JP2013182233A - 出力画面制御システム、出力画面制御方法、及びそのプログラム - Google Patents

出力画面制御システム、出力画面制御方法、及びそのプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2013182233A
JP2013182233A JP2012047701A JP2012047701A JP2013182233A JP 2013182233 A JP2013182233 A JP 2013182233A JP 2012047701 A JP2012047701 A JP 2012047701A JP 2012047701 A JP2012047701 A JP 2012047701A JP 2013182233 A JP2013182233 A JP 2013182233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
display
monitor
luminance
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012047701A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuyuki Uchiyama
龍之 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC AccessTechnica Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC AccessTechnica Ltd filed Critical NEC AccessTechnica Ltd
Priority to JP2012047701A priority Critical patent/JP2013182233A/ja
Publication of JP2013182233A publication Critical patent/JP2013182233A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】コンピュータ使用時の外部モニタにおける電力消費を軽減する出力画面制御システム等を提供する。
【解決手段】計算装置10からの指令で予め設定された表示輝度で外部モニタの表示部31に出力表示するモニタ制御部33,15を備え、前記計算装置10を、予め装備した入力デバイスから一定期間入力がない場合に稼働して前記モニタ制御部33,15に対してスクリーンセーバの出力表示を指令する演算処理部1と、前記スクリーンセーバの表示指令を検出するスクリーンセーバ起動検出部17と、このスクリーンセーバの表示指令が検出された場合に前記外部モニタ表示部31の表示輝度を予め設定された低輝度値に設定制御する輝度制御部19とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、パーソナルコンピュータにおける外部モニタに対する画面出力を制御することにより電力消費を軽減する出力画面制御システム等に関する。
パーソナルコンピュータのモニタとしては、一般にLCDモニタが使用されており、その使用にあたっては内蔵する蛍光管やLEDといったバックライトに対して多くの電力を必要とする。
例えば、モニタの使用者がパーソナルコンピュータを使用しない場合に、その都度、LCDモニタの操作ボタンを操作して輝度を下げ、また、PCを使用する際に輝度を上げる操作を行うなどしてモニタにおける表示輝度を抑制することにより、モニタ使用における省電力化をはかることができるが、PCの使用の際にその都度輝度の上げ下げを行うことは煩雑な操作が必要であり、ユーザにとって非常に煩わしく面倒な操作である。
これに対する関連技術として、CPU部分と表示装置が一体となったノートブックタイプのパーソナルコンピュータにおいて、スクリーンセーバーを起動する前に表示装置の輝度を省電力値に設定してからスクリーンセーバーを起動し、スクリーンセーバーを終了する前に表示装置の輝度を元に戻すことで表示装置の消費電力を低減させるシステムが開示されている(特許文献1)。
また、この関連技術として、BIOS画面やOSシャットダウン画面は、使用者がパーソナルコンピュータを操作していないとみなし、LCDモニタを低輝度モードとすることにより消費電力を低減させるシステムが開示されている(特許文献2)。
更に、この関連技術として、キーボードやマウスの操作などパーソナルコンピュータの操作が行われていない場合にLCDモニタの輝度を徐々に落とし消費電力を抑制する手法が開示されている(特許文献3)。
また、この関連技術として、PCディスプレイにおける輝度信号や同期信号等のビデオ信号の状態を通常の表示状態と比較することによりスクリーンセーバが動作しているか否かを判定するシステムが開示されている(特許文献4)。また、スクリーンセーバの動作時にユーザがパスワードを入力することによりスクリーンセーバの動作解除を行うシステム開示されている(特許文献5)。
特開2005−099515号公報 特開2010−231515号公報 特開2009−258865号公報 特開2000−219470号公報 特開2000−163034号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の関連技術では、外部モニタを利用するPC、即ち、モニタと表示データ出力ケーブルを介して接続されたデスクトップパーソナルコンピュータ(DPC)など外部に表示装置を持つPCではスクリーンセーバの起動および終了を検知することができないという不都合が生じ得る。
また、上記特許文献2に記載の関連技術では、PCの通常使用時においては省電力化を実現可能とするものの、スクリーンセーバー表示時には消費電力を低減することができないという不都合がある。
さらに、上記特許文献3に記載の関連技術では、スクリーンセーバやスタンバイ状態を使用者が不用意に解除してしまった場合は、再度スクリーンセーバやスタンバイ状態に入るまでの期間、LCDモニタ等の表示装置は高輝度で画面表示されることとなり、無駄な電力を消費してしまうといった不都合が生じ得る。
また、上記特許文献4及び5に記載の関連技術では、スクリーンセーバやスタンバイ状態を使用者が不用意に解除されることを抑制することはできるが、スクリーンセーバーが表示されている間は無駄な電力を消費してしまうという不都合がある。更に、PCの動作状態を通常使用状態に復帰させるのに手間や時間がかかってしまうという不都合があった。
[発明の目的]
本発明は、上記関連技術の有する不都合を改善し、コンピュータの外部モニタにおけるコンピュータ使用時の電力消費を有効に軽減し得る出力画面制御システム、出力画面制御方法、およびそのプログラムを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る出力画面制御システムは、予め設定されたプログラムに基づく演算処理を行う計算装置と、この計算装置から送り込まれた前記演算処理結果を予め設定された表示輝度で外部モニタの表示部に出力表示するモニタ制御部とを備えた出力画面制御システムであって、
前記計算装置が、予め装備した入力デバイスから一定期間入力がない場合に稼働して前記モニタ制御部に対してスクリーンセーバの出力表示を指令するスクリーンセーバ表示指令機能を備えた演算処理部と、前記スクリーンセーバの表示指令が前記モニタ制御部に対して成された場合にこれを検出するスクリーンセーバ起動検出部と、前記スクリーンセーバの表示指令が検出された場合に前記外部モニタ表示部の表示輝度を予め設定された低輝度値に設定制御する輝度制御部とを備えていることを特徴とする。
又、本発明にかかる出力画面制御方法は、予め設定されたプログラムに基づく演算処理を行う計算装置と、この計算装置から送り込まれた前記演算処理結果を予め設定された表示輝度で外部モニタの表示部に出力表示するモニタ制御部とを備えた出力画面制御システムを使用して前記外部モニタ表示部における画像出力を制御する出力画面制御方法であって、
予め装備した入力デバイスから一定期間入力がない場合に稼働し、前記計算装置の演算処理部が前記モニタ制御部に対してスクリーンセーバの出力表示を指令し(スクリーンセーバ表示指令発信工程)、
前記スクリーンセーバの出力表示の指令が前記モニタ制御部に対してなされた場合に、前記計算装置のスクリーンセーバ起動検出部がこれを検出し(スクリーンセーバ指令検出工程)、
前記スクリーンセーバの起動が検出された場合に前記外部モニタ表示部の表示輝度を予め設定された低輝度値に、前記計算装置の輝度制御部が設定制御するようにしたこと(スクリーンセーバ設定工程)を特徴とする。
又、本発明にかかる画面表示制御プログラムは、予め設定されたプログラムに基づく演算処理を行う計算装置と、この計算装置から送り込まれた前記演算処理結果を予め設定された表示輝度で外部モニタの表示部に出力表示するモニタ制御部とを備えた出力画面制御システムにあって、
予め装備した入力デバイスから一定期間入力がない場合に稼働し、前記モニタ制御部に対してスクリーンセーバの出力表示を指令するスクリーンセーバ表示指令処理機能、
前記スクリーンセーバの設定が前記モニタ制御部に対して指令された場合に、直ちに当該指令を検出するスクリーンセーバ指令検出処理機能、
および前記スクリーンセーバの起動が検出された場合に、前記外部モニタ表示部の表示輝度を予め設定された低輝度値に設定制御するスクリーンセーバ設定処理機能を設け、
