JP2013177740A - 建物の壁構造及び建物の壁構築方法 - Google Patents

建物の壁構造及び建物の壁構築方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 タイル部材を剥がれにくく外側型枠壁に付設できるようにして耐久性の向上を図るとともに、構築作業性の向上を図る。
【解決手段】 基礎上に互いに所定間隔に対峙させた外側型枠壁KA及び内側型枠壁KBを立設するとともに、外側型枠壁KAを断熱材で形成された複数の型枠ブロックBを横方向及び縦方向に連設して構成し、互いに対峙した各型枠壁KA,KB同士を連結具1で連結し、各型枠壁KA,KB間に流動コンクリートCを流し込んで外側型枠壁KAとコンクリートCとを一体にし、外側型枠壁KAに複数のタイル部材20を横方向及び縦方向に連設して付設した建物の壁構造であって、外側型枠壁KAに、タイル部材20を止着する止着具30を設けた。止着具30は、支持部材31に固着されタイル部材の掛止凹部26が掛止される掛止板34を有した掛止部材33を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば一般住宅やマンション等のコンクリート製建物の壁構造及び建物の壁構築方法に係り、特に、所謂永久型枠を用いて構築される建物の壁構造及び建物の壁構築方法に関する。
従来、この種の建物の壁構造としては、例えば、特開2002−317453号公報(特許文献1)に記載された技術が知られている。
この建物の壁構築方法は、図7に示すように、発泡合成樹脂からなる断熱材で形成された複数の型枠ブロックBを用い、この型枠ブロックBを横方向及び縦方向に連設し、基礎上に互いに所定間隔に対峙させた外側型枠壁KA及び内側型枠壁KBを立設する。互いに対峙した各型枠壁KA,KB同士は連結具100で連結し、外側型枠壁KA及び内側型枠壁KB間には鉄筋101を介装する。そして、各型枠壁間に流動コンクリートCを流し込んで各型枠壁KA,KBとコンクリートCとを一体にする。これにより各型枠壁KA,KBは所謂永久型枠となる。その後、外側型枠壁KAに、複数のタイル部材102を横方向及び縦方向に連設しながらモルタル103を介して付設する。型枠ブロックBの表面には、多数の凹部104が形成されており、モルタル103はこの凹部104に入り込むことから、タイル部材102は、比較的強固に付設される。これにより壁Waが構築される。
特開2002−317453号公報
ところで、上記従来の建物の壁構造にあっては、外側型枠壁KAに、複数のタイル部材102をモルタル103を介して付設しているが、型枠ブロックBの表面に多数の凹部104を形成して付設を強固にしてはいるものの、モルタル接合なのでタイル部材102がモルタル103から剥がれることがあり、耐久性に劣るという問題があった。また、モルタル103で付設するので、その位置決めが煩雑であり、構築作業性に劣るという問題もあった。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、タイル部材を剥がれにくく外側型枠壁に付設できるようにして耐久性の向上を図るとともに、構築作業性の向上を図った建物の壁構造及び建物の壁構築方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明の建物の壁構造は、基礎上に互いに所定間隔に対峙させた外側型枠壁及び内側型枠壁を立設するとともに、上記外側型枠壁及び内側型枠壁のうち少なくとも外側型枠壁を断熱材で形成された複数の型枠ブロックを横方向及び縦方向に連設して構成し、上記互いに対峙した各型枠壁同士を連結具で連結した状態で該各型枠壁間に流動コンクリートを流し込み、少なくとも上記外側型枠壁とコンクリートとを一体にし、該外側型枠壁に複数のタイル部材を横方向及び縦方向に連設して付設した建物の壁構造において、上記外側型枠壁に、上記タイル部材を止着する止着具を設けた構成としている。
これにより、タイル部材を外側型枠壁に付設するときは、止着具に対し順次止着し、横方向及び縦方向に連設する。タイル部材は止着具に対して接着剤を介して設けることが望ましい。この場合、タイル部材は、止着具に止着するだけで取付けができるので、位置決めが容易であり、従来のようにモルタルで付着するのに比較して、構築作業性を向上させることができる。また、タイル部材は、止着具に止着されるので、従来のようにモルタルで付設されるのに比較して、取付けが強固になり、耐久性も向上させることができる。即ち、本発明によれば、所謂永久型枠としての断熱材と止着具とを一時に構築し、これに外装部材であるタイル部材を一体化して構築するので、施工効率がよく断熱性や耐久性に優れた壁を提供することができる。尚、内装用のパネル等の内装材は、内装工事において適宜構築すればよい。
そして、必要に応じ、上記止着具を、上記型枠ブロックの横方向に沿って間隔を隔てて列設される複数の支持部材と、該各支持部材に固着されるとともに上記型枠ブロックの横方向に沿う細長状に形成され上記タイル部材を複数列設して掛止する掛止部材とを備え、該掛止部材を上記型枠ブロックの縦方向に沿って所定間隔で複数列設して構成している。これにより、例えば、タイル部材を、下位の1つの掛止部材に対して横方向に掛止して列設し、それから、その1つ上位の掛止部材に対して横方向に掛止して列設し、このようにして、順次、下位から上位の掛止部材に向けてタイル部材を掛止していく。そのため、掛止が容易に行われ、構築をきわめて容易に行うことができ、この点で、構築作業性を大幅に向上させることができる。
