JP2013183181A - 伝送装置及び伝送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】伝送装置において、異なる周波数のクロックに同期した複数種類の信号の処理を単一のクロックによって処理すること。
【解決手段】伝送装置1において、第1の回路3は、基本クロックと第1のクロック条件が入力され、基本クロックと第1のクロック条件に基づいた第1のイネーブル信号を出力する。第2の回路5は、基本クロックと第2のクロック条件が入力され、基本クロックと第2のクロック条件に基づいた第2のイネーブル信号を出力する。第1フレーム処理回路2は、第1フレーム入力信号と第1のイネーブル信号を受け、第1のイネーブル信号に同期した第1フレーム出力信号を出力する。第2フレーム処理回路4は、第2フレーム入力信号と第2のイネーブル信号を受け、第2のイネーブル信号に同期した第2フレーム出力信号を出力する。
【選択図】図1

Description

この発明は、伝送装置及び伝送方法に関する。
従来、クロックの伝送に関し、高速クロックから1/2のm乗倍(mは自然数)の周波数の低速クロックを生成し、この低速クロックを2のn乗倍(nは自然数)の周波数の高速クロックに復元して所望の回路に供給するクロック伝送回路がある(例えば、特許文献1参照)。また、複数段の遅延素子により遅延させられたクロックに基づいて周波数が逓倍されたクロックを生成する周波数逓倍回路がある(例えば、特許文献2参照)。また、周波数の異なるクロックから同期信号を生成し、この同期信号とクロックとに基づいて、他の周波数の異なるクロックとタイミングを合わせる制御方法がある(例えば、特許文献3参照)。
特開2005−122457号公報 特開2010−74859号公報 特開2000−353027号公報
第1クロックに同期した第1信号を、周波数が第1クロックと異なる第2クロックに同期した第2信号に変換する場合、その信号変換処理を行う回路ブロックに第2クロックを供給する必要がある。さらに、第2信号を、周波数が第1クロック及び第2クロックと異なる第3クロックに同期した第3信号に変換する場合、その信号変換処理を行う回路ブロックに第3クロックを供給する必要がある。
このような多段の信号処理回路を備えた伝送装置は、上述した第2クロックや第3クロックを供給する複数のクロックリソースを有している。そのため、水晶発振器の数が増えてしまい、回路規模の増大やコストの増大や消費電力の増大を招くという不都合がある。従来のクロックを伝送する回路や、クロックの周波数を逓倍する回路や、クロックのタイミングを制御する回路では、このような不都合を解消することができない。
異なる周波数のクロックに同期した複数種類の信号の処理を単一のクロックによって処理することができる伝送装置及び伝送方法を提供することを目的とする。
伝送装置は、第1の回路、第2の回路、第1フレーム処理回路及び第2フレーム処理回路を備えている。第1の回路は、基本クロックと第1のクロック条件が入力され、基本クロックと第1のクロック条件に基づいた第1のイネーブル信号を出力する。第2の回路は、基本クロックと第2のクロック条件が入力され、基本クロックと第2のクロック条件に基づいた第2のイネーブル信号を出力する。第1フレーム処理回路は、第1フレーム入力信号と第1のイネーブル信号を受け、第1のイネーブル信号に同期した第1フレーム出力信号を出力する。第2フレーム処理回路は、第2フレーム入力信号と第2のイネーブル信号を受け、第2のイネーブル信号に同期した第2フレーム出力信号を出力する。
異なる周波数のクロックに同期した複数種類の信号の処理を単一のクロックによって処理することができる。
図1は、実施例1にかかる伝送装置を示すブロック図である。 図2は、実施例1にかかる伝送方法を示すフローチャートである。 図3は、ネットワークシステムの一例を示す模式図である。 図4は、ADMの全体を示すブロック図である。 図5は、OTNフレームの多重階梯の一例を示す模式図である。 図6は、実施例2にかかる伝送装置の一例を示すブロック図である。 図7は、図6に示す伝送装置のシグマデルタ演算器を示すブロック図である。 図8は、図7に示すシグマデルタ演算器の動作を示すタイムチャートである。 図9は、プライムデルタ演算器を示すブロック図である。 図10は、図9に示すプライムデルタ演算器の動作を示すタイムチャートである。 図11は、プライムデルタ演算器から出力されるイネーブル信号を示すタイムチャートである。 図12は、異なる周波数の処理を多重化しない回路の例を示す模式図である。 図13は、図12に示す回路の動作を示すタイムチャートである。 図14は、異なる周波数の処理を多重化する回路の例を示す図である。 図15は、図14に示す回路の動作を示すタイムチャートである。 図16は、実施例2にかかる伝送装置の別の例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照して、この伝送装置及び伝送方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。以下の各実施例の説明においては、同様の構成要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
(実施例1)
図1は、実施例1にかかる伝送装置を示すブロック図である。図1に示すように、伝送装置1は、第1フレーム処理回路2、第1の回路3、第2フレーム処理回路4及び第2の回路5を備えている。
