JP2013183490A - 電池管理装置および電池管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】組電池における電池セルの充電率を均一化するための制御を効率的に行うことのできる電池管理装置を提供する。
【解決手段】電池モジュールにおいて複数の電池セルを管理する下位管理部と、電池ユニットにおいて複数の電池モジュールを管理する上位管理部とを備え、上位管理部が、自己を含む電池ユニットにおける充電率を他の上位管理部に送信し、自己を含む電池ユニットにおける充電率と他の上位管理部から受信した他の電池ユニットにおける充電率とに基づいて複数の電池ユニットの電池セルから成る組電池に設定すべき目標充電率を決定するように電池管理装置を構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、組電池を管理する電池管理装置および電池管理方法に関する。
単電池を直並列に接続して構成した蓄電池を制御する電池制御システムとして、複数の単電池を直列に接続してブロックを形成し、そのブロックを複数直列に接続して直列単位を形成し、その直列単位を複数並列に接続して蓄電池を構成するものが知られている。
そして、この電池制御システムは、ブロックコントローラをブロックごとに備え、これらのブロックコントローラにそのブロック内の単電池の状態を監視させる。また、この電池制御システムにおいて、直列単位ごとに対応して設けられる直列コントローラを、同じ直列単位におけるブロックコントローラと通信可能なように数珠繋ぎで接続する。さらに、電池制御システムにおいて、各直列コントローラと統括コントローラとを通信可能に接続する。そして、直列コントローラは、それぞれが直列単位に係る監視を行い、統合コントローラは、直列コントローラから取得した情報に基づいて、直列単位の並列構成に係る監視を行って、蓄電池全体の状態を監視するというものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−63259号公報
上記のように複数の電池セル(単電池)を接続して形成される組電池においては、例えば良好な充放電性能の観点から電池セル間の充電率は均一であることが求められる。このために、電池セルの充電率を均一とするように制御すべきことが必要である。しかし、特許文献1においては、直列単位ごとの充電率をどのように制御すべきかについての具体的な記載はない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、組電池における電池セルの充電率を均一化するための制御を効率的に行うことのできる電池管理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様としての電源管理装置は、電池モジュールにおいて複数の電池セルを管理する下位管理部と、電池ユニットにおいて複数の前記電池モジュールを管理する上位管理部とを備え、前記上位管理部は、自己を含む前記電池ユニットにおける充電率を他の上位管理部に送信する共有情報送信部と、自己を含む前記電池ユニットにおける充電率と前記他の上位管理部から受信した他の電池ユニットにおける充電率とに基づいて、複数の前記電池ユニットの電池セルから成る組電池に設定すべき目標充電率を決定する目標充電率決定部とを備える。
また、本発明において、前記目標充電率決定部は、前記自己を含む電池ユニットにおける充電率と前記他の電池ユニットにおける充電率のうちから最大充電率と最小充電率とを特定し、前記最大充電率が第1閾値よりも大きい場合には、前記最大充電率と前記最小充電率の相加平均よりも大きな値を前記目標充電率として決定することが好ましい。
また、本発明において、前記目標充電率決定部は、前記自己を含む電池ユニットにおける充電率と前記他の電池ユニットにおける充電率のうちから最大充電率と最小充電率とを特定し、前記最大充電率が第1閾値以下、かつ、前記最小充電率が第2閾値未満である場合には、前記最大充電率と前記最小充電率の相加平均よりも小さな値を前記目標充電率として決定することが好ましい。
また、本発明は、電池モジュールにおいて複数の電池セルを管理する下位管理部と、電池ユニットにおいて複数の前記電池モジュールを管理する上位管理部とを備える電池管理システムにおける電池管理方法であって、前記上位管理部が、自己を含む前記電池ユニットにおける充電率を他の上位管理部に送信する共有情報送信ステップと、前記上位管理部が、自己を含む前記電池ユニットにおける充電率と前記他の上位管理部から受信した他の電池ユニットにおける充電率とに基づいて、複数の前記電池ユニットの電池セルから成る組電池に設定すべき目標充電率を決定する目標充電率決定ステップとを備える。
以上説明したように、本発明によれば、電池管理装置により組電池における電池セルの充電率を均一化するための制御を効率的に行うことができるという効果が得られる。
本発明の実施形態における電池管理装置の構成例を示す図である。 本実施形態における電池モジュールの構成例を示す図である。 本実施形態の電池管理装置において形成される組電池の例を示す図である。 本実施形態のBMUにおける充電率均一化に対応する構成例を示す図である。 本実施形態における共有情報の構造例を示す図である。 本実施形態におけるBMUが実行する充電率均一化のための処理手順例を示す図である。 本実施形態における電池管理システムの構築例を示す図である。 本実施形態の電池管理システムにおける組電池の構成例を示す図である。 本実施形態の電池管理システムにおける組電池の他の構成例を示す図である。
