JP2013184330A - トレッドの製造方法、及び該方法により製造されたトレッド、並びに、該トレッドを備えた空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】耐摩耗性及び湿潤路面における操縦安定性(グリップ性能)等のタイヤ性能を損なうことなく、転がり抵抗を低減させることが可能なタイヤを、予備的な接着を必要とせずに製造することができるトレッドの製造方法、及び該方法により製造されたトレッド、並びに、該トレッドを備えた空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】本発明のトレッドの製造方法は、2層以上の積層ゴムを有するトレッドを製造するトレッドの製造方法であって、前記トレッドにおける少なくとも陸部を構成する最外層を、前記最外層以外の層におけるゴムよりも正弦損失(tanδ)が小さいゴムで形成し、前記トレッドを平坦形状のモールド内で加硫することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明のトレッドの製造方法は、2層以上の積層ゴムを有するトレッドを製造するトレッドの製造方法であって、前記トレッドにおける少なくとも陸部を構成する最外層を、前記最外層以外の層におけるゴムよりも正弦損失(tanδ)が小さいゴムで形成し、前記トレッドを平坦形状のモールド内で加硫することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、トレッドの製造方法、及び該方法により製造されたトレッド、並びに、該トレッドを備えた空気入りタイヤに関し、特に、耐摩耗性及び湿潤路面における操縦安定性(グリップ性能)等のタイヤ性能を損なうことなく、転がり抵抗を低減させることが可能なタイヤのトレッドを、予備的な接着を必要とせずに製造することができるトレッドの製造方法、及び該方法により製造されたトレッド、並びに、該トレッドを備えた空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤが装着された車両を走行させると、前記空気入りタイヤは、接地面領域にて、ゴムのつぶれ変形や倒れ込み変形などの各種変形を生じる。これらの変形に基づくゴムのヒステリシスロスは、タイヤの転がり抵抗として現れる。タイヤの転がり抵抗は、車両の燃費性能に直接影響を与える。よって、経済性及び環境問題等の観点から、タイヤの転がり抵抗を更に低くすることが強く求められている。
前記ヒステリシスロスは、タイヤのトレッド部から生じる割合が高いので、ヒステリシスロス低減のため、トレッドに正弦損失(tanδ)が小さいゴムを適用すること、などが行われている。具体的には、トレッドゴムのカーボンブラック含有量を減らすこと、トレッドゴムにグレードの低いカーボンブラックを使用すること、変性ポリマーを使用すること及びカーボンを削減すること、などにより、トレッド全体の正弦損失(tanδ)を低減させ、ひいては転がり抵抗を低減させている(例えば、特許文献1及び2参照)。
しかしながら、トレッド全体の正弦損失(tanδ)を低くすると、トレッドの発熱性及び転がり抵抗は低減するものの、タイヤの耐摩耗性及び湿潤路面における操縦安定性(グリップ性能)が低下してしまうという問題がある。
斯かる問題を解決すべく、主溝により陸部が形成され、積層ゴムで構成されたトレッドを備えるタイヤにおいて、最外層のゴムの物性値をコントロールすることが行われている(例えば、特許文献3及び4参照)。
しかしながら、最外層のゴムの物性値をコントロールすべく、タイヤ表面に異なるゴム種を予め設置するためには、予備的な接着が必要となるという問題がある。
さらに、モールドパターンに合わせて、タイヤ表面に異なるゴム種を配置することは、製造上困難であり、加硫時にモールドによってパターンが形成されるときに、ブラダーの膨らみの位置における差異によって、タイヤに設置されたゴム種パターンとモールドパターンとが位置ずれを生じ、ゴム種界面での剥離などが生じるという問題がある。
さらに、モールドパターンに合わせて、タイヤ表面に異なるゴム種を配置することは、製造上困難であり、加硫時にモールドによってパターンが形成されるときに、ブラダーの膨らみの位置における差異によって、タイヤに設置されたゴム種パターンとモールドパターンとが位置ずれを生じ、ゴム種界面での剥離などが生じるという問題がある。
本発明は、耐摩耗性及び湿潤路面における操縦安定性(グリップ性能)等のタイヤ性能を損なうことなく、転がり抵抗を低減させることが可能なタイヤのトレッドを、予備的な接着を必要とせずに製造することができるトレッドの製造方法、及び該方法により製造されたトレッド、並びに、該トレッドを備えた空気入りタイヤを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、耐摩耗性及び湿潤路面における操縦安定性(グリップ性能)等のタイヤ性能を損なうことなく、転がり抵抗を低減させることが可能であることに加えて、低発熱性に優れたタイヤのトレッドを、予備的な接着を必要とせずに、また、ゴム種界面での剥離を防止して製造することができるトレッドの製造方法、及び該方法により製造されたトレッド、並びに、該トレッドを備えた空気入りタイヤを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、耐摩耗性及び湿潤路面における操縦安定性(グリップ性能)等のタイヤ性能を損なうことなく、転がり抵抗を低減させることが可能であることに加えて、低発熱性に優れたタイヤのトレッドを、予備的な接着を必要とせずに、また、ゴム種界面での剥離を防止して製造することができるトレッドの製造方法、及び該方法により製造されたトレッド、並びに、該トレッドを備えた空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明者は、前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、トレッドにおける少なくとも陸部を構成する最外層を、前記最外層以外の層におけるゴムよりも正弦損失(tanδ)が小さいゴムで形成し、前記トレッドを平坦形状のモールド内で加硫することにより、その目的を達成し得ることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
本発明のトレッドの製造方法は、2層以上の積層ゴムを有するトレッドを製造するトレッドの製造方法であって、前記トレッドにおける少なくとも陸部を構成する最外層を、前記最外層以外の層におけるゴムよりも正弦損失(tanδ)が小さいゴムで形成し、前記トレッドを平坦形状のモールド内で加硫することを特徴とする。
前記最外層におけるゴムの正弦損失(tanδ)は、0.07以下であることが望ましい。
前記最外層の厚みは、前記積層ゴムの厚みの50%以下であることが望ましい。
前記最外層は、前記トレッドの表面全体を覆っていてもよく、前記トレッドの陸部のみを覆っていてもよい。
本発明のトレッドは、本発明の製造方法により製造されたことを特徴とする。
本発明の空気入りタイヤは、本発明のトレッドを備えることを特徴とする。
本発明の空気入りタイヤは、本発明のトレッドを備えることを特徴とする。
