JP2013182328A - 評価装置、評価方法、評価プログラム、及びそのプログラムを記録するコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

評価装置、評価方法、評価プログラム、及びそのプログラムを記録するコンピュータ読取可能な記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2013182328A
JP2013182328A JP2012044275A JP2012044275A JP2013182328A JP 2013182328 A JP2013182328 A JP 2013182328A JP 2012044275 A JP2012044275 A JP 2012044275A JP 2012044275 A JP2012044275 A JP 2012044275A JP 2013182328 A JP2013182328 A JP 2013182328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
page
display
displayed
amount
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012044275A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5279927B1 (ja
Inventor
Kazuhiro Tomota
和宏 友田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rakuten Group Inc
Original Assignee
Rakuten Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rakuten Inc filed Critical Rakuten Inc
Priority to JP2012044275A priority Critical patent/JP5279927B1/ja
Priority to PCT/JP2013/052072 priority patent/WO2013129014A1/ja
Priority to US14/381,820 priority patent/US20150026563A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5279927B1 publication Critical patent/JP5279927B1/ja
Publication of JP2013182328A publication Critical patent/JP2013182328A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0481Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] based on specific properties of the displayed interaction object or a metaphor-based environment, e.g. interaction with desktop elements like windows or icons, or assisted by a cursor's changing behaviour or appearance
    • G06F3/0483Interaction with page-structured environments, e.g. book metaphor
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/10Text processing
    • G06F40/103Formatting, i.e. changing of presentation of documents
    • G06F40/114Pagination
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/06Buying, selling or leasing transactions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

【課題】電子書籍における各ページの、ユーザに対して興味をもたせる効果の大きさをより精度よく評価する評価装置、評価方法、評価プログラム、及びそのプログラムを記録するコンピュータ読取可能な記録媒体を提供する。
【解決手段】ブックサーバ100によれば、まず、起点ページと表示方向と折返ページとを判別し、表示方向のそれぞれに関しての各ページの表示量をカウントする。次に、係数記憶部2により決定された重み係数を用いて、表示方向のそれぞれに関してカウントされた表示量を、表示方向のそれぞれに関しての各ページについて重み付けする。5回表示された第7ページのそれぞれでは、1.6、1.6、0.9、1.1、0.9の重み付けがされている。そして、重み付けされた、表示量のページ毎の総量を算出する。第7ページでは、表示量のページ毎の総量は6.1ポイントと算出される。
【選択図】図6