第1の回路3は、基本クロックの入力端子7と第1のクロック条件の入力端子8とに接続されている。第1の回路3には、基本クロックの入力端子7から基本クロックが入力される。第1の回路3には、第1のクロック条件の入力端子8から第1のクロック条件が入力される。第1の回路3は、基本クロックと第1のクロック条件に基づいた第1のイネーブル信号を出力する。
第1フレーム処理回路2は、第1フレーム入力信号の入力端子6と第1の回路3とに接続されている。第1フレーム処理回路2には、第1フレーム入力信号の入力端子6から第1フレーム入力信号が入力される。第1フレーム処理回路2には、第1の回路3から第1のイネーブル信号が入力される。第1フレーム処理回路2は、第1フレーム入力信号と第1のイネーブル信号を受け取り、第1のイネーブル信号に同期した第1フレーム出力信号を出力する。第1フレーム処理回路2から出力される第1フレーム出力信号は、第1フレーム出力信号の出力端子11から出力される。
第2の回路5は、基本クロックの入力端子7と第2のクロック条件の入力端子10とに接続されている。第2の回路5には、基本クロックの入力端子7から基本クロックが入力される。第2の回路5には、第2のクロック条件の入力端子10から第2のクロック条件が入力される。第2の回路5は、基本クロックと第2のクロック条件に基づいた第2のイネーブル信号を出力する。第2のイネーブル信号の周波数は、第1のイネーブル信号の周波数と異なっていてもよい。
第2フレーム処理回路4は、第2フレーム入力信号の入力端子9と第2の回路5とに接続されている。第2フレーム処理回路4には、第2フレーム入力信号の入力端子9から第2フレーム入力信号が入力される。第2フレーム処理回路4には、第2の回路5から第2のイネーブル信号が入力される。第2フレーム処理回路4は、第2フレーム入力信号と第2のイネーブル信号を受け取り、第2のイネーブル信号に同期した第2フレーム出力信号を出力する。第2フレーム処理回路4から出力される第2フレーム出力信号は、第2フレーム出力信号の出力端子12から出力される。
図2は、実施例1にかかる伝送方法を示すフローチャートである。図2に示すように、伝送装置1において、第1の回路3は、基本クロックと第1のクロック条件に基づいた第1のイネーブル信号を出力する(ステップS1)。そして、第1フレーム処理回路2は、第1フレーム入力信号と第1のイネーブル信号を受けて、第1のイネーブル信号に同期した第1フレーム出力信号を出力する(ステップS2)。
また、伝送装置1において、第2の回路5は、基本クロックと第2のクロック条件に基づいた第2のイネーブル信号を出力する(ステップS3)。そして、第2フレーム処理回路4は、第2フレーム入力信号と第2のイネーブル信号を受けて、第2のイネーブル信号に同期した第2フレーム出力信号を出力する(ステップS4)。
実施例1によれば、基本クロックから生成された第1のイネーブル信号によって第1フレーム入力信号が処理される。また、基本クロックから生成された第2のイネーブル信号によって第2フレーム入力信号が処理される。第1のイネーブル信号の周波数と第2のイネーブル信号の周波数とが異なる場合、伝送装置1は、異なる周波数のクロックに同期した複数種類の信号の処理を単一のクロックに基づいて処理することができる。
(実施例2)
実施例2では、実施例1にかかる伝送装置及び伝送方法を、多種多様なフレームを多重して通信を行うOTN伝送装置及びOTN伝送装置による伝送方法に適用する。OTNについては、ITU−T G.709/Y.1331(12/2009)、“Interfaces for the Optical Transport Network(OTN)”に記載されている。
図3は、ネットワークシステムの一例を示す模式図である。図3に示す伝送システムにおいて、ADM21は、例えばOTNネットワーク22やSonet/SDHネットワーク23などのWANにおいて、ネットワークにクライアントからのデータを追加したり、ネットワークからデータを取り出してクライアントへ渡したりするのに用いられる。ADM21を介してOTNネットワーク22とSonet/SDHネットワーク23との間でデータが伝送される。
また、OTNネットワーク22とイーサネット(登録商標)ネットワーク25などのLANとの間では、OTNネットワーク22のADM21とイーサネットネットワーク25のL2SW24とを介して、データが伝送される。イーサネットネットワーク25のクライアント26は、L2SW24を介してイーサネットネットワーク25へデータを送出し、イーサネットネットワーク25からデータを受け取ることができる。また、OTNネットワーク22のクライアント27は、ASW28を介してOTNネットワーク22へデータを送出し、OTNネットワーク22からデータを受け取ることができる。
ここで、OTNは、Optical Transport Network(光伝達網)の略である。ADMは、Add/Drop Multiplexer(多重化装置)の略である。Sonetは、Synchronous Optical Network(同期式光ファイバーネットワーク)の略である。SDHは、Synchronous Digital Hierarchy(同期デジタルハイアラーキ)の略である。WANは、Wide Area Network(広域通信網)の略である。L2SWは、L2 Switch(レイヤ2スイッチ)の略である。LANは、Local Area Network(ローカルエリアネットワーク)の略である。ASWは、Aggregate Switchの略である。
