JP2013181604A - 転がり軸受、軸受装置及び情報記録再生装置 - Google Patents

転がり軸受、軸受装置及び情報記録再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】製造コストを低減する。
【解決手段】内輪30A(30B)と、外輪31A(31B)と、これらの間に転動自在に保持された複数の転動体32A(32B)とを有し、内輪30A(30B)と外輪31A(31B)との間の環状空間34A(34B)を塞ぐ円環状のシールド板33A(33B)がアキシアル方向の一側のみに設けられ、外輪31A(31B)には、シールド板33A(33B)が取り付けられるシールド板取付部39A(39B)が、アキシアル方向の一端且つラジアル方向の環状空間34A(34B)側のみに形成されており、外輪31A(31B)のアキシアル方向の他端には、シールド板取付部39A(39B)とは異なる形状をなして他端の端面31bの面積を一端の端面31aの面積と同等にする面積調整部38A(38B)が形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、転がり軸受、軸受装置及び情報記録再生装置に関するものである。
転がり軸受には、内輪と外輪との間の環状空間を塞ぐ円環状のシールド板がアキシアル方向の両側に設けられたものがある。このような転がり軸受は、外輪のアキシアル方向の両側に、シールド板を取り付けるための同形状の取付部が形成されており、その結果、外輪のアキシアル方向の両端面の面積が同等になっている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、転がり軸受には、部品点数低減等のために、シールド板がアキシアル方向の片側のみに設けられたものがある。このような転がり軸受は、外輪のアキシアル方向の片側のみにシールド板を取り付けるための取付部が形成されており、その結果、外輪のアキシアル方向の両端面の面積が異なっている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3689962号公報 特開2007−292149号公報
転がり軸受の外輪及び内輪は、アキシアル方向の両端面が両面同時に研磨されるようになっているが、上記した片側のみにシールド板が設けられるものでは、端面の面積が異なるため、面積の小さい側の端面の方がアキシアル方向に多く削られてしまうことになる。その結果、例えば、転動体を保持する転走面の下溝の中心と各端面との距離が異なることになり、後工程である転走面の研磨工程において、加工基準となる端面の方向を揃える必要があった。よって、製造コストの増大に繋がってしまっている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、シールド板がアキシアル方向の一側のみに設けられる場合でも、シールド板を支持する支持輪のアキシアル方向の両端面を同等に研磨することにより、製造コストを低減することができる転がり軸受、軸受装置および情報記録再生装置の提供を目的とする。
本発明に係る転がり軸受は、内輪と、該内輪を囲繞する外輪と、前記内輪と前記外輪との間に転動自在に保持された複数の転動体と、を有し、前記内輪と前記外輪との間の環状空間を塞ぐ円環状のシールド板がアキシアル方向の一側のみに設けられた転がり軸受において、前記内輪及び前記外輪のうち前記シールド板を支持する一方の支持輪には、前記シールド板が取り付けられるシールド板取付部が、アキシアル方向の一端且つラジアル方向の前記環状空間側のみに形成されており、前記支持輪のアキシアル方向の他端には、前記シールド板取付部とは異なる形状をなして前記他端の端面の面積を前記一端の端面の面積と同等にする面積調整部が形成されていることを特徴としている。
この転がり軸受によれば、シールド板が取り付けられるシールド板取付部がアキシアル方向の一端且つラジアル方向の環状空間側のみに形成された支持輪に対して、アキシアル方向の他端に、面積調整部を形成することにより、他端の端面の面積を一端の端面の面積と同等にすることができる。よって、シールド板を支持する支持輪のアキシアル方向の両端面を、両面研磨にて同等に研磨することができる。従って、後工程である転走面の研磨工程においていずれの端面を加工基準としても良くなるため、作業時間を短縮でき、製造コストを低減することができる。しかも、面積調整部は、面積を調整するためのものであることから、シールド板を支持するため高い精度や特殊な形状が必要なシールド板取付部とは異なり、比較的低い精度にでき、簡単な形状にできる。よって、面積調整部を形成しても加工コストの増大を抑えることができ、全体としての製造コストの低減が図れる。
また、本発明に係る転がり軸受は、前記シールド板取付部が、アキシアル方向に沿う一端周壁面と該一端周壁面のアキシアル方向の内側からラジアル方向に沿って前記環状空間側に延出する一端段差面とを有し、前記面積調整部は、アキシアル方向に沿う他端周壁面と該他端周壁面のアキシアル方向の内側からラジアル方向に沿って前記環状空間側に延出する他端段差面とを有し、前記一端周壁面及び前記他端周壁面のうち前記一端周壁面のみが、前記アキシアル方向の内側ほど前記環状空間をラジアル方向に広げるアンダーカット形状をなしていることが好ましい。
これにより、アンダーカット形状をなすシールド板取付部の一端周壁面は、加工コストが嵩むことになるが、面積調整部の他端周壁面はアンダーカット形状をなさないことから、加工コストを低減できる。よって、面積調整部を形成しても加工コストの増大を確実に抑えることができる。
また、本発明に係る転がり軸受は、前記面積調整部が、アキシアル方向の他端且つラジアル方向の前記環状空間とは反対側に形成されていることが好ましい。
