JP2013183593A - ハンドリング用リフター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】配電盤への機器収納または搬出に利用するハンドリング用リフターであって、リフターのパイプ状の脚部が、その一地点を基点として、水平方向に可動可能なハンドリング用リフター。
【選択図】 図1
Description
ここで、従来の配電盤およびハンドリング用リフターについて説明する。
先ず、従来の配電盤およびハンドリング用リフターの構成を説明する。
また、扉7の下部(床面近傍)には、電気機器8が取り付けられている。
このうち、台車1は、主マスト4、脚部2および車輪3で構成されている。主マスト4は床面に対して垂直に立設している。脚部2はパイプ形状であり、主マスト4を基点として床面と平行方向に延設されている。脚部2には車輪3が設けられているため、台車1は床面を移動可能となっている。
[従来のハンドリング用リフターの動作]
次に、従来のハンドリング用リフターの動作を説明する。
荷台5が床面位置にあるときに、引出形機器11を荷台5へ載せる。ハンドル6のハンドル操作により荷台5を引き上げて、所望の高さ位置に到達させる。その高さ位置から、荷台5の先端を配電盤内部の引出形機器11の設置予定位置まで延ばす。そして、人手作業により引出形機器11を荷台5から配電盤12内部へ押し込んで搬入する。
上記の搬入手順とは逆に、荷台5を空の状態で引出形機器11の高さ位置まで到達させる。荷台5の先端を配電盤内部の引出形機器11のところまで延ばす。そして、人手作業により配電盤12内部の引出形機器11を荷台5の上に引き出して回収する。その後、ハンドル6を操作し、引出形機器11を荷台5とともに台車1の上に降ろす。
以上が、従来のハンドリング用リフターの動作の説明である。
〔従来のハンドリング用リフターの問題点:図7〕
図7は、従来のハンドリング用リフターの拡大平面図である。ここでは、ハンドリング用リフターによって配電盤12から配電盤機器を搬入または搬出する場合であり、配電盤12の扉7が開かれている状態を示している。台車1の主マスト4からは2本のパイプ状の脚部2が床面と平行に延設されている。
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解決するために、少ない設置スペースにも対応することのできるハンドリング用リフターを提供することである。
最初に、本発明の第1の実施例の配電盤およびハンドリング用リフターの基本的な構成を説明する。ただし、その基本的な構成は、図6に示した従来のものと同様であるため、図6を用いて説明を行う。
また、扉7の下部(床面近傍)には、電気機器8が取り付けられている。
このうち、台車1は、主マスト4、脚部2および車輪3で構成されている。主マスト4は床面に対して垂直に立設している。脚部2はパイプ形状であり、主マスト4を基点として床面と平行方向に延設されている。脚部2には車輪3が設けられているため、台車1は床面を移動可能となっている。
〔本発明の第1の実施例のハンドリング用リフターの基本的な動作〕
次に、本発明の第1の実施例のハンドリング用リフターの動作を説明する。
荷台5が床面位置にあるときに、引出形機器11を荷台5へ載せる。ハンドル6のハンドル操作により荷台5を引き上げて、所望の高さ位置に到達させる。その高さ位置から、荷台5の先端を配電盤内部の引出形機器11の設置予定位置まで延ばす。そして、人手作業により引出形機器11を荷台5から配電盤12内部へ押し込んで搬入する。
上記の搬入手順とは逆に、荷台5を空の状態で引出形機器11の高さ位置まで到達させる。荷台5の先端を配電盤内部の引出形機器11のところまで延ばす。そして、人手作業により配電盤12内部の引出形機器11を荷台5の上に引き出して回収する。その後、ハンドル6を操作し、引出形機器11を荷台5とともに台車1の上に降ろす。
以上が、本発明の第1の実施例のハンドリング用リフターの動作の説明である。
上述のとおり、本発明の第1の実施例のハンドリング用リフターと従来のもの(図6)とは、その基本的な構成および動作は同じである。しかし、以下のとおり、脚部2の構成が異なる。
図1は、本発明の第1の実施例のハンドリング用リフターの平面図である。
台車1の主マスト4を基点として2本のパイプ状の固定脚部13が床面に平行に延設されている。ここで、固定脚部13は主マスト4に固定されている。さらにそれぞれの固定脚部13の先端部からはパイプ状の可動脚部14がやはり床面に平行に延設されている。
〔本発明の第1の実施例のハンドリング用リフターの脚部の動作〕
続いて、本発明の第1の実施例のハンドリング用リフターの脚部の動作を説明する。
