JP2013174939A - タッチパネル検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】静電容量式のタッチパネルを使用した電子機器の、静電容量式のタッチパネルの動作確認を効率良く正確に実施可能なタッチパネル検査装置を提供する。
【解決手段】タッチパネル3に接触させるプローブ4と、プローブ4をタッチパネル1に対して3次元方向に移動させる移動機構6,7と、プローブ4に圧縮空気を供給する圧縮空気源26を備え、プローブ4には、圧縮空気を貯留する空気溜りと、プローブ4の先端部側から突出するシート部材44とが設けられたタッチパネルの検査装置20であり、タッチパネル3の検査時には移動機構6,7によってプローブ4をタッチパネル3の方向に移動させると共に、プローブ4に圧縮空気を供給することによってプローブ4から突出するシート部材44の突出度を調整することにより、指に近い接触力でタッチパネル3の良否を検査する。
【選択図】図5

Description

本出願はタッチパネル検査装置に関する。
近年、携帯電話、PDA(携帯用個人情報端末)、パーソナルコンピュータやゲーム機の画面にタッチパネルを備え、入力にタッチパネルを利用する電子機器がある。入力手段にタッチパネルを備えた電子機器では、投影型静電容量式のタッチパネルが主流になっている。
図1に示すように、投影型の静電容量式タッチパネル1は、基板層10の表面に表側透明電極13が配置された透明電極膜(第1層)11を積層し、裏面に裏側透明電極14が配置された透明電極膜(第2層)12を積層して形成される。第1層11と第2層12の外側に積層される保護膜の図示は省略してある。表側透明電極13の各個は、第1層11の上に千鳥格子状に配置され、長手方向に並んだ表側透明電極13同士は電気的に接続されて表側引出し線15で引き出されて外部の装置に接続されている。短手方向に並んだ表側透明電極13同士は電気的に接続されていない。
また、裏側透明電極14の各個は、第2層12の上に千鳥格子状に配置され、短手方向に並んだ表側透明電極14同士は電気的に接続されて裏側引出し線16で長手方向に引き出されて外部の装置に接続されている。長手方向に並んだ裏側透明電極14同士は電気的に接続されていない。更に、基板層10の表面に第1層11を積層し、裏面に第2層12を積層した状態では、図2に示すように、表側透明電極13の各個と裏側透明電極14の各個とは、積層方向において重なり合わないようになっている。
このようなタッチパネル1に、図3に示すように人の指2がタッチした時は、電極13に接続するライン15と電極14に接続するライン16の間の静電容量Qが変化する。図4はタッチパネル1に指2がタッチした時の、X座標とY座標上の静電容量の分布の変化を示すものであり、静電容量の分布の変化でタッチ位置検出が行える。このため、投影型の静電容量式タッチパネル1では接触面積は、タッチ位置の検出率や検出位置精度に影響する。また、接触面積や接触点の数によって、タッチパネルに指でタッチしているのか、他の人体の部分、例えば電話機では電話中に顔が触れているのか、タッチの状態の判断を行っている場合もある。このように、投影型の静電容量式タッチパネル1ではタッチ時の接触面積が、タッチ検出のための重要な要素である。そして、投影型の静電容量式タッチパネル1では組立不良による背景のノイズの影響があるため、組立後も実際にタッチパネルにタッチして動作確認を行う必要があった。
これに対して、表面型タッチパネルでは、タッチ点に発生した容量を介して流れる電流から抵抗値の比を位置に換算しており、接触面積に応じて電流値は変わるものの、面積の絶対値を扱うのは困難である。また、タッチパネルの動作確認を行う場合には、現状では円柱状や先端部がドーム状になった金属電極、導電ゴム、導電スポンジ、或いは金属ブラシがプローブやスタイラスとして使用されている。更に、タッチパネルの動作確認を行う場合に、金属リングを使用して、金属リングの円周方向の接触長さを可変としたものもある。
また、特許文献1にはマトリクス状電極の裏面側に複数の電極をそれぞれ独立に接地するスイッチを設け、スイッチを接地させて接地された電極に対向する位置でタッチされたものと検出できるタッチパネル検出装置およびタッチパネル検査方法が開示されている。
特開2010−44730号公報
しかしながら、プローブやスタイラスはタッチパネルにタッチする部分の面積を変え難いという問題点がある。また、金属リングの円周方向の接触長さを可変としたものは、位置精度が悪いという問題点がある。更に、特許文献1に記載のタッチパネルの検査装置は、タッチパネルの電極数分だけオンオフスイッチが必要であり、検査装置のコストが高いという問題点がある。
また、近年の情報端末では、タッチパネルにタッチしたことを操作者に分からせるために、タッチパネルに触覚提示機構を組み込んだものがある。このような触覚提示機構を組み込んだタッチパネルでは、振動モータよりも複雑な触覚が表現できるLRA(Linear Resonant Actuator)を代表とする触覚提示デバイスを搭載したものがある。このような触覚提示デバイスを組み込んだタッチパネルでは、タッチ動作と連動して触覚動作を同時に検査する事が望ましい。
