係が成り立つ。
Figure 2013184586
遮蔽板30は、磁性体20の上下面である一対の表面のうち、コイル10と対向する対向面と反対側の表面上に設けられている。遮蔽板30は、アルミニウムなどの導体で、板状に形成されている。遮蔽板30は、磁性体20の下面に配置されている。遮蔽板30は、コイル10のコイル面を含む平面と平行な平面において、コイル10及び磁性体20より広くなるよう形成されている。いいかえると、磁性体20と対向する遮蔽板30の対向面の面積は、遮蔽板30と対向する磁性体20の対向面の面積より大きい。
次に、受電部200について説明する。コイル40は、車両のシャーシに設けられている。コイル40の形状は、コイル10と同様の形状で、縮小させた形になっている。磁性体50は、コイル40の上面に所定の間隔を空けて配置されている。遮蔽板60は、磁性体50の上面に配置されており、車両のシャーシに設けられている。そして、コイル40を備えた車両が、コイル10を配置された道路を走行すると、コイル40がコイル10に対して所定の間隔を空けつつ、相対的に移動する。
コイル10には、図示しない電源から交流電源が供給され、コイル10の上側にコイル40が配置されると、コイル10からコイル40へ、非接触で給電される。そして、車両に設けられたバッテリ(図示しない)が、給電された電力により充電される。
ここで、本例の非接触給電装置を車両用に適用した場合における、結合係数及び漏れ磁束について説明する。非接触給電装置において、二次側への供給電力を高くするには、送電効率の向上と外部への磁束の影響を低減させることが求められる。そして、本例のような非接触で磁気的な結合により電力を供給する方式では、送電効率を向上させるためには、コイル10とコイル40との間の磁気結合を高めなければならない。
コイル10、40間の送電効率をη、結合係数をκとするとコイルのQ値との間には、以下の式(2)の関係が成立する。
Figure 2013184586
そして、式(2)より、送電効率を向上させるには、結合係数(κ)またはQ値を高くすることが必要である。
またQ値は、角周波数(ω)、自己インダクタンス(L)、抵抗値(R)を用いて、以下の式(3)で表わされる。
Figure 2013184586
式(3)より、自己インダクタンス(L)の増加または抵抗値(R)の低減させることで、送電効率を向上することができる。
上記のように本例の非接触給電装置は、走行中または停止中、車両側に電力を供給するために、車両の進行方向に対して、地上側のコイル10を車両側のコイル40と比較して非常に長くなるように構成されている。これは、地上側のコイルを小さくして、複数のコイルを車両の長さに合わせ、複数のコイルを配列した場合には、各コイルを制御するインバータの数が多くなる、という問題があるためである。その一方、地上側のコイル10を車両側のコイル40と比較して非常に長くした場合には、以下の問題が発生する。
第一に、コイル10、40間の鎖交磁束とコイルから発生する磁束の比である結合係数κが大幅に低下し、送電効率が悪化する。また、結合係数(κ)が0.02以下となると制御が困難になり、相手コイル40を検出することができない場合がある。
第二に、地上側のコイル10が発生する磁束のほとんど(約90%以上)が車両側のコイル40を鎖交せず漏れ磁束となってしまい、磁気ガイドラインや電波法をクリアすることが困難になる。
そのため、本発明は、上記のように、コイル10を構成することで、結合係数の減少を抑制する。
次に、図2〜図5を用いて、比較例1のコイルと本実施形態に係るコイルの結合係数(κ)について、説明する。図4は比較例1に係るコイルの平面図を示す。図5は、コイル間の位置ずれ量(Y/2L)に対する結合係数(κ)の特性を示すグラフである。
比較例1の送電用のコイルは、長手方向の長さ及び、幅方向の長さは、コイル10と同じ長さであるが、本例と異なり、内側の配線がコイルの中心点で交差するように構成されている。すなわち、本例では、受電側のコイル40が送電側のコイルに対して、コイルの長手方向に相対的に移動した場合に、本例の送電用のコイル10では、受電側のコイル40と対向する面の面積(Z方向でみたときに、コイル10とコイル40が重なる部分の面積)は変化しないが、比較例1の送電用のコイルでは、当該面積が増減することになる。
非接触給電装置のYZ面の断面において、送電側のコイルの中心線Aから、コイル11、12の外側の配線部113、123までの長さをLとし、送電側のコイル10に対する受電側のコイル40の位置ずれの大きさをYとする。YZ面において、送電コイル10の中心点と受電側のコイル40の中心点が中心軸A上にある場合には、Y=0となる。そして、コイル10の幅方向の長さ(2L)に対する位置ズレの大きさ(Y)の割合を位置ズレ量としてY/2Lで規定し、本発明の位置ずれ量(Y/2L)に対する結合係数(κ)は、図5で表される。
なお図5において、グラフaは、図3で示した本例のコイルの特性を示している。また、グラフbは、送電側のコイルの形状は、本例のように、内側の配線部及び外側の配線部をそれぞれ平行になるように形成されているが、内側の配線部の間隔が本例のコイル10よりも広くなっている。すなわち、グラフbのコイルの内側の配線は図4の点線のように表される。
例えば、コイルの位置ずれ量(Y/2L)が0.1である場合に、本例では結合係数(κ)である。そして、本例において、受電側のコイル40がコイルの長手方向(X方向)に移動した場合には、位置ずれ量(Y/2L)は0.1のままで変わらず、コイル10とコイル40との対向する面積も変わらないため、結合係数はκのままである。
