JP2013174981A - 画像形成システム - Google Patents

画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP2013174981A
JP2013174981A JP2012038087A JP2012038087A JP2013174981A JP 2013174981 A JP2013174981 A JP 2013174981A JP 2012038087 A JP2012038087 A JP 2012038087A JP 2012038087 A JP2012038087 A JP 2012038087A JP 2013174981 A JP2013174981 A JP 2013174981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print job
printer
host
unit
priority
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012038087A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Watanabe
啓介 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Data Corp filed Critical Oki Data Corp
Priority to JP2012038087A priority Critical patent/JP2013174981A/ja
Publication of JP2013174981A publication Critical patent/JP2013174981A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】
ユーザの意思に委ねられることがなく、印刷物が直ちに必要なユーザが無為に待たされることを防ぐことが可能な画像形成システムを提供する。
【解決手段】
印刷ジョブを作成する画像処理装置と作成された前記印刷ジョブに基づき印刷を行う画像形成装置とを有する画像形成システムであって、印刷ジョブを画像形成装置に送信する印刷ジョブ送信部と、画像処理装置への操作入力を受付ける操作部と、操作部が操作されているか否かを判断する判断部と、印刷ジョブ送信部により送信された印刷ジョブを受信する印刷ジョブ受信部と、印刷ジョブ受信部を介して受信した印刷ジョブを残留ジョブとして複数記憶する記憶部と、記憶部に記憶された残留ジョブの処理順序を決定する決定部とを供え、決定部は、前記判断部による判断結果に基づき前記残留ジョブの処理順序を決定することを特徴とする画像形成システム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷ジョブを作成する画像処理装置と作成された印刷ジョブに基づき印刷を行う画像形成装置とを有する画像形成システムに関するものである。
従来、画像処理装置において作成された印刷ジョブに基づき印刷を行う画像形成装置を備えた画像形成システムにおいて、ある画像形成装置が、それぞれのユーザが操作する複数の画像処理装置と接続されている場合がある。
このような画像形成システムでは、複数の画像処理装置において作成された複数の印刷ジョブが略同時に画像形成装置に送信されることがある。そして、それぞれの画像処理装置のユーザにとって、送信した印刷ジョブに基づく印刷物が直ちに必要である場合と、そうではない場合とがある。例えば、印刷物が直ちに必要なユーザの印刷ジョブに関する処理に対して、そうではないユーザの印刷ジョブに関する処理が先行した場合、印刷物が直ちに必要なユーザが印刷ジョブを送信後、画像形成装置に赴いたものの、印刷物が直ちに必要ではないユーザが送信した印刷ジョブが先行して処理されたばかりに、その場で無為に待たされるケースがありえた。
このような状況下において、例えば、印刷ジョブに処理順序の優先度を付与し、印刷物が直ちに必要なユーザは、優先度の高い設定で印刷ジョブを作成し、そうではないユーザは優先度の低い設定で印刷ジョブを作成することで、印刷物が直ちに必要なユーザが無為に待たされることを防ぐアイデアがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−186347号公報
しかしながら、上述したようなアイデアでは、印刷ジョブに対する優先度の設定はユーザの意思に委ねられるため、必ずしも実情に合った優先度設定がなされるとは限らない。例えば、直ちに印刷物を必要としないユーザが、印刷ジョブに対する優先度の設定を気にせずに印刷ジョブを送信してしまうと、やはり、他の印刷物を直ちに必要とするユーザが無為に待たされる場合がありえた。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、ユーザの意思に委ねられることがなく、印刷物が直ちに必要なユーザが無為に待たされることを防ぐことが可能な画像形成システムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成システムは、印刷ジョブを作成する画像処理装置と作成された前記印刷ジョブに基づき印刷を行う画像形成装置とを有する画像形成システムであって、前記印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する印刷ジョブ送信部と、前記画像処理装置への操作入力を受付ける操作部と、前記操作部が操作されているか否かを判断する判断部と、前記印刷ジョブ送信部により送信された前記印刷ジョブを受信する印刷ジョブ受信部と、前記印刷ジョブ受信部を介して受信した前記印刷ジョブを残留ジョブとして複数記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記残留ジョブの処理順序を決定する決定部とを供え、前記決定部は、前記判断部による判断結果に基づき前記残留ジョブの処理順序を決定することを特徴とするとしている。
本発明によれば、ユーザの意思に委ねられることがなく、印刷物が直ちに必要なユーザが無為に待たされることを防ぐことが可能な画像形成システムを提供することができる。