課題の一側面のタッチパネルの検査装置に対して、開示のタッチパネル検査装置は、プローブのタッチパネルへの接触部の接触面積が可変であり、プローブのタッチパネルへの接触部の接触力を指による接触力に近づけて、タッチパネルの動作確認を効率良く正確に実施することを可能にするものである。
タッチパネル検査装置の一形態は、静電容量式のタッチパネルの検査装置であって、タッチパネルに接触させるプローブと、プローブをタッチパネルに対して縦、横、高さ方向に移動させる移動機構と、プローブに気体を供給する気体供給源とを備え、プローブには、気体供給源から供給される気体を貯留する空間部と、プローブの先端部側から空間部に連通する開口部と、開口部をシールするシート部材とが設けられており、検査時には移動機構によってプローブがタッチパネルに向かって移動すると共に、気体供給源から気体が供給されてシート部材が開口部から突出することを特徴とことを特徴としている。
比較技術の静電容量式タッチパネルの構造を示す組立斜視図である。 図2は図1のようにして組み立てられた静電容量式タッチパネルの平面図である。 静電容量式タッチパネルに指がタッチした時のライン間の静電容量変化を説明する図である。 静電容量式タッチパネルにタッチが行われた時のタッチパネル上の静電容量分布を示す図である。 開示の第1の形態のタッチパネル検査装置の構成を示す構成図である。 図5に示したタッチパネル検査装置のプローブの構成を示す断面図である。 図6に示したプローブの高導電シリコーンゴムシートが空気圧によって膨張してタッチパネル表面に接触した時の、圧力と接触力と接触面積の関係を説明する図である。 図5に示したタッチパネル検査装置のプローブの具体的な実施例の構成を示す断面図である。 図8に示したプローブの底面図である。 図5に示したタッチパネル検査装置のプローブの更に別の実施例の構成を示す底面図と側断面図である。 タッチパネルに指でタッチした時の、接触力の測定と人の指の接触面積を検出するための測定治具の構成を示す断面図である。 図5に示したタッチパネル検査装置のプローブを用いてタッチパネルにタッチした時の、接触力の測定とプローブの接触面積を検出するための測定治具の構成を示す断面図である。 図11に示したカメラによって撮影された人の指の接触面積を示す画像である。 図12に示したカメラによって撮影されたプローブの接触面積を示す画像である。 タッチパネルを人の指で押圧した時の、接触力と接触面積の関係を示す特性図である。 図11に示したプローブの内部圧力を変えながら、プローブでタッチパネルを押圧した時の、接触力と接触面積の関係を示す特性図である。 図12に示したプローブの接触力と接触面積を算出する治具を用いたプローブ特性の検出手順の一例を示すフローチャートである。 図17で求めた特性を利用してタッチパネル検査装置のプローブを制御する手順の一例を示すフローチャートである。 触覚提示アクチュエータを備え、フローティング構造を持つタッチパネルの構成を示す断面図である。 触覚提示アクチュエータを備えたタッチパネルにおける触覚検出方法を説明する図である。 開示の第2の形態のタッチパネル検査装置の構成を示す構成図である。 図21に示したレーザー変位計の構成を示す正面図である。 図22に示したレーザー変位計の構成を示す側面図である。 図21に示したレーザー変位計によって測定されたパネル面振幅の波形を示す波形図である。 図21に示したレーザー変位計によって測定されたゴム裏面振幅の波形を示す波形図である。 第2の形態のタッチパネル検査装置のプローブに使用される静電容量型変位計の構成を示す断面図である。 第2の形態のタッチパネル検査装置のプローブに使用される光ファイバ式非接触変位センサの構成を示す断面図である。 第2の形態のタッチパネル検査装置のプローブに使用されるCCDレーザー変位計の構成を示す断面図である。 図26に示した静電容量型変位計の別の実施例の、非動作時の状態を示す断面図である。 図29に示した静電容量型変位計の、動作時の状態を示す断面図である。
以下、添付図面を用いてタッチパネル検査装置の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。
図5は、第1の形態のタッチパネル検査装置20の構成を示すものである。タッチパネル検査装置20は、二次元方向(縦方向と横方向)に自在に移動可能なXYステージ6の上に載置した携帯電話機やスマートフォン等の端末3に設けられたタッチパネルを、Zステージ7によって高さ方向に移動可能なプローブ4でタッチして、タッチパネルの動作を検査する装置である。プローブ4の先端部には後に詳述する導電性の弾性シート部材44が設けられており、プローブ4をZステージ7に取り付けるフレーム39には、歪ゲージ5が設けられている。歪ゲージ5はプローブ4の先端部にある導電性の弾性シート部材44が端末3のタッチパネルを押し付ける接触力を、フレーム39の歪によって検出するものである。