一方、図4に示す比較例1において、コイルの位置ずれ量(Y/2L)が0.1であって、受電側のコイルが、送電側のコイルにおいて、長手方向の端部(図4のBの部分)上に配置された場合には、結合係数はκになる。そして、比較例1において、受電側のコイル40がコイルの長手方向(X方向)に移動した場合には、位置ずれ量(Y/2L)は0.1のままで変わらないが、コイル10とコイル40との対向する面積が変わるため、結合係数は変化し、κと異なる値になる。例えば、受電側のコイルが、図4に示すコイル上で、図3の配線部111、121間の幅の長さと同じ長さの幅の部分に配置された場合には、結合係数はκになる。すなわち、比較例1の結合係数(κ)は、図5に示す、グラフaとグラフbとの間で移動するように変化する。
以上のように、本例では、コイルの長手方向の移動に対して、結合係数を一定に保つことができるが、比較例1では結合係数を一定に保つことができない。
また、非接触給電装置の制御において、送電側のコイルからの出力を一定にする場合には、所定の結合係数(κ)に基づいて、送電側のコイルに接続されるインバータ(図示しない)に含まれるスイッチング素子のデューティ比やスイッチング素子の駆動電圧の比などを設定している。
かかる制御において、結合係数が変動する場合には、結合係数を何らかの方法で検出した上で、検出値を、給電側のコントローラにフィードバックして、デューティ比や駆動電圧の比をフィードバック制御する必要がある。この時に、比較例1のように結合係数(κ)が連続的に変動する場合には、フィードバックのための制御系が複雑になるため、出力電力が安定しないという問題がある。また、出力電力が過渡に変動した場合には、受電側のバッテリ等への負荷が大きくなる、という問題もある。
さらに、比較例1では、コイルの長手方向の相対的な移動に対して、受電側のコイルと対向している、送電側のコイルの対向部分のコイル形状が変わるため、受電側のコイルが受ける磁束が変化する。そのため、コイルの周囲の磁界が時間と共に変化することなり、高調波の発生の原因にもなる。
本発明では、コイルの長手方向の相対的な移動に対して、結合係数の変動が抑制されるため、出力電力を一定にする際に、デューティ比や駆動電圧比のフィードバック制御の複雑化を回避することができる。また、コイルの長手方向の相対的な移動に対して、対向するコイルの形状が大きく変化しないため、高調波の発生を抑制することができる。
上記のように、本発明は、コイル11を形成する配線部111、113及びコイル12を形成する配線部121、123を平行に配置し、配線部111、121に流れる電流が配線部113、123に流れる電流に対して逆向きになるように、コイル11、12を構成する。これにより、配線部111、113、121、123の平行方向(コイルの長手方向)へのコイル10とコイル40との相対的な移動またはコイル間の位置ずれに対して、結合係数の変化量が抑制されるため、結合係数の低下を防ぎ、給電効率を向上させることができる。また、当該の相対的な移動またはコイル間の位置ずれに対して、コイル40と対向する、コイル10の対向部分の形状の変化が抑制されるため、非接触給電装置の制御系が複雑になることを防ぎ、また、高調波の発生を抑制することができる。
また本例は、配線部111、113の両端のうち一方の端部を配線部112により導通し、配線部121、123の両端のうち一方の端部を配線部122により導通し、配線部113の他方の端部と配線部121の他方の端部を配線部114により導通する。これにより、結合係数の低下を防ぎ、給電効率を向上させることができる。
また、本例は、コイル11、12の一対の表面のうち、コイル40に対して送電する側の表面に対して反対側の表面上に、磁性体20を備える。これにより、磁束密度を高めることができる。
また、本例は、YZ断面において、中心線Aから磁性体20の外縁までの距離(L)は、中心線Aから配線部113、123までの距離(LCo)以上である。これにより、配線部113、123で発生した短絡磁束のうち、磁性体20の外縁に戻る磁束の量を多くすることができるため、漏れ磁束を減少させることができる。
また本例と異なり、上記の関係を満たす磁性体20を設けない場合には、コイル10で発生した磁束が遮蔽板30に直接入り、渦電流が発生することで、漏れ磁束が増加する。しかし、本例では、磁性体20を設けることで、遮蔽板30での渦電流の発生を抑制し、漏れ磁束を低減させることができる。
また、本例は、磁性体20の一対の表面のうち、コイル11、12と対向する磁性体20の対向面に対して反対側の表面上に、遮蔽板30を設ける。これにより、コイル10から外部への漏れ磁束を防ぐことができる。
なお本例は、送電側のコイル10のみならず、受電側のコイル40に適用してもよい。
上記のコイル11、12が「第1コイル」及び「第2コイル」に相当し、配線部111、121が「第1配線部」及び「第3配線部」に相当し、配線部113、123が「第2配線部」及び「第4配線部」に相当する。
《第2実施形態》
図6は、発明の他の実施形態に係る非接触給電装置の送電側のコイルの平面図である。本例では上述した第1実施形態に対して、XY面におけるコイルの形状が異なる。これ以外の構成は上述した第1実施形態と同じであるため、その記載を適宜、援用する。