これらの各処理機能を前記計算装置が備えているコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする
本発明は、以上のように構成されているので、これによると、予め装備した入力デバイスから一定期間入力がない場合にスクリーンセーバが有効に機能して外部モニタ表示部の表示輝度を予め設定された低輝度値に設定制御するようにしたので、計算装置の使用時の電力消費を有効に軽減することができるという上記関連技術にない優れた出力画面制御システム、出力画面制御方法、および出力画面制御プログラムを提供することができる。
本実施形態1に係る出力画面制御システムの一例を示す概略ブロック図である。 図1に開示した出力画面制御システムにおける全体的な動作を示すフローチャートである。 図3(a)は、LCDモニタにおけるデスクトップ画面の一表示例を示す説明図である。図3(b)は、LCDモニタにおけるスクリーンセーバの一表示例を示す説明図である。図3(c)は、LCDモニタにおけるログオン用画面の一表示例を示す説明図である。 本実施形態2に係る出力画面制御システムの一例を示す概略ブロック図である。 図4に開示した出力画面制御システムにおける全体的な動作を示すフローチャートである。 図6(a)はLCDモニタにおけるマルチディスプレイ画面の一表示例を示す説明図、図6(b)は一方のLCDモニタにスクリーンセーバを表示すると共に他方のLCDモニタに対する画面表示を停止した状態の一例を示す説明図、図6(c)は一方のLCDモニタにログイン用画面を表示すると共に他方のLCDモニタに対する画面表示を停止したときのそれぞれのモニタにおける表示一例を示す説明図である。
[実施形態1]
以下、本発明の出力画面制御システムにかかる実施形態1を図1乃至3に基づいて説明する。最初に、出力画面制御システムの基本的な内容について説明し、その後に具体的内容を説明する。
図1において、本実施形態1における出力画面制御システムは、予め設定されたプログラムに基づく演算処理を行うパーソナルコンピュータ(計算装置)10と、このパーソナルコンピュータ(以下「PCコンピュータ」という)10から送り込まれた演算処理結果を予め設定された表示輝度で外部モニタ(LCDモニタ)30の表示部31に出力表示するモニタ制御部(33,15)とを備えている。
そして、PCコンピュータ10は、予め装備した入力デバイスから一定期間入力がない場合に稼働して前記モニタ制御部(33,15)に対してスクリーンセーバの出力表示を指令するスクリーンセーバ表示指令機能を備えた演算処理部1と、前記スクリーンセーバの表示指令が前記モニタ制御部(33,15)に対して成された場合にこれを検出するスクリーンセーバ起動検出部17と、前記スクリーンセーバの表示指令が検出された場合に前記外部モニタ表示部31の表示輝度を予め設定された低輝度値に設定制御する輝度制御部19とを備えている。
ここで、外部モニタ(LCDモニタ)30は、図1に示すようにLCDバックライトを備えた外部液晶ディスプレイにより構成されている。尚、PCコンピュータ10は、本実施形態1では図1に示すように、モニタと一体型のコンピュータではなく、外部モニタとしてのLCDモニタ30に対して出力表示を行うように構成されたものが使用されている。
ここで、PCコンピュータ10とLCDモニタ30は、アナログRGBやDVI等の画像信号とDDC/CI(Disply Data Channel/Command Interface)と呼ばれる双方向通信の信号が一体となった複合通信ケーブルで接続されるものとする。尚、図1では、画像信号回線(以下「画像信号」という)60と通信信号回線(以下「通信信号」という)70とを便宜上それぞれ別々に記載している。
また、PCコンピュータ10は、具体的には図1に示すように、キーボード40およびマウス50を含む入出力デバイス2と、入出力デバイス2からの入力データを受け付けると共にPC内バス20を介して演算処理部1に通知するI/O制御部14と、使用者(ユーザ)がキーボード40またはマウス50を一定時間操作しない場合にLCDモニタ30の画面焼き付きを防止するためのスクリーンセーバ機能を起動する演算処理部1とを備えている。
このPCコンピュータ10は、更に、演算制御部1から出力されるコマンド信号(命令)を解析して各種イベントの検出を行うイベント検出部16と、イベント検出部16からのイベント通知の内容に基づきビデオ信号制御部15を介してLCDモニタ30の輝度を制御する輝度制御部19と、輝度制御部19および演算処理部1からの制御指令に基づきLCDモニタ30に対する画像出力の制御を行うビデオ信号制御部15を備えた構成を有する。
ここで、上記ビデオ信号制御部15と後述する画像処理MPU33とにより、前述したモニタ制御部が構成されている。このため、モニタ制御部(33,15)の制御内容は、それぞれビデオ信号制御部15と後述する画像処理MPU33との連係動作で、実現されるようになっている。
LCDモニタ30は、PCコンピュータ10内のビデオ信号制御部15から送信される画像信号をスケーリング処理すると共に液晶パネル31に対する画像表示を行う画像処理MPU部33を備えている。この画像処理MPU部33は、インバータ32に対してPWM信号等の輝度調整信号を送信することにより液晶パネル31のバックライトの点灯制御を行うバックライト制御機能と、輝度制御用の輝度設定値を保持する輝度設定値保持機能を備えている。
演算処理部1は、上述したように、使用者(ユーザ)がキーボード40又はマウス50を一定時間操作しない場合にLCDモニタ30の画面焼き付きを防止するためのスクリーンセーバを起動する。このとき、CPU手段11は、ビデオ信号制御部15に対してスクリーンセーバ起動の命令信号を出力する。
また、演算処理部1は、イベント検出部16,輝度制御部19,ビデオ信号制御部15およびI/O制御部14のそれぞれにおけるデータ処理を予め設定されたプログラムに基づき実行するCPUおよびキャッシュなどを含むCPU手段11と、処理対象のデータおよびプログラムを一時的に記憶する一次記憶装置としてのメモリ手段12と、PCコンピュータ100におけるOSや予め設定された各種プログラムを格納する記憶手段(HDD:ハードディスクドライブ)13を備えている。
この演算処理部1は、更に、使用者(ユーザ)がキーボード40又はマウス50を一定時間操作しない場合に、上述したように、LCDモニタ30の画面焼き付きを防止するためのスクリーンセーバを起動する(スクリーンセーバ機能)。
尚、演算処理部1、I/O制御部14、ビデオ信号制御部15、およびイベント検出部16は内部バス20を介してデータのやり取りを行うものとする。
また、CPU手段11は、LCDモニタ30にログオン画面が表示された状態でユーザーIDおよびパスワードを入力された場合に、入力内容に基づきログオン処理を実行する(ログオン処理実行機能)。
ここで、ログオン処理(ログオン認証)が成功した場合に、CPU手段11はビデオ信号制御部15を介してLCDモニタ30にデスクトップ画面を出力する。
又、CPU手段11は、LCDモニタ30にスクリーンセーバーが表示されている状態で、使用者によるキーボード40又はマウス50による入力操作を検知した場合に、ビデオ信号制御部15を介してLCDモニタ30に命令を送ることによってスクリーンセーバーを解除し、ユーザーIDおよびパスワードを求めるログオン用画面を表示する。
このCPU手段11は、更に、ログオン画面が表示された状態で、使用者がユーザーIDおよびパスワードを入力すると、ログオン処理を実行する(ログオン処理実行部)。また、CPU手段11はログオン処理を完了すると、LCDモニタ30にデスクトップ画面を表示する。
ビデオ信号制御部15は、画像信号60および通信信号70の送受信を行うことにより画像処理MPU部33と双方向通信を行う機能を有する。また、ビデオ信号制御部15は、LCDモニタ30内の画像処理MPU33と接続されており、PCコンピュータ10における処理結果を画像信号60および通信信号70を使用してLCDモニタ30へ出力する。
尚、本実施形態1では、ビデオ信号制御部15および画像処理MPU部33の間の通信にDDC/CI通信を用いているが、USB等双方向通信が可能は手段で代用してもよい。
イベント検出部16は、CPU手段11から出力される指令データを常時監視すると共に、上記指令データとしてのスクリーンセーバー起動命令の検出を行うスクリーンセーバ起動検出部17と、CPU手段11によるログオン処理が完了したことを検知するログオン完了検出部18を含み構成される。
また、イベント検出部16は、上述のように、CPU手段11から出力されるコマンド信号(命令)を解析して各種イベントを検出するイベント検出機能を有する。尚、イベント検出部16は、CPU手段11から出力されるコマンド信号を常時監視している。
更に、イベント検出部16は、検出したイベントを示す情報を輝度制御部19に通知する検出イベント通知機能を有する。
また、イベント検出部16は、輝度制御部19に対してスクリーンセーバー起動検出部17でスクリーンセーバーが起動されたことが検出された場合に、これを通知する起動通知機能を備えているものとする。
また、スクリーンセーバー起動検出部17は、スクリーンセーバーが起動されたか否かを監視するスクリーンセーバ起動監視機能を備えている。これにより、例えば、PC10の使用者が離席等でキーボード40またはマウス50を一定期間操作していない場合に、演算処理部1はスクリーンセーバーを起動することができ、このとき、スクリーンセーバー起動検出部17は、CPU手段11から出力されたコマンド信号に基づいてスクリーンセーバーが起動されたことを検出する。
