JP2013175417A - リチウムイオン二次電池及びその充電制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】一つの参照極を用いて、電極の面内で起こり得るリチウムの析出を確実に検出できるリチウムイオン二次電池を提供する。
【解決手段】正極板と負極板をセパレータを介して積層した電極体と、前記電極体を収納し、内部に電解液が充填されるケースと、前記正極板及び負極板にそれぞれ接続される正極端子及び負極端子と、を具備し、前記セパレータ内に、前記正極板及び負極板と絶縁された状態で前記電解液に接触可能に配置され、当該配置された部位の電位を測定可能な参照極を備え、前記参照極が配置される部位と面する前記正極板及び負極板に設定される測定領域は、リチウム析出が生じる場合に他の領域よりも優先的にリチウムが析出する領域として設定される。
【選択図】図3
【解決手段】正極板と負極板をセパレータを介して積層した電極体と、前記電極体を収納し、内部に電解液が充填されるケースと、前記正極板及び負極板にそれぞれ接続される正極端子及び負極端子と、を具備し、前記セパレータ内に、前記正極板及び負極板と絶縁された状態で前記電解液に接触可能に配置され、当該配置された部位の電位を測定可能な参照極を備え、前記参照極が配置される部位と面する前記正極板及び負極板に設定される測定領域は、リチウム析出が生じる場合に他の領域よりも優先的にリチウムが析出する領域として設定される。
【選択図】図3
Description
本発明は、リチウムイオン二次電池及びその充電制御方法に関する。
特許文献1には、正極及び負極のそれぞれの近傍に参照極を配置し、四極セルとして構成することによって、正負極それぞれの抵抗、及び電解液の抵抗を分離して測定する技術が開示されている。
特許文献1に記載の技術では、リチウムイオン二次電池の内部においてリチウムが析出する箇所が不特定であることに起因して、参照極が配置される箇所でリチウムの析出が最初に起きるとは限らない。つまり、参照極の測定結果による電位制御が不十分となる可能性を否定できない。また、この問題に対処するために参照極を多く配置することは、構造的にもコスト的にも不利である。
本発明は、一つの参照極を用いて、電極の面内で起こり得るリチウムの析出を確実に検出できるリチウムイオン二次電池を提供する。また、リチウムイオン二次電池の充電工程において参照極で検出される電位に基づいて制御することによって、電極全面でリチウムを析出させないようにし、急速充電の安定性と耐久性を両立する技術を提供する。
本発明は、一つの参照極を用いて、電極の面内で起こり得るリチウムの析出を確実に検出できるリチウムイオン二次電池を提供する。また、リチウムイオン二次電池の充電工程において参照極で検出される電位に基づいて制御することによって、電極全面でリチウムを析出させないようにし、急速充電の安定性と耐久性を両立する技術を提供する。
本発明のリチウムイオン二次電池は、正極板と負極板をセパレータを介して積層した電極体と、前記電極体を収納し、内部に電解液が充填されるケースと、前記正極板及び負極板にそれぞれ接続される正極端子及び負極端子と、を具備し、前記セパレータ内に、前記正極板及び負極板と絶縁された状態で前記電解液に接触可能に配置され、当該配置された部位の電位を測定可能な参照極を備え、前記参照極が配置される部位と面する前記正極板及び負極板に設定される測定領域は、リチウム析出が生じる場合に他の領域よりも優先的にリチウムが析出する領域として設定される。
リチウムイオン二次電池の一実施形態において、前記測定領域に含まれる負極板に塗布される負極合剤は、単位面積当たりの充放電容量が他の塗布部位に対して70%から95%となるように調製されることが好ましい。
リチウムイオン二次電池の一実施形態において、前記測定領域に含まれる正極板に塗布される正極合剤は、単位面積当たりの充放電容量が他の塗布部位よりも大きくなるように調製されることが好ましい。
リチウムイオン二次電池の他の実施形態において、前記測定領域に含まれるセパレータにおける内部インピーダンスが他の領域に比べて低く加工されることが好ましい。
本発明のリチウムイオン二次電池において、前記測定領域に含まれるセパレータを部分的に二重に配置し、その間に前記参照極を配置することが好ましい。
本発明のリチウムイオン二次電池の充電制御方法は、正極板と負極板をセパレータを介して積層した電極体と、前記電極体を収納し、内部に電解液が充填されるケースと、前記正極板及び負極板にそれぞれ接続される正極端子及び負極端子と、前記セパレータ内に、前記正極板及び負極板と絶縁された状態で前記電解液に接触可能に配置され、当該配置された部位の電位を測定可能な参照極とを具備するリチウムイオン二次電池を充電する際の制御方法であって、前記正極端子と負極端子に電流を印加する際に、その電流値を前記参照極によって測定される前記測定領域の電位に応じて決定するものである。