Description

本発明は、評価装置、当該評価装置が行う評価方法、当該評価装置としてコンピュータを機能させる評価プログラム、及びそのプログラムを記録するコンピュータ読取可能な記録媒体に関する。
従来、ウェブページにおける各コンテンツの、閲覧者としてのユーザに対して興味をもたせる効果の大きさ(興味を持たせることや購入させることに成功した貢献度)を測定する方法が提供されている。ウェブページに掲載されたコンテンツには、ユーザによる選択及び閲覧の機会が略均等に与えられている。
なお、特許文献1には、電子書籍における各頁の、頁当たりのユーザによる読書時間、めくられた頁数等を読み出し、これらが所定の条件を満たしていない場合、この電子書籍の試読を不能な状態に設定する情報処理装置が開示されている。
特開2003−150772号公報
ところで、電子書籍等の電子書籍の販売者としては、試読されたページ数をカウントしておき、電子書籍が購入された場合に、試読されたどのページ(ウェブページにおけるコンテンツに相当)が購入に貢献したのか把握したい、という要望がある。
これに対して、通常の電子書籍では、購入するか否かを検討するための試読を行う場合、先頭ページから順に閲覧せざるを得ないという制約があって閲覧の機会が均等でない。このため、単にページ数などをカウントしても、ページがめくられる方向の起点となる先頭ページのページビューが多くカウントされてしまう。
これにより、この電子書籍が購入された後で上述の貢献度を測定した場合に、先頭ページにより近いページの方が、先頭ページからより遠いページよりも上述の貢献度がより高いと判定される傾向が生まれる。この結果、上述の貢献度の測定精度が低くなってしまう。
そこで本発明は、上記の問題点を解消する為になされたものであり、電子書籍における各ページの、ユーザに対して興味をもたせる効果の大きさをより精度よく評価する評価装置、評価方法、評価プログラム、及びそのプログラムを記録するコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを目的とする。
本発明の一形態に係る評価装置は、複数のページを有する電子書籍においてユーザによって最初に表示された起点ページと、当該起点ページから他のページを表示させる際にページが増える方向に表示されたか又は減少する方向に表示されたかを示す表示方向とを判別する判別手段と、判別手段によって判別された起点ページ及び表示方向に基づいて、表示された各ページの重み係数を、当該表示方向のそれぞれに関して当該起点ページから離れるに従って当該重み係数が増加するように決定する係数決定手段と、表示方向のそれぞれに関しての各ページの表示量をカウントするカウント手段と、カウント手段により表示方向のそれぞれに関してカウントされた表示量を、係数決定手段により決定された重み係数を用いて、表示方向のそれぞれに関しての各ページについて重み付けする演算を行う演算手段と、演算手段により重み付けされた表示量の総量を、各ページについて算出する演算を行う算出手段と、を備える。
本発明の一形態に係る評価装置によれば、まず、起点ページ及び表示方向を判別し、表示方向のそれぞれに関しての各ページの表示量をカウントする。次に、起点ページ及び表示方向に基づいて、各ページの重み係数を決定し、表示方向のそれぞれに関してカウントされた表示量を、表示方向のそれぞれに関しての各ページについて重み付けする。そして、重み付けされた表示量の総量を、各ページについて算出する。このように、重み係数を用いて、表示方向のそれぞれに関してカウントされた表示量を、表示方向のそれぞれに関しての各ページについて重み付けする。このため、先頭ページにより近いページの方が、先頭ページからより遠いページよりも上述の貢献度がより高いと単純に判定するのでなく、各ページに重み付けすることにより、電子書籍における各ページの、ユーザに対して興味をもたせる効果の大きさをより精度よく評価することが可能になる。
別の形態に係る評価装置では、表示量は、ユーザによって表示された各ページの表示回数であってもよい。
この形態では、係数決定手段により決定された重み係数を用いて、表示方向のそれぞれに関してカウントされた表示回数を、表示方向のそれぞれに関しての各ページについて重み付けするため、先頭ページにより近いページの方が、先頭ページからより遠いページよりも上述の貢献度がより高いと判定することがなく、電子書籍における各ページの、ユーザに対して興味をもたせる効果の大きさをより精度よく評価することが可能になる。
別の形態に係る評価装置では、表示量は、ユーザによって表示された各ページの表示時間であってもよい。
この形態では、係数決定手段により決定された重み係数を用いて、表示方向のそれぞれに関してカウントされた表示時間を、表示方向のそれぞれに関しての各ページについて重み付けするため、先頭ページにより近いページの方が、先頭ページからより遠いページよりも上述の貢献度がより高いと判定することがなく、電子書籍における各ページの、ユーザに対して興味をもたせる効果の大きさをより精度よく評価することが可能になる。
別の形態に係る評価装置では、判別手段は、表示方向が変更された場合の折り返し位置となる折返ページを判別し、係数決定手段は、判別手段によって判別された起点ページ、表示方向、及び折返ページに基づいて、表示された各ページの重み係数を決定してもよい。
この形態では、表示方向が変更された場合の折り返し位置となる折返ページが判別され、起点ページ、表示方向、及び折返ページに基づいて、表示された各ページの重み係数が決定される。これにより、表示方向が変更された場合でも、折返ページに基づいて定められた重み係数が用いられるため、電子書籍における各ページの、ユーザに対して興味をもたせる効果の大きさをより精度よく評価することが可能になる。
別の形態に係る評価装置では、複数のページのうち複数のコンテンツを有するコンテンツ含有ページが存在するか否かを判定する含有判定手段と、含有判定手段によりコンテンツ含有ページが存在すると判定された場合、算出手段により算出された各ページの表示量の総量を、複数のコンテンツのそれぞれによるコンテンツ含有ページの占有割合に応じて分配する演算を行う総量分配手段と、を更に備えてもよい。
この形態では、コンテンツ含有ページが存在すると判定された場合、各ページの表示量の総量を、複数のコンテンツのそれぞれによるコンテンツ含有ページの占有割合に応じて分配する演算が行われる。このため、複数のコンテンツのそれぞれの、ユーザに対して興味をもたせる効果の大きさをより精度よく評価することが可能になる。
別の形態に係る評価装置では、複数のコンテンツのそれぞれと、複数のコンテンツのそれぞれの作成者に関する作成者情報とを関連付けて記憶する作成者記憶手段と、電子書籍の売上額を、作成者記憶手段により記憶されている作成者情報が示す作成者のそれぞれによるコンテンツの作成量に応じて分配する演算を行う売上分配手段と、を更に備えてもよい。
この形態では、電子書籍の売上額を、作成者情報が示す作成者のそれぞれによるコンテンツの作成量に応じて分配する演算が行われる。このため、コンテンツの作成量に応じて、コンテンツのそれぞれの作成者に売上額を分配することが可能になる。
別の形態に係る評価装置では、ユーザによって最初に表示される起点ページを、無作為に選択されたページに変更する変更手段を更に備えてもよい。
この形態では、ユーザによって最初に表示される起点ページを、無作為に選択されたページに変更することが可能になる。
別の形態に係る評価装置では、変更手段は、所定条件が満たされた場合に、ユーザによって最初に表示される起点ページを、無作為に選択されたページに変更してもよい。
この形態では、所定条件が満たされた場合に、ユーザによって最初に表示される起点ページを、無作為に選択されたページに変更することが可能になる。
別の形態に係る評価装置では、変更手段は、起点ページから次に表示させる他のページの表示順序を無作為に変更してもよい。
この形態では、起点ページから次に表示させる他のページの表示順序を無作為に変更することが可能になる。
別の形態に係る評価装置では、電子書籍が購入される購入処理が行われたか否かを判定する購入判定手段と、購入判定手段により電子書籍の購入処理が行われたと判定された場合、電子書籍においてユーザによって最後に表示された最終表示ページを特定する最終特定手段と、最終特定手段により特定された最終表示ページが、表示可能なページのうち途中のページであってユーザに対して二回目以降に表示された既読途中ページであるか、表示可能なページのうち途中のページであってユーザに対して初回に表示された初回途中ページであるか、又は、表示可能なページのうち最後のページであってユーザに対して初回に表示された初回終点ページであるかを特定するページ特定手段と、を更に備え、係数決定手段により決定された重み係数は、既読途中ページ、初回途中ページ、及び初回終点ページの順に大きくてもよい。
この形態では、電子書籍の購入処理が行われたと判定された場合に、電子書籍においてユーザによって最後に表示された最終表示ページが特定され、この最終表示ページが、既読途中ページであるか、初回途中ページであるか、又は、初回終点ページであるかが特定される。なお、重み係数は、既読途中ページ、初回途中ページ、及び初回終点ページの順に大きい。このように、二回目以降の表示なのに購入処理に進ませた既読途中ページの重み係数をこれらのページの中でも最も大きくし、途中のページなのに購入処理に進ませたが初回の表示である初回途中ページの重み係数をこれらのページの中で次に大きくすることにより、電子書籍における各ページの、ユーザに対して興味をもたせる効果の大きさをより精度よく評価することが可能になる。
別の形態に係る評価装置では、カウント手段は、表示方向が変更された場合の折返ページの表示量を、所定量だけ多くカウントしてもよい。
この形態では、表示方向が変更された場合の折返ページの表示量を、所定量だけ多くカウントすることが可能になる。