また、必要に応じ、上記掛止部材は、上記支持部材に対して所定の間隙を隔てて配置され上記タイル部材が掛止される細長状の掛止板を備え、上記タイル部材の裏面側に上記掛止部材の掛止板に掛止される掛止凹部を形成した構成としている。これにより、タイル部材の掛止凹部を掛止部材の掛止板に掛止するだけでタイル部材を取り付けることができるので、構築作業をきわめて容易に行うことができるとともに、タイル部材の位置決めも容易に行うことができる。また、掛止凹部が掛止板に掛止するので、タイル部材の取付けが強固になり、耐久性も向上させることができる。
更に、必要に応じ、上記止着具の支持部材を、該支持部材から外側型枠壁を貫通してコンクリートに埋設される保持部材で保持した構成としている。これにより、保持部材を介して支持部材がコンクリートに保持されることになることから、単に、型枠ブロックに支持される場合に比較して、止着具の保持を強固にすることができる。また、外側型枠壁の保持も確実になる。
更にまた、必要に応じ、上記保持部材を、上記連結部の全部若しくは一部で構成したことが有効である。部品点数が少なくなるとともに、組付け効率が向上させられる。
この場合、必要に応じ、上記連結具を、上記外側型枠壁の裏面に付設されるフランジを有するとともに壁の幅方向外面側及び内面側に夫々雌ネジを有した第一インサート部材と、該外側型枠壁及び上記支持部材を貫通するとともに一端に上記第一インサート部材の壁の外面側の雌ネジに螺合する雄ネジが形成され他端に雄ネジが形成された第一ネジロッドと、該第一ネジロッドの他端の雄ネジに螺合して上記支持部材及び外側型枠壁を上記第一インサート部材のフランジに対して押さえる第一押えナットと、上記内側型枠壁の裏面に付設されるテーパ状のコアを有するとともに壁の幅方向内面側に内側型枠壁を貫通する雄ネジを有し壁の幅方向外面側に雌ネジを有した第二インサート部材と、該第二インサート部材の壁の内面側の雄ネジに螺合して上記内側型枠壁を該第二インサート部材のコアに対して押さえる第二押えナットと、一端に上記第二インサート部材の壁の外面側の雌ネジに螺合する雄ネジが形成され他端に上記第一インサート部材の壁の内面側の雌ネジに螺合する雄ネジが形成され螺合により該第二インサート部材及び第一インサート部材を連結する第二ネジロッドとを備えて構成し、上記保持部材を、コンクリートの固化後に上記第二押えナット,上記内側型枠壁及び第二インサート部材を取り外した後に残る、上記第一インサート部材,第一ネジロッド,第一押えナット及び第二ネジロッドで構成している。
これにより、支持部材及び外側型枠壁を第一インサート部材のフランジに対してナットで押えるので、押えが強固で確実になる。また、コンクリートの固化後に、第二押えナット,内側型枠壁及び第二インサート部材を取り外すので、室内側と保持部材との熱の伝達が遮断されることから、コンクリート内の結露が防止され、耐久性が向上させられる。
そしてまた、必要に応じ、上記連結具は、上記横方向及び縦方向の少なくともいずれかの方向に連設される型枠ブロック同士を連結する機能を備えた構成としている。型枠ブロック同士の保持は、専用の固定具を用い、あるいは、型枠ブロックの端縁と隣接する型枠ブロックの端縁に夫々互いに係合する凹凸を設ける等の手段があるが、互いに所定間隔に対峙させた外側型枠壁及び内側型枠壁を連結する連結具に、隣接する型枠ブロック同士を連結する機能を備えたので、別途専用の固定具や連結手段を設けなくても良く、共用化を図って、部品点数を低減し、効率化を図ることができる。
この場合、必要に応じ、上記外側型枠壁及び内側型枠壁の両方を断熱材で形成された複数の型枠ブロックを横方向及び縦方向に連設して構成し、上記互いに対峙した各型枠壁同士を連結具で連結した状態で該各型枠壁間に流動コンクリートを流し込み、該各型枠壁とコンクリートとを一体にし、上記連結具を、縦方向に隣接する下側の型枠ブロックの上端部に嵌合する断面コ字状の下嵌合部及び上側の型枠ブロックの下端部に嵌合する断面コ字状の上嵌合部を有するとともに上記外側型枠壁及び内側型枠壁のいずれか一方側に位置させられる一方嵌合体と、縦方向に隣接する下側の型枠ブロックの上端部に嵌合する断面コ字状の下嵌合部及び上側の型枠ブロックの下端部に嵌合する断面コ字状の上嵌合部を有するとともに上記外側型枠壁及び内側型枠壁のいずれか他方側に位置させられる他方嵌合体と、上記一方嵌合体と他方嵌合体との間に架設される架設杆とを備えて構成している。
これにより、一方嵌合体及び他方嵌合体により、縦方向の型枠ブロックを連結できるとともに、一方嵌合体及び他方嵌合体を横方向に連設された型枠ブロックの接合部に跨いで設けた場合には、横方向に隣接する型枠ブロック同士も連結することができる。また、架設杆の取付けにより互いに対峙した外側型枠壁及び内側型枠壁を連結することができる。即ち、横方向及び縦方向両方の連結と、外側型枠壁及び内側型枠壁との連結を共用できるので、確実に部品点数を低減し、効率化を図ることができる。架設杆を樹脂で構成すれば、コンクリート内の結露が防止され、耐久性が向上させられる。
