JP2013182118A - 撮像装置及びアクセサリ及び撮像装置システム - Google Patents

撮像装置及びアクセサリ及び撮像装置システム Download PDF

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Abstract

【課題】 必要なタイミングでより高速なデータ通信をすることを可能にしたカメラ及び交換レンズシステムを提供する。
【解決手段】 アクセサリ110を着脱可能な撮像装置120は、装着されたアクセサリとの通信を制御する制御手段6を有する。制御手段6は、アクセサリ110から受信するデータ量についての情報及びアクセサリ110に送信するデータ量についての情報に基づいて、通信するデータ量が多い方向への通信を優先して行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は、アクセサリを装着可能で通信により互いの情報交換を行う撮像装置及び、その撮像装置に装着可能なアクセサリ、撮像装置システムに関するものである。
従来、撮像装置としてのカメラとカメラに装着可能な交換式レンズとの間において、例えばカメラからレンズへはカメラの設定・操作状態を通信し、レンズからカメラへは光学的な情報といったカメラシステム制御を行うためのデータ通信を行っている。そして、カメラと交換レンズとの通信手法としては、クロック信号を用いた同期シリアル通信が採用されてきた。
特許文献1では、次のような技術内容が開示されている。まず、古いタイプの交換レンズでも通信可能な第1の通信速度で同期シリアル通信を行う。その通信内容により、装着されている交換レンズが新しいレンズと判別された場合には、より高速な第2の通信速度での同期シリアル通信に切替える。また、この通信速度切替えの際に、通信端子の回路をオープンドレインタイプから高速通信に適したCMOSタイプに切替えることも記載されている。この技術によれば、通信速度の高速化を一定レベル向上させたカメラレンズシステムが実現できる。
特開平9−304804号公報
一方で、カメラのAFの精度や応答性を高めるために、従来よりも高速なレンズデータ通信処理を行う必要が生じている。例えば、動画中やライブビュー中の撮像面コントラスト情報に基づくAF(いわゆるコントラストAF)の応答性を高めるために撮像情報を取り込むフレームレートを高めることが有効な手段となる。このような技術では、図6に示すように撮像情報の取り込みタイミング(いわゆるV同期タイミング)毎にAF制御、すなわちレンズ通信、AF処理、およびレンズ駆動処理を行う。そのため、速やかにカメラとレンズ間のデータ通信処理を完了させる必要がある。
また例えば、撮像素子の撮像用画素群に焦点検出用画素を配置して位相差焦点検出AF(いわゆる位相差AF)を行う技術が提案されている。このような技術では、レンズの状態(距離環、ズーム環の位置など)に応じて変化するレンズの光束のケラレ情報や撮像面で得られる像信号の出力たわみを補正するシェーディング補正情報など大量のカメラとレンズ間のデータ通信が必要となる。
上述のように、より高精度なAF制御や応答性の高いAF制御を実現するためには、より高速なデータ通信手段が必要となる。本発明の目的は、必要なタイミングでより高速なデータ通信をすることを可能にしたカメラ及び交換レンズシステムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、アクセサリを着脱可能であって、装着されたアクセサリとの通信を制御する制御手段を有し、前記制御手段は、前記アクセサリから受信するデータ量についての情報及び前記アクセサリに送信するデータ量についての情報に基づいて、通信するデータ量が多い方向への通信を優先して行うことを特徴とする。
また、本発明に係るアクセサリは、撮像装置に着脱可能であって、前記撮像装置と通信を行うための第1の端子と第2の端子と、装着された撮像装置との通信を制御するアクセサリ側制御手段を有し、前記アクセサリ側制御手段は、前記撮像装置から受信するデータ量が前記撮像装置に送信するデータ量より多い場合、前記第1の端子と前記第2の端子をデータ受信用に設定し、前記撮像装置から受信するデータ量が前記撮像装置に送信するデータ量より少ない場合、前記第1の端子と前記第2の端子をデータ送信用に設定することを特徴とする。
また、本発明に係る撮像装置システムは、アクセサリを着脱可能な撮像装置と、該撮像装置に装着されるアクセサリとを有し、第1の端子と第2の端子を介して前記撮像装置と前記アクセサリとが通信可能であって、前記アクセサリから前記撮像装置に送信するデータ量についての情報及び前記撮像装置から前記アクセサリに送信するデータ量についての情報に基づいて、通信するデータ量が多い方向への通信を優先して行うことを特徴とする。
本発明によれば、必要なタイミングでより高速にデータ通信を行うことを可能とするカメラ及び交換レンズシステムを提供することができる。