歪ゲージ5はブリッジ回路21に接続されており、歪ゲージ5で検出された歪信号(アナログ信号)はブリッジ回路21からアンプ22を通り、A/D変換器23でデジタル信号に変換されて制御装置であるコンピュータ8に入力される。コンピュータ8は歪ゲージ5で検出された歪信号のデジタル変換値により、導電性の弾性シート部材44が端末3のタッチパネルを押し付ける接触力を演算する。
プローブ4内には圧縮空気が供給される空間部があり、この空間部内の圧縮空気の圧力が高まると、プローブ4の先端部にある導電性の弾性シート部材44がプローブ4の先端部から突出する。プローブ4に供給される圧縮空気は、圧縮空気源26から電空レギュレータ24を介して圧縮空気供給管42によって供給される。圧縮空気供給管42内の圧縮空気の圧力は圧力センサ27によって常時検出されており、圧力センサ27で検出された圧力値はA/D変換器28でデジタル信号に変換されてコンピュータ8に入力される。
コンピュータ8は入力された圧縮空気の圧力に基づいて適正な圧力を演算し、これをD/A変換器25を通じてアナログ信号(電圧信号)に変換して電空レギュレータ24にフィードバックする。このように、圧力センサ27で圧縮空気供給管42内の圧縮空気の圧力が検出されているので、圧縮空気供給管42内の圧縮空気の圧力が適切に変化する。電空レギュレータ24は入力された電圧値に応じて空気の圧力を変更するものであり、圧縮空気源26からの圧縮空気の圧力を調整して、圧縮空気供給管42からプローブ4に供給する。
図6は、図5に示したタッチパネル検査装置20のプローブ4の構成を示す断面図である。プローブ4は、そのプローブ本体40内に圧縮空気を貯留する空間部である空気溜り41を備えている。空気溜り41には圧縮空気供給管42が接続されており、この圧縮空気供給管42を通じて空気溜り41内に圧縮空気が充填される。プローブ4の先端部側の空気溜り41には開口部43があり、この開口部43は導電性の弾性シート部材44、例えば高導電シリコーンゴムシートでシールされている。導電性の弾性シート部材44は、プローブ4を通じて接地されている。そして、圧縮空気供給管42から圧縮空気が供給されて、空気溜り41の内部の圧力が高まると、導電性の弾性シート部材44は開口部43から外側に突出する。空気溜り41の内部の圧力が高いほど、導電性の弾性シート部材44の開口部43からの突出量が大きくなる。
図7は、図6に示したプローブ4の先端部に設けられた導電性の弾性シート部材44が空気圧によって膨張してタッチパネル表面のガラス18に接触した時の、空気溜り41の内部圧力Pと接触力Fと接触面積Aの関係を説明する図である。ガラス18の裏面には透明電極17が設けられている。接触力は主にパスカルの原理によって規定されるので、同じ内部圧力Pの場合は接触力Fに応じて接触面積Aが変化し、接触力Fを一定とした場合には内部圧力Pに応じて接触面積Aが変化する。内部圧力Pを可変とすることは電空レギュレータにより容易に実現でき、接触力Fは内部圧力Pとプローブとパネルの相対位置を変えることで容易に調整できる。そして、接触力Fは内部圧力Pに接触面積Aを乗算したものである。
タッチパネルに人の指でタッチする場合の接触力はおよそ20〜80gfであり、指の接触面積はφ7〜15mmの円形〜楕円形である。また、タッチパネルに人の指でタッチする場合は、指には弾力性があるので、接触力の大きさに対して接触面積が所定の特性で変化する。これに対して、タッチパネルに導電ゴム材を使用してタッチを行う場合は、ゴム材を指の形状に近づけたとしても、ゴムの硬度が人体に比較して硬く、大きな接触面積と小さな接触力を両立させることが困難であった。更に、任意形状に成型可能な導電ゴム材は一般に人体の抵抗率に比べて高抵抗であるため、電荷の蓄積時間に遅延が生じるが、電極の組み合わせを変えながら容量検出を行う必要のあるタッチパネルでは、1組当たりの検出時間は非常に短いため、容量検出精度が低下する可能性がある。
そこで、開示技術では、図6、図7に示したように、プローブ4の先端部に、内部の空気溜り41の開口部43をシールするように導電性の弾性シート部材44を取り付け、空気溜り41の空気圧によって膨張させてタッチパネルに接触させるようにした。導電性の弾性シート部材44は弾性を備えていると共に導電性である。導電性の弾性シート部材44はプローブ本体40を通じて接地される。導電性の弾性シート部材44は人体容量程度(50〜60pF)の導体に接続しても良い。この構造によれば、プローブ4のZステージ7による降下量と空気溜り41の内部圧力Pとを調節することにより、膨張させた導電性の弾性シート部材44によるタッチパネルへのタッチ動作を、指によるタッチ動作に近づけることができる。