ログオン完了検出部18は、スクリーンセーバーが起動している状態でキーボード40に対するキー入力があったこと、またはマウス50が動かされたことが検知された場合に、演算処理部1は、ビデオ信号制御部15を介してスクリーンセーバーの表示状態を解除すると共にLCDモニタ30にログオン画面を表示する。ここで、LCDモニタ30におけるログオン用画面の一例を図3(c)に示す。
ここで、ログオン用画面に対してユーザーIDおよびパスワードの入力がなされ、これに基づく認証が正常に為された場合に、演算処理部1がログオン処理を実行する(ログオン処理機能)。さらに、このログオン処理が完了すると、演算処理部1は、LCDモニタ30にデスクトップ画面(つまり、ユーザIDに対応したデスクトップフォルダの状態を示す画面)を出力表示する。
又、ログオン完了検出部18が演算処理部1によるログオン処理が完了したことを検出した場合、イベント検出部16は、上述のように、ログオン処理が完了したことを輝度制御部19に通知する機能を備えている(ログオン処理完了通知)。
輝度制御部19は、イベント検出部16からのイベント通知の内容に基づき、ビデオ信号制御部15および通信信号70を介して画像処理MPU部33からLCDモニタ30における輝度設定値を取得する輝度設定値取得機能19Aを備えている。
また、輝度制御部19はビデオ信号制御部15および通信信号70を介してLCDモニタ30内の画像処理MPU部33にアクセスし、予め記憶された輝度設定値を更新する輝度設定値更新機能を備えている。
さらに、輝度制御部19は、イベント検出部16からログオン処理完了通知を受けた場合に、ビデオ信号制御部15および通信信号70を介して画像処理MPU33にアクセスし、DDC/CI通信を利用して予め取得・保存していた輝度設定値(1)を画像処理MPU部33に設定する。
輝度制御部19は、ビデオ信号制御部15(および通信信号70)を介してDDC/CI通信にて画像処理MPU部33に対してアクセスを行うと共に、画像処理MPU部33内に予め設定されている輝度設定値を取得する輝度設定値取得機能を備えている。
ここで、上記輝度設定値として、使用者がPCコンピュータ10を快適に操作するための、LCDモニタ30における明るい輝度設定値(この輝度設定値のことを輝度設定値(1)とする)が予め設定されているものとする。
また、輝度制御部19は、ビデオ信号制御部15および通信信号70を介してDDC/CI通信にて画像処理MPU部33にアクセスし、画像処理MPU部33内に設定されている輝度設定値を予め設定された最小輝度に変更設定する輝度設定値変更機能を備えている。
更に、輝度制御部19は、ログオン処理の完了が検知された場合にLCDモニタ30における表示輝度を予め取得した高輝度値に戻す(切換え設定する)制御を行う高輝度設定機能19Bを備えている。
このため、画像処理MPU部33は、インバータ32に対して送信するPWM信号等の輝度調整信号を制御する液晶パネル31のバックライトの輝度を最小値に設定することが可能となる。これにより、スクリーンセーバーが表示されているLCDモニタ30の輝度は最小輝度となる。このときのLCDモニタ30の表示画面例を図3(b)に示す。
また、これにより、画像処理MPU部33は、輝度設定値に基づきインバータ32へ送信するPWM信号等の輝度調整信号を制御することが可能となる。このとき、画像処理MPU部33は液晶パネル31のバックライトの輝度をスクリーンセーバー設定前の輝度(高輝度)に戻す処理を行う。
このため、LCDモニタ30の輝度は、デスクトップ画面(ログイン処理後のデスクトップフォルダ画面)が表示されると、使用者がPCコンピュータ10を快適に操作するための輝度として予め設定された輝度(高輝度)で出力表示される。
ここで、図3(a)に、使用者がPCコンピュータ10を操作しているときのLCDモニタ30の表示画面の一例を示す。このとき、LCDモニタ30の表示画面には、視認性の高い輝度(高輝度)でデスクトップ画面が表示されているものとする。高輝度表示されていることから、ユーザはPCコンピュータ10を快適に操作することが可能となる。
尚、本実施形態1では、LCDモニタ30の輝度を最小輝度となるよう制御しているが、使用者が任意の輝度(たとえば、最小輝度ではログオン画面の操作に不都合が生じる場合などは、ログオン画面の操作ができる程度の輝度)を輝度制御部19へ設定できるようにしておき、その任意の輝度を画像処理MPU部33へ設定できるようにしてもよい。
また、本実施形態1では、ビデオ信号制御部15および画像処理MPU部33間の通信にDDC/CI通信を用いているが、USB等双方向通信が可能な手段により代用してもよいものとする。
[実施形態1の動作]
次に、上記実施形態の動作内容について、その概略を説明する。
まず、入出力デバイス2から一定期間入力がない場合に、コンピュータ(計算装置)10の演算処理部1は、モニタ制御部(33,15)に対してスクリーンセーバの出力表示を指令する(スクリーンセーバ表示指令発信工程)。
このスクリーンセーバの出力表示がモニタ制御部(33,15)に対して指令された場合、コンピュータ(計算装置)10のスクリーンセーバ起動検出部17がこれを検出する(スクリーンセーバ指令検出工程)。続いて、このスクリーンセーバの起動が検出された場合に前記外部モニタ表示部31の表示輝度を予め設定された低輝度値に、コンピュータ(計算装置)10の輝度制御部19が設定制御するようにした(スクリーンセーバ設定工程)。
即ち、演算処理部1がLCDモニタ(外部モニタ)30に対してスクリーンセーバの出力を行い(スクリーンセーバ出力工程)、イベント検出部16がスクリーンセーバの起動を検出する(スクリーンセーバ起動検出工程)。次いで、輝度制御部19がLCDモニタ30における表示輝度を示す輝度値を取得する(輝度設定値取得工程)。
続いて、イベント検出部16がスクリーンセーバの起動を検出した場合に、演算処理部1は、LCDモニタ30における表示輝度を予め設定された低輝度値に抑制する。
また、イベント検出部16がスクリーンセーバーの出力表示が解除されたこと検知した場合に、外部モニタに対して予め設定されたログオン用画面を低輝度で出力する(低輝度設定工程/スクリーンセーバ設定工程)。
最後に、演算処理部1はログオン用画面に対する入力内容に基づきログオン処理を行う(ログオン処理工程)と共に、ログオン処理の完了を検知した場合に外部モニタにおける表示輝度を予め取得した高輝度値に戻す制御を行う(高輝度設定工程/輝度切換え設定工程)。
即ち、前記スクリーンセーバーの出力表示が解除されたことを前記スクリーンセーバ起動検出部17が検知した場合に、前記外部モニタ30に対して設定されたログオン用画面を、前記輝度制御部19が高輝度に切換設定するようにし(輝度切換え設定工程)、
前記輝度制御部19が前記ログオン用画面を高輝度に切換設定した場合に、前記ログオン用画面に対する入力内容に基づいて、前記演算処理部1がログオン処理を実行するようにする(ログオン処理実行工程)。
以下、これを図2のフローチャートに基づいて、更に詳述する。
まず、イベント検出部16内のスクリーンセーバー起動検出部17が、スクリーンセーバーが起動されたか否かを監視しているものとする(図3:ステップS100)。
ここで、使用者が離席等でキーボード40又はマウス50を一定期間操作していない場合に、PCコンピュータ10の演算処理部1がスクリーンセーバーを起動する。
このとき、イベント検出部16内のスクリーンセーバー起動検出部17は、スクリーンセーバーが起動されたことを検出すると共に、輝度制御部19に対してスクリーンセーバーが起動されたことを通知する(図3:ステップS101/イエス)。
ここで、スクリーンセーバー起動が検出されない場合(図3:ステップS101/ノー)はスクリーンセーバ監視機能が継続して実行される。
輝度制御部19は、ビデオ信号制御部15および通信信号70を介して画像処理MPU33に対してDDC/CI通信を利用したアクセスを行い、画像処理MPU33内に予め設定されている現在の輝度設定値を取得し保存する(図3:ステップS102)。
ここで、現在の輝度設定値とは、使用者がPCコンピュータ10を快適に操作するためにLCDモニタ30の画面が明るくなるよう、つまり高輝度に設定された既定の輝度設定値を示すものとする。以下、この輝度設定値のことを輝度設定値(1:高輝度)とする。
次に、輝度制御部19は、ビデオ信号制御部15および通信信号70を介してDDC/CI通信にて画像処理MPU33にアクセスすると共に、画像処理MPU33内に設定されている輝度設定値を最小輝度となるよう設定する(図3:ステップS103)。
ここで、画像処理MPU33は、インバータ32へ送信するPWM信号等の輝度調整信号を制御し、液晶パネル31のバックライトの輝度を最小とする。
これにより、スクリーンセーバーが表示されているLCDモニタ30の輝度は最小輝度となる。ここで、このときのLCDモニタ30の表示画面例を図3(b)に示す。
次いで、PCコンピュータ10の使用者が、スクリーンセーバーが起動している状態でキーボード40のキー入力を行う、またはマウス50を動かすといった入力動作が行われた場合に演算処理部1は、これを検知しスクリーンセーバーを解除する。そして、演算処理部1は、LCDモニタ30にログオン画面を表示する。ここで、このときのLCDモニタ30の画面表示状態(ログオン用画面の一例)を図3(c)に示す。