図6に示すように、コイル11は、XY面の平面上において、反時計回りに3回、巻かれたコイルである。またコイル12は、XY面の平面上において、時計回りに3回、巻かれたコイルである。また、コイル11、12を構成する3つのコイルは、それぞれ矩形状に形成されており、コイル11の径方向に位置するコイル面ほど面積が大きくなるように形成されている。そして、コイル11、12の3つのコイルを形成する配線のうち、コイル11、12の内側に配置された配線、及び、コイル11、12の外側に配置された配線は、コイル11、12の長手方向(X方向)に平行になるよう形成され、これらの配線をそれぞれ導通する配線は、コイル11、12の幅方向に(Y方向)に平行になるよう形成されている。
また、コイル11、12を構成する3つのコイルの配線は、分岐しておらず、一本の直線である角柱状の配線をつなぎ合わせることで形成されている。コイル11の一端は引出線131に接続され、コイル12の一端は引出線132に接続されている。また、コイル11の他端とコイル12の他端は、導通部134により導通されている。導通部134は、コイル11、12の幅方向と平行になるよう配置された配線である。さらに導通部134は絶縁部材140により覆われている。
また、コイル11とコイル12との接続用の配線の数を少なくするために、コイル11で3回、巻回させた後、コイル11の端部を、導通部134を介してコイル12の端部に接続し、コイル12で3回、巻回させた後、引出線132に接続するように、コイル11、12は構成されている。
次に、比較例2のコイルの構成について、図7を用いて説明する。図7は比較例2に係るコイルの平面図である。比較例2では、本発明と同様に、コイル11、12でそれぞれ3回、巻回させている。しかし、比較例2では、コイル11で1回、巻回させた後、配線を介してコイル12に接続し、コイル12で1回、巻回させた後、配線を介してコイル11に接続し、再び、コイル11で1回、巻回させて配線を介してコイル12に接続させ、コイル11、12の巻数がそれぞれ3回になるまで、このような接続形態を続けている。
本発明と比較例2とを比較すると、比較例2では、コイル11とコイル12とを接続するための配線(Y方向に平行な配線)の数が多くなっている。一方、本発明では、1本の配線である導通部134で、コイル11とコイル12とを接続させている。
コイル10からコイル40に給電する際に、磁束は、巻回されたコイルにより発生するため、左側のコイル11と右側のコイル12とを接続している配線は、給電に寄与しない部分である。また、配線長による銅損の低減及び不要な磁界の発生の抑制のために、図6、7のY方向へのコイル11とコイル12とを接続する配線は少なくする方がよい。そのため、本例では、比較例と異なり、コイル11とコイル12とを接続するための配線数が少ないため、銅損を低減させ、不要な磁界の発生を抑制することができる。
さらに、本例の非接触給電装置の駆動周波数は数10〜数100kHzを想定しており、当該周波数帯域では、図6に示すようにコイル11とコイル12とを隣接させた場合に、近接効果によりコイル抵抗が増加し、損失が増加するおそれがある。本例では、コイル11の端部とコイル12の端部とを導通する導通部134を絶縁部材140で覆っているため、コイル11とコイル12との間の絶縁距離を確保しつつ、近接効果を抑制することができる。
《第3実施形態》
図8は、発明の他の実施形態に係る非接触給電装置の送電部の平面図である。本例では上述した第2実施形態に対して、磁性体20の形状の一部が異なる。これ以外の構成は上述した第2実施形態と同じであるため、その記載を適宜、援用する。
図8に示すように、コイル11、12の表面のうち、受電側のコイル40と対向する対向面に対して反対側の表面には、磁性体20が設けられている。図9及び図10に示すように、磁性体20には、磁性体20の表面のうち、コイル11、12と対向する対向面を凹ませた凹部29が形成されている。図9は磁性体20の平面図であり、図10は図9のX-X線に沿う断面図である。
凹部29は、絶縁部材140を収容するために形成された溝である。導通部134を絶縁部材140で覆った場合には、他の配線部と比較して、絶縁部材140の分だけ厚みが増す。そのため、本例では、この厚みを吸収するために、磁性体20に凹部29を設けて、絶縁部材140を凹部29に配置する。これにより、コイル10を薄くすることができる。また、配線に突起が生じることで、絶縁部材140の形状が複雑になることを防ぐことができる。
《第4実施形態》
図11は発明の他の実施形態に係る非接触給電装置の斜視図である。図12は図11のXII-XII線に沿う断面図である。本例では上述した第1実施形態に対して、受電部200の構成が異なる。これ以外の構成は上述した第1実施形態と同じであり、第1〜第3実施形態の記載を適宜、援用する。
受電側のコイル40は、送電側のコイル10と同形状のコイルであり、それぞれのコイル10、40の長手方向の長さ及び幅方向の長さが等しくなるよう形成されている。コイル40の表面のうち、コイル10と対向する対向面と反対側の表面上には、磁性体50が設けられている。磁性体50は板状の部材である。磁性体50は、コイル40の表面と所定の間隔を空けつつ、コイル40のコイル面に沿うよう配置されている。磁性体50の幅方向の長さはコイル40の幅方向の長さと等しくなるよう形成されている。また磁性体50の長手方向の長さは、コイル40の長手方向の長さからコイル40の幅方向に沿う配線の分、短くなるよう形成されている。すなわち、XY面において、磁性体50はコイル40のコイル面をほぼ覆うように形成されている。
遮蔽板60は、磁性体50の表面のうち、コイル40と対向する対向面と反対側の表面に設けられている。磁性体60は板状の部材である。遮蔽板60は磁性体50の表面に沿うよう配置され、遮蔽板60は磁性体50と表面同士で重なり合うよう配置されている。遮蔽板60の幅方向の長さは、コイル40及び磁性体50の短辺方向の長さより長くなるよう形成されている。遮蔽板60の長手方向の長さはコイル40及び磁性体50の長手方向の長さとほぼ同じ長さになるよう、形成されている。