本発明によれば、モールド及びトレッドが平坦形状であり、加硫時においてブラダーを用いて膨らませることがないので、前記トレッドにおける異種ゴムを前記モールドにおけるモールドパターンと精度良く合わせることができ、もって、耐摩耗性及び湿潤路面における操縦安定性(グリップ性能)等のタイヤ性能を損なうことなく、転がり抵抗を低減させることが可能なタイヤのトレッドを、予備的な接着を必要とせずに製造することができる製造方法及び該方法により製造された空気入りタイヤを提供することができる。
さらに、本発明によれば、耐摩耗性及び湿潤路面における操縦安定性(グリップ性能)等のタイヤ性能を損なうことなく、転がり抵抗を低減させることが可能であることに加えて、低発熱性に優れたタイヤのトレッドを、予備的な接着を必要とせずに、また、ゴム種界面での剥離を防止して製造することができる製造方法及び該方法により製造された空気入りタイヤを提供することができる。
さらに、本発明によれば、耐摩耗性及び湿潤路面における操縦安定性(グリップ性能)等のタイヤ性能を損なうことなく、転がり抵抗を低減させることが可能であることに加えて、低発熱性に優れたタイヤのトレッドを、予備的な接着を必要とせずに、また、ゴム種界面での剥離を防止して製造することができる製造方法及び該方法により製造された空気入りタイヤを提供することができる。
以下、本発明について、必要に応じて図面を参照しつつ具体的に説明する。
(トレッド)
本発明のトレッドは、少なくとも積層ゴムを有してなり、さらに必要に応じて、その他の部材を有してなる。
本発明のトレッドは、少なくとも積層ゴムを有してなり、さらに必要に応じて、その他の部材を有してなる。
<積層ゴム>
前記積層ゴムの構造としては、2層以上の層構造である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、他性能の保持等の観点から、3層構造が好ましい。
前記3層構造としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、図1(a)及び図1(b)の構成、などが挙げられる。
図1(a)及び図1(b)において、トレッド(積層ゴム)10は、ベース部Bと、キャップ部Cとから成る。ここで、キャップ部Cは、ベース部B側に形成された内層14と、内層14上に形成された最外層12とから成る。即ち、トレッド10は、ベース部Bと、ベース部B上に形成された内層14と、内層14上に形成された最外層12とを有する3層構造である。最外層12には、サイプ20が形成されている。
図1(a)及び図1(b)において、所定の深さ(デプス厚)18である主溝(デプス)16により、陸部1が形成されており、主溝(デプス)16は、図示のタイヤ周方向の溝の他に、ラグやブロックを形成するためのタイヤ幅方向等の溝であってもよい。
図1(a)において、最外層12は、トレッド10の表面全体に形成され、この最外層12は、例えば、モールド前面に最外層ゴムを敷き詰めることにより形成される。
図1(b)において、最外層12は、トレッド10の陸部(踏面部)1のみに形成され、主溝(デプス)16の内表面には形成されていない。この最外層12は、例えば、モールドの凹部底に最外層ゴムを敷き詰めることにより形成される。
この構成は以下述べるところを含め、タイヤ赤道面の右半分も同様である。
なお、前記積層ゴムの形状、大きさ及び厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記積層ゴムの構造としては、2層以上の層構造である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、他性能の保持等の観点から、3層構造が好ましい。
前記3層構造としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、図1(a)及び図1(b)の構成、などが挙げられる。
図1(a)及び図1(b)において、トレッド(積層ゴム)10は、ベース部Bと、キャップ部Cとから成る。ここで、キャップ部Cは、ベース部B側に形成された内層14と、内層14上に形成された最外層12とから成る。即ち、トレッド10は、ベース部Bと、ベース部B上に形成された内層14と、内層14上に形成された最外層12とを有する3層構造である。最外層12には、サイプ20が形成されている。
図1(a)及び図1(b)において、所定の深さ(デプス厚)18である主溝(デプス)16により、陸部1が形成されており、主溝(デプス)16は、図示のタイヤ周方向の溝の他に、ラグやブロックを形成するためのタイヤ幅方向等の溝であってもよい。
図1(a)において、最外層12は、トレッド10の表面全体に形成され、この最外層12は、例えば、モールド前面に最外層ゴムを敷き詰めることにより形成される。
図1(b)において、最外層12は、トレッド10の陸部(踏面部)1のみに形成され、主溝(デプス)16の内表面には形成されていない。この最外層12は、例えば、モールドの凹部底に最外層ゴムを敷き詰めることにより形成される。
この構成は以下述べるところを含め、タイヤ赤道面の右半分も同様である。
なお、前記積層ゴムの形状、大きさ及び厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
次に、前記積層ゴムにおける最外層のゴムの作用効果について、図2を用いて以下に説明する。即ち、図2に示すように、トレッドのゴムブロック11に圧縮荷重Fを作用させると、ゴムの非圧縮性の特性により、ゴムブロック11は、無負荷時の表面の位置がS0(二点鎖線で示す)からSに移動し(撓み量はa(mm))、同時に圧縮荷重Fの作用方向と直交する方向に膨らむ(図2右)。このとき、最外層の撓み量αは、内層の撓み量βよりも大きい(α>β)。よって、タイヤに圧縮荷重が作用するタイヤ転動時等において生じるヒステリシスロスにおいて、最外層の寄与は、内層に比べて大きい。また、最外層のtanδを小さくすることにより、トレッドを低発熱性にすることでき、さらに、トレッド全体のtanδを低くした場合よりもトレッドの剛性を保つために有利である。以上より、最外層のtanδを小さくすることにより、グリップ力等のタイヤ性能を損なうことなく、転がり抵抗を低減したタイヤを製造できる。
−最外層−
前記最外層の形状、構造、大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記最外層の厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記積層ゴムの厚み(図1(a)及び図1(b)における深さH(mm))の50%以下が好ましく、前記キャップ部(図1(a)及び図1(b)におけるC)の厚みの30%以下がより好ましい。
前記最外層の厚みが、前記積層ゴムの厚みの50%を超えると、耐摩耗性が著しく低下することがある。一方、前記最外層の厚みが、前記より好ましい範囲内であると、耐摩耗性の点で有利である。
前記最外層の材質としては、最外層以外の層におけるゴムよりも正弦損失(tanδ)が小さいゴムである限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記最外層におけるゴムの正弦損失(tanδ)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.07以下が好ましく、0.05以下がより好ましい。
前記最外層におけるゴムの正弦損失(tanδ)が0.07を超えると、タイヤの転がり抵抗の低減が不十分になることがある。一方、前記最外層におけるゴムの正弦損失(tanδ)が、前記より好ましい範囲内であると、タイヤの転がり抵抗の低減の点で有利である。
