JP2013184062A - 生体信号のピークを検出する閾値制御方法と装置、コンピュータで読み取り可能な記録媒体、及び生体信号検出装置 - Google Patents

生体信号のピークを検出する閾値制御方法と装置、コンピュータで読み取り可能な記録媒体、及び生体信号検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被検者の生体信号のピークを検出するための可変閾値の制御に際して、ピークの間隔が不規則的な場合やピーク値の差が大きい場合にも正確にピークを検出できる方法を提供する。
【解決手段】被検者から測定された生体信号を獲得する段階と、獲得した生体信号と閾値との比較結果によって生体信号のピークが検出されたかどうかを定める段階と、決定結果によって、閾値又は検出されたピークの特徴値のうち何れか一つと、生体信号のピークを検出する閾値の既定の最小値とを考慮して閾値を制御する段階と、を含む構成が提示される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被検者の生体信号を検出する方法及び装置に係り、特に生体信号のピークを検出する閾値制御方法及びその装置に関する。
患者を診断するための多様な生体信号測定及び分析方法が使用又は開発されている。最近、被検者の生体信号を測定し、健康管理及び慢性疾患管理を日常生活でもリアルタイムで伝達する医療サービスへの興味が増大するにつれて、さらに正確な生体信号の測定及び分析方法の重要性が注目されている。
このような生体信号の中でも特に心電図(ECG、electrocardiography)は、心臓筋肉の収縮時に生じる活動電位を、身体の表面に電極を取り付けて測定するものであり、心臓の機能を検査して各種疾病を診断するために心電図を測定して分析する方法が普段用いられている。
心電図信号を分析して心拍数を計算するか、又は不整脈の発生を診断するのに最も基本的に行わねばならないことは、心臓が1回収縮する時に生じるP−Q−R−S−Tの単一波形を検出することである。単一波形を検出すれば、波形間の間隔を計算して心拍数が計算でき、単一波形を抽出してその形態によって不整脈を診断する。単一波形を検出するためには、P−Q−R−S−Tの単一波形内で最も大きいR波形を検出する方法が主に用いられる。
生体信号の一例である心電図信号からピークを検出して心電図信号の異常有無を検出する技術の一例が、特許文献1に開示されている。
韓国登録特許公報第1029386号明細書
本発明の課題は、生体信号のピークを検出する可変閾値の制御に際して、ピークの間隔が不規則的な場合やピーク値の差が大きい場合にも正確にピークを検出できる方法及び装置を提供することである。また、前記方法をコンピュータで行わせるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供することである。本実施形態が解決しようとする技術的課題は、前記の技術的課題に限定されず、以下の実施形態からさらに他の技術的課題が類推されよう。
本発明の一側面による閾値制御方法は、被検者から測定された生体信号を獲得する段階と、前記獲得した生体信号と閾値との比較結果によって前記生体信号のピークが検出されたかどうかを定める段階と、前記決定結果によって、前記閾値又は前記検出されたピークの特徴値のうち何れか一つと、生体信号のピークを検出する閾値の既定の最小値とを考慮して前記閾値を制御する段階と、を含む。
本発明の他側面によって前記閾値制御方法をコンピュータで行わせるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体が提供される。
本発明の他の側面による閾値制御装置は、被検者から測定された生体信号を獲得する信号獲得部と、前記獲得した生体信号と閾値との比較結果によって、前記生体信号のピークが検出されたかどうかを定める決定部と、前記決定結果によって、前記閾値又は前記検出されたピークの特徴値のうち何れか一つと、生体信号のピークを検出する閾値の既定の最小値とを考慮して、前記閾値を制御する制御部と、を備える。
本発明の他の側面による生体信号検出装置は、被検者から生体信号を測定する電極と、前記測定された生体信号を所定の処理方法によって処理する処理部と、前記処理された生体信号と閾値との比較結果によって、前記生体信号のピークが検出されたかどうかを定める決定部と、前記決定結果によって、前記閾値又は前記検出されたピークの特徴値のうち何れか一つと、生体信号のピークを検出する閾値の既定の最小値との差を考慮して閾値を制御する閾値制御部と、を備える。
生体信号のピークを検出する可変閾値の制御に際して、本発明によれば、既定の最小閾値を活用して可変閾値を制御し、さらに可変閾値の変化量を活用して可変閾値を制御するので、ピークの間隔が不規則的な場合やピーク値の差が大きい場合にも正確にピークを検出する。
本発明の一実施形態による生体信号検出装置100を示す図面である。 図1に示した生体信号検出装置100における閾値制御装置130の他の実施形態を示す構成図である。 生体信号のうち一つの心電図信号の単一波形の例を示す図面である。 生体信号を検出するための可変閾値を制御する例を示すグラフである。 図2に示した比例制御部232の制御によって閾値が低減する例を示す図面である。 (A)は、図2に示した微分制御部233の制御によって閾値が低減する例を示す図面であり、 (B)は、図2に示した微分制御部233の制御によって閾値が低減する他の例を示す図面である。 本発明の一実施形態による生体信号検出装置100によって可変閾値を制御することで、ピークの間隔の不規則的な心電図信号のピークを検出する例を示すグラフである。 本発明の一実施形態による生体信号検出装置100によって可変閾値を制御することで、ピーク値のサイズが不規則的な心電図信号のピークを検出する例を示すグラフである。 本発明の一実施形態による閾値制御過程のフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による生体信号検出装置100を示すものである。図1を参照すれば、図1に示した実施形態による生体信号検出装置100は、測定部110、処理部120、閾値制御装置130で構成される。そして、閾値制御装置130は、決定部131、制御部132で構成される。図1に示した生体信号検出装置100は、本発明の一実施形態に過ぎず、図1に示した構成要素に基づいていろいろな変形が可能であることを、当業者ならば理解できるであろう。