また、必要に応じ、上記架設杆の両端部に下向きに延びる突部を設け、上記一方嵌合体及び他方嵌合体の互いに対面する部位に上記架設杆の突部が着脱可能に差し込まれる孔を有した突片を設けた構成としている。これにより、架設杆の取付けは、突片の孔に架設杆の突部を差し込んで行う。この場合、架設杆が着脱自在になるので、外側型枠壁及び内側型枠壁の間が建物によって異なっても、架設杆の長さを変えるだけで対応できるようになり、極めて便利になる。
さらに、必要に応じ、上記タイル部材は、互いに上下に隣接する一側縁部と他側縁部とを有し、上記一側縁部を、長手方向に沿い一般外面より凹み形成され基端側表面を外部に露出する目地表面として構成される凹部を備えて構成し、上記他側縁部を、長手方向に沿い裏面が上記凹部の先端側表面に延在して上記目地表面を露出させる凸部を備えて構成している。タイル部材が取り付けられた状態では、タイル部材の凸部がこれに隣接するタイル部材の凹部を押えるので、それだけ、タイル部材の取付けが強固になる。また、目地を表出することができるので、外観品質を向上させることができる。
また、本発明の建物の壁構築方法は、上記何れかに記載の建物の壁構造に係る壁を構築する建物の壁構築方法において、基礎上に互いに所定間隔に対峙させた外側型枠壁及び内側型枠壁を立設し、該各型枠壁の形成過程で上記連結具を取り付けるとともに上記止着具を取り付け、次に、上記各型枠壁間に流動コンクリートを流し込んで固化し、その後、上記止着具に上記タイル部材を止着して上記外側型枠壁に複数のタイル部材を横方向及び縦方向に連設して付設する構成としている。これにより、各型枠壁の形成過程で連結具を取り付け、止着具を取り付けることができるので、それだけ構築作業性を向上させることができる等、上記と同様の作用,効果を奏する。
本発明によれば、タイル部材を、止着具に止着するだけで取付けができるので、位置決めが容易であり、従来のようにモルタルで付着するのに比較して、構築作業性を向上させることができる。また、タイル部材は、止着具に止着されるので、従来のようにモルタルで付設されるのに比較して、取付けが強固になり、耐久性も向上させることができる。即ち、本発明によれば、永久型枠としての断熱材と止着具とを一時に構築し、これに外装部材であるタイル部材を一体化して構築するので、施工効率がよく断熱性や耐久性に優れた壁を提供することができる。
本発明の第一の実施の形態に係る建物の壁構造を示す斜視図である。 本発明の第一の実施の形態に係る建物の壁構造を示す縦断面図である。 本発明の第一の実施の形態に係る建物の壁構造において、連結具及び保持部材の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る建物の壁構造の一部を示す斜視図である。 本発明の第二の実施の形態に係る建物の壁構造を示す斜視図である。 本発明の第二の実施の形態に係る建物の壁構造を示す縦断面図である。 従来の建物の壁構造の一例を示す平断面図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る建物の壁構造,建物の壁構築方法について詳細に説明する。
図1乃至図4には、本発明の第一の実施の形態に係る建物の壁構造を示している。この第一の実施の形態に係る建物の壁Wの構造は、基礎上に互いに所定間隔に対峙させた外側型枠壁KA及び内側型枠壁KBを立設する。
外側型枠壁KAにおいては、断熱材で形成された複数の型枠ブロックBを用いる。断熱材としては、例えば、発泡スチロール等の発泡合成樹脂が用いられる。型枠ブロックBは、矩形板状に形成され、例えば、厚さTがT=50mm、高さHがH=600mm、長さLがL=1800mmに設定される。大きさはこれに限定されるものではない。外側型枠壁KAは永久型枠として構成される。
一方、内側型枠壁KBは、例えば、木製で矩形状の周知の型枠パネルPaを用いる。コンクリートの固化後は、取外しされる。
そして、外側型枠壁KAにおいては、型枠ブロックBを横方向及び縦方向に連設し、内側型枠壁KBにおいては、型枠パネルPaを横方向及び縦方向に連設し、基礎上に互いに所定間隔に対峙させた外側型枠壁KA及び内側型枠壁KBを立設する。実施の形態では、外側型枠壁KA及び内側型枠壁KBは、住宅の布基礎Nに立設される。外側型枠壁KA及び内側型枠壁KBの間隔Dは、例えば、D=100〜300mm程度に設定される。例えば、D=120mm、150mm、180mm、200mmにする。実施の形態では、D=150mmに設定されている。布基礎Nには、外側型枠壁KA及び内側型枠壁KB間に臨む鉄筋Naが立設される。各型枠壁KA,KB間には、流動コンクリートCが流し込まれて外側型枠壁KAとコンクリートCとが一体化される。外側型枠壁KAは、所謂永久型枠となる。内側型枠壁KBはコンリートCの固化後、取外しされる。