なお、前記正弦損失(tanδ)は、例えば、JIS K7198(1991)に記載した試験方法により測定することができ、以下でも同様である。
前記最外層の形状、構造、大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記最外層の厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記積層ゴムの厚み(図1(a)及び図1(b)における深さH(mm))の50%以下が好ましく、前記キャップ部(図1(a)及び図1(b)におけるC)の厚みの30%以下がより好ましい。
前記最外層の厚みが、前記積層ゴムの厚みの50%を超えると、耐摩耗性が著しく低下することがある。一方、前記最外層の厚みが、前記より好ましい範囲内であると、耐摩耗性の点で有利である。
前記最外層の材質としては、最外層以外の層におけるゴムよりも正弦損失(tanδ)が小さいゴムである限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記最外層におけるゴムの正弦損失(tanδ)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.07以下が好ましく、0.05以下がより好ましい。
前記最外層におけるゴムの正弦損失(tanδ)が0.07を超えると、タイヤの転がり抵抗の低減が不十分になることがある。一方、前記最外層におけるゴムの正弦損失(tanδ)が、前記より好ましい範囲内であると、タイヤの転がり抵抗の低減の点で有利である。
なお、前記正弦損失(tanδ)は、例えば、JIS K7198(1991)に記載した試験方法により測定することができ、以下でも同様である。
−ベース部−
前記ベース部の形状、構造、大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記ベース部の厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.5 mm〜150mmが好ましく、1mm〜50mmがより好ましい。
前記ベース部の厚みが0.5mm未満であると操縦安定性が確保されないことがあり、150 mmを超えると転がり抵抗を確保できないことがある。一方、前記ベース部の厚みが、前記より好ましい範囲内であると耐摩耗性だけでなく、操縦安定性、低ロス性の点で有利である。
前記ベース部の材質としては、最外層におけるゴムよりも正弦損失(tanδ)が大きいゴムである限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記ベース部におけるゴムの正弦損失(tanδ)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、1.0以下が好ましく、0.7以下がより好ましい。
前記ベース部におけるゴムの正弦損失(tanδ)が1.0を超えると、タイヤの転がり抵抗の低減が不十分になることがある。一方、前記ベース部におけるゴムの正弦損失(tanδ)が、前記より好ましい範囲内であると、タイヤの転がり抵抗の低減の点で有利である。
前記ベース部の形状、構造、大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記ベース部の厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.5 mm〜150mmが好ましく、1mm〜50mmがより好ましい。
前記ベース部の厚みが0.5mm未満であると操縦安定性が確保されないことがあり、150 mmを超えると転がり抵抗を確保できないことがある。一方、前記ベース部の厚みが、前記より好ましい範囲内であると耐摩耗性だけでなく、操縦安定性、低ロス性の点で有利である。
前記ベース部の材質としては、最外層におけるゴムよりも正弦損失(tanδ)が大きいゴムである限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記ベース部におけるゴムの正弦損失(tanδ)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、1.0以下が好ましく、0.7以下がより好ましい。
前記ベース部におけるゴムの正弦損失(tanδ)が1.0を超えると、タイヤの転がり抵抗の低減が不十分になることがある。一方、前記ベース部におけるゴムの正弦損失(tanδ)が、前記より好ましい範囲内であると、タイヤの転がり抵抗の低減の点で有利である。
−内層−
前記内層の形状、構造、及び大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記内層の厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記内層の材質としては、最外層におけるゴムよりも正弦損失(tanδ)が大きいゴムである限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記内層の形状、構造、及び大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記内層の厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記内層の材質としては、最外層におけるゴムよりも正弦損失(tanδ)が大きいゴムである限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
−主溝−
前記主溝の形状、構造、及び大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記主溝の深さとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10mm〜100mmが好ましく、15mm〜70mmがより好ましい。
前記主溝の深さが1mm未満であると、Wet性能が発揮されないことがあり、100mmを超えると、転がり抵抗が悪化することがある。一方、前記主溝の深さが、前記より好ましい範囲内であると、耐摩耗性だけでなく、操縦安定性、低ロス性の点で有利である。
前記主溝の形状、構造、及び大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記主溝の深さとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10mm〜100mmが好ましく、15mm〜70mmがより好ましい。
前記主溝の深さが1mm未満であると、Wet性能が発揮されないことがあり、100mmを超えると、転がり抵抗が悪化することがある。一方、前記主溝の深さが、前記より好ましい範囲内であると、耐摩耗性だけでなく、操縦安定性、低ロス性の点で有利である。
−陸部−
前記陸部とは、トレッド表面(主溝を構成する溝壁及び溝底を含まない上表面)であって、主溝が形成されていない部分を意味する(図1(a)及び(b)における陸部1参照)。
前記陸部の形状、構造、大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記陸部とは、トレッド表面(主溝を構成する溝壁及び溝底を含まない上表面)であって、主溝が形成されていない部分を意味する(図1(a)及び(b)における陸部1参照)。