図8は、図5に示したタッチパネル検査装置20のプローブ4の、具体的な実施例の構成を示す断面図である。プローブ4のプローブ本体40には、導電性の弾性シート部材44、ゴムシート取付板46、天井板47及び側壁部49がある。側壁部49は円筒状であり、側壁部49の上側に天井板47が気密状態で取り付けられている。側壁部49の下側に気密に取り付けられるゴムシート取付板46には開口部43があり、導電性の弾性シート部材44はこの開口部43を気密にシールしている。導電性の弾性シート部材44、天井板47及び側壁部49で囲まれた空間が空気溜り41であり、側壁部49には空気溜り41に圧縮空気を供給する圧縮空気供給管42が接続されている。この実施例の開口部43の形状は、図9に示す底面図から分かるように円形であるが、開口部43の形状は円形に限定されるものではない。開口部43の形状は、例えば、図10に示すように、人の指でタッチした時の接触面積の形状に近い楕円形でも良い。
図11は、タッチパネルに指でタッチした時の、圧力の測定と人の指の接触面積を検出するための測定治具37の構成を示す断面図である。測定治具37は、ガラス板18、圧力センサ19、基台31及びカメラ9を備える。基台31の上には少なくとも3個の圧力センサ19を設置し、圧力センサ19の上にタッチパネルの代わりに透明なガラス板18を置く。ガラス板18はアクリルガラスでも良い。この状態で指2でガラス板18を押圧し、ガラス板18に当接して変形した指2を基台31の下方に設置したカメラ9で撮影する。基台31は光を通すガラス板で形成するか、或いは基台31の中央部に孔を開けておけば良い。測定治具37では、圧力センサ19によってタッチパネルに指でタッチした時の圧力の測定ができ、カメラ9で人の指の接触面積を検出することができる。
図13は、図11に示したカメラ9によって撮影された指2のガラス板18への接触面積を示す画像29を示している。指2のガラス板18への接触部からは散乱光が出るので、これをカメラ9で撮影し、得られた画像29を解析することにより、指2のガラス板18に対する接触面積を検出することができる。指2のガラス板18への接触面積は、指2でガラス板18を押す力によって変化するので、指2で徐々にガラス板18を押しながら接触力を増やし、接触面積の変化を検出する。図15に示す曲線は、図11に示した測定治具37を用いて指2でガラス板18を押圧した時の、接触力Fと接触面積Aの関係を示す特性図である。
図12は、図11で説明した測定治具37を使用し、図5に示したタッチパネル検査装置20のプローブ4を用いてタッチパネルにタッチした時の、接触力の測定とプローブ4のタッチパネルへの接触面積を測定する構成を示す断面図である。プローブ4に圧縮空気供給管42から内部圧力Pの圧縮空気を供給し、導電性の弾性シート部材44をプローブ4の先端部から突出させる。そして、この状態でZステージ7によってプローブ4を降下させ、導電性の弾性シート部材44でガラス板18を押圧し、ガラス板18に当接して変形した導電性の弾性シート部材44を基台31の下方に設置したカメラ9で撮影する。
図14は、図12に示したカメラ9によって撮影された導電性の弾性シート部材44のガラス板18への接触面積を示す画像29を示している。導電性の弾性シート部材44のガラス板18への接触部からは散乱光が出るので、これをカメラ9で撮影し、得られた画像29を解析することにより、導電性の弾性シート部材44のガラス板18に対する接触面積を検出することができる。導電性の弾性シート部材44のガラス板18への接触面積は接触力によって変化するので、内部圧力Pを一定にしたままでプローブ4を降下させて接触力を増やし、接触面積の変化を検出する。
図16に示す細線は、図11に示したプローブ4の内部圧力Pを変えながら、導電性の弾性シート部材44でガラス板18を押圧した時の、接触力Fと接触面積Aの関係を示す特性図である。図16には、プローブ4の内部圧力PをP1,P2,P3及びP4にした時(P1<P2<P3<P4)の接触力Fと接触面積Aの関係(変化曲線)が示されている。プローブ4による変化曲線に、図15に示した指2による変化曲線を重ね合わせると、両者は接触力の値がF1,F2,F3及びF4で交差する。よって、プローブ4でガラス板18を押圧する場合は、接触力Fの大きさに応じて、プローブ4の内部圧力Pを変更すれば、プローブ4で指2と同様のタッチパネルに対する変化曲線(押圧特性)を実現することができる。即ち、接触力Fの大きさを検出して、プローブ4の移動量及びプローブ4の内部圧力Pを任意に変更することが可能である。
具体的には、まず複数の内部圧力P1,P2,P3及びP4の下で計測したプローブの導電性の弾性シート部材44のガラス板18に対する接触力−接触面積の変化曲線を求める。次に、人の指による接触力−接触面積の変化曲線との交点F1,F2,F3及びF4を求め、交点F1,F2,F3及びF4の間は、補間曲線に合致する組み合わせの内部圧力、接触力、接触面積を計算によって求めて記憶しておく。
図17は、図12に示したプローブ4の接触力と接触面積を算出する測定治具37を用いたプローブ特性の検出手順の一例を示すフローチャートである。ステップ701ではプローブ4の内部圧力PnをP1に設定する。次のステップ702ではプローブ4をZステージ7により距離Lだけ下降させる。そして、ステップ703で接触力Fが発生したか否かを判定する。接触力Fが発生していない場合(NO)はプローブ4がガラス板18まで達していないのでステップ702に戻り、プローブ4をZステージ7により距離Lだけ下降させる。
