JP5482376B2 - 密閉型回転電機 - Google Patents

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本発明は、磁極として永久磁石が配置された回転子を有する密閉型回転電機に関する。
工場の製造プロセスや鉄道車両に適用される回転機では、塵埃や液体が外部から侵入することを防ぐため、密閉化することが望まれる。
しかし、永久磁石を用いた外被表面冷却の密閉型回転機は、コイルの温度が上昇することにより、回転子鉄心、磁石の温度が上昇するため、磁石の減磁作用が発生し、磁力や保持力の低下による性能不良を招く恐れがある。
また、密閉型回転機の内部冷媒は、開放型回転機に比べ、対流が少なくコイルや磁石の温度が局所的に上昇する恐れもある。よって、温度が上昇したコイルから回転子鉄心および磁石に伝わる熱の低減、内部冷媒の対流の平均化が課題となる。
従来の内部冷媒循環構造の密閉型回転機の一般的な構造例を図11及び図12に示す。この従来例では、回転子100の回転子鉄心101の反駆動側端面にプレスリング102と図12に示す内部ファン103が設けられている。また、回転子鉄心101には永久磁石104が埋設されていると共に、軸方向に貫通する通風孔105が形成されている。回転機の反駆動側の端面から、反対側の駆動側端面を空間的に結合する固定子106に流通孔107を設けることにより、反駆動側に設置した内部ファン103により送流される冷媒はブラケット108、コイルエンド109の間を通過し、固定子106の外周側に形成した流通孔107を通じて駆動側に流れ、駆動側から再度、回転子100の通風孔105を通じて戻ってくる。この際、内部冷媒がコイルエンド109、永久磁石104から熱を奪うと共にブラケット108と固定子106の流通孔107の内面で熱を放散させるので、コイル、永久磁石104の温度を低減させると共に、平均化することができる。
しかしながら、上記構成を有する場合には、固定子106の外周側に流通孔107を形成する必要があり、回転電機全体の構成が大形化してしまうという問題点がある。
近年、回転機内部を冷却して、永久磁石104が配置された回転子100の温度上昇の抑制を図る構成の技術が種々提案されている。
例えば、永久磁石を搭載している回転子鉄心の外周面に冷却フィンを設けて、機内の冷却風への回転子鉄心の放熱冷却面積を大きくして、渦電流損による回転子鉄心の温度上昇を防止するようにした磁石同期回転機の永久磁石付回転子が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、フレームに固着した固定子の内周に空隙を介して磁石を配置し、磁石の内側に軸に固着したロータセンタを固着する磁石とロータセンタとの端面にリングを取付け、磁石の外径とほぼ同一の外径を持つリングの外周に空隙の空気を軸方向に移動させる螺旋方向が同方向の螺旋溝を形成した構成を有する回転電機の磁石付回転子が知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、回転子の永久磁石と回転子軸とを連結するハブ部に複数の羽根と軸方向に貫通する空間を設けるとともに、前カバー及びカップ状ケースの回転子に設けた羽根と対向する一に換気用の孔を設けた構成を有する小型電動機が知られている(例えば、特許文献3参照)。
さらに、固定子鉄心にコイルが巻装された固定子と、固定子の界磁空間に永久磁石を埋設した回転子鉄心が配置された回転子と、回転子鉄心の軸方向端部に配置された端板と、回転子鉄心の中心部に装着された回転軸とを有し、回転子鉄心の外周に、端板側から他方の端盤側に延びる冷却溝を形成し、端板に回転子の回転に伴って冷却風を取込んで外周方向に案内する冷却フィンを配置すると共に、冷却フィンからの冷却風を回転子鉄心の冷却溝に向けて突出させる連通部を形成した回転電機が知られている(例えば、特許文献4参照)。
特開平8−298736号公報 特開平9−252555号公報 特開平9−65614号公報 特開2009−159763号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来例にあっては、回転子の内径面に突出する冷却フィンを設け、放熱面積を大きくして回転子を冷却するようにしているが、回転子の冷却能力が小さいとともに、回転機内の冷媒温度を平均化することができないという未解決の課題がある。
また、上記引用文献2に記載の従来例にあっては、回転子鉄心の端部に螺旋溝を形成したリングを配置し、螺旋溝によって空気を軸方向に移動させるようにしているが、螺旋溝では空気の移動量を多くすることができず、冷却能力が小さいとともに、回転機内の冷媒温度を平均化することはできないという未解決の課題がある。