これにより、面積調整部が、シールド板取付部とはラジアル方向の反対側に形成されるため、シールド板の誤組み付けを確実に防止できる。
本発明に係る軸受装置は、前記転がり軸受の前記内輪がシャフトに外嵌されてなることを特徴としている。
この軸受装置によれば、製造コストを低減した転がり軸受を用いるため、全体の製造コストを低減できる。
また、本発明に係る軸受装置は、前記シャフトに、前記転がり軸受として、アキシアル方向の一方側に位置し該一方側に前記シールド板を備えて配置される第一転がり軸受と、アキシアル方向の他方側に位置し該他方側に前記シールド板を備えて配置される第二転がり軸受とが設けられていることが好ましい。
これにより、第一転がり軸受及び第二転がり軸受の両方の製造コストを低減できるため、全体の製造コストを効果的に低減可能となる。
本発明に係る情報記録再生装置は、前記軸受装置と、前記外輪に外嵌されて該外輪と共に前記シャフトの軸線回りを回動自在とされ、ヘッドジンバルアッセンブリを支持するアーム部を有するキャリッジと、磁気記録媒体を回転させる回転駆動部と、前記キャリッジを回動させ、前記ヘッドジンバルアッセンブリを前記磁気記録媒体の表面に平行な方向に向けて移動させるアクチュエータと、を備えていることを特徴としている。
この情報記録再生装置によれば、製造コストが低減された軸受装置を有するため、全体の製造コストを低減することができる。
本発明に係る転がり軸受、軸受装置及び情報記録再生装置によれば、製造コストを低減することができる。
本発明に係る情報記録再生装置の第1実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る軸受装置の第1実施形態であるピボット軸を示す縦断面図である。 本発明に係る転がり軸受の第1実施形態を示す縦断面図である。 図3に示す転がり軸受の外輪と両面研磨砥石とを示す縦断面図である。 本発明に係る転がり軸受の第2実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る軸受装置の第3実施形態であるピボット軸を示す縦断面図である。 本発明に係る転がり軸受の第3実施形態を示す縦断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態では、軸受装置が情報記録再生装置のピボット軸を構成し、転がり軸受がこのピボット軸に用いられている場合について説明する。
第1実施形態の情報記録再生装置1は、図1に示すように、垂直記録層を有するディスク(磁気記録媒体)Dに対して垂直記録方式で書き込みを行う装置であって、キャリッジ2と、キャリッジ2の基端側から光導波路3を介して光束を供給するレーザ光源4と、キャリッジ2の先端側に支持されたヘッドジンバルアッセンブリ(HGA)5と、キャリッジ2を回動させ、ヘッドジンバルアッセンブリ5をディスク面(ディスクDの表面)D1に平行な水平面内方向にスキャン移動させるアクチュエータ6と、回転軸線L1を中心にディスクDを一定方向に回転させるスピンドルモータ(回転駆動部)7と、情報に応じて変調した電流をヘッドジンバルアッセンブリ5のスライダ5bに対して供給する制御部8と、これら各構成品を内部に収容するハウジング9と、を備えている。
ハウジング9は、アルミニウム等の金属材料からなる上部開口部を有する箱型形状のものであり、上面視四角形状の底部9aと、底部9aの周縁において底部9aに対して鉛直方向に立設する周壁(不図示)とで構成されている。そして、周壁に囲まれた内側には、上述した各構成品を収容する凹部が形成される。
なお、図1においては、説明を分かりやすくするため、ハウジング9の周囲を取り囲む周壁を省略している。
また、このハウジング9には、ハウジング9の上部開口部を塞ぐように図示しない蓋が着脱可能に固定されるようになっている。底部9aの略中心には、上記スピンドルモータ7が取り付けられており、該スピンドルモータ7に中心孔を嵌め込むことでディスクDが着脱自在に固定されている。
ディスクDの外側で、底部9aの一つの隅角部には、上述したアクチュエータ6が取り付けられている。このアクチュエータ6には、ピボット軸10を中心に水平面内で回転軸線L2を中心に回動可能なキャリッジ2が取り付けられている。
このキャリッジ2は、基端部から先端部に向けて(ディスクD方向に向けて)延設されたアーム部2aと、アーム部2aを介して片持ち状に支持する基部2bとが、削り出し加工等により一体形成されたものである。基部2bは、略直方体形状に形成されたものであり、ピボット軸10回りに回動可能に支持されている。つまり、基部2bはピボット軸10を介してアクチュエータ6に連結されており、このピボット軸10がキャリッジ2の回転中心となっている。
アーム部2aは、基部2bにおけるアクチュエータ6が取り付けられた側面2cと反対側の側面(隅角部の反対側の側面)2dにおいて、基部2bの上面の面方向(水平面内方向)と平行に延出する平板状のものであり、基部2bの高さ方向(垂直方向)に沿って3枚延出している。
具体的には、アーム部2aは、基端部から先端部に向かうに従って先細るテーパ形状に形成されており、各アーム部2a間に、ディスクDが挟み込まれるように配置されている。つまり、アーム部2aとディスクDとが、交互に配置可能に構成されており、アクチュエータ6の駆動によってアーム部2aがディスク面D1に平行な方向(水平面内方向)に移動可能になっている。
なお、キャリッジ2及びヘッドジンバルアッセンブリ5は、ディスクDの回転停止時にアクチュエータ6の駆動によって、ディスクD上から退避するようになっている。
ヘッドジンバルアッセンブリ5は、アーム部2aの先端に連接状態で支持されており、サスペンション5aと、サスペンション5aの先端に取り付けられたスライダ5bとを備えている。
また、ヘッドジンバルアッセンブリ5は、図示しない近接場光発生素子を有するスライダ5bに、レーザ光源4からの光束を導いて近接場光を発生させ、該近接場光を利用してディスクDに各種情報を記録再生させるものである。