本発明の一形態に係る評価方法は、複数のページを有する電子書籍においてユーザによって最初に表示された起点ページと、当該起点ページから他のページを表示させる際にページが増える方向に表示されたか又は減少する方向に表示されたかを示す表示方向とを評価装置が判別する判別ステップと、表示方向のそれぞれに関しての各ページの表示量を評価装置がカウントするカウントステップと、カウントステップにより表示方向のそれぞれに関してカウントされた表示量を、判別ステップによって判別された起点ページ及び表示方向に基づいて、表示された各ページの重み係数を、当該表示方向のそれぞれに関して当該起点ページから離れるに従って当該重み係数が増加するように決定する係数決定手段により決定された重み係数を用いて、表示方向のそれぞれに関しての各ページについて重み付けする演算を評価装置が行う演算ステップと、演算ステップにより重み付けされた表示量の総量を、各ページについて算出する演算を評価装置が行う算出ステップと、を有することを特徴とする。
本発明の一形態に係る評価方法によれば、まず、起点ページ及び表示方向を判別し、表示方向のそれぞれに関しての各ページの表示量をカウントする。次に、起点ページ及び表示方向に基づいて、各ページの重み係数を決定し、表示方向のそれぞれに関してカウントされた表示量を、表示方向のそれぞれに関しての各ページについて重み付けする。そして、重み付けされた表示量の総量を、各ページについて算出する。このように、重み係数を用いて、表示方向のそれぞれに関してカウントされた表示量を、表示方向のそれぞれに関しての各ページについて重み付けする。このため、先頭ページにより近いページの方が、先頭ページからより遠いページよりも上述の貢献度がより高いと単純に判定するのでなく、各ページに重み付けすることにより、電子書籍における各ページの、ユーザに対して興味をもたせる効果の大きさをより精度よく評価することが可能になる。
本発明の一形態に係る評価プログラムは、コンピュータに、複数のページを有する電子書籍においてユーザによって最初に表示された起点ページと、当該起点ページから他のページを表示させる際にページが増える方向に表示されたか又は減少する方向に表示されたかを示す表示方向とを判別する判別手段の機能と、判別手段によって判別された起点ページ及び表示方向に基づいて、表示された各ページの重み係数を、当該表示方向のそれぞれに関して当該起点ページから離れるに従って当該重み係数が増加するように決定する係数決定手段の機能と、表示方向のそれぞれに関しての各ページの表示量をカウントするカウント手段の機能と、カウント手段により表示方向のそれぞれに関してカウントされた表示量を、係数決定手段により決定された重み係数を用いて、表示方向のそれぞれに関しての各ページについて重み付けする演算を行う演算手段の機能と、演算手段により重み付けされた表示量の総量を、各ページについて算出する演算を行う算出手段の機能と、を実現させることを特徴とする。
本発明の一形態に係る評価プログラムによれば、まず、起点ページ及び表示方向を判別し、表示方向のそれぞれに関しての各ページの表示量をカウントする。次に、起点ページ及び表示方向に基づいて、各ページの重み係数を決定し、表示方向のそれぞれに関してカウントされた表示量を、表示方向のそれぞれに関しての各ページについて重み付けする。そして、重み付けされた表示量の総量を、各ページについて算出する。このように、重み係数を用いて、表示方向のそれぞれに関してカウントされた表示量を、表示方向のそれぞれに関しての各ページについて重み付けする。このため、先頭ページにより近いページの方が、先頭ページからより遠いページよりも上述の貢献度がより高いと単純に判定するのでなく、各ページに重み付けすることにより、電子書籍における各ページの、ユーザに対して興味をもたせる効果の大きさをより精度よく評価することが可能になる。
本発明の一形態に係るコンピュータ読取可能な記録媒体は、コンピュータに、複数のページを有する電子書籍においてユーザによって最初に表示された起点ページと、当該起点ページから他のページを表示させる際にページが増える方向に表示されたか又は減少する方向に表示されたかを示す表示方向とを判別する判別手段の機能と、判別手段によって判別された起点ページ及び表示方向に基づいて、表示された各ページの重み係数を、当該表示方向のそれぞれに関して当該起点ページから離れるに従って当該重み係数が増加するように決定する係数決定手段の機能と、表示方向のそれぞれに関しての各ページの表示量をカウントするカウント手段の機能と、カウント手段により表示方向のそれぞれに関してカウントされた表示量を、係数決定手段により決定された重み係数を用いて、表示方向のそれぞれに関しての各ページについて重み付けする演算を行う演算手段の機能と、演算手段により重み付けされた表示量の総量を、各ページについて算出する演算を行う算出手段の機能と、を実現させる評価プログラムを記録したことを特徴とする。
本発明の一形態に係るコンピュータ読取可能な記録媒体によれば、まず、起点ページ及び表示方向を判別し、表示方向のそれぞれに関しての各ページの表示量をカウントする。次に、起点ページ及び表示方向に基づいて、各ページの重み係数を決定し、表示方向のそれぞれに関してカウントされた表示量を、表示方向のそれぞれに関しての各ページについて重み付けする。そして、重み付けされた表示量の総量を、各ページについて算出する。このように、重み係数を用いて、表示方向のそれぞれに関してカウントされた表示量を、表示方向のそれぞれに関しての各ページについて重み付けする。このため、先頭ページにより近いページの方が、先頭ページからより遠いページよりも上述の貢献度がより高いと単純に判定するのでなく、各ページに重み付けすることにより、電子書籍における各ページの、ユーザに対して興味をもたせる効果の大きさをより精度よく評価することが可能になる。
本発明によれば、電子書籍における各ページの、ユーザに対して興味をもたせる効果の大きさをより精度よく評価する評価装置、評価方法、評価プログラム、及びそのプログラムを記録するコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することができる。
電子書籍の画面表示の一例を説明するための画面説明図である。 ブックサーバの機能構成を説明するための機能構成図である。 ブックサーバの物理構成を説明するための物理構成図である。 操作履歴及び電子書籍評価方法の一例を説明するための説明図である。 操作履歴及び電子書籍評価方法の一例を説明するための説明図である。 操作履歴及び電子書籍評価方法の一例を説明するための説明図である。 操作履歴及び電子書籍評価方法の一例を説明するための説明図である。 ブックサーバにより行われる一連の処理の流れを説明するためのフローチャートである。 評価プログラムのモジュール構成を説明するためのモジュール構成図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
<1>実施形態の概要
まず、本発明に係るブックサーバ(評価装置)の実施形態の概要を、図1を用いて説明する。図1は、このブックサーバによる評価の対象となる電子書籍(電子ブック(商標)ともいう。)の画面表示の一例を説明するための画面説明図である。電子書籍は、複数のページPを含んで構成される電子化された書籍の機能を有するデジタルデータである。図1には、一例として、購入するか否かを検討するための試読が可能な全15ページのうち、第8ページがディスプレイ等に画面表示されたものが示されている。
ここで、全てのページ数において何番目のページが示されているかが、表示欄Dに表されている。第8ページより一つ前のページを表示させる場合は、ユーザが前ページボタンB1を選択(又はクリック)すればよく、第8ページより一つ後のページを表示させる場合は、ユーザが次ページボタンB2を選択(又はクリック)すればよい。電子書籍が有するページによっては、複数のコンテンツC1〜C3を有するものがある。
なお、コンテンツとは、1つのページ(例えば、ページP)に、複数の構成要素(例えば、3つのコンテンツC1〜C3)として分類可能な表示物である。ブックサーバは、複数のページを有する電子書籍と通信することにより、この電子書籍において、電子書籍を閲覧する閲覧ユーザに対して興味を持たせたページを特定して、そのページの貢献度を評価する装置である。
<2>ブックサーバの構成
引き続き、ブックサーバの構成を、図2及び図3を用いて説明する。図2は、ブックサーバ100の機能構成を説明するための機能構成図であり、図3は、ブックサーバ100の物理構成を説明するための物理構成図である。ブックサーバ100は、図3に示されるように、主な物理的な構成要素として演算処理ユニットであるCPU101(Central Processing Unit)、主記憶装置であるRAM102(RandomAccess Memory)及びROM103(Read Only Memory)、通信を行うための通信モジュール104、並びにハードディスク等の補助記憶装置105等のハードウェアを備えるコンピュータサーバとして構成される。これらの構成要素が動作することにより、ブックサーバ100の機能が発揮される。
また、ブックサーバ100は、図2に示されるように、主な機能的な構成要素として、履歴取得部1(判別手段)、係数記憶部2(係数決定手段)、カウント部3(カウント手段)、重付演算部4(演算手段)、総計演算部5(算出手段)、含有判定部6(含有判定手段)、ポイント分配部7(総量分配手段)、作成者記憶部8(作成者記憶手段)、売上分配部9(売上分配手段)、購入判定部10(購入判定手段)、最終ページ判定部11(最終特定手段)、ページ種別特定部12(ページ特定手段)、及びページ入替部13(変更手段)を備えている。
履歴取得部1は、PCとのコンピュータ端末Tや、携帯電話端末Mbや、スマートフォンS等の端末との間で、無線通信や有線通信を行うことにより、閲覧ユーザによる電子書籍に対する操作履歴を取得する通信機能部分である。より詳しくは、履歴取得部1は、閲覧ユーザによる電子書籍に対する操作履歴として、起点ページと、表示方向と、折返ページとを判別する。
ここで、起点ページとは、電子書籍において閲覧ユーザによって最初に表示されたページのことである。また、表示方向とは、この起点ページから他のページを表示させる際にページが増える方向に表示されたか又は減少する方向に表示されたかを示す方向のことである。また、折返ページとは、この表示方向が変更された場合の折り返し位置となる折返ページのことである。起点ページ、表示方向、及び折返ページの一例については、後述する。