さらに、上記引用文献3に記載の従来例にあっては、回転子の磁石と回転軸とを連結するハブ部に複数の羽根と軸方向に貫通する空間を設けるとともに、回転子に設けた羽根と対向する位置に換気用の孔を設けた構成を有するが、複雑なハブ構造となるため製造コストが嵩むという未解決の課題がある。
さらにまた、上記引用文献4に記載の従来例にあっては、回転子の外周に冷却溝を形成し、回転子の回転に伴って冷却風を取り込んで外周方向に案内する冷却フィンを回転子両端部に配置した構成を有するが、回転子の外周に冷却溝があるため電動機の性能が低下するとともに、複雑な冷却フィン構造となるため製造コストが嵩むという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、簡易な構成且つ低コストで、冷媒の循環を良好に行って、冷却能力を向上させることができる密閉型回転電機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る密閉型回転電機は、コイルを巻装した固定子鉄心を有する固定子と、該固定子の固定子鉄心に対向して回転自在に配設された永久磁石を円周方向に配置した回転子鉄心を有する回転子とを備えた密閉型回転電機である。前記回転子鉄心の内周側には、冷媒が軸方向に移動可能な複数の流通孔が円周方向に形成されている。また、回転子鉄心の軸方向端部の少なくとも一方に、円周方向に所定間隔を保って形成されたブレードと、前記流通孔の数より少数で当該流通孔と連通し、前記ブレードの軸方向外側に向けて、延長して形成された貫通孔とを有する内部ファンが配置されている。
この構成によると、内部ファンの回転に伴ってブレードによる遠心力によって冷媒が外周側に押し出されることにより、内部ファンの内周側に負圧を発生させ、回転子鉄心に形成した流通孔を通じて内部ファンとは反対側の冷媒を吸引する。一方、内部ファンによって外周側に押し出された冷媒を、内部ファンに形成した貫通孔及び回転子鉄心に形成した流通孔を通じて内部ファンとは反対側に戻すことにより、回転子鉄心と内部ファンとで循環流量の大きな冷媒循環路を形成することができる。
このとき、内部ファンを回転子鉄心の軸方向の両端に配置することにより、一方の内部ファンで発生させた内周側の負圧によって他方の内部ファンの貫通孔及び回転子鉄心の通流孔を通じて冷媒を吸引することにより、冷媒循環流量を増加させて冷却能力を向上させることができる。
また、本発明に係る密閉型回転電機は、前記内部ファンが、回転軸を嵌挿し前記ブレードを支持する内筒と、前記ブレードの軸方向外側を覆う遮蔽部材とを備え、前記貫通孔は前記遮蔽部材の外側に開口していることを特徴としている。
この構成によると、内部ファンのブレードによって内周側の冷媒が外周側に押し出されて内周側に負圧が発生する。このとき、ブレードの軸方向外側が遮蔽部材で覆われているので、軸方向外側からの冷媒の吸引を確実に防止することができ、冷媒は外周方向にのみ押し出されることになる。このため、遮蔽部材の外側に開口する貫通孔から直接冷媒を吸引することを防止して、回転子鉄心に形成した流通孔を通じた冷媒の吸引力を向上させることができる。
また、本発明に係る密閉型回転電機は、前記貫通孔が、前記ブレードの前記内筒側の基部に形成されていることを特徴としている。
この構成によると、ブレードの内筒側の基部に貫通孔を形成することにより、貫通孔を形成するための部材を必要とすることがなく、内部ファンを簡易に構成することができる。
また、本発明に係る密閉型回転電機は、前記貫通孔が、前記回転子鉄心側の径に対して当該回転子鉄心とは反対側の媒体流入側の径が大きく設定されていることを特徴としている。
この構成によると、貫通孔を通じての冷媒の移動を少ない管路抵抗で効率良く行うことができる。
また、本発明に係る密閉型回転電機は、前記内部ファンが、前記回転子鉄心及び前記永久磁石の軸方向移動を規制するように前記回転子鉄心を挿通する回転軸に嵌合されていることを特徴としている。
この構成によると、内部ファンで回転子鉄心の軸方向の移動を規制するので、回転子鉄心の軸方向移動を規制するための部材を別途用意する必要がなく、回転電機の構成を簡易化することができる。
また、本発明に係る密閉型回転電機は、前記内部ファンが、前記回転子鉄心の端面にプレスリングを介して装着されていることを特徴としている。
この構成とすることにより、回転子鉄心の軸方向の移動をプレスリングで抑制するので、内部ファンの剛性を低下させることができ、内部ファンを軽量小型化することができる。