また、互いに対峙した各型枠壁KA,KB同士は、連結具1で連結される。この連結具1は、後述の止着具30の支持部材31に対応し、各支持部材31ごとに複数(実施の形態では3つ)設けられ、行列状に配置される。図2及び図3に示すように、連結具1は、外側型枠壁KAの裏面に付設されるフランジ2aを有するとともに壁の幅方向外面側及び内面側に夫々雌ネジ2b,2cを有した第一インサート部材2と、外側型枠壁KA及び後述の止着具30の支持部材31を貫通するとともに一端に第一インサート部材2の壁の外面側の雌ネジ2bに螺合する雄ネジ3aが形成され他端に雄ネジ3bが形成された第一ネジロッド3と、第一ネジロッド3の他端の雄ネジ3bに螺合して支持部材31及び外側型枠壁KAを第一インサート部材2のフランジ2aに対して押さえる第一押えナット4と、内側型枠壁KBの裏面に付設されるテーパ状のコア5aを有するとともに壁の幅方向内面側に内側型枠壁KBを貫通する雄ネジ5bを有し壁の幅方向外面側に雌ネジ5cを有した第二インサート部材5と、第二インサート部材5の壁の内面側の雄ネジ5bに螺合して内側型枠壁KBを第二インサート部材5のコア5aに対して押さえる第二押えナット6と、一端に第二インサート部材5の壁の外面側の雌ネジ5cに螺合する雄ネジ7aが形成され他端に第一インサート部材2の壁の内面側の雌ネジ2cに螺合する雄ネジ7bが形成され螺合により第二インサート部材5及び第一インサート部材2を連結する第二ネジロッド7とを備えて構成されている。第一ネジロッド3の長さは外側型枠壁KAの幅に合わせて適宜に設定され、第二ネジロッド7の長さは外側型枠壁KA及び内側型枠壁KBの間隔D(D=100〜300mm)に合わせて、適宜に設定される。
更に、外側型枠壁KAには、複数のタイル部材20が横方向及び縦方向に連設して付設される。タイル部材20は、セラミック等で形成され略矩形状に形成されている。材質は適宜に定めてよい。大きさは例えば、厚さ14mm、高さ72mm、長さ240mmに設定されている。大きさはこれに限定されない。このタイル部材20は、互いに上下に隣接する一側縁部21と他側縁部22とを有し、一側縁部21は、長手方向に沿い一般外面より凹み形成され基端側表面を外部に露出する目地表面23として構成される凹部24を備えて構成されている。他側縁部22は、長手方向に沿い裏面が凹部24の先端側表面に延在して目地表面23を露出させる凸部25を備えて構成されている。タイル部材20の裏面側には、後述の掛止部材33の掛止板34に掛止される掛止凹部26が形成されている。掛止凹部26は、掛止板の巾Xよりも幅広の開口幅Yを有し長手方向に沿う溝で形成されている。掛止凹部26の上部は上壁が傾斜形成されて、あり溝状に形成され、掛止板34の上縁に掛止して抜け止めされるように形成されている。
更にまた、外側型枠壁KAには、タイル部材20を止着する止着具30が設けられている。止着具30は外側型枠壁KAを構成する型枠ブロックBごとに設けられる。
詳しくは、止着具30は、型枠ブロックBの横方向に沿って間隔を隔てて列設される複数(実施の形態では4つ)の支持部材31を備えている。支持部材31は、金属製のCチャンネル部材で形成され、外側型枠壁KAに当接し、図3に示すように、連結具1の第一押えナット4で押えられる底板31aを備えている。底板31aには第一ネジロッド3の雄ネジ3bが貫通して突出する貫通孔31bが設けられている。
また、止着具30は、各支持部材31の開口側に固着されるとともに型枠ブロックBの横方向に沿う細長状に形成されタイル部材20を複数列設して掛止する掛止部材33を備えている。掛止部材33は、型枠ブロックBの縦方向に沿って所定間隔で複数(実施の形態では9つ)列設されている。
掛止部材33は、支持部材31に対して所定の間隙eを隔てて配置され、タイル部材20が掛止される細長状の掛止板34を備えている。この掛止板34には、タイル部材20の裏面側に設けた掛止凹部26が掛止される。特に、掛止凹部26の上部は上壁が傾斜形成されてあり溝状に形成されているので、この上部が掛止板34の上縁に掛止して抜け止めされる。
更に、止着具30の支持部材31は、支持部材31から外側型枠壁KAを貫通してコンクリートCに埋設される保持部材35で保持されている。保持部材35は、連結部1の全部若しくは一部(実施の形態では一部)で構成されている。詳しくは、保持部材35は、コンクリートCの固化後に、連結部1の第二押えナット6,内側型枠壁KB及び第二インサート部材5を取り外した後に残る、第一インサート部材2,第一ネジロッド3,第一押えナット4及び第二ネジロッド7で構成されている。
また、図4に示すように、コンクリートC内には、熱交換流体が流される配管40が埋設されており、この配管に熱交換流体を流すことにより、壁Wを加温もしくは冷却して室内の冷暖房を行うことができるようにしている。配管40は、例えば、直径16mmの常温で可撓性を有する熱可塑性樹脂からなり、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、熱可塑性樹脂エラストマー等の材質からなる。また、配管40は、布基礎の基端からの高さmaと高さmbとの間で、壁Wの周囲に亘り蛇行して配設されている。実施の形態では、例えば、ma=500mm,mb=1500mmに設定されている。そして、壁Wを構築する際に、配管40を各型枠壁KA,KB間に配設し、流動コンクリートCの打設により、コンクリートC内に埋設される。配管40には、例えば不凍液を混合した水等の熱交換流体が流され、この熱交換流体を循環ポンプで循環し、途中に設けた熱交換器による加温用水及び冷却用水の熱で熱交換流体を加温冷却する。