ホストPC100、ホストPC110、ホストPC120、及びプリンタ200がネットワーク900を介して接続された様子を表す接続図である。 ホストPC100、ホストPC110、ホストPC120、及びプリンタ200の内部構成を説明するブロック図である。 ユーザ0がホストPC100のユーザインタフェース103を操作した際の制御部102の動作を説明するフローチャートである。 ホストPC100がプリンタ200から送信された優先度確認通知を受信した際の制御部102の動作を説明するフローチャートである。 プリンタ200が印刷ジョブを受信した際の動作を説明するフローチャートである。 印刷ジョブ管理部202が定期的に実行する動作を説明するフローチャートである。 プリンタ200がホストPCから送信された優先度応答通知を受信した際の印刷ジョブ管理部202の動作を説明するフローチャートである。 印刷部203が、ある印刷ジョブの印刷を完了した際の印刷ジョブ管理部202の動作を説明するフローチャートである。 第1の実施形態に係る全体動作について説明するタイムチャートである。 印刷ジョブを説明する図である。 優先度確認通知、及び優先度応答通知を説明する図である。 プリンタ200内の残留ジョブテーブルを説明する図である。 第1の実施形態に係る効果を示す比較対象を説明するタイムチャートである。 ホストPC100’、ホストPC110’、ホストPC120’、及びプリンタ200’がネットワーク900を介して接続された様子を表す接続図である。 ホストPC100’、ホストPC110’、ホストPC120’、及びプリンタ200’の内部構成を説明するブロック図である。 ホストPC100’がプリンタ200’から送信された優先度確認通知を受信した際の制御部102’の動作を説明するフローチャートである。 プリンタ200’が印刷ジョブの受信を開始した際の動作を説明するフローチャートである。 プリンタ200’が印刷ジョブを受信完了した際の動作を説明するフローチャートである。 印刷部203が、ある印刷ジョブの印刷を完了した際の印刷ジョブ管理部202’の動作を説明するフローチャートである。 第2の実施形態に係る全体動作について説明するタイムチャートである。 優先度応答通知を説明する図である。 プリンタ200’内の残留ジョブテーブルを説明する図である。 第2の実施形態に係る効果を示す比較対象を説明するタイムチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
[第1の実施形態]
本実施形態の説明においては、画像処理装置としての複数のホストPC(Personal Computer)と画像形成装置としてのプリンタとがネットワークを介して接続された画像形成システムについて説明する。
図1は、ホストPC100、ホストPC110、ホストPC120、及びプリンタ200がネットワーク900を介して接続された様子を表す接続図である。
ホストPC100、ホストPC110、ホストPC120、及びプリンタ200には、ネットワーク900上での識別子たる、192.168.1.2、192.168.1.3、192.168.1.4、及び192.168.1.1のIPアドレスがそれぞれ割り振られている。
また、本実施形態においては、ホストPC100、ホストPC110、及びホストPC120の所有者は、それぞれユーザ0、ユーザ1、及びユーザ2であり、プリンタ200はユーザ0、ユーザ1、及びユーザ2の三者が共有して使用しているものとして説明する。
図2は、ホストPC100、ホストPC110、ホストPC120、及びプリンタ200の内部構成を説明するブロック図である。なお、ホストPC100、ホストPC110、及びホストPC120の構成は全て同一とすることができるため、以下の説明においては、ホストPC100を一例にして説明する。
ホストPC100は、印刷ジョブ送信部としての通信部101と、判断部としての制御部102と、操作部としてのユーザインタフェース103とを備える。
通信部101は、ネットワークコントローラ、及びこれを制御する駆動プログラムを含み、LAN(Local Area Network)ケーブル等で構成されたネットワーク900とホストPC100との間における、優先度確認通知の受信、優先度応答通知の送信、及び印刷データを含む印刷ジョブの送信を仲介する。なお、優先度確認通知、及び優先度応答通知については後述する。
制御部102は、ホストPC100を統括的に制御する制御プログラムとして構成することができ、ユーザインタフェース103動作の監視、印刷ジョブの作成、又は優先度確認通知に対する応答等を行う。
ユーザインタフェース103は、マウス、キーボード等の入出力デバイスであり、ユーザによるホストPC100の操作入力を受付ける。
プリンタ200は、印刷ジョブ受信部としての通信部201と、決定部としての印刷ジョブ管理部202と、印刷部203と、記憶部としての印刷ジョブ記憶部204とを備える。
通信部201は、ネットワークコントローラ、及びこれを制御する駆動プログラムを含み、ネットワーク900とプリンタ200との間における、優先度確認通知の送信、優先度応答通知の受信、及び印刷データを含む印刷ジョブの受信を仲介する。また、通信部201は、印刷ジョブの受信が完了した際に、印刷ジョブを受信した旨を受信完了通知として印刷ジョブ管理部202に通知する。
印刷ジョブ管理部202は、ホストPC100、ホストPC110、及びホストPC120から受信する印刷ジョブを管理するプログラムであり、優先度確認通知の送信や、印刷部203に対して印刷起動を行う。
印刷部203は、印刷ジョブに基づき媒体への印刷を行う、例えば、電子写真方式の印刷エンジン、及びこれを制御する駆動プログラム等を備える。
印刷ジョブ記憶部204は、ホストPC100、ホストPC110、及びホストPC120から受信した印刷ジョブを一時的に残留ジョブとして残留ジョブテーブルに記憶するためのメモリであり、例えば、書き換え可能なフラッシュメモリや、HDD(Hard Disk Drive)といった記憶装置を用いることができる。
次に、ホストPC100の制御部102の動作について説明する。図3は、ユーザ0がホストPC100のユーザインタフェース103を操作した際の制御部102の動作を説明するフローチャートである。
ユーザインタフェース103を介してユーザ0による操作入力を受付けると、制御部102は、図示せぬタイマから時刻を取得する(ステップS112)。そして、制御部102は、内部パラメータである“UI_TIME”に取得した時刻を入力時刻として保持させる。
図4は、ホストPC100がプリンタ200から送信された優先度確認通知を受信した際の制御部102の動作を説明するフローチャートである。なお、優先度確認通知とは、プリンタ200が印刷ジョブを受信したタイミングで、且つ、これまでに受信した印刷ジョブ数に応じて、プリンタ200に対して印刷ジョブを送信したホストPCの動作状況(ユーザインタフェース103を介した操作入力状況)を問い合わせる通知を意味し、該優先度確認通知は印刷ジョブ管理部204により送信される。そして、優先度確認通知に対するホストPCの応答を本実施形態では、優先度応答通知と称することとする。