〔本発明の第1の実施例のハンドリング用リフターの脚部の結合部の詳細:図2および図3〕
さらに、図2および図3を用いて、本発明の第1の実施例のハンドリング用リフターの脚部の詳細な構成を説明する。
上述のとおり、固定脚部13と可動脚部14とは結合部15で連結されている。このとき、固定脚部13の先端部と可動脚部14の後端部とは、結合部15で一部が重なっている。そして、それらを貫通するようにボルト取付穴16が形成されている。このボルト取付穴16にボルト17が挿入され、さらにナット18が取り付けられる。これにより、脚部2が構成されている。
このとき、可動脚部14は、このボルト取付穴16および挿入されたボルト17を支点として円運動を描くように移動可能である。結合部15において、可動脚部14は、床面と平行な水平移動が可能となるように連結されている。
〔本発明の第1の実施例のハンドリング用リフターの効果〕
かくして本発明の第1の実施例によれば、可動脚部14が、固定脚部13との結合部を支点として床面に平行に水平移動できる。従って、可動脚部14と電気機器8との干渉を避けることができるため、台車1を配電盤12へ近接させることが可能となる。
また、脚部2の構成を、固定脚部13、可動脚部14および結合部15に変更するだけでよく、台車1全体の構成を変える必要がないため、コスト面の負担も極めて少ない。
次に、本発明の第2の実施例のハンドリング用リフターについて説明する。なお、説明に際しては、第1の実施例と同じ箇所は省略し、異なる点を中心に説明する。
図4は、本発明の第2の実施例のハンドリング用リフターの平面図である。19は可動スライド部、20は長穴、21は可動ピンである。
〔本発明の第2の実施例のハンドリング用リフターの脚部の動作〕
続いて、本発明の第2の実施例のハンドリング用リフターの脚部の動作を説明する。
〔本発明の第2の実施例のハンドリング用リフターの効果〕
かくして本発明の第2の実施例によれば、台車1の可動スライド部19を後側へスライドさせることで、台車1の脚部2を収縮させることができる。そのため、電気機器8との干渉を避けて、台車1を配電盤12へ近接させることができる。
次に、本発明の第3の実施例のハンドリング用リフターについて説明する。なお、説明に際しては、第1および第2の実施例と同じ箇所は省略し、異なる点を中心に説明する。
図5は、本発明の第3の実施例のハンドリング用リフターの脚部の部分側面図である。22は間節、23は可動折り曲げ部である。
主マスト4には、固定脚部13が床面と平行に延設されている。固定脚部13の先端部には可動折り曲げ部23が連結されている。固定脚部13と可動折り曲げ部23との結合は、間節22によって行われている。
〔本発明の第3の実施例のハンドリング用リフターの脚部の動作〕
続いて、本発明の第3の実施例のハンドリング用リフターの脚部の動作を説明する。
〔本発明の第3の実施例のハンドリング用リフターの効果〕
かくして本発明の第3の実施例によれば、台車1の可動折り曲げ部23を床面に対して垂直方向へ可動させることで、電気機器8との干渉を避けて、台車1を配電盤12へ近接させることができる。
上記実施例では、主マスト4に固定脚部13が直接固定され、固定脚部13の先端部に可動脚部14等が取り付けられているが、これに限定されない。固定脚部13を使用せず、主マスト4に直接的に結合部15を形成し、主マスト4から直接、可動脚部14を延設することもできる。
そのほか、上記実施例の図面では、台車1の2本の脚部には、いずれも固定脚部13および可動脚部14等が形成されているが、これに限定されない。電気機器8と干渉する可能性のあるいずれか1本の脚部のみに、固定脚部13および可動脚部14等が形成されていればよい。
2 脚部
3 車輪
4 主マスト
5 荷台
6 ハンドル
7 扉
8 電気機器
10 遮断器
11 引出形機器
12 配電盤
13 固定脚部
14 可動脚部
15 結合部
16 ボルト取付穴
17 ボルト
18 ナット
19 可動スライド部
20 長穴
21 可動ピン
22 間節
23 可動折曲げ部
Claims (7)
- 配電盤機器を配電盤に搬入または該配電盤から搬出する際に用いるハンドリング用リフターであって、
床面に対して垂直に立設した主マストと、該主マストに沿って上下移動する昇降台と、前記主マストから床面に沿って延設された脚部とから構成され、
該脚部が、前記主マストとの結合部を支点として床面と平行に回動可能であることを特徴とするハンドリング用リフター。
- 配電盤機器を配電盤に搬入または該配電盤から搬出する際に用いるハンドリング用リフターであって、