図1は、本発明の実施形態としての電池管理装置の構成例を示している。
なお、以降の説明において、電池ユニット200−1〜200−28について特に区別する必要のない場合には、電池ユニット200と記載する。また、BMU300−1〜300−28について特に区別する必要がない場合には、BMU300と記載する。また、電池モジュール400−1〜400−784についても、これらを特に区別する必要のない場合には、電池モジュール400と記載する。また、通信バス500−1〜500−28についても、これらを特に区別する必要がない場合には、通信バス500と記載する。
図1に示す電池管理装置100は、28個の電池ユニット200−1〜200−28を備える。
電池ユニット200−1は、1つのBMU(Battery Management Unit)300−1と、28個の電池モジュール400−1〜400-28を備える。BMU300−1と、電池モジュール400−1〜400-28の各々は、通信バス500−1を経由して相互通信が可能に接続される。BMU(上位管理部)300−1は、電池モジュール400−1〜400-28を管理する
また、電池ユニット200−2は、1つのBMU300−2と、28個の電池モジュール400−29〜400-56を備える。BMU300−2と、電池モジュール400−29〜400-56の各々は、通信バス500−2を経由して相互通信が可能に接続される。
つまり、1つの電池ユニット200は、1つのBMU300と各28個の電池モジュール400を備え、BMU300は、これら電池モジュール400と通信バス500により相互通信可能に接続される。
そして、28番目の電池ユニット200−28は、1つのBMU300−28と28個の電池モジュール400−757〜400−784を備える。BMU300−28と、電池モジュール400−757〜400−784の各々は、通信バス500−28を経由して相互通信が可能に接続される。
このように、図1の電池管理装置100は、28個のBMU300−1〜300−28と、784個の電池モジュール400−1〜400−784を備える。そして、28個の電池ユニット200−1〜200−28において、それぞれ、BMU300が各28個の電池モジュール400を管理する。
電池モジュール400は、それぞれ、複数の電池セルを管理する。
図2は、電池モジュール400の構成例として、図1の電池ユニット200−1における電池モジュール400−1と400−2の部分を抜き出して示している。
この図に示す電池モジュール400−1は、4つの電池セル411−1〜411−4と、1つのCMU(Cell Monitoring Unit)420−1を備える。
電池セル411−1〜411−4は、それぞれ単体の二次電池であり、図のように直列に接続される。なお、電池セル411−1〜411−4には、リチウムイオン電池が採用されるが、二次電池としての種別は特に限定されない。
CMU(下位管理部)420は、電池セル411−1〜411−4を管理する。一例として、CMU420は、電池セル411−1〜411−4の各電圧値vltと温度tmpを検出する。また、CMU420は、制御信号cntを出力することにより、電池セル411−1〜411−4における各々の充放電動作などを制御する。また、CMU420は、通信バス500−1と接続されることで、BMU300−1と相互通信可能に接続される。
同様に、電池モジュール400−2は、4つの電池セル411−5〜411−8と、1つのCMU420−2を備える。
電池セル411−5〜411−8の各々も単体の二次電池であり、直列に接続される。さらに、この直列接続された電池セル411−5〜411−8の一方の端部は、直列接続された電池セル411−1〜411−4と直列に接続される。図示は省略しているが、直列接続された電池セル411−5〜411−8の他方の端部は、電池モジュール400−3において直列接続された電池セル411−9〜411−12と直列に接続される。
また、図2において、CMU420−2は、電池セル411−5〜411−8を管理する。また、CMU420−2も、通信バス500−1を経由してBMU300−1と相互通信可能に接続される。
また、図示は省略するが、同様にして、残る電池モジュール400−3〜400−28も、直列に接続された4つの電池セル411と1つのCMU420とを備える。また、電池モジュール400−3〜400−28におけるCMU420の各々も、通信バス500−1を経由してBMU300−1と相互通信可能に接続される。
さらに、電池モジュール400−3〜400−28おいて直列に接続された4つの電池セル411も、その前後の電池モジュール400において直列に接続された4つの電池セル411とさらに直列に接続される。
図3は、電池管理装置100において形成される組電池700の例を示している。
上記のように電池セル411が直列に接続されることで、電池ユニット200−1は、図示するように、112個の電池セル411−1〜411−112が直列に接続されたセルユニット410−1を備える。