なお、近接場光発生素子は、例えば、光学的微小開口やナノメートルサイズに形成された突起部等により構成されている。
(軸受装置及び転がり軸受の第1実施形態)
続いて、本発明に係る軸受装置の第1実施形態であるピボット軸の構成及びこれに用いられる転がり軸受について図1〜図3を参照して説明する。
図1に示すように、ピボット軸10は、キャリッジ2を回転軸線L2回りに回転可能に軸支する軸受装置であり、その概略構成としては、ハウジング9の底部9aに立設された図2に示す略円柱状のシャフト20と、該シャフト20の径方向外側に周設されて回転軸線L2を共通軸にしてシャフト20と同軸上に配設されたスリーブ21と、シャフト20とスリーブ21との間に介装された一対の転がり軸受(第一転がり軸受,第二転がり軸受)22A,22Bと、を備えている。上記したキャリッジ2はシャフト20の軸線回りを回動自在となっている。
なお、第1実施形態では、回転軸線L2に沿った方向、つまりアキシアル方向を「軸方向」とし、回転軸線L2に直交する方向、つまりラジアル方向を「径方向」とし、回転軸線L2を中心に周回する方向を「周方向」とする。また、軸方向一方側(図2における上側)を「上」とし、その反対側、つまり軸方向他方側(図2における下側)を「下」とする。
シャフト20は、回転軸線L2を中心にして軸方向に延在する軸部材である。このシャフト20は、略円柱形状の軸芯部20aと、軸芯部20aの下端部から径方向外側に突出したフランジ部20bと、軸芯部20aの下端面に垂設された雄ねじ部20cと、を備えている。フランジ部20bは、軸芯部20aの外周に全周に亘って形成された平面視円環状の鍔部であり、フランジ部20bの上面は、内周部が外周部に比べて高くなるように段差状に形成されている。雄ねじ部20cは、外周面に図示しない雄ねじが形成された螺着部である。この雄ねじ部20cがハウジング9の底部9a(図1に示す)に形成された図示しない雌ねじ孔に螺合することで、シャフト20がハウジング9の底部9aに立設されている。この際、フランジ部20bの下面がハウジング9の底部9aに接することで、シャフト20の高さ方向の位置決めがなされている。
スリーブ21は、後述する転がり軸受22A,22Bの外輪31A,31Bにそれぞれ外嵌される略円筒形状の部材であり、このスリーブ21の上端部の内側に転がり軸受22Aが嵌合されてスリーブ21の下端部の内側に転がり軸受22Bが嵌合されている。また、スリーブ21の軸方向中間部(上下2つの転がり軸受22A,22Bの間の部分)の内周面には、転がり軸受22Aと転がり軸受22Bとの軸方向間隔を所定距離に保持させるスペーサ部21aが形成されている。このスペーサ部21aは、全周に亘って径方向内側に向けて突設された平面視円環状の凸部であり、後述する第一、第二転がり軸受22A,22Bの外輪31A,31Bがそれぞれ係止されている。すなわち、スペーサ部21aの上端面に、上側の転がり軸受22Aの外輪31Aの下端部の外縁が係止され、スペーサ部21aの下端面に、下側の転がり軸受22Bの外輪31Bの上端部の外縁が係止されている。
また、スリーブ21は、図1に示すキャリッジ2の基部2bに形成された図示しない取付孔の内側に圧入又は接着嵌合されることで、キャリッジ2と一体的に組み合わされている。
転がり軸受22A及び転がり軸受22Bは、それぞれシャフト20に軸支されたシールド板付き軸受であり、シャフト20にそれぞれ装着されて軸方向に間隔をあけて並設されている。また、軸方向上側に位置する転がり軸受22Aと軸方向下側に位置する転がり軸受22Bとは、同一構成とされており、互いに上下に反転させた向きに配設されている。
以下、説明が重複する場合には、転がり軸受22Aについてのみ説明し、同様の構成の転がり軸受22Bについては、転がり軸受22Aの各符号に対応する符号を括弧書きで記載して説明を略す。
転がり軸受22A(22B)の概略構成としては、平面視円環状の内輪30A(30B)と、回転軸線L2を共通軸にして内輪30A(30B)と同軸上に配設された平面視円環状の外輪31A(31B)と、内輪30A(30B)と外輪31A(31B)との間に転動自在に保持された複数の転動体32A(32B)と、内輪30A(30B)と外輪31A(31B)との間に画成された平面視円環状の環状空間34A(34B)を軸方向一側で塞ぐ円環状のシールド板33A(33B)と、を備えている。転がり軸受22A(22B)には、シールド板33A(33B)が、軸方向の一側のみに設けられており、片面シールドタイプとなっている。
内輪30A(30B)は、回転軸線L2を中心にして軸方向に延在する円筒形状の筒体であり、図2に示すシャフト20の軸芯部20aに外嵌されている。
この内輪30A(30B)の軸方向中央部の外周面には、複数の転動体32A(32B)が転動可能に嵌め込まれる湾曲溝形状の転走面40A(40B)が形成されている。この転走面40A(40B)は、回転軸線L2の垂直面に沿って周方向に延在する縦断面視円弧状の溝部であり、内輪30A(30B)の外周面の全周に亘って延設されている。
なお、転がり軸受22Aと同構造で下側に配置される転がり軸受22Bは、その内輪30Bの下端面が、シャフト20のフランジ部20bの上段面20d(フランジ部20bの内周部上面)に当接されており、よって、転がり軸受22Bの内輪30Bの下端面はフランジ部20bによって係止されている。
転がり軸受22A(22B)の外輪31A(31B)は、内輪30A(30B)を囲繞すると共に回転軸線L2を中心にして軸方向に延在する円筒形状の筒体であり、内輪30A(30B)の径方向外側に間隔をあけて周設されている。
