JP2013176373A - T細胞レセプターβ鎖遺伝子及びα鎖遺伝子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】特定の塩基配列又は特定のアミノ酸配列をコードする塩基配列からなるT細胞レセプターβ鎖遺伝子。
【選択図】なし
Description
また、本発明の課題は、CTL細胞膜上で上記T細胞レセプターβ鎖とヘテロ二量体を構成したときに、がん細胞由来の抗原ペプチドに特異性が高いT細胞レセプターα鎖及びその遺伝子を提供することにもある。
なお、本発明における「MAGE1,3陽性の固形がん又はメラノーマ治療用組成物」とは、メラノーマ; MAGE1陽性の固形がん(但しメラノーマを除く); 及び、MAGE3陽性の固形がん(但しメラノーマを除く);から選ばれる1つ又は2つ以上の疾患に対して治療効果を奏する組成物を意味する。
国立がんセンター倫理審査委員会の承認を受けて実施された臨床研究(悪性黒色腫に対する樹状細胞を用いた腫瘍特異的免疫療法)で得られた転移性メラノーマ患者由来のリンパ球を用いた。この臨床研究は、HLA−A2及びA24の患者を対象に腫瘍関連抗原ペプチドにて処理した樹状細胞を患者皮下に投与し、腫瘍免疫を誘導する臨床試験である。本臨床研究では、樹状細胞ワクチン投与を受けたHLA−A24陽性の患者由来のリンパ球を、メラノーマ特異的ペプチドであるMAGE1 135−143(MAGE1−A24ペプチド:NYKHCFPEI;配列番号1)にて処理した樹状細胞及びT2−A24細胞(T2細胞にHLA−A*2402遺伝子を導入し発現させたもの)を用いて4回刺激を行った。今回リンパ球を使用したMEL−001の患者では、MAGE1 135−143にて処理した樹状細胞の投与を行ったが、約4cm大の肺転移巣が著明に縮小を認め、明確な臨床的効果が得られている(図1)。また免疫反応のモニタリング検査であるELISPOTアッセイでは、末梢血中にMAGE1−A24ペプチドに対する特異的なCTL細胞の陽性反応(Δ)が確認され、臨床効果と相関した結果が得られている(図2)。
TCRレパトワ解析の結果に基づいて、前述のMAGE1−A24ペプチド特異的TCRβ鎖タンパク質をコードする2クローンの遺伝子(TCRβ鎖遺伝子)にそれぞれ対応するプライマーを用いてPCR増幅を行い、各増幅断片の塩基配列を解析した。具体的には、前述のTCRβ鎖遺伝子(clone1)に対応するセンスプライマー(gctagcatgggctgcaggctgctctgc:配列番号25)とアンチセンスプライマー(tcagaaatcctttctcttgaccatggc:配列番号26)を用いて、本TCRβ鎖遺伝子(clone1)のタンパク質コード領域全域の遺伝子増幅を行い、これをクローニングした。このTCRβ鎖遺伝子(clone1)の塩基配列を配列番号7に、そのアミノ酸配列を配列番号8に示す。また、前述のもう一方のTCRβ鎖遺伝子(clone2)についてもそれに対応するセンスプライマー(配列番号25)とアンチセンスプライマー(配列番号26)を用いて、本TCRβ鎖遺伝子(clone2)のタンパク質コード領域全域の遺伝子増幅を行い、これをクローニングした。このTCRβ鎖遺伝子(clone2)の塩基配列を配列番号9に、そのアミノ酸配列を配列番号10に示す。クローニングした2つの配列を解析した結果、これらのTCRβ鎖遺伝子は同じ遺伝子ではあるが、異なるクローンであることが判明した。
※1 ImMunoGeneTics:1125985409921_0
※2 National Center for Biotechnology Information:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/
※3 Current Protocols in Immunology, John E. Coligan et al. ed. (2000) 10.28.1-10.28.24. John Wiley & Sons, Inc.