このとき、イベント検出部16のログオン完了検出部18が、PCコンピュータ10のログオン処理が完了したか否かを継続して監視しているものとする(スクリーンセーバ起動監視機能)。
ここで、使用者がログオン画面に対してユーザーIDおよびパスワードを入力された場合に、演算処理部1が、上記入力されたユーザーIDおよびパスワードに基づくログオン処理を実行する。
次いで、ユーザ認証が正常になされ、ログオン処理が完了すると、演算処理部1は、LCDモニタ30にデスクトップ画面を表示する(すなわち、ユーザIDに対応したデスクトップフォルダの状態を示す画面を出力表示する)。
このとき、ログオン完了検出部18が、ログオン処理が完了したことを検出し、イベント検出部16がログオン処理が完了したことを輝度制御部19に通知する(図3:ステップS104/イエス)。
次いで、輝度制御部19が、ログオン処理完了通知を受けたときに、ビデオ信号制御部15および通信信号70を介して、DDC/CIを利用して、画像処理MPU33に対するアクセスを行い、上記ステップS102で予め取得・保存していた輝度設定値(1)を画像処理MPU33に対して設定する(図3:ステップS105)。
これにより、画像処理MPU部33は、設定された輝度設定値に基づきインバータ32へ送信するPWM信号等の輝度調整信号を制御することが可能となる。ここでは、画像処理MPU33は液晶パネル31のバックライトの輝度をスクリーンセーバー起動前の輝度に戻す処理を行うものとする。
このとき、LCDモニタ30にはデスクトップ画面(ログイン処理後のデスクトップフォルダ画面)が表示される。すなわち、LCDモニタ30の画面表示状態は、図3(a)の状態に戻る。これにより、使用者がPCコンピュータ10を快適に操作するための輝度として予め設定された輝度(高輝度)で出力表示される。
尚、本実施形態1の図3におけるステップS103ではLCDモニタ30の輝度を最小輝度に設定する制御を行なっているが、PCコンピュータ10の使用者が任意の輝度値(例えば、最小輝度ではログオン画面の操作に不都合が生じる場合などは、ログオン画面に対する操作が可能な程度の低輝度を示す値)を輝度制御部19に設定し、この任意の輝度を画像処理MPU33に設定する構成としてもよい。
また、上述した動作説明で開示したスクリーンセーバ出力工程,スクリーンセーバ起動検出工程を含む各実行工程については、そのその実行内容をプログラム化し、コンピュータに実行させるように構成してもよい。後述する各実施形態においても同様である。
また、本プログラムは、非一時的な記憶媒体、例えば、DVD、CD、フラッシュメモリなどに記録されてもよい。その場合、本プログラムは、記録媒体からコンピュータによって読み出され、実行される。
以上のように、本実施形態では、スクリーンセーバの起動およびログオン処理の完了をPCコンピュータ内部で検出し、これに基づいてデスクトップ画面を表示しているときのみ使用者がPCコンピュータ10を快適に操作できる高輝度でLCDモニタ30における画像出力表示を行う。これにより、高輝度出力表示を必要としないスクリーンセーバ表示時やログオン画面表示時には低輝度表示が行われ、このため、LCDモニタ30における消費電力を有効に軽減することが可能となる。
[実施形態2]
次に、本発明にかかる他の実施形態である実施形態2について説明する。
この実施形態2では、パーソナルコンピュータ(以下「PC」という)10に対して異なる複数のLCDモニタ30,80を備えた点が実施形態1の場合と相違する。
以下、これを詳説する。図4は、上述した実施形態1に開示した発明に加えて、以下の構成が追加されたブロック図である。
本実施形態2としての出力画面制御システム102は、図4に示すように、それぞれLCDバックライトを備えたLCDモニタ30,80と、自己における処理内容を外部液晶ディスプレイであるLCDモニタ30および80のそれぞれに対して出力表示するPC10を備えた構成を有する。
尚、LCDモニタ30とLCDモニタ80はPC10に対してそれぞれ接続されており、この2台のLCDモニタで単一の画面を表示するマルチモニタ表示が可能であるものとする。
また、PC10は、実施形態1と同様に、LCDモニタ30,80それぞれと一体型のコンピュータではなく、外部モニタとしてのLCDモニタ30,80それぞれに対して出力表示を行うものとする。
ここで、PC10とLCDモニタ30はアナログRGBやDVI等の画像信号とDDC/CI(Display Data Channel/Command Interface)と呼ばれる双方向通信の信号が一体となった複合通信ケーブル65で接続され、PC10とLCDモニタ80も同様に双方向通信の信号が一体となった複合通信ケーブルで接続されているものとする。
尚、図4においても図1に開示した技術内容の場合と同様に、画像信号60と通信信号70、画像信号90と通信信号100を便宜上それぞれ別々に記載している。
また、スクリーンセーバは、LCDモニタ30および80に表示され、ログオン用画面はプライマリモニタ側に表示されるものとする。更に、PC10内にビデオ信号制御部15および21を備えている。
PC(PC)10は、図4に示すように、キーボード40およびマウス50を含む入出力デバイス2と、PC10の使用者がキーボード40またはマウス50を一定時間操作しない場合にLCDモニタ30、80における画面焼き付きを防止するためのスクリーンセーバ機能を起動する演算処理部1と、 入出力デバイス2からの入力データを受け付けバス20を介して演算処理部1に通知するI/O制御部14を備えている。
また、PC10は、演算制御部1から出力されるコマンド信号(命令)を解析して各種イベントの検出を行うイベント検出部16と、イベント検出部16からのイベント通知の内容に基づきビデオ信号制御部15を介してLCDモニタ30の輝度を制御する輝度制御部19と、輝度制御部19および演算処理部1からの制御指令に基づきLCDモニタ30に対する画像出力の制御を行うビデオ信号制御部15と、このビデオ信号制御部15と同様に輝度制御部19および演算処理部1からの制御指令に基づきLCDモニタ80に対する画像出力の制御を行うビデオ信号制御部21を備えた構成を有する。
LCDモニタ30は、PC10内のビデオ信号制御部15から送信された画像信号をスケーリング処理し液晶パネル31に対して画像表示を行う画像処理MPU部33を備えている。又、画像処理MPU部33は、インバータ32に対してPWM信号等の輝度調整信号を送信し液晶パネル31のバックライトの点灯制御を行うバックライト制御機能と、輝度制御用の輝度設定値を保持する輝度設定値保持機能を備えている。
ここで、前述した実施形態1の場合と同様に、この実施形態2でも、ビデオ信号制御部15と画像処理MPU部33とにより、外部モニタ30用のモニタ制御部が構成されている。
また、LCDモニタ80は、LCD30と同様の内部構成を備えており、PC10内のビデオ信号制御部21から送信された画像信号をスケーリング処理し液晶パネル81に対して画像表示を行う画像処理MPU部83を備えている。また、画像処理MPU部83は、インバータ82に対してPWM信号等の輝度調整信号を送信し液晶パネル81のバックライトを制御するバックライト制御機能と、輝度制御用の輝度設定値を保持する輝度設定値保持機能を備えているものとする。
そして、この場合も、前述した実施形態1の場合と同様に、この実施形態2でも、ビデオ信号制御部21と画像処理MPU部83とにより、外部モニタ80用のモニタ制御部(21,83)が構成され、前述した外部モニタ30用のモニタ制御部(15,30)と同等に機能するようになっている。
また、LCDモニタ30および80は、PC10のビデオ信号制御部15および21それぞれからの画像信号が停止した場合に、画面表示を停止しバックライトをオフする画像出力停止機能19Cを、それぞれが前記各モニタ制御部の機能として有している。
演算処理部1は、イベント検出部16、輝度制御部19、ビデオ信号制御部15、21、およびI/O制御部14それぞれにおけるデータ処理を予め設定されたプログラムに基づき実行するCPUおよびキャッシュなどを含むCPU手段11と、処理対象のデータおよびプログラムを一時的に記憶する一次記憶装置としてのメモリ手段12と、PC100におけるOSや予め設定された各種プログラムを格納する記憶手段(HDD:ハードディスクドライブ)13を有するものとする。
尚、演算処理部1、I/O制御部14、ビデオ信号制御部15、およびイベント検出部16は内部バス20を介してデータのやり取りを行うものとする。
また、演算処理部1は、異なる2つLCDモニタ30,80のうちの一方の外部モニタをプライマリモニタ、他の外部モニタをセカンダリモニタとして設定する(プライマリモニタ決定部に対応)を有数する。
さらに、演算処理部1は、上述のように、使用者がキーボード40またはマウス50を一定時間操作しない場合に、LCDモニタ30または80のうちのプライマリモニタに設定されたモニタに対して画面焼き付きを防止するためのスクリーンセーバーを出力表示するスクリーンセーバ機能を起動する。このとき、CPU手段11は、ビデオ信号制御部15に対してスクリーンセーバー起動の命令信号を出力する。
又、CPU手段11は、LCDモニタ30にログオン画面が表示された状態でユーザーIDおよびパスワードを入力された場合に、入力内容に基づきログオン処理を実行する(ログオン処理実行機能)。