カメラと交換レンズの回路構成図 通信制御手段の回路ブロック図 各通信モードでの通信線状況を説明する図 実施例1の通信モードの切り替え例を説明する図 実施例1の高速通信時の制御を説明する図 コントラストAFを実施する場合のカメラシーケンスを説明する図 実施例1のネゴシエーション通信時の制御を説明する図 実施例2の高速通信時の制御を説明する図 実施例2のネゴシエーション通信時の制御を説明する図 実施例2の通信モードの切り替え例を説明する図 実施例3の通信モードの切り替え例を説明する図 撮像素子の画素配置を示す模式図 撮像画素と焦点検出画素の配置例を示す模式図 (a)第1の焦点検出画素の構造を示す図と(b)第2の焦点検出画素の構造を示す図 (a)焦点状態(合焦状態)に応じた像信号の位相差を説明するための模式図と(b)焦点状態(前ピン状態)に応じた像信号の位相差を説明するための模式図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明を実施した撮像装置の一例としてのレンズ交換式一眼レフデジタルカメラ(以下、単にカメラという)の構成例を示すブロック図である。カメラ本体120のマウント105にアクセサリとしての交換レンズ110が着脱可能な構成を有する。
レンズMPU(マイクロプロセッシングユニット)1は、交換レンズ110の動作を制御するプログラムを格納したROM、変数を記憶するRAM、諸パラメータを記憶するためのEEPROM(電気的消去,書き込み可能メモリ)が内蔵されている。アクセサリ側制御手段としてのレンズMPU1は、ROMに格納されたプログラムを実行することにより、交換レンズ110に係る演算及び制御を行う。レンズ駆動ユニット2は、レンズMPU1の指示に従い、交換レンズ110のレンズ111を駆動する。なお、図1ではレンズ111が1枚のレンズとして示されているが、実際には交換レンズの焦点距離を調節するためのフォーカスレンズを含む複数のレンズから構成される。また、レンズ111はズームレンズを含んでもよい。
絞り駆動ユニット3は、レンズMPU1の指示に従い、交換レンズ110が有する絞り112を駆動する。レンズ情報検出ユニット4は、交換レンズ110の情報(例えば、現在の合焦距離や絞り値、交換レンズ110がズームレンズを含む場合にはその焦点距離など)を検出する。光学情報テーブル5は、自動焦点調節を行うために必要な交換レンズ110の光学情報を記憶するためのテーブルである。
交換レンズ110は、中央の点線で示されるマウント105を介してカメラ本体120と接続される。カメラとレンズとのデータ通信はデータ信号線であるLINE0(15)、LINE1(16)、LINE2(17)とにより行われる。これら通信端子による通信処理については後述する。
制御手段としてのカメラMPU6内には、カメラ動作を制御するプログラムを格納したROM、変数を記憶するためのRAM、諸パラメータを記憶するためのEEPROMが内蔵されている。カメラMPU6は、ROMに格納されたプログラムを実行することにより、後述の焦点検出処理などのカメラ本体120の動作を実現する。カメラMPU6は位相差焦点検出に用いる輝度情報を測光ユニット10から取得し、焦点検出ユニット7を用いて焦点検出を実行する。本構成では撮像素子11のキャプチャ画像のコントラスト情報によるAF(コントラストAF)と焦点検出ユニット7によるAF(位相差AF)を用いてAF処理を行う。なお、撮像素子上に焦点検出用画素を設け、その出力信号の位相差を検出してAFを行ってもよい(撮像面位相差AF)。また、いずれか一つのAF方式を用いるようにしてもよい。
焦点検出ユニット7は、サブミラー14で反射された被写体像から被写体のピントずれ量を検出するためのAFセンサを含み、AFセンサの読み出し完了をカメラMPU6に通知する。焦点検出ユニット7の動作については公知の位相差AFに関する技術を採用する。
一方、コントラストAFでは、撮像素子11で生成された画像信号の高周波成分に基づいて生成された、画像のコントラストを表すAF評価値のピーク位置を探索して、合焦位置を検出する。
カメラレンズシステムとしては、レンズとのデータ交換通信、AF処理、レンズ駆動通信を繰り返し実施することでピント制御を行う。
シャッター駆動ユニット8は、カメラMPU6の制御に従い、図示しないシャッターの駆動及びミラーの駆動を行う。ダイヤルユニット9は、カメラ本体120に対してユーザが連続撮影速度、シャッター速度、絞り値、撮影モード等の諸設定を行うための操作部である。測光ユニット10は、被写体の測光情報を得る。撮像素子11の受光面は、メインミラー13及びサブミラー14を光路外に移動させシャッターを開くことにより被写体像を受光する。表示ユニット12は、たとえばLCDや有機ELディスプレイなどの表示装置を含み、撮像素子11で撮像された画像のレビュー表示や、メニュー画面などのGUI表示に用いる。また、表示ユニット12は、連続的に撮像した画像を表示ユニット12に順次表示して電子ビューファインダーとして機能することができる。
図2は、カメラとレンズのマウント接続の信号線15、16、17に関わるシリアル通信制御に関わる構成を示したものである。カメラ側、レンズ側で制御手段は当然別物であるが、シリアル通信制御に関わる構成としては同一の構成要件を持っていてかまわないので、一つの図面を用いて説明する。
