JP2013182684A - 試料加工装置および試料加工方法 - Google Patents

試料加工装置および試料加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ウェハ表面とラメラ加工面の両方を高分解能で観察することが可能な試料加工装置および試料加工方法を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、試料加工装置は、試料を設置するためのステージと、前記ステージ上の前記試料に、前記試料を加工するためのイオンビームを照射するイオンビーム照射部とを備える。さらに、前記装置は、前記ステージ上の前記試料に、前記試料を観察するための電子ビームを照射する電子ビーム照射部を備える。さらに、前記装置は、前記ステージの表面に垂直な方向に対し第1角度だけ傾斜した回転軸を中心に、前記電子ビーム照射部を回転させて、前記電子ビームの入射角を変化させる回転部を備える。さらに、前記回転部は、前記試料がウェハである場合には、前記入射角を、前記第1角度よりも小さい第2角度に設定し、前記試料がラメラである場合には、前記入射角を、前記第1角度よりも大きい第3角度に設定する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、試料加工装置および試料加工方法に関する。
近年、ウェハ表面をSEM(Scanning Electron Microscope)で観察しながら、ウェハをFIB(Focus Ion Beam)で加工するSEM機能付きFIB装置が登場してきている。この装置を使用すれば、ウェハ表面を観察しながらウェハからラメラを切り出すことや、ラメラ加工面を観察しながらラメラを薄膜化することが可能である。しかしながら、この装置では、ウェハ表面とラメラ加工面の両方を観察する必要から、SEMカラムがFIBカラムに対し斜めに取り付けられている。よって、SEMからの電子ビームが、ウェハ表面やラメラ加工面に対し斜めに入射することになるため、SEM本来の分解能を得ることができず、FIB加工の精度が悪化してしまう。
特開2011−216465号公報
ウェハ表面とラメラ加工面の両方を高分解能で観察することが可能な試料加工装置および試料加工方法を提供する。
一の実施形態による試料加工装置は、試料を設置するためのステージと、前記ステージ上の前記試料に、前記試料を加工するためのイオンビームを照射するイオンビーム照射部とを備える。さらに、前記装置は、前記ステージ上の前記試料に、前記試料を観察するための電子ビームを照射する電子ビーム照射部を備える。さらに、前記装置は、前記ステージの表面に垂直な方向に対し第1角度だけ傾斜した回転軸を中心に、前記電子ビーム照射部を回転させて、前記電子ビームの入射角を変化させる回転部を備える。さらに、前記回転部は、前記試料がウェハである場合には、前記入射角を、前記第1角度よりも小さい第2角度に設定し、前記試料がラメラである場合には、前記入射角を、前記第1角度よりも大きい第3角度に設定する。
第1実施形態の試料加工装置の構成を示す概略図である。 第1実施形態の試料加工装置の詳細観察系の構成を示す概略図である。 第1実施形態の制御装置の構成を示すハードウェア構成図である。 第1実施形態の制御装置の機能構成を示すブロック図である。 第1実施形態の試料加工装置によるウェハ加工の様子を示した図である。 第1実施形態の試料加工装置によるラメラ加工の様子を示した図である。 第2〜第4実施形態の試料加工装置の構成を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の試料加工装置の構成を示す概略図である。図1の試料加工装置は、SEM機能付きFIB装置である。
図1の試料加工装置は、処理装置10と、制御装置20とを備えている。処理装置10は、ウェハ50から観察対象であるラメラ(微小試料)を切り出し、切り出したラメラを50nm程度の厚さに薄膜化し、薄膜化したラメラの断面を撮像する。ラメラの切り出しや薄膜化は、ウェハ表面やラメラ加工面をSEMで観察しながら、FIBを使用して行われる。処理装置10の動作は、制御装置20が制御する。
処理装置10は、搬送ロボット101と、ハッチ102と、載置台103と、搬送ロボット104と、ステージ105と、FIBユニット106と、SEMユニット107と、真空試料室108と、真空ポンプ109とを備えている。
搬送ロボット101は、カセット台30上に置かれたカセット40内に収容されているウェハ50を、真空試料室108内の載置台103へと搬送する。ハッチ102は、搬送ロボット101が載置台103へとウェハ50を搬送する際にオープンする。ウェハ50が載置台103へ搬送され、搬送ロボット101が安全位置へ退避すると、ハッチ102がクローズする。