図4は、ADMの全体を示すブロック図である。図4に示すように、ADM21は、例えばOTUインタフェース(OTU INF)31によって、OTNネットワークからOTU形式のフレーム信号を受信し、内部フレーム処理部32によってOTUフレームよりODUフレーム形式の内部フレーム信号にデマックスあるいはデフレーミングする。ODUフレーム形式の内部フレーム信号は、ODUクロスコネクト(ODU XC)部33によってクロスコネクトされる。ADM21は、内部フレーム処理部32によって、ODUクロスコネクト部33から出力される内部フレーム信号をOTUフレーム形式のフレーム信号にマッピングする。OTUフレーム形式のフレーム信号は、OTUインタフェース31からOTNネットワークへ送出される。
ADM21は、例えばGbEなどイーサネットネットワークに対するクライアントインタフェース34によって、イーサネットネットワークからイーサネット形式のフレーム信号を受信し、内部フレーム処理部35によってODUフレーム形式の内部フレーム信号にマッピングする。ODUフレーム形式の内部フレーム信号は、ODUクロスコネクト部33によってクロスコネクトされる。ADM21は、内部フレーム処理部35によって、ODUクロスコネクト部33から出力される内部フレーム信号をイーサネット形式のフレーム信号にデマッピングする。イーサネット形式のフレーム信号は、イーサネットネットワークに対するクライアントインタフェース34からイーサネットネットワークへ送出される。
ADM21は、例えばFC−200などのSANに対するクライアントインタフェース36によって、SANからSAN形式のフレーム信号を受信し、内部フレーム処理部37によってODUフレーム形式の内部フレーム信号にマッピングする。ODUフレーム形式の内部フレーム信号は、ODUクロスコネクト部33によってクロスコネクトされる。ADM21は、内部フレーム処理部37によって、ODUクロスコネクト部33から出力される内部フレーム信号をSAN形式のフレーム信号にデマッピングする。SAN形式のフレーム信号は、SANに対するクライアントインタフェース36からSANへ送出される。
ここで、OTUは、Optical channel Transport Unit(光チャネル伝送ユニット)の略である。ODUは、Optical channel Data Unit(光チャネルデータユニット)の略である。GbEは、Gigabit Ethernet(ギガビットイーサネット)の略である。FCは、Fibre Channel(ファイバーチャネル)の略である。SANは、Storage Area Network(ストレージエリアネットワーク)の略である。
図5は、OTNフレームの多重階梯の一例を示す模式図である。図5に示すように、OTNでは、種々のクライアント信号が多重階梯されており、それぞれのフレームで必要とされるクロックの周波数が異なる。
例えば符号41で示すように、100GbE形式のフレーム信号をLO ODU4形式のフレーム信号にマッピングする際には、163.74MHzのクロックが用いられる。例えば符号42で示すように、40GbEやSonet(OC−768)形式のフレーム信号をLO ODU3形式のフレーム信号にマッピングする際には、157.50MHzのクロックが用いられる。例えば符号43で示すように、Sonet(OC−192)やFC−1200形式のフレーム信号をLO ODU2形式のフレーム信号にマッピングする際には、156.83MHzのクロックが用いられる。例えば符号44で示すように、Sonet(OC−48)やFC−200形式のフレーム信号をLO ODU1形式のフレーム信号にマッピングする際には、156.17MHzのクロックが用いられる。例えば符号45で示すように、GbEやSonet(OC−3,12)やFC−100形式のフレーム信号をLO ODU0形式のフレーム信号にマッピングする際には、155.52MHzのクロックが用いられる。
また、例えば符号46で示すように、LO ODU3やLO ODU2やLO ODU1やLO ODU0形式のフレーム信号をHO ODU4形式のフレーム信号にマッピングする際には、163.74MHzのクロックが用いられる。例えば符号47で示すように、LO ODU2やLO ODU1やLO ODU0形式のフレーム信号をHO ODU3形式のフレーム信号にマッピングする際には、157.50MHzのクロックが用いられる。例えば符号48で示すように、LO ODU1やLO ODU0形式のフレーム信号をHO ODU2形式のフレーム信号にマッピングする際には、156.83MHzのクロックが用いられる。例えば符号49で示すように、LO ODU0形式のフレーム信号をHO ODU1形式のフレーム信号にマッピングする際には、156.17MHzのクロックが用いられる。
また、例えば符号50で示すように、LO ODU4やHO ODU4形式のフレーム信号をOTU4形式のフレーム信号にマッピングする際には、174.70MHzのクロックが用いられる。例えば符号51で示すように、LO ODU3やHO ODU3形式のフレーム信号をOTU3形式のフレーム信号にマッピングする際には、168.04MHzのクロックが用いられる。例えば符号52で示すように、LO ODU2やHO ODU2形式のフレーム信号をOTU2形式のフレーム信号にマッピングする際には、167.33MHzのクロックが用いられる。例えば符号53で示すように、LO ODU1やHO ODU1形式のフレーム信号をOTU1形式のフレーム信号にマッピングする際には、166.63MHzのクロックが用いられる。
従って、例えば図5に示す例では、周波数が異なる9つのクロックが用いられる。各周波数のクロックを出力するクロックリソースを例えば水晶発振器を用いて実現するとなると、回路規模の増大やコストの増大や消費電力の増大を招くという不都合がある。ところで、OTNネットワークへ送出されるフレーム信号は、デューティ比が0.5であるクロックに同期しているのが望ましい。それに対して、ADM21の内部で処理される内部フレーム信号は、デューティ比が0.5であるクロックに同期していなくてもよい。