図1の生体信号検出装置100は、被検者の生体信号を測定し、測定された信号を分析して必要な情報を検出する。
生体信号は、身体の筋肉細胞や神経細胞で発生する電位又は電流形態の信号になる。以下では、説明の便宜のために、生体信号検出装置100を用いて検出される生体信号は電位の形態で示されると仮定して説明する。しかし、以下の説明に基づいて多様な種類の生体信号について多様な実施形態が適用できることを、当業者ならば理解できるであろう。
また、以下では本発明の実施形態を説明するに際して、生体信号のうち心電図(ECG、electrocardiography)の例を挙げて説明する。しかし、以下の説明に基づいて多様な種類の生体信号について本発明の多様な実施形態が適用できるということを、当業者ならば理解できるであろう。心電図信号に関しては、後で図3を参照して説明する。
測定部110は、被検者の身体に取り付けられて被検者から生体信号を測定する。例を挙げて説明すれば、測定部110は、被検者の肌との接触によって被検者の肌と電気的に連結されて被検者の生体信号を測定する。測定部110は、例えば、被検者と生体信号を測定する回路との間で電気的信号を送受信できるように被検者と電気的に接触する電極である。かかる一つ以上の電極は、生体信号の正確な検出のために多様な形態で配列されて被検者の肌と接触する。但し、測定部110は、被検者の肌との接触によって被検者の肌と電気的に連結されることに限定されず、被検者の肌に近接するなど接触しなくても電気的信号を送受信できることを、当業者ならば理解できるであろう。
例えば、測定部110は、一定距離離れたところに位置している2つの電極それぞれから検出された電位値の差、即ち、電圧を用いて生体信号を測定する。さらに測定部110は、被検者の肌から一定距離離れたところに取り付けられた2つの電極から獲得された電位値を、差動増幅器を用いて差動増幅して生体信号に該当する電圧値の波形を獲得することで生体信号を測定する。この時、獲得された生体信号の電圧値の波形はノイズを含む。
この時、細胞で発生する信号に該当する生体信号は、非常に微細なサイズの電気信号であって、ノイズの影響を大きく受ける。例えば、測定部110の電極を用いて生体信号を測定する時、電極への接触など外部の要因によって不要なノイズが含まれる。このようなノイズは生体信号の正確性を落とし、検出及び分析を困難にする。
これによって図1の処理部120は、測定部110によって測定された生体信号を所定の加工方法によって処理して決定部131に伝送する。例を挙げて説明すれば、処理部120は、測定部110によって測定された心電図信号に帯域通過フィルタを適用し、帯域通過された心電図信号に微分器を適用し、低域通過フィルタを適用して心電図信号を前処理することで生体信号の特徴を示す特徴値を獲得する。低域通過フィルタは、一実施形態によれば、絶対値移動平均フィルタである。
特徴値は、処理部120によって生体信号の特徴を抽出するための処理方法を経て加工された生体信号の特徴を示す値である。以下では、特徴値を獲得するために所定の加工方法によって生体信号を加工する例を説明する。
処理部120が心電図信号に帯域通過フィルタを適用する場合の例を挙げて説明すると、心電図信号には、心電図信号のベースライン電圧である等電位線の変動に伴い信号全体が動くというベースライン変動(wandering)などの低周波ノイズ、及び筋電図電圧などの高周波ノイズが存在する。その際、処理部120は、これらの低周波及び高周波ノイズを除去するために心電図信号に帯域通過フィルタを適用し、検出しようとする信号の周波数帯域のみを通過させる。
処理部120が帯域通過フィルタリングされた心電図信号に微分器を適用する場合の例を挙げて説明すると、心電図信号の単一波形は、R波形の近くで勾配が急激に変わる。従って、R波形の近くで心電図信号の微分値も急激に変わり、生体信号検出装置100は、微分された心電図信号からR波形を検出する。R波形についても、図3でさらに詳細に説明する。
処理部120が微分された心電図信号に低域通過フィルタ(例えば、絶対値移動平均フィルタ)を適用する場合の例を挙げて説明すれば、心電図信号は、生体信号を獲得する過程で外部から入力される不要なノイズを含む。このようなノイズの影響を低減させるために、処理部120は心電図信号に低域通過フィルタを適用する。低域通過フィルタの一例として絶対値移動平均フィルタが使われ、絶対値移動平均フィルタは、信号波形を取り囲むように描かれたエンベロープ(envelope)を求めるための一種の低域通過フィルタであり、ノイズによる急激な変動などを防止するために、直近の信号を基準として前もって受けた一定数の信号の絶対値を平均した値を出力する。
処理部120は、前記のような処理方法以外にも多様な処理方法によって生体信号を加工できるということを、当業者ならば理解できるであろう。
図1の閾値制御装置130は、信号獲得部133、決定部131及び制御部132で構成される。信号獲得部133は、被検者から測定された生体信号又は処理部120によって処理された生体信号を獲得し、決定部131は、獲得した生体信号と閾値との比較結果によって生体信号のピークが検出されたかどうかを定め、制御部132は、決定部131の決定結果によって、閾値又は検出されたピークの特徴値のうち何れか一つと、生体信号のピークを検出する閾値の既定の(predetermined、予め設定してある)最小値とを考慮して閾値を制御する。
図1の決定部131は、信号獲得部133によって獲得された被検者から測定された心電図信号の特徴値が閾値を超過する場合、R波形が検出されたと決定する。
図1の制御部132は、可変閾値を制御する。この時、可変閾値とは、一定の定数の値ではなく、決定部131の決定結果によって第1閾値が第2閾値に更新されるようにその値が変わる閾値をいう。制御部132は、決定部131の決定によって、即ち、R波形が検出されたかどうかによって可変閾値を制御する。以下では、図2を参照して、本発明の一実施形態によって閾値制御装置130が可変閾値を制御する方法についてさらに詳細に説明する。