ここで、ログオン処理(ログオン認証)が成功した場合に、CPU手段11はビデオ信号制御部15または21を介してプライマリモニタに設定されたLCDモニタ(30または80)にPC10に予め設定されたOSのデスクトップ画面を出力する。
CPU手段11は、プライマリモニタであるLCDモニタ30または80にスクリーンセーバーが表示されている状態で、使用者によるキーボード40またはマウス50による入力操作を検知した場合に、スクリーンセーバが表示されているLCDモニタに命令を送ることによってスクリーンセーバーを解除し、更には、ユーザーIDおよびパスワードを求めるログオン用画面を表示する(ログオン用画面出力命令機能)。
また、CPU手段11は、プライマリモニタにログオン用画面が表示された状態で、使用者がユーザーIDおよびパスワードが入力された場合、入力内容に基づくログオン処理を実行する(ログオン処理実行機能)。
ビデオ信号制御部15は、画像信号60および通信信号70の送受信を行うことにより画像処理MPU部33と双方向通信を行う機能を有する。また、ビデオ信号制御部15は、LCDモニタ30内の画像処理MPU33と接続されており、PC10における処理結果を画像信号60および通信信号70を使用してLCDモニタ30へ出力する。
尚、本実施形態では、ビデオ信号制御部15及び画像処理MPU部33の間の通信にDDC/CI通信を用いているが、USB等双方向通信が可能は手段で代用してもよい。
イベント検出部16は、CPU手段11から出力される指令データを常時監視すると共に、上記指令データとしてのスクリーンセーバー起動命令の検出を行うスクリーンセーバ起動検出部17と、CPU手段11によるログオン処理が完了したことを検知するログオン完了検出部18を含み構成される。
また、イベント検出部16は、上述のように、CPU手段11から出力されるコマンド信号(命令)を解析して各種イベントを検出するイベント検出機能を有する。尚、イベント検出部16は、CPU手段11から出力されるコマンド信号を常時監視している。
更に、イベント検出部16は、検出したイベントを示す情報を輝度制御部19に通知する検出イベント通知機能を有する。
また、イベント検出部16は、輝度制御部19に対してスクリーンセーバー起動検出部17でスクリーンセーバーが起動されたことが検出された場合にこれを通知する起動通知機能を備えているものとする。
また、スクリーンセーバー起動検出部17は、スクリーンセーバーが起動されたか否かを監視するスクリーンセーバ起動監視機能を備えている。これにより、例えば、PC10の使用者が離席等でキーボード40またはマウス50を一定期間操作していない場合に、演算処理部1はスクリーンセーバーを起動することができ、このとき、スクリーンセーバー起動検出部17は、CPU手段11から出力されたコマンド信号に基づいてスクリーンセーバーが起動されたことを検出する。
ログオン完了検出部18は、スクリーンセーバーが起動している状態でキーボード40に対するキー入力があったこと、またはマウス50が動かされたことが検知された場合に、演算処理部1は、ビデオ信号制御部15を介してスクリーンセーバーの表示状態を解除すると共にLCDモニタ30にログオン画面を表示する。ここで、LCDモニタ30におけるログオン用画面の一例を図3(c)に示す。
ここで、ログオン用画面に対してユーザーIDおよびパスワードの入力がなされ、これに基づく認証が正常に為された場合に、演算処理部1がログオン処理を実行する。さらに、このログオン処理が完了すると、演算処理部1は、LCDモニタ30にデスクトップ画面(つまり、ユーザIDに対応したデスクトップフォルダの状態を示す画面)を出力表示する(プライマリログオン処理機能)。
尚、ログオン完了検出部18が演算処理部1によるログオン処理が完了したことを検出した場合、イベント検出部16は、上述のように、ログオン処理が完了したことを輝度制御部19に通知する(ログオン処理完了通知)。
輝度制御部19は、イベント検出部16からのイベント通知の内容に基づき、画像処理MPU部33からLCDモニタ30における輝度設定値を、また、画像処理MPU部83からLCDモニタ80における輝度設定値を取得するプライマリモニタ表示輝度取得機能19Dを備えている。
また、輝度制御部19は、ビデオ信号制御部15および通信信号70を介してLCDモニタ30内の画像処理MPU部33にアクセスし、予め記憶された輝度設定値を更新する輝度設定値更新機能を備えている。また、 輝度制御部19は、ビデオ信号制御部21および通信信号回線100を介してLCDモニタ80内の画像処理MPU部83にアクセスし予め記憶された輝度設定値を更新する輝度設定値更新機能を備えている。
さらに、輝度制御部19は、イベント検出部16からログオン処理完了通知を受けた場合に、画像処理MPU部33にアクセスし、DDC/CI通信を利用して予め取得・保存していた輝度設定値(1)を画像処理MPU部33に設定する。
輝度制御部19は、ビデオ信号制御部15(および通信信号70)を介してDDC/CI通信にて画像処理MPU部33に対してアクセスを行うと共に、画像処理MPU部33内に予め設定されている輝度設定値を取得する輝度設定値取得機能を備えている。
ここで、上記輝度設定値として、使用者がPC10を快適に操作するための、LCDモニタ30における明るい輝度設定値(この輝度設定値のことを輝度設定値(1)とする)が予め設定されているものとする。
また、輝度制御部19は、ビデオ信号制御部21および通信信号回線100を介してDDC/CI通信にて画像処理MPU部83にアクセスし、画像処理MPU部83内に設定されている輝度設定値を予め設定された最小輝度へと変更設定する輝度設定値変更機能を備えている。
さらに、輝度制御部19は、ビデオ信号制御部15および21を介して取得した情報に基づいて、LCDモニタ30とLCDモニタ80のどちらがプライマリモニタに設定されているかを判別することが可能であるものとする。イベント検出部16からの通知に基づき、ビデオ信号制御部15および21が出力する画像信号60および90の動作制御を行う。
具体的には、輝度制御部19は、ビデオ信号制御部15および21それぞれに対して制御信号を送ることにより、ビデオ信号制御部15および21それぞれにおける画像信号の出力/停止を制御することができるものとする。
また、輝度制御部19は、ログオン処理の完了が検知された場合にLCDモニタ30,および80における画像表示を予め取得した輝度値(高輝度値)に設定する(マルチモニタ高輝度出力制御機能19E)。
尚、本実施形態2の輝度制御部19は、PC10に対するログオン処理が完了したことが検知された場合にLCDモニタ30,80の輝度制御を行う。このため、ログオン処理にはパスワードは必須ではなく、例えば、指紋認証やカード認証によりログオン処理の完了が検知された場合にもログオン処理の検知を行うものとする。
ここで、使用者がPC10を操作しているときのLCDモニタ30およびLCDモニタ80の画面表示状態を図6(a)に示す。ここでは、使用者がPC10を快適に操作できる高輝度で操作対象画面(例えば、デスクトップ画面)を表示しているものとする。
[実施形態2の動作]
次に、上記実施形態2の動作内容について図5のフローチャートに基づき説明する。
まず、イベント検出部16内のスクリーンセーバー起動検出部17が、演算処理部1によってスクリーンセーバの起動されたか否かを監視しているものとする(図5:ステップS200)。そして、入出力デバイス2から一定期間入力がない場合に、PC10の演算処理部1は、モニター制御部(33,15)又は(83,21)に対してスクリーンセイバの出力表示を指令する(スクリーンセイバ表示指令発信工程)。
続いて、このスクリーンセイバの起動が検出された場合、スクリーンセーバー起動検出部17からの検出信号を受けて、PC10の輝度制御部19が機能して、前記外部モニタ表示部31の表示輝度を予め設定された低輝度に設定制御する。この輝度制御部19による低輝度の設定は、モニター制御部(33,15)を介して実行される。
この一連の流れは、具体的には以下のように実行される。
まず、スクリーンセーバー起動検出部17はスクリーンセーバーが起動されたことを検出し、輝度制御部19に対してスクリーンセーバーが起動されたことを通知する(図5:ステップS201/イエス)。
ここで、スクリーンセーバー起動が検出されない場合(図5:ステップS201/ノー)は、スクリーンセーバ監視機能が継続して実行される。
輝度制御部19は、ビデオ信号制御部15および通信信号70を介してLCDモニタ30の画像処理MPU部33およびLCDモニタ80の画像処理MPU部83それぞれに対してDDC/CI通信を利用したアクセスを行い、これにより取得した情報に基づいてLCDモニタ30とLCDモニタ80のどちらがプライマリモニタの設定となっているかを判定する(図5:ステップS202)。
ここで、プライマリモニタがLCDモニタ30であった場合はステップS203に、また、プライマリモニタがLCDモニタ80であった場合はステップS303へ処理を移行する。
プライマリモニタがLCDモニタ30であった場合、輝度制御部19は、ビデオ信号制御部15および通信信号70を介して画像処理MPU部33にアクセスし、画像処理MPU部33内に設定されている現在の輝度設定値を取得し保存する(図5:ステップS203)。
ここで、現在の輝度設定値とは、上記実施形態1の場合と同様に、使用者がPC10を快適に操作するためにLCDモニタ30の画面が明るくなるようつまり高輝度に設定された輝度設定値を示すものとする。この輝度設定値のことを輝度設定値(1)とする。