そこで、実施例にかかるADM21では、内部フレーム信号をOTU形式のフレーム信号にマッピングする際に用いられるクロックから各内部フレーム信号を処理する回路で用いられるクロックを生成する。それによって、水晶発振器の数が減るので、回路規模の増大やコストの増大や消費電力の増大を抑制することができる。
ここで、LO ODUは、Lower Order ODUの略である。HO ODUは、Higher Order ODUの略である。
図6は、実施例2にかかる伝送装置の一例を示すブロック図である。ここでは、GbE形式のフレーム信号及びFC−200形式のフレーム信号をOTU2形式のフレーム信号にマッピングする場合を例にして説明する。なお、フレーム信号の、マッピング前の形式やマッピング後の形式が、GbE形式やFC−200形式やOTU2形式以外の形式であっても、同様である。
図6に示すように、実施例2にかかる伝送装置であるADM61は、第1フレーム処理回路または第2フレーム処理回路として、例えばODU0マッピング回路63、ODU1マッピング回路67及びODU2マッピング回路71を備えている。ADM61は、第1の回路または第2の回路として、例えばシグマデルタ(Sigma−delta)演算器65,69,74を備えている。
ADM61は、GbE終端62、FC−200終端66、ODU0クロック条件供給回路64、ODU1クロック条件供給回路68、ODU2クロック条件供給回路73、セレクタ(SEL)70及びOTU2マッピング回路72を備えている。ADM61は、基本クロック供給回路75を備えている。基本クロック供給回路75は、例えば水晶発振器を備えており、例えば167.33MHzの周波数の基本クロックを出力する。
GbE終端62は、図示しないイーサネットネットワークに接続されている。GbE終端62は、イーサネットネットワークに対するクライアントインタフェースである。GbE終端62は、イーサネットネットワークからイーサネット形式のフレーム信号を受信し、例えば156.25MHzの周波数のクライアントクロックに同期したイーサネット形式のフレーム信号を出力する。
ODU0マッピング回路63は、GbE終端62、シグマデルタ演算器65及び基本クロック供給回路75に接続されている。ODU0マッピング回路63は、GbE終端62から出力されるイーサネット形式のフレーム信号をODU0形式の中間フレーム信号へマッピングする。ODU0マッピング回路63は、基本クロック供給回路75から出力される基本クロックに基づいて、例えばシグマデルタ演算器65から出力されるイネーブル信号に同期したODU0形式の中間フレーム信号を出力する。
ODU0クロック条件供給回路64は、ODU0クロック条件を出力する。シグマデルタ演算器65は、ODU0クロック条件供給回路64及び基本クロック供給回路75に接続されている。シグマデルタ演算器65は、ODU0クロック条件供給回路64から与えられるODU0クロック条件に基づいて、基本クロック供給回路75から出力される基本クロックを歯抜けさせて例えば155.52MHzの周波数のイネーブル信号を生成する。
FC−200終端66は、図示しないSANに接続されている。FC−200終端66は、SANに対するクライアントインタフェースである。FC−200終端66は、SANからSAN形式のフレーム信号を受信し、例えば132.81MHzの周波数のクライアントクロックに同期したSAN形式のフレーム信号を出力する。
ODU1マッピング回路67は、FC−200終端66、シグマデルタ演算器69及び基本クロック供給回路75に接続されている。ODU1マッピング回路67は、FC−200終端66から出力されるSAN形式のフレーム信号をODU1形式の中間フレーム信号へマッピングする。ODU1マッピング回路67は、基本クロック供給回路75から出力される基本クロックに基づいて、例えばシグマデルタ演算器69から出力されるイネーブル信号に同期したODU1形式の中間フレーム信号を出力する。
ODU1クロック条件供給回路68は、ODU1クロック条件を出力する。シグマデルタ演算器69は、ODU1クロック条件供給回路68及び基本クロック供給回路75に接続されている。シグマデルタ演算器69は、ODU1クロック条件供給回路68から与えられるODU1クロック条件に基づいて、基本クロック供給回路75から出力される基本クロックを歯抜けさせて例えば156.17MHzの周波数のイネーブル信号を生成する。
セレクタ70は、ODU0マッピング回路63及びODU1マッピング回路67に接続されている。セレクタ70は、図示省略した制御回路から出力される制御信号に基づいて、ODU0マッピング回路63から出力されるODU0形式の中間フレーム信号及びODU1マッピング回路67から出力されるODU1形式の中間フレーム信号のいずれか一方を選択して出力する。
ODU2マッピング回路71は、セレクタ70、シグマデルタ演算器74及び基本クロック供給回路75に接続されている。ODU2マッピング回路71は、セレクタ70の出力信号をODU2形式の中間フレーム信号へマッピングする。ODU2マッピング回路71は、基本クロック供給回路75から出力される基本クロックに基づいて、例えばシグマデルタ演算器74から出力されるイネーブル信号に同期したODU2形式の中間フレーム信号を出力する。なお、セレクタ70に代えてクロスコネクトを用いてもよい。