図4のステップS113において、制御部102は、優先度確認通知の受信時の現在時刻を取得し、これを内部パラメータである“UI_TIME”に保持された入力時刻と比較する。
現在時刻が、“UI_TIME”に対して規定の時間(本実施形態においては15秒)以上である場合(ステップS114 Yes)、制御部102は、プリンタ200に対して優先度応答を送信する(ステップS115)。一方、現在時刻が、“UI_TIME”に対して規定の時間未満である場合(ステップS114 No)、制御部102は優先度応答を送信せず、処理を終了する。
以上、図3、及び図4に示したように、制御部102は優先度確認通知を受信すると、受信時の現在時刻が、ユーザインタフェース103を介して受付けたユーザによる最後の操作入力の入力時刻から、規定の時間である15秒以上経過している場合に、優先度応答通知をプリンタ200に対して送信する。
次に、プリンタ200の印刷ジョブ管理部202の動作について説明する。図5は、プリンタ200が印刷ジョブを受信した際の動作を説明するフローチャートである。
印刷ジョブ管理部202は、通信部201から印刷ジョブを受信した旨の受信完了通知を受けると、印刷部203の稼動状況を示す内部パラメータ“PRINTING_STATE”の値を確認する(ステップS101)。
ここで、“PRINTING_STATE”の値が“0”である場合、印刷ジョブ管理部202は、印刷部203が印刷動作中ではないと判断する(ステップS102 Yes)。そして、印刷ジョブ管理部202は、受信した印刷ジョブを実行するよう印刷部203に指示を与えるとともに、印刷中フラグをON、すなわち、“PRINTING_STATE”の値を“1”とし(ステップS103)、処理を終了する。
一方、“PRINTING_STATE”の値が“0”でない場合、印刷ジョブ管理部202は、印刷部203が印刷動作中であると判断する(ステップS102 No)。そして、印刷ジョブ管理部202は、残留ジョブの数を表す内部パラメータ“JOB_COUNT”の値を1インクリメントし、残留ジョブテーブルに受信した印刷ジョブを、“PRIORITY”の値を“0”として登録する(ステップS104)。ここで、印刷ジョブ管理部202の処理を終了する。
図6は、印刷ジョブ管理部202が定期的(本実施形態においては、1秒おき)に実行する動作を説明するフローチャートである。
印刷ジョブ管理部202は、図示せぬタイマにより、所定の時間である1秒おきに発生する割り込みを受けると、残留ジョブの数を表す内部パラメータ“JOB_COUNT”の値を読み取る(ステップS105)。
ここで、“JOB_COUNT”の値が“2”以上である場合、印刷ジョブ管理部202は、複数のジョブが存在すると判断する(ステップS106 Yes)。そして、印刷ジョブ管理部202は、残留ジョブテーブルからホストPCのIPアドレスを抽出し、各ホストPCへ優先度確認通知を送信するとともに(ステップS107)、処理を終了する。
一方、“JOB_COUNT”の値が“2”未満である場合、印刷ジョブ管理部202は、複数のジョブが存在しないと判断する(ステップS106 No)ここで、印刷ジョブ管理部202は処理を終了する。
図7は、プリンタ200がホストPCから送信された優先度応答通知を受信した際の印刷ジョブ管理部202の動作を説明するフローチャートである。
印刷ジョブ管理部202は、通信部201を介して優先度応答通知を受信すると、該優先度応答通知内からホストPCのIPアドレスを抽出する。そして、印刷ジョブ管理部202は、残留ジョブテーブル内において、抽出したIPアドレスと一致する印刷ジョブに対して、優先度を表す内部パラメータである“PRIORITY”の値を1インクリメントする(ステップS108)。ここで、印刷ジョブ管理部202は処理を終了する。
図8は、印刷部203が、ある印刷ジョブの印刷を完了した際の印刷ジョブ管理部202の動作を説明するフローチャートである。
印刷ジョブ管理部202は、印刷部203から印刷ジョブの印刷が完了した旨の通知を受けると、“JOB_COUNT”の値を読み取る(ステップS109)。
ここで、“JOB_COUNT”の値が“1”以上である場合、印刷ジョブ管理部202は、残留印刷ジョブが存在すると判断する(ステップS110 Yes)。そして、印刷ジョブ管理部202は、残留ジョブテーブルの中から最も“PRIORITY”の値が大きい印刷ジョブを指定し、該印刷ジョブに基づく印刷を実行するよう印刷部203に指示を与える。そして、印刷ジョブ管理部202は、“JOB_COUNT”の値を1デクリメントする(ステップS111)。
一方、“JOB_COUNT”の値が“0”である場合、印刷ジョブ管理部202は、残留ジョブが存在しないと判断する。そして、印刷ジョブ管理部202は、印刷中フラグをOFF、すなわち、“PRINTING_STATE”の値を“0”とし(ステップS112)、処理を終了する。
以上、図5乃至図8で示したように、印刷ジョブ管理部202は、印刷中に受付けた印刷ジョブを残留ジョブとして管理する。そして、残留ジョブが複数溜まると、印刷ジョブ管理部202は、定期的に優先度確認を行い、優先度応答通知を送信したホストPCに対応する印刷ジョブの優先度を高く設定する。そして、印刷ジョブ管理部202は、前の印刷ジョブに係る印刷が終了した際、最も優先度の高い印刷ジョブに係る印刷を実行するよう印刷部203に指示を与える。
次に、図9のタイムチャートを用い、本実施形態に係る全体動作について説明する。なお、図9のタイムチャートの説明にあたり、本実施形態においては、図10に示す印刷ジョブ、図11に示す優先度確認通知、及び優先度応答通知、図12に示すプリンタ200内の残留ジョブテーブルを参照しながら説明する。
図10は、本実施形態において、ホストPC100、ホストPC110、及びホストPC120において作成され、プリンタ200に送信される印刷ジョブ0、印刷ジョブ1、印刷ジョブ2の一例を示すものである。例えば、印刷ジョブ0は、ホストPC100において作成され、印刷ジョブであることを表す“PRINT_JOB”、ホストPC100のIPアドレス210である“$SORCE=192.168.1.2”、印刷設定値である“$PAGE_SIZE・・・”等の各種データを含む。同様に、印刷ジョブ1は、ホストPC110のIPアドレス211である“$SORCE=192.168.1.3”、印刷ジョブ2は、ホストPC120のIPアドレス212である“$SORCE=192.168.1.3”を含む。