国立がんセンター倫理審査委員会の承認を受けて実施された臨床研究(悪性黒色腫に対する樹状細胞を用いた腫瘍特異的免疫療法)で得られた転移性メラノーマ患者由来のリンパ球を用いた。この臨床研究は、HLA−A2及びA24の患者を対象に腫瘍関連抗原ペプチドにて処理した樹状細胞を患者皮下に投与し、腫瘍免疫を誘導する臨床試験である。本臨床研究では、樹状細胞ワクチン投与を受けたHLA−A24陽性の患者由来のリンパ球を、メラノーマ特異的ペプチドであるMAGE3 195−203(MAGE3−A24ペプチド:IMPKAGLLI;配列番号2)にて処理した樹状細胞及びT2−A24細胞(T2細胞にHLA−A*2402遺伝子を導入し発現させたもの)を用いて4回刺激を行った。今回リンパ球を使用したMEL−007の患者では、MAGE3 195−203にて処理した樹状細胞の投与を行ったが、約2cm大の頚部リンパ節転移巣が著明に縮小を認め、明確な臨床的効果が得られている(図9)。また免疫反応のモニタリング検査であるELISPOTアッセイでは、末梢血中にMAGE3−A24ペプチドに対する特異的なCTL細胞の陽性反応(◇)が確認され、臨床効果と相関した結果が得られている(図10)。
TCRレパトワ解析の結果に基づいて、前述のMAGE3−A24ペプチド特異的TCRβ鎖タンパク質をコードする遺伝子(TCRβ鎖遺伝子)に対応するプライマーを用いてPCR増幅を行い、増幅断片の塩基配列を解析した。具体的には、前述のTCRβ鎖遺伝子に対応するセンスプライマー(gcagccatgggaatcaggctcctctgt:配列番号27)とアンチセンスプライマー(配列番号26)を用いて、該TCRβ鎖遺伝子のコード領域全域の遺伝子増幅を行い、これをクローニングした。このTCRβ鎖遺伝子の塩基配列を配列番号11に、そのアミノ酸配列を配列番号12に示す。このTCRβ鎖遺伝子の構成はTRBV28*01―TRBD1*01―TRBJ1−1*01―TRBC1であった。また、V−D−Jの接合部分の塩基配列につき、前述のIMGTの公開ソフト(JunctionAnalysis)を用いた解析結果を図14に示す。また、TCRβ鎖遺伝子の塩基配列及びアミノ酸配列についてNCBIの相同性検索プログラム(BLAST)による解析を行った。その結果、全長及びV−D−J−Cの接合領域を含む部分断片(337−372、36塩基)の塩基配列については、完全に一致するものはなかった。全長及びV−D−J−Cの接合部を中心とした部分断片(60アミノ酸)のアミノ酸配列について検索した場合でも、相同性が高いものはあるが、抗原特異性を決定する接合領域に関して完全に一致する登録はなかった。
国立がんセンター倫理審査委員会の承認を受けて実施された臨床研究(悪性黒色腫に対する樹状細胞を用いた腫瘍特異的免疫療法)で得られた転移性メラノーマ患者由来のリンパ球を用いた。この臨床研究は、HLA−A2及びA24の患者を対象に腫瘍関連抗原ペプチドにて処理した樹状細胞を患者皮下に投与し、腫瘍免疫を誘導する臨床試験である。本臨床研究では、樹状細胞ワクチン投与を受けたHLA−A2陽性の患者由来のリンパ球を、メラノーマ特異的ペプチドであるMART1 27−35(MART1−A2ペプチド:AAGIGILTV;配列番号3)又はgp100 209−217(gp100−A2ペプチド:IMDQVPFSV;配列番号4)にて処理した樹状細胞及びT2細胞を用いて4回刺激を行った。
TCRレパトワ解析の結果に基づいて、ペプチド特異的TCRβ鎖タンパク質をコードする遺伝子(TCRβ鎖遺伝子)に対応するプライマーを用いてPCR増幅を行い、増幅断片の塩基配列を解析した。具体的には、MART1−A2ペプチド特異的タンパク質遺伝子(TCRβ鎖遺伝子)に対応するセンスプライマー(cctgccatgggcttcaggctcctctgc:配列番号28)とアンチセンスプライマー(ctagcctctggaatcctttctcttgacc:配列番号29)を用いて、該TCRβ鎖遺伝子のコード領域全域の遺伝子増幅を行い、これをクローニングした。このTCRβ鎖遺伝子の塩基配列を配列番号13に、そのアミノ酸配列を配列番号14に示す。また、gp100−A2ペプチド特異的タンパク質遺伝子(TCRβ鎖遺伝子)についても、それに対応するセンスプライマー(tctgccatggactcctggaccctctgc:配列番号30)とアンチセンスプライマー(配列番号29)を用いて、該TCRβ鎖遺伝子のコード領域全域の遺伝子増幅を行い、これをクローニングした。このTCRβ鎖遺伝子の塩基配列を配列番号15に、そのアミノ酸配列を配列番号16に示す。