この外輪31A(31B)には、軸方向の一の端面31a側の外端部(外輪31Aにおいては図2における上端部、外輪31Bにおいては図2における下端部)における径方向の環状空間34A(34B)側である内縁部に、シールド板33A(33B)が取り付けられるシールド板取付部39A(39B)が形成されている。シールド板取付部39A(39B)は、外輪31A(31B)の内縁部分を断面視略L字状(段差状)に切り欠いた形状をなしており、外輪31A(31B)の全周に亘って形成されている。
また、外輪31A(31B)には、軸方向の他の端面31b側の外端部(外輪31Aにおいては図2における下端部、外輪31Bにおいては図2における上端部)における径方向の環状空間34A(34B)側である内縁部に、外輪31A(31B)の軸方向のこの他の端面31bの面積を一の端面31aの面積と同等にする面積調整部38A(38B)が形成されている。面積調整部38A(38B)は、外輪31A(31B)の内縁部分を断面視略L字状(段差状)に切り欠いた形状をなしており、外輪31A(31B)の全周に亘って形成されている。なお、面積調整部38A(38B)は、シールド板取付部39A(39B)とは異なる形状をなしている。
より詳しく説明すると、図3に示すように、シールド板取付部39A(39B)は、外輪31A(31B)の軸方向一端の端面31aから軸方向に沿って軸方向の中央側(内側)に延出する内周面である一端周壁面39aと、この一端周壁面39aの軸方向の中央側(内側)から径方向に沿って環状空間34A(34B)側に延出する一端段差面39bとを有している。一端周壁面39aは、後述するシールド板33A(33B)の爪部36を係止するアンダーカット部であり、外輪31A(31B)の端面31aから軸方向中央側に向かって漸次拡径されたテーパ形状に形成されている。言い換えれば、一端周壁面39aは、軸方向の内側ほど環状空間34A(34B)を径方向に広げるアンダーカット形状をなしている。
このシールド板取付部39A(39B)に対して、面積調整部38A(38B)は、外輪31A(31B)の軸方向他端の端面31bから軸方向に沿って軸方向の中央側(内側)に延出する内周面である他端周壁面38aと、この他端周壁面38aの軸方向の中央側(内側)から径方向に沿って環状空間34A(34B)側に延出する他端段差面38bとを有している。他端周壁面38aは、外輪31A(31B)の端面31bから軸方向中央側に向かって一定径で延出する円筒面状に形成されている。これにより、一端周壁面39a及び他端周壁面38aのうち一端周壁面39aのみが、軸方向の内側ほど環状空間34A(34B)を径方向に広げるアンダーカット形状をなしており、その結果、面積調整部38A(38B)は、シールド板取付部39A(39B)とは異なる形状をなしている。シールド板取付部39A(39B)と径方向の同側に面積調整部38A(38B)が形成されていることから、端面31aと端面31bとは径方向の幅が同等になっている。
以上により、第1実施形態では、内輪30A(30B)及び外輪31A(31B)のうち外輪31A(31B)がシールド板33A(33B)を支持する一方の支持輪となっており、この外輪31A(31B)に、シールド板33A(33B)が取り付けられるシールド板取付部39A(39B)が、軸方向の一端且つ径方向の環状空間34A(34B)側のみに形成されている。
図2に示すように、外輪31A(31B)の軸方向中央部の内周面には、前記した内輪30A(30B)の転走面40A(40B)に対向して、転動体32A(32B)が転動可能に嵌め込まれる湾曲溝形状の転走面41A(41B)が形成されている。この転走面41A(41B)は、回転軸線L2の垂直面に沿って周方向に延在する縦断面視円弧状の溝部であり、外輪31A(31B)の内周面の全周に亘って延設されている。また、外輪31A(31B)の転走面41A(41B)は、縦断面視において上記した内輪30A(30B)の転走面40A(40B)を反転させた形状に形成されている。
なお、転がり軸受22Aと同構造で下側に配置される転がり軸受22Bは、その外輪31Bの下端面が、シャフト20のフランジ部20bから離間されており、よって、転がり軸受22Bの外輪31Bの下端面は係止されていない。
転動体32A(32B)は、球体(ボール)であり、前記した内輪30A(30B)の転走面40A(40B)と外輪31A(31B)の転走面41A(41B)との間に介在されており、これらの転走面40A,41A(40B,41B)によって径方向両側から回転可能に挟持されている。転動体32A(32B)の半径は、上記した転走面40A,41A(40B,41B)の縦断面視形状の曲率半径よりも若干小さくなっている。
また、転動体32A(32B)は、周方向に間隔をあけて複数並設されており、これら転動体32A(32B)は、図示しない保持器(リテーナー)によって転動可能に保持されており、その数は2以上の素数であることが望ましい。
シールド板33A(33B)は、転がり軸受22A(22B)の軸方向の一側のみに設けられている。シールド板33A(33B)は、環状空間34A(34B)を内輪30A(30B)及び外輪31A(31B)の外端部側(スリーブ21の開口部側)から塞ぐ平面視円環状の塞ぎ板であり、外周部が上記したシールド板取付部39A(39B)に嵌合されることで外輪31A(31B)に装着されている。また、シールド板33A(33B)の内周部は内輪30A(30B)から離間されており、これにより、内輪30A(30B)と外輪31A(31B)との相対的な軸方向変位が許容されている。
詳しく説明すると、図3に示すように、シールド板33A(33B)の概略構成としては、回転軸線L2に直交する面内に沿って形成された平面視円環状のシールド本体35と、該シールド本体35の外周縁部に突設された複数の爪部36と、を備えている。
シールド本体35の外周部35aは、剛性を高めるために、全周に亘って軸方向の環状空間34A(34B)側に向かって突出するように段付き形成されており、その底面がシールド板取付部39A(39B)の一端段差面39bに載置されている。