ステップ703で接触力Fが発生したと判定した場合(YES)は、プローブ4がガラス板18を押圧している状態であるのでステップ704に進む。ステップ704では接触力Fと接触面積Aを算出して記憶し、ステップ705に進む。ステップ705では、プローブ4の下降距離の和が最大値Lmaxに達したか否かを判定し、プローブ4の下降距離の和が最大値Lmaxに達していない場合(NO)はステップ702に戻り、ステップ702からステップ705の処理を繰り返す。
ステップ705においてプローブ4の下降距離の和が最大値Lmaxに達したと判定した場合(YES)はステップ706に進み、プローブ4を初期位置まで上昇させる。次のステップ707ではプローブ4の内部圧力Pnが最大値(この実施例では最大値P4)であるか否かを判定する。プローブ4の内部圧力Pnが最大値でない場合(NO)はステップ708に進み、内部圧力Pnを所定値だけ大きくしてステップ702に戻り、ステップ702からステップ707の手順を繰り返す。この実施例では、最初にステップ708に進んできた時には内部圧力P1がP2に変更され、以後はステップ708に進んで来る毎に、内部圧力がP2,P3,P4(最大値)に変更される。
一方、ステップ707においてプローブ4の内部圧力Pnが最大値(P4)であると判定した場合(YES)はステップ709に進む。ステップ709では、検出済の人の指の接触力−接触面積特性と、記憶されているプローブの接触力−接触面積特性を照合し、接触力に対して指の接触面積に近い接触面積を与えるプローブ4の内部圧力Pnを算出して記憶してこのルーチンを終了する。この手順により、プローブ4を人の指に近い押圧力でタッチパネルにタッチする接触力と内部圧力値がタッチパネル検査装置に記憶される。そして、以後は、記憶されたプローブ4の接触力と内部圧力値を用いて、プローブ4を人の指に近い押圧力でタッチパネルにタッチさせることができる。
図18は、図17で求めた特性を利用してタッチパネル検査装置のプローブ4を制御する手順の一例を示すフローチャートである。ステップ801ではプローブの内部圧力PnをP1に設定する。続くステップ802ではプローブ4をタッチパネルとの接触荷重が発生するまで下降させる。そして、接触荷重が発生したら、ステップ803において接触力Fを検出する。接触力Fはタッチパネル検査装置のプローブ4とZステージ7との間に設けられている歪ゲージ5によって正確に検出することができる。
次のステップ804では、図17のステップ709で記憶したプローブ4の内部圧力Pnを、検出した接触力に対応する内部圧力に変更してステップ805に進む。ステップ805では、Zステージ7によって下降したプローブ4の下降距離の和が最大値Lmaxに達したか否かを判定する。そして、最大値Lmaxに達していない場合(NO)はステップ806に進み、プローブ4を距離Lだけ下降させてステップ803に戻り、ステップ803からステップ805の手順を繰り返す。ステップ805の判定がYESの場合はこのルーチンを終了する。以上の手順により、開示のタッチパネル検査装置では、プローブ4を用いて人の指と同様の押圧力でタッチパネルを押圧させることができる。
ところで近年、タッチパネルに触覚提示アクチュエータを内蔵させ、タッチパネルに人の指が触れた時に、タッチパネルを振動させることによってタッチしたことを人に伝えるようにしたタッチパネルが実用化されている。図19は、触覚提示アクチュエータ30を備えたタッチパネル1Sの一例を示すものである。触覚提示アクチュエータ30を備えたタッチパネル1Sでは、タッチパネル1を基台31の上に設けた柔軟素材32で支持するフローティング構造を持つことが多い。これは触覚提示アクチュエータ30による振動が筐体に伝わり難く、且つ指側の触覚が強調されるからである。柔軟素材32としてはシリコーンゴム、ウレタンゴム等が使用される。
図20は、触覚提示アクチュエータ30を備えたタッチパネル1Sにおける比較例としての触覚検出方法を説明する図である。この例では基台31の上に直接タッチパネル1が設けられており、タッチパネル1の下面の一端に触覚提示アクチュエータ30が取り付けられている。また、タッチパネル1の上に加速度計33が設けられ、タッチパネル1の上方に変位計34が設けられている。
加速度計33と変位計34を用いて触覚提示アクチュエータ30が提示する振動変位、振動加速度などを同時計測する場合、指2やプローブと計測器(加速度計33と変位計34)が機械的に干渉し、タッチ部分の特性を直接計測する事が困難であった。タッチパネル1の全体を一様に振動させる触覚提示アクチュエータ30であれば、指2によるタッチ部と計測位置が一致していなくても問題はない。ところが、図19に示したフローティング構造や、部分変形する触覚提示アクチュエータ30が配置された図20に示す構造の場合には、タッチ部と計測位置は一致している事が望ましい。そこで、触覚提示デバイスを組み込んだ静電容量式のタッチパネルを使用した電子機器において、静電容量式のタッチパネルの動作確認と触覚提示動作確認を効率良く、正確に実施する検査装置が望まれる。