本研究では、末期がんであるHLA−A24陽性の転移性メラノーマ患者6例(M3、M7、M9、M13、M14、M18)由来のリンパ球を、メラノーマ特異的ペプチドであるCMVpp65 341−349(CMVpp65−A24ペプチド:QYDPVAALF;配列番号5)にて処理した樹状細胞及びT2−A24細胞(T2細胞にHLA−A*2402遺伝子を導入し発現させたもの)を用いて4回刺激を行い、CMVpp65−A24ペプチドに特異的なCTL lineの作製を試みた(図22)。CTL lineの作製は具体的には以下のようなプロトコールで行った。
本研究では、末期がんであるHLA−A2陽性の転移性メラノーマ患者4例(M8、M10、M19、M5−SCC)由来のリンパ球を、メラノーマ特異的ペプチドであるCMVpp65 495−503(CMVpp65−A2ペプチド:NLVPMVATV;配列番号6)にて処理した樹状細胞及びT2細胞を用いて4回刺激を行い、CMVpp65−A2ペプチドに特異的なCTL lineの作製を試みた(図37)。CTL lineの作製は具体的には以下のようなプロトコールで行った。
国立がんセンター倫理審査委員会の承認を受けて実施された臨床研究(悪性黒色腫に対する樹状細胞を用いた腫瘍特異的免疫療法)で得られた転移性メラノーマ患者由来のリンパ球を用いた。この臨床研究は、前述のHLA−A2またはA24の患者(M1、M3、M6、M7、M8、M9)を対象に腫瘍関連抗原ペプチドにて処理した樹状細胞を患者皮下に投与し、腫瘍免疫を誘導する臨床試験である。本臨床研究では、樹状細胞ワクチン投与を受けたHLA−A24陽性の患者由来のリンパ球を、メラノーマ特異的ペプチドであるMART1 27−35(MART1−A2ペプチド:AAGIGILTV;配列番号3)、gp100 209−217(gp100−A2ペプチド:IMDQVPFSV;配列番号4)、MAGE1 135−143(MAGE1−A24ペプチド:NYKHCFPEI;配列番号1)若しくはMAGE3 195−203(MAGE3−A24ペプチド:IMPKAGLLI;配列番号2)、又は、サイトメガロウイルスに特異的なペプチドであるCMVpp65 341−349(CMVpp65−A24ペプチド:QYDPVAALF;配列番号5)若しくはCMVpp65 495−503(CMVpp65−A2ペプチド:NLVPMVATV;配列番号6)にて処理した樹状細胞を用いて4回刺激を行った。この刺激によって誘導された、前記の各種ペプチドに特異的なCTL細胞を、PEで標識した各種テトラマーにて染色し、テトラマー染色陽性のCTL細胞を、磁気ビーズ細胞分離装置(Auto−magnet cell sorting system)を利用して純化した。純化して得られた各種のテトラマー染色陽性CTL細胞を、次のTCRα鎖のレパトワ解析に用いた。
上記実施例10で得られた各種のテトラマー染色陽性CTL細胞のうち、まずM8症例MART1−A2ペプチド特異的CTL(MART−A2テトラマー陽性)についてTCRα鎖のレパトワ解析を行った。すなわち、このCTLからtotal RNAを抽出し、抽出したtotal RNA2μgを用いた逆転写反応にてcDNAを合成し、合成により得られたcDNA全量に対して1/40量のcDNAとTCRα鎖cDNAレパトワ解析用プライマーとを用いたPCRにより得られたPCR産物の解析を試みた。TCRα鎖cDNAレパトワ解析用プライマーとしては、33種類のセンスプライマー(HAV1Aセンスプライマー:TCTGGTATGTGCAATACCCCAACC:配列番号79; HAV1Bセンスプライマー:CTGAGGAAACCCTCTGTGCA:配列番号80; HAV2センスプライマー:GATGGAAGGTTTACAGCACAGCTC:配列番号81; HAV3センスプライマー:CACAGTGGAAGATTAAGAGTCACGC:配列番号82; HAV4Aセンスプライマー:AACAGAATGGCCTCTCTGGC:配列番号83; HAV4Bセンスプライマー:GGATTGCGCTGAAGGAAGAG:配列番号84; HAV5センスプライマー:TGAAGGTCACCTTTGATACCACCC:配列番号85; HAV6センスプライマー:AATCCGCCAACCTTGTCATCTCCG:配列番号86; HAV7センスプライマー:AACTGCACGTACCAGACATC:配列番号87; HAV8センスプライマー:ACCCTGAGTGTCCAGGAGGG:配列番号88; HAV9センスプライマー:CACTGCTGACCTTAACAAAGGCG:配列番号89; HAV10センスプライマー:TCCTGGTGACAGTAGTTACG:配列番号90; HAV11センスプライマー:AGGCTCAAAGCCTTCTCAGCAGGG:配列番号91; HAV12センスプライマー:TCCACCAGTTCCTTCAACTTCACC:配列番号92; HAV13センスプライマー:TTCATCAAAACCCTTGGGGACAGC:配列番号93; HAV14センスプライマー:CCCAGCAGGCAGATGATTCTCGTT:配列番号94; HAV15センスプライマー:GGATAAACATCTGTCTCTGCG:配列番号95; HAV16センスプライマー:GATAGCCATACGTCCAGATG:配列番号96; HAV18センスプライマー:TGCCACTCTTAATACCAAGGAGGG:配列番号97; HAV19センスプライマー:ACACTGGCTGCAACAGCATC:配列番号98; HAV20センスプライマー:TTACAAACGAAGTGGCCTCC:配列番号99; HAV21センスプライマー:ACCCTGCTGAAGGTCCTACATTCC:配列番号100; HAV22センスプライマー:CTTGGAGAAAGGCTCAGTTC:配列番号101; HAV23センスプライマー:TGCCTCGCTGGATAAATCATCAGG:配列番号102; HAV24センスプライマー:TCCCAGCTCAGCGATTCAGCCTCC:配列番号103; HAV25センスプライマー:GTCCTGTCCTCTTGATAGCC:配列番号104; HAV26センスプライマー:AGCCCAGCCATGCAGGCATCTACC:配列番号105; HAV27センスプライマー:TTGATACCAAAGCCCGTCTC:配列番号106; HAV28センスプライマー:GAACATCACAGCCACCCAGACCGG:配列番号107; HAV29センスプライマー:GCAAAGCTCCCTGTACCTTACGG:配列番号108; HAV30センスプライマー:TTTCTGCACAGCACAGCCCC:配列番号109; HAV31センスプライマー:AGCAAAAACTTCGGAGGCGG:配列番号110; HAV32センスプライマー:AAGGAGAGGACTTCACCACG:配列番号111)からなる群から選ばれる1種類のセンスプライマーと、アンチセンスプライマー(HTCA3アンチセンスプライマー:GTTGCTCTTGAAGTCCATAGACC:配列番号112)とを用いた。
このベクターに組み込まれたバンド部分(PCR産物)の塩基配列を決定したところ、HAV2, 9及び32のPCR産物はTCRα鎖遺伝子由来のDNA断片であるが、その他のPCR産物は非特異的反応による増幅産物であることが判明した。HAV2, 9及び32のDNA断片が含まれる遺伝子は、NCBIにより使用される新規名称TRAV12-2, 16及び25にそれぞれ相当する遺伝子であった。これら3種類のTCRα遺伝子レパトワについて、全タンパク質コード領域の遺伝子取得を目的として、上記のcDNA断片を鋳型に各レパトワ特異的な16種類のセンスプライマー(TRAV1-2センスプライマー:CAGCAGATGTGGGGAGTTTTCCTTCTT:配列番号113; TRAV4センスプライマー:TAGAATATGAGGCAAGTGGCGAGAGTG:配列番号114; TRAV8-2センスプライマー:TCAGCCATGCTCCTGCTGCTCGTCCCA:配列番号115; TRAV8-3センスプライマー:TCAGCCATGCTCCTGGAGCTTATCCCA:配列番号116; TRAV8-4センスプライマー:TCAGCCATGCTCCTGCTGCTCGTCCCA:配列番号117; TRAV12-1センスプライマー:AAAAGAATGATGATATCCTTGAGAGTT:配列番号118; TRAV12-2センスプライマー:AGAAGAATGATGAAATCCTTGAGAGTT:配列番号119; TRAV16センスプライマー:TCAGACATGAAGCCCACCCTCATCTCA:配列番号120; TRAV17センスプライマー:AGAAGAATGGAAACTCTCCTGGGAGTG:配列番号121; TRAV21センスプライマー:GAAGGAATGGAGACCCTCTTGGGCCTG:配列番号122; TRAV22