係数記憶部2は、履歴取得部1によって判別された起点ページ、表示方向、及び折返ページに基づいて、表示された各ページの重み係数を決定するとともに、ここで定められた重み係数を予め記憶しておく演算兼記憶部分である。例えば、係数記憶部2は、起点ページについての重み係数を1.0(基準係数)と決定し、起点ページから1ページずつ離れていく同一の方向で表示されるに従って重み係数を0.1(所定係数)ずつ増加させていくよう決定する。
また、係数記憶部2は、折返ページにおいて表示方向が反転した後でも、折返ページから1ページずつ離れていく方向に表示されるに従って重み係数が0.1(所定係数)ずつ大きくなるよう決定する。更に、係数記憶部2は、後述の既読途中ページ、初回途中ページ、及び初回終点ページの順に、重み係数が大きくなるよう決定し、ここで定められた重み係数を予め記憶してもよい。重み係数の一例については、後述する。
カウント部3は、履歴取得部1によって判別された表示方向のそれぞれに関しての各ページの表示量をカウントする計数演算部分である。カウント部3は、例えば、最初の表示方向(ここでは例としてページ増加方向とする。)に関しての各ページの表示量をカウントし、一つ目の折返ページにおいて変更された表示方向(ここではページ減少方向。)に関しての各ページの表示量をカウントし、二つ目の折返ページにおいて変更された表示方向(ここではページ増加方向。)に関しての各ページの表示量をカウントする。
ここで、各ページの表示量とは、閲覧ユーザによる閲覧が可能な各ページの表示中となった状態の蓄積量の程度を示す指標であり、例えば、表示回数や表示時間等が挙げられる。以後、一例として、各ページの表示量は、閲覧ユーザにより閲覧された表示回数であるとして説明し、閲覧ユーザによって表示された各ページの表示回数は、閲覧ユーザの閲覧回数と等しいものとみなす。
なお、カウント部3は、履歴取得部1によって判別される表示方向が変更された場合の折返ページの表示量を、所定量だけ多くカウントする。例えば、カウント部3は、折返ページの1ページ前のページ、折返ページ、及び折返ページの1ページ後のページ、のそれぞれの表示回数が1回ずつであった場合、折返ページの表示回数を、所定回数(例えば1回)だけ多くカウントし、2回であるとしてカウントする。表示回数の一例については、後述する。
重付演算部4は、カウント部3により表示方向のそれぞれに関してカウントされた表示量を、係数記憶部2に記憶されている重み係数を用いて、表示方向のそれぞれに関しての各ページについて重み付けする演算を行う演算処理部分である。例えば、重付演算部4は、電子書籍の第8ページに関して、1回目の表示についての重み係数が1.7である場合、重み付け後の閲覧回数である閲覧ポイントは、1.7ポイントと算出する。重み付けされた表示回数の一例については、後述する。
総計演算部5は、重付演算部4により重み付けされた表示量の総量を、各ページについて算出する演算を行う演算処理部分である。例えば、総計演算部5は、電子書籍の第8ページに関して、1回目の表示についての重み係数が1.7であり、2回目の表示についての重み係数が1.5であり、3回目の表示についての重み係数が0.8である場合、重み付け後の閲覧回数の総量である閲覧ポイントは、(1.7+1.5+0.8=)4.0ポイントと算出する。総計演算部5は、この演算を、全ての閲覧ユーザに関して、各ページについての上述の演算を行った後で、全ての閲覧ユーザに関する、ページ毎の閲覧ポイントの合計ポイントを算出する演算を行う。ページ毎の総量の一例については、後述する。
含有判定部6は、上述の複数のページのうち、複数のコンテンツを有するコンテンツ含有ページが存在するか否かを判定する判定演算部分である。例えば、含有判定部6は、図1に示される第8ページのページPを、複数のコンテンツC1〜C3を有するコンテンツ含有ページであるとして判定する。
ポイント分配部7は、含有判定部6によりコンテンツ含有ページが存在すると判定された場合、総計演算部5により算出された表示量のページ毎の総量を、(コンテンツ含有ページにおける)複数のコンテンツのそれぞれによるコンテンツ含有ページの占有割合に応じて分配する演算を行う演算処理部分である。例えば、ポイント分配部7は、図1に示される第8ページのページPの閲覧ポイントの総量4.0ポイントを、コンテンツC1の占有割合(面積比で7割)に応じた2.8ポイント、コンテンツC2の占有割合(面積比で1割)に応じた0.4ポイント、コンテンツC3の占有割合(面積比で2割)に応じた0.8ポイントであるとして算出する。
作成者記憶部8は、コンテンツ含有ページにおける複数のコンテンツのそれぞれと、複数のコンテンツのそれぞれの作成者に関する作成者情報とを関連付けて記憶する記憶部分である。例えば、作成者記憶部8は、コンテンツC1と、コンテンツC1の作成者X(例えば、著者、撮影者、著作権者を含む。)に関する作成者情報とを、関連付けて予め記憶する。
売上分配部9は、ブックサーバ100に入力された電子書籍の売上額を、作成者記憶部8により記憶されている作成者情報が示す作成者のそれぞれによるコンテンツの作成量に応じて、分配する演算を行う演算処理部分である。例えば、売上分配部9は、全ページ数が15ページの電子書籍の売上額が120万円であり、作成者Xにより作成されたコンテンツの作成量の、この電子書籍における占有割合が6ページ分(全ページのうち4割に相当)だった場合、(売上額のうち4割に相当する)48万円が、作成者Xに対して分配すべき売上額であると演算により算出する。
購入判定部10は、閲覧ユーザにより閲覧されたことがある電子書籍が、この閲覧ユーザにより購入される購入処理が行われたか否かを判定する判定演算部分である。例えば、購入判定部10は、電子書籍の表示を行った閲覧ユーザのIDの閲覧リストを記憶しておき、電子書籍の購入処理を行ったユーザのIDが閲覧リストに含まれているか否かを判定する。
最終ページ判定部11は、購入判定部10により電子書籍の購入処理が行われたと判定された場合、この電子書籍において、購入処理を行った閲覧ユーザによって最後に表示された最終表示ページを特定する特定演算部分である。最終ページ判定部11は、閲覧ユーザによって最後に表示された最終表示ページが何れのページであるかを逐次記憶する。
ページ種別特定部12は、最終ページ判定部11により特定された最終表示ページが、既読途中ページであるか、初回途中ページであるか、又は初回終点ページであるかを特定する判定演算部分である。既読途中ページとは、表示可能なページのうち途中のページであって閲覧ユーザに対して二回目以降に表示されたページのことである。また、初回途中ページとは、表示可能なページのうち途中のページであって閲覧ユーザに対して初回に表示されたページのことである。また、初回終点ページとは、表示可能なページのうち最後のページであって閲覧ユーザに対して初回に表示されたページのことである。なお、既読途中ページ、初回途中ページ、及び初回終点ページの順に、重み係数が大きくなるように、係数記憶部2が重み係数を決定し記憶してもよい。
ページ入替部13は、ユーザによって最初に表示される起点ページを、無作為に選択された他のページに変更するシャッフル処理を行う設定処理部分である。ページ入替部13は、後述の所定条件が満たされた場合に、起点ページを、無作為に選択された他のページに変更するシャッフル処理を行うことが可能である。また、ページ入替部13は、起点ページから次に表示させる他のページの表示順序を無作為に変更することも可能である。なお、ページ入替部13は、シャッフル処理が可能なページについてのみ、シャッフル処理を行う。シャッフル処理が可能なページとは、例えば、ページ間においてストーリー性の無いフォトブックや写真集といった電子書籍が有するページのことである。
ここで、所定条件とは、例えば、前回のシャッフル処理から所定時間(例えば数時間)が経過した場合や、一つの電子書籍における閲覧回数(ページビュー)が所定回数以上になった場合や、特定の期間(例えば数日間)における閲覧回数(ページビュー)が所定回数未満のページが存在する状態となった場合等が挙げられる。なお、ページ入替部13は、起点ページから次に表示させる他のページの表示順序を無作為に変更するシャッフル処理を行うことも可能である。
<3>閲覧ユーザによる電子書籍に対する操作履歴及び電子書籍評価方法の一例
引き続き、閲覧ユーザによる電子書籍に対する操作履歴及び電子書籍評価方法の一例を、図4〜図7を用いて説明する。図4〜図7は、操作履歴及び電子書籍評価方法の一例を説明するための説明図である。
まず、図4に示されるように、第1ページから第10ページまでが試読可能な電子書籍において、ユーザA〜ユーザCが試読したとする。ここで、ユーザAが、第1ページ(起点ページ)から第10ページまで順に表示させて閲覧し、ユーザBが、第1ページ(起点ページ)から第7ページまで順に表示させて閲覧し、ユーザCが、第1ページ(起点ページ)から第4ページまで順に表示させて閲覧したとする。
この場合、カウント部3は、第1ページ〜第4ページのそれぞれが合計3回閲覧され、第5ページ〜第7ページのそれぞれが合計2回閲覧され、第8ページ〜第10ページのそれぞれが合計1回閲覧されたことを検出する。
ここで、係数記憶部2は、表示された各ページの重み係数を、第1ページを1.0(基準係数)とし、1ページ増えるごとに0.1ずつ大きくなるよう決定し、重付演算部4は、各ページについて、重み係数を掛け合わせる乗算演算を行うことにより重み付けする。そして、総計演算部5は、重み付けされた表示量の、ページ毎の総量を算出する演算を行う。例えば、総計演算部5は、電子書籍の第1ページに関して、1回目の表示についての重み係数が1.0であり、2回目の表示についての重み係数が1.0であり、3回目の表示についての重み係数が1.0であるため、重み付け後の閲覧回数の総量である閲覧ポイントは、(1.0+1.0+1.0=)3.0ポイントと算出する。