第1閾値とは、現在閾値であり、第2閾値とは、制御部230によってピークが検出されたかどうかによって更新された閾値をいう。但し、第1閾値も、以前の閾値から制御部230によって更新された閾値でありうる。
図2は、図1に示した生体信号検出装置100における閾値制御装置130の他の実施形態を示す構成図である。
図2を参照すれば、図1に示した閾値制御装置130は、信号獲得部210、決定部220、制御部230で構成され、制御部230は、選択部231、比例制御部232、微分制御部233で構成される。
信号獲得部210は、被検者から測定された生体信号又は処理部120によって処理された生体信号を獲得する。
決定部220は、信号獲得部210から獲得した生体信号と閾値との比較結果によって生体信号のピークが検出されたかどうかを定める。心電図信号を検出する例を挙げて説明すれば、決定部220は、信号獲得部210が獲得した心電図信号と閾値とを比較し、比較結果によって心電図信号の値が閾値を超過する場合、R波形のピークの特徴値が検出されたと認識(決定)する。
制御部230は、決定部220の決定結果によって閾値又は検出されたピークの特徴値のうち何れか一つと、生体信号のピークを検出する閾値に関する既定の最小値とを考慮して閾値を更新することで閾値を制御する。制御部は、選択部231、比例制御部232、及び微分制御部233で構成される。
選択部231は、決定部220の決定によって閾値又は検出されたピークの特徴値のうち何れか一つを選択する。例えば、選択部231は、決定部220の決定によって生体信号のピークが検出されたと定められる場合に検出されたピークの特徴値を選択し、ピークが検出されていないと定められる場合に閾値を選択する。
比例制御部232は、選択部231によって選択された値を一定割合で低減させる。本実施形態による比例制御部232は、所定の加重値及び最小閾値を用いて可変閾値の低減程度を調節し、これによって可変閾値がいつも最小閾値より大きい値を持つように調節する。
この時、加重値は、選択値を低減させる割合を示す値であり、0以上の有理数になる。また、最小閾値は、可変閾値の可変につれて低減しても所定の値以下に低減しないように設定される下限値であり、0より大きい有理数になる。
例えば、比例制御部232は、決定部220の決定によって生体信号のピークが検出されたと定められる場合、生体信号のピークの特徴値から、生体信号のピークの特徴値と最小閾値との差に所定の加重値を適用した値を引いて、閾値を設定することで、閾値を制御する。
又は、比例制御部232は、決定部220の決定によって生体信号のピークが検出されていないと定められる場合、閾値から、閾値と最小閾値との差に所定の加重値を適用した値を引いて、閾値を制御する。
これによって、比例制御部232は、下記の数式1に示す演算を行って選択部231によって選択された値を一定割合で低減させる。
[数式1]

TH(t)=TH(t−1)− a×(TH(t−1)−THmin
数式1で、TH(t)は、選択部231によって選択された値TH(t−1)が比例制御部232によって一定割合だけ低減することで更新されて得られる第2閾値、TH(t−1)は、選択部231によって第1閾値と生体信号の特徴値のうちから選択された何れか一つの選択値、aは、可変閾値TH(t)の低減に用いられる第1加重値、THminは、既定の最小閾値になる。
(即ち、TH(t−1)は、「第1閾値」の場合と「生体信号の特徴値」の場合の何れか、であって、第1閾値とは限られない点に留意されたい)
本実施形態による第1加重値aは0以上の有理数になり、使用環境によって閾値制御装置130のユーザによって適宜に調節される。例えば、第1加重値aは、検出しようとする生体信号の種類又は単一波形の長さなどによって、閾値制御装置130のユーザによって適宜に調節される。
例を挙げて説明すれば、比例制御部232は、第1加重値aを増加することで可変閾値の低減速度を速くできる。又は比例制御部232は、第1加重値aを減少することで可変閾値の低減速度を遅くできる。
また、本実施形態による最小閾値THminは、閾値制御装置130のユーザによって適正値に設定されるが、0より大きい有理数に予め設定するか、又は使用環境によって適宜に調節される。
例えば、最小閾値は、獲得した生体信号から検出しようとするピークの特徴値などを考慮して既定される。獲得した生体信号において、ピークの特徴値が所定の下限値より高い値を持ち、不要なノイズが所定の上限線より低い値を持つ場合、このような特徴値の下限値及びノイズの上限線を予め獲得し、獲得した特徴値の下限値及びノイズの上限線を分析した結果によってその間の値に最小閾値を設定する。このように設定される最小閾値は、可変閾値の下限値になる。
前述したように決定部220は、生体信号の特徴値が閾値を超過する時にピークが検出されたと認識する。従って、最小閾値の設定につれて、決定部は、生体信号の特徴値がピークの形態を持つとしても、最小閾値より小さな場合にピーク(の特徴値)と認識しない。これによって、閾値制御装置130のユーザは、この最小閾値を適宜に調節し、信号獲得部210から伝送された生体信号の特徴値のうち無視可能なノイズと見なすことができるサイズの信号を無視する。
又は、最小閾値は、被検者の生体信号を測定するセンサーから測定可能な範囲を考慮して設定される。例えば、下記の数式2に示す演算を行って最小値を設定する。
[数式2]

(THmin)= c×(Smax−Smin
数式2で、THminは、最小閾値を意味し、Smaxは、センサーにより測定可能な最大値、Sminは、センサーにより測定可能な最小値、cは、定数になる。即ち、数式2によってセンサーにより測定可能な値の範囲のうち、所定割合ほどの値はピークと認識しないように最小閾値を設定する。
例えば、センサーによる測定可能な信号の最大値が100であり、最小値が−100であれば、定数cを0.1と設定すれば、最小閾値は20になる。このような最小閾値の設定によって、可変閾値は常に20より大きい範囲内で可変し、従って、20より小さな値を持つ生体信号をピークと検出せずに無視する。