センスプライマー:AGCATCATGAAGAGGATATTGGGAGCT:配列番号123; TRAV24センスプライマー:GGAAACATGGAGAAGAATCCTTTGGCA:配列番号124; TRAV25センスプライマー:AGGGAGATGCTACTCATCACATCAATG:配列番号125; TRAV13-1センスプライマー:ACAAGGATGACATCCATTCGAGCTGTA:配列番号126; TRAV35センスプライマー:ATAAGGATGCTCCTTGAACATTTATTA:配列番号127; TRAV38-2センスプライマー:GTGAGCATGGCATGCCCTGGCTTCCTG:配列番号128)からなる群から選ばれる1種類のセンスプライマーと、終止コドンを含む定常領域アンチセンスプライマー(TRACアンチセンスプライマー:TCAGCTGGACCACAGCCGCAGCGTCAT:配列番号129)とを用いて遺伝子増幅を行った。増幅したPCR産物(各遺伝子のタンパク質コード領域のDNA断片)をアガロースゲル電気泳動した結果を図44(B)に示す。いずれのPCR産物についても、想定された位置にバンドが検出された。
上記の腫瘍関連ペプチドに特異的なTCRβ鎖遺伝子とα鎖遺伝子とを同時にmutant Jurkat細胞(ATCC TIB−153)へ導入した場合に、TCRβ鎖タンパク質及びα鎖タンパク質が発現し、細胞障害活性を誘導し得るか否かにつき検討した。
すなわち、実施例5で得られたM8症例MART1−A2ペプチド特異的CTL細胞由来のTCRβ鎖遺伝子と、実施例11で得られたM8症例MART1−A2ペプチド特異的CTL細胞由来のTCRα鎖遺伝子とを、エレクトロポレーション法(Amaxa社のNucleofector装置を使用)にて同時にmutant Jurkat細胞(ATCC TIB−153)に導入し、それらTCRα鎖やβ鎖の発現の解析を行った。なお、Mutant Jurkat細胞は、Jurkat細胞のE6-1クローンの変異型で、TCRのβ鎖を欠失しており、さらに、膜上にTCRα鎖及びβ鎖からなるheterodimer並びにCD3タンパク質を発現しないことが知られているため、TCRβ鎖遺伝子の導入実験によく使用される。
各発現ベクターの導入から48時間後に、フローサイトメトリー(FACSCalibur:ベクトン・ディッキンソン社製)を用いて、pmax-TCRVβ3.0・pmax-TCRα/mutant Jurkat細胞中のTCRVβ3.0 (TRBV28)遺伝子、及び、CD3タンパク質の発現効率を測定した。その結果を、図93に示す。図93から分かるように、TCRVβ3.0 (TRBV28)の発現は、TCRα鎖遺伝子を同時導入した場合の方が高く、TRAV12やTRAV16遺伝子を同時導入した場合はそれぞれ11.5%、10.3%と発現の増加を認めた(TCRVβ3.0単独では、1.7%)。また同様の実験におけるCD3タンパク質の発現も、TRAV12やTRAV16遺伝子を同時導入した場合は、19.8%、21.8%と発現の増加を認めた(TCRVβ3.0単独では、8.7%)(図94)。
これらの結果から、上記のTCRβ鎖とTCRα鎖の組み合わせによって、CD3の発現が向上し、細胞障害活性が誘導されることが示された。
Claims (19)
- 配列番号11、17、19、21、23、15若しくは13で表される塩基配列、又は、配列番号12、18、20、22、24、16若しくは14で表されるアミノ酸配列をコードする塩基配列からなるT細胞レセプターβ鎖遺伝子。
- 請求項1に記載のT細胞レセプターβ鎖遺伝子が組み込まれた、T細胞レセプターβ鎖タンパク質を発現しうる組換えベクター。
- 請求項2に記載のT細胞レセプターβ鎖タンパク質を発現しうる組換えベクターが導入された形質転換体。
- 配列番号54、56、63、65、67、69、71、74、76、58、61、44、32、34、36、38、40、若しくは42で表される塩基配列、又は、配列番号55、57、64、66、68、70、72、75、77、59、62、45、33、35、37、39、41、若しくは43で表されるアミノ酸配列をコードする塩基配列からなるT細胞レセプターα鎖遺伝子。
- 請求項4に記載のT細胞レセプターα鎖遺伝子が組み込まれた、T細胞レセプターα鎖タンパク質を発現しうる組換えベクター。
- 請求項5に記載のT細胞レセプターα鎖タンパク質を発現しうる組換えベクターが導入された形質転換体。