前記陸部の形状、構造、大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
(トレッドの製造方法)
本発明のトレッドの製造方法は、少なくとも、最外層形成工程、加硫工程を含み、さらに必要に応じて適宜選択した、その他の工程を含む。
本発明のトレッドの製造方法は、少なくとも、最外層形成工程、加硫工程を含み、さらに必要に応じて適宜選択した、その他の工程を含む。
<最外層形成工程>
前記最外層形成工程は、前記トレッドにおける少なくとも陸部を構成する最外層を、前記最外層以外の層におけるゴムよりも正弦損失(tanδ)が小さいゴムで形成する工程である。
前記最外層形成工程は、前記トレッドにおける少なくとも陸部を構成する最外層を、前記最外層以外の層におけるゴムよりも正弦損失(tanδ)が小さいゴムで形成する工程である。
−形成−
前記形成の方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、押出により作製されたゴムシートを後述する内層に張り付ける方法、などが挙げられる。
前記形成の方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、押出により作製されたゴムシートを後述する内層に張り付ける方法、などが挙げられる。
−−ゴム組成物−−
前記ゴム組成物としては、前記最外層以外の層におけるゴムよりも正弦損失(tanδ)が小さいゴムが形成可能なものである限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、ゴム成分以外の成分を含んでいてもよい。
前記ゴム成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(IR)、ポリブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記ゴム成分以外の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、カーボンブラック、シリカ、亜鉛華、ステアリン酸、架橋剤、架橋促進剤、老化防止剤、ヒドラジド化合物、などが挙げられる。
前記ゴム組成物としては、前記最外層以外の層におけるゴムよりも正弦損失(tanδ)が小さいゴムが形成可能なものである限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、ゴム成分以外の成分を含んでいてもよい。
前記ゴム成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(IR)、ポリブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記ゴム成分以外の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、カーボンブラック、シリカ、亜鉛華、ステアリン酸、架橋剤、架橋促進剤、老化防止剤、ヒドラジド化合物、などが挙げられる。
−−−カーボンブラック−−−
前記カーボンブラックのグレードとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、HAF以下(窒素吸着比表面積(N2SA)が90m2/g以下、且つジブチルフタレート吸油量(DBP)が130mL/100g以下)が好ましい。
前記カーボンブラックのグレードがHAFを超えると、タイヤの転がり抵抗を低減する効果が不十分となることがある。
前記カーボンブラックの配合量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記ゴム組成物におけるゴム成分100質量部に対して30質量部〜60質量部が好ましい。
前記カーボンブラックの配合量が、30質量部未満であると、耐摩耗性が低下することがあり、60質量部を超えると、低ロス効果が得られないことがある。
前記カーボンブラックのグレードとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、HAF以下(窒素吸着比表面積(N2SA)が90m2/g以下、且つジブチルフタレート吸油量(DBP)が130mL/100g以下)が好ましい。
前記カーボンブラックのグレードがHAFを超えると、タイヤの転がり抵抗を低減する効果が不十分となることがある。
前記カーボンブラックの配合量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記ゴム組成物におけるゴム成分100質量部に対して30質量部〜60質量部が好ましい。
前記カーボンブラックの配合量が、30質量部未満であると、耐摩耗性が低下することがあり、60質量部を超えると、低ロス効果が得られないことがある。
−−−シリカ−−−
前記シリカとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記シリカとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
−−−老化防止剤−−−
前記老化防止剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、6-エトキシ-1,2-ジヒドロ-2,2,4-トリメチルキノリン、N-フェニル-1-ナフチルアミン、アルキル化ジフェニルアミン、オクチル化ジフェニルアミン、2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリンの重合物の精製品、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記老化防止剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、6-エトキシ-1,2-ジヒドロ-2,2,4-トリメチルキノリン、N-フェニル-1-ナフチルアミン、アルキル化ジフェニルアミン、オクチル化ジフェニルアミン、2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリンの重合物の精製品、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
−−−架橋剤−−−
前記架橋剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、硫黄、硫化硫黄、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記架橋剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、硫黄、硫化硫黄、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
−−−架橋促進剤−−−