IO制御回路24、25、26は、それぞれ通信端子21、22、23の入出力信号のデータ入出力方向及び入出力信号種類並びに入出力形態を切り替える回路である。データ入出力方向切り替えは、端子をデータ入力として使用するか、データ出力として使用するかの切り替えである。入出力信号種類切り替えは、通常のパラレルIO信号の入出力信号を端子に接続するか、通信制御回路27との入出力信号を端子に接続するかの切替えである。入出力回路形態の切替えは、特許文献1に記載されているオープンドレイン方式で出力するかCMOS方式で出力するかの切替え並びにプルアップ抵抗を接続するか否かの切替えである。さらに、IO制御回路24、25、26は、後述する通信モード1及び通信モード2によって、通信端子21、22、23の制御を切り換える。IO制御回路24は、通信モード1及び通信モード2においては通信端子21にてCLK信号を通信すべく制御し、通信制御回路27から同期クロック信号SCLKを入力する。IO制御回路24は、このSCLK信号をカウンタ・タイマー回路29に供給する。IO制御回路25、26は、通信モード1において、一方を送信用通信端子として使用し他方を受信用通信端子として使用すべく通信端子22、23を制御する。IO制御回路25、26は、通信モード2において、通信端子22、23を両方とも送信用通信端子もしくは両方とも受信用通信端子として使用すべく通信端子22、23を制御する。
通信制御回路27は、通信のマスター・スレーブの切り替え、および後述する通信モード1と通信モード2の切り替えなど通信全般の制御を行う。通信制御回路27で通信モード1もしくは通信モード2が設定されている場合は、カメラ側は同期通信の通信マスターとして制御し、同期クロック周波数設定に従った同期クロック信号SCLKを通信端子21に出力し、通信端子22、23でデータ通信を行う。逆にレンズ側は同期通信の通信スレーブとして制御し、レンズ側通信端子21に同期クロック信号SCLKが入力され、レンズ側通信端子22、23でデータ通信を行う。
クロック生成回路28は、様々な周波数のクロックを生成する。カウンタ・タイマー回路29は、入力される信号のパルス数をカウントしたり、入力される信号の時間幅を測定したりする。クロック生成回路28で生成されたクロック信号は、通信制御回路27及びカウンタ・タイマー回路29へ供給される。
次に、図3を用いて本発明の通信モード1(第1の通信モード)と通信モード2(第2の通信モード)の通信パターンを説明する。以下、カメラ側の処理として説明する。LINE0は通信端子21(第3の端子)に、LINE1は通信端子22(第1の端子)に、LINE2(第2の端子)は通信端子23に対応している。
図3(a)は通信モード1設定時の通信例を示している。通信モード1ではクロック同期式通信を行い、LINE0はSCLK端子として機能してクロック信号を出力する。LINE1はTXD端子として機能し、カメラからレンズにデータを送信する。LINE2はRXD端子として機能し、レンズからカメラにデータを受信する。
図3(b)および(c)は通信モード2設定時の通信例を示している。通信モード2はクロック同期式通信を行い、高速にデータの受信もしくは送信を行うモードである。LINE0はSCLK端子として機能してクロック信号を出力する。高速で受信するモードでは、図3(b)に示すように、LINE1、LINE2ともにRXD端子として機能して、レンズからカメラにデータを2系列で送信する。また、高速で送信するモードでは、図3(c)に示すようにLINE0、LINE1、LINE2すべてTXD端子又はRXD端子として機能して、データを3系列で通信する。
次に、図4を用いて通信モードの切り替えを行う場合の通信例を説明する。
図4(a)は通信モード1と通信モード2とを切り替える場合を示している。まず、通信モード1でカメラとレンズ間で双方向にクロック同期通信を行う。通信a1でカメラMPU6からレンズMPU1へネゴシエーション要求コマンドを出力し、以降の通信でどのように高速通信をするかを決定するための情報交換を要求する。この情報交換のために、通信a2でカメラMPU6からレンズMPU1へ今回送信する総データ数を送信する。レンズMPU1は、ネゴシエーション要求コマンドに応答して、レンズからカメラへ今回送信する総データ数を通信a3で送信(カメラ側から見ると受信)する。図4(a)は、カメラ側からみて、レンズへの送信データ数よりもレンズからの受信データ数が多い場合を示している。LINE1で図中の送信1〜3に示す送信データ(図示では3バイト)が通信し終わるまでの期間は、通信モード1で双方向に通信し、LINE2で受信処理を並行して行う。カメラMPU6は、総送信データを送信し終えたら、次に高速で受信処理を行う通信モード2へ移行する。すでに図中の受信1〜3に示す3バイトデータをレンズMPU1から受信し終えているので、LINE1、LINE2を使用して各々に示す受信処理のみを2系列で実施する。通信a3でレンズMPU1から受信した総受信データ数分のデータ(図中の受信4〜N)を受信するまでの期間は通信モード2を実行する。カメラMPU6は、レンズからの総受信データを受信し終えたら、通信モード1へ復帰し、次の通信コマンドa4でLINE1をレンズへの送信に切り換える。
図4(b)も通信モード1と通信モード2とを切り替える場合を示している。図4(b)では、カメラ側からみて、レンズへの送信データ数の方がレンズからの受信データ数よりも多い場合を示している。この場合、図中の受信1〜3に示す総受信データをレンズMPU1から受信し終えたら、カメラからレンズへの送信専用の高速通信を行う通信モード2へ切り換える。ここで、図4(a)とは異なり、LINE1、LINE2を使用してカメラからレンズへの送信処理のみを2系列で実施する。レンズMPU1へ総送信データ数分のデータ(図中の送信4〜N)を送信し終えたら通信モード1に復帰する。
次に、図5を用いて高速通信時のカメラMPU6による制御を説明する。
まず、ステップS601でレンズとのネゴシエーション通信を行う。カメラMPU6によるネゴシエーション通信時の制御を図7に示す。ネゴシエーション通信では、図7のステップS801で、高速通信を開始するための情報交換を要求するネゴシエーション要求コマンドを発行する。