また、電池ユニット200−2も、同様に、112個の電池セル411−113〜411−224が直列に接続されたセルユニット410−2を備える。以降、同様に、電池ユニット200−3〜200−28の各々は、112個の電池セル411が直列に接続されたセルユニット410−3〜410−28を備える。
そのうえで、同じ図3に示すように、電池ユニット200−1〜200−28ごとのセルユニット410−1〜410−28がさらに直列に接続される。これにより、電池管理装置100は、3136個の電池セル411−1〜411−3136が直列に接続された組電池700を備える。
なお、電池ユニット200の各々において、BMU300に対する電池モジュール400の接続数が28個とされているのは、通信バス500がCAN(Controller Area Network)に対応していることによる。
CANにおいて接続可能な最大ノード数は30である。1つの電池ユニット200は、1つのBMU300と、28個の電池モジュール400の29個のノードを備える。図示は省略しているが、1つの電池ユニットにおける通信バス500には、さらに1つのメンテナンス機器を接続する必要がある。つまり、図1の電池ユニット200においては、CANの通信環境において接続可能な最大数の電池モジュール400を備えている。
上記のように、BMU300と電池モジュール400との間で最大ノード数に制限のある通信方式を採用する場合、1つのBMU300に対して接続可能な電池モジュール400の数は、最大ノード数に応じて上限が決まってしまう。したがって、1つのBMU300に対して接続する電池モジュール400を増設していくことによって組電池の大規模化を推し進めることは難しい。
これに対して、本実施形態の電池管理装置100は、複数のBMU300を設けて、各BMU300の配下に複数の電池モジュール400を通信バス500により接続する。そのうえで、通信バス600によりBMU300が相互通信可能なように接続される。この構成により、電池管理装置100は、BMU300と電池モジュール400との通信方式について最大ノード数に制限があるのに係わらず、電池モジュール400を増設していくことが可能である。したがって、組電池の大規模化を容易に図ることができる。なお、通信バス500は、CAN以外の通信方式が採用されてもよい。
また、電池管理装置100において電池ユニット200が28個とされているのも、BMU300を相互に接続する通信バス600がCANに対応していることにより、電池ユニット200の接続数を30以内とすべきことによる。なお、通信バス600は、例えばTCP/IPに対応した通信方式など、最大ノード数に制限が無い他の通信方式であってもよい。
また、上記の電池管理装置100における電池ユニット200の数と、電池ユニット200における電池モジュール400の数と、1つの電池モジュール400における電池セル411の数はあくまでも一例であり、他の数とされてもよい。
これまでの説明から理解されるように、本実施形態の電池管理装置100は、例えば28個の電池ユニット200−1〜200−28の電池セル411を直列に接続した組電池700を備えている。このような組電池700においては、電池セル411ごとの充電率が均一であることが要求される。この充電率にばらつきがあると、例えば、或る電池セル411の充電率に基づいて設定した充電電流や充電時間などの充電パラメータが、他の電池セル411にとっては過充電となってしまい、電池セル411の寿命が短くなるなどの不具合が生じる。
本実施形態の電池管理装置100は、電池セル411の充電率を均一化するために以下のように構成される。つまり、電池管理装置100において、BMU300−1は、電池ユニット200−1における電池セル411についての充電率を算出する。この際、BMU300−1は、例えば電池モジュール400−1〜400−28の各CMU420が検出した電池セル411の電圧や充放電電流量などの情報を、通信バス500−1を経由した通信により取得する。そして、BMU300−1は、取得した情報を利用して充電率を算出する。なお、この充電率は、例えばセルユニット410−1の単位に対応するものとして算出される。
また、他のBMU300−2〜300−28も、それぞれ、電池ユニット200−2〜200−28におけるセルユニット410−2〜410−28の充電率を上記と同様にして算出する。
そして、BMU300−1〜300−28は、それぞれ、自己が算出した充電率を含む共有情報を、通信バス600を経由して他のBMU300に対して送信する。これにより、BMU300−1〜300−28は、それぞれ、自己を含む電池ユニット200におけるセルユニット410の充電率と、自己以外のBMU300を含む電池ユニット200の各々におけるセルユニット410の充電率を取得する。つまり、BMU300−1〜300−28間で、各電池ユニット200における充電率を共有する。
そのうえで、BMU300−1〜300−28は、それぞれ、上記のように共有した充電率を利用して、均一化のために各電池セル411に設定すべき充電率である目標充電率を決定する。なお、BMU300−1〜300−28は、それぞれが同じ充電率の情報を取得しているため、決定する目標充電率も同じになる。