又は、最小値は、前述したように定数として既定されるだけではなく、リアルタイムで検出されるピーク値のサイズ、生体信号のうちピーク値と検出されない信号のサイズ、リアルタイムで検出されるピーク値の特徴値サイズ、生体信号のうちピーク値と検出されない信号の特徴値サイズを考慮して、リアルタイムで変わるように設定される。例えば、下記の数式3に示す演算を行ってリアルタイムで変わる最小値を設定する。
[数式3]

THmin= d×V(t)
数式3で、THminは、最小閾値を意味し、dは、定数である。V(t)は、生体信号の値であり、状況の必要に応じて直前に検出されたピーク値であるか、又は、直近に検出された複数のピーク値の平均値である。この場合、最小閾値より大きいピーク値を検出するように、d値を0より大きい有理数と適宜に設定せねばならない。
又は、V(t)は、生体信号の値であり、状況の必要に応じて直前にピークと検出されていない生体信号値であるか、又は、直近にピークと検出されていない複数の生体信号値の平均値である。この場合、最小閾値より大きいピーク値を検出するように、d値を0より大きい有理数と適宜に設定せねばならない。
又は、V(t)は、生体信号の特徴値であり、状況の必要に応じて直前に検出された特徴値であるか、又は、直近に検出された複数のピークに当たる特徴値の平均値である。この場合、定数dが1より小さな値を持つように設定することで最小閾値より大きいピーク値を検出する。
又は、V(t)は、生体信号の特徴値であり、状況の必要に応じて直前にピークと検出されていない特徴値であるか、又は、直近にピークと検出されていない複数の特徴値の平均値である。この場合、定数dが1より大きい値を持つように設定することで最小閾値より大きいピーク値を検出する。但し、前述した方法は、最小閾値を設定する一例であって、それ以外にも必要に応じて他の方法でリアルタイムで変わる最小値を設定できることを、当業者ならば理解できるであろう。このように比例制御部の制御によって閾値が低減する例について、以下で図5を参照して説明する。
微分制御部233は、比例制御部232によって低減した閾値をさらに低減させる。本実施形態による微分制御部233は、選択部231によって選択された第1閾値と生体信号の特徴値のうち何れか一つの値と、旧閾値との差に第2加重値を適用して可変閾値が低減する程度を調節する。この時、旧閾値とは、可変閾値が第1閾値に更新される前の閾値、即ち、第0閾値TH(t−2)である。
例えば、微分制御部233は、決定部220の決定によって生体信号のピークが検出されたと定められる場合、生体信号のピークの特徴値から、生体信号のピークの特徴値と旧閾値(第0閾値TH(t−2))との差に所定の加重値を適用した値を引いて閾値を制御する。
これによって、微分制御部233は、下記の数式4に示す演算を行って選択部231によって選択された閾値を一定割合で低減させる。
[数式4]

TH(t)=TH(t−1)− a×(TH(t−1)−THmin)− b×(TH(t−1)−TH(t−2))
数式4で、TH(t)は、微分制御部233により低減して更新された第2閾値、TH(t−1)は、選択部231によって選択された第1閾値と生体信号の特徴値のうち何れか一つの値、aは、比例制御部232によって可変閾値を低減する程度を示す第1加重値、THminは、既定の最小閾値、bは、微分制御部233によって可変閾値を低減する程度を示す加重値、TH(t−2)は旧閾値、即ち、第1閾値に更新される前の閾値である。微分制御部233は、可変閾値の変化量に比例して可変閾値を再び低減させることで可変閾値の急激な変化を防止する。
例を挙げて説明すれば、決定部220によってピークが検出されたと定められる場合、選択部231は、第1閾値と生体信号の特徴値のうち生体信号の特徴値をTH(t−1)として選択し、比例制御部232は、生体信号のピークの特徴値から、生体信号のピークの特徴値と最小閾値THminとの差に第1加重値aを適用した値を引き、微分制御部233は、生体信号の特徴値と旧閾値との差に第2加重値bを適用した値をさらに引いて第2閾値に更新する。
一方、決定部220によってピークが検出されていないと定められる場合、選択部231は、第1閾値と生体信号の特徴値のうち第1閾値をTH(t−1)として選択し、比例制御部232は、第1閾値から、第1閾値と最小閾値THminとの差に加重値aを適用した値を引き、微分制御部233は、第1閾値と旧閾値との差に加重値bを適用した値をさらに引いて第2閾値に更新する。
この時、ピークが検出されなければ、閾値は徐々に小さな値に更新されるので、何れかの時点で、(TH(t−1)−TH(t−2))の値は0より小さな数になり、bが0より大きい値である場合、微分制御部233は数式4によって閾値を増加させる。
即ち、微分制御部233は、可変閾値の変化量に比例して可変閾値をさらに制御することで可変閾値の急激な変化を防止する一種の低域通過フィルタである。これについて、以下の図6(A)及び図6(B)を参照して詳細に説明する。
本実施形態による加重値bは、有理数であればよく、使用環境によって閾値制御装置130のユーザによって適宜に調節される。例えば、加重値bは、検出しようとする生体信号の種類又は特徴値の変化パターンなどによって、閾値制御装置130のユーザによって適宜に調節される。
例を挙げて説明すれば、微分制御部233は、加重値b値を増加することで可変閾値が閾値の変化量にさらに大きく影響されるようにする。又は、微分制御部233は、加重値b値を減少させることで可変閾値が閾値の変化量にさらに少なく影響されるようにする。これについて、以下の図6(A)及び図6(B)を参照して詳細に説明する。
前述したように、本実施形態による図2の閾値制御装置130は、閾値制御部132の可変閾値制御によってピークの間隔又はピークの特徴値が一定していない時にも、ピークを検出するように閾値を制御する。
図3は、生体信号のうち一つの心電図信号の単一波形の例を示すものである。心電図(ECG)は、心臓筋肉の収縮時に発生する活動電位を身体表面に電極を貼り付けて測定するものであり、心臓の機能を検査して各種疾病を診断するために心電図を測定して分析する方法が普段に用いられている。