ステップS802では、カメラ側からレンズ側へ今回の通信で送信する総データ数を送信し、双方向通信で、レンズMPU1から今回の通信でカメラに送信(カメラ側から見ると受信)する総データ数を受信する。
ステップS803では、カメラMPU6は、ステップS802で取得した総受信データ数及び総送信データ数に基づき、以降の通信で通信モード2の高速通信に切り替えたときの拡張通信方向を決定する。すなわち、総送信データ数よりも総受信データ数の方が多ければ、受信方向の通信を高速化するように通信モード2を動作させることとなる。この拡張通信方向の決定はカメラMPU6内の不図示の制御ブロックで行う。
図5に戻り、ステップS602では、カメラMPU6は、拡張する通信方向を判定し、受信方向を拡張する場合はステップS603へ、送信方向を拡張する場合はステップS609へ遷移する。
ステップS603では、レンズMPU1へ送信すべきデータがあれば通信モード1で双方向に通信を行う。すべての送信データを送信したら(ステップS604のYes)、ステップS605へ遷移する。
ステップS605では、カメラMPU6は、送信用端子として使用していた通信端子22について、受信用端子に設定を切り替え、通信モード2へ切り替える。
ステップS606では、カメラMPU6は、残るすべての受信すべきデータが受信されるまで通信モード2で通信端子22、23を用いて2系列で受信処理を行う。すべての受信データを受信したら(ステップS607のYes)、ステップS608へ遷移する。
ステップS608では、カメラMPU6は、通信端子23を受信用設定から送信用設定に切り替えて通信モード1へ復帰し、高速通信処理を終了する。
一方、ステップS602で拡張通信方向が送信方向の場合、ステップS609で、カメラMPU6は、受信すべきデータがあれば通信モード1で双方向に通信を行う。すべての受信データを受信したら(ステップS610のYes)、ステップS611へ遷移する。
ステップS611では、カメラMPU6は、受信用端子として使用していた通信端子22について、送信用端子に設定を切り替え、通信モード2へ切り替える。
ステップS612では、カメラMPU6は、残るすべての送信データを送信するまで通信モード2で通信端子22、23を用いて2系列で送信処理を行う。すべての送信データを送信したら(ステップS613のYes)、ステップS614へ遷移する。
ステップS614では、カメラMPU6は、通信端子23を送信設定から受信設定へ切り替えて通信モード1へ復帰し、高速通信を終了する。
なお、図5において通信方向を判定するプログラムはカメラMPU6内に配置する。
以上のように、送信方向もしくは受信方向にデータ送信を高速に行いたい場合に、通信端子を双方向から片方向に切り替えることで2系列での通信処理を行い、高速にデータ通信を行うことができる。
本実施例のような高速通信処理は、大量のデータを高速に通信する必要がある場合に有効である。例えば、図6に示すように、撮像情報の取り込みタイミング(いわゆるV同期タイミング)毎にAF制御を行い、限られた時間で大量のデータを通信することが必要な場合に、本実施例を適用して通信速度を上げることができる。
また、前述した撮像面位相差AFを行う場合への本実施例の適用について説明する。
はじめに、カメラが撮像面位相差AF可能な場合の撮像素子11における画素の配置について説明する。撮像素子11は、フォーカスレンズを含むレンズ111からの光を光電変換して被写体の像を生成する撮像画素と撮影レンズの射出瞳の一部の領域を通る光を受光する焦点検出画素を備える。焦点検出画素は、後述するように位相差検出方式の焦点検出を行うために用いられる。撮像画素と焦点検出画素が配置された様態を図12に示す。
図12は、画素行列のうち一部に互いに対をなす焦点検出画素を複数配置した模式図である。図12では、R,G,Bはそれぞれ赤フィルタ、緑フィルタ、青フィルタが配置された通常の撮像画素である。また、S1,S2は第1および第2の焦点検出画素であり、撮像画素とは光学特性が異なる。第1および第2の焦点検出画素(S1,S2)は、それぞれ離散的な1ラインで対をなしており、そのラインの対を単位にして焦点検出エリアが構成される。図12においては、第1および第2の焦点検出画素(S1,S2)の対が上下に2つ配置されており、それぞれ第1の焦点検出エリアおよび第2の焦点検出エリアを構成する。図12に示すように、焦点検出画素は撮像素子11内に離散的に一列に並んでおり、第1の焦点検出画素S1の列と第2の焦点検出画素S2の列が対をなすように近接して配置される。
図13は、撮像素子11で構成される撮像平面上における焦点検出画素の分布を示す模式図である。図13において、撮像素子11の撮像領域401の一部である中央部に、図12で説明した第1および第2の焦点検出画素S1,S2の離散的な画素列が配置されており、網掛けで示している。これら配置により位相差検出方式の3つの焦点検出領域402乃至404を構成しており、撮像面における位相差検出方式の焦点検出を行うことができる。図13に示されるように、焦点検出領域402乃至404は、撮像素子11の撮像領域401よりも狭い。
図14(a)には、第1の焦点検出画素S1の構造を示す。図14(a)において、第1の焦点検出画素の光入射側には、マイクロレンズ501が形成されている。502はマイクロレンズ501を形成するための平面を構成する平滑層である。503は遮光層であり、第1の焦点検出画素S1の光電変換領域504の中心Oに対して一方向に偏心した絞り開口部を有する。
