JP2013183508A - モータ - Google Patents

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則宏 前
Satoshi Murakami
聡 村上
Takamasa Takeuchi
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Abstract

【課題】冷却の必要性が高いロータコア内の部位に冷却能力の高い油を供給することができるモータの提供。
【解決手段】モータ1,2は、ステータ21と、軸方向に貫通する空隙を有するロータコア32と、径方向に貫通し、ロータコアに対し軸方向にずれた位置に配置された第1噴出孔342を有する中空のロータ軸34と、ロータ軸内に油を供給する油供給源と、空隙内に軸方向に延在し、空隙内で開口する第2噴出孔724、724’を有するノズル72、72’を有する油路部材70であって、第1噴出孔342と第2噴出孔724、724’とを連通する油路を画成する油路部材70とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷却油による冷却構造を備えるモータに関する。
従来から、ロータコアの端面にプレート部材を設け、ロータ軸内の冷却油をプレート部材とロータコアの間を通して、ロータコア内へと供給する構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011‐254578号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載の構成は、冷却油がロータコアの軸方向端部を通ってロータコア内へと流入する構成であり、冷却の必要性が高いロータコア内の部位(特に軸方向の中央部)に冷却油が直接導入されない構成となっている。冷却油は、ロータコアの軸方向一端側から他端側へとロータコアの熱を局所的に奪いながら流れるので、上記の特許文献1に記載の構成では、冷却の必要性が高いロータコア内の部位(特に軸方向の中央部)に至るまでに冷却油の冷却能力が低下してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、冷却の必要性が高いロータコア内の部位に冷却能力の高い油を供給することができるモータの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一局面によれば、ステータと、
軸方向に貫通する空隙を有するロータコアと、
径方向に貫通し、前記ロータコアに対し軸方向にずれた位置に配置された第1噴出孔を有する中空のロータ軸と、
前記ロータ軸内に油を供給する油供給源と、
前記空隙内に軸方向に延在し、前記空隙内で開口する第2噴出孔を有するノズルを有する油路部材であって、前記第1噴出孔と前記第2噴出孔とを連通する油路を画成する油路部材とを備えることを特徴とする、モータが提供される。
本発明によれば、冷却の必要性が高いロータコア内の部位に冷却能力の高い油を供給することができるモータが得られる。
本発明の一実施例(実施例1)によるモータ1の主要断面を示す断面図である。 図1のラインY−Yに沿ってモータ1を切断した際の要部の断面図である。 油路部材70の単品状態を示す斜視図である。 本実施例によるモータ1における冷却油の代表的な流れ方を模式的に示す図である。 本発明の一実施例(実施例2)によるモータ1の主要断面を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明の一実施例(実施例1)によるモータ1の主要断面を示す断面図である。図1の紙面上下方向は、鉛直方向に対応する。図2は、図1のラインY−Yに沿ってモータ1を切断した際の要部の断面図である。尚、図2においては、図1には示されるステータ21は図示が省略されている。図3は、油路部材70の単品状態を示す斜視図である。
以下の説明において、軸方向とは、モータ1の回転軸(回転中心)12が延在する方向を指し、径方向とは、回転軸12を中心とした径方向を指す。従って、径方向外側又は外周側とは、回転軸12から離れる側を指し、径方向内側とは、回転軸12に向かう側を指す。また、周方向とは、回転軸12まわりの回転方向に対応する。
モータ1は、例えばハイブリッド車両や電気自動車で使用される車両駆動用のモータであってよい。但し、モータ1は、他の任意の用途に使用されるものであってもよい。