次に、本発明の実施の形態に係る壁Wの構築方法について説明する。図1及び図2に示すように、予め構築した布基礎N上に、外側型枠壁KAにおいては、複数の型枠ブロックBを横方向及び縦方向に連設して、一方、内側型枠壁KBにおいては、型枠パネルPaを横方向及び縦方向に連設して、互いに所定間隔に対峙させた外側型枠壁KA及び内側型枠壁KBを立設する。この場合、連設される型枠ブロックB同士、あるいは、型枠パネルPa同士は、コ字状の接続金具(かすがい)等を用いて、適宜接続することが望ましい。
そして、各型枠壁KA,KBの形成過程で、例えば、連結具1の第一インサート部材2,第一ネジロッド3,第二インサート部材5,第二ネジロッド7により、第二インサート部材5及び第一インサート部材2を仮に連結し、第二押えナット6により内側型枠壁KBを第二インサート部材5のコア5aに対して押さえ固定しておく。
それから、各型枠壁KA,KBの形成過程で、外側型枠壁KAの型枠ブロックBを横方向に1列配置するごとに、止着具30を取り付ける。この場合、止着具30の支持部材31の底板31aを第一ネジロッド3に貫通し、第一押えナット4を第一ネジロッド3の他端の雄ネジ3bに螺合して支持部材31及び外側型枠壁KAを第一インサート部材2のフランジ2aに対して押さえ固定する。そのため、外側型枠壁KAの形成過程で、容易に止着具30を設けることができるので、それだけ構築作業性を向上させることができる。第二ネジロッド7は鉄筋Naに結束することができる。また、配管40も配設しておく。
外側型枠壁KA及び内側型枠壁KBの連結が終わり、止着具30の取付けも終わったならば、コンクリートCを外側型枠壁KA及び内側型枠壁KB間に流し込み、養生する。
その後、タイル部材20を付設する。この際には、タイル部材20を止着具30に対し順次止着し、横方向及び縦方向に連設する。タイル部材20は止着具30に対して接着剤を介して設けることが望ましい。具体的には、タイル部材20の掛止凹部26を掛止部材33の掛止板34に掛止する。そして、例えば、タイル部材20を、下位の1つの掛止部材33に対して横方向に掛止して列設し、それから、その1つ上位の掛止部材33に対して横方向に掛止して列設し、このようにして、順次、下位から上位の掛止部材33に向けてタイル部材20を掛止していく。そのため、タイル部材20の掛止凹部26を掛止部材33の掛止板34に掛止するだけでタイル部材20を取り付けることができるので、従来のようにモルタルで付着するのに比較して、構築作業をきわめて容易に行うことができるとともに、タイル部材20の位置決めも容易に行うことができ、構築作業性を大幅に向上させることができる。また、コンクリートが固化したならば、連結部1の第二押えナット6,内側型枠壁KB及び第二インサート部材5を取り外す。
このようにして、構築された壁Wによれば、タイル部材20は、止着具30に止着され、即ち、タイル部材20の掛止凹部26が止着具30の掛止板34に掛止するので、従来のようにモルタルで付設されるのに比較して、タイル部材20の取付けが強固になり、耐久性も向上させることができる。また、止着具30の支持部材31は保持部材35を介してコンクリートCに固着するので、単に、型枠ブロックBに支持される場合に比較して、止着具30の保持を強固にすることができ、外側型枠壁KAの保持も確実になる。
また、タイル部材20が取り付けられた状態では、タイル部材20の凸部25がこれに隣接するタイル部材20の凹部24を押えるので、それだけ、タイル部材20の取付けが強固になる。また、目地表面23を表出することができるので、外観品質を向上させることができる。
即ち、本実施の形態に係る壁構造においては、所謂永久型枠としての外側型枠壁KAの断熱材(型枠ブロックB)と止着具30とを一時に構築し、これに外装部材であるタイル部材20を一体化して構築するので、施工効率がよく断熱性や耐久性に優れた壁を提供することができる。尚、内装用のパネル等の内装材は、内装工事において適宜構築すればよい。
次に、図5及び図6に示す本発明の第二の実施の形態に係る建物の壁Wの構造について説明する。この第二の実施の形態に係る建物の壁Wの構造は、断熱材で形成された複数の型枠ブロックBを用いる。断熱材としては、例えば、発泡スチロール等の発泡合成樹脂が用いられる。型枠ブロックBは、矩形板状に形成され、例えば、厚さTがT=50mm、高さHがH=600mm、長さLがL=1800mmに設定される。大きさはこれに限定されるものではない。
そして、この型枠ブロックBを、横方向及び縦方向に連設し、基礎上に互いに所定間隔に対峙させた外側型枠壁KA及び内側型枠壁KBを立設する。実施の形態では、外側型枠壁KA及び内側型枠壁KBは、住宅の布基礎Nに立設される。外側型枠壁KA及び内側型枠壁KBの間隔Dは、例えば、D=100〜300mm程度に設定される。例えば、D=120mm、150mm、180mm、200mmにする。実施の形態では、D=150mmに設定されている。布基礎Nには、外側型枠壁KA及び内側型枠壁KB間に臨む鉄筋Naが立設される。各型枠壁KA,KB間には、流動コンクリートCが流し込まれて各型枠壁KA,KBとコンクリートCとが一体化される。各型枠壁KA,KBは、所謂永久型枠となる。