図14(b)には、第2の焦点検出画素S2の構造を示す。図14(b)において、第2の焦点検出画素の光入射側には、マイクロレンズ505が形成されている。506はマイクロレンズ505を形成するための平面を構成する平滑層である。507は遮光層であり、第2の焦点検出画素S2の光電変換領域508の中心Oに対して、第1の焦点検出画素S1とは反対方向に偏心した絞り開口部を有する。
図14の構成によれば、撮像光学系を第1の焦点検出画素S1から見た場合と第2の焦点検出画素S2から見た場合とで、撮像光学系の瞳が対称に分割されたことと等価になる。図13において、第1の焦点検出画素S1および第2の焦点検出画素S2を含む行には、撮像素子の画素数が多くなるにつれて近似した2像が形成されるようになる。
撮像光学系が被写体に対してピントが合っている状態では、第1の焦点検出画素S1で形成される一列の像信号と、第2の焦点検出画素S2で形成される一列の像信号は互いに一致する。これに対して、撮像光学系のピントがずれているならば、第1の焦点検出画素S1で形成される一列の像信号と、第2の焦点検出画素S2で形成される一列の像信号には、位相差が生じる。そして、その位相差の方向は前ピン状態と後ピン状態とで逆になる。
図15には、ピントと像信号の位相差との関係を示す。図15において、両焦点検出画素S1,S2を互いに近づけて、それぞれをA,Bの点として示している。また、撮像画素を省略している。被写体上の特定点からの光束は、焦点検出画素Aに対応する分割瞳を通って該焦点検出画素Aに入射する光束ΦLaと、焦点検出画素Bに対応する分割瞳を通って該焦点検出画素Bに入射する光束ΦLbとに分割される。これら2つの光束は、被写体上の同一点から入射しているため、撮像光学系のピントが合った状態では、図15(a)に示すように、同一のマイクロレンズを通過して撮像素子上の1点に到達する。したがって、第1の焦点検出画素A(S1)からなる一列の像信号と、第2の焦点検出画素B(S2)からなる一列の像信号は、互いに一致する。しかし、図5(b)に示すように、xだけピントがずれている状態では、光束ΦLa,ΦLbのマイクロレンズへの入射角の変化分だけ両光束ΦLa,ΦLbの到達位置が互いにずれる。したがって、第1の焦点検出画素A(S1)からなる一列の像信号と、第2の焦点検出画素B(S2)からなる一列の像信号は、位相差が生じる。この位相差にもとづいて、ピントずれ量(デフォーカス量)を算出することができる。
以上の構成により、撮像素子を用いた位相差検出方式の焦点検出(撮像面位相差AF)を行う。
ここで、上記撮像面位相差AFにより測距を行う場合、デフォーカス量算出のためには、レンズのズーム位置や、ケラレ補正、シェーディング補正等の補正データをレンズ側から取得する必要がある。これらのデータは、測距の中心時間(撮像素子11の蓄積中心時間に相当)に近い時間帯に高速に取得することが望ましい。そこで、撮像面位相差AFを行う際に本発明を適用して、カメラ側から測距データの取得をレンズ側に命令する際に、ネゴシエーション要求コマンドを送信する。上記補正データのサイズは、通常カメラからレンズに送るデータサイズより大きいため、LINE1とLINE2が受信用に切り替えられる。このようにして、撮像面位相差AFの測距の中心時間付近で集中的に補正データをレンズから受信することが可能になる。
本発明の第2の実施例による、高速データ通信について説明する。本実施例では、高速データ通信として、非同期通信方式を用いた通信モード3(第3の通信モード)を使用する。
図3(d)を用いて本発明の通信モード3設定時の通信パターンを説明する。通信モード3は、非同期式通信を行い、高速に受信もしくは送信を行うモードである。通信制御コントローラ27より内部クロックを制御回路24、25、26へ供給し、この内部クロックに基づいてLINE0、LINE1、LINE2を用いてデータの送信もしくは受信を行う。
図2で、通信モード3に設定した場合について説明する。たとえば通信モード1から通信モード3に切り替えた場合、通信コントローラ27にて通信方式をクロック同期式から非同期式通信方式に切り替える。この時、通信端子21にてクロック信号情報を通信する必要はなく、この通信端子21をデータ通信端子として使用すべく回路24を制御する。通信モード3では通信端子22、23もデータ通信端子として使用すべく回路25、26を制御する。カウンタ・タイマー回路29から内部クロックを供給し、内部タイマーに基づいてデータ送受信を非同期式通信で行う。
通信制御回路27は、通信のマスター・スレーブの切り替えの他、通信全般の制御を行う。この制御としては、同期通信・非同期通信の切り替え、同期通信の場合の同期クロック周波数設定、非同期通信の場合の内部サンプリングクロック周波数設定の切り替え、および通信モード1と通信モード3の切り替えなどがある。
通信端子21、22、23は、カメラ側がデータ送信端子として使用している場合にはレンズ側ではデータ受信端子として使用し、カメラ側がデータ受信端子として使用している場合にはレンズ側はデータ送信端子として使用する。