また、本発明に係る密閉型回転電機は、前記固定子鉄心に、軸方向に延長して前記冷媒を通過させる内部冷媒循環路が形成されていることを特徴としている。
この構成によると、固定鉄心にも内部冷媒循環路を形成することにより、冷媒の循環流量をより多くして、冷却能力をより向上させることができる。
また、本発明に係る密閉型回転電機は、前記内部ファンが、前記回転子鉄心の軸方向の両端側にそれぞれ配置され、一方の内部ファンの前記貫通孔が連通する前記回転子鉄心の流通孔と、他方の内部ファンの前記貫通孔が連通する前記回転子鉄心の流通孔とを異ならせたことを特徴としている。
この構成によると、回転子鉄心の軸方向の両端にそれぞれ内部ファンを配置するので、冷媒循環流量を、内部ファンを片側に設ける場合に比較して倍増させることができ、冷却能力をより向上させることができる。
本発明によれば、内部ファンに、軸方向に延長して回転子鉄心の流通孔と連通する回転子鉄心の流通孔の数より少ない数の貫通孔を形成して、回転子鉄心に形成した流通孔を軸方向の一方側へ冷媒を通過させる流路と、これとは逆に冷媒を通過させる流路とを形成して冷媒循環路を形成して、冷却能力を向上させることができるという効果が得られる。
また、内部ファンに貫通孔を設けるだけでよいので、内部ファンの構成を簡易化して、製造コストを低減することができるという効果が得られる。
本発明に係る密閉型回転電機の第1の実施形態を示す縦断面図である。 図1の回転子におけるA−A線上のプレスリングを省略した断面図である。 図1の内部ファンの一部を切欠して示す斜視図である。 本発明の原理を検証するための実験設備を示す模式図である。 実験に使用した内部ファン構造を示す斜視図であり、(a)は本発明相当の内部ファン、(b)は従来例の内部ファンである。 図4の実験設備における圧力変化を示す説明図であり、(a)は本発明相当の内部ファンの圧力状態図、(b)は従来例の内部ファンの圧力状態図である。 本発明に係る密閉型回転電機の第2の実施形態を示す断面図である。 図7の内部ファンの一部を切欠して示す斜視図である。 本発明に係る密閉型回転電機の第3の実施形態を示す断面図である。 本発明に係る密閉型回転電機の第4の実施形態を示す断面図である。 従来例を示す断面図である。 従来例の内部ファンを示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施形態を示す断面図である。図中、1は密閉型回転電機であって、この密閉型回転電機1は、例えば円筒状のフレーム2の両端面がブラケット3a,3bによって密封されている。ブラケット3a,3bには、その中心部にシール4を介して回転軸5が回転自在に支持されている。
フレーム2の内周面には、コイル6を巻装した磁性鋼板を積層して形成された固定子鉄心7を有する固定子8が固定され、この固定子8の内周面に、所定間隙を介して回転軸5のフレーム2内に固定された回転子9の外周面が対向されている。
回転子9は、磁性鋼板を積層して形成された回転子鉄心10がその中心に形成された挿通孔10aに回転軸5を挿通して軸方向両端が非磁性体のプレスリング11a,11bによって固定されている。
この回転子鉄心10には、図2で拡大図示するように、回転子鉄心10の中心軸を中心とする外周面より小さい円に外接する6六角形の各辺に沿う6個のスロット12が軸方向に貫通して形成されている。
各スロット12内には磁極を形成する断面偏平な長方形の永久磁石13が挿通されて接着等により固定されて埋込み磁石構造とされている。ここで、永久磁石13は、隣接する永久磁石13で逆方向となるように半径方向に着磁されている。
また、回転子鉄心10の内周側すなわち挿通孔10a寄りの同心円上に所定間隔を保って冷媒を流通させる12個の流通孔14が軸方向に貫通して形成されている。同様に、プレスリング11a及び11bにも図1に示すように流通孔14と対向する位置に軸方向に貫通する貫通孔11cが形成されている。
また、プレスリング11a及び11bの外側には内部ファン15a及び15bが回転軸5に固定されて装着されている。
これら内部ファン15a及び15bのそれぞれは、図3に示すように、回転軸5を嵌挿する円筒形の内筒16と、この内筒16の外周面から円周方向に所定間隔を保って半径方向に延長する12枚のブレードB1〜B12と、各ブレードB1〜B12の軸方向外側を覆う遮蔽部材となる円環状板17とを備えている。ここで、ブレードB1〜B12は、図2に示すように、その基部が回転子鉄心10に形成された流通孔14に対向されている。