次に、図5に示されるように、第1ページから第10ページまでが試読可能な電子書籍において、ユーザA,ユーザBが試読したとする。ここで、ユーザAが、第1ページ(起点ページ)から第10ページまで順に表示させて閲覧し、その後、第10ページを折返ページとして表示方向を変更し、第8ページまで順に表示させて閲覧したとする。また、ユーザBが、第1ページ(起点ページ)から第7ページまで順に表示させて閲覧し、その後、第7ページを折返ページとして表示方向を変更し、第4ページまで順に表示させて閲覧し、その後、第4ページを折返ページとして表示方向を変更し、第9ページまで順に表示させて閲覧し、その後、第9ページを折返ページとして表示方向を変更し、第6ページまで順に表示させて閲覧したとする。
この場合、カウント部3は、第1ページ〜第3ページ及び第10ページのそれぞれが合計2回閲覧され、第4ページ〜第5ページ及び第8ページ〜第9ページのそれぞれが合計4回閲覧され、第6ページ〜第7ページのそれぞれが合計5回閲覧されたことを検出する。
ここで、係数記憶部2は、表示された各ページの重み係数を、ユーザAに関して、第1ページを1.0(基準係数)とし、1ページ増えるごとに0.1ずつ大きくなるよう決定し、第10ページでは1.9とするとともに、折返ページとしての第10ページを1.0(基準係数)とし、1ページ減るごとに0.1ずつ大きくなるよう決定する。
また、係数記憶部2は、表示された各ページの重み係数を、ユーザBに関して、第1ページを1.0(基準係数)とし、1ページ増えるごとに0.1ずつ大きくなるよう決定し、第7ページでは1.6とするとともに、折返ページとしての第7ページを1.0(基準係数)とし、1ページ減るごとに0.1ずつ大きくなるよう決定する。第4ページでは1.3とするとともに、折返ページとしての第4ページを1.0(基準係数)とし、1ページ増えるごとに0.1ずつ大きくなるよう決定する。第9ページでは1.5とするとともに、折返ページとしての第9ページを1.0(基準係数)とし、1ページ減るごとに0.1ずつ大きくなるよう決定する。
重付演算部4は、各ページについて、重み係数を掛け合わせる乗算演算を行うことにより重み付けする。そして、総計演算部5は、重み付けされた表示量の、ページ毎の総量を算出する演算を行う。例えば、総計演算部5は、電子書籍の第7ページに関して、ユーザAの1回目の表示についての重み係数が1.6であり、ユーザBの1回目の表示についての重み係数が1.6であり、ユーザBの2回目の表示についての重み係数が1.0であり、ユーザBの3回目の表示についての重み係数が1.3であり、ユーザBの4回目の表示についての重み係数が1.2であるため、重み付け後の閲覧回数の総量である閲覧ポイントは、(1.6+1.6+1.0+1.3+1.2=)6.7ポイントと算出する。
次に、図6に示されるように、第1ページから第10ページまでが試読可能な電子書籍において、ユーザA,ユーザBが試読したとする。ここで、ユーザAが、第1ページ(起点ページ)から第10ページまで順に表示させて閲覧し、その後、第10ページを折返ページとして表示方向を変更し、第8ページまで順に表示させて閲覧したとする。また、ユーザBが、第1ページ(起点ページ)から第7ページまで順に表示させて閲覧し、その後、第7ページを折返ページとして表示方向を変更し、第4ページまで順に表示させて閲覧し、その後、第4ページを折返ページとして表示方向を変更し、第9ページまで順に表示させて閲覧し、その後、第9ページを折返ページとして表示方向を変更し、第6ページまで順に表示させて閲覧したとする。
この場合、カウント部3は、第1ページ〜第3ページ及び第10ページのそれぞれが合計2回閲覧され、第4ページ〜第5ページ及び第8ページ〜第9ページのそれぞれが合計4回閲覧され、第6ページ〜第7ページのそれぞれが合計5回閲覧されたことを検出する。
ここで、係数記憶部2は、表示された各ページの重み係数を、ユーザAに関して、第1ページを1.0(基準係数)とし、1ページ増えるごとに0.1ずつ大きくなるよう決定し、第10ページでは1.9とするとともに、折返ページとしての第10ページを0.9(上述の基準係数よりも所定係数だけ小さい係数)とし、1ページ減るごとに0.1ずつ大きくなるよう決定する。折返ページとしての第10ページの重み係数を、上述の基準係数よりも所定係数だけ小さい係数としたのは、既読であることから貢献度が低いと考えられるためである。
また、係数記憶部2は、表示された各ページの重み係数を、ユーザBに関して、第1ページを1.0(基準係数)とし、1ページ増えるごとに0.1ずつ大きくなるよう決定し、第7ページでは1.6とするとともに、折返ページとしての第7ページを0.9(上述の基準係数よりも所定係数だけ小さい係数)とし、1ページ減るごとに0.1ずつ大きくなるよう決定する。第4ページでは1.2とするとともに、折返ページとしての第4ページを0.8(更に所定係数だけ小さくした係数)とし、1ページ増えるごとに0.1ずつ大きくなるよう決定する。第9ページでは1.3とするとともに、折返ページとしての第9ページを0.7(更に所定係数だけ小さくした係数)とし、1ページ減るごとに0.1ずつ大きくなるよう決定する。係数記憶部2が、折返ページとしての第7,4,9ページの重み係数を、所定係数だけ小さい係数と決定したのは、既読であるため貢献度が低いと考えられるためである。
重付演算部4は、各ページについて、重み係数を掛け合わせる乗算演算を行うことにより重み付けする。そして、総計演算部5は、重み付けされた表示量の、ページ毎の総量を算出する演算を行う。例えば、総計演算部5は、電子書籍の第7ページに関して、ユーザAの1回目の表示についての重み係数が1.6であり、ユーザBの1回目の表示についての重み係数が1.6であり、ユーザBの2回目の表示についての重み係数が0.9であり、ユーザBの3回目の表示についての重み係数が1.1であり、ユーザBの4回目の表示についての重み係数が0.9であるため、重み付け後の閲覧回数の総量である閲覧ポイントは、(1.6+1.6+0.9+1.1+0.9=)6.1ポイントと算出する。
次に、図7に示されるように、第1ページから第10ページまでが試読可能な電子書籍において、ユーザA,ユーザBが試読したとする。ここで、ユーザAが、第1ページ(起点ページ)から第10ページまで順に表示させて閲覧し、その後、ユーザAによる指定により第6ページを表示させて閲覧したとする。また、ユーザBが、第1ページ(起点ページ)から第7ページまで順に表示させて閲覧し、その後、ユーザBによる指定により第2ページを表示させて閲覧し、その後、第3ページから第4ページまで順に表示させて閲覧したとする。
この場合、カウント部3は、第1ページ、第5ページ、及び第7ページのそれぞれが合計2回閲覧され、第2ページが合計4回閲覧され、第3ページ〜第4ページ及び第6ページのそれぞれが合計3回閲覧され、第8ページ〜第10ページのそれぞれが合計3回閲覧されたことを検出する。
ここで、係数記憶部2は、表示された各ページの重み係数を、ユーザAに関して、第1ページを1.0とし、1ページ増えるごとに0.1ずつ大きくなるよう決定し、第10ページでは1.9とするとともに、2回目の第6ページを1.0+αと決定する。なお、αは、変数の値でもよく、例えば0.5といった具体的な定数の値でもよい。
また、係数記憶部2は、表示された各ページの重み係数を、ユーザBに関して、第1ページを1.0とし、1ページ増えるごとに0.1ずつ大きくなるよう決定し、第7ページでは1.6とするとともに、2回目の第4ページを1.0+αとし、2回目の第3ページを1.1とし、2回目の第4ページを1.2と決定する。
重付演算部4は、各ページについて、重み係数を掛け合わせる乗算演算を行うことにより重み付けする。そして、総計演算部5は、重み付けされた表示量の、ページ毎の総量を算出する演算を行う。例えば、総計演算部5は、電子書籍の第6ページに関して、ユーザAの1回目の表示についての重み係数が1.5であり、ユーザAの2回目の表示についての重み係数が1.0+αであり、ユーザBの1回目の表示についての重み係数が1.5であるため、重み付け後の閲覧回数の総量である閲覧ポイントは、(1.5+1.0+α+1.5=)4.0+αポイントと算出する。
ここで、ユーザAによる指定により第6ページの表示が、電子書籍における目次やリンクのクリックにより行われた場合、既読のページに対して再度試読したいという「思い入れ」があったと推測されるため、係数記憶部2はαの値を比較的大きいものに設定することができる。一方、ユーザAによる指定により第6ページの表示が、電子書籍における目次やリンクのクリックにより行われたものではなく、無作為に行われたページ指定の場合、未読のページを試読したいという「思い入れ」が無かったと推測されるため、係数記憶部2はαの値を比較的小さいものに設定することができる。
<4>ブックサーバにより行われる一連の処理の流れ
引き続き、ブックサーバ100において行われる一連の処理手順の流れ(評価方法)の一例を、図8を用いて説明する。図8は、ブックサーバ100により行われる一連の処理の流れを説明するためのフローチャートである。
まず、履歴取得部1及びカウント部3が、PCとのコンピュータ端末Tや、携帯電話端末Mbや、スマートフォンS等の端末との間で、無線通信や有線通信を行うことにより、閲覧ユーザによる電子書籍に対する操作履歴を取得するとともに、各ページの表示量をカウントする(ステップS01、判別ステップ及びカウントステップ)。より詳しくは、履歴取得部1が、閲覧ユーザによる電子書籍に対する操作履歴として、起点ページと、表示方向と、折返ページとを判別するとともに、カウント部3が、履歴取得部1によって判別された表示方向のそれぞれに関しての各ページの表示量をカウントする。
次に、係数記憶部2が、履歴取得部1によって判別された起点ページ、表示方向、及び折返ページに基づいて、表示された各ページの重み係数を決定するとともに、ここで定められた重み係数を予め記憶する(ステップS02、演算ステップ)。そして、重付演算部4が、カウント部3により表示方向のそれぞれに関してカウントされた表示量を、係数記憶部2に記憶されている重み係数を用いて、表示方向のそれぞれに関しての各ページについて重み付けする演算を行う(ステップS03、演算ステップ)。