送電側のコイル10、磁性体20及び遮蔽板30は、受電側のコイル40、磁性体50及び遮蔽板60と、同様の構成であるが、遮蔽板30の幅方向の長さは遮蔽板60の幅方向の長さより長くなるよう形成されている。なお、コイル10、20のZ方向の間隔は、車両のシャーシと地上との間隔程度とする。
上記の構成を、図12を用いて説明する。図12に示すように、YZ面において、中心線Aから磁性体20、40の外縁までの距離をLとし、中心線Aから遮蔽板30の外縁までの距離をLA1とし、中心線Aから遮蔽板60の外縁までの距離をLA2とすると、の間には、以下の式(4)、(5)の関係が成り立つ。
Figure 2013184586
Figure 2013184586
次に、図13を用いて、遮蔽板30、60と、結合係数及び磁束密度との関係について説明する。図13は、遮蔽板30、60を設けない場合(a)、遮蔽板30、60を設け、遮蔽板30、60と磁性体20、50との間隔を40mm空けた場合(b)、遮蔽板30、60を設け、遮蔽板30、60と磁性体20、50と重ねた場合(c)における、結合係数及びコイル10の中心点からZ方向へ1m地点での磁束密度の大きさを示すグラフである。磁束密度が大きいほど、漏れ磁束が大きいことになる。
図13に示すように、遮蔽板30、60を設けていない場合と比較して、遮蔽板30、60を設けることで漏れ磁束を低減することができる。また、遮蔽板30、60をZ方向で磁性体20、50に近づけるほど漏れ磁束が低減し、結合係数が増加する。さらに、遮蔽板30、60と磁性体20、50とを重ね合わせると、最も漏れ磁束が低減し、結合係数が増加する。
上記のように本発明は、コイル11、12が並べられた平面の法線方向及びコイル11、12の幅方向に沿う断面(YZ面)において、中心線Aから遮蔽板30、60の外縁までの距離は中心線Aから磁性体20、40の外縁までの距離以上であり、磁性体20、50の表面と遮蔽板30、60の表面とが重なりあっている。これにより、本例は、漏れ磁束を低減しつつ、結合係数を増加させることができる。
また本例はコイル10及びコイル40の形状をほぼ同じ形状にし、互いのコイル面が対向するように配置されている。これにより、一方のコイルから発生する磁束を他方のコイルで受け取ることができるため、鎖交磁束を増加させることができる。
《第5実施形態》
図14は発明の他の実施形態に係る非接触給電装置の送電部の平面図である。本例では上述した第3実施形態に対して、送電側のコイルを基板パターンで形成している点が異なる。これ以外の構成は上述した第3実施形態と同じであり、第1〜第4実施形態の記載を適宜、援用する。
コイル11、12は、2層の基板71、72により形成されている。コイル11、コイル12は、コイル面の法線方向に沿う高さで2層構造になっており、1層目に導通部134を形成し、2層目に導通部134以外の配線部を形成する。そして、これら配線部は同一平面上に形成される。基板71は、1層目の導通部134が形成された基板であり、導通部134の両端の部分には、スルーホール711、712と接続するための接続部135、136が形成されている。基板72は、導通部134以外の配線部が形成された基板であり、導通部134の両端と対応する位置に、スルーホール711、712が形成されている。そして、基板71と基板72とを重ね合わせて、スルーホール711と接続部135、及び、スルーホール712と接続部135をベア接続させることで、導通部134を介してコイル11とコイル12とが接続される。
上記のように、本例は、コイル11、12を有する基板72と、コイル11、12を導通するための導通部134を有する基板71とを備え、基板71、72は積層されている。これにより、コイルを基板パターンで作成することで、同じ形状のコイルを容易に複数枚作成することができる。
上記の基板71は本発明に係る「第1基板」に相当し、基板72は本発明に係る「第2基板」に相当する。
100…送電部
10…コイル
11…コイル
111〜114…配線部
12…コイル
121〜124…配線部
131〜133…引出線
134…導通部
135、136…接続部
140…絶縁部材
21、22…磁性体
29…凹部
30…遮蔽板
71、72…基板
711、712…スルーホール
200…受電部
40…コイル
50…磁性体
60…遮蔽板

Claims (9)

  1. 送電コイルと受電コイルとの間で、非接触で磁気的な結合により電力を供給する非接触給電装置において
    前記送電コイルまたは前記受電コイルの少なくとも何れか一方のコイルは、
    矩形状のコイル面をもち、同一平面上に並べられ、かつ、互いの配線の少なくとも一部を隣接させた第1コイル及び第2コイルを有し、
    前記第1コイル及び前記第2コイルは互いに平行に配置された4本の配線部を有し、
    前記4本の配線部のうち、内側に配置された2本の配線部を流れる電流が、外側に配置された2本の配線部を流れる電流に対して逆向きである
    ことを特徴とする非接触給電装置。
  2. 前記第1コイルは、前記4本の配線部のうち、前記内側に配置された第1配線部と、前記外側に配置された第2配線部とを有し、
    前記第2コイルは、前記4本の配線部のうち、前記内側に配置された第3配線部と、前記外側に配置された第4配線部とを有し、
    前記4本の配線部のそれぞれの両端のうち、