図11は、本実施形態において、プリンタ200がホストPC110、ホストPC120に宛てて送信する優先度確認通知0、ホストPC110が送信する優先度応答通知0の一例を示すものである。例えば、優先度確認通知0は、本通知が優先度確認通知であることを表す“PRIORITY_REQUEST"、プリンタ200のIPアドレス213である“$SORCE=192.168.1.1”等の各種データを含む。また、優先度応答通知0は、本通知が優先度応答通知であることを表す“PRINT_JOB"、ホストPC110のIPアドレス214である“$SORCE=192.168.1.3”等の各種データを含む。
図12は、本実施形態において、各時刻での、プリンタ200内の残留ジョブテーブルの内容を示したものである。ここで、残留ジョブテーブル0は、時刻9時59分30秒での残留ジョブテーブルである。以下、同様に、残留ジョブテーブル1は、時刻10時00分15秒での残留ジョブテーブル、残留ジョブテーブル2は、時刻10時00分20秒での残留ジョブテーブル、残留ジョブテーブル3は、時刻10時00分25秒での残留ジョブテーブル、残留ジョブテーブル4は、時刻10時00分44秒での残留ジョブテーブル、残留ジョブテーブル5は、時刻10時00分45秒での残留ジョブテーブル、残留ジョブテーブル6は、時刻10時01分15秒での残留ジョブテーブル、残留ジョブテーブル7は、時刻10時01分45秒での残留ジョブテーブルの一例である。
そして、本実施形態の説明においては、2014年*月**日の午前10時頃、ユーザ0、ユーザ1、及びユーザ2の三者は、それぞれホストPC100、ホストPC110、及びホストPC120を操作し、資料を作成している。ユーザ0、ユーザ1は、それぞれ業務上の資料(資料0、資料1)を作成中であり、資料完成後は直ちに印刷し、印刷物を確認する必要がある。一方、ユーザ2は、やはり業務上の資料(資料2)を作成中ではあるが、他にも作成する資料(資料3)があるため、資料2の印刷後、引き続き資料3を作成しようとしている。なお、資料1、資料2、及び資料3は、全て、送信に15秒、印刷に30秒の時間を要する資料であったものとする。
時刻9時59分30秒、三者とも資料作成の作業中であった。プリンタ200内の残留ジョブテーブルは、図12の残留ジョブテーブル0のようになっている。
時刻10時00分00秒、ユーザ0は、資料0を完成させ、ホストPC100を操作してプリンタ200の印刷起動を行う。図10に示す印刷ジョブ0がプリンタ200へ送信され、ユーザ0は、ホストPC100を離れ、プリンタ200のもとへ向かう。
時刻10時00分05秒、ユーザ2は、資料2を完成させ、ホストPC120を操作してプリンタ200の印刷起動を行う。図10に示す印刷ジョブ2がプリンタ200へ送信されるが、ユーザ2は、継続してホストPC120を操作し、資料3の作成を開始する。
時刻10時00分10秒、ユーザ1は、資料1を完成させ、ホストPC110を操作してプリンタ200の印刷起動を行う。図10に示す印刷ジョブ1がプリンタ200へ送信され、ユーザ1は、ホストPC110を離れ、プリンタ200のもとへ向かう。
時刻10時00分15秒、すなわち、ユーザ0によるプリンタ200の印刷起動から15秒後、プリンタ200は印刷ジョブ0を受信する。このとき、プリンタ200は印刷動作を行っていないため、即座に印刷ジョブ0に対する印刷物0の印刷(印刷0)を開始する。そして、プリンタ200内の残留ジョブテーブルは、図12の残留ジョブテーブル1に更新される。
時刻10時00分20秒、すなわち、ユーザ2によるプリンタ200の印刷起動から15秒後、プリンタ200は印刷ジョブ2を受信する。このとき、プリンタ200は印刷動作を行っているため、印刷ジョブ2はプリンタ200内の残留ジョブに登録される。そして、プリンタ200内の残留ジョブテーブルは、図12の残留ジョブテーブル2に更新される。
時刻10時00分25秒、すなわち、ユーザ1によるプリンタ200の印刷起動から15秒後、プリンタ200は印刷ジョブ1を受信する。このとき、プリンタ200は印刷動作を行っているため、印刷ジョブ1はプリンタ200内の残留ジョブに登録される。そして、プリンタ200内の残留ジョブテーブルは、図12の残留ジョブテーブル3に更新される。
時刻10時00分26秒、プリンタ200内の残留ジョブの数は2(印刷ジョブ1、及び印刷ジョブ2)とっている。残留ジョブの数が2以上であるため、プリンタ200は優先度確認を行う。プリンタ200の印刷ジョブ管理部202は、印刷ジョブ1、及び印刷ジョブ2の送信元であるホストPC110、及びホストPC120に対して図11に示す優先度確認通知0を送信する。
このとき、ユーザ1は、プリンタ200から印刷物を回収するためホストPC110から離れている。すなわち、ホストPC110は、この時点から過去16秒間、ユーザインタフェース103の操作が行われていなかったため、受信した優先度確認通知に対して図11に示す優先度応答通知0を送信する。一方、ユーザ2は、資料3を作成中であり、ユーザインタフェース103の操作は継続して行われている。したがって、ホストPC120は、受信した優先度確認通知0に対する応答は行わない。
ホストPC110から優先度応答通知0を受信すると、プリンタ200の印刷ジョブ管理部202は、印刷ジョブ1の優先度を上げる。この結果、印刷ジョブ1の“PRIORITY”の値は“1”となり、印刷ジョブ2の“PRIORITY”の値は“0”のままである。
時刻10時00分27秒から時刻10時00分44秒の各1秒おきに同様の処理がなされ、その結果、印刷ジョブ1の“PRIORITY”の値は“19”となり、印刷ジョブ2の“PRIORITY”の値は“0”のままである。プリンタ200内の残留ジョブテーブルは、図12の残留ジョブテーブル4に更新される。
時刻10時00分45秒、すなわち、印刷ジョブ0の受信から30秒後、プリンタ200は印刷0を完了する。ユーザ0は45秒の待ち時間を経て印刷物0を得る。
プリンタ200は、さらに残留ジョブが2つあるため、継続して印刷を行う。プリンタ200は、残留ジョブの中でも、より優先度の高い印刷ジョブ1を選択し、印刷ジョブ1に対する印刷物1の印刷(印刷1)を開始する。プリンタ200内の残留ジョブテーブルは、図12の残留ジョブテーブル5に更新される。
時刻10時01分15秒、すなわち、印刷0の終了から30秒後、プリンタ200は印刷1を完了する。ユーザ1は65秒の待ち時間を経て印刷物1を得る。
プリンタ200は、さらに残留ジョブとして印刷ジョブ2があるため、印刷ジョブ2に対する印刷物2の印刷(印刷2)を開始する。プリンタ200内の残留ジョブテーブルは、図12の残留ジョブテーブル6に更新される。