前記架橋促進剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、N,N’−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、ジフェニルグアニジン、ジベンゾチアジルジスルフィド、N−t−ブチル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド、ヘキサメチレンテトラミン、N,N’-ジフェニルチオ尿素、トリメチルチオ尿素、N,N’-ジエチルチオ尿素、1,3-ジフェニルグアニジン、2-メルカプトベンゾチアゾール、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記架橋促進剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、N,N’−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、ジフェニルグアニジン、ジベンゾチアジルジスルフィド、N−t−ブチル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド、ヘキサメチレンテトラミン、N,N’-ジフェニルチオ尿素、トリメチルチオ尿素、N,N’-ジエチルチオ尿素、1,3-ジフェニルグアニジン、2-メルカプトベンゾチアゾール、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
−−−ヒドラジド化合物−−−
前記ヒドラジド化合物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、2−ヒドロキシ−N’−(1−メチルエチリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド、2−ヒドロキシ−N’−(1−メチルプロピリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド、2−ヒドロキシ−N’−(1−メチルブチリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド、2−ヒドロキシ−N’−(1,3−ジメチルブチリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド、2−ヒドロキシ−N’−(2,6−ジメチル−4−ヘプチリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド、N’−(1−メチルエチリデン)−サリチル酸ヒドラジド、N’−(1−メチルプロピリデン)−サリチル酸ヒドラジド、N’−(1−メチルブチリデン)−サリチル酸ヒドラジド、N’−(1,3−ジメチルブチリデン)−サリチル酸ヒドラジド、N’−(2,6−ジメチル−4−ヘプチリデン)−サリチル酸ヒドラジド、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記ヒドラジド化合物をゴム組成物に添加することにより、ゴム組成物の加硫戻りによる過加硫に起因する弾性率の低下を抑え、低発熱性能及び耐摩耗性の低下を抑制することができる。
前記ヒドラジド化合物の配合量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記ゴム組成物におけるゴム成分100質量部に対して0.05質量部〜5質量部が好ましく、0.3質量部〜3質量部がより好ましい。
前記ヒドラジド化合物の配合量が、0.05質量部未満であると、弾性率低下の抑制効果が充分に発揮されないことがあり、5質量部を超えると、添加量を増やしても効果の大きな向上がみられず、経済的に不利となることがある。一方、前記ヒドラジド化合物の配合量が、より好ましい範囲内であると、効果及び経済性等の点で有利である。
前記ヒドラジド化合物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、2−ヒドロキシ−N’−(1−メチルエチリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド、2−ヒドロキシ−N’−(1−メチルプロピリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド、2−ヒドロキシ−N’−(1−メチルブチリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド、2−ヒドロキシ−N’−(1,3−ジメチルブチリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド、2−ヒドロキシ−N’−(2,6−ジメチル−4−ヘプチリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド、N’−(1−メチルエチリデン)−サリチル酸ヒドラジド、N’−(1−メチルプロピリデン)−サリチル酸ヒドラジド、N’−(1−メチルブチリデン)−サリチル酸ヒドラジド、N’−(1,3−ジメチルブチリデン)−サリチル酸ヒドラジド、N’−(2,6−ジメチル−4−ヘプチリデン)−サリチル酸ヒドラジド、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記ヒドラジド化合物をゴム組成物に添加することにより、ゴム組成物の加硫戻りによる過加硫に起因する弾性率の低下を抑え、低発熱性能及び耐摩耗性の低下を抑制することができる。
前記ヒドラジド化合物の配合量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記ゴム組成物におけるゴム成分100質量部に対して0.05質量部〜5質量部が好ましく、0.3質量部〜3質量部がより好ましい。
前記ヒドラジド化合物の配合量が、0.05質量部未満であると、弾性率低下の抑制効果が充分に発揮されないことがあり、5質量部を超えると、添加量を増やしても効果の大きな向上がみられず、経済的に不利となることがある。一方、前記ヒドラジド化合物の配合量が、より好ましい範囲内であると、効果及び経済性等の点で有利である。
<加硫工程>
前記加硫工程は、前記トレッドを平坦形状のモールド内で加硫する工程である。
前記加硫工程は、前記トレッドを平坦形状のモールド内で加硫する工程である。
−モールド−
前記モールドとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、プレキュアトレッド成型用モールド、などが挙げられる。
前記プレキュアトレッド成型用モールドの形状としては、平坦形状である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。なお、平坦形状としては、全体として曲面でなく、平坦であることを意味し、一部に凹凸部等を有してもよい。
前記プレキュアトレッド成型用モールドの構造及び大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記プレキュアトレッド成型用モールドの材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記モールドとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、プレキュアトレッド成型用モールド、などが挙げられる。
前記プレキュアトレッド成型用モールドの形状としては、平坦形状である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。なお、平坦形状としては、全体として曲面でなく、平坦であることを意味し、一部に凹凸部等を有してもよい。