    一方の端部に配置された、前記第1配線部の一端と前記第2配線部の一端、及び、前記第3配線部の一端と前記第4配線部の一端がそれぞれ導通され、かつ、
    他方の端部に配置された、前記第1配線部の他端と前記第3配線部の他端、または、前記第2配線部の他端と前記第4配線部の他端が導通されている
    ことを特徴とする請求項1記載の非接触給電装置。
  3. 前記第1コイルは及び前記第2コイルはそれぞれ複数回巻かれたコイルであり、
    前記第1配線部の他端と前記第3配線部の他端、または、前記第2配線部の他端と前記第4配線部の他端を導通する導通部は、絶縁部材で覆われている
    ことを特徴とする請求項2記載の非接触給電装置。
  4. 前記第1コイル及び前記第2コイルの一対の表面のうち、非接触で電力を送電または受電する側の表面に対して反対側の表面上に配置され、かつ、前記同一平面と平行な面に沿って形成された磁性体をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の非接触給電装置。
  5. 前記第1コイル及び前記第2コイルの一対の表面のうち、非接触で電力を送電または受電する側の表面に対して反対側の表面上に配置され、かつ、前記同一平面と平行な面に沿って形成された磁性体をさらに備え
    前記磁性体は、
    前記磁性体の表面を凹ませた凹部を有し、
    前記導通部は前記凹部に配置されている
    ことを特徴とする請求項3記載の非接触給電装置。
  6. 前記同一平面の法線方向及び前記第1コイルと前記第2コイルの幅方向に沿う断面において、前記内側に配置された2本の配線部の中心線から前記磁性体の外縁までの距離は、前記中心線から前記外側に配置された2本の配線部までのそれぞれの距離以上である
    ことを特徴とする請求項4または5記載の非接触給電装置。
  7. 前記磁性体の一対の表面のうち、前記第1コイル及び前記第2コイルと対向する前記磁性体の対向面に対して反対側の表面上に配置され、前記同一平面と平行な面に沿って形成され、前記第1コイル及び前記第2コイルからの磁束を遮蔽する遮蔽板をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載の非接触給電装置。
  8. 前記同一平面の法線方向及び前記第1コイルと前記第2コイルの幅方向に沿う断面において、前記内側に配置された2本の配線部の中心線から前記遮蔽板の外縁までの距離は、前記中心線から前記磁性体の外縁までの距離以上であり、かつ
    前記磁性体の表面と前記遮蔽板の表面とが重なり合っている
    ことを特徴とする請求項7記載の非接触給電装置。
  9. 前記導通部を有する第1基板と、
    前記第1コイル及び前記第2コイルを有する第2基板とをさらに備え、
    前記第1基板及び前記第2基板は積層されている
    ことを特徴とする請求項3記載の非接触給電装置。
JP2012051611A 2012-03-08 2012-03-08 非接触給電装置 Pending JP2013184586A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012051611A JP2013184586A (ja) 2012-03-08 2012-03-08 非接触給電装置
PCT/JP2013/055931 WO2013133255A1 (ja) 2012-03-08 2013-03-05 非接触給電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012051611A JP2013184586A (ja) 2012-03-08 2012-03-08 非接触給電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013184586A true JP2013184586A (ja) 2013-09-19

Family

ID=49116730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012051611A Pending JP2013184586A (ja) 2012-03-08 2012-03-08 非接触給電装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2013184586A (ja)
WO (1) WO2013133255A1 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018014864A (ja) * 2016-07-22 2018-01-25 キヤノン株式会社 無線電力伝送システム、制御方法及びプログラム
US20210193383A1 (en) * 2018-08-24 2021-06-24 Bombardier Primove Gmbh Conductor Arrangement, System and Methods for an Inductive Power Transfer
US20220060052A1 (en) * 2018-12-21 2022-02-24 Bombardier Primove Gmbh Inductive Power Transfer With Reduced Electromagnetic Interactions Within a Conductor Arrangement