本発明によれば、一つの参照極を用いて、電極の面内で起こり得るリチウムの析出を確実に検出できる。また、参照極で検出される電位に基づいて制御することによって、急速充電時のリチウム析出を確実に防止することができ、急速充電の安定性と耐久性を両立できる。
図1から図3を参照して、電池1の構成について説明する。
図1に示すように、電池1は、電極体2をケース3内に収納し、電極体2に電解液4を含浸させることによって繰り返し充放電可能な二次電池として構成される。電池1は、例えばリチウムイオン二次電池として構成される。
ケース3の一面からは、正極端子5及び負極端子6がそれぞれ突出して設けられる。正極端子5及び負極端子6は、それぞれ絶縁部材7を介してケース3に固定される。
図1に示すように、電池1は、電極体2をケース3内に収納し、電極体2に電解液4を含浸させることによって繰り返し充放電可能な二次電池として構成される。電池1は、例えばリチウムイオン二次電池として構成される。
ケース3の一面からは、正極端子5及び負極端子6がそれぞれ突出して設けられる。正極端子5及び負極端子6は、それぞれ絶縁部材7を介してケース3に固定される。
図1及び図2に示すように、電極体2は、アルミ製の正極板11と銅製の負極板12とを、ポリエチレン製のセパレータ13を介して互いに絶縁した状態で積層し、扁平状に巻回した巻回体である。電極体2の正極板11と負極板12は、電池1の集電板として機能する。
正極板11の表面には、正極活物質を含む正極合剤21が塗布されることにより、正極板11が正極電極として機能する。正極合剤21には、ニッケル酸リチウム等の正極活物質、アセチレンブラック等の導電材、及び、ポリテトラフルオロエチレン、カルボキシメチルセルロース等の結着剤が含まれる。
負極板12の表面には、負極活物質を含む負極合剤22が塗布されることにより、負極板12が負極電極として機能する。負極合剤22には、グラファイト粉末等の負極活物質、及び、結着剤等が含まれる。
負極板12の表面には、負極活物質を含む負極合剤22が塗布されることにより、負極板12が負極電極として機能する。負極合剤22には、グラファイト粉末等の負極活物質、及び、結着剤等が含まれる。
正極板11のうち、正極合剤21が塗布されていない部位において、正極集電端子31を介して正極端子5と接続される。負極板12のうち、負極合剤22が塗布されていない部位において、負極集電端子32を介して負極端子6と接続される。
図1から図3に示すように、セパレータ13内に参照極40が設けられ、参照極40が配置される近傍の領域が測定領域50として設定される。
参照極40は、正極板11及び負極板12と電気的に絶縁した状態、かつ、電解液4と接触可能な状態で、セパレータ13内に配置されている。参照極40は、絶縁体で被覆されたワイヤ等の導線を介して、ケース3の外側面に設けられるコネクタ41に接続される。参照極40は、測定領域50における電位を測定する。
測定領域50は、参照極40を中央部分に含む領域であり、電極体2の積層面と平行な方形又は円形等適宜の形状の境界線に囲まれた領域である。より詳しくは、測定領域50は、参照極40が配置されるセパレータ13の部位の表裏面に面する正極板11及び負極板12の一部に設定される所定形状の平面空間である。測定領域50に配置される参照極40によって、測定領域50の電位を検出し、コネクタ41を介して電池1の外部にその検出結果が出力される。
測定領域50は、参照極40を中央部分に含む領域であり、電極体2の積層面と平行な方形又は円形等適宜の形状の境界線に囲まれた領域である。より詳しくは、測定領域50は、参照極40が配置されるセパレータ13の部位の表裏面に面する正極板11及び負極板12の一部に設定される所定形状の平面空間である。測定領域50に配置される参照極40によって、測定領域50の電位を検出し、コネクタ41を介して電池1の外部にその検出結果が出力される。
図3に示すように、測定領域50に含まれる負極板12の表面に塗布される負極合剤22aは、他の領域表面に塗布される負極合剤22と異なっている。具体的には、負極合剤22aが塗布される領域において、単位面積当たりの充放電容量が、負極合剤22が塗布される他の領域に比べて低くなるように負極合剤22aが調製されている。
測定領域50の負極合剤22aの単面積当たりの充放電容量は他の領域の負極合剤22の70%から95%の範囲に設定されることが好ましい。70%より小さくすると、電流制限が厳しくなり電池1の性能に影響を与え、95%よりも大きくすると、他の領域との差異が顕著に現れなくなることから上記の範囲が好ましい。
測定領域50の負極合剤22aの単面積当たりの充放電容量は他の領域の負極合剤22の70%から95%の範囲に設定されることが好ましい。70%より小さくすると、電流制限が厳しくなり電池1の性能に影響を与え、95%よりも大きくすると、他の領域との差異が顕著に現れなくなることから上記の範囲が好ましい。