そして、例えば奇数番目のブレードB1,B3……B11には、内筒16側の基部に、軸方向に貫通して円環状板17の外側に開口し、前述した回転子鉄心10に形成された流通孔14に連通する貫通孔18が形成されている。この貫通孔18は、回転子鉄心10に形成された流通孔14より少ない数である6個とされている。また、残りの偶数番目のブレードB2,B4……B12には、回転子鉄心10の流通孔14に対向する基部に切欠部19が形成されている。
また、図2に示すように、回転子鉄心10に配設された永久磁石13間に対向する偶数番目のブレードB2,B4……B12は、半径方向の突出長さが回転子鉄心10の外周面近傍まで達する長さに設定されている。また、回転子鉄心10に配設された永久磁石13の中央部に対向する奇数番目のブレードB1,B3……B11は、その先端が永久磁石13の厚みtの半分の厚みt/2まで覆うように突出長さが短く設定されて、永久磁石13での漏洩磁束の発生を抑制している。
そして、上記構成を有する内部ファン15a及び15bが回転子鉄心10の軸方向の両端側に配設されたプレスリング11a及び11bの軸方向外側に、円環状板17を軸方向外側とし、貫通孔18をプレスリング11a及び11bの貫通孔11cに連通させて装着されている。
このとき、内部ファン15a及び15bは、内部ファン15aの貫通孔18がプレスリング11aの貫通孔11cを介して連通する回転子鉄心10の流通孔14と、内部ファン15bの貫通孔18がプレスリング11bの貫通孔11cを介して連通する回転子鉄心10の流通孔14とが異なるように装着されている。
そして、フレーム2及びブラケット3a及び3bで構成される密閉容器内に例えば空気でなる冷媒が封入されている。
次に、上記第1の実施形態の動作を説明する。
固定子鉄心7に巻装されたコイル6にインバータから駆動電流を通電することにより、回転子9が回転駆動されて同期回転電機として作動する。
このとき、回転子9が回転すると、これに応じて回転軸5を介して連結されている内部ファン15a及び15bも一体回転することになる。これら内部ファン15a及び15bが回転すると、内部ファン15a及び15bの内周側に存在する冷媒がブレードB1〜B12と円環状板17とによって案内されて遠心力によって外周側に押し出されることになる。このため、内部ファン15a及び15bの内筒16側に負圧が発生する。
この内部ファン15a及び15bの内筒側には、貫通孔18は開口しておらず、回転子鉄心10に形成された流通孔14がプレスリング11a及び11bの貫通孔11cを介して開口されている。そして、内部ファン15a及び15bで、図1に示すように、貫通孔18が連通する流通孔14が異なるように設定されている。
したがって、内部ファン15aでは、図1の上半部に示すように、内部ファン15bの貫通孔18がプレスリング11bの貫通孔11c、回転子鉄心10の流通孔14及びプレスリング11aの貫通孔11cを介して連通されて冷媒通路が形成される。このため、内部ファン15aでは、冷媒通路を介して、内部ファン15b側の冷媒を吸引する。
同様に、内部ファン15bでは、図1の下半部に示すように、内部ファン15aの貫通孔18がプレスリング11aの貫通孔11c、回転子鉄心10の流通孔14及びプレスリング11bの貫通孔11cを介して連通されて冷媒通路が形成される。このため、内部ファン15bでは、上記冷媒通路を介して内部ファン15a側の冷媒を吸引する。
よって、例えば内部ファン15aで内部ファン15b側から吸引した冷媒が遠心力よって外周側に押し出されて固定子8のコイル6のコイルエンド6eに向かい、このコイルエンド6eを冷却する。この状態では、内部ファン15aの貫通孔18はプレスリング11aの貫通孔11c、回転子鉄心10の流通孔14、プレスリング11bの貫通孔11cを通って内部ファン15bに連通している。このため、この貫通孔18の周囲の冷媒が内部ファン15bに吸引されている。したがって、内部ファン15aによってコイルエンド6e側に押し出された冷媒がフレーム2、ブラケット3a及び円環状板17によって案内されて円環状板17の内周側に達する。その後、内部ファン15bで吸引されて内部ファン15bのブレードB1〜B12の遠心力によって、外周側に押し出されてコイルエンド6eを冷却する。その後、内部ファン15bの貫通孔18から吸引されて、プレスリング11bの貫通孔11c、回転子鉄心10の流通孔14及びプレスリング11aの貫通孔11cを通って内部ファン15aに戻る冷媒循環路が形成される。このとき、内部ファン15a及び15bの双方で冷媒を吸引しているので、冷媒循環路を流れる冷媒流量をより多くすることができ、大きな冷却能力を発揮することができる。