そして、BMU300−1〜300−28の各々は、自己が含まれる電池ユニット200における電池セル411の充電率が目標充電率と同じ値となるように各電池モジュール400を制御する。これにより、電池ユニット200−1〜200−28の各々における電池セル411は、目標充電率と同じ値の充電率で均一化される。
図4は、BMU300において上記のように電池セル411の充電率を均一化するための構成例を示している。この図に示す構成は、BMU300−1〜300−28で共通である。
BMU300は、共有情報送信部301、共有情報保持部302、目標充電率決定部303、充電率均一制御部304、BMU対応通信部305およびCMU対応通信部306を備える。
共有情報送信部301は、自己を含む電池ユニット200における充電率を、他のBMU300に送信する。なお、共有情報送信部301は、充電率を送信するにあたり、この充電率を含む所定の共有パラメータを格納した共有情報を生成し、この共有情報を送信する。
ここで、図5を参照して、共有情報送信部301が送信する共有情報900の構造例を示す。この図に示す共有情報900は、BMU識別子領域910に共有パラメータ領域920を対応付けた構造を有する。
BMU識別子領域910は、この共有情報900を送信したBMU300を一意に識別する識別子であるBMU識別子を格納する。
また、共有パラメータ領域920は、他のBMU300と共有すべき所定のパラメータ(共有パラメータ)を格納する。図の例では、共有パラメータ領域920は、充電率領域921、入力許容電流領域922、出力許容電流領域923、セル温度領域924、セル電圧領域925、故障レベル領域926、電池運用指導領域927およびBMUモード領域928から成る。
充電率領域921は、送信元のBMU300を含む電池ユニット200における充電率を格納する。充電率は、例えば満充電状態に対する充電容量の比率である。
入力許容電流領域922は、入力許容電流を格納する。入力許容電流は、電池セル411への充電時において許容される最大充電電流量である。
出力許容電流領域923は、出力許容電流を格納する。出力許容電流は、電池セル411の放電時において許容される最大放電電流量である。
セル温度領域924は、セルユニット410における電池セル411ごとに検出された温度のうち、例えば最高セル温度と最低セル温度と平均セル温度の各情報を格納する。
セル電圧領域925は、セルユニット410における電池セル411ごとに検出されたセル電圧のうち、例えば最高セル電圧と最低セル電圧と平均セル電圧の各情報を格納する。
故障レベル領域926は、セルユニット410における電池セル411について検出された故障状態のレベルを示す故障レベルの値を格納する。
電池運用指導領域927は、電池運用指導の有無を示す電池運用指導情報を格納する。
BMUモード領域928は、BMU300の動作状態を示すBMUモードの情報を格納する。
共有情報送信部301は、BMU対応通信部305経由で、自己を含む電池ユニット200におけるCMU420から、例えば電池セル411ごとの電圧値や放電電流量などの充電率算出に必要なパラメータを受信する。そして、共有情報送信部301は、これらのパラメータに基づいて、電池ユニット200における充電率を算出する。なお、この電池ユニット200における充電率は、例えばその電池ユニット200におけるセルユニット410単位による充電率として求められる。このようなセルユニット410単位による充電率は、このセルユニット410に含まれる電池セル411ごとに検出した充電率の平均値として求めることができる。
また、共有情報送信部301は、配下のCMU420の各々から入力した所定の情報に基づいて、入力許容電流と出力許容電流を算出する。
また、共有情報送信部301は、配下のCMU420の各々が検出した電池セル411ごとの温度tmpに基づいて、最高セル温度と最低セル温度と平均セル温度を設定する。
また、共有情報送信部301は、配下のCMU420の各々が検出した電池セル411ごとの電圧値vltに基づいて、最高セル電圧と最低セル電圧と平均セル電圧を設定する。
また、共有情報送信部301は、配下のCMU420の各々が検出した電池セル411の状態に基づいて、故障レベルと、電池運用指導の有無を設定する。
また、共有情報送信部301は、現在の動作状態に応じてBMUモードを設定する。
このように、共有情報送信部301は共有情報900に格納すべき共有パラメータを取得する。
共有情報送信部301は、上記のように取得した共有パラメータを利用して、以下のように共有情報900を生成する。つまり、共有情報送信部301は、取得した充電率、入力許容電流、出力許容電流、セル温度、セル電圧、故障レベル、電池運用指導の有無およびBMUモードの各情報を共有パラメータ領域920における各領域(921〜928)に格納する。また、共有情報送信部301は、BMU識別子領域910にBMU識別子を格納する。これにより、共有情報900が生成される。そして、共有情報送信部301は、上記のように生成した共有情報900をBMU対応通信部305から他のBMU300各々に対して送信させる。なお、共有情報900の送信は、例えばブロードキャストにより行う。
共有情報保持部302は、自己を含むBMU300内の共有情報送信部301により送信された自己の共有情報900と、他のBMU300から送信された他の共有情報900を保持する。