- 請求項1に記載のT細胞レセプターβ鎖遺伝子及び請求項4に記載のT細胞レセプターα鎖遺伝子が組み込まれた、T細胞レセプターβ鎖タンパク質及びT細胞レセプターα鎖タンパク質を発現しうる組換えベクター。
- 請求項7に記載のT細胞レセプターβ鎖タンパク質及びT細胞レセプターα鎖タンパク質を発現しうる組換えベクターが導入された形質転換体。
- 組換えベクターが導入されたリンパ球である請求項3、6又は8に記載の形質転換体。
- 配列番号12、18、20、22、24、16、若しくは14で表されるアミノ酸配列からなるT細胞レセプターβ鎖タンパク質。
- 配列番号12、18、20、22、24、16、若しくは14で表されるアミノ酸配列からなるT細胞レセプターβ鎖タンパク質に特異的に結合する抗体。
- 配列番号55、57、64、66、68、70、72、75、77、59、62、45、33、35、37、39、41、若しくは43で表されるアミノ酸配列からなるT細胞レセプターα鎖タンパク質。
- 配列番号55、57、64、66、68、70、72、75、77、59、62、45、33、35、37、39、41、若しくは43で表されるアミノ酸配列からなるT細胞レセプターα鎖タンパク質に特異的に結合する抗体。
- 配列番号11、15若しくは13で表される塩基配列、又は、配列番号12、16若しくは14で表されるアミノ酸配列をコードする塩基配列からなるT細胞レセプターβ鎖遺伝子が組み込まれたT細胞レセプターβ鎖タンパク質を発現しうる組換えベクターがインビトロで導入されたリンパ球を有効成分とするMAGE1,3陽性の固形がん又はメラノーマ治療用組成物。
- 配列番号17、19、21若しくは23で表される塩基配列、又は、配列番号18、20、22若しくは24で表されるアミノ酸配列をコードする塩基配列からなるT細胞レセプターβ鎖遺伝子が組み込まれたT細胞レセプターβ鎖タンパク質を発現しうる組換えベクターがインビトロで導入されたリンパ球を有効成分とするサイトメガロウイルス(CMV)感染症治療用組成物。
- 配列番号54、56、44、32、34、36、38、40、若しくは42で表される塩基配列、又は、配列番号55、57、45、33、35、37、39、41、若しくは43で表されるアミノ酸配列をコードする塩基配列からなるT細胞レセプターα鎖遺伝子が組み込まれたT細胞レセプターα鎖タンパク質を発現しうる組換えベクターがインビトロで導入されたリンパ球を有効成分とするMAGE1,3陽性の固形がん又はメラノーマ治療用組成物。
- 配列番号63、65、67、69、71、74、76、58、若しくは61で表される塩基配列、又は、配列番号64、66、68、70、72、75、77、59、若しくは62で表されるアミノ酸配列をコードする塩基配列からなるT細胞レセプターα鎖遺伝子が組み込まれたT細胞レセプターα鎖タンパク質を発現しうる組換えベクターがインビトロで導入されたリンパ球を有効成分とするサイトメガロウイルス(CMV)感染症治療用組成物。
- 配列番号11、15若しくは13で表される塩基配列、又は、配列番号12、16若しくは14で表されるアミノ酸配列をコードする塩基配列からなるT細胞レセプターβ鎖遺伝子と、配列番号54、56、44、32、34、36、38、40、若しくは42で表される塩基配列、又は、配列番号55、57、45、33、35、37、39、41、若しくは43で表されるアミノ酸配列をコードする塩基配列からなるT細胞レセプターα鎖遺伝子とが組み込まれたT細胞レセプターβ鎖タンパク質及びT細胞レセプターα鎖タンパク質を発現しうる組換えベクターがインビトロで導入されたリンパ球を有効成分とするMAGE1,3陽性の固形がん又はメラノーマ治療用組成物。
- 配列番号17、19、21若しくは23で表される塩基配列、又は、配列番号18、20、22若しくは24で表されるアミノ酸配列をコードする塩基配列からなるT細胞レセプターβ鎖遺伝子と、配列番号63、65、67、69、71、74、76、58、若しくは61で表される塩基配列、又は、配列番号64、66、68、70、72、75、77、59、若しくは62で表されるアミノ酸配列をコードする塩基配列からなるT細胞レセプターα鎖遺伝子とが組み込まれたT細胞レセプターβ鎖タンパク質及びT細胞レセプターα鎖タンパク質を発現しうる組換えベクターがインビトロで導入されたリンパ球を有効成分とするサイトメガロウイルス(CMV)感染症治療用組成物。
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