以上のように、負極板12の測定領域50における負極合剤22aの単位面積当たりの充放電容量を他の領域よりも低く設定することによって、電池1を充電する際、過充電状態となった時にリチウムの受け入れ容量が低くなり、負極合剤22aが塗布される領域で優先的にリチウムが析出する。つまり、過充電になった場合にこの領域が他の領域に比べて低い電位を示すこととなる。従って、測定領域50の電位を参照極40によってモニタリングすることで負極板12の面内で起こり得るリチウムの析出を確実に検出することができる。そして、測定領域50内でリチウムが析出しない電位に充電電流を制御することによって電池1の電極全面でリチウムを析出させることがなくなる。
図4から図6を参照して、電池1の充電制御について説明する。
図4に示すように、電池1を充電する際、正極端子5及び負極端子6に適宜の電源装置を含む充放電装置60を接続し、電池1に所定の電流を印加する。このときの電源装置から供給される電流値(A)を測定する電流計61と、正極端子5と負極端子6との間の電位差(V0)を測定する電圧計62とがそれぞれ充放電装置60に接続されている。
また、充放電装置60の作動は、制御装置70によって制御される。具体的には、制御装置70によって充放電装置60から電池1に印加する電流値が制御される。制御装置70には、電流計61と電圧計62とが接続されており、電流計61によって検出される電流値Aと電圧計62によって検出される電位差V0が入力される。
図4に示すように、電池1を充電する際、正極端子5及び負極端子6に適宜の電源装置を含む充放電装置60を接続し、電池1に所定の電流を印加する。このときの電源装置から供給される電流値(A)を測定する電流計61と、正極端子5と負極端子6との間の電位差(V0)を測定する電圧計62とがそれぞれ充放電装置60に接続されている。
また、充放電装置60の作動は、制御装置70によって制御される。具体的には、制御装置70によって充放電装置60から電池1に印加する電流値が制御される。制御装置70には、電流計61と電圧計62とが接続されており、電流計61によって検出される電流値Aと電圧計62によって検出される電位差V0が入力される。
また、電池1を充電する際、コネクタ41は電圧計45に接続される。電圧計45は、充放電装置60に接続される。電圧計45により、電池1の端子電位と測定領域50の電位との電位差(V1)が測定される。電圧計45は、制御装置70と接続されており、電位差V1を検出結果として制御装置70に出力する。
図5に示すように、充放電サイクルを経た電池は、劣化により負極電位が次第に低くなる。このときの負極の電位には分布が存在するが、その電位分布は電池形状、電流の大きさ、環境温度、電池内温度分布等の種々の要因によって決まるため、分布の大きさ、形状は一定ではない。つまり、負極の電位は、その大きさに範囲を持ったまま低くなっていく。
一方、本実施形態において、参照極40によって測定される測定領域50での負極板12の電位は、負極板12の中で最も低くなっており、測定領域50内でリチウムが優先的に発生するように構成されている。このことより、図6に示すように、参照極40を用いて測定される電位差V1に基づいて、測定領域50の電位がリチウム析出が発生する電位よりも高くなるように、充放電装置60からの電流値Aを制御することによって、初期の安定的な急速充電が可能であるとともに、充放電サイクルを経た電池1に対しても、電極全面でリチウム析出を確実に防止し耐久性を向上できる。
一方、本実施形態において、参照極40によって測定される測定領域50での負極板12の電位は、負極板12の中で最も低くなっており、測定領域50内でリチウムが優先的に発生するように構成されている。このことより、図6に示すように、参照極40を用いて測定される電位差V1に基づいて、測定領域50の電位がリチウム析出が発生する電位よりも高くなるように、充放電装置60からの電流値Aを制御することによって、初期の安定的な急速充電が可能であるとともに、充放電サイクルを経た電池1に対しても、電極全面でリチウム析出を確実に防止し耐久性を向上できる。
図7に示すように、測定領域50において、セパレータ13を二重にし、それらの間に参照極40を配置することも可能である。
このように、二重のセパレータ13内に参照極40を配置することによって、参照極40を所定の条件下で電池1内に配置する際の簡易性を向上できる。また、測定領域50内でリチウムが析出した場合に、負極板12と正極板11とが二重のセパレータ13で隔てられていることにより、短絡の可能性を少なくすることができる。
このように、二重のセパレータ13内に参照極40を配置することによって、参照極40を所定の条件下で電池1内に配置する際の簡易性を向上できる。また、測定領域50内でリチウムが析出した場合に、負極板12と正極板11とが二重のセパレータ13で隔てられていることにより、短絡の可能性を少なくすることができる。