このために、共有情報保持部302は、同じBMU300における共有情報送信部301が送信させた自己の共有情報900をBMU対応通信部305から入力し、これを保持する。他のBMU300における共有情報送信部301から送信された共有情報900は、BMU対応通信部305が受信する。共有情報保持部302は、BMU対応通信部305が受信した他の共有情報900を入力し、これを保持する。
このように、各BMU300における共有情報保持部302は自己の共有情報900と他のBMU300の共有情報900を保持する。これにより、目標充電率を決定するためのパラメータがBMU300の間で共有される。
目標充電率決定部303は、自己が含まれる電池ユニット200における充電率と、他のBMU300から受信した他の電池ユニット200における充電率とに基づいて目標充電率を決定する。目標充電率とは、組電池700を形成する電池セル411の各々に対して共通に設定すべき充電率である。
目標充電率決定部303は、目標充電率を決定するにあたり、共有情報保持部302にて保持される自己の共有情報900と他の共有情報900のそれぞれから充電率を取得する。そして、これらの取得した充電率に基づいて目標充電率を決定する。
そのうえで、目標充電率決定部303は、自己を含む電池ユニット200における充電率と他の電池ユニット200における充電率のうちから最大充電率と最小充電率とを特定する。そして、目標充電率決定部303は、最大充電率が第1閾値よりも大きい場合には、最大充電率と最小充電率の相加平均よりも大きな値を前記目標充電率として決定する。
また、目標充電率決定部303は、最大充電率が第1閾値以下で、かつ、最小充電率が第2閾値未満である場合には、最大充電率と最小充電率の相加平均よりも小さな値を目標充電率として決定する。なお、目標充電率決定部303による目標充電率決定のための具体例については後述する。
充電率均一制御部304は、決定された目標充電率に基づいて、自己を含む電池ユニットにおける電池セル411の充電率を均一にするための制御を実行する。
具体的に、充電率均一制御部304は、CMU対応通信部306を経由して、自己を含む電池ユニット200におけるCMU420の各々に対して、電池セル411を目標充電率と同じ充電率に設定させるための要求を送信する。
この要求を受信したCMU420は、自己が管理する電池セル411の各々が目標充電率と同じ充電率となるように、自己を含む電池モジュール400における電池セル411の充放電動作を制御する。このような制御が電池ユニット200−1〜200−28の各々において実行される結果、組電池700を形成する各電池セル411は、適切な充電率により均一化される。
BMU対応通信部305は、通信バス600を経由して他の電池ユニット200におけるBMU300と通信を実行する。
CMU対応通信部306は、通信バス500を経由して、自己を含む電池ユニット200における電池モジュール400内のCMU420と通信を実行する。
図6のフローチャートは、BMU300が実行する充電率の均一化制御のための処理手順例を示している。
BMU300において、共有情報送信部301は、共有情報900を生成する(ステップS101)。このために、共有情報送信部301は、自己を含む電池ユニット200におけるセルユニット410についての、充電率、入力許容電流、出力許容電流、セル温度、セル電圧、故障レベル、電池運用指導の有無およびBMUモードの各情報を前述のように取得する。そして、共有情報送信部301は、これらの取得した情報を、共有パラメータ領域920に格納して共有情報900を生成する。
次に、共有情報送信部301は、生成した共有情報900を、例えばブロードキャストにより、BMU対応通信部305から他のBMU300の各々に送信させる(ステップS102)。これにより、送信された共有情報900は、他の電池ユニット200の各々におけるBMU300にて受信され、共有情報保持部302において保持される。
また、共有情報保持部302は、自他の共有情報900を保持する(ステップS103)。つまり、共有情報保持部302は、ステップS102により送信された自己の共有情報900をBMU対応通信部305から入力して保持する。また、共有情報保持部302は、他のBMU300から送信された共有情報900をBMU対応通信部305から入力して保持する。ここまでの処理を各BMU300が実行することで、各BMU300により共有情報900が共有される。
次に、目標充電率決定部303は、自己を含む電池ユニット200における充電率と、他の電池ユニット200の各々における充電率を取得する(ステップS104)。具体的に、目標充電率決定部303は、共有情報保持部302が保持する自己の共有情報900の充電率領域921に格納される充電率を読み出す。また、目標充電率決定部303は、共有情報保持部302が保持する他の共有情報900の各々の充電率領域921に格納される充電率を読み出す。
また、目標充電率決定部303は、ステップS104における処理として、取得した充電率の信頼性を判定してもよい。
このために、目標充電率決定部303は、共有している自他の共有情報900が格納する充電率以外の共有パラメータを利用する。