搬送ロボット104は、載置台103上のウェハ50を搬送し、ステージ105上に設置する。ステージ105は、図示しないステップモータ等により高精度で前後左右へ移動する。ステージ105は、ウェハ50上の指定箇所がFIBユニット106の真下に来るよう移動する。
FIBユニット106は、ステージ105上の試料(ウェハ50やラメラ)を加工するためのイオンビームを発生して、試料に照射するイオンビーム照射部106aと、イオンビーム照射部106aが取り付けられたFIBカラム106bとを備えている。イオンビーム照射部106aは、イオン源と、イオン源から放出されたイオンビームを集束、偏向するレンズおよび偏向器を有している。
SEMユニット107は、ステージ105上の試料を観察するための電子ビームを発生して、試料に照射する電子ビーム照射部107aと、電子ビーム照射部107aが取り付けられた第1のSEMカラム107bと、第1のSEMカラム107bが取り付けられた第2のSEMカラム107cと、第2のSEMカラム107cが取り付けられた回転部107dとを備えている。電子ビーム照射部107aは、電子銃と、電子銃から放出された電子ビームを集束、偏向するレンズおよび偏向器を有している。
図1に示すように、ステージ105と、イオンビーム照射部106aと、電子ビーム照射部107aと、第1および第2のSEMカラム107b、107cは、真空試料室108内に収容されている。また、FIBカラム106bと回転部107dは、真空試料室108を貫通している。よって、回転部107dは、真空試料室108の内部に収容された部分と、真空試料室108の外部に露出した部分とを有している。真空試料室108の内部は、真空ポンプ109により真空引きされ、適切な圧力に維持される。
図1では、FIBユニット106が処理装置10に固定されているのに対し、SEMユニット107は、電子ビーム照射部107aとSEMカラム107b、107cを回転部107dにより回転させることができるように、処理装置10に取り付けられている。SEMユニット107の回転動作の詳細については、後述する。なお、FIBユニット106とSEMユニット107は、イオンビーム照射部106aの中心軸と電子ビーム照射部107aの中心軸がウェハ50の表面付近のほぼ一点で交わるように、処理装置10に取り付けられている。
図2は、第1実施形態の試料加工装置の詳細観察系の構成を示す概略図である。
図2に示すように、処理装置10は、二次電子検出器110と、X線検出器111と、プローブ112と、ガス供給装置113と、プローブ制御装置114とを備えている。
二次電子検出器110は、ウェハ50やラメラに電子ビームを照射した際に放出される二次電子を検出する。試料加工装置は、この二次電子や反射電子を利用して、ウェハ50やラメラのSEM画像を生成する。
X線検出器111は、ラメラに電子ビームを照射した際に得られるX線を検出する。試料加工装置は、このX線を利用して、ラメラのTEM(Transmission Electron Microscope)画像を生成する。
ガス供給装置113は、ウェハ50から切り出したラメラを固定するための堆積性ガスを供給する。堆積性ガスの例としては、タングステンガスが挙げられる。プローブ制御装置114は、ステージ105付近に設置されたプローブ112の動作を制御する。
図3は、第1実施形態の制御装置20の構成を示すハードウェア構成図である。
図3に示すように、制御装置20は、本体部21と、表示部22と、入力部23とを備えている。本体部21、表示部22、入力部23は、例えばそれぞれ、PC(Personal Computer)等の情報処理装置、液晶ディスプレイ等の表示デバイス、キーボードやマウス等の入力デバイスである。
本体部21は、種々の情報処理を実行するCPU201と、CPU201の動作コード等が格納されたROM202と、CPU201の作業領域として使用されるRAM203と、CPU201の動作プログラム等が格納されたHDD204と、入力部23等を接続するためのユーザI/F205と、処理装置10等と通信を行うための通信I/F206とを備えている。表示部22は、上述のSEM画像やTEM画像を表示する。入力部23は、表示部22の画面上で種々の操作を行うために使用される。
図4は、第1実施形態の制御装置20の機能構成を示すブロック図である。
図4に示すように、制御装置20は、データを記憶する記憶部301と、種々の算出処理を行う算出部302と、種々の判定処理を行う判定部303と、処理装置10や制御装置20の動作を制御する制御部304と、データを受信する受信部305と、データを送信する送信部306とを備えている。制御部304は例えば、回転部107dの回転動作を制御する。