次に、総計演算部5が、重付演算部4により重み付けされた表示量の、ページ毎の総量を算出する演算を行う(ステップS04、算出ステップ)。そして、含有判定部6が、上述の複数のページのうち、複数のコンテンツを有するコンテンツ含有ページが存在するか否かを判定する(ステップS05、含有判定ステップ)。含有判定部6によりコンテンツ含有ページが存在すると判定されなかった場合、後述のステップS07に移行する。一方、含有判定部6によりコンテンツ含有ページが存在すると判定された場合、ポイント分配部7が、総計演算部5により算出された表示量のページ毎の総量を、(コンテンツ含有ページにおける)複数のコンテンツのそれぞれによるコンテンツ含有ページの占有割合に応じて分配する演算を行う(ステップS06、ポイント分配ステップ)。
次に、ステップS07において、売上分配部9が、総計演算部5により算出された表示量のページ毎の総量(全ユーザについて考慮された合計ポイント)に対応する売上額を、作成者記憶部8により記憶されている作成者情報が示す作成者のそれぞれに対して分配する演算を行う(売上分配ステップ)。
次に、購入判定部10が、閲覧ユーザにより閲覧されたことがある電子書籍が、この閲覧ユーザにより購入される購入処理が行われたか否かを判定する(ステップS08、購入判定ステップ)。購入判定部10により電子書籍の購入処理が行われたと判定されなかった場合、後述のステップS11に移行する。一方、購入判定部10により電子書籍の購入処理が行われたと判定された場合、最終ページ判定部11が、この電子書籍において、購入処理を行った閲覧ユーザによって最後に表示された最終表示ページを特定する(ステップS09、最終ページ判定ステップ)。
次に、ページ種別特定部12は、最終ページ判定部11により特定された最終表示ページが、既読途中ページであるか、初回途中ページであるか、又は初回終点ページであるかを特定する(ステップS10、ページ種別特定ステップ)。ここで、係数記憶部2は、既読途中ページ、初回途中ページ、及び初回終点ページの順に、重み係数が大きくなるように、重み係数を決定し記憶してもよい。
次に、ステップS11において、ページ入替部13が、ユーザによって最初に表示される起点ページを、無作為に選択された他のページに変更するシャッフル処理を行う(ページ入替ステップ)。そして、一連の処理が終了する。
<5>評価プログラムのモジュール構成
引き続き、コンピュータをブックサーバ100として機能させるための評価プログラムのモジュール構成について図9を用いて説明する。図9は、コンピュータをブックサーバ100として機能させるための評価プログラムMのモジュール構成を説明するためのモジュール構成図である。
評価プログラムMは、図9に示すように、履歴取得モジュールM1、係数記憶モジュールM2、カウントモジュールM3、重付演算モジュールM4、総計演算モジュールM5、含有判定モジュールM6、ポイント分配モジュールM7、作成者記憶モジュールM8、売上分配モジュールM9、購入判定モジュールM10、最終ページ判定モジュールM11、ページ種別特定モジュールM12、及びページ入替モジュールM13を備えて構成される。
履歴取得モジュールM1は、各種情報の演算処理を実行させる機能を統括的に制御する部分である。履歴取得モジュールM1を実行することにより、上述のブックサーバ100の機能が実現される。また、履歴取得モジュールM1を実行することにより、履歴取得部1の機能が実現される。
更に、係数記憶モジュールM2、カウントモジュールM3、重付演算モジュールM4、総計演算モジュールM5、含有判定モジュールM6、ポイント分配モジュールM7、作成者記憶モジュールM8、売上分配モジュールM9、購入判定モジュールM10、最終ページ判定モジュールM11、ページ種別特定モジュールM12、及びページ入替モジュールM13のそれぞれを実行することにより実現される機能は、係数記憶部2、カウント部3、重付演算部4、総計演算部5、含有判定部6、ポイント分配部7、作成者記憶部8、売上分配部9、購入判定部10、最終ページ判定部11、ページ種別特定部12、及びページ入替部13のそれぞれの機能と同様である。
評価プログラムMは、例えば、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体または半導体メモリに固定的に記録された態様で提供される。また、評価プログラムMは、搬送波に重畳されたコンピュータデータ信号として通信ネットワークを介して提供されてもよい。
<6>本発明による作用及び効果
ブックサーバ100によれば、まず、起点ページ及び表示方向を判別し、表示方向のそれぞれに関しての各ページの表示量(例えば、表示回数や表示時間)をカウントする。次に、起点ページ及び表示方向に基づいて、各ページの重み係数を決定し、表示方向のそれぞれに関してカウントされた表示量を、表示方向のそれぞれに関しての各ページについて重み付けする。そして、重み付けされた表示量の総量を、各ページについて算出する。
このように、重み係数を用いて、表示方向のそれぞれに関してカウントされた表示量を、表示方向のそれぞれに関しての各ページについて重み付けする。このため、先頭ページにより近いページの方が、先頭ページからより遠いページよりも上述の貢献度がより高いと単純に判定するのでなく、各ページに重み付けすることにより、電子書籍における各ページの、ユーザに対して興味をもたせる効果(興味を持たせることや購入させることに成功した貢献度)の大きさをより精度よく評価することが可能になる。
また、ブックサーバ100によれば、表示方向が変更された場合の折り返し位置となる折返ページが判別され、起点ページ、表示方向、及び折返ページに基づいて、表示された各ページの重み係数が決定される。これにより、表示方向が変更された場合でも、折返ページに基づいて定められた重み係数が用いられるため、電子書籍における各ページの、ユーザに対して興味をもたせる効果の大きさ(貢献度)をより精度よく評価することが可能になる。
また、ブックサーバ100によれば、コンテンツ含有ページが存在すると判定された場合、各ページの表示量の総量を、複数のコンテンツのそれぞれによるコンテンツ含有ページの占有割合に応じて分配する演算が行われる。このため、複数のコンテンツのそれぞれの、ユーザに対して興味をもたせる効果の大きさ(貢献度)をより精度よく評価することが可能になる。
また、ブックサーバ100によれば、電子書籍の売上額を、作成者情報が示す作成者のそれぞれによるコンテンツの作成量に応じて分配する演算が行われる。このため、コンテンツの作成量に応じて、コンテンツのそれぞれの作成者に売上額をより適切に分配することが可能になる。
また、ブックサーバ100によれば、所定条件が満たされた場合に、ユーザによって最初に表示される起点ページを、無作為に選択されたページに変更すること(シャッフル処理)が可能になる。この結果、閲覧ユーザによる閲覧機会が極端に偏る場合を所定条件が満たされた場合とすることにより、シャッフル処理によって偏りを無くして、複数のコンテンツのそれぞれの、ユーザに対して興味をもたせる効果の大きさ(貢献度)をより精度よく評価することが可能になる。
また、ブックサーバ100によれば、起点ページから次に表示させる他のページの表示順序を無作為に変更することが可能になる。この結果、閲覧ユーザによる閲覧機会が極端に偏る場合に、シャッフル処理によって偏りを無くして、複数のコンテンツのそれぞれの、ユーザに対して興味をもたせる効果の大きさ(貢献度)をより精度よく評価することが可能になる。
また、ブックサーバ100によれば、電子書籍の購入処理が行われたと判定された場合に最終表示ページが特定され、この最終表示ページが、既読途中ページであるか、初回途中ページであるか、又は、初回終点ページであるかが特定される。なお、重み係数は、既読途中ページ、初回途中ページ、及び初回終点ページの順に大きくてもよい。
このように、二回目以降の表示なのに購入処理に進ませた(即ち、既読にも関わらず購入処理に進ませたため貢献度が非常に大きい)既読途中ページの重み係数をこれらのページの中でも最も大きくし、途中のページなのに購入処理に進ませたが初回の表示である(即ち、初めて試読されたものであるため既読である場合に比べて購入処理に進みやすい分だけ貢献度が比較的小さい)初回途中ページの重み係数をこれらのページの中で次に大きくすることにより、電子書籍における各ページの、ユーザに対して興味をもたせる効果の大きさ(貢献度)をより精度よく評価することが可能になる。
また、ブックサーバ100によれば、表示方向が変更された場合の折返ページの表示量を、所定量だけ多くカウントすることが可能になる。
<7>変形例
本発明に係る実施形態では、図1に示されるように、1ページずつ表示される電子書籍をブックサーバ100が評価する構成として説明したが、電子書籍の表示態様についてはこれに限定されず、例えば、2ページ分が見開きになる状態を1ページ分とみなして表示させる電子書籍をブックサーバ100が評価する構成としてもよい。
また、本発明に係る実施形態では、図8に示される一連の処理の流れが行われる構成として説明したが、一連の処理の流れはこれに限定されず、例えば、ステップS07の処理をステップS05の前に移動させた構成としてもよく、ステップS07の処理をステップS11の後に移動させた構成としてもよい。
本発明によれば、電子書籍における各ページの、ユーザに対して興味をもたせる効果の大きさをより精度よく評価することができる。
1…履歴取得部、2…係数記憶部、3…カウント部、4…重付演算部、5…総計演算部、6…含有判定部、7…ポイント分配部、8…作成者記憶部、9…売上分配部、10…購入判定部、11…最終ページ判定部、12…ページ種別特定部、13…ページ入替部、100…ブックサーバ、B1…前ページボタン、B2…次ページボタン、C1〜C3…コンテンツ、D…表示欄、Mb…携帯電話端末、M…評価プログラム、M1…履歴取得モジュール、M2…係数記憶モジュール、M3…カウントモジュール、M4…重付演算モジュール、M5…総計演算モジュール、M6…含有判定モジュール、M7…ポイント分配モジュール、M8…作成者記憶モジュール、M9…売上分配モジュール、M10…購入判定モジュール、M11…最終ページ判定モジュール、M12…ページ種別特定モジュール、M13…ページ入替モジュール、P…ページ、S…スマートフォン、T…コンピュータ端末。