一例として、入力許容電流や出力許容電流などの共有パラメータは、通常において電池ユニット200ごとに大きく異なるものではなく、ある程度近似した値となる傾向にある。例えば、これらの入力許容電流や出力許容電流などの共有パラメータが他と比較して大きく異なっているような場合には、その電池ユニット200において何らかの異常が生じている可能性が高く、算出された充電率も大きな誤差を含んでいる可能性が高い。
そこで、目標充電率決定部303は、例えば自他の共有情報900から取得した充電率のうち、他のものとの乖離率が一定以上の充電率については信頼性が無いものとして判定する。そして、目標充電率決定部303は、信頼性が無いと判定した充電率については、例えば目標充電率の算出には利用しないものとして除外する。これにより、目標充電率の信頼性も高めることができる。
また、目標充電率決定部303は、例えば、自他の共有情報900が格納するセル温度やセル電圧に基づいて充電率の信頼性を判定するようにしてもよい。
また、目標充電率決定部303は、例えばセル温度などの共有パラメータの値と補正係数とを対応付けたテーブル情報などを利用して、取得した充電率を補正してもよい。
次に、目標充電率決定部303は、最大充電率SOC_MAXを特定する(ステップS105)。例えば、目標充電率決定部303は、ステップS104により取得した自他の充電率を比較することにより、その値が最大の充電率を特定する。このように特定した充電率が最大充電率SOC_MAXである。
次に、目標充電率決定部303は、ステップS104により取得した自他の充電率のうちから、その値が最小である最小充電率SOC_MINを特定する(ステップS106)。
次に、目標充電率決定部303は、ステップS105により特定した最大充電率SOC_MAXが90%(第1閾値)よりも大きいか否かについて判定する(ステップS107)。最大充電率SOC_MAXが90%よりも大きいと判定した場合(ステップS107−YES)、目標充電率決定部303は、下記の第1演算式により目標充電率SOC_TGを算出する(ステップS108)。
SOC_TG=SOC_MAX(0.5+(SOC_MAX-90)/20)+SOC_MIN(0.5-(SOC_MAX-90)/20)
一方、最大充電率SOC_MAXが90%以下であると判定した場合(ステップS107−NO)、目標充電率決定部303は、さらに、以下の判定を行う。つまり、目標充電率決定部303は、最大充電率SOC_MAXが90%以下で、かつ、ステップS106により特定した最小充電率SOC_MINが10%以上であるか否かについて判定する(ステップS109)。
最大充電率SOC_MAXが90%以下、かつ、最小充電率SOC_MINが10%以上(第2閾値)であると判定した場合(ステップS109−YES)、目標充電率決定部303は、下記の第2演算式により目標充電率SOC_TGを算出する(ステップS110)。
SOC_TG=SOC_MAX×0.5+SOC_MIN×0.5
また、最小充電率SOC_MINが10%未満であると判定した場合(ステップS109−NO)、目標充電率決定部303は、下記の第3演算式により目標充電率SOC_TGを算出する(ステップS111)。
SOC_TG=SOC_MAX(0.5-(10-SOC_MIN)/20)+SOC_MIN(0.5+(10-SOC_MIN)/20)
そして、充電率均一制御部304は、ステップS108、S110およびS111のいずれかにより算出された目標充電率SOC_TGと同じ充電率が組電池700を形成する電池セル411に設定されるように制御する(ステップS112)。
ここで、充電率の均一制御においては、目標充電率SOC_TGが高くなるのに応じて充電電流量を低減させていき、目標充電率SOC_TGが低くなるのに応じて充電電流量を増加させる。
充電率が高い状態とは、満充電に近い状態である。したがって、高い目標充電率SOC_TGに充電率を到達させようとするのに充電電流量が多いと、過充電となる電池セル411が発生しやすくなる。そこで、目標充電率SOC_TGが高くなるのに応じて充電電流量を低減することで、電池セル411が過充電の状態となるのを防止できる。
一方、目標充電率が低い場合には、過充電となる可能性が低く、また、組電池700全体において充電率が低い傾向にあることから、できるだけ早く目標充電率に到達させることが求められる。そこで、目標充電率SOC_TGが低い場合には充電電流量を増加させることで、早期に目標充電率に到達できる。
そして、最大充電率SOC_MAXが第1閾値より高い場合(ステップS107−YESの場合)、組電池700において充電率が高い電池セル411が多数存在している状態にあることが推定される。このような組電池700の状態において、低い目標充電率にしたがって充電率の均一制御を行ったとすれば、電池セル411が過充電となる状態が生じやすくなる。
そこで、本実施形態の目標充電率決定部303は、最大充電率SOC_MAXが第1閾値(90%)より高い場合には、ステップS108のように第1演算式により目標充電率SOC_TGを算出する。