次に、輝度制御部19は、ビデオ信号制御部15および通信信号70を介して画像処理MPU部33にアクセスし、画像処理MPU部33内に設定されている輝度設定値を最小輝度となるように設定する(図5:ステップS204:輝度設定値を最小に設定)。
これにより、画像処理MPU部33は、設定された輝度設定値に基づきインバータ32へ送信するPWM信号等の輝度調整信号を制御することが可能となる。ここでは、画像処理MPU部33は液晶パネル31のバックライトの輝度を最小値に設定する。これにより、スクリーンセーバーが表示されているLCDモニタ30の輝度は最小輝度となる。
次いで、輝度制御部19が、ビデオ信号制御部21に対して画像信号90を停止するよう命令を行う(図5:ステップS205)。これにより、LCDモニタ80における画面表示が停止される。
このとき、LCDモニタ80はバックライトがオフ状態に設定された省電力モードに移行するため、スクリーンセーバーはLCDモニタ30のみで出力表示された状態となる。図6(b)に、このときのLCDモニタ30およびLCDモニタ80の画面表示状態の一例を示す。
次いで、PC10の使用者が、スクリーンセーバーが起動している状態でキーボード40のキー入力を行ったりマウス50を動かしたりする入力動作が行われた場合に演算処理部1は、これを検知しスクリーンセーバーを解除する。
そして、演算処理部1は、プライマリモニタであるLCDモニタ30におけるスクリーンセーバを解除しログオン画面を出力表示する。ここで、 ここで、LCDモニタ30および80の画面表示状態を図6(c)に示す。
ここで、イベント検出部16のログオン完了検出部18が、PC10のログオン処理が完了したか否かを継続して監視しているものとする(スクリーンセーバ起動監視機能)。
次いで、使用者がログオン画面に対してユーザーIDおよびパスワードが入力された場合に、演算処理部1が、上記入力されたユーザーIDおよびパスワードに基づくログオン処理を実行する。
演算処理部1は、ユーザ認証が正常に行われログオン処理が完了すると、LCDモニタ30にデスクトップ画面を表示する(すなわち、ユーザIDに対応したデスクトップフォルダの状態を示す画面を出力表示する)。
このとき、ログオン完了検出部18が、演算処理部1でのログオン処理が完了したことを検出し、イベント検出部16がログオン処理が完了したことを輝度制御部19に通知する(図5:ステップS206/イエス)。
次いで、輝度制御部19が、ログオン処理完了通知を受けたときに、ビデオ信号制御部15および通信信号70を介して画像処理MPU33に対するアクセスを行い、上記ステップS203で予め取得・保存していた輝度設定値(1)を画像処理MPU33に対して設定する(図5:ステップS207)。
これにより、画像処理MPU部33は、インバータ32へ送信するPWM信号等の輝度調整信号を制御し、液晶パネル31のバックライトの輝度をスクリーンセーバー起動前の輝度に戻す。また、このとき、LCDモニタ30にはデスクトップ画面が表示され、液晶パネル31の輝度は使用者がパーソナルコンピュータ10を快適に操作するための高輝度となる。
次いで、輝度制御部19は、ビデオ信号制御部21に対して画像信号90を出力するよう命令を行う(図5:ステップS208)。
これにより、LCDモニタ80はバックライトをオンし、画面表示を開始する。このとき、LCDモニタ30および80の画面表示状態は、図6(a)の状態に戻る。
一方、ステップS202において、プライマリモニタがLCDモニタ80であった場合、輝度制御部19は、ビデオ信号制御部21および通信信号90を介して画像処理MPU部83にアクセスし、画像処理MPU部83内に設定されている現在の輝度設定値を取得し保存する(図5:ステップS303)。ここで、現在の輝度設定値を輝度設定値(2)とする。
次に、輝度制御部19は、ビデオ信号制御部21および通信信号回線90を介してLCDモニタ80画像処理MPU部83にアクセスすると共に、画像処理MPU部83内に設定されている輝度設定値を最小輝度となるように設定する(図5:ステップS304:輝度設定値を最小に設定)。
これにより、画像処理MPU部83は、設定された輝度設定値に基づきインバータ82へ送信するPWM信号等の輝度調整信号を制御することが可能となる。ここでは、画像処理MPU部83は液晶パネル81のバックライトの輝度を最小値に設定する。これにより、スクリーンセーバーが表示されているLCDモニタ80の輝度は最小輝度となる。
次いで、輝度制御部19が、ビデオ信号制御部15に対して画像信号60の出力を停止するよう命令を行う(ステップS305)。これにより、LCDモニタ30における画面出力表示が停止される。このとき、LCDモニタ30はバックライトがオフ状態に設定された省電力モードに移行するため、LCDモニタ80でのみスクリーンセーバーが表示された状態となる。
次いで、パーソナルコンピュータ10の使用者が、スクリーンセーバーが起動している状態(LCDモニタ80で表示)でキーボード40のキー入力を行ったりマウス50を動かしたりする入力動作が行われた場合に演算処理部1はこれを検知し、LCDモニタ80におけるスクリーンセーバーの表示状態を解除する。
ここで、演算処理部1は、プライマリモニタであるLCDモニタ80におけるスクリーンセーバを解除した後、LCDモニタ80にログオン画面を出力表示する。
このとき、イベント検出部16のログオン完了検出部18が、パーソナルコンピュータ10におけるログオン処理が完了したか否かを継続して監視しているものとする(スクリーンセーバ起動監視機能)。
次いで、LCDモニタ80のログオン画面に対して使用者によりユーザーIDおよびパスワードが入力された場合に、演算処理部1が、上記入力されたユーザーIDおよびパスワードに基づくログオン処理を実行する。
演算処理部1は、ユーザ認証が正常に行われログオン処理が完了すると、LCDモニタ80にデスクトップ画面を表示する(即ち、ユーザIDに対応したデスクトップフォルダの状態を示す画面を出力表示する)。又、このとき、ログオン完了検出部18が、演算処理部1でのログオン処理が完了したことを検出し、イベント検出部16がログオン処理が完了したことを輝度制御部19に通知する(図5:ステップS306/イエス)。
次いで、輝度制御部19は、ログオン処理完了通知を受けたときに、ビデオ信号制御部21および通信信号100を介して画像処理MPU83に対するアクセスを行い、上記ステップS203で予め取得・保存していた輝度設定値(1)を画像処理MPU83に対して設定する(図5:ステップS307)。
これにより、画像処理MPU部83は、インバータ82へ送信するPWM信号等の輝度調整信号を制御し、液晶パネル81のバックライトの輝度をスクリーンセーバー起動前の輝度に戻す。ここで、LCDモニタ80にはデスクトップ画面が表示され、液晶パネル81における画面表示輝度は使用者がパーソナルコンピュータ10を快適に操作可能な輝度を示す高輝度に設定される。
次いで、輝度制御部19は、ビデオ信号制御部15に対して画像信号60を出力するよう命令を行う(ステップS308)。これにより、LCDモニタ30ではバックライトがオンに設定され、画面表示が開始される。
以上のように、上記実施形態2では、LCDモニタ30およびLCDモニタ80をプライマリモニタに設定されたLCDモニタ(LCDモニタ30)の輝度を一定値以下に下げ、且つセカンダリモニタとして設定されたLCDモニタ80に対する画像信号を停止し省電力動作モードで動作させることにより、LCDモニタ30および80をマルチモニタとして利用するシステムにおいてもモニタにおける消費電力を有効に軽減することが可能となる。
更には、セカンダリモニタ側が省電力動作モードで動作している間もプライマリモニタ側ではスクリーンセーバーが表示されているため、使用者はパーソナルコンピュータ10が動作していることを確認でき、このため、ユーザがスリープ状態にあるモニタやパーソナルコンピュータの電源を誤って切ってしまうということを抑制することができる。
上述した各実施形態については、その新規な技術的内容の要点をまとめると、以下のようになる。
尚、上記実施形態の一部または全部は、新規な技術として以下の付記のようにまとめられるが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。
〔付記1〕
予め設定されたプログラムに基づく演算処理を行う計算装置10と、この計算装置10から送り込まれた前記演算処理結果を予め設定された表示輝度で外部モニタ30の表示部31に出力表示するモニタ制御部(33,15)とを備えた出力画面制御システムであって、
前記計算装置10が、予め装備した入力デバイスから一定期間入力がない場合に稼働して前記モニタ制御部(33,15)に対してスクリーンセーバの出力表示を指令するスクリーンセーバ表示指令機能を備えた演算処理部1と、前記スクリーンセーバの表示指令が前記モニタ制御部(33,15)に対して成された場合にこれを検出するスクリーンセーバ起動検出部17と、前記スクリーンセーバの表示指令が検出された場合に前記外部モニタ表示部31の表示輝度を予め設定された低輝度値に設定制御する輝度制御部19とを備えていることを特徴とした出力画面制御システム。
〔付記2〕
付記1に記載の出力画面制御システムにおいて、
前記輝度制御部19は、前記表示輝度を示す輝度値を前記モニタ制御部から取得する輝度設定値取得機能19Aを有すると共に、
