JP2013178730A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】発熱素子による機器内部の過熱を防止した電子機器を提供すること。
【解決手段】電子機器10は、底板52を含む筐体と、基板22上に搭載された発熱素子40及び非発熱素子4とを備えている。基板22上には、発熱素子40が搭載される第1の領域43と、第1の領域43と区分された、非発熱素子44が搭載される第2の領域45とが設定される。更に、発熱素子40に取り付けられた放熱部材41と、放熱部材41の上方の筐体に設けられた上部空気孔61と、第1領域43と底板52との間での熱伝達を行う熱伝達部材47と、底板52に設けられた底板空気孔49と、底板52の下面に設けられた脚部53と、を備えて構成されている。
【選択図】図8

Description

本発明の実施形態は、発熱素子による機器内部の過熱を防止した電子機器に関する。
通常、電子機器に取り付けられている基板には、発熱素子であるCPUやチップセットとともに、他の素子類が配置されている。そのため、CPU等が発熱することにより、CPU自体の温度が上昇するとともに、その他の素子類も加熱される。一般に、電子素子は温度が高くなると性能の低下を引き起こすことがあり、又、場合によっては損壊することもある。
発熱素子の発熱量がそれほど大きくない場合には、自然放熱によりCPUや他の素子等を冷却してこれら素子類を安全な設定温度以下に保持することは可能である。ところが、近年電子機器の機能向上に伴い発熱素子等の発熱量が増大し、又、装置の小型化により装置内部の空隙が減少し、自然放熱による冷却が難しくなっている。そこで、電子機器に空冷用のファンを設け、ファンからの送風により、発熱素子の過熱、あるいは発熱素子により加熱される周辺機器の過熱を防止した例が知られている。
特開2003−43978号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、発熱素子による機器内部の過熱を防止した電子機器を提供することである。
一実施形態の電子機器は、底板を含む筐体と、筐体に収納された少なくとも1つの基板と、基板上に搭載された発熱素子と、基板上に搭載された非発熱素子と、を備えている。又、基板上には、発熱素子が搭載される第1の領域と、第1の領域と区分して設定された、非発熱素子が搭載される第2の領域とが設定される。
更に、電子機器は、第1領域の上部に発熱素子と熱伝達可能に取り付けられた放熱部材と、放熱部材の上方の筐体に設けられた、筐体の内外を連通させる上部空気孔と、底板と基板との間に設けられ、第1領域と底板との間で熱伝達を行う熱伝達部材と、底板に設けられ、底板を表裏に連通させる底板空気孔と、底板の下面に設けられ、底板と床面との間に空隙を形成する脚部と、を備えて構成されている。
第1実施形態の電子機器である情報端末機を示す斜視図。 同情報端末機の表示部を開いた状態を示す斜視図。 同情報端末機を後方から示す斜視図。 同情報端末機の表示部を開いた状態を透視して示す斜視図。 同情報端末機の制御部を示すブロック図。 同情報端末機の基板を示す平面図。 同情報端末機の基板を示す正面図。 同情報端末機の内部を示す断面図。 第2実施形態の情報端末機の表示部を開いた状態を透視して示す斜視図。 同情報端末機の内部を示す断面図。 同情報端末機の伝熱部材であるヒートパイプを示す斜視図。 同情報端末機の伝熱部材であるヒートパイプを示す側面図。 第3実施形態の情報端末機の内部を示す断面図。
以下、電子機器の実施形態について、情報端末機を例として図面を用いて説明する。この情報端末機は、例えば、スキャナによるバーコードの読み取りや使用者による入力操作によって取引情報(商品情報)の入力を受け付け、入力された取引情報を用いて商取引を決済処理するPOS(Point Of Sales)端末等である。
図1は、第1実施形態の情報端末機10を示す斜視図であり、図2は、情報端末機10の表示部14を開いた状態を示す斜視図であり、図3は、情報端末機10を後方から示す斜視図であり、図4は、情報端末機10の表示部14を開いた状態の内部を示す斜視図であり、図5は、情報端末機10の構成を示すブロック図であり、図6は、情報端末機10の基板22を示す平面図であり、図7は、基板22を示す正面図であり、図8は、情報端末機10の内部を示す断面図である。
<第1実施形態>