第1演算式によっては、最大充電率SOC_MAXと最小充電率SOC_MINのうち、最大充電率SOC_MAXのほうにより高い重み付けをした加重平均としての目標充電率SOC_TGが求められる。これにより、第1演算式による目標充電率SOC_TGは、例えば最大充電率SOC_MAXと最小充電率SOC_MINの単純な相加平均値と比較して、より高い値となる。つまり、目標充電率決定部303は、最大充電率SOC_MAXが一定以上に高い場合には、目標充電率SOC_TGとして通常より高い値を算出する。そして、この目標充電率SOC_TGにより充電率の均一化制御が行われることにより、低減された充電電流量による充電が行われ、電池セル411が過充電となることが防止される。
一方、最大充電率SOC_MAXが第1閾値以下で、かつ、最小充電率SOC_MINが第2閾値未満である場合(ステップS109−NOの場合)には、組電池700において充電率が低い電池セル411が多数存在している状態にあることが推定される。このような場合には、充電電流量をある程度多くしても電池セル411が過充電の状態にはならない。また、組電池700における充電率の傾向が低い状態であることを考慮すれば、できるだけ早く目標充電率に到達させることが好ましい。
そこで、この場合の目標充電率決定部303は、ステップS111のように第3演算式により目標充電率SOC_TGを算出する。
第3演算式によっては、第1演算式とは逆に、最大充電率SOC_MAXよりも最大充電率SOC_MAXのほうにより高い重み付けをした加重平均としての目標充電率SOC_TGが求められる。これにより、第3演算式により求められる目標充電率SOC_TGは、最大充電率SOC_MAXと最小充電率SOC_MINの相加平均値と比較して、より低い値となる。このように、目標充電率決定部303は、最大充電率SOC_MAXが一定以下で、かつ、最小充電率SOC_MINが一定未満の場合には、目標充電率SOC_TGとして通常よりも低い値を算出する。これにより、充電率の均一化制御においては、例えば増加された充電電流量による充電が行われ、できるだけ早期に電池セル411を規定の充電率に到達させることができる。
また、最大充電率SOC_MAXが第1閾値以下で、かつ、最小充電率SOC_MINが第2閾値以上の場合(ステップS109−YESの場合)、組電池700における電池セル411の充電率は、高過ぎることも低過ぎることもない中間の状態であるということになる。この場合には、目標充電率SOC_TGについて、高い方や低い方に偏らせることなく、より中間的な値を設定することが好ましい。
そこで、本実施形態では、最大充電率SOC_MAXが第1閾値以下で、かつ、最小充電率SOC_MINが第2閾値以上の場合、ステップS110のように、第2演算式により最大充電率SOC_MAXと最小充電率SOC_MINの相加平均値による目標充電率SOC_TGを算出する。これにより、充電率の均一化制御にあたり、中間の状態の充電率に適合した充電電流量による充電が行われる。
このように、本実施形態においては、電池管理装置100における複数の電池ユニット200におけるBMU300の間で充電率を共有することにより、適切な目標充電率が設定される。そして、この目標充電率にしたがって組電池700を形成する電池セル411の充電率を均一となるように制御できる。つまり、本実施形態の電池管理装置100は、BMU300間の相互通信を利用して、充電率を均一化するための制御を効率的に行うことができる。
さらに、本実施形態においては、目標充電率の決定にあたり、例えば常に相加平均により目標充電率を算出するのではなく、最大充電率が第1閾値を超えるときと、最小充電率が第2閾値未満のときとで、目標充電率を算出するための演算式を変更している。これにより、組電池700における電池セル411の充電率の傾向に応じた適切な充電率が設定されることになり、充電率の均一化制御をさらに効率よく行うことができる。
なお、図6において第1閾値と第2閾値はそれぞれ90%と10%に設定しているが、これはあくまでも一例であり、他の値が設定されてよい。また、先に示した第1演算式、第2演算式および第3演算式の各々は、あくまでも一具体例であり、他の式を用いてよい。
図7は、複数の電池管理装置100を備えて構築した電池管理システムを示す。この図に示す電池管理システムは、n個の電池管理装置100−1〜100−nと、統合制御装置800を備える。
電池管理装置100−1〜100−nの各々は、図1の電池管理装置100と同様の構成である。そして、電池管理装置100−1〜100−nが備える「28×n個」のBMU300−1〜300−28は、それぞれ、通信バス600により統合制御装置800と相互通信可能に接続される。
図8は、図7のように電池管理装置100−1〜100−nを備えた場合の組電池の構成例を示している。
この図において、組電池700−1〜700−nは、それぞれ、電池管理装置100−1〜100−nにおいて備えられている。そして、これらの組電池700−1〜700−nを図のように順に直列に接続する。つまり、図7に示す電池管理システムは、N(3136×n)個の電池セル411−1〜411−Nを直列に接続した大規模な組電池を備える。
また、図9は、図7のように電池管理装置100−1〜100−nを備えた場合の組電池の他の構成例を示している。この図では、組電池700−1〜700−nが並列に接続されている。
図8の組電池の構成によっては出力電圧の増加が図られる。また、図9の組電池の構成によっては大容量化が図られる。
図7に説明を戻す。