ODU2クロック条件供給回路73は、ODU2クロック条件を出力する。シグマデルタ演算器74は、ODU2クロック条件供給回路73及び基本クロック供給回路75に接続されている。シグマデルタ演算器74は、ODU2クロック条件供給回路73から与えられるODU2クロック条件に基づいて、基本クロック供給回路75から出力される基本クロックを歯抜けさせて例えば156.83MHzの周波数のイネーブル信号を生成する。
OTU2マッピング回路72は、ODU2マッピング回路71及び基本クロック供給回路75に接続されている。OTU2マッピング回路72は、ODU2マッピング回路71から出力されるODU2形式の中間フレーム信号をOTU2形式の伝送フレーム信号へマッピングする。OTU2マッピング回路72は、基本クロック供給回路75から出力される基本クロックに同期したOTU2形式の伝送フレーム信号を、例えば図示しないOTNネットワークへ出力する。
図7は、図6に示す伝送装置のシグマデルタ演算器を示すブロック図である。シグマデルタ演算器65は、加算器81、フリップフロップ(FF)82及び比較器・減算器83を備えている。シグマデルタ演算器65は、基本クロックに同期して動作する。
加算器81は、フリップフロップ(FF)82の出力値に分子設定値を加算する。比較器・減算器83は、加算器81の出力値が分母設定値以上の場合、イネーブル信号として1を出力し、かつ加算器81の出力値から分母設定値を引いた値をフリップフロップ82へ出力する。一方、比較器・減算器83は、加算器81の出力値が分母設定値未満の場合、イネーブル信号として0を出力し、かつ加算器81の出力値をそのままフリップフロップ82へ出力する。フリップフロップ82は、比較器・減算器83の出力値を保持し、保持した値を加算器81へ出力する。分子設定値は、分母設定値以下である。
図7において、シグマデルタ演算器65の後段に設けられているフリップフロップ86は、例えばODU0マッピング回路63に設けられており、基本クロック及びシグマデルタ演算器65から出力されるイネーブル信号に基づいて、D端子への入力値をQ端子から出力する。
図8は、図7に示すシグマデルタ演算器の動作を示すタイムチャートである。一例として、分子設定値を3とし、分母設定値を11として説明する。この場合、分母設定値は4ビットで表される。
図8に示すように、分子設定値が3であるので、加算器81の出力値は、3、6、9、12、4、7、10、13、5、8及び11と変化し、これ以降、繰り返しとなる。そして、分母設定値が11であるので、イネーブル信号の値は、加算器81の出力値が12や13や11になると1となり、それ以外の値では0となる。従って、加算器81の出力値が一巡する間、すなわち基本クロック11パルス分の間、3回、イネーブル信号の値が1となる。
つまり、シグマデルタ演算器65によって、基本クロックに対して8パルス分を均等に歯抜けさせた、基本クロックの周波数の3/11の周波数のイネーブル信号が得られる。図8において、動作クロックは、基本クロック及びイネーブル信号がともに1であるときに1となり、それ以外のときに0となる信号である。基本クロックとイネーブル信号とが供給される回路は、図8に動作クロックとして示す信号で動作することになる。シグマデルタ演算器65の後段のフリップフロップ86が出力するフレームデータは、動作クロックの立ち上がりエッジに同期して切り替わる。なお、分母設定値を例えば20ビットで表すようにしてもよい。それによって、±1ppmの範囲でイネーブル信号の周波数を設定することができる。
シグマデルタ演算器69及びシグマデルタ演算器74についても同様である。図7において、シグマデルタ演算器69の場合には、フリップフロップ86はODU1マッピング回路67に設けられており、シグマデルタ演算器74の場合には、フリップフロップ86はODU2マッピング回路71に設けられている。
シグマデルタ演算器65に対する分子設定値及び分母設定値は、ODU0クロック条件供給回路64から与えられる。すなわち、ODU0クロック条件供給回路64は、シグマデルタ演算器65に分子設定値及び分母設定値を供給する。例えば基本クロックの周波数が167.33MHzであり、シグマデルタ演算器65から出力されるイネーブル信号の周波数が155.52MHzである場合、分子設定値が237であり、分母設定値が255であってもよい。シグマデルタ演算器65における分母設定値が、例えばソフトウェアによる制御によって動的に変更されるようになっていてもよい。
シグマデルタ演算器69に対する分子設定値及び分母設定値は、ODU1クロック条件供給回路68から与えられる。すなわち、ODU1クロック条件供給回路68は、シグマデルタ演算器69に分子設定値及び分母設定値を供給する。例えば基本クロックの周波数が167.33MHzであり、シグマデルタ演算器69から出力されるイネーブル信号の周波数が156.17MHzである場合、分子設定値が56643であり、分母設定値が60690であってもよい。シグマデルタ演算器69における分母設定値が、例えばソフトウェアによる制御によって動的に変更されるようになっていてもよい。
シグマデルタ演算器74に対する分子設定値及び分母設定値は、ODU2クロック条件供給回路73から与えられる。すなわち、ODU2クロック条件供給回路73は、シグマデルタ演算器74に分子設定値及び分母設定値を供給する。例えば基本クロックの周波数が167.33MHzであり、シグマデルタ演算器74から出力されるイネーブル信号の周波数が156.83MHzである場合、分子設定値が239であり、分母設定値が255であってもよい。シグマデルタ演算器74における分母設定値が、例えばソフトウェアによる制御によって動的に変更されるようになっていてもよい。
なお、図6に示すADM61において、シグマデルタ演算器65,69,74に代えて、プライムデルタ演算器を用いてもよい。