図3を参照すれば、心電図信号の単一波形には等電位線30から突出する大小5つのピークが存在し、各ピークは、P(31)、Q(32)、R(33)、S(34)、T(35)波形と称される。心臓が1回収縮する度に一つの単一波形が発生する。本発明の実施形態による生体信号検出装置100は、心電図信号の単一波形を検出するためにP−Q−R−S−Tの単一波形内で最も大きいR波形を検出する。以下、「ピーク」はこのR波形を指すものとする。
単一波形を検出すれば、コンピュータあるいは医療専門家は、波形間の間隔を計算して心拍数を計算し、単一波形を抽出し、その形状によって不整脈を診断する。
可変閾値について、図4を参照して具体的に説明する。図4は、生体信号を検出するための可変閾(しきい)値を制御する例を示すものである。図4を参照すれば、心電図のR波形を検出するための可変閾値は、R波形が検出されれば、その値がR波形の特徴値に基づいて更新され、新たなR波形が検出されるまで徐々に低減するように制御される。可変閾値を制御する例をグラフで示せば、グラフ41、42、43のような形態で示される。
図4を参照すれば、可変閾値がグラフ41のような形状に制御される場合、R波形が検出されてからその値が低減する速度が、グラフ42及びグラフ43に比べて相対的に遅い。従って、R波形の間隔が狭い時、可変閾値が十分に小さくなっていない状態で新たなR波形が発生されれば、その値が閾値を超過しないので決定部131は新たなR波形を検出できない。
一方、可変閾値がグラフ43のような形状に制御される場合、R波形が検出されてからその値が低減する速度がグラフ41に比べて相対的に速い。従って、R波形の間隔が狭い場合にも可変閾値が十分に速く低減するので、新たなR波形が発生すれば、その値が閾値を超過することで決定部131は新たなR波形を検出できる。
しかし、可変閾値が過度に速く低減して0の値に収束するにつれて、0の近くに存在する非常に微細なノイズが閾値を超過することで決定部131が誤まったR波形を検出する。R波形の間隔が非常に広い場合にも、可変閾値が徐々に0の値に収束するにつれて同じ問題が発生する。
一方、可変閾値がグラフ42のような形状に制御される場合、可変閾値は、グラフ43のような形状に制御される時と同様に、R波形が検出されてからその値が低減する速度が相対的に速いけれども、既定の特定最小閾値に徐々に収束するにつれて可変閾値が0の値に収束しない。
図5は、図2に示した比例制御部232の制御によって閾値が低減する例を示すものである。ここでは上記[数式1]に従い微分制御部233は働かない、即ち、上記[数式4]で第2加重値b=0とする。図5で、TH(t−1)は、生体信号の特徴値のうちから選択された何れか一つの選択値、TH(t)は、比例制御部232の制御によって低減することで更新された第2閾値を示す。グラフ51、52、53それぞれの場合に、比例制御部232は、選択部231によって選択された選択値TH(t−1)(即ち、第1閾値又は生体信号の特徴値のうち何れか一つの選択値)と最小閾値THminとの差に所定の加重値を適用した値だけを選択値TH(t−1)から引き、第1閾値を第2閾値TH(t)に更新する。
決定部220によってピークが検出されていないと定められる場合、上述のように、選択部231によって選択された選択値TH(t−1)は、第1閾値である。
比例制御部232のこのような演算及び制御によって、可変閾値は最小閾値より常に大きい値を持ち、可変閾値の更新が繰り返されるにつれて可変閾値は徐々に最小閾値に収束する形状を持つ。この時、最小閾値が可変であるということは前述した通りである。
図6(A)は、Rピークが検出された場合、図2に示した微分制御部233の制御によって閾値が低減し、低減した第2閾値TH(t)を得る例を示すものである。図6(A)で、THupdated(t−1)は、Rピークが検出された場合に選択部231によって選択される生体信号の特徴値、THold(t−1)は、第1閾値、TH(t−2)は、第1閾値に更新される前の旧閾値(即ち、第0閾値)、TH(t)は、比例制御部232及び微分制御部233の制御によって更新された第2閾値を示す。
グラフ61、62それぞれは、Rピークが検出されて図2の選択部231によって選択された生体信号の特徴値613、623が、図2の比例制御部232及び微分制御部233の制御によって低減する例を示すものである。微分制御部233は、比例制御部232によって低減された閾値611、621をさらに低減して第2閾値612、622に更新することで閾値を制御する。具体的に、微分制御部233は、選択部231によって選択された値613、623と旧閾値TH(t−2)との差に所定の加重値を適用した値の分だけを、比例制御部232によって低減した閾値611からさらに低減し、第2閾値612、622に更新することで閾値を制御する。
グラフ61、62の例を比較して説明すれば、心電図信号のRピークが検出され、選択部231によってRピーク値が新たな閾値613、623として選択されれば、選択された閾値613、623は、比例制御部232及び微分制御部233によって低減する。グラフ61の場合がグラフ62の場合よりその選択された閾値が大幅に増加するが、微分制御部233は比例制御部232によって低減した閾値611、621から、グラフ61の場合にはグラフ62の場合よりさらに大きく低減させる。即ち、微分制御部233は、閾値が大幅に上昇することを防止する。
図6(B)は、図2に示した微分制御部233の制御によって閾値が低減する他の例を示すものである。具体的に図6(B)は、Rピークが検出されていない場合、図2に示した微分制御部233の制御によって閾値が低減する例を示すものである。図6(B)でTH(t−1)は、第1閾値又は生体信号の特徴値のうち何れか一つの選択値、即ち、この場合、第1閾値、TH(t−2)は、第1閾値に低減する前の旧閾値(第0閾値)、TH(t)は、比例制御部232及び微分制御部233の制御によって低減した第2閾値を示す。
グラフ63、64それぞれは、Rピークが検出されていない時、図2の選択部231によって選択された閾値633、643が、図2の微分制御部233の制御によって低減する例を示すものである。例えば、微分制御部233は、Rピークが検出されていない時、比例制御部232によって低減された閾値631、641をさらに低減し、第2閾値632、642に更新することで閾値を制御する。