このように、上記冷媒循環路で冷媒が内部ファン15a側と内部ファン15b側との間を循環することになり、前述したように固定子鉄心7の外周側に循環路を形成することなく、回転子9側で冷媒循環路を形成することができ、冷却能力を確保しながら密閉型回転電機を小型化することができる。
また、内部ファン15a及び15bの構成が、回転子鉄心10に形成した流通孔14より少ない数の貫通孔18を形成するだけで、冷媒循環を確保することができ、内部ファン15a及び15bの構成を簡易化することができ、製造コストも低減することができる。
上記第1の実施形態の効果を実証するために、図4に示すように、回転軸5に回転子鉄心10及び内部ファン15a及び15bを装着して回転子9を構成する。
このとき、内部ファン15a及び15bとしては、図5(a)に示すように、6枚のブレード21間を1つ置きに扇状部22で塞ぎ、この扇状部22に円環状板23に達する軸方向の貫通孔24を形成する簡易モデル構成とした。また、内部ファン15aの貫通孔24と内部ファン15bの貫通孔24とを図4に示す回転子鉄心25に形成した異なる流通孔26に連通させた。
そして、図4に示すように、回転子9の内部ファン15a及び15bを覆うように冷媒室31a及び31bを形成し、駆動側の冷媒室31aの壁面温度を100℃に固定し、反駆動側の冷媒室31bの壁面温度を50℃に固定する。この状態で回転子9を1800min-1の回転速度で回転させたときに、冷媒室31a及び31b、回転子9及び内部ファン15a,15bの圧力分布を計測した。
この測定結果は、図6(a)に示すように、冷媒室31a及び31bの外周側の圧力が最も高く、中心側に向かうに従って圧力が徐々に低下している。また、内部ファン15a及び15bの貫通孔24が形成されていない領域すなわちブレード21間に扇状部22が形成されてない部分の内周面側が負圧となって最低圧力となり、これに連通する回転子鉄心25の流通孔26の入口側の圧力が少し高くなるが負圧となっている。また、流通孔26aの内部圧力はさらに一段高くなるが負圧を継続しており、内部ファン15bの貫通孔24の入口側では正圧となっている。
この測定結果から内部ファン15a(又は15b)の貫通孔24が形成されていない部分の中心部側に負圧が生じており、これに対向する内部ファン15b(又は15a)の貫通孔24位置では正圧となっていて、両者には明確な圧力差を生じていることが実証された。また、図示しないが、冷媒室31a及び31bの絶対温度での温度差ΔTは31Kであり、最初に設定した温度差ΔT=50Kに対して38%減少しており、冷媒室31a及び31b間に冷媒の流通があったことが実証された。
これに対して、図5(b)に示すように、内部ファン15a及び15bを、扇状部22を除去した従来例と同様の構成として回転子を構成し、この回転子を上記と同じ条件下で圧力分布を計測すると、図6(b)に示すようになり、内部ファン15a及び15bの内周側で負圧が発生しているものの回転子9の流通孔26の内部ファン15a側と内部ファン15b側とで圧力差がほとんど無いことが確認された。また、冷媒室31a及び31b間の温度差ΔTは50Kであり、最初の設定から変化していないことが確認された。
このため、内部ファン15a及び15bの夫々で反対側の冷媒を吸引することができず、内部ファン15a及び15b間に冷媒循環路が形成されていないことが実証された。
以上の結果から、本実施形態のように、内部ファン15a及び15bに貫通孔18を形成することにより、回転子鉄心10の流通孔14を経由する冷媒循環路を形成して、冷却性能を向上させることができることが実証された。
なお、上記第1の実施形態においては、内部ファン15a及び15bに形成する貫通孔18の数をそれぞれ回転子鉄心10に形成した流通孔14の半分の数に設定したが、必要な冷却能力に応じて内部ファン15a及び15bの貫通孔の合計数を流通孔14の数未満に設定することもできる。
また、回転子鉄心10に形成した流通孔14の内部ファン15aから内部ファン15bへの通過流量とその逆方向の通過流量を均衡させる意味で、内部ファン15a及び15bの貫通孔数を同数に設定することが望ましい。しかしながら、回転子鉄心10に形成する流通孔14の径を変更して、内部ファン15a及び15bの貫通孔数を異ならすようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態を図7及び図8について説明する。
この第2の実施形態では、内部ファン15a及び15bで直接回転子鉄心10の移動を規制するとともに、冷媒の流路抵抗を低下させるようにしたものである。