Claims (14)

  1. 複数のページを有する電子書籍においてユーザによって最初に表示された起点ページと、当該起点ページから他のページを表示させる際にページが増える方向に表示されたか又は減少する方向に表示されたかを示す表示方向とを判別する判別手段と、
    前記判別手段によって判別された前記起点ページ及び前記表示方向に基づいて、表示された各ページの重み係数を、当該表示方向のそれぞれに関して当該起点ページから離れるに従って当該重み係数が増加するように決定する係数決定手段と、
    前記表示方向のそれぞれに関しての各ページの表示量をカウントするカウント手段と、
    前記カウント手段により前記表示方向のそれぞれに関してカウントされた前記表示量を、前記係数決定手段により決定された前記重み係数を用いて、前記表示方向のそれぞれに関しての各ページについて重み付けする演算を行う演算手段と、
    前記演算手段により重み付けされた前記表示量の総量を、各ページについて算出する演算を行う算出手段と、
    を備える評価装置。
  2. 前記表示量は、前記ユーザによって表示された各ページの表示回数である請求項1に記載の評価装置。
  3. 前記表示量は、前記ユーザによって表示された各ページの表示時間である請求項1に記載の評価装置。
  4. 前記判別手段は、前記表示方向が変更された場合の折り返し位置となる折返ページを判別し、
    前記係数決定手段は、前記判別手段によって判別された前記起点ページ、前記表示方向、及び前記折返ページに基づいて、表示された各ページの重み係数を決定する請求項1〜3のいずれか1項に記載の評価装置。
  5. 前記複数のページのうち複数のコンテンツを有するコンテンツ含有ページが存在するか否かを判定する含有判定手段と、
    前記含有判定手段により前記コンテンツ含有ページが存在すると判定された場合、前記算出手段により算出された各ページの前記表示量の総量を、前記複数のコンテンツのそれぞれによる前記コンテンツ含有ページの占有割合に応じて分配する演算を行う総量分配手段と、
    を更に備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の評価装置。
  6. 前記複数のコンテンツのそれぞれと、前記複数のコンテンツのそれぞれの作成者に関する作成者情報とを関連付けて記憶する作成者記憶手段と、
    前記電子書籍の売上額を、前記作成者記憶手段により記憶されている前記作成者情報が示す作成者のそれぞれによるコンテンツの作成量に応じて分配する演算を行う売上分配手段と、
    を更に備える請求項5に記載の評価装置。
  7. 前記ユーザによって最初に表示される前記起点ページを、無作為に選択されたページに変更する変更手段を更に備える請求項1〜6のいずれか1項に記載の評価装置。
  8. 前記変更手段は、所定条件が満たされた場合に、前記ユーザによって最初に表示される前記起点ページを、無作為に選択されたページに変更する請求項7に記載の評価装置。
  9. 前記変更手段は、前記起点ページから次に表示させる他のページの表示順序を無作為に変更する請求項7又は8に記載の評価装置。
  10. 前記電子書籍が購入される購入処理が行われたか否かを判定する購入判定手段と、
    前記購入判定手段により前記電子書籍の前記購入処理が行われたと判定された場合、前記電子書籍において前記ユーザによって最後に表示された最終表示ページを特定する最終特定手段と、
    前記最終特定手段により特定された前記最終表示ページが、表示可能なページのうち途中のページであって前記ユーザに対して二回目以降に表示された既読途中ページであるか、表示可能なページのうち途中のページであって前記ユーザに対して初回に表示された初回途中ページであるか、又は、表示可能なページのうち最後のページであって前記ユーザに対して初回に表示された初回終点ページであるかを特定するページ特定手段と、
    を更に備え、前記係数決定手段により決定された前記重み係数は、前記既読途中ページ、前記初回途中ページ、及び前記初回終点ページの順に大きい請求項1〜9のいずれか1項に記載の評価装置。
  11. 前記カウント手段は、前記表示方向が変更された場合の前記折返ページの表示量を、所定量だけ多くカウントする請求項1〜10のいずれか1項に記載の評価装置。
  12. 複数のページを有する電子書籍においてユーザによって最初に表示された起点ページと、当該起点ページから他のページを表示させる際にページが増える方向に表示されたか又は減少する方向に表示されたかを示す表示方向とを前記評価装置が判別する判別ステップと、
    前記表示方向のそれぞれに関しての各ページの表示量を前記評価装置がカウントするカウントステップと、
    前記カウントステップにより前記表示方向のそれぞれに関してカウントされた前記表示量を、前記判別ステップによって判別された前記起点ページ及び前記表示方向に基づいて、表示された各ページの重み係数を、当該表示方向のそれぞれに関して当該起点ページから離れるに従って当該重み係数が増加するように決定する係数決定手段により決定された前記重み係数を用いて、前記表示方向のそれぞれに関しての各ページについて重み付けする演算を前記評価装置が行う演算ステップと、
    前記演算ステップにより重み付けされた前記表示量の総量を、各ページについて算出する演算を前記評価装置が行う算出ステップと、
    を有する評価方法。
  13. コンピュータに、
    複数のページを有する電子書籍においてユーザによって最初に表示された起点ページと、当該起点ページから他のページを表示させる際にページが増える方向に表示されたか又は減少する方向に表示されたかを示す表示方向とを判別する判別手段の機能と、
    前記判別手段によって判別された前記起点ページ及び前記表示方向に基づいて、表示された各ページの重み係数を、当該表示方向のそれぞれに関して当該起点ページから離れるに従って当該重み係数が増加するように決定する係数決定手段の機能と、
    前記表示方向のそれぞれに関しての各ページの表示量をカウントするカウント手段の機能と、
    前記カウント手段により前記表示方向のそれぞれに関してカウントされた前記表示量を、前記係数決定手段により決定された前記重み係数を用いて、前記表示方向のそれぞれに関しての各ページについて重み付けする演算を行う演算手段の機能と、
    前記演算手段により重み付けされた前記表示量の総量を、各ページについて算出する演算を行う算出手段の機能と、
    を実現させる評価プログラム。
  14. コンピュータに、
    複数のページを有する電子書籍においてユーザによって最初に表示された起点ページと、当該起点ページから他のページを表示させる際にページが増える方向に表示されたか又は減少する方向に表示されたかを示す表示方向とを判別する判別手段の機能と、
    前記判別手段によって判別された前記起点ページ及び前記表示方向に基づいて、表示された各ページの重み係数を、当該表示方向のそれぞれに関して当該起点ページから離れるに従って当該重み係数が増加するように決定する係数決定手段の機能と、
    前記表示方向のそれぞれに関しての各ページの表示量をカウントするカウント手段の機能と、
    前記カウント手段により前記表示方向のそれぞれに関してカウントされた前記表示量を、前記係数決定手段により決定された前記重み係数を用いて、前記表示方向のそれぞれに関しての各ページについて重み付けする演算を行う演算手段の機能と、
    前記演算手段により重み付けされた前記表示量の総量を、各ページについて算出する演算を行う算出手段の機能と、
    を実現させる評価プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
JP2012044275A 2012-02-29 2012-02-29 評価装置、評価方法、評価プログラム、及びそのプログラムを記録するコンピュータ読取可能な記録媒体 Active JP5279927B1 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012044275A JP5279927B1 (ja) 2012-02-29 2012-02-29 評価装置、評価方法、評価プログラム、及びそのプログラムを記録するコンピュータ読取可能な記録媒体
PCT/JP2013/052072 WO2013129014A1 (ja) 2012-02-29 2013-01-30 評価装置、評価方法、評価プログラム、及びそのプログラムを記録するコンピュータ読取可能な記録媒体
US14/381,820 US20150026563A1 (en) 2012-02-29 2013-01-30 Evaluation device, evaluation method, evaluation program, and computer-readable recording medium recording evaluation program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012044275A JP5279927B1 (ja) 2012-02-29 2012-02-29 評価装置、評価方法、評価プログラム、及びそのプログラムを記録するコンピュータ読取可能な記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5279927B1 JP5279927B1 (ja) 2013-09-04
JP2013182328A true JP2013182328A (ja) 2013-09-12