モータ1は、インナロータタイプであり、ステータ21がロータ30の径方向外側を囲繞するように設けられる。ステータ21は、外周側がモータハウジング10に固定される。ステータ21は、例えば円環状の強磁性体の積層鋼板からなり、ステータ21の内周部には、コイル22が巻回される複数のスロット(図示せず)が形成される。
ロータ30は、ステータ21の径方向内側に配置される。ロータ30は、ロータコア32と、ロータ軸34とを備える。ロータコア32は、ロータ軸34の外周側に固定され、ロータ軸34と一体となって回転する。ロータ軸34は、モータハウジング10にベアリング14を介して回転可能に支持される。尚、ロータ軸34は、モータ1の回転軸12を画成する。
ロータコア32は、例えば円環状の強磁性体の積層鋼板からなる。図2に示す例では、ロータコア32の内部には、永久磁石36,38が埋め込まれている。永久磁石36,38は、互いに磁極が異なり、周方向に交互に配置される。図示の例では、永久磁石36は、例えばS極が径方向外側に向く2つの永久磁石36a,36bの組み合わせからなる。永久磁石36a,36bは、径方向外側に開く“ハ”の字状に配置されている。同様に、永久磁石38は、例えばN極が径方向外側に向く2つの永久磁石38a,38bの組み合わせからなる。永久磁石38a,38bは、径方向外側に開く“ハ”の字状に配置されている。尚、ロータコア32の内部の永久磁石36,38の配置態様は任意であり、他の態様であってもよい。例えば、径方向外側に開口する“コ”の字状に配置されてもよいし、単に接線方向に直線状に配置されてもよい。
ロータコア32は、図1及び図2に示すように、軸方向に貫通する空隙322を有する。空隙322は、軸方向に平行に延在する。空隙322は、ロータコア32の外周面よりも径方向内側に形成される。即ち、空隙322は、ロータコア32の外周面側が開口しない態様でロータコア32内部に形成される。図示の例では、空隙322は、図2に示すように、永久磁石36,38よりも径方向内側に形成される。尚、空隙322の数や断面形状(軸方向視での開口形状)は任意である。例えば、空隙322は、図2に示すように、周方向に沿って等間隔に配置されてもよい。図示の例では、空隙322は、永久磁石36a,36bの間、及び、永久磁石38a,38bの間に、それぞれ周方向に沿って形成される。この場合、空隙322は、磁気抵抗を変化させるためのフレックスバリアとして機能する。
ロータ軸34は、図1に示すように、中空に形成され、内部が油路を画成する。ロータ軸34は、中空内部から外部へと径方向に貫通する第1噴出孔342を有する。第1噴出孔342は、好ましくは径方向に直線状に形成される。尚、第1噴出孔342は、必ずしも径方向に平行に形成される必要は無く、周方向の成分を有する径方向に形成されてもよい。第1噴出孔342は、ロータコア32に対し軸方向にずれた位置に配置される。即ち、第1噴出孔342は、ロータコア32の軸方向端面よりも軸方向外側に配置される。従って、第1噴出孔342の径方向外側には、ロータコア32が存在しないことになる。尚、第1噴出孔342は、周方向に複数個形成されてもよい。
ロータ軸34内は、油供給源90に接続される。油供給源90は、ポンプを含んでよい。この場合、ポンプの種類や駆動態様は任意である。例えば、ポンプは、モータ1の回転トルクにより動作するギアポンプであってもよい。図示の例では、ロータ軸34内には、ロータ軸34の一端(図の左側の端部)側から油が供給される。油供給源90は、管路部材92と、管路部材92の一端(図の左側の端部)側に接続されるポンプ94とを含む。管路部材92は、ロータ軸34内に延在し、内部から外部へと径方向に貫通する吐出孔92aを備える。吐出孔92aは、ロータコア32の軸方向の略中央位置に対応する軸方向の位置に設けられる。
ロータ軸34には、図1に示すように、第1噴出孔342とロータコア32の空隙322内とを連通する油路部材70(図3参照)が設けられる。油路部材70は、円盤状の基部71と、空隙322内に軸方向に延在するノズル72とを含む。基部71とノズル72とは、別部材で構成されてよく、この場合、図3に示すように、アセンブリされて油路部材70を構成してもよい。基部71とノズル72とが別部材で構成される場合、基部71とノズル72とは、別の材料で構成されてもよい。例えば、基部71は、ロータ軸34の材料(鉄)に対して熱膨張係数の差が小さい材料(例えば、SUS)で形成されてもよく、ノズル72は、遠心力による動力ロスを低減する観点から軽量の材料(例えば、アルミ)で形成されてもよい。但し、基部71とノズル72とは、一体成形されてもよい。