US20230138808A1 (en) * 2021-11-03 2023-05-04 Nucurrent, Inc. Wireless Power Transmission Antenna with Puzzled Antenna Molecules
US11824371B2 (en) 2021-11-03 2023-11-21 Nucurrent, Inc. Wireless power transmission antenna with internal repeater and repeater filter
US11824373B2 (en) 2021-11-03 2023-11-21 Nucurrent, Inc. Wireless power transmission antenna with parallel coil molecule configuration
US11831177B2 (en) 2021-11-03 2023-11-28 Nucurrent, Inc. Wireless power transmitter with internal repeater and enhanced uniformity
US11831176B2 (en) 2021-11-03 2023-11-28 Nucurrent, Inc. Wireless power transfer systems with substantial uniformity over a large area
US11831173B2 (en) 2021-11-03 2023-11-28 Nucurrent, Inc. Wireless power transmission antenna with series coil molecule configuration
US11831175B2 (en) 2021-11-03 2023-11-28 Nucurrent, Inc. Wireless power transmission antenna with antenna molecules
US11848566B2 (en) 2021-11-03 2023-12-19 Nucurrent, Inc. Dual communications demodulation of a wireless power transmission system having an internal repeater
US11862991B2 (en) 2021-11-03 2024-01-02 Nucurrent, Inc. Wireless power transmission antenna with internal repeater and in-coil tuning
US11862984B2 (en) 2021-11-03 2024-01-02 Nucurrent, Inc. Wireless power receiver with repeater for enhanced power harvesting
US11955819B2 (en) 2021-11-03 2024-04-09 Nucurrent, Inc. Communications modulation in wireless power receiver with multi-coil receiver antenna
US11962337B2 (en) 2021-11-03 2024-04-16 Nucurrent, Inc. Communications demodulation in wireless power transmission system having an internal repeater
US12027880B2 (en) 2021-11-03 2024-07-02 Nucurrent, Inc. Wireless power transfer from mouse pad to mouse

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015137431A1 (ja) * 2014-03-14 2015-09-17 株式会社村田製作所 受電用コイル構造体およびワイヤレス給電システム
US9698608B2 (en) * 2014-12-29 2017-07-04 Qualcomm Incorporated System and method for multi-coil dual backbone dynamic inductive power transfer
JP2020061502A (ja) * 2018-10-11 2020-04-16 豊田合成株式会社 送電コイルおよび無線給電装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002501235A (ja) * 1998-01-12 2002-01-15 センテック・リミテッド 磁気データタグ付け
JP2004047701A (ja) * 2002-07-11 2004-02-12 Jfe Steel Kk 非接触充電器用平面磁気素子
JP2010093180A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Showa Aircraft Ind Co Ltd 非接触給電装置
JP2011072074A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Panasonic Electric Works Co Ltd 非接触充電システム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0234902A (ja) * 1988-07-25 1990-02-05 Toshiba Corp 薄膜電磁変換器