図9は、プライムデルタ(Prime−delta)演算器を示すブロック図である。プライムデルタ演算器91は、プライムデルタ判定回路92及びカウンタ93を備えている。プライムデルタ演算器91は、基本クロックに同期して動作する。
カウンタ93は、常に固定値を加算した値を保持する。ただし、カウンタ93は、固定値が加算された値が分母設定値以上の場合には、固定値が加算された値から分母設定値を引いた値を保持する。プライムデルタ判定回路92は、カウンタ93の出力値が分子設定値未満の場合、イネーブル信号として1を出力する。一方、プライムデルタ判定回路92は、カウンタ93の出力値が分子設定値以上の場合には、イネーブル信号として0を出力する。分子設定値は、分母設定値以下である。図9において、プライムデルタ演算器91の後段に設けられているフリップフロップ86は、例えばODU0マッピング回路63やODU1マッピング回路67やODU2マッピング回路71に設けられており、基本クロック及びプライムデルタ演算器91から出力されるイネーブル信号に基づいて、D端子への入力値をQ端子から出力する。
図10は、図9に示すプライムデルタ演算器の動作を示すタイムチャートである。一例として、分子設定値を3とし、分母設定値を11とし、カウンタ93で加算される固定値を4として説明する。この場合、分母設定値は4ビットで表される。
図10に示すように、カウンタ93で加算される固定値が4であるので、カウンタ93の出力値は、4、8、1、5、9、2、6、10、3、7及び0と変化し、これ以降、繰り返しとなる。そして、分子設定値が3であるので、イネーブル信号の値は、カウンタ93の出力値が1や2や0になると1となり、それ以外の値では0となる。従って、カウンタ93の出力値が一巡する間、すなわち基本クロック11パルス分の間、3回、イネーブル信号の値が1となる。
つまり、プライムデルタ演算器91によって、基本クロックに対して8パルス分を均等に歯抜けさせた、基本クロックの周波数の3/11の周波数のイネーブル信号が得られる。図10において、動作クロックは、基本クロック及びイネーブル信号がともに1であるときに1となり、それ以外のときに0となる信号である。基本クロックとイネーブル信号とが供給される回路は、図10に動作クロックとして示す信号で動作することになる。プライムデルタ演算器91の後段のフリップフロップ86が出力するフレームデータは、動作クロックの立ち上がりエッジに同期して切り替わる。なお、分母設定値を例えば20ビットで表すことによって、±1ppmの範囲でイネーブル信号の周波数を設定することができる。
図11は、プライムデルタ演算器から出力されるイネーブル信号を示すタイムチャートである。図11に示すように、分子設定値が例えば6から7へと1変わると、イネーブル信号の値が変わるのは一箇所である。
シグマデルタ演算器65に代えてプライムデルタ演算器91を用いる場合、プライムデルタ演算器91に対する分子設定値及び分母設定値は、ODU0クロック条件供給回路64から与えられる。例えば基本クロックの周波数が167.33MHzであり、プライムデルタ演算器91から出力されるイネーブル信号の周波数が155.52MHzである場合、分子設定値が237であり、分母設定値が255であってもよい。
シグマデルタ演算器69に代えてプライムデルタ演算器91を用いる場合、プライムデルタ演算器91に対する分子設定値及び分母設定値は、ODU1クロック条件供給回路68から与えられる。例えば基本クロックの周波数が167.33MHzであり、プライムデルタ演算器91から出力されるイネーブル信号の周波数が156.17MHzである場合、分子設定値が56643であり、分母設定値が60690であってもよい。
シグマデルタ演算器74に代えてプライムデルタ演算器91を用いる場合、プライムデルタ演算器91に対する分子設定値及び分母設定値は、ODU2クロック条件供給回路73から与えられる。例えば基本クロックの周波数が167.33MHzであり、プライムデルタ演算器91から出力されるイネーブル信号の周波数が156.83MHzである場合、分子設定値が239であり、分母設定値が255であってもよい。
図6に示すADM61において、ODU0マッピング回路63、ODU1マッピング回路67、ODU2マッピング回路71、OTU2マッピング回路72及び各シグマデルタ演算器65,69,74は、基本クロックに同期して動作する。従って、例えばODU0マッピング回路63とODU1マッピング回路67とは異なる周波数で動作するが、ODU0マッピング回路63の処理とODU1マッピング回路67の処理とを時多重することができる。
図12は、異なる周波数の処理を多重化しない回路の例を示す模式図であり、図13は、図12に示す回路の動作を示すタイムチャートである。図12に示すように、FF(A1)101、LA1ロジック102及びFF(A2)103の処理系と、FF(B1)104、LB1ロジック105及びFF(B2)106の処理系とは、同期しているが、処理の周波数が異なっている。2つの処理系を多重化しない場合には、処理系ごとにLA1ロジック102及びLB1ロジック105が必要となる。この場合のタイムチャートは、図13に示すようになる。
図14は、異なる周波数の処理を多重化する回路の例を示す図であり、図15は、図14に示す回路の動作を示すタイムチャートである。図14に示すように、同期した2つの処理系を多重化することによって、2つの処理系において共通のL1ロジック107が1つで済む。この場合、図15に示すように、2つの処理系において共通のL1ロジック107が時多重で処理を行う。