時刻10時01分45秒、印刷1の終了から30秒後、プリンタ200は印刷2を完了する。しかしながら、ユーザ2は依然、資料3の作成を行っている。プリンタ200内の残留ジョブテーブルは図12の残留ジョブテーブル7に更新される。
以上の動作により、ユーザ0は45秒、ユーザ1は65秒、計110秒の待ち時間でそれぞれ印刷物を得ることができた。
一方、本実施形態に係る効果を示す比較対象として、印刷ジョブを受信した順に印刷動作を実行するプリンタ210においては、詳細な説明は省略するが、図13に示すように、ユーザ0は45秒、ユーザ1は85秒、計130秒の待ち時間があった。よって、本実施形態においては、従来の印刷ジョブを受信した順に印刷動作を実行するプリンタよりも20秒の待ち時間を削減することができた。
以上のように、第1の実施形態によれば、印刷ジョブ送信後もユーザインタフェースが稼働しているホストPCのユーザについては、送信した印刷ジョブに対する印刷物を直ちに必要としないと判断されるため、該ユーザの印刷ジョブに関する処理は先行されず、印刷物を直ちに必要とするユーザが無為に待たされることを防ぐことができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態においては、印刷ジョブの受信後に印刷ジョブの優先度を比較する構成について説明したが、第2の実施形態においては、印刷ジョブの受信完了前から印刷ジョブの優先度を比較する構成について説明する。なお、第2の実施形態の説明において、第1の実施形態と同一な構成、動作についてはその説明を省略する。
図14は、ホストPC100’、ホストPC110’、ホストPC120’、及びプリンタ200’がネットワーク900を介して接続された様子を表す接続図である。
ホストPC100’、ホストPC110’、ホストPC120’、及びプリンタ200’には、ネットワーク900上での識別子たる、192.168.1.2、192.168.1.3、192.168.1.4、及び192.168.1.1のIPアドレスがそれぞれ割り振られている。
また、本実施形態においては、ホストPC100’、ホストPC110’、及びホストPC120’の所有者は、それぞれユーザ0、ユーザ1、及びユーザ2であり、プリンタ200’はユーザ0、ユーザ1、及びユーザ2の三者が共有して使用しているものとして説明する。
図15は、ホストPC100’、ホストPC110’、ホストPC120’、及びプリンタ200’の内部構成を説明するブロック図である。なお、ホストPC100’、ホストPC110’、及びホストPC120’の構成は全て同一とすることができるため、以下の説明においては、ホストPC100’を一例にして説明する。
ホストPC100は、印刷ジョブ送信部としての通信部101と、判断部としての制御部102’と、操作部としてのユーザインタフェース103とを備える。
制御部102’は、ホストPC100’を統括的に制御する制御プログラムとして構成することができ、ユーザインタフェース103動作の監視、印刷ジョブの作成、又は優先度確認通知に対する応答等を行う。
プリンタ200’は、印刷ジョブ受信部としての通信部201’と、決定部としての印刷ジョブ管理部202’と、印刷部203と、記憶部としての印刷ジョブ記憶部204とを備える。
通信部201’は、ネットワークコントローラ、及びこれを制御する駆動プログラムを含み、ネットワーク900とプリンタ200’との間における、優先度確認通知の送信、優先度応答通知の受信、及び印刷データを含む印刷ジョブの受信を仲介する。また、通信部201は、印刷ジョブの受信が開始された際に、印刷ジョブの受信を開始した旨を受信開始通知として、印刷ジョブの受信が完了した際に、印刷ジョブを受信した旨を受信完了通知として印刷ジョブ管理部202’に通知する。
印刷ジョブ管理部202’は、ホストPC100’、ホストPC110’、及びホストPC120’から受信する印刷ジョブを管理するプログラムであり、優先度確認通知の送信や、印刷部203に対して印刷起動を行う。
次に、ホストPC100’の制御部102’の動作について説明する。ユーザ0がホストPC100’のユーザインタフェース103を操作した際の制御部102’の動作は、第1の実施形態の図3で説明した動作と同一である。
図16は、ホストPC100’がプリンタ200’から送信された優先度確認通知を受信した際の制御部102’の動作を説明するフローチャートである。
図16のステップS113において、制御部102’は、優先度確認通知の受信時の現在時刻を取得し、これを内部パラメータである“UI_TIME”に保持された入力時刻と比較する。
現在時刻が、“UI_TIME”に対して規定の時間(本実施形態においては5秒)以上である場合(ステップS114’ Yes)、制御部102’は、プリンタ200’に対して優先度応答を送信する(ステップS115)。一方、現在時刻が、“UI_TIME”に対して規定の時間未満である場合(ステップS114’ No)、制御部102’は優先度応答を送信せず、処理を終了する。
以上、図3、及び図16に示したように、制御部102’は優先度確認通知を受信すると、受信時の現在時刻が、ユーザインタフェース103を介して受付けたユーザによる最後の操作入力の入力時刻から、規定の時間である5秒以上経過している場合に、優先度応答通知をプリンタ200’に対して送信する。
次に、プリンタ200’の印刷ジョブ管理部202’の動作について説明する。図17は、プリンタ200’が印刷ジョブの受信を開始した際の動作を説明するフローチャートである。
印刷ジョブ管理部202’は、印刷ジョブの受信を開始すると、残留ジョブの数を表す内部パラメータ“JOB_COUNT”の値を1インクリメントし、残留ジョブテーブルに受信した印刷ジョブの“RECIEVED”の値を“0”、“PRIORITY”の値を“0”とし、登録する(ステップS104’)。ここで、印刷ジョブ管理部202’の処理は終了する。
図18は、プリンタ200’が印刷ジョブを受信完了した際の動作を説明するフローチャートである。
印刷ジョブ管理部202’は、受信完了した印刷ジョブに対する内部パラメータ“RECIEVED”の値を“1”とし、“PRIORITY”の値を確認する(ステップS120)。
ここで、“PRIORITY”の値が1位であり(ステップS121 Yes)、通信部201から印刷ジョブの受信が完了した旨の受信完了通知を受けると、印刷ジョブ管理部202’は、印刷部203の稼動状況を示す内部パラメータ“PRINTING_STATE”の値を確認する(ステップS101)。