また、互いに対峙した各型枠壁KA,KB同士は、連結具10で連結される。この連結具10は、横方向及び縦方向の少なくともいずれかの方向に連設される型枠ブロックB同士を連結する機能を備えて構成されている。詳しくは、連結具10は、外側型枠壁KA及び内側型枠壁KBのいずれか一方側に位置させられる一方嵌合体10aと、外側型枠壁KA及び内側型枠壁KBのいずれか他方側に位置させられる他方嵌合体10bと、一方嵌合体10aと他方嵌合体10bとの間に架設される架設杆11とを備えて構成されている。一方嵌合体10a及び他方嵌合体10bは、縦方向に隣接する下側の型枠ブロックBの上端に嵌合する断面コ字状の下嵌合部12及び上側の型枠ブロックBの下端部に嵌合する断面コ字状の上嵌合部13を有する。
また、架設杆11の両端部には、下向きに延びる突部14が設けられている。そして、一方嵌合体10a及び他方嵌合体10bの互いに対面する部位には、架設杆11の突部14が着脱可能に差し込まれる孔15を有した突片16が設けられている。架設杆11の長さは、上記の外側型枠壁KA及び内側型枠壁KBの間隔D(D=100〜300mm)に合わせて、適宜に設定される。
更に、外側型枠壁KAには、複数のタイル部材20を横方向及び縦方向に連設して付設される。タイル部材20は、セラミック等で形成され略矩形状に形成されている。材質は適宜に定めてよい。大きさは例えば、厚さ14mm、高さ72mm、長さ240mmに設定されている。大きさはこれに限定されない。このタイル部材20は、互いに上下に隣接する一側縁部21と他側縁部22とを有し、一側縁部21は、長手方向に沿い一般外面より凹み形成され基端側表面を外部に露出する目地表面23として構成される凹部24を備えて構成されている。他側縁部22は、長手方向に沿い裏面が凹部24の先端側表面に延在して目地表面23を露出させる凸部25を備えて構成されている。タイル部材20の裏面側には、後述の掛止部材33の掛止板34に掛止される掛止凹部26が形成されている。掛止凹部26は、掛止板の巾Xよりも幅広の開口幅Yを有し長手方向に沿う溝で形成されている。掛止凹部26の上部は上壁が傾斜形成されて、あり溝状に形成され、掛止板34の上縁に掛止して抜け止めされるように形成されている。
更にまた、外側型枠壁KAには、タイル部材20を止着する止着具30が設けられている。止着具30は外側型枠壁KAを構成する型枠ブロックBごとに設けられる。
詳しくは、止着具30は、型枠ブロックBの横方向に沿って間隔を隔てて列設される複数(実施の形態では4つ)の支持部材31を備えている。支持部材31は、金属製板で形成され、型枠ブロックBの列の上端部に係止され、コンクリートCに固着する部分を有した断面コ字状の係止部32を備えている。
また、止着具30は、各支持部材31に固着されるとともに型枠ブロックBの横方向に沿う細長状に形成されタイル部材20を複数列設して掛止する掛止部材33を備えている。掛止部材33は、型枠ブロックBの縦方向に沿って所定間隔で複数(実施の形態では9つ)列設されている。
掛止部材33は、支持部材31に対して所定の間隙eを隔てて配置され、タイル部材20が掛止される細長状の掛止板34を備えている。この掛止板34には、タイル部材20の裏面側に設けた掛止凹部26が掛止される。特に、掛止凹部26の上部は上壁が傾斜形成されてあり溝状に形成されているので、この上部が掛止板34の上縁に掛止して抜け止めされる。
更に、支持部材31から外側型枠壁KAを貫通して内側型枠壁KBへ延び、コンクリートCに埋設される棒状の保持部材35を備えている。支持部材31には縦方向に貫通孔36が複数(実施の形態では2つ)設けられており、保持部材35は止着具30の取付け後に、この貫通孔36に挿通される。保持部材35は端部に大径で貫通孔36の周囲に当接する頭部37を有している。
また、第二の実施の形態に係る壁構造においても、図4に示すように、コンクリートC内には、熱交換流体が流される配管40が埋設されており、この配管40に熱交換流体を流すことにより、壁Wを加温もしくは冷却して室内の冷暖房を行うことができるようにしている。
次に、本発明の第二の実施の形態に係る壁Wの構築方法について説明する。図5及び図6に示すように、予め構築した布基礎N上に、複数の型枠ブロックBを横方向及び縦方向に連設し、互いに所定間隔に対峙させた外側型枠壁KA及び内側型枠壁KBを立設する。
この場合、各型枠壁KA,KBの形成過程で、外側型枠壁KA及び内側型枠壁KBの型枠ブロックBを横方向に1列配置するごとに、連結具10を取り付ける。連結具10は、互いに対峙する型枠ブロックB当たり、上側に4組設ける。そのうちの2組は、一方嵌合体10a及び他方嵌合体10bを横方向に連設された型枠ブロックBの接合部に跨いで設ける。他の2組は、接合部間に等間隔で設け、一方嵌合体10a及び他方嵌合体10bにより、縦方向の型枠ブロックBを連結する。そして、架設杆11の突部14を、一方嵌合体10a及び他方嵌合体10bの突片16の孔15に差し込んで、架設杆11を架設する。この場合、架設杆11が着脱自在になるので、外側型枠壁KA及び内側型枠壁KBの間が建物によって異なっても、架設杆11の長さを変えるだけで対応できるようになり、極めて便利になる。