Family

ID=49082218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012044275A Active JP5279927B1 (ja) 2012-02-29 2012-02-29 評価装置、評価方法、評価プログラム、及びそのプログラムを記録するコンピュータ読取可能な記録媒体

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20150026563A1 (ja)
JP (1) JP5279927B1 (ja)
WO (1) WO2013129014A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015064631A (ja) * 2013-09-24 2015-04-09 株式会社スタディスト 閲覧評価システム、閲覧評価方法及びプログラム
JP2018014138A (ja) * 2017-10-17 2018-01-25 株式会社スタディスト 閲覧評価システム、閲覧評価方法及びプログラム
JP2020035303A (ja) * 2018-08-31 2020-03-05 株式会社パルソラ 著作物管理装置、著作物管理方法、および著作物管理プログラム

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9329985B1 (en) 2014-04-04 2016-05-03 Xoom Corporation Using emulation to disassociate verification from stimulus in functional test
US20160216858A1 (en) * 2015-01-22 2016-07-28 Manzurul Khan Method and program product for an interactive e-book

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004252869A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Canon Inc 電子ブックシステム
JP2009245186A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Toppan Printing Co Ltd 閲覧情報配信装置およびその処理方法、プログラム
JP2011113438A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Konica Minolta Holdings Inc 電子書籍表示装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6449765B1 (en) * 1999-08-09 2002-09-10 Acceleration Software International Corporation Varying web page link based on user and web page status
US6496803B1 (en) * 2000-10-12 2002-12-17 E-Book Systems Pte Ltd Method and system for advertisement using internet browser with book-like interface
US9068920B2 (en) * 2009-01-14 2015-06-30 John Eric Churilla System and method for scanning and processing printed media
US20120151351A1 (en) * 2010-12-13 2012-06-14 Yahoo! Inc. Ebook social integration techniques

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004252869A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Canon Inc 電子ブックシステム
JP2009245186A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Toppan Printing Co Ltd 閲覧情報配信装置およびその処理方法、プログラム
JP2011113438A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Konica Minolta Holdings Inc 電子書籍表示装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015064631A (ja) * 2013-09-24 2015-04-09 株式会社スタディスト 閲覧評価システム、閲覧評価方法及びプログラム
JP2018014138A (ja) * 2017-10-17 2018-01-25 株式会社スタディスト 閲覧評価システム、閲覧評価方法及びプログラム
JP2020035303A (ja) * 2018-08-31 2020-03-05 株式会社パルソラ 著作物管理装置、著作物管理方法、および著作物管理プログラム
JP7213526B2 (ja) 2018-08-31 2023-01-27 株式会社パルソラ 著作物管理装置、著作物管理方法、および著作物管理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20150026563A1 (en) 2015-01-22
JP5279927B1 (ja) 2013-09-04
WO2013129014A1 (ja) 2013-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110135915B (zh) 商品推荐方法和系统
JP5279927B1 (ja) 評価装置、評価方法、評価プログラム、及びそのプログラムを記録するコンピュータ読取可能な記録媒体
CN108829808A (zh) 一种页面个性化排序方法、装置及电子设备
TWI544437B (zh) Information processing system, control method of information processing system, information processing apparatus, control method of information processing apparatus, computer program product, and information memory medium
CN113093976B (zh) 触屏设备上数据图形对比的实现方法和装置
WO2008132240A1 (en) Method of intermediation within a social network of users of a service/application to expose relevant media items
JP2005135071A (ja) 商品購入における信頼値の算出方法及び装置
CN111144874B (zh) 支付方式推荐方法、装置及设备
TWI550535B (zh) 基於他人購物清單之商品組合推薦系統、網站、及其方法
CN111415216A (zh) 一种商品推荐方法、装置、服务器及存储介质
CN108268491A (zh) 热力图生成方法及装置
JP6055567B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
WO2014035704A2 (en) Identifying user-specific services that are associated with user-presented entities
US20050177434A1 (en) Method for marketing and organization of creative content over an online medium
JP2017168078A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
CN113779421A (zh) 关联推荐方法、装置、设备及计算机可读存储介质
CN103593382A (zh) 信息处理设备、信息处理方法和程序
CN112733014A (zh) 推荐方法、装置、设备及存储介质
JP2009245186A (ja) 閲覧情報配信装置およびその処理方法、プログラム
JP6655698B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP2013065160A (ja) 書籍順位付けシステム、書籍順位付け方法、およびプログラム
JP2009245185A (ja) 閲覧情報配信装置およびその処理方法、プログラム
CN106528580B (zh) 业务对象的描述信息的显示方法及装置
JP6584240B2 (ja) 生成装置、生成方法、及び生成プログラム
JP6664604B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130423

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130521

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5279927

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250