油路部材70の基部71は、ロータ軸34まわりに固定される。例えば、基部71は、ロータ軸34まわりに焼嵌めにより固定されてもよい。基部71は、第1噴出孔342に直接連通する油路712を有する。即ち、油路部材70は、基部71がロータコア32の軸方向端面よりも軸方向外側に位置し、且つ、基部71の油路712がロータ軸34の第1噴出孔342に直接連通するように、ロータ軸34に対して配置される。油路712は、第1噴出孔342との接続位置(径方向内側)から径方向外側へと(空隙322の径位置に)延在する。図示の例では、油路712は、回転軸12を中心とした円環状の空間により画成されているが、回転軸12を中心として放射状に径方向に延在する複数の油路により構成されてもよい。後者の場合、油路712は、必ずしも径方向に平行に形成される必要は無く、周方向の成分を有する径方向に形成されてもよい。
油路部材70のノズル72は、基部71から空隙322内へと軸方向に延在する。ノズル72は、複数の空隙322に対してそれぞれ形成されてもよいし、複数の空隙322のうちのいずれかに対して形成されてもよい。図示の例では、ノズル72は、図3に示すように、10個の空隙322に対してそれぞれ形成され、計10本である。尚、空隙322は、1つしかなくてもよく、この場合、ノズル72は、当該空隙322に対して1つ形成されてもよい。また、ノズル72は、1つの空隙322に対して複数本形成されてもよい。
ノズル72は、軸方向視で、空隙322内の任意の位置に配置されてもよいが、径方向に関しては、好ましくは、遠心力による動力ロスを低減する観点から、可能な限り径方向内側に配置される。具体的には、ノズル72の中心は、好ましくは、軸方向視で、径方向に平行に測ったときの空隙322の寸法L(図2参照)が最大となる周位置での空隙322の径方向中心よりも、径方向内側に位置する。図2に示す例では、径方向に平行に測ったときの空隙322の寸法が最大となる周位置は、空隙322の周方向の中心位置である。この周位置での空隙322の径方向中心は、図2において記号Cにて指示されている。図2に示す例では、ノズル72の中心は、空隙322の径方向中心Cよりも径方向内側に配置されており、ノズル72は、空隙322の径方向内側の周面に接する態様で配置されている。尚、図2に示す例では、周方向に関しては、ノズル72の中心は、空隙322の周方向中心に位置しているが、一方側に偏って配置されてもよい。
ノズル72は、中空に形成され、内部が油路722を画成する。軸方向に延在する油路722の一端は、基部71内の油路712に直接連通し、他端は、第2噴出孔724にて空隙322内で開口する。即ち、ノズル72は、空隙322内で開口する第2噴出孔724を有する。第2噴出孔724は、中空内部(油路722)から外部へと径方向に貫通するように形成される。第2噴出孔724は、好ましくは径方向に直線状に形成される。尚、第2噴出孔724は、必ずしも径方向に平行に形成される必要は無く、周方向の成分を有する方向で形成されてもよい。また、第2噴出孔724は、遠心力により空隙322内の径方向外側の周面(即ち永久磁石36,38側の周面)に冷却油が効率的に供給されるように、好ましくは径方向外向きに形成される。但し、遠心力の作用があるので、第2噴出孔724は、他の向きで形成されてもよく、例えば周方向に向くように形成されてもよいし、径方向内向きに形成されてもよい。
ノズル72の第2噴出孔724は、好ましくは、ロータコア32の軸方向中央部に位置する。これは、ロータコア32の軸方向内部において、ロータコア32の軸方向中央部が冷却の必要性が最も高いためである。即ち、ロータコア32の軸方向中央部は、冷却を行わない場合に他の部位に比べて高温となる部位であるためである。尚、ロータコア32の軸方向中央部とは、ロータコア32の軸方向の厳密な中心位置を意味せず、例えば、ロータコア32の軸方向の厳密な中心位置に対してロータコア32の軸方向の全長の±10%の範囲内を含んでよい。