ここで、“PRINTING_STATE”の値が“0”である場合、印刷ジョブ管理部202’は、印刷部203が印刷動作中ではないと判断する(ステップS102 Yes)。そして、印刷ジョブ管理部202’は、受信した印刷ジョブを実行するよう印刷部203に指示を与えるとともに、印刷中フラグをON、すなわち、“PRINTING_STATE”の値を“1”とし(ステップS103)、処理を終了する。
一方、“PRIORITY”の値が1位でなく(ステップS121 No)、あるいは “PRINTING_STATE”の値が“1”であった場合、印刷部203が印刷動作中ではないと判断し(ステップS102 No)、印刷ジョブ管理部202’は、そのまま処理を終了する。
図19は、印刷部203が、ある印刷ジョブの印刷を完了した際の印刷ジョブ管理部202’の動作を説明するフローチャートである。
印刷ジョブ管理部202’は、印刷部203から印刷ジョブの印刷が完了した旨の通知を受けると、“JOB_COUNT”の値を読み取る(ステップS109)。
ここで、“JOB_COUNT”の値が1以上である場合、印刷ジョブ管理部202’は、残留印刷ジョブが存在すると判断する(ステップS110 Yes)。そして、印刷ジョブ管理部202’は、残留ジョブテーブルの中から最も“PRIORITY”の値が大きい印刷ジョブを指定し、その印刷ジョブの“RECIEVED”の値を確認する(ステップS122)。
ここで、“RECIEVED”の値が“1”であった場合(ステップS123 Yes)、印刷ジョブ管理部202’は、該印刷ジョブに基づく印刷を実行するよう印刷部203に指示を与える。そして、印刷ジョブ管理部202’は、“JOB_COUNT”の値を1デクリメントし(ステップS111’)、処理を終了する。
一方、“RECIEVED”の値が“0”であった場合(ステップS123 No)、あるいは、“JOB_COUNT”の値が“0”であった場合(ステップS110 No)、印刷ジョブ管理部202’は、次の印刷動作の準備ができていないとして、印刷中フラグをOFF、すなわち、“PRINTING_STATE”の値を“0”とし、処理を終了する。
なお、第2の実施形態における印刷ジョブ管理部202’が定期的に実行する動作は第1の実施形態の図6、ホストPCから送信された優先度応答通知を受信した際の印刷ジョブ管理部202’の動作は第1の実施形態の図7で説明した動作と同様である。
以上、図17乃至図19、図6、及び図7で示したように、印刷ジョブ管理部202’は、受信開始した印刷ジョブを残留ジョブとして管理する。残留ジョブが複数溜まると、印刷ジョブ管理部202’は、定期的に優先度確認を行い、優先度応答通知を送信したホストPCに対応する印刷ジョブの優先度を高く設定する。そして、印刷ジョブ管理部202’は、前の印刷ジョブに係る印刷が終了し、且つ、次に最も優先度の高い印刷ジョブの受信が完了すると、該印刷ジョブに係る印刷を実行するよう印刷部203に指示を与える。
次に、図20のタイムチャートを用い、本実施形態に係る全体動作について説明する。なお、図20のタイムチャートの説明にあたり、本実施形態においては、図21に示す優先度応答通知、図22に示すプリンタ200’内の残留ジョブテーブルを参照しながら説明する。
図21は、本実施形態において、ホストPC100’が送信する優先度応答通知1の一例を示すものである。例えば、優先度応答通知1は、本通知が優先度応答通知であることを表す“PRINT_JOB"、ホストPC100’のIPアドレス214である“$SORCE=192.168.1.2”等の各種データを含む。
図22は、本実施形態において、各時刻での、プリンタ200’内の残留ジョブテーブルの内容を示したものである。ここで、残留ジョブテーブル11は、時刻9時59分55秒での残留ジョブテーブルである。以下、同様に、残留ジョブテーブル12は、時刻10時00分00秒での残留ジョブテーブル、残留ジョブテーブル13は、時刻10時00分10秒での残留ジョブテーブル、残留ジョブテーブル14は、時刻10時00分15秒での残留ジョブテーブル、残留ジョブテーブル15は、時刻10時00分20秒での残留ジョブテーブル、残留ジョブテーブル16は、時刻10時00分35秒での残留ジョブテーブル、残留ジョブテーブル17は、時刻10時00分45秒での残留ジョブテーブルの一例である。
そして、本実施形態の説明においては、2014年*月**日の午前10時頃、ユーザ0、ユーザ1、及びユーザ2の三者は、それぞれホストPC100’、ホストPC110’、及びホストPC120’を操作し、資料を作成している。ユーザ0、ユーザ1は、それぞれ業務上の資料(資料0、資料1)を作成中であり、資料完成後は直ちに印刷し、印刷物を確認する必要がある。一方、ユーザ2は、やはり業務上の資料(資料2)を作成中ではあるが、他にも作成する資料(資料3)があるため、資料2の印刷後、引き続き資料3を作成しようとしている。なお、資料1、資料2、及び資料3は、全て、送信に15秒、印刷に30秒の時間を要する資料であったものとする。
時刻9時59分30秒、三者とも資料作成の作業中であった。プリンタ200’内の残留ジョブテーブルは、図12の残留ジョブテーブル0のようになっている。
時刻9時59分55秒、ユーザ2は、資料2を完成させ、ホストPC120’を操作してプリンタ200’の印刷起動を行う。図10に示す印刷ジョブ2がプリンタ200’へ送信されるが、ユーザ2は、継続してホストPC120’を操作し、資料3の作成を開始する。そして、プリンタ200’内の残留ジョブテーブルは、図22の残留ジョブテーブル11に更新される。残留
時刻10時00分00秒、ユーザ0は、資料0を完成させ、ホストPC100’を操作してプリンタ200’の印刷起動を行う。図10に示す印刷ジョブ0がプリンタ200’へ送信され、ユーザ0は、ホストPC100’を離れ、プリンタ200’のもとへ向かう。そして、プリンタ200’内の残留ジョブテーブルは、図22の残留ジョブテーブル12に更新される。
時刻10時00分06秒、プリンタ200’内の残留ジョブの数は2(印刷ジョブ0、及び印刷ジョブ2)となっている。残留ジョブの数が2以上であるため、プリンタ200’は優先度確認を行う。プリンタ200’の印刷ジョブ管理部202’は、印刷ジョブ0、及び印刷ジョブ2の送信元であるホストPC100’、及びホストPC120’に対して図11に示す優先度確認通知0を送信する。
このとき、ユーザ0は、プリンタ200’から印刷物を回収するためホストPC100’から離れている。すなわち、ホストPC100’は、この時点から過去6秒間、ユーザインタフェース103の操作が行われていなかったため、受信した優先度確認通知に対して図21に示す優先度応答通知1を送信する。一方、ユーザ2は、資料3を作成中であり、ユーザインタフェース103の操作は継続して行われている。したがって、ホストPC120’は、受信した優先度確認通知0に対する応答は行わない。