US20060226943A1 (en) * 2005-03-30 2006-10-12 Marques Augusto M Magnetically differential inductors and associated methods
JP4835801B1 (ja) * 2011-03-09 2011-12-14 パナソニック株式会社 非接触充電モジュール及び非接触充電機器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002501235A (ja) * 1998-01-12 2002-01-15 センテック・リミテッド 磁気データタグ付け
JP2004047701A (ja) * 2002-07-11 2004-02-12 Jfe Steel Kk 非接触充電器用平面磁気素子
JP2010093180A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Showa Aircraft Ind Co Ltd 非接触給電装置
JP2011072074A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Panasonic Electric Works Co Ltd 非接触充電システム

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6015033496; 柏木隆行: '鉄道への適応を考慮した非接触給電コイル構成' 電気学会研究会資料 LD-11-108, 20111215, p59-63, 社団法人 電気学会 *

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018014864A (ja) * 2016-07-22 2018-01-25 キヤノン株式会社 無線電力伝送システム、制御方法及びプログラム
US11798736B2 (en) * 2018-08-24 2023-10-24 Bombardier Primove Gmbh Conductor arrangement, system and methods for an inductive power transfer
US20210193383A1 (en) * 2018-08-24 2021-06-24 Bombardier Primove Gmbh Conductor Arrangement, System and Methods for an Inductive Power Transfer
US20220060052A1 (en) * 2018-12-21 2022-02-24 Bombardier Primove Gmbh Inductive Power Transfer With Reduced Electromagnetic Interactions Within a Conductor Arrangement
US11750034B2 (en) * 2018-12-21 2023-09-05 Bombardier Primove Gmbh Inductive power transfer with reduced electromagnetic interactions within a conductor arrangement
US11824372B2 (en) * 2021-11-03 2023-11-21 Nucurrent, Inc. Wireless power transmission antenna with puzzled antenna molecules
US11831175B2 (en) 2021-11-03 2023-11-28 Nucurrent, Inc. Wireless power transmission antenna with antenna molecules
US11824373B2 (en) 2021-11-03 2023-11-21 Nucurrent, Inc. Wireless power transmission antenna with parallel coil molecule configuration
US20230138808A1 (en) * 2021-11-03 2023-05-04 Nucurrent, Inc. Wireless Power Transmission Antenna with Puzzled Antenna Molecules
US11831177B2 (en) 2021-11-03 2023-11-28 Nucurrent, Inc. Wireless power transmitter with internal repeater and enhanced uniformity
US11831176B2 (en) 2021-11-03 2023-11-28 Nucurrent, Inc. Wireless power transfer systems with substantial uniformity over a large area
US11831173B2 (en) 2021-11-03 2023-11-28 Nucurrent, Inc. Wireless power transmission antenna with series coil molecule configuration