すなわち、第2の実施形態においては、図7に示すように、前述した第1の実施形態の構成において、プレスリング11a及び11bを省略し、これに代えて内部ファン15a及び15bを回転軸5に嵌合させることにより、回転子鉄心10の軸方向の移動を規制する構成としている。また、内部ファン15a及び15bの貫通孔18が、図7及び図8に示すように、回転子鉄心10側の径に対して円環状板17側の径が大きいテーパー形状に形成されている。その他の構成は前述した第1の実施形態と同様の構成を有し、図1及び図3との対応部分には同一符号を付し、その詳細説明はこれを省略する。
この第2の実施形態によると、前述した第1の実施形態と同様に、内部ファン15a及び15b間で異なる流通孔14を使用して冷媒循環路を形成することができ、冷却能力を向上させることができる。この場合、冷却性能は、冷媒の移動速度に依存し、冷媒循環路の流路抵抗が大きな影響を与える。この流路抵抗において、支配的となるのは、内部ファン15a及び15bの冷媒流入側の貫通孔18である。このため、貫通孔18を冷媒の流入側の径を回転子鉄心10の流通孔14側の径より大きくするテーパー形状とすることにより、流路抵抗を減少させることができる。これにより、冷媒の移動速度を速くして、密閉型回転電機1の冷却能力を向上させることができる。
また、上記第2の実施形態によると、非磁性体製のプレスリング11a及び11bを省略することができるので、この分部品点数を低減して製造コストを低減させることができるとともに、組付工数も低減することができる。また、プレスリング11a及び11bを省略することにより、プレスリング11a及び11bでの熱抵抗が零となり、冷却能力の向上につながる。
この場合に、前述した第1実施形態で説明したように、内部ファン15a及び15bの永久磁石13に接触するブレードB1,B3……B11の突出長さを永久磁石13の厚みの半分程度以下とすることにより、永久磁石13の端面に直接ブレードB1,B3……B11が接触しても永久磁石13の軸方向の漏洩磁束を十分に抑制することができる。第1の実施形態と同様の回転電機性能を維持することが可能となる。
次に、本発明の第3の実施形態を図9について説明する。
この第3の実施形態は、発熱が少なく高い冷却能力を必要としない密閉型回転電機1に適用するものである。
すなわち、第3の実施形態では、図9に示すように、前述した第1の実施形態における図1の構成において、プレスリング11aを省略し、これに代えて前述した第2の実施形態のように内部ファン15aで回転子鉄心10の軸方向移動を規制するようにしている。さらに、内部ファン15bを省略している。
この第3の実施形態によると、固定子8での発熱が少ない場合に対応するもので、内部ファン15bを省略して、内部ファン15aの一つだけであるので、内部ファン15bを省略した分冷媒の吸引能力が低下して、冷却能力が低下することになるが、その分固定子8での発熱が少なく冷却能力が十分である場合には問題がなく、内部ファン15bを省略したことにより、製造コストを低減することができるとともに、風損を低減することができる。
なお、上記実施形態においては、内部ファン15bを省略した場合について説明したが、内部ファン15aを省略して内部ファン15bのみを設けるようにしても上記と同様の作用効果を得ることができる。
次に、本発明の第4の実施形態を図10について説明する。
この第4の実施形態においては、前述した第2の実施形態において、さらに冷却能力を向上させるようにしたものである。
すなわち、第4の実施形態では、図10に示すように、前述した第2の実施形態における図7の構成において、固定子8の外側のフレーム2における例えば内部ファン15bの貫通孔18すなわち奇数番目のブレードB1,B3…B11に対向する1以上の位置に冷媒循環路40を形成したことを除いては図7と同様の構成を有する。このため、図7との対応部分には同一符号を付し、その詳細説明はこれを省略する。
この第4の実施形態によると、内部ファン15aの貫通孔18を通る冷媒循環路と、フレーム2に形成した冷媒循環路40とを通じて冷媒を循環させることができ、内部ファン15a及び15b間の冷媒流量を増加させることができ、冷却能力をより向上させることができる。このとき、フレーム2に形成する冷媒循環路40の断面積を大きくすることにより、流路抵抗を減少させて冷却能力をより向上させることができる。
この第4の実施形態においては、固定子側に形成した冷媒循環路40での冷媒流量を確保するために、内部ファン15a及び15bの一方の貫通孔数を他方の貫通孔数より多くして、吸引する冷媒流量を多くするようにすることが好ましい。