ホストPC100’から優先度応答通知1を受信すると、プリンタ200’の印刷ジョブ管理部202’は、印刷ジョブ0の優先度を上げる。この結果、印刷ジョブ0の“PRIORITY”の値は“1”となり、印刷ジョブ2の“PRIORITY”の値は“0”のままである。
時刻10時00分10秒、すなわち、ユーザ2によるプリンタ200’の印刷起動から15秒後、プリンタ200’は印刷ジョブ2の受信を完了する。このとき、印刷ジョブ2の“PRIORITY”の値は“0”であり、印刷ジョブ0の“PRIORITY”の値“4”より低く、優先度は1位ではないので、印刷ジョブ2に対する印刷物2の印刷(印刷2)は開始されない。そして、プリンタ200’内の残留ジョブテーブルは、図22の残留ジョブテーブル13に更新される。
時刻10時00分15秒、すなわち、ユーザ0によるプリンタ200’の印刷起動から15秒後、プリンタ200’は印刷ジョブ0の受信を完了する。このとき、プリンタ200’は印刷動作を行っておらず、また、印刷ジョブ0の“PRIORITY”の値は“9”であり、優先度は1位であるため、即座に印刷ジョブ0に対する印刷物0の印刷(印刷0)を開始する。そして、プリンタ200’内の残留ジョブテーブルは、図22の残留ジョブテーブル14に更新される。
時刻10時00分20秒、ユーザ1は、資料1を完成させ、ホストPC11’0を操作してプリンタ200’の印刷起動を行う。図10に示す印刷ジョブ1がプリンタ200’へ送信され、ユーザ1は、ホストPC110’を離れ、プリンタ200’のもとへ向かう。そして、プリンタ200’内の残留ジョブテーブルは、図22の残留ジョブテーブル15に更新される。
時刻10時00分35秒、すなわち、ユーザ1によるプリンタ200’の印刷起動から15秒後、プリンタ200’は印刷ジョブ1の受信を完了する。このとき、プリンタ200’は印刷動作を行っているため、印刷ジョブ1はプリンタ200’内の残留ジョブに登録される。そして、プリンタ200’内の残留ジョブテーブルは、図22の残留ジョブテーブル16に更新される。
時刻10時00分45秒、すなわち、印刷ジョブ0の受信から30秒後、プリンタ200’は印刷0を完了する。ユーザ0は45秒の待ち時間を経て印刷物0を得る。
プリンタ200’は、さらに残留ジョブが2つあるため、継続して印刷を行う。プリンタ200’は、残留ジョブの中でも、より優先度の高い印刷ジョブ1を選択し、印刷ジョブ1に対する印刷物1の印刷(印刷1)を開始する。プリンタ200’内の残留ジョブテーブルは、図22の残留ジョブテーブル17に更新される。
時刻10時01分15秒、すなわち、印刷0の終了から30秒後、プリンタ200’は印刷1を完了する。ユーザ1は55秒の待ち時間を経て印刷物1を得る。
プリンタ200’は、さらに残留ジョブとして印刷ジョブ2があるため、印刷ジョブ2に対する印刷物2の印刷(印刷2)を開始する。プリンタ200’内の残留ジョブテーブルは、図12の残留ジョブテーブル6に更新される。
時刻10時01分45秒、印刷1の終了から30秒後、プリンタ200’は印刷2を完了する。しかしながら、ユーザ2は依然、資料3の作成を行っている。プリンタ200’内の残留ジョブテーブルは図12の残留ジョブテーブル7に更新される。
以上の動作により、ユーザ0は45秒、ユーザ1は55秒、計100秒の待ち時間でそれぞれ印刷物を得ることができた。
一方、本実施形態に係る効果を示す比較対象として、印刷ジョブを受信した順に印刷動作を実行するプリンタ210’においては、詳細な説明は省略するが、図23に示すように、ユーザ0は70秒、ユーザ1は80秒、計150秒の待ち時間があった。よって、本実施形態においては、従来の印刷ジョブを受信した順に印刷動作を実行するプリンタよりも50秒の待ち時間を削減することができた。
以上のように、第2の実施形態によれば、印刷ジョブの受信完了前から優先度比較を開始するため、先に受信した、印刷物が直ちに必要ではないユーザの印刷ジョブに関する処理に対して、後に受信した印刷物を直ちに必要とするユーザの印刷ジョブに関する処理を割り込ませることができるため、印刷物を直ちに必要とするユーザが無為に待たされることを防ぐことができる。
本実施形態の説明においては、印刷ジョブを作成する画像処理装置としてPCを一例として説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、プリンタサーバ、ワークステーション等を用いたシステムにも適用可能である。
また、本実施形態の説明においては、印刷ジョブの処理を実行する画像形成装置としてプリンタを一例として説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、MFP、ファクシミリ、複写機等を用いたシステムにも適用可能である。
100、110、120、100’、110’、120’ ホストPC
101 通信部
102、102’ 制御部
103 ユーザインタフェース
200、200’ プリンタ
201 通信部
202、202’ 印刷ジョブ管理部
203 印刷部
204 印刷データ記憶部
900 ネットワーク

Claims (4)

  1. 印刷ジョブを作成する画像処理装置と作成された前記印刷ジョブに基づき印刷を行う画像形成装置とを有する画像形成システムであって、
    前記印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する印刷ジョブ送信部と、
    前記画像処理装置への操作入力を受付ける操作部と、
    前記操作部が操作されているか否かを判断する判断部と、
    前記印刷ジョブ送信部により送信された前記印刷ジョブを受信する印刷ジョブ受信部と、
    前記印刷ジョブ受信部を介して受信した前記印刷ジョブを残留ジョブとして複数記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記残留ジョブの処理順序を決定する決定部とを供え、
    前記決定部は、前記判断部による判断結果に基づき前記残留ジョブの処理順序を決定することを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記決定部は、
    前記印刷ジョブ受信部を介して受信中の前記印刷ジョブを前記残留ジョブとして扱うことを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  3. 前記決定部は、
    前記記憶部に前記残留ジョブとして記憶された前記印刷ジョブ数に応じて、前記残留ジョブの処理順序の決定基準となる優先度確認通知を前記画像処理装置に対して通知し、