統合制御装置800は、電池管理装置100−1〜100−nを管理する。一例として、統合制御装置800は、各BMU300から送信される各電池管理装置100の状態を示す情報に基づいて、異常の発生の有無を監視する。そして、電池管理装置100−1〜100−nのいずれかに異常が生じたような場合、統合制御装置800は、この異常発生に応じて、例えばすべての電池管理装置100−1〜100−nの動作を停止させるように制御することができる。
図7〜図9により説明した電池管理システムの構成においても、組電池700−1〜700−nから成る組電池全体において、電池セル411の充電率を均一化することが好ましい。
このために、図7の電池管理装置100−1〜100−nにおける28×n個のBMU300は、互いに、自己の電池ユニット200における共有情報を送信し、他のBMU300から送信される共有情報を受信する。そして、各BMU300は、上記のように送受信した自己と他の共有情報を保持する。これにより、電池管理装置100−1〜100−nのBMU300の間で充電率が共有される。そして、各BMU300は、例えば図4の構成により目標充電率SOC_TGを決定し、充電率の均一化制御を実行する。これにより、組電池700−1〜700−nから成る組電池全体における電池セル411の充電率が均一化される。
そして、図7の構成において、目標充電率SOC_TGの決定と充電率の均一化制御は、その配下のBMU300により完結するように実行される。これにより、BMU300の上位装置である統合制御装置800は、例えば充電率の均一化制御を実行する必要がない。これにより、統合制御装置800の処理負荷の軽減と、統合制御装置800と各BMU300との間のトラフィックの抑制が図られる。
なお、これまでの説明において、目標充電率SOC_TGの決定は、BMU300がそれぞれ実行している。これに対して、例えば、1つのBMU300が目標充電率SOC_TGを決定し、この決定した目標充電率SOC_TGを他のBMU300に送信することにより、各BMU300がこの目標充電率SOC_TGに基づく充電率の均一化制御を実行するようにしてよい。
また、図4における各部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより目標充電率の決定を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
100 電池管理装置
200 電池ユニット
300 BMU
301 共有情報送信部
302 共有情報保持部
303 目標充電率決定部
304 充電率均一制御部
305 BMU対応通信部
306 CMU対応通信部
400 電池モジュール
410 セルユニット
411 電池セル
500、600 通信バス
700 組電池
800 統合制御装置
900 共有情報

Claims (4)

  1. 電池モジュールにおいて複数の電池セルを管理する下位管理部と、電池ユニットにおいて複数の前記電池モジュールを管理する上位管理部とを備え、
    前記上位管理部は、
    自己を含む前記電池ユニットにおける充電率を他の上位管理部に送信する共有情報送信部と、
    前記自己を含む電池ユニットにおける充電率と前記他の上位管理部から受信した他の電池ユニットにおける充電率とに基づいて、複数の前記電池ユニットの電池セルから成る組電池に設定すべき目標充電率を決定する目標充電率決定部とを備える、
    ことを特徴とする電池管理装置。
  2. 前記目標充電率決定部は、
    前記自己を含む電池ユニットにおける充電率と前記他の電池ユニットにおける充電率のうちから最大充電率と最小充電率とを特定し、前記最大充電率が第1閾値よりも大きい場合には、前記最大充電率と前記最小充電率の相加平均よりも大きな値を前記目標充電率として決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電池管理装置。
  3. 前記目標充電率決定部は、
    前記自己を含む電池ユニットにおける充電率と前記他の電池ユニットにおける充電率のうちから最大充電率と最小充電率とを特定し、前記最大充電率が第1閾値以下、かつ、前記最小充電率が第2閾値未満である場合には、前記最大充電率と前記最小充電率の相加平均よりも小さな値を前記目標充電率として決定する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電池管理装置。
  4. 電池モジュールにおいて複数の電池セルを管理する下位管理部と、電池ユニットにおいて複数の前記電池モジュールを管理する上位管理部とを備える電池管理システムにおける電池管理方法であって、
    前記上位管理部が、自己を含む前記電池ユニットにおける充電率を他の上位管理部に送信する共有情報送信ステップと、
    前記上位管理部が、自己を含む前記電池ユニットにおける充電率と前記他の上位管理部から受信した他の電池ユニットにおける充電率とに基づいて、複数の前記電池ユニットの電池セルから成る組電池に設定すべき目標充電率を決定する目標充電率決定ステップと、
    を備えることを特徴とする電池管理方法。
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