これらの機能ブロックは、CPU201が、ROM202内の動作コードやHDD204内の動作プログラムをRAM203にロードして実行することにより実現される。
(1)SEMユニット107の回転動作の詳細
次に、図5および図6を参照し、SEMユニット107の回転動作の詳細について説明する。
図5は、第1実施形態の試料加工装置によるウェハ加工の様子を示した図である。図5に示す符号S1は、ステージ105上に設置されたウェハ50の表面を示す。また、符号Pは、イオンビームと電子ビームが照射される点を示す。
符号Xは、イオンビーム照射部106aとFIBカラム106bの中心軸を示し、符号Y1は、電子ビーム照射部107aと第1のSEMカラム107bの中心軸を示す。さらに、符号Y2は、第2のSEMカラム107cの中心軸を示し、符号Y3は、回転部107dの回転軸を示す。回転部107dは、この回転軸Y3を中心に回転する。なお、中心軸Xと、中心軸Y1と、回転軸Y3は、点Pで交差している。
本実施形態では、中心軸Xが、ステージ105の表面に対し垂直に固定されている。さらに、回転軸Y3が、ステージ105の表面に垂直な方向に対し角度θ1(>0)だけ傾斜して固定されている。よって、回転部107dが回転しても、中心軸Xと回転軸Y3との角度は、常にθ1である。角度θ1は、本開示の第1角度の例である。角度θ1は例えば、40度〜70度である。角度θ1の望ましい値の一例としては、50度が挙げられる。
また、本実施形態では、中心軸Y1が、回転軸Y3に対し角度θ2(>0)だけ傾斜して固定されており、中心軸Y2が、中心軸Y1に対し角度θ3(>0)だけ傾斜して固定されている。そのため、回転部107dが回転すると、中心軸Xと中心軸Y1との角度θが変化する。角度θは、電子ビームの入射角に相当する。よって、本実施形態では、回転部107dを回転させることで、電子ビームの入射角θを変化させることができる。
そこで、本実施形態では、ウェハ50からラメラを切り出す際と、切り出したラメラを薄膜化する際で、電子ビームの入射角θを異なる値に設定する。具体的には、前者の際には入射角θをθ1−θ2に設定し(図5)、後者の際には入射角θをθ1+θ2に設定する(図6)。角度θ1−θ2と角度θ1+θ2はそれぞれ、本開示の第2、第3角度の例である。角度θ2は例えば、25度〜50度である。角度θ2の望ましい値の一例としては、40度が挙げられる。
以下、引き続き図5を参照し、ウェハ50からラメラを切り出す際の電子ビームの入射角θについて説明する。
本実施形態の試料加工装置では、ラメラの切り出しを、ウェハ50の表面S1を観察しながら実施する。この際、ウェハ50の表面S1を鮮明に観察するためには、電子ビームをウェハ50の表面S1にできるだけ垂直に入射させることが望ましい。
そこで、本実施形態では、ラメラの切り出しの際、電子ビームの入射角θを、角度θ1よりも小さい角度θ1−θ2に設定する。そして、この状態でウェハ50にイオンビームと電子ビームを照射することで、ウェハ50を観察しながら加工する。これにより、本実施形態では、ラメラの切り出しの際のSEM分解能を向上させることが可能となる。
角度θ1−θ2は、SEMユニット107がFIBユニット106にぶつからない範囲内で、できるだけ小さい値に設定することが望ましい。ラメラの切り出しの際、入射角θが45度を超えると分解能が極端に低下するため、角度θ1−θ2は、45度以下、例えば、0度〜30度に設定することが望ましい。
なお、ウェハ50の加工時には、ラメラの切り出しのほか、保護膜の蒸着などの作業も行われる。これらの作業の際にも、入射角θはできるだけ小さく方が望ましいため、本実施形態では、これらの作業の際の入射角θも角度θ1−θ2に設定する。
次に、図6を参照し、切り出したラメラを薄膜化する際の電子ビームの入射角θについて説明する。
図6は、第1実施形態の試料加工装置によるラメラ加工の様子を示した図である。図6に示す符号S2は、ステージ105上に設置されたラメラ60の加工面を示す。作図の便宜上、図6ではラメラ60が拡大して図示されている。
本実施形態の試料加工装置では、ラメラ60の薄膜化を、ラメラ60の加工面S2を観察しながら実施する。この際、ラメラ60の加工面S2を鮮明に観察するためには、電子ビームをラメラ60の加工面S2にできるだけ垂直に入射させることが望ましい。
そこで、本実施形態では、ラメラ60の薄膜化の際、電子ビームの入射角θを、角度θ1よりも大きい角度θ1+θ2に設定する。そして、この状態でラメラ60にイオンビームと電子ビームを照射することで、ラメラ60を観察しながら加工する。これにより、本実施形態では、ラメラ60の薄膜化の際のSEM分解能を向上させることが可能となる。