爪部36は、シールド本体35の外周縁部から径方向外側に向けて斜めに突出した突起部であり、シールド板取付部39A(39B)のテーパ状の一端周壁面39aに対してアンダーカット嵌合されている。すなわち、この爪部36は、シールド本体35の外周縁部との連設部分を基点に径方向外側に向かって弾性的に折曲変形した状態で、先端がシールド板取付部39A(39B)の一端周壁面39aに係止されている。このように爪部36がシールド板取付部39A(39B)の一端周壁面39aに係止されると共にシールド本体35の外周部35aの底面がシールド板取付部39A(39B)の一端段差面39bに載置されることで、シールド板33A(33B)が外輪31A(31B)に嵌合される。ここで、シールド板33A(33B)には、シールド本体35の外周縁部に沿って複数の爪部36が間欠的に配設されており、複数の爪部36は、平面視において周方向に間隔をあけて均等に配設されている。
なお、上記した爪部36の数と、転動体32A(32B)の数とは互いに素の関係となっていることが望ましい。
図2に示すように、シャフト20には、転がり軸受として、シャフト20の軸方向の一方側に位置しこの一方側にシールド板33Aを備えて配置される転がり軸受22Aと、軸方向の他方側に位置しこの他方側にシールド板33Bを備えて配置される転がり軸受22Bとが装着されている。
ところで、上記した転がり軸受22Aの内輪30A及び転がり軸受22Bの内輪30Bには、シャフト20の軸方向に予圧が付与されており、その結果、転がり軸受22Aの内輪30Aの転走面40Aと転がり軸受22Bの内輪30Bの転走面40Bとの軸方向の間隔T1が、転がり軸受22Aの外輪31Aの転走面41Aと転がり軸受22Bの外輪31Bの転走面41Bとの軸方向の間隔T2よりも小さくなっている。
言い換えれば、転がり軸受22Aの内輪30Aの転走面40Aと転がり軸受22Bの内輪30Bの転走面40Bとの軸方向の間隔T1が、転がり軸受22Aの外輪31Aの転走面41Aと転がり軸受22Bの外輪31Bの転走面41Bとの軸方向の間隔T2よりも小さくなるように、転がり軸受22Aと転がり軸受22Bとには、それぞれ規定の方向に予圧が付与されている。詳しくは、図2に矢印で示すように、転がり軸受22Aでは、内輪30Aの軸方向のシールド板33A側から転動体32Aを介して外輪31Aの軸方向のシールド板33Aとは反対側の方向に予圧が付与されており、転がり軸受22Bにおいても、内輪30Bの軸方向のシールド板33B側から転動体32Bを介して外輪31Bの軸方向のシールド板33Bとは反対側の方向に予圧が付与されている。
予圧付与時に、転がり軸受22A(22B)の内輪30A(30B)の転走面40A(40B)と転動体32A(32B)との接触点60A(60B)は、転がり軸受22A(22B)の内輪30A(30B)の転走面40A(40B)の軸方向中央部40a(40b)よりも軸方向のシールド板33A(33B)側に位置している。また、転がり軸受22A(22B)の外輪31A(31B)の転走面41A(41B)と転動体32A(32B)との接触点61A(61B)は、転がり軸受22A(22B)の外輪31A(31B)の転走面41A(41B)の軸方向中央部41a(41b)よりもシールド板33A(33B)とは反対側に位置している。
(転がり軸受の製造方法)
次に、上記構造の転がり軸受22A(22B)の製造方法について説明する。
内輪30A(30B)及び外輪31A(31B)をそれぞれ切削加工する。切削加工において内輪30A(30B)の軸方向の中央に転走面40A(40B)の下溝を、外輪31A(31B)の軸方向の中央に転走面41A(41B)の下溝を、それぞれ形成することになる。また、切削加工において外輪31A(31B)のシールド板取付部39A(39B)をその断面形状と一致する切れ刃を有するフォーミングツールで形成し、面積調整部38A(38B)を汎用ツールで形成する。
ここで、フォーミングツールは、シールド板取付部39A(39B)のアンダーカット形状に対応する形状の特殊ツールであり、高価となっている。また、シールド板取付部39A(39B)はシールド板33A(33B)を支持するため比較的高精度で形成する必要があり精度管理に手間がかかることになる。よって、シールド板取付部39A(39B)は加工コストが高い。これに対して、面積調整部38A(38B)は汎用ツールで加工でき、比較的精度も必要ないため精度管理に手間がかかることがない。よって、面積調整部38A(38B)は加工コストが低い。
上記切削加工の後、熱処理を行う。その後、図4に示すように、外輪31A(31B)を両面研磨機にセットし、軸方向両側の端面31a及び端面31bを上下両側に平行に配置された砥石DT1,DT2で同時に研磨する(サイドラップ研磨工程)。この両面研磨時に、外輪31A(31B)は、シールド板取付部39A(39B)が形成された軸方向の一端に対し、軸方向の他端に面積調整部38A(38B)が形成されており、他端の端面31bの面積が一端の端面31aの面積と同等にされているため、両端面31a,31bが、同等の取り代で研磨されることになる。また、同様に、内輪30A(30B)の軸方向両側の端面30a,30bを上下両側に平行に配置された砥石で同時に研磨する。このとき、端面30a,30bは、面積が同等であるため、同等の取り代で研磨されることになる。
その後、内輪30A(30B)の内径及び外輪31A(31B)の外径をそれぞれ研磨し、さらに内輪30A(30B)の転走面40A(40B)及び外輪31A(31B)の転走面41A(41B)をそれぞれ研磨する。このとき、外輪31A(31B)は、上記したように、両端面31a,31bが両面研磨にて同等に研磨されているため、端面31a,31b間の中央に転走面41A(41B)の下溝が位置しており、端面31a,31bのいずれを加工基準としても下溝の位置は同位置になる。よって、外輪31A(31B)の表裏を揃えることなく転走面41A(41B)を研磨することができる。