油路部材70は、好ましくは、ノズル72が挿入される空隙322を完全に塞がない態様で配置される。即ち、油路部材70は、好ましくは、ロータコア32の軸方向端部において空隙322(ノズル72が内部に挿入される空隙322)が開口する態様で配置される。これにより、後述の如く、油路部材70により空隙322内に導入された冷却油が、ロータコア32の軸方向端部(油路部材70側の端部)から外へと出て、その径方向外側に位置するコイルエンド22aを冷却することができる。
図4は、本実施例によるモータ1における冷却油の代表的な流れ方を模式的に示す図である。図4では、代表として、モータ1の下側における流れ方のみ(1つのノズル72に関連する部分の流れ方のみ)が矢印A1−A9により示される。
先ず、矢印A1に示すように、油供給源90からロータ軸34内に新鮮な冷却油(又は比較的冷却能力の高い冷却油)が供給される。即ち、ポンプ94から吐出される油は管路部材92の吐出孔92aを通ってロータ軸34内に供給される。尚、ロータ軸34内は、第1噴出孔342以外の経路(油供給源90からの供給路を除く)でもロータ軸34の外部に連通するものであってもよいし、第1噴出孔342のみでロータ軸34の外部に連通するものであってもよい。いずれにしても、ロータ軸34内に供給された冷却油は、矢印A2に示すように、ロータ軸34内から第1噴出孔342を通って径方向外側に向かって流れる。次いで、冷却油は、油路部材70内に入り、矢印A3に示すように、基部71の油路712を径方向外側に向かって流れる。次いで、冷却油は、矢印A4に示すように、基部71の油路712からノズル72内の油路722に入り、軸方向に流れる。次いで、冷却油は、ノズル72内の油路722の端部から、矢印A5に示すように、第2噴出孔724を介してロータコア32の空隙322内に導入される。
このようにして、本実施例によれば、ロータ軸34内に導入された冷却油は、直接ロータコア32の空隙322内に導入される。即ち、ロータ軸34内に導入された冷却油は、第1噴出孔342から、実質的にロータコア32に直接触れることなく、第2噴出孔724を介してロータコア32の空隙322内に噴出され、ロータコア32の空隙322の径方向外側の周面に供給される。これにより、冷却の必要性が高いロータコア32内に冷却能力の高い冷却油を供給することができる。特に、ノズル72の第2噴出孔724がロータコア32の軸方向中央部に位置する場合は、最も高温になりやすいロータコア32の軸方向中央部に冷却能力の高い冷却油をダイレクトに供給することができ、効果的な冷却を実現することができる。また、図示の例では、ノズル72は、空隙322内において径方向内側に偏って配置されているので、第2噴出孔724から噴出した冷却油がロータコア32の空隙322の径方向外側の周面に反射してしまう量を低減することができる。
ロータコア32の空隙322内に導入された冷却油は、次いで、矢印A6,A7に示すように、ロータコア32の軸方向両端部に向けて流れ、軸方向に沿ってロータコア32の内部を冷却していく。これにより、ロータコア32を軸方向に沿ってムラなく冷却することが可能となる。特に、ノズル72の第2噴出孔724がロータコア32の軸方向中央部に位置する場合は、軸方向に沿った略均一なロータコア32の冷却を実現することができる。
冷却油は、次いで、矢印A8,A9に示すように、ロータコア32の軸方向端部から径方向外側に流れ、コイルエンド22aを冷却する。このように、冷却油がロータコア32の軸方向両端部から径方向外側に流れることで、ステータ21の軸方向両端部のコイルエンド22aを効果的に冷却することができる。
図5は、他の実施例(実施例2)によるモータ2の主要断面を示す断面図である。本実施例2によるモータ2は、上述の実施例1によるモータ1に対して、ノズル72’の第2噴出孔724’の噴出方向のみが異なり、他の構成は同様であってよい。具体的には、本実施例2によるモータ2では、ノズル72’の第2噴出孔724’の噴出方向は、軸方向である。この場合も、ノズル72’の第2噴出孔724’から噴出された冷却油は、遠心力の作用でロータコア32の空隙322の径方向外側の周面に供給され、上述の実施例1によるモータ1と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述した実施例では、モータ1(モータ2も同様、以下同じ)は、径方向が鉛直方向に対応する向きで実装されることが予定されているが、モータ1の実装時の向きは任意であってよい。例えば、モータ1は、軸方向が鉛直方向に対応する向きで実装されてもよい。この場合、重力加速度の影響を考慮して、ノズル72の第2噴出孔724は、ロータコア32の軸方向の中心位置に対して鉛直方向上方寄りに配置されてもよい。