しかし、Rピークが検出された時のグラフ61、62に比べてグラフ63、64を参照すれば、Rピークが検出されていない時に、微分制御部233は、比例制御部232によって低減した閾値631、641を再び上昇させるということが分かる。
具体的に、数式4を参照すれば、微分制御部233は、選択部231によって選択された選択された選択値(即ち、第1閾値又は生体信号の特徴値のうち何れか一つの選択値)TH(t−1)から旧閾値TH(t−2)を引いた値に所定の加重値(b)を適用した値だけを、比例制御部232によって低減した閾値631、641からさらに引いて、第2閾値に更新することで閾値を制御する。
この場合、Rピークが検出されなければ、TH(t−1)は第1閾値になり、或る時点で旧閾値TH(t−2)より小さな値を持ち、これにより、TH(t−1)(第1閾値)から旧閾値TH(t−2)を引いた値、及びこれに所定の加重値(b)を適用した値は負数になる(所定の加重値(b)は正数であると仮定する)。これによって微分制御部233は、比例制御部232によって低減した閾値631、641を再び上昇させて第2閾値に更新する。
即ち、図6(A)で、比例制御部232によって低減した閾値611、621が微分制御部233によって、より小さい値に低減することに比べて、図6(B)では、比例制御部232によって低減した閾値631、641が微分制御部233によって、より大きい閾値632、642に上昇する。即ち、微分制御部233は、閾値が比例制御部232によって大幅に変わることを防止する。
グラフ63、64の例を比べて説明すれば、心電図信号のRピークが検出されていない場合、選択部231によって選択された閾値633、643は比例制御部232によって低減し、比例制御部232によって低減した閾値631、641は、微分制御部233によって再び増加する。グラフ63の場合がグラフ64の場合よりその閾値が大幅に減少するにつれて、グラフ63の場合に、微分制御部233によってグラフ64の場合よりさらに大幅に増加する。即ち、微分制御部233は、比例制御部232によって閾値が低減する程度に比例して再び閾値を上昇させることで、閾値が大幅に下落することを防止する。
図示していないが、本発明の他の実施形態によって図2の閾値制御装置130は、閾値の更新方法を定める更新決定部をさらに備える。
例えば、制御部230を動作させるに際して、信号を獲得するサンプリングレートが250Hzである場合、更新決定部(図示せず)は、毎サンプル(4ms間隔)毎に制御部230を動作させて閾値を更新させ、数式4の演算によって制御部230は1秒当り500回の乗算を行う。この時、制御部230の機械的性能による限界又は電力消耗の問題点などを乗り越えるために、更新決定部(図示せず)は、制御部230の閾値更新の頻度を低減すると演算回数を低減できる。
例えば、生体信号を獲得するサンプリングレートが250Hzである場合、生体信号を例えば50個獲得する度に制御部230を1回ずつのみ動作させれば、制御部230が1秒当り10回の乗算を行えばよくなり電力消耗を低減できる。この時、更新決定部は、信号獲得部210が獲得する生体信号のサンプル数をカウントし、所定回数の生体信号を獲得する度に1回ずつ閾値が制御部230によって更新されるように定める。
また、本発明のさらに他の実施形態によれば、図2の閾値制御装置130は線形補間部(図示せず)をさらに備える。更新決定部(図示せず)の決定によって、閾値が制御部230によって更新されていない場合には、線形補間部(図示せず)は線形補間法を使って閾値を更新する。
具体的に、サンプル毎に制御部を動作させるのと類似した閾値更新効果を与えるために、線形補間部は、数式5に示す線形補間法によって閾値を更新する。
[数式5]

TH(t+k)= TH(t)
−(TH(t)−THest(t+K))×(k/(K+1))
数式5で、Kは、制御部を動作させるのに待機せねばならない一定のサンプル数を示し、t+kは、閾値と比べようとする生体信号のindexである。例えば、更新決定部(図示せず)が50サンプル毎に制御部を動作させると仮定する時、Kは50になり、kは1〜50の値を持つ。線形補間法は、両点の間で値を線形的に定めるものであり、数式5の場合、両点は、TH[t]とTHest[t+K]とである。t+kを基準として、TH[t]値は過去の閾値であるので、現在分かっている閾値であり、THest[t+K]は、未来の閾値であるので、未だ獲得していない値である。但し、これは次の数式6により求める。
[数式6]

THest(t+K)= TH(t)−a×(TH(t)−THmin
−b×(TH(t)−TH(t−K))
数式6は、数式4と類似した形態であり、単純にKサンプル後の閾値を線形外挿により予想したものである。数式6に関して、当業者ならば、数式4に対応してその意味が分かるであろう。
図7は、本発明の一実施形態による生体信号検出装置100によって可変閾値を制御することで、ピークの間隔が不規則的な心電図信号においてピークを検出する例を示すものである。図7を参照すれば、グラフ710は、処理部120によって加工されていない心電図信号を示し、グラフ720は、処理部120によって加工された心電図信号、及びこのような心電図信号のR波形を検出するための可変閾値73を示す。
具体的に説明すれば、グラフ720は処理部120によって微分器及び低域通過フィルタ(例えば、絶対値移動平均フィルタ)が適用されて加工された心電図信号、及びこのような心電図信号のR波形を検出するために本発明の一実施形態によって提供される図2の閾値制御装置130によって制御される可変閾値73を示す。
図7を参照すれば、加工されていない心電図信号波形710のうちR波形に当るピークは、ピーク711ないしピーク716のような形態で示される。処理部120はこのような心電図信号を加工し、このように加工された心電図信号波形720のうちR波形に当るピークは、ピーク721ないしピーク726のような形態のピークで示される。
図7のグラフ720を参照すれば、可変閾値73は、ピーク721ないしピーク726が検出される度に値が増加し、ピークが検出された後には徐々に低減する形態を持つ。但し、ピーク724が検出されてからピーク725が検出されるまでの時間間隔が相対的に長くなることで、可変閾値73も長時間にかけて低減するにもかかわらず、比例制御部232の制御によって可変閾値は0に収束せず、一定の最小閾値に向かって収束する。