そして、加工が完了した内輪30A(30B)及び外輪31A(31B)の間に、複数の転動体32A(32B)を配置し、図示しない保持器で複数の転動体32A(32B)を等間隔に配置し、シールド板取付部39A(39B)にシールド板33A(33B)を取り付ける。
(ピボット軸の製造方法)
次に、上記のように構成されたピボット軸10の製造方法について、説明する。
まず、図2に示すシャフト20の軸芯部20aの下端部の外周面に図示しない接着剤(例えば嫌気性の接着剤)を塗布する。そして、シャフト20の軸芯部20aに転がり軸受22Bをシールド板33Bを下側にして挿通して、内輪30Bの下端面がフランジ部20bの上段面20dに当接するまで転がり軸受22Bを押し込む。
次いで、スリーブ21の上端部及び下端部の各内周面にそれぞれ図示しない接着剤を塗布した後、シャフト20の軸芯部20aにスリーブ21を挿通して、スペーサ部21aの下端面が転がり軸受22Bの外輪31Bの上端面に当接するまでスリーブ21を押し込む。
次いで、転がり軸受22Aをシャフト20の軸芯部20aにシールド板33Aを上側にして挿通させながら、シャフト20の軸芯部20aとスリーブ21との間に画成された円環状の空間内に転がり軸受22Aを挿入し、外輪31Aの下端面がスペーサ部21aの上端面に当接するまで転がり軸受22Aを押し込む。
次いで、転がり軸受22A及び転がり軸受22Bに対して軸方向に予圧を付与する。
即ち、図示しない押圧治具で転がり軸受22Aの内輪30Aを転がり軸受22B側に向けて所定圧力で押圧しながら、転がり軸受22A及び転がり軸受22Bをシャフト20及びスリーブ21に固定する。
上述したように内輪30Aが押圧治具により押圧されると、転がり軸受22Aの内輪30Aの転走面40Aと転動体32Aとは転走面40Aの軸方向中央部40aより転がり軸受22Bとは反対側(上側)の接触点60Aで点接触する。また、外輪31Aの転走面41Aと転動体32Aとは、転走面41Aの軸方向中央部41aよりも転がり軸受22B側(下側)の接触点61Aで点接触する。従って、予圧方向が、図2に示す矢印方向となる。
一方、転がり軸受22Bの内輪30Bがフランジ部20b側から押圧されることになるため、転がり軸受22Bの内輪30Bの転走面40Bと転動体32Bとは転走面40Bの軸方向中央部40bよりもフランジ部20b側(下側)の接触点60Bで点接触する。また、外輪31Bの転走面41Bと転動体32Bとは転走面41Bの軸方向中央部41bよりも転がり軸受22A側(上側)の接触点61Bで点接触する。従って、予圧方向が、図2に示す矢印方向となる。
以上により、転がり軸受22A及び転がり軸受22Bに予圧が付与され、ピボット軸10が完成する。
以上に述べた転がり軸受22A(22B)によれば、シールド板33A(33B)が取り付けられるシールド板取付部39A(39B)が軸方向の一端且つ径方向の環状空間34A(34B)側のみに形成された外輪31A(31B)に対して、軸方向の他端に、面積調整部38A(38B)を形成することにより、他端の端面31bの面積を一端の端面31aの面積と同等にすることができる。よって、シールド板33A(33B)を支持する外輪31A(31B)の軸方向の両端面31a,31bを、両面研磨にて同等に研磨することができる。従って、後工程である転走面41A(41B)の研磨工程においていずれの端面31a,31bを加工基準としても良くなるため、作業時間を短縮でき、製造コストを低減することができる。しかも、面積調整部38A(38B)は、面積を調整するためのものであることから、シールド板33A(33B)を支持するため高い精度や特殊な形状が必要なシールド板取付部39A(39B)とは異なり、比較的低い精度にでき、簡単な形状にできる。よって、面積調整部38A(38B)を形成しても加工コストの増大を抑えることができ、全体としての製造コストの低減が図れる。
また、シールド板取付部39A(39B)の一端周壁面39a及び面積調整部38A(38B)の他端周壁面38aのうち一端周壁面39aのみが、軸方向の内側ほど環状空間34A(34B)を径方向に広げるアンダーカット形状をなしているため、アンダーカット形状をなすシールド板取付部39A(39B)の一端周壁面39aは、加工コストが嵩むことになるが、面積調整部38A(38B)の他端周壁面38aはアンダーカット形状をなさないことから、加工コストを低減できる。よって、面積調整部38A(38B)を形成しても加工コストの増大を確実に抑えることができる。
また、軸受装置であるピボット軸10によれば、製造コストを低減した転がり軸受22A(22B)を用いるため、全体の製造コストを低減できる。
また、軸受装置であるピボット軸10は、シャフト20に、軸方向の一方側に位置しこの一方側にシールド板33Aを備えて配置される転がり軸受22Aと、軸方向の他方側に位置しこの他方側にシールド板33Bを備えて配置される転がり軸受22Bとが設けられているため、転がり軸受22A及び転がり軸受22Bの両方の製造コストを低減できることになり、全体の製造コストを効果的に低減可能となる。
また、情報記録再生装置1によれば、製造コストが低減されたピボット軸10を有するため、全体の製造コストを低減することができる。
なお、以上の第1実施形態を、以下の第2〜第4実施形態のように変更することも可能である。
(転がり軸受の第2実施形態)
図5に示すように、外輪31A(31B)の軸方向のシールド板取付部39A(39B)とは反対側の外端部における径方向の環状空間34A(34B)とは反対側である外縁部に、外輪31A(31B)の軸方向他端の端面31bの面積を一端の端面31aの面積と同等にする面積調整部38A’(38B’)を形成しても良い。この面積調整部38A’(38B’)は、外輪31A(31B)の外縁部分を断面視略L字状(段差状)に切り欠いた形状をなしており、よって、外輪31A(31B)の内縁部分を切り欠いた段差形状のシールド板取付部39A(39B)とは異なる形状をなしている。この面積調整部38A’(38B’)も、外輪31A(31B)の全周に亘って形成されている。