第1実施形態の情報端末機10は、図1に示すように、本体部12と、表示パネル16を備えた表示部14と、磁気カードから磁気情報を読み取るカード読取部18を備えている。以下、図1に示すように、本体部12の高さ幅が低い側を情報端末機10の前方とし、それを基準に、情報端末機10の後方と左右とを定め、重力の方向を下方とし、その逆を上方として説明する。又、情報端末機10の周囲から中心に向かう方向を内方とし、その逆を外方とする。
表示部14は、表示部14の全体を囲う表示部筐体32と、表示部筐体32に設けられた表示パネル16及びカード読取部18を備えて構成されている。表示部筐体32は、本体部12の後方に回動自在に取り付けられている。図2に、表示部14を開いた状態の情報端末機10を示す。
表示パネル16は、例えば液晶表示装置である表示装置と、表示装置の表面に設けられた入力操作部としてのタッチパネル部36(図1参照)とを含んでいる。表示装置は、後述するCPU40からの指示に従い、入力装置の画像を含む各種画像を表示する。タッチパネル部36は、縦横に配した入力走査線を備え、使用者が表示パネル16に触れると、触れた座標を入力走査線が感知し、その情報を本体部12に送る。尚、表示パネル16の表示装置は、液晶表示装置でなく他の表示装置でもよい。
カード読取部18には、カード読取器38が設けられている。カード読取器38は、本体外枠部と、本体外枠部に形成されたカード通路と、磁気ヘッドとを備えている。カード読取器38は、店員等がカード通路に磁気カードを通すと、磁気カードの磁気帯に記録されている情報を磁気ヘッドが読み取り、磁気ヘッドで読み取られた磁気カードに関する記録情報を本体部12に送る。
本体部12は、本体部12の周囲を筐体20で囲われ、筐体20の内部には、図4に示すように基板22と、感熱プリンタ24と、HDD(ハードディスクドライブ)26と、メモリ27と、光ディスクドライブ29(いずれも図5参照)と、バッテリ31(図3参照。)とが備えられている。又、筐体20には、接続口28と、記録媒体用のスロット30が設けられている。
基板22には、図6に示すように、CPU(Central Processing Unit)40、CPU40とメモリ27をはじめ、各種インタフェースの中継や管理を行うチップセット42、その他の電子素子類44が搭載されている。
図5に、情報端末機10の構成をブロック図で示す。CPU40は、メモリ27に保持される一時的なデータやOSを用い、予め設定されたプログラムにしたがって各種の演算や判断を行い、情報端末機10としての各種業務の動作を実現するべく各部を制御する。CPU40は、通信I/F(インターフェイス)、LAN(ローカルエリアネットワーク)46を介してホストシステム48と接続している。ホストシステム48は、表示部14のタッチパネル部36への入力操作によりCPU40で処理された決済データや顧客データ、更には、表示パネル16に表示される顧客向けのコンテンツなどを保持する。
チップセット42は、CPU40、HDD26、メモリ27の各部との間で発生するデータの受け渡しを管理する。又、チップセット42は、表示部14、感熱プリンタ24、スロット30、接続口28に接続している。チップセット42は、CPU40と表示部14、感熱プリンタ24との間で発生するデータの受け渡しも管理する。
メモリ27は、CPU40が各部を制御する上で参照するデータを記憶する。更に、メモリ27は、CPU40が各部を制御する上で一時的に使用するデータを記憶する、いわゆるワークエリアとして利用される。
HDD26やSSD(solid state drive)等の補助記憶部は、OSや表示パネル16に表示される画面データ等、CPU40が各部を制御する上で使用するデータ、CPU40の制御によって生成されたデータを保存する。
基板22には、発熱素子としてのCPU40及びチップセット42が、図6、図7に示すように、基板22の左方(図6において右方)に形成された第1の領域43に搭載されている。更に、図7に示すように、非発熱素子としての電子素子類44は、動作中にほとんど発熱することがなく、CPU40等が搭載された基板22の裏面側で、CPU40等から離れた基板22の右方に形成された第2の領域45に搭載されている。
筐体20は基本的に、外壁部材としての、天板50と、底板52と、前面板54と、後面板56と、左右の側板58、60とで形成されている。そして、底板52と、底板52から連続して左右に屹立した側板58、60とは、アルミニウム材、鉄等、熱伝導性の良好な金属板からなり、上方に開口したコの字状の基台62(図8参照)を形成している。