図21は第2の形態のタッチパネル検査装置50の構成を示す構成図であり、触覚提示アクチュエータを内蔵するタッチパネル用の検査装置である。第2の形態のタッチパネル検査装置50では、図5に示した第1の形態のタッチパネル検査装置20と同様に、タッチパネルを人の指に近い押圧力でタッチできると共に、タッチ時に発生した触覚定時アクチュエータの動作も検査することができる。タッチパネルを人の指に近い押圧力でタッチできる構成については既に説明したので、ここではタッチ時に発生した触覚定時アクチュエータの動作も検査する構成についてのみ説明する。即ち、タッチパネル検査装置20で説明した構成部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
タッチパネル検査装置50は、取付ベース51の上に設けられており、取付ベース51の上に突設された支柱52の上端部に天井板53が設けられている。天井板53にはZステージ7が取り付けられている。Zステージ7とプローブ4の間にあるフレーム39には歪ゲージ5に加えて光学式の非接触変位計としてレーザー変位計60が設けられている。取付ベース51の上に設けられるXYステージ6は、この実施例ではXステージ6XとYステージ6Yに分かれている。Xステージ6Xの下方には、Xステージ6Xを移動させる案内車輪54が設けられている。Xステージ6Xの上にはテーブル31Tが載置され、テーブル31Tに設置されたホルダ31Hに触覚提示アクチュエータを内蔵するタッチパネルを備えた端末3が保持される。また、この実施例では圧縮空気源26は、圧縮ポンプ26Pと真空ポンプ26Vを備えている。更に、レーザー変位計60は変位計コントローラ35で制御されるようになっており、レーザー変位計60で検出された変位値は変位計コントローラ35を通じてA/D変換器36に送られ、デジタル信号に変換されてコンピュータ8に取り込まれる。
図22は図21に示したレーザー変位計60の一実施例の構成を示す正面図であり、図23は、図22に示したレーザー変位計60の構成を示す側面図である。プローブ4には図8で説明した構成のものが使用されている。しかし、図8で説明したプローブ4のプローブ本体40を構成する天井板47は光を通さないので、この実施例の天井板47には窓48が設けられており、天井板47と側壁部49の間には透明板46が設けられている。
透明板46は側壁部49に対して気密状態で取り付けられている。
レーザー変位計60は、支柱52に取付板55を介して取り付けられており、内部にレーザー出力部61とレーザー検出部62を備える。レーザー出力部61からは走査されたレーザービームBがプローブ本体40にある導電性の弾性シート部材44に向けて照射される。レーザービームBは透明板46を通過して導電性の弾性シート部材44に達し、導電性の弾性シート部材44の裏面で反射してレーザー検出部62に入力される。導電性の弾性シート部材44は端末3に接触すると変位するので、この変位の状態が導電性の弾性シート部材44の裏面側から、レーザー変位計60によって直接計測される。
以上のように構成されたタッチパネル検査装置50では、触覚提示アクチュエータを動作させてタッチパネルのパネル面を図24に示すように所定振幅で振動させると、導電性の弾性シート部材44の裏面側のゴム裏面振幅が図25に示すように測定される。以上のように形成されたタッチパネル検査装置50では、導電性の弾性シート部材44の裏面側の変位分布も計測することができる。この結果、プローブ4と振動検出センサであるレーザー変位計との機械的干渉が無い状態で、導電性の弾性シート部材44の裏面側の変位、即ちプローブ接触部の裏面の変位を直接計測することができる。
第2の形態のタッチパネル検査装置50のプローブ4に組み合わせて使用できる非接触の変位計としては、前述のレーザー変位計60の他にも可能であり、その例を図26から図28に示す。図26は、静電容量型変位計63の構成を示す断面図である。静電容量型変位計63は、プローブ本体40の天井板47に直接取り付けることができる。図27は光ファイバ式非接触変位センサ64の構成を示す断面図である。光ファイバ式非接触変位センサ64もプローブ本体40の天井板47に直接取り付けることができる。図28はCCDレーザー変位計65の構成を示す断面図である。CCDレーザー変位計65は、レーザー変位計60と同様に、プローブ本体40の天井板47を透明板46に変え、透明板46の上方に設置することができる。
静電容量型変位計63と光ファイバ式非接触変位センサ64の先端部は、導電性の弾性シート部材44の裏面側に位置させる。そして、静電容量型変位計63と光ファイバ式非接触変位センサ64は、使用する条件(導電性の弾性シート部材44の接触力、接触面積)に応じてねじ等で上下位置を手動調節し、測定範囲と導電性の弾性シート部材44の相対位置を合わせる。合わせ終わったら、ナットで静電容量型変位計63と光ファイバ式非接触変位センサ64の位置を固定する。従って、プローブ4に供給する圧縮空気の圧力を下げた場合には、導電性の弾性シート部材44と静電容量型変位計63と光ファイバ式非接触変位センサ64とが接触することがあるが、使用中は圧縮空気の圧力を両者が接触しない程度の圧力にする。また、使用しない場合には、静電容量型変位計63と光ファイバ式非接触変位センサ64はプローブ本体40から取り外せば良い。CCDレーザー変位計65は透明板46の上方に設置されているのでこのような調整はしなくて良い。