より詳しく説明すると、面積調整部38A’(38B’)は、外輪31A(31B)の軸方向他端の端面31bから軸方向に沿って軸方向の中央側(内側)に延出する外周面である他端周壁面38a’と、この他端周壁面38a’の軸方向の中央側(内側)から径方向に沿って環状空間34A(34B)とは反対側に延出する他端段差面38b’とを有している。他端周壁面38a’は、外輪31A(31B)の端面31bから軸方向中央側に向かって一定径で延出する円筒面形状に形成されている。
このように面積調整部38A’(38B’)を、径方向の環状空間34A(34B)とは反対側に形成すれば、シールド板33A(33B)が全く取り付かない構造になるため、シールド板33A(33B)の面積調整部38A’(38B’)への誤組み付けを確実に防止できる。
(軸受装置及び転がり軸受の第3実施形態)
図6に示すように、転がり軸受22A(22B)の内輪30A(30B)に、軸方向の一の端面30a側の外端部(内輪30Aにおいては図6における上端部、内輪30Bにおいては図6における下端部)における径方向の環状空間34A(34B)側である外縁部に、シールド板33A”(33B”)が取り付けられるシールド板取付部39A”(39B”)が形成されている。シールド板取付部39A”(39B”)は、内輪30A(30B)の外縁部分を断面視略L字状(段差状)に切り欠いた形状をなしており、内輪30A(30B)の全周に亘って形成されている。
また、内輪30A(30B)には、軸方向の他の端面30b側の外端部(内輪30Aにおいては図6における下端部、内輪30Bにおいては図6における上端部)における径方向の環状空間34A(34B)側である外縁部に、内輪30A(30B)の軸方向他端の端面30bの面積を一端の端面30aの面積と同等にする面積調整部38A”(38B”)が形成されている。面積調整部38A”(38B”)は、内輪30A(30B)の外縁部分を断面視略L字状(段差状)に切り欠いた形状をなしており、内輪30A(30B)の全周に亘って形成されている。なお、面積調整部38A”(38B”)は、シールド板取付部39A”(39B”)とは異なる形状をなしている。
より詳しく説明すると、図7に示すように、シールド板取付部39A”(39B”)は、内輪30A(30B)の軸方向一端の端面30aから軸方向に沿って軸方向の中央側(内側)に延出する外周面である一端周壁面39a”と、この一端周壁面39a”の軸方向の中央側(内側)から径方向に沿って環状空間34A(34B)側に延出する一端段差面39b”とを有している。一端周壁面39a”は、後述するシールド板33A”(33B”)の爪部36”を係止するアンダーカット部であり、内輪30A(30B)の端面31aから軸方向中央側に向かって漸次縮径されたテーパ形状に形成されている。言い換えれば、一端周壁面39a”は、軸方向の内側ほど環状空間34A(34B)を径方向に広げるアンダーカット形状をなしている。
このシールド板取付部39A”(39B”)に対して、面積調整部38A”(38B”)は、内輪30A(30B)の軸方向他端の端面30bから軸方向に沿って軸方向の中央側(内側)に延出する外周面である他端周壁面38a”と、この他端周壁面38a”の軸方向の中央側(内側)から径方向に沿って環状空間34A(34B)側に延出する他端段差面38b”とを有している。他端周壁面38a”は、内輪30A(30B)の端面30bから軸方向中央側に向かって一定径で延出する円筒面状に形成されている。これにより、一端周壁面39a”及び他端周壁面38a”のうち一端周壁面39a”のみが、軸方向の内側ほど環状空間34A(34B)を径方向に広げるアンダーカット形状をなしており、その結果、面積調整部38A”(38B”)は、シールド板取付部39A”(39B”)とは異なる形状をなしている。
以上により、第3実施形態では、内輪30A(30B)及び外輪31A(31B)のうち内輪30A(30B)がシールド板33A”(33B”)を支持する一方の支持輪となっており、この内輪30A(30B)に、シールド板33A”(33B”)が取り付けられるシールド板取付部39A”(39B”)が、軸方向の一端且つ径方向の環状空間34A(34B)側のみに形成されている。
シールド板33A”(33B”)は、転がり軸受22A(22B)の軸方向の一側のみに設けられている。シールド板33A”(33B”)は、環状空間34A(34B)を内輪30A(30B)及び外輪31A(31B)の外端部側(スリーブ21の開口部側)から塞ぐ平面視円環状の塞ぎ板であり、外周部が上記したシールド板取付部39A”(39B”)に嵌合されることで内輪30A(30B)に装着されている。また、シールド板33A”(33B”)の外周部は外輪31A(31B)から離間されており、これにより、内輪30A(30B)と外輪31A(31B)との相対的な軸方向変位が許容されている。
詳しく説明すると、図7に示すように、シールド板33A”(33B”)の概略構成としては、回転軸線L2に直交する面内に沿って形成された平面視円環状のシールド本体35”と、該シールド本体35”の内周縁部に突設された複数の爪部36”と、を備えている。
シールド本体35”の内周部35a”は、剛性を高めるために、全周に亘って軸方向の環状空間34A(34B)側に向かって突出するように段付き形成されており、その底面がシールド板取付部39A”(39B”)の一端段差面39b”に載置されている。