前記スクリーンセーバーの出力表示が解除されたことを前記スクリーンセーバ起動検出部が検知した場合に前記外部モニタに対して予め設定されたログオン用画面を前記高輝度に切換設定する高輝度設定機能19Bを備えていることを特徴とした出力画面制御システム。
〔付記3〕
付記2に記載の出力画面制御システムにおいて、
前記輝度制御部19が前記高輝度制御機能19Bを実行した場合に、前記演算処理部1は、前記ログオン用画面に対する入力内容に基づいてログオン処理を実行するログオン処理機能を備えていることを特徴とした出力画面制御システム。
〔付記4〕(実施形態2)
付記1に記載の出力画面制御システムにおいて、
前記外部モニタとして前記演算処理結果をマルチディスプレイ表示する異なる一方と他方の複数の外部モニタ30,80を備え、
前記輝度制御部19は、前記プライマリモニタに設定された前記一方の外部モニタ30に対するスクリーンセーバの起動が検出された場合に、前記一方の外部モニタ30における表示輝度を予め設定された低輝度値に抑制すると共に前記他方の外部モニタ80に対する画像出力を停止する画像出力停止機能19Cを備えたことを特徴とする出力画面制御システム。
〔付記5〕(実施形態2)
付記4に記載の出力画面制御システムにおいて、
前記輝度制御部は19、前記プライマリモニタとして設定された一方の外部モニタ30から前記表示輝度を示す輝度値を取得するプライマリモニタ表示輝度取得機能19Dを有すると共に、
前記演算処理部1は、前記プライマリモニタが設定された一方の外部モニタ30におけるスクリーンセーバの出力表示が解除された場合に前記一方の外部モニタ30に前記ログオン用画面を前記高輝度で出力し当該ログオン用画面に対する入力内容に基づきログオン処理を行うプライマリログオン処理機能を備え、
前記輝度制御部1は、前記ログオン処理の完了を検知した場合に前記一方および他の外部モニタ30,80における画像表示を前記取得した輝度値に基づき行うマルチモニタ高輝度出力制御機能19Eを有することを特徴とした出力画面制御システム。
〔付記6〕(方法の発明/付記1対応)
予め設定されたプログラムに基づく演算処理を行う計算装置10と、この計算装置10から送り込まれた前記演算処理結果を予め設定された表示輝度で外部モニタ30の表示部31に出力表示するモニタ制御部(33,15)とを備えた出力画面制御システムを使用して前記外部モニタ表示部31における画像出力を制御する出力画面制御方法であって、
予め装備した入力デバイスから一定期間入力がない場合に稼働し、前記計算装置10の演算処理部1が前記モニタ制御部(33,15)に対してスクリーンセーバの出力表示を指令し(スクリーンセーバ表示指令発信工程)、
前記スクリーンセーバの出力表示が前記モニタ制御部(33,15)に対して指令された場合、前記計算装置のスクリーンセーバ起動検出部17がこれを検出し(スクリーンセーバ指令検出工程)、
前記スクリーンセーバの起動が検出された場合に前記外部モニタ表示部31の表示輝度を予め設定された低輝度値に、前記計算装置10の輝度制御部19が設定制御するようにしたこと(スクリーンセーバ設定工程)を特徴とする出力画面制御方法。
〔付記7〕(方法の発明/付記2,3に対応)
付記6に記載の出力画面制御方法において、
前記スクリーンセーバーの出力表示が解除されたことを前記スクリーンセーバ起動検出部17が検知した場合に、前記外部モニタ30に対して設定されたログオン用画面を、前記輝度制御部19が高輝度に切換設定するようにし(輝度切換え設定工程)、
前記輝度制御部19が前記ログオン用画面を高輝度に切換設定した場合に、前記ログオン用画面に対する入力内容に基づいて、前記演算処理部1がログオン処理を実行するようにし(ログオン処理実行工程)たことを特徴とする出力画面制御方法。
〔付記8〕(プログラム発明/付記6対応)
予め設定されたプログラムに基づく演算処理を行う計算装置10と、この計算装置10から送り込まれた前記演算処理結果を予め設定された表示輝度で外部モニタ30の表示部31に出力表示するモニタ制御部(33,15)とを備えた出力画面制御システムにあって、
予め装備した入力デバイスから一定期間入力がない場合に稼働し、前記モニタ制御部(33,15)に対してスクリーンセーバの出力表示を指令するスクリーンセーバ表示指令処理機能、
前記スクリーンセーバの設定が前記モニタ制御部(33,15)に対して指令された場合に、直ちに当該指令を検出するスクリーンセーバ指令検出処理機能、
及び前記スクリーンセーバの起動が検出された場合に前記外部モニタ表示部31の表示輝度を予め設定された低輝度値に設定制御するスクリーンセーバ設定処理機能を設け、
これらの各処理機能を前記計算装置10が備えているコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする出力画面制御プログラム。
〔付記9〕(プログラム発明/付記7対応)
付記8に記載の出力画面制御プログラムにおいて、
前記スクリーンセーバーの出力表示が解除されたことを前記スクリーンセーバ起動検出部17が検知した場合に、前記外部モニタ31に対して設定されたログオン用画面を、高輝度に切換設定する輝度切換え設定処理機能、
及び前記ログオン用画面を高輝度に切換設定された場合に、前記ログオン用画面に対する入力内容に基づいてログオン処理を実行するログオン実行処理機能を設け、
これらの各処理機能を前記計算装置10が備えているコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする出力画面制御プログラム。
本発明は、マルチディスプレイを備えたコンピュータ装置に対して有用に適用することができる。
1 演算処理部
2 入力部
10 パーソナルコンピュータ(計算装置)
11 CPU手段
12 メモリ手段
13 ハードディスクドライブ
14 I/O制御部
15,21 ビデオ信号制御部(モニタ制御部)
16 イベント検出部
17 スクリーンセーバ起動検出部
18 ログオン完了検出部
19 輝度制御部
19A 輝度設定値取得機能
19B 輝度制御機能
19C 画像出力停止機能
19D プライマリモニタ表示輝度取得機能
19E プライマリモニタ高輝度出力制御機能
30,80 LCDモニタ(外部モニタ)
31,81 液晶パネル(モニタの表示部)
32 インバータ
33,83 画像処理MPU部(モニタ制御部)

Claims (9)

  1. 予め設定されたプログラムに基づく演算処理を行う計算装置と、この計算装置から送り込まれた前記演算処理結果を予め設定された表示輝度で外部モニタの表示部に出力表示するモニタ制御部とを備えた出力画面制御システムであって、
    前記計算装置が、
    予め装備した入力デバイスから一定期間入力がない場合に稼働して前記モニタ制御部に対してスクリーンセーバの出力表示を指令するスクリーンセーバ表示指令機能を備えた演算処理部と、
    前記スクリーンセーバの表示指令が前記モニタ制御部に対して成された場合にこれを検出するスクリーンセーバ起動検出部と、
    前記スクリーンセーバの表示指令が検出された場合に前記外部モニタ表示部の表示輝度を予め設定された低輝度値に設定制御する輝度制御部とを備えていることを特徴とした出力画面制御システム。
  2. 請求項1に記載の出力画面制御システムにおいて、
    前記輝度制御部は、前記表示輝度を示す輝度値を前記モニタ制御部から取得する輝度設定値取得機能を有すると共に、
    前記スクリーンセーバーの出力表示が解除されたことを前記スクリーンセーバ起動検出部が検知した場合に前記外部モニタに対して予め設定されたログオン用画面を前記高輝度に切換設定する高輝度設定機能を備えていることを特徴とした出力画面制御システム。
  3. 請求項2に記載の出力画面制御システムにおいて、
    前記輝度制御部が前記高輝度制御機能を実行した場合に、前記演算処理部は、前記ログオン用画面に対する入力内容に基づいてログオン処理を実行するログオン処理機能を備えていることを特徴とした出力画面制御システム。
  4. 請求項1に記載の出力画面制御システムにおいて、
    前記外部モニタとして前記演算処理結果をマルチディスプレイ表示する異なる一方と他方の複数の外部モニタを備え、
    前記輝度制御部は、前記プライマリモニタに設定された前記一方の外部モニタに対するスクリーンセーバの起動が検出された場合に、前記一方の外部モニタにおける表示輝度を予め設定された低輝度値に抑制すると共に前記他方の外部モニタに対する画像出力を停止する画像出力停止機能を備えたことを特徴とする出力画面制御システム。
  5. 請求項4に記載の出力画面制御システムにおいて、
    前記輝度制御部は、前記プライマリモニタとして設定された一方の外部モニタから前記表示輝度を示す輝度値を取得するプライマリモニタ表示輝度取得機能を有すると共に、
    前記演算処理部は、前記プライマリモニタが設定された一方の外部モニタにおけるスクリーンセーバの出力表示が解除された場合に前記一方の外部モニタに前記ログオン用画面を前記高輝度で出力し当該ログオン用画面に対する入力内容に基づきログオン処理を行うプライマリログオン処理機能を備え、
    前記輝度制御部は、前記ログオン処理の完了を検知した場合に前記一方および他の外部モニタにおける画像表示を前記取得した輝度値に基づき行うマルチモニタ高輝度出力制御機能を有することを特徴とした出力画面制御システム。
  6. 予め設定されたプログラムに基づく演算処理を行う計算装置と、この計算装置から送り込まれた前記演算処理結果を予め設定された表示輝度で外部モニタの表示部に出力表示するモニタ制御部とを備えた出力画面制御システムを使用して前記外部モニタ表示部における画像出力を制御する出力画面制御方法であって、