図29は図26に示した静電容量型変位計63の具体的な実施例の非動作時の状態を示す断面図である。この実施例の静電容量型変位計63は、プローブ本体40の天井板47にリブ47Aを設け、このリブ47に螺着したねじ67の先端部に取り付けられている。ねじ67には貫通孔67Aがあり、静電容量型変位計63のセンサケーブル66はこの貫通孔67Aを通じて外に引き出されている。また、静電容量型変位計63と貫通孔67Aの間と、ねじ67とリブ47Aの間にはOリング69が取り付けられており、空気溜り41を気密状態に保っている。ねじ67は回転させるとリブ47Aに対して上下動するので、ねじ67の先端部に取り付けられた静電容量型変位計63と導電性の弾性シート部材44との距離を調節した後は、ナット68をリブ47A方向に回転させて、静電容量型変位計63の位置を固定できる。
図30は、図29に示した静電容量型変位計63が取り付けられたプローブ本体40の動作時の状態を示す断面図である。圧縮空気供給管42から圧縮空気が空気溜り41内に供給されると、導電性の弾性シート部材44が膨らんで端末3に接触し、端末3に内蔵された触覚提示アクチュエータが振動すると、その振動が静電容量型変位計63で検出される。
以上説明したように、開示したタッチパネル検査装置では、静電容量式のタッチパネルを使用した電子機器において、静電容量式のタッチパネルの動作確認を効率良く正確に実施することが可能であると共に、タッチパネルの振動も正確に計測できる。
以上、種々の実施の形態を図面を参照して詳細に説明した。本開示の容易な理解のために、本開示の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1) 静電容量式のタッチパネルの検査装置であって、
前記タッチパネルに接触させるプローブと、
前記プローブを前記タッチパネルに対して3次元方向に移動させる移動機構と、
前記プローブに気体を供給する気体供給源とを備え、
前記プローブには、前記気体供給源から供給される気体を貯留する空間部と、前記プローブの先端部側から前記空間部に連通する開口部と、前記開口部をシールするシート部材とが設けられており、
検査時には前記移動機構によって前記プローブが前記タッチパネル方向に移動すると共に、前記前記気体供給源から気体が供給されて前記シート部材が前記開口部から突出することを特徴とするタッチパネルの検査装置。
(付記2) 前記空間部内の気体の圧力を検出する圧力検出手段が設けられており、
前記検査時に、前記空間部内の圧力が変化するように前記気体供給源から気体が供給されることを特徴とする付記1に記載のタッチパネル検査装置。
(付記3) 前記シート部材が前記タッチパネルに接触した時の接触力の検出手段が設けられており、
前記検査時に、前記圧力検出手段が所定の接触力を検出した時には、前記移動機構が前記プローブを移動させることを特徴とする付記1又は2に記載のタッチパネル検査装置。
(付記4) 前記シート部材が前記タッチパネルに接触した時の接触力の検出手段が設けられており、
前記検査時に、前記圧力検出手段が所定の接触力を検出した時には、前記移動機構が前記プローブを移動させると共に、前記空間部内の圧力が変化するように前記気体供給源から気体が供給されることを特徴とする付記2に記載のタッチパネル検査装置。
(付記5) 前記シート部材が前記タッチパネルに接触した時の接触面積の検出手段と、前記圧力検出手段、前記接触力の検出手段及び前記接触面積の検出手段の検出値に応じて前記移動機構と前記気体供給源を制御する制御装置が設けられており、
前記制御装置は、前記検査時に、前記圧力検出手段が所定の接触力を検出した時には、前記移動機構と前記気体供給源を制御して、前記プローブ位置と前記空間部内圧力とを変えることにより、前記シート部材の前記タッチパネルに対する接触面積と接触力を任意の組み合わせに制御することを特徴とする付記4に記載のタッチパネル検査装置。
(付記6) 前記制御装置には記憶手段が設けられており、
前記記憶手段には、前記シート部材の前記タッチパネルに対する接触力−接触面積の変化曲線を、複数の前記空間部内圧力の下で計測し、別途計測した人の指の接触力−接触面積に合わせるデータが記憶されており、
前記制御装置は、前記検査時に、前記データに基いて前記シート部材の前記タッチパネルに対する接触面積と接触力を制御することを特徴とする付記5に記載のタッチパネル検査装置。
(付記7) 前記データは、前記シート部材の前記タッチパネルに対する接触力−接触面積の変化曲線を、複数の前記空間部内圧力の下で計測し、別途計測した人の指の接触力−接触面積の曲線との交点を求め、交点の補間曲線に合致する組み合わせの内部圧力、接触力、接触面積であることを特徴とする付記6に記載のタッチパネル検査装置。
(付記8) 前記接触力の検出手段が、前記移動機構と前記プローブとの間に設けられた弾性変形部材の歪を検出する歪ゲージであることを特徴とする付記4から6の何れかに記載のタッチパネル検査装置。