前面板54は、基台62の前面に一体に取り付けられている。後面板56は、基台62に、脱着自在に取り付けられている。図3に、後面板56を二点鎖線で示す。図3に示すように、後面板56の内側には、情報端末機10を駆動させるバッテリ31が取り付けられている。
天板50は、底板52に対して所定の角度傾斜している。天板50は、情報端末機10の表示部14を閉じ、天板50に表示部14を密着させると、表示パネル16の前方が下がり、前方から操作しやすい角度に表示パネル16が設定される。
感熱印刷部としての感熱プリンタ24が、天板50の右方(図7においては左方位置)に設けられている(図2参照)。感熱プリンタ24は、感熱紙を収納する感熱紙収納部64と、感熱紙収納部64の上面を開閉自在に覆う蓋体66とを備えている。感熱紙収納部64は、ほぼ半円状に形成されており、蓋体66を閉じると感熱紙収納部64内に感熱紙が収納される。蓋体66と天板50との間には、開口部68が形成されており、印字部で感熱紙に印字がなされるに伴い駆動部により開口部68から感熱紙が引き出される。
図8に、本体部12の内部構造を示す。図8に示すように、感熱プリンタ24の下方には、仕切り板70を介して基板22が設けられている。基板22には、上述したように、発熱素子であるCPU40とチップセット42が左方(図8において右方)の第1領域43内に配置してある。尚、CPU40とチップセット42に限らず、情報端末機10に用いられている他の発熱素子は、基本的に基板22の左方の第1領域43内に搭載されている。
CPU40とチップセット42を含む第1領域43の発熱素子の上部には、放熱部材41が取り付けられている。放熱部材41は、アルミニウム材等の熱伝導性が良好な材質からなり、複数のフィンを有している。放熱部材41は、CPU40やチップセット42などの発熱素子の上面に、両者間における熱伝達性が良好な状態で取り付けられている。
第1領域43に近い側に設けられた側板58には、上部空気孔61が設けられている。上部空気孔61は、第1領域43の上方に、側板58を表裏に貫通して設けられている。上部空気孔61は、側板58の上部に複数設けられていてもよい。
基板22と底板52の間には、第1領域43の範囲に合わせて熱伝達部材47が設けられている。熱伝達部材47は、熱伝導性が良好な材質からなり、基板22の下面と底板52の上面にそれぞれ密着した状態で設けられている。
底板52には、第1領域43の近傍に底板空気孔49が、底板52を表裏に貫通して設けられている。底板空気孔49は、熱伝達部材47を避けて設けられている。底板52の下面には、脚53が底板52の四隅に取り付けられている。脚53は、ほぼ円錐台状で、脚53を床55の上面に置いたとき、床55と底板52との間に適度な空隙が形成される高さ幅を有している。
次に、本実施形態の情報端末機10の作用、効果について説明する。情報端末機10は、表示パネル16に所定の画像を表示させ、店員等の使用者がタッチパネル部36を用いて入力操作を行う。そして、情報端末機10は、必要に応じて感熱プリンタ24を作動させ、感熱紙にレシートその他を印刷させる。又、情報端末機10は、店員がカード読取器38に顧客の磁気カードを読み込ませると、磁気カードを利用した処理を行う。
情報端末機10を作動させていると、CPU40及びチップセット42などの発熱素子は発熱し、素子自体の温度が上昇する。発熱素子が発生させた熱は、発熱素子から放熱部材41に伝達する。放熱部材41に伝達した熱は、放熱部材41の各フィンに伝わり、フィンから情報端末機10の内部に放散される。
放熱部材41から情報端末機10の内部に放散された熱は、情報端末機10の内部の空気を加熱し、加熱された空気を上昇させる。上昇した空気は、側板58に設けられた上部空気孔61を通って情報端末機10の外部に放出される。又、加熱された空気が上部空気孔61から放出するに伴い、底板空気孔49を通って、外気が情報端末機10内部に流入する。底板52は、脚53により床55との間に所定の空隙が形成されているので、情報端末機10の内部に円滑に外気が流入する。情報端末機10内部に外気が流入することにより、情報端末機10の内部が冷却される。
又、発熱素子が発生させた熱は、基板22を加熱する。基板22を加熱した熱は、基板22の下面から熱伝達部材47に伝わり、更に、熱伝達部材47から底板52に伝わり、底板52を加熱する。底板52は、基台62の一部であるので、発熱素子から発生した熱は、広く底板52に広がり、更に底板52から側板58や60に広がり、発熱素子は冷却される。又、底板52は、脚53により床55との間に所定の空隙が形成されているので、底板52を加熱した熱は、底板52の下面から外気に放出され、発熱素子がより効果的に冷却される。