これは、本発明の一実施形態によって閾値制御装置130が可変閾値を低減させるに際して、一定の最小閾値を考慮し、閾値が常にこの最小閾値より大きい値を持つように制御するからである。検出しようとするピークではない他の値はこのような最小閾値を超過しないため、決定部220は、検出しようとするピークではない他の値をピークと認識しない。即ち、検出しようとするピークの間隔が不規則的な場合にも、決定部220はピークを正しく認識する。
図8は、本発明の一実施形態による生体信号検出装置100によって可変閾値を制御することで、ピーク値の周期とサイズが不規則的な心電図信号のピークを検出する例を示すものである。図8を参照すれば、グラフ810は、処理部120によって加工されていない心電図信号波形を示し、グラフ850は、処理部120によって加工された心電図信号波形及びこのような心電図信号のR波形を検出するための可変閾値83を示す。
具体的に説明すれば、グラフ850は、処理部120によって微分器及び低域通過フィルタ(例えば、絶対移動平均フィルタ)が適用されて加工された心電図信号、及びこのような心電図信号のR波形を検出するために本発明の一実施形態によって提供される図2の閾値制御装置130によって制御される可変閾値83を示す。
図8を参照すれば、加工されていない心電図信号810のうちR波形に当るピークは、ピーク811ないしピーク826のような形態で示され、加工された心電図信号850のうちR波形に当るピークは、ピーク851ないしピーク866のような形態で示される。
図8のグラフ850を参照すれば、可変閾値83は、ピーク851ないしピーク866のピークが検出される度にその値が増加し、その後には徐々に減少する形態を持つ。但し、ピーク851ないしピーク866のピークの特徴値が互いに差が大きく、これによって制御される可変閾値83の変化パターンも、図7の可変閾値73に比べて相対的に一定していない。
それにもかかわらず、微分制御部233は、可変閾値83の急激な変化を防止して、特徴値が相対的に大きいピークが検出されても可変閾値83が急激に大きくならないので、決定部220は、この可変閾値83を用いてその次に入力されるサイズの大きくないピークを検出できる。
図9は、本発明の一実施形態による閾値制御過程のフローチャートである。図9を参照すれば、閾値制御方法は、図1及び図2に示した閾値制御装置130で時系列的に処理される段階で構成される。よって、以下で省略された内容であっても、図1及び図2に示した閾値制御装置130に関して以上で述べた内容は図9の閾値制御方法にも適用される。
91段階で信号獲得部210は、被検者から測定された生体信号を獲得する。
92段階で決定部220は、信号獲得部210によって獲得された生体信号と閾値との比較結果によって、生体信号のピークが検出されたかどうかを定める。例を挙げて説明すれば、生体信号のピークは、心電図信号においてR波形のピークになる。
93段階で制御部230は、決定部220の決定結果によって、閾値又は検出されたピークの特徴値のうち何れか一つと既定の最小閾値とを考慮して閾値を更新する。例を挙げて説明すれば、制御部230は、決定部220の決定結果によってピークが検出された場合にはピークの特徴値を選択し、ピークが検出されていない場合に既存の閾値を選択する。また、制御部230は、このように選択された選択値と既定の最小閾値との差に一定の加重値を適用した値を選択値から引いて閾値を制御する。
前記のように実施形態によれば、心電図などの生体信号でピークを検出するための閾値を可変的に制御するに際して、ピークの間隔が不規則的な場合、及び/又はピーク値のサイズ差が大きい場合にも、さらに正確にピークを検出できる。
また、前記実施形態を既存の閾値制御方法と比べれば、従来には、既定の最小閾値などを考慮せずに一定の加重値をおいて可変閾値を低減させる閾値制御方法を使い、多様かつ変動性の多い生体信号の検出に好適な閾値制御方法であるとはいえなかった。
これに対して前記本実施形態では、既定の最小閾値を活用して可変閾値を制御するので、検出しようとする波形の多様性及び変動性を許容できる。また、前記本実施形態では、可変閾値の変化量を活用して可変閾値を制御するので、検出しようとする波形の多様性及び変動性をさらに許容できる。
このように、生体信号のピークを検出する可変閾値が制御されると、ピークの間隔が不規則な場合、及び/又は、ピークの特徴値のサイズが大きく異なる場合であっても、これらのピークは正確に検出される。
一方、図9に示した閾値制御方法は、コンピュータで行われるプログラムで作成でき、コンピュータで読み取り可能な記録媒体を用いて前記プログラムを動作させる汎用デジタルコンピュータで具現される。前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、マグネチック記録媒体(例えば、ROM(Read Only Memory)、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光学的判読媒体(例えば、CD−ROM、DVDなど)などの記録媒体を含む。
これまで本発明についてその望ましい実施形態を中心として説明した。当業者ならば、本発明が本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態に具現されるということを理解できるであろう。従って、開示された実施形態は限定的な観点ではなく説明的な観点で考慮されねばならない。本発明の範囲は前述した説明ではなく特許請求の範囲に示されており、それと同等な範囲内にある全ての差は本発明に含まれていると解釈されねばならない。
本発明は、心電図などの生体信号検出装置関連の技術分野に好適に用いられる。
30 等電位線
31 P波形
32 Q波形
33 R波形
34 S波形
35 T波形
41、42、43 制御された可変閾値の波形例
51、52、53 比例制御部の制御により、閾値が低減する例
61、62 生体信号の特徴値が、比例制御部及び微分制御部の制御によって低減する例
100 生体信号検出装置
110 測定部
120 処理部
120、130 閾値制御装置
133、210 信号獲得部
131、220 決定部
132、230 制御部
231 選択部