    予め装備した入力デバイスから一定期間入力がない場合に稼働し、前記計算装置の演算処理部1が前記モニタ制御部に対してスクリーンセーバの出力表示を指令し、
    前記スクリーンセーバの出力表示が前記モニタ制御部に対して指令された場合、前記計算装置のスクリーンセーバ起動検出部がこれを検出し、
    前記スクリーンセーバの起動が検出された場合に前記外部モニタ表示部の表示輝度を予め設定された低輝度値に、前記計算装置の輝度制御部が設定制御するようにしたことを特徴とする出力画面制御方法。
  7. 請求項6に記載の出力画面制御方法において、
    前記スクリーンセーバーの出力表示が解除されたことを前記スクリーンセーバ起動検出部が検知した場合に、前記外部モニタに対して設定されたログオン用画面を、前記輝度制御部が高輝度に切換設定するようにし、
    前記輝度制御部が前記ログオン用画面を高輝度に切換設定した場合に、前記ログオン用画面に対する入力内容に基づいて、前記演算処理部1がログオン処理を実行するようにしたことを特徴とする出力画面制御方法。
  8. 予め設定されたプログラムに基づく演算処理を行う計算装置と、この計算装置から送り込まれた前記演算処理結果を予め設定された表示輝度で外部モニタの表示部に出力表示するモニタ制御部とを備えた出力画面制御システムにあって、
    予め装備した入力デバイスから一定期間入力がない場合に稼働し、前記モニタ制御部に対してスクリーンセーバの出力表示を指令するスクリーンセーバ表示指令処理機能、
    前記スクリーンセーバの設定が前記モニタ制御部に対して指令された場合に、直ちに当該指令を検出するスクリーンセーバ指令検出処理機能、
    および前記スクリーンセーバの起動が検出された場合に前記外部モニタ表示部の表示輝度を予め設定された低輝度値に設定制御するスクリーンセーバ設定処理機能を設け、
    これらの各処理機能を前記計算装置が備えているコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする出力画面制御プログラム。
  9. 請求項8に記載の出力画面制御プログラムにおいて、
    前記スクリーンセーバーの出力表示が解除されたことを前記スクリーンセーバ起動検出部が検知した場合に、前記外部モニタに対して設定されたログオン用画面を、高輝度に切換設定する輝度切換え設定処理機能、
    及び前記ログオン用画面を高輝度に切換設定された場合に、前記ログオン用画面に対する入力内容に基づいてログオン処理を実行するログオン実行処理機能を設け、
    これらの各処理機能を前記計算装置が備えているコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする出力画面制御プログラム。
JP2012047701A 2012-03-05 2012-03-05 出力画面制御システム、出力画面制御方法、及びそのプログラム Pending JP2013182233A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012047701A JP2013182233A (ja) 2012-03-05 2012-03-05 出力画面制御システム、出力画面制御方法、及びそのプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012047701A JP2013182233A (ja) 2012-03-05 2012-03-05 出力画面制御システム、出力画面制御方法、及びそのプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013182233A true JP2013182233A (ja) 2013-09-12

Family

ID=49272885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012047701A Pending JP2013182233A (ja) 2012-03-05 2012-03-05 出力画面制御システム、出力画面制御方法、及びそのプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013182233A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008083182A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Seiko Epson Corp Pc、投写システムおよび投写方法
JP2009251273A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Lenovo Singapore Pte Ltd マルチディスプレイ方式のコンピュータ・システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008083182A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Seiko Epson Corp Pc、投写システムおよび投写方法
JP2009251273A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Lenovo Singapore Pte Ltd マルチディスプレイ方式のコンピュータ・システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102070174B1 (ko) 전력 소비를 줄이기 위한 디스플레이 영역들의 자동 조정
JP4550175B2 (ja) 電子機器、バックライト制御方法、及び記録媒体
US20050071702A1 (en) Information processing apparatus and power saving control method
US9070333B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
US20140157173A1 (en) Electronic apparatus and method of controlling the same
JP4996721B2 (ja) 輝度制御装置、輝度制御方法、及び輝度制御プログラム
US9110687B2 (en) Information processing apparatus and operation control method
JP5399880B2 (ja) 電力制御装置、電力制御方法、およびコンピュータが実行可能なプログラム
JP5058361B1 (ja) 電子機器、表示パネル制御装置および表示パネル制御方法
US11086635B2 (en) Electronic device, method for controlling electronic device, and program
JP2008083592A (ja) 情報処理装置および表示制御方法
KR101917638B1 (ko) 디스플레이기의 절전 제어방법
JP2010117569A (ja) デュアル・ディスプレイ式のコンピュータ
US10228750B2 (en) Reducing the power consumption of an information handling system capable of handling both dynamic and static display applications
US20070257900A1 (en) Visual Display Device and Method for Switching a Visual Display Device to an Energy-Saving State
US20140095914A1 (en) Information processing apparatus and operation control method
US20070200841A1 (en) Information processing apparatus and imaging control method
US20160062535A1 (en) Electronic apparatus and control method
KR20130118773A (ko) 디스플레이 제어 시스템
TWI420386B (zh) 雙屏顯示裝置及其顯示方法
JP2008009306A (ja) 情報処理装置、および制御方法
JP2013182233A (ja) 出力画面制御システム、出力画面制御方法、及びそのプログラム
JP2009217775A (ja) 情報処理装置
JP2014038193A (ja) 節電制御方法、節電制御プログラム、及び節電制御システム
JP7105827B2 (ja) 情報処理装置、及び表示制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130711

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140402

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140507