図16は、実施例2にかかる伝送装置の別の例を示すブロック図である。図16に示すADM111は、図6に示すADM61の構成に加えて、第3の回路として例えば擬似ランダムビット発生器(PRBS Gen)76を有している。また、ADM111は、セレクタ(SEL)77,78を有している。また、図6に示すADM61のセレクタ70の代わりに、クロスコネクト(XC)79が用いられている。なお、クロスコネクト79の代わりにセレクタを用いてもよいのは勿論である。
擬似ランダムビット発生器76は、シグマデルタ演算器65、シグマデルタ演算器69及び基本クロック供給回路75に接続されている。擬似ランダムビット発生器76は、基本クロック供給回路75から出力される基本クロックに基づいて、例えばシグマデルタ演算器65から出力されるイネーブル信号に同期した擬似ランダムビットを出力する。
また、擬似ランダムビット発生器76は、基本クロックに基づいて、例えばシグマデルタ演算器69から出力されるイネーブル信号に同期した擬似ランダムビットを出力する。擬似ランダムビット発生器76は、シグマデルタ演算器65から出力されるイネーブル信号に同期した擬似ランダムビットと、シグマデルタ演算器69から出力されるイネーブル信号に同期した擬似ランダムビットとを時多重で出力する(図14参照)。
セレクタ77は、ODU0マッピング回路63及び擬似ランダムビット発生器76に接続されている。セレクタ77は、図示省略した制御回路から出力される制御信号に基づいて、ODU0マッピング回路63から出力される中間フレーム信号及び擬似ランダムビット発生器76から出力される擬似ランダムビットのいずれか一方を選択して出力する。
セレクタ78は、ODU1マッピング回路67及び擬似ランダムビット発生器76に接続されている。セレクタ78は、図示省略した制御回路から出力される制御信号に基づいて、ODU1マッピング回路67から出力される中間フレーム信号及び擬似ランダムビット発生器76から出力される擬似ランダムビットのいずれか一方を選択して出力する。例えばADM111の設置時やメンテナンス時などにおいて導通試験を行う場合に、セレクタ77は、擬似ランダムビット発生器76の出力信号(擬似ランダムビット)を選択してもよい。
例えばADM111の設置時やメンテナンス時などにおいて導通試験を行う場合に、セレクタ77及びセレクタ78は、擬似ランダムビット発生器76の出力信号(擬似ランダムビット)を選択してもよい。クロスコネクト79は、セレクタ77及びセレクタ78に接続されている。クロスコネクト79は、図示省略した制御回路から出力される制御信号に基づいて、セレクタ77の出力信号及びセレクタ78の出力信号のいずれか一方を選択して出力する。
図16に示す例では、擬似ランダムビット発生器76は、ODU0マッピング回路63及びODU1マッピング回路67に対して共通化されており、時多重で処理を行う。各マッピング回路63,67がそれぞれ擬似ランダムビット発生器を備えており、それぞれの擬似ランダムビット発生器からそれぞれのマッピング回路63,67に合った擬似ランダムビットを出力する構成としてもよい。この場合、ODU0マッピング回路63のポート数が8であり、ODU1マッピング回路67のポート数が4であるとすると、合計で12個の擬似ランダムビット発生器が必要となる。また、クロスコネクト79は、ODU0マッピング回路63及びODU1マッピング回路67に接続されている。クロスコネクト79は、図示省略した制御回路から出力される制御信号に基づいて、ODU0マッピング回路63から出力されるODU0形式の中間フレーム信号及びODU1マッピング回路67から出力されるODU1形式の中間フレーム信号のいずれか一方を選択して出力する。また、ODU0マッピング回路63の処理とODU1マッピング回路67の処理とを時多重しなくてもよい。
実施例2によれば、基本クロックから生成されたイネーブル信号を用いることによって、ODU0マッピング回路63、ODU1マッピング回路67及びODU2マッピング回路71を基本クロックに基づいて動作させることができる。従って、異なる周波数の信号を基本クロックに基づいて処理することができる。それによって、水晶発振器の数を減らすことができるので、回路規模の増大やコストの増大や消費電力の増大を抑えることができる。また、同期化した複数の回路を共通化し、共通化された回路で処理を時多重化することによって、さらに回路規模を小さくすることができる。
なお、実施例2にかかるADM61,111は、OTN系の伝送装置に限らず、イーサネット系やSonet/SDH系やFC系の伝送装置にも適用可能であり、同様の効果が得られる。また、ADMに限らず、複数のクロックを用いて信号を処理する伝送装置にも適用可能であり、同様の効果が得られる。
上述した実施例1、2に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)基本クロックと第1のクロック条件が入力され、前記基本クロックと前記第1のクロック条件に基づいた第1のイネーブル信号を出力する第1の回路と、前記基本クロックと第2のクロック条件が入力され、前記基本クロックと前記第2のクロック条件に基づいた第2のイネーブル信号を出力する第2の回路と、第1フレーム入力信号と前記第1のイネーブル信号を受け、前記第1のイネーブル信号に同期した第1フレーム出力信号を出力する第1フレーム処理回路と、第2フレーム入力信号と前記第2のイネーブル信号を受け、前記第2のイネーブル信号に同期した第2フレーム出力信号を出力する第2フレーム処理回路と、を備えることを特徴とする伝送装置。
(付記2)前記第1の回路は、前記第1のイネーブル信号を前記基本クロックに同期させて出力し、前記第2の回路は、前記第2のイネーブル信号を前記基本クロックに同期させて出力することを特徴とする付記1に記載の伝送装置。