232 比例制御部
233 微分制御部
611、621 比例制御部によって低減された閾値
612、622 第2閾値
613、623 選択部によって選択された値
631、641 比例制御部によって低減された閾値
632、642 第2閾値
633、643 選択部によって選択された閾値
710 加工されていない心電図信号波形
711〜716 ピーク
720 加工された心電図信号波形
721〜726 ピーク
73 可変閾値
810 加工されていない心電図信号波形
811〜826 ピーク
850 加工された心電図信号波形
851〜866 ピーク
83 可変閾値

Claims (20)

  1. 生体信号のピークを検出するための閾値制御方法において、
    被検者から測定された生体信号を獲得する段階と、
    前記獲得した生体信号と閾値との比較結果によって前記生体信号のピークが検出されたかどうかを定める段階と、
    前記決定結果によって、前記閾値又は前記検出されたピークの特徴値のうち何れか一つと、生体信号のピークを検出する閾値の既定の最小値とを考慮して前記閾値を制御する段階と、を含むことを特徴とする閾値制御方法。
  2. 前記生体信号のピークを検出する閾値の既定の最小値は、前記閾値が更新されることで収束する値であることを特徴とする請求項1に記載の閾値制御方法。
  3. 前記最小値は、被検者から生体信号を測定するセンサーから測定可能な生体信号の値の範囲を考慮して既定されることを特徴とする請求項1に記載の閾値制御方法。
  4. 前記最小値は、前記獲得した生体信号の値を考慮してリアルタイムで変わることを特徴とする請求項1に記載の閾値制御方法。
  5. 前記最小値は、前記獲得した生体信号の特徴値を考慮してリアルタイムで変わることを特徴とする請求項1に記載の閾値制御方法。
  6. 前記制御する段階は、前記決定する段階によって前記生体信号からピークが検出されたと定められる場合、前記生体信号のピークの特徴値と前記最小値との差に所定の加重値を適用した値、及び前記生体信号のピークの特徴値を考慮して前記閾値を制御することを特徴とする請求項1に記載の閾値制御方法。
  7. 前記制御する段階は、前記決定する段階によって前記生体信号からピークが検出されていないと定められる場合、前記閾値と前記最小値との差に所定の加重値を適用した値及び前記閾値を考慮して前記閾値を制御することを特徴とする請求項1に記載の閾値制御方法。
  8. 前記制御する段階は、前記閾値及び更新前の閾値をさらに考慮して前記閾値を制御することを特徴とする請求項1に記載の閾値制御方法。
  9. 前記制御する段階は、前記決定する段階によって前記生体信号のピークが検出されたと定められる場合、前記生体信号のピークの特徴値と更新前の閾値との差に所定の加重値を適用した値をさらに考慮して、前記閾値を制御することを特徴とする請求項1に記載の閾値制御方法。
  10. 前記制御する段階は、前記決定する段階によって前記生体信号のピークが検出されていないと定められる場合、前記閾値と更新前の閾値との差に所定の加重値を適用した値をさらに考慮して、前記閾値を制御することを特徴とする請求項1に記載の閾値制御方法。
  11. 生体信号のピークを検出するための閾値を制御する装置において、
    被検者から測定された生体信号を獲得する信号獲得部と、
    前記獲得した生体信号と閾値との比較結果によって、前記生体信号のピークが検出されたかどうかを定める決定部と、
    前記決定結果によって、前記閾値又は前記検出されたピークの特徴値のうち何れか一つと、生体信号のピークを検出する閾値の既定の最小値とを考慮して、前記閾値を制御する制御部と、を備えることを特徴とする閾値制御装置。
  12. 前記生体信号のピークを検出する閾値の既定の最小値は、前記閾値が更新されることで収束する値であることを特徴とする請求項11に記載の閾値制御装置。
  13. 前記最小値は、前記獲得した生体信号の特徴値を考慮してリアルタイムで変わることを特徴とする請求項11に記載の閾値制御方法。
  14. 前記制御部は、前記決定部によって前記生体信号のピークが検出されたと定められる場合、前記生体信号のピークの特徴値と前記最小値との差に所定の加重値を適用した値、及び前記生体信号のピークの特徴値を考慮して前記閾値を制御することを特徴とする請求項11に記載の閾値制御装置。
  15. 前記制御部は、前記決定部によって前記生体信号のピークが検出されていないと定められる場合、前記閾値と前記最小値との差に所定の加重値を適用した値及び前記閾値を考慮して前記閾値を制御することを特徴とする請求項11に記載の閾値制御装置。
  16. 前記制御部は、前記閾値及び更新前の閾値をさらに考慮して前記閾値を制御することを特徴とする請求項11に記載の閾値制御装置。
  17. 前記制御部は、前記決定する段階によって前記生体信号のピークが検出されたと定められる場合、前記生体信号のピークの特徴値と更新前の閾値との差に所定の加重値を適用した値をさらに考慮して、前記閾値を制御することを特徴とする請求項11に記載の閾値制御装置。
  18. 前記制御部は、前記決定する段階によって前記生体信号のピークが検出されていないと定められる場合、前記閾値と更新前の閾値との差に所定の加重値を適用した値をさらに考慮して、前記閾値を制御することを特徴とする請求項11に記載の閾値制御装置。
  19. 請求項1に記載の方法をコンピュータで行わせるためのコンピュータプログラムを保存することを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
  20. 被検者から生体信号を測定する電極と、
    前記測定された生体信号を所定の処理方法によって処理する処理部と、
    前記処理された生体信号と閾値との比較結果によって、前記生体信号のピークが検出されたかどうかを定める決定部と、
    前記決定結果によって、前記閾値又は前記検出されたピークの特徴値のうち何れか一つと、生体信号のピークを検出する閾値の既定の最小値との差を考慮して閾値を制御する閾値制御部と、を備えることを特徴とする生体信号検出装置。
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