前記プレキュアトレッド成型用モールドの構造及び大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記プレキュアトレッド成型用モールドの材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
−加硫−
前記加硫における温度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、100℃〜200℃が好ましい。
前記加硫における温度が100℃未満であると、加硫時間が長くなりすぎることがあり、200℃を超えると中心部まで加硫反応が完了しないことがある。
前記加硫における加温時間としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、5分間〜24時間が好ましい。
前記加温時間が5分間未満であるとモールド設定温度を適切な時間に設定できないことがあり、24時間を超えると加硫反応が進行し過ぎてしまうことがある。
前記加硫における温度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、100℃〜200℃が好ましい。
前記加硫における温度が100℃未満であると、加硫時間が長くなりすぎることがあり、200℃を超えると中心部まで加硫反応が完了しないことがある。
前記加硫における加温時間としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、5分間〜24時間が好ましい。
前記加温時間が5分間未満であるとモールド設定温度を適切な時間に設定できないことがあり、24時間を超えると加硫反応が進行し過ぎてしまうことがある。
<その他の工程>
前記その他の工程としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、ベース部形成工程、内層形成工程、などが挙げられる。
前記その他の工程としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、ベース部形成工程、内層形成工程、などが挙げられる。
−ベース部形成工程−
前記ベース部形成工程は、ベース部を形成する工程である。
前記ベース部の形成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、押出により作製されたゴムシートを張り付ける方法、などが挙げられる。
前記ベース部形成工程は、ベース部を形成する工程である。
前記ベース部の形成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、押出により作製されたゴムシートを張り付ける方法、などが挙げられる。
−内層形成工程−
前記内層形成工程は、内層を形成する工程である。
前記内層の形成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、押出により作製されたゴムシートをベース部に張り付ける方法、などが挙げられる。
前記内層形成工程は、内層を形成する工程である。
前記内層の形成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、押出により作製されたゴムシートをベース部に張り付ける方法、などが挙げられる。
(空気入りタイヤ)
本発明の空気入りタイヤとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、1対のビード部、該ビード部にトロイド状をなして連なるカーカス、該カーカスのクラウン部をたが締めするベルト及びトレッドを有してなるタイヤ、などが挙げられる。また、前記空気入りタイヤは、空気入り更生(リトレッド)タイヤであってもよい。
本発明の空気入りタイヤの構造としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ラジアル構造、バイアス構造、などが挙げられる。
本発明の空気入りタイヤとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、1対のビード部、該ビード部にトロイド状をなして連なるカーカス、該カーカスのクラウン部をたが締めするベルト及びトレッドを有してなるタイヤ、などが挙げられる。また、前記空気入りタイヤは、空気入り更生(リトレッド)タイヤであってもよい。
本発明の空気入りタイヤの構造としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ラジアル構造、バイアス構造、などが挙げられる。
本発明の空気入りタイヤは、重荷重用タイヤに用いることが好適である。なお、トレッド以外のタイヤ部材としては、公知の部材を使用することができる。
本発明の空気入りタイヤの製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、以下のようにして製造することができる。
例えば、まず、所定の物性を有する最外層を備えるトレッドを生タイヤケースのクラウン部に貼り付ける。その後、所定のモールドで所定温度、所定圧力の下で加硫成形することにより製造することができる。
例えば、まず、所定の物性を有する最外層を備えるトレッドを生タイヤケースのクラウン部に貼り付ける。その後、所定のモールドで所定温度、所定圧力の下で加硫成形することにより製造することができる。
以下、本発明について、実施例に基づき具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
(実施例1〜3及び比較例1)
サイズが11R22.5で、トレッドのベース部上のキャップ部が、最外層と該最外層と隣接する内層との二層構造(図1(a)と同様の3層トレッド)をなし、前記最外層の厚みが、積層ゴムの厚みの25%〜35%であり、表1に示す配合組成及び正弦損失(tanδ)であるゴム組成物を、表2に示す構成でトレッドの最外層、内層及びベース部に使用し、下記の作製方法により、トラック・バス用空気入りラジアルタイヤを作製した(実施例1〜3)。また、最外層のゴム組成物と内層のゴム組成物とを同じ配合組成にした従来のタイヤを準備した(比較例1)。
そして、下記に示す測定方法により、正弦損失(tanδ)、転がり抵抗指数、摩耗指数(摩耗量)及び湿潤路面の操縦安定性指数を測定した。
サイズが11R22.5で、トレッドのベース部上のキャップ部が、最外層と該最外層と隣接する内層との二層構造(図1(a)と同様の3層トレッド)をなし、前記最外層の厚みが、積層ゴムの厚みの25%〜35%であり、表1に示す配合組成及び正弦損失(tanδ)であるゴム組成物を、表2に示す構成でトレッドの最外層、内層及びベース部に使用し、下記の作製方法により、トラック・バス用空気入りラジアルタイヤを作製した(実施例1〜3)。また、最外層のゴム組成物と内層のゴム組成物とを同じ配合組成にした従来のタイヤを準備した(比較例1)。
そして、下記に示す測定方法により、正弦損失(tanδ)、転がり抵抗指数、摩耗指数(摩耗量)及び湿潤路面の操縦安定性指数を測定した。
<ラジアルタイヤの作製方法>
−プレキュアトレッド成型用モールドを用いた3層トレッドの作製方法−