(付記9) 前記接触力の検出手段が、前記タッチパネルを保持する保持部材の上に設けられた圧力センサであることを特徴とする付記4から6の何れかに記載のタッチパネル検査装置。
(付記10) 前記接触面積の検出手段が、前記タッチパネルを保持する保持部材の下から前記タッチパネルのタッチ部分を撮影可能な撮像手段と、前記撮像手段が撮影した画像から接触面積を演算する演算手段であることを特徴とする付記5から7の何れかに記載のタッチパネル検査装置。
(付記11) 前記開口部が楕円形状であることを特徴とする付記1から10の何れかに記載のタッチパネル検査装置。
(付記12) 前記プローブの前記空間部内に、前記シート部材の裏面の変位を検出する変位検出手段が設けられていることを特徴とする付記1から11の何れかに記載のタッチパネル検査装置。
(付記13) 前記変位検出手段が、静電容量変位計または光ファイバ式変位計であることを特徴とする付記12に記載のタッチパネル検査装置。
(付記14) 前記変位検出手段の昇降手段が設けられており、前記変位検出手段は前記空間部内の圧力が低い時には、前記昇降手段により前記シート部材に接触しない位置まで退避させられていることを特徴とする付記12又は13に記載のタッチパネル検査装置。
(付記15) 前記プローブの前記シート部材と反対側の端面が前記空間部内を見通せる透明部材から形成されており、前記透明部材に対向する部分に光によって前記シート部材の裏面の変位を検出する光学式変位検出手段が設けられていることを特徴とする付記1から11の何れかに記載のタッチパネル検査装置。
(付記16) 前記光学式変位検出手段が、レーザー変位計、合焦式変位計及びレーザドップラ式振動計の何れかであることを特徴とする付記15に記載のタッチパネル検査装置。
1 タッチパネル
3 端末
4 プローブ
5 歪ゲージ
6 XYステージ
7 Zステージ
8 制御装置(コンピュータ)
9 カメラ
17 透明電極
18 ガラス
19 圧力センサ
20,50 タッチパネル検査装置
30 触覚提示アクチュエータ
41 空気溜り
43 開口
45 導電性の弾性シート部材

Claims (6)

  1. 静電容量式のタッチパネルの検査装置であって、
    前記タッチパネルに接触させるプローブと、
    前記プローブを前記タッチパネルに対して縦、横、高さ方向に移動させる移動機構と、
    前記プローブに気体を供給する気体供給源とを備え、
    前記プローブには、前記気体供給源から供給される気体を貯留する空間部と、前記プローブの先端部側から前記空間部に連通する開口部と、前記開口部をシールするシート部材とが設けられており、
    検査時には前記移動機構によって前記プローブが前記タッチパネルに向かって移動すると共に、前記気体供給源から気体が供給されて前記シート部材が前記開口部から突出することを特徴とするタッチパネルの検査装置。
  2. 前記空間部内の気体の圧力を検出する圧力検出手段が設けられており、
    前記検査時に、前記空間部内の圧力が変化するように前記気体供給源から気体が供給されることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル検査装置。
  3. 前記シート部材が前記タッチパネルに接触した時の接触力の検出手段が設けられており、
    前記検査時に、前記圧力検出手段が所定の接触力を検出した時には、前記移動機構が前記プローブを移動させると共に、前記空間部内の圧力が変化するように前記気体供給源から気体が供給されることを特徴とする請求項2に記載のタッチパネル検査装置。
  4. 前記シート部材が前記タッチパネルに接触した時の接触面積の検出手段と、前記圧力検出手段、前記接触力の検出手段及び前記接触面積の検出手段の検出値に応じて前記移動機構と前記気体供給源を制御する制御装置が設けられており、
    前記制御装置は、前記検査時に、前記圧力検出手段が所定の接触力を検出した時には、前記移動機構と前記気体供給源を制御して、前記プローブ位置と前記空間部内圧力とを変えることにより、前記シート部材の前記タッチパネルに対する接触面積と接触力を任意の組み合わせに制御することを特徴とする請求項3に記載のタッチパネル検査装置。
  5. 前記プローブの前記空間部内に、前記シート部材の裏面の変位を検出する変位検出手段が設けられていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のタッチパネル検査装置。
  6. 前記プローブの前記シート部材と反対側の端面が前記空間部内を見通せる透明部材から形成されており、前記透明部材に対向する部分に光によって前記シート部材の裏面の変位を検出する光学式変位検出手段が設けられていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のタッチパネル検査装置。
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