なお、第4の実施形態においては、第2の実施形態に冷媒循環路40を追加した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、第1または3の実施形態に冷媒循環路40を追加するようにしてもよい。
また、上記第1〜第4の実施形態においては、回転子鉄心10に形成した流通孔14の数を12、内部ファン15a,15bに形成した貫通孔18の数を6とした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、流通孔14の数及び貫通孔18の数は任意に設定することができる。また、内部ファン15a,15bの貫通孔18は、ブレードB1,B3……B11の基部に形成する場合に代えて、内筒16の厚みを厚く形成し、その内筒16内に形成するようにしてもよい。
また、上記第1〜第4の実施形態においては、冷媒として空気を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、冷媒としては他の気体又は液体等の任意の流体を適用することができる。
また、上記第1〜第4の実施形態においては、回転子9に永久磁石13を埋込んだ埋込み磁石(IPM:Interior Permanent Magnet)構造に構成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、回転子鉄心10の外周面に永久磁石を配置した表面磁石(SPM:Surface Permanent Magnet)構造の回転子とすることもできる。
1…密閉型回転電機、2…フレーム、3a,3b…ブラケット、5…回転軸、6…コイル、7…固定子鉄心、8…固定子、9…回転子、10…回転子鉄心、11a,11b…プレスリング、13…永久磁石、14…流通孔、15a,15b…内部ファン、16…内筒、B1〜B12…ブレード、17…円環状板、18…貫通孔、40…冷媒循環路

Claims (8)

  1. コイルを巻装した固定子鉄心を有する固定子と、
    該固定子の固定子鉄心に対向して回転自在に配設された永久磁石を円周方向に配置した回転子鉄心を有する回転子と
    を備えた密閉型回転電機であって、
    前記回転子鉄心の内周側に冷媒が軸方向に移動可能な複数の流通孔が円周方向に形成され、
    該回転子鉄心の軸方向端部の少なくとも一方に、円周方向に所定間隔を保って形成されたブレードと、前記流通孔の数より少数で当該流通孔と連通し、前記ブレードの軸方向外側に向けて、延長して形成された貫通孔とを有する内部ファンが配置されている
    ことを特徴とする密閉型回転電機。
  2. 前記内部ファンは、回転軸を嵌挿し前記ブレードを支持する内筒と、前記ブレードの軸方向外側を覆う遮蔽部材とを備え、前記貫通孔は前記遮蔽部材の外側に開口していることを特徴とする請求項1に記載の密閉型回転電機。
  3. 前記貫通孔は、前記ブレードの前記内筒側の基部に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の密閉型回転電機。
  4. 前記貫通孔は、前記回転子鉄心側の径に対して当該回転子鉄心とは反対側の媒体流入側の径が大きく設定されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の密閉型回転電機。
  5. 前記内部ファンは、前記回転子鉄心及び前記永久磁石の軸方向移動を規制するように前記回転子鉄心を挿通する回転軸に嵌合されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の密閉型回転電機。
  6. 前記内部ファンは、前記回転子鉄心の端面にプレスリングを介して装着されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の密閉型回転電機。
  7. 前記固定子鉄心に、軸方向に延長して前記冷媒を通過させる内部冷媒循環路が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の密閉型回転電機。
  8. 前記内部ファンは、前記回転子鉄心の軸方向の両端側にそれぞれ配置され、一方の内部ファンの前記貫通孔が連通する前記回転子鉄心の流通孔と、他方の内部ファンの前記貫通孔が連通する前記回転子鉄心の流通孔とを異ならせたことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の密閉型回転電機。
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