これにより、情報端末機10は、情報端末機10の内部に外気を取り込むファンが設けられていなくとも、情報端末機10の内部に設けられたCPU40などの発熱素子が、放熱部材41、及び熱伝達部材47を介して効率よく冷却される。
情報端末機10は、発熱素子の冷却にファンを用いないことから、情報端末機10の内部に外気が強制的に導入されることがなく、外気とともに外部からごみや埃が流入するのを防止できる。
したがって、筐体20内に設けられている感熱プリンタ24のギア部分等に埃等が堆積したりゴミが付着するなどして、印字に不具合を生じさせない。又、情報端末機10は、ファンによる振動が発生せず、HDD26のデータの読取り、書込み、消去作業等に振動を原因とする支障が生じない。
更に、情報端末機10では、非発熱性の電子素子類44は、CPU40やチップセット42等の発熱素子から離れた第2の領域45内に搭載されているので、発熱素子からの熱の影響を受けることが少なく、安全な温度範囲内に保持される。
又、バッテリ31は、基板22の後方に設けられた縦壁82に取り付けられており、CPU40及びチップセット42等の発熱素子と熱的に遮断されている。したがって、発熱素子からの熱がバッテリ31に伝達されることがほとんどなく、バッテリ31の過熱が防止できる。
<第2実施形態>
第2実施形態の情報端末機11について説明する。情報端末機11について、情報端末機10と同一の部材については、同一の符号を付して説明を省略する。図9は、情報端末機11の表示部14を開いた状態の内部を示す斜視図であり、図10は、情報端末機11の内部を示す断面図であり、図11は、情報端末機11の伝熱部材72を示す斜視図であり、図12は、情報端末機11の伝熱部材72を示す側面図である。
情報端末機11は、図9に示すように、本体部12と、表示パネル16を備えた表示部14と、磁気カードから磁気情報を読み取るカード読取部18と、基台62としての側板58と、を備えている。表示部14とカード読取部18とは、第1実施形態の情報端末機10と同様の構成である。
図10に示すように、情報端末機11の本体部12の内部には、基板22の上にCPU40とチップセット42等の発熱素子が設けられ、側板58と発熱素子との間に、伝熱部材72が取り付けられている。伝熱部材72を、図11、図12に示す。伝熱部材72は、2本のヒートパイプ74と、ヒートパイプ74の両端に設けられた伝熱板76、78とを備えて形成されている。ヒートパイプ74は、内部に伝熱材が収納された管体で、伝熱材により高温域から低温域に熱を伝達する。
ヒートパイプ74は、図11、図12に示すように屈曲しており、屈曲したそれぞれの端部に伝熱板76、78がほぼ直角に配置された状態で設けられている。伝熱板76、78は、アルミニウム等の熱伝導性が高い材質から形成されている。伝熱板76、78には溝部80が形成してあり、ヒートパイプ74の端部が溝部80の内部に密に取り付けられている。
一方の伝熱板76は、図10に示すようにCPU40とチップセット42の上面に、CPU40とチップセット42との間で熱伝導が可能な状態で取り付けられている。他方の伝熱板78は、側板58に熱伝導可能な状態で密着させてある。
基板22の右方の第2領域45内に設けられている電子素子類44は、作動時にほとんど熱を発生させない電子素子類である。更に、上述したように電子素子類44は、CPU40等が搭載されている基板22の面と表裏逆の面の第2領域45内に搭載されている。
基板22の上方には、仕切り板70が設けられている。感熱紙収納部64は、仕切り板70を挟んで、上述したように基板22の上方で、本体部12の右方に設けられている。
基板22の後方には、図3に示すように縦壁82が設けられている。縦壁82は、基板22の後方に縦方向に配置してある。縦壁82の外側に後面板56が取り付けられる。縦壁82には、駆動用のバッテリ31が装着されている。バッテリ31は、縦壁82の外方で、後面板56の内側に取り付けられている。
後面板56と底板52との間は、底板52の後方に空間が形成してあり、基板22の後方に設けられた接続口28に接続されたコード類が情報端末機10の外部に引き出される。
次に、本実施形態の情報端末機11の作用、効果について説明する。情報端末機11は、表示パネル16に所定の画像を表示する。店員は、タッチパネル部36を操作し、所定の入力操作を行ったり、カード読取器38に顧客の磁気カードを読み込ませる。情報端末機11は、所定の処理を行い、必要に応じて感熱プリンタ24を作動させて感熱紙にレシート、その他を印刷させる。