角度θ1+θ2は、できるだけ90度に近い値に設定することが望ましい。ラメラ60の薄膜化の際、入射角θが45度未満になると分解能が極端に低下するため、角度θ1+θ2は、45度以上、例えば、60度〜90度に設定することが望ましい。
なお、ラメラ60の加工時には、入射角θを、90度を超える値に設定してもよい。これは、ラメラ60に対し電子ビームを斜め上向きに照射することを意味する。この場合、入射角θが135度を超えると分解能が極端に低下するため、角度θ1+θ2は、135度未満、例えば、90度〜120度に設定することが望ましい。
(2)第1実施形態の効果
最後に、第1実施形態の効果について説明する。
以上のように、本実施形態のSEMユニット107は、第1角度θ1だけ傾斜した回転軸Y3を中心に電子ビーム照射部107aを回転させて、電子ビームの入射角θを変化させる回転部107dを備える。さらに、本実施形態では、試料がウェハ50である場合には、入射角θを、第1角度θ1よりも小さい第2角度θ1−θ2に設定し、試料がラメラ60である場合には、入射角θを、第1角度θ1よりも大きい第3角度θ1+θ2に設定する。
よって、本実施形態によれば、ウェハ加工時の入射角θと、ラメラ加工時の入射角θのそれぞれを、最適な角度に設定することが可能となる。よって、本実施形態によれば、ウェハ加工時とラメラ加工時において、それぞれウェハ表面S1とラメラ加工面S2を高分解能で観察することが可能となる。その結果、FIB加工精度の向上や、作業者の負担軽減を実現することが可能となる。
なお、本実施形態では、角度θ1を固定し、軸Y3を回転軸とすることで、角度θを可変としているが、角度θ1を可変とすることで角度θを可変とする例も考えられる。しかしながら、この場合には、重量の重いSEMユニット107の移動距離が長くなるため、エネルギー効率が悪いという問題がある。さらには、SEMユニット107が移動する部分の真空試料室108に開口部を設ける必要がある関係上、移動距離が長いと開口部が大きくなり、真空を確保することが難しいという問題がある。一方、本実施形態によれば、これらの問題を軽減することができるため、この例よりも優れていると言える。
なお、回転部107dを回転軸Y3に垂直に切断した場合の断面形状は、円形であることが望ましい。理由は、真空試料室108の開口部と回転部107dとの間の隙間を小さくし、真空を確保しやすくするためである。この場合、回転部107d全体の断面形状を円形とする必要はなく、回転部107dが真空試料室108を貫通する部分における回転部107dの断面形状が円形であれば十分である。
また、本実施形態の回転部107dは、360度回転可能なように構成してもよいし、360度分は回転できないように構成してもよい。すなわち、回転部107dの可動範囲は、360度でもよいし、360度未満でもよい。例えば、回転部107dは、180度分だけ回転可能なように構成してもよい。このような構成には、回転部107dの回転動作を、図5の状態や図6の状態で停止させやすくなり、入射角θを精度よく設定しやすくなるという利点がある。
また、電子ビームの照射時に選択可能な回転部107dの回転角度は、角度の設定ミスなどを防止する観点から、3種類以上とするよりも、2種類のみとする方が望ましい。例えば、選択可能な回転角度を、0度、10度、20度、…、および360度のいずれかとするよりも、0度と180度のみとする方が望ましい。
(第2〜第4実施形態)
図7は、第2〜第4実施形態の試料加工装置の構成を示す概略図である。図7(a)〜(c)はそれぞれ、第2〜第4実施形態のSEMユニット107の構成を示す。
図7(a)では、SEMユニット107が、3本のSEMカラム107e1、107e2、107e3を備えている。このように、SEMユニット107は、3本以上のSEMカラムを備えていてもよい。
図7(b)では、電子ビーム照射部107aと回転部107dが、曲線状の形状のSEMカラム107fにより連結されている。また、図7(c)では、電子ビーム照射部107aと回転部107dが、曲線状の形状のSEMカラム107g1と、直線状の形状のSEMカラム107g2により連結されている。このように、SEMユニット107のSEMカラムは、曲線状の形状のSEMカラムを含んでいてもよい。
以上のように、第2〜第4実施形態によれば、様々な形状のSEMユニット107を提供することが可能となる。SEMユニット107の形状は、SEMユニット107の製造のしやすさや、試料加工装置の性能向上などの観点から決定することが可能である。例えば、図7(c)に示す形状には、図1に示す形状に比べて、SEMユニット107の慣性モーメントを小さくし、SEMユニット107の回転に要するエネルギーを削減することができるという利点がある。