この連結具10の一方嵌合体10a及び他方嵌合体10bにより、縦方向の型枠ブロックBを連結できるとともに、一方嵌合体10a及び他方嵌合体10bを横方向に連設された型枠ブロックBの接合部に跨いで設けた場合には、横方向に隣接する型枠ブロックB同士も連結することができる。また、架設杆11の取付けにより互いに対峙した外側型枠壁KA及び内側型枠壁KBを連結することができる。即ち、この連結具10は、型枠ブロックBの横方向及び縦方向両方の連結と、外側型枠壁KA及び内側型枠壁KBとの連結を共用できるので、別途専用の固定具や連結手段を設けなくても良く、確実に部品点数を低減し、効率化を図ることができる。
また、各型枠壁KA,KBの形成過程で、外側型枠壁KAの型枠ブロックBを横方向に1列配置するごとに、止着具30を取り付ける。この場合、止着具30の支持部材31の係止部32をこの型枠ブロックBの上端部に係止する。そのため、外側型枠壁KAの形成過程で、容易に止着具30を設けることができるので、それだけ構築作業性を向上させることができる。
更に、支持部材31の貫通孔36から保持部材35を差し込む。これにより、保持部材35は外側型枠壁KAを貫通して内側型枠壁KBへ延びる。保持部材35は鉄筋Naに結束する。
このように、各型枠壁KA,KBの形成過程で連結具10を取り付け、止着具30を取り付けることができるので、それだけ構築作業性を向上させることができる等、上記と同様の作用,効果を奏する。
外側型枠壁KA及び内側型枠壁KBの連結が終わり、止着具30の取付けも終わったならば、コンクリートCを外側型枠壁KA及び内側型枠壁KB間に流し込み、養生する。
その後、タイル部材20を付設する。この際には、タイル部材20を止着具30に対し順次止着し、横方向及び縦方向に連設する。タイル部材20は止着具30に対して接着剤を介して設けることが望ましい。具体的には、タイル部材20の掛止凹部26を掛止部材33の掛止板34に掛止する。そして、例えば、タイル部材20を、下位の1つの掛止部材33に対して横方向に掛止して列設し、それから、その1つ上位の掛止部材33に対して横方向に掛止して列設し、このようにして、順次、下位から上位の掛止部材33に向けてタイル部材20を掛止していく。そのため、タイル部材20の掛止凹部26を掛止部材33の掛止板34に掛止するだけでタイル部材20を取り付けることができるので、従来のようにモルタルで付着するのに比較して、構築作業をきわめて容易に行うことができるとともに、タイル部材20の位置決めも容易に行うことができ、構築作業性を大幅に向上させることができる。
このようにして、構築された壁Wによれば、タイル部材20は、止着具30に止着され、即ち、タイル部材20の掛止凹部26が止着具30の掛止板34に掛止するので、従来のようにモルタルで付設されるのに比較して、タイル部材20の取付けが強固になり、耐久性も向上させることができる。また、止着具30の支持部材31の係止部32は断面コ字状に形成され一部がコンクリートCに固着するので、単に、型枠ブロックBに支持される場合に比較して、止着具30の保持を強固にすることができる。更に、保持部材35を介して支持部材31がコンクリートCに保持されることになることから、単に、型枠ブロックBに支持される場合に比較して、止着具30の保持を強固にすることができる。また、外側型枠壁KAの保持も確実になる。
また、タイル部材20が取り付けられた状態では、タイル部材20の凸部25がこれに隣接するタイル部材20の凹部24を押えるので、それだけ、タイル部材20の取付けが強固になる。また、目地表面23を表出することができるので、外観品質を向上させることができる。
即ち、本実施の形態に係る壁構造においては、所謂永久型枠としての断熱材(型枠ブロックB)と止着具30とを一時に構築し、これに外装部材であるタイル部材20を一体化して構築するので、施工効率がよく断熱性や耐久性に優れた壁を提供することができる。尚、内装用のパネル等の内装材は、内装工事において適宜構築すればよい。
尚、上記の実施の形態において、連結具10の構成は上述したものに限定されるものではなく、従来のように互いに対峙させた外側型枠壁KA及び内側型枠壁KBを連結するのみの機能を有したものにし、型枠ブロックB同士の保持は、専用の固定具を用い、あるいは、型枠ブロックBの端縁と隣接する型枠ブロックBの端縁に夫々互いに係合する凹凸を設ける等の手段を用いても良く、適宜変更して差し支えない。また、各部材の大きさ等は上述したものに限定されないことは勿論である。
W 壁
B 型枠ブロック
KA 外側型枠壁
KB 内側型枠壁
C コンクリート
N 布基礎
Na 鉄筋
1 連結具
2 第一インサート部材
3 第一ネジロッド
4 第一押えナット
5 第二インサート部材
6 第二押えナット
7 第二ネジロッド
10 連結具
10a 一方嵌合体
10b 他方嵌合体
11 架設杆
12 下嵌合部
13 上嵌合部
20 タイル部材
21 一側縁部
22 他側縁部
23 目地表面
24 凹部
25 凸部
26 掛止凹部
30 止着具
31 支持部材
32 係止部
33 掛止部材
34 掛止板
35 保持部材
40 配管

Claims (11)

  1. 基礎上に互いに所定間隔に対峙させた外側型枠壁及び内側型枠壁を立設するとともに、上記外側型枠壁及び内側型枠壁のうち少なくとも外側型枠壁を断熱材で形成された複数の型枠ブロックを横方向及び縦方向に連設して構成し、上記互いに対峙した各型枠壁同士を連結具で連結した状態で該各型枠壁間に流動コンクリートを流し込み、少なくとも上記外側型枠壁とコンクリートとを一体にし、該外側型枠壁に複数のタイル部材を横方向及び縦方向に連設して付設した建物の壁構造において、