CPU40及びチップセット42は、作動により発熱し、温度が上昇する。CPU40及びチップセット42には、伝熱部材72の一方の伝熱板76が取り付けてあり、伝熱部材72の他方の伝熱板78が側板58に取り付けられている。これにより、CPU40及びチップセット42で発生した熱は、伝熱板76を通してヒートパイプ74の一端を加熱する。ヒートパイプ74は、加熱により内部の伝熱材が気化し、CPU40及びチップセット42から熱を奪い、これらを冷却する。
ヒートパイプ74内で気化した伝熱材は、ヒートパイプ74の他方の端部で、伝熱板78を加熱する。伝熱板78は、側板58に密着しているので、側板58に熱が伝達され、側板58を加熱するとともに、冷却された伝熱材は液化し、液化した伝熱材が、ヒートパイプ74の一方の端部に戻る。このように伝熱材が、気化と液化を繰り返し行い、発熱素子から熱を奪う。
したがって、CPU40やチップセット42で発生した熱は、伝熱部材72により側板58に伝達され、CPU40及びチップセット42は効果的に冷却される。側板58は、情報端末機10の底板52及び側板58に対向した側板60にも連結しており、CPU40及びチップセット42からの熱は広く拡散され、十分に冷却される。これにより、情報端末機11は、内部に外気を取り込むファンが設けられていなくとも、基板22上に搭載されたCPU40などの発熱素子が、伝熱部材72により効果的に冷却される。
更に、冷却用にファンを用いないことから、情報端末機10の装置内部に外気とともに外部のごみや埃が筐体20の内部に導入されることがない。したがって、筐体20内に設けられている感熱プリンタ24のギア部分等に、埃等が堆積して、印字に不具合を生じさせることも発生しない。又、ファンの作動による振動が発生せず、振動によりHDD26に、データの読取り、書込み、消去等の作業に影響を与えてしまうこともない。
更に、非発熱性の電子素子類44は、CPU40やチップセット42等の発熱素子から離れた第2の領域45内に搭載されているので、発熱素子からの熱の影響を受けることがなく、安全な温度域に保持される。
又、バッテリ31は、基板22の後方に設けられた縦壁82に取り付けられているので、CPU40及びチップセット42の発熱素子とは、熱的に遮断されている。したがって、バッテリ31に発熱素子から熱が伝達されることがほとんどなく、バッテリ31の過熱が防止される。
以上述べたように本実施形態の情報端末機10によれば、CPU40及びチップセット42の発熱素子から発生する熱を側板58に伝達して、これらを効率よく冷却し、CPU40及びチップセット42の過熱を防止できる。
バッテリ31や非発熱性の電子素子類44は、CPU40及びチップセット42の発熱素子が伝熱部材72により冷却されるとともに、これらから離れて設けられているので、発熱素子からの熱で過熱されることがない。
本体部12の底部に設けられた基台62に放熱して冷却するので、冷却のためにファン等を設ける必要がなく、情報端末機10の重量の増加や容積の拡大を極力抑制させ、又、埃の導入による障害を発生させることがない。また、ファンが作動することによる振動が発生しないことから、HDD26の作動に支障を生じさせることがない。
又、伝熱部材72に、ヒートパイプ74を用いたが、熱の伝達機能が十分良好であれば、他の部材を用いてもよい。又、基台62を、アルミニウム製で、情報端末機10の底板52と側板58、60を形成する部材としたが、伝熱部材72等を介して発熱素子の熱を放散させるのは、これに限るものではない。
<第3実施形態>
次に、図13を用いて第3実施形態の情報端末機13について説明する。情報端末機13は、本体部12に、熱伝達部材47とヒートパイプ74とを備えている。又、側板58には、上部空気孔61が設けられ、底板52には、底板空気孔49が設けられ、底板52の下面には、脚53が底板52の四隅に取り付けられている。他の構成は、第1実施形態の情報端末機10と同様の構成であり、同一の部材には同一の符号を付して説明は省略する。
情報端末機13によれば、ヒートパイプ74により、発熱素子で発生した熱を側板58に伝達させ、CPU40及びチップセット42の発熱素子を効果的に冷却することができる。又、発熱素子で発生した熱を熱伝達部材47を介して底板52に伝達させることにより、CPU40及びチップセット42等の発熱素子を冷却させることができる。更に、底板空気孔49から外気を導入させ、上部空気孔61から加熱空気を情報端末機13の外に放出させることにより、情報端末機13の内部を効果的に冷却できる。