    前記判断部は、
    前記優先度確認通知を受けたタイミングで前記操作部が操作されているか否かを判断することを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  4. 前記判断部は、
    前記優先度確認通知を受けた際の現在時刻と前記操作部を介して受付けた操作入力の入力時刻とを比較し、前記現在時刻と前記入力時刻とが規定の時間差以上であるときに、前記優先度確認通知に対する応答として優先度応答通知を前記画像形成装置に対して通知することを特徴とする請求項3記載の画像形成システム。
JP2012038087A 2012-02-24 2012-02-24 画像形成システム Pending JP2013174981A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012038087A JP2013174981A (ja) 2012-02-24 2012-02-24 画像形成システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012038087A JP2013174981A (ja) 2012-02-24 2012-02-24 画像形成システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013174981A true JP2013174981A (ja) 2013-09-05

Family

ID=49267841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012038087A Pending JP2013174981A (ja) 2012-02-24 2012-02-24 画像形成システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013174981A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9547463B2 (en) 2014-06-30 2017-01-17 Oki Data Corporation Image formation system and image formation method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9547463B2 (en) 2014-06-30 2017-01-17 Oki Data Corporation Image formation system and image formation method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9083671B2 (en) Image forming apparatus, method for controlling the same, and storage medium
US8228546B2 (en) Printing system and server therefor
US8584137B2 (en) Image processing system for judging whether a partial job should be processed by an own device or another device
CN108804059B (zh) 图像形成装置及图像形成装置的控制方法
US8854670B2 (en) Printing system and print control method
US9942431B2 (en) Imaging forming apparatus, control method of image forming apparatus, and recording medium
US9026576B2 (en) Image processing device, job processing method, and program
US9386122B2 (en) Server selecting apparatus, information processing apparatus, and non-transitory computer-readable medium storing computer-executable program for server selecting apparatus
US10768870B2 (en) Image forming system and image forming method
JP6732408B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム
JP5725751B2 (ja) ジョブ処理装置、その制御方法、及び制御プログラム、並びに記録媒体
US11556294B1 (en) Methods and printing system for peer-to-peer output management
JP2016150528A (ja) 画像形成装置及びそれを含むプリントシステム
JP2013174981A (ja) 画像形成システム
US20170187894A1 (en) System and method for print job forwarding
JP2014135584A (ja) 画像形成装置
US20100023608A1 (en) Device setting alteration system, network device, and storage medium
JP2005329620A (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体および画像形成システム
JP2002342055A (ja) 印刷制御方法、印刷制御システム、プログラム及び記憶媒体
US11954390B2 (en) Printing system for peer-to-peer output management
US11954391B2 (en) Methods and printing system for peer-to-peer output management
JP2019206146A (ja) 印刷装置、情報処理装置、それらの制御方法、及びプログラム
JP2008242700A (ja) 印刷管理装置、印刷管理システムおよび印刷管理プログラム
JP6478058B2 (ja) プルプリントシステム
JP6478057B2 (ja) プルプリントシステム