US11824371B2 (en) 2021-11-03 2023-11-21 Nucurrent, Inc. Wireless power transmission antenna with internal repeater and repeater filter
US11848566B2 (en) 2021-11-03 2023-12-19 Nucurrent, Inc. Dual communications demodulation of a wireless power transmission system having an internal repeater
US11862991B2 (en) 2021-11-03 2024-01-02 Nucurrent, Inc. Wireless power transmission antenna with internal repeater and in-coil tuning
US11862984B2 (en) 2021-11-03 2024-01-02 Nucurrent, Inc. Wireless power receiver with repeater for enhanced power harvesting
US11955819B2 (en) 2021-11-03 2024-04-09 Nucurrent, Inc. Communications modulation in wireless power receiver with multi-coil receiver antenna
US11962337B2 (en) 2021-11-03 2024-04-16 Nucurrent, Inc. Communications demodulation in wireless power transmission system having an internal repeater
US12027880B2 (en) 2021-11-03 2024-07-02 Nucurrent, Inc. Wireless power transfer from mouse pad to mouse

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013133255A1 (ja) 2013-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2013133255A1 (ja) 非接触給電装置
JP7194091B2 (ja) 誘導電力伝達装置
JP5957976B2 (ja) 非接触給電装置
US10158256B2 (en) Contactless connector system tolerant of position displacement between transmitter coil and receiver coil and having high transmission efficiency
US9318258B2 (en) Antenna coil comprising plurality of coil portions
JP5354539B2 (ja) 非接触給電装置
JP5240786B2 (ja) 非接触給電装置
JP5562804B2 (ja) インダクタンス可変の非接触給電装置
CN108028127B (zh) 非接触供电用线圈及非接触供电系统
JP5467569B2 (ja) 非接触給電装置
EP2953143B1 (en) Coil unit and wireless power transmission device
EP2924842B1 (en) Coil unit and wireless power transmission device
JP6475684B2 (ja) コイルユニット
JP6217518B2 (ja) ワイヤレス給電システムおよびワイヤレス電力伝送システム
TW200832860A (en) Non-contact type power feeder system for mobile object and protecting apparatus therefor
JP2017168522A (ja) コイル装置
JP5980329B2 (ja) 静電結合方式非接触給電装置
US20150028687A1 (en) Power transmitting device, power receiving device and power transfer system
KR101825899B1 (ko) 지상측 코일 유닛
US20170012477A1 (en) Inductor unit, wireless power transmission device, and electric vehicle
CN103782356A (zh) 双导体单相感应功率传输轨道
JP2020009972A (ja) インダクタユニット、非接触給電システムおよび電動車両
CN107251174B (zh) 用于感应式功率传输的系统的功率传输单元、制造及操作功率传输单元的方法
JP2013038935A (ja) コモンモードチョークコイル
CN206991926U (zh) 电路装置及电力传输系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151023

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20151222