モールド前面、あるいは凹部(陸部)に最外層ゴムを配置し、その上からキャップゴム、ベースゴムを順次配置し、平坦形状のモールド内にセットする。この際、キャップゴム・ベースゴムが一体型のトレッドを用いても問題はない。トレッド部材は、幅方向断面が略台形状をした未加硫ゴムからなるトレッド素材を押出し機から押し出した後、所定長に切断し、その後、切断された帯状のトレッド素材のうち、モールド前面、あるいは凹部(陸部)に溝底用ゴムを配置し、その上からキャップゴム、ベースゴムを順次配置し、上金型と下金型とを備えた平坦形状の加硫金型内にセットして加硫し、リング状の加硫済みトレッド部材を得た。このとき、トレッド部材のリング状外面の長手方向に延びる複数本の溝が形成される。このようにして得られたトレッド部材を台タイヤに貼付し、接着することでラジアルタイヤを作製した。
−プレキュアトレッド成型用モールドを用いた3層トレッドの作製方法−
モールド前面、あるいは凹部(陸部)に最外層ゴムを配置し、その上からキャップゴム、ベースゴムを順次配置し、平坦形状のモールド内にセットする。この際、キャップゴム・ベースゴムが一体型のトレッドを用いても問題はない。トレッド部材は、幅方向断面が略台形状をした未加硫ゴムからなるトレッド素材を押出し機から押し出した後、所定長に切断し、その後、切断された帯状のトレッド素材のうち、モールド前面、あるいは凹部(陸部)に溝底用ゴムを配置し、その上からキャップゴム、ベースゴムを順次配置し、上金型と下金型とを備えた平坦形状の加硫金型内にセットして加硫し、リング状の加硫済みトレッド部材を得た。このとき、トレッド部材のリング状外面の長手方向に延びる複数本の溝が形成される。このようにして得られたトレッド部材を台タイヤに貼付し、接着することでラジアルタイヤを作製した。
<正弦損失(tanδ)の測定方法>
正弦損失(tanδ)は、JIS K7198−1991に準拠して測定した。3mm×40mmの短冊状(厚み;任意)に切り出した研磨領域を測定用試料とし、23℃の環境条件で、シリカゲルを入れた容器内に4日間静置した。切り出した後の各シートの正確な幅および厚みの計測は、マイクロメータにて行った。測定には動的粘弾性スペクトロメーター(岩本製作所製、現アイエス技研)を用い、正弦損失(tanδ)を測定した。なお、その際の測定条件を下記に示す。なお、前記正弦損失(tanδ)は加硫後の値である。
正弦損失(tanδ)は、JIS K7198−1991に準拠して測定した。3mm×40mmの短冊状(厚み;任意)に切り出した研磨領域を測定用試料とし、23℃の環境条件で、シリカゲルを入れた容器内に4日間静置した。切り出した後の各シートの正確な幅および厚みの計測は、マイクロメータにて行った。測定には動的粘弾性スペクトロメーター(岩本製作所製、現アイエス技研)を用い、正弦損失(tanδ)を測定した。なお、その際の測定条件を下記に示す。なお、前記正弦損失(tanδ)は加硫後の値である。
−測定条件−
測定温度 : 40℃
印加歪 : 0.03%
初期荷重 : 20g
周波数 : 1Hz
測定温度 : 40℃
印加歪 : 0.03%
初期荷重 : 20g
周波数 : 1Hz
<転がり抵抗指数の測定方法>
上述のように作製したタイヤを供試タイヤとし、標準リム7.5×22.5に組み付け、最高空気圧750kPaの内圧を充填し、24.5kNの負荷荷重の下、速度80km/hで走行させた。比較例1に係るタイヤの転がり抵抗を100とし、実施例1〜3におけるタイヤの転がり抵抗を指数表示した。なお、該指数が大きいほど転がり抵抗が小さいことを示す。結果を表2に示す。
上述のように作製したタイヤを供試タイヤとし、標準リム7.5×22.5に組み付け、最高空気圧750kPaの内圧を充填し、24.5kNの負荷荷重の下、速度80km/hで走行させた。比較例1に係るタイヤの転がり抵抗を100とし、実施例1〜3におけるタイヤの転がり抵抗を指数表示した。なお、該指数が大きいほど転がり抵抗が小さいことを示す。結果を表2に示す。
<摩耗指数(摩耗量)の測定方法>
前記摩耗指数(摩耗量)については、上述のように作製したタイヤを供試タイヤとして車輌に装着し、10万キロ走行後の残溝測定から算出した。結果は、走行距離/(走行前溝深さ−走行後溝深さ)を計算し、比較例1における評価の値を100として、実施例1〜3における摩耗量を指数で相対評価した。数値が大きいほど耐摩耗性に優れることを示す。結果を表2に示す。
前記摩耗指数(摩耗量)については、上述のように作製したタイヤを供試タイヤとして車輌に装着し、10万キロ走行後の残溝測定から算出した。結果は、走行距離/(走行前溝深さ−走行後溝深さ)を計算し、比較例1における評価の値を100として、実施例1〜3における摩耗量を指数で相対評価した。数値が大きいほど耐摩耗性に優れることを示す。結果を表2に示す。
<湿潤路面の操縦安定性指数の測定方法>
前記湿潤路面の操縦安定性指数については、湿潤路面のテストコースにおいて、テストドライバーにより、駆動性、制動性、ハンドル応答性、操舵時の路面グリップ性、スリップ限界を超えてからのコントロール性のフィーリング評価、及び80km/hからの停止距離にて総合的に判断した。比較例1における操縦安定性の値を100として、実施例1〜3における操縦安定性を指数で相対評価をした。指数の差が±1〜5の場合はテストドライバーが判断できるレベルであり、差が±5を超える場合は一般ユーザーでも判断できるレベルである。なお、各タイヤ性能指数は値が大きいほど性能が良いことを示す。結果を表2に示す。
前記湿潤路面の操縦安定性指数については、湿潤路面のテストコースにおいて、テストドライバーにより、駆動性、制動性、ハンドル応答性、操舵時の路面グリップ性、スリップ限界を超えてからのコントロール性のフィーリング評価、及び80km/hからの停止距離にて総合的に判断した。比較例1における操縦安定性の値を100として、実施例1〜3における操縦安定性を指数で相対評価をした。指数の差が±1〜5の場合はテストドライバーが判断できるレベルであり、差が±5を超える場合は一般ユーザーでも判断できるレベルである。なお、各タイヤ性能指数は値が大きいほど性能が良いことを示す。結果を表2に示す。
*1 下記方法により調製した変性ポリブタジエンゴム
*2 東海カーボン製、窒素吸着比表面積(N2SA):79m2/g、ジブチルフタ
レート吸油量(DBP):101mL/100g
*3 東ソーシリカ製、ニップシールAQ
*4 大内新興化学工業製、ノクセラーNS−P、N−t−ブチル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド(N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)
*5 住友化学製、アンチゲン6C、N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン(N−フェニル−N’−1,3−ジメチルブチル−p−フェニレンジアミン)
*2 東海カーボン製、窒素吸着比表面積(N2SA):79m2/g、ジブチルフタ
レート吸油量(DBP):101mL/100g
*3 東ソーシリカ製、ニップシールAQ
*4 大内新興化学工業製、ノクセラーNS−P、N−t−ブチル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド(N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)
*5 住友化学製、アンチゲン6C、N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン(N−フェニル−N’−1,3−ジメチルブチル−p−フェニレンジアミン)
(変性ポリブタジエンゴム(変性BR)の調製方法)