尚、前記各実施形態では、非発熱性の電子素子類44を搭載する第2領域45を、発熱素子が搭載された第1の領域43の基板22の表裏反対面に設定したが、発熱素子から離れていれば、第1の領域43と同一の面に設定してもよい。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10、11、13…情報端末機、12…本体部、14…表示部、16…表示パネル、18…カード読取部、20…筐体、22…基板、24…感熱プリンタ、26…HDD、31…バッテリ、40…CPU、41…放熱部材、42…チップセット、43…第1の領域、44…電子素子類、45…第2の領域、47…熱伝達部材、49…底板空気孔、50…天板、52…底板、53…脚、54…前面板、55…床、56…後面板、58、60…側板、61…上部空気孔、62…基台、64…感熱紙収納部、66…蓋体、68…開口部、70…仕切り板、72…伝熱部材、74…ヒートパイプ、76、78…伝熱板、80…溝部、82…縦板。

Claims (10)

  1. 底板を含む筐体と、
    前記筐体に収納された少なくとも1つの基板と、
    前記基板上に搭載された発熱素子と、
    前記基板上に搭載された非発熱素子と、
    前記基板上に設定された、前記発熱素子が搭載される第1の領域と、
    前記基板上に前記第1の領域と区分して設定された、前記非発熱素子が搭載される第2の領域と、
    前記第1領域の上部に前記発熱素子と熱伝達可能に取り付けられた放熱部材と、
    前記放熱部材の上方の前記筐体に設けられ、前記筐体の内外を連通する上部空気孔と、
    前記底板と前記基板との間に設けられ、前記第1領域と前記底板との間での熱伝達を行う熱伝達部材と、
    前記底板に設けられ、前記底板の表裏を連通させる底板空気孔と、
    前記底板の下面に設けられ、前記底板と床面との間に空隙を形成する脚部と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記筐体は、前記底板と連続した側壁を、更に含み、
    前記第1領域を、前記側壁の近傍に配置し、前記第2領域を前記第1領域から離れた位置に配置し、
    前記上部空気孔は、前記側壁に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記発熱素子と前記側壁との間に、前記発熱素子から前記側壁に熱を伝達する伝熱部材を設けたことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記伝熱部材は、ヒートパイプであることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 筐体と、
    前記筐体に収納された少なくとも1つの基板と、
    前記筐体の少なくとも一部を構成する、熱伝導性が良好な材質からなる外壁部材と、
    前記基板上に搭載された発熱素子と、
    前記基板上に搭載された非発熱素子と、を備え、
    前記発熱素子が搭載される前記基板上の第1の領域を、前記非発熱素子が搭載される前記基板上の第2の領域より前記外壁部材の近くに設定したことを特徴とする電子機器。
  6. 前記発熱素子と前記外壁部材との間に、前記発熱素子から前記外壁部材に熱を伝達する伝熱部材を設けたことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記伝熱部材は、ヒートパイプであることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記発熱素子及び前記非発熱素子を作動させるバッテリを、更に具備し、前記バッテリを、前記基板の後方で、かつ前記筐体の内側に配置したことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  9. 感熱紙に印刷を行う感熱印刷部を、更に具備し、かつ前記感熱印刷部を前記発熱素子が搭載された前記第1の領域から離れた位置に設けたことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  10. 前記電子機器は、
    前記筐体を備えた本体部と、
    入力操作部を有する、前記本体部に回動自在に取り付けられた表示部と、を備えた情報端末機であることを特徴とする請求項5〜9のいずれか1項に記載の電子機器。
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