図8に示すように、負極合剤22aを調製することに換えて、測定領域50内で正極板11に塗布される正極合剤21aを調製しても良い。この場合、正極合剤21aの正極活物質量を多くし、リチウム放出量を他の領域よりも高くする。
このように、正極板11の一部にリチウム放出量の多い正極合剤21aを塗布する場合は、正極板11全体に正極合剤21を塗布した後、正極活物質を追加することで正極合剤21aを簡単に得ることができ、連続成形を行う製造工程で有利である。
このように、正極板11の一部にリチウム放出量の多い正極合剤21aを塗布する場合は、正極板11全体に正極合剤21を塗布した後、正極活物質を追加することで正極合剤21aを簡単に得ることができ、連続成形を行う製造工程で有利である。
また、充放電容量の低い負極合剤22aを調製する方法としては、負極合剤22を塗布した負極板12の測定領域50に相当する部位のプレス圧を部分的に高くすることにより、密度を高くする方法がある。合剤密度が高い部位では反応抵抗が高くなるため、電流を上げていくと電位が下がりリチウムが析出しやすい状況を作ることができる。電極板のプレス工程の一部を変更する、若しくは対象部位のプレス回数を増やす等によって簡単に実現可能であり、製造工程で有利である。
測定領域50で金属リチウムを優先的に析出させるための別の実施形態では、測定領域50内で、セパレータ13を部分的に薄くする、若しくは気孔率を増やすことによって、内部インピーダンスを減らすことも可能である。
これにより、周囲よりも電流が多く流れる状況を作ることができ、リチウムが優先的に析出することとなる。この場合、セパレータ13を部分的に加工しておけば、電極板(正極板11及び負極板12)に対する加工が不要となるため、製造工程での優位性が高い。
これにより、周囲よりも電流が多く流れる状況を作ることができ、リチウムが優先的に析出することとなる。この場合、セパレータ13を部分的に加工しておけば、電極板(正極板11及び負極板12)に対する加工が不要となるため、製造工程での優位性が高い。
図9に示すように、巻回体として形成される電極体2のR部に相当する部位に、測定領域50を設定することが好ましい。特に、曲率の小さいR部では、電流集中が起り易いため、リチウムの優先的な析出が確実なものとなる。
1:電池(リチウムイオン二次電池)、2:電極体、3:ケース、4:電解液、5:正極端子、6:負極端子、11:正極板、12:負極板、13:セパレータ、31:正極集電端子、32:負極集電端子、40:参照極、50:測定領域
Claims (6)
- 正極板と負極板をセパレータを介して積層した電極体と、前記電極体を収納し、内部に電解液が充填されるケースと、前記正極板及び負極板にそれぞれ接続される正極端子及び負極端子と、を具備するリチウムイオン二次電池であって、
前記セパレータ内に、前記正極板及び負極板と絶縁された状態で前記電解液に接触可能に配置され、当該配置された部位の電位を測定可能な参照極を備え、
前記参照極が配置される部位と面する前記正極板及び負極板に設定される測定領域は、リチウム析出が生じる場合に他の領域よりも優先的にリチウムが析出する領域として設定されることを特徴とするリチウムイオン二次電池。 - 前記測定領域に含まれる負極板に塗布される負極合剤は、単位面積当たりの充放電容量が他の塗布部位に対して70%から95%となるように調製される請求項1に記載のリチウムイオン二次電池。
- 前記測定領域に含まれる正極板に塗布される正極合剤は、単位面積当たりの充放電容量が他の塗布部位よりも大きくなるように調製される請求項1に記載のリチウムイオン二次電池。
- 前記測定領域に含まれるセパレータにおける内部インピーダンスが他の領域に比べて低く加工される請求項1に記載のリチウムイオン二次電池。
- 前記測定領域に含まれるセパレータを部分的に二重に配置し、その間に前記参照極を配置する請求項1から4の何れか一項に記載のリチウムイオン二次電池。
- 正極板と負極板をセパレータを介して積層した電極体と、前記電極体を収納し、内部に電解液が充填されるケースと、前記正極板及び負極板にそれぞれ接続される正極端子及び負極端子と、前記セパレータ内に、前記正極板及び負極板と絶縁された状態で前記電解液に接触可能に配置され、当該配置された部位の電位を測定可能な参照極とを具備するリチウムイオン二次電池を充電する際の制御方法であって、
前記正極端子と負極端子に電流を印加する際に、その電流値を前記参照極によって測定される前記測定領域の電位に応じて決定することを特徴とするリチウムイオン二次電池の充電制御方法。
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Cited By (5)
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