(1)触媒の調製
乾燥/窒素置換された、ゴム栓付き容積約100mLのガラス瓶に、以下の順番に、ブタジエンのシクロヘキサン溶液(15.2質量%)7.11g、ネオジムネオデカノエートのシクロヘキサン溶液(0.56M)0.59mL、メチルアルミノキサンMAO(東ソーアクゾ製PMAO)のトルエン溶液(アルミニウム濃度として3.23M)10.32mL、水素化ジイソブチルアルミ(関東化学製)のヘキサン溶液(0.90M)7.77mLを投入し、室温で2分間熟成した後、塩素化ジエチルアルミ(関東化学製)のヘキサン溶液(0.95M)1.45mLを加え、室温で時折撹拌しながら15分間熟成した。こうして得られた触媒溶液中のネオジムの濃度は、0.011M(モル/リットル)であった。
(1)触媒の調製
乾燥/窒素置換された、ゴム栓付き容積約100mLのガラス瓶に、以下の順番に、ブタジエンのシクロヘキサン溶液(15.2質量%)7.11g、ネオジムネオデカノエートのシクロヘキサン溶液(0.56M)0.59mL、メチルアルミノキサンMAO(東ソーアクゾ製PMAO)のトルエン溶液(アルミニウム濃度として3.23M)10.32mL、水素化ジイソブチルアルミ(関東化学製)のヘキサン溶液(0.90M)7.77mLを投入し、室温で2分間熟成した後、塩素化ジエチルアルミ(関東化学製)のヘキサン溶液(0.95M)1.45mLを加え、室温で時折撹拌しながら15分間熟成した。こうして得られた触媒溶液中のネオジムの濃度は、0.011M(モル/リットル)であった。
(2)重合体中間体の製造
乾燥/窒素置換された、ゴム栓付き容積約900mLのガラス瓶に、乾燥精製された1,3−ブタジエンのシクロヘキサン溶液及び乾燥シクロヘキサンを各々投入し、1,3−ブタジエン12.5質量%のシクロヘキサン溶液が400g投入された状態とした。次に、(1)において調整した触媒溶液2.28mL(ネオジム換算0.025mmol)を投入し、50℃温水浴中で1.0時間重合を行った。
乾燥/窒素置換された、ゴム栓付き容積約900mLのガラス瓶に、乾燥精製された1,3−ブタジエンのシクロヘキサン溶液及び乾燥シクロヘキサンを各々投入し、1,3−ブタジエン12.5質量%のシクロヘキサン溶液が400g投入された状態とした。次に、(1)において調整した触媒溶液2.28mL(ネオジム換算0.025mmol)を投入し、50℃温水浴中で1.0時間重合を行った。
(3)第1次変性処理
第1次変性剤として、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(GPMOS:エポキシ)のヘキサン溶液(1.0M)として、GPMOSを23.5モル当量(ネオジム対比)投入し、50℃で60分間処理することにより、第1次の変性を行った。
第1次変性剤として、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(GPMOS:エポキシ)のヘキサン溶液(1.0M)として、GPMOSを23.5モル当量(ネオジム対比)投入し、50℃で60分間処理することにより、第1次の変性を行った。
(4)第2次変性以降の処理
続いて、縮合促進剤として、ビス(2−エチルヘキサノエート)スズ(BEHAS)のシクロヘキサン溶液(1.01M)を1.76mL(70.5eq/Nd相当)と、イオン交換水32μL(70.5eq/Nd相当)を投入し、50℃温水浴中で1.0時間処理した。その後、重合系に老化防止剤2,2−メチレン−ビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)(NS−5)のイソプロパノール5%溶液2mLを加えて反応の停止を行い、更に微量のNS−5を含むイソプロパノール中で再沈殿を行い、ドラム乾燥することにより変性BRを得た。
続いて、縮合促進剤として、ビス(2−エチルヘキサノエート)スズ(BEHAS)のシクロヘキサン溶液(1.01M)を1.76mL(70.5eq/Nd相当)と、イオン交換水32μL(70.5eq/Nd相当)を投入し、50℃温水浴中で1.0時間処理した。その後、重合系に老化防止剤2,2−メチレン−ビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)(NS−5)のイソプロパノール5%溶液2mLを加えて反応の停止を行い、更に微量のNS−5を含むイソプロパノール中で再沈殿を行い、ドラム乾燥することにより変性BRを得た。
表2の結果から、実施例1〜3タイヤは、比較例1のタイヤと較べて、耐摩耗性及び湿潤路面における操縦安定性(クリック性能)を損なうことなく、転がり抵抗を低減させることができることが分かる。
B ベース部
C キャップ部
1 陸部
10 トレッド
11 ゴムブロック
12 最外層
14 内層
16 デプス
18 デプス厚
20 サイプ
C キャップ部
1 陸部
10 トレッド
11 ゴムブロック
12 最外層
14 内層
16 デプス
18 デプス厚
20 サイプ
Claims (7)
- 2層以上の積層ゴムを有するトレッドを製造するトレッドの製造方法であって、
前記トレッドにおける少なくとも陸部を構成する最外層を、前記最外層以外の層におけるゴムよりも正弦損失(tanδ)が小さいゴムで形成し、
前記トレッドを平坦形状のモールド内で加硫することを特徴とするトレッドの製造方法。 - 前記最外層におけるゴムの正弦損失(tanδ)が、0.07以下であることを特徴とする請求項1に記載のトレッドの製造方法。
- 前記最外層の厚みが、前記積層ゴムの厚みの50%以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のトレッドの製造方法。
- 前記最外層は、前記トレッドの表面全体に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のトレッドの製造方法。
- 前記最外層は、前記トレッドの陸部のみに形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のトレッドの製造方法。
- 請求項1から5のいずれかに記載の製造方法により製造されたことを特徴とするトレッド。
- 請求項6に記載のトレッドを備えることを特徴とする空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012049681A JP2013184330A (ja) | 2012-03-06 | 2012-03-06 | トレッドの製造方法、及び該方法により製造されたトレッド、並びに、該トレッドを備えた空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2012049681A JP2013184330A (ja) | 2012-03-06 | 2012-03-06 | トレッドの製造方法、及び該方法により製造されたトレッド、並びに、該トレッドを備えた空気入りタイヤ |
Publications (1)
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WO2015170615A1 (ja) * | 2014-05-08 | 2015-11-12 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
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