図10は、通信モード1と通信モード3とを切り替える場合のカメラMPU6による制御を示している。まず、通信モード1でカメラとレンズ間で双方向にクロック同期通信を行う。カメラMPU6は、通信c1でネゴシエーション要求コマンド2を発行し、以降の通信でどのように高速通信をするかを決定するための情報交換を要求する。カメラMPU6は、この情報交換のために通信c2でカメラからレンズへ今回送信する総データ数をレンズに送信する。レンズMPU1は、通信c1のネゴシエーション要求コマンド2に応答して、レンズからカメラへ非同期通信で実行可能な通信ボーレート情報を通信c3で送信(カメラ側から見ると受信)する。次に、カメラ側は自身の非同期通信可能なボーレートと通信c3で受信したレンズ側ボーレート情報とから通信モード3で採用するボーレート情報を決定し、通信c4でレンズへ送信する。レンズ側は通信c5で今回送信(カメラ側から見ると受信)する総データ数をカメラに送信(カメラ側から見ると受信)する。図示する例は、カメラ側からみて送信データ数よりも受信データ数が多い場合を示している。この場合、レンズからカメラへデータを送信する方向が第1の方向、カメラからレンズへデータを送信する方向が第2の方向になる。カメラMPU6は、通信c1から通信c5までのネゴシエーション用通信を終了すると、通信モード3に切り替える。
通信モード3では、通信モード1でクロック信号出力端子として使用していた端子をデータ受信端子として使用する。通信端子21、22、23(各々LINE0、LINE1、LINE2に対応)は、通信制御回路27から供給される内部クロックに基づいて、非同期式でデータ通信を行う。図示した例では、まず双方向で高速通信を行う。具体的には、LINE1からはカメラからレンズへデータ送信を行い、並行してLINE0及びLINE2にてレンズからカメラへデータ送信を行う。カメラMPUは、LINE1で総送信データ数分のデータ(図中の送信2、3)送信処理が終了すると、LINE1を受信用端子設定に切り替え、受信専用の高速データ通信を行う。総受信データサイズ分のデータ全ての受信が終了したら通信モード1へ復帰し、LINE0をクロック信号端子に再設定して通信c6に示す次の通信処理を行う。
なお、図10では、LINE0、LINE1、LINE2で同じタイミングでデータを通信しているが、非同期通信の際は任意のタイミングでデータを通信することができる。
次に、図8を用いて高速通信時のカメラMPU6の制御を説明する。
まず、ステップS901でレンズとのネゴシエーション通信を行う。カメラMPU6によるネゴシエーション通信時の制御を図9に示す。ネゴシエーション通信では、図9のステップS1001で、カメラMPU6から、高速通信を開始するための情報交換を要求するネゴシエーション要求コマンドを発行する。
ステップS1002では、カメラMPU6は、今回の通信で送信する総データ数を送信する。ステップS1003では双方向通信を行い、レンズMPU1から非同期式通信を実行する場合に採用可能な許容ボーレート情報を受信する。
ステップS1004では、カメラMPU6は、ステップS1003で受信したレンズ側の許容ボーレート情報とカメラ自身の実行可能な非同期通信のボーレート情報とから、今回の通信で実施するボーレートを決定しレンズへ通知する。ステップS1005では、双方向通信を行い、カメラMPUは、今回の通信でレンズMPU1が送信(カメラ側から見ると受信)する総データ数を受信する。
ステップS1006では、カメラMPU6は、カメラからレンズへの総送信データ数、ステップS1005で取得したレンズからカメラへの総受信データ数に基づき、以降の通信で通信モード3の高速通信に切り替えたときの拡張する通信方向を決定する。すなわち,カメラからレンズへの総送信データ数よりもレンズからカメラへの総受信データ数の方が多ければ、カメラ側からみて受信方向の通信を高速化するように通信モード3を動作させることとなる。一方、レンズからカメラへの総受信データ数よりもカメラからレンズへの総送信データ数の方が多ければ、カメラ側からみて信方向の通信を高速化するように通信モード3を動作させることとなる。
図8に戻り、ステップS902では、カメラMPU6は、拡張する通信方向を判定し、受信方向へ拡張する場合はステップS903へ、送信方向へ拡張する場合はステップS912へ遷移する。
ステップS903に進んだ場合、カメラMPU6は、通信モード3に切り替え、ステップS904において、通信モード1でクロック信号を出力していた通信端子21を受信用端子に設定する。本実施例では、通信端子22は送信用端子、通信端子23は受信端子設定とする。通信モード3では、図10で説明したように内部クロックに基づき通信端子21、22、23を使用して非同期式でデータ通信を行う。
ステップS905では、カメラMPU6は、送信すべきデータがあれば通信端子22を使用してデータ送信を行う。すべての送信データを送信したら(ステップ906のYes)、ステップS907へ遷移する。
ステップS907では、カメラMPU6は、ネゴシエーション通信で受信した総受信データ数に対してまだ受信すべきデータが残っているかどうかを判定する。受信すべきデータが残っていればステップS908へ遷移し、すでに受信処理を終えていればステップS911へ遷移する。
ステップS908では、カメラMPU6は、通信端子22を受信端子に切り替える。このとき、通信端子21、22、23は全て受信端子となる。
ステップS909で、カメラMPU6は、通信モード3で通信端子21、22、23を用いて3線で高速にデータ受信を行う。総受信データ数分のデータを受信したら(ステップS910のYes)、ステップS911へ遷移する。
ステップS911では、カメラMPU6は、通信端子の設定を復帰させる。すなわち、通信端子21をクロック信号出力端子に、通信端子22を送信端子、通信端子23を受信端子に設定し、通信モード1へ遷移して高速通信処理を終了する。