床面に対して垂直に立設した主マストと、該主マストに沿って上下移動する昇降台と、前記主マストから床面に沿って延設された脚部とから構成され、
該脚部が、前記主マストから延設された固定脚部と、該固定脚部の先端部からさらに延設された可動脚部とを有しており、
該可動脚部は、前記固定脚部の先端部との結合部を支点として床面と平行に回動可能であることを特徴とするハンドリング用リフター。
- 配電盤機器を配電盤に搬入または該配電盤から搬出する際に用いるハンドリング用リフターであって、
床面に対して垂直に立設した主マストと、該主マストに沿って上下移動する昇降台と、前記主マストから床面に沿って延設された脚部とから構成され、
該脚部が、前記主マストとの結合部を支点として床面に対して垂直に回動可能であることを特徴とするハンドリング用リフター。
- 配電盤機器を配電盤に搬入または該配電盤から搬出する際に用いるハンドリング用リフターであって、
床面に対して垂直に立設した主マストと、該主マストに沿って上下移動する昇降台と、前記主マストから床面に沿って延設された脚部とから構成され、
該脚部が、前記主マストから延設された固定脚部と、該固定脚部の先端部からさらに延設された可動脚部とを有しており、
該可動脚部は、前記固定脚部の先端部との結合部を支点として床面に対して垂直に回動可能であることを特徴とするハンドリング用リフター。
- 配電盤機器を配電盤に搬入または該配電盤から搬出する際に用いるハンドリング用リフターであって、
床面に対して垂直に立設した主マストと、該主マストに沿って上下移動する昇降台と、前記主マストから床面に沿って延設された脚部とから構成され、
該脚部が、前記主マストから延設された固定脚部と、該固定脚部の先端部からさらに延設された可動脚部とを有しており、
前記固定脚部には長穴が形成され、前記可動脚部には該長穴に係合される可動ピンが形成されており、
前記可動脚部は、前記可動ピンが前記長穴を移動することに伴って床面と平行に移動可能であることを特徴とするハンドリング用リフター。
- 請求項1または3に記載のハンドリング用リフターであって、
前記脚部が複数設置されており、
前記配電盤に設けられた扉が開かれた状態のときに、複数の前記脚部のうち、前記扉に近接する前記脚部のみが回動可能であることを特徴とするハンドリング用リフター。
- 請求項2もしくは4または5のいずれか1項に記載のハンドリング用リフターであって、
前記脚部が複数設置されており、
前記配電盤に設けられた扉が開かれた状態のときに、複数の前記脚部のうち、前記扉に近接する前記脚部のみが前記可動脚部および前記固定脚部を有していることを特徴とするハンドリング用リフター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012047675A JP2013183593A (ja) | 2012-03-05 | 2012-03-05 | ハンドリング用リフター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012047675A JP2013183593A (ja) | 2012-03-05 | 2012-03-05 | ハンドリング用リフター |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2013183593A true JP2013183593A (ja) | 2013-09-12 |
Family
ID=49273882
Family Applications (1)
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JP2012047675A Withdrawn JP2013183593A (ja) | 2012-03-05 | 2012-03-05 | ハンドリング用リフター |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2013183593A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104528592A (zh) * | 2014-12-15 | 2015-04-22 | 国家电网公司 | 倒装式电流互感器顶升装置及其施工方法 |
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-
2012
- 2012-03-05 JP JP2012047675A patent/JP2013183593A/ja not_active Withdrawn
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