    上記外側型枠壁に、上記タイル部材を止着する止着具を設けたことを特徴とする建物の壁構造。
  2. 上記止着具を、上記型枠ブロックの横方向に沿って間隔を隔てて列設される複数の支持部材と、該各支持部材に固着されるとともに上記型枠ブロックの横方向に沿う細長状に形成され上記タイル部材を複数列設して掛止する掛止部材とを備え、該掛止部材を上記型枠ブロックの縦方向に沿って所定間隔で複数列設して構成したことを特徴とする請求項1記載の建物の壁構造。
  3. 上記掛止部材は、上記支持部材に対して所定の間隙を隔てて配置され上記タイル部材が掛止される細長状の掛止板を備え、上記タイル部材の裏面側に上記掛止部材の掛止板に掛止される掛止凹部を形成したことを特徴とする請求項2記載の建物の壁構造。
  4. 上記止着具の支持部材を、該支持部材から外側型枠壁を貫通してコンクリートに埋設される保持部材で保持したことを特徴とする請求項2または3記載の建物の壁構造。
  5. 上記保持部材を、上記連結具の全部若しくは一部で構成したことを特徴とする請求項4記載の建物の壁構造。
  6. 上記連結具を、上記外側型枠壁の裏面に付設されるフランジを有するとともに壁の幅方向外面側及び内面側に夫々雌ネジを有した第一インサート部材と、該外側型枠壁及び上記支持部材を貫通するとともに一端に上記第一インサート部材の壁の外面側の雌ネジに螺合する雄ネジが形成され他端に雄ネジが形成された第一ネジロッドと、該第一ネジロッドの他端の雄ネジに螺合して上記支持部材及び外側型枠壁を上記第一インサート部材のフランジに対して押さえる第一押えナットと、上記内側型枠壁の裏面に付設されるテーパ状のコアを有するとともに壁の幅方向内面側に内側型枠壁を貫通する雄ネジを有し壁の幅方向外面側に雌ネジを有した第二インサート部材と、該第二インサート部材の壁の内面側の雄ネジに螺合して上記内側型枠壁を該第二インサート部材のコアに対して押さえる第二押えナットと、一端に上記第二インサート部材の壁の外面側の雌ネジに螺合する雄ネジが形成され他端に上記第一インサート部材の壁の内面側の雌ネジに螺合する雄ネジが形成され螺合により該第二インサート部材及び第一インサート部材を連結する第二ネジロッドとを備えて構成し、
    上記保持部材を、コンクリートの固化後に上記第二押えナット,上記内側型枠壁及び第二インサート部材を取り外した後に残る、上記第一インサート部材,第一ネジロッド,第一押えナット及び第二ネジロッドで構成したことを特徴とする請求項5記載の建物の壁構造。
  7. 上記連結具は、上記横方向及び縦方向の少なくともいずれかの方向に連設される型枠ブロック同士を連結する機能を備えたことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載の建物の壁構造。
  8. 上記外側型枠壁及び内側型枠壁の両方を断熱材で形成された複数の型枠ブロックを横方向及び縦方向に連設して構成し、上記互いに対峙した各型枠壁同士を連結具で連結した状態で該各型枠壁間に流動コンクリートを流し込み、該各型枠壁とコンクリートとを一体にし、
    上記連結具を、縦方向に隣接する下側の型枠ブロックの上端に嵌合する断面コ字状の下嵌合部及び上側の型枠ブロックの下端部に嵌合する断面コ字状の上嵌合部を有するとともに上記外側型枠壁及び内側型枠壁のいずれか一方側に位置させられる一方嵌合体と、縦方向に隣接する下側の型枠ブロックの上端に嵌合する断面コ字状の下嵌合部及び上側の型枠ブロックの下端部に嵌合する断面コ字状の上嵌合部を有するとともに上記外側型枠壁及び内側型枠壁のいずれか他方側に位置させられる他方嵌合体と、上記一方嵌合体と他方嵌合体との間に架設される架設杆とを備えて構成したことを特徴とする請求項7記載の建物の壁構造。
  9. 上記架設杆の両端部に下向きに延びる突部を設け、上記一方嵌合体及び他方嵌合体の互いに対面する部位に上記架設杆の突部が着脱可能に差し込まれる孔を有した突片を設けたことを特徴とする請求項8記載の建物の壁構造。
  10. 上記タイル部材は、互いに上下に隣接する一側縁部と他側縁部とを有し、上記一側縁部を、長手方向に沿い一般外面より凹み形成され基端側表面を外部に露出する目地表面として構成される凹部を備えて構成し、上記他側縁部を、長手方向に沿い裏面が上記凹部の先端側表面に延在して上記目地表面を露出させる凸部を備えて構成したことを特徴とする請求項1乃至9何れかに記載の建物の壁構造。
  11. 上記請求項1乃至10何れかに記載の建物の壁構造に係る壁を構築する建物の壁構築方法において、
    基礎上に互いに所定間隔に対峙させた外側型枠壁及び内側型枠壁を立設し、該各型枠壁の形成過程で上記連結具を取り付けるとともに上記止着具を取り付け、次に、上記各型枠壁間に流動コンクリートを流し込んで固化し、その後、上記止着具に上記タイル部材を止着して上記外側型枠壁に複数のタイル部材を横方向及び縦方向に連設して付設することを特徴とする建物の壁構築方法。
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