一方、ステップS902で拡張通信方向が送信方向の場合、ステップS912に進み、通信モード3に切り替える。
ステップS913において、カメラMPU6は、通信モード1でクロック信号を出力していた通信端子21を送信用端子に設定する。通信端子22は送信端子、通信端子23は受信端子設定とする。
ステップS914では、カメラMPU6は、受信すべきデータがあれば通信端子23を使用してデータ通信を行い、すべての受信データを受信したら(ステップS915のYes)、ステップS916へ遷移する。
ステップS916では、カメラMPU6は、今回の通信で送信すべき総送信データ数に対してまだ送信すべきデータが残っているどうかを判定する。送信すべきデータが残っていればステップS917へ遷移し、すでに送信処理を終えていればステップS911へ遷移する。
ステップS917では、カメラMPU6は、通信端子23を送信端子に切り替える。このとき、通信端子21、22、23は全て送信端子となる。
ステップS918では、カメラMPU6は、通信モード3で通信端子21、22、23を用いて3線で高速にデータ送信を行う。総送信データ数分のデータを送信したら(ステップS919のYes)、ステップS911へ遷移する。
以上のように、本実施例では、通信設定をクロック同期式通信から非同期式通信に切り替え、クロック信号出力として使用していた通信端子を送信、もしくは受信用端子として使用する。これにより、3系列での通信処理を行い、双方向、片方向によらず送受信処理を高速に実行することができる。なお、本実施例も、大量のデータを高速に通信する必要がある場合に有効である。例えば、図6に示すように、撮像情報の取り込みタイミング(いわゆるV同期タイミング)毎にAF制御を行い、限られた時間で大量のデータを通信することが必要な場合に、本実施例を適用して通信速度を上げることができる。
また、本実施例も、撮像面位相差AFを行う際の補正データ通信に適用することができる。カメラMPU6は、レンズから補正データを取得する際にデータ線のうち2線または3線を受信に用いることができるため、撮像面位相差AFの測距の中心時間付近で集中的により高速に補正データをレンズから受信することが可能になる。
本発明の第3の実施例による高速データ通信について説明する。本実施例では、通信モード1と通信モード2を切り替えて、コマンド単位で独立した端子で高速データ通信を行う。
図11は通信モード1と通信モード2とを切り替える場合の通信例を示している。
図示する例では送信データ種別としてコマンドA(4バイト)、コマンドB(2バイト)、コマンドC(3バイト)、コマンドD(2バイト)・・・コマンドX(Nバイト)というように複数の種別のデータを一括で高速通信するケースを示している。
まず、通信モード1でカメラとレンズ間で双方向にクロック同期式通信を行う。通信d1でカメラMPU6からレンズMPU1へネゴシエーション要求コマンドを発行し、以降の通信でどのように高速通信するかを決定するための情報交換を要求する。この情報交換のためにカメラMPU6は、通信d2では、レンズに送信する総送信データ数をレンズMPU1に送信し、通信d3では、レンズから受信する総受信データ数をレンズMPU1から受信する。図示する例は、カメラ側からみて受信データ数よりも送信データ数の方が多い場合を示している。図中の受信1〜3で示すレンズからの受信データ(図示では3バイト)を通信し終わるまでは通信モード1で双方向に通信し、LINE1での送信処理とLINE2での受信処理を並行して行う。カメラMPU6は、総受信データ数の受信を終えたら、高速で送信処理を行う通信モード2へ移行する。レンズへの送信データとしては、通信モード2への移行前にコマンドAをすでに3バイト送信しているが、コマンドAは4バイトの送信データであるため、通信モード2へ切り替えたタイミングにおいて4バイト目のデータの送信が終わっていない。そのため、通信モード2に切り替えてからの通信でコマンドAの4バイト目を送信する。高速通信期間では、カメラMPU6は、LINE1、LINE2ともに送信用端子として使用する。LINE1では、カメラからレンズへコマンドAの送信を終えると、続けてコマンドCのデータ送信を行う。LINE2では、コマンドAの4バイト目の送信と並行してコマンドBのデータ送信を行う。LINE2でコマンドBのデータ送信を終えると、続けてコマンドDのデータ送信を開始する。
このようにコマンド単位でデータ通信端子の2系列を使用して高速にデータ通信を行い、一方の端子で送信すべきコマンドデータが無くなったら通信d4のように無効データを送信する。そして両方の端子で総送信データ数を送信し終えたら双方向通信の通信モード1へ復帰し、次の通信コマンドd5を通信する。
以上のように、コマンド単位で独立した端子で通信することで、複数のコマンドを一括して高速に通信したい場合に、コマンドの順番に依存せずに高速通信を行うことができる。この時、通信するコマンドの順番を調整すれば、より優先的に処理させたい通信を先に実施することが可能となる。
1 レンズMPU
2 レンズ駆動ユニット
6 カメラMPU
7 焦点検出ユニット
11 撮像素子
21 通信端子
22 通信端子
23 通信端子
27 通信制御回路
110 交換レンズ
111 レンズ
120 カメラ本体

Claims (10)

  1. アクセサリを着脱可能な撮像装置であって、