爪部36”は、シールド本体35”の内周縁部から径方向内側に向けて斜めに突出した突起部であり、シールド板取付部39A”(39B”)のテーパ状の一端周壁面39a”に対してアンダーカット嵌合されている。すなわち、この爪部36”は、シールド本体35”の内周縁部との連設部分を基点に径方向内側に向かって弾性的に折曲変形した状態で、先端がシールド板取付部39A”(39B”)の一端周壁面39a”に係止されている。このように爪部36”がシールド板取付部39A”(39B”)の一端周壁面39a”に係止されると共にシールド本体35”の内周部35a”の底面がシールド板取付部39A”(39B”)の一端段差面39b”に載置されることで、シールド板33A”(33B”)が内輪30A(30B)に嵌合される。ここで、シールド板33A”(33B”)には、シールド本体35”の内周縁部に沿って複数の爪部36”が間欠的に配設されており、複数の爪部36”は、平面視において周方向に間隔をあけて均等に配設されている。
内輪30A(30B)は、切削加工においてシールド板取付部39A”(39B”)がその断面形状と一致する切れ刃を有する特殊なフォーミングツールで形成されるのに対し、面積調整部38A”(38B”)が汎用ツールで形成される。内輪30A(30B)は、切削加工の後、熱処理が行われ、その後、両面研磨機にセットされて、軸方向両側の端面30a及び端面30bが同時に研磨される。このとき、内輪30A(30B)は、シールド板取付部39A”(39B”)が形成された軸方向の一端に対し、軸方向の他端に面積調整部38A”(38B”)が形成されており、他端の端面30bの面積が一端の端面30aの面積と同等にされているため、両端面30a,30bを、両面研磨にて同等に研磨することができる。
なお、第3実施形態では、内輪30A(30B)の外縁部に、端面30a,30bの面積を同等にする面積調整部38A”(38B”)を形成したが、第1実施形態に対する第2実施形態の変更のように、端面30a,30bの面積を同等にする面積調整部を、内輪30A(30B)の内縁部に形成しても良い。
1 情報記録再生装置
2 キャリッジ
2a アーム部
5 ヘッドジンバルアッセンブリ
6 アクチュエータ
7 スピンドルモータ(回転駆動部)
10 ピボット軸(軸受装置)
20 シャフト
21 スリーブ
22A 転がり軸受(第一及び第二転がり軸受の一方)
22B 転がり軸受(第一及び第二転がり軸受の他方)
30A 内輪
30B 内輪
30a 端面
30b 端面
31A 外輪
31B 外輪
31a 端面
31b 端面
32A 転動体
32B 転動体
33A シールド板
33A” シールド板
33B シールド板
33B” シールド板
34A 環状空間
34B 環状空間
38A 面積調整部
38A’ 面積調整部
38A” 面積調整部
38B 面積調整部
38B’ 面積調整部
38B” 面積調整部
38a 他端周壁面
38a’ 他端周壁面
38a” 他端周壁面
38b 他端段差面
38b’ 他端段差面
38b” 他端段差面
39A シールド板取付部
39A” シールド板取付部
39B シールド板取付部
39B” シールド板取付部
39a 一端周壁面
39a” 一端周壁面
39b 一端段差面
39b” 一端段差面
40A 転走面
40B 転走面
41A 転走面
41B 転走面

Claims (6)

  1. 内輪と、該内輪を囲繞する外輪と、前記内輪と前記外輪との間に転動自在に保持された複数の転動体と、を有し、前記内輪と前記外輪との間の環状空間を塞ぐ円環状のシールド板がアキシアル方向の一側のみに設けられた転がり軸受において、
    前記内輪及び前記外輪のうち前記シールド板を支持する一方の支持輪には、前記シールド板が取り付けられるシールド板取付部が、アキシアル方向の一端且つラジアル方向の前記環状空間側のみに形成されており、
    前記支持輪のアキシアル方向の他端には、前記シールド板取付部とは異なる形状をなして前記他端の端面の面積を前記一端の端面の面積と同等にする面積調整部が形成されていることを特徴とする転がり軸受。
  2. 請求項1に記載の転がり軸受において、
    前記シールド板取付部は、アキシアル方向に沿う一端周壁面と該一端周壁面のアキシアル方向の内側からラジアル方向に沿って前記環状空間側に延出する一端段差面とを有し、
    前記面積調整部は、アキシアル方向に沿う他端周壁面と該他端周壁面のアキシアル方向の内側からラジアル方向に沿って前記環状空間側に延出する他端段差面とを有し、
    前記一端周壁面及び前記他端周壁面のうち前記一端周壁面のみが、前記アキシアル方向の内側ほど前記環状空間をラジアル方向に広げるアンダーカット形状をなしていることを特徴とする転がり軸受。
  3. 請求項1に記載の転がり軸受において、
    前記面積調整部は、アキシアル方向の他端且つラジアル方向の前記環状空間とは反対側に形成されていることを特徴とする転がり軸受。
  4. 請求項1に記載の転がり軸受の前記内輪がシャフトに外嵌されてなることを特徴とする軸受装置。
  5. 請求項4に記載の軸受装置において、
    前記シャフトに、前記転がり軸受として、アキシアル方向の一方側に位置し該一方側に前記シールド板を備えて配置される第一転がり軸受と、アキシアル方向の他方側に位置し該他方側に前記シールド板を備えて配置される第二転がり軸受とが設けられていることを特徴とする軸受装置。
  6. 請求項4に記載の軸受装置と、
    前記外輪に外嵌されて該外輪と共に前記シャフトの軸線回りを回動自在とされ、ヘッドジンバルアッセンブリを支持するアーム部を有するキャリッジと、
    磁気記録媒体を回転させる回転駆動部と、
    前記キャリッジを回動させ、前記ヘッドジンバルアッセンブリを前記磁気記録媒体の表面に平行な方向に向けて移動させるアクチュエータと、
    を備えていることを特徴とする情報記録再生装置。
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