(付記3)前記第1の回路は、前記基本クロックを前記第1のクロック条件に基づいて歯抜けさせることによって前記第1のイネーブル信号を生成し、前記第2の回路は、前記基本クロックを前記第2のクロック条件に基づいて歯抜けさせることによって前記第2のイネーブル信号を生成することを特徴とする付記1または2に記載の伝送装置。
(付記4)前記第1フレーム処理回路と前記第2フレーム処理回路とが時多重で動作することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の伝送装置。
(付記5)前記第1のイネーブル信号と前記第2のイネーブル信号を受け、前記第1のイネーブル信号に基づいた動作と前記第2のイネーブル信号に基づいた動作とを時多重で行う第3の回路を備えることを特徴とする付記4に記載の伝送装置。
(付記6)前記第1の回路または前記第2の回路は、シグマデルタ演算を行う回路であることを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の伝送装置。
(付記7)前記第1の回路または前記第2の回路は、プライムデルタ演算を行う回路であることを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の伝送装置。
(付記8)基本クロックと第1のクロック条件に基づいた第1のイネーブル信号を出力し、第1フレーム入力信号と前記第1のイネーブル信号を受けて、前記第1のイネーブル信号に同期した第1フレーム出力信号を出力し、前記基本クロックと第2のクロック条件に基づいた第2のイネーブル信号を出力し、第2フレーム入力信号と前記第2のイネーブル信号を受けて、前記第2のイネーブル信号に同期した第2フレーム出力信号を出力することを特徴とする伝送方法。
(付記9)前記第1のイネーブル信号及び前記第2のイネーブル信号は、前記基本クロックに同期することを特徴とする付記8に記載の伝送方法。
(付記10)前記基本クロックを前記第1のクロック条件に基づいて歯抜けさせることによって前記第1のイネーブル信号を生成し、前記基本クロックを前記第2のクロック条件に基づいて歯抜けさせることによって前記第2のイネーブル信号を生成することを特徴とする付記8または9に記載の伝送方法。
(付記11)前記第1フレーム出力信号を出力する動作と前記第2フレーム出力信号を出力する動作とが時多重されることを特徴とする付記8〜10のいずれか一つに記載の伝送方法。
(付記12)シグマデルタ演算を行うことによって前記第1のイネーブル信号または前記第2のイネーブル信号を生成することを特徴とする付記8〜11のいずれか一つに記載の伝送方法。
(付記13)プライムデルタ演算を行うことによって前記第1のイネーブル信号または前記第2のイネーブル信号を生成することを特徴とする付記8〜11のいずれか一つに記載の伝送方法。
1 伝送装置
2 第1フレーム処理回路
3 第1の回路
4 第2フレーム処理回路
5 第2の回路
76 第3の回路

Claims (6)

  1. 基本クロックと第1のクロック条件が入力され、前記基本クロックと前記第1のクロック条件に基づいた第1のイネーブル信号を出力する第1の回路と、
    前記基本クロックと第2のクロック条件が入力され、前記基本クロックと前記第2のクロック条件に基づいた第2のイネーブル信号を出力する第2の回路と、
    第1フレーム入力信号と前記第1のイネーブル信号を受け、前記第1のイネーブル信号に同期した第1フレーム出力信号を出力する第1フレーム処理回路と、
    第2フレーム入力信号と前記第2のイネーブル信号を受け、前記第2のイネーブル信号に同期した第2フレーム出力信号を出力する第2フレーム処理回路と、
    を備えることを特徴とする伝送装置。
  2. 前記第1の回路は、前記第1のイネーブル信号を前記基本クロックに同期させて出力し、
    前記第2の回路は、前記第2のイネーブル信号を前記基本クロックに同期させて出力することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  3. 前記第1の回路は、前記基本クロックを前記第1のクロック条件に基づいて歯抜けさせることによって前記第1のイネーブル信号を生成し、
    前記第2の回路は、前記基本クロックを前記第2のクロック条件に基づいて歯抜けさせることによって前記第2のイネーブル信号を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の伝送装置。
  4. 前記第1フレーム処理回路と前記第2フレーム処理回路とが時多重で動作することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の伝送装置。
  5. 前記第1のイネーブル信号と前記第2のイネーブル信号を受け、前記第1のイネーブル信号に基づいた動作と前記第2のイネーブル信号に基づいた動作とを時多重で行う第3の回路を備えることを特徴とする請求項4に記載の伝送装置。
  6. 基本クロックと第1のクロック条件に基づいた第1のイネーブル信号を出力し、
    第1フレーム入力信号と前記第1のイネーブル信号を受けて、前記第1のイネーブル信号に同期した第1フレーム出力信号を出力し、
    前記基本クロックと第2のクロック条件に基づいた第2のイネーブル信号を出力し、
    第2フレーム入力信号と前記第2のイネーブル信号を受けて、前記第2のイネーブル信号に同期した第2フレーム出力信号を出力することを特徴とする伝送方法。
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