    装着されたアクセサリとの通信を制御する制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記アクセサリから受信するデータ量についての情報及び前記アクセサリに送信するデータ量についての情報に基づいて、通信するデータ量が多い方向への通信を優先して行うことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記アクセサリと通信を行うための第1の端子と第2の端子を有し、
    前記制御手段は、前記アクセサリから受信するデータ量が前記アクセサリに送信するデータ量より多い場合、前記第1の端子と前記第2の端子をデータ受信用に設定し、前記アクセサリから受信するデータ量が前記アクセサリに送信するデータ量より少ない場合、前記第1の端子と前記第2の端子をデータ送信用に設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. クロック信号を出力可能な第3の端子をさらに有し、
    前記制御手段は、前記クロック信号に基づいて、前記第1の端子と前記第2の端子を用いて双方向通信を行う第1の通信モードと、前記第1の端子と前記第2の端子を用いて、通信するデータ量が多い方向への通信を優先して行う第2の通信モードとを切り替え可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. クロック信号を出力可能な第3の端子をさらに有し、
    前記制御手段は、前記クロック信号に基づいて、前記第1の端子と前記第2の端子を用いて双方向通信を行う第1の通信モードと、クロック信号を用いずに、前記第1の端子、前記第2の端子及び前記第3の端子を用いてデータの通信を行う第3の通信モードとを切り替え可能であって、
    前記第3の通信モードにおいて、前記制御手段は、前記アクセサリから受信するデータ量についての情報及び前記アクセサリに送信するデータ量についての情報に基づいて、前記3つの端子のうち2つ以上の端子を、通信するデータ量が多い方向への通信用に設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記第3の通信モードにおいて、前記制御手段は、通信するデータ量が多い第1の方向に前記3つの端子のうち2つの端子を設定し、通信するデータ量が少ない第2の方向に前記3つの端子のうち残り1つの端子を設定し、該第2の方向へのデータ通信完了後、前記第1の方向へ通信するデータが存在する場合は、前記3つの端子全てを該第1の方向への通信用に設定することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 撮像装置に着脱可能なアクセサリであって、
    前記撮像装置と通信を行うための第1の端子と第2の端子と、
    装着された撮像装置との通信を制御するアクセサリ側制御手段を有し、
    前記アクセサリ側制御手段は、前記撮像装置から受信するデータ量が前記撮像装置に送信するデータ量より多い場合、前記第1の端子と前記第2の端子をデータ受信用に設定し、前記撮像装置から受信するデータ量が前記撮像装置に送信するデータ量より少ない場合、前記第1の端子と前記第2の端子をデータ送信用に設定することを特徴とするアクセサリ。
  7. クロック信号が入力される第3の端子をさらに有し、
    前記アクセサリ側制御手段は、前記クロック信号に基づいて、前記第1の端子と前記第2の端子を用いて双方向通信を行う第1の通信モードと、前記第1の端子と前記第2の端子を用いて、通信するデータ量が多い方向への通信を優先して行う第2の通信モードとを、前記撮像装置から受信する情報に基づいて切り替え可能であることを特徴とする請求項6に記載のアクセサリ。
  8. クロック信号が入力される第3の端子をさらに有し、
    前記アクセサリ側制御手段は、前記クロック信号に基づいて、前記第1の端子と前記第2の端子を用いて双方向通信を行う第1の通信モードと、クロック信号を用いずに、前記第1の端子、前記第2の端子及び前記第3の端子を用いてデータの通信を行う第3の通信モードとを、前記撮像装置から受信する情報に基づいて切り替え可能であって、
    前記第3の通信モードにおいて、前記アクセサリ側制御手段は、前記3つの端子のうち2つ以上の端子を、通信するデータ量が多い方向への通信用に設定することを特徴とする請求項6に記載のアクセサリ。
  9. 前記第3の通信モードにおいて、前記アクセサリ側制御手段は、通信するデータ量が多い第1の方向に前記3つの端子のうち2つの端子を設定し、通信するデータ量が少ない第2の方向に前記3つの端子のうち残り1つの端子を設定し、該第2の方向へのデータ通信完了後、前記第1の方向へ通信するデータが存在する場合は、前記3つの端子全てを該第1の方向への通信用に設定することを特徴とする請求項8に記載のアクセサリ。
  10. アクセサリを着脱可能な撮像装置と、該撮像装置に装着されるアクセサリとを有し、第1の端子と第2の端子を介して前記撮像装置と前記アクセサリとが通信可能な撮像装置システムであって、
    前記アクセサリから前記撮像装置に送信するデータ量についての情報及び前記撮像装置から前記アクセサリに送信するデータ量についての情報に基づいて、通信するデータ量が多い方向への通信を優先して行うことを特徴とする撮像装置システム。
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