以上、第1から第4実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図したものではない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施することができる。また、これらの実施形態に対し、発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の省略、置換、変更を行うことにより、様々な変形例を得ることもできる。これらの形態や変形例は、発明の範囲や要旨に含まれており、特許請求の範囲及びこれに均等な範囲には、これらの形態や変形例が含まれる。
10:処理装置、20:制御装置、21:本体部、22:表示部、23:入力部、
30:カセット台、40:カセット、50:ウェハ、60:ラメラ、
101:搬送ロボット、102:ハッチ、103:載置台、104:搬送ロボット、
105:ステージ、106:FIBユニット、107:SEMユニット、
108:真空試料室、109:真空ポンプ、
110:二次電子検出器、111:X線検出器、112:プローブ、
113:ガス供給装置、114:プローブ制御装置、
201:CPU、202:ROM、203:RAM、204:HDD、
205:ユーザI/F、206:通信I/F、
301:記憶部、302:算出部、303:判定部、304:制御部、
305:受信部、306:送信部

Claims (7)

  1. 試料を設置するためのステージと、
    前記ステージ上の前記試料に、前記試料を加工するためのイオンビームを照射するイオンビーム照射部と、
    前記ステージ上の前記試料に、前記試料を観察するための電子ビームを照射する電子ビーム照射部と、
    前記ステージの表面に垂直な方向に対し第1角度だけ傾斜した回転軸を中心に、前記電子ビーム照射部を回転させて、前記電子ビームの入射角を変化させる回転部と、
    前記ステージ、前記イオンビーム照射部、および前記電子ビーム照射部を収容する真空試料室とを備え、
    前記回転部は、
    前記試料がウェハである場合には、前記入射角を、前記第1角度よりも小さい第2角度に設定し、
    前記試料がラメラである場合には、前記入射角を、前記第1角度よりも大きい第3角度に設定し、
    前記第2角度は0度〜45度であり、
    前記第3角度は45度〜135度であり、
    前記回転部は、前記真空試料室を貫通しており、
    前記回転部が前記真空試料室を貫通する部分における前記回転部の断面形状は、円形である、
    試料加工装置。
  2. 試料を設置するためのステージと、
    前記ステージ上の前記試料に、前記試料を加工するためのイオンビームを照射するイオンビーム照射部と、
    前記ステージ上の前記試料に、前記試料を観察するための電子ビームを照射する電子ビーム照射部と、
    前記ステージの表面に垂直な方向に対し第1角度だけ傾斜した回転軸を中心に、前記電子ビーム照射部を回転させて、前記電子ビームの入射角を変化させる回転部とを備え、
    前記回転部は、
    前記試料がウェハである場合には、前記入射角を、前記第1角度よりも小さい第2角度に設定し、
    前記試料がラメラである場合には、前記入射角を、前記第1角度よりも大きい第3角度に設定する、
    試料加工装置。
  3. 前記第2角度は0度〜45度である、請求項2に記載の試料加工装置。
  4. 前記第3角度は45度〜135度である、請求項2または3に記載の試料加工装置。
  5. さらに、前記ステージ、前記イオンビーム照射部、および前記電子ビーム照射部を収容する真空試料室を備える、請求項2から4のいずれか1項に記載の試料加工装置。
  6. 前記回転部は、前記真空試料室を貫通しており、
    前記回転部が前記真空試料室を貫通する部分における前記回転部の断面形状は、円形である、請求項5に記載の試料加工装置。
  7. 試料をステージ上に設置し、
    前記ステージ上の前記試料に電子ビームを照射する電子ビーム照射部を、前記ステージの表面に垂直な方向に対し第1角度だけ傾斜した回転軸を中心に回転させて、前記電子ビームの入射角を変化させ、
    前記試料がウェハである場合に、前記電子ビームの前記入射角を前記第1角度よりも小さい第2角度に設定した状態で、前記ウェハにイオンビームと前記電子ビームを照射することで、前記ウェハを観察しつつ加工し、
    前記試料がラメラである場合に、前記電子ビームの前記入射角を前記第1角度よりも大きい第3角度に設定した状態で、前記ラメラに前記イオンビームと前記電子ビームを照射することで、前記ラメラを観察しつつ加工する、
    試料加工方法。
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