また、上述した実施例では、油路部材70は、ロータコア32に対して軸方向で油供給源90に近い側の端部に配置されているが、逆側の端部(油供給源90から遠い側の端部)に配置されてもよい。この場合、図1では、油路部材70は、左右反転した絵となる。これに伴い、第1噴出孔342についても、油路部材70の基部71の油路712に直接連通するように、ロータ軸34における油供給源90から遠い側(ロータコア32の油供給源90から遠い側の端部よりも軸方向外側)に形成される。
また、上述した実施例では、1つのノズル72に対して1つの第2噴出孔724が形成されているが、1つのノズル72に対して複数個の第2噴出孔724が形成されてもよい。この場合、第2噴出孔724は、軸方向に沿って複数個配置されてもよいし、周方向に沿って複数個配置されてもよいし、これらの組み合わせであってもよい。
また、上述した実施例では、ノズル72の端部に第2噴出孔724が形成されているが、ノズル72の長さを延長して、ノズル72の端部よりも手前に第2噴出孔724が形成されてもよい。この場合、ノズル72の端部にも他の同様の第2噴出孔が形成されてもよい。また、この場合、ノズル72の端部は、ロータコア32の軸方向端面(油路部材70の基部71から遠い側の端面)付近まで延在してもよいし、当該軸方向端面を越えて延在してもよい(即ち、逆側でロータコア32内から突出してもよい)。
また、上述した実施例では、モータ1は、ロータ30の内部に永久磁石36,38が埋め込まれたタイプのIPM(Interior Permanent Magnet)モータであるが、モータの種類は任意である。例えば、ロータ30の表面に永久磁石が設けられるタイプのSPM(Surface Permanent Magnet)モータであってもよい。また、永久磁石と電磁石とを混成して使用するハイブリッド式モータであってもよい。また、ロータコア32は、ロータ軸34に対して軸方向に可動であってもよい。この場合、モータ1は、ステータ21に対するロータコア32の軸方向の相対位置を変化させることでトルク定数を可変する可変磁束モータを構成する。また、上述した実施例では、空隙322は、フレックスバリアとして機能しているが、専用の空隙であってもよい。
1、2 モータ
10 モータハウジング
12 回転軸
14 ベアリング
21 ステータ
22 コイル
22a コイルエンド
30 ロータ
32 ロータコア
322 空隙
34 ロータ軸
342 第1噴出孔
36、38 永久磁石
70 油路部材
71 基部
712 油路
72、72’ ノズル
722 油路
724、724’ 第2噴出孔
90 油供給源

Claims (5)

  1. ステータと、
    軸方向に貫通する空隙を有するロータコアと、
    径方向に貫通し、前記ロータコアに対し軸方向にずれた位置に配置された第1噴出孔を有する中空のロータ軸と、
    前記ロータ軸内に油を供給する油供給源と、
    前記空隙内に軸方向に延在し、前記空隙内で開口する第2噴出孔を有するノズルを有する油路部材であって、前記第1噴出孔と前記第2噴出孔とを連通する油路を画成する油路部材とを備えることを特徴とする、モータ。
  2. 前記第2噴出孔は、径方向外向きに開口する、請求項1に記載のモータ。
  3. 前記第2噴出孔は、前記ロータコアの軸方向中央部に位置する、請求項1又は2に記載のモータ。
  4. 前記ノズルの中心は、軸方向視で、径方向に測ったときの前記空隙の寸法が最大となる周位置での前記空隙の径方向中心よりも、径方向内側に位置する、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載のモータ。
  5. 前記ステータは、前記ロータコアの外周側に配置され、軸方向端部に突出したコイルエンドを備え、
    前記油路部材は、前記ロータコアの軸方向端部において前記空隙が開